JP2015175281A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイドプレートと油分離器とが一体化した圧縮機において、油分離器の分離効率の低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】 圧縮機10は、シェル11と、シェル11内に配置されている圧縮機構と、サイドプレート20と、油分離筒54を備える。サイドプレート20は、シェル11内を、圧縮機構が配置される第1空間と、圧縮機構から吐出された冷媒ガスに含まれている潤滑油が貯留される第2空間とに区画する。サイドプレート20には、油分離筒54を収容する収容部51と、第1空間と収容部51とを連通する吐出通路44が形成されている。収容部51には、連通孔72が形成された案内筒70が配置されている。連通孔72は、案内筒70の内側と外側とを連通している。吐出通路44は、案内筒70の外側で連通孔72と連通している。吐出通路44から吐出される冷媒ガスが連通孔72を流れることで、冷媒ガスの進行方向が所定の方向に変更される。
【選択図】 図1

Description

本明細書に開示の技術は、圧縮機に関する。
特許文献1には、ベーン型の圧縮機が開示されている。この圧縮機では、シェルに設けられたサイドプレートにより、シェル内が圧縮機構側と、当該圧縮機構で圧縮された冷媒ガスが吐出される吐出領域側とに区画されている。吐出領域内には、当該圧縮機構から吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑油を遠心分離する油分離器が配置されている。油分離器は、サイドプレートと別体に設けられており、サイドプレートに組付けられている。油分離器には、分離後の潤滑油が滴下する油分離室が形成されている。圧縮機構と油分離器(の油分離室)とは、吐出通路によって接続されている。即ち、吐出通路の一部はサイドプレートに形成されており、吐出通路の残部は油分離器のケースに形成されている。圧縮機構から吐出された冷媒ガスは、吐出通路を経由して油分離室内に吐出される。
特開2010−48099号公報
油分離器で冷媒ガスから潤滑油を効率よく分離するためには、冷媒ガスを油分離室内に最適な方向及び最適な速度で吐出する必要がある。特許文献1の構成では、サイドプレートと油分離器が別体であるため、吐出通路を比較的に自由に設計できる。このため、冷媒ガスが所望の方向及び速度で油分離室内に吐出されるように吐出通路を形成することができ、油分離器で冷媒ガスから潤滑油を効率よく分離できる。
しかしながら、特許文献1の圧縮機では、サイドプレートと油分離器が別体であるため、製造コストがかさんだり、構造が複雑化して圧縮機が大型化したりするといった問題がある。そこで、油分離器をサイドプレート内に配置して、サイドプレートと油分離器とを一体化する開発が進められている。これにより、製造コストを削減できると共に、圧縮機を小型化することが可能になる。しかしながら、サイドプレートと油分離器とを一体化すると、吐出通路の設計に制約が増え、設計の自由度が低下するため、冷媒ガスを所望の方向及び速度で油分離室内に吐出させることが困難になる。このため、油分離器の分離効率が低下し、圧縮機の性能が低下する可能性がある。
本明細書では、サイドプレートと油分離器とが一体化した圧縮機において、油分離器の分離効率の低下を抑制する技術を提供する。
本明細書が開示する圧縮機は、シェルと、シェル内に配置されている圧縮機構と、サイドプレートと、油分離筒と、を備える。サイドプレートは、シェル内を、圧縮機構が配置される第1空間と、圧縮機構から吐出された冷媒ガスに含まれている潤滑油が貯留される第2空間とに区画する。油分離筒は、圧縮機構から吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離する。サイドプレートには、収容部と、吐出通路と、が形成されている。収容部は、油分離筒を収容するように凹設され、圧縮機構から吐出された冷媒ガスから潤滑油を遠心分離する。吐出通路は、第1空間と収容部とを連通する。収容部には、連通孔が形成された案内筒が配置されている。連通孔は、案内筒の内側と外側とを連通している。油分離筒は、案内筒の内側に配置されている。吐出通路は、案内筒の外側で連通孔と連通している。吐出通路から吐出される冷媒ガスが連通孔を流れることで、冷媒ガスの進行方向が所定の方向に変更される。
上記の圧縮機では、吐出通路は第1空間と収容部とを連通している。収容部には、案内筒が配置されている。案内筒の内側には、油分離筒が配置されている(以下では、収容部と油分離筒により構成される機構を油分離器とも称する)。案内筒には、連通孔が形成されている。吐出通路から吐出される冷媒ガスは、連通孔を通って、案内筒の内側の空間に吐出される。吐出通路から吐出される冷媒ガスが連通孔を流れることで、冷媒ガスの進行方向が所定の方向に変更される。この構成によると、連通孔の開口を調整することで、吐出通路から吐出された冷媒ガスの進行方向を変更し、案内筒の内側を流れる冷媒ガスの旋回流に沿った方向とすることができる。このため、吐出通路が油分離に最適な位置に開口していなくても、冷媒ガスを所望の方向から案内筒の内側の空間に流入させることができる。従って、サイドプレートと油分離器とが一体化された圧縮機において、吐出通路の設計の自由度が制約される場合であっても、油分離器の分離効率が低下することを抑制することができる。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明を実施するための形態、及び、実施例にて詳しく説明する。
実施例1のベーン型圧縮機の断面図を示す。 図1のII−II線における断面図であり、圧縮機構の内部を示す。 案内筒の斜視図を示す。 図1のIV−IV線における断面図であり、吐出通路、溝、及び案内筒の連通孔の位置関係を示す。 図1のV−V線における断面図であり、吐出通路及び排出通路を示す。 変形例1の油分離器を構成する、案内筒一体型油分離筒の断面図を示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書が開示する圧縮機では、収容部は、筒状穴と、該筒状穴の側面に形成された溝と、を有していてもよい。吐出通路の一端は、溝内に開口していてもよい。案内筒は、筒状穴の周面に沿って配置されていてもよい。この構成では、吐出通路から吐出された冷媒ガスは、一旦溝内の空間に流入し、溝内の空間を経由して、案内筒に形成された連通孔を介して案内筒の内側の空間に吐出される。この構成によると、溝内の空間に流入した冷媒ガスの進行方向を、連通孔の軸線方向に変更することができる。
(特徴2) 本明細書が開示する圧縮機では、溝を平面視すると、溝は、周方向における一端から他端まで曲線状となっていてもよい。この構成によると、冷媒ガスは、溝内の空間を溝の形状に沿ってスムーズに流れることができる。このため、冷媒ガスが溝内の空間を流れる際の圧力損失を低減でき、連通孔から案内筒の内側の空間に吐出される冷媒ガスの流速が低減することを抑制できる。従って、冷媒ガスの流速低下に起因して油分離器の分離効率が低下することを抑制できる。
(特徴3) 本明細書が開示する圧縮機では、油分離筒と案内筒は、一体的に形成されていてもよい。この構成によると、部品点数を低減でき、製造コストを低減できると共に、製造効率を向上できる。
実施例1のベーン型圧縮機10について図1〜5を参照して説明する。図1に示すように、ベーン型圧縮機10のシェル11は、フロントシェル12とリアシェル14により構成されている。フロントシェル12とリアシェル14は、4つのボルト13(図2、5参照)によって締結されている。リアシェル14には3つの取付足14aが形成されている。取付足14aを車両のエンジン等(図示省略)に取付けることにより、ベーン型圧縮機10が車両内に固定される。なお、図1の上下方向及び前後方向は、ベーン型圧縮機10を車両に取付けた状態における上下方向及び前後方向と一致する。なお、図1〜図5は模式図であり、その縮尺は厳密には一致していないことに留意されたい。変形例1についても同様である。
リアシェル14の前方には、前後方向に延びる筒状形状を有するシリンダ16が配置されている。シリンダ16の内部には、前後方向に延びる空間が形成されている。前後方向に直交する平面における上記空間の断面は、楕円形状を呈している(図2参照)。シリンダ16の前方には、フロントサイドプレート18が配置されている。フロントサイドプレート18の後端面18aは、シリンダ16の前端面と当接している。シリンダ16の後方には、リアサイドプレート20が配置されている。リアサイドプレート20の前端面20aは、シリンダ16の後端面と当接している。リアシェル14の内周面、シリンダ16の外周面、フロントサイドプレート18の後端面18a、及びリアサイドプレート20の前端面20aの間には、環状の外周吐出空間40が区画されている。
フロントサイドプレート18には、駆動軸22(後述)が貫通する貫通孔18bが形成されている。貫通孔18b内には滑り軸受26が設けられている。リアサイドプレート20には、駆動軸22の後端部が配置される挿通穴20bが形成されている。挿通穴20b内には滑り軸受28が設けられている。駆動軸22は、シェル11内を前後方向に延びており、フロントシェル12に設けられた軸封装置24と、貫通孔18b及び挿通穴20bにそれぞれ設けられた滑り軸受26、28とによって、シェル11及びサイドプレート18、20に回転可能に支持されている。
シリンダ16の内部空間には、駆動軸22と一体回転可能な円筒状のロータ30が配置され、ロータ30は駆動軸22に固着されている。図2に示すように、ロータ30の外周面には、径方向に深さを有する5つのベーン溝30aが、周方向に等間隔に形成されている。ベーン溝30aには、径方向にスライド可能なベーン32が収納されている。ベーン溝30aとベーン32との間には、背圧室33が形成されている。背圧室33には潤滑油が供給される。背圧室33は、フロントサイドプレート18の後端面18aに形成された溝18dと連通すると共に、リアサイドプレート20に形成された通路64dと連通している。駆動軸22の回転に伴いロータ30が回転すると、ベーン32は背圧室33の背圧により径方向外側に押し出されてシリンダ16の内周面に当接する。シリンダ16の内周面、ロータ30の外周面、隣り合う2つのベーン32、32、フロントサイドプレート18の後端面18a及びリアサイドプレート20の前端面20aによって、圧縮室34が区画される。ロータ30の回転に伴い圧縮室34の容積が増加する工程が吸入工程であり、圧縮室34の容積が減少する工程が圧縮工程となる。シリンダ16、フロントサイドプレート18(厳密には後端面18a)、リアサイドプレート20(厳密には前端面20a)、駆動軸22、ロータ30、及びベーン32によって、圧縮機構Cが構成されている。
図1に示すように、フロントシェル12とフロントサイドプレート18との間には、吸入室36が形成されている。フロントシェル12の上部には、ベーン型圧縮機10の外部に開口する吸入ポート38が形成されている。吸入室36は吸入ポート38と連通している。吸入ポート38は、蒸発器(後述)に接続されている。フロントサイドプレート18には、フロントサイドプレート18を前後方向に貫通する2つの貫通孔18cが形成されている。2つの貫通孔18cは、駆動軸22に対して互いに反対の位置に形成されている。シリンダ16には、シリンダ16を前後方向に貫通する2つの吸入通路16aが形成されている。各吸入通路16aは、各貫通孔18cと連通している。吸入室36と圧縮室34(厳密には、吸入工程が実施される圧縮室34)は、貫通孔18c及び吸入通路16aにより連通している。
図2に示すように、シリンダ16の外周面には、径方向内側に向かって凹んでいる2つの凹部16bが、図2の奥行き方向(即ち、図1の前後方向)に沿って形成されている。2つの凹部16bは、シリンダ16の上下方向における中央部(別言すれば、シリンダ16の内部空間の楕円形状の断面の短軸方向側)に形成されている。2つの凹部16bは、駆動軸22に対して互いに反対の位置に形成されている。凹部16bによって形成された空間16cは、外周吐出空間40と連通している。このため、以下では、空間16cを吐出空間16cと称する。シリンダ16には、吐出空間16cと圧縮室34(厳密には、圧縮工程が実施される圧縮室34)とを連通させる吐出口16dが形成されている。吐出口16dは、凹部16bに配置された吐出弁42により開閉可能となっている。即ち、吐出弁42は、圧縮室34から吐出口16dを通って吐出される冷媒ガスの圧力が所定値を超えた場合に開弁し、冷媒ガスの圧力が所定値以下となった場合に閉弁するように構成されている。
図1に示すように、リアサイドプレート20とリアシェル14との間には、吐出室60が形成されている。吐出室60の下部には、圧縮機構Cから吐出された冷媒ガスに含まれている潤滑油が貯留される(図1では潤滑油の図示は省略している)。即ち、シェル11内の空間は、リアサイドプレート20によって、圧縮機構Cが配置される空間と、潤滑油が貯留される空間とに区画される。リアシェル14の上部には、ベーン型圧縮機10の外部に開口する吐出ポート62が形成されている。吐出室60は吐出ポート62と連通している。吐出ポート62は、凝縮器(後述)に接続されている。
リアサイドプレート20は、中央部が後方に(即ち、吐出室60側に)膨出している。以下では、上記中央部を膨出部20cと称する。膨出部20cには、上下方向に延びる筒状の穴が凹設されており、上面が吐出室60に開口する略円柱状の空間49が形成されている。図1に示すように、空間49は径が異なる3つの空間49a,49b,49cから構成されている。空間49aの径は空間49bの径よりも大きく、空間49bの径は空間49cの径よりも大きい。膨出部20cには、空間49aの外側に周方向に溝74が形成されている。空間49と溝74内の空間が、油分離室51(後述)に相当する。溝74は、上下方向に高さを有する柱状形状となっている。溝74の上面及び下面74bは、空間49aの軸方向と略直交する平面上にそれぞれ位置している。図1、4に示すように、溝74は空間49aの周面から軸直方向に凹んでおり、その周面74aは円弧をなしている。周面74aが空間49aの周面から凹んでいる距離は、溝74の一端74cから周方向に向かって徐々に大きくなり、周方向における中央で最大となり、他端74dに向かうにつれて徐々に小さくなる(図4参照)。溝74の高さは、溝74の周面74aの周方向の長さに比べて大幅に短い。このため、溝74内の空間は、周方向に長く延びた空間となっている。なお、説明の都合上、溝74の周方向における両側を「一端74c」、「他端74d」と称しているが、これらの端部は図4の奥行き方向に延びていることに注意されたい。
図1に示すように、空間49aの周壁には、案内筒70が圧入嵌合されている。図3に示すように、案内筒70は円筒形状を有しており、案内筒70には、自身を貫通する連通孔72が形成されている。案内筒70の外周面の径は空間49aの径と略同一であり、案内筒70の内周面の径は空間49bの径と略同一である。このため、案内筒70を空間49aに配置すると、案内筒70の内周面と空間49bの周面との間には段差が形成されず、一続きの連続した周面を形成する。案内筒70により、溝74と空間49が仕切られ、溝74内の空間と溝74外の空間49(厳密には、空間49から案内筒70が占める空間を除いた空間)とに区画される。溝74外の空間49が、油分離部52(後述)に相当する。溝74内の空間は、溝74の周面74a、上面、下面74b(図4参照)及び案内筒70の外周面(詳細には、溝74内の空間に露出している部分の外周面)とにより囲まれている。図4に示すように、案内筒70の連通孔72の一端72aは、溝74内の空間に開口している。連通孔72の他端72bは空間49a(厳密には、空間49aから案内筒70が占める空間を除いた空間)に開口している。連通孔72により溝74と空間49aとが連通する。連通孔72の一端72aは、溝74の一端74c側に位置している。連通孔72は、空間49の軸方向と略直交する平面方向に案内筒70を貫通している。また、図4の点70aは、連通孔72の他端72b上の点である。連通孔72は、点70aにおける案内筒70の内周面の接線方向に案内筒70を貫通している。
油分離器50は、油分離室51と油分離筒54を備える。油分離室51は、溝74内の空間と溝74外の空間49で形成されており、両者は案内筒70により区画されている。溝74外の空間49が油分離部52に相当する。即ち、油分離部52は、空間49から、案内筒70が占める空間を除いた空間で形成されている。油分離部52は、上下方向に高さを有する略円柱形状の空間を有する。案内筒70の内周面は、油分離部52を区画する壁の一部を構成している。油分離筒54は、略円筒形状であり、油分離部52の上部に圧入嵌合されている。即ち、油分離室51は、リアサイドプレート20に形成された空間であり、リアサイドプレート20の上面より内部に延びる空間となっている。油分離筒54の上下方向の長さは、油分離部52の長さよりも短く、油分離筒54の下端は油分離部52の上下方向における中央部(即ち、空間49b)に位置している。油分離部52と油分離筒54は同軸となっている。油分離部52の内周面と油分離筒54の外周面との間には筒状の空間52aが形成されている。図5に示すように、連通孔72の他端72bは、空間52aの上方に開口している。連通孔72の他端72bから吐出された冷媒ガスは、油分離部52の内周面の接線に沿う方向に空間52aに流入し、空間52a内を、上方から見て反時計回りに旋回する(図4参照)。これにより、冷媒ガスから潤滑油が遠心分離される。油分離部52の下部には、遠心分離後の潤滑油が滴下する(図1では潤滑油の図示は省略している)。油分離筒54の上面には、吐出室60に開口する開口54aが形成されている。開口54aは、吐出ポート62の鉛直下方からずれた位置に位置している。即ち、開口54aの鉛直上方にはリアシェル14の内周面が位置している。油分離筒54は、分離後の冷媒ガスを、油分離筒54の下端から上方に移送し、開口54aから吐出室60に吐出する。開口54aから吐出された冷媒ガスは吐出ポート62から吐出される。なお、油分離室51は「収容部」の一例に相当し、油分離部52は「筒状穴」の一例に相当する。
図5に示すように、リアサイドプレート20は、膨出部20cの左右に、図5の手前方向(即ち、膨出部20cが膨出する方向と同一の方向)に膨出する膨出部20dを有する。図1、4に示すように、リアサイドプレート20には、吐出空間16cと溝74とを接続する2つの吐出通路44、45が形成されている。吐出通路44、45の吐出空間16c側の一部は、リアサイドプレート20の膨出していない部分にそれぞれ形成されている。吐出通路44、45の残部は膨出部20d、20cにそれぞれ形成されている。吐出通路44の流入口44a及び吐出通路45の流入口45aは、リアサイドプレート20の前端面20aに形成されており、吐出空間16cに開口している(図1、2参照)。吐出通路44の流出口44b及び吐出通路45の流出口45bは、膨出部20cに位置しており、溝74の周面74aに開口している(図1、4参照)。即ち、吐出通路44,45は、吐出空間16cと溝74内の空間を接続している。上述したように、溝74内の空間は、連通孔72を介して油分離器50の油分離部52と連通している。このため、吐出通路44、45は、圧縮機構Cから吐出された冷媒ガスを、溝74内の空間を経由して油分離部52に移送する。図1、5に示すように、吐出通路44、45の各流出口44b、45bは、各流入口44a、45aよりもそれぞれ上方に位置している。吐出通路44、45は、各流入口44a、45aから各流出口44b、45bまでそれぞれ一直線状に形成されている。すなわち、吐出通路44、45の各軸線が、各流入口44a、45aから各流出口44b、45bまでそれぞれ屈曲することなく直線状に形成されている。また、吐出通路44、45の軸線に直交する断面の断面積は略一定となっている。また、図4に示すように、流出口45bは、溝74の一端74c側に位置している。流出口45bは、流出口44bに対して、反時計回りに進んだ位置に位置している。連通孔72の一端72aは、流出口45bよりも反時計回りに進んだ位置に位置している。
図5に示すように、リアサイドプレート20は、膨出部20cの右側に、図5の手前方向(即ち、膨出部20c、20dが膨出する方向と同一の方向)に膨出する膨出部20eを有する。膨出部20c、20eには、油分離器50(詳細には、油分離部52)と吐出室60とを接続する排出通路46が形成されている。排出通路46は、油分離器50により分離された潤滑油を吐出室60に排出する。排出通路46の流入口46aは、膨出部20cに位置しており、油分離部52の最下部に開口している。排出通路46の流出口46bは、膨出部20eに位置しており、吐出室60に開口している。吐出室60には、排出通路46を通って流出口46bから排出された潤滑油が貯留されている。排出通路46は、流入口46aから流出口46bまで一直線状に形成されている。すなわち、排出通路46の軸線が流入口46aから流出口46bまで屈曲することなく直線状に形成されている。また、排出通路46の軸線に直交する断面の断面積は略一定となっている。また、図1に示すように、排出通路46の流入口46aは、吐出通路44の流出口44bの後方(即ち、図5の手前方向)に位置している。吐出室60におけるリアシェル14の内周面には、内周面から突出する突出部15が形成されている。突出部15は平面15aを有する。排出通路46の流出口46bから排出される潤滑油は、突出部15の平面15aに対して垂直方向に衝突する。
図1に示すように、リアシェル14の下面には、下方に凹んでいる凹部14bが形成されている。凹部14bにより、リアサイドプレート20の下面とリアシェル14との間には隙間60aが形成されている。隙間60aは吐出室60と連通している。リアサイドプレート20には、油供給通路64(64a,64b,64c,64d)が形成されている。通路64aは鉛直上方に延びており、その一端は隙間60aに開口し、その他端は挿通穴20bと連通している。通路64bは前後方向に延びており、通路64aから分岐している。通路64cは挿通穴20bの外周を一巡しており、通路64bと連通している。通路64dは2つ形成されて前後方向に延びており、その一端は環状の通路64cと連通しており、その他端は、ロータ30の回転に伴い各背圧室33に順に連通する。通路64a〜64dにより、油供給通路64が構成される。
ベーン型圧縮機10の動作を説明する。エンジンなど(図示省略)によって駆動軸22が駆動されると、ロータ30が駆動軸22と一体回転する。ロータ30が回転すると、圧縮室34の容積が変化する。具体的には、吸入通路16aと連通している圧縮室34の容積が増加する。これにより、低温低圧の冷媒ガス(気体)が、蒸発器(図示省略)から配管(図示省略(他の配管についても同様とする))を経て吸入ポート38に吸入され、吸入室36、貫通孔18c、吸入通路16aを経由して圧縮室34に送られる。圧縮室34の容積変化により圧縮された高温高圧の冷媒ガス(気体)は、吐出口16dから吐出空間16c及び外周吐出空間40に吐出され、吐出通路44、45を経て、各流出口44b、45bから溝74内の空間にそれぞれ吐出される。
流出口44bから溝74内に吐出された直後の冷媒ガスの進行方向は、吐出通路44が流入口44aから流出口44bに向かって延びる方向と平行である。即ち、冷媒ガスは、図1の斜め上方に向かって溝74内に吐出される。溝74内に吐出された冷媒ガスは、溝74内で一時的に滞留し、案内筒70の連通孔72を介して油分離部52に供給される。溝74内に滞留してから油分離部52に吐出されることで、冷媒ガスの進行方向は、連通孔72の軸線方向に変更される。即ち、冷媒ガスは、油分離部52の軸直方向から、案内筒70の内周面の点70aにおける接線方向に沿って油分離部52に流入する。同様に、流出口45bから溝74内に吐出された直後の冷媒ガスの進行方向は、吐出通路45が流入口45aから流出口45bに向かって延びる方向と平行である(以下、斜め上方方向という)。流出口45bから溝74内に吐出された冷媒ガスは、溝74内で一時的に滞留し、案内筒70の連通孔72を介して油分離部52に供給される。流出口45bから溝74内に吐出される冷媒ガスも、溝74及び連通孔72を介して油分離部52に吐出されることで、その進行方向が連通孔72の軸線方向に変更される。即ち、冷媒ガスは、油分離部52の軸直方向から、案内筒70の内周面の点70aにおける接線方向に沿って油分離部52に流入する。このため、吐出通路44、45から溝74及び連通孔72を介して油分離部52に吐出される冷媒ガスは、空間52aを旋回する旋回流の流れに沿って油分離部52に導入される。
空間52aに吐出された冷媒ガスは、油分離部52の内周面に沿って、上方から見て反時計回りに空間52a内を旋回する。これにより、冷媒ガスから潤滑油が遠心分離される。分離後の潤滑油は、油分離部52の内周面を伝って油分離部52の下部(即ち、空間49c)に滴下する。一方、潤滑油が分離された冷媒ガスは、油分離筒54の下端から上方に移送され、開口54aから吐出室60に吐出される。吐出室60に吐出された冷媒ガスは、開口54aの鉛直上方に位置するリアシェル14の内周面に衝突する。これにより、油分離器50で分離しきれなかった潤滑油が冷媒ガスから分離され、その潤滑油はリアシェル14の内周面又は底面(図1の後方の面)を伝って吐出室60の下部に貯留される。リアシェル14の内周面に衝突した冷媒ガスは、吐出ポート62から配管を経由して凝縮器(図示省略)に送られる。凝縮器によって冷却されて液化した冷媒ガスは、配管を経由して膨張弁(図示省略)に送られる。膨張弁によって急激に膨張された冷媒ガスは、配管を経由して蒸発器に送られる。蒸発器によって周囲から熱を吸収して気体となった冷媒ガスは、配管を経由して再びベーン型圧縮機10の吸入ポート38に吸入される。ベーン型圧縮機10、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器は、配管を介してこの順に接続されており、車両用空調装置の冷凍回路を構成している。
一方、油分離器50による分離後に油分離部52の下部に滴下した潤滑油は、排出通路46を通って流出口46bから吐出室60に排出され、突出部15の平面15aに垂直方向に衝突し、吐出室60の下部に貯留される。吐出室60に貯留された潤滑油は、隙間60a及び油供給通路64を経由して、挿通穴20b及び背圧室33に供給される。挿通穴20bに供給された潤滑油は、滑り軸受28を潤滑する。背圧室33に供給された潤滑油は、ベーン32を径方向外側に付勢すると共に、ベーン32とベーン溝30aとの間を潤滑する。また、潤滑油は背圧室33及び溝18dを経由して滑り軸受26を潤滑し、吸入室36に送られる。
実施例1のベーン型圧縮機10の作用効果を説明する。このベーン型圧縮機10では、リアサイドプレート20に、凹設された収容部である油分離室51(空間49)に、連通孔72を備えた案内筒70が設けられている。案内筒70の内側には油分離部52が区画されるとともに油分離筒54が配置されており、案内筒70の外側で、吐出通路44、45は、連通孔72と連通する。このため、吐出通路44、45から吐出される冷媒ガスの進行方向は、連通孔72を介して油分離部52に吐出される際に、油分離部52内の冷媒ガスの旋回流に沿った方向に変更される。即ち、連通孔72の開口方向を調整することで、冷媒ガスを最適な方向から油分離部52に流入させることができる。このため、油分離器50は効率的に冷媒ガスから潤滑油を分離することができる。このため、リアサイドプレート20と油分離器50とを一体とし、吐出通路44、45の設計の自由度が制約される場合でも、油分離部52に所望の方向から冷媒ガスを供給することができる。このため、吐出通路44、45の形状に起因して油分離器50の分離効率が低下することを抑制できる。従って、吐出室60に貯留される潤滑油の量が減少することを抑制できる。結果として、ベーン32とベーン溝30a、ベーン32とシリンダ16の内周面、及び滑り軸受26、28等の摺動部を潤滑できると共に、ベーン32の背圧が不足することを防止できる。また、吐出室60の潤滑油の油面が低下することに起因して油供給通路64に冷媒ガスが混入することを抑制することができる。これにより、背圧室33及び挿通穴20bに冷媒ガスが供給されることを抑制でき、ベーン型圧縮機10の信頼性及び耐久性を長期に亘って維持できる。特に、実施例1のベーン型圧縮機10では、空間49aの外側に溝74が形成されている。このため、吐出通路44、45から吐出された冷媒ガスは、溝74内の空間で一時的に滞留してから連通孔72を通って油分離部52に吐出される。この結果、油分離部52に流入する冷媒ガスの進行方向は、連通孔72の軸線方向(連通孔72の開口方向)に変更される。この構成によると、油分離部52に流入する冷媒ガスの方向を比較的に容易に制御することができる。このため、油分離器50の分離効率を容易に向上させることができる。また、リアサイドプレート20とは別体である案内筒70を用いて溝74内の空間と油分離部52とを区画することにより、溝74内の空間及び連通孔72を容易に形成することができる。
また、リアサイドプレート20と油分離器50とが一体であるベーン型圧縮機10において、案内筒70が配置されない状態で吐出通路44、45と油分離部52が直接接続されている場合は、油分離部52において冷媒ガスが乱流を起こすことがある。この現象は、油分離部52に流入する冷媒ガスの流速が低いときに顕著となる。このため、油分離器50の分離効率は、冷媒ガスが低流速の場合に特に低下する。本発明者らの実験によると、案内筒70を設けることにより、冷媒ガスが比較的に低流速のときの油分離器50の分離効率を、リアサイドプレートと油分離器が別体であるベーン型圧縮機における油分離器の分離効率と略同一にまで向上できることが分かった。従って、本実施例の構成によると、油分離器50の分離効率を低下させずにリアサイドプレート20と油分離器50とを一体化することができる。このため、油分離器50の分離効率を低下させることなく油分離器50の設置箇所の自由度を向上することができる。従って、ベーン型圧縮機10内の空間を有効活用でき、ベーン型圧縮機10を小型化及び軽量化できると共に、製造コストを低減できる。
また、上記のベーン型圧縮機10では、溝74は空間49aの周面から凹んでおり、その周面74aは円弧をなしている。別言すれば、溝74を平面視すると、溝74はその一端74cから他端74dまで曲線状(本実施例では円弧状)となっている。この構成によると、溝74により冷媒ガスをスムーズに整流することができる。このため、冷媒ガスが溝74を流れる際の圧力損失を低減でき、油分離部52に吐出される冷媒ガスの流速が低下することを抑制できる。従って、冷媒ガスの流速低下に起因して油分離器50の分離効率が低下することを抑制できる。特に、上記のベーン型圧縮機10では、冷媒ガスは油分離部52の内周面の接線方向に沿って油分離部52に流入する。このため、冷媒ガスは油分離部52内をスムーズに旋回でき、油分離器50の分離効率の低下をより抑制することができる。
(変形例1)次に、図6を参照して変形例1について説明する。変形例1では、案内筒70が、油分離筒54と一体化しており、案内筒一体型油分離筒80を構成している(以下では、単に一体型油分離筒80ともいう)。変形例1では、一体型油分離筒80は樹脂により一体成形されているが、これに限られず、ダイカストにより成形してもよい。一体型油分離筒80は、空間49aを形成する壁に圧入嵌合される。これにより、溝74内の空間と空間49が2つの空間に区画されると共に、空間49には、油分離筒54が設けられる。即ち、空間49aを形成する壁に一体型油分離筒80を圧入嵌合するだけで、リアサイドプレート20に油分離器50を設けることができる。この構成によっても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。また、案内筒70と油分離筒54を一体成形することにより、部品点数を低減でき、製造効率が向上すると共に製造コストを低減することができる。
以上、本明細書が開示する技術の実施例について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、本明細書が開示する流体機械は、上記の実施例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記の実施例では、油分離室51は、円筒形状の案内筒70によって2つの空間(溝74内の空間と油分離部52)に区画されたが、区画する部材の形状はこれに限られない。例えば、溝74が空間49に開口している部分に板状部材を取付けて、2つの空間に区画してもよい。
また、溝74を形成する代わりに、吐出通路44、45の各流出口側の端部の径を増大させてもよい。この構成によると、吐出通路44、45の端部には、冷媒ガスが一時的に滞留する空間が形成される。この構成によっても、油分離部52に流入する冷媒ガスの進行方向を連通孔72の軸線方向に整流することができる。なお、吐出通路44、45の各流出口と連通孔72との間に、冷媒ガスが一時的に滞留する空間が形成される構成であれば、吐出通路44、45の端部を広げる構成に限られないことに留意されたい。
また、上記の実施例では、溝74の周面74aが円弧をなしていたが、周面74aの形状はこれに限られず、例えば楕円の弧をなしていてもよい。また、周面74aが空間49aの周面から凹んでいる距離は、周方向における中央で最大となる代わりに、周方向における端部で最大となってもよい。或いは、周面74aが空間49aの周面から凹んでいる距離は、周方向に亘って一定であってもよい。
また、案内筒70に形成される連通孔72の個数は、1つに限られない。連通孔72は、溝74内に吐出される冷媒ガスの流速、溝74内の容積、及び/又は連通孔72の大きさにより、2つ以上形成されてもよい。
また、本明細書が開示する発明は、ベーン型圧縮機以外の圧縮機に適用されてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ベーン型圧縮機、11:シェル、12:フロントシェル、14:リアシェル、15:凸部、15a:平面、18:フロントサイドプレート、20:リアサイドプレート、20c、20d、20e:膨出部、44:吐出通路、44a:流入口、44b:流入口、50:油分離器、51:油分離室、52:油分離部、54:油分離筒、60:吐出室、70:案内筒、72:連通孔、72a:一端、72b:他端、74:溝、74c:一端、74d:他端、80:案内筒一体型油分離筒

Claims (4)

  1. シェルと、
    前記シェル内に配置されている圧縮機構と、
    前記シェル内を、前記圧縮機構が配置される第1空間と、前記圧縮機構から吐出された冷媒ガスに含まれている潤滑油が貯留される第2空間とに区画するサイドプレートと、
    前記圧縮機構から吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑油を分離するための油分離筒と、を備え、
    前記サイドプレートには、
    前記油分離筒を収容するように凹設され、前記圧縮機構から吐出された冷媒ガスから潤滑油を遠心分離する収容部と、
    前記第1空間と前記収容部とを連通する吐出通路と、が形成されており、
    前記収容部には、連通孔が形成された案内筒が配置されており、
    前記連通孔は、前記案内筒の内側と外側とを連通しており、
    前記油分離筒は、前記案内筒の内側に配置されており、
    前記吐出通路は、前記案内筒の外側で前記連通孔と連通しており、
    前記吐出通路から吐出される冷媒ガスが前記連通孔を流れることで、冷媒ガスの進行方向が所定の方向に変更される、圧縮機。
  2. 前記収容部は、筒状穴と、該筒状穴の側面に形成された溝と、を有しており、
    前記吐出通路の一端は、前記溝内に開口しており、
    前記案内筒は、前記筒状穴の周面に沿って配置される、請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記溝を平面視すると、前記溝は、周方向における一端から他端まで曲線状となっている、請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記油分離筒と前記案内筒は、一体的に形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧縮機。
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