JP2015176534A - 抽出方法、推奨方法、情報処理装置及び道路補修工法決定支援方法 - Google Patents

抽出方法、推奨方法、情報処理装置及び道路補修工法決定支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】路面を補修する工法を容易に決定できるようにする。
【解決手段】実施形態の抽出方法は、少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、特定の路面における交通量の測定データを取得し、取得した該測定データに基づいて、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、抽出方法、推奨方法、情報処理装置及び道路補修工法決定支援方法に関する。
多くの道路は、都道府県や市町村等の自治体によって管理されている。自治体では、限られた予算の中で劣化した道路を補修し、管理対象の道路を維持することが求められている。このため、自治体では、予算を執行するにあたり、劣化した道路の状況に応じた予算配分を行う場合がある。
特開2005−182646号公報
しかしながら、予算配分において、管理対象とする道路の中から路面が劣化した道路を抽出し、その抽出した道路に対する適切な補修工法を、道路を走行する車両の交通量などの環境要素を考慮して決定していくことは、困難なことであった。
1つの側面では、本発明は、路面を補修する工法を容易に決定できる抽出方法、推奨方法、情報処理装置及び道路補修工法決定支援方法を提供することを目的とする。
一実施形態の抽出方法は、少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データを取得し、取得した該測定データに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、処理をコンピュータに実行させる。
一実施形態の抽出方法によれば、路面を補修する工法を容易に決定できる、という効果を奏する。
図1は、システム構成の一例を説明する説明図である。 図2は、実施形態にかかる情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図3は、重要度の判定を説明する説明図である。 図4は、キロポスト・劣化度・重要度評価表の一例を説明する説明図である。 図5は、基礎費用の算出を説明する説明図である。 図6は、キロポスト・シミュレーション用ワークテーブルの一例を説明する説明図である。 図7は、予算シミュレーション処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、適用工法テーブルの一例を説明する説明図である。 図9は、工事対象区間シミュレーションテーブルの一例を説明する説明図である。 図10は、工事費用集計テーブルの一例を説明する説明図である。 図11は、隣接するキロポストの判定を説明する説明図である。 図12は、表示画面の一例を説明する説明図である。 図13は、情報処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる抽出方法、推奨方法、情報処理装置及び道路補修工法決定支援方法を説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する抽出方法、推奨方法、情報処理装置及び道路補修工法決定支援方法は、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
図1は、システム構成の一例を説明する説明図である。図1に示すように、実施形態にかかる情報処理装置100は、LAN(Local Area Network)、インターネット等のネットワークNを介して端末装置200と通信可能に接続するサーバ装置などである。端末装置200は、PC(Personal Computer)等である。情報処理装置100、端末装置200は、CPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することで、各種処理を実行する(ハードウエア構成の詳細は後述する)。具体的には、情報処理装置100は、CPUがプログラムを実行することで、予算配分などに関する各種処理を行う。また、端末装置200は、CPUがプログラムを実行することで、情報処理装置100との間の通信、及び情報処理装置100へ各種処理を依頼してその結果を表示するためのGUI(Graphical User Interface)処理などを行う。
例えば、自治体の職員などであるユーザは、端末装置200より予算配分などに関する各種処理を情報処理装置100に依頼する。情報処理装置100は、端末装置200より受け付けた処理の依頼をもとに、予算配分などに関する各種処理を実行し、処理結果を端末装置200に出力する。これにより、ユーザは、端末装置200において、予算配分などに関する業務を行うことができる。なお、情報処理装置100は、自身がGUI処理を行う機能を有し、入力装置よりユーザから予算配分などに関する各種処理の依頼を受け付けて、その処理結果をモニタに表示してもよい。
図2は、実施形態にかかる情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。情報処理装置100は、CPUがプログラムを実行することで、図2に示すS1〜S10の各種処理を実行する。
先ず、情報処理装置100は、処理が開始されると、ハードディスク装置等のストレージより路面調査データD1を取得する(S1)。路面調査データD1は、自治体が管理する道路についての実態を調査した調査結果を示すデータである。路面調査データD1には、道路の区間(キロポスト)ごとに、少なくとも路面の劣化度合いを示す情報と、道路を走行する車両の単位時間あたりの交通量を示す情報とが記述されている。
路面調査データD1における路面の劣化度合いを示す情報は、例えば、調査員がキロポストごとに路面を調査した際に、劣化度合いを段階別に評価したデータであってよい。また、路面の劣化度合いを示す情報は、キロポストごとにカメラで路面を撮影した撮影データであってもよい。キロポストごとの撮影データについては、GPS(Global Positioning System)と、路面撮影用のカメラとを搭載した調査用の車両を走行させて収集してもよい。
路面調査データD1における交通量を示す情報は、例えば、調査員がキロポストごとに行った交通量調査の結果であってもよい。また、交通量を示す情報は、道路の所定位置に配置された定点カメラによる撮影データから通過した車両がカウントされた値であってもよい。この交通量については、乗用車、トラック等の車種別、日中、夜間等の時間帯別に収集してもよい。
次いで、情報処理装置100は、取得した路面調査データD1に含まれる劣化度合いを示す情報に基づいて、キロポスト毎の路面の劣化度合い(例えば、5段階評価又は点数評価)を確定する(S2)。具体的には、調査員が劣化度合いを段階別に評価したデータである場合は、その評価を劣化度合いとして確定する。また、路面を撮影した撮影データである場合は、モニタ等に撮影データを表示し、入力装置よりユーザの評価を受け付けて確定してもよい。また、情報処理装置100は、公知の画像認識処理により、路面を撮影した撮影データから路面の状態を段階別に認識し、その認識結果を劣化度合いとして確定してもよい。
次いで、情報処理装置100は、取得した路面調査データD1に含まれる交通量に基づいて、キロポスト毎の第1の重要度の判定を行う(S3)。図3は、重要度の判定を説明する説明図である。図3に示すように、第1の重要度の判定では、該当キロポストにおける通行量(交通量)が多くなるほど重要度(例えば、「A」:高い、「B」:低い)を高く判定する。
一例として、交通量の中からトラック通過台数/月に着目し、その値が100台以上である場合は高い重要度を示す「A」と判定する。また、100台未満である場合は「A」より低い重要度を示す「B」と判定する。
次いで、情報処理装置100は、取得した路面調査データD1に含まれる交通量と、ハードディスク装置等のストレージより読み出した地図・施設データD2とに基づいて、キロポスト毎の第2の重要度の判定を行う(S4)。地図・施設データD2は、自治体が管理する地域における地図、道路の位置、地図上における施設等の環境に関する情報が記述されたデータである。
具体的には、地図・施設データD2には、自治体が管理する道路のキロポストごとの位置とその範囲が緯度、経度、番地などで記述されている。また、地図・施設データD2には、地図上における施設の位置(緯度、経度、番地など)と、学校又は病院又は役所等の施設の種別を示す情報とが記述されている。また、地図上における環境に関する情報は、地図上における位置(緯度、経度、番地など)に関して調査した環境を示すデータであればいずれであってもよい。一例としては、人口統計(昼間人口、夜間人口など)、交通事故とその要因(急ブレーキ、スピード違反など)、都市計画法による用途地域(住居地域、商業地域など)などであってよい。
図3に示すように、第2の重要度の判定では、該当キロポストにおける通行量(交通量)、施設などの環境要素をもとに、加点方式で重要度(例えば、「A」:高い、「B」:低い)を判定する。例えば、通行量が多い(トラック通過台数/月が50台以上)場合は4点の加点を行う。また、急ブレーキによる事故が多発(過去1年間で5回以上)の場合は4点の加点を行う。また、学校又は病院又は役所等の施設が近い場合(学校の周囲、又は救急病院の周囲1km以内)には、3点の加点を行う。また、周辺の昼間人口が夜間人口の2倍以上である場合には3点の加点を行う。そして、加点の合計が10点以上である場合は「A」と判定し、それ以外は「B」と判定する。
次いで、情報処理装置100は、キロポストごとに、S2で確定した路面の劣化度合い、S3で判定した第1の重要度、S4で判定した第2の重要度をもとに、キロポスト・劣化度・重要度評価表を作成する(S5)。作成したキロポスト・劣化度・重要度評価表は、メモリなどに記憶される。
図4は、キロポスト・劣化度・重要度評価表D3(以下、評価表D3)の一例を説明する説明図である。図4に示すように、評価表D3には、キロポスト「1」〜「25」ごとに、S2において確定した5段階評価の劣化度と、S3、S4で判定した「A」/「B」の2段階評価の第1、第2の重要度が記述されている。なお、劣化度は、「1」が劣化度が高く、路面の劣化が進んだ状態であることを示すものとする。逆に、「5」は劣化度が低く、路面に劣化がない状態であることを示すものとする。
次いで、情報処理装置100は、キロポスト毎に補修工事を行う場合の基礎費用を算出する(S6)。基礎費用とは、補修工事を実施する際に予算として見積もるための基礎的な費用を示す。具体的には、補修工事を行う場合の平均的な費用であり、路面の劣化度や重要度によって見積もるべき費用が異なる。したがって、S6では、評価表D3におけるキロポストごとの劣化度及び重要度をもとに基礎費用を算出する。算出した基礎費用は、評価表D3の基礎費用の項目に記述する。
図5は、基礎費用の算出を説明する説明図である。図5に示すように、劣化度及び重要度に対する補修工事の費用が記述された補修費用テーブルD4を参照し、評価表D3におけるキロポストごとに基礎費用を算出する。なお、第1の重要度と、第2の重要度とが異なる場合には、高く見積もられる費用を基礎費用とする。例えば、キロポスト「16」、「17」では、第1の重要度が「B」、第2の重要度が「A」と互いに重要度が異なる。このように重要度が異なる場合は、それぞれの重要度で費用を算出し、高く見積もられる費用(劣化度「1」、「重要度「A」の「30」)を基礎費用とする。これにより、重要度が高い方を条件として採用する場合であっても、想定する予算を超過することを抑制する。
次いで、情報処理装置100は、評価表D3をもとにキロポスト・シミュレーション用ワークテーブルを作成する(S7)。図6は、キロポスト・シミュレーション用ワークテーブルD5の一例を説明する説明図である。図6に示すように、キロポスト・シミュレーション用ワークテーブルD5は、劣化度ごとのキロポストの個数、及び該当するキロポスト、重要度「A」、「B」に該当するキロポスト、及びキロポストの個数などが記述されている。情報処理装置100は、評価表D3をもとにキロポスト・シミュレーション用ワークテーブルD5を作成しておくことで、後述する予算シミュレーション処理(S9)の際にキロポスト・シミュレーション用ワークテーブルD5を参照して、絞り込み条件(劣化度、重要度など)での検索時間を短縮できる。
次いで、情報処理装置100は、シミュレーションを行う際の初期条件を受け付ける(S8)。シミュレーションの初期条件としては、総予算、補修工事を行う対象とする劣化度などがある。また、初期条件の一つとして、重要度(第1の重要度、第2の重要度)を考慮するか否かを含めてもよい。更に、工事対象とするキロポストと隣接するキロポストにおいて路面の劣化が進行している場合に、補修の対象とするか否かを含めてもよい。
次いで、情報処理装置100は、S8で受け付けた初期条件による予算シミュレーション処理を開始する(S9)。図7は、予算シミュレーション処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、予算シミュレーション処理が開始されると、情報処理装置100は、以前の処理(S5、S6)で作成した評価表D3をメモリより読み取る(S20)。次いで、情報処理装置100は、適用工法テーブルD6を参照し、評価表D3におけるキロポストごとに適用する工法を取得する(S21)。このS21において、評価表D3のキロポストごとに取得した工法については、工事対象区間シミュレーションテーブルD8(詳細は後述する)としてメモリなどに記憶される。
図8は、適用工法テーブルD6の一例を説明する説明図である。図8に示すように、適用工法テーブルD6は、劣化度と、第1の重要度と、第2の重要度との組み合わせに対して適用する工法が示されたテーブルデータである。
劣化度については、「1」〜「5」の5段階の組み合わせがある。また、第1の重要度、第2の重要度については、任意の値を示す「*」と、「A」と、「B」との組み合わせがある。
上述した組み合わせに対して適用する工法には、道路の基礎からの補修を行うために深く掘り下げる工事と、道路の表層の補修を行うために浅く掘り下げる工事とがある。より具体的には、道路の舗装体において、深く掘り下げる順に、表層・基層・路盤までを補修する工事、表層・基層までを補修する工事、表層を補修する工事がある。それらの工事に対応する工法が、一例として、深く掘り下げる順に「α1」〜「α5」の5種類ある。上述した組み合わせに対して適用する工法として、費用の高い順(深く掘り下げる順)に、3つの工法を抽出するものとする。なお、適用する工法が1つ又は2つである場合、例えば、2つの場合は「α2」、「α2」、「α3」などのように抽出してよいものとする。また、適用する工法の該当がない場合(例えば劣化度が「5」)には、ヌルデータとしてもよい。
適用工法テーブルD6における、劣化度と、第1の重要度と、第2の重要度との組み合わせに対して適用する工法「α1」〜「α5」より明らかなように、劣化度が進むほど深く掘り下げる工法(「α1」よりの工法)が抽出される。また、第1、第2の重要度が高いほど、深く掘り下げる工法(「α1」よりの工法)が抽出される。
したがって、交通量が所定値より多く、重要度が高く判定された場合には、より深く掘り下げる工法が抽出されることとなる。また、学校又は病院又は役所などの種別を示す施設があることで、重要度が高く判定された場合には、より深く掘り下げる工法が抽出されることとなる。
また、劣化度が進んでおらず、少ない劣化度を示す場合であっても、重要度が高くなる場合には、より深く掘り下げる工法が抽出されることがある。例えば、劣化度「1」における第1、第2の重要度「B」の組み合わせでは、「α3」、「α4」、「α5」の工法が抽出される。これに対し、劣化度「2」における第1、第2の重要度「A」の組み合わせでは、「α2」、「α3」、「α4」とする、より深く掘り下げる工法が抽出される。
S21では、評価表D3における劣化度と、第1の重要度と、第2の重要度との組み合わせをもとに、該当キロポストにおいて適用する工法が適用工法テーブルD6より取得される。例えば、図5に例示した評価表D3のキロポスト「5」では、劣化度が「1」、第1の重要度が「B」、第2の重要度が「B」である。したがって、劣化度、第1の重要度、第2の重要度の組み合わせとしては、「1」、「*」、「*」とする組、「1」、「B」、「*」とする組、「1」、「B」、「B」とする組、「1」、「*」、「B」とする組が想定される。これらの想定される組の全てについて、適用工法テーブルD6を参照することで、費用の高い順(深く掘り下げる順)に3つの工法が取得される。ここでは、想定される組の全ての工法を予め取得しておくことで、第1、第2の重要度を適用する/適用しないなど、絞り込み条件が変更になる場合に速やかに対応できるようにする。
次いで、情報処理装置100は、工法テーブルD7より工法「α1」〜「α5」における単価を取得して、工事対象区間シミュレーションテーブルD8を作成する(S22)。図9は、工事対象区間シミュレーションテーブルD8の一例を説明する説明図である。図9に示すように、工法テーブルD7は、工法「α1」〜「α5」ごとの単価、耐用年数などの工法にかかる情報が記述されたテーブルデータである。S22では、S21で取得されている工法をもとに、工法テーブルD7を参照して工法における単価の情報を加え、工事対象区間シミュレーションテーブルD8を作成する。
次いで、情報処理装置100は、GUIなどを介して、総予算と、工事の対象とする劣化度とをユーザより受け付ける(S23)。なお、初期条件として総予算と劣化度を受け付けている場合には、この処理はスキップしてよい。条件を変更する場合には、新たな総予算と劣化度をユーザより受け付ける。
次いで、情報処理装置100は、受け付けた劣化度の条件を満たすデータを工事対象区間シミュレーションテーブルD8より抽出し(S24)、抽出したデータをもとに工事費用集計テーブルD9を作成する(S25)。
図10は、工事費用集計テーブルD9の一例を説明する説明図である。図10に示すように、受け付けた劣化度の条件を満たすキロポストのデータが工事対象区間シミュレーションテーブルD8より抽出されて工事費用集計テーブルD9に加えられる。この時、工事対象区間シミュレーションテーブルD8における「合計距離」と工法における「単価」とを参照し、工法ごとに実際に補修する場合の費用が見積もられて工事費用集計テーブルD9に加えられる。図示例では、受け付けた劣化度の条件を満たすデータとして、キロポストが「5,6」の区間、キロポストが「15,16,17」の区間のデータが加えられている。なお、隣接するキロポスト(「7,8」の区間、「14」の区間)についてのデータは、S26において隣接分として追加されることから、S25の時点では加えられていない。
次いで、情報処理装置100は、劣化度の条件を満たすキロポストと隣接する、隣接分のキロポストの工事費用を工事費用集計テーブルD9に追加する(S26)。隣接分のキロポストについては、受け付けた劣化度の条件より緩い条件を満たすか否かを判定し、その判定を満たすキロポストを追加する。具体的には、受け付けた劣化度の条件より緩い条件(受け付けた劣化度+1)であるが、補修の対象となる程度の劣化(例えば劣化度「3」以下)のあるキロポストを追加する。
図11は、隣接するキロポストの判定を説明する説明図である。図11において、キロポスト「5,6」は受け付けた劣化度の条件(劣化度「1」)を満たすキロポストである。ここで、隣接するキロポストとして最初に判定の対象となる区間は、キロポスト「4,7」である。
キロポスト「4」の区間については、劣化度が「3」であり、劣化度+2であることから、隣接分のキロポストとしての条件を満たさない。したがって、キロポスト「4」の区間については、隣接分としての工事費用が工事費用集計テーブルD9に追加されない。
次に、キロポスト「7」の区間については、劣化度が「2」であり、劣化度+1であることから、隣接分のキロポストとしての条件を満たす。したがって、キロポスト「7」の区間については、隣接分としての工事費用が工事費用集計テーブルD9に追加される。また、キロポスト「7」が工事の対象とされることから、キロポスト「7」に隣接するキロポスト「8」が判定の対象となる。キロポスト「8」の区間については、劣化度が「2」であり、劣化度+1であることから、隣接分のキロポストとしての条件を満たす。したがって、キロポスト「8」の区間についても、隣接分としての工事費用が工事費用集計テーブルD9に追加される。
なお、キロポスト「8」に隣接するキロポスト「9」の区間については、劣化度が「3」であり、劣化度+2であることから、隣接分のキロポストとしての条件を満たさない。したがって、キロポスト「9」の区間については、隣接分としての工事費用が工事費用集計テーブルD9に追加されない。よって、キロポスト「5,6」の隣接分としては、キロポスト「7,8」の工事費用が工事費用集計テーブルD9に追加される。具体的には、図10に示すように、隣接分のキロポスト「7,8」については、工法ごとの費用の他、「隣接」の項目に隣接のフラグとともに隣接元のキロポストの情報が加えられる。
次いで、情報処理装置100は、GUIなどを介して、絞り込み条件をユーザより受け付ける(S27)。S27において受け付ける絞り込み条件は、総予算、劣化度以外の条件であり、例えば、重要度(第1の重要度、第2の重要度)を考慮するか否か、隣接分のキロポストを含めるか否かなどであってよい。なお、初期条件として絞り込み条件を受け付けている場合には、この処理はスキップしてよい。絞り込み条件を変更する場合には、新たな絞り込み条件をユーザより受け付ける。
次いで、情報処理装置100は、S27において受け付けた絞り込み条件をもとに工事費用集計テーブルD9の絞り込みを行い、その絞り込み結果を表示画面上に表示する(S28)。
図12は、表示画面Gの一例を説明する説明図である。図12に示すように、表示画面Gは、入力領域G1と、結果表示領域G2と、地図表示領域G3とを有する。入力領域G1は、ボックスのチェック又は数値入力などによって、絞り込み条件などの各種条件設定を行う領域である。結果表示領域G2は、入力領域G1において設定された条件で、工事費用集計テーブルD9の絞り込みを行った結果を表示する領域である。地図表示領域G3は、入力領域G1において設定された条件で、工事費用集計テーブルD9より絞りこまれたキロポストを地図上に表示する領域である。
S28では、総予算、第1、第2の重要度の絞り込み条件(「A」、「B」、「*」)、隣接の有無などをもとに、工事費用集計テーブルD9を絞り込む。なお、隣接分については、隣接元の費用に隣接分の費用を加えた上で総予算と比較し、満たすものを絞り込むものとする。図12の例では、第1の重要度である交通量は「B」、第2の重要度である環境(近隣の施設など)については「*」が絞り込みの条件として設定されている。また、隣接分は入れないように設定されている。
従って、図10に例示した工事費用集計テーブルD9では、キロポスト「5,6」における第1の重要度「B」、第2の重要度「B」、「*」を満たすデータが絞り込まれる。そして、絞りこまれたデータが結果表示領域G2に表示される。また、キロポスト「5,6」に対応した位置が地図・施設データD2より読み込まれ、キロポスト「5,6」に対応した位置の表示態様を変更した地図(例えば網掛け表示)が地図表示領域G3に表示される。これにより、ユーザは、絞り込み条件にマッチする補修工事の対象区間、工法、費用などを容易に認識することができる。
次いで、情報処理装置100は、GUIなどを介して、絞り込み条件にマッチする補修工事の対象区間、工法、費用などで予算配分を確定するか否かをユーザより受け付ける(S29)。具体的には、結果表示領域G2に表示された一覧の中から、所望のキロポスト、工法の項目を選択することで、ユーザは予算配分を確定させる。また、結果表示領域G2に表示された一覧の中から予算配分を確定しない場合、ユーザは、キャンセルボタンなどを操作し、絞り込み条件をキャンセルさせる。
予算配分を確定する場合(S29:YES)、情報処理装置100は、予算シミュレーション処理を終了する。また、確定せずに新たな条件を設定する場合(S29:NO)、情報処理装置100は、S23へ処理を戻す。これにより、ユーザは、新たな条件を設定することができる。例えば、第1、第2の重要度の条件(「A」、「B」、「*」)、隣接分を入れる/入れないなどをより厳しい条件となるように調整する。このように調整して予算シミュレーションを行うことで、ユーザは、総予算に見合う組み合わせを見つけ出すことができる。
図2に戻り、情報処理装置100は、S9の予算シミュレーション処理で確定された予算配分をもとに、工事を発注するための発注処理を行う(S10)。具体的には、工事を行うと確定されたキロポスト、工法、費用などをもとに、申請書等の作成、予算にかかるデータベースへの登録などの処理を行う。
情報処理装置100で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施形態で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータ(ハードウエア)の一例を説明する。図13は、実施形態にかかる情報処理装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
図13が示すように、情報処理装置100は、各種演算処理を実行するCPU101と、データ入力を受け付ける入力装置102と、モニタ103と、スピーカ104とを有する。また、情報処理装置100は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置105と、各種装置と接続するためのインタフェース装置106と、有線または無線により外部機器と通信接続するための通信装置107とを有する。また、情報処理装置100は、各種情報を一時記憶するRAM108と、ハードディスク装置109とを有する。また、情報処理装置100内の各部(101〜109)は、バス110に接続される。
ハードディスク装置109には、上記の実施形態で説明した各種の処理を実行するためのプログラム111が記憶される。また、ハードディスク装置109には、プログラム111を実現するための各種データ112(路面調査データD1、地図・施設データD2など)が記憶される。入力装置102は、例えば情報処理装置100の操作者から操作情報の入力を受け付ける。モニタ103は、例えば操作者が操作する各種画面を表示する。インタフェース装置106は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置107は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークと接続され、通信ネットワークを介した外部機器との間で各種情報をやりとりする。
CPU101は、ハードディスク装置109に記憶されたプログラム111を読み出して、RAM108に展開して実行することで、各種の処理を行う。なお、プログラム111は、ハードディスク装置109に記憶されていなくてもよい。例えば、情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラム111を、情報処理装置100が読み出して実行するようにしてもよい。情報処理装置100が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこのプログラムを記憶させておき、情報処理装置100がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
100 情報処理装置
101 CPU
102 入力装置
103 モニタ
104 スピーカ
105 媒体読取装置
106 インタフェース装置
107 通信装置
108 RAM
109 ハードディスク装置
110 バス
111 プログラム
112 各種データ
200 端末装置
D1 路面調査データ
D2 地図・施設データ
D3 キロポスト・劣化度・重要度評価表
D4 補修費用テーブル
D5 キロポスト・シミュレーション用ワークテーブル
D6 適用工法テーブル
D7 工法テーブル
D8 工事対象区間シミュレーションテーブル
D9 工事費用集計テーブル
G 表示画面
G1 入力領域
G2 結果表示領域
G3 地図表示領域
N ネットワーク

Claims (22)

  1. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データを取得し、
    取得した該測定データに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路の工事方法の抽出方法。
  2. 取得した前記測定データが、交通量が多いことを示すほど、より道路の深い層についての補修工事方法を抽出対象とする、ことを特徴とする請求項1記載の抽出方法。
  3. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データと、前記特定の路面の劣化度の測定データとを取得し、
    取得した前記交通量の測定データと、前記路面の劣化度の測定データとに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路の工事方法の抽出方法。
  4. 取得した前記路面の劣化度の測定データが、所定の劣化度よりも少ない劣化度を示す場合であっても、取得した前記交通量の測定データが所定の交通量を超える交通量を示す場合は、前記基礎からの補修工事を抽出対象とする、ことを特徴とする請求項3記載の抽出方法。
  5. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面の周辺の施設情報を地図情報から取得し、
    取得した該施設情報が示す施設の種別に応じて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路の工事方法の抽出方法。
  6. 取得した前記施設情報が、学校又は病院又は役所の種別を示す場合に、前記表層の補修工事に対して道路の基礎からの補修工事を優先して抽出する、ことを特徴とする請求項5記載の抽出方法。
  7. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面の周辺の施設情報を地図情報から取得することで得られる施設データと、前記特定の路面の劣化度の測定データとを取得し、
    取得した前記施設データと、前記路面の劣化度の測定データとに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする道路の工事方法の抽出方法。
  8. 取得した前記路面の劣化度の測定データが、所定の劣化度よりも少ない劣化度を示す場合であっても、取得した前記施設データが所定の種別の施設の存在を示す場合は、前記基礎からの補修工事を抽出対象とする、ことを特徴とする請求項7記載の抽出方法。
  9. 補修箇所の抽出範囲に含まれる各道路部分について、第1の条件と第2の条件のそれぞれを満たす組み合わせに応じて、対応するレベルの道路の補修工事方法を推奨工事方法として出力し、
    前記第1の条件は、路面の劣化度を示すデータが所定の劣化度を超えることであり、
    前記第2の条件は、交通量を示すデータが所定の交通量を超えるか、又は、周辺の施設情報が所定の種別の施設に該当することである、
    ことを特徴とする補修工事方法の推奨方法。
  10. 道路の補修に関する予算情報を受け付け、
    出力される前記推奨工事方法は、道路の補修工事のレベル毎に設定された費用情報の記憶データを参照して、推奨する補修工事方法による費用の総和が、受け付けた該予算情報が示す予算を超えない範囲で選択される、ことを特徴とする請求項9記載の推奨方法。
  11. 前記第1の条件と第2の条件のそれぞれを満たす複数の組み合わせによって、受け付けた前記予算情報とともに、所定のエリア内に存在する道路部分の内の補修対象の道路部分の候補および前記補修対象の道路部分の補修についての前記費用の総和を出力する
    ことを特徴とする請求項10記載の推奨方法。
  12. 補修対象に決定された道路部分に隣接する道路部分が補修対象の候補になっている場合には、該隣接する道路部分を他の道路部分の補修対象の候補よりも優先して補修対象に決定する処理を行う
    ことを特徴とする請求項11記載の推奨方法。
  13. プロセッサが、
    少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データを取得し、
    取得した該測定データに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  14. プロセッサが、
    少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データと、前記特定の路面の劣化度の測定データとを取得し、
    取得した前記交通量の測定データと、前記路面の劣化度の測定データとに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  15. プロセッサが、
    少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面の周辺の施設情報を地図情報から取得し、
    取得した該施設情報が示す施設の種別に応じて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  16. プロセッサが、
    少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面の周辺の施設情報を地図情報から取得することで得られる施設データと、前記特定の路面の劣化度の測定データとを取得し、
    取得した前記施設データと、前記路面の劣化度の測定データとに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  17. プロセッサが、
    補修箇所の抽出範囲に含まれる各道路部分について、第1の条件と第2の条件のそれぞれを満たす組み合わせに応じて、対応するレベルの道路の補修工事方法を推奨工事方法として出力し、
    前記第1の条件は、路面の劣化度を示すデータが所定の劣化度を超えることであり、
    前記第2の条件は、交通量を示すデータが所定の交通量を超えるか、又は、周辺の施設情報が所定の種別の施設に該当することである、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  18. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データを取得し、
    取得した該測定データに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータを用いて行うことを特徴とする道路補修工法決定支援方法。
  19. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面における交通量の測定データと、前記特定の路面の劣化度の測定データとを取得し、
    取得した前記交通量の測定データと、前記路面の劣化度の測定データとに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータを用いて行うことを特徴とする道路補修工法決定支援方法。
  20. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面の周辺の施設情報を地図情報から取得し、
    取得した該施設情報が示す施設の種別に応じて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータを用いて行うことを特徴とする道路補修工法決定支援方法。
  21. 少なくとも道路の基礎からの補修工事及び道路の表層の補修工事を含む複数の道路の工事方法の中から、特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する際に、前記特定の路面の周辺の施設情報を地図情報から取得することで得られる施設データと、前記特定の路面の劣化度の測定データとを取得し、
    取得した前記施設データと、前記路面の劣化度の測定データとに基づいて、前記特定の路面に適用する道路の工事方法の候補を抽出する、
    処理をコンピュータを用いて行うことを特徴とする道路補修工法決定支援方法。
  22. 補修箇所の抽出範囲に含まれる各道路部分について、第1の条件と第2の条件のそれぞれを満たす組み合わせに応じて、対応するレベルの道路の補修工事方法を推奨工事方法として出力し、
    前記第1の条件は、路面の劣化度を示すデータが所定の劣化度を超えることであり、
    前記第2の条件は、交通量を示すデータが所定の交通量を超えるか、又は、周辺の施設情報が所定の種別の施設に該当することである、
    処理をコンピュータを用いて行うことを特徴とする道路補修工法決定支援方法。
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