JP2015176134A - 撮像装置 - Google Patents

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Kazuhiko Kajiyama
和彦 梶山
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Abstract

【課題】小型の構成で広い撮像領域を確保し、励起光が撮像素子に入射することを防止すること
【解決手段】蛍光観察用光源102からの励起光で標本110を照明する照明光学系100と、対物レンズ120と、を有し、照明光学系は、光量を調整する可変絞り106を備え、対物レンズは、可変絞りと共役な位置に配置され、光軸および光軸周辺の光を遮光する遮光部121を備え、可変絞りと遮光部との間の光学系の結像倍率をM、可変絞りの開口径をA、遮光部の直径をBとすると、A・M<B≦1.3A・Mの条件式が満足される。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
病理標本を画像データとして取り込み、ディスプレイ上で観察可能にするバーチャル顕微鏡は、複数人が同時に画像を観察したり、遠方の病理医からの診断を仰いだりすることを可能にする。しかし、大きな病理標本を顕微鏡の狭い撮像領域を用いて画像データとして取り込む場合、病理標本を複数の領域に分けて複数回撮像して、それらを繋げて一枚の画像を形成する必要があり、撮像時間がかかってしまう。そこで、顕微鏡には、広い撮像領域を有する対物レンズを使うことが求められている。特許文献1は、対物レンズとして反射屈折光学系を提案している。近年、試料に励起光を照射し、試料が発する蛍光を観察する蛍光顕微鏡が注目されており、蛍光顕微鏡には小型化が要請されている。
特開2011−232610号公報
しかしながら、蛍光顕微鏡において、励起光で試料を照明する照明光学系を用いる透過型では、対物レンズよりも大きな開口数を持った照明光学系を使用すると顕微鏡が大型化し易い。また、対物レンズの一部を照明光学系とする落射型では、対物レンズにはダイクロイックミラーやダイクロイックプリズムが必要となるため設計自由度が下がり、広い撮像領域を持つ対物レンズを得ること自体が難しくなる。更に、蛍光顕微鏡では励起光が撮像素子に入射することを防止する手段が必要となる。
そこで、本発明は、小型の構成で広い撮像領域を確保し、励起光が撮像素子に入射することを防止することが可能な撮像装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の撮像装置は、励起光によって標本を照明する照明光学系と、前記標本からの蛍光によって前記標本の光学像を形成する結像光学系と、前記結像光学系によって形成された前記光学像を光電変換する撮像素子と、を有し、前記照明光学系は、前記励起光の光量を調整する可変絞りを備え、前記結像光学系は、前記可変絞りと共役な位置に配置され、光軸および光軸周辺の光を遮光する遮光部を備え、前記照明光学系のうち前記可変絞りと前記遮光部との間に設けられた部分と前記結像光学系のうち前記可変絞りと前記遮光部との間に設けられた部分からなる光学系の結像倍率をM、前記可変絞りの開口径をA、前記遮光部の直径をBとするとき、A・M<B≦1.3A・Mなる条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、小型の構成で広い撮像領域を確保し、励起光が撮像素子に入射することを防止することが可能な撮像装置を提供することができる。
本実施形態の蛍光顕微鏡のブロック図である。 図1に示す蛍光顕微鏡において蛍光観察時の構成を示す図である。 図1に示す遮光部の例を示す平面図である。 本発明の対物レンズの要部概略図である。 本発明の対物レンズの横収差図である。
図1は、本実施形態の蛍光顕微鏡(撮像装置)1000のブロック図である。撮像装置1000は、照明光学系100、標本110を保持する保持部111、対物レンズ120、撮像素子130、撮像素子130の出力から画像情報を生成する画像処理手段140、画像を表示するディスプレイなどの表示手段150を有する。
照明光学系100は、明視野観察用光源101と蛍光観察用光源102のそれぞれからの光によって標本110を照明し、ダイクロイックプリズム103とコンデンサーレンズ105を有する。
明視野観察用光源101は、可視光(例えば、波長400nm〜波長700nm)を発し、主光線の向きは照明光学系100の光軸と一致している。蛍光観察用光源102は、励起光(例えば、波長約450nm)を発する。ダイクロイックプリズム103は、明視野観察用光源101からの光の波長を透過し、蛍光観察用光源102からの光の波長を反射する。コンデンサーレンズ105は各光源からの光を標本110に集光する。
対物レンズ120は、照明された標本の像を、広画角かつ高い解像度で撮像素子130に結像する結像光学系である。このとき、対物レンズ120は後述する反射屈折光学系であることが望ましい。蛍光観察用光源102からの励起光104のうち標本110を透過して蛍光に変換されずに進路を変えなかった光は対物レンズ120内の遮光部121によって遮光される。遮光部121は、後述する可変絞り106と共役な位置に配置され、光軸および光軸周辺の光を遮光する。標本110を透過した励起光のうち回折する光の光強度は低いので、本実施形態では進路を変えない0次光としての励起光を遮光している。
撮像素子130で取得した信号(画像情報)から画像処理手段140によって画像データを生成し、生成した画像データを表示手段150に表示する。画像処理手段140では結像光学系120で補正しきれなかった収差を補正する、または撮像位置の異なった画像データを繋げて一枚の画像データに合成するなど用途に応じた処理が行われる。
図2は、蛍光顕微鏡において蛍光観察時の照明光学系100と対物レンズ120の具体的な構成例を示す図である。照明光学系100は、光量を調整する可変絞り106を更に有し、遮光部121は、互いに大きさが異なる遮光部121a、121bをターレットなどで交換することができる。可変絞り106は、遮光部121と共役な位置に配置されている。ターレットは、可変絞り106の開口径に応じて複数の遮光部の一つを結像光学系の光軸に移動する移動手段として機能する。
蛍光観察用光源102からの励起光はダイクロイックプリズム103により照明光学系のコンデンサーレンズ105へと導かれる。このとき可変絞り106は明視野観察時よりも小さく絞ることで小さなNAで標本を照明する。可変絞り106を絞ることによって励起光104の0次光は対物レンズ120の光軸周辺を通り、対物レンズ120の光軸周辺に配置された遮光部121によって遮光される。このとき可変絞り106の絞り具合によって遮光部121は交換できることが望ましい。例えば、励起光として大きな光量が必要であれば可変絞り106を大きく開けて、大きな遮光部121bに交換する。励起光の0次光の遮光を達成するためには、A・M<B≦1.3A・Mの条件式が満足される必要がある。なお、可変絞り106の開口径をA(mm)、照明光学系100のうち可変絞り106と遮光部121の間にある部分と対物レンズ120のうち可変絞り106と遮光部121の間にある部分からなる光学系の結像倍率をM、遮光部121の直径をB(mm)とする。
図3は、遮光部121の例を示す平面図である。遮光部121は、図3(a)に示すように、スパイダーを設けて支持する。励起光の0次光以外の回折光を遮光するべき時は、図3(b)に示すように、平板ガラスの表面を遮光材でマスクするような構成を取り、透過部122には励起光をカットするような膜が成膜されていることが望ましい。
図4は、本実施形態の対物レンズ120Aの要部断面図であり、図5は対物レンズ120Aの横収差図である。横収差図では試料110上で計算し、ミリメートル単位で示している。中心波長587.6nm以外に波長656.3nm、波長486.1nm、波長435.8nmを示した。幅広い波長範囲で収差が抑えられていることが分かる。
対物レンズ120Aは図4に示す2回結像の反射屈折光学系が望ましい。対物レンズ120Aを構成する上で開口絞りASと遮光部121を瞳面上に配置する必要があるが、2回結像の反射屈折光学系とすることで2箇所別々に配置することができる。もし1回結像の光学系で構成しようとすると、1箇所に開口絞りASと遮光部121を配置する必要があり、メカ的な配置が難しくなる。また、屈折光学系で2回結像を構成しようとすると、全長が長くなるという問題が出てくる。これはペッツバール和の効き方が反射面と屈折面で反対となるためである。
対物レンズ120Aは反射屈折部CAT、屈折部DIOを有する。反射屈折部CATは物体側から順に、物体側の面M1aが凸形状で光軸周辺が正の屈折力の光透過部MIT、周辺部のうち物体側の面M1aに反射膜を施し、裏面反射部とした第1の光学素子M1を有する。
更に物体側に凹面を向け、メニスカス形状で光軸周辺が負の屈折力の光透過部M2T、周辺部のうち像側の面M2bに反射膜を施し、裏面反射部とした第2の光学素子M2の少なくとも2つの光学素子を有している。第1の光学素子M1と第2の光学素子M2は互いに裏面反射部が対向するように配置されている。
第1の光学素子M1は標本(物体)110側の面が凸形状で光軸周辺が正の屈折力の光透過部MIT、周辺部のうち物体側の面M1aに反射膜を施し、裏面反射部としている。第2の光学素子M2には標本(物体)110側に凹面を向け、メニスカス形状で光軸周辺のM2Tが負の屈折力の光透過部、周辺部のうち像側の面M2bに反射膜を施し、裏面反射部としている。屈折部DIOは標本110からの光束のうち光軸近傍の光束を遮光し、撮像素子130に入射するのを防止する遮光部121を有している。
対物レンズ120Aでは、照明光学系100からの光束で励起され、標本110から出射した蛍光は第1の光学素子(マンジャンミラー)M1の中央透過部MITを通過する。その後、第2の光学素子(マンジャンミラー)M2の屈折面M2aに入射し、その後裏面M2bで反射し、反射面M2aを通過して第1の光学素子M1の屈折面M1bに入射する。その後、第1の光学素子M1の裏面M1aで反射する。そして屈折面M1bを通過し、第2の光学素子M2の中央透過部M2Tを通過して試料110の中間像IMを形成する。中間像IMは複数の屈折光学素子を含む屈折部DIOによって撮像素子130上に拡大結像される。撮像素子130に結像された標本110の像は画像処理手段140によって処理されて、表示手段150に表示される。
対物レンズ120Aにおいて、標本側の開口数NAは0.7、結像倍率は10倍、標本110の物体高はφ14mmであり、反射屈折部CATに開口絞りASが配置され、屈折部DIOに遮光部121が配置されている。反射屈折部CATに開口絞りASを配置することによって、屈折部に配置する場合と比べて絞り径が大きくなってしまう半面、瞳の歪みを低減することができる。対物レンズ120Aは、物体側、像面側ともテレセントリックに構成されており、白色光での波面収差の最悪値が50mλ(rms)以下に抑えられている。
以下、対物レンズ120の数値実施例を示す。面番号は、物体面(標本)から像面(撮像素子)まで数えた光学面の順番である。rは第i番目の光学面の曲率半径である。dは第i番目と第i+1番目の間隔である(符号は物体側から像面側へ測ったときを(光が近行するときを)正、逆方向を負としている)。
Nd、νdは波長587.6nmに対する材料の屈折率とアッベ数をそれぞれ示している。非球面の形状は、以下の式に示す一般的な非球面の式で表される。以下の式において、Zは光軸方向の座標、cは曲率(曲率半径rの逆数)、hは光軸からの高さ、kは円錐係数、a、b、c、d、e、f、g、h、i・・・は各々、4次、6次、8次、10次、12次、14次、16次、18次、20次、・・・の非球面係数である。
「E−X」は「10-X」を意味する。
(数値実施例1)
面番号 r d Nd νd
物体面 5.31
1 572.96 11.74 1.52 64.14
2 -3971.93 70.93
3 -87.05 7.37 1.58 40.75
4 -115.96 -7.37 1.58 40.75
5 -87.05 -60.93
6 絞り -10.00
7 -3971.93 -11.74 1.52 64.14
8 572.96 11.74 1.52 64.14
9 -3971.93 70.93
10 -87.05 7.37 1.58 40.75
11 -115.96 4.40
12 -280.62 7.55 1.73 45.75
13 -24.25 5.00 1.76 27.58
14 -63.13 0.50
15 44.30 8.03 1.62 60.32
16 -134.04 15.13
17 64.29 14.17 1.56 58.80
18 -57.90 8.93
19 遮光部 12.00
20 -26.52 5.00 1.70 33.94
21 -60.24 3.37
22 2035.38 15.68 1.63 35.46
23 -70.44 0.89
24 117.93 21.53 1.68 39.58
25 -74.17 0.50
26 56.79 12.02 1.74 30.97
27 177.00 3.06
28 165.39 5.00 1.76 27.58
29 53.42 40.67
30 -38.60 5.00 1.76 27.58
31 -229.85 13.99
32 -35.70 5.00 1.76 27.58
33 -181.79 11.22
34 -143.30 22.66 1.52 53.64
35 -56.43 23.57
36 -219.04 17.88 1.75 34.24
37 -110.37 1.09
38 -4269.61 17.81 1.63 57.69
39 -282.70 3.00
像面
明視野観察用光源101に対しては、反射屈折光学系である対物レンズ120は、標本110からの光束を集光して物体の中間像IMを形成する反射屈折部CATと、中間像IMが形成されている位置に配置されたフィールドレンズFLを有する。また、中間像IMを像面(撮像素子105)に結像させる屈折部DIOを有する。対物レンズ120は、標本110の光学像を形成し、撮像素子130は対物レンズ120によって形成された光学像を光電変換し、画像処理手段140は、撮像素子130からのデータより画像情報を生成する。
遮光部121は、試料130からの光束のうち光軸近傍の光束を遮光し、撮像素子105に入射するのを防止する。試料103から出射した光束は第1の光学素子M1の中央透過部MITを通過し、その後、第2の光学素子M2の屈折面M2aに入射し、その後裏面M2bで反射し、反射面M2aを通過して第1の光学素子M1の屈折面M1bに入射する。その後、光束は第1の光学素子M1の裏面M1aで反射し、屈折面M1bを通過し、第2の光学素子M2の中央透過部M2Tを通過して試料103の中間像IMを形成する。中間像IMはフィールドレンズFLを構成するレンズ内部に形成される。中間像IMは複数の屈折光学素子を含む屈折部DIOによって撮像素子105上に拡大結像される。撮像素子105に結像された試料103の像は画像処理系106によって処理されて、表示手段107に表示される。
第1及び第2の光学素子の材料のアッベ数のうち最も小さなアッベ数をνcatとする。屈折部DIOを構成する複数の屈折光学素子の材料のアッベ数のうち最も小さなアッベ数をνdioとする。このとき、
νdio<νcat ・・・(1)
なる条件を満足している。次の条件のうち1以上を満足するのが良い。アッベ数νcat、アッベ数νdioは
45<νcat ・・・(2)
νdio<40・・・(3)
なる条件のうち1以上を満足するのが良い。第2の光学素子M2の物体側と像側の面M2a、M2bの曲率半径を各々RM2a、RM2bとする。第2の光学素子M2の光軸上の厚さをtとする。第2の光学素子M2の材料の波長587.6nmでの屈折率をNdとする。そして
とおいたとき、
Rapl×0.8<|RM2a|<Rapl×1.2 ・・・(4)
なる条件を満足するのが良い。
第1の光学素子M1の裏面反射部M1aが形成されている面から第2の光学素子M2の裏面反射部M2bが形成されている面までの光軸上の距離をdとする。物体が配置される位置から像面までの距離(全長)をLとする。このとき
L/d<4.5・・・(5)
なる条件を満足している。
条件式(1)は可視光領域にわたり高い光学性能を得るためのものである。条件式(1)を外れると広い撮像領域に渡って高い解像力を持ちながら可視光全域にわたって諸収差を良好に補正し、高い光学性能を得るのが困難になる。
条件式(2)、(3)は2次の色収差を良好に補正するためのものである。条件式(2)、(3)を外れると2次の色収差の補正が困難になるので良くない。
条件式(4)は第2の光学素子M2の物体側の面M2aに強い負の屈折力を持ち、広い波長領域に渡って収差を低減するためのものである。
(a1)式は、反射面M2bに対する結像関係の式であり、物点が屈折面M2aの曲率中心にあり、像点が反射面M2bから距離S’の位置にあることを表している。(a2)式は反射面M2bから距離S’の位置にある虚像の物点に対し、屈折面M2aがアプラナティックな条件となるための曲率半径Raplを示している。条件式(4)は屈折面M2aがアプラナティックな条件となるための曲率半径Raplからどの程度外れて良いかを示している。条件式(4)である程度幅があるのは他の面で発生する収差とのバランスを取るためであり、第1の光学素子M1とバランスを取るためにも条件式(4)を満たすことが好ましい。
(a1)、(a2)、条件式(4)の3つの式を満たすことによって、屈折面M2aでの収差が抑えることができる。なぜなら、最初に屈折面M2aに入射する光線がほぼ0度で入射し、反射面M2bによって反射された光線が屈折面M2aから射出する際、屈折面M2aの曲率半径がアプラナティックな条件となっているためである。また、最も有効径の大きな屈折面M2aで収差を低減することにより、広い波長領域に渡って収差を低減するのを容易にしているからである。
条件式(5)は全系の小型化を図るためのものである。条件式(5)を外れると全長(物体面から像面までの光軸上の距離)を短縮しながら反射屈折系としたときの光束の中抜けの割合(不使用となる光束の割合)を低く抑えるのが困難になる。
条件式(2)、(3)、(4)、(5)の数値を次の如く設定するのが良い。
50<νcat ・・・(2a)
νdio<35・・・(3a)
Rapl×0.8<|RM2a|<Rapl ・・・(4a)
L1d<4.0・・・(5a)
第1、第2の光学素子M1、M2の裏面反射面M1a、M2bを非球面形状とすることによって色収差を発生することなく球面収差を良好に補正することができる。また、第2の光学素子M2の屈折面M2aに強い発散作用を持たせることによって、正レンズ作用の第1の光学素子M1の中心付近の光透過部を有効径と比較して相対的に小さくすることができる。また、反射屈折部CATと屈折部DIOの軸上色収差を相殺することができるため、屈折部DIOの凸レンズパワー(正レンズの屈折力)を強くすることができ、全長の短縮が容易になる。反射屈折部CATの硝材を屈折部DIOの正レンズの硝材よりも低分散のものを用いることによって、2次の色収差を低減することができる。
通常の屈折光学系では結像させるために正レンズのパワーを負レンズのパワーより強くしなければならないため、正レンズに低分散の硝材、負レンズに高分散の硝材を用いることによって色収差の補正を行っている。このとき低分散の硝材と高分散の硝材で波長に対する屈折率変化の割合が違うため、2次の色収差となって現れる。
本実施形態では、反射屈折部CATの負の屈折面M2aのパワー(屈折力)を大きくしても、色収差の生じない反射面M2bのパワーを強くすることで結像させることができる。このため、反射屈折部CATの硝材に低分散の(アッベ数の大きな)硝材を用いることで、2次の色収差を低減することができる。反射屈折部CATでは軸外の収差補正能力が低い。このため、広い観察領域を得るため本実施例では、屈折部DIOの一部に高分散の(アッベ数の小さな)硝材を使うことによって、軸外での色収差の補正を行い広い観察領域を得ている。このとき、中間像M近傍にフィールドレンズFLを配置することによって、軸外の色収差を更に低減している。このとき、条件式(1)を満たすことで、広い領域に渡って高い解像力を持ちながら、可視光全域に渡って諸収差を良好に補正している。
上記条件式を満足することによって、蛍光観察用光源102からの光に対しても諸収差を良好に補正することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、反射屈折部CATに遮光部121、屈折部DIOに開口絞りASを配置してもよい。即ち、反射屈折部CATと屈折部DIOの一方が開口絞りASを備え、他方が遮光部121を備えれば足りる。
撮像装置は、蛍光顕微鏡の分野に適用することができる。
100…照明光学系、102…蛍光観察用光源、110…標本、120…対物レンズ(結像光学系)、121…遮光部、130…撮像素子

Claims (5)

  1. 励起光によって標本を照明する照明光学系と、
    前記標本からの蛍光によって前記標本の光学像を形成する結像光学系と、
    前記結像光学系によって形成された前記光学像を光電変換する撮像素子と、
    を有し、
    前記照明光学系は、前記励起光の光量を調整する可変絞りを備え、
    前記結像光学系は、前記可変絞りと共役な位置に配置され、光軸および光軸周辺の光を遮光する遮光部を備え、
    前記照明光学系のうち前記可変絞りと前記遮光部との間に設けられた部分と前記結像光学系のうち前記可変絞りと前記遮光部との間に設けられた部分からなる光学系の結像倍率をM、前記可変絞りの開口径をA、前記遮光部の直径をBとするとき、
    A・M<B≦1.3A・M
    なる条件を満足することを特徴とする撮像装置。
  2. 互いに大きさが異なる複数の遮光部と、
    前記可変絞りの前記開口径に応じて前記複数の遮光部の一つを前記結像光学系の光軸に移動する移動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記結像光学系は反射屈折光学系であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記結像光学系は、
    前記標本からの光束を集光して前記標本の中間像を形成する反射屈折部と、
    前記中間像を像面に結像する屈折部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記反射屈折部と前記屈折部の一方は開口絞りを備え、他方は前記遮光部を備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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