JP2003208508A - 移動可能範囲演算方法およびマーケティング支援方法 - Google Patents

移動可能範囲演算方法およびマーケティング支援方法

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JP2003208508A
JP2003208508A JP2002008141A JP2002008141A JP2003208508A JP 2003208508 A JP2003208508 A JP 2003208508A JP 2002008141 A JP2002008141 A JP 2002008141A JP 2002008141 A JP2002008141 A JP 2002008141A JP 2003208508 A JP2003208508 A JP 2003208508A
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area
moving speed
route
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Atsumasa Mizuno
厚雅 水野
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の地点から所定時間内に、現実に移動で
きる範囲を示すことができるようにする。 【解決手段】 地図情報1に対する移動起点位置2の指
定入力を受け付ける(ステップS1)。たとえば、商店
を出店する際の出店候補地を、移動起点位置2として入
力することができる。次に、入力された移動起点位置2
周辺の渋滞状況に応じた道路での所定の交通手段による
移動速度5を取得する(ステップS2)。たとえば、区
間Aの移動速度が時刻5kmであり、区間Bの移動速度
が5kmである。そして、道路での移動速度5に基づい
て、所定時間内に移動起点位置2から到達可能な経路6
を決定する(ステップS3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は任意の地点から所定
時間内に移動できる範囲を演算する移動可能範囲演算方
法および出店場所の選択作業を支援するためのマーケテ
ィング支援方法に関し、特に道路に沿った移動範囲を演
算する移動可能範囲演算方法および商圏の範囲内の人口
に関する情報を提供するマーケティング支援方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】小売・流通企業にとって出店は、売上・
利益拡大の上で非常に有効な手段である。しかも、出店
作業は出店場所を誤ると企業そのものの存続にもかかわ
る重要な作業である。また、昨今の商品サイクル短期化
により迅速な出店対応が非常に重要となっている。
【0003】商店を出店する場合、出店場所での収益性
を事前に試算しておく必要がある。そのため、店舗の出
店計画を行なう際には、マーケティングの一環として、
候補地毎の商圏に関するマーケットリサーチを行い、売
上見込額を算出する。一般消費者向けの商品を販売する
のであれば、出店場所の商圏内の人口が多いほど、多い
売上が見込める。そこで、商圏の範囲を適切に定めるこ
とが重要となる。
【0004】商圏の範囲は、消費者の居住地から店舗ま
での移動時間に依存する。たとえば、大規模駐車場を備
えたショッピングモールの建設を予定している場合、自
動車で一定の時間内で移動できる範囲を、商圏として定
めることができる。
【0005】一定の時間内での自動車での移動範囲は、
自動車の平均速度などに基づいて判断することができ
る。たとえば、一定の時間内に自動車で10km移動で
きる場合には、出店予定地から半径10km内の地域を
商圏範囲とする。
【0006】ただし、実際には、道路のある場所しか自
動車で移動できない。そのため、商圏範囲を正確に定め
るには、商圏範囲の補正または商圏範囲内の人口の補正
が必要である。たとえば、商圏範囲の補正例として、特
開平10-240799号公報に記載された技術がある。この技
術では、川あるいは鉄道を含む障害によって阻まれた地
域を、商圏地域から除いている。また、商圏内の人口の
補正例として、特開平4-363754号公報に記載された技術
がある。この技術では、商圏内を横断する河川、鉄道な
どの来客を防止する障害物が存在する場合に、その向こ
う側の来客数について補正を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際には、周
囲の道路の混雑(渋滞)状況などにより、商圏の範囲は
狭くなる。したがって、車・徒歩の移動時間を固定化
(たとえば、車:1,000m/分,徒歩:80m/分)した
従来の方法では、交通渋滞の激しい地域における商圏範
囲の誤差が大きくなり、正しい情報が得られなかった。
しかも、人口密度が高く、多くの顧客を見込める地域ほ
ど交通渋滞が発生する。
【0008】そのため、的確な商圏範囲を定めるため
に、マーケティング担当者が現地に赴き、実際に自動車
を走らせて現実の商圏範囲を特定する方法が採られてい
た。この場合、マーケティング担当者は、実測した商圏
を基に国勢調査地域メッシュ統計(総務省統計局)等の
データベースから商圏全体の年齢別人口、世帯数、産業
別種業者数、人口変動、通学・通勤地等の必要情報を選
択および取得し,商圏全ての数値情報を積算する。さら
に、マーケティング担当者は、実測および積算された数
値を基に実際の地図上に商圏範囲の作画、商圏規模等の
数値を記述し、マーケティング報告書を作成する。
【0009】このように人手によって現実の商圏範囲を
特定するのは、手間と時間がかかり、出店場所の選定に
も時間がかかっていた。本発明はこのような点に鑑みて
なされたものであり、所定の地点から所定時間内に、現
実に移動できる範囲を示すことができる移動可能範囲演
算方法を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明の他の目的は、現実に即した
商圏範囲を示すことができるマーケティング支援方法を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような移動可能範囲演算方法
が提供される。本発明に係る移動可能範囲演算方法は、
コンピュータによって移動可能範囲を演算するためのも
のである。
【0012】移動可能範囲演算方法では、まず、地図情
報1に対する移動起点位置2の指定入力を受け付ける
(ステップS1)。次に、入力された移動起点位置2周
辺の渋滞状況に応じた移動起点位置周辺の道路での所定
の交通手段による移動速度5を取得する(ステップS
2)。そして、道路での移動速度5に基づいて、所定時
間内に移動起点位置2から到達可能な経路6または地点
を決定する(ステップS3)。
【0013】このような移動可能範囲演算方法によれ
ば、コンピュータに移動起点位置2が指定されると、入
力された移動起点位置2周辺の渋滞状況に応じた道路で
の所定の交通手段による移動速度5が取得される。そし
て、取得した移動速度5に基づいて、到達可能な経路6
または地点が決定される。
【0014】また、本発明では上記課題を解決するため
に、コンピュータによってマーケティングを支援するた
めのマーケティング支援方法において、地図情報に対し
て出店候補地の入力を受け付け、入力された前記出店候
補地周辺の渋滞状況に応じた前記道路での所定の交通手
段による移動速度を取得し、前記道路での前記移動速度
に基づいて、所定時間内に前記出店候補地から到達可能
な経路を決定し、決定された前記到達可能な経路沿いの
地域を、前記出店候補地に出店した場合の商圏と判断す
る、ことを特徴とするマーケティング支援方法が提供さ
れる。
【0015】このようなマーケティング支援方法によれ
ば、コンピュータに出店候補地が入力されると、入力さ
れた出店候補地周辺の渋滞状況に応じた道路での所定の
交通手段による移動速度が取得される。次に、道路での
移動速度に基づいて、所定時間内に出店候補地から到達
可能な経路が決定される。そして、決定された到達可能
な経路沿いの地域が、出店候補地に出店した場合の商圏
と判断される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、本発明の実施の形態に適用
される発明の概要について説明し、その後、本発明の実
施の形態の具体的な内容を説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に適用される
発明の概念図である。本発明の移動可能範囲演算方法で
は、まず、地図情報1に対する移動起点位置2の指定入
力を受け付ける(ステップS1)。たとえば、商店を出
店する際の出店候補地を、移動起点位置2として入力す
ることができる。図1の例では、移動起点位置2からほ
ぼ同じ距離に居住地3と居住地4とが存在している。地
図情報1では、移動起点位置2の周囲の道路が、複数の
区間に分割して管理されている。たとえば、2つの交差
点の間を、1つの区間として設定される。図1の例で
は、線路と交差する区間Aや、駅前通りの区間Bなどが
ある。
【0018】次に、入力された移動起点位置2周辺の渋
滞状況に応じた道路での所定の交通手段による移動速度
5を取得する(ステップS2)。たとえば、区間Aの移
動速度が時速5kmであり、区間Bの移動速度が時速5
kmである。交通手段は、たとえば、自動車である。移
動速度は、たとえば、過去の一定期間の平均の移動速度
である。なお、移動速度の平均値を算出する場合には、
限定的な時間帯(たとえば、出店する店舗の営業時間
帯)のデータのみを採用することができる。
【0019】そして、道路での移動速度5に基づいて、
所定時間内に移動起点位置2から到達可能な経路6を決
定する(ステップS3)。たとえば、渋滞しない区間
は、所定の速度(たとえば、20km/h)で移動でき
るものとする。図1の例では、区間Aと区間Bとが渋滞
するため、区間Aと区間Bとを経由した地域は、所定時
間内に到達できる距離が短い。たとえば、居住地3は、
区間Aや区間Bを経由しないため到達できるが、居住地
4は、区間Aを経由するため到達できない。
【0020】このような移動可能範囲演算方法によれ
ば、コンピュータに移動起点位置2が指定されると、入
力された移動起点位置2周辺の渋滞状況に応じた移動速
度5が取得され、移動速度5に基づいて到達可能な経路
6が決定される。
【0021】このように、渋滞状況に応じた移動速度に
基づいて、道なりの到達可能経路を決定するようにした
ため、実情に即した到達可能経路を取得することができ
る。到達可能経路を用いれば、出店候補地に対する商圏
を定めることができる。たとえば、到達可能経路内に居
住している消費者であれば、出店候補地まで所定時間内
で来店することができる。したがって、到達可能経路に
沿った地域を、商圏と定めることができる。これによ
り、渋滞情報が加味された、より正確な商圏範囲を得る
ことができる。
【0022】なお、ステップS3において、到達可能な
地点を決定してもよい。たとえば、到達可能な最も遠方
の地点を道路毎に決定する。このとき、道路毎に決定さ
れた到達可能な地点を結ぶことで得られる領域内を、商
圏範囲とすることができる。
【0023】ところで、車両の渋滞区間での移動速度の
情報は、公的な機関から取得できる場合がある。たとえ
ば、日本には、道路交通情報システム(VICS:Vehi
cleInformation and Communication System)による情
報提供サービスを行うVICSセンタがある。VICS
センタでは、各所からの道路交通情報を収集・処理し、
ビーコン(位置確認のための信号を発信する施設)や広
域のFM(frequency modulation)多重放送を通して走行
車両などに情報提供を行う。
【0024】VICSセンタから配信される渋滞情報に
は、車両の移動速度の情報も含まれている。そこで、V
ICSセンタのような道路交通情報を配信するセンタ
(道路交通情報センタ)から車両の移動速度情報を取得
する場合を例に採り、本発明の実施の形態を具体的に説
明する。
【0025】図2は、本実施の形態のシステム構成例を
示す図である。図2に示すように、インターネット10
を介して、マーケティング支援装置100、道路交通情
報センタ200の道路交通情報配信サーバ210、およ
び道路交通情報記録・算出装置300が接続されてい
る。
【0026】マーケティング支援装置100は、ユーザ
による出店候補地の指定に応答して、道路交通情報記録
・算出装置300から、車両の移動速度などの情報を取
得する。そして、マーケティング支援装置100は、出
店候補地の商圏や想定顧客数を表示する。
【0027】道路交通情報センタ200は、道路上に設
置されたセンサにより道路の渋滞状況を収集し、渋滞情
報として配信するサービスを行う機関である。道路交通
情報センタ200の道路交通情報配信サーバ210が、
インターネット10を介して、車両の移動速度を含む道
路交通情報を配信する。
【0028】道路交通情報記録・算出装置300は、道
路交通情報配信サーバ210から定期的に道路交通情報
を取得して、履歴として蓄積する。そして、道路交通情
報記録・算出装置300は、マーケティング支援装置1
00からの要求に応答して、特定の地域における平均的
な車両の移動速度を示す渋滞情報を送信する。
【0029】図3は、本発明の実施の形態に用いるマー
ケティング支援装置のハードウェア構成例を示す図であ
る。マーケティング支援装置100は、CPU(Central
Processing Unit)101によって装置全体が制御され
ている。CPU101には、バス107を介してRAM
(Random Access Memory)102、ハードディスクドライ
ブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処
理装置104、入力インタフェース105、および通信
インタフェース106が接続されている。
【0030】RAM102には、CPU101に実行さ
せるOS(Operating System)のプログラムやアプリケー
ションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納され
る。また、RAM102には、CPU101による処理
に必要な各種データが格納される。HDD103には、
OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0031】グラフィック処理装置104には、モニタ
11が接続されている。グラフィック処理装置104
は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ1
1の画面に表示させる。入力インタフェース105に
は、キーボード12とマウス13とが接続されている。
入力インタフェース105は、キーボード12やマウス
13から送られてくる信号を、バス107を介してCP
U101に送信する。
【0032】通信インタフェース106は、インターネ
ット10に接続されている。通信インタフェース106
は、インターネット10を介して、他のコンピュータと
の間でデータの送受信を行う。
【0033】以上のようなハードウェア構成によって、
本実施の形態の処理機能を実現することができる。な
お、図3にはマーケティング支援装置100のハードウ
ェア構成例を示したが、道路交通情報配信サーバ210
や道路交通情報記録・算出装置300も同様のハードウ
ェア構成で実現することができる。
【0034】次に、各装置の有する処理機能について説
明する。図4は、本実施の形態の機能ブロック図であ
る。マーケティング支援装置100は、地図情報記録部
110、メッシュ統計記録部120、入力処理部13
0、表示処理部140、通信処理部150、商圏算出作
画処理部160、および統計データ抽出部170を有し
ている。
【0035】各構成要素は、情報の交換が必要な相手と
互いに接続されている。具体的には、地図情報記録部1
10と商圏算出作画処理部160とが接続されている。
メッシュ統計記録部120と統計データ抽出部170と
が接続されている。入力処理部130と商圏算出作画処
理部160とが接続されている。表示処理部140と商
圏算出作画処理部160とが接続されている。通信処理
部150と商圏算出作画処理部160とが接続されてい
る。商圏算出作画処理部160と統計データ抽出部17
0とが接続されている。
【0036】また、入力処理部130は、キーボード1
2、およびマウス13に接続されている。表示処理部1
40は、モニタ11に接続されている。地図情報記録部
110には、マーケティング支援装置100を利用して
いるユーザの営業地域の地図情報が格納されている。こ
の地図情報は、たとえば、カーナビゲーションシステム
に利用されているような、道路情報を強調した地図(ロ
ードマップ)である。
【0037】メッシュ統計記録部120には、人口統計
情報が格納されている。この人口統計情報は、たとえ
ば、国勢調査によって収集された情報を集計したもので
ある。人口統計情報では、たとえば、地域毎に年齢別の
人口が示される。
【0038】入力処理部130は、キーボード12やマ
ウス13を用いたユーザの操作入力を受け付け、入力内
容を解釈する。そして、入力内容に応じた命令や情報を
商圏算出作画処理部160に通知する。
【0039】表示処理部140は、商圏算出作画処理部
160で生成された地図画像などの画像情報を受け取
り、モニタ11の画面に表示させる。通信処理部150
は、商圏算出作画処理部160からの渋滞情報の取得依
頼に応答して、インターネット10を介して、道路交通
情報記録・算出装置300へ渋滞情報取得要求を出力す
る。また、通信処理部150は、道路交通情報記録・算
出装置300から送られてくる渋滞情報を受け取り、商
圏算出作画処理部160に渡す。
【0040】商圏算出作画処理部160は、図1のステ
ップS1に相等するユーザの操作入力により、地図情報
記録部110に記録されている地図情報内の任意の位置
が出店候補地として指定されると、出店候補地周辺の渋
滞情報の取得を通信処理部150に依頼する。図1のス
テップS2に相等するように、通信処理部150から渋
滞情報を受け取ると、図1のステップS3に相等するよ
うに、商圏算出作画処理部160は、出店候補地周辺の
渋滞状況によって補正した商圏を算出する。
【0041】その後、商圏算出作画処理部160は、統
計データ抽出部170に対して、商圏内の地域の統計情
報の抽出を依頼する。統計データ抽出部170から人口
統計情報を受け取ると、商圏算出作画処理部160は、
地図情報記録部110から商圏内の地図情報を取得す
る。商圏算出作画処理部160は、取得した地図情報
を、人口統計情報に応じて加工し、商圏画像を生成す
る。そして、商圏算出作画処理部160は、生成した商
圏画像を表示処理部140に渡す。
【0042】統計データ抽出部170は、商圏算出作画
処理部160から商圏内の地域の統計情報の抽出依頼を
受け取ると、メッシュ統計記録部120から出店候補地
の商圏内の人口統計情報を抽出する。統計データ抽出部
170は、抽出した人口統計情報を、商圏算出作画処理
部160に渡す。
【0043】道路交通情報記録・算出装置300は、道
路交通情報履歴記録部310、道路交通情報受信部32
0、道路交通情報格納部330、渋滞情報算出部34
0、および対利用者通信部350を有している。各構成
要素は、情報の交換が必要な相手と互いに接続されてい
る。具体的には、道路交通情報受信部320は、インタ
ーネット10を介して道路交通情報配信サーバ210に
接続されている。道路交通情報受信部320と道路交通
情報格納部330とが接続されている。道路交通情報格
納部330と道路交通情報履歴記録部310とが接続さ
れている。道路交通情報履歴記録部310と渋滞情報算
出部340とが接続されている。渋滞情報算出部340
と対利用者通信部350とが接続されている。対利用者
通信部350は、インターネット10を介して、マーケ
ティング支援装置100に接続されている。
【0044】道路交通情報履歴記録部310は、道路交
通情報センタ200の道路交通情報配信サーバ210か
ら配信された道路交通情報の履歴が蓄積された記憶媒体
である。たとえば、道路交通情報履歴記録部310は、
HDD装置内の記憶領域の一部である。
【0045】道路交通情報受信部320は、定期的に道
路交通情報配信サーバ210にアクセスし、道路交通情
報を受信する。道路交通情報受信部320は、受信した
道路交通情報を道路交通情報格納部330に渡す。
【0046】道路交通情報格納部330は、道路交通情
報受信部320から受け取った道路交通情報に、時刻情
報などの書誌的な情報を付加し、道路交通情報履歴記録
部310に格納する。
【0047】渋滞情報算出部340は、対利用者通信部
350から渋滞情報の取得要求を受け取ると、道路交通
情報履歴記録部310を参照し、出店候補地周辺の過去
の交通情報から、その地域毎の平均的な渋滞度合いを算
出し、渋滞情報とする。たとえば、道路交通情報に含ま
れる車両の移動速度を示す情報の平均値を算出し、渋滞
情報とする。渋滞情報算出部340は、算出した渋滞情
報を対利用者通信部350に渡す。
【0048】対利用者通信部350は、マーケティング
支援装置100からインターネット10を介して送られ
てくる渋滞情報の取得要求を受信する。すると、対利用
者通信部350は、受信した渋滞情報の取得要求を渋滞
情報算出部340に渡す。また、対利用者通信部350
は、渋滞情報算出部340から渋滞情報を受け取ると、
その渋滞情報をインターネット10を介してマーケティ
ング支援装置100に送信する。
【0049】次に、本実施の形態で使用される各種デー
タのデータ構造について説明する。図5は、地図情報記
録部のデータ構造例を示す図である。地図情報記録部1
10には、メッシュ番号、地図範囲、道路、地図画像な
どの欄が設けられている。各欄の横方向に並べられた情
報同士が互いに関連づけられている。
【0050】メッシュ番号の欄には、メッシュに区切ら
れた地図情報の識別番号(メッシュ番号)が登録され
る。地図範囲の欄には、メッシュに区切られた地図情報
が表している地域特定する情報が、緯度、経度によって
登録される。地図範囲の欄は、緯度始点、緯度終点、経
度始点、および経度終点の欄に細分化されている。緯度
始点の欄には、地図範囲の開始位置の緯度が設定され
る。緯度終点の欄には、地図範囲の終了位置の緯度が設
定される。経度始点の欄には、地図範囲の開始位置の経
度が設定される。経度終点の欄には、地図範囲の終了位
置の経度が設定される。
【0051】道路の欄には、メッシュに区切られた地図
情報に含まれる道路の情報が登録される。道路の欄は、
区間番号、始点、終点の欄に細分化されている。区間番
号の欄には、道路を複数の区間に分割したときの区間毎
の識別番号が設定される。始点の欄には、区間の始点座
標が登録される。終点の欄には、区間の終点座標が登録
される。区間の始点座標と終点座標とは、緯度経度であ
る。
【0052】地図画像の欄には、メッシュに区切られた
地図情報の画像データが登録される。図6は、メッシュ
統計記録部のデータ構造例を示す図である。図6の例で
は、メッシュ統計記録部120は、メッシュに区分けさ
れた地域ごとの人口統計情報121,122,123,
・・・で構成されている。各人口統計情報121,12
2,123,・・・には、メッシュ番号が割り振られて
いる。メッシュ番号によって、対応関係にある地図情報
と関連づけられる。
【0053】また、各人口統計情報121,122,1
23,・・・は、表番号、編成項目、および備考の欄を
有している。表番号の欄には、人口統計情報121,1
22,123,・・・に含まれる情報の識別番号が設定
される。編成項目の欄には、登録される情報の項目名が
設定される。人数の欄には、各編成項目に対応する住民
の人数が設定される。備考の欄には、各編成項目の内容
が説明されている。なお、備考の欄の情報は、発明の説
明のために図示しているだけであり、メッシュ統計記録
部120内に保持していなくてもよい。
【0054】編成項目としては、年齢別の人口、国籍、
労働力状態(就業者数、完全失業者数、非労働力人
口)、従業上の地位(雇用者、自営業者など)、産業
(第1次産業就業者、第2次産業就業者、第3次産業就
業者など)といった様々な人口統計情報が含まれてい
る。各人口統計情報に関して、総数、男性数、女性数が
設定されている。なお、人口統計情報には、秘匿措置を
行わない結果と、秘匿措置を行った結果とがある。秘匿
措置とは、地域の人口または世帯数が極めて少ない場合
に、個人情報の秘密を保護する観点で数値を「0」とす
る措置である。
【0055】なお、人口統計情報121,122,12
3,・・・は、日本であれば、国勢調査地域メッシュ統
計(総務省統計局)として公開されている情報である。
図7は、道路交通情報履歴記録部のデータ構成例を示す
図である。道路交通情報履歴記録部310には、受信時
刻および渋滞場所毎の複数の道路交通情報311,31
2,313,・・・が、緯度経度をキーとして格納され
ている。すなわち、緯度経度によって、各道路交通情報
311,312,313,・・・が示している実際の地
域が特定される。
【0056】図7の例では、道路交通情報311,31
2,313,・・・には、項、構成項目、データ、およ
び備考の欄が設けられている。項の欄には、各情報の識
別番号が設定される。構成項目の欄には、各情報の項目
名が設定される。データの欄には、各情報の実際のデー
タが格納される。備考の欄には、各編成項目の内容が説
明されている。なお、備考の欄の情報は、発明の説明の
ために図示しているだけであり、道路交通情報履歴記録
部310内に保持していなくてもよい。
【0057】たとえば、道路交通情報311,312,
313,・・・には、渋滞年月日、渋滞時分、渋滞開始
東経・西経区分、渋滞開始経度〔度〕、渋滞開始経度
〔分〕、渋滞開始経度〔秒〕、渋滞開始北緯・南緯区
分、渋滞開始緯度〔度〕、渋滞開始緯度〔分〕、渋滞開
始緯度〔秒〕、渋滞終了東経・西経区分、渋滞終了経度
〔度〕、渋滞終了経度〔分〕、渋滞終了経度〔秒〕、渋
滞終了北緯・南緯区分、渋滞終了緯度〔度〕、渋滞終了
緯度〔分〕、渋滞終了緯度〔秒〕、渋滞区分、平均速
度、通過時間などの情報が登録されている。
【0058】渋滞年月日は、渋滞の発生した日付であ
る。渋滞時分は、渋滞の発生した時間帯である。渋滞開
始東経・西経区分、渋滞開始経度〔度〕、渋滞開始経度
〔分〕、および渋滞開始経度〔秒〕は、渋滞開始場所の
経度を特定するための情報である。渋滞開始北緯・南緯
区分、渋滞開始緯度〔度〕、渋滞開始緯度〔分〕、およ
び渋滞開始緯度〔秒〕は、渋滞開始場所の緯度を特定す
るための情報である。渋滞終了東経・西経区分、渋滞終
了経度〔度〕、渋滞終了経度〔分〕、および渋滞終了経
度〔秒〕は、渋滞終了位置の経度を特定するための情報
である。渋滞終了北緯・南緯区分、渋滞終了緯度
〔度〕、渋滞終了緯度〔分〕、および渋滞終了緯度
〔秒〕は、渋滞終了位置の緯度を特定するための情報で
ある。渋滞区分は、渋滞の種別を示す情報である。渋滞
区分には、工事、事故、故障車、自然などがある。平均
速度は、渋滞区間の車両の平均移動速度である。通過時
間は、車両が渋滞区間を通過するのに要する時間であ
る。
【0059】以上のような機能構成およびデータ構造の
システムによって、以下の様な処理が実行される。ま
ず、道路交通情報記録・算出装置300において、道路
交通情報の格納処理が行われる。
【0060】図8は、道路交通情報格納処理の手順を示
すフローチャートである。以下、図8に示す処理をステ
ップ番号に沿って説明する。 [ステップS11]道路交通情報格納部330は、道路
交通情報格納処理を終了するか否かを判断する。処理を
終了する場合とは、たとえば、道路交通情報記録・算出
装置300の管理者が、処理終了の操作入力を行った場
合である。処理終了と判断すれば、道路交通情報記録処
理が終了する。処理終了でなければ、処理がステップS
12に進められる。
【0061】[ステップS12]道路交通情報格納部3
30は、ステップS12〜S15の繰り返し処理におい
て未選択の地域の1つを選択する。そして、道路交通情
報格納部330は、道路交通情報受信部320と連携
し、選択した地域の道路交通情報を道路交通情報配信サ
ーバ210から受信する。
【0062】[ステップS13]道路交通情報格納部3
30は、受信した道路交通情報の正当性をチェックす
る。たとえば、通信途中でデータの欠落などが発生して
いないかどうかなどがチェックされる。道路交通情報が
正当でなければ、受信した道路交通情報の地域を未選択
の状態にすることで、ステップS12で再度選択される
ようにする。これにより、道路交通情報受信処理をリト
ライさせることができる。
【0063】道路交通情報が正当であれば、処理がステ
ップS14に進められる。 [ステップS14]道路交通情報格納部330は、道路
交通情報を道路交通情報履歴記録部310に書き込む。
この際、渋滞開始地点の緯度経度をキーとする。すなわ
ち、緯度経度によって、道路交通情報履歴記録部310
から任意の地点の道路交通情報を取り出すことができ
る。
【0064】[ステップS15]道路交通情報格納部3
30は、ステップS12〜S15の繰り返し処理におい
て、全国の全ての地域に対して処理を実行したか否かを
判断する。全ての地域に対して処理が行われていれば、
処理がステップS16に進められる。未処理の地域があ
れば、処理がステップS12に進められる。
【0065】[ステップS16]道路交通情報格納部3
30は、全国の全ての地域に対するステップS12〜S
15の処理を未処理の状態に設定し、5分間待機する。
そして、待機時間経過後、処理がステップS11に進め
られる。
【0066】このような手順により、道路交通情報記録
・算出装置300において、全国各地の道路交通情報が
5分毎に取得され、逐次、道路交通情報履歴記録部31
0に蓄積される。なお、ステップS16で待機する時間
は5分でなくても構わない。
【0067】次に、道路交通情報記録・算出装置300
における渋滞情報算出処理について説明する。図9は、
渋滞情報算出処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明す
る。
【0068】[ステップS21]渋滞情報算出部340
は、渋滞情報算出処理が終了か否かを判断する。処理を
終了する場合とは、たとえば、道路交通情報記録・算出
装置300の管理者が、処理終了の操作入力を行った場
合である。処理終了と判断すれば、渋滞情報算出処理が
終了する。処理終了でなければ、処理がステップS22
に進められる。
【0069】[ステップS22]渋滞情報算出部340
は、対利用者通信部350と連携し、渋滞情報取得要求
をマーケティング支援装置100から受信する。渋滞情
報取得要求には、出店候補地、移動時間、および予定営
業時間帯の情報が含まれる。
【0070】[ステップS23]渋滞情報算出部340
は、渋滞情報取得要求から、出店候補地緯度経度の情報
と移動時間の情報とを取得する。 [ステップS24]渋滞情報算出部340は、出店候補
地からの移動可能経度と移動可能緯度とを算出する。移
動可能緯度とは、南北方向に移動可能な最大距離(k
m)を緯度に換算したものである。移動可能経度とは、
東西方向に移動可能な最大距離(km)を経度に換算し
たものである。具体的には、以下の式で計算される。
【0071】
【数1】 移動可能経度 =移動時間(分)×1分当たりの移動距離(km/分)×1km当たりの経度変化 ・・・・(1)
【0072】
【数2】 移動可能緯度 =移動時間(分)×1分当たりの移動距離(km/分)×1km当たりの緯度変化 ・・・・(2) ここで、1分当たりの移動距離(km/分)は、渋滞が
ない場合に車両で移動可能な距離が用いられる。たとえ
ば、60km/hで移動できるものとする。なお、出店
候補地の近くに自動車専用道路があり、高速走行が可能
な場合には、移動速度をもっと高く(たとえば、100
km/h)設定する。
【0073】1km当たりの経度変化は、たとえば45
秒である。また、1km当たりの緯度変化は、たとえば
30秒である。なお、1km当たりの経度変化は、出店
候補地の緯度によって異なる。従って、1km当たりの
緯度変化を、出店候補地の緯度に基づいた式で算出する
ようにしてもよい。
【0074】[ステップS25]渋滞情報算出部340
は、検索範囲を算出する。具体的には、北移動可能緯
度、南移動可能緯度、西移動可能経度、および東移動可
能経度が以下の式で計算される。
【0075】
【数3】
【0076】
【数4】
【0077】
【数5】
【0078】
【数6】 [ステップS26]渋滞情報算出部340は、単位区画
を選択し、検索範囲内に渋滞開始位置または渋滞終了位
置が含まれている道路交通情報を、道路交通情報履歴記
録部310から検索する。
【0079】たとえば、渋滞情報算出部340は、北移
動可能緯度〜南移動可能緯度の間の緯度が渋滞開始位置
または渋滞終了位置に設定されている道路交通情報を、
道路交通情報履歴記録部310から検索する。そして、
渋滞情報算出部340は、検出した道路交通情報の中の
渋滞開始位置または渋滞終了位置(緯度が検索範囲内に
含まれたもの)の経度が、西移動可能経度〜東移動可能
経度の間に含まれるかどうかを判断する。経度が、西移
動可能緯度〜東移動可能経度の間に含まれる場合、渋滞
情報算出部340は、該当する道路交通情報を道路交通
情報履歴記録部310から抽出する。
【0080】[ステップS27]渋滞情報算出部340
は、検出された道路交通情報から自然渋滞以外の渋滞に
関する道路交通情報を削除する。たとえば、事故渋滞や
工事渋滞のように期間限定の渋滞に関する情報は、商圏
の算出には不必要であるため、削除される。
【0081】また、渋滞情報算出部340は、予定営業
時間帯以外の渋滞に関する道路交通情報を削除する。出
店する店舗が営業していない時間帯に渋滞が発生して
も、店舗の商圏には影響しないため、そのような時間帯
の道路交通情報は削除される。たとえば、午前10時か
ら午後9時まで営業する場合、午前7から8時までの間
に出勤ラッシュによる渋滞が発生しても、商圏には影響
しない。
【0082】[ステップS28]渋滞情報算出部340
は、検索された渋滞情報の平均速度や通過時間に基づ
き、出店候補地からの移動可能経路を、道路別に計算す
る。 [ステップS29]渋滞情報算出部340は、検索範囲
内の全ての単位区画に対して、検索処理を行ったか否か
を判断する。全ての区画の検索が終了していれば、処理
がステップS21に進められる。未検索の区画があれ
ば、処理がステップS26に進められる。
【0083】次に、マーケティング支援装置100にお
ける商圏算出・作画処理について説明する。図10は、
商圏算出・作画処理の手順を示すフローチャートであ
る。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説
明する。
【0084】[ステップS31]商圏算出作画処理部1
60は、商圏算出作画処理が終了か否かを判断する。処
理を終了する場合とは、たとえば、マーケティング支援
装置100の利用者が、処理終了の操作入力を行った場
合である。処理終了と判断すれば、商圏算出・作画処理
が終了する。処理終了でなければ、処理がステップS3
2に進められる。
【0085】[ステップS32]商圏算出作画処理部1
60は、出店候補地周辺の地図情報を地図情報記録部1
10から取得し、表示処理部140に渡す。表示処理部
140は、商圏算出作画処理部160から渡された地図
情報を、モニタ11の画面に表示する。
【0086】[ステップS33]入力処理部130は、
キーボード12やマウス13といった入力装置からのパ
ラメータの入力を受け付ける。受け付けるパラメータ
は、出店候補地、移動手段、予定営業時間帯、移動時
間、顧客対象年齢、顧客対象の性別、就業人口の取得の
有無、通学人口の取得の有無などの情報である。入力処
理部130は、入力装置から入力されたパラメータを、
商圏算出作画処理部160に渡す。
【0087】[ステップS34]商圏算出作画処理部1
60は、入力処理部130から受け取ったパラメータに
応じた渋滞情報の取得を、通信処理部150に依頼す
る。そのとき、出店候補地、移動時間、予定営業時間帯
などのパラメータが通信処理部150に渡される。する
と、通信処理部150は、渡されたパラメータを含む渋
滞情報取得要求を生成し、生成した渋滞情報取得要求
を、インターネット10を介して道路交通情報記録・算
出装置300に対して出力する。道路交通情報記録・算
出装置300から渋滞情報が送られてくると、その渋滞
情報を通信処理部150が受信し、商圏算出作画処理部
160に渡す。
【0088】[ステップS35]商圏算出作画処理部1
60は、移動可能範囲を算出する。移動可能範囲は、移
動時間内に到達可能な経路沿いの領域である。移動可能
範囲が商圏となる。
【0089】なお、道路交通情報配信サーバ210が、
幹線道路に関する道路交通情報しか配信していない場
合、幹線道路に関する渋滞情報しか得ることができな
い。この場合、幹線道路から枝分かれする支線道路に関
しては、所定の速度で移動できるものとして、移動可能
範囲を算出する。なお、支線道路は、幹線道路よりも幅
が狭いことが多い。そこで、渋滞していない幹線道路の
移動速度よりも、支線道路の移動速度を遅く設定しても
よい。
【0090】商圏算出作画処理部160は、ステップS
32で取得した地図情報に、算出した商圏の範囲を示す
画像を合成し、商圏範囲画像を生成する。たとえば、商
圏の範囲を多角形で示し、その多角形を半透明化して地
図情報の対応する位置に合成する。
【0091】[ステップS36]商圏算出作画処理部1
60は、地図情報記録部110内の地図情報から商圏に
少なくとも一部が含まれる区域のメッシュ番号を呼び出
す。 [ステップS37]商圏算出作画処理部160は、呼び
出したメッシュ番号を統計データ抽出部170に通知
し、統計情報の抽出を依頼する。すると、統計データ抽
出部170は、メッシュ統計記録部120を参照し、指
定されたメッシュ番号に対応する人口統計情報を取得す
る。そして、統計データ抽出部170は、抽出した人口
統計情報から、入力パラメータによって指定された条件
に合致する人口を算出し、その算出結果として得られる
統計データを商圏算出作画処理部160に通知する。統
計データには、たとえば、指定された年齢の範囲に含ま
れる人数、年齢範囲内の男女別の人数、就業人口、通学
人口が、商圏算出作画処理部160に通知される。
【0092】[ステップS38]商圏算出作画処理部1
60は、商圏範囲画像に統計データを付加して、表示処
理部140に渡す。すると、表示処理部140は、統計
データが付加された商圏範囲画像を、モニタ11の画面
に表示させる。その後、処理がステップS31に進めら
れる。
【0093】次に、マーケティング支援装置100にお
ける統計データ抽出処理について説明する。図11は、
統計データ抽出処理の手順を示すフローチャートであ
る。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説
明する。
【0094】[ステップS41]統計データ抽出部17
0は、商圏算出作画処理部160から渡されたメッシュ
番号および各種パラメータを、統計データ抽出条件とし
てセットする。なお、メッシュ番号は、1または複数渡
される。
【0095】[ステップS42]統計データ抽出部17
0は、処理が終了か否かを判断する。処理が終了する場
合とは、受け取った全てのメッシュ番号に対応する統計
データの抽出処理を完了した場合である。処理終了と判
断すれば、統計データ抽出処理が終了する。処理終了で
なければ、処理がステップS43に進められる。
【0096】[ステップS43]統計データ抽出部17
0は、渡されたメッシュ番号の1つを選択し、選択した
メッシュ番号に対応する人口統計情報をメッシュ統計記
録部120から抽出する。
【0097】[ステップS44]統計データ抽出部17
0は、ステップS43で抽出した人口統計情報を、それ
以前に抽出した人口統計情報に加算する。その後、処理
がステップS42に進められる。
【0098】以上のようにして、適切な商圏を決定する
ことができる。そして、決定された商圏と、その商圏内
に居住する顧客対象消費者の人口統計情報が、モニタ1
1の画面に表示される。
【0099】図12は、商圏範囲画像の一例を示す図で
ある。商圏範囲画像500には、出店候補地501、幹
線道路移動可能経路510、移動可能範囲(商圏)52
0、およびメッシュに複数の区域531〜542に区切
られた周辺地図が表示されている。
【0100】幹線道路移動可能経路510は、出店候補
地501から幹線道路を通って、予め指定した移動時間
内に移動可能な経路を示している。幹線道路は、道路交
通情報によって、渋滞の有無を知ることができる道路で
ある。
【0101】移動可能範囲520は、幹線道路以外の支
線を含めた移動可能経路の到達位置を結ぶことで作成さ
れた多角形である。なお、幹線道路から分かれてからの
支線道路の移動距離は、以下の式で求めることができ
る。
【0102】
【数7】 支線道路の移動距離=(移動可能時間−経過時間)×単位時間当たりの移動距離 ・・・・(7) 式(7)における経過時間は、出店候補地から幹線道路
と支線道路との分岐地点までに要した時間である。単位
時間当たりの速度は、移動手段に応じた値が設定され
る。車で移動する場合には、たとえば、1分当たり16
0mの速度(時速10km)で移動するものとする。
【0103】各区域531〜542は、その区域内に商
圏が占める割合に応じて、表示態様を変えている。図1
2では、ハッチングの違いで商圏の占める割合が示され
ているが、実際のモニタ11上では、色の違いで商圏の
占める割合を示すことができる。100%商圏(商圏の
占める割合が75%以上)は、区域536である。75
%商圏(商圏の占める割合が50%以上、75%未満)
は、区域532,533,537,540である。50
%商圏(商圏の占める割合が0%より大きく、50%未
満)は、区域535,541である。商圏外(商圏の占
める割合が0%)は、区域531,534,538,5
39,542である。
【0104】このように、商圏の範囲を地図上で示すこ
とにより、出店候補地に実際に出店するべきかどうかの
判断を、迅速に行うことができる。たとえば、商圏の範
囲内に、住宅密集地帯が多数含まれていれば、出店した
場合の売上高を高く見積もることができる。また、統計
データ抽出部170が抽出した該当地域の人口情報を加
味すれば、商圏の範囲内の購買層の人数などから、売上
高を見積もることができる。
【0105】なお、上記の例では、ネットワークを介し
て道路交通情報を取得するようにしたが、道路交通情報
をCD−ROMなどの可搬型の記録媒体で配ることもで
きる。
【0106】また、上記の例では、マーケティング支援
装置100と道路交通情報記録・算出装置300とが個
別の装置の場合であるが、道路交通情報記録・算出装置
300の機能をマーケティング支援装置100が有して
いてもよい。
【0107】なお、上記の処理機能は、サーバコンピュ
ータとクライアントコンピュータとによって実現するこ
とができる。その場合、道路交通情報記録・算出装置3
00が有すべき機能の処理内容を記述したサーバプログ
ラム、およびマーケティング支援装置100が有すべき
機能の処理内容を記述したクライアントプログラムが提
供される。サーバプログラムをサーバコンピュータで実
行することにより、道路交通情報記録・算出装置300
の処理機能がサーバコンピュータ上で実現される。ま
た、クライアントプログラムをクライアントコンピュー
タで実行することにより、マーケティング支援装置10
0の処理機能がクライアントコンピュータ上で実現され
る。
【0108】処理内容を記述したサーバプログラムやク
ライアントプログラムは、コンピュータで読み取り可能
な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータ
で読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光
ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。
磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フ
レキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。
光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、D
VD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(C
ompact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordabl
e)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体に
は、MO(Magneto-Optical disc)などがある。
【0109】サーバプログラムやクライアントプログラ
ムを流通させる場合には、たとえば、各プログラムが記
録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が
販売される。また、クライアントプログラムをサーバコ
ンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを
介して、サーバコンピュータからクライアントコンピュ
ータにクライアントプログラムを転送することもでき
る。
【0110】サーバプログラムを実行するサーバコンピ
ュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたサー
バプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、
サーバコンピュータは、自己の記憶装置からサーバプロ
グラムを読み取り、サーバプログラムに従った処理を実
行する。なお、サーバコンピュータは、可搬型記録媒体
から直接サーバプログラムを読み取り、そのサーバプロ
グラムに従った処理を実行することもできる。
【0111】クライアントプログラムを実行するクライ
アントコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記
録されたクライアントプログラムもしくはサーバコンピ
ュータから転送されたクライアントプログラムを、自己
の記憶装置に格納する。そして、クライアントコンピュ
ータは、自己の記憶装置からクライアントプログラムを
読み取り、クライアントプログラムに従った処理を実行
する。なお、クライアントコンピュータは、可搬型記録
媒体から直接クライアントプログラムを読み取り、その
クライアントプログラムに従った処理を実行することも
できる。また、クライアントコンピュータは、サーバコ
ンピュータからクライアントプログラムが転送される毎
に、逐次、受け取ったクライアントプログラムに従った
処理を実行することもできる。
【0112】(付記1) コンピュータによって移動可
能範囲を演算するための移動可能範囲演算方法におい
て、地図情報に対する移動起点位置の指定入力を受け付
け、入力された前記移動起点位置周辺の渋滞状況に応じ
た前記移動起点位置周辺の道路での所定の交通手段によ
る移動速度を取得し、前記道路での前記移動速度に基づ
いて、所定時間内に前記移動起点位置から到達可能な経
路または地点を決定する、ことを特徴とする移動可能範
囲演算方法。
【0113】(付記2) コンピュータによってマーケ
ティングを支援するためのマーケティング支援方法にお
いて、地図情報に対して出店候補地の入力を受け付け、
入力された前記出店候補地周辺の渋滞状況に応じた前記
出店候補地周辺の道路での所定の交通手段による移動速
度を取得し、前記道路での前記移動速度に基づいて、所
定時間内に前記出店候補地から到達可能な経路または地
点を決定し、決定された前記到達可能な経路沿いの地域
または前記地点により決定される地域を、前記出店候補
地に出店した場合の商圏と判断する、ことを特徴とする
マーケティング支援方法。
【0114】(付記3) 前記所定の交通手段は、自動
車による移動手段であることを特徴とする付記1記載の
マーケティング支援方法。 (付記4) さらに、前記商圏の範囲の内外が異なる形
態で表された地図を表示させることを特徴とする付記2
記載のマーケティング支援方法。
【0115】(付記5) 前記地図を表示させる際に
は、当該地図を複数の単位区域に分割し、当該単位区域
内の前記商圏の占める割合に応じて、当該単位区域の表
示形態を決定することを特徴とする付記4記載のマーケ
ティング支援方法。
【0116】(付記6) 前記出店候補地周辺の前記人
口統計情報を参照し、前記商圏内の人口統計情報を表示
させることを特徴とする付記2記載のマーケティング支
援方法。
【0117】(付記7) 前記移動速度を取得する際に
は、幹線道路における移動速度を取得し、前記到達可能
な経路または地点を決定する際には、前記幹線道路にお
ける到達可能な基幹経路を算出した後、当該基幹経路か
ら分かれる支線道路において所定の移動速度で移動でき
るものと推定して、前記到達可能な経路または地点を決
定することを特徴とする付記2記載のマーケティング支
援方法。
【0118】(付記8) 前記商圏を判断する際には、
前記到達可能な経路の複数の端部または複数の地点を繋
ぎ合わせて構成される多角形の内部を前記商圏と判断す
ることを特徴とする付記2記載のマーケティング支援方
法。
【0119】(付記9) 前記移動速度を取得する際に
は、過去に定期的に取得された複数の道路交通情報に基
づく移動速度の平均値を取得することを特徴とする付記
2記載のマーケティング支援方法。
【0120】(付記10) 移動可能範囲を演算するた
めの移動可能範囲演算装置において、地図情報に対する
移動起点位置の指定入力を受け付ける入力受け付け手段
と、前記入力受け付け手段に入力された前記移動起点位
置周辺の渋滞状況に応じた前記移動起点位置周辺の道路
での所定の交通手段による移動速度を取得する移動速度
取得手段と、前記移動速度取得手段が取得した前記道路
での前記移動速度に基づいて、所定時間内に前記移動起
点位置から到達可能な経路または地点を決定する経路決
定手段と、を有することを特徴とする移動可能範囲演算
装置。
【0121】(付記11) コンピュータによってマー
ケティングを支援するためのマーケティング支援装置に
おいて、地図情報に対して出店候補地の入力を受け付け
る入力受け付け手段と、前記入力受け付け手段に入力さ
れた前記出店候補地周辺の渋滞状況に応じた前記出店候
補地周辺の道路での所定の交通手段による移動速度を取
得する移動速度取得手段と、前記移動速度取得手段が取
得した前記道路での前記移動速度に基づいて、所定時間
内に前記出店候補地から到達可能な経路または地点を決
定する経路決定手段と、前記経路決定手段で決定された
前記到達可能な経路沿いの地域または前記地点により決
定される地域を、前記出店候補地に出店した場合の商圏
と判断する商圏判断手段と、を有することを特徴とする
マーケティング支援装置。
【0122】(付記12) マーケティングを支援する
ためのマーケティング支援プログラムにおいて、コンピ
ュータに、地図情報に対して出店候補地の入力を受け付
け、入力された前記出店候補地周辺の渋滞状況に応じた
前記出店候補地周辺の道路での所定の交通手段による移
動速度を取得し、前記道路での前記移動速度に基づい
て、所定時間内に前記出店候補地から到達可能な経路ま
たは地点を決定し、決定された前記到達可能な経路沿い
の地域または前記地点により決定される地域を、前記出
店候補地に出店した場合の商圏と判断する、処理を実行
させることを特徴とするマーケティング支援プログラ
ム。
【0123】(付記13) 移動可能範囲を演算するた
めの移動可能範囲演算プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体において、前記コンピュータ
に、地図情報に対する移動起点位置の指定入力を受け付
け、入力された前記移動起点位置周辺の渋滞状況に応じ
た前記移動起点位置周辺の道路での所定の交通手段によ
る移動速度を取得し、前記道路での前記移動速度に基づ
いて、所定時間内に前記移動起点位置から到達可能な経
路または地点を決定する、処理を実行させることを特徴
とする移動可能範囲演算プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体。
【0124】(付記14) マーケティングを支援する
ためのマーケティング支援プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体において、前記コンピュ
ータに、地図情報に対して出店候補地の入力を受け付
け、入力された前記出店候補地周辺の渋滞状況に応じた
前記出店候補地周辺の道路での所定の交通手段による移
動速度を取得し、前記道路での前記移動速度に基づい
て、所定時間内に前記出店候補地から到達可能な経路ま
たは地点を決定し、決定された前記到達可能な経路沿い
の地域または前記地点により決定される地域を、前記出
店候補地に出店した場合の商圏と判断する、処理を実行
させることを特徴とするマーケティング支援プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、移動起
点位置が指定されると、入力された移動起点位置周辺の
渋滞状況に応じた道路での所定の交通手段による移動速
度に基づいて、到達可能経路を決定するようにしたた
め、現実に即した到達可能な経路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される発明の概念図
である。
【図2】本実施の形態のシステム構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に用いるマーケティング支
援装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図4】本実施の形態の機能ブロック図である。
【図5】地図情報記録部のデータ構造例を示す図であ
る。
【図6】メッシュ統計記録部のデータ構造例を示す図で
ある。
【図7】道路交通情報履歴記録部のデータ構成例を示す
図である。
【図8】道路交通情報記録処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図9】渋滞情報算出処理の手順を示すフローチャート
である。
【図10】商圏算出・作画処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】統計データ抽出処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図12】商圏範囲画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 地図情報 2 移動起点位置 3,4 居住地 5 移動速度 6 到達可能な経路 10 インターネット 100 マーケティング支援装置 110 地図情報記録部 120 メッシュ統計記録部 130 入力処理部 140 表示処理部 150 通信処理部 160 商圏算出作画処理部 170 統計データ抽出部 200 道路交通情報センタ 210 道路交通情報配信サーバ 300 道路交通情報記録・算出装置 310 道路交通情報履歴記録部 320 道路交通情報受信部 330 道路交通情報格納部 340 渋滞情報算出部 350 対利用者通信部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによって移動可能範囲を演
    算するための移動可能範囲演算方法において、 地図情報に対する移動起点位置の指定入力を受け付け、 入力された前記移動起点位置周辺の渋滞状況に応じた前
    記移動起点位置周辺の道路での所定の交通手段による移
    動速度を取得し、 前記道路での前記移動速度に基づいて、所定時間内に前
    記移動起点位置から到達可能な経路または地点を決定す
    る、 ことを特徴とする移動可能範囲演算方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータによってマーケティングを
    支援するためのマーケティング支援方法において、 地図情報に対して出店候補地の入力を受け付け、 入力された前記出店候補地周辺の渋滞状況に応じた前記
    出店候補地周辺の道路での所定の交通手段による移動速
    度を取得し、 前記道路での前記移動速度に基づいて、所定時間内に前
    記出店候補地から到達可能な経路または地点を決定し、 決定された前記到達可能な経路沿いの地域または前記地
    点により決定される地域を、前記出店候補地に出店した
    場合の商圏と判断する、 ことを特徴とするマーケティング支援方法。
  3. 【請求項3】 前記出店候補地周辺の人口統計情報を参
    照し、前記商圏内の前記人口統計情報を表示させること
    を特徴とする請求項2記載のマーケティング支援方法。
  4. 【請求項4】 前記移動速度を取得する際には、幹線道
    路における前記移動速度を取得し、 前記到達可能な経路または地点を決定する際には、前記
    幹線道路における到達可能な基幹経路を算出した後、当
    該基幹経路から分かれる支線道路において所定の移動速
    度で移動できるものと推定して、前記到達可能な経路ま
    たは地点を決定することを特徴とする請求項2記載のマ
    ーケティング支援方法。
  5. 【請求項5】 前記移動速度を取得する際には、過去に
    定期的に取得された複数の道路交通情報に基づく移動速
    度の平均値を取得することを特徴とする請求項2記載の
    マーケティング支援方法。
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