JP2015182756A - 車両シートの高さ調整装置 - Google Patents

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晃基 上野
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Abstract

【課題】安価な構成により、車両の後突発生時に直ちにシートの沈み込みを規制してシートの座屈を防止できるようにする。
【解決手段】規制体10を第2リンク体3a2の後側に配設し、規制体10の第2リンク体3a2の後面への当接により、第2リンク体3a2の後方への回動を規制する。そのため、安価な構成により、車両の後突時に、従来のようにシート5が最下位置に移動を許容することなくその位置でシート5の沈み込みを阻止して座屈を防止することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両のシートのシートクッションの高さを調整する車両シートの高さ調整装置に関する。
一般に、車両のシートのシートクッションの高さを調整する調整装置は、例えば一端部がフロアに回転自在に枢支されるとともに、他端部がそれぞれシートクッションの下部4隅に回転自在に枢支された4つのリンク機構、および、シートクッションの側方に設けられたシート昇降操作用のレバーの押下げおよび引上げ操作それぞれに連動して1つのリンク機構の他端部を後方および前方に回動させてシートクッションを昇降させる昇降機構を備えている。
ところで、車両の後方衝突(以下、後突という)が生じると、シートに対し後方への荷重がかかり、シートの着座している乗員の慣性荷重も加わって、シートが後下方に座屈することを防止するために、従来、上記した高さ調整装置において、後突時にシートの最下位置までの沈み込みを許容し、少なくとも1つのリンク機構を一対のストッパにより挟み込むようにして当該リンク機構の過剰な沈み込み(座屈)を阻止することが提案されている(特許文献1)。
また、後突時の慣性力により、バネの引っ張り力に抗してロック部材が回転し、ロック部材の歯が、昇降機構を構成するリンクの歯に噛合して昇降機構の動作を止めるとともに、電磁石の作用により、その噛合状態を維持するようにしてシートの過剰な沈み込み(座屈)を防止することも考えられている(特許文献2)。
特開2010−960号公報(段落0010〜0013および図3参照) 特開2010−53609号公報(段落0041〜0044、要約および図2参照)
しかし、上記した特許文献1に記載のものでは、後突時にシートが最下位置まで沈み込んでから、ストッパによりそれ以上の過剰な沈み込みを阻止する構造であるため、シートの最下位置までの移動の荷重および後突による荷重に耐え得るようにストッパの強度を大きくする必要があり、高コストになるという問題がある。
また、上記した特許文献2のものでは、後突時の慣性力を利用してロック部材を回転させる構造であるため、慣性力が不足している場合には、ロック部材の回転が不足してロック部材の歯を昇降機構の歯に噛合させることができず信頼性に欠ける上、ロック部材の歯と昇降機構の歯との噛合状態を維持する電磁石が必要であるため、やはり高コストになるという問題がある。
本発明は、安価な構成により、車両の後突発生時に直ちにシートの沈み込みを規制してシートの座屈を防止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両シートの高さ調整装置は、車両のシートのシートクッションの高さを調整する車両シートの高さ調整装置において、下端部がフロアに回転自在に枢支されるとともに、上端部がそれぞれ前記シートクッションの下部4隅に回転自在に枢支された4つのリンク体と、前記シートクッションの側方に設けられた前記シートの昇降操作用のレバーと、前記レバーの押下げおよび引上げ操作それぞれに連動して1つの前記リンク体の上端部を後下方および前上方に回動させて前記シートクッションを昇降させる昇降機構と、前記リンク体以外のいずれか1つの規制対象となる前記リンク体の後面に当接自在に配設され当該リンク体の後方への回動を規制する規制部材と、前記規制部材を規制対象の前記リンク体の後面側に付勢する付勢手段と、前記レバーの押下げ操作の初動に連動して前記付勢手段の付勢に抗いつつ前記規制部材を規制対象の前記リンク体の後側から退避位置に移動させ、前記レバーの操作終了時に前記規制部材を退避位置から規制対象の前記リンク体の後側位置に復元すべく前記付勢手段の付勢を開放する駆動手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、規制部材がレバー操作に連動するリンク体以外のいずれか1つの規制対象となるリンク体の後面に当接して当該リンク体の後方への回動を規制するため、安価な構成により、車両の後突時に、従来のようにシートが最下位置に移動を許容することなくその位置でシートの沈み込みを阻止して座屈を防止することができる。また、レバーの押下げ操作の初動に連動して付勢手段の付勢に抗いつつ、駆動手段により、規制部材が規制対象のリンク体の後側から退避位置に移動されるので、シートの高さを下げる通常操作を行う場合に、規制部材が邪魔にならないように退避位置に移動させておくことができる。
本発明に係る車両シートの高さ調整装置の一実施形態の斜視図である。 図1の側面図である。 図1の一部の側面図である。 図1の他の一部の斜視図である。 図4の一部の平面図である。 図4の側面図である。 図5の一部の拡大図である。
本発明に係る車両シートの高さ調整装置の一実施形態について、図1ないし図7を参照して詳細に説明する。なお、図中、FR、LH、RH、UPはシートに着座した状態での前方、左方、右方、上方をそれぞれ示す。
本実施形態における車両シートの高さ調整装置は、図1、図2に示すように構成されている。すなわち、図1、図2に示すように車両フロアに設置された左右一対のレール1a,1bそれぞれに、左右の嵩上げブラケット2a,2bが取り付けられ、左嵩上げブラケット2aの前端および後端に板状の第1、第2リンク体3a1,3a2の下端がそれぞれ回転自在に枢支されるとともに、右嵩上げブラケット2bの前端および後端に板状の第3、第4リンク体3b1,3b2の下端がそれぞれ回転自在に枢支され、こうして各リンク体3a1,3a2,3b1,3b2の下端が嵩上げブラケット2a,2bを介してフロアに回転自在に枢支され、第1〜第4リンク体3a1,3a2,3b1,3b2の上端がシートバック5aとともにシート5を構成するシートクッション5bの下部4隅にそれぞれ回転自在に枢支されている。このとき、第1〜第4リンク体3a1,3a2,3b1,3b2は、垂直状態から上端を少し後方に傾けた状態でシートクッション5bに取り付けられている。
そして、シートクッション5bの右側にはシートの昇降操作用のレバー6が設けられ、このレバー6の回転軸には、図2に示すようにギヤ7が固着され、このギヤ7が第4リンク体3b2の上端部に設けられたギヤ8に噛合し、レバー6を押下げおよび引上げ操作すると、レバー6側のギヤ7が回転してこれに噛合するギヤ8を介して第4リンク体3b2の上端が後下方および前上方に回動することにより、その他のリンク体3a1,3a2,3b1も連動して後下方および前上方に回動し、シートクッション5bの高さが低、高に調整される。
ここで、レバー6とギヤ7とはいわゆるラチェット機構を介して結合されており、シート高さの下降および上昇の切り替えレバーの切替設定によって、レバー6の押下げ方向または引上げ方向のいずれかにのみ択一的に連動してギヤ7が回転するように切り替えられるようになっており、これら両ギヤ7,8およびラチェット機構により、シートクッション5bを昇降させる本発明における昇降機構が構成されている。
ところで、図5、図6に示すように、第2リンク体3a2の後側には該第2リンク体3a2の後面に当接自在に棒状の規制部材である規制体10が設けられており、左嵩上げブラケット2aの後端部の右側面に支持ブラケット11が固定されるとともに、該支持ブラケット11に連結板12の前端がピン13(図6参照)により回転自在に枢支され、この連結板12の後端部に規制体10の左端部が固定され、連結板12が回転することで規制体10が第2リンク体3a2の後側位置に突出位置に移動(左方に移動)しまたは後側位置から退避位置に移動(右方に移動)するように規制体10が配設されている。
そして、突出時に規制体10に第2リンク体3a2の後面が当接することにより、第2リンク体3a2の後方への回動が規制され、シートクッション5bの過剰な沈み込み(座屈)が防止されるようになっている。
このとき、付勢手段であるバネ14の両端が左嵩上げブラケット3aの後端と連結板12の後端とに係止され、バネ14により、連結板12の後端部を左嵩上げブラケット3aの方向に付勢されて規制体10が第2リンク体3a2の後面側に常時付勢され、シートクッション5bの過剰な沈み込み(座屈)が阻止されている。
また、レバー6と連結板12の後端との間には駆動手段としてのケーブルワイヤ15が設けられ、レバー6を押下げ操作すると、レバー6の押下げ操作の初動、つまりレバー6の押下げ操作時の遊びの範囲での押下げに連動して、ケーブルワイヤ15により、バネ14の付勢に抗いつつ連結板12の後端が右方に引っ張られて連結板12の後端が回転し、これにより規制体10が第2リンク体3a2の後側から退避位置に移動され、その後のレバー6の押下げ操作に応じて第2リンク体3a2が規制されることなく後方に回動可能な状態になる。
一方、レバー6の押下げ操作を終了すると、ケーブルワイヤ15による連結板12の後端のバネ14に抗した引っ張りが解除され、連結板12の後端がバネ14の付勢力によって左方に回転し、規制体10が退避位置から第2リンク体3a2の後側の突出位置に復元し、規制体10が第2リンク体3a2の後面に当接して第2リンク体3a2の後方への移動が規制された状態に復帰する。
ところで、規制体10には、図7に示すように、規制体10の前面には、規制体10が第2リンク体3a2の後面に当接した状態で第2リンク体3a2が嵌り込む切欠部10aが形成されており、第2リンク体3a2が切欠部10aに嵌り込んで係合することによって、車両の後突によりシートクッション5bに対して後下方に沈み込むような荷重がかかっても、第2リンク体3a2が切欠部10aにしっかり噛み込み、第2リンク体3a2の切欠部10aとの係合が外れることはなく、第2リンク体3a2の切欠部10aとの係合状態が保持される。
したがって、上記した実施形態によれば、規制体10が第2リンク体3a2の後面に当接して第2リンク体3a2の後方への回動を規制するため、規制体10を設けるだけで、車両の後突発生時にシート5がその位置で沈み込みを阻止されることになり、安価な構成により、シート5の座屈を防止することができる。
また、レバー6の押下げ操作の初動である押下げ操作時の遊びの範囲での押下げに連動してバネ14の付勢に抗いつつ、ケーブルワイヤ15により、規制体10が第2リンク体3a2の後側から退避位置に移動されるので、シート5の高さを下げる通常操作を行う場合に、規制体10が邪魔にならないように退避位置に移動させておくことができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、規制体10により第2リンク体3a2の後方への回動を規制する場合について説明したが、第1、第3リンク体3a1,3b1の後方への回動を規制するように構成してもよい。
また、レバー6の操作に連動する第4リンク体3b2以外のリンク体の後方への回動を規制する規制部材は、上記した規制体10に限定されるものではなく、要するに当該リンク体の後側位置と退避位置との間を移動してリンク体の後方への回動を規制し得るものであればよい。
また、付勢手段は、上記したバネ14に限定されるものでなく、昇降機構も上記した両ギヤ7,8およびラチェット機構から成るものに限らないのは勿論である。さらに、規制体10の切欠部10aは設けなくてもよい。
3a1,3a2,3b1,3b2 …第1、第2、第3、第4リンク体
5 …シート
5b …シートクッション
6 …レバー
7,8 …ギヤ(昇降機構)
10 …規制体(規制部材)
14 …バネ(付勢手段)
15 …ケーブルワイヤ(駆動手段)

Claims (1)

  1. 車両のシートのシートクッションの高さを調整する車両シートの高さ調整装置において、
    下端部がフロアに回転自在に枢支されるとともに、上端部がそれぞれ前記シートクッションの下部4隅に回転自在に枢支された4つのリンク体と、
    前記シートクッションの側方に設けられた前記シートの昇降操作用のレバーと、
    前記レバーの押下げおよび引上げ操作それぞれに連動して1つの前記リンク体の上端部を後下方および前上方に回動させて前記シートクッションを昇降させる昇降機構と、
    前記リンク体以外のいずれか1つの規制対象となる前記リンク体の後面に当接自在に配設され当該リンク体の後方への回動を規制する規制部材と、
    前記規制部材を規制対象の前記リンク体の後面側に付勢する付勢手段と、
    前記レバーの押下げ操作の初動に連動して前記付勢手段の付勢に抗いつつ前記規制部材を規制対象の前記リンク体の後側から退避位置に移動させ、前記レバーの操作終了時に前記規制部材を退避位置から規制対象の前記リンク体の後側位置に復元すべく前記付勢手段の付勢を開放する駆動手段と
    を備えることを特徴とする車両シートの高さ調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018197028A (ja) * 2017-05-23 2018-12-13 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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