JP2015184605A - 用紙搬送装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャム発生時の用紙の位置に拘わらず、用紙排出処理を適切に実行可能な用紙搬送装置及び画像形成システムを提供する。【解決手段】用紙搬送装置は、第4の搬送ローラー214と、第5の搬送ローラー215と、用紙排出部225と、制御部とを有している。第4の搬送ローラー214は、第2の駆動モーター232により回転駆動され、第5の搬送ローラー215は、第4の搬送ローラー214の下流に設けられて第3の駆動モーター233により回転駆動される。用紙排出部225は、搬送ガイド222,223を開放することで用紙Pを搬送経路から排出する。用紙排出処理において、制御部は、用紙Pのジャムが発生した際に第4から第5の搬送ローラー214,215に同一の用紙Pwが跨がっている場合には、当該用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過した後に、第5の搬送ローラー215を停止させることとしている。【選択図】図2

Description

本発明は、用紙搬送装置及び画像形成システムに関する。
近年、複数の画像形成装置を直列的に接続した直列タンデム方式の画像形成システムが知られている。例えば2台の画像形成装置からなる直列タンデム方式の画像形成システムでは、上流側の画像形成装置(上流機)により用紙の一方の面に画像を形成し、下流側の画像形成装置(下流機)により用紙の他方の面に画像を形成する。この方式によれば、単体の画像形成装置が用紙の両面に画像を形成する場合と比較して、生産性の向上を図ることができる。このような画像形成システムでは、ジャムが発生した場合には、ジャムが派生した用紙よりも上流側に位置する用紙を一旦停止することが一般的に行われている。
また、直列タンデム方式の画像形成システムでは、上流機と下流機との間に、上流機から下流機へと用紙を搬送する用紙搬送装置を配置した構成が知られている。この用紙搬送装置は、搬送経路に設けられたガイド部材を通常位置から開放位置へと移動させることで、用紙を搬送経路から排出する用紙排出部を備えている。そして、用紙排出部よりも下流においてジャムが発生した場合には、用紙排出部よりも上流に残留する用紙については搬送を停止せずにそのまま搬送を継続し、これらの用紙を排出する用紙排出処理を行うこととしている。この用紙排出処理により、システム内に停止している全ての用紙をユーザー自身が手作業で処理する必要がないので、ジャム発生時における用紙の取扱いに係る利便性の向上を図ることができる。
なお、例えば特許文献1には、ジャムを検出したときに停止している用紙について強制移動処理を行う手法が開示されている。具体的には、ジャムを検出して搬送ローラーの回転駆動を停止させるにあたり、用紙の位置に応じて用紙の先端を用紙搬送方向へ搬送する。これにより、用紙の少なくとも一部を用紙除去位置に強制的に移動させることとしている。
また、例えば特許文献2には、ジャム発生時にシートを破ることなく、容易に除去することができる画像形成システムが開示されている。この画像形成システムによれば、ジャムが発生した場合には、用紙の搬送を停止し、用紙を中継ユニット側に強制搬送するのか、それとも後処理装置側に強制搬送するのかを用紙の停止位置に応じて判断することとしている。
特開2012−163848号公報 特開2013−182147号公報
ところで、上述の用紙排出処理を行う用紙搬送装置において、用紙排出部の上流の用紙搬送部材と、用紙排出部の下流の用紙搬送部材とが異なる駆動源により回転駆動されることがある。この構成の場合には、次に挙げるような問題が考えられている。すなわち、下流の用紙搬送部材は停止するものの、用紙排出処理に伴い上流の用紙搬送部材のみ搬送動作を継続することとなる。そのため、上流の用紙搬送部材と、下流の用紙搬送部材との間に用紙が跨がっている場合には、上流の用紙搬送部材及びその駆動源が過負荷状態となり、用紙排出処理を適切に行うことができないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ジャム発生時の用紙の位置に拘わらず、用紙排出処理を適切に行うことができる用紙搬送装置及び画像形成システムを提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、上流の装置から供給された用紙を下流の装置に搬送する用紙搬送装置を提供する。この用紙搬送装置は、第1の駆動部により回転駆動される第1の用紙搬送部材と、第1の用紙搬送部材の下流に設けられており、第1の駆動部とは異なる第2の駆動部により回転駆動される第2の用紙搬送部材と、第1の用紙搬送部材と第2の用紙搬送部材との間の搬送経路にガイド部材を備え、当該ガイド部材を開放することで用紙を搬送経路から排出する用紙排出部と、用紙排出部よりも下流側で用紙のジャムが発生した場合には、第2の用紙搬送部材を停止させるとともに、用紙排出部のガイド部材を開放して上流側の用紙を用紙排出部から排出した後に第1の用紙搬送部材を停止させる用紙排出処理を行う制御部と、を有している。ここで、制御部は、用紙のジャムが発生した際に第1の用紙搬送部材及び第2の用紙搬送部材に同一の用紙が跨がっている場合には、当該跨がっている用紙の後端が第1の用紙搬送部材を通過した後に、第2の用紙搬送部材を停止させることとしている。
ここで、第1の発明において、制御部は、用紙の搬送速度に基づいて、跨がっている用紙の後端が第1の用紙搬送部材を通過する時間を演算し、当該演算した時間に基づいて第2の用紙搬送部材を停止させることが好ましい。
また、第1の発明は、第1の用紙搬送部材と第2の用紙搬送部材との間の搬送経路における用紙を検出する用紙センサーを有していしてもよい。この場合、制御部は、跨がっている用紙が用紙センサーにより検出されなくなった場合に第2の用紙搬送部材を停止させることが好ましい。
また、第1の発明は、第1の用紙搬送部材の上流に配置された第3の用紙搬送部材を有していてもよい。この場合、制御部は、跨がっている用紙の後端が第3の用紙搬送部材を通過した後に、用紙排出部のガイド部材を開放することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、跨がっている用紙の後端が第1の用紙搬送部材を通過した後に、用紙排出部のガイド部材を開放することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、用紙のジャムが発生した際に用紙排出部のガイド部材を開放することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、跨がっている用紙の後端が第1の用紙搬送部材を通過するまで第2の用紙搬送部材を回転駆動させた場合に、跨がっている用紙とこれに先行する用紙とが衝突するか否かを判断することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、衝突を判断した場合には、用紙同士を強制的に衝突させる場所を決定するとともに、当該場所において用紙同士を強制的に衝突させて先行する用紙を下流側へと進めることが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、第2の駆動部を通じて第2の用紙搬送部材の駆動力を増加させつつ、跨がっている用紙の後端が第1の用紙搬送部材を通過するまで第2の用紙搬送部材を回転駆動させることが好ましい。
また、第1の発明は、情報を表示する表示部を有していてもよい。この場合、制御部は、ジャムの発生箇所とともに、用紙同士を衝突させた箇所を表示部に表示することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、第1の用紙搬送部材により上流側の用紙を用紙排出部から排出した後に、第2の用紙搬送部材を逆回転駆動して用紙を用紙排出部から排出することが好ましい。
また、第1の発明において、制御部は、第2の用紙搬送部材を逆回転駆動する場合には、第2の駆動部を通じて第2の用紙搬送部材の駆動力を増加させることが好ましい。
さらに、第1の発明において、制御部は、第1の用紙搬送部材により上流側の用紙を用紙排出部から排出させながら、第2の用紙搬送部材を逆回転駆動して用紙を用紙排出部から排出することが好ましい。
また、第2の発明は、用紙に画像を形成する第1の画像形成装置と、第1の画像形成装置から排出された用紙に画像を形成する第2の画像形成装置と、第1の画像形成装置と第2の画像形成装置との間に配置される、第1の発明に記載した用紙搬送装置と、を有する画像形成システムを提供する。
本発明によれば、用紙排出部の下流に位置付けられる第2の用紙搬送部材がジャム発生後も、当該用紙の後端が第1の用紙搬送部材を通過するまでは継続して回転駆動することとなる。これにより、跨った状態の用紙が存する場合であっても、第2の用紙搬送部材及びその駆動部の過負荷状態が抑制され、用紙排出処理を適切に行うことができる。
画像形成システムの構成を模式的に示す説明図 用紙搬送装置の構成を模式的に示す説明図 用紙搬送装置による用紙搬送動作の手順を示すフローチャート 図3に示すステップ4の処理の詳細を示すフローチャート 用紙搬送動作の流れを模式的に示す説明図 ステップ4における用紙通過判定処理の変形例を示すフローチャート 第2の実施形態に係る用紙通過判定処理を詳細を示すフローチャート 用紙搬送動作の流れを模式的に示す説明図
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの構成を模式的に示す説明図である。画像形成システムは、上流機100と、用紙搬送装置200と、下流機300とを備えている。上流機100及び下流機300のそれぞれは、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置であり、画像形成システムは、用紙搬送装置200を間に挟んで2台の画像形成装置を直列に並べた、いわゆる直列タンデム方式の画像形成システムである。この画像形成システムでは、例えば、上流機100で用紙Pの表面に画像を形成して下流機300で用紙Pの裏面に画像を形成することにより、両面印刷の高速化を図ることができる。
上流機100は、用紙Pに画像を形成する第1の画像形成装置であり、用紙Pに対して画像を形成することができる。上流機100は、画像形成部130と、定着部140と、搬送部150と、制御部160とを主体に構成されている。
画像形成部130は、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する。具体的には、画像形成部130は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックに対応する4つの画像形成部130Y,130M,130C,130Kで構成される。以下、イエローに対応する画像形成部130Yの構成を説明するが、他の色に対応する画像形成部130M〜130Kの構成もこれと同様である。
画像形成部130Yは、感光体ドラム131と、現像ユニット132とを有している。現像ユニット132は、例えば帯電部と、露光部と、現像部とを主体に構成されている。帯電部は、感光体ドラム131の周面を一様に帯電させる。露光部は、感光体ドラム131にレーザ光を照射してその表面に静電潜像を形成する。現像部は、感光体ドラム131の表面に形成した潜像画像をトナーにより顕在化する。これにより、感光体ドラム131上に画像(トナー画像)が形成される。感光体ドラム131上に形成された画像は、中間転写ベルト136上の所定位置に転写される。
中間転写ベルト136に転写された各カラーよりなる画像は、転写ローラー137により、所定のタイミングで搬送される用紙Pに転写される。転写ローラー137は、中間転写ベルト136と圧接して配置されており、中間転写ベルト136との間にニップ部(転写ニップ部)を形成する。
搬送部150は、給紙トレイ151と、多数の搬送ローラーと、ガイド部材とを主体に構成されており、用紙Pを搬送する機能を担っている。給紙トレイ151に収容された用紙Pは、各搬送ローラーによって搬送されることにより、中間転写ベルト136が担持する画像と同期する所定のタイミングで転写ニップ部へと搬送される。
画像が転写された用紙Pは定着部140に搬送される。定着部140は、例えば加熱ローラーと加圧ローラーとから構成されている。加圧ローラーは、加熱ローラーと圧接して配置されており、加熱ローラーとの間にニップ部(定着ニップ部)を形成する。加熱ローラーには熱源(図示せず)が内蔵されており、この熱源により加熱ローラーが所定の温度に制御される。定着ニップ部を用紙Pが通過することにより、用紙Pに転写された画像が加熱・加圧され、これにより、画像が用紙Pに定着される。
定着部140により定着処理が施された用紙Pは、排紙ローラーにより、上流機100の機外に排出される。下流機300と協働して両面印刷を行うべく、定着部140から送り出された用紙Pの表裏を反転した上で用紙Pを排出する場合には、当該用紙Pは、切換ゲートにより、下方にある反転ローラーへと搬送される。反転ローラーは、搬送された用紙Pの後端を挟持した後、逆送することによって用紙Pを反転させて、排紙ローラーへと用紙Pを送り出す。
なお、この上流機100は、用紙Pの片面に画像を形成するのみならず、これ単体で用紙Pの両面に画像を形成することもできる。この場合、用紙Pの片面に対する画像形成を終えた用紙Pは、切換ゲートにより、下方にある反転ローラーへと搬送される。反転ローラーは、搬送された用紙Pの後端を挟持した後、逆送することによって用紙Pを反転させて、再給紙搬送経路に用紙Pを送り出す。再給紙搬送経路へと送り出された用紙Pは、搬送ローラーによって搬送されて転写工程の上流側へと回帰する。
制御部160は、上流機100の動作を制御する機能を担っている。制御部160は、ユーザーから指令されるジョブに基づいて、上流機100の各部(画像形成部130、定着部140、搬送部150)を制御することにより、ジョブに応じた画像を用紙Pに形成する。
制御部160は、ジョブを実行する場合、画像データに基づいて画像形成を行う。上流機100は、原稿読取装置を備えており、当該原稿読取装置が原稿を読み取ることで、制御部260が画像データを取得することができる。また、画像データは、画像形成装置に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置から取得したものであってもよい。
なお、上流機100は、用紙Pに対して画像を形成することなく、単に機内を搬送し、これを用紙搬送装置200に排出することもできる。
下流機300は、用紙Pに画像を形成する第2の画像形成装置であり、後述する用紙搬送装置200の下流に配置されている。この下流機300は、用紙搬送装置200から排出された用紙Pを受け入れ可能に構成されており、上流機100からの用紙P又は自己が保有する用紙Pに対して画像を形成することができる。下流機300は、画像形成部330と、定着部340と、搬送部350と、制御部360とを主体に構成されている。
なお、下流機300は、上流機100と同様に画像形成装置であり、これを構成する個々の要素330〜360は、上流機100を構成する個々の要素130〜160と対応している。また、下流機300は、上流機100と同様に、用紙Pの片面に画像を形成するのみならず、これ単体で用紙Pの両面のそれぞれに画像を形成したり、用紙Pに対して画像を形成することなく、単に機内を搬送し、これを機外に排出したりすることもできる。
用紙搬送装置200は、上流機100から供給された用紙Pを下流機300へと搬送する装置であり、上流機100の下流に配置されている。用紙搬送装置200は、上流機100からの用紙Pを受け取る入口部201から、下流機300へと用紙Pを排出する出口部202に至る搬送経路210を備えており、この搬送経路210に沿って用紙Pを搬送する。この搬送経路210は、湾曲した略U字形状を備えており、後述する用紙排出部255を下端とする下に凸となる形状となっている。
図2は、用紙搬送装置200の構成を模式的に示す説明図である。用紙搬送装置200は、複数の搬送ローラー、例えば、第1から第6までの6つの搬送ローラー211〜216と、複数の搬送ガイド、例えば第1から第3までの3つの搬送ガイド221〜223と、制御部240とを有している。
6つの搬送ローラー211〜216は、搬送経路210に沿って配置されて、用紙Pを搬送する用紙搬送部材である。これらの搬送ローラー211〜216は、第1の搬送ローラー211、第2の搬送ローラー212、第3の搬送ローラー213、第4の搬送ローラー214、第5の搬送ローラー215、第6の搬送ローラー216の順番で上流側から下流側にかけて配置されている。これらの搬送ローラー211〜216のうち、第1の搬送ローラー211から第4の搬送ローラー214までは、用紙排出部225よりも上流に位置し、第5の搬送ローラー215から第6の搬送ローラー216までは、用紙排出部225よりも下流に位置している。
第1の搬送ローラー211及び第2の搬送ローラー212は、第1の駆動モーター231に接続されており、当該第1の駆動モーター231から駆動力が伝達されることにより、それぞれ回転駆動する。また、第3の搬送ローラー213及び第4の搬送ローラー214は、第2の駆動モーター232に接続されており、当該第2の駆動モーター232から駆動力が伝達されることにより、それぞれ回転駆動する。さらに、第5の搬送ローラー215及び第6の搬送ローラー216は、第3の駆動モーター233に接続されており、当該第3の駆動モーター233から駆動力が伝達されることにより、それぞれ回転駆動する。
3つの搬送ガイド221〜223は、搬送経路210に沿って配置されて、用紙Pの搬送をガイドする部材である。これらの搬送ガイド221〜223は、第1の搬送ガイド221、第2の搬送ガイド222、第3の搬送ガイド223の順番で上流側から下流側にかけて配置されている。第1の搬送ガイド221は、入口部201の近傍に配置されている。第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223は、略U字状の搬送経路210の下側頂部に配置されている。
本実施形態において、第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223は、回動可能に構成されており、通常位置(実線位置)と、開放位置(破線位置)とを切り換えることができる。第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223の回動動作は、図示しない駆動部(例えば駆動モーター)を通じて行われる。
第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223が通常位置に設定されている場合、搬送経路210が第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223により画定され、用紙Pの搬送が第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223によりガイドされる。したがって、搬送される用紙Pは、搬送経路210に沿って上流から下流へと進行する。一方、第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223が開放位置に設定されている場合、略U字形状の下端領域において搬送経路210が開放される。したがって、搬送される用紙Pは、第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223によるガイドが無いため、自重により搬送経路210から逸脱してそのまま下方へと進行し、搬送経路210から排出される。
このように、本実施形態では、第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223は、用紙Pを搬送経路210から排出する用紙排出部225としての機能を担っている。用紙排出部225(第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223)の下方には、排紙トレイ250(図1参照)が配置されており、排出された用紙Pは当該排紙トレイ250に回収される。
制御部240(図1参照)は、用紙搬送装置200の動作を制御する機能を担っている。制御部240は、第1の搬送ローラー211から第6の搬送ローラー216による用紙Pの搬送動作、第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223の切換動作を制御する。制御部240は、これらの制御を行うにあたり、上流機100又は下流機300からの情報、又は、用紙搬送装置200内を搬送される用紙Pの状況を参酌する。
制御部240には、搬送経路210上の各位置に配置された第1から第6までの6つの用紙センサー241〜246からの検出信号が入力される。用紙センサー241〜246としては、例えば発光素子と受光素子とを有する反射型の光学センサーを利用することができる。用紙センサー241〜246は、通常オフ信号を出力しており、用紙Pがセンサーの検出位置を通過している間においてオン信号を出力する。制御部240は、用紙センサー241〜246から検出信号を所定周期でサンプリングし、検出信号がオフからオンへ切り換わることで、用紙Pの先端が通過したことを判定することができる。同様に、制御部240は、検出信号がオンからオフへ切り換わることで、用紙Pの後端が通過したことを判定することができる。
第1の用紙センサー241は、入口部201の近傍に配置され、第2の用紙センサー242は、第2の搬送ローラー212と第3の搬送ローラー213との間に配置される。第3の用紙センサー243は、第3の搬送ローラー213と第4の搬送ローラー214との間に配置される。第4の用紙センサー244は、略U字形状の搬送経路210の下端部、すなわち、第4の搬送ローラー214と第5の搬送ローラー215との間に配置される。第5の用紙センサー245は、第5の搬送ローラー215と第6の搬送ローラー216との間に配置され、第6の用紙センサー246は、出口部202の近傍に配置される。
本実施形態との関係において、制御部240は、用紙のジャムが発生した際に第4の搬送ローラー214及び第5の搬送ローラー215に同一の用紙Pが跨がっている場合には、当該跨がっている用紙P(必要に応じて「用紙Pw」という)の後端が第4の搬送ローラー214を通過した後に、第5の搬送ローラー215を停止させることとしている。
以下、本実施形態に係る画像形成システムの用紙搬送動作について用紙搬送装置200の処理(用紙排出処理)を中心に説明を行う。図3は、用紙搬送装置200による用紙搬送動作の手順を示すフローチャートであり、図4は、図3に示すステップ4の処理の詳細を示すフローチャートである。図5は、用紙搬送動作の流れを模式的に示す説明図である。
このフローチャートに示す処理は、ジョブの実行と対応して開始され、用紙搬送装置200の制御部240によって実行される。ジョブが実行されると、図5(a)に示すように、画像形成に係る用紙Pが連続的に画像形成システム内を搬送される。すなわち、制御部240は、第1の駆動モーター231から第3の駆動モーター233をオンし、第1の搬送ローラー211から第6の搬送ローラー216を回転駆動させている。また、制御部240は、上流機100の制御部160及び下流機300の制御部360と通信することで、互いの情報を共有したり互いに協働して動作を行ったりすることができる。
まず、ステップ1において、制御部240は、用紙排出部225よりも下流でジャムが発生したか否かを判断する。このステップ1において否定判定された場合、用紙排出部225よりも下流でジャムが発生していない場合には、ステップ1の処理に戻る。一方、ステップ1において肯定判定された場合、すなわち、用紙排出部225よりも下流側でジャムが発生した場合には、ステップ2に進む。
ステップ2において、制御部240は、図5(b)に示すように、同一の用紙Pが、異なる駆動モーター232,233によって駆動される第4の搬送ローラー214と第5の搬送ローラー215とに跨がっているか否かを判断する。この判断は、第3の用紙センサー243から第5の用紙センサー245に関する検出信号の推移より、用紙Pの搬送位置を特定することで判別可能である。このステップ2において肯定判定された場合、すなわち、第4の搬送ローラー214と第5の搬送ローラー215とに同一の用紙P(用紙Pw)が跨がっている場合には、ステップ3の処理に進む。一方、ステップ2において否定判定された場合、すなわち、第4の搬送ローラー214と第5の搬送ローラー215とに同一の用紙Pが跨がっていない場合には、後述するステップ5の処理に進む。
ステップ3において、制御部240は、通常位置に設定されている第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223を開放位置へと切り換える。これにより、用紙排出部225における搬送経路210が開放される。図5(c)に示すように、例えば、用紙Pwが第3の搬送ローラー213を通過したタイミングで、この切換が実施される。
ステップ4において、制御部240は、用紙通過判定処理を行う。この用紙通過判定処理は、図5(d)に示すように、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過して、当該用紙Pwの後端側が用紙排出部225から落下したか否かを判定するものである。ここで、図4は、本実施形態に係るステップ4の処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ40において、制御部240は、第3の用紙センサー243を参照し、当該用紙センサー243を用紙Pwが通過したか否かを判断する。
このステップ40において肯定判定された場合、すなわち、第3の用紙センサー243を用紙Pwの後端が通過した場合には、ステップ6の処理に進む。一方、ステップ40に否定判定された場合、すなわち、第3の用紙センサー243を用紙Pwの後端が通過していない場合には、ステップ40の処理に戻る。
ステップ5において、制御部240は、通常位置に設定されている第2の搬送ガイド222及び第3の搬送ガイド223を開放位置へと切り換える。これにより、用紙排出部225における搬送経路210が開放される。
ステップ6において、制御部240は、第3の駆動モーター233をオフする。これにより、用紙排出部225よりも下流にある第5の搬送ローラー215及び第6の搬送ローラー216が回転を停止し、これらの搬送ローラー215,216による用紙Pwの搬送が停止する。
ステップ7において、制御部240は、ジャムが発生した際に画像形成システム内で搬送されていた最後尾の用紙Pが用紙排出部225から排出されたか否かを判断する。本画像形成システムでは、ジャムが発生した場合であっても、第1の搬送ローラー211から第4の搬送ローラー214による用紙搬送、及び上流機100による用紙搬送は継続されている。そのため、用紙排出部225よりも上流側に位置する用紙Pは継続して搬送され、用紙排出部225から順次排出される。
このステップ7において肯定判定された場合、すなわち、最後尾の用紙Pが用紙排出部225から排出された場合には、ステップ8に進む。一方、ステップ7において否定判定された場合、すなわち、最後尾の用紙Pが用紙排出部225から排出されていない場合には、ステップ7の処理に戻る。
ステップ8において、制御部240は、第1の駆動モーター231及び第2の駆動モーター232をオフする。これにより、用紙排出部225よりも上流にある第1の搬送ローラー211から第4の搬送ローラー214が回転を停止する。上流機100は、このタイミングで搬送部150の動作を停止させることができる。
ステップ9において、制御部240は、用紙排出部225よりも下流にある用紙Pの排出が可能か否かを判断する。ここで、用紙排出部225よりも下流にある用紙Pとは、用紙Pw及び当該用紙Pwよりも先行する用紙のうちジャムの用紙Pよりも上流側にある用紙Pが該当する。このステップ9において肯定判定された場合、すなわち、用紙Pの排出が可能である場合には、ステップ10の処理に進む。一方、ステップ9において否定判定された場合、すなわち、用紙Pの排出が可能ではない場合には、後述するステップ12の処理に進む。
ステップ10において、制御部240は、第3の駆動モーター233及び下流機300内の駆動モーターを対象として、逆回転駆動を行い用紙Pの逆走を行う駆動モーターを決定する。逆回転駆動を行う駆動モーターとしては、ジャムの用紙Pよりも上流側に位置する用紙Pの搬送を担うものがこれに該当する。
ステップ11において、制御部240は、ステップ10において決定した駆動モーターを逆回転駆動する。この動作は、ジャムの用紙Pよりも上流側に位置する用紙Pの全てが用紙排出部225から排出されるまで継続され、その後、該当する搬送モーターが停止される。
ステップ12において、制御部240は、用紙搬送装置200の筐体に設けられたパージ扉(図示せず)を開放するとともに、図示しない表示部を制御してジャムの用紙Pの取り出しを指示する。ここで、パージ扉は、ユーザーが排紙トレイ250にアクセスするための扉である。
ステップ13において、制御部240は、ジャムの用紙Pが取り除かれたか否かを判断する。このステップ13において肯定判定された場合、すなわち、ジャムの用紙Pが取り除かれた場合には、ステップ14に進む。一方、ステップ13において否定判定された場合、すなわち、ジャムの用紙Pが取り除かれていない場合には、ステップ13の処理に戻る。
ステップ14において、制御部240は、引き続き実行されるジョブを開始するために待機する。
このように本実施形態において、用紙搬送装置200は、第4の搬送ローラー214(第1の用紙搬送部材)と、第5の搬送ローラー215(第2の用紙搬送部材)と、用紙排出部225と、制御部240とを有している。ここで、第4の搬送ローラー214は、第2の駆動モーター232(第1駆動部)により回転駆動され、第5の搬送ローラー215は、第4の搬送ローラー214の下流に設けられて第2の駆動モーター232とは異なる第3の駆動モーター233(第2の駆動部)により回転駆動される。用紙排出部225は、第4の搬送ローラー214と第5の搬送ローラー215との間に用紙Pの搬送をガイドする搬送ガイド222,223(ガイド部材)を備え、当該搬送ガイド222,223を開放することで用紙Pを搬送経路から排出する。制御部240は、用紙排出部(225)よりも下流側で用紙Pのジャムが発生した場合には、第5の搬送ローラー215を停止させるとともに、用紙排出部225の搬送ガイド222,223を開放して上流側の用紙Pを用紙排出部225から排出した後に第4の搬送ローラー214を停止させる用紙排出処理を行うこととしている。この場合、制御部240は、用紙Pのジャムが発生した際に第4の搬送ローラー214及び第5の搬送ローラー215に同一の用紙Pwが跨がっている場合には、当該用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過した後に、第5の搬送ローラー215を停止させることとしている。
かかる構成によれば、用紙排出部225の下流に位置付けられる第5の搬送ローラー215がジャム発生後も、当該用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまでは、第5の搬送ローラー215が継続して回転駆動することとなる。これにより、用紙Pwが存する場合であっても、第4の搬送ローラー214及びその駆動モーター232の過負荷状態が抑制され、用紙排出処理を適切に行うことができる。
また、本実施形態において、用紙搬送装置200は、第4の搬送ローラー214と第5の搬送ローラー215との間の搬送経路における用紙Pを検出する第4の用紙センサー244をさらに有している。そして、制御部240は、用紙Pwが第4の用紙センサー244により検出されなくなった場合に、第5の搬送ローラー215を停止させる。
かかる構成によれば、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過した状態を適切に判断することができる。そのため、第5の搬送ローラー215を適切なタイミングで停止することができるので、用紙Pwがこれに先行する用紙Pと衝突するといった状況を抑制することができる。
なお、用紙Pwが第4の用紙センサー244により検出されなくなった状況とは、上述した処理で示すように、用紙Pの後端が第4の用紙センサー244を通過したことであるが、これ以外にも、用紙Pwの後端側が自重により落下して当該用紙Pwが第4の用紙センサー244から離れた状態であってもよい。
また、このような用紙センサー244によるモニタリング以外にも、用紙Pwの後端の通過を予測して、第5の搬送ローラー215を停止させてもよい。ここで、図6は、ステップ4における用紙通過判定処理の変形例を示すフローチャートである。具体的には、ステップ45において、制御部240は、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまでの時間を算出する。ステップ46において、制御部240は、ステップ46において算出された時間まで待機する待機処理を行う。この待機処理が完了後、ステップ6の処理に移行する。
このように、制御部240は、用紙Pの搬送速度に基づいて、Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過する時間を演算し、当該演算した時間に基づいて第5の搬送ローラー215を停止させている。
かかる構成においても、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過した状態を適切に判断することができる。そのため、第5の搬送ローラー215を適切なタイミングで停止することができるので、用紙Pwがこれに先行する用紙Pと衝突するといった状況を抑制することができる。
また、本実施形態において、制御部240は、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過した後に、用紙排出部25の搬送ガイド222,223を開放することとしている。
かかる構成によれば、用紙Pwの後端側が垂れ下がるように、搬送経路210からスムーズに用紙Pwを排出することが可能となる。これにより、第5の搬送ローラー215の逆回転駆動を用いた用紙Pwの排出をスムーズに行うことができる。
なお、用紙排出部25の搬送ガイド222,223を開放するタイミングは、これに限らず、用紙Pのジャムが発生した際であってもよいし、或いは、用紙Pwの後端が第3の搬送ローラー213を通過した後であってもよい。
また、本実施形態において、制御部240は、第4の搬送ローラー214により上流側の用紙Pを用紙排出部225から排出した後に、第5の搬送ローラー215を逆回転駆動して用紙Pを用紙排出部225から排出している。
かかる構成によれば、用紙排出部225より下流側の用紙Pについても自動的に排出することができる。これにより、用紙排出処理についてのユーザーの手作業による負担の軽減を図ることができる。
また、本実施形態において、制御部240は、第5の搬送ローラー215を逆回転駆動する場合には、第3の駆動モーター233を通じて第5の搬送ローラー215の駆動力を増加させることができる。
なお、本実施形態では、上流側の用紙Pを用紙排出部225から排出した後に、第5の搬送ローラー215を逆回転駆動している。しかしながら、制御部240は、第4の搬送ローラー214により上流側の用紙を用紙排出部225から排出させながら、第5の搬送ローラー215を逆回転駆動して用紙Pを用紙排出部225から排出してもよい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る画像形成システムについて説明する。この画像形成システムが第1の実施形態と相違する点は、用紙通過判定処理の内容である。以下、第1の実施形態と重複する内容については説明を省略することとし、相違点を中心に説明を行う。
図7は、用紙通過判定処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、用紙Pの搬送を停止させる場合、用紙排出部225よりも下流側に存在する用紙については、先行する用紙に対して通常の停止間隔よりも近接させた状態で停止させることとする。
まず、ステップ50において、制御部240は、用紙Pwよりも一つ先行する用紙Pが停止する位置及びその時間を算出する。同様に、制御部240は、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまでの時間を算出する。
ステップ51において、制御部240は、ステップ50において算出された位置及び時間に基づいて、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまで第5の搬送ローラー215を回転駆動させた場合に、用紙Pwとこれに先行する用紙Pとが衝突するか否かを判断する。
このステップ51において肯定判定された場合、すなわち、衝突を判断した場合には、ステップ52に進む。一方、ステップ52において否定判定された場合、すなわち、衝突を判断しない場合には、後述するステップ54に進む。
ステップ52において、制御部240は、用紙Pwよりも先行する用紙P同士を衝突させることで、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過することができるだけの搬送距離を確保することとする。そこで、図8に示すように、制御部240は、用紙Pを衝突させる場所を決定する。この場所は、例えば、装置間に跨がらないといったように、衝突させた用紙Pの取り出しをユーザーが容易に行うことができる場所に決定されることが望ましい。
ステップ53において、制御部240は、第3の駆動モーター233への電流量を増加させ、第2の用紙搬送部材の駆動力を増加させる。
ステップ54において、制御部240は、ステップ45において算出された時間(用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまでの時間)まで待機する待機処理を行う。この待機処理が完了後、ステップ6の処理に移行する。
このように本実施形態において、制御部240は、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまで第5の搬送ローラー215を回転駆動させた場合に、当該用紙Pwとこれに先行する用紙Pとが衝突するか否かを判断している。
かかる構成によれば、跨った状態の用紙Pwを送り出す際に、十分な空間的な余裕があるかどうかを判断している。そのため、跨った状態の用紙Pwを処理するための適切な動作を選択することができる。
また、本実施形態において、制御部240は、衝突を判断した場合には、用紙P同士を強制的に衝突させる場所を決定するとともに、当該場所において用紙P同士を強制的に衝突させて先行する用紙Pを下流側へと進めることとしている。
かかる構成によれば、先行する用紙Pを衝突しながらも下流側に搬送させることで、跨った状態の用紙Pwが第4の搬送ローラー214を通過するだけのスペースを確保することができる。これにより、用紙排出部225よりも上流側の用紙Pの排出を適切に行うことができる。また、先行する用紙Pを衝突させる場所を適切に設定することで、衝突した用紙Pの処理をユーザーが容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態において、制御部240は、第3の駆動モーター233を通じて第5の搬送ローラー215の駆動力を増加させつつ、用紙Pwの後端が第4の搬送ローラー214を通過するまで第5の搬送ローラー215を回転駆動させている。
かかる構成によれば、用紙Pwを下流に送った場合には、先行する用紙Pに衝突する可能性がある。そこで、第5の搬送ローラー215の駆動力を増加させることで、当該用紙Pwを確実に下流に送りだすことができる。
また、本実施形態において、制御部240は、ジャムの発生箇所とともに、用紙同士を衝突させた箇所を表示部に表示してもよい。
ジャムの発生個所のみならず、用紙P同士を衝突した箇所を表示することで適切に用紙の処理をユーザーに促すことができる。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成システムについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、本発明の画像形成システムにおいて、上流機及び下流機としての画像形成装置は、電子写真方式以外の方式を採用する画像形成装置であってもよいし、下流側に後処理装置を接続するようなものであってもよい。また、画像形成システムのみならず、このシステムを構成する用紙搬送装置それ自体も本発明の一部として機能する。
また、本実施形態では用紙搬送部材として搬送ローラーを例示したが、これ以外にも搬送ベルトといったようにローラー以外の部材を用いるものであってもよい。また、本実施形態では、用紙搬送装置が制御を備えているが、画像形成装置の制御部がこの機能を代替してもよい。
100 上流機
130 画像形成部
140 定着部
150 搬送部
160 制御部
200 用紙搬送装置
201 入口部
202 出口部
210 搬送経路
211〜216 搬送ローラー
221〜223 搬送ガイド
225 用紙排出部
231〜233 駆動モーター
241〜246 用紙センサー
300 上流機
330 画像形成部
340 定着部
350 搬送部
360 制御部

Claims (14)

  1. 上流の装置から供給された用紙を下流の装置に搬送する用紙搬送装置において、
    第1の駆動部により回転駆動される第1の用紙搬送部材と、
    前記第1の用紙搬送部材の下流に設けられており、前記第1の駆動部とは異なる第2の駆動部により回転駆動される第2の用紙搬送部材と、
    前記第1の用紙搬送部材と前記第2の用紙搬送部材との間の搬送経路にガイド部材を備え、当該ガイド部材を開放することで用紙を搬送経路から排出する用紙排出部と、
    前記用紙排出部よりも下流側で用紙のジャムが発生した場合には、前記第2の用紙搬送部材を停止させるとともに、前記用紙排出部の前記ガイド部材を開放して上流側の用紙を前記用紙排出部から排出した後に前記第1の用紙搬送部材を停止させる用紙排出処理を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、用紙のジャムが発生した際に前記第1の用紙搬送部材及び前記第2の用紙搬送部材に同一の用紙が跨がっている場合には、当該跨がっている用紙の後端が前記第1の用紙搬送部材を通過した後に、前記第2の用紙搬送部材を停止させることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記制御部は、用紙の搬送速度に基づいて、前記跨がっている用紙の後端が前記第1の用紙搬送部材を通過する時間を演算し、当該演算した時間に基づいて前記第2の用紙搬送部材を停止させることを特徴とする請求項1に記載された用紙搬送装置。
  3. 前記第1の用紙搬送部材と前記第2の用紙搬送部材との間の搬送経路における用紙を検出する用紙センサーを有し、
    前記制御部は、前記跨がっている用紙が前記用紙センサーにより検出されなくなった場合に前記第2の用紙搬送部材を停止させることを特徴とする請求項1に記載された用紙搬送装置。
  4. 前記第1の用紙搬送部材の上流に配置された第3の用紙搬送部材を有し、
    前記制御部は、前記跨がっている用紙の後端が前記第3の用紙搬送部材を通過した後に、前記用紙排出部の前記ガイド部材を開放することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された用紙搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記跨がっている用紙の後端が前記第1の用紙搬送部材を通過した後に、前記用紙排出部の前記ガイド部材を開放することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載されたに記載された用紙搬送装置。
  6. 前記制御部は、用紙のジャムが発生した際に前記用紙排出部の前記ガイド部材を開放することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載された用紙搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記跨がっている用紙の後端が前記第1の用紙搬送部材を通過するまで前記第2の用紙搬送部材を回転駆動させた場合に、前記跨がっている用紙とこれに先行する用紙とが衝突するか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載された用紙搬送装置。
  8. 前記制御部は、衝突を判断した場合には、用紙同士を強制的に衝突させる場所を決定するとともに、当該場所において用紙同士を強制的に衝突させて前記先行する用紙を下流側へと進めることを特徴とする請求項7に記載された用紙搬送装置。
  9. 前記制御部は、前記第2の駆動部を通じて前記第2の用紙搬送部材の駆動力を増加させつつ、前記跨がっている用紙の後端が前記第1の用紙搬送部材を通過するまで前記第2の用紙搬送部材を回転駆動させることを特徴とする請求項8に記載された用紙搬送装置。
  10. 情報を表示する表示部を有し、
    前記制御部は、ジャムの発生箇所とともに、用紙同士を衝突させた箇所を前記表示部に表示することを特徴とする請求項8又は9に記載された用紙搬送装置。
  11. 前記制御部は、前記第1の用紙搬送部材により上流側の用紙を前記用紙排出部から排出した後に、前記第2の用紙搬送部材を逆回転駆動して用紙を前記用紙排出部から排出することを特徴とする請求項1又は9に記載された用紙搬送装置。
  12. 前記制御部は、前記第2の用紙搬送部材を逆回転駆動する場合には、前記第2の駆動部を通じて前記第2の用紙搬送部材の駆動力を増加させることを特徴とする請求項11に記載された用紙搬送装置。
  13. 前記制御部は、前記第1の用紙搬送部材により上流側の用紙を前記用紙排出部から排出させながら、前記第2の用紙搬送部材を逆回転駆動して用紙を前記用紙排出部から排出することを特徴とする請求項1に記載された用紙搬送装置。
  14. 用紙に画像を形成する第1の画像形成装置と、
    前記第1の画像形成装置から排出された用紙に画像を形成する第2の画像形成装置と、
    前記第1の画像形成装置と前記第2の画像形成装置との間に配置される、請求項1から13のいずれかに記載された用紙搬送装置と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
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