JP2015175665A - 呼気成分測定システム、呼気成分測定装置、呼気成分測定方法、およびプログラム - Google Patents

呼気成分測定システム、呼気成分測定装置、呼気成分測定方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】呼気に含まれるアルコール成分のガス濃度を被験者が中断することなく測定可能とするとともに、測定被験者の通常時の顔を撮影することによって本人確認を簡易にし、替え玉行為を防止することができる呼気成分測定システム、呼気成分測定装置、呼気成分測定方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】呼気成分測定システムは、アルコール濃度を測定するセンサと、撮像装置と、撮像装置に撮像を行わせる操作部と、操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部と、計時部によって計時された時間が所定時間内にある場合に、センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、計時された時間が所定時間内にない場合に、センサが測定した測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、呼気成分測定システム、呼気成分測定装置、呼気成分測定方法、およびプログラムに関する。
近年、飲酒運転を防止する意識が高まっている。このため、旅客自動車運送事業者および貨物自動車運送事業者は、運転者が事業所から出発する前および事業所に帰った後に、アルコール検知器の使用により酒気帯びの有無の確認を行い、その結果を記録するのが望ましい。
例えば、日本では、国土交通省によって、旅客自動車運送事業者および貨物自動車運送事業者が運転者の酒気帯びの有無を記録することが義務づけられている。また、運転者が事業所から離れている時にも、アルコール検知器の使用により酒気帯びの有無の確認を行い、その結果を示すデータを事業所に送信させるのが望ましい。
車両の運転者の呼気中に含まれるアルコールに基づいて運転者の飲酒状態を検知する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたアルコール検知システムは、吹き込み口から流れてくる呼気中のアルコールガス濃度を測定するアルコール濃度センサを備え、測定結果を表示し、被験者のデータをパソコン等に転送でき、パソコン等でデータの管理を行う。また、特許文献1に記載の技術では、ID入力装置に入力されるIDによって、運転者と異なる人物がアルコール濃度の測定を行う「なりすまし」を防止することが提案されている。
このような、特許文献1に記載されている技術では、他人のIDカード等を用いて測定が行われた場合、「なりすまし」を防止することができない。
このような「なりすまし」を防止するために、被測定者がアルコール濃度を測定されているときに撮影された被測定者の顔の画像と、アルコール濃度の測定前または測定後の所定の時間内に撮影された車両の運転者の顔の画像とに基づいて、被測定者と運転者との照合を行うこと提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−212217号公報 特開2009−160988号公報
しかしながら、特許文献2に記載されている技術では、被験者がアルコール量を測定している最中に撮影する場合、被験者が、マウスピースを口にくわえて空気を吹き込む動作を行っているため、通常時の表情とは異なる表情となり、本人確認が行い難いという課題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、呼気に含まれるアルコール成分のガス濃度を被験者が中断することなく測定可能とするとともに、測定被験者の通常時の顔を撮影することによって本人確認を簡易にし、替え玉行為を防止することができる呼気成分測定システム、呼気成分測定装置、呼気成分測定方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る呼気成分測定システムは、アルコール濃度を測定するセンサと、撮像装置と、前記撮像装置に撮像を行わせる操作部と、前記操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部と、前記計時部によって計時された時間が所定時間内にある場合に、前記センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記センサが測定した測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る呼気成分測定システムであって、前記所定時間は、前記操作部が操作されてから、被験者が当該呼気成分測定システムに息を吹き込むまでの時間であるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る呼気成分測定システムであって、前記測定制御部は、前記操作部が操作されたことに応じて、前記所定時間内に複数回の撮像を行わせるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る呼気成分測定システムは、前記撮像された画像データと測定データと被験者を識別する識別情報とが記憶される記憶部、を備え、前記測定制御部は、前記撮像された画像に基づいて被験者を認識し、前記認識した結果に基づいて、認識された被験者の過去の測定データを前記記憶部から読み出し、前記読み出した測定データに応じて前記所定時間を変更するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る呼気成分測定システムであって、前記測定制御部は、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合であっても、前記撮像された画像データを前記記憶部に記憶させるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る呼気成分測定システムであって、前記測定制御部は、前記撮像された画像に基づいて被験者を認識し、前記認識した結果に基づいて、認識された被験者の過去の測定データを前記記憶部から読み出し、前記読み出した測定データに応じて前記所定時間に撮像する画像の枚数を変更するようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る呼気成分測定装置は、アルコール濃度を測定するセンサと、撮像装置と、前記撮像装置に撮像を行わせる操作部と、前記操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部と、前記計時部によって計時された時間が所定時間内にある場合に、前記センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記測定手順によって測定された測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部と、を備える。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る呼気成分測定方法は、センサが、アルコール濃度を測定する測定手順と、操作部が検出した結果に応じて、撮像装置に撮像を行わせる手順と、計時部が、前記操作部され撮像が行われてからの経過時間を計時する計時手順と、測定制御部が、前記計時手順によって計時された時間が所定時間内にある場合に、前記測定手順によって測定された測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記測定手順によって測定された測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする手順と、を含む。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプログラムは、呼気成分測定装置のコンピュータに、アルコール濃度の測定を指示する測定指示手順と、撮像を行う撮像装置に対して、撮像の許可を示す撮像指示または不許可を示す撮像禁止指示を出力する手順と、前記撮像が行われたことを示す情報を受信する受信手順と、前記情報を受信してからの経過時間を計時する計時手順と、前記計時手順によって計時された時間が所定時間内にあるか否かを判別する手順と、前記計時された時間が所定時間内にある場合に、前記測定手順によって測定された測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止する撮像禁止指示を生成する手順と、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記測定手順によって測定された測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする撮像指示を生成する手順と、を実行させる。
本発明によれば、呼気に含まれるアルコール濃度を被験者が中断することなく測定可能とするとともに、測定被験者の顔が通常時の際に、被験者の顔を撮影して本人確認を簡易にして替え玉行為(または、なりすまし行為)を防止することができる。
第1実施形態に係る呼気成分測定システムを示す概念図である。 第1実施形態に係る呼気成分測定装置の正面図および側面図である。 第1実施形態に係るマウスピースを説明する図である。 図3のマウスピースの断面を示す説明する図である。 第1実施形態による呼気成分測定装置の内部構成を示す概略図である。 第1実施形態に係る呼気成分測定装置の本体のブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理端末の概略のブロック図である。 第1実施形態に係る撮像された画像の一例を説明する図である。 第1実施形態に係る呼気成分測定が行う処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る情報処理端末が行う処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る管理装置の記憶部に記憶される情報の一例を説明する図である。 第2実施形態に係る呼気成分測定装置の本体のブロック図である。 第2実施形態に係る呼気成分測定の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る呼気成分測定システム1を示す概念図である。
なお、本実施形態では、呼気成分測定装置2の例として、アルコール検出装置の例を説明する。
まず、本実施形態の呼気成分測定システム1の概要について説明する。呼気成分測定システム1では、まず、呼気成分測定装置2で測定された呼気中のガス(アルコール)濃度の測定結果に基づいて運転の可否を判別する、情報処理端末40にインストールされたアプリケーションが起動される。次に、本実施形態の呼気成分測定システム1は、測定を開始する前に、被験者の顔を含む領域の画像が撮像され、撮像後の所定時間内に、マウスピース30に被験者が呼気を吹き込んだことを検知する。そして、本実施形態の呼気成分測定システム1は、呼気中のガス(アルコール)濃度を測定し、測定した結果に基づいて運転の可否を判別する。
図1に示すように、本実施形態の呼気成分測定システム1では、呼気成分測定装置2と、情報処理端末40とが、通信ケーブル60を介して接続される。なお、呼気成分測定装置2と、情報処理端末40との接続は、無線接続であってもよい。
また、情報処理端末40には、通信ケーブル70を介して撮像装置50が接続される。情報処理端末40と撮像装置50との接続も、無線接続であってもよい。
さらに、情報処理端末40と管理装置80とは、無線回線を介して接続されるが、有線回線であってもよい。
呼気成分測定装置2は、被験者の呼気に含まれる検知対象ガス成分であるアルコールガス濃度を測定する装置であり、本体10とマウスピース30とから構成される。呼気成分測定装置2は、撮像に関するタイミング信号を、通信ケーブル60を介して情報処理端末40から受信する。ここで、撮像に関するタイミング信号は、情報処理端末40が撮像を終了したときに情報処理端末40が送信する信号である。呼気成分測定装置2は、タイミング信号を受信してから所定期間内に行われた測定の結果を、自装置に記憶させ、さらに自装置の表示部に表示させる。また、呼気成分測定装置2は、測定結果を、通信ケーブル60を介して情報処理端末40に送信する。
また、呼気成分測定装置2は、ガスセンサ15および制御部100を有する。ガスセンサ15および制御部100については、後述する。
撮像装置50は、例えばデジタルカメラ、CCD(電荷結合素子;Charge Coupled Device)センサ等である。撮像装置50は、情報処理端末40の制御によって撮像した画像を、通信ケーブル70を介して情報処理端末40に送信する。
情報処理端末40は、後述する情報処理端末40が有するアプリケーションのプログラムに応じて、撮像装置50を制御して被験者の顔を含む領域を撮像させる。情報処理端末40は、撮像終了後にタイミング信号を、通信ケーブル60を介して呼気成分測定装置2に送信する。また、情報処理端末40は、呼気成分測定装置2が送信した測定結果を、通信ケーブル60を介して受信する。情報処理端末40は、受信した測定結果を、自端末内に撮像装置によって撮像された画像と関連づけて記憶させる。なお、情報処理端末40がタイミング信号を送信するタイミングは、撮像を行うときであってもよい。
また、情報処理端末40は、例えば携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、PC(パーソナルコンピュータ)であってもよい。また、撮像装置50は、情報処理端末40が備えていてもよい。
管理装置80は、管理者が管理する装置であり、例えばサーバである。管理装置80は、記憶部81を備える。管理装置80は、情報処理端末40から送信された測定結果(測定データ)および撮像された画像の画像データを受信し、受信した情報を記憶部81に記憶させる。
記憶部81には、測定結果および撮像された画像を含む情報が記憶される。
図2は、本実施形態に係る呼気成分測定装置2の本体10の正面図および側面図である。図2(A)は、本実施形態に係る呼気成分測定装置2の本体10を示す正面図であり、同図(B)は、その側面図である。
図2(A)および図2(B)に示すように、本体10は、報知部11、電源スイッチ12、操作入力部13、取付部14、及び送受信部25を備えている。
報知部11には、呼気中のガス(アルコール)濃度を測定するガスセンサの検出結果に基づいて呼気に含まれる検知対象ガス成分の測定結果等が表示される。報知部11は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)である表示部、音声出力部、振動出力部のうち、すくなくとも1つを有する。
電源スイッチ12は、被験者の操作を検出し、検出した結果を後述する制御部100(図5、図6)に出力する。被験者は、この電源スイッチ12を操作することで、呼気成分測定装置2の電源をオン状態またはオフ状態に切り替えることができる。
操作入力部13は、呼気成分測定装置2を操作するための入力装置であり、例えば複数の操作ボタン、タッチパネル、ジョグダイヤル等のユーザインタフェースを含む。
取付部14は、被験者が呼気を吹き込むためのマウスピース30を取り付ける箇所である。取付部14は、マウスピース30と係合する係合片19、および呼気を本体10の内部に流入させる導入孔が設けられた突起部21を含んで構成される。係合片19が、呼気成分測定装置2の本体10とマウスピース30とを連結している。取付部14には、マウスピース30が着脱自在に取り付けられる。
送受信部25は、通信ケーブル60が接続される接続端子を含み、通信ケーブル60を介して情報処理端末40と接続されるインタフェースである。また、送受信部25は、外部から電力が供給される電源コードが接続されるための電源入力端子を兼ねていてもよい。
図3は、本実施形態に係るマウスピース30を説明する図である。図3(A)は、マウスピース30の上面図であり、図3(B)は、その正面図であり、図3(C)は、その側面図であり、図3(D)は、その背面図であり、図3(E)は、その底面図である。
また、図4は、図3のマウスピース30の断面を示す説明する図である。図4(A)は、図3(A)におけるA−A断面図であり、図4(B)は、図3(C)におけるB−B断面図であり、図4(C)は、図3(C)におけるC−C断面図である。
図3および図4に示すように、マウスピース30は、筒状の形状を有している。また、マウスピース30は、被験者が呼気を吹き込むための吹込口31と、呼気が排出される排出口32と、吹込口31と排出口32と間に形成され、吹込口31から吹き込まれた呼気を通過させる呼気流路33とを有している。
呼気流路33には、呼気成分測定装置2の本体10に取付けられた際、本体10の突起部21が嵌められる貫通孔34と、排出口32側に設けられ、呼気流路33を通過する呼気の流れを分離して音響を発生させる仕切壁36とが形成されている。貫通孔34が突起部21に嵌められることにより、呼気流路33と突起部21に形成された導入孔21aが連通される。吹込口31から空気が流入すると、マウスピース30は、例えばホイッスルと同様に音を発する。
また、マウスピース30の外側部には、本体10に取付けられた際、係合片19と係合される係合孔37が形成されている。マウスピース30が取付部14に取り付けられたときに、本体10の係合片19がマウスピース30の係合孔37に嵌められ、マウスピース30は、取付部14に安定的に支持される。
図5は、本実施形態による呼気成分測定装置2の内部構成を示す概略図である。
図5に示すように、呼気成分測定装置2は、流路22、ガスセンサ15、ガスセンサ室15a、流路23、流路24、圧力センサ16、エアバレル17、ソレノイド18、および制御部100を含んでいる。
呼気成分測定装置2の本体10内部における呼気は、流路22によって、突起部21に設けられた導入孔から吹き込まれた呼気がガスセンサ室15aに導かれ、流路23によって、ガスセンサ室15aからエアバレル17に導かれ、流路24によって、エアバレル17から圧力センサ16に導かれる。
なお、ガスセンサ室15aも流路の一部であり、ガスセンサ15はガスセンサ室15aの内部に配置されている。
ガスセンサ15は、呼気流路33(図4(A))に吹き込まれた呼気のアルコール濃度を測定し、測定したアルコール濃度を電気信号に変換して制御部100に出力する。ガスセンサ15は、感ガス体を備え、ガスセンサ室15aの内部に収納され、呼気中のガスを検知する。なお、呼気流路に吹き込まれた呼気の少なくとも一部が感ガス体に接触する。本実施形態では、アルコールに触れると電流が流れる感ガス体を有し、流れた電流の値によって気体中のアルコール濃度を検知する電気化学式センサをガスセンサ15として用いる。この電気化学式センサとしては、例えば、アノード(anode)およびカソード(cathode)としてPt(白金)又はPt合金を用いるとともに、電解質として硫酸(HS0)を用い、アルコール分子が白金触媒に酸化されたときに生じる電流の変化を測定するようにしてもよい。
なお、ガスセンサ15は、呼気に含まれるアルコール濃度を検知できればよく、例えば、金属酸化物に吸着させた酸素と、気体中のアルコールとの反応により変化する電気抵抗によって気体中のアルコール濃度を検知する半導体センサなど、様々な方式のアルコールセンサであってもよい。
圧力センサ16は、本体10内部に吹き込まれた呼気の圧力を検知し、検知した圧力を電気信号に変換して制御部100に出力する。本実施形態では、例えば、ダイヤフラムの表面に半導体ひずみゲージを形成し、外部からの力(圧力)によってダイヤフラムが変形して発生するピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換する半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサを、圧力センサ16として用いる。
エアバレル17は、呼気を内部に蓄積する膨張収縮可能な容器であり、ソレノイド18によって膨張収縮される。
ソレノイド18は、制御部100の制御に応じて、エアバレル17を収縮させて、エアバレル17内部の呼気をガスセンサ15に導く。
図6は、本実施形態に係る呼気成分測定装置2の本体10のブロック図である。
図6に示すように、呼気成分測定装置2の本体10は、報知部11、操作入力部13、ガスセンサ15、圧力センサ16、エアバレル17、ソレノイド18、送受信部25、記憶部28、タイマー部29、および制御部100を備えている。
記憶部28には、制御部100が各種の処理を実行するプログラムが記憶されている。また、記憶部28には、ガスセンサ15による測定開始を決定する圧力センサ16に対するしきい値や、運転可否を決定するアルコール濃度に対するしきい値や、測定結果等の情報が記憶される。
タイマー部29は、制御部100の制御に応じて、カウントを開始し、カウントしたカウント値を制御部100に出力する。
制御部100は、呼気流入判断部101、動作制御部102、アルコール濃度測定部103、判定部104、および報知情報生成部105を備える。制御部100は、呼気成分の測定を制御するとともに、電源スイッチ12や操作入力部13等からの入力や、報知部11の出力等、呼気成分測定装置2の全体を制御し、測定結果を記憶部28に記憶させる。
呼気流入判断部101は、タイマー部29から入力されるカウント値が第1時間未満の間に、呼気の流入が開始されたか否かを判別する。第1時間を示す情報は、予め記憶部28に記憶され、例えば約1秒から約5秒間である。なお、呼気流入判断部101は、被験者から呼気が吹き込まれ、圧力センサ16によって記憶部28に記憶されるしきい値を超える圧力が検出されると、呼気の流入開始であると判断する。呼気流入判断部101は、カウント値が第1時間未満の間に、呼気の流入が開始された場合、呼気の流入開始を示す呼気流入開始情報を動作制御部102に出力する。
また、呼気流入判断部101は、第1時間未満の間に、呼気の流入が開始されなかった場合、警告を報知する警告報知指示を動作制御部102に出力する。
なお、呼気の流入開始の判断は、動作制御部102が行うようにしてもよい。
また、呼気流入判断部101は、呼気が流入開始された後、第2時間(例えば約5秒間)をカウントしつつ、この第2時間内の圧力を継続して検知する。なお、第2時間を示す情報は、記憶部28に予め記憶されている。呼気流入判断部101は、第2時間、所定の圧力が継続して検知された場合、しきい値を超える圧力が第2時間継続して得られたことを示す呼気継続情報を動作制御部102およびアルコール濃度測定部103に出力する。
動作制御部102は、呼気成分測定装置2のガスセンサ15、圧力センサ16、ソレノイド18を駆動させる。動作制御部102は、呼気流入判断部101から入力される呼気流入開始情報に応じてソレノイド18を駆動させて、エアバレル17内の呼気をガスセンサ室15aに押し戻すように制御する。なお、動作制御部102は、呼気流入判断部101から呼気継続情報が入力されるまで継続する。このように動作制御部102がソレノイド18を制御することによって、一定の圧力を越える呼気が継続するので、アルコール濃度測定に必要な量の空気がエアバレル17内に得られる。なお、被験者は、アルコール測定結果を得るためには、深く息を吸って長い時間呼気を出し続ける必要がある。
また、動作制御部102は、呼気流入判断部101から呼気継続情報が入力されたとき、ガスセンサ15を駆動させてアルコール濃度を検知させるように制御する。
また、動作制御部102は、情報処理端末40から通信ケーブル60を介してタイミング信号を受信したとき、タイマー部29にカウントを開始させる。動作制御部102は、タイマー部29がカウントするカウント値に基づいて、第1所定時間の残り時間を算出する。そして、動作制御部102は、残り時間があるときに呼気流入判断部101から呼気流入開始情報が入力された場合、第1時間未満に流入が開始されたと判別する。また、動作制御部102は、残り時間があるときに呼気流入判断部101から呼気流入開始情報が入力されなかった場合、第1時間未満に流入が開始されなかったと判別し、撮像後の所定時間内に呼気が開始されなかったことを示す警告報知を行う指示を報知情報生成部105に出力する。
アルコール濃度測定部103は、呼気流入判断部101から入力される呼気継続情報に応じて、エアバレル17内の空気がガスセンサ15に送り出された際に検出された検出結果に基づいて、呼気に含まれる検知対象ガス成分であるアルコール濃度を算出する。なお、アルコール濃度測定部103による「アルコール濃度の測定の開始」は、ガスセンサ15の出力を取得して、アルコール濃度の算出を開始するときである。ただし、アルコール濃度測定部103は、呼気流入判断部101から呼気継続情報が入力される場合、すなわち、圧力センサ16で測定される圧力レベルが所定期間継続的に所定の圧力を越える場合、ガスセンサ15を駆動し、他の場合にガスセンサ15を駆動しなくてもよい。この場合、「アルコール濃度の測定の開始」は、ガスセンサ15が出力を開始するときである。
また、アルコール濃度測定部103は、呼気流入判断部101から入力される呼気継続情報を報知情報生成部105に出力する。なお、呼気継続情報は、呼気流入判断部101が直接、報知情報生成部105に出力するようにしてもよい。
判定部104は、アルコール濃度測定部103によって算出された呼気中のアルコール濃度と、記憶部28に記憶されているしきい値とを比較する。そして、判定部104は、算出されたアルコール濃度がしきい値以下である場合、運転可能であると判定し、算出されたアルコール濃度がしきい値より高い場合、運転不可能であると判定する。判定部104は、判断した結果を示す判定情報を報知情報生成部105に出力する。
報知情報生成部105は、判定部104から入力された判定情報に基づいて表示情報を生成し、生成した表示情報を報知部11に表示させる。また、報知情報生成部105は、電源スイッチ12(図2)によって電源がオン状態にされたことが検出された後、息の吹き込み開始のメッセージを示す情報を生成する。また、報知情報生成部105は、アルコール濃度測定部103から入力された呼気継続情報に基づいて、息の吹き込み終了のメッセージを示す情報を生成する。また、報知情報生成部105は、操作ガイドの情報を適時生成する。報知情報生成部105は、生成した各種の表示情報を報知部11に表示させる。
また、報知情報生成部105は、動作制御部102から警告報知を行う指示が入力された場合、入力された警告報知を行う指示に応じて、例えば所定時間内に測定装置に呼気が送り込まれなかったことを表すメッセージを生成する。
なお、報知情報生成部105は、判定部104から入力された情報が運転不可能を示す場合、運転不可能を示す報知音または振動を報知部11から出力させるようにしてもよい。
次に、情報処理端末40について説明する。
図7は、本実施形態に係る情報処理端末40の概略のブロック図である。
図7に示すように、情報処理端末40は、通信I/F41、操作入力部42、シャッターボタン43、送受信部44、表示部45、記憶部46、およびアプリケーション実行部47を備えている。また、情報処理端末40は、通信ケーブル70を介して撮像装置50と接続される。なお、撮像装置50は、情報処理端末40が備えるようにしてもよい。また、情報処理端末40は、送受信部44と通信ケーブル60とを介して呼気成分測定装置2と接続される。
通信I/F41は、アプリケーション実行部47の制御に応じて、無線通信または有線通信によって、携帯電話通信網またはIP網等の通信ネットワークを通じて、各種データを送受信する。
操作入力部42は、利用者(被験者)によって操作された結果を検出し、検出した検出結果を、アプリケーション実行部47に出力する。操作入力部42は、操作ボタンやタッチパネル、ジョグダイヤルなどユーザー操作を入力するデバイスを含む。
シャッターボタン43は、撮像装置50に撮像を行わせるボタンであり、被験者によってシャッターボタン43が押されたことが検出されたとき、撮像を指示する撮像指示信号を撮像装置50に出力する。なお、操作入力部42が、シャッターボタン43を備えていてもよい。また、操作入力部42が、表示部45上に設けられているタッチパネルセンサの場合、シャッターボタン43は、表示部45に表示されるシャッターボタンのアイコンであってもよい。
撮像装置50は、シャッターボタン43から入力される撮像指示信号に応じて、被験者の顔を含む領域の画像を撮像し、撮像した画像を、通信ケーブル70を介して情報処理端末40に送信する。
送受信部44は、アプリケーション実行部47から入力されるタイミング信号を、通信ケーブル60を介して、呼気成分測定装置2に送信する。また、送受信部44は、通信ケーブル60を介して、呼気成分測定装置2から送信される測定結果を示す情報を受信する。
表示部45は、アプリケーション実行部47に応じた画像を表示する。例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro−Luminescence;エレクトロルミネッセンス)表示装置等である。
記憶部46には、OS(Operating System;オペレーティングシステム)、各種のアプリケーションのプログラム(以下、アプリケーションという)が記憶される。また、記憶部46には、被験者の氏名、電話番号、および利用している車両番号等の個人情報が関連付けて記憶されている。被験者の個人情報は、被験者を識別する識別情報IDと関連付けられており、測定時に例えば被験者がIDおよびパスワードを入力したり、ICカード等の識別情報IDが記録された記録媒体を読み取ったりすることで、被験者を認識するようにしてもよい。
アプリケーション実行部47は、記憶部46に記憶されているOSに基づいて、情報処理端末40の動作を制御する。また、アプリケーション実行部47は、記憶部46に記憶されているアプリケーションに応じて、情報処理端末40の動作を制御する。アプリケーション実行部47は、シャッターボタン43から入力された撮像指示に基づいてタイミング信号を生成し、生成したタイミング信号を、通信ケーブル60および送受信部44を介して呼気成分測定装置2に送信する。アプリケーション実行部47は、呼気成分測定装置2から送信された測定結果を、通信ケーブル60および送受信部44を介して受信する。
また、アプリケーション実行部47は、受信した測定結果と、撮像された画像と、記憶部46に記憶されている個人情報とを関連づけて、被験者測定情報を生成する。アプリケーション実行部47は、生成した被験者測定情報を、通信I/F41を制御し、無線通信網を介して、管理者が使用する管理装置80等に送信する。なお、アプリケーション実行部47は、被験者測定情報を記憶部46に記憶させるようにしてもよい。
なお、情報処理端末40に、呼気に含まれるアルコール濃度の検知を行うアプリケーションが予めインストールされていてもよく、または、通信I/F41および無線通信網を介して、アプリケーションを取得して、取得されたアプリケーションがインストールされるようにしてもよい。
なお、アプリケーション実行部47は、アプリケーションが起動されたのち、予め定められている時刻が経過したとき、撮像指示を、通信ケーブル70を介して撮像装置50に送信するようにしてもよい。
ここで、撮像装置50によって撮像される画像について説明する。
図8は、本実施形態に係る撮像された画像201の一例を説明する図である。図8に示すように、撮像される画像201には、被験者の画像および呼気成分測定装置2の画像211を含む。この理由は、撮像後、第1時間未満にマウスピース30に息の吹き込みを開始する必要があるため、被験者は撮像された時点で、マウスピース30を口の中にいれているか、口元に持って行こうとしている可能性が高いためである。なお、撮像装置50は、撮像指示に応じて、第1時間内に、複数の静止画を撮像するようにしてもよい。例えば、第1時間が5秒間の場合、撮像装置50は、1秒ごとに撮像するようにしてもよい。このように、測定直前にマウスピース30を口に含んでいる、またはマウスピース30が口元にある画像を撮影することで、替え玉行為を防ぐことができる。
すなわち、撮像が行われた後、被験者が仮に他の人に呼気成分測定装置2を渡して測定を継続しようとしても、第1時間未満に息の吹き込みを開始できていないため、測定が行われない。このように、第1時間は、撮影後、被験者が他の人に呼気成分測定装置2を渡した場合に、他の人が息の吹き込みを始めらない時間である。
次に、呼気成分測定システム1が行う処理手順の一例を説明する。
まず、呼気成分測定装置2が行う処理手順を説明する。
図9は、本実施形態に係る呼気成分測定の処理手順を示すフローチャートである。
(ステップS101)電源スイッチ12は、被験者によって電源スイッチ12の押下が行われたことを検出する。次に、制御部100は、電源がオン状態になったこと示す情報を、送受信部25および通信ケーブル60を介して、情報処理端末40に送信する。制御部100は、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)制御部100は、記憶部28に記憶されている呼気成分測定プログラムを起動させる。制御部100は、撮像禁止の解除指示を、送受信部25および通信ケーブル60を介して、情報処理端末40に送信する。制御部100は、処理をステップS103に進める。
(ステップS103)制御部100は、情報処理端末40から、通信ケーブル60および送受信部25を介して、タイミング信号を受信する。制御部100は、処理をステップS104に進める。
(ステップS104)制御部100は、タイマー部29のカウントを開始させる。制御部100は、処理をステップS105に進める。なお、ステップS104をステップS103の前に行ってもよい。
(ステップS105)報知情報生成部105は、息の吹き込みの開始を促す表示情報を生成し、生成した表示情報を報知部11上に表示させる。報知部11上には、例えば「5秒以内に吹き込みを開始してください」と表示される。制御部100は、処理をステップS106に進める。
(ステップS106)動作制御部102は、タイマー部29のカウント値に基づいて、第1時間の残り時間を算出する。次に、報知情報生成部105は、算出された残り時間を報知部11上に表示させる表示情報を生成し、残り時間を示す表示と吹き込みを促す表示と合わせて報知部11上に表示させる。報知部11上には、例えば「残り時間は3秒です。すぐに吹き込みを開始してください」と表示される。制御部100は、処理をステップS107に進める。
(ステップS107)動作制御部102は、タイマー部29のカウント値を用いて、第1時間の残り時間が有るか否かを判別する。動作制御部102は、第1時間の残り時間が有ると判別された場合(ステップS107;YES)、ステップS109に進み、第1時間の残り時間が無いと判別された場合(ステップS107;NO)、ステップS108に進む。
(ステップS108)動作制御部102は、第1時間内に吹き込みが開始されなかったことを示す情報を報知情報生成部105に出力する。次に、報知情報生成部105は、動作制御部102から入力された第1時間内に吹き込みが開始されなかったことを示す情報に応じて、再度、撮影からやり直すことを促す表示情報を生成し、生成した表示情報を報知部11上に表示させる。報知部11上には、例えば、「撮影後、決められている時間内に吹き込みが開始させませんでした。再度、撮影からやり直してください」と表示される。表示後、制御部100は、処理をステップS103に戻す。
(ステップS109)呼気流入判断部101は、圧力センサ16の測定結果に基づいて算出した圧力値が、記憶部28に記憶されているしきい値を超えたか否かを判別することで、息の吹き込みが開始されたか否かを判断する。呼気流入判断部101は、圧力値がしきい値以下であると判断した場合(ステップS109;NO)、ステップS105に戻し、圧力値がしきい値を超えていると判断した場合(ステップS109;YES)、ステップS110に進む。
(ステップS110)第1時間内に吹き込みが開始されため、動作制御部102は、これ以後に測定される測定結果を有効なデータとする。次に、動作制御部102は、測定中および測定後の撮像を禁止し、新たな画像データを取得することを禁止する指示を、送受信部25および通信ケーブル60を介して情報処理端末40に送信する。動作制御部102は、処理をステップS111に進める。
(ステップS111)動作制御部102は、第2時間になるまで、例えばカウントダウンを行っていることを表す画像を表示させる指示を、報知情報生成部105に出力する。次に、報知情報生成部105は、動作制御部102から入力された指示に応じて、吹き込みを継続することを促す表示画像と表示情報カウントダウンを行っていることを表す画像を生成し、生成した表示情報を報知部11上に表示させる。カウントダウンを表す画像は、残り時間の表示画像であってもよく、バーグラフにおいてバーが減っていくまたは増えていく画像、または円グラフにおいて白または黒の領域が減っていくまたは増えていく画像等であってもよい。報知部11上には、カウントダウンを表す画像に伴って「吹き込みを継続してください」と表示される。動作制御部102は、処理をステップS112に進める。
(ステップS112)制御部100は、タイマー部29のカウントをリセット後、再度カウントを開始させる。動作制御部102は、タイマー部29のカウント値を用いて、第2時間の残り時間が有るか否かを判別する。動作制御部102は、第2時間の残り時間が有ると判別された場合(ステップS112;YES)、ステップS113に進み、第2時間の残り時間が無いと判別された場合(ステップS112;NO)、ステップS115に進む。
(ステップS113)呼気流入判断部101は、圧力センサ16の測定結果に基づいて算出した圧力値が、記憶部28に記憶されているしきい値を超えたか否かを判別することで、息の吹き込みが継続されているか否かを判断する。呼気流入判断部101は、圧力値がしきい値を超えていると判断された場合(ステップS113;YES)、ステップS114に進み、圧力値がしきい値未満であると判断された場合(ステップS113;NO)、ステップS108に進む。
(ステップS114)報知情報生成部105は、吹き込みを継続することを促す表示画像と表示情報カウントダウンを行っていることを表す画像を生成し、生成した表示情報を報知部11上に表示させる。報知情報生成部105は、処理をステップS112に戻す。
(ステップS115)継続して圧力値がしきい値以上の期間が第2時間継続したため、呼気流入判断部101は、圧力の検知を終了する。次に、動作制御部102は、ソレノイド18を駆動させて、エアバレル17内の空気をガスセンサ15側に送り出すように制御する。次に、動作制御部102は、吹き込みの終了を表す画像を表示させる指示を、報知情報生成部105に出力する。次に、報知情報生成部105は、動作制御部102から入力された指示に応じて、吹き込みを終了させることを促す表示画像を生成し、生成した表示情報を報知部11上に表示させる。動作制御部102は、処理をステップS116に進める。
(ステップS116)アルコール濃度測定部103は、エアバレル17内の空気が、ガスセンサ15に送り出された際に検出された検出結果に基づいて呼気に含まれるアルコール濃度を算出する。アルコール濃度測定部103は、処理をステップS117に進める。
(ステップS117)判定部104は、算出したアルコール濃度が記憶部28に記憶されているしきい値を超えているか否かを判別する。アルコール濃度測定部103は、アルコール濃度がしきい値を超えていると判別した場合(ステップS117;YES)、ステップS118に進み、アルコール濃度がしきい値を超えていないと判別した場合(ステップS117;NO)、ステップS119に進む。
(ステップS118)判定部104は、運転不可能であると判定し、運転不可能を表す画像を表示させる指示を、報知情報生成部105に出力する。次に、報知情報生成部105は、動作制御部102から入力された指示に応じて、運転不可情報の表示画像を生成し、生成した運転不可情報を報知部11上に表示させる。判定部104は、処理をステップS120に進める。
(ステップS119)判定部104は、運転可能であると判定し、運転可能を表す画像を表示させる指示を、報知情報生成部105に出力する。次に、報知情報生成部105は、動作制御部102から入力された指示に応じて、運転可能情報の表示画像を生成し、生成した運転可能情報を報知部11上に表示させる。判定部104は、処理をステップS120に進める。
(ステップS120)動作制御部102は、ステップS118またはS119で得られた測定結果を、送受信部25及び通信ケーブル60を介して、情報処理端末40に送信する。
なお、制御部100は、測定結果を送信後、所定の時間後に、自装置を自動的に電源オフ状態になるように制御するようにしてもよい。
以上で、呼気成分測定装置2が行う処理を終了する。
次に、情報処理端末40が行う処理手順の一例を説明する。
図10は、本実施形態に係る情報処理端末40が行う処理手順を示すフローチャートである。
(ステップS201)アプリケーション実行部47は、アプリケーションを起動する。なお、呼気成分測定装置2において呼気成分測定プログラムが起動されたとき、制御部100は、アプリケーションが起動されたことを示す情報を、送受信部25および通信ケーブル60を介して情報処理端末40に送信するようにしてもよい。この場合、アプリケーション実行部47は、受信した情報に応じて、アプリケーションを起動するようにしてもよい。アプリケーション実行部47は、処理をステップS202に進める。
(ステップS202)アプリケーション実行部47は、呼気成分測定装置2から撮像禁止指示を受信したか否かを判別する。アプリケーション実行部47は、撮像禁止指示を受信したと判別した場合(ステップS202;YES)、撮像禁止が解除されるまで、ステップS202を繰り返す。また、アプリケーション実行部47は、撮像禁止指示を受信していないと判別した場合(ステップS202;NO)、ステップS203に進む。なお、アプリケーション実行部47は、例えば、撮像装置50が送信した画像データを受信しないことで撮像を禁止してもよく、または、撮像装置50が送信した画像データを受信しても記憶部46に記憶しないことで撮像を禁止してもよく、あるいは、シャッターボタン43が押されても撮像指示を受け付けないことで撮像を禁止してもよい。
(ステップS203)撮像装置50は、シャッターボタン43から入力される撮像指示信号に応じて、被験者の顔を含む領域の画像を撮像し、撮像した画像を、通信ケーブル70を介して情報処理端末40に送信する。アプリケーション実行部47は、処理をステップS204に進める。
(ステップS204)アプリケーション実行部47は、シャッターボタン43から入力された撮像指示に基づいてタイミング信号を生成し、生成したタイミング信号を、通信ケーブル60および送受信部44を介して呼気成分測定装置2に送信する。アプリケーション実行部47は、処理をステップS205に進める。
(ステップS205)アプリケーション実行部47は、呼気成分測定装置2から送信された測定結果を、通信ケーブル60および送受信部44を介して受信する。アプリケーション実行部47は、処理をステップS206に進める。
(ステップS206)アプリケーション実行部47は、受信した測定結果と、撮像された画像と、記憶部46に記憶されている個人情報とを関連づけて、被験者測定情報を生成する。アプリケーション実行部47は、生成した被験者測定情報を、記憶部46に記憶させる。または、アプリケーション実行部47は、通信I/F41を制御し、無線通信網を介して、生成した被験者測定情報を管理装置80等に送信する。
以上で、情報処理端末40が行う処理を終了する。
上述したように、本実施形態の呼気成分測定システム1は、シャッターボタン43が押されたとき、呼気成分測定装置2がカウントを開始し、呼気成分測定システム1は、所定時間(第1時間)内に息の吹き込みが検知できた場合、そのデータを有効なデータとする。このように、データが有効な場合、呼気成分測定システム1は、測定中および測定後の撮像を禁止し、新たな画像データを取得することを禁止する。
一方、所定時間(第1時間)内に息の吹き込みが検知できない場合、そのデータを無効なデータとする。このように、データが無効な場合、呼気成分測定システム1は、再度、撮像を行って新たな画像データを取得し、測定をやり直す。
図11は、本実施形態に係る管理装置80の記憶部81に記憶される情報の一例を説明する図である。なお、図11に示す例は、情報処理端末40が、例えば送受信部25を介して取得した情報処理端末40の付近にある基地局の位置を、測定が行われた位置(緯度、経度)としている。情報処理端末40または呼気成分測定装置2がGPS(Global Positioning System;グローバル・ポジショニング・システム)を備えている場合、このGPSが測位した情報を測定が行われた位置としてもよい。
図11に示すように、記憶部81には、一例として、判定結果(OKまたはNG)、測定値[mg/L]、機器に関する情報(例えば機種名、シリアル番号)、撮影日時、車番、乗員ID、乗員者名、電子メールアドレス、写真ファイル名、緯度、経度が関連づけられて記憶されるが、これらに限られるものではないし、また、これらすべてを記憶する必要もない。
以上のように、本実施形態の呼気成分測定システム1は、アルコール濃度を測定するセンサ(例えばガスセンサ15)と、撮像装置(例えば撮像装置50)と、撮像装置に撮像を行わせる操作部(例えばシャッターボタン43、操作入力部42、操作入力部13)と、操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部(例えばタイマー部29)と、計時部によって計時された時間が所定時間(例えば第1時間)内にある場合に、センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、計時された時間が所定時間内にない場合に、センサが測定した測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部(例えば制御部100、アプリケーション実行部47)と、を備える。
この構成によって、本実施形態の呼気成分測定システム1では、アルコール濃度を検出する前、被験者がマウスピース30を口に入れた、またはマウスピース30が口元の付近にあるときに被験者の顔を含む領域の画像の撮像を行う。そして、本実施形態の呼気成分測定システム1では、撮像が終了した後、所定の時間(第1時間)内に、マウスピース30に息を吹き込むことを促す。これにより、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、仮に、撮像後に被験者が入れ替わろうとしても、マウスピース30に息の吹き込みを始めるタイミングが遅くなるため、再度、撮像からやり直す。また、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、所定の時間内に吹き込みが開始された場合、測定開始後の撮像が禁止される。この結果、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、撮像が行われた後に、被験者が入れ替わってアルコール濃度の測定を行うことを防ぐことができる。また、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、撮像後に測定が行われるので、呼気に含まれるアルコール成分のガス濃度を被験者が中断することなく測定可能とすることができる。
また、本実施形態において、所定時間(第1時間)は、操作部(例えばシャッターボタン43、操作入力部42、操作入力部13)が操作されてから、被験者が当該呼気成分測定システムに息を吹き込むまでの時間である。
これにより、本実施形態の呼気成分測定システム1では、撮像された画像にマウスピース30の画像が含まれることになる。この結果、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、被験者本人が撮像され、撮像された人が測定されていることになるので、測定被験者の顔が通常時の際に撮像を行うことができる。これにより、本実施形態では、被験者の顔を撮影して本人確認を簡易にして替え玉行為を防止することができる。
なお、本実施形態では、呼気成分測定装置2が運転可否の判断を行い、運転可否の判断が行われた結果を、呼気成分測定装置2の報知部11上に結果等を表示させる例を説明したが、これに限られない。呼気成分測定装置2がアルコール濃度の測定結果を、送受信部25および通信ケーブル60を介して情報処理端末40に送信するようにしてもよい。そして、情報処理端末40は、受信した測定結果に基づいて運転可否の判断を実行し、判断した結果を情報処理端末40の表示部45上に、運転可否の判断結果を表示させるようにしてもよい。この場合、情報処理端末40は、判断した結果を、送受信部44および通信ケーブル60を介して呼気成分測定装置2に送信するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、情報処理端末40に通信ケーブル70を介して撮像装置50が接続されている例を説明したが、これに限られない。例えば、呼気成分測定装置2に通信ケーブル70を介して撮像装置50が接続されていてもよい。
また、本実施形態では、第1時間が固定の場合を説明したが、第1時間を被験者に応じて変更するようにしてもよい。例えば、被験者は、測定を開始する前に、自分の個人IDを入力または選択するようにしてもよい。または、情報処理端末40は、撮像された画像に対して、周知の画像認識の手法を用いて、被験者を認識するようにしてもよい。
そして、情報処理端末40は、この個人IDに対応する過去の測定データを管理装置80から取得するか、または自装置に記憶されている測定結果を読み出すようにしてもよい。そして、情報処理端末40は、取得した測定結果に運転不可情報(NG)が含まれている場合、第1時間を短くする指示(例えば5秒を3秒にする)を、呼気成分測定装置2に送信するようにしてもよい。過去にアルコール濃度の高い値が検出された被験者は、替え玉行為(なりすまし行為)を行う可能性が、他の被験者より高い場合があるため、第1時間を短縮させるようにしてもよい。
あるいは、情報処理端末40は、取得した測定結果に運転不可情報(NG)が含まれている場合、第1時間内に複数の画像を撮像させるようにしてもよい。
さらに、情報処理端末40は、第1時間内に息の吹き込みの開始が検知できなかった場合であっても、撮像された画像、撮像した日時、測定に失敗した回数、被験者に関する情報を関連づけて自装置に記憶させるようにしてもよく、または関連づけた情報を、通信網を介して管理装置80に送信するようにしてもよい。
このように測定に到らなかったデータも保存しておくことで、例えば特定の被験者に失敗が多い場合に、情報処理端末40がデータを確認することで、なりすまし行為を行おうとして測定が失敗しているのか、撮像後、マウスピース30に息をうまく吹き込めずに失敗しているかを、複数の画像データに対して、周知の画像認識手法によって判別するようにしてもよい。これにより、情報処理端末40は、なりすまし行為を行おうとした被験者を検知することができる。また、情報処理端末40は、息を吹き込むまでに時間を要している被験者に対しては、第1時間を延長するように変更することができる。なお、呼気成分測定装置2は、第1時間内において、例えば、圧力値が検出できてもしきい値を超えていない場合、吹き込みが行われているが失敗していると判断するようにしてもよい。このように、呼気成分測定装置2は、失敗している理由を推定し、推定した失敗理由を示す情報を情報処理端末40に送信するようにしてもよい。情報処理端末40は、受信したこの情報に基づいて、マウスピース30に息をうまく吹き込めずに失敗しているかを判断するようにしてもよい。
また、本実施形態では、呼気成分測定システム1が呼気成分測定装置2および情報処理端末40を、1個ずつ備える例を説明したが、呼気成分測定装置2および情報処理端末40それぞれの数は複数であってもよい。例えば、呼気成分測定システム1は、1個の情報処理端末40と、n(nは2以上の整数)個の呼気成分測定装置2を含んで構成されていてもよい。この場合、n個の呼気成分測定装置2それぞれは、例えばプログラムが起動されたとき自装置の識別子を情報処理端末40に送信し、情報処理端末40が受信した識別子と識別子に対応する被験者の撮像された画像とを関連づけて記憶部46に記憶させるようにしてもよい。また、情報処理端末40は、n個の呼気成分測定装置2に撮影および測定順番を送信し、1人分ずつの撮像と測定とを行うようにしてもよい。これにより、被験者は、1人が1個の呼気成分測定装置2を利用することができるので、例えば、複数の運転手が車両に同乗し、交代で運転を行う場合であっても、出発時に、1個の情報処理端末40を用いて、測定を行うことができる。
なお、本実施形態では、呼気成分測定装置2の本体10がタイマー部29を備える例を説明したが、これに限られない。情報処理端末40がタイマー部29を備えていてもよい。この場合、情報処理端末40は、撮像後にカウントを開始させ、呼気成分測定装置2から吹き込みが開始されてことを示す情報を受信して、新たな撮像の許可、不許可を制御するようにしてもよい。
[第2実施形態]
第1実施形態では、撮像装置50が通信ケーブル70を介して情報処理端末40に接続されて、情報処理端末40が撮像装置50の撮像を制御する例を説明したが、撮像装置を呼気成分測定装置2が備えていてもよい。
図12は、本実施形態に係る呼気成分測定装置2の本体10Aのブロック図である。
図12に示すように、呼気成分測定装置2の本体10Aは、報知部11、操作入力部13、ガスセンサ15、圧力センサ16、エアバレル17、ソレノイド18、送受信部25、記憶部28、タイマー部29、制御部100A、撮像装置301、及びシャッターボタン311を備えている。なお、本体10(図5)と同じ機能を有する機能部には同じ符号を用いて、説明を省略する。なお、撮像装置301は、不図示のケーブルを介して本体10Aに接続されていてもよい。
シャッターボタン311は、撮像装置301に撮像を行わせるボタンであり、被験者によってシャッターボタン311が押されたことが検出されたとき、撮像を指示する撮像指示信号を制御部100Aに出力する。なお、操作入力部13が、シャッターボタン311を備えていてもよい。
撮像装置301は、制御部100Aの制御に応じて撮像を行い、撮像した画像の画像データを制御部100Aに出力する。
制御部100Aは、シャッターボタン311から入力された撮像指示信号を受け取る。制御部100Aは、撮像が禁止されていない場合、受け取った撮像指示信号に基づいて、撮像装置301に撮像を行わせ、撮像が禁止されている場合、撮像装置301に撮像を行わせないように制御する。制御部100Aは、撮像装置301から入力される画像データを、送受信部25及び通信ケーブル60を介して、情報処理端末40に送信する。なお、制御部100Aは、撮像された画像データを測定結果と関連づけて、記憶部28に記憶させるようにしてもよい。なお、制御部100Aは、例えば、シャッターボタン311が押されても撮像指示を受け付けないことで撮像を禁止してもよく、または、撮像装置301が送信した画像データを受信しないことで撮像を禁止してもよく、あるいは、撮像装置301が送信した画像データを受信しても記憶部28に記憶しないことで撮像を禁止してもよい。
また、制御部100Aは、制御部100と同様に、呼気流入判断部101、動作制御部102、アルコール濃度測定部103、判定部104、および報知情報生成部105を備える。制御部100Aは、呼気成分の測定を制御するとともに、電源スイッチ12や操作入力部13等からの入力や、報知部11の出力等、呼気成分測定装置2の全体を制御し、測定結果を記憶部28に記憶させる。
次に、呼気成分測定装置2の本体10Aが行う処理手順を説明する。
図13は、本実施形態に係る呼気成分測定の処理手順を示すフローチャートである。
(ステップS301)制御部100Aは、ステップS301をステップS101(図9)と同様に行う。
(ステップS302)動作制御部102Aは、記憶部28に記憶されている呼気成分測定プログラムを起動させる。動作制御部102Aは、撮像禁止の解除の設定を行う。動作制御部102Aは、処理をステップS303に進める。
(ステップS303)動作制御部102Aは、シャッターボタン43から入力された撮像指示信号に応じて、撮像装置301に被験者の顔を含む領域の画像を撮像させる。動作制御部102Aは、処理をステップS304に進める。
(ステップS304)動作制御部102Aは、撮像された画像を記憶部28に記憶させる。次に、動作制御部102Aは、撮像された画像を、送受信部25及び通信ケーブル60を介して情報処理端末40に送信する。動作制御部102Aは、処理をステップS305に進める。
(ステップS305)制御部100Aは、ステップS104〜S109(図9)と同様に処理を行う。制御部100Aは、処理をステップS306に進める。
(ステップS306)第1時間内に吹き込みが開始された場合、動作制御部102Aは、これ以後に測定される測定結果を有効なデータとする。次に、動作制御部102Aは、測定中および測定後の撮像を禁止し、新たな画像データを取得することを禁止する設定を行う。動作制御部102Aは、処理をステップS307に進める。
(ステップS307)制御部100Aは、ステップS111〜S120(図9)と同様に処理を行う。
以上で、呼気成分測定装置2が行う処理を終了する。
以上のように、本実施形態の呼気成分測定装置2は、アルコール濃度を測定するセンサ(例えばガスセンサ15)と、撮像装置(例えば撮像装置301)と、撮像装置に撮像を行わせる操作部(例えばシャッターボタン311、操作入力部13)と、操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部(例えばタイマー部29)と、計時部によって計時された時間が所定時間内にある場合に、センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、計時された時間が所定時間内にない場合に、センサが測定した測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部(例えば制御部100A)と、を備える。
この構成によって、本実施形態の呼気成分測定システム1では、第1実施形態と同様に、仮に、撮像後に被験者が入れ替わろうとしても、マウスピース30に息の吹き込みを始めるタイミングが遅くなるため、再度、撮像からやり直す。また、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、所定の時間内に吹き込みが開始された場合、測定開始後の撮像が禁止される。この結果、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、撮像が行われた後に、被験者が入れ替わってアルコール濃度の測定を行うことを防ぐことができる。また、本実施形態の呼気成分測定システム1によれば、撮像後に測定が行われるので、呼気に含まれるアルコール成分のガス濃度を被験者が中断することなく測定可能とすることができる。
なお、本発明における制御部(100、100A)、アプリケーション実行部47の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の制御、アルコール濃度の演算や運転可否の判断等を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…呼気成分測定システム、2…呼気成分測定装置、10、10A…本体、11…報知部、12…電源スイッチ、13…操作入力部、14…取付部、15…ガスセンサ、16…圧力センサ、17…エアバレル、18…ソレノイド、25…送受信部、28…記憶部、29…タイマー部、30…マウスピース、40…情報処理端末、50、301…撮像装置、60、70…通信ケーブル、41…通信I/F、42…操作入力部、43、311…シャッターボタン、44…送受信部、45…表示部、46…記憶部、47…アプリケーション実行部、80…管理装置、81…記憶部、100、100A…制御部、101…呼気流入判断部、102、102A…動作制御部、103…アルコール濃度測定部、104…判定部、105…報知情報生成部

Claims (9)

  1. アルコール濃度を測定するセンサと、
    撮像装置と、
    前記撮像装置に撮像を行わせる操作部と、
    前記操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部と、
    前記計時部によって計時された時間が所定時間内にある場合に、前記センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記センサが測定した測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部と、
    を備える呼気成分測定システム。
  2. 前記所定時間は、
    前記操作部が操作されてから、被験者が当該呼気成分測定システムに息を吹き込むまでの時間である、請求項1に記載の呼気成分測定システム。
  3. 前記測定制御部は、
    前記操作部が操作されたことに応じて、前記所定時間内に複数回の撮像を行わせる、請求項1または請求項2に記載の呼気成分測定システム。
  4. 前記撮像された画像データと測定データと被験者を識別する識別情報とが記憶される記憶部、を備え、
    前記測定制御部は、
    前記撮像された画像に基づいて被験者を認識し、前記認識した結果に基づいて、認識された被験者の過去の測定データを前記記憶部から読み出し、前記読み出した測定データに応じて前記所定時間を変更する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の呼気成分測定システム。
  5. 前記測定制御部は、
    前記計時された時間が前記所定時間内にない場合であっても、前記撮像された画像データを前記記憶部に記憶させる、請求項4に記載の呼気成分測定システム。
  6. 前記測定制御部は、
    前記撮像された画像に基づいて被験者を認識し、前記認識した結果に基づいて、認識された被験者の過去の測定データを前記記憶部から読み出し、前記読み出した測定データに応じて前記所定時間に撮像する画像の枚数を変更する、請求項4または請求項5に記載の呼気成分測定システム。
  7. アルコール濃度を測定するセンサと、
    撮像装置と、
    前記撮像装置に撮像を行わせる操作部と、
    前記操作部が操作されてからの経過時間を計時する計時部と、
    前記計時部によって計時された時間が所定時間内にある場合に、前記センサが測定した測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記センサが測定した測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする測定制御部と、
    を備える呼気成分測定装置。
  8. センサが、アルコール濃度を測定する測定手順と、
    操作部が検出した結果に応じて、撮像装置に撮像を行わせる手順と、
    計時部が、前記操作部が操作され撮像が行われてからの経過時間を計時する計時手順と、
    測定制御部が、前記計時手順によって計時された時間が所定時間内にある場合に、前記測定手順によって測定された測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止し、前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記測定手順によって測定された測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする手順と、
    を含む呼気成分測定方法。
  9. 呼気成分測定装置のコンピュータに、
    アルコール濃度の測定を指示する測定指示手順と、
    撮像を行う撮像装置に対して、撮像の許可を示す撮像指示または不許可を示す撮像禁止指示を出力する手順と、
    前記撮像が行われたことを示す情報を受信する受信手順と、
    前記情報を受信してからの経過時間を計時する計時手順と、
    前記計時手順によって計時された時間が所定時間内にあるか否かを判別する手順と、
    前記計時された時間が所定時間内にある場合に、前記測定手順によって測定された測定データを有効とし、新たな画像データの取り込みを禁止する撮像禁止指示を生成する手順と、
    前記計時された時間が前記所定時間内にない場合に、前記測定手順によって測定された測定データを無効とし、新たな画像データの取り込みを有効とする撮像指示を生成する手順と、
    を実行させるプログラム。
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