JP2015174132A - 金属板積層体のレーザ溶接構造、金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュ、金属板積層体のレーザ溶接方法、及び金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法 - Google Patents

金属板積層体のレーザ溶接構造、金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュ、金属板積層体のレーザ溶接方法、及び金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】三枚以上の金属板からなる積層体をレーザ溶接部が貫通しない態様で容易に固定することが可能な金属板積層体のレーザ溶接構造、金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュ、金属板積層体のレーザ溶接方法、及び金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法を提供する。【解決手段】第一外側金属板23と、第二外側金属板24と、第一外側金属板と第二外側金属板との間に位置し第一外側金属板及び第二外側金属板と積層体を構成する中間金属板22と、第一外側金属板の表面23a側から施した、中間金属板に到達しかつ第二外側金属板の表面24aには到達しない第一レーザ溶接部W1と、第二外側金属板の表面側から施した、中間金属板に到達しかつ第一外側金属板の表面には到達しない第二レーザ溶接部W2と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は金属板積層体のレーザ溶接構造、金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュ、金属板積層体のレーザ溶接方法、及び金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法に関する。
特許文献1は車両ドアを開示している。この車両ドアは、金属製のドアパネルと、ドアパネルに固定した金属製のドアサッシュと、ドアパネルに対して上下方向にスライド自在に支持したドアガラスと、を具備している。
このドアサッシュは、母材となる金属板をロール成形することにより成形するのが一般的である。
ドアサッシュの断面形状は複雑であり、その一部は三枚の金属板を積層した構造となっている。しかしロール成形によってドアサッシュの形状を確定させた時点では、これら三枚の金属板は互いに接触しているだけであり、従って当該部分の機械的強度は脆弱である。
そのため特許文献1では、ロール成形によってドアサッシュの形状を確定させ後に、当該三枚の金属板どうしをレーザ溶接によって互いに固定している。
特開2013−199275号公報
三枚の金属板(二枚の外側金属板とその間に位置する中間金属板)をレーザ溶接する場合は、搬送装置によって三枚の金属板(ドアサッシュ)を所定の方向に移送しながら、一方の外側金属板の表面側から他方の外側金属板側に向けてレーザ光をその強度を調整しながら照射するのが一般的である。
仮にレーザ溶接部(レーザ光)が、上記一方の外側金属板と中間金属板に対してのみ施され上記他方の外側金属板に到達しない場合は、中間金属板と他方の外側金属板が分離してしまう。その一方で、他方の外側金属板の表面にまでレーザ溶接部が到達すると、他方の外側金属板の表面には溶接による凹凸形状が形成される。しかし、他方の外側金属板の表面にこのような凹凸形状が形成されると、ドアサッシュの見栄えが低下したり、他方の外側金属板の表面に対する装着物(例えばウェザーストリップなど)が傷つくおそれがある(なお、レーザ光の入射面である一方の外側金属板の表面にも凹凸形状が形成されるが、この凹凸形状は比較的微細なので問題にはならない)。
そのため三枚の金属板に対してレーザ溶接を行う際は、レーザ光が中間金属板を貫通して他方の外側金属板の内部に到達する一方で他方の外側金属板の表面には到達しないようにレーザ溶接を行う必要がある。
このようなレーザ溶接を実現するためには、搬送装置による三枚の金属板(ドアサッシュ)の移送速度とレーザ光の強度が所定の関係となるように、移送速度及びレーザ光の強度を正確に設定する必要がある。
しかしレーザ光の強度を正確に微調整することは決して容易ではない。
さらに、搬送装置による移送速度が一定でない場合があり(断続的に速度を変える場合があり)、この場合に移送速度の変化に合わせてレーザ光の強度を的確に微調整するのは非常に難しい。
本発明は、三枚以上の金属板からなる積層体をレーザ溶接部が貫通しない態様で容易に固定することが可能な金属板積層体のレーザ溶接構造、金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュ、金属板積層体のレーザ溶接方法、及び金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の金属板積層体のレーザ溶接構造は、第一外側金属板と、第二外側金属板と、上記第一外側金属板と上記第二外側金属板との間に位置し上記第一外側金属板及び上記第二外側金属板と積層体を構成する中間金属板と、上記第一外側金属板の表面側から施した、上記中間金属板に到達しかつ上記第二外側金属板の表面には到達しない第一レーザ溶接部と、上記第二外側金属板の表面側から施した、上記中間金属板に到達しかつ上記第一外側金属板の表面には到達しない第二レーザ溶接部と、を備えることを特徴としている。
複数の上記中間金属板を有し、上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が共通の上記中間金属板に到達していてもよい。
上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が、全体として線状に延びるスピン溶接であってもよい。
本発明の金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュは、上記第一外側金属板、上記第二外側金属板、及び上記中間金属板が、車両ドアのドアサッシュの一部を構成している。
本発明の金属板積層体のレーザ溶接方法は、第一外側金属板と、第二外側金属板と、上記第一外側金属板と上記第二外側金属板との間に位置し上記第一外側金属板及び上記第二外側金属板と積層体を構成する中間金属板と、を備える金属板積層体どうしをレーザ溶接する方法であって、上記第一外側金属板の表面側から上記第二外側金属板側に向けて、上記中間金属板に到達しかつ上記第二外側金属板の表面には到達しない第一レーザ溶接部を施すステップ、及び上記第二外側金属板の表面側から上記第一外側金属板側に向けて、上記中間金属板に到達しかつ上記第一外側金属板の表面には到達しない第二レーザ溶接部を施すステップ、を有することを特徴としている。
複数の上記中間金属板を有し、上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が共通の上記中間金属板に到達していてもよい。
上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が、全体として線状に延びるスピン溶接であってもよい。
本発明の金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法は、上記第一外側金属板、上記第二外側金属板、及び上記中間金属板が、車両ドアのドアサッシュの一部を構成している。
上記ドアサッシュをロール成形により構成し、上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部を上記ロール成形中に行ってもよい。
請求項1、5の発明は、第一外側金属板の表面側から第二外側金属板側に向けて中間金属板に到達する第一レーザ溶接部を施し、かつ、第二外側金属板の表面側から第一外側金属板側に向けて中間金属板に到達する第二レーザ溶接部を施すものである。
このように積層体の両面側からそれぞれレーザ溶接を行う場合は、各レーザ溶接部は中間金属板にまで到達すればよく、レーザ溶接の入射側と反対側の外側金属板の内部にまでレーザ溶接部を到達させる必要がない。
そのため、第一外側金属板と第二外側金属板の一方側から他方側に向かうレーザ光のみによって三枚以上の金属板からなる積層体をレーザ溶接する場合と比べて、レーザ光が積層体を貫通しない(レーザ光の入射側と反対側の金属板の表面にまでレーザ溶接部が及ばない)態様で金属板の積層体を容易に溶接できる。
さらにレーザ溶接を用いているので、積層体を(アーク溶接等と比べて)容易に溶接することが可能である。
請求項2、6の発明のように構成すると、中間金属板が複数の場合であっても、積層体をレーザ光が貫通しない態様で積層体を容易に固定することが可能になる。
請求項3、7の発明のように構成すると、第一外側金属板、中間金属板、及び第二外側金属板をより強固に固定できるようになる。
請求項4、8の発明のように構成すると、金属製のドアサッシュをより効率よく生産可能になる。
請求項9の発明のように構成すると、金属製のドアサッシュの生産効率がより向上する。
本発明の一実施形態である右側のフロントドアの車内側から見た側面図である。 図1のII−II矢線に沿う断面図である。 図2のIII矢線方向に見たドアサッシュの一部を表す図である。 ドアサッシュの要部の断面図である。 第一の変形例の図3と同様の図である。 第二の変形例の図3と同様の図である。 第三の変形例の図3と同様の図である。 第四の変形例の図3と同様の図である。 第五の変形例の図4と同様の断面図である。 第六の変形例の図4と同様の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。以下の説明では、ドアサッシュ14において窓開口16に臨む側を「内周側」と呼び、これと反対側の車両ボディ開口部に臨む側を「外周側」と呼ぶ。また、前方、後方、上方、下方、車内側、車外側といった方向の表現は、この前部座席用ドア10が取り付けられる自動車のボディを基準とした方向(「左右方向」は運転席から前方を見たときの方向)を意味する。
図1は自動車の前部座席用の右側の側面ドア10を示している。ドア10は、仮想線で概略形状を示す金属製のドアパネル12と、ドアパネル12の上部に枠状に形成された金属製のドアサッシュ14と、ドアパネル12の上縁部とドアサッシュ14の内縁部とで囲まれた窓開口16内を昇降するドアガラス(図示略)と、を備えている。窓開口16に臨むドアサッシュ14の内周部には弾性材料からなるガラスランGRが設けてあり、ドアガラスの縁部がガラスランGRにより保持される。一方、ドアサッシュ14の外周部には弾性材料からなるウェザーストリップWSが設けてある。ドアサッシュ14は、その前縁部を構成するフロントサッシュ17と、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ18と、ドアパネル12の後部から上方へ延設された立柱サッシュ27と、を備えている。フロントサッシュ17の上端部とアッパサッシュ18の前端部は溶接してあり、さらにアッパサッシュ18の後端部と立柱サッシュ27の上端部はドアコーナー部で溶接してある。
ドア10を図示を省略した車両ボディに対して閉じたとき、アッパサッシュ18は車両ボディのルーフパネルのドア開口部に沿って位置し、ウェザーストリップWSが弾性変形しながら当該ドア開口部の内周面に対して接触する。
フロントサッシュ17及びアッパサッシュ18は、板状の鉄系材料(例えばSUS)を図示を省略した搬送装置によって所定方向に移送しながらロール成形して、図2に示す断面形状かつ直線状の長尺部材として形成し、この長尺部材をロール成形後に曲げ加工することによって図示形状としたものである。
フロントサッシュ17及びアッパサッシュ18は、車内側に位置し閉鎖断面形状とされた筒状部19と、筒状部19から外周側に延びる接続部20と、接続部20から車外側に延びる弾性部材保持部21と、を一体的に備えている。図2に示すように筒状部19の車外側部、接続部20、及び弾性部材保持部21によって囲まれ部分にガラスランGRを設けてあり、筒状部19の外周側部、接続部20、及び弾性部材保持部21の外周側部にウェザーストリップWSを設けてある。
図2に示すように弾性部材保持部21は、フロントサッシュ17及びアッパサッシュ18の母材となる平板状金属板の一方の側縁部により構成した中間部22(中間金属板)と、他方の側縁近傍により構成した外周面構成部23(第一外側金属板)と、ロール成形時に他方の側縁部を折り曲げることによって構成した内周面構成部24(第二外側金属板)と、を有しており、外周面構成部23と内周面構成部24の間に中間部22を位置させている。中間部22、外周面構成部23、及び内周面構成部24(の車内側端部を除く部分)は全て平板形状であり、互いに略平行である。
ロール成形によって弾性部材保持部21(中間部22、外周面構成部23、内周面構成部24)の形状を確定させた時点では、これら三枚の平板状部は互いに単に接触しているだけである。そこでロール成形中(上記曲げ加工前)に上記搬送装置によって(図2の断面形状に加工した)直線状の長尺部材を移送しながら、長尺部材の外周側に固定状態で配設した第一レーザ光出射部LW1(トーチ)と長尺部材の内周側に固定状態で配設した第二レーザ光出射部LW2(トーチ)からレーザ光を同時に出射して、このレーザ光を利用して弾性部材保持部21をレーザ溶接する。
第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2は図示を省略したレーザ発振器と光ファイバーを介して接続している。第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2は首振り可能であるため、第一レーザ光出射部LW1と第二レーザ光出射部LW2から出射されるレーザ光の出射方向は調整可能である。さらにレーザ発振器は第一レーザ光出射部LW1と第二レーザ光出射部LW2から出射されるレーザ光の強度を、それぞれ個別に調整可能である。
本実施形態では円を描くように首振りする第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2からレーザ光を上記長尺部材の外周面構成部23と内周面構成部24に対して連続的に照射する。そのため、図3に示すように第一レーザ光出射部LW1によって第一レーザ溶接部W1が外周面構成部23に対して(全体として略直線状に延びるように)スピン溶接され、第二レーザ光出射部LW2によって第二レーザ溶接部W2が内周面構成部24に対して(全体として略直線状に延びるように)スピン溶接される(図3に描かれている輪状の部位が肉眼では殆ど認識できない程小さくなるようにスピン溶接を行ってもよい)。
そしてレーザ発振器によってレーザ光の強度を調整することにより、第一レーザ溶接部W1が外周面構成部23を板厚方向に貫通すると共に中間部22の板厚方向の中間部にまで到達し、かつ、第二レーザ溶接部W2が内周面構成部24を板厚方向に貫通すると共に中間部22の板厚方向の中間部にまで到達するようにしている(図4参照)。別言すると、第一レーザ溶接部W1は内周面構成部24には到達せずかつ第二レーザ溶接部W2は外周面構成部23には到達しないようにしている。このように、第一レーザ溶接部W1によって外周面構成部23と中間部22を強固に接合しかつ第二レーザ溶接部W2によって内周面構成部24と中間部22を強固に接合しつつ、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2を共に中間部22にまで到達させているので、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2によって中間部22、外周面構成部23、及び内周面構成部24が互いに強固に固定される。
このように弾性部材保持部21の両面側からそれぞれ第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2を行う場合は、第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2は中間部22にまで到達すればよく、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2の入射側と反対側の金属板の内部にまでレーザ溶接を到達させる必要がない(第一レーザ溶接部W1を内周面構成部24の内部にまで到達させかつ第二レーザ溶接部W2を外周面構成部23の内部にまで到達させる必要がない)。そのためレーザ発振器によるレーザ光の強度調整がそれほど正確でなくても、第一レーザ溶接部W1が内周面構成部24の表面24aにまで到達したり、第二レーザ溶接部W2が外周面構成部23の表面23aにまで到達して、外周面構成部23や内周面構成部24の表面23a、24aに第一レーザ溶接部W1や第二レーザ溶接部W2による凹凸形状が形成されるおそれが殆どない。別言すると、弾性部材保持部21の一方の表面(23a又は24a)側から他方の表面側(24a又は23a)に向かうレーザ光のみによって弾性部材保持部21全体をレーザ溶接する場合と比べて、第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2が弾性部材保持部21(中間部22、外周面構成部23、内周面構成部24)を貫通するおそれが小さい。
さらに中間部22と外周面構成部23及び中間部22と内周面構成部24を単純な直線的なレーザ溶接ではなくスピン溶接により接合しているので、単純な直線状レーザ溶接と比べて、第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2による弾性部材保持部21(中間部22、外周面構成部23、内周面構成部24)の溶融範囲が広い。そのため単純な直線状レーザ溶接と比べて、中間部22と外周面構成部23及び中間部22と内周面構成部24をより強固に接合できる。
しかもロール成形中に上記搬送装置によって直線状の長尺物を搬送しながら第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2を同時に施すので、弾性部材保持部21の溶接作業を(アーク溶接等と比べて)短時間かつ容易に行うことが可能である。
以上本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく様々な変形を施しながら実施可能である。
図5の変形例は第一レーザ溶接部W1を外周面構成部23及び中間部22に対して(全体として略直線状に延びるように)波状に施し、第二レーザ溶接部W2を内周面構成部24及び中間部22に対して(全体として略直線状に延びるように)波状に施した例である。この第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2は、第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2をフロントサッシュ17及びアッパサッシュ18の幅方向(図5の上下方向)に首振りさせながらレーザ光を上記長尺部材の外周面構成部23と内周面構成部24に対して連続的に照射することにより得られる。この変形例の場合も上記実施形態(スピン溶接の場合)と同様の作用効果を発揮可能である。
図6の変形例は第一レーザ溶接部W1を外周面構成部23及び中間部22に対して直線状に延びるように施し、第二レーザ溶接部W2を内周面構成部24及び中間部22に対して直線状に延びるように施した例である。この第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2は、第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2を固定した状態で(首振りさせずに)レーザ光を上記長尺部材の外周面構成部23と内周面構成部24に対して連続的に照射することにより得られる。この変形例の場合は、スピン溶接や波状溶接と比べて溶接速度を速くすることが可能なので、ドアサッシュ14の生産性が向上する。
なお上記実施形態、図5の変形例、及び図6の変形例において、第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2を非連続の(所定間隔で連続性が途切れる)線状に形成してもよい。但し、このように非連続に形成する場合は第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2のレーザ光の入射面(第一レーザ溶接部W1にとっての表面23a、第二レーザ溶接部W2にとっての表面24a)が波打つおそれが高いので、連続的に形成する方が好ましい。
図7の変形例は第一レーザ溶接部W1を外周面構成部23及び中間部22に対してスポット溶接(非連続の点状に溶接)し、第二レーザ溶接部W2を内周面構成部24及び中間部22に対してスポット溶接した例である。図示するように第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2のフロントサッシュ17及びアッパサッシュ18の幅方向位置(図7の上下位置)及び第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2のフロントサッシュ17及びアッパサッシュ18の長手方向位置(図7の左右位置)は互いにずれている(即ち、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2を千鳥配置にしている)。但し、各第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2は(単純な円形ではなく)渦巻き状に施してある。これらの第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2は、搬送装置による直線状長尺物の移送を一時停止した状態で、第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2を渦巻き状に首振りさせながらレーザ光を上記長尺部材の外周面構成部23と内周面構成部24に対して断続的に照射することにより得られる。この変形例の第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2はスポット溶接であるものの、渦巻き状に溶接してあるので、各スポット溶接を単純な円形をなすように形成する場合と比べて、弾性部材保持部21(中間部22、外周面構成部23、内周面構成部24)をより強固に固定できる。
図8の変形例は第一レーザ溶接部W1を外周面構成部23及び中間部22に対してスポット溶接すると共に第二レーザ溶接部W2を内周面構成部24及び中間部22に対してスポット溶接し、さらに第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2をフロントサッシュ17及びアッパサッシュ18の長手方向(図8の左右方向)に延びる一直線上に配置した例である。但し、これら各第一レーザ溶接部W1、第二レーザ溶接部W2も渦巻き状に施してある。これらの第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2も、搬送装置による直線状長尺物の移送を一時停止した状態で、第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2を渦巻き状に首振りさせながらレーザ光を上記長尺部材の外周面構成部23と内周面構成部24に対して断続的に照射することにより得られる。この変形例の場合は、図7の変形例と比べて溶接箇所が減少するので、溶接速度及びドアサッシュ14の生産性をさらに向上させることが可能である。
なお図7、図8の変形例において、搬送装置による直線状長尺物の移送を一時停止させずに、搬送装置による直線状長尺物の移送速度と同期させながら第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2を直線状長尺物と一緒に直線状長尺物と平行方向に移動させ、第一レーザ光出射部LW1及び第二レーザ光出射部LW2からレーザ光を断続的に照射してもよい。
さらに本発明はドア10のフロントサッシュ17及びアッパサッシュ18とは異なる部位や自動車のドア10とは別の部位に対しても適用可能であり、さらに自動車以外の物に対して適用することも可能である。
また本発明は4枚以上の金属板からなる積層体に対しても適用可能である。図9、図10はその一例である。
図9は4枚の金属板30、31、32、33(30が「第一外側金属板」、31及び32が「中間金属板」、33が「第二外側金属板」)からなる積層体を第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2によって接合した例である。この例では、第一レーザ溶接部W1は金属板30の表面30a側から金属板30、31、32に及んでおり、第二レーザ溶接部W2は金属板33の表面33a側から金属板33、32、31に及んでいる。この例では第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2が共に金属板31及び金属板32に及んでいるので、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2によって金属板30、31、32、33を強固に固定できる。
図10は5枚の金属板40、41、42、43、44(40が「第一外側金属板」、41−43が「中間金属板」、44が「第二外側金属板」)からなる積層体を第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2によって接合した例である。この例では、第一レーザ溶接部W1は金属板40の表面40a側から金属板40、41、42に及んでおり、第二レーザ溶接部W2は金属板44の表面44a側から金属板44、43、42に及んでいる。この例では第一レーザ溶接部W1及び第二レーザ溶接部W2が共に金属板42に及んでいるので、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2によって金属板40、41、42、43、44を強固に固定できる。
なお図9の変形例において、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2が共に溶接される板材を一枚のみ(例えば金属板31のみ)としてもよい。同様に図10の変形例において、第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2が共に溶接される板材を複数(例えば金属板41と金属板42)としてもよい。
さらに上記実施形態及び各変形例において、金属板の積層体における第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2の入射側と反対側の金属板の内部にまで第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2を到達させてもよい(例えば上記実施形態において第一レーザ溶接部W1を内周面構成部24の内部にまで到達させ、かつ、第二レーザ溶接部W2を外周面構成部23の内部にまで到達させてもよい)。但し、この場合も第一レーザ溶接部W1と第二レーザ溶接部W2が入射側と反対側の金属板の表面には到達しないようにする。
さらに本発明を適用可能な金属板は鉄系材料には限定されず、例えばアルミ系材料からなる金属板に対しても適用可能である。
10 ドア(フロントドア)
12 ドアパネル
14 ドアサッシュ
16 窓開口
17 フロントサッシュ
18 アッパサッシュ
19 筒状部
20 接続部
21 弾性部材保持部
22 中間部(中間金属板)
23 外周面構成部(第一外側金属板)
23a 表面
24 内周面構成部(第二外側金属板)
24a 表面
27 立柱サッシュ
30 金属板(第一外側金属板)
30a 表面
31 32 金属板(中間金属板)
33 金属板(第二外側金属板)
33a 表面
40 金属板(第一外側金属板)
40a 表面
41 42 43 金属板(中間金属板)
44 金属板(第二外側金属板)
44a 表面
G ドアガラス
LW1 第一レーザ光出射部
LW2 第二レーザ光出射部
GR ガラスラン
W1 第一レーザ溶接部
W2 第二レーザ溶接部
WS ウェザーストリップ

Claims (9)

  1. 第一外側金属板と、
    第二外側金属板と、
    上記第一外側金属板と上記第二外側金属板との間に位置し上記第一外側金属板及び上記第二外側金属板と積層体を構成する中間金属板と、
    上記第一外側金属板の表面側から施した、上記中間金属板に到達しかつ上記第二外側金属板の表面には到達しない第一レーザ溶接部と、
    上記第二外側金属板の表面側から施した、上記中間金属板に到達しかつ上記第一外側金属板の表面には到達しない第二レーザ溶接部と、
    を備えることを特徴とする金属板積層体のレーザ溶接構造。
  2. 請求項1記載の金属板積層体のレーザ溶接構造において、
    複数の上記中間金属板を有し、
    上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が共通の上記中間金属板に到達している金属板積層体のレーザ溶接構造。
  3. 請求項1または2記載の金属板積層体のレーザ溶接構造において、
    上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が、全体として線状に延びるスピン溶接である金属板積層体のレーザ溶接構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の金属板積層体のレーザ溶接構造において、
    上記第一外側金属板、上記第二外側金属板、及び上記中間金属板が、車両ドアのドアサッシュの一部を構成する金属板積層体のレーザ溶接構造を備えた車両用ドアサッシュ。
  5. 第一外側金属板と、
    第二外側金属板と、
    上記第一外側金属板と上記第二外側金属板との間に位置し上記第一外側金属板及び上記第二外側金属板と積層体を構成する中間金属板と、
    を備える金属板積層体どうしをレーザ溶接する方法であって、
    上記第一外側金属板の表面側から上記第二外側金属板側に向けて、上記中間金属板に到達しかつ上記第二外側金属板の表面には到達しない第一レーザ溶接部を施すステップ、及び
    上記第二外側金属板の表面側から上記第一外側金属板側に向けて、上記中間金属板に到達しかつ上記第一外側金属板の表面には到達しない第二レーザ溶接部を施すステップ、
    を有することを特徴とする金属板積層体のレーザ溶接方法。
  6. 請求項5記載の金属板積層体のレーザ溶接方法において、
    複数の上記中間金属板を有し、
    上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が共通の上記中間金属板に到達している金属板積層体のレーザ溶接方法。
  7. 請求項5または6記載の金属板積層体のレーザ溶接方法において、
    上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部が、全体として線状に延びるスピン溶接である金属板積層体のレーザ溶接方法。
  8. 請求項5から7のいずれか1項記載の金属板積層体のレーザ溶接方法において、
    上記第一外側金属板、上記第二外側金属板、及び上記中間金属板が、車両ドアのドアサッシュの一部を構成する金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法。
  9. 請求項8記載の金属板積層体のレーザ溶接方法において、
    上記ドアサッシュをロール成形により構成し、
    上記第一レーザ溶接部及び上記第二レーザ溶接部を上記ロール成形中に行う金属板積層体のレーザ溶接方法を用いた車両用ドアサッシュの製造方法。
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