JP2015183379A - 上部旋回体 - Google Patents

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登志郎 植田
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Abstract

【課題】ブームシリンダ用ホースを短くでき、ブームシリンダ用ホースとブーム外装置シリンダ用ホースとの干渉を抑制でき、ブームシリンダ用ホースとブーム外装置シリンダ用ホースとを容易に配策できるようにする。【解決手段】前板60は、反バルブ側縦板51よりもバルブ側縦板55に近い位置(前板60の右側Y1部分)に形成される前孔64を備える。ブームシリンダ用ホース85は、2枚の縦板(51),55の間、かつ、前板60の真後側X2でバルブ側縦板55に沿うように配置される。ブームシリンダ用ホース85は、前孔64に通される。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、2枚の縦板51,55の間かつ前板60の真後側X2で湾曲する。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、ブーム(21)の背面(21b)に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、作業機械が備える上部旋回体に関する。
従来より、作業機械の上部旋回体がある(例えば特許文献1、2など)。特許文献1には、旋回フレーム(アッパーフレーム)の縦板に形成された孔(17)と、この孔に通された油圧ホース(4,5)と、が記載されている(特許文献1の図2及び図3参照)。また、特許文献2の図4に記載のように、アッパーフレームは、2枚の縦板(12、13)と、縦板どうしをつなぐ前板(14)と、を備える。
特許第3818944号公報 特開2012−144949号公報
特許文献1に記載の技術では、2枚の縦板と前板とで囲まれた空間に、複数本の油圧ホースが配置される。そのため、この空間で複数本の油圧ホースが干渉し、油圧ホースの配策作業が困難になるおそれがある。
そこで本発明は、ブームシリンダ用ホース(油圧ホース)を短くでき、ブームシリンダ用ホースとブーム外装置シリンダ用ホース(油圧ホース)との干渉を抑制でき、ブームシリンダ用ホースとブーム外装置シリンダ用ホースとを容易に配策できる、上部旋回体を提供することを目的とする。
本発明の上部旋回体は、アッパーフレームと、前記アッパーフレームに搭載されるコントロールバルブと、ブームを起伏させるブームシリンダと前記コントロールバルブとにつながれるブームシリンダ用ホースと、前記ブームに取り付けられる装置であるブーム外装置を駆動するブーム外装置シリンダと前記コントロールバルブとにつながれるブーム外装置シリンダ用ホースと、を備える。前記アッパーフレームは、前記アッパーフレームの底部から上に突出するとともに前記ブームが取り付けられる2枚の縦板と、前記2枚の縦板どうしをつなぐ前板と、を備える。前記縦板には、前記2枚の縦板のうち前記コントロールバルブに近い側のバルブ側縦板と、前記2枚の縦板のうち前記コントロールバルブから遠い側の反バルブ側縦板と、がある。前記前板は、前記反バルブ側縦板よりも前記バルブ側縦板に近い位置に形成される前孔を備える。前記ブームシリンダ用ホースは、前記2枚の縦板の間かつ前記前板の真後側で、前記バルブ側縦板に沿うように配置される。前記ブームシリンダ用ホースは、前記前孔に通される。前記ブーム外装置シリンダ用ホースは、前記2枚の縦板の間かつ前記前板の真後側で湾曲する。前記ブーム外装置シリンダ用ホースは、前記ブームの背面に配置される。
上記構成により、ブームシリンダ用ホースを短くでき、ブームシリンダ用ホースとブーム外装置シリンダ用ホースとの干渉を抑制でき、ブームシリンダ用ホースとブーム外装置シリンダ用ホースとを容易に配策できる。
作業機械の全体図である。 図1に示す上部旋回体40を上から見た図である。 図2に示す前板60周辺部の拡大図である。 図3のIV矢視図である。
図1〜図4を参照して、図1に示す上部旋回体40を備える作業機械1について説明する。
作業機械1は、作業を行うための機械であり、例えば建設作業を行うための建設機械であり、例えばショベルである。作業機械1は、下部走行体10と、作業装置21,23と、アクチュエータ31〜37(図1及び図2参照)と、上部旋回体40と、を備える。
下部走行体10は、作業機械1を走行させる部分である。
作業装置21,23は、上部旋回体40に取り付けられる。作業装置21,23は、ブーム21と、ブーム外装置23と、を備える。ブーム外装置23は、例えば、アーム23aと、バケット23bと、を備える。作業装置21,23について、上部旋回体40からの連結位置が近い側を「基端側」とし、同遠い側を「先端側」とする。作業装置21,23は、基端側から先端側に順に、ブーム21、アーム23a、及びバケット23bが連結(接続)されたものである。
ブーム21は、上部旋回体40に取り付けられる作業腕である。ブーム21は、上部旋回体40に対して起伏可能である。ブーム21には、ブームフット21fと、背面21bと、腹面21vと、がある。ブームフット21fは、ブーム21の基端部(基端側の端部)に設けられる。ブームフット21fは、上部旋回体40へのブーム21の接続部である。ここで、ブーム21が水平面と平行になるようなブーム21の配置を「配置α」とする。さらに詳しくは、ブーム21の先端側の端部とブームフット21fとをつなぐ直線(図示なし)が水平面と平行になるようなブーム21の配置を「配置α」とする。背面21bは、ブーム21を構成する面のうち、配置αのときに上面となる面である。腹面21vは、ブーム21を構成する面のうち、配置αのときに底面となる面である。
ブーム外装置23は、ブーム21のブームフット21fよりも先端側に取り付けられる装置である。ブーム外装置23は、例えばブーム21の先端部(先端側の端部)に取り付けられる。上述したようにブーム外装置23には、例えば、アーム23aと、バケット23bと、がある。また例えば、ブーム外装置23は、ニブラー(破砕機)、カッター、フォーク、グラップル、リッパー、ブレーカー、及び、リフティングマグネットの少なくともいずれかでもよい(それぞれ図示なし)。アーム23aは、ブーム21の先端部に取り付けられる(接続される)作業腕である。アーム23aは、ブーム21に対して回動可能である。バケット23bは、アーム23aの先端部に取り付けられる。バケット23bは、土等をすくうことが可能な容器である。バケット23bは、アーム23aに対して回動可能である。
アクチュエータ31〜37(図1及び図2参照)は、作業機械1を駆動させる。アクチュエータ31〜37の種類には、伸縮駆動する油圧シリンダと、回転駆動する油圧モータと、がある。アクチュエータ31〜37には、図2に示す旋回モータ31と、図1に示す走行モータ33と、ブームシリンダ35と、ブーム外装置シリンダ37と、がある。
旋回モータ31(図2参照)は、下部走行体10に対して上部旋回体40を旋回させる油圧モータである。図2に示すように、旋回モータ31は、上部旋回体40に設けられる。旋回モータ31は、下部走行体10(図1参照)に対する上部旋回体40の旋回中心の近傍(後述する旋回中心孔47aの近傍)に配置される。
走行モータ33は、図1に示す下部走行体10を走行させる油圧モータである。走行モータ33は、下部走行体10に設けられる。
ブームシリンダ35は、上部旋回体40に対して、ブーム21を起伏させる油圧シリンダである。ブームシリンダ35は、作業機械1に1本設けられる(2本以上設けられてもよい(図示なし))。ブームシリンダ35は、上部旋回体40とブーム21とに接続される。ブームシリンダ35は、一端がブームシリンダ用ブラケット69(後述)に接続され、他端がブーム21の腹面21vに接続される。
ブーム外装置シリンダ37は、ブーム外装置23を駆動する(回動させる)油圧シリンダである。ブーム外装置シリンダ37には、アームシリンダ37aと、バケットシリンダ37bと、がある。アームシリンダ37aは、ブーム21に対してアーム23aを回動させる。アームシリンダ37aは、ブーム21の背面21bに取り付けられる。バケットシリンダ37bは、アーム23aに対してバケット23bを回動させる。バケットシリンダ37bは、アーム23aの背面に取り付けられる。
上部旋回体40は、下部走行体10に対して旋回可能に、下部走行体10に搭載される。図2に示すように、上部旋回体40は、アッパーフレーム41と、コントロールバルブ70と、図3に示す油圧ホース81〜87と、クランプ91,93と、を備える。
アッパーフレーム41は、図1に示す下部走行体10に対して旋回可能に、下部走行体10に取り付けられる構造物(旋回フレーム)である。図2に示すように、アッパーフレーム41は、センターセクション43と、サイドデッキ45,46と、に分けられる。アッパーフレーム41は、底部47と、縦板51,55と、前板60と、ブームシリンダ用ブラケット69と、を備える。アッパーフレーム41には、コントロールバルブ70やカウンタウェイトW等が搭載される。
このアッパーフレーム41に関する方向を次のように定義する。カウンタウェイトWに対するブームシリンダ用ブラケット69側を、前後方向X(アッパーフレーム前後方向)の前側X1とする。前後方向Xにおける前側X1とは逆側を、後側X2とする。前後方向Xに直交し、水平面と平行な方向を、左右方向Y(アッパーフレーム左右方向)とする。「Aは、Bよりも前側X1」とは、左右方向Yから見てBよりも前側X1にAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる必要はない)。「Aは、Bよりも後側X2」とは、左右方向Yから見てBよりも後側X2にAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる必要はない)。「Aは、Bの前側X1正面」とは、Bの真正面にAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる部分が存在する必要がある)。「Aは、Bの真後側X2」とは、Bの真後ろにAがあることを意味する(前後方向Xから見てAとBとが重なる部分が存在する必要がある)。左右方向Yにおいて、縦板51,55からコントロールバルブ70側に向かう向きを、右側Y1とする。左右方向Yにおける右側Y1とは逆側を、左側Y2とする。図2に示す例では、後側X2から前側X1に向かって見たとき、縦板51,55の右側Y1にコントロールバルブ70が配置される。なお、前側X1から後側X2に向かって見たとき、縦板51,55の右側にコントロールバルブ70が配置されてもよい(図示なし)。
センターセクション43は、アッパーフレーム41の左右方向Y中央の部分(領域)である。
サイドデッキ45,46は、センターセクション43の両外側(右側Y1および左側Y2)に設けられる部分(領域)である。サイドデッキ45,46のうち、センターセクション43より右側Y1のものをサイドデッキ45とし、同左側Y2のものをサイドデッキ46とする。
底部47は、アッパーフレーム41の底の部分である(下側部分を構成する)。底部47は、センターセクション43及びサイドデッキ45,46の底の部分である。底部47は、板状(又は略板状)である。底部47には、旋回中心孔47aが形成される。
旋回中心孔47aは、下部走行体10(図1参照)に対する上部旋回体40の旋回中心(一本の軸)及びその周辺に設けられる孔である。旋回中心孔47aには、スイベルジョイント(図示なし)が設けられる。このスイベルジョイントは、上部旋回体40の油圧配管と下部走行体10(図1参照)の油圧配管との継手である。
縦板51,55は、底部47に固定され、底部47から上に突出する板である。2枚の縦板51,55には、ブーム用ブラケット52(後述)を介してブーム21が取り付けられる。縦板51,55は、左右方向Yに間隔を開けて2枚設けられる。縦板51,55は、センターセクション43とサイドデッキ45,46との境界に設けられる。縦板51,55は、前後方向Xに延びる。縦板51,55は、アッパーフレーム41の前側X1端部(端の近傍を含む、以下「端部」について同様)から後側X2端部にわたって設けられる。2枚の縦板51,55には、反バルブ側縦板51と、バルブ側縦板55と、がある。
反バルブ側縦板51は、2枚の縦板51,55のうち、コントロールバルブ70から遠い側(左側Y2)の板である。反バルブ側縦板51は、ブーム用ブラケット52を備える。
ブーム用ブラケット52は、ブーム21のブームフット21fが取り付けられる部分であり、板と、板に形成された孔(取付孔)と、で構成される(後述するブーム用ブラケット56も同様)。ブーム用ブラケット52は、反バルブ側縦板51の前側X1端部の近傍に配置される。ブーム用ブラケット52が設けられる部分が上に突出するように(図1参照)、反バルブ側縦板51が形成される。
バルブ側縦板55は、2枚の縦板51,55のうちコントロールバルブ70に近い側(右側Y1)の板である。バルブ側縦板55は、ブーム用ブラケット56と、図4に示す上孔57(第1孔)と、下孔58(第2孔)と、を備える。
ブーム用ブラケット56は、図2に示すように、バルブ側縦板55の前側X1端部の近傍に配置される。図4に示すように、ブーム用ブラケット56が設けられる部分が上に突出するように、バルブ側縦板55が形成される。
上孔57(第1孔)は、ブームシリンダ用ホース85(後述)が通される孔である。上孔57は、ブーム用ブラケット56よりも下に配置される。上孔57は、例えばブーム用ブラケット56のほぼ真下に配置される。上孔57は、底部47とブーム用ブラケット56との上下方向における中央(略中央を含む)に配置される。左右方向Yから見たとき、上孔57は、例えば矩形(略矩形を含む、以下同様)であり、また例えば図示しない円形(略円形を含む、以下同様)などでもよい。左右方向Yから見たとき、上孔57は、上下方向よりも前後方向Xに長い(前後方向Xよりも上下方向に長くてもよい)。上孔57は、バルブ側縦板55を構成する板部材を左右方向Yに貫通する(下孔58も同様)。
下孔58(第2孔)は、ブーム外装置シリンダ用ホース87等(後述)が通される孔である。下孔58は、上孔57よりも下に配置される。下孔58は、例えばブーム用ブラケット56のほぼ真下に配置される。下孔58は、例えば上孔57のほぼ真下に配置される。下孔58は、底部47の近傍に配置される。左右方向Yから見たとき、下孔58は、例えば矩形であり、例えば略半円状であり、また例えば図示しない円形などでもよい。左右方向Yから見たとき、下孔58は、前後方向Xよりも上下方向に長い(上下方向よりも前後方向Xに長くてもよい)。
前板60は、図2に示すように、2枚の縦板51,55どうしをつなぐ板である。前板60は、縦板51,55の前側X1端部どうしをつなぐ。前板60は、左右方向Yに延びる。図4に示すように、左右方向Yから見たとき、前板60は、下から上に至るに従って、前側X1から後側X2に配置されるように、曲がる(屈曲する、折り曲げられる)。前板60は、例えば、下部61と、中央部63と、上部65と、に分けられる。
下部61は、底部47に固定され、底部47から上に延びる。下部61は、前後方向Xに直交する(下部61の板厚方向は、前後方向Xである)。
中央部63は、下部61の上端から上に延びる。中央部63は、上下方向に対して傾斜する。中央部63は、下から上に至るに従って、前側X1から後側X2に配置されるように傾斜する。図3に示すように、中央部63は、前孔64を備える。
前孔64は、ブームシリンダ用ホース85(後述)が通される孔である。前孔64は、反バルブ側縦板51よりもバルブ側縦板55に近い位置に配置(形成)される。前孔64は、前板60(中央部63)の、右側Y1(左右方向Yにおいてコントロールバルブ70に近い側)部分に配置される。前孔64は、前板60(中央部63)の左側Y2部分には形成されない(全てのブームシリンダ用ホース85は、前板60の右側Y1部分の前孔64を通る)。前孔64は、ブームシリンダ用ブラケット69(後述)とバルブ側縦板55との間に配置される。前孔64は、バルブ側縦板55よりも左側Y2に配置される。前孔64は、ブームシリンダ用ブラケット69よりも右側Y1に配置される。前孔64は、ブームシリンダ用ブラケット69の右側Y1の端(例えば2枚の板状部材のうち右側Y1の板状部材)よりも右側Y1に配置される。なお、前孔64は、ブームシリンダ用ブラケット69の右側Y1の端よりも左側Y2に配置されてもよい(このような配置を配置βとする)。例えば、配置βが選択される場合として、バルブ側縦板55とブームシリンダ用ブラケット69との間に前孔64を配置するスペースがない(または少ない)場合などがある。具体的には、配置βが選択される場合として、バルブ側縦板55がブームシリンダ用ブラケット69の構成要素である場合(図示なし)などがある。図4に示すように、前孔64の底部47からの高さ(以下、単に「高さ」ともいう)は、上孔57の高さと略同一である。前孔64の少なくとも一部は、上孔57の少なくとも一部と同じ高さである。前孔64の少なくとも一部は、上孔57の少なくとも一部よりも上に配置される。前孔64の全体が上孔57よりも上に配置されてもよい(図示なし)。前孔64は、前板60を構成する板部材を前後方向Xに貫通する。前孔64は、下部61に設けられてもよい(図示なし)。前孔64の形状は、中央部63に直交する方向から見て、例えば円形である(図示しない矩形などでもよい)。
上部65は、中央部63の上端から、後側X2かつ上に延びる。上部65は、上下方向に対して傾斜する。上部65は、下から上に至るに従って、前側X1から後側X2に配置されるように傾斜する。上部65は、ブーム用ブラケット52,56(の孔)(図3及び図4参照)の下に配置される。図3に示すように上から見たとき、上部65は、後側X2端部が開いた形状であり、例えばU字状の切欠き部66を備える形状である。
ブームシリンダ用ブラケット69は、ブームシリンダ35(図1参照)の一端が取り付けられる部分である。ブームシリンダ用ブラケット69は、左右方向Yに間隔を開けて配置される2枚の板状部材と、2枚の板状部材それぞれに形成された孔(取付孔)と、で構成される。図4に示すように、ブームシリンダ用ブラケット69は、前板60の下部61及び中央部63に固定され、前板60から前側X1に突出する。
コントロールバルブ70は、図2に示す油圧ポンプPからアクチュエータ31〜37(図1及び図2参照)に供給される油の流量や方向を制御する弁である。コントロールバルブ70は、アッパーフレーム41の底部47に搭載される。コントロールバルブ70は、サイドデッキ45上に配置される。コントロールバルブ70は、バルブ側縦板55より右側Y1に配置される。図4に示すように、コントロールバルブ70は、前板60よりも後側X2に配置され、上孔57及び下孔58よりも後側X2に配置される。図3に示すように、コントロールバルブ70は、ブーム用ブラケット56よりも後側X2に配置され、旋回中心孔47aよりも後側X2に配置され、旋回モータ31の右側Y1に配置される。図2に示すように、上から見たコントロールバルブ70の形状は、長手方向を有する形状であり、例えば略長方形である。コントロールバルブ70には、長手方向中心線71がある。図3に示すように、コントロールバルブ70は、側面73f,73rと、接続部75と、を備える。
長手方向中心線71は、上から見たコントロールバルブ70の長手方向に延びる、コントロールバルブ70の中心線である。図2に示すように、上から見たときに、長手方向中心線71が旋回中心孔47aを通るように、コントロールバルブ70が配置される。長手方向中心線71が前後方向X及び左右方向Yに対して傾くように、コントロールバルブ70が配置される。
側面73f,73rは、図3に示すように、コントロールバルブ70を構成する面(平面または略平面)のうち、水平方向に直交し、かつ、長手方向中心線71と平行の2面である。2つの側面73f,73rのうち、前側X1を側面73f、後側X2を側面73rとする。
接続部75は、コントロールバルブ70の本体部分とブームシリンダ用ホース85とを接続するための部分である。接続部75は、側面73fに設けられる。接続部75は複数(ブームシリンダ用ホース85の本数)設けられる。複数の接続部75の少なくとも一部は次の条件を満たすことが好ましく、さらに好ましくは、複数の接続部75の全てが次の条件を満たす。接続部75の高さ(底部47からの高さ)は、上孔57の高さと略同一である。具体的には、接続部75の少なくとも一部(例えば上端部や下端部)は上孔57の少なくとも一部と同じ高さである。
油圧ホース81〜87は、アクチュエータ31〜37(図1及び図2参照)とコントロールバルブ70との間で油を流すためのホースである。油圧ホース81〜87は、曲げることが可能(湾曲可能、屈曲可能)である。油圧ホース81〜87には、旋回モータ用ホース81と、走行モータ用ホース83と、ブームシリンダ用ホース85と、ブーム外装置シリンダ用ホース87と、がある。油圧ホース81〜87の配置(配策)の詳細は後述する。
旋回モータ用ホース81は、旋回モータ31とコントロールバルブ70とにつながれる(接続される)。
走行モータ用ホース83は、旋回中心孔47aに設けられるスイベルジョイント(図示なし)とコントロールバルブ70とにつながれる。走行モータ用ホース83は、複数本(例えば4本)設けられる。なお、図3及び図4では、複数の走行モータ用ホース83のうち1本のみを図示している。
ブームシリンダ用ホース85は、ブームシリンダ35(図1参照)とコントロールバルブ70とにつながれる。図3に示すように、ブームシリンダ用ホース85は、例えば2本設けられる。ブームシリンダ用ホース85には、ブームシリンダ35のボトム室(図示なし)につながれるボトム側ホースと、ブームシリンダ35のロッド室(図示なし)につながれるロッド側ホースと、がある。
ブーム外装置シリンダ用ホース87は、ブーム外装置シリンダ37(図1参照)とコントロールバルブ70とにつながれる。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、複数本(例えば4本など)設けられる。ブーム外装置シリンダ用ホース87には、アームシリンダ37a(図1参照)用の2本(ボトム側ホースおよびロッド側ホース)と、バケットシリンダ37b(図1参照)用の2本(ボトム側ホースおよびロッド側ホース)と、がある。図4に示すように、ブーム外装置シリンダ用ホース87には、前側湾曲部87fと、後側湾曲部87rと、が形成される(詳細は後述)。なお、図3及び図4では、複数のブーム外装置シリンダ用ホース87のうち、1本のみ図示している(図3のクランプ93周辺部を除く)。
クランプ91,93は、図4に示すように、油圧ホース85,87を前板60に取り付ける(保持する、固定する、結合する、挟みこむ)ための部材である。クランプ91,93には、ブームシリンダ用ホース85用のクランプ91と、ブーム外装置シリンダ用ホース87用のクランプ93と、がある。
クランプ91は、ブームシリンダ用ホース85を前板60に取り付けるための部材である。クランプ91は、前板60の例えば中央部63に固定される(下部61に固定されてもよい(図示なし))。図3に示すように上から見たとき、クランプ91は、ブームシリンダ用ブラケット69とバルブ側縦板55との間に配置される。クランプ91は、ブームシリンダ用ブラケット69よりも右側Y1、かつ、バルブ側縦板55よりも左側Y2に配置される。図4に示すように、クランプ91は、前孔64の前側X1正面に配置される。クランプ91の高さ(底部47からの高さ)は、前孔64の高さと略同一である。
クランプ93は、ブーム外装置シリンダ用ホース87を前板60に取り付けるための部材である。図3に示すように、クランプ93は、前板60の上部65に固定される。上から見たとき、クランプ93は、上部65の切欠き部66の内側に配置される。図4に示すように左右方向Yから見たとき、クランプ93は、上部65から下に突出するように配置される。
(油圧ホース81〜87の配置)
図3に示す油圧ホース81〜87の配置の詳細は次の通りである。
旋回モータ用ホース81は、コントロールバルブ70の例えば側面73rに接続される(他の面に接続されてもよい)。旋回モータ用ホース81は、バルブ側縦板55の上を通り、旋回モータ31の後側X2部分に接続される。
走行モータ用ホース83は、コントロールバルブ70の例えば側面73fに接続される。図4に示すように、走行モータ用ホース83は、バルブ側縦板55の下孔58を通って、図3に示すようにサイドデッキ45上からセンターセクション43上に渡るように配置される。走行モータ用ホース83は、旋回中心孔47aに設けられるスイベルジョイント(図示なし)に接続される。なお、スイベルジョイントと走行モータ33(図1参照)とは図示しない油圧配管でつながれる。
ブームシリンダ用ホース85は、次の[配置A−1]〜[配置A−8]のように配置される。
[配置A−1]図4に示すように、ブームシリンダ用ホース85は、コントロールバルブ70の例えば側面73fに接続される。
[配置A−2]ブームシリンダ用ホース85は、バルブ側縦板55の上孔57を通って、図3に示すようにサイドデッキ45上からセンターセクション43上に渡るように配置される。
[配置A−3]ブームシリンダ用ホース85は、2枚の縦板51,55の間(センターセクション43上)に配置される。かつ、図4に示すように、ブームシリンダ用ホース85は、前板60の中央部63の真後側X2に配置される。図3に示すように、センターセクション43上のブームシリンダ用ホース85は、バルブ側縦板55に沿うように(ほぼ沿う場合を含む)、前後方向Xに延びるように、配置される。
[配置A−4]ブームシリンダ用ホース85は、前板60の前孔64を通る。すなわち、ブームシリンダ用ホース85は、ブームシリンダ用ブラケット69よりも右側Y1かつバルブ側縦板55よりも左側Y2の前孔64を通る。
[配置A−5]ブームシリンダ用ホース85は、クランプ91により、前板60に取り付けられる。図3及び図4に示すように、クランプ91に取り付けられる部分のブームシリンダ用ホース85は、前後方向Xに沿って延びるように配置される。
[配置A−6]図4に示すように、ブームシリンダ用ホース85は、クランプ91から前側X1に突出するように湾曲し、クランプ91から上に延びる。そして、ブームシリンダ用ホース85は、ブームシリンダ35に接続される。
ブームシリンダ用ホース85の配置は、ブームシリンダ用ホース85ができるだけ短くなるように、また、ブームシリンダ用ホース85の配策作業が容易になるように、行われることが好ましい。具体的には例えば、ブームシリンダ用ホース85の配置は、次の[配置A−7]及び[配置A−8]のように行われる。
[配置A−7]ブームシリンダ用ホース85の高さ(底部47からの高さ)は、コントロールバルブ70の接続部75から、上孔57通過部、前孔64通過部、及びクランプ91への取付部まで、略一定である。例えば、ブームシリンダ用ホース85の高さは、コントロールバルブ70の接続部75からクランプ91への取付部に至るに従って(後側X2から前側X1に至るに従って)、徐々に高くなる。
[配置A−8]複数本(具体的には2本)のブームシリンダ用ホース85は、互いに同じ経路(上記[配置A−1]〜[配置A−7]の経路)を通る。例えば、1つのクランプ91には、複数本(2本)のブームシリンダ用ホース85がまとめて(一緒に)取り付けられる。この取り付けにより、複数本のブームシリンダ用ホース85それぞれが別個のクランプ91に取り付けられる場合に比べ、クランプ91のコストを削減でき、クランプ91及び複数本のブームシリンダ用ホース85に関する組立作業性を改善できる。
ブーム外装置シリンダ用ホース87は、次の[配置B−1]〜[配置B−5]のように配置される。
[配置B−1]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、コントロールバルブ70の例えば側面73fに接続される。
[配置B−2]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、バルブ側縦板55の下孔58を通り、図3に示すようにサイドデッキ45上からセンターセクション43上(2枚の縦板51,55の間)に渡るように配置される。
[配置B−3]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、2枚の縦板51,55の間(センターセクション43上)に配置される。かつ、図4に示すように、ブーム外装置シリンダ用ホース87は、前板60(下部61及び中央部63)の真後側X2に配置される。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、前板60の上部65の下および真後側X2に配置される。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、2枚の縦板51,55(図3参照)の間かつ前板60の真後側X2で、ブームシリンダ用ホース85と、反バルブ側縦板51との間に配置される。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、2枚の縦板51,55(図3参照)の間かつ前板60の真後側X2で湾曲する。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、下孔58から湾曲しながら上に延びるように配置される。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、下孔58とブーム21の背面21bとの間で湾曲する。ブーム外装置シリンダ用ホース87は、左右方向Yから見てS字状(略S字状を含む(以下同様))に湾曲する。ブーム外装置シリンダ用ホース87の湾曲部には、前側湾曲部87fと、後側湾曲部87rと、がある(後述)。
[配置B−4]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、クランプ93により前板60の上部65に保持される。ブーム外装置シリンダ用ホース87のうちクランプ93に保持される部分は、前側湾曲部87fと後側湾曲部87rとの境界部分である。
[配置B−5]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、少なくともブームフット21fの近傍では、ブーム21の背面21bに配置される(例えば背面21bに沿うように配置される、また例えば背面21bに取り付けられる)。そして、ブーム外装置シリンダ用ホース87は、ブーム外装置23(図1参照)に接続される。
前側湾曲部87fは、左右方向Yから見て前側X1に凸に湾曲する。前側湾曲部87fは、前板60の中央部63および上部65にほぼ沿うように湾曲する。前側湾曲部87fは、下から上に至るに従って、前側X1向き(略前側X1向きを含む(以下同様))から上向きを経て後側X2向き(略後側X2向きを含む(以下同様))になるように湾曲する。前側湾曲部87fの下端部は、ブーム外装置シリンダ用ホース87のうち下孔58を通る部分(又はその近傍)である。前側湾曲部87fの上端部は、ブーム外装置シリンダ用ホース87のうちクランプ93に取り付けられる部分(又はその近傍)である。
後側湾曲部87rは、ブーム21を倒伏させた状態のときに、ブーム外装置シリンダ用ホース87がたわみを確保できるように(引っ張られることがないように)するために設けられる。後側湾曲部87rは、左右方向Yから見て後側X2に凸に湾曲する。後側湾曲部87rは、ブーム用ブラケット56の真後側X2(またはほぼ真後側X2)(ブームフット21fの真後側X2またはほぼ真後側X2)で、後側X2に凸に湾曲する。後側湾曲部87rは、下から上に至るに従って、後側X2向きから上向きを経て前側X1向きになるように湾曲する。後側湾曲部87rの下端部は、前側湾曲部87fの上端部(ブーム外装置シリンダ用ホース87のクランプ93への取付部)とつながる。
(効果1)
次に、図2に示す上部旋回体40による効果を説明する。上部旋回体40は、アッパーフレーム41と、アッパーフレーム41に搭載されるコントロールバルブ70と、図4に示すブーム21を起伏させるブームシリンダ35とコントロールバルブ70とにつながれるブームシリンダ用ホース85と、ブーム21に取り付けられる装置であるブーム外装置23(図1参照)を駆動するブーム外装置シリンダ37(図1参照)とコントロールバルブ70とにつながれるブーム外装置シリンダ用ホース87と、を備える。図2に示すようにアッパーフレーム41は、アッパーフレーム41の底部47から上に突出するとともにブーム21が取り付けられる2枚の縦板51,55と、2枚の縦板51,55どうしをつなぐ前板60と、を備える。縦板51,55には、2枚の縦板51,55のうちコントロールバルブ70に近い側のバルブ側縦板55と、2枚の縦板51,55のうちコントロールバルブ70から遠い側の反バルブ側縦板51と、がある。
[構成1−1]前板60は、反バルブ側縦板51よりもバルブ側縦板55に近い位置(前板60の右側Y1部分)に形成される前孔64を備える。
[構成1−2]図3に示すブームシリンダ用ホース85(の一部)は、2枚の縦板51,55の間、かつ、図4に示す前板60の真後側X2で、バルブ側縦板55に沿うように配置される。
[構成1−3]ブームシリンダ用ホース85は、前孔64に通される。
[構成1−4]図3に示すブーム外装置シリンダ用ホース87は、2枚の縦板51,55の間かつ図4に示す前板60の真後側X2で湾曲する。
[構成1−5]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、ブーム21の背面21bに配置される。
図3に示すように、上記[構成1−1]及び[構成1−3]により、ブームシリンダ用ホース85は、反バルブ側縦板51よりもバルブ側縦板55に近い位置(前板60の右側Y1部分)の前孔64を通る。よって、バルブ側縦板55よりも反バルブ側縦板51に近い位置(前板60の左側Y2部分)でブームシリンダ用ホース85が前板60に通される場合(以下、この場合を「比較例」という)に比べ、ブームシリンダ用ホース85をバルブ側縦板55に近づけて配置できる(この配置を[配置C]とする)。また、上記[構成1−2]のように、ブームシリンダ用ホース85は、バルブ側縦板55に沿うように配置される(この配置を[配置D]とする。また、このバルブ側縦板55は、2枚の縦板51,55のうちコントロールバルブ70に近い側である。また、ブームシリンダ用ホース85は、コントロールバルブ70につながれる。よって、上記[配置C]および[配置D]の結果、コントロールバルブ70から前孔64までのブームシリンダ用ホース85の長さを、上記比較例に比べて短くできる。その結果、ブームシリンダ用ホース85を容易に配策できる(配策作業が容易になる)。
ここで、上記[構成1−2]および[構成1−4]では、2枚の縦板51,55の間かつ前板60の真後側X2には、ブームシリンダ用ホース85だけでなく、ブーム外装置シリンダ用ホース87も配置される。さらに、上記[構成1−4]では、ブーム外装置シリンダ用ホース87を湾曲させるスペースが必要となる。しかし、上記[配置C]および[配置D]により、ブームシリンダ用ホース85と反バルブ側縦板51との間にブーム外装置シリンダ用ホース87の配置スペースを確保しやすい。その結果、ブームシリンダ用ホース85とブーム外装置シリンダ用ホース87との干渉を抑制できる。その結果、ブームシリンダ用ホース85及びブーム外装置シリンダ用ホース87を容易に配策できる。
(効果2)
アッパーフレーム41は、前板60に固定されるとともにブームシリンダ35が取り付けられるブームシリンダ用ブラケット69を備える。
[構成2]前孔64は、ブームシリンダ用ブラケット69とバルブ側縦板55との間に形成される。
ブームシリンダ用ブラケット69とバルブ側縦板55との間にスペースがある場合は、上記[構成2]のように、このスペースに前孔64を配置できる。この場合、前孔64を通るブームシリンダ用ホース85を、バルブ側縦板55に、より近づけることができる。その結果、上記「(効果1)」がより顕著になる。
(効果3)
[構成3]図4に示すように、バルブ側縦板55は、ブームシリンダ用ホース85が通される第1孔(上孔57)と、第2孔(下孔58)と、を備える。第2孔(下孔58)は、第1孔(上孔57)よりも上または下に配置され、ブーム外装置シリンダ用ホース87が通される。
上記[構成3]により、バルブ側縦板55を通過する(左右方向Yに横切る)部分における、ブームシリンダ用ホース85の位置と、ブーム外装置シリンダ用ホース87の位置と、を上下に互いにずらすことができる。よって、ブームシリンダ用ホース85とブーム外装置シリンダ用ホース87との干渉をより抑制できる。
(効果4)
[構成4−1]下孔58(第2孔)は、上孔57(第1孔)よりも下に配置される。
[構成4−2]ブーム外装置シリンダ用ホース87は、第2孔(下孔58)から湾曲しながら上に延びるように配置される。
上述した[構成1−5]では、ブーム外装置シリンダ用ホース87を湾曲させて配置するためのスペースが必要であるところ、上記[構成4−1]及び[構成4−2]により上記スペースを確保しやすい。よって、ブーム外装置シリンダ用ホース87の湾曲部分を容易に配策できる。
(効果5)
[構成5]上孔57(第1孔)の底部47からの高さと、前孔64の底部47からの高さとは、略同一である。
上記[構成5]により、上孔57と前孔64との間で、ブームシリンダ用ホース85の底部47からの高さを略一定にできる。よって、前後方向Xにおける上孔57及び前孔64の位置を固定して考えたとき、底部47からの高さが上孔57と前孔64とで異なる場合(略同一ではない場合)に比べ、上孔57と前孔64との間でのブームシリンダ用ホース85の長さを短くできる。
1 作業機械
21 ブーム
23 ブーム外装置
35 ブームシリンダ
37 ブーム外装置シリンダ
40 上部旋回体
41 アッパーフレーム
47 底部
51,52 縦板
52,56 ブーム用ブラケット
55 バルブ側縦板
57 上孔(第1孔)
58 下孔(第2孔)
60 前板
64 前孔
69 ブームシリンダ用ブラケット
70 コントロールバルブ
85 ブームシリンダ用ホース
87 ブーム外装置シリンダ用ホース

Claims (5)

  1. アッパーフレームと、
    前記アッパーフレームに搭載されるコントロールバルブと、
    ブームを起伏させるブームシリンダと前記コントロールバルブとにつながれるブームシリンダ用ホースと、
    前記ブームに取り付けられる装置であるブーム外装置を駆動するブーム外装置シリンダと前記コントロールバルブとにつながれるブーム外装置シリンダ用ホースと、
    を備え、
    前記アッパーフレームは、
    前記アッパーフレームの底部から上に突出するとともに前記ブームが取り付けられる2枚の縦板と、
    前記2枚の縦板どうしをつなぐ前板と、
    を備え、
    前記縦板には、
    前記2枚の縦板のうち前記コントロールバルブに近い側のバルブ側縦板と、
    前記2枚の縦板のうち前記コントロールバルブから遠い側の反バルブ側縦板と、
    があり、
    前記前板は、前記反バルブ側縦板よりも前記バルブ側縦板に近い位置に形成される前孔を備え、
    前記ブームシリンダ用ホースは、前記2枚の縦板の間かつ前記前板の真後側で、前記バルブ側縦板に沿うように配置され、
    前記ブームシリンダ用ホースは、前記前孔に通され、
    前記ブーム外装置シリンダ用ホースは、前記2枚の縦板の間かつ前記前板の真後側で湾曲し、
    前記ブーム外装置シリンダ用ホースは、前記ブームの背面に配置される、
    上部旋回体。
  2. 前記アッパーフレームは、前記前板に固定されるとともに前記ブームシリンダが取り付けられるブームシリンダ用ブラケットを備え、
    前記前孔は、前記ブームシリンダ用ブラケットと前記バルブ側縦板との間に形成される、
    請求項1に記載の上部旋回体。
  3. 前記バルブ側縦板は、
    前記ブームシリンダ用ホースが通される第1孔と、
    前記第1孔よりも上または下に配置され、前記ブーム外装置シリンダ用ホースが通される第2孔と、
    を備える、請求項1または2に記載の上部旋回体。
  4. 前記第2孔は、前記第1孔よりも下に配置され、
    前記ブーム外装置シリンダ用ホースは、前記第2孔から湾曲しながら上に延びるように配置される、
    請求項3に記載の上部旋回体。
  5. 前記第1孔の前記底部からの高さと、前記前孔の前記底部からの高さとは、略同一である、
    請求項3または4に記載の上部旋回体。
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