JP2015175137A - フォークとフォーク用油圧回路 - Google Patents

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洸太 菅原
Kota Sugawara
洸太 菅原
一義 松本
Kazuyoshi Matsumoto
一義 松本
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Abstract

【課題】一般的な廃材や資材のみでなく、細かい把持対象物の把持も可能となるフォークとその開閉に用いる油圧回路を提供する。
【解決手段】作業機に取付けられ、互いに開閉可能に組み合わされる一対の主開閉体17,18を有する。少なくとも片側の主開閉体17または18を複数本の爪によって構成する。主開閉体17,18は閉じた状態では片側の主開閉体17または18爪間に他側の主開閉体18または17の爪が嵌まるように構成する。主開閉体17,18の相互の対向方向の外側に、それぞれ、各主開閉体17,18に対して回動可能に、主開閉体17,18の爪より広幅を有する補助開閉体22,23を取付ける。補助開閉体22,23は、閉じた際に、先端どうしが当接する。主開閉体17,18に、補助開閉体22,23を開閉する油圧シリンダ24,25を取付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業機の作業用フロントに開閉可能に取付けられる一対の開閉体を有し、少なくとも片側の開閉体が複数本の把持用爪により構成されるフォークと、そのフォーク開閉に用いる油圧回路に係わり、より詳しくは、一般的な把持対象物のみならず、細かい把持対象物も把持可能としたフォークとそのフォーク開閉に用いる油圧回路に関する。
フォークは作業機の作業用アーム等の作業用フロントに取付けられ、各種廃材、金属や木材等の資材等を把持してトラック等への積み込み積み下ろしを行なったり、集積する場合等に使用される。このようなフォークは、例えば特許文献1に記載のように、油圧シリンダにより開閉される一対の開閉体を有し、少なくとも一方の開閉体は複数本の爪により構成され、他方の開閉体の爪が一方の開閉体の爪の間に嵌まるようにして閉じる構成を有している。
特開平11−61875号公報
しかしながら、従来のフォークは、開閉体の爪どうしが嵌まり合うようにして閉じる構成であって、把持対象物が細かい場合には爪の間から漏れて把持できない。
本発明は、上記問題点に鑑み、一般的な廃材や資材のみでなく、細かい把持対象物の把持も可能となるフォークと、フォーク開閉に用いる油圧回路を提供することを目的とする。
請求項1のフォークは、作業機に取付けられ、互いに開閉可能に組み合わされる一対の主開閉体を有し、少なくとも片側の主開閉体を複数本の爪によって構成し、主開閉体を閉じた状態では片側の主開閉体の爪間に他側の主開閉体の爪が嵌まるように構成したフォークにおいて、
前記各主開閉体の相互の対向方向の外側に、それぞれ、各主開閉体に対して前記対向方向に回動して開閉する補助開閉体を設け、
前記補助開閉体は、主開閉体の爪より広幅を有し、かつ補助開閉体を閉じた際に、主開閉体を補助開閉体の内部に収容し、かつ補助開閉体の先端どうしが当接するように構成し、
前記主開閉体に、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダを取付けたことを特徴とする。
請求項2のフォークは、請求項1に記載のフォークにおいて、
前記各主開閉体にそれぞれ取付けられた前記補助開閉体のうち、片側の補助開閉体の先端を凸状に形成し、他側の補助開閉体の先端を凹状に形成し、補助開閉体を閉じた状態において、前記凸状をなす先端部と前記凹状をなす先端部とが嵌まり合う構成にしたことを特徴とする。
請求項3のフォーク用油圧回路は、請求項1または2に記載のフォークの開閉に用いる油圧回路において、
前記主開閉体を開閉する油圧シリンダの伸縮と、前記補助開閉体を回動させる油圧シリンダの伸縮とに兼用するコントロール弁を備え、
前記コントロール弁の二次側において、前記主開閉体を開閉する油圧シリンダのボトム室、ロッド室にそれぞれ接続されるボトム室側配管、ロッド室側配管に対して、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダのボトム室、ロッド室を、それぞれ前記ボトム室側配管または前記ロッド伸縮用配管の油圧が閾値圧を超えると開くシーケンス弁を介して接続したことを特徴とする。
請求項4のフォーク用油圧回路は、請求項1または2に記載のフォークの開閉に用いる油圧回路において、
前記主開閉体を開閉する油圧シリンダの伸縮と、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダの伸縮とに兼用するコントロール弁を備え、
前記コントロール弁の二次側に、前記主開閉体を開閉する油圧シリンダと、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダとの少なくとも一方を選択的に動作させる選択弁を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、主開閉体の対向方向の外側に、主開閉体の爪より広幅の補助開閉体を設け、主開閉体に設けた補助開閉体用油圧シリンダにより補助開閉体を開閉するようにし、補助開閉体が閉じた際に、補助開閉体の先端どうしが当接するようにしたので、主開閉体により把持する廃材、資材等の通常の把持対象物のみならず、土砂や粉等の細かいものを掴むことが可能となる。
請求項2の発明によれば、一対の補助開閉体を閉じた際に、対をなす補助開閉体の先端が凹凸嵌合によって緊密に閉塞されるため、細かい把持対象物を漏らすことなく把持することができる。
請求項3の発明によれば、主開閉体と補助開閉体の開閉に兼用するコントロール弁を備えたので、油圧回路が単純化されると共に、操作が容易となる。また、既存の油圧回路に補助開閉体用の油圧回路を後付けすることで実現できる。
請求項4の発明によれば、請求項3の効果をあげることができる上、主開閉体、補助開閉体のいずれか一方のみを開閉することができるため、把持対象物の性状に応じていずれか一方を開閉させることが可能となり、把持対象物に応じて能率良く開閉動作を行なわせることが可能となる。
本発明のフォークを適用した作業機の一例を示す側面図である。 本発明のフォークの一実施の形態を主開閉体が開いた状態で示す拡大側面図である。 図2のフォークを主開閉体が閉じた状態で示す側面図である。 図2のフォークを補助開閉体が閉じた状態で示す側面図である。 図3のE矢視図である。 図3のF矢視図である。 この実施の形態の補助開閉体の先端部を補助開閉体が閉じた状態で示す側面図である。 この実施の形態のフォーク装置の開閉用油圧回路の一例図である。 この実施の形態のフォーク装置の開閉用油圧回路の他の例を示す図である。 この実施の形態のフォーク装置の開閉用油圧回路の他の例を示す図である。
図1は本発明のフォークを適用する作業機の一例を示す側面図である。この作業機は、ホイール式または図示のような履帯式下部走行体1上に旋回装置2を介して上部旋回体3の旋回フレーム3aを設置する。旋回フレーム3aには、運転室4、油圧パワーユニット5およびカウンタウエイト6等を搭載して上部旋回体3を構成する。油圧パワーユニット5は、エンジンや電動機からなる原動機により油圧ポンプ(いずれも図示せず)を駆動するものであり、油圧ポンプは下部走行体1の走行モータ、旋回装置2の旋回モータ、および後述の作業用アーム9やフォーク13に備えるシリンダ7a,8a,10,19,24,25の油圧源となるものである。
旋回フレーム3aの前部にはブーム7、アーム8およびこれらをそれぞれ起伏、回動させるブームシリンダ7a、アームシリンダ8aからなる多関節構造の作業用アーム9を取付け、この作業用アーム9の先端に作業具シリンダ10により回動されるブラケット11と、このブラケット11に取付けた旋回モータ付きの旋回装置12を介してフォーク13を取付ける。
図2は本発明のフォーク13の一実施の形態を示す側面図である。このフォーク13は、旋回装置12により旋回されるボックス状のフレーム14にそれぞれ枢着ピン15,16を中心に開閉可能に一対の主開閉体17,18を取付け、主開閉体開閉用の油圧シリンダ19を主開閉体18の上端とフレーム14との間に取付けると共に、主開閉体17,18間を連動用のリンク20により連結して構成する。この構成により、油圧シリンダ19が収縮すると図2に示すように主開閉体17,18は開き、伸長すると図3に示すように主開閉体17,18は閉じる。
22,23はそれぞれ主開閉体17,18の外側、すなわち主開閉体17,18の相互の対向面の反対側の面に枢着ピン33,43を中心に主開閉体17,18の対向方向に回動可能に取付けた補助開閉体、24,25はそれぞれ補助開閉体22,23を回動させて開閉するために、主開閉体17,18に取付けた油圧シリンダである。図4は主開閉体17,18および補助開閉体22,23が共に閉じた状態を示す。
図5は図3のE矢視図であり、主開閉体17と補助開閉体22を示すものである。この例では主開閉体17は3本の爪26a〜26cにより構成され、3本の爪26a〜26cは上部を連結体27aに溶接して相互に結合すると共に、中間部も上下に隔てた2本の連結体27b,27cに溶接して相互に結合している。この主開閉体17の上部には平行板状のブラケット28を連結体27aに溶接して設け、このブラケット28に、フレーム14に主開閉体17を枢着ピン15(図2〜図4参照)により回動可能に取付けるためのボス29を設けると共に、上端にはリンク20の一端を連結するためのピン孔30を設ける。
補助開閉体22は1枚の曲成板状をなすものであり、この実施の形態においては、この補助開閉体22は主開閉体17の幅とほぼ同じ幅を有する。この補助開閉体22は、その上端部に設けた取付け板部22aを、爪26a,26cに溶接したブラケット32にピン33により回動可能に連結する。補助開閉体22を開閉するための油圧シリンダ24は、そのボトム側端部を、主開閉体17の上部に設けたブラケット28にピン34により連結し、ピストンロッドを、補助開閉体22の上端部に設けた連結部22bにピン35により連結して取付ける。なお、補助開閉体22を回動可能に取付けるためのブラケット32は、主開閉体17の連結体27cに設けてもよい。
図6は図3のF矢視図であり、主開閉体18と補助開閉体23を示すものである。前述のように一方の主開閉体17を奇数本(図示例の場合は3本)の爪26a〜26cにより構成した場合、他方の主開閉体18の爪は偶数本(図示例は2本)の爪36a,36bにより構成する。主開閉体17,18が閉じたときは、図3に示すように、一方の主開閉体17の爪26a〜26cと他方の開閉体18の爪36a,36bとはこれらの先端側が互いに嵌まるように構成する。
図6に示すように、2本の爪36a,36bは上部を連結体37aに溶接して相互に結合すると共に、中間部も上下に隔てた2本の連結体37b,37cに溶接して相互に結合している。この主開閉体18の上部には平行板状のブラケット38を連結体37aに溶接して設け、このブラケット38に、フレーム14に主開閉体18を枢着ピン16(図2〜図4参照)により回動可能に取付けるためのボス39を設けると共に、上端には油圧シリンダ19の一端を連結するためのピン孔40を設ける。
補助開閉体23は1枚の曲成板状をなすものであり、対をなす補助開閉体22と同じ幅を有する。この補助開閉体23は、その上端部に設けた取付け板部23aを、爪36a,36bに溶接したブラケット42にピン43により回動可能に連結する。補助開閉体23を開閉するための油圧シリンダ25は、そのボトム側端部を、主開閉体18の上部に設けたブラケット38にピン44により連結し、ピストンロッドを、補助開閉体23の上端部に設けた連結部23bにピン45により連結して取付ける。なお、補助開閉体23を回動可能に取付けるためのブラケット42は、主開閉体17の連結体37cに設けてもよい。
このように、この実施の形態のフォークは、油圧シリンダ19により開閉される主開閉体17,18の外側に補助開閉体22,23を油圧シリンダ24,25によって開閉されるように取付けたものである。この構成により、図2に示すように、油圧シリンダ19を収縮させて主開閉体17,18を開いた状態から、油圧シリンダ19を伸長させることにより、図3に示すように、主開閉体17,18を閉じ、これにより主開閉体17,18間で廃材や資材等を把持することができる。また、さらに、油圧シリンダ24,25を伸長させることにより、図4に示すように、補助開閉体22,23を、その先端部どうしが当接するようにして閉じることにより、爪26a〜26cと爪36a,36bの間から漏れるような細かいものであっても、漏らすことなく把持することができる。
図7は補助開閉体22,23の好ましい先端構造を示す図であり、一方の補助開閉体22の先端部22cを凹状に形成し、他方の補助開閉体23の先端部23cを凸状に形成したものである。このように補助開閉体22,23の先端部を構成すれば、補助開閉体22,23を閉じた際に、補助開閉体22,23の先端部が凹凸嵌合によって緊密に閉塞されるため、細かい保持対象物を漏らすことなく保持することができる。
主開閉体17,18の開閉を行なう油圧シリンダ19と、補助開閉体22,23の開閉を行なう油圧シリンダ24,25とは別々のコントロール弁によって制御するように油圧回路を構成してもよい。しかしながら、図8に示すように油圧回路を構成することにより、これらの油圧シリンダ19,24,25の制御を1つのコントロール弁47によって行なうことができる。
図8において、48は油圧パワーユニット5に含まれる油圧ポンプ、49はその吐出油圧の最高圧を設定するリリーフ弁、47は油圧シリンダ19,24,25で兼用するコントロール弁である。50,51はそれぞれコントロール弁47の二次側ポートを油圧シリンダ19のボトム室19a、ロッド室19bに接続するボトム室側配管、ロッド室側配管である。
52はボトム室側配管50と油圧シリンダ24,25のボトム室24a,25aとを接続する油圧配管、53はこの油圧配管52に設けられたシーケンス弁、54はこのシーケンス弁53に並列に接続された逆止弁である。55はロッド室側配管51と油圧シリンダ24,25のロッド室24b,25bとを接続する油圧配管、56はこの油圧配管55に設けられたシーケンス弁、57はこのシーケンス弁56に並列に接続された逆止弁である。ここで、シーケンス弁53,56が開くリリーフ圧(閾値圧)は、主開閉体17,18により廃材や資材等を把持するために必要とされるレベル以上に設定される。
図8の油圧回路の構成において、図2に示すように主開閉体17,18と補助開閉体22,23を開いた状態からコントロール弁47を左位置に切換えると、油圧シリンダ19のボトム室19aに作動油が供給され、油圧シリンダ19が伸長をし始め、これに伴い、主開閉体17,18が閉じ始める。主開閉体17,18が閉じて把持対象物が把持されると、ボトム室側配管50の油圧が上昇して主開閉体17,18が閉じ始めるが、シーケンス弁53のリリーフ圧以下である状態では油圧シリンダ24,25は収縮状態のままであり、補助開閉体22,23は開いたままである。主開閉体17,18が閉じた状態になり、把持対象物が主開閉体17,18によって把持され、ボトム室側配管50の油圧がシーケンス弁53のリリーフ圧を超えると、シーケンス弁53が開いて作動油が油圧シリンダ24,25のボトム室24a,25aに供給されて油圧シリンダ24,25が伸長し、補助開閉体22,23が閉じ、細かい把持対象物を把持することができる。
反対に、コントロール弁47を右位置に切換えると、油圧シリンダ19のロッド室19bにロッド室側配管51から作動油が供給され、油圧シリンダ19が収縮して主開閉体17,18が開く。そして、主開閉体17,18が最大の開度まで開くと、ロッド室側配管51の油圧がシーケンス弁56のリリーフ圧を超え、油圧シリンダ24,25のロッド室24b,25bに作動油が供給されて油圧シリンダ24,25が収縮して補助開閉体22,23が開く。
図8に示すように、シーケンス弁53,56により油圧シリンダ19の管路50,51と油圧シリンダ24,25のボトム室24a,25aおよびロッド室24b,25bとをそれぞれ接続することにより、コントロール弁47が油圧シリンダ19と24,25で共用でき、油圧回路が簡略化される。また、フォーク用の既存のコントロール弁や操作レバーを用いて主開閉体17,18のみならず、補助開閉体22,23の開閉が可能となる。
図9はこの実施の形態のフォーク装置の開閉用油圧回路の他の例を示す図である。図9において、60,61は、油圧シリンダ19の使用、不使用を選択する選択弁である。これらの選択弁60,61は、それぞれ、ボトム室側配管50、ロッド室側配管51において、油圧シリンダ24,25に接続される配管52,55との接続部62,63と油圧シリンダ19との間の部分に設ける。64,65は油圧シリンダ24,25の使用、不使用を選択する選択弁である。これらの選択弁64,65は、配管52,55において、シーケンス弁53,56と、ボトム室側配管50、ロッド室側配管51との接続部62,63との間にそれぞれ設ける。
図9において、土砂や粉体あるいは粒体等の細かい把持対象物のみを把持する場合、油圧シリンダ19を伸長させて主開閉体17,18を閉じた後、油圧シリンダ19のボトム室側配管50、ロッド室側配管51にそれぞれ設けた選択弁60,61を閉じておく。また、選択弁64,65を開いておき、コントロール弁47を操作することにより、主開閉体17,18を開閉することなく、補助開閉体22,23のみを開閉して能率良く作業を行なうことができる。
反対に一般的は廃材や資材を把持する場合には、油圧シリンダ24,25を収縮させて補助開閉体22,23を開いた後、選択弁64,65を閉じておく。また、選択弁60,61を開いておき、コントロール弁47を操作することにより、補助開閉体22,23の開閉を行なうことなく、主開閉体17,18のみの開閉により、把持対象物の把持を行なうことができる。この場合は、把持対象物として細かいものを含まない場合に能率よく作業を行なうことができる。
図10はこの実施の形態のフォーク装置の開閉用油圧回路の他の例を示す図である。この実施の形態は、油圧シリンダ24,25に接続される配管52,55に前記選択弁64,65を設けると共に、シーケンス弁53,56および逆止弁54,57を無くしたものである。この実施の形態においては、油圧シリンダ19に接続された配管50,51に設けた選択弁60,61と、油圧シリンダ24,25に接続された配管52,55に設けた選択弁64,65のいずれか一方と開き、他方を閉じることにより、油圧シリンダ19または油圧シリンダ24,25のいずれか一方を伸縮させ、主開閉体17,18のみ、または補助開閉体22,23のみを開閉して作業を行なうことができる。
図10の油圧回路の構成によれば、細かい把持対象物を把持する場合もシーケンス弁による圧力損失を伴うことなく、補助開閉体22,23による把持動作を行なうことができる。なお、図9の油圧回路において、シーケンス弁53,56と並列に、選択弁64,65とは別の選択弁を設け、補助開閉体22,23のみを作動させる際には、その並列に設けた選択弁を開いてシーケンス弁53,56による油圧損失を低減するようにしてもよい。
図8ないし図10において、選択弁60,61,64,65は手動弁としてもよいが、油圧操作式あるいは電磁操作式の弁としてオペレータが運転室から弁60,61,64,65を開閉するようにしてもよい。
以上本発明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場合、上記実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:下部走行体、2:旋回装置、3:上部旋回体、3a:旋回フレーム、4:運転室、5:油圧パワーユニット、6:カウンタウエイト、7:ブーム、7a:ブームシリンダ、8:アーム、8a:アームシリンダ、9:作業用アーム、10:作業具シリンダ、11:ブラケット、12:旋回装置、13:フォーク、14:フレーム、15,16:枢着ピン、17,18:主開閉体、20:リンク、22,23:補助開閉体、24,25:油圧シリンダ、26a〜26c:爪、36a,36b:爪、47:コントロール弁、50:ボトム室側配管、51:ロッド室側配管、52,55:油圧配管、53,56:シーケンス弁、54,57:逆止弁、60,61,64,65:選択弁

Claims (4)

  1. 作業機に取付けられ、互いに開閉可能に組み合わされる一対の主開閉体を有し、少なくとも片側の主開閉体を複数本の爪によって構成し、主開閉体を閉じた状態では片側の主開閉体の爪間に他側の主開閉体の爪が嵌まるように構成したフォークにおいて、
    前記各主開閉体の相互の対向方向の外側に、それぞれ、各主開閉体に対して前記対向方向に回動して開閉する補助開閉体を設け、
    前記補助開閉体は、主開閉体の爪より広幅を有し、かつ補助開閉体を閉じた際に、主開閉体を補助開閉体の内部に収容し、かつ補助開閉体の先端どうしが当接するように構成し、
    前記主開閉体に、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダを取付けたことを特徴とするフォーク。
  2. 請求項1に記載のフォークにおいて、
    前記各主開閉体にそれぞれ取付けられた前記補助開閉体のうち、片側の補助開閉体の先端を凸状に形成し、他側の補助開閉体の先端を凹状に形成し、補助開閉体を閉じた状態において、前記凸状をなす先端部と前記凹状をなす先端部とが嵌まり合う構成にしたことを特徴とするフォーク。
  3. 請求項1または2に記載のフォークの開閉に用いる油圧回路において、
    前記主開閉体を開閉する油圧シリンダの伸縮と、前記補助開閉体を回動させる油圧シリンダの伸縮とに兼用するコントロール弁を備え、
    前記コントロール弁の二次側において、前記主開閉体を開閉する油圧シリンダのボトム室、ロッド室にそれぞれ接続されるボトム室側配管、ロッド室側配管に対して、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダのボトム室、ロッド室を、それぞれ前記ボトム室側配管または前記ロッド室側配管の油圧が閾値圧を超えると開くシーケンス弁を介して接続したことを特徴とするフォーク用油圧回路。
  4. 請求項1または2に記載のフォークの開閉に用いる油圧回路において、
    前記主開閉体を開閉する油圧シリンダの伸縮と、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダの伸縮とに兼用するコントロール弁を備え、
    前記コントロール弁の二次側に、前記主開閉体を開閉する油圧シリンダと、前記補助開閉体を開閉する油圧シリンダとの少なくとも一方を選択的に動作させる選択弁を設けたことを特徴とするフォーク用油圧回路。
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