JP2015184802A - 現金管理システム及び現金取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を高め得る。
【解決手段】記番号管理システム1は、紙幣を入金する紙幣受付払出部24と、入金された紙幣の記番号を読み取り読取記番号データを取得する紙幣読取部26と、紙幣を収納する紙幣カセット28とを有する現金自動取引装置2と、紙幣カセット28を取り扱う作業員を識別する作業員IDを取得するカード受付部44と、現金自動取引装置2から紙幣カセット28のカセット記憶部30を介し読取記番号データを取得する施封機制御部36と、紙幣読取部26において記番号が読み取られた紙幣カセット28の紙幣の記番号を再度読み取り再読取記番号データを取得する紙幣読取部46と、読取記番号データと再読取記番号データとを照合し、再読取記番号データに欠番があるか否かを判定する照合部40とを有する施封機32とを設けるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は現金管理システム及び現金取扱装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別すると共に紙幣の記番号を識別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣カセットとを有するものがある。(例えば、特許文献1参照)。
そのような現金自動取引装置においては、紙幣カセット内部の紙幣が満杯になった場合、当該紙幣カセットが現金自動取引装置から取り外され、所定の現金センタへ輸送される場合がある。
特開2010−108160号公報
そのように現金自動取引装置から現金センタに紙幣カセットを輸送する間に、紙幣カセットに痕跡を残さず作業員により紙幣が抜き取られてしまった場合、抜き取った作業員を特定することが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る現金管理システム及び現金取扱装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の現金管理システムにおいては、紙幣を入金する入金部と、入金された紙幣の記番号を読み取り読取記番号を取得する記番号読取部と、紙幣を収納する紙幣カセットとを有する第1の現金取扱装置と、紙幣カセットを取り扱う作業員を識別する作業員識別情報を取得する作業員識別情報取得部と、現金取引装置から読取記番号を取得する読取記番号取得部と、記番号読取部において記番号が読み取られた紙幣カセットの紙幣の記番号を再度読み取り再読取記番号を取得する記番号再読取部と、読取記番号と再読取記番号とを照合し、再読取記番号に欠番があるか否かを判定する照合部とを有する第2の現金取扱装置とを設けるようにした。
この現金管理システムは、第1の現金取扱装置から現金センタに紙幣が輸送される間に紙幣カセットに痕跡を残さず作業員により紙幣が抜き取られた場合であっても、再読取記番号に欠番がある紙幣カセットを取り扱った作業員の作業員識別情報に基づき、当該作業員を特定することができる。
また本発明の現金取扱装置においては、紙幣を入金する入金部と、入金された紙幣の記番号を読み取り読取記番号を取得する記番号読取部と、紙幣を収納する紙幣カセットと、紙幣カセットに設けられ、読取記番号を記憶する記憶部とを設けるようにした。
この現金取扱装置は、当該現金取扱装置から現金センタに紙幣が輸送される間に紙幣カセットに痕跡を残さず作業員により紙幣が抜き取られた場合であっても、他の現金取扱装置により再度読み取られた再読取記番号に欠番がある紙幣カセットを取り扱った作業員の作業員識別情報に基づき、当該作業員を特定することができる。
さらに本発明の現金取扱装置においては、紙幣を収納する紙幣カセットを取り扱う作業員を識別する作業員識別情報を取得する作業員識別情報取得部と、記番号読取部において紙幣の記番号が読み取られ取得された読取記番号を外部の現金取扱装置から取得する読取記番号取得部と、記番号読取部において記番号が読み取られた紙幣カセットの紙幣の記番号を再度読み取り再読取記番号を取得する記番号再読取部と、読取記番号と再読取記番号とを照合し、再読取記番号に欠番があるか否かを判定する照合部とを設けるようにした。
この現金取扱装置は、他の現金取扱装置から現金センタに紙幣が輸送される間に紙幣カセットに痕跡を残さず作業員により紙幣が抜き取られた場合であっても、再読取記番号に欠番がある紙幣カセットを取り扱った作業員の作業員識別情報に基づき、当該作業員を特定することができる。
本発明によれば、現金取扱装置から現金センタに紙幣が輸送される間に紙幣カセットに痕跡を残さず作業員により紙幣が抜き取られた場合であっても、再読取記番号に欠番がある紙幣カセットを取り扱った作業員の作業員識別情報に基づき、当該作業員を特定することができる。かくして本発明は、信頼性を高め得る現金管理システム及び現金取扱装置を実現できる。
第1の実施の形態による記番号管理システムの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による現金自動取引装置の構成を示す略線図である。 施封機の構成を示す略線図である。 ホストの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による記番号管理処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態による記番号管理処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による記番号管理システムの構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による現金自動取引装置の構成を示す略線図である。 紙幣読取機の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による記番号管理処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による記番号管理処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.記番号管理システムの構成]
図1に示すように、記番号管理システム1は、現金自動取引装置2a、2b、2c……2n及び現金センタ4が、インターネットNTを介してホスト6と接続されている。
現金自動取引装置2a、2b、2c……2n(以下ではまとめて現金自動取引装置2とも呼ぶ)は、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行う。現金センタ4は、施封機32が設置されており、現金自動取引装置2から紙幣が収納された紙幣カセットを搬送される。ホスト6は、例えばPC(Personal Computer)により構成され、現金自動取引装置2と種々のデータ通信を行うことにより取引を監視する。
[1−2.現金自動取引装置の構成]
図2に示すように、現金自動取引装置2は、当該現金自動取引装置2全体を統轄制御する主制御部10や、紙幣に関する種々の処理を行う現金処理機20等が設けられている。主制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示しない)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金処理や出金処理等の種々の処理を行う。通信部12は、インターネットNTに接続されており、当該インターネットNTを介しホスト6、現金センタ4及び他の現金自動取引装置2とデータの送受信を行う。
現金自動取引装置2は、その前側に接客部14が設けられており、当該接客部14は、操作表示部16、カード受付部18及び紙幣受付払出部24を有し、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。操作表示部16は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。カード受付部18は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード受付部18の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
現金処理機20は、現金処理制御部22が各部(紙幣受付払出部24、紙幣読取部26、紙幣カセット28及びリジェクト庫29等)を統轄制御する。これらの紙幣受付払出部24、紙幣読取部26、紙幣カセット28及びリジェクト庫29は、紙幣を搬送する搬送路により接続されている。
現金処理制御部22は、図示しないCPUを中心に構成されており、記憶部(図示しない)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣受付払出部24は、入金取引時に顧客から紙幣を投入され、当該紙幣を紙幣読取部26へ向かって搬送路へ繰り出すと共に、出金取引時に紙幣を排出することにより顧客に返却する。紙幣読取部26は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を現金処理制御部22へ通知する。また紙幣読取部26は、撮像した紙幣の画像データから、紙幣毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された英数字等で構成された紙幣識別情報である記番号を読み取り識別し、識別した字である読取記番号データを識別結果として現金処理制御部22へ通知する。これに応じて現金処理制御部22は、取得した読取記番号データを紙幣カセット28へ供給する。このとき現金処理制御部22は、記番号送信部としての通信部12により、読取記番号データを取引情報と共にホスト6へ送信する。
現金処理機20の下部分には、複数の紙幣カセット28a……28n(以下ではまとめて紙幣カセット28とも呼ぶ)が前後方向に並んで配置されており、上方向に引き抜かれることによりそれぞれ現金自動取引装置2から着脱可能な着脱式となっている。紙幣カセット28a……28nそれぞれは、例えばフラッシュメモリ等により構成されたカセット記憶部30a……30n(以下ではまとめてカセット記憶部30とも呼ぶ)を内蔵している。カセット記憶部30は、現金処理制御部22から読取記番号データを取得し紙幣毎に記憶する。この紙幣カセット28は、収納された紙幣が満杯になると、現金自動取引装置2から取り外され作業員により運ばれて現金センタ4に回収される。
また紙幣カセット28aの前側にはリジェクト庫29が設けられており、入金取引及び出金取引時において識別結果が異常であった紙幣や、紙幣カセット28から抜き取られた可能性がある紙幣の記番号と同一の記番号が付された紙幣が発見された際、当該紙幣を格納する。
[1−3.施封機の構成]
図3に示すように施封機32は、箱状の施封機筐体33を中心に構成されており、現金センタ4に設置され、投入された紙幣を施封して紙幣小束にする。また施封機32は、第2の現金取扱装置制御部としての施封機制御部36が各部(操作表示部42、カード受付部44、紙幣読取部46、紙幣受付部49、紙幣カセット装填部48及び施封部50)を統轄制御する。これらの紙幣読取部46、紙幣受付部49、紙幣カセット装填部48及び施封部50は、紙幣を搬送する図示しない搬送路により接続されている。
施封機制御部36は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部37から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して金種別の紙幣を所定枚数(例えば100枚)毎に施封して紙幣小束にする。
施封機筐体33は、前面を覆う前扉(図示せず)が開閉可能に構成されている。すなわち施封機筐体33は、内部で紙幣の施封処理を行う施封動作時には、前扉等を閉塞することにより、内部に保有している紙幣等を保護する。一方施封機筐体33は、作業員が紙幣カセット28を紙幣カセット装填部48に装填する紙幣カセット装填時には、作業員の操作に応じて前扉等を開放することにより、紙幣カセット28を紙幣カセット装填部48に装填させる。
通信部38は、インターネットNTに接続されており、当該インターネットNTを介しホスト6及び現金自動取引装置2とデータの送受信を行う。
操作表示部42は、各種情報を表示するLCDと、各種操作を入力するタッチパネルとが一体化されている。カード受付部44は、作業員を識別する作業員識別情報としての作業員IDが記憶されたIDカードが挿入又は排出される部分である。カード受付部44の奥側には、各種カードに磁気記録された作業員IDの読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。施封機制御部36は、IDカードから作業員IDを取得すると、施封機筐体33の前扉等を開放することにより、紙幣カセット28を紙幣カセット装填部48に装填させ得る状態にする。
紙幣受付部49は、施封すべき紙幣を外部から受け入れ、施封部50へ搬送する。一方紙幣カセット装填部48は、現金自動取引装置2から取り外された紙幣カセット28が着脱可能になっており、紙幣カセット28が装填されたことを検出すると、その検出結果を施封機制御部36へ通知する。また紙幣カセット装填部48は、紙幣カセット28のカセット記憶部30から読取記番号データを読み出し施封機制御部36に供給すると共に、当該紙幣カセット28から紙幣読取部46に向かって紙幣を繰り出す。
紙幣読取部46は、その内部で紙幣を搬送しながら、撮像した紙幣の画像データから記番号を読み取り再識別し、識別した字である再読取記番号データを再識別結果として施封機制御部36へ通知する。これに応じて施封機制御部36の照合部40は、取得した複数の紙幣の再読取記番号データを、紙幣カセット装填部48に装填された紙幣カセット28のカセット記憶部30に記憶された複数の紙幣の読取記番号データと照合し同一であるか否かを判定する。具体的には照合部40は、複数の紙幣の記番号が示された再読取記番号データと読取記番号データとを比較し、読取記番号データに対し、再読取記番号データに欠番があるか否かを判定する。
施封部50は、紙幣受付部49又は紙幣読取部46から搬送された紙幣を例えば100枚の束毎に紙幣小束として紙帯で施封する。
[1−4.ホストの構成]
ホスト6は、図4に示すように、ホスト制御部70が各部(記憶部72、通信部74、操作部76及び表示部78)を統轄制御する。ホスト制御部70は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部72から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。通信部74は、インターネットNTを介し現金センタ4及び現金自動取引装置2とデータの送受信を行う。
ホスト制御部70は、通信部74を介し現金センタ4から、紛失された可能性のある紙幣の記番号である紛失記番号データを含む不一致情報(後述する)を受信すると、当該不一致情報を記憶部72に記憶する。またホスト制御部70は、通信部74を介し現金自動取引装置2から読取記番号データを受信すると、当該読取記番号データが、記憶部72に記憶している不一致情報に含まれる紛失記番号データと一致するか否かを判定し、一致した場合、当該紛失記番号データを盗難紙幣検出情報として、通信部74を介して現金自動取引装置2へ送信する。
操作部76は、例えばキーボード及びマウスにより構成され、操作者の操作指示を受け付ける。表示部78は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、操作画面を表示する。
[1−5.記番号管理処理]
次に、記番号管理システム1による記番号管理処理手順RT1について、図5及び図6に示すシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。
ステップSP1において現金自動取引装置2の現金処理制御部22は、入金取引時、顧客により操作表示部16を介して入金取引が選択されると、紙幣受付払出部24により紙幣を受け入れステップSP2に移り、投入された紙幣を紙幣受付払出部24から1枚ずつ紙幣読取部26に搬送し、紙幣を鑑別すると共に記番号を読み取り読取記番号データを取得する。ここで現金処理制御部22は、紙幣読取部26の鑑別結果及び識別結果に基づき入金可能と判定された紙幣については図示しない一時保留部に搬送し、顧客により入金金額が確定されると、一時保留部に収納している紙幣を紙幣カセット28へ搬送し収納する。一方で現金自動取引装置2は、入金に適さないと判定された紙幣については紙幣受付払出部24へ戻して、シャッタを開くことで利用者に返却する。
ステップSP3において現金処理制御部22は、紙幣を収納した紙幣カセット28のカセット記憶部30に取得した読取記番号データを記憶しステップSP4に移り、当該読取記番号データを通信部12によりホスト6へ送信する。
ここで、紙幣カセット28内部の紙幣が満杯になり、当該紙幣カセット28が現金自動取引装置2から取り外され、作業員により現金センタ4に運ばれる。ステップSP5において施封機32の施封機制御部36は、カード受付部44により作業員からIDカードを受け付け作業員IDを取得して記憶部37に記憶しステップSP6へ移る。
ステップSP6において施封機制御部36は、現金自動取引装置2から取り外された紙幣カセット28が紙幣カセット装填部48に装着されたことを検出してステップSP7へ移り紙幣カセット28から1枚ずつ紙幣読取部46へ紙幣を搬送し記番号を読み取り、再読取記番号データとして記憶部37に記憶し、紙幣読取部46から施封部50へ紙幣を搬送し施封部50により紙幣を施封する。ステップSP8において施封機制御部36は、紙幣カセット28のカセット記憶部30から読取記番号データを読み出して取得する。
ステップSP9において施封機制御部36は、カセット記憶部30から取得した読取記番号データと、紙幣読取部46により読み取った再読取記番号データとを照合部40により照合する。
ステップSP10において施封機制御部36は、読取記番号データと再読取記番号データとに不一致があったか否かを判定し、ここで肯定結果が得られるとステップSP11へ移り、記憶部37に記憶した作業員IDを記番号不一致時作業員IDとし、読取記番号データに対し再読取記番号データに存在した欠番の記番号データを紛失記番号データとして、当該記番号不一致時作業員IDと当該紛失記番号データとを対応付けて不一致情報として通信部38によりホスト6へ送信する。
ステップSP12においてホスト6のホスト制御部70は、通信部74を介し施封機32から不一致情報を受信したか否かを判定し、ここで肯定結果が得られるとステップSP13へ移り、当該不一致情報を記憶部72に記憶する。
ステップSP14においてホスト制御部70は、通信部74を介し現金自動取引装置2から、入金取引において取得した読取記番号データを取引情報と共に受信したか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、ステップSP15へ移る。ステップSP15においてホスト制御部70は、受信した読取記番号データが、記憶部72に記憶している不一致情報に含まれる紛失記番号データと一致するか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、ステップSP16へ移り、当該紛失記番号データを、盗難された可能性のある紙幣の記番号を示す情報である盗難紙幣検出情報として、通信部74により現金自動取引装置2へ送信する。
ステップSP17において現金自動取引装置2の現金処理制御部22は、通信部12によりホスト6から盗難紙幣検出情報を受信したか否かを判定し、ここで肯定結果が得られると、ステップSP18へ移り、所定の盗難紙幣検出時対処を行う。具体的には現金処理制御部22は、盗難紙幣検出情報に含まれる紛失記番号データが付された紙幣をリジェクト庫29に格納することにより、紙幣カセット28内の紙幣とは分別して保管する。
[1−6.動作及び効果]
以上の構成において、現金自動取引装置2は、入金取引時に取り込んだ紙幣の読取記番号データを、紙幣毎に紙幣カセット28のカセット記憶部30に記憶するようにした。また施封機32は、現金自動取引装置2から取り外された紙幣カセット28が紙幣カセット装填部48に装着されると、当該紙幣カセット28のカセット記憶部30から読取記番号データを読み出して取得すると共に紙幣読取部46へ紙幣を搬送し再読取記番号データを取得して当該読取記番号データと当該再読取記番号データとを照合し、再読取記番号データに欠番が存在した場合、不一致情報をホスト6に送信するようにした。
ホスト6は、現金自動取引装置2から入金取引時において取得した読取記番号データを取引情報と共に逐次取得することにより当該現金自動取引装置2の取引を監視し、不一致情報に含まれる紛失記番号データと一致する読取記番号データを発見した、すなわち紛失した記番号が付された紙幣が現金自動取引装置2に入金された際に、取引情報に基づき、当該現金自動取引装置2を特定すると共に、取引を行った顧客を特定するようにした。
これにより記番号管理システム1は、現金自動取引装置2から現金センタ4へ紙幣カセット28を輸送している際に当該紙幣カセット28から紙幣が抜き取られたとしても、抜き取られた紙幣に付されている記番号が付された紙幣がその後現金自動取引装置2で使用された際に、使用した顧客と、使用された現金自動取引装置2とを特定することができる。
また記番号管理システム1は、輸送中に紙幣カセット28から抜き取られた可能性がある紙幣が現金自動取引装置2に入金された場合、当該紙幣はリジェクト庫29に保管し顧客へ返却しないようにした。これにより記番号管理システム1は、盗難された可能性のある紙幣を、盗難した可能性のある作業員と共謀している可能性がある顧客へは返却せず、その後の流通を防ぎ信頼性を向上できる。
また記番号管理システム1は、施封機32に紙幣カセット28を装填させる際に作業員IDを取得し、現金自動取引装置2から現金センタ4へ紙幣カセット28を輸送している際に当該紙幣カセットから紙幣が抜き取られた可能性がある場合、当該作業員IDを記番号不一致時作業員IDとして記憶するようにした。これにより記番号管理システム1は、現金自動取引装置2から現金センタ4へ紙幣カセット28を輸送している際に当該紙幣カセットから紙幣を抜き取った可能性がある作業員を特定することができる。
また、現金自動取引装置2が入金取引に取得した読取記番号データを、インターネットNTを介し現金自動取引装置2から現金センタ4へ送信することも考えられる。しかしながらその場合、インターネットNTを介してしまうため、当該読取記番号データが流出してしまう可能性がある。
これに対し記番号管理システム1は、紙幣カセット28に内蔵されたカセット記憶部30に読取記番号データを記憶し、現金センタ4まで当該紙幣カセット28が作業員により直接輸送されることにより、読取記番号データを施封機32に取得させるようにした。これにより記番号管理システム1は、読取記番号データが外部に流出してしまうことを防ぎ、セキュリティを保つことができる。
さらに記番号管理システム1は、本来紙幣受付部49から紙幣を受け入れ施封する施封機32に、紙幣読取部46及び紙幣カセット装填部48を追加し、当該紙幣カセット装填部48に装填された紙幣を紙幣読取部46を介し施封部50へ搬送する際に、記番号を読み取るようにした。これにより記番号管理システム1は、従来から現金センタ4に設置してある施封機32に、紙幣読取部46及び紙幣カセット装填部48を追加するだけで、他の装置を追加することなく、輸送された紙幣カセット28から紙幣が抜き取られているか否かを判断することができる。
以上の構成によれば、記番号管理システム1は、紙幣を入金する紙幣受付払出部24と、入金された紙幣の記番号を読み取り読取記番号データを取得する紙幣読取部26と、紙幣を収納する紙幣カセット28とを有する現金自動取引装置2と、紙幣カセット28を取り扱う作業員を識別する作業員IDを取得するカード受付部44と、現金自動取引装置2から紙幣カセット28のカセット記憶部30を介し読取記番号データを取得する施封機制御部36と、紙幣読取部26において記番号が読み取られた紙幣カセット28の紙幣の記番号を再度読み取り再読取記番号データを取得する紙幣読取部46と、読取記番号データと再読取記番号データとを照合し、再読取記番号データに欠番があるか否かを判定する照合部40とを有する施封機32とを設けるようにした。
これにより記番号管理システム1は、現金自動取引装置2から現金センタ4に紙幣が輸送される間に紙幣カセット28に痕跡を残さず作業員により紙幣が抜き取られた場合であっても、再読取記番号に欠番がある紙幣カセット28を取り扱った作業員の作業員識別情報に基づき、当該作業員を特定することができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.記番号管理システムの構成]
図7に示すように、第2の実施の形態による記番号管理システム101は、第1の実施の形態による記番号管理システム1(図1)と比べて、現金自動取引装置102が現金自動取引装置2と、現金センタ104が現金センタ4とそれぞれ異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。現金センタ104は、紙幣読取機34が設置されており、現金自動取引装置102から紙幣が収納された紙幣カセットを搬送される。
[2−2.現金自動取引装置の構成]
図8に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置102は、第1の実施の形態による現金自動取引装置2(図2)と比べて、現金処理機120が現金処理機20と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。現金処理機120は、現金処理機20と比べて現金処理制御部122が現金処理制御部22と、紙幣カセット128が紙幣カセット28とそれぞれ異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
紙幣カセット128a……128nそれぞれは、例えばフラッシュメモリ等により構成された可搬型記憶媒体であるメモリカード82a……82n(以下ではまとめてメモリカード82とも呼ぶ)を挿脱可能に構成されたメモリカード書込部80a……80n(以下ではまとめてメモリカード書込部80とも呼ぶ)が設けられている。紙幣カセット128は、現金処理制御部122から読取記番号データを取得すると、メモリカード書込部80により紙幣毎にメモリカード82に記憶する。この紙幣カセット128は、当該紙幣カセット128内部の紙幣が満杯になると、現金自動取引装置102から取り外され作業員により運ばれて現金センタ104に回収される。
[2−3.紙幣読取機の構成]
図9に示すように紙幣読取機34は、読取機制御部52が各部(操作表示部60、メモリカード読取部58、カード受付部61、紙幣受付部62、紙幣読取部64及び紙幣取出部66)を統轄制御する。これらの紙幣受付部62、紙幣読取部64及び紙幣取出部66は、紙幣を搬送する図示しない搬送路により接続されている。
読取機制御部52は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部53から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して紙幣の記番号を読み取る。
通信部54は、インターネットNTに接続されており、当該インターネットNTを介しホスト6及び現金自動取引装置102とデータの送受信を行う。
操作表示部60は、各種情報を表示するLCDと、各種操作を入力するタッチパネルとが一体化されている。カード受付部61は、作業員IDが記憶されたIDカードが挿入又は排出される部分である。カード受付部61の奥側には、各種カードに磁気記録された作業員IDの読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。読取機制御部52は、IDカードから作業員IDを取得すると、紙幣受付部62により作業員から紙幣を受け入れる状態にする。
メモリカード読取部58は、メモリカード書込部80から作業員により取り出されたメモリカード82が挿入される部分であり、メモリカード82が挿入されると、当該メモリカード82に記憶された読取記番号データを読み出し読取機制御部52に供給する。
紙幣受付部62は、記番号を読み取るべき紙幣を作業員から投入され、当該紙幣を紙幣読取部26へ向かって1枚ずつ搬送路へ繰り出す。紙幣読取部64は、その内部で紙幣を搬送しながら、撮像した紙幣の画像データから記番号を読み取り再識別し、識別した字である再読取記番号データを再識別結果として読取機制御部52へ通知すると共に、紙幣を紙幣取出部66へ繰り出す。これに応じて読取機制御部52の照合部56は、取得した再読取記番号データを、メモリカード読取部58に挿入されたメモリカード82に記憶された読取記番号データと照合する。紙幣取出部66は、紙幣読取部64から搬送された紙幣を外部へ排出することにより、作業員に受け渡す。
[2−4.記番号管理処理]
次に、記番号管理システム101による記番号管理処理手順RT2について、図10及び図11に示すシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。記番号管理処理手順RT2においては、記番号管理処理手順RT1(図5及び図6)と同様の処理を行うステップについては記番号管理処理手順RT1と同じ符号で示し、以下の説明においては記番号管理処理手順RT1と異なるステップについて主に説明する。
ステップSP1及びSP2の処理を行った後、ステップSP103において現金処理制御部122は、紙幣を収納した紙幣カセット128のメモリカード書込部80のメモリカード82に取得した読取記番号データを記憶しステップSP4に移る。
ここで、紙幣カセット128内部の紙幣が満杯になり、当該紙幣カセット128が現金自動取引装置102から取り外され、作業員により現金センタ4に運ばれる。
ステップSP5の処理を行った後ステップSP106において紙幣読取機34の読取機制御部52は、紙幣受付部62により作業員から紙幣を受け入れると共にメモリカード読取部58により作業員からメモリカード82を受け入れ、ステップSP7に移り、投入された紙幣を紙幣受付部62から1枚ずつ紙幣読取部64に搬送し再読取記番号データを取得した後に、紙幣取出部66から紙幣を排出する。ステップSP108において読取機制御部52は、メモリカード82から読取記番号データを読み出して取得する。
ステップSP9〜ステップSP11において読取機制御部52は、記番号管理処理手順RT1と同様の処理を行う。またステップSP12〜ステップSP16においてホスト制御部70は、記番号管理処理手順RT1と同様の処理を行う。さらにステップSP17〜ステップSP18において現金処理制御部122は、記番号管理処理手順RT1と同様の処理を行う。
このように記番号管理システム101は、紙幣カセット128からメモリカード82を取り出して紙幣読取機34に挿入させることにより読取記番号データを紙幣読取機34が取得するようにした。これにより記番号管理システム101は、紙幣カセット装填部48(図2)を有していないため紙幣カセットから読取記番号データを取得できない紙幣読取機34においても、メモリカード82を介し読取記番号データを取得することができる。
また記番号管理システム101は、メモリカード82により現金自動取引装置102から紙幣読取機34に読取記番号データを伝達するようにしたため、紙幣カセット自体に記憶部を設ける必要なく、また紙幣読取機34にカセット装填部を設ける必要がなくなり、構成を簡素化することができる。
その他第2の実施の形態による記番号管理システム101は、第1の実施の形態による記番号管理システム1とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、紙幣カセット28のカセット記憶部30から読取記番号データを施封機32が取得する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣カセット28からカセット記憶部30を削除する一方メモリカード書込部80を設け、施封機32にはメモリカード読取部を設け、当該メモリカード読取部に挿入されたメモリカードから読取記番号データを施封機が取得しても良い。
また上述した第1の実施の形態においては、施封機32のカード受付部44により受け付けたIDカードから作業員IDを取得し、第2の実施の形態においては、紙幣読取機34のカード受付部61により受け付けたIDカードから作業員IDを取得する場合について述べた。本発明はこれに限らず、施封機32の操作表示部42又は紙幣読取機34の操作表示部60に対する作業員の操作により作業員IDを取得しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣カセット28又は128を介し、現金自動取引装置2又は102から現金センタ4又は104に読取記番号データを通知する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばインターネットNTを介し現金自動取引装置2又は102から現金センタ4又は104に読取記番号データを通知しても良い。この場合、紙幣カセット28を識別するカセットIDと紐付けて読取記番号データを通知すれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、不一致情報を施封機32からホスト6へ送信し、当該ホスト6が、当該不一致情報と現金自動取引装置2から受信した読取記番号データとを照合し盗難紙幣検出情報を現金自動取引装置2へ送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、不一致情報を施封機32から現金自動取引装置2へ送信し、当該現金自動取引装置2が、当該不一致情報と自身の読取記番号データとを照合し、盗難された可能性のある紙幣を検出しても良い。また、施封機32が、現金自動取引装置2からインターネットNTを介し読取記番号データを受信し、不一致情報と当該読取記番号データとを照合し盗難紙幣検出情報を現金自動取引装置2へ送信しても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに、上述した盗難紙幣検出時対処を行う際、例えば記番号不一致時作業員IDに対応する作業員が居住している地域の近隣の地域に設置された現金自動取引装置2又は102で、当該作業員が抜き出した可能性がある紙幣が発見された場合、当該現金自動取引装置を使用した顧客は悪意の可能性があると判断しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣受付払出部24から紙幣読取部26へ紙幣を搬送して記番号を読み取り、読取記番号データとして記憶する場合について述べた。本発明はこれに限らず、入金可能と判定し一時保留部に保留した紙幣を紙幣読取部26へ搬送して記番号を読み取り、読取記番号データとして記憶しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、盗難紙幣検出時対処として、盗難紙幣検出情報に含まれる紛失記番号データが付された紙幣をリジェクト庫29に格納する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紛失記番号データが付された紙幣をリジェクト庫29に格納すると共に係員に通知したり、現金自動取引装置2では受け付けずに顧客へ返却し取引中止にしたりしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙幣が収納された紙幣カセット28を現金自動取引装置2から施封機32へ輸送する際に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、現金自動取引装置2同士で紙幣カセット28を輸送する際や、施封機32同士で紙幣カセット28を輸送する際や、施封機32から現金自動取引装置2へ紙幣カセット28を輸送する際等に本発明を適用しても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置2及び102において、媒体としての紙幣の記番号を記憶する場合に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体に付された固有な識別字を鑑別部により読み取り記憶する種々の装置に本発明を適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置2及び102に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、施封機32又は紙幣読取機34に本発明を適用する場合について述べたが、例えば金融機関に設置され行員が操作することで紙幣を入出するテラーキャッシャーや、売上金を管理する入出金機等に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての紙幣受付払出部24と、記番号読取部としての紙幣読取部26と、紙幣カセットとしての紙幣カセット28又は128とを有する第1の現金取扱装置としての現金自動取引装置2又は102と、作業員識別情報取得部としてのカード受付部44又は61と、読取記番号取得部としての施封機制御部36又は読取機制御部52と、記番号再読取部としての紙幣読取部46又は64と、照合部としての照合部40又は56とを有する第2の現金取扱装置としての施封機32又は紙幣読取機34とを具える現金管理システムとしての記番号管理システム1又は101を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、記番号読取部と、紙幣カセットとを有する第1の現金取扱装置と、作業員識別情報取得部と、読取記番号取得部と、記番号再読取部と、照合部とを有する第2の現金取扱装置とによって現金管理システムを構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、入金部としての紙幣受付払出部24と、記番号読取部としての紙幣読取部26と、紙幣カセットとしての紙幣カセット28又は128と、記憶部としてのカセット記憶部30又はメモリカード82とによって、現金取扱装置としての現金自動取引装置2又は102を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる入金部と、記番号読取部と、紙幣カセットと、記憶部とによって現金取扱装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、作業員識別情報取得部としてのカード受付部44又は61と、読取記番号取得部としての施封機制御部36又は読取機制御部52と、記番号再読取部としての紙幣読取部46又は64と、照合部としての照合部40又は56とによって、現金取扱装置としての施封機32又は紙幣読取機34を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる作業員識別情報取得部と、読取記番号取得部と、記番号再読取部と、照合部とによって現金取扱装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣カセットから抜き取られた紙幣を特定する種々のシステムでも利用できる。
1、101……記番号管理システム、2、102……現金自動取引装置、4、104……現金センタ、6……ホスト、10……主制御部、12……通信部、14……接客部、16……操作表示部、18……カード受付部、20、120……現金処理機、22、122……現金処理制御部、24……紙幣受付払出部、26……紙幣読取部、28、128……紙幣カセット、29……リジェクト庫、30……カセット記憶部、32……施封機、33……施封機筐体、34……紙幣読取機、36……施封機制御部、37……記憶部、38……通信部、40……照合部、42……操作表示部、44……カード受付部、46……紙幣読取部、48……紙幣カセット装填部、49……紙幣受付部、50……施封部、52……読取機制御部、53……記憶部、54……通信部、56……照合部、58……メモリカード読取部、60……操作表示部、61……カード受付部、62……紙幣受付部、64……紙幣読取部、66……紙幣取出部、70……ホスト制御部、72……記憶部、74……通信部、76……操作部、78……表示部、80……メモリカード書込部、82……メモリカード、NT……インターネット。

Claims (14)

  1. 紙幣を入金する入金部と、
    入金された前記紙幣の記番号を読み取り読取記番号を取得する記番号読取部と、
    前記紙幣を収納する紙幣カセットと
    を有する第1の現金取扱装置と、
    前記紙幣カセットを取り扱う作業員を識別する作業員識別情報を取得する作業員識別情報取得部と、
    前記第1の現金取扱装置から前記読取記番号を取得する読取記番号取得部と、
    前記記番号読取部において記番号が読み取られた前記紙幣カセットの紙幣の記番号を再度読み取り再読取記番号を取得する記番号再読取部と、
    前記読取記番号と前記再読取記番号とを照合し、前記再読取記番号に欠番があるか否かを判定する照合部と
    を有する第2の現金取扱装置と
    を具える現金管理システム。
  2. 前記第2の現金取扱装置は、
    前記照合部において欠番があると判定された場合、当該欠番の前記再読取記番号が読み取られた前記紙幣カセットを取り扱った作業員を前記作業員識別情報に基づき特定する第2の現金取扱装置制御部
    をさらに有する請求項1に記載の現金管理システム。
  3. 前記第1の現金取扱装置は、
    前記紙幣カセットに設けられ、前記読取記番号を記憶する記憶部
    をさらに有する請求項2に記載の現金管理システム。
  4. 前記第1の現金取扱装置の前記記憶部は、前記紙幣カセットに内蔵されたカセット記憶部であり、
    前記第2の現金取扱装置の前記読取記番号取得部は、前記第1の現金取扱装置から前記第2の現金取扱装置まで運ばれた前記紙幣カセットにおける前記カセット記憶部から前記読取記番号を取得する
    請求項3に記載の現金管理システム。
  5. 前記第2の現金取扱装置は、
    前記紙幣カセットが装填されるカセット装填部
    をさらに有し、
    前記作業員識別情報取得部は、前記カセット装填部に前記紙幣カセットが装填される際に作業員から提示される前記作業員識別情報を取得する
    請求項4に記載の現金管理システム。
  6. 前記第1の現金取扱装置の前記記憶部は、前記紙幣カセットに対し着脱可能に設けられた可搬型記憶媒体であり、
    前記第2の現金取扱装置の前記読取記番号取得部は、前記第1の現金取扱装置から前記第2の現金取扱装置まで運ばれた前記紙幣カセットにおける前記可搬型記憶媒体から前記読取記番号を取得する
    請求項3に記載の現金管理システム。
  7. 前記第2の現金取扱装置は、
    前記照合部において欠番があると判定された場合、当該欠番をホストに送信する通信部
    をさらに有する請求項2に記載の現金管理システム。
  8. 前記第1の現金取扱装置は、
    前記読取記番号を前記ホストに送信する記番号送信部
    をさらに有し、
    前記ホストは、
    前記第1の現金取扱装置から受信した前記読取記番号に、前記第2の現金取扱装置から受信した欠番と同一の記番号があるか否かを判定するホスト制御部と、
    前記ホスト制御部により前記欠番と同一の記番号があると判定された場合、当該欠番を前記第1の現金取扱装置へ送信する送信部と
    をさらに有する請求項7に記載の現金管理システム。
  9. 前記第1の現金取扱装置は、前記欠番を前記ホストから受信した場合、当該欠番の記番号が付された紙幣を回収する
    請求項8に記載の現金管理システム。
  10. 前記第2の現金取扱装置は、所定枚数の紙幣を束で施封する施封機であり、当該施封機は、紙幣カセットが装填される紙幣カセット装填部を有している
    請求項2に記載の現金管理システム。
  11. 前記施封機は、
    前記紙幣を施封する施封部に前記紙幣カセットから紙幣を搬送する際、前記記番号再読取部により当該紙幣から前記再読取記番号を取得する
    請求項10に記載の現金管理システム。
  12. 前記作業員識別情報は、前記第1の現金取扱装置から前記第2の現金取扱装置まで前記紙幣カセットを輸送した作業員を識別する
    請求項1に記載の現金管理システム。
  13. 紙幣を入金する入金部と、
    入金された前記紙幣の記番号を読み取り読取記番号を取得する記番号読取部と、
    前記紙幣を収納する紙幣カセットと、
    前記紙幣カセットに設けられ、前記読取記番号を記憶する記憶部と
    を有する現金取扱装置。
  14. 紙幣を収納する紙幣カセットを取り扱う作業員を識別する作業員識別情報を取得する作業員識別情報取得部と、
    記番号読取部において紙幣の記番号が読み取られ取得された読取記番号を外部の現金取扱装置から取得する読取記番号取得部と、
    前記記番号読取部において記番号が読み取られた前記紙幣カセットの紙幣の記番号を再度読み取り再読取記番号を取得する記番号再読取部と、
    前記読取記番号と前記再読取記番号とを照合し、前記再読取記番号に欠番があるか否かを判定する照合部と
    を有する現金取扱装置。
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