JP2019056314A - ベーン型圧縮機 - Google Patents

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邦久 松田
Kunihisa Matsuda
邦久 松田
宏樹 永野
Hiroki Nagano
宏樹 永野
友哉 服部
Yuya Hattori
友哉 服部
達志 森
Tatsushi Mori
達志 森
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Abstract

【課題】余剰背圧を低減しつつ、背圧室に安定的に背圧を供給する。
【解決手段】リアサイドプレート120の対向面126には、高圧供給溝123と中間圧供給溝128とが形成されている。回転軸150の外周面には、螺旋溝452が形成されている。吐出室50と高圧供給溝123とを連通する第1油通路124と、螺旋溝452とリアサイドプレート120との間を含み吐出室50と中間圧供給溝128とを連通する第2油通路134が設けられている。吐出室50に貯留された潤滑油は、第2油通路134を通過することにより、第1油通路124よりも減圧されて中間圧供給溝128に供給される。
【選択図】図1

Description

本開示は、ベーン型圧縮機に関する。
従来のベーン型圧縮機に関し、特開2016−121560号公報(特許文献1)には、ベーンの背圧として中間圧の油を供給する中間圧供給溝と高圧の油を供給する高圧供給溝とが、リア側のサイドブロックに形成される構成が開示されている。
特開2016−121560号公報
上記文献に記載のベーン型圧縮機では、リア側のサイドブロックと回転軸との間の隙間を通ることによって減圧された油が、中間圧供給溝へ供給され、中間圧供給溝と連通する背圧空間に供給される。サイドブロックと回転軸との隙間の大きさには、製造誤差によってバラつきがあるため、中間圧供給溝へ供給される油の圧力を所望の圧力にするのは困難である。
本開示では、余剰背圧を低減しつつ、背圧を安定して供給できるベーン型圧縮機が提供される。
本開示に従うと、シリンダ部と、区画壁と、回転軸と、ロータと、ベーンとを備える、ベーン型圧縮機が提供される。シリンダ部は筒状である。区画壁は、シリンダ部の内部にシリンダ室を区画している。回転軸は、シリンダ室に回転可能に設けられ、区画壁に支持されている。ロータは、回転軸に連結されて、外周に複数のベーン溝が形成されている。ベーンは、複数のベーン溝の各々に出没可能に装着されている。シリンダ室内に、区画壁、ロータ、ベーンによって圧縮室が区画される。区画壁を挟んで圧縮室の反対側に吐出室が設けられ、圧縮室内で圧縮された冷媒を外部に吐出する。複数のベーン溝の各々とベーンの底面との間に、背圧室が区画されている。回転軸の回転によって、圧縮室に冷媒を吸入する吸入行程と、圧縮室で冷媒を圧縮する圧縮行程と、冷媒を圧縮室から吐出室に吐出する吐出行程とが行われる。区画壁におけるロータに対向する対向面には、吸入行程の位置にある背圧室と非連通となる高圧供給溝と、吐出行程の位置にある背圧室と非連通となる中間圧供給溝とが、回転軸周りに離間して形成されている。さらに、吐出室と高圧供給溝とを連通する第1油通路と、吐出室と中間圧供給溝とを連通する第2油通路が設けられている。第2油通路は、回転軸の外周面に形成された螺旋溝と区画壁との間を含んでいる。吐出室に貯留された潤滑油が、第2油通路を通過することにより第1油通路よりも減圧されて、中間圧供給溝に供給される。
上記のベーン型圧縮機には、ロータを挟んで区画壁と反対側において、回転軸の外周面に、さらなる螺旋溝が形成されている。
上記のベーン型圧縮機において、区画壁にはカバー体が固定されている。区画壁とカバー体との間に、吐出室と連通する中間室が形成されている。第1油通路と第2油通路は、中間室から二つに分岐している。
上記のベーン型圧縮機において、中間室は、上流油通路を介して吐出室と連通している。ベーン型圧縮機は、上流油通路を通過する潤滑油の圧力を低減する減圧部をさらに備えている。
本開示に従えば、余剰背圧を低減しつつ、安定した背圧の供給が可能である。
実施形態1に係る圧縮機の構成を示す断面図である。 図1の圧縮機をII−II線矢印方向から見た断面図である。 実施形態1に係る圧縮機が備える回転軸の構造を示す部分斜視図である。 実施形態1に係る圧縮機が備える回転軸とロータとを連結した状態を示す斜視図である。 実施形態1に係る圧縮機が備える回転軸とロータとを連結した状態を示す側面図である。 実施形態2に係る圧縮機が備える回転軸とロータとを連結した状態を示す側面図である。
以下、各実施形態に係る圧縮機について図を参照して説明する。以下の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。なお、圧縮機の各構成の配置は、説明の便宜上、各図において適宜変更して図示している。
(実施形態1)
[圧縮機100の構成]
図1は、実施形態1に係る圧縮機100の構成を示す断面図である。図2は、図1の圧縮機100をII−II線矢印方向から見た断面図である。図1および図2に示すように、実施形態1に係る圧縮機100は、ベーン型圧縮機である。圧縮機100は、車両に搭載され、車両の空調装置用の冷媒圧縮に用いられる。
圧縮機100は、吐出ハウジング170とモータハウジング180とを含むハウジング100hを有する。以下の説明においては、圧縮機100においてモータハウジング180が設けられている側(図1中の左方向)を前方と称し、吐出ハウジング170が設けられている側(図1中の右方向)を後方と称する。
ハウジング100h内に、モータ室10と、シリンダ室20と、吐出室50とが、この順に回転軸150の軸方向に並んで配置されている。回転軸150は、その回転中心をなす軸心X1に沿って、圧縮機100の前後方向に延在する。
モータハウジング180は、吐出ハウジング170と連結されている。モータハウジング180の内部には、モータ室10が形成されている。モータ室10は、回転軸150を回転させるモータ部190を収容する。回転軸150は、モータ部190により軸心X1周りに回転駆動される。モータハウジング180には、モータ室10と外部とを連通する吸入口181が設けられ、モータ室10は吸入室として機能する。モータハウジング180の底部には軸受部189が設けられ、回転軸150の前端部が挿入されて支持されている。モータ部190は、ステータ191およびモータロータ192を有する。モータロータ192は、回転軸150と連結され、ステータ191の内側に回転可能に設けられている。
吐出ハウジング170には、シリンダ110と、シリンダ110の端部に固定されているリアサイドプレート120とによって、シリンダ室20が区画されている。吐出ハウジング170には、リアサイドプレート120によって、吐出室50が区画されている。吐出ハウジング170には、吐出室50と外部とを連通する吐出口171が設けられている。シリンダ室20は、圧縮機構部100cを収容する。圧縮機構部100cは、回転軸150を介して駆動され、冷媒を圧縮する。圧縮機構部100cで圧縮された冷媒は、吐出室50に吐出される。吐出室50は、圧縮機構部100cで圧縮された冷媒を外部に吐出する。
圧縮機構部100cは、ロータ130とベーン140とを備える。ロータ130の中央部には軸孔131が設けられ、軸孔131に回転軸150が挿入されて連結固定されている。ロータ130の外周面は、略円形状の断面形状を有し、外周から軸孔131に向かう深さ方向を有する複数のベーン溝132が、互いに周方向に間隔をあけて形成されている。ベーン140は、複数のベーン溝132の各々に出没可能に装着されている。
以下の説明における軸方向、径方向および周方向とは、回転体である回転軸150およびロータ130の軸方向、径方向および周方向を示している。
複数のベーン溝132の各々とベーン140の底面との間に背圧室70が区画されている。
回転軸150およびロータ130は、シリンダ室20に回転可能に設けられている。ロータ130は、リアサイドプレート120に対向する後端面130Aと、後端面130Aと反対側の前端面とを有している。
シリンダ室20内に、シリンダ110の凹部112の内面(後述するシリンダ部119Aおよび底部119Bの内壁面)と、ロータ130の外周面と、周方向において互いに隣り合うベーン140と、リアサイドプレート120とによって、圧縮室30が区画されている。
シリンダ110は、略円筒状のシリンダ部119Aと、シリンダ部119Aに接続された略円板状の底部119Bとを含む。シリンダ部119Aと底部119Bとは、一体に形成されている。底部119Bは、シリンダ部119Aの外周面に対して径方向外側に張り出すフランジ状の形状を有している。底部119Bは、シリンダ部119Aの前端部に設けられてシリンダ部119Aおよびリアサイドプレート120とともにシリンダ室20を区画する区画壁としての機能を有している。ロータ130の前端面は、底部119Bに対向している。
底部119Bの中央部には、軸孔111が形成されている。回転軸150は、軸孔111を貫通して配置されている。軸孔111の表面には、耐摩耗性を有するめっき膜が設けられていることが好ましい。
シリンダ部119Aの内周面は略円状の断面形状を有し、内周面の中心は回転軸150の軸心X1に対して偏心している。底部119Bに、弧状の溝部113,118が形成されている。溝部113,118は、軸孔111の外周を取り囲むように、互いに離間して形成されている。シリンダ室20内には、圧縮機構部100cを構成するロータ130およびベーン140が収容されている。
シリンダ110のシリンダ部119Aには、回転軸150の軸方向の一端側に開口した吸入通路114、および、吸入通路114の内部とシリンダ室20とを連通させる吸入ポート115が設けられている。吸入通路114および吸入ポート115によって、モータ室10とシリンダ室20とが互いに連通している。シリンダ部119Aには、吐出ハウジング170の内周面とともに吐出空間40を区画する切り欠き部117、吐出空間40とシリンダ室20とを連通させる吐出ポート116が設けられている。吐出ポート116には、吐出ポート116を開閉する吐出弁41と、吐出弁の開度を規制するリテーナ42が設けられている。吐出空間40は、リアサイドプレート120の連通孔122およびカバー体160の連通孔164を介して、油分離部161と連通している。連通孔122,164は、吐出空間40と油分離室162とを連通する吐出通路を構成する。
リアサイドプレート120の中央部には、軸孔121が形成されている。軸孔121は、リアサイドプレート120を厚み方向に貫通し、回転軸150の軸方向に延びている。回転軸150の後端部は、軸孔121内に挿入され、軸孔121の表面をなすリアサイドプレート120の軸周面と対向している。軸孔121の表面には、耐摩耗性を有するめっき膜が設けられていることが好ましい。
リアサイドプレート120は、シリンダ部119Aの後端部に設けられてシリンダ部119Aとともにシリンダ室20を区画する区画壁としての機能を有している。
カバー体160は、リアサイドプレート120に固定されている。吐出室50内において、油分離部161がカバー体160に設けられている。油分離部161は、油分離室162および油分離室162内に設けられた筒部材163を含む。油分離室162の一端に開口が設けられ、当該開口に筒部材163が固定されている。油分離室162の他端には排油口165が設けられている。
リアサイドプレート120の固定面127とカバー体160との間には、ガスケットが設けられている。カバー体160の前面には、凹部167が形成されている。凹部167は、リアサイドプレート120の突出部125に沿う形状を有している。カバー体160の凹部167と、シリンダ110の凹部112とは、リアサイドプレート120を互いの間に挟んで、互いに対向している。
リアサイドプレート120と、カバー体160と、回転軸150とによって、中間室60が区画されている。中間室60は、リアサイドプレート120に形成された第1油通路124および高圧供給溝123を通じて、背圧室70と連通している。中間室60はまた、回転軸150の第1摺動部152の外周面とリアサイドプレート120の内周面との間の隙間、および中間圧供給溝128を通じて、背圧室70と連通している。
カバー体160には、吐出室50の底部と中間室60とを連通させる上流油通路166が設けられている。上流油通路166の内周面は、円筒形状に形成されている。上流油通路166の内部には、ねじ部材466が挿入されている。ねじ部材466により、上流油通路166内の流路断面積を縮小される。上流油通路166の内周面とねじ部材466のねじ溝との隙間が、上流油通路166内を流れる潤滑油の流路を規定し、減圧部を構成している。
リアサイドプレート120は、前方に向きシリンダ110およびロータ130に対向する対向面126と、後方に向きカバー体160が固定される固定面127とを有している。
リアサイドプレート120には、対向面126の一部が窪んだ、弧状の高圧供給溝123および中間圧供給溝128が形成されている。高圧供給溝123と中間圧供給溝128とは、回転軸150の周りに、互いに離間して形成されている。高圧供給溝123は、シリンダ110の底面側の溝部113と対向している。中間圧供給溝128は、シリンダ110の底面側の溝部118と対向している。
高圧供給溝123は、リアサイドプレート120の軸孔から離間して形成されている。
中間圧供給溝128は、リアサイドプレート120の軸孔に接続して形成されている。
リアサイドプレート120には、リアサイドプレート120を穿って形成され高圧供給溝123に連通する第1油通路124が形成されている。
複数のベーン溝132の各々とベーン140の底面との間に、背圧室70が区画されている。複数の背圧室70は、各々、ロータ130の後端面130Aと前端面との両方に開口している。複数の背圧室70の一部は、シリンダ110の溝部113に連通し、かつ、リアサイドプレート120の高圧供給溝123に連通している。複数の背圧室70の他の一部は、シリンダ110の溝部118に連通し、かつ、リアサイドプレート120の中間圧供給溝128の内部に連通している。
高圧供給溝123および中間圧供給溝128は、複数のベーン溝132に区画された背圧室70の少なくとも1つに連通可能であるが、高圧供給溝123は吸入行程の位置にある背圧室70とは非連通であり、中間圧供給溝128は吐出行程の位置にある背圧室70と非連通である。背圧室70は、高圧供給溝123、第1油通路124、中間圧供給溝128、および後述する第2油通路134により吐出室50と連通されて、背圧としての潤滑油が供給されている。
図2に示すように、リアサイドプレート120およびロータ130を軸方向に見て、高圧供給溝123は、複数の背圧室70の一部と重なっており、中間圧供給溝128は、複数の背圧室70の他の一部と重なっている。
背圧室70は、ロータ130の回転に伴う周方向の位相の変化に伴って、溝部113および高圧供給溝123との連通と、溝部118および中間圧供給溝128との連通を繰り返す。ある時点において溝部113および高圧供給溝123に連通している背圧室70が、周方向の位相変化により、溝部113および高圧供給溝123と非連通になり溝部118および中間圧供給溝128と連通することになる。
第2油通路134は、高圧供給溝123より減圧された潤滑油を中間圧供給溝128に供給する。第2油通路134を構成する第1螺旋溝452が形成される回転軸150の構造を以下に詳述する。図3は、実施形態1に係る圧縮機100が備える回転軸150の構造を示す部分斜視図である。図4は、実施形態1に係る圧縮機100が備える回転軸150とロータ130とを連結した状態を示す斜視図である。図5は、実施形態1に係る圧縮機100が備える回転軸150とロータ130とを連結した状態を示す側面図である。
回転軸150は、第1摺動部152、第2摺動部151、および嵌合部153を有する。回転軸150が回転するとき、第1摺動部152は、リアサイドプレート120の軸孔121の内周面(リアサイドプレート120の内周面)に対して摺動する。回転軸150が回転するとき、第2摺動部151は、シリンダ110の底部119Bに形成された軸孔111の内周面に対して摺動する。嵌合部153は、ロータ130の軸孔131と嵌合している。
回転軸150は、軸方向において第2摺動部151と嵌合部153との間に位置する第1テーパー部154、および軸方向において第1摺動部152と嵌合部153との間に位置する第2テーパー部155を有する。第1テーパー部154は、嵌合部153に近づくに従って漸次縮径し、第2テーパー部155は、嵌合部153から遠ざかるに従って漸次縮径する。第2摺動部151の径は、第1摺動部152の径より大きい。回転軸150には、第2テーパー部155と第1摺動部152との間に、くびれ部157が設けられている。
回転軸150にはさらに、嵌合部153の外周面に、軸方向に沿って延びる溝156が形成されている。溝156の両端部は、ロータ130によって閉塞されずに開口している。溝156の少なくとも一部は、第1テーパー部154および第2テーパー部155と重なっている。
回転軸150には、第1摺動部152の外周面に、回転軸150の軸心X1を中心として螺旋状に延びる第1螺旋溝452が設けられている。
第1螺旋溝452は、回転軸150の軸方向における第1摺動部152の一端から他端まで連続して設けられている。第1螺旋溝452は、第1摺動部152の後端から前端に向かって右巻き方向(時計回り方向)の螺旋状に形成されている。第1螺旋溝452とリアサイドプレート120との間は、第2油通路の一部を構成する。中間圧供給溝128は、第1螺旋溝452により中間室60と連通し、高圧供給溝123へ供給される潤滑油より減圧された潤滑油が供給される。
回転軸150には、さらに、第2摺動部151の外周面に、回転軸150の軸心X1を中心として螺旋状に延びる第2螺旋溝451が設けられている。第2螺旋溝451は、回転軸150の軸方向における第2摺動部151の一端から他端まで連続して設けられている。第2螺旋溝451は、第2摺動部151の後端から前端に向かって右巻き方向(時計回り方向)の螺旋状に形成されている。第2螺旋溝451により、シリンダ室20内の潤滑油がモータ室に排出される。
[圧縮機100の動作]
次に、実施形態1に係る圧縮機100の動作について説明する。
実施形態1に係る圧縮機100においては、モータ部190が駆動することにより、回転軸150が回転する。これにより、ロータ130が、シリンダ室20内において、図2中の矢印で示す回転方向R1に回転する。ロータ130の回転に伴って圧縮室30内の容積が拡大と縮小とを繰り返す。吸入行程では、容積が拡大している圧縮室30には、モータ室10から吸入通路114および吸入ポート115を通過した低圧の冷媒が流入する。圧縮行程では、圧縮室30において容積が縮小し、冷媒が圧縮される。
吐出行程においては、圧縮された高圧の冷媒は、吐出弁41を押し退けて吐出ポート116を通過して吐出空間40に吐出される。
このような一連の行程において、各ベーン140には、圧縮室30の圧力が各ベーン140をベーン溝132に没する方向に押圧するが、ロータ130が回転する際に受ける遠心力および背圧室70から受ける背圧によって、ベーン140はベーン溝132から突出する方向に力を受け、ベーン140の先端は、シリンダ室20の内周面と接触しながら回転移動する。この相反する方向に作用する力を受けることによって、ベーン140はロータ130の回転に伴ってベーン溝132から繰り返し出没する。ベーン140がシリンダ室20の内周面と接触することで、隣り合うベーン140の間に圧縮室30が区画される。
圧縮された冷媒ガスは、吐出空間40から連通孔122および連通孔164を通過して流れ、油分離室162において、筒部材163の外周と油分離室162の内壁との間を旋回しつつ移動する際に、冷媒ガスから潤滑油が分離される。潤滑油が分離された冷媒ガスは、筒部材163の内側を通過して吐出室50に流入し、吐出口171から圧縮機100の外部(たとえば、外部冷媒回路)へ吐出される。冷媒ガスから分離された潤滑油は、排油口165から吐出室50に流入し、吐出室50の底部に貯留される。
吐出室50の底部に溜まった潤滑油は、吐出室50内に流入した冷媒ガスの圧力によって上流油通路166へ流入して、上流油通路166を通過して中間室60に流入する。上流油通路166を通過するときの圧力損失によって、中間室60の内部の圧力は、吐出室50の内部の圧力より低くなる。中間室60の内部の圧力は、吸入室であるモータ室10の内部の圧力より高い。
中間室60に流入した潤滑油は、二つの経路に分岐して、背圧室70に供給される。一方の経路は、第1油通路124であり、中間室60と高圧供給溝123とを連通する。
他方の経路は、第1螺旋溝452とリアサイドプレート120との間を含む第2油通路134である。第1螺旋溝452は、回転軸150の回転により、第1摺動部152の外周面とリアサイドプレート120との内周面との隙間に潤滑油を吸い込むように、螺旋状に設けられている。第1螺旋溝452に流入した潤滑油は、中間圧供給溝128を通過して、背圧室70に流入し、高圧供給溝123より低い背圧をベーンに付与する。背圧室70は、ロータ130の回転に伴う周方向の位相の変化に伴って、圧縮行程から吐出行程にかけて、溝部113および高圧供給溝123との連通と、吸入行程から圧縮行程にかけて、溝部118および中間圧供給溝128との連通を繰り返す。
第2油通路134に流入した潤滑油の一部は、第2テーパー部155に沿って溝156に流入し、溝156の前端部の開口から流出して、第1テーパー部154へ到達する。
背圧室70に流入した潤滑油の一部は、溝部118を通過して流れ、回転軸150の第1テーパー部154へ到達する。
第1テーパー部154へ到達した潤滑油は、シリンダ110の軸孔111と回転軸150の第2摺動部151との間に流入する。第2螺旋溝451は、回転軸150の回転により、シリンダ110の軸孔111と回転軸150の第2摺動部151との間に潤滑油を吸い込むように螺旋状に設けられている。軸孔111と第2摺動部151との間の隙間、および第2摺動部151の外周面に形成された第2螺旋溝451を経由して、潤滑油はモータ室10内に流入する。
[作用および効果]
次に、上述した実施形態1に係る圧縮機100の作用および効果について説明する。
本実施形態の圧縮機100では、図1に示すように、リアサイドプレート120に高圧供給溝123と中間圧供給溝128とが形成されている。図2を併せて参照して、高圧供給溝123は、周方向において圧縮室30の容積が縮小している範囲、すなわち、圧縮行程から吐出行程にかけて、背圧室70と連通するように形成されている。中間圧供給溝128は、周方向において圧縮室30の容積が拡大している範囲、すなわち吸入行程から圧縮行程にかけて、背圧室70に連通するように形成されている。
圧縮行程から吐出行程にかけては、ベーン140の没方向への圧力が大きいため、対応する位置にある高圧供給溝123に連通している背圧室70へ高圧の潤滑油を供給する必要がある。一方、吸入行程から圧縮行程にかけては、ベーン140の没方向への圧力が小さいため、対応する位置にある中間圧供給溝128に連通している背圧室70は小さい背圧で十分であり、高い背圧が不要な領域で背圧室70へ供給される潤滑油の圧力を過剰に高くすると余分な機械損失が発生することになる。中間圧供給溝128内の圧力は、高圧供給溝123内の圧力よりも低いことが望ましい。
そのため、本実施の形態の圧縮機100では、背圧室70に供給される潤滑油が流通可能な油通路が、二系統に分岐している。第1油通路124は、リアサイドプレート120を穿って形成された通路であり、中間室60と高圧供給溝123とを連通している。第2油通路134は、回転軸150の第1摺動部152の外周面に形成された第1螺旋溝452とリアサイドプレート120との間を含むように構成されており、中間室60と中間圧供給溝128とを連通している。
中間室60には、吐出室50の底部の貯油空間から上流油通路166を通過した比較的高圧の潤滑油が貯留されている。高圧供給溝123には、第1油通路124を経由して、中間室60内の高圧の潤滑油が直接供給される。中間圧供給溝128には、第1螺旋溝452内を通過することにより減圧された潤滑油が供給される。第1螺旋溝452内を通過するときの圧力損失によって、中間圧供給溝128に供給される潤滑油の圧力が、高圧供給溝123に供給される潤滑油の圧力よりも低くなる。
これにより、中間圧供給溝128から背圧室70に供給される潤滑油の圧力を下げることができる。余剰背圧を削減することにより圧縮機100の動力を低減させ、効率を向上することができる。第1螺旋溝452の角度、ピッチ、幅および深さを変更することにより、中間室60から第1螺旋溝452を経由して中間圧供給溝128へ流れる潤滑油の流量を変更でき、中間圧供給溝128から背圧室70へ供給される潤滑油の圧力を自在に調整できるので、背圧室70に所望の圧力の潤滑油を供給することができる。
リアサイドプレート120の内周面と回転軸150の第1摺動部152の外周面との間の隙間の大小に関わらず、第1螺旋溝452が、中間室60と中間圧供給溝128とを連通する一定の絞り通路を確保している。そのため、中間圧供給溝128から背圧室70に安定的に背圧を供給することができる。
第1摺動部152の外周面に形成された第1螺旋溝452内を潤滑油が通過する間に、遠心力によって、一部の潤滑油はリアサイドプレート120の内周面と第1摺動部152の外周面との隙間に供給される。回転軸150の第1摺動部152を支持するすべり軸受がリアサイドプレート120の内周面によって形成され、このすべり軸受の全周に安定的に潤滑油が供給されることになる。したがって、すべり軸受の潤滑性を向上することができる。
また図1,3−5に示すように、回転軸150の第2摺動部151の外周面に、第2螺旋溝451が形成されている。このようにすれば、背圧室70から排出された潤滑油、または溝156を通過した潤滑油が、第2螺旋溝451を通って、モータ室10へ供給される。第2螺旋溝451が形成する油通路により、モータ室10内の回転軸150まで、十分な量の潤滑油を安定的に供給することができる。さらに、回転軸150には、第1テーパー部154、第2テーパー部155が設けられているため、遠心力による外周方向の流れが促進され、吐出室50からモータ室10への潤滑油の供給を促進することができる。
また図1に示すように、高圧供給溝123および中間圧供給溝128は、軸方向において吐出室50と圧縮室30との間に配置されているリアサイドプレート120に形成されている。吐出室50において、冷媒ガスから高圧の潤滑油が分離される。背圧室70に供給される潤滑油の通路を、吐出室50を区画するリアサイドプレート120に形成することにより、潤滑油が流れる距離をより短くできる。吐出室50から背圧室70に至る潤滑油の通路の圧力損失の調整代をより大きくできるので、背圧室70に供給される潤滑油の圧力に係る設計の自由度を向上することができる。
また図1に示すように、カバー体160に、吐出室50に連通する上流油通路166が形成されており、中間室60は上流油通路166に連通しており、第1油通路124と第2油通路134とは中間室60から二つに分岐している。吐出室50から背圧室70に至る潤滑油の通路が、上流では共通し、下流で二つに分岐しており、分岐位置よりも下流の二つの通路の圧力損失を異ならせている。これにより、中間圧供給溝128に供給される潤滑油の圧力を、高圧供給溝123に供給される潤滑油の圧力よりも確実に低くすることができる。
また図1に示すように、上流油通路166内に、ねじ部材466が配置されて、螺旋状の絞り通路が形成されており、上流油通路166を通過する潤滑油の圧力を低減する。ねじ部材466のねじ山の角度、ピッチおよび径を適切に設計することで、上流油通路166を通過した後の中間室60における潤滑油の圧力を、自在に調整することが可能である。高圧供給溝123および中間圧供給溝128に供給される潤滑油の圧力を、第1油通路124および第2油通路134に加えて、上流油通路166においても調整することができる。したがって、背圧室70に供給される潤滑油の圧力に係る設計の自由度を向上することができる。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係る圧縮機100が備える回転軸150とロータ130とを連結した状態を示す側面図である。実施形態2に係る圧縮機100は、回転軸150の第1摺動部152に形成される第1螺旋溝452の巻き方向、および第2摺動部151に形成される第2螺旋溝451の巻き方向において、実施形態1と異なっている。
具体的には、実施形態2に係る圧縮機100では、第1螺旋溝452は、第1摺動部152の後端から前端に向かって左巻き方向(反時計回り方向)の螺旋状に形成されている。第2螺旋溝451は、第2摺動部151の後端から前端に向かって左巻き方向(反時計回り方向)の螺旋状に形成されている。
実施形態1で説明した右巻きの第1螺旋溝452を形成すれば、第1摺動部152の後端から前端へ向かう第1螺旋溝452内の潤滑油の流れが回転軸150の回転によって促進されるので、より多量の潤滑油を中間圧供給溝128へ供給できる。実施形態2の左巻きの第1螺旋溝452を形成すれば、第1摺動部152の後端から前端へ向かう第1螺旋溝452内の潤滑油の流れが回転軸150の回転によって抑制されるので、より少量の潤滑油が中間圧供給溝128へ供給されることになる。
第1螺旋溝452を潤滑油が通過するときの圧力損失が変わるため、中間圧供給溝128内の圧力を変更でき、背圧室70に供給される潤滑油の圧力を変更できる。したがって、背圧室70に所望の圧力の潤滑油を供給することができる。
第2螺旋溝451の角度、ピッチ、幅および深さを変更することにより、モータ室10へ流れる潤滑油の流量を変更することができる。右巻きの第2螺旋溝451を形成すれば、第2摺動部151の後端から前端へ向かう第2螺旋溝451内の潤滑油の流れが回転軸150の回転によって促進されるので、より多量の潤滑油をモータ室10へ供給できる。左巻きの第2螺旋溝451を形成すれば、第2摺動部151の後端から前端へ向かう第2螺旋溝451内の潤滑油の流れが回転軸150の回転によって抑制されるので、より少量の潤滑油がモータ室10へ供給されることになる。したがって、モータ室10に流れる潤滑油を所望の流量とすることができる。第1螺旋溝、第2螺旋溝の巻き方向は、互いに逆であってもよい。たとえば、第1螺旋溝を右巻きとし、第2螺旋溝を左巻きとしてもよく、その逆としてもよい。第1螺旋溝、第2螺旋溝は、複数回、回転軸を周回しているが、1周未満であってもよい。回転軸150の嵌合部153に延びる溝156は、第1テーパー部154を超えて第2摺動部151まで到達していてもよく、第2テーパー部155を超えて第1摺動部152まで到達していてもよい。
実施形態の圧縮機100では、高圧供給溝123は圧縮行程から吐出行程にかけて背圧室70と連通し、中間圧供給溝128は吸入行程から圧縮行程にかけて背圧室70と連通する構成であるが、これに限らない。高圧供給溝123は、圧縮行程のみ、或いは吐出行程のみ、背圧室70と連通する位置に設けてもよく、中間圧供給溝128は、吸入行程のみ、或いは圧縮行程のみ、背圧室70と連通する位置に設けてもよい。高圧供給溝123、中間圧供給溝128とも圧縮行程の位置にある背圧室70と連通する場合は、高圧供給溝123が圧縮行程後半にある背圧室70と連通し、中間圧供給溝128は圧縮行程前半にある背圧室70と連通するように設けることにより、高圧供給溝123と中間圧供給溝128との間に差圧をつけることができる。
実施形態の圧縮機100は、モータ部190によって駆動される電動圧縮機として説明したが、電動式に限定されるものではない。たとえば、車両の走行駆動源であるエンジンから取り出される動力で駆動する形式の圧縮機であってもよい。シリンダ部119Aと底部119Bとは、必ずしも一体に形成されていなくてもよい。シリンダ110は、筒状のシリンダ部119Aの両端が開口するように形成され、モータ室10側の開口端を別体のフロントサイドプレートにより閉塞するように構成されていてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
20 シリンダ室、30 圧縮室、50 吐出室、60 中間室、70 背圧室、100 圧縮機、100c 圧縮機構部、110 シリンダ、111,121,131 軸孔、112,167 凹部、113,118 溝部、119A シリンダ部、119B 底部、120 リアサイドプレート、122,164 連通孔、123 高圧供給溝、124 第1油通路、126 対向面、127 固定面、128 中間圧供給溝、130 ロータ、130A 後端面、132 ベーン溝、134 第2油通路、140 ベーン、150 回転軸、151 第2摺動部、152 第1摺動部、153 嵌合部、161 油分離部、166 上流油通路、170 吐出ハウジング、180 モータハウジング、190 モータ部、451 第2螺旋溝、452 第1螺旋溝、466 ねじ部材、R1 回転方向、X1 軸心。

Claims (4)

  1. 筒状のシリンダ部と、
    前記シリンダ部の内部にシリンダ室を区画する区画壁と、
    前記シリンダ室に回転可能に設けられ、前記区画壁に支持された回転軸と、
    前記回転軸に連結され、外周に複数のベーン溝が形成されたロータと、
    前記複数のベーン溝の各々に出没可能に装着されたベーンと、
    前記シリンダ室内に、前記区画壁、前記ロータ、前記ベーンによって区画される圧縮室と、
    前記区画壁を挟んで前記圧縮室の反対側に設けられ、前記圧縮室内で圧縮された冷媒を外部に吐出する吐出室と、
    前記複数のベーン溝の各々と前記ベーンの底面との間に区画される背圧室と、を備え、
    前記回転軸の回転によって、前記圧縮室に冷媒を吸入する吸入行程と、前記圧縮室で前記冷媒を圧縮する圧縮行程と、前記冷媒を前記圧縮室から前記吐出室に吐出する吐出行程とが行われ、
    前記区画壁における前記ロータに対向する対向面には、前記吸入行程の位置にある前記背圧室と非連通となる高圧供給溝と前記吐出行程の位置にある前記背圧室と非連通となる中間圧供給溝とが、前記回転軸周りに離間して形成されており、
    前記吐出室と前記高圧供給溝とは、第1油通路により連通し、
    前記吐出室と前記中間圧供給溝とは、前記回転軸の外周面に形成された螺旋溝と前記区画壁との間を含む第2油通路により連通し、前記吐出室に貯留された潤滑油が、前記第2油通路を通過することにより、前記第1油通路よりも減圧されて前記中間圧供給溝に供給されるようにした、ベーン型圧縮機。
  2. 前記ロータを挟んで前記区画壁と反対側において、前記回転軸の外周面には、
    さらなる螺旋溝が形成されている、請求項1に記載のベーン型圧縮機。
  3. 前記区画壁にはカバー体が固定されており、
    前記区画壁と前記カバー体との間に、前記吐出室と連通する中間室が形成されており、
    前記第1油通路と前記第2油通路は、前記中間室から二つに分岐している、請求項1または2に記載のベーン型圧縮機。
  4. 前記中間室は、上流油通路を介して前記吐出室と連通しており、前記上流油通路を通過する前記潤滑油の圧力を低減する減圧部をさらに備える、請求項3に記載のベーン型圧縮機。
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