JP2014119332A - 呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース - Google Patents

呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース Download PDF

Info

Publication number
JP2014119332A
JP2014119332A JP2012274238A JP2012274238A JP2014119332A JP 2014119332 A JP2014119332 A JP 2014119332A JP 2012274238 A JP2012274238 A JP 2012274238A JP 2012274238 A JP2012274238 A JP 2012274238A JP 2014119332 A JP2014119332 A JP 2014119332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouthpiece
exhalation
attachment
component measuring
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012274238A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazu Mochizuki
計 望月
Kiyoshi Sagawa
清志 佐川
taisuke Honda
泰介 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanita Corp
Original Assignee
Tanita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanita Corp filed Critical Tanita Corp
Priority to JP2012274238A priority Critical patent/JP2014119332A/ja
Priority to US13/842,335 priority patent/US20140165697A1/en
Priority to US13/843,038 priority patent/US20140165698A1/en
Priority to RU2013155209/15A priority patent/RU2013155209A/ru
Publication of JP2014119332A publication Critical patent/JP2014119332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

【課題】被験者を特定するための情報の入力の手間がかからず、その情報の入力のための特別な装置が不要な呼気成分測定アセンブリを提供する。
【解決手段】呼気成分測定装置は、被験者の呼気が流入する導入孔と、呼気に含まれるアルコール濃度を測定するセンサと、導入孔へ被験者の呼気を流入させるマウスピースが着脱自在に取り付けられる取り付け部と、マウスピースが取り付け部に取り付けられたときに、マウスピースからマウスピースの所有者を示す所有者情報を読み取る所有者情報読み取り部と、センサで測定されたアルコール濃度の情報と所有者情報である被験者情報または所有者情報に対応する被験者情報とを関連付けて、アルコール濃度の情報と被験者情報を記憶または出力する処理部とを備える。マウスピースは、所有者を示す所有者情報を記憶可能な記憶装置を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、呼気に含まれるアルコールガス濃度を測定する呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピースに関する。
近年、飲酒運転を防止する意識が高まっている。旅客自動車運送事業者および貨物自動車運送事業者は、運転者が事業所から出発する前および事業所に帰った後に、アルコール検知器の使用により酒気帯びの有無の確認を行い、その結果を記録するのが望ましい。日本では、旅客自動車運送事業者および貨物自動車運送事業者が運転者の酒気帯びの有無を記録することが義務づけられた。また、運転者が事業所から離れている時にも、アルコール検知器の使用により酒気帯びの有無の確認を行い、その結果を示すデータを事業所に送信させるのが望ましい。
車両の運転者の呼気中に含まれるアルコールに基づいて運転者の飲酒状態を検知する装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されたアルコール検知システムは、吹き込み口から流れてくる呼気中のアルコールガス濃度を測定するアルコール濃度センサを備える。また、特許文献1に開示されたアルコール検知システムは、被験者を識別するための被験者固有のIDカード(磁気カード、バーコードカード又はICカード等)からIDを読み取る装置を用いて、被験者以外のものが被験者本人になりすまして測定を受ける、いわゆる替え玉行為を防止している。また、特許文献1は、IDカードからの読み取りに代えて、ID番号およびパスワードを人が入力してもよいことを開示する。
特許第4063663号
しかしながら、IDカードから識別情報を読み取る装置を使用する場合には、それを設置するための費用がかかる。また読み取り装置は一定のスペースを占有する。また、ID番号およびパスワードを人が入力するのは手間がかかる。
そこで、本発明は、被験者を特定するための情報の入力の手間がかからず、その情報の入力のための特別な装置が不要な呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピースを提供する。
本発明に係る呼気成分測定アセンブリは、被験者の呼気が流入する導入孔と、前記呼気に含まれるアルコール濃度を測定するセンサとを備える呼気成分測定装置と、前記呼気成分測定装置に着脱自在に取り付けられ、被験者が呼気を吹き込む吹き込み口と、前記呼気成分測定装置に取り付けられたときに、前記吹き込み口から吹き込まれた呼気を前記呼気成分測定装置に流入させる呼気流路とを備えるマウスピースと、前記マウスピースに配置され、前記マウスピースの所有者を示す所有者情報を記憶可能な記憶装置と、前記マウスピースが着脱自在に取り付けられる取り付け部と、前記呼気成分測定装置内に配置され、前記取り付け部に取り付けられた前記マウスピースの前記記憶装置から前記所有者情報を読み取る所有者情報読み取り部とを備え、前記所有者情報読み取り部が読み取った前記所有者情報に基づいて、現在の被験者を認識する。好ましくは、呼気成分測定アセンブリは、前記センサで測定されたアルコール濃度の情報と、前記所有者情報読み取り部で読み取られた前記所有者情報である被験者情報または前記所有者情報に対応する被験者情報とを関連付けて、前記アルコール濃度の情報と前記被験者情報を記憶または出力する処理部とを備える。
本発明に係る呼気成分測定装置は、被験者の呼気に含まれるアルコール濃度を測定する呼気成分測定装置であって、被験者の呼気が流入する導入孔と、前記呼気に含まれるアルコール濃度を測定するセンサと、前記導入孔へ被験者の呼気を流入させるマウスピースが着脱自在に取り付けられる取り付け部と、前記マウスピースが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記マウスピースから前記マウスピースの所有者を示す所有者情報を読み取る所有者情報読み取り部とを備え、前記所有者情報読み取り部が読み取った前記所有者情報に基づいて、現在の被験者を認識する。好ましくは、呼気成分測定装置は、前記センサで測定されたアルコール濃度の情報と、前記所有者情報読み取り部で読み取られた前記所有者情報である被験者情報または前記所有者情報に対応する被験者情報とを関連付けて、前記アルコール濃度の情報と前記被験者情報を記憶または出力する処理部とを備える。
本発明に係るマウスピースは、被験者の呼気に含まれるアルコール濃度を測定する呼気成分測定装置に着脱自在に取り付けられるマウスピースであって、被験者が呼気を吹き込む吹き込み口と、前記マウスピースが前記呼気成分測定装置に取り付けられたときに、前記吹き込み口から吹き込まれた呼気を前記呼気成分測定装置に流入させる呼気流路と、前記マウスピースの所有者を示す所有者情報を記憶可能な記憶装置とを備える。
本発明においては、マウスピースを呼気成分測定装置の取り付け部に取り付けると、呼気成分測定装置の所有者情報読み取り部がマウスピースの記憶装置から所有者情報を読み取る。所有者情報読み取り部が読み取った前記所有者情報に基づいて、現在の被験者が認識される。本発明では、被験者を特定するための情報の入力の手間がかからず、その情報の入力のための特別な装置が不要でありながら、測定されたアルコール濃度の情報と被験者情報を記憶または出力することができる。好ましくは、呼気成分測定アセンブリおよび呼気成分測定装置は処理部を備え、処理部はセンサで測定されたアルコール濃度の情報と被験者情報を関連付けて、アルコール濃度の情報と被験者情報を記憶または出力する。ここでいう被験者情報は、所有者情報読み取り部で読み取られた所有者情報でもよいし、所有者情報に対応する被験者情報でもよい。
本発明の実施形態に係る呼気成分測定システムを示す概念図であり、同図(a)は、携帯型のコンピュータを有する呼気成分測定システムを示す概念図であり、同図(b)は、固定型のコンピュータを有する呼気成分測定システムを示す概念図である。 図1の呼気成分測定システムの呼気成分測定アセンブリの外観を示す斜視図である。 図3(a)は、図2の呼気成分測定アセンブリの呼気成分測定装置を示す正面図であり、同図(b)は、その側面図であり、同図(c)は、その上面図である。 図2の呼気成分測定アセンブリのマウスピースを示す説明図であり、同図(a)は、上面図であり、同図(b)は、その正面図であり、同図(c)は、その側面図であり、同図(d)は、その背面図であり、同図(e)は、その底面図である。 図5は、図4のマウスピースの断面を示す説明図であり、同図(a)は、図4(a)におけるA−A断面図であり、同図(b)は、図4(c)におけるB−B断面図であり、同図(c)は、図4(c)におけるC−C断面図である。 図6(A)は第1の姿勢でマウスピースが呼気成分測定装置に取り付けられた呼気成分測定アセンブリを示す正面図であり、同図(b)は第2の姿勢でマウスピースが呼気成分測定装置に取り付けられた呼気成分測定アセンブリを示す正面図である。 図3の呼気成分測定装置の内部構成を示す説明図である。 (a)は、図3の呼気成分測定装置全体の構成を示すブロック図であり、同図(b)は、呼気成分測定装置の制御処理部の内部モジュールを示すブロック図である。 呼気成分測定システムで使用される情報処理端末の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る呼気成分測定方法を示すフローチャートである。 図11(a)は、第2の実施形態に係る保護カバーの斜め下方から見た斜視図であり、図11(b)は、保護カバーの斜め上方から見た斜視図である。 保護カバーが取り付けられた呼気成分測定装置を示す側面図である。 第2の実施形態に係る呼気成分測定装置の上面図である。 第2の実施形態に係る呼気成分測定装置全体の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る呼気成分測定装置の制御処理部の内部モジュールを示すブロック図である。 図16(a)は、第3の実施形態に係る点検アタッチメントの斜め下方から見た斜視図であり、図16(b)は、点検アタッチメントの斜め上方から見た斜視図である。 点検アタッチメントが取り付けられた呼気成分測定装置を示す側面図である。 第3の実施形態に係る呼気成分測定装置の上面図である。 (a)は、第3の実施形態に係る呼気成分測定装置全体の構成を示すブロック図であり、同図(b)は、第3の実施形態に係る呼気成分測定装置の制御処理部の内部モジュールを示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明に係る様々な実施形態を説明する。
第1の実施形態
図1に示すように、第1の実施形態に係る呼気成分測定システムは、呼気成分測定アセンブリ1と、呼気成分測定アセンブリ1の呼気成分測定装置10に通信ケーブルを介して電気的に接続された情報処理端末(コンピュータ)7とを備えており、呼気成分測定アセンブリ1で計測された測定結果の情報等が情報処理端末7に送信される。通信ケーブルの代わりに、Bluetooth(登録商標)などの無線通信が使用されてもよい。
呼気成分測定アセンブリ1は、被験者の呼気に含まれる検知対象ガス成分であるアルコールガス濃度を測定する装置であり、図2に示すように、金属又は樹脂などの硬質材料のケーシングを有する呼気成分測定装置10と、呼気成分測定装置10に着脱可能に取付けられ、樹脂などの硬質材料からなるマウスピース30とから構成されている。
情報処理端末7(7aおよび7b)は、CPUによる演算処理機能、および通信インターフェースによる通信処理機能を備えたコンピュータであり、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータや、機能を特化させた専用装置により実現することができる。情報処理端末7は、モバイルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistance)、スマートフォン携帯電話機であってもよい。そして、この情報処理端末7(7aおよび7b)には、通信機能、アプリケーションソフトの実行機能、およびGPS機能等の機能が搭載されている。また、情報処理端末7(7aおよび7b)は、被験者を撮影する撮像手段であるデジタルカメラ77を備えており、被験者の静止画を撮影する。
情報処理端末7としては、図1(a)に示すように、自動車の運転者である被験者が所有する携帯型の端末7aであってもよいし、図1(b)に示すように、旅客自動車運送事業者または貨物自動車運送事業者の営業所に設置される固定型の端末7bであってもよい。本発明に係る呼気成分測定方法を実行するため、携帯型の端末7aは、携帯型端末用のアプリーション(測定結果処置プログラム)を記憶し、これを実行し、固定型の端末7bは固定型端末用のアプリーション(測定結果処置プログラム)を記憶し、これを実行する。
携帯型の端末7aは、携帯型端末用の測定結果処置プログラムに従って、携帯電話通信網を介して、事業者の営業所に設置されたコンピュータに測定結果、被験者を示す情報、および端末7aの位置情報を送信する。一方、固定型の端末7bは、固定型端末用の測定結果処置プログラムに従って、被験者を示す情報および測定結果を保存する。
次いで、呼気成分測定システムを構成する各装置、およびその内部構成について説明する。
先ず、呼気成分測定アセンブリ1について説明する。図3(a)は、本実施形態に係る呼気成分測定装置10を示す正面図であり、同図(b)は、その側面図であり、同図(c)は、その上面図である。また、図4は、本実施形態に係るマウスピース30を示す上面図であり、同図(b)は、その正面図であり、同図(c)は、その側面図であり、同図(d)は、その背面図であり、同図(e)は、その底面図である。また、図5(a)は、図4(a)におけるA−A断面図であり、同図(b)は、図4(c)におけるB−B断面図であり、同図(c)は、図4(c)におけるC−C断面図である。
呼気成分測定アセンブリ1の呼気成分測定装置10は、マウスピース30に吹き込まれた呼気を取得する装置であり、 呼気成分測定装置10の外部には、図3(a)および図3(b)に示すように、電源スイッチ12と、操作ボタン等の入力インターフェース13と、被験者が呼気を吹き込むためのマウスピース30を取り付けるための取り付け部14と、呼気を内部に流入させる導入孔21aが設けられた突起21と、呼気中のガス(アルコール)濃度を測定するガスセンサの検出結果に基づいて呼気に含まれる検知対象ガス成分の測定結果等を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)である表示部11aとを備えている。また、本実施形態において、呼気成分測定装置10は、図示しないが、情報処理端末7等の外部機器と接続するための通信ケーブルが接続される通信インターフェースや、外部からの電力を供給する電源コードが接続されるための電源入力端子等を備えている。呼気成分測定装置10は、電源として、内部に乾電池等のバッテリーを内蔵可能となっており、利用者によって携帯されることが可能となっている。
また、図3(b)および図3(c)に示すように、取り付け部14の側面には、マウスピース30と係合する係合片19が設けられており、係合片19が呼気成分測定装置10とマウスピース30とを連結している。取り付け部14には、マウスピース30が着脱自在に取り付けられる。
マウスピース30は、被験者が呼気を吹き込むための筒状の吹き込み手段であって、図4および図5に示すように、被験者が呼気を吹き込むための吹き込み口31と、呼気が排出される排出口32と、吹き込み口31と排出口32との間に形成され、吹き込み口31から吹き込まれた呼気を通過させる呼気流路33とを有している。
当該呼気流路33には、マウスピース30が呼気成分測定装置10に取付けられたとき、呼気成分測定装置10の突起21が嵌められる貫通孔34と、排出口32側に設けられ、呼気流路33を通過する呼気の流れを分離して音響を発生させる仕切壁36とが形成されている。貫通孔34が突起21に嵌められることにより、呼気流路33と突起21に形成された導入孔21aが連通させる。吹き込み口31から空気が流入すると、マウスピース30は、ホイッスルと同様に音を発する。被験者が故意に呼気を吹き込まなかったり、短時間だけマウスピースに呼気を吹き込んだりしても、マウスピース30から音が鳴らず、そのような不正行為は直ちに発覚する。例えば、被験者を監視または監督する人間の目の前で、アルコール濃度の測定を行う場合には、被験者は継続的に呼気をマウスピース20に吹き込まざるを得ない。
また、マウスピース30の外側部には、呼気成分測定装置10に取付けられた際、係合片19と係合される係合孔37が形成されている。マウスピース30が取り付け部14に取り付けられたときに、呼気成分測定装置10の係合片19はマウスピース30の係合孔37に嵌められ、マウスピース30は取り付け部14に安定的に支持される。
図5(B)に示すように、マウスピース30の内部には、マウスピース30の所有者を示す所有者情報を記憶可能な記憶装置40が配置されている。記憶装置40は、例えばICチップであり、そこには所有者を示す所有者情報を永久的に記憶可能である。所有者情報は、例えば所有者IDである。さらに所有者情報は、所有者の氏名および所有者が使用する車両番号を含んでもよい。
また、マウスピース30の下面には、複数のマウスピース電極41および1つのマウスピース接点42が配置されている。これらは導電材料から形成されている。マウスピース電極41は、記憶装置40に電気的に接続されているが、その配線の図示は省略する。マウスピース電極41は、記憶装置40に記憶された所有者情報を呼気成分測定装置10が読み取るために設けられている。マウスピース電極41の数は限定されない。マウスピース接点42は、呼気成分測定装置10に対するマウスピース30の姿勢を呼気成分測定装置10が認識するために設けられている。
図3(B)に示すように、呼気成分測定装置10の取り付け部14には、複数の所有者情報読み取り電極43と、2つのマウスピース姿勢認識用接点44が配置されている。これらは導電材料から形成されている。所有者情報読み取り電極43は、記憶装置40に記憶された所有者情報を呼気成分測定装置10が読み取るために設けられている。マウスピース30が取り付け部14に取り付けられたときに、マウスピース30に設けられたマウスピース電極41が所有者情報読み取り電極43に接触し、呼気成分測定装置10がマウスピース30の記憶装置40から所有者情報を読み取ることを可能にする。所有者情報読み取り電極43の数は限定されない。2つのマウスピース姿勢認識用接点44は、呼気成分測定装置10に対するマウスピース30の姿勢を呼気成分測定装置10が認識するために設けられている。
図6(A)および図6(B)に示すように、マウスピース30は異なる姿勢で呼気成分測定装置10に取り付けることが可能である。図6(A)に示す吹き込み口31が呼気成分測定装置10の右側に配置されるマウスピース30の姿勢を第1の姿勢と呼び、図6(B)に示す吹き込み口31が呼気成分測定装置10の左側に配置されるマウスピース30の姿勢を第2の姿勢と呼ぶ。マウスピース30が第1の姿勢でも第2の姿勢でも、マウスピース30が取り付け部14に取り付けられたときに、呼気成分測定装置10の係合片19はマウスピース30の係合孔37に嵌まり、マウスピース30は取り付け部14に安定的に支持される。マウスピース30が第1の姿勢でも第2の姿勢でも、マウスピース30が取り付け部14に取り付けられたときに、マウスピース30のマウスピース電極41は呼気成分測定装置10の所有者情報読み取り電極43に接触する。
マウスピース30が第1の姿勢で取り付け部14に取り付けられたときに、マウスピース姿勢認識用接点44は、マウスピース30のマウスピース接点42に接触する。しかし、マウスピース30が第2の姿勢で取り付け部14に取り付けられたときに、マウスピース姿勢認識用接点44は、マウスピース30のマウスピース接点42に接触しない。したがって、呼気成分測定装置10に対するマウスピース30の姿勢(第1の姿勢または第2の姿勢)を呼気成分測定装置10が認識することが可能である。
次いで、呼気成分測定装置10の内部構成について説明する。呼気成分測定装置10は、図7に示すように、呼気流路33に吹き込まれた呼気のアルコール濃度を測定するガスセンサ15と、呼気成分測定装置10内部に吹き込まれた呼気の圧力を検知する圧力センサ16と、呼気を内部に蓄積する膨張収縮可能な容器であるエアバレル17と、エアバレル17を収縮させて、エアバレル17内部の呼気をガスセンサ15に導くソレノイド18とを備えている。また、呼気成分測定装置10内部における呼気の流路は、突起21に設けられた導入孔21aから吹き込まれた呼気をガスセンサ室15aに導く流路22と、ガスセンサ室15aとエアバレル17とを結ぶ流路23と、エアバレル17と圧力センサ16とを結ぶ流路24とを有している。ガスセンサ室15aも流路の一部であり、ガスセンサ15はガスセンサ室15aの内部に配置されている。
エアバレル17は、可撓性の材料で形成され、蛇腹形状を有する伸縮可能な気密性の容器であり、ソレノイド18は、このエアバレル17を縮小させる駆動機構である。そして、エアバレル17には、縮小した状態で呼気が吹き込まれ、呼気の気圧によりエアバレル17が膨張する。その後、ソレノイド18によりエアバレル17が縮小され、その内部に溜められた呼気がガスセンサ室15a内に押し戻される。
圧力センサ16は、呼気成分測定装置10内部に吹き込まれた呼気の圧力を検知する検知手段である。本実施形態では、ダイヤフラムの表面に半導体ひずみゲージを形成し、外部からの力(圧力)によってダイヤフラムが変形して発生するピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化を電気信号に変換する半導体ピエゾ抵抗拡散圧力センサが圧力センサ16として用いられている。
ガスセンサ15は、感ガス体を備え、呼気成分測定装置10のガスセンサ室15aの内部に収納され、呼気中のガスを検知する検知手段である。呼気流路に吹き込まれた呼気の少なくとも一部が感ガス体に接触する。本実施形態では、アルコールに触れると電流が流れる感ガス体を有し、流れた電流の値によって気体中のアルコール濃度を検知する電気化学式センサをガスセンサ15として用いている。この電気化学式センサとしては、例えば、アノード(anode)およびカソード(cathode)としてPt又はPt合金を用いるとともに、電解質として硫酸(HSO)を用い、アルコール分子が白金触媒に酸化されたときに生じる電流の変化を測定するものがある。
ガスセンサ15は、呼気に含まれるアルコール濃度を検知できればよく、例えば、金属酸化物に吸着させた酸素と、気体中のアルコールとの反応によって変化する電気抵抗によって気体中のアルコール濃度を検知する半導体センサなど、様々な方式のアルコールセンサが採用可能である。
本実施形態において、ガスセンサ15によるアルコール濃度の測定は、呼気成分測定装置10内に呼気が所定時間(例えば5秒間)継続的に吹き込まれたことを圧力センサ16が検知した場合に開始する。なお、気体の圧力以外の条件に基づいて、ガスセンサ15によるアルコール検知開始を判断してもよく、例えば、呼気成分測定装置10内部に、呼気成分測定装置10内の気体中の炭酸ガス濃度もしくは湿度を検知するセンサ、被験者の呼気により発生するマウスピース30での音響の発生を検知する音響センサ、または呼気成分測定装置10内の気体の温度を検知する温度センサ(サーミスタ)を設置し、このセンサに基づいて、呼気成分測定装置10内に呼気が所定時間継続的に吹き込まれたか否かを判断してもよい。
また、呼気成分測定装置10には、回路基板上にCPU等の制御処理部100が設けられている。この制御処理部100は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、およびその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、上記の呼気成分の測定を制御するとともに、電源スイッチ12や操作ボタン等の入力や、表示部11aの出力等、呼気成分測定装置10の全体を制御する。
次いで、呼気成分測定装置10の機能モジュールについて説明する。図8(a)は、本実施形態に係る呼気成分測定装置10全体の構成を示すブロック図であり、同図(b)は、制御処理部100の内部モジュールを示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
呼気成分測定装置10は、入力インターフェース13と、出力インターフェース11と、通信インターフェース25と、メモリ28と、制御処理部100とを備えている。
入力インターフェース13は、例えば、操作ボタンやタッチパネル、ジョグダイヤルなどユーザー操作を入力するデバイスである。出力インターフェース11は、ディスプレイやスピーカーなど、映像や音響を出力するデバイスである。特に、この出力インターフェース11には、ガスセンサ15の検出結果に基づいて呼気に含まれる検知対象ガス成分の測定結果や、操作ガイド等の情報を表示するLCDである表示部11aが含まれている。
通信インターフェース25は、通信ケーブルが接続される通信インターフェースであり、通信ケーブルによって接続された情報処理端末へ測定結果等を送信する。通信ケーブルの代わりに、Bluetooth(登録商標)などの無線通信が使用されてもよい。
メモリ28は、ROM、RAM等の各種データを格納するための記憶装置であり、ガスセンサ15による測定開始を決定する圧力センサ16に対するしきい値や、運転可否を決定するアルコール濃度に対するしきい値や、測定結果等の情報が記憶される。
制御処理部100は、CPU等の演算処理装置であり、この制御処理部100上で各種プログラムを実行することにより、各機能モジュールを仮想的に構築するモジュールである。本実施形態において、制御処理部100は、動作制御部102と、表示情報生成部103と、判定部104と、呼気流入判断部101と、アルコール濃度測定部105と、所有者情報読み取り部106と、姿勢認識部107と、動作モード選択部108を備えている。
動作制御部102は、呼気成分測定装置10の各装置を駆動させるモジュールであり、圧力センサ16、ガスセンサ15、および表示部11a等を駆動させる。特に、動作制御部102は、呼気が呼気成分測定装置10内部に吹き込まれ、圧力センサ16によって所定しきい値を越える圧力が継続的に検知されると、ソレノイド18を駆動させて、エアバレル17内の呼気をガスセンサ室15aに押し戻す。そして、動作制御部102は、ガスセンサ15を駆動させてアルコール濃度を検知させるように制御する。
また、動作制御部102は、デジタルカメラ77による被験者の静止画の撮像タイミングを制御する機能を有している。具体的に、動作制御部102は、被験者が呼気を呼気成分測定装置10内部に吹き込む前に、第1の撮像動作を完了させ、被験者が十分な量の呼気を呼気成分測定装置10内部に吹き込んだ後に第2の撮像動作を開始させる。
ここで、第1の撮像動作とは、アルコール濃度測定開始前に、デジタルカメラ77により被験者の静止画を撮像する動作であり、動作制御部102は、呼気成分測定装置10の電源スイッチ12が押下されて起動すると、撮像を指示する信号を情報処理端末7に送信し、電源スイッチ12が押下された後の待機時間内(例えば5秒間)に情報処理端末7側において利用者の顔を撮影させる。
また、第2の撮像動作とは、アルコール濃度測定のために被験者の呼気のサンプルの取得終了後に、デジタルカメラ77により被験者の静止画を撮像する動作である。本実施形態において、圧力センサ16が一定の圧力を検知した後、所定時間(例えば5秒間)一定の圧力が継続すると、動作制御部102は、撮像を指示する信号を情報処理端末7に送信し、情報処理端末7側において、アルコール濃度測定部105がアルコール濃度を解析している間(例えば約3秒〜10秒)に被験者を撮像させる。
呼気流入判断部101は、圧力センサ16の検出結果に基づいて、装置内の圧力値を算出し、呼気の流入開始と呼気の継続を判断するモジュールである。具体的に、呼気流入判断部101は、被験者から呼気が吹きかけられ、圧力センサ16において所定の圧力値が検出されると、所定時間(例えば約5秒間)をカウントしつつ、その所定時間内に圧力値を継続的に検知する。そして、呼気流入判断部101によって検知された圧力値が継続して所定のしきい値を越える場合に、動作制御部102はソレノイド18を駆動して、エアバレル17内の呼気をガスセンサ室15aに押し戻す。一定の圧力を越える呼気が継続することにより、アルコール濃度測定に必要な量の空気がエアバレル17内に得られるからである。被験者は、アルコール測定結果を得るためには、深く息を吸って長い時間呼気を出し続けなければならない。
アルコール濃度測定部105は、ガスセンサ15の検出結果に基づいて、呼気に含まれる検知対象ガス成分であるアルコール濃度を測定するモジュールであり、具体的には、動作制御部102によってエアバレル17内の空気が、ガスセンサ15に送り出された際に検出された検出結果に基づいて呼気中のアルコール濃度を算出する。ここでいう「アルコール濃度の測定の開始」は、ガスセンサ15の出力を取得して、アルコール濃度の算出を開始することである。但し、アルコール濃度測定部105は、圧力センサ16で測定される圧力レベルがある期間継続的にしきい値を越える場合に、ガスセンサ15を駆動し、他の場合にはガスセンサ15を駆動しなくてもよい。この場合、「アルコール濃度の測定の開始」は、ガスセンサ15が出力を開始することである。
判定部104は、アルコール濃度測定部105が算出した検知対象ガス成分のアルコール濃度に基づいて、運転可否の判断を行うモジュールである。具体的に、判定部104は、算出された呼気中のアルコール濃度と、メモリ28に格納されたしきい値とを比較して、算出されたアルコール濃度がしきい値以下である場合には、運転可能であると判断する。
表示情報生成部103は、表示部11aに各種の情報を表示させるモジュールであり、例えば、電源スイッチ12が入力された信号を取得すると、息の吹きかけ開始の指示や、吹きかけ終了のメッセージなど、操作ガイドの情報を表示したり、ガスセンサ15によって検知されたアルコール濃度の数値や、判定部104による判定結果等を表示部11aに表示したりする。
取り付け部14にマウスピース30が取り付けられると、所有者情報読み取り部106は、マウスピース30の記憶装置40から所有者情報を読み取る。取り付け部14にマウスピース30が取り付けられたときに、所有者情報読み取り電極43は、マウスピース30に設けられたマウスピース電極41に接触して、所有者情報読み取り部106がマウスピース30から所有者情報を読み取ることを可能にする。
制御処理部100は、アルコール濃度測定部105から得られるアルコール濃度の情報と被験者情報とを関連付けて、アルコール濃度の情報と被験者情報を記憶または出力する。ここでいう記憶とは、メモリ28またはその他の図示しない記憶装置にアルコール濃度の情報と被験者情報を保存することである。ここでいう出力とは、通信インターフェース25を用いて、情報処理端末7にアルコール濃度の情報と被験者情報を送信することである。また、制御処理部100は、呼気成分測定装置10自身の出力インターフェース11にアルコール濃度の情報と被験者情報を出力させてもよい。
ここでいう被験者情報は、所有者情報読み取り部106で読み取られた所有者情報(つまり記憶装置40に記憶されている所有者情報)そのものでもよいし、所有者情報に対応する被験者情報でもよい。制御処理部100は、記憶装置40から読み取られた所有者IDを記憶または出力してもよいし、記憶装置40から読み取られた所有者の氏名および所有者が使用する車両番号を記憶または出力してもよい。あるいは、制御処理部100は、記憶装置40から読み取られた所有者IDにメモリ28で対応付けられている被験者情報(例えば被験者ID、被験者の氏名および被験者が使用する車両番号の少なくともいずれか)を記憶または出力してもよい。
姿勢認識部107は、取り付け部14に取り付けられたマウスピース30が第1の姿勢か第2の姿勢かを認識する。上記の通り、マウスピース30が第1の姿勢で取り付け部14に取り付けられたときに、マウスピース姿勢認識用接点44は、マウスピース30のマウスピース接点42に接触する(2つのマウスピース姿勢認識用接点44が電気的に接続される)。しかし、マウスピース30が第2の姿勢で取り付け部14に取り付けられたときに、マウスピース姿勢認識用接点44は、マウスピース30のマウスピース接点42に接触しない(2つのマウスピース姿勢認識用接点44が電気的に接続されない)。したがって、2つのマウスピース姿勢認識用接点44の間に電流が流れるか否かにより、呼気成分測定装置10に対するマウスピース30の姿勢が第1の姿勢か第2の姿勢かを姿勢認識部107が認識することが可能である。
動作モード選択部108は、姿勢認識部107で認識されたマウスピース30の姿勢に応じて、呼気成分測定装置10の動作モードを選択する。具体的には、マウスピース30が第1の姿勢であると姿勢認識部107で認識されれば、動作モード選択部108は簡易動作モードを選択する。マウスピース30が第2の姿勢であると姿勢認識部107で認識されれば、動作モード選択部108は通常動作モードを選択する。しかし、動作モード選択部108は、第1の姿勢に対して通常動作モードを選択し、第2の姿勢に対して簡易動作モードを選択してもよい。
通常動作モードでは、制御処理部100は、アルコール濃度測定部105で計算されたアルコール濃度の情報と被験者情報を情報処理端末7に送信する。簡易動作モードでは、制御処理部100は、アルコール濃度の情報と被験者情報を情報処理端末7に送信しない。両方の動作モードで、制御処理部100は、判定部104を使用した運転可否の判定を行い、表示情報生成部103はその判定結果を表示部11aに表示する。
次いで、情報処理端末7の内部構成について説明する。図9は、本実施形態に係る情報処理端末7の内部構成を示すブロック図である。
情報処理端末7は、図9に示すように、ユーザーインターフェースのモジュールとして入力インターフェース72と、出力インターフェース73とを備えている。入力インターフェース72は、操作ボタンやタッチパネル、ジョグダイヤルなどユーザー操作を入力するデバイスである。出力インターフェース73は、ディスプレイやスピーカーなど、映像や音響を出力するデバイスである。特に、この出力インターフェース73には、例えば液晶ディスプレイである表示部73aが含まれている。
また、情報処理端末7は、通信のモジュールとして通信インターフェース71を備えている。通信インターフェース71は、無線通信又は有線通信によって、携帯電話通信網またはIP網等の通信ネットワークを通じて、各種データを送受信するモジュールである。
さらに、情報処理端末7はメモリ75と、デジタルカメラ77とを備えている。メモリ75は、各種データを格納するための記憶装置であり、このメモリ75には、測定結果処置プログラムの他、被験者の氏名、電話番号、および利用している車両番号等の個人情報が関連付けて記憶されている。被験者の個人情報は、被験者を識別する識別情報と関連付けられており、測定時に例えば被験者がIDおよびパスワードを入力したり、ICカード等の識別情報が記録された記録媒体を読み取ったりすることで、被験者を認識するようにしてもよい。デジタルカメラ77は、被験者を撮影する撮像手段であり、アプリケーション実行部74の制御によって、被験者の静止画を撮像する。
また、情報処理端末7は、アプリケーション実行のモジュールとして、アプリケーション実行部74を備えている。アプリケーション実行部74は、一般のOSやブラウザソフト、メディア視聴アプリケーションなどのアプリケーションを実行するモジュールであり、CPUにより実現される。
本実施形態では、測定結果処置プログラム(コンピュータプログラム)がインストールされると、アプリケーション実行部74はそれを実行可能となる。携帯型の端末7aは、携帯型端末用の測定結果処置プログラムに従って、携帯電話通信網を介して、事業者の営業所に設置されたコンピュータに測定結果、被験者情報、および端末7aの位置情報を送信する。一方、固定型の端末7bは、固定型端末用の測定結果処置プログラムに従って、測定結果および被験者情報をメモリ75に保存する。
アプリケーション実行部74は、呼気成分測定装置10から送信された信号をトリガーとして、呼気の吹き込み開始前および吹き込み後における被験者の顔をデジタルカメラ77によって撮影する。アプリケーション実行部74は、吹き込み前と吹き込み後の利用者の顔を撮影した画像データを比較し、撮影された利用者が一致するか否かを判断する。この処理としては、例えば、画像中から顔領域を決定する顔検出処理と、目、鼻、口端などの顔の特徴点位置を求める顔特徴点検出処理を行って、吹き込み前と吹き込み後の画像データを比較し、撮影された利用者が一致するか否かを判断し、比較結果である両画像の一致度を出力する。この両画像の一致度の出力としては、利用者が異なる場合に、警告音を発生させたり、表示画面にメッセージを表示したりする他、所定のメールアドレス宛にメッセージを送信する等が挙げられる。なお、アプリケーション実行部74は、第1の撮像動作及び第2の撮像動作時には、表示部73aの画面上に被験者が顔の位置を合わせるための輪郭を表示させ、この輪郭に顔を合わせるように指示する機能も備えている。
携帯型の端末7aは、画像データを事業者の営業所に設置されたコンピュータに送信する。固定型の端末7bは、画像データをメモリ75に保存する。
上述した呼気成分測定システムを動作させることで、呼気成分測定方法を実施することができる。図10は、本実施形態に係る呼気成分測定方法の上記の通常動作モードの手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、先ず、被験者が電源スイッチ12を押下すると(S101)、制御処理部100は、呼気成分測定プログラムを起動させる(S102)。この際、表示情報生成部103は、表示部11aにおいて、測定可能になるまでの所定時間(例えば約5秒)、カウントダウンの動画像と待機の指示とを表示させる(S103)。
所有者情報読み取り部106は、マウスピース30の記憶装置40から所有者情報を読み取る(S103A)。さらに、姿勢認識部107はマウスピース30の姿勢を認識し、動作モード選択部108はマウスピース30の姿勢に基づいて動作モードを選択する(S104)。ここでは、通常動作モードが選択されたと想定して説明を進める。
動作制御部102は、第1の撮像指示信号を情報処理端末7に送出する(S104)。情報処理端末7では、第1の撮像指示信号を受信すると(S201)、プログラム立ち上げ時の待機時間(例えば5秒間)において、アプリケーション実行部74は、デジタルカメラ77により被験者の顔を撮影する第1の撮像動作を実行する(S202)。その後、呼気成分測定装置10の表示情報生成部103は、待機時間の終了後、マウスピース30に呼気を所定時間(5秒間)、吹きかける指示を表示部11aの画面上に表示させる(S105)。
そして、被験者がマウスピース30を用いて呼気を吹きかけると、吹き込み口31から吹き込まれた呼気が呼気流路33を通過するとともに、突起21に形成された導入孔21aを通じて呼気成分測定装置10内部に呼気が流入される。呼気成分測定装置10内部に呼気が流入され、流路24を通じて呼気が圧力センサ16に到達する。
呼気流入判断部101は、圧力センサ16の検出結果に基づいて、圧力値を算出して、圧力値を監視する。呼気流入判断部101は、先ず、圧力センサ16から検出された圧力値が所定のしきい値を越えるかを判断する(S108)。ここで、圧力値がしきい値を越えない場合には(S108における"N")、圧力値がしきい値を越えるまで待機する。
一方、圧力値がしきい値を越える場合には(S108における"Y")、呼気流入判断部101は、測定開始から所定時間(例えば5秒間)をカウントしつつ(S109)、その所定時間内において、圧力センサ16によって検出された圧力値が継続して所定のしきい値を越えるか否かを判断する(S110)。
呼気流入判断部101は、圧力値が継続してしきい値を越えない場合には、アルコール濃度測定不可であると判断する(S110における"N")。その情報は、表示情報生成部103に入力され、表示情報生成部103は、表示部11aの画面上にエラー表示と、吹き込みのやり直しの指示を表示させる(S119)。
一方、圧力センサ16で検知された圧力値が、継続して所定のしきい値を越える場合には(S110における"Y")、動作制御部102は、ソレノイド18を駆動させて、エアバレル17内の空気をガスセンサ15側に送り出す(S111)。
しきい値を越える圧力が継続的に計測された後に、エアバレル17内の呼気をガスセンサ15に戻すことにより、ガスセンサでのアルコール測定に十分な量の呼気を被験者から取得することができる。被験者は、アルコール測定結果を得るためには、深く息を吸って長い時間呼気を出し続けなければならない。被験者が少しの量だけ呼気を呼気成分測定装置10に供給して、低いアルコール濃度を示す測定結果を得ようとしても、吹き込みのやり直しが指示される。
アルコール濃度測定部105は、ガスセンサ15の検出結果に基づいて呼気に含まれる検知対象ガス成分であるアルコール濃度を測定(解析)する(S113)。この際、動作制御部102は、出力インターフェース11を制御して、被験者に呼気の吹き込みの終了を指示する。また、動作制御部102は、第2の撮像指示信号を情報処理端末7に送信する(S113)。情報処理端末7では、第2の撮像指示信号を受信すると(S203)、アプリケーション実行部74は、アルコール濃度測定終了後に、デジタルカメラ77により被験者を撮像する第2の撮像動作を実行する(S204)。
その後、画像比較部74aは、第1の撮像動作および第2の撮像動作によって撮像された被験者の画像データ(すなわち第1の静止画のデータと第2の静止画のデータ)を比較し、顔認識処理によって両方の画像データの利用者が一致するか否かを判断する(S205)。画像データの利用者が一致しない場合には(S205における"N")、エラー処理を実行する(S206)。エラー処理では、画像比較部74aは、両方の画像の利用者が不一致であることを示すデータを生成する。
呼気成分測定装置10では、アルコール濃度測定部105が検知対象ガス成分のアルコール濃度の測定(解析)を終了すると、判定部104にその測定結果であるアルコール濃度の情報が入力され、判定部104は、算出されたアルコール濃度と所定のしきい値を比較する(S115)。呼気中のアルコール濃度がしきい値を越える場合には(S115における"Y")、判定部104は、運転不可であると判断し、表示情報生成部103は、表示部11aの画面上に運転不可である旨を表示させる(S116)。このときアルコール濃度測定値を表示部11aの画面上に表示させてもよい。一方、アルコール濃度が、しきい値以下である場合には(S115における"N")、判定部104は、運転可能であると判断し、表示情報生成部103は、運転可能である旨を表示させる(S117)。このときアルコール濃度測定値を表示部11aの画面上に表示させてもよい。
その後、呼気成分測定装置10は、通信インターフェース25を介して、情報処理端末7に、測定結果の情報を送信する(S118)。情報処理端末7では、測定結果情報を受信すると(S208)、測定結果と2回の撮像の画像データを保存または送信する(S209)。具体的には、情報処理端末7が固定型の端末7bであれば、固定型の端末7bのアプリケーション実行部74は、測定結果と画像データと測定日時データと被験者のIDまたは氏名を示すデータをメモリ75内に保存する。ステップS206のエラー処理が行われた場合(2回の撮像の利用者が不一致である場合)には、固定型の端末7bのアプリケーション実行部74は、利用者が不一致であることを示すデータもメモリ75内に保存する。固定型の端末7bは、測定結果情報を表示部73aの画面上に表示してもよい。情報処理端末7が携帯型の端末7aであれば、携帯型の端末7aのアプリケーション実行部74は、通信インターフェース71を用いて、測定結果と画像データと測定日時データと被験者のIDまたは氏名を示すデータを表す信号を事業者の営業所に設置されたコンピュータに無線で送信する。ステップS206のエラー処理が行われた場合(2回の撮像の利用者が不一致である場合)には、携帯型の端末7aのアプリケーション実行部74は、利用者が不一致であることを示すデータを表す報告も事業者の営業所に設置されたコンピュータに無線で送信する。本実施形態では、第1の撮像動作と第2の撮像動作で得られた画像の利用者が不一致である場合には、事業者の営業所の固定型の端末7bに両方の画像の利用者が不一致であることを示すデータが保存される。あるいは、事業者の営業所に、両方の画像の利用者が不一致であることを示す報告が送信される。事業者の営業所の職員は、被験者が呼気の吹き込みの前後で入れ替わったことを知る。つまり、事業者の営業所の職員は、不正行為を行った信頼できない被験者の存在を知ることができる。
第1の撮像動作と第2の撮像動作で得られた画像の利用者が不一致である場合には、情報処理端末7は、呼気成分測定装置10にエラー信号を送信してもよく、このエラー信号を受信した呼気成分測定装置10では、制御処理部100が警告を表示部11aに表示し、表示部11aによって被験者に再度呼気の吹き込みを指示し、アルコール測定をやり直させてもよい。つまり情報処理端末7は、呼気成分測定装置10でのアルコール測定を再度被験者に促すためのエラー信号を呼気成分測定装置10に送信してよい。また、このエラー信号を受信した呼気成分測定装置10では、警告音を発生させてもよい。測定のやり直しがされた場合も、以前に利用者が不一致であったことを示すデータを情報処理端末7は保存または送信してよい。
上記の手順において、S103Aでは、所有者情報読み取り部106はマウスピース30の記憶装置40から所有者情報を読み取る。S209で情報処理端末7が測定結果および被験者のIDまたは氏名を示すデータを保存または送信する前に、呼気成分測定装置10の制御処理部100は、通信インターフェース25を用いて、被験者情報(上記のように所有者情報そのものまたは所有者情報に対応する被験者情報)を情報処理端末7に送信する。情報処理端末7は、呼気成分測定装置10から受信した被験者情報を使用して、被験者のIDまたは氏名を示すデータを保存または送信することができる。制御処理部100は、被験者情報を第1の撮像指示信号の送信(S104)、第2の撮像指示信号の送信(S113)、および測定結果の送信(S118)のいずれかと同時に被験者情報を情報処理端末7に送信してよい。あるいは、制御処理部100は他の時期に被験者情報を情報処理端末7に送信してよい。
S103Bで簡易動作モードが選択された場合には、呼気成分測定装置10は、被験者情報を第1の撮像指示信号の送信(S104)、第2の撮像指示信号の送信(S113)、および測定結果の送信(S118)を行わない。呼気成分測定装置10は、情報処理端末7に何の信号も送信しない。
上述した実施形態では、情報処理端末7に備えられたデジタルカメラ77によって、被験者の顔を撮影する。しかし、撮像動作は必須ではなく、デジタルカメラ77は必須の要素ではない。また撮像指示信号の送信も必須ではない。
以上の通り、マウスピース30を呼気成分測定装置10の取り付け部14に取り付けると、呼気成分測定装置10の所有者情報読み取り部106がマウスピース30の記憶装置40から所有者情報を読み取る。呼気成分測定装置10の制御処理部100は、ガスセンサ15で測定されたアルコール濃度の情報と被験者情報(所有者情報または所有者情報に対応する被験者情報)を関連付けて、アルコール濃度の情報と被験者情報を記憶または出力する。したがって、被験者を特定するための情報の入力の手間がかからず、その情報の入力のための特別な装置が不要でありながら、測定されたアルコール濃度の情報と被験者情報を記憶または出力することができる。
また、上述した実施形態では、マウスピース30を呼気成分測定装置10の取り付け部14に取り付けると、姿勢認識部107がマウスピース30の姿勢を認識し、動作モード選択部108が呼気成分測定装置10の動作モードを選択する。したがって、簡単に動作モードを切り替えることができる。しかし、マウスピース30の姿勢の認識およびそれに基づく動作モードの選択は必須ではなく、呼気成分測定装置10のマウスピース姿勢認識用接点44およびマウスピース30のマウスピース接点42も必須ではない。
第2の実施形態
次に本発明に係る第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の改良であり、第2の実施形態に係る呼気成分測定アセンブリ1は基本的に第1の実施形態に係る呼気成分測定アセンブリ1と同じ構造を有する。第2の実施形態に係る情報処理端末7は第1の実施形態に係る情報処理端末7と同じ構造を有する。但し、第2の実施形態に係る呼気成分測定アセンブリ1の呼気成分測定装置10は、後述するように保護カバーを認識する機能を有する。
図11(a)は、第2の実施形態に係る保護カバー50の斜め下方から見た斜視図であり、図11(b)は、保護カバー50の斜め上方から見た斜視図である。図12に示すように、保護カバー50は、呼気成分測定装置10の取り付け部14に着脱自在に取り付けられる。
この保護カバー50は、呼気成分測定装置10の保管時(つまりアルコール濃度測定のために使用されない時)に、呼気成分測定装置10に取り付けられ、呼気成分測定装置10の突起21の導入孔21aを閉塞して、呼気成分測定装置10の内部のガスセンサ15を保護する。保護カバー50は、樹脂などの硬質材料から形成されている。保護カバー50は、図11(a)に示すように、密閉部52を有する。呼気成分測定装置10に保護カバー50が取付けられると、密閉部52は導入孔21aを覆い密閉する。密閉部52は、導入孔21aが設けられた突起21が嵌まる中空部を有する円筒である。保護カバー50には、図11(a)および図11(b)に示すように、呼気成分測定装置10に保護カバー50が取付けられると、係合片19と係合される係合孔51が形成されている。
保護カバー50の外側面には、導電材料によって保護カバー接点53が形成されている。保護カバー接点53は、保護カバー50が呼気成分測定装置10に取り付けられたことを呼気成分測定装置10が認識するために設けられている。
呼気成分測定装置10の取り付け部14には、図13に示すように、保護カバー接点53と接触可能な2つの保護カバー認識用接点54が配置されている。保護カバー認識用接点54は導電材料によって形成されている。保護カバー50が取り付け部14に取り付けられたときに、保護カバー50に設けられた保護カバー接点53が保護カバー認識用接点54に接触し、呼気成分測定装置10が保護カバー50を認識することを可能にする。保護カバー認識用接点54は、所有者情報読み取り電極43およびマウスピース姿勢認識用接点44とは異なる位置に配置されている。
図14は本実施形態に係る呼気成分測定装置10全体の構成を示すブロック図であり、図15は制御処理部100の内部モジュールを示すブロック図である。図15に示すように、制御処理部100は、第1の実施形態の制御処理部100の構成要素に加えて、保護カバー認識部110と、保護状態記憶部111とを備える。
保護カバー50が取り付け部14に取り付けられると、保護カバー認識部110は保護カバー50を認識する。上記の通り、保護カバー50が取り付け部14に取り付けられたときに、保護カバー50の保護カバー接点53が呼気成分測定装置10の2つの保護カバー認識用接点54に接触する(2つの保護カバー認識用接点54が電気的に接続される)。保護カバー50が取り付け部14に取り付けられていないときには、保護カバー50の保護カバー接点53が呼気成分測定装置10の2つの保護カバー認識用接点54に接触しない(2つの保護カバー認識用接点54が電気的に接続されない)。2つの保護カバー認識用接点54の間に電流が流れるか否かにより、取り付け部14に保護カバー50が取り付けられているか否かを保護カバー認識部110が認識することが可能である。
保護状態記憶部111は、保護カバー認識部110の認識に基づいて、保護カバー50が呼気成分測定装置10の取り付け部14に取り付けられているか否かを示す記録をメモリ28に記憶する。好ましくは、少なくとも呼気成分測定装置10がアルコール濃度測定のために使用されていない期間に、保護状態記憶部111は、保護カバー50が呼気成分測定装置10に取り付けられているか否かを示す記録を記憶する。呼気成分測定装置10がアルコール濃度測定のために使用されていないことは、取り付け部14にマウスピース30が取り付けられていないことを意味する。取り付け部14にマウスピース30が取り付けられていないことは、所有者情報読み取り部106によって判断される。具体的には、所有者情報読み取り部106がマウスピース30の記憶装置40から所有者情報を読みとれない場合は、呼気成分測定装置10がアルコール濃度測定のために使用されていない。
さらに好ましくは、保護状態記憶部111は、一定周期で、保護カバー50が呼気成分測定装置10に取り付けられているか否かを示す記録を記憶する。呼気成分測定装置10がアルコール濃度測定のために使用されていないときには、制御処理部100はスリープモード(低電力消費状態)で動作する。スリープモードにおいても、保護カバー認識部110、保護状態記憶部111および所有者情報読み取り部106は有効に働く。
この実施の形態においては、少なくとも呼気成分測定装置10がアルコール濃度測定のために使用されていない期間に、呼気成分測定装置10が適正に保管されているか否か(保護カバー50によって導入孔21aが閉塞されているか否か)の記録が蓄積される。ガスセンサ15、特に上記の電気化学式センサは劣化することがある。呼気成分測定装置10の導入孔21aを閉塞することで、その劣化を抑制することができる。導入孔21aが閉塞されていたか否かの記録は、呼気成分測定装置10の修理者または製造者にとって重要である。
保護カバー認識用接点54は、所有者情報読み取り電極43およびマウスピース姿勢認識用接点44とは異なる位置に配置されている。このため、呼気成分測定装置10の制御処理部100は、取り付け部14にマウスピース30が取り付けられたのか、保護カバー50が取り付けられたのか、簡単に区別することができる。
この実施の形態では、2つの保護カバー認識用接点54の間に電流が流れるか否かにより、取り付け部14に保護カバー50が取り付けられているか否かを保護カバー認識部110が認識する。しかし、保護カバー50に特別な情報を記憶した記憶装置を配置し、保護カバー認識部110がその特別な情報を読み出すことができるか否かにより、取り付け部14に保護カバー50が取り付けられているか否かを保護カバー認識部110が認識してもよい。
図14および図15に示すように、好ましくは、呼気成分測定装置10の筐体の内部には、呼気成分測定装置10の温度を測定する温度センサ112が配置されている。温度センサ112は例えばサーミスタである。温度センサ112の出力は保護状態記憶部111に供給され、保護状態記憶部111は、温度を示す記録をメモリ28に記憶する。好ましくは、少なくとも呼気成分測定装置10がアルコール濃度測定のために使用されていない期間に、保護状態記憶部111は、温度を示す記録を記憶する。
保護状態記憶部111は、一定周期で、温度を示す記録を記憶してもよい。あるいは、保護状態記憶部111は、温度が閾値を越えたときに、その温度を示す記録と日時を記録してもよい。スリープモードにおいても、温度センサ112は有効に働く。温度を示す記録は、呼気成分測定装置10が適正に保管されているか否かを示すので、呼気成分測定装置10の修理者または製造者にとって重要である。但し、温度を示す記録を残すことは必須ではなく、その目的のための温度センサ112も必須ではない。
第3の実施形態
次に本発明に係る第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態の改良であり、第3の実施形態に係る呼気成分測定アセンブリ1は基本的に第2の実施形態に係る呼気成分測定アセンブリ1と同じ構造を有する。第3の実施形態に係る情報処理端末7は第2の実施形態に係る情報処理端末7と同じ構造を有する。但し、第3の実施形態に係る呼気成分測定アセンブリ1の呼気成分測定装置10は、後述するように点検アタッチメントを認識する機能を有する。
図16(a)は、第3の実施形態に係る点検アタッチメント60の斜め下方から見た斜視図であり、図16(b)は、点検アタッチメント60の斜め上方から見た斜視図である。図17に示すように、点検アタッチメント60は、呼気成分測定装置10の取り付け部14に着脱自在に取り付けられる。
この点検アタッチメント60は、呼気成分測定装置10の保管時(つまりアルコール濃度測定のために使用されない時)に、呼気成分測定装置10のガスセンサ15を点検するために呼気成分測定装置10に取り付けられる。ガスセンサ15、特に上記の電気化学式センサは劣化することがある。ガスセンサ15の点検では、人が点検アタッチメント60を使用して、アルコールを含む空気を呼気成分測定装置10の内部のガスセンサ15に供給し、呼気成分測定装置10が正常に動作するか否かを人または制御処理部100が判断する。
点検アタッチメント60は、樹脂などの硬質材料から形成されている。図16(a)に示すように、点検アタッチメント60は、長尺のカバー61と、カバー61にネジ62で固定された空気ガイド部品63とを備える。カバー61には、ストローホルダー64が形成されている。空気ガイド部品63は、円柱状の中空部65を有する。カバー61は呼気成分測定装置10の取り付け部14に取り付けられる。カバー61が取り付け部14に取り付けられると、中空部65は、呼気成分測定装置10の呼気成分測定装置10の突起21を覆い、突起21の導入孔21aと連通する。
ストローホルダー64の内部空間は、空気ガイド部品63の中空部65に連通している。したがって、カバー61が取り付け部14に取り付けられると、ストローホルダー64の内部空間が呼気成分測定装置10の導入孔21aに連通する。ストローホルダー64にはストローを差し込むことができる。呼気成分測定装置10を点検する人は、点検アタッチメント60を呼気成分測定装置10の取り付け部14に取り付け、ストローでアルコールを含むゲルまたは液体を吸い上げて、ストローホルダー64にストローを差し込み、呼気でストロー内のアルコールを含むゲルまたは液体を吹く。これにより空気ガイド部品63の内部をアルコールを含む空気が流通し、導入孔21aから呼気成分測定装置10の内部の流路に流入する。
但し、点検アタッチメントの形状および構造は、図示の点検アタッチメント60に限定されない。例えば、点検アタッチメントはアルコールを含む空気を呼気成分測定装置10に導入するためのスプレー、ファン、またはその他の部品を有していてもよい。
点検アタッチメント60には、図16(a)および図16(b)に示すように、呼気成分測定装置10に点検アタッチメント60が取付けられると、係合片19と係合される係合孔66が形成されている。点検アタッチメント60の外側面には、導電材料によって点検アタッチメント接点68が形成されている。点検アタッチメント接点68は、点検アタッチメント60が呼気成分測定装置10に取り付けられたことを呼気成分測定装置10が認識するために設けられている。
呼気成分測定装置10の取り付け部14には、図18に示すように、点検アタッチメント接点68と接触可能な2つの点検アタッチメント認識用接点69が配置されている。点検アタッチメント認識用接点69は導電材料によって形成されている。点検アタッチメント60が取り付け部14に取り付けられたときに、点検アタッチメント60に設けられた点検アタッチメント接点68が点検アタッチメント認識用接点69に接触し、呼気成分測定装置10が点検アタッチメント60を認識することを可能にする。点検アタッチメント認識用接点69は、所有者情報読み取り電極43、マウスピース姿勢認識用接点44および保護カバー認識用接点54とは異なる位置に配置されている。
図19(a)は本実施形態に係る呼気成分測定装置10全体の構成を示すブロック図であり、図19(b)は制御処理部100の内部モジュールを示すブロック図である。図19(b)に示すように、制御処理部100は、第2の実施形態の制御処理部100の構成要素に加えて、点検アタッチメント認識部120を備える。
点検アタッチメント60が取り付け部14に取り付けられると、点検アタッチメント認識部120は点検アタッチメント60を認識する。上記の通り、点検アタッチメント60が取り付け部14に取り付けられたときに、点検アタッチメント60の点検アタッチメント接点68が呼気成分測定装置10の2つの点検アタッチメント認識用接点69に接触する(2つの点検アタッチメント認識用接点69が電気的に接続される)。点検アタッチメント60が取り付け部14に取り付けられていないときには、点検アタッチメント60の点検アタッチメント接点68が呼気成分測定装置10の2つの点検アタッチメント認識用接点69に接触しない(2つの点検アタッチメント認識用接点69が電気的に接続されない)。2つの点検アタッチメント認識用接点69の間に電流が流れるか否かにより、取り付け部14に点検アタッチメント60が取り付けられているか否かを点検アタッチメント認識部120が認識することが可能である。
制御処理部100の動作モード選択部108は、所有者情報読み取り部106の読み取りおよび点検アタッチメント認識部120の認識に基づいて、動作モードを選択する。より正確には、所有者情報読み取り部106で所有者情報が読み取られると、動作モード選択部108は呼気成分測定装置10を測定モードに設定する。点検アタッチメント認識部120で点検アタッチメント60が認識されると、動作モード選択部108は呼気成分測定装置10を点検モードに設定する。
測定モードは、第1の実施形態に関連して上記した通常動作モードと簡易動作モードを含む。測定モードでは、制御処理部100(センサ出力解析部)は、被験者の呼気のアルコール濃度の測定(ガスセンサ15の出力の解析を含む)およびそれに関連する各種の動作を実行する。
点検モードでは、制御処理部100(センサ出力解析部)は、ガスセンサ15の出力を解析するが、この解析はガスセンサ15が正常に動作するか否かを確認するために行われる。点検モードでは、アルコール濃度測定部105が計算したアルコール濃度が表示情報生成部103により出力インターフェース11で出力される。出力された測定結果に基づいて、人が呼気成分測定装置10は正常か否か判断してもよい。あるいは、アルコール濃度測定部105が計算したアルコール濃度が低すぎる場合に、判定部104が警告情報を生成し、警告情報を表示情報生成部103が出力インターフェース11に出力してもよい。
この実施の形態では、2つの点検アタッチメント認識用接点69の間に電流が流れるか否かにより、取り付け部14に点検アタッチメント60が取り付けられているか否かを点検アタッチメント認識部120が認識する。しかし、点検アタッチメント60に特別な情報を記憶した記憶装置を配置し、点検アタッチメント認識部120がその特別な情報を読み出すことができるか否かにより、取り付け部14に点検アタッチメント60が取り付けられているか否かを点検アタッチメント認識部120が認識してもよい。
点検アタッチメント認識用接点69は、所有者情報読み取り電極43、マウスピース姿勢認識用接点44、および保護カバー認識用接点54とは異なる位置に配置されている。このため、呼気成分測定装置10の制御処理部100は、取り付け部14にマウスピース30が取り付けられたのか、保護カバー50が取り付けられたのか、点検アタッチメント60が取り付けられたのか、簡単に区別することができる。
他の変形
上記の実施形態は様々な形式で変形してもよい。例えば、電極および接点の数および位置は上記の実施形態に限られない。第3の実施形態から保護カバー50を認識するための構成要素(例えば保護カバー認識用接点54、保護カバー認識部110)を除去してもよい。マウスピース30からの所有者情報の読み取りには、電極を使用するのではなく、無線通信を使用してもよい。
1 呼気成分測定アセンブリ、7 情報処理端末、7a 携帯型の端末、7b 固定型の端末、10 呼気成分測定装置、11 出力インターフェース、11a 表示部、12 電源スイッチ、13 入力インターフェース、14 取り付け部、15 ガスセンサ、15a ガスセンサ室、16 圧力センサ、17 エアバレル、18 ソレノイド、19 係合片、21 突起、21a 導入孔、22 流路、23 流路、24 流路、25 通信インターフェース、28 メモリ、30 マウスピース、31 吹き込み口、32 排出口、33 呼気流路、34 貫通孔、36 仕切壁、37 係合孔、40 記憶装置、41 マウスピース電極、42 マウスピース接点、43 所有者情報読み取り電極、44 マウスピース姿勢認識用接点、50 保護カバー、52 密閉部、51 係合孔、53 保護カバー接点、54 保護カバー認識用接点、60 点検アタッチメント、61 カバー、62 ネジ、63 空気ガイド部品、64 ストローホルダー、65 中空部、66 係合孔、66 係合孔、68 点検アタッチメント接点、69 点検アタッチメント認識用接点、100 制御処理部(センサ出力解析部)、102 動作制御部、101 呼気流入判断部、103 表示情報生成部、104 判定部、105 アルコール濃度測定部、106 所有者情報読み取り部、107 姿勢認識部、108 動作モード選択部、110 保護カバー認識部、111 保護状態記憶部、112 温度センサ、120 点検アタッチメント認識部。

Claims (13)

  1. 被験者の呼気が流入する導入孔と、前記呼気に含まれるアルコール濃度を測定するセンサとを備える呼気成分測定装置と、
    前記呼気成分測定装置に着脱自在に取り付けられ、被験者が呼気を吹き込む吹き込み口と、前記呼気成分測定装置に取り付けられたときに、前記吹き込み口から吹き込まれた呼気を前記呼気成分測定装置に流入させる呼気流路とを備えるマウスピースと、
    前記マウスピースに配置され、前記マウスピースの所有者を示す所有者情報を記憶可能な記憶装置と、
    前記マウスピースが着脱自在に取り付けられる取り付け部と、
    前記呼気成分測定装置内に配置され、前記取り付け部に取り付けられた前記マウスピースの前記記憶装置から前記所有者情報を読み取る所有者情報読み取り部と、を備え、
    前記所有者情報読み取り部が読み取った前記所有者情報に基づいて、現在の被験者を認識することを特徴とする呼気成分測定アセンブリ。
  2. 前記センサで測定されたアルコール濃度の情報と、前記所有者情報読み取り部で読み取られた前記所有者情報に基づいて認識された前記現在の被験者の情報とを関連付け、該関連付けられたアルコール濃度の情報と現在の被験者の情報を記憶または出力することを特徴とする請求項1に記載の呼気成分測定アセンブリ。
  3. 被験者の呼気に含まれるアルコール濃度を測定する呼気成分測定装置であって、
    被験者の呼気が流入する導入孔と、
    前記呼気に含まれるアルコール濃度を測定するセンサと、
    前記導入孔へ被験者の呼気を流入させるマウスピースが着脱自在に取り付けられる取り付け部と、
    前記マウスピースが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記マウスピースから前記マウスピースの所有者を示す所有者情報を読み取る所有者情報読み取り部と、を備え、
    前記所有者情報読み取り部が読み取った前記所有者情報に基づいて、現在の被験者を認識することを特徴とする呼気成分測定装置。
  4. 前記センサで測定されたアルコール濃度の情報と、前記所有者情報読み取り部で読み取られた前記所有者情報に基づいて認識された前記現在の被験者の情報とを関連付け、該関連付けられたアルコール濃度の情報と現在の被験者の情報を記憶または出力する処理部
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の呼気成分測定装置。
  5. 前記取り付け部には、前記マウスピースを第1の姿勢と第2の姿勢で取り付け可能であり、
    前記取り付け部に取り付けられた前記マウスピースが前記第1の姿勢か前記第2の姿勢かを認識する姿勢認識部と、
    前記マウスピースが前記第1の姿勢で前記取り付け部に取り付けられたときに、前記マウスピースに接触し、前記マウスピースが前記第2の姿勢で前記取り付け部に取り付けられたときに、前記マウスピースに接触せず、前記姿勢認識部が前記第1の姿勢か前記第2の姿勢かを認識することを可能にするマウスピース姿勢認識用接点と、
    前記姿勢認識部で認識された前記マウスピースの姿勢に応じて、前記呼気成分測定装置の動作モードを選択する動作モード選択部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の呼気成分測定装置。
  6. 前記導入孔を密閉する保護カバーが前記取り付け部に取り付けられると、前記保護カバーを認識する保護カバー認識部と、
    少なくとも前記呼気成分測定装置が使用されていない期間に、前記保護カバーが前記呼気成分測定装置に取り付けられているか否かを示す記録を記憶する保護状態記憶部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の呼気成分測定装置。
  7. 前記呼気成分測定装置の温度を測定する温度測定装置をさらに備え、
    少なくとも前記呼気成分測定装置が使用されていない期間に、前記保護状態記憶部は、前記温度を示す記録を記憶することを特徴とする請求項6に記載の呼気成分測定装置。
  8. 前記マウスピースが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記マウスピースに設けられたマウスピース電極が接触して、前記所有者情報読み取り部が前記マウスピースから前記所有者情報を読み取ることを可能にする所有者情報読み取り電極と、
    前記保護カバーが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記保護カバーに接触し、前記保護カバー認識部が前記保護カバーを認識することを可能にする保護カバー認識用接点とを備え、
    前記所有者情報読み取り電極と前記保護カバー認識用接点が異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の呼気成分測定装置。
  9. 前記導入孔を介してアルコールを含む空気を前記センサに供給するために使用される点検アタッチメントが前記取り付け部に取り付けられると、前記点検アタッチメントを認識する点検アタッチメント認識部と、
    前記所有者情報読み取り部で前記所有者情報が読み取られると、測定モードで前記センサの出力を解析し、前記点検アタッチメント認識部で前記点検アタッチメントが認識されると、点検モードで前記センサの出力を解析するセンサ出力解析部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の呼気成分測定装置。
  10. 前記マウスピースが前記呼気成分測定装置に取り付けられたときに、前記マウスピースに設けられたマウスピース電極が接触して、前記所有者情報読み取り部が前記マウスピースから前記所有者情報を読み取ることを可能にする所有者情報読み取り電極と、
    前記点検アタッチメントが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記点検アタッチメントに接触し、前記点検アタッチメント認識部が前記点検アタッチメントを認識することを可能にする点検アタッチメント認識用接点とを備え、
    前記所有者情報読み取り電極と前記点検アタッチメント認識用接点が異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の呼気成分測定装置。
  11. 前記導入孔を介してアルコールを含む空気を前記センサに供給するために使用される点検アタッチメントが前記取り付け部に取り付けられると、前記点検アタッチメントを認識する点検アタッチメント認識部と、
    前記所有者情報読み取り部で前記所有者情報が読み取られると、測定モードで前記センサの出力を解析し、前記点検アタッチメント認識部で前記点検アタッチメントが認識されると、点検モードで前記センサの出力を解析するセンサ出力解析部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の呼気成分測定装置。
  12. 前記マウスピースが前記呼気成分測定装置に取り付けられたときに、前記マウスピースに設けられたマウスピース電極が接触して、前記所有者情報読み取り部が前記マウスピースから前記所有者情報を読み取ることを可能にする所有者情報読み取り電極と、
    前記保護カバーが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記保護カバーに接触し、前記保護カバー認識部が前記保護カバーを認識することを可能にする保護カバー認識用接点と、
    前記点検アタッチメントが前記取り付け部に取り付けられたときに、前記点検アタッチメントに接触し、前記点検アタッチメント認識部が前記点検アタッチメントを認識することを可能にする点検アタッチメント認識用接点とを備え、
    前記所有者情報読み取り電極と前記保護カバー認識用接点と前記点検アタッチメント認識用接点が異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の呼気成分測定装置。
  13. 被験者の呼気に含まれるアルコール濃度を測定する呼気成分測定装置に着脱自在に取り付けられるマウスピースであって、
    被験者が呼気を吹き込む吹き込み口と、
    前記マウスピースが前記呼気成分測定装置に取り付けられたときに、前記吹き込み口から吹き込まれた呼気を前記呼気成分測定装置に流入させる呼気流路と、
    前記マウスピースの所有者を示す所有者情報を記憶可能な記憶装置と
    を備えることを特徴とするマウスピース。
JP2012274238A 2012-12-17 2012-12-17 呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース Pending JP2014119332A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274238A JP2014119332A (ja) 2012-12-17 2012-12-17 呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース
US13/842,335 US20140165697A1 (en) 2012-12-17 2013-03-15 Mouthpiece of breath component measuring device, breath component measuring assembly, breath component measuring device, and breath component measuring system
US13/843,038 US20140165698A1 (en) 2012-12-17 2013-03-15 Mouthpiece of breath component measuring device, breath component measuring assembly, breath component measuring device, and breath component measuring system
RU2013155209/15A RU2013155209A (ru) 2012-12-17 2013-12-12 Установка для измерения дыхательной составляющей, устройство для измерения дыхательной составляющей и мундштук

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274238A JP2014119332A (ja) 2012-12-17 2012-12-17 呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014119332A true JP2014119332A (ja) 2014-06-30

Family

ID=51174289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012274238A Pending JP2014119332A (ja) 2012-12-17 2012-12-17 呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014119332A (ja)
RU (1) RU2013155209A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062248A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社エイビット 集中計測システム
KR20160080582A (ko) * 2014-12-30 2016-07-08 이장춘 스마트폰과 호흡변환장치를 활용한 호흡 운동 방법
JP2018087788A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 株式会社タニタ 呼気成分測定装置および異常判定方法
JP2019164028A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
WO2022004454A1 (ja) * 2020-07-03 2022-01-06 株式会社タニタ 生体情報測定装置及び生体情報測定システム
JP2022020859A (ja) * 2018-03-20 2022-02-01 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
JP2022041038A (ja) * 2020-08-31 2022-03-11 株式会社コア 端末装置、情報処理システム、端末装置の制御方法および端末装置の制御プログラム
WO2023186124A1 (zh) * 2022-04-02 2023-10-05 深圳市华盛昌科技实业股份有限公司 一种酒精浓度的检测方法和装置、可穿戴设备、介质
JP7470589B2 (ja) 2020-07-16 2024-04-18 Nissha株式会社 ガス検知器及び監視システム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062248A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社エイビット 集中計測システム
KR20160080582A (ko) * 2014-12-30 2016-07-08 이장춘 스마트폰과 호흡변환장치를 활용한 호흡 운동 방법
KR101690716B1 (ko) 2014-12-30 2017-01-02 이장춘 스마트폰과 호흡변환장치를 활용한 호흡 운동 방법
JP2018087788A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 株式会社タニタ 呼気成分測定装置および異常判定方法
CN108152345A (zh) * 2016-11-30 2018-06-12 株式会社百利达 呼气分析器以及用于确定该呼气分析器中的异常的方法
JP2022020859A (ja) * 2018-03-20 2022-02-01 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
JP2021107839A (ja) * 2018-03-20 2021-07-29 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
JP2019164028A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
JP7023025B2 (ja) 2018-03-20 2022-02-21 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
JP7219508B2 (ja) 2018-03-20 2023-02-08 東海電子株式会社 アルコール測定システムおよびアルコール測定器
WO2022004454A1 (ja) * 2020-07-03 2022-01-06 株式会社タニタ 生体情報測定装置及び生体情報測定システム
JP7488558B2 (ja) 2020-07-03 2024-05-22 株式会社タニタ 生体情報測定装置及び生体情報測定システム
JP7470589B2 (ja) 2020-07-16 2024-04-18 Nissha株式会社 ガス検知器及び監視システム
JP2022041038A (ja) * 2020-08-31 2022-03-11 株式会社コア 端末装置、情報処理システム、端末装置の制御方法および端末装置の制御プログラム
JP7212015B2 (ja) 2020-08-31 2023-01-24 株式会社コア 端末装置、情報処理システム、端末装置の制御方法および端末装置の制御プログラム
WO2023186124A1 (zh) * 2022-04-02 2023-10-05 深圳市华盛昌科技实业股份有限公司 一种酒精浓度的检测方法和装置、可穿戴设备、介质

Also Published As

Publication number Publication date
RU2013155209A (ru) 2015-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014119332A (ja) 呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置およびマウスピース
US20140165698A1 (en) Mouthpiece of breath component measuring device, breath component measuring assembly, breath component measuring device, and breath component measuring system
JP5314799B1 (ja) 呼気成分測定装置のマウスピース、呼気成分測定アセンブリ、呼気成分測定装置、および呼気成分測定システム
US10241107B2 (en) Concentration measurements with a mobile device
JP6315316B2 (ja) 呼気成分測定システム、呼気成分測定装置、呼気成分測定方法、およびプログラム
CN103512926B (zh) 便携式电子设备中的化学传感器
JP2014119943A (ja) 呼気成分測定システム、呼気成分測定方法、コンピュータプログラムおよび呼気成分測定装置
US20130035602A1 (en) Mobile remote alcohol monotoring device
WO2017165761A1 (en) Methods and systems for collecting spirometry data
JP4740263B2 (ja) 呼気成分検査装置
US10139392B2 (en) Method and apparatus for breath analysis
US20190268458A1 (en) Mobile device with voc monitoring of user breath and environment
CN110313914A (zh) 气体检测系统
JP6841494B2 (ja) 呼気成分測定装置および異常判定方法
CN111213145A (zh) 认证装置、认证系统、认证方法及程序
JP5154112B2 (ja) 呼気検査器
JP2010139319A (ja) 気体成分検出装置
US20110129939A1 (en) Portable electronic device and method for using the same
JP2008110138A (ja) 呼吸用プログラム、記録媒体、及び呼吸状態判定装置
JP2014119333A (ja) 呼気成分測定装置の点検器具、点検アタッチメント、および呼気成分測定アセンブリ
JP2013192860A (ja) 生体情報測定装置、生体情報測定システム、及び、生体情報測定方法
JP2010017357A (ja) アルコール検知装置
JP7489083B2 (ja) 呼気成分測定装置及び異常判定方法
JP2008110137A (ja) 呼吸状態監視装置及び呼吸状態監視システム
JP2013156169A (ja) 呼気中アルコール測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150421