JP2015175999A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
現像領域で現像に使用されずに現像ローラ上に残留するトナー(以下、「現像残トナー」という)は、供給ローラとの当接部で供給ローラと現像ローラとの機械的摺擦により現像ローラ上から掻き取られる。それと同時に、供給ローラから現像ローラに対してトナーが供給される。一方、掻き取られたトナーは、供給ローラ内部及びその周囲のトナーと混合される。
従来、このような現像装置において画像形成中の印字パターンによっては、背景部直後のハーフトーン濃度と、ベタ印字直後のハーフトーン濃度とが異なる現象(以下、「現像ゴースト」という)が発生する場合があった。現像ゴーストは印字パターンの違いによるトナー帯電量の差に依って発生し、供給ローラの掻き取り性能が低い場合に発生しやすい。
これに対して、供給ローラの機械的剥ぎ取りを強めるという対応を行うと、現像ゴーストが軽減するものの、現像ローラと供給ローラとの間の機械的摺擦が増加するため、トナー劣化が促進される。トナー劣化、すなわちトナーの表面における外添剤の遊離・埋没が促進されると、凝集度の増加や帯電性能の低下を招き、現像ローラ表面にトナーが融着するトナーフィルミングなどの問題が発生し、現像装置の長寿命化が妨げられる。そのため、機械的摺擦を高める以外の方法で現像ゴーストの発生を抑制することが必要であった。
れなくなる。その結果、全ベタ画像のような高印字の印刷が行われた場合に、トナー供給量が不足することによる画像抜け(以下、「ベタ追従性不良」という)が発生することがあった。
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
を備える画像形成装置において、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの所定期間において、
前記供給バイアス印加部は、絶対値の大きさが現像バイアスよりも小さい供給バイアスを前記現像剤供給部材に印加し、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記供給バイアス印加部は、前記画像形成開始までの所定期間における供給バイアスとの絶対値の大きさの差が徐々に大きくなるように、前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
を備える画像形成装置において、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの所定期間において、
前記供給バイアス印加部は、絶対値の大きさが現像バイアスよりも小さい供給バイアスを前記現像剤供給部材に印加し、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との当接部における現像剤に対し、該現像剤を前記現像剤供給部材から前記現像剤担持体に向かわせる付勢力が、徐々に大きくなって作用するように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする。
[画像形成装置]
図1を参照して、本発明の実施例に係る電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置100の模式的断面図である。本実施例では、画像形成装置の一例として、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザービームプリンタに本発明を適用した場合について説明する。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読み取り装置、或いは画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体に入力される。
の搬送方向と直交する方向)では、走査ラインごとにBDと呼ばれるポリゴンスキャナ内の位置信号から行われる。一方で、副走査方向(記録材12の搬送方向)では、記録材12搬送路内のスイッチ(不図示)を起点とするTОP信号から所定の時間だけ遅延させて行われる。これにより、4つのプロセスステーションY、M、C、Kにおいて、常に感光体ドラム1上の同じ位置に対してレーザ露光を行うことができる。
図2を参照して、本実施例に係る画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。図2は、本実施例におけるプロセスカートリッジ7の感光体ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に垂直な断面を模式的に示す断面(主断面)図である。尚、本実施例では、収容している現像剤の種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ7の構成および動作は実質的に同一である。
(静電潜像)が形成される。
ローラ4上に残留したトナーは、供給ローラ5との摺擦によって電荷を付与されると同時に、供給ローラ5から新たに供給されたトナーと混合される。
ここで、供給ローラ5と現像ローラ4の当接部のトナーには、供給ローラ5に印加するバイアスと現像ローラ4に印加するバイアスの大小関係に応じて、トナーを供給ローラ5と現像ローラ4のいずれかの側に付勢する力が働く。図9を参照して、供給ローラ5と現像ローラ4の当接部のトナーに作用する付勢力について説明する。図9は、縦軸を電位、横軸を時間とし、変化する供給ローラバイアスと現像ローラバイアスの種々のパターン(a)〜(f)を示している。
トナーに働く付勢力の方向が供給ローラ5と現像ローラ4のいずれの方向となるかは、供給ローラ5に印加するバイアスの値から現像ローラ4に印加するバイアスの値を引いた値の極性によって決まる。すなわち、現像ローラバイアスの電位に対する供給ローラバイアスの電位の差が、どちらの極性で形成されているかにより、トナーを付勢する方向が決まる。このバイアス電位差の極性がトナーの正規帯電極性と同極性の場合、トナーを供給ローラ5から現像ローラ4側に付勢する力が当接部のトナーに働く(パターン(b))。逆に、バイアス電位差の極性がトナーの正規帯電極性と逆極性の場合、トナーを現像ローラ4から供給ローラ5側に付勢する力が当接部のトナーに働く(パターン(a))。
上記現象は、印加されるそれぞれのバイアスの値が一定の場合、すなわちバイアス電位差が一定の場合に生じるものである。一方、バイアスの値が変化することによりバイアス電位差が変化する場合(バイアス電位差が変化している間)は、バイアス電位差の変化の仕方に応じて、トナーに作用する付勢力の方向が変化する。
内に保持す力が弱まっていき、現像ローラ4へ供給される力が強まっていく。これに伴って、供給ローラ5内および表面に存在するトナーのうち、電位差に対する応答性の高いトナーから徐々に現像ローラ4へ供給されるようになる。すなわち、バイアス電位差が、その極性によって方向が決まる付勢力の大きさを減少させるように変化する場合には、その極性によって決まる方向とは逆方向の付勢力が、その時点におけるバイアス電位差の極性及び大きさにかかわらず、支配的な状態となる。その結果、トナーに働く付勢力の方向が逆転する(パターン(c)、(d))。
した場合、バイアス電位差は−50Vから−100Vに変化する。すなわち、バイアス電位差(供給バイアスの大きさ)は、時間経過とともに−50V変化したことになり、単位時間当たりの変化量(傾き)の極性は、マイナスとなる。その変化の仕方は、トナーの正規帯電極性がマイナスとした場合、トナーと同極性のマイナス極性による供給ローラ5から現像ローラ4の方向にトナーを付勢する付勢力の大きさを、徐々に増大させる変化となる。したがって、バイアス電位差が変化している間にトナーに作用する力は、マイナス極性により決まるトナーの付勢方向を維持するとともに、その付勢力がより支配的となる。
現像ゴーストの発生メカニズムと、現像ゴーストと供給ローラ5による現像残トナーの回収量の関係について説明する。ただし、本実施例における現像ゴーストは、ベタ印字直後(以下、「黒後」という)のハーフトーン濃度が背景部直後(以下、「白後」という)のハーフトーン濃度よりも濃くなる現象をいう。現像ゴーストは、白後のトナー帯電量と黒後のトナー帯電量との間の差によって、感光体ドラム1上の静電潜像に対して現像されるトナー量に差が生じることが原因となって発生する。
[供給ローラバイアス制御]
本発明の実施例1における現像ローラ4と供給ローラ5間のバイアス制御について、図3を用いて説明する。図3は、1枚プリントを行った場合のバイアス制御を実施例1と比較例とを比較して示したタイミングチャートである。
「現像駆動開始」タイミングとは、現像ローラ4及び供給ローラ5が現像駆動手段イとしての駆動モータの駆動力を受け回転を開始したタイミングである。
「画像形成開始」タイミングとは、副走査方向のレーザ露光の書き出しタイミングである。
「画像形成終了」タイミングとは、副走査方向のレーザ露光が終了するタイミングとしている。
「現像駆動停止」タイミングとは、現像駆動手段イとしての駆動モータの駆動力が停止し、現像ローラ4および供給ローラ5の回転が停止するタイミングである。
供給ローラ5に印加するバイアスは、「現像駆動開始」から「画像形成開始」までの間(以下、「前回転」という)では、トナーが現像ローラ4から供給ローラ5へと付勢される方向になるバイアスを印加する。これによって、現像ローラ4上に不必要なトナーが供給されるのを抑制し、供給ローラ5でのトナー回収量を増加させることができるため、前回転時に現像ローラ4上のトナーの帯電量が上昇することを抑制できる。
ここで、本実施例の効果を示すために行った実験について説明する。本実験は、常温常湿条件の環境下(温度23℃、湿度60%)にて、評価用画像の印刷を行い、現像ゴーストとベタ追従性不良の評価を行った。
おいて、ベタ黒パッチ後のハーフトーン画像濃度と、それ以外の部分でのハーフトーン画像濃度をX−Rite製SPECTORDENSITOMETER 500用いて測定し、その濃度差から以下のような基準でランク付けを行った。
A:ハーフトーン画像において、濃度差が0.04未満
B:ハーフトーン画像において、濃度差が0.04〜0.08未満
C:ハーフトーン画像において、濃度差が0.08以上
A:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2未満
B:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2〜0.3未満
C:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.3以上
本発明の実施例2に係る画像形成装置は、画像形成中の所定のタイミングにおいて供給ローラバイアスの変化の傾きを変える制御を行うことを特徴とする。この制御による効果は、用紙の後半部に現像ゴーストの発生しやすい画像を印刷された場合に顕著に表れ、本実施例の制御を行うことで、このような画像を印刷された場合においても現像ゴーストの発生を軽減することができる。なお、実施例2の説明において、上述した実施例1と重複する部分については、その説明を省略する。
本実施例の効果を示すために行った実験について説明する。本実験は、常温常湿条件の環境下(温度23℃、湿度60%)にて、評価用画像の印刷を行い、現像ゴーストとベタ追従性不良の評価を行った。本実施例における現像ゴーストの評価は、実施例1で用いた現像ゴースト判定画像と、用紙後端部現像ゴースト判定画像と、全ベタ画像を印刷し、用紙前半部の現像ゴーストと用紙後半部の現像ゴーストとベタ追従性不良の評価を行った。用紙後端部現像ゴースト判定画像は、用紙先端から150mm位置に5mm×5mmのベ
タ黒パッチを10mm間隔で配置し、それ以降にハーフトーン画像を印刷するものとした。この実験の結果を表2に示す。
本発明の実施例3に係る画像形成装置は、2枚以上の連続印刷が行われた場合に1枚目の画像形成中に供給ローラ5に印加するバイアス値に対して、2枚目以降の画像形成中に供給ローラ5に印加するバイアス値を低く設定する制御を行うことを特徴とする。本実施例の制御を行うことで、2枚以上の連続印刷時の紙間(記録材の搬送間隔)を短くした場合においても、2枚目以降の画像において現像ゴーストの発生を軽減できるという効果がある。なお、実施例3の説明において、上述した各実施例と重複する部分については、その説明を省略する。
ローラ4へのトナー供給量を満足することができる。
本実施例においても、実施例1および実施例2で行ったものと同様の実験を行った。ただし、本実施例の実験では、現像ゴースト判定画像、全ベタ画像共に3枚連続プリントを行いそれぞれについて現像ゴーストとベタ追従性不良の判定を行った。なお、本実施例における前回転時間は1secとし、紙間の時間は0.2secと設定した。また、紙間時において供給ローラに印加したバイアスは−300Vであり、2枚目以降の画像形成開始時の供給ローラバイアスを−350V、2枚目以降の画像形成終了時に供給ローラに印加するバイアスを−450Vと設定した。実験の結果を表3に示す。
本発明の実施例4に係る画像形成装置は、前回転中および紙間中の所定のタイミングにおいて、大きさが互いに異なる「第1の電位」と「第2の電位」を切り替える制御を行うことを特徴とする。ここで、「第1の電位」は、前回転および紙間において、トナーに現像ローラ4から供給ローラ5へ付勢される力が働くように設定された電位である。また、「第2の電位」は、「第1の電位」よりも供給ローラ5から現像ローラ4へ付勢される方向に設定された電位である。この制御により、前回転時間および紙間が長い場合において静電潜像を形成されていない感光体ドラム1上にトナー像が形成される現象(以下、「かぶり」という)によって、現像室内のトナーが消費されてしまうのを抑制することが可能となる。なお、実施例4の説明において、上述した各実施例と重複する部分については、その説明を省略する。
方向の電位差が設定されていると、現像ローラ4上の正規帯電極性に帯電したトナーは供給ローラ5に回収される一方で、非正規帯電極性を持つトナーや帯電量が0に近いトナーの比率が高まる。非正規帯電極性を持つトナーや帯電量が0に近いトナーの比率が過剰に高まるとかぶりが発生し不必要なトナーが消費されてしまう。これに対し、本実施例の制御を行うことによって前回転時間や紙間が長い場合においてもかぶりによる不必要なトナーの消費を抑制でき、かつ現像ゴーストの軽減やベタ追従性不良の防止が可能となる。
本実施例の効果を示す実験として、模擬的に前回転および紙間が設定した値よりも長い状態を作成し、常温常湿条件の環境下(温度23℃、湿度60%)にて2枚間欠印字耐久を行った。この印字耐久では、画像比率1%の横線を記録画像に印字している。この印字耐久において、3000枚、5000枚、10000枚、15000枚、20000枚時点での現像ユニット内に残っているトナー量を測定し、印字耐久前からのトナー消費量を測定した。なお、前回転時間、および紙間の時間をともに3secに設定し、x=0.5sec、y=0.5secと設定した。また、現像ローラ4に印加するバイアスを−400Vで一定とし、「第1の電位」タイミングにおいて供給ローラ5に印加するバイアスを−300V、「第2の電位」タイミングにおいて供給ローラ5に印加するバイアスを−400Vと設定した。
比較例4−1:前回転時間、紙間時間を3secに設定し、x=4sec、y=4secと設定した場合であり、前回転時間及び紙間時間が長い場合にも供給ローラ5に印加するバイアスを変えない制御である。
比較例4−2:本比較例は、前回転時間及び紙間時間が短い場合の制御であり、前回転時間及び紙間時間を0.5secに設定し、x=0.5sec、y=0.5secと設定した場合においての制御である。
実験の結果を図9に示す。
本発明の実施例5に係る画像形成装置は、前回転時から画像形成開始時の切り替わり時において、現像ローラ4と供給ローラ5との間の電位差の急峻な変化を回避するように制御することを特徴とする。具体的には、まず、「画像形成開始」タイミングの前に「電位差制御開始」タイミングを設定する。そして、前回転時の現像ローラ4と供給ローラ5との間の電位差から、「画像形成開始」時の電位差の切り替える際に、「電位差制御開始」から「画像形成開始」へ傾きを持って現像ローラ4と供給ローラ5との間の電位差を変更する。本実施例の制御を行うことによって、現像ローラ4と供給ローラ5の間における前回転時の電位差と「画像形成開始」タイミングの電位差との間の変化が大きい場合に、バイアスの切り替え時に発生するオーバーシュートが抑制できる。その結果、画像先端に発生する画像抜けが防止することが可能となる。なお、実施例5の説明において、上述した各実施例と重複する部分については、その説明を省略する。
本実施例の効果を実証するために以下の実験を行った。また、本実施例の効果を比較する例として、「電位差制御開始」タイミングを設けず、「画像形成開始」タイミングにお
いて一気に電位差の切り替えを行った場合を比較例5−1とし、同様の実験を行った。実験は、常温常湿条件の環境下(温度23℃、湿度60%)で行い、全ベタ画像の先端で画像抜けが発生しているか否かを判定した。また、画像抜けのランクについては、全ベタ画像の紙先端と紙後端の濃度をX−Rite製SPECTORDENSITOMETER 500を用いて測定し、その濃度差によって判定した。尚、印字テスト及び評価画像は単色で出力した。
A:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2未満
B:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.2〜0.3未満
C:全ベタ画像において、紙先端と紙後端での濃度差が0.3以上
実験の結果を表4に示す。
Claims (14)
- 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
を備える画像形成装置において、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの所定期間において、
前記供給バイアス印加部は、絶対値の大きさが現像バイアスよりも小さい供給バイアスを前記現像剤供給部材に印加し、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記供給バイアス印加部は、前記画像形成開始までの所定期間における供給バイアスとの絶対値の大きさの差が徐々に大きくなるように、前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
現像バイアスの大きさと供給バイアスの大きさとの差が徐々に大きくなるように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記現像バイアス印加部は、大きさが一定の現像バイアスを前記現像剤担持体に印加し、
前記供給バイアス印加部は、絶対値の大きさが徐々に大きくなるように変化する供給バイアスを前記現像剤供給部材に印加することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量の極性が、現像剤の正規帯電極性と同極性であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量が、一定であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量が、少なくとも1回変化することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記供給バイアス印加部が印加する供給バイアスの単位時間当たりの変化量が、段階的に変化することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 連続的に複数の記録材に画像を形成する場合において、
前記供給バイアス印加部は、第1の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始時に印加する供給バイアスの絶対値の大きさよりも小さい絶対値の大きさの供給バイアスを、第1の記録材に続く第2の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始時に印加することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作における画像形成開始から画像形成終了までの期間を除いた期間において、
前記供給バイアス印加部は、現像バイアスに対する供給バイアスの大きさの極性が現像剤の正規帯電極性とは逆極性となる大きさの供給バイアスを印加する期間を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作における画像形成開始から画像形成終了までの期間を除いた期間において、
前記供給バイアス印加部は、
現像バイアスに対する供給バイアスの大きさの極性が現像剤の正規帯電極性とは逆極性となる第1の大きさの供給バイアスを印加する第1の期間と、
前記第1の大きさとは異なる大きさの第2の大きさの供給バイアスを印加する第2の期間と、
を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 連続的に複数の記録材に画像を形成する場合における、第1の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成終了から、第1の記録材に続く第2の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの期間において、
前記供給バイアス印加部は、現像バイアスに対する供給バイアスの大きさの極性が現像剤の正規帯電極性とは逆極性となる大きさの供給バイアスを印加する期間を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 連続的に複数の記録材に画像を形成する場合における、第1の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成終了から、第1の記録材に続く第2の記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの期間において、
前記供給バイアス印加部は、
現像バイアスに対する供給バイアスの大きさの極性が現像剤の正規帯電極性とは逆極性となる第1の大きさの供給バイアスを印加する第1の期間と、
前記第1の大きさとは異なる大きさの第2の大きさの供給バイアスを印加する第2の期間と、
を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの所定期間において、
前記供給バイアス印加部は、
現像バイアスに対する供給バイアスの大きさの極性が現像剤の正規帯電極性とは逆極性となる第3の大きさの供給バイアスを印加する第3の期間と、
該第3の期間から画像形成開始までの第4の期間であって、第3の大きさから画像形成開始時における大きさまで大きさが徐々に変化する供給バイアスを印加する第4の期間と、
を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
現像剤を担持し、現像バイアスが印加されることにより、像担持体に形成された静電潜像を現像して、現像剤像を形成する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記現像剤担持体に当接するように設けられ、供給バイアスが印加されることにより、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材と、
前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
を備える画像形成装置において、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始までの所定期間において、
前記供給バイアス印加部は、絶対値の大きさが現像バイアスよりも小さい供給バイアスを前記現像剤供給部材に印加し、
1つの記録材に形成する画像の画像形成動作時における画像形成開始から画像形成終了までの期間において、
前記現像剤担持体と前記現像剤供給部材との当接部における現像剤に対し、該現像剤を前記現像剤供給部材から前記現像剤担持体に向かわせる付勢力が、徐々に大きくなって作用するように、前記現像バイアス印加部は前記現像剤担持体に現像バイアスを印加し、供給バイアス印加部は前記現像剤供給部材に供給バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
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