JP2015182106A - 加締装置及び加締位置調整方法 - Google Patents

加締装置及び加締位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金具を加締ダイスの中心部の所定の加締位置に容易にセットすることができる加締装置を得る。
【解決手段】加締装置10は、同心円上に配置された複数の加締ダイス32を備えており、加締ダイス32が半径方向に縮径することで、ホース104の端部が挿入された継手金具102をホース104に加締めて固定する。加締装置10は、複数の加締ダイス32と対向して配置された突き当て部材40を備えており、突き当て部材40には、継手金具102の軸方向の一端面102Aが当接されることで継手金具102を位置決めする当接面40Aが設けられている。さらに、加締装置10は、突き当て部材40を当接面40Aと直交する方向に移動させる移動装置42と、操作量に応じて突き当て部材40の移動量が多くなるように移動装置42を動作させるハンドルと、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、金具をホースに加締めて取り付ける加締装置及び加締位置調整方法に関する。
従来、金属製の継手金具をホースに加締めて取り付ける加締装置が知られている。
下記特許文献1には、ホース継手金具にホースの端部を挿入した状態で複数の加締ダイスの中心部にセットし、ホース継手金具の外周側から複数の加締ダイスを半径方向に縮径することにより、ホース継手金具を加締めてホースに取り付ける構成が開示されている。
特開2006−150435号公報
しかし、上記特許文献1に記載の加締装置では、ホース継手金具を加締ダイスの半径方向と直交する方向の所定の加締位置にセットすることが難しい。
例えば、加締ダイスの端面からの距離をノギスで測定することで、指定された距離(加締位置)にホース継手金具の軸方向の一端面を配置し、ホース継手金具をホルダー等で固定することが行われている。この場合、ホース継手金具の加締ごとに、ホース継手金具の位置をノギスで測定する必要があり、作業が煩雑である。また、ノギスで距離を測定してホース継手金具の軸方向の一端面を配置しても、ホルダー等でホース継手金具を固定する際に位置がずれる可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、金具を加締ダイスの中心部の所定の加締位置に容易にセットすることができる加締装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明に係る加締装置は、同心円上に配置され、半径方向に縮径することで、ホースの端部が挿入された金具を前記ホースに加締めて固定する複数の加締ダイスと、複数の前記加締ダイスに対向して配置され、前記金具の軸方向の一端面が当接されることで前記金具を位置決めする当接面を備えた突き当て部材と、前記突き当て部材を前記当接面と直交する方向に移動させる移動手段と、操作量に応じて前記突き当て部材の移動量が多くなるように前記移動手段を動作させる操作部と、を有する。
請求項1に記載の発明によれば、同心円上に複数の加締ダイスが配置されている。複数の加締ダイスと対向して突き当て部材が配置されており、突き当て部材の当接面に金具の軸方向の一端面が当接されることで金具が位置決めされる。その際、加締装置には、突き当て部材を当接面と直交する方向に移動させる移動手段が設けられており、操作部の操作量に応じて突き当て部材の移動量が多くなるように移動手段が動作する。これにより、操作部の操作量に応じて、突き当て部材の当接面が適切な位置になるように突き当て部材を移動させることができる。そして、突き当て部材の当接面に金具の軸方向の一端面を当接させることで、金具を加締ダイスの中心部の所定の加締位置にセットすることができる。この状態で、加締ダイスが半径方向に縮径することで、ホースの端部が挿入された金具がホースに加締めて固定される。このような構成では、金具を加締ダイスの中心部の所定の加締位置に容易にセットすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の加締装置において、前記移動手段は、前記操作部の操作により回転する第1回転体と、前記第1回転体に巻き掛けられた無端状部材を介して前記第1回転体と連動して回転する第2回転体と、前記第2回転体と一体的に回転するネジ部と、前記ネジ部に設けられ、前記突き当て部材が取り付けられると共に、前記ネジ部の回転に伴って軸方向に移動する移動体と、を有する。
請求項2に記載の発明によれば、移動手段は、操作部の操作により回転する第1回転体を備えており、第1回転体に無端状部材が巻き掛けられている。操作部の操作により第1回転体を回転させることで、第1回転体に巻き掛けられた無端状部材を介して第2回転体が第1回転体と連動して回転する。さらに、第2回転体の回転により、ネジ部が第2回転体と一体的に回転する。ネジ部には、突き当て部材が取り付けられた移動体が設けられており、ネジ部の回転により、移動体が軸方向に移動する。このため、操作部の操作量に応じて、移動体がネジ部の軸方向に移動することで、突き当て部材の移動量が多くなる。したがって、操作部の操作により、突き当て部材の当接面を適切な位置に移動させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の加締装置において、前記操作部は、回転部材であり、前記移動手段は、前記回転部材を左回り又は右回りに1回転させることで、前記突き当て部材を前記当接面と直交する前進方向又は後退方向に連続的に所定量移動させる構成とされている。
請求項3に記載の発明によれば、操作部は回転部材であり、回転部材を左回り又は右回りに1回転させることで、突き当て部材が当接面と直交する前進方向又は後退方向に連続的に所定量移動する。これにより、回転部材の左回り又は右回りの回転量に応じて、突き当て部材の当接面を適切な位置に容易に移動させることができる。
請求項4に記載の発明に係る加締位置調整方法は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の加締装置を用いた金具の加締ダイスに対する加締位置を調整する加締位置調整方法であって、前記金具の軸方向の他端面が、前記加締ダイスのダイス端面と面一となるように位置合わせする第1工程と、前記操作部を操作することで、前記金具の前記一端面に前記当接面が当接するように前記突き当て部材を移動させる第2工程と、前記加締ダイスの前記ダイス端面に対して前記金具の前記他端面を加締位置まで移動させる距離に応じて、前記操作部を操作することで、前記突き当て部材を前記距離だけ移動させる第3工程と、前記第3工程により移動した前記突き当て部材の前記当接面に前記金具の前記一端面を当接させた状態で、複数の前記加締ダイスを半径方向に縮径させて前記金具を前記ホースに加締めて固定する第4工程と、を有する。
請求項4に記載の発明によれば、第1工程では、金具の軸方向の他端面が、加締ダイスのダイス端面と面一となるように位置合わせする。第2工程では、操作部を操作することで、突き当て部材の当接面が金具の軸方向の一端面に当接するように突き当て部材を移動させる。また、第3工程では、加締ダイスのダイス端面に対して金具の軸方向の他端面を加締位置まで移動させる距離に応じて、操作部を操作することで、突き当て部材を上記距離だけ移動させる。さらに、第4工程では、第3工程により移動した突き当て部材の当接面に金具の軸方向の一端面を当接させた状態で、複数の加締ダイスを半径方向に縮径させて金具をホースに加締めて固定する。このような加締位置調整方法では、金具を加締ダイスの中心部の所定の加締位置に容易にセットすることができる。
本願発明の加締装置及び加締位置調整方法によれば、金具を加締ダイスの中心部の所定の加締位置に容易にセットすることができる。
本発明の一実施形態に係る加締装置を示す斜視図である。 図1とは別の方向から見た加締装置に金具を配置すると共に、突き当て部材付近を裁断した状態で示す斜視図である。 図2に示す加締装置の断面図である。 図2に示す加締装置に用いられる突き当て部材を示す斜視図である。 図2に示す加締装置を用いて金具を加締ダイスの中心部の加締位置にセットする工程を示す断面図である。 図2に示す加締装置を用いて金具を加締ダイスの中心部の加締位置にセットする工程を示す断面図である。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る加締装置の一実施形態について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UPは装置上方側を示している。
図1には、本発明の一実施形態である加締装置10が斜視図にて示されている。図2には、図1とは別の方向から見た加締装置10が、突き当て部材付近を裁断した状態で斜視図にて示されている。図3には、加締装置10が断面図にて示されている。加締装置10は、金属製の略円筒状の継手金具102を加締めてホース104に取り付けるものである(図6等参照)。本実施形態では、継手金具102は、ストレート金具であるが、これに代えて、曲がり金具を用いてもよい。
図1〜図3に示されるように、加締装置10には、略上下方向に沿って配置される基体12に略水平方向に沿って複数の棒部材14が固定されている。棒部材14は、略円柱状に形成されている。棒部材14の先端部には、略円形状のプレート16が取り付けられている。プレート16は、略上下方向に沿って配置されている。プレート16の中央部には円形の開口18が設けられている。開口18の内周には、先端側(基体12と反対側)が小径で棒部材14側が大径とされた内テーパ面18Aが形成されている(図3参照)。内テーパ面18Aの先端部(基体12と反対側)と棒部材14側の端部の角部は面取りされている。
加締装置10は、略上下方向に沿って離れて配置された左右一対の板状の支持体20、22と、支持体20と支持体22との間に略水平方向に沿って架け渡された複数の棒部材24と、を備えている。さらに、支持体20と支持体22の周縁部よりも内側には、支持体20と支持体22との間に略水平方向に沿って架け渡された棒状のガイド部26が設けられている。棒部材24とガイド部26は、略円柱状に形成されている。
また、支持体22のプレート16側(支持体20と反対側)には、複数(本実施形態では8個)のキャリア30を半径方向に沿って進退可能に保持する略円形状のダイカバー34が取り付けられている。ダイカバー34と支持体22との間には、これらを所定の間隔で支持する複数のポール(図示省略)が架け渡されている。ダイカバー34の中央部には、継手金具102を挿入するための開口部34Aが設けられている。キャリア30の半径方向内側には、加締ダイス32が着脱可能に取り付けられている。加締ダイス32は、8個設けられており、加締ダイス32がキャリア30にそれぞれ着脱可能に取り付けられている(図2及び図3等参照)。キャリア30は、加締装置10の機械側部品であり、加締ダイス32は、加締対象となる金具によって交換可能とされている。
加締装置10では、8個のキャリア30は、同心円上に配置されており、8個のキャリア30が半径方向に沿って進退可能とされている。キャリア30が半径方向に沿って移動する際に、ダイカバー34がキャリア30を安定して保持するようになっている。8個の加締ダイス32はキャリア30にそれぞれ取り付けられることで、同心円上に配置されている。複数の加締ダイス32は、キャリア30の移動に伴って半径方向に縮径することで、ホース104の端部が挿入された継手金具102をホース104に加締めて固定するようになっている(図6参照)。これについては後に詳述する。
基体12の中央部には、開口部13(図3参照)が形成されている。支持体20の基体12側の側方には、シリンダ36が配設されている(図1参照)。シリンダ36の側部にはシリンダロッド(図示省略)が設けられており、シリンダロッドが基体12の開口部13を通って支持体20に連結されている。シリンダ36は、ポンプ(図示せず)と接続された油圧シリンダであり、シリンダロッド(図示省略)の進退によって支持体20を略水平方向に移動させる構成とされている。これにより、支持体20と支持体22とダイカバー34に保持された部材(キャリア30及び加締ダイス32等を含む)が一体となって略水平方向に移動するようになっている。支持体22の中央部には、継手金具102が挿通される開口22Aが設けられている。
加締装置10には、継手金具102の軸方向の一端面102Aが当接されることで継手金具102を位置決めする突き当て部材(突き当て治具)40が設けられている(図2及び図3参照)。突き当て部材40は、略円形状の板材で構成されており(図4参照)、複数の加締ダイス32と対向するように配置されている。突き当て部材40は、一方の側面に継手金具102の軸方向の一端面102Aが当接される当接面40Aを備えている。
また、加締装置10は、突き当て部材40を当接面40Aと直交する方向に移動させる移動手段としての移動装置42と、移動装置42を動作させる操作部としてのハンドル(回転部材)60と、を備えている(図1参照)。
図1に示されるように、移動装置42は、ハンドル60の操作により回転する第1回転体としての第1プーリー44と、第1プーリー44と間隔をおいて配置された第2回転体としての第2プーリー46と、を備えている。第1プーリー44と第2プーリー46には、無端状部材としてのタイミングベルト48が巻き掛けられている。さらに、移動装置42は、第2プーリー46と一体的に回転するネジ部50を備えている。
第1プーリー44は、加締装置10に固定的に支持された支持部64に回転可能に支持されている。第1プーリー44の回転軸は、ハンドル60の回転軸62と接続されており、ハンドル60と一体的に回転するようになっている。ハンドル60には、ノブ60Aが設けられており、ノブ60Aを把持してハンドル60を回転させる構成とされている。
第2プーリー46は、加締装置10に固定的に支持された支持部66に回転可能に支持されており、タイミングベルト48を介して第1プーリー44と連動して回転するようになっている。すなわち、ハンドル60の操作により第1プーリー44が回転すると、第1プーリー44に巻き掛けられたタイミングベルト48が周回移動し、タイミングベルト48の周回移動により第2プーリー46が回転するようになっている。
第2プーリー46の回転軸には、軸方向にネジ部50が連結されており、第2プーリー46の回転と一体でネジ部50が回転する。ネジ部50は、周面に雄ネジが形成されたボールネジとされている。ネジ部50が回転することで、ネジ部50に螺合される雌ネジを備えた移動体としてのブロック52が軸方向に移動するようになっている。ブロック52には、ネジ部50の軸方向とほぼ平行に貫通孔52Aが設けられており、貫通孔52Aには、ガイド部26が挿通されている。これにより、ブロック52がガイド部26にガイドされた状態で、ネジ部50の軸方向に移動するようになっている。
図1〜図3に示されるように、ブロック52には、長尺状の取付部54が取付具55によって固定支持されており、取付部54の上部には、管状体56が貫通するように取り付けられている。管状体56の内周には、雌ネジが設けられている。管状体56の軸方向は、ネジ部50の軸方向とほぼ平行とされている。また、突き当て部材40の中心部には、雄ネジが設けられた軸部58が固定されている。軸部58の雄ネジが、管状体56の雌ネジに螺合されることで、突き当て部材40が管状体56に固定されている。本実施形態では、ブロック52と取付部54と管状体56とで「移動体」が構成されている。
加締装置10では、ハンドル60の操作量(回転量)に応じて、ブロック52がネジ部50の軸方向に移動することで、ブロック52に取り付けられた突き当て部材40の移動量が連続的に多くなるように構成されている。より具体的には、移動装置42は、ハンドル60を左回り又は右回りに1回転させることで、突き当て部材40が当接面40Aと直交する前進方向(支持体20側)又は後退方向(ダイカバー34側)に連続的に所定量移動する構成とされている。本実施形態では、移動装置42は、ハンドル60を左回り又は右回りに1回転させることで、突き当て部材40の当接面40Aが前進方向又は後退方向に2mm移動するようにネジ部50のピッチが設定されている。
図3に示されるように、キャリア30の半径方向外側には、プレート16の内テーパ面18Aと合致した傾斜角度を持ち、内テーパ面18Aと当接可能な外テーパ面31が形成されている。また、外テーパ面31の先端部(ダイカバー34側)の角部は面取りされている。プレート16、キャリア30及び加締ダイス32は、例えば、鉄、ステンレス製とされている。
シリンダ36に設けられたシリンダロッド(図示省略)の進出により、支持体20、22及びダイカバー34に保持された部材が一体となって基体12と反対側(図3中の右側)に移動する。これにより、複数のキャリア30の外テーパ面31がプレート16の内テーパ面18Aと摺動しながら移動することで、複数のキャリア30が縮径される方向に移動する。これに伴い、複数のキャリア30にそれぞれ取り付けられた複数の加締ダイス32が縮径される方向に移動し、複数の加締ダイス32により継手金具102を加締めてホース104に取り付けるようになっている(図6参照)。
図6に示されるように、継手金具102は、金具本体102Cの軸方向の一端部の外周側に締め金具部102Dを備えており、金具本体102Cと締め金具部102Dとの間に、ホース104の端部が挿入されている。この状態で、複数の加締ダイス32が半径方向に縮径されることで、継手金具102の締め金具部102Dを加締めてホース104に取り付けるようになっている。
次に、本実施形態の加締装置10の作用であって、継手金具102の加締位置調整方法について説明する。
図5及び図6には、突き当て部材40により、加締ダイス32に対する継手金具102の加締位置を調整する工程が示されている。図5に示されるように、ダイカバー34の開口部34Aから、複数の加締ダイス32(図2参照)の中心部に継手金具102を挿入する。継手金具102の金具本体102Cと締め金具部102Dとの間には、ホース104の端部が挿入されている。
この加締装置10では、継手金具102の軸方向の他端面102Bが、加締ダイス32のダイス端面32A(加締ダイス32におけるダイカバー34側の端面)と面一となるように位置合わせする(第1工程)。側断面視にて、この継手金具102の軸方向の他端面102B及び加締ダイス32のダイス端面32Aの位置(軸方向の位置、すなわち上下方向に沿った位置)を基準位置Aとする。
その後、ハンドル60のノブ60Aを把持してハンドル60を所定の方向(例えば、左回り)に回転させることで、突き当て部材40をダイカバー34側の方向(図5中の右方向)に移動させ、継手金具102の軸方向の一端面102Aに突き当て部材40の当接面40Aを当接させる(第2工程)。この突き当て部材40の当接面40Aの軸方向の位置(上下方向に沿った位置)を基準位置Bとする。
この加締装置10では、継手金具102を複数の加締ダイス32の中心部の所定の加締位置にセットするためには、加締ダイス32のダイス端面32Aに対して継手金具102の他端面102Bをダイカバー34と反対側に所定の距離(本実施形態では、2mm)だけ移動させる必要がある。このため、図6に示されるように、ハンドル60のノブ60Aを把持してハンドル60を一定方向(例えば、右回り)に回転させることで、突き当て部材40の当接面40Aを基準位置Bに対してダイカバー34と反対側(図6中の左方向)に所定の距離(本実施形態では、2mm)だけ移動させる(第3工程)。
本実施形態では、ハンドル60を一定方向(例えば、右回り)に1回転させることで、突き当て部材40の当接面40Aがダイカバー34と反対側(図6中の左方向)に2mm移動する。これにより、突き当て部材40の当接面40Aは、加締位置に対応する位置Cに配置される。
さらに、図6に示されるように、上記第3工程で移動した突き当て部材40の当接面40Aに、継手金具102の軸方向の一端面102Aを当接させる(第4工程)。これにより、継手金具102の軸方向の他端面102Bの位置Dが、加締ダイス32のダイス端面32Aの基準位置Aに対してダイカバー34と反対側に2mm移動した状態となる。この状態(突き当て部材40の当接面40Aに、継手金具102の軸方向の一端面102Aを当接させた状態)で、複数の加締ダイス32を半径方向に縮径させて継手金具102をホース104に加締めて固定する(第4工程)。
より具体的には、シリンダ36を駆動させることで、支持体20、22及びダイカバー34に保持された部材(加締ダイス32とキャリア30等を含む)が一体となって矢印E方向(図6中の右側の方向)に移動する。これによって、図示を省略するが、8個の加締ダイス32及び8個のキャリア30がプレート16の開口18内に入り込み、キャリア30の外テーパ面31が内テーパ面18Aと摺動する(図3参照)。これにより、8個のキャリア30が縮径方向(半径方向内側)に移動し、8個のキャリア30にそれぞれ取り付けられた8個の加締ダイス32が縮径方向(半径方向内側)に移動する。そして、8個の加締ダイス32によって継手金具102の締め金具部102Dが半径方向内側に加締められ、締め金具部102Dと金具本体102Cとの間にホース104が挟まれることで、継手金具102がホース104に取り付けられる。
なお、加締装置10では、継手金具102の加締が完了すると、シリンダ36により支持体20、22、加締ダイス32とキャリア30、及びダイカバー34等がプレート16から離れる側に移動して所定位置に戻るとともに、8個の加締ダイス32が図示しない戻り機構によって半径方向に拡径して所定位置に戻る。
このような加締装置10では、ハンドル60を1回転させることで、2mmの移動距離を容易に得ることができ、突き当て部材40の当接面40Aを、加締位置に対応する位置Cに容易に移動させることができる。そして、突き当て部材40の当接面40Aに、継手金具102の軸方向の一端面102Aを当接させることで、継手金具102を複数の加締ダイス32の中心部の所定の加締位置に容易にセットすることができる。
なお、加締装置10では、突き当て部材40の当接面40Aの移動距離は、2mmに限定されるものではなく、2mm以外の距離でもよい。例えば、加締ダイス32のダイス端面32Aの基準位置Aに対して継手金具102の他端面102Bをダイカバー34と反対側に9mm移動させた位置を加締位置としてもよい。この場合には、ハンドル60を一定方向(例えば、右回り)に4回転半、回転させる。ハンドル60の1回転に対して、突き当て部材40の当接面40Aの移動距離のピッチを2mmとすることで、ハンドル60の回転回数の計算が簡単となる。このため、少ないハンドル60の回転数で、効率よく突き当て部材40の当接面40Aをセットしたい距離を得ることができる。
また、加締装置10では、コスト上の観点からハンドル60の回転数を表示するゲージを取り付けていないが、効率よくハンドル60の回転数を把握するために、ゲージを取り付けてもよい。
なお、本実施形態では、加締ダイス32及びキャリア30が8個設けられているが、この構成に限定するものではなく、加締ダイス及びキャリアの個数は適宜に設定できる。
また、本実施形態では、継手金具102がストレート金具であり、突き当て部材40は、略円形状であるが、本発明はこれに限定されるものではない。加締装置10では、突き当て部材40の軸部58の雄ネジを回して管状体56から取り外すことで、突き当て部材40を交換することが可能である。例えば、曲がり金具を用いる場合は、略三角形状の突き当て部材を用い、突き当て部材の軸部を管状体56に取り付ける。これにより、金具の種類に応じて、突き当て部材を交換することができる。
また、本実施形態では、ハンドル60の側方にプレート16が存在するため、タイミングベルト48等を介在させてネジ部50を回転させることで、突き当て部材40を移動させているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ハンドル60の側方にプレート16が存在しない(配置されていない)場合には、タイミングベルト48等を介在させずにハンドル60等の操作部により直接的にネジ部50を回転させ、突き当て部材40を移動させる構成でもよい。
10 加締装置
32 加締ダイス
32A ダイス端面
40 突き当て部材
40A 当接面
42 移動装置(移動手段)
44 第1プーリー(第1回転体)
46 第2プーリー(第2回転体)
48 タイミングベルト(無端状部材)
50 ネジ部
52 ブロック(移動体)
54 取付部(移動体)
56 管状体(移動体)
60 ハンドル(回転部材、操作部)
102 継手金具(金具)
102A 一端面
102B 他端面
104 ホース

Claims (4)

  1. 同心円上に配置され、半径方向に縮径することで、ホースの端部が挿入された金具を前記ホースに加締めて固定する複数の加締ダイスと、
    複数の前記加締ダイスに対向して配置され、前記金具の軸方向の一端面が当接されることで前記金具を位置決めする当接面を備えた突き当て部材と、
    前記突き当て部材を前記当接面と直交する方向に移動させる移動手段と、
    操作量に応じて前記突き当て部材の移動量が多くなるように前記移動手段を動作させる操作部と、
    を有する加締装置。
  2. 前記移動手段は、
    前記操作部の操作により回転する第1回転体と、
    前記第1回転体に巻き掛けられた無端状部材を介して前記第1回転体と連動して回転する第2回転体と、
    前記第2回転体と一体的に回転するネジ部と、
    前記ネジ部に設けられ、前記突き当て部材が取り付けられると共に、前記ネジ部の回転に伴って軸方向に移動する移動体と、
    を有する請求項1に記載の加締装置。
  3. 前記操作部は、回転部材であり、
    前記移動手段は、前記回転部材を左回り又は右回りに1回転させることで、前記突き当て部材を前記当接面と直交する前進方向又は後退方向に連続的に所定量移動させる構成とされている請求項1又は請求項2に記載の加締装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の加締装置を用いた金具の加締ダイスに対する加締位置を調整する加締位置調整方法であって、
    前記金具の軸方向の他端面が、前記加締ダイスのダイス端面と面一となるように位置合わせする第1工程と、
    前記操作部を操作することで、前記金具の前記一端面に前記当接面が当接するように前記突き当て部材を移動させる第2工程と、
    前記加締ダイスの前記ダイス端面に対して前記金具の前記他端面を加締位置まで移動させる距離に応じて、前記操作部を操作することで、前記突き当て部材を前記距離だけ移動させる第3工程と、
    前記第3工程により移動した前記突き当て部材の前記当接面に前記金具の前記一端面を当接させた状態で、複数の前記加締ダイスを半径方向に縮径させて前記金具を前記ホースに加締めて固定する第4工程と、
    を有する加締位置調整方法。
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