JP2015173927A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Koshiro Uehata
高史郎 植畑
辰也 安達
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辰也 安達
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Abstract

【課題】始動入賞スランプを根本的に抑制し、遊技者に与える心理的ストレスを取り除く。
【解決手段】入口INから受入れた球を受入毎に第1出口O1と第2出口O2とに交互に振分ける球振分装置Sを、上段の一の出口O2から出た球を下段の入口INに受入させ且つ上段の他の出口O1から出た球を遊技盤2に放出させる態様にて、複数段について連結した球振分連結体Smと、ヘソ始動口Ahへの入賞を逃した球の一部を初段球振分装置S1の入口に向わせる球受入ルート6と、終段球振分装置S3の一の出口O2から出た球を下始動口Agに向わせる入球ルート60を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、始動口等の抽選契機口への入球を契機に大当り抽選等と称する内部抽選を実行するパチンコ遊技機等の弾球遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の弾球遊技機は、スロットマシン(回胴式遊技機)がメダルの投入により毎回ボーナス抽選等を伴う図柄変動ゲームを実行できるのとは異なり、遊技盤に発射した球が始動口に入賞するかどうかにより大当り抽選を伴う図柄変動ゲームを実行できるかが決まり、大当り抽選を伴う図柄変動ゲームを具体的に何回(何回転)行えるかは不確実となる。1000円(250球)で平均20回転回るように遊技釘等の盤面配置構成を設計した所定ゲージの遊技盤でも、1000円で30回転回ることもあれば、逆に1000円で10回転しか回らないこともある。
この現象を業界では「入賞スランプ」と呼んでおり、業界の一般的な常識では、ゲージ設計やゲージ調整方法が悪ければ入賞スランプは大きくなり、ゲージ設計やゲージ調整方法が良ければ入賞スランプは小さくなると考えられている。入賞スランプは遊技者に遊技続行を中止させる大きなストレス要因となるため、入賞スランプが大きくならないゲージ設計とゲージ調整が求められる。
しかし、客観的には、業界の一般的な常識とは異なり、ゲージ設計とゲージ調整は、入賞スランプに本質的な影響を与えるものではない。サイコロの各6面及び転がせる平面を如何に均等かつ高精度に仕上げ、特定の出目の確率を1/6に均一化できたとしても、この1/6の確率は十分多い試行回数を経るとそうなるというだけであり、試行途中のある短期間について必ずしも1/6で特定の出目が出現するわけではないのと同じである。
一般に、始動口周辺には球が良く集まるようにし且つ始動口直前で入賞率を所定の設計値に規制するゲージ設計とゲージ調整が、入賞スランプを抑制するのに効果的と考えられているが、これは、始動口周辺にほとんど球が寄り付かない状態よりも、始動口周辺に常に球が集まっている状態の方が安心感があるという主観的なものでしかなく、客観的に入賞スランプが抑制されるわけではない。
従来、特許文献1に記載されているように、球の打出し毎に発射球抽選を実行してこれに当るとプラス1し、始動口に入賞するとマイナス1する発射球カウンタを設け、発射球数の割合に対して始動入賞が少ない傾向にあり、発射球カウンタが初期値を境にプラス側にあるときは、電動チューリップ式始動口の開閉に関与する普通図柄の変動時間を短めにすると共に、普通図柄当選時の電動チューリップによる開放時間を長めにすることにより、始動入賞頻度の低い時期を意図的に高める補正をすることにより、入賞スランプの抑制を狙うものがある。
特開平10−201912号公報
しかし、上記特許文献1記載のものでは、発射球カウンタを用いるハード面及びソフト面の構成が複雑になると共に、電動チューリップ式始動口を電動チューリップを付帯しない通常のいわゆるヘソ始動口と区別して出玉仕様及び又は時短仕様を変えることが困難となり、適用する遊技仕様が制限されてしまう。
なお、現在市場投入されている多くの機種には、入賞スランプによるストレスを緩和するため、始動入賞の保留数が少ない状態では図柄変動時間を長くして図柄停止期間を少なく見せかけるソフト制御が採用されているが、所定時間内についての図柄変動数すなわち回転数は少ないままで変わりはなく、遊技者にスランプを意識させない演出上の誤魔化しに過ぎず、入賞スランプを根本的に抑制するものではない。
現在のパチンコ遊技機は、高換金率へのシフト、無制限営業へのシフト、甘いスペックへのシフトさらには機械代の高騰等の各種要因により、1000円で回せる回転数は20年前の半分近くになってしまっており、その分、入賞スランプは大きくなり、遊技者にそっぽ向かれずに如何に入賞スランプを抑えるかがホール運営における重要な要素の一つとなっているが、未だに有効な入賞スランプの抑制策は無いというのが実情である。
本発明では、一般的なゲージ設計等では不可能である入賞スランプを根本的に抑制でき、遊技者に与える心理的ストレスを効果的に取り除くことができるパチンコ遊技機等の弾球遊技機を提供することを課題とする。
図面に例示するように、遊技盤(2)に、入球を契機に内部抽選を実行させる複数の抽選契機口(例えば、ヘソ始動口Ahと下始動口Ag)を有する弾球遊技機を前提とする。
本発明でいう「内部抽選」は、「大当り抽選」を含み、遊技機規則第6条別表第二(2)チの「役物連続作動装置」の作動に必要な条件とされている同遊技機規則第6条別表第二(2)リの「条件装置」が作動することとなる図柄の組合せが表示される同遊技機規則第6条別表第二(2)ヲの「作動確率」にしたがって、遊技機内で行われる電子計算機によるくじを主に意味する。なお、遊技機規則とは、平成16年1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」をいう。
本発明でいう「抽選契機口」は、遊技機規則第6条別表第二(2)ルの「始動口」のうち、一の「特別図柄表示装置」を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口を主に意味するが、球通過による入球に基づいて抽選を実行するゲートを含む概念である。なお、「特別図柄表示装置」とは、特別電動役物及び条件装置が作動することとなる図柄の組合せを表示するための装置をいう(遊技機規則第6条別表第二(2)ヌ)。
また、「役物連続作動装置」とは、「特別電動役物」を連続して作動させることができる特別の装置をいう(遊技機規則第6条別表第二(2)チ)。「特別電動役物」とは、電動役物のうち、「大入賞口」の入口を開き、又は拡大するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(2)ト)。「大入賞口」とは、入賞口のうち、「役物」が作動した場合に著しく入賞が容易になるものをいう(遊技機規則第6条別表第二(2)ニ)。「役物」とは、入賞を容易にするための特別の装置をいう(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則第7条表中、ぱちんこ遊技機の第五)。
以上のものにおいて、前記遊技盤(2)に、
入口(IN)から受入れた球を受入毎に第1出口(O1)と第2出口(O2)とに交互に振分ける球振分装置(S)を、上段の球振分装置の一の出口(O2又はO1)から出た球を下段の球振分装置の入口(IN)に受入させ且つ上段の球振分装置の他の出口(O1又はO2)から出た球を前記遊技盤(2)に放出又は前記遊技盤(2)から回収させる態様にて、複数段について連結した球振分連結体(Sm)と、
一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球を逃した球の一部を前記球振分連結体(Sm)の最上段に位置する初段球振分装置(S1)の入口(IN)に向わせる球受入ルート(6)と、
前記球振分連結体(Sm)の最下段に位置する終段球振分装置(S3)の一の出口(O2又はO1)から出た球を他の抽選契機口(下始動口Ag)に入球させる入球ルート(60)とを設けた。
以上により、一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球を逃した球(1分間当り約100個の発射球からヘソ始動口Ahに入球した少数の球を除く球)の一部であって、球受入ルート(6)を経て初段球振分装置(S1)の入口(IN)から受入れた球数(例えば24個)に、段数(例えば3段)に応じた所定振分率(1/2×1/2×1/2=1/8)を乗じた所定数(例えば3個)の球が、終段球振分装置(S3)の一の出口(O2又はO1)から入球ルート(60)を経て他の抽選契機口(下始動口Ag)に入球する。
一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球については、球振分連結体(Sm)を設けない従来仕様の遊技盤と同様に、遊技盤(2)に打出した1分間当り約100個の発射球数に対して何個の入球(始動入賞)を見込むかという任意の設計入球率(設計入賞率)を設定することができる。例えば、球振分連結体(Sm)を設けない従来仕様の設計入球率(設計入賞率)が6個の入球(始動入賞)を見込める6/100であり、これと同程度の入球(始動入賞)を期待できるものとするならば、球振分連結体(Sm)を設ける本発明仕様では、球振分連結体(Sm)経由で確保される入球数(例えば3個の始動入賞数)を考慮して、約100個の発射球に対して3個の入球(始動入賞)を見込める3/100等と設定できる。
ここで、入賞スランプを抑制する観点のみからは、球振分連結体(Sm)経由のみで6個の入球(始動入賞)を確保するのが一見好ましいとも考えられるが、このようにすると、一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)へは全く入球が期待できないものにするか、一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)を取り除いてしまうことに帰し、球挙動の偶然性による面白味をその本質とする弾球遊技機の遊技性を大きく損なうことになる。
このため、本発明では、球振分連結体(Sm)を経由せず従来と同様に入るか入らないか分からない入球(始動入賞)の不安定感と、球振分連結体(Sm)経由で確保する入球(始動入賞)の安定感とのバランスを考慮し、従来と同様に見込める入球分(始動入賞分)と球振分連結体(Sm)経由で確保する入球分(始動入賞分)とを、例えば1:1等の所定比率で分かれて生じるものとした。
しかも、球振分連結体(Sm)経由で確保する入球分(始動入賞分)は、一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球を逃した球を対象としており、一旦入球を逃した球に再びチャンスを与えるものであるため、一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への未入球が即ストレスとなることもなく、スランプの抑制効果を遊技者に効果的に印象付けることができる。
こうして、従来と同様に見込める入球分と球振分連結体(Sm)経由で確保する入球分とを組合せ、しかも、一旦入球を逃した球に再びチャンスを与えるものにしたことにより、球挙動の偶然性による弾球遊技機本来の面白味を生かしつつ、入賞スランプを効果的に抑制することができるに至った。このスランプ抑制効果は、後記実施形態において、具体的数値により客観的に明示する。
以上のものにおいて、前記球振分装置(S)は、軸部(Z)に対して放射状に延びる垂直羽根(F0)と右下り羽根(F1)及び左下り羽根(F2)を有し、かつ、前記垂直羽根(F0)の右側から受入れた球を前記右下り羽根(F1)から第1出口(O1)に振分ける右振分姿勢と、前記垂直羽根(F0)の左側から受入れた球を前記左下り羽根(F2)から第2出口(O2)に振分ける左振分姿勢とを交互に切換える羽根車(F)を備え、
少なくとも初段球振分装置(S1)の羽根車(F)の軸部(Z)を支持するベース部材(650又は680)に、前記球受入ルート(6)のルート構成部材を一体的に設けているのが好ましい。
これにより、初段球振分装置(S1)の羽根車(F)の右側又は左側に、その軸部(Z)を支持するベース部材(650又は680)に一体的に設けた球受入ルート(6)のルート構成部材から、所定の設定受入率にしたがって良好に球を受入れることができる。
なお、球受入ルート(6)による設定受入率は、球振分連結体(Sm)で確保する入球数(始動入賞数)と、球振分連結体(Sm)を構成する球振分装置(S)の段数との関連で適切に設定できる。例えば、球振分連結体(Sm)で確保する入球数(始動入賞数)を100個の発射球に対して3個に固定したと仮定して、段数3すなわち終段球振分装置(S3)での振分率が1/8なら、その設定受入率は24/100、段数2すなわち終段球振分装置(S2)での振分率が1/4なら、その設定受入率は12/100、段数4すなわち終段球振分装置(S4;4段目の球振分装置)での振分率が1/16なら、その設定受入率は48/100というように設定できる。設定受入率の分子すなわち設定分間受入個数の24や12或は48等の数字は、球振分連結体(Sm)を設けない従来仕様の設計入球率(設計入賞率)である6/100等の分子すなわち設定分間入賞個数の6等よりも大きい値である。
球振分連結体(Sm)で確保する入球数(始動入賞数)を固定して考えると、球受入ルート(6)による設定受入率を大きくするということ(12/100よりも24/100とする等)は、球振分連結体(Sm)を構成する球振分装置の段数を増やすこと(2段から3段とする等)に帰し、スペース的なデメリット等も生じ得るが、より多くの球を初段球振分装置(S1)に受入れることから、初段球振分装置(S1)に対する入賞スランプが大幅に抑制でき、次段以降の球振分装置に対する入賞スランプは構造的にゼロであるため、終段球振分装置から入球ルート(60)を経て入球(始動入賞)が得られる単位時間あたりの球数の変動をより小さくでき、入賞スランプの抑制効果を高めることができる。
この場合、各段の球振分装置(S)に備える羽根車(F)の軸部(Z)を共通のベース部材(650又は680)に支持しているのが更に好ましい。
これにより、組付誤差等を低減でき、各段の羽根車(F)に良好に球を受け継がせることができる。
加えて、一の抽選契機口(始動口Ah又はBd)及び又は他の抽選契機口(始動口Ag又はBg)を前記共通のベース部材(650又は680)に設けているのが一層好ましい。要するに、抽選契機口となる始動口或は場合によりゲートを、球振分連結体Smにユニット化するものである。
これにより、球振分連結体(Sm)と一の抽選契機口(ヘソ始動口Ah又は役物始動口Bd)及び又は他の抽選契機口(下始動口Ag又は下始動口Bg)とを適切にユニット化でき、遊技盤(2)に対する組付けを簡易に行える。
なお、以上の他、前記一の抽選契機口(役物始動口Bd)、前記球振分連結体(Sm)の初段球振分装置(S1)の入口(IN)、及び、前記内部抽選による当選に基づく大当り遊技時に開放させる大入賞口(9)は、前記遊技盤(2)の右領域に流下させる右打ちの球を受入可能にしており、
前記一の抽選契機口(役物始動口Bd)又は前記他の抽選契機口(下始動口Bg)への入球を契機とした内部抽選での当選時に決定する出玉仕様及び又は時短仕様を、前記遊技盤(2)の左領域に流下させる左打ちの球を受入可能とする第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球を契機とした内部抽選での当選時に決定する出玉仕様及び又は時短仕様に対して高くしていると共に、
前記一の抽選契機口(役物始動口Bd)又は前記他の抽選契機口(下始動口Bg)への入球を契機とした内部抽選を前記第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球を契機とした内部抽選よりも優先して実行して当否を導出する別発明も有益である。
要するに、右打ちで得られる大当りが左打ちで得られる大当りよりも有利で、右打ちによる始動入賞を左打ちによる始動入賞よりも優先消化するものに球振分連結体(Sm)を適用するものである。この場合、右打ちによる始動入賞の保留すなわち一の抽選契機口(役物始動口Bd)又は他の抽選契機口(下始動口Bg)からの始動入賞の保留を切らさない限り、より有利な大当りを期待できるが、その始動入賞の保留が切れると、有利性に劣る第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)からの大当りが生じ得る。遊技機規則上、大当り遊技中は時短仕様ではなく通常仕様とすべきであるというように何らかの原因により、大当り遊技中に一の抽選契機口(役物始動口Bd)又は他の抽選契機口(下始動口Bg)からの始動入賞の保留が貯まらないと、大当り遊技の終了直後に有利性に劣る第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)からの大当りが生じる可能性がある。
しかし、この別発明によれば、時短仕様による恩恵を受けるまでもなく、初段球振分装置(S1)に受入れた球を段数に応じた振分率にしたがって他の抽選契機口(下始動口Bg)において入球(始動入賞)を得ることができる。このため、大当り遊技中においても他の抽選契機口(下始動口Bg)からの始動入賞の保留を確保することができ、大当り遊技の終了直後に有利性に劣る第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)からの大当りが生じるリスクを回避できる。
また、この場合に、前記一の抽選契機口(役物始動口Bd)は、前記遊技盤(2)の右領域に設ける球通過ゲート(GT)への球通過を契機とした普通図柄抽選での当選の導出時に入口を開放させる普通電動役物(8)を付帯しており、
前記一の抽選契機口(役物始動口Bd)又は前記他の抽選契機口(下始動口Bg)への入球を契機とした内部抽選での当選時、前記第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)への入球を契機とした内部抽選での当選時よりも、前記普通図柄抽選の当選確率及び又は前記普通電動役物(8)の開放時間を大当り遊技時を含む通常遊技時に比べて大とする時短遊技を獲得できる期待値を大にしているのが更に好ましい。
これにより、遊技盤(2)の右領域に球を流下させる右打ちをすることになる大当り遊技中及び大当り遊技後の時短遊技中に、より有利な始動入賞に対する入賞スランプを効果的に抑制できるものとなる。
更に、これらの場合に、前記一の抽選契機口(役物始動口Bd)と前記他の抽選契機口(下始動口Bg)に対して設ける前記球振分連結体(Sm)とは別に、前記第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)に対して、入口(IN)から受入れた球を受入毎に第1出口(O1)と第2出口(O2)とに交互に振分ける球振分装置(S)を上段の球振分装置の一の出口(O1)から出た球を下段の球振分装置の入口(IN)に受入させ且つ上段の球振分装置の他の出口(O2)から出た球を前記遊技盤(2)に放出させる態様にて複数段について連結した第二球振分連結体(SSm)を設け、
この第二球振分連結体(SSm)の最下段に位置する終段球振分装置(S3)の一方側出口(O1)から出た球を相対的に高い確率により前記第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)に向わせる第1球ルート(31)と、
この第二球振分連結体(SSm)の最下段に位置する終段球振分装置(S3)の他方側出口(O2)から出た球を相対的に低い確率により前記第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)に向わせる第2球ルート(32)とを設けるのが一層好ましい。
これにより、遊技盤(2)の左領域に球を流下させる左打ちをすることになる通常遊技中に、第三の抽選契機口(ヘソ始動口Ah)に対する入賞スランプを効果的に抑制できるものとなる。
本発明によれば、一般的なゲージ設計等では不可能である入賞スランプを根本的に抑制でき、遊技者に与える心理的ストレスを効果的に取り除くことができ、興趣を高めることができる。
本発明弾球遊技機の正面図。 例1に係る遊技盤の正面図。 例1の要部拡大図。 球振分装置の振分姿勢の切換説明図。 図3のY1−Y1断面図。 球振分連結体の作動説明図(1/4)。 球振分連結体の作動説明図(2/4)。 球振分連結体の作動説明図(3/4)。 球振分連結体の作動説明図(4/4)。 本発明仕様と対比する従来仕様の遊技盤。 設定分間入賞個数6.0の入賞個数別発生確率(1/2)。 設定分間入賞個数6.0の入賞個数別発生確率(2/2)。 従来仕様の入賞個数別発生確率分布グラフ。 設定分間入賞個数3.0の入賞個数別発生確率(1/2)。 設定分間入賞個数3.0の入賞個数別発生確率(2/2)。 設定分間受入個数24.0の受入個数別発生確率(1/2)。 設定分間受入個数24.0の受入個数別発生確率(2/2)。 振分装置経由の始動入賞個数別発生確率。 トータル入賞個数別発生確率(1/5)。 トータル入賞個数別発生確率(2/5)。 トータル入賞個数別発生確率(3/5)。 トータル入賞個数別発生確率(4/5)。 トータル入賞個数別発生確率(5/5)。 本発明仕様の入賞個数別発生確率分布グラフ。 従来と本発明を対比した入賞個数別発生確率分布グラフ。 例2に係る遊技盤の正面図。 例2の要部拡大図。 例3に係る遊技盤の正面図。 例3の要部拡大図。 図29のY3−Y3断面図。 例4に係る遊技盤の正面図。 例4の左側の要部拡大図。 図32のY2−Y2断面図。 例4のセンターステージ周辺の平面図及び断面図。 例4の右側の要部拡大図。 図35のY4−Y4断面図。
図1は本発明を適用するパチンコ遊技機1を示し、遊技枠10に本体11を開扉可能に支持している。本体11の前面上部には、丸窓12にガラス13を嵌めたフロント扉14を有し、その内方に遊技盤2を備える。本体11及びフロント扉14は、遊技場係員による鍵穴15へのキー操作により施錠され、遊技者は遊技盤2及び本体11の内部に手を触れることはできない。フロント扉14の下には、直径約11mm、質量5.4g以上5.7g以下の鋼製の遊技球(貸球及び賞球、以下、単に球という)を受ける上皿16U、内方で溢れた球を受ける下皿16D、遊技盤2に1分間について約100個の球を連続的な打出しにより発射させ、回転操作角度により球の打出し強さを調整できる発射ハンドル17、効果音等を出音する左スピーカ18L及び右スピーカ18Rを備える。
19は、所定条件下、遊技者操作を演出に関与させる左ボタン19L、中ボタン19C、右ボタン19Rから成る遊技者操作スイッチである。16DLは下皿16Dから球を抜く球抜きレバー、16DAは灰皿である。17Sは、発射ハンドル17の回転操作中に球の打出しを一時休止するための発射停止ボタンである。丸窓12を取り囲むフロント扉14の前面には、装飾や各種状態表示に用いる装飾ランプ14a,14b,14c,14d,14eを備える。
図2に示すように、遊技盤2は、外側の球レール21aと内側の球レール21bで囲む略円形の遊技領域20を有し、発射ハンドル17により打出す球を球レール21a,21bから導いて流下させる。22は衝撃緩衝機能をもつ球止め、23は球戻り防止片、24は風車である。25,26,27,28は、入賞1個につき所定数例えば10個の賞球を払出す左上入賞口、同左中入賞口、同左下入賞口、右入賞口である。29は、入賞を逃した球を排出するアウト口である。
遊技盤2には、第1又は第2特別図柄表示装置SD1,SD2での図柄変動と同期させて左・中・右の演出図柄7L,7C,7Rによる図柄変動を経て大当り抽選の当否(当選時は三つ揃い図柄等、外れ時は非三つ揃い図柄等)を導出させる演出表示装置7をその装飾枠33内に設けるセンターユニット3、常時球一個の入賞を許容して第1特別図柄に係る大当り抽選を実行させる一の抽選契機口であるヘソ始動口Ah、詳しくは後述する3段の球振分装置S(S1,S2,S3)から成る球振分連結体Sm、この球振分連結体Sm経由での入賞により第1特別図柄に係る大当り抽選を実行させる他の抽選契機口である下始動口Ag、常時は天部材80の左右に起立させた一対の可動片81,82を想像線のように左右に開くことで入賞を許容して第2特別図柄に係る大当り抽選を実行させる電動チューリップ式の普通電動役物8を付帯させた役物始動口Bd、大当り遊技中に開放させる開閉板90をもつ大入賞口9、普通電動役物8の各可動片81,82を開く普通図柄抽選を実行させる球通過ゲートGTを設けている。
なお、「普通電動役物」とは、電動役物のうち、大入賞口以外の入賞口の入口を開き、又は拡大するもので、遊技球が特定の入賞口に入賞し、若しくは特定のゲートを通過し、又は特定の図柄の組合せが表示された場合に作動するものをいう(遊技機規則第6条別表第二(2)ホ)。
ヘソ始動口Ahには、センターユニット3を境にして遊技盤2の左領域に流下させる左打ちの球を主に入賞可能にしている。ヘソ始動口Ahの左側の所定変位位置から遊技盤2の左に配置した風車24の右下にかけて、左斜め上に、第1連設釘NRa1、第2連設釘NRa2、第3連設釘NRa3、第4連設釘NRa4を、それぞれ球一つ分より若干広い間隔を空けて、ほぼ一直線上に並べて成る上渡り釘NRaを設けている。また、この上渡り釘NRaの下方に、第1連設釘NRb1、第2連設釘NRb2、第3連設釘NRb3、第4連設釘NRb4を、それぞれ球一つ分より若干広い間隔を空けて、ほぼ一直線上に並べて成る下渡り釘NRbを平行状に設けている。ヘソ始動口Ahの右側の所定変位位置には、上渡り釘NRaの第1連設釘NRa1をヘソ始動口Ahを境に反転させた右第1連設釘NRcと、右打ちの球がヘソ始動口Ahに向かい難くする壁を作る右第2連設釘NRdとを、球一つ分より若干広い間隔を空けて設けている。
センターユニット3の左側には遊技盤2の左流域に流下させる左打ちの球を取込むワープルート入口34を設け、この入口34から取込んだ球をワープルート35を経てワープルート出口36からセンターステージ30の球レーン37に放つ。球レーン37に乗った球は概ね1/10程度の所定確率でヘソ始動口Ahに入賞することを見込んでいる。なお、遊技領域20には、独特のゲージにしたがって球と干渉するもっと多数の遊技釘が打たれている。
主に、風車24、上渡り釘NRa、下渡り釘NRbを含む左打ち時に適した遊技釘のゲージ構成と、ワープルート35を含むセンターユニット3の構成とにより、遊技盤2の左領域に打出す1分間100個の左打ちの球のうち、ヘソ始動口Ahには設定分間入賞個数として3.0個の入賞が見込めるものにしている。
可動片81,82が開いた状態の役物始動口Bd及び開閉板90が開いた状態の大入賞口9には、センターユニット3を境にして遊技盤2の右領域に流下させる右打ちの球を主に入賞可能にしている。球通過ゲートGTには、ほぼ右打ちの球を限定的に通過可能にしている。なお、大入賞口9への入賞時、入賞1個につき所定数例えば15個の賞球を払出す。
DBは表示器ボードであり、ヘソ始動口Ah又は下始動口Agへの入賞を契機に第1特別図柄を変動させる第1特別図柄表示装置SD1及びその保留球ランプa1〜4を備える。ここに、保留球とは、先入賞を契機とした特別図柄の変動中若しくは大当り遊技中に後入賞を契機とした結果未導出の抽選データを所定の保留上限例えば4個について記憶したものをいう。表示器ボードDBには、役物始動口Bdへの入賞を契機に第2特別図柄を変動させる第2特別図柄表示装置SD2及び第2特別図柄についての同様な4個の保留球ランプb1〜4、球通過ゲートGTへの球通過を契機に普通図柄を変動させる普通図柄表示装置ND及び普通図柄についての同様な4個の保留球ランプn1〜4を具備する。なお、「普通図柄表示装置」とは、普通電動役物が作動することとなる図柄の組合せを表示するための装置をいう(遊技機規則第6条別表第2(2)ヘ)。
ヘソ始動口Ah、下始動口Ag、役物始動口Bdの各抽選契機口への入球(入賞)時、入賞1個につき所定数例えば3個の賞球を払出すと共に、第1特別図柄又は第2特別図柄の各保留球の上限内で、遊技機1の内部に設ける制御装置上で例えば0〜65535の所定範囲内で高速更新する大当り抽選用乱数庫から一つの大当り抽選用乱数を取得し、かつ、同制御装置上で例えば0〜99の所定範囲内で高速更新する大当り種別抽選用乱数庫から一つの大当り種別抽選用乱数を取得する内部抽選を実行する。球通過ゲートGTへの球通過時、その保留球の上限内で、遊技機1の内部に設ける制御装置上で例えば0〜255の所定範囲内で高速更新する普通図柄抽選用乱数庫から一つの普通図柄抽選用乱数を取得する。
確変でない通常時、大当りの当選となるのは、取得した大当り抽選用乱数が65536個の乱数範囲内に定める当選範囲例えば0〜164のときであり、大当り確率は、165/65536=約1/397である。所謂マックスタイプである。
時短でない通常時、第1特別図柄に係る大当り当選時に振分ける大当り種別は、例えば、以下のとおりである。
1)1%で、15ラウンドについて大入賞口9を各ラウンド毎に所定の最大入賞数(10カウント)の入賞か最大開放時間(約30秒)の経過まで開き、大当り遊技後に、第1又は第2特別図柄に係る大当り抽選の導出回数が上限回転数例えば100回を超過するまで(以下、ST=100回という)、大当り確率を所定倍例えば約10倍に高めた約1/40の「確変」に突入させると共に、普通図柄抽選の当選確率を通常時の例えば1/256から255/256に高め且つ普通電動役物8の各可動片81,82を開く開放時間を通常時の例えば0.2秒から5秒に延長した「時短」に突入させる15R確変時短大当り。この15R確変時短大当りの場合、演出図柄7L,7C,7Rは特定図柄例えば「7」−「7」−「7」で三つ揃いさせる。
2)24%で、8ラウンドについて大入賞口9を各ラウンド毎に所定の最大入賞数(10カウント)の入賞か最大開放時間(約30秒)の経過まで開き、大当り遊技後に、ST=100回について「確変」及び「時短」に突入させる8R確変時短大当り。
3)50%で、2ラウンドについて大入賞口9を各ラウンド毎に極短時間(約0.2秒)について開き、大当り遊技後に、ST=100回について「確変」に突入させるも「時短」には突入させない2R突確大当り。
4)25%で、大入賞口9をラウンド毎に所定の最大入賞数(10カウント)の入賞か最大開放時間(約30秒)の経過まで開き、大当り遊技後に、「確変」にも「時短」にも突入させない7R通常大当り。
8R確変時短大当り又は7R通常大当りの場合、演出図柄7L,7C,7Rは特定図柄以外で三つ揃いさせるが、導出時点ではどちらかは明示しない。2R突確大当りの場合、演出図柄7L,7C,7Rは「1」−「2」−「3」等の連番で停止させる。
「確変」に突入すると、上限回転数(ST=100回)を超過するまでに、約1/40の高い大当り確率により、大当りに当選し易い。また、「時短」に突入すると、通常時よりも普通電動役物8の可動片81,82が頻繁に開いて役物始動口Bdへの入賞が容易になり、役物始動口Bdへの入賞による賞球も見込めることから持ち球があまり減らない有利な状況下で、役物始動口Bdからの第2特別図柄に係る大当り抽選を頻繁に実行させることができる。
ほとんど出玉を期待できない2R突確大当りの場合は、大当り遊技が開始されても、左打ちから右打ちに変更する必要はないが、その他の大当りの場合は、右打ちに変更するのが効果的であり、演出表示装置7に「右打ち」すべきことを促すメッセージを表示するようにしている。
主に「時短」下において、役物始動口Bdからの第2特別図柄に係る大当り当選時に振分ける大当り種別は、例えば、以下のとおりである。「時短」下では、球通過ゲートGTに球を通過させて普通図柄抽選を実行すべきことから右打ちすることになる。
1]50%で、15ラウンドについて大入賞口9を各ラウンド毎に所定の最大入賞数(10カウント)の入賞か最大開放時間(約30秒)の経過まで開き、大当り遊技後に、ST=100回について「確変」及び「時短」に突入させる15R確変時短大当り。演出図柄7L,7C,7Rは特定図柄例えば「7」−「7」−「7」で三つ揃いさせる。
2]25%で、8ラウンドについて大入賞口9を各ラウンド毎に所定の最大入賞数(10カウント)の入賞か最大開放時間(約30秒)の経過まで開き、大当り遊技後に、ST=100回について「確変」及び「時短」に突入させる8R確変時短大当り。演出図柄7L,7C,7Rは特定図柄以外で三つ揃いさせる。
3]25%で、大入賞口9をラウンド毎に所定の最大入賞数(10カウント)の入賞か最大開放時間(約30秒)の経過まで開き、大当り遊技後に、「確変」にも「時短」にも突入させない7R通常大当り。演出図柄7L,7C,7Rは特定図柄以外で三つ揃いさせる。
以上のように、役物始動口Bdへの入賞を契機とした第2特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する出玉仕様(全て出玉あり)及び時短仕様(75%が時短あり)を、ヘソ始動口Ah又は下始動口Agへの入賞を契機とした第1特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する出玉仕様(出玉ほぼなしの2R突確大当りの場合あり)及び時短仕様(25%が時短あり)よりも遊技者に有利に設定している。なお、これに代え、第2特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する出玉仕様のみを、第1特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する出玉仕様よりも遊技者に有利に設定してもよいし、第2特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する時短仕様のみを、第1特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する時短仕様よりも遊技者に有利に設定してもよい。また、大入賞口9の内部に、入賞した球の一部を通過させる特定領域を設け、この特定領域への球通過により確変とする仕様にしてもよい。
以上に加え、役物始動口Bdへの入賞を契機とした第2特別図柄に係る大当り抽選をヘソ始動口Ah又は下始動口Agへの入賞を契機とした第1特別図柄に係る大当り抽選よりも優先して実行して当否結果を導出する仕様にしている。すなわち、第2特別図柄に係る保留球が1以上ある場合は、第1特別図柄に係る保留球が1〜4個あっても、必ず、第2特別図柄に係る保留球が先に処理(当否判定及び大当り種別の決定)がされてその結果が導出され、第1特別図柄に係る保留球は、第2特別図柄に係る保留球が切れて0となった後に処理されてその結果が導出される。この第2特別図柄の優先処理仕様により、第2特別図柄に係る保留球を切らさない限り、第2特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定されるより有利な出玉仕様及び又は時短仕様を獲得できることになる。
図3に示すように、一の抽選契機口であるヘソ始動口Ahの下方には、入口INから受入れた球Pを受入毎に第1出口O1と第2出口O2とに交互に振分ける球振分装置Sを、上段の球振分装置Sの一の出口である第2出口O2から出た球を下段の球振分装置Sの入口INに受入させ且つ上段の球振分装置Sの他の出口である第1出口O1から出た球を遊技盤2に放出させる態様にて、複数段ここでは初段球振分装置S1、中段球振分装置S2、終段球振分装置S3の3段について連結した球振分連結体Smと、ヘソ始動口Ahへの入賞を逃した球の一部を球振分連結体Smの最上段に位置する初段球振分装置S1の入口INに向わせる球受入ルート6と、球振分連結体Smの最下段に位置する終段球振分装置S3の一の出口である第2出口O2から出た球を他の抽選契機口である下始動口Agに入賞させる入球ルート60とを設けている。
球受入ルート6は、ヘソ始動口Ahにほぼ到達或は接近するも入賞を逃したこぼれ球や接近球を初段球振分装置S1の入口INに向わせるものであり、ヘソ始動口Ahの左命釘61Nの左側に球取込み用の天窓6a及び横窓6bを形作る左窓釘63Nと、ヘソ始動口Ahの右命釘62Nの右側に球取込み用の天窓6c及び横窓6dを形作る右窓釘64Nと、左窓釘63Nの下方から初段球振分装置S1の入口INの左端に連設する左連設釘から成る左球導入体65NRと、右窓釘64Nの下方から初段球振分装置S1の入口INの右端に連設する右連設釘から成る右球導入体66NRとを構成要素とする特定ゲージ構成から成る。
遊技盤2の左領域に打出す1分間100個の左打ちの球のうち、ヘソ始動口Ahへの入賞が見込まれる3個を除く97個の約4分の1に相当する設定分間受入個数24個の球が初段球振分装置S1の入口INに到達することを見込んでいる。設定分間受入個数24個で、球振分連結体Smが3段すなわち終段球振分装置S3での振分率が1/8のため、下始動口Agには分間3個の始動入賞が見込まれる。
終段球振分装置S3の一の出口である第2出口O2の直下に下始動口Agを設けており、入球ルート60は極めて短い通路構成としている。もっとも、終段球振分装置S3の第2出口O2と下始動口Agとは、もっと長い通路等で連結してもよい。
NReは初段球振分装置S1の第2出口O2から出た球を中段球振分装置S2の入口INに向かわせる2連設釘、NRfは初段球振分装置S1の第1出口O1から出た球を中段球振分装置S2の右外側に沿って下方に向かわせる5連設釘、NRgは中段球振分装置S2の第2出口O2から出た球を終段球振分装置S3の入口INに向かわせる2連設釘、NRhは中段球振分装置S2の第1出口O1から出た球を終段球振分装置S3の右外側に沿って下方に向かわせる6連設釘である。また、NRiは終段球振分装置S3の第2出口O2から出た球を下始動口Agに入賞させる2連設釘である。
図4に示すように、各球振分装置S(S1,S2,S3)は、軸部Zに対して放射状に延びる垂直羽根F0と右下り羽根F1及び左下り羽根F2を有し、かつ、垂直羽根F0の右側から受入れた球Pを右下り羽根F1から第1出口O1に振分ける右振分姿勢と、垂直羽根F0の左側から受入れた球を左下り羽根F2から第2出口O2に振分ける左振分姿勢とを交互に切換える羽根車Fを備え、独立した球振分装置本体5に支持している。球振分装置本体5は、入口INに対応した開口50、右側球ガイド壁51、左側球ガイド壁52、平板状のベース53、盤面取付ネジ穴54,55を有する。右振分姿勢と左振分姿勢とは、入口INから球Pを受入れる毎に、球P自体の運動エネルギーにより、外部からの動力を要することなく、非電動式で切換わる。
図5に示すように、ベース53の後方に設ける軸受56に羽根車Fの軸部Zの後方延長軸Jを支持し、抜止めTにより保持している。各羽根車Fの軸部Zは遊技盤2の盤面に対して略垂直に配置しており、第1出口O1と第2出口O2とは図3の平面視で遊技盤2の左右に変位させている。ベース53の下部前方には、右下り羽根F1又は左下り羽根F2の下端を受止める図3の平面視で台形の台座Gを設けている。ベース53の上部には、垂直羽根F0の先端奥のピンKに支持するリング状錘Wを受入れて右振分姿勢と左振分姿勢との間の姿勢切換時に死点乗越えをさせる図3の平面視で山形のガイド穴Hを開口している。
なお、遊技盤2に透明セル盤を用い、球振分連結体Smを遊技盤2の裏側に配置してもよい。この場合、球受入ルート6に受入れた球は遊技盤2の裏側に誘導して初段球振分装置S1の入口INに受入れさせ、各段の球振分装置S1,S2,S3の第1出口O1から出た球は遊技盤2の表側に放出させ、終段球振分装置S3の第2出口O2から出た球は遊技盤2の裏側又は表側に設ける下始動口Agに入賞させる構造とすればよい。
図6に示すように、丸1のように初段球振分装置S1が右振分姿勢、中段球振分装置S2が右振分姿勢、終段球振分装置S3が右振分姿勢すなわち球振分連結体Smが「右、右、右」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第1番目に受入れた球Pは、初段球振分装置S1から遊技盤2の盤面に放出され、ほぼアウト口29から回収される。この第1番目の球により、初段球振分装置S1は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「左、右、右」の状態になる。
丸2のように球振分連結体Smが「左、右、右」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第2番目に受入れた球Pは、中段球振分装置S2から遊技盤2に盤面に放出され、ほぼアウト口29から回収される。この第2番目の球により、初段球振分装置S1は右振分姿勢に切換り、中段球振分装置S2は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「右、左、右」の状態になる。
図7に示すように、丸3のように球振分連結体Smが「右、左、右」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第3番目に受入れた球Pは、初段球振分装置S1から遊技盤2の盤面に放出され、ほぼアウト口29から回収される。この第3番目の球により、初段球振分装置S1は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「左、左、右」の状態になる。
丸4のように球振分連結体Smが「左、左、右」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第4番目に受入れた球Pは、終段球振分装置S3から遊技盤2の盤面に放出され、アウト口29から回収される。この第4番目の球により、初段球振分装置S1は右振分姿勢に切換り、中段球振分装置S2は右振分姿勢に切換り、終段球振分装置S3は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「右、右、左」の状態になる。
図8に示すように、丸5のように球振分連結体Smが「右、右、左」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第5番目に受入れた球Pは、初段球振分装置S1から遊技盤2の盤面に放出され、ほぼアウト口29から回収される。この第5番目の球により、初段球振分装置S1は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「左、右、左」の状態になる。
丸6のように球振分連結体Smが「左、右、左」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第6番目に受入れた球Pは、中段球振分装置S2から遊技盤2に盤面に放出され、ほぼアウト口29から回収される。この第6番目の球により、初段球振分装置S1は右振分姿勢に切換り、中段球振分装置S2は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「右、左、左」の状態になる。
図9に示すように、丸7のように球振分連結体Smが「右、左、左」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第7番目に受入れた球Pは、初段球振分装置S1から遊技盤2の盤面に放出され、ほぼアウト口29から回収される。この第7番目の球により、初段球振分装置S1は左振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「左、左、左」の状態になる。
丸8のように球振分連結体Smが「左、左、左」の状態にあるとき、球振分連結体Smに第8番目に受入れた球Pは、終段球振分装置S3から下始動口Agに入り、始動入賞が得られる。この第8番目の球により、初段球振分装置S1は右振分姿勢に切換り、中段球振分装置S2は右振分姿勢に切換り、終段球振分装置S3は右振分姿勢に切換り、球振分連結体Smは「右、右、右」の状態になる。こうして、図6の丸1の状態に戻る。
図10は、本発明による入賞スランプ抑制効果を評価するため、対比例とする従来仕様の遊技盤2を示す。本発明仕様の図2のものとは異なり、球レーン37の中央部の奥行方向奥に球穴38を開口しており、この球穴38から一旦奥に球を取込み、球出口39からヘソ始動口Ahの直上に球を放出する構成にしている。センターステージ30に乗った球の一部が球穴38から球出口39を経て50%を超える高確率でヘソ始動口Ahに入賞することを見込んでおり、遊技盤2の左領域に打出す1分間100個の左打ちの球のうち、ヘソ始動口Ahには設定分間入賞個数として6.0個の入賞が見込めるゲージ構成に設計している。なお、役物始動口Bd及び大入賞口9はヘソ始動口Ahの下方に配置しているが、このことによりヘソ始動口Ahに対する始動入賞の条件が変わることにはならない。
図11及び図12は、設定分間入賞個数を6.0個に設定した図10の従来仕様の遊技盤2の確率計算データである。ヘソ始動口Ahへの入賞という事象Eが起こる確率(分間入賞率)はp=6/100=0.060、その余事象が起こる確率つまりヘソ始動口Ahへの入賞しない確率(分間未入賞率)はq=94/100=0.940であり、この試行を分間試行回数n=100回について繰り返すときに、事象E(ヘソ入賞)がr回起って分間入賞個数(ヘソ対応始動入賞数)がr個となる発生確率Pr(E)は、
Pr(E)=nCr・p**r・q**(n−r)
で計算され、これを分間入賞個数r=0,1,2,・・・100について一覧表にしたものである。
**はべき乗を示し、p**rはpのr乗、q**(n−r)はqの(n−r)乗である。
ここに、
nCrはn個からr個をとってできる組合せの数(n個のもののr組合せ数)をいい、「エヌコンビネーションアール」等と読み、
nCr=n(n−1)×・・・×(n−r+1)/(1×2×・・・×r)
=n!/(r!(n−r)!)
で計算される。!は階乗を示す。
また、0!=1とおくことにより、nCo=1としている。桁数の多い数値は、所謂E型式表記をしており、例えば9.3326E+157というのは、9.3326×(10の157乗)を意味する。
図13に示すように、従来仕様の場合、分間入賞個数(ヘソ対応始動入賞数)が5個となる発生確率はPr=5(E)=16.3918%、同6個となる確率はPr=6(E)=16.5661%であり、設定分間入賞個数の6.0個近辺にピークが得られるが、r=5及びr=6の確率は何れも17%に満たない。
また、分間入賞個数(ヘソ対応始動入賞数)が0個となる発生確率はPr=0(E)=0.2055%、同1個となる発生確率はPr=1(E)=1.3116%であり、分間入賞個数(ヘソ対応始動入賞数)が0個か1個しか得られない確率は合計で1.5171%となる。これは、所謂止め打ち無しで連続的に球発射させた場合に、約66分に1回程度の割合で生じる極端な入賞スランプということになり、遊技者は極めて大きなストレスを感じることになる。
一方、分間入賞個数(ヘソ対応始動入賞数)が8個以上となる発生確率は、Pr=8(E)=10.5364%、Pr=9(E)=6.8748%、Pr=10(E)=3.9932%、Pr=11(E)=2.0854%等と、ある程度大きく、一見好ましいと錯覚しがちであるが、設定分間入賞個数の6.0個近辺の確率がさほど高くないことを埋め合わているに過ぎない。すなわち、Pr(E)をr=0〜100について合計した確率は1(100%)であるため、ヘソ対応始動入賞が設定分間入賞個数の6.0個よりも少なくなる場合もある程度起こるし多くなる場合もある程度起こるというだけであり、まさしく入賞スランプが大きいことを意味する。
また、一般的にも、分間入賞個数(ヘソ対応始動入賞数)が必要以上に多くなっても、ソフト制御により短い図柄変動時間が選択されることが多くなると共に、リーチ等の興味深い演出の発生確率も減らされる制御をするのが通例のため、遊技者にとって面白い状態とは言えず、遊技性の向上には繋がらない。
図14及び図15は、図2の本発明仕様の遊技盤2の確率計算データである。球振分連結体Smを経由する振分装置経由の分間3個以外の球は、図10の一般的な従来仕様と同様にヘソ始動口Ahの入口に球を接近させるゲージ構成及びセンターユニット構成による通常ルートからヘソ始動口Ahに向うものとして計算できる。振分装置経由の分間3個以外の通常ルートからの球による設定分間入賞個数は3.0個に設定している。
なお、振分装置経由の分間3個の始動入賞が起こる事象と、通常ルートから分間3個のヘソ入賞が起こる事情とは厳密には独立事象ではなく、以下の計算式において試行回数n=100としているのは厳密には正しくない。しかし、数値への影響が軽微であることと、計算が複雑化するのを回避するため、独立事象とみなし、それぞれn=100として計算している。
通常ルートからのヘソ始動口Ahへの入賞という事象Eが起こる確率(分間入賞率)はp=3/100=0.030、その余事象が起こる確率つまりヘソ始動口Ahへの入賞しない確率(分間未入賞率)はq=97/100=0.970であり、この試行を分間試行回数n=100回について繰り返すときに、事象E(ヘソ入賞)がr回起って分間入賞個数(ヘソ入賞数)がr個となる発生確率Pr(E)は、
Pr(E)=nCr・p**r・q**(n−r)
となる。図14及び15は、これを分間入賞個数r=0,1,2,・・・100について一覧表にしたものである。ただし、この一覧表は、振分装置経由の分間3個のものを除いて、通常ルートから見込むことができる分間3個についてのものである。
図16及び図17は、図2の本発明仕様の遊技盤2の振分装置経由の分間3個についての確率計算データである。球振分連結体Smの終段球振分装置S3から下始動口Agに入賞することが見込まれる振分装置経由の分間3個の始動入賞を実現するには、初段球振分装置S1の入口INに分間24個の球を受入れる必要があることから、球振分連結体Smに対する設定分間受入個数は24.0個に設定している。
初段球振分装置S1の入口INに球が受入れられるという事象Eが起こる確率(分間受入率)はp=24/100=0.240、その余事象が起こる確率つまり初段球振分装置S1の入口INに球が受入れられない確率(分間未受入率)はq=76/100=0.760であり、この試行を分間試行回数n=100回について繰り返すときに、事象Eがr回起こる発生確率Pr(E)は、
Pr(E)=nCr・p**r・q**(n−r)
となる。図16及び17は、これをr=0,1,2,・・・100について一覧表にしたものである。
ところで、球振分連結体Smの終段球振分装置S3から下始動口Agに入賞するのは、初段球振分装置S1の入口INに球が8個受入れられる毎に起こる。よって、次のとおりの合算が必要となる。
図18に示すように、
初段球振分装置S1の入口INへの分間受入個数が0〜7個の場合、振分装置経由の始動入賞数は0となり、この始動入賞数0の発生確率は確率Pr(E)のr=0〜7の合算値となる。
初段球振分装置S1の入口INへの分間受入個数が8〜15個の場合、振分装置経由の始動入賞数は1となり、この始動入賞数1の発生確率は確率Pr(E)のr=8〜15の合算値となる。
初段球振分装置S1の入口INへの分間受入個数が16〜23個の場合、振分装置経由の始動入賞数は2となり、この始動入賞数2の発生確率は確率Pr(E)のr=16〜23の合算値となる。
以下、同様である。ただし、n=100のため、初段球振分装置S1の入口INへの分間受入個数が96〜100個の場合、振分装置経由の始動入賞数は12となり、この始動入賞数12の発生確率は確率Pr(E)のr=96〜100の合算値となる。始動入賞数が13以上となる確率は0となる。
図19に示すように、通常ルートからのヘソ入賞と振分装置経由の始動入賞とを合わせたトータルのヘソ対応始動入賞数が0となるのは、「通常ルートからのヘソ入賞数」と「振分装置経由の始動入賞数」の組合せが(0,0)の場合であり、そのトータル発生確率は、「通常ルートからのヘソ入賞数0の発生確率」×「振分装置経由の始動入賞数0の発生確率」=4.7553%×0.0008%≒0.0000%となり、トータルヘソ対応始動入賞数が0となるのはこの場合のみであるからトータルでの始動入賞数別発生確率も0.0000%となる。
トータルヘソ対応始動入賞数が1となるのは、「通常ルートからのヘソ入賞数」と「振分装置経由の始動入賞数」の組合せが(0,1)(1,0)の場合であり、(0,1)の発生確率は「通常ルートからのヘソ入賞数0の発生確率」×「振分装置経由の始動入賞数1の発生確率」=4.7553%×1.9431%≒0.0924%、(1,0)の発生確率は「通常ルートからのヘソ入賞数1の発生確率」×「振分装置経由の始動入賞数0の発生確率」=14.7070%×0.0008%≒0.0001%となり、トータルヘソ対応始動入賞数が1となる始動入賞数別発生確率はこれらを合算した0.0925%となる。
トータルヘソ対応始動入賞数が2となるのは、「通常ルートからのヘソ入賞数」と「振分装置経由の始動入賞数」の組合せが(0,2)(1,1)(2,0)の場合であり、(0,2)の発生確率は「通常ルートからのヘソ入賞数0の発生確率」×「振分装置経由の始動入賞数2の発生確率」=4.7553%×44.2010%≒2.1019%、(1,1)の発生確率は「通常ルートからのヘソ入賞数1の発生確率」×「振分装置経由の始動入賞数1の発生確率」=14.7070%×1.9431%≒0.2858%、(2,0)の発生確率は「通常ルートからのヘソ入賞数2の発生確率」×「振分装置経由の始動入賞数0の発生確率」=22.5153%×0.0008%≒0.0002%となり、トータルヘソ対応始動入賞数が2となる始動入賞数別発生確率はこれらを合算した2.3878%となる。
以下、同様の手順により計算でき、
トータルヘソ対応始動入賞数が3となる発生確率は 9.2964%、
トータルヘソ対応始動入賞数が4となる発生確率は17.8887%、
トータルヘソ対応始動入賞数が5となる発生確率は22.1759%、
トータルヘソ対応始動入賞数が6となる発生確率は19.9764%、
トータルヘソ対応始動入賞数が7となる発生確率は14.0049%、
トータルヘソ対応始動入賞数が8となる発生確率は 7.9860%となる。
図20についても、同様であり、
トータルヘソ対応始動入賞数が 9となる発生確率は3.8194%、
トータルヘソ対応始動入賞数が10となる発生確率は1.5668%、
トータルヘソ対応始動入賞数が11となる発生確率は0.5609%、
トータルヘソ対応始動入賞数が12となる発生確率は0.1776%となる。
図21についても、同様であり、
トータルヘソ対応始動入賞数が13となる発生確率は0.0503%、
トータルヘソ対応始動入賞数が14となる発生確率は0.0128%、
トータルヘソ対応始動入賞数が15となる発生確率は0.0030となる。
図22についても、同様であり、
トータルヘソ対応始動入賞数が16となる発生確率は0.0006%、
トータルヘソ対応始動入賞数が17となる発生確率は0.0001%となる。
図23についても、同様であり、
トータルヘソ対応始動入賞数が18となる発生確率は0.0000%、
トータルヘソ対応始動入賞数が19となる発生確率は0.0000%となる。
トータルヘソ対応始動入賞数が20以上となる発生確率も限りなく0に近い無視できる確率となる。
図24に示すように、本発明仕様の場合、分間入賞個数(トータルでのヘソ対応始動入賞数)が5個となる発生確率は22.1759%、同6個となる確率は19.9764%であり、設定分間入賞個数の6.0個近辺にピークが得られ、約20%の比較的高い値となる。
また、分間入賞個数(トータルでのヘソ対応始動入賞数)が0個となる発生確率は0.0000%、同1個となる発生確率は0.0925%であり、分間入賞個数(トータルでのヘソ対応始動入賞数)が0個か1個しか得られない確率は合計で0.0925%と低い。これは、所謂止め打ち無しで連続的に球発射させた場合に、約1081分に1回程度の割合で生じる稀なケースとなる。
さらに、分間入賞個数(トータルでのヘソ対応始動入賞数)が8個以上となる発生確率は、8個では7.9860%、9個では3.8194%、10個では1.5668%、11個では0.5609等と、必要以上に高くなく、短い図柄変動時間が選択されたり、リーチ等の興味深い演出の発生確率も減らされるのマイナス面も低減できる。
図25に示すように、本発明仕様と従来仕様とを対比すると一層その効果が明白となる。すなわち、設定分間入賞個数に近い4〜6個のヘソ対応始動入賞の発生確率を比較すると、本発明仕様が従来仕様よりも高く、安定的に始動入賞が得られ、長期間の遊技中に始動入賞が極端に少な過ぎたり、必要以上に多くなることもなく、遊技者に与える心理的ストレスを抑制できる。
以上の本発明仕様では、「通常ルートからのヘソ入賞数」を3個、「振分装置経由の始動入賞数」を3個の1:1の割振りとしたが、「通常ルートからのヘソ入賞数」を2個、「振分装置経由の始動入賞数」を4個の1:2の割振りとしてもよい。これには、球受入ルート6の左窓釘63と左命釘61との間隔及び又は右窓釘64と右命釘62との間隔をやや広げる等のゲージ構成により、初段球振分装置S1の入口INに分間32個の球が受入れられるようにし、センターステージ30における球レーン37の中央部の高さを少し高くする等により実現できる。
逆に、「通常ルートからのヘソ入賞数」を4個、「振分装置経由の始動入賞数」を2個の2:1の割振りとしてもよく、これには、球受入ルート6の左窓釘63と左命釘61との間隔及び又は右窓釘64と右命釘62との間隔をやや狭くする等のゲージ構成により、初段球振分装置S1の入口INに分間16個の球が受入れられるようにし、センターステージ30における球レーン37の中央部の高さを少し低くする等により実現できる。なお、トータルでの分間入賞個数も6個ではなく、5個や7個等としても勿論よい。
図26の例2に示すように、球振分連結体Smを構成する各球振分装置S(S1,S2,S3)は、上段と下段を互い違いに配置し、ヘソ始動口Ahと下始動口Agとの左右方向の変位を小さくし、ヘソ始動口Ahのほぼ直下に下始動口Agを配置してもよい。
図27に示すように、初段球振分装置S1の一の出口である第1出口O1から出た球は中段球振分装置S2の入口INに受入させ且つ初段球振分装置S1の他の出口である第2出口O2から出た球は遊技盤2に放出させ、中段球振分装置S2の一の出口である第2出口O2から出た球は終段球振分装置S3の入口INに受入させ且つ中段球振分装置S2の他の出口である第1出口O1から出た球は遊技盤2に放出させ、終段球振分装置S3の一の出口である第1出口O1から出た球は下始動口Agに入賞させ且つ終段球振分装置S3の他の出口である第2出口O2から出た球は遊技盤2に放出させる。
図28の例3に示すように、各球振分装置Sは独立した球振分装置本体5に設けるのではなく、ヘソ始動口Ah及び又は下始動口Agと共にユニット化したヘソ入賞装置本体500に一体的に設けてもよい。
図29に示すように、ヘソ入賞装置本体500には、各段の球振分装置S1,S2,S3の右振分球を下方に案内する右側球ガイド壁551a,551b,551c及び左振分球を下方に案内する左側球ガイド壁552a,552b,552c、各羽根車Fを支持するベース553a,553b,553cを一体に設けている。初段球振分装置S1の入口INに通じる上部ベース5530は、初段球振分装置S1を含む各段のベース553a,553b,553cと一体的な共通のベース部材650を構成し、このベース部材650の上部に、ヘソ始動口Ahと、球受入ルート6のルート構成部材となる樹脂製の球導入体565NR,566NRを一体的に取付けていると共に、ベース部材650の下部に下始動口Agを一体的に設けている。左右の命釘561N,562N、窓釘563N,564Nは、ベース部材650の上部に近接状に立設している。球受入ルート6の機能自体は、図3のものと同様である。
図30に示すように、共通のベース部材650に具備する各段のベース553a,553b,553cの後方には各羽根車Fの軸部Zの後方延長軸Jを支持する軸受556a,556b,556cを一体的に設けている。
図31の例4に示すように、右打ち時に第2特別図柄に係る大当り抽選を実行する役物始動口Bdを一の抽選契機口とし、この役物始動口Bdに球振分連結体Smを適用し、この球振分連結体Sm経由で第2特別図柄に係る大当り抽選を実行する他の抽選契機口となる下始動口Bgに入賞させる構成とし、かつ、ヘソ始動口Ahは第三の抽選契機口として、別個独立に、第二球振分連結体SSmを適用してもよい。球振分連結体Smは遊技盤2の右領域に配置し、専ら右打ちの球を受入可能にしている。大入賞口9はヘソ始動口Ahの下方に配置し、左打ちの球及び右打ちの球を何れも容易に受入可能にしている。
役物始動口Bd又は下始動口Bgへの入賞を契機とした第2特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する出玉仕様及び又は時短仕様は、主に左打ちの球を受入可能とする第三の抽選契機口たるヘソ始動口Ahへの入賞を契機とした第1特別図柄に係る大当り抽選での当選時に決定する出玉仕様及び又は時短仕様に対して高くしており、第2特別図柄に係る大当り抽選を第1特別図柄に係る大当り抽選よりも優先して実行して当否を導出する仕様にしている。これは上記の例と同様である。
役物始動口Bdは、遊技盤2の右領域に設ける球通過ゲートGTへの球通過を契機とした普通図柄抽選での当選の導出時に入口を開放させる普通電動役物8を付帯しており、役物始動口Bd又は下始動口Bgへの入賞を契機とした大当り抽選での当選時75%が時短ありで、ヘソ始動口Ahへの入賞を契機とした大当り抽選での当選時25%が時短ありとしており、第2特別図柄に係る大当り抽選での当選時は、第1特別図柄に係る大当り抽選での当選時よりも、普通図柄抽選の当選確率及び又は普通電動役物8の開放時間を大当り遊技時を含む通常遊技時に比べて大とする時短遊技を獲得できる期待値を大にしている。これも上記の例と同様である。
図32に示すように、センターユニット3の左側には、入口INから受入れた球Pを受入毎に第1出口O1と第2出口O2とに交互に振分ける球振分装置Sを、上段の球振分装置Sの一の出口O1から出た球を下段の球振分装置Sの入口INに受入させ且つ上段の球振分装置Sの他の出口O2から出た球を遊技盤2に放出させる態様にて、複数段ここでは初段球振分装置S1、中段球振分装置S2、終段球振分装置S3の3段について連結した第二球振分連結体SSmを設けている。
また、遊技盤2の上部であって第二球振分連結体SSmの最上段に位置する初段球振分装置S1の入口部に、この初段球振分装置S1に向けて流下させる左打ちの球Pのうち予め定めた設定受入率ここでは24/100を乗じた数の球を初段球振分装置S1の入口INに受入させる球受入ルート4を設けている。この球受入ルート4は、センターユニット3の左側に流下させる左打ち球Pが必ず通ることとなる左打ち球の上部流下経路に横断状に立設する第1釘41並びに第2釘42及び第3釘43と、第1釘41と第2釘42の間から流下してくる球を初段球振分装置S1の入口INに向かわせることができる第4釘44と、初段球振分装置S1の入口INに球を案内する左右の案内突片45,46とを構成要素とする特定ゲージ構成から成る。なお、案内突片45,46は遊技釘で代替してもよいし、省略することもできる。また、球受入ルート4の周辺に立設するその他の遊技釘4Nは、案内突片45,46と同様に、球受入ルート4の補助的構成要素であり、省略することもできる。
第1釘41と第2釘42の間隔と、第2釘42と第3釘43の間隔はほぼ同一長さに設定している。左打ちの球Pはセンターユニット3の装飾枠33の左外面に沿って左下向きに流下してくるものが比較的多いことから、左打ちの球100個のうち、第1釘41と第2釘42との間には半分よりも若干少なめの48個、第2釘42と第3釘43の間には半分よりも若干多めの52個が通過することを見込んでいる。また、第4釘44は第1釘41と第2釘42とのほぼ中間下方に立設しており、上方からの球を左右何れかに振分けることを見込んでいる。これらにより、左打ちの球100個のうち、第1釘41と第2釘42の間から流下する48個の球の半分すなわち24個が案内突片45,46の間から初段球振分装置S1の入口INに到達することを見込んでいる。
センターユニット3における装飾枠33の左側には、第二球振分連結体SSmを構成する各段の球振分装置S1,S2,S3の右振分球を下方に案内する右側球ガイド壁351a,351b,351c及び左振分球を下方に案内する左側球ガイド壁352a,352b,352c、各羽根車Fを支持するベース353a,353b,353cを一体に設けている。初段球振分装置S1の入口INに対応した開口部350に、案内突片45,46を一体に設けている。
図33に示すように、各ベース353a,353b,353cの後方には羽根車Fの軸部Zの後方延長軸Jを支持する軸受356a,356b,356cを一体に設けている。
図34に示すように、センターユニット3における演出表示装置7の下部側に設けるセンターステージ30の奥行方向奥側には、第二球振分連結体SSmの最下段に位置する終段球振分装置S3の一方側出口O1から出た球を相対的に高い確率ここではほぼ100%に近い確率によりヘソ始動口Ahに向わせる第1球ルート31を設けている。この第1球ルート31は、終段球振分装置S3の一方側出口O1から球を受継ぐ第1球受口31aと、これに連続する接続通路31bと、その出口31cから開放する球を転動させる後方側球レーン31dと、その最も低い中央部の球溝31eから前方に向けて傾斜してヘソ始動口Ahの直上で開口するトンネル状の球出口31fから成る。31gは、後方側球レーン31dの終端で球を折返す壁体である。
また、センターステージ30の奥行方向前側には、終段球振分装置S3の他方側出口O2から出た球を相対的に低い確率ここでは約10%程度の確率によりヘソ始動口Ahに向わせる第2球ルート32を設けている。この第2球ルート32は、終段球振分装置S3の他方側出口O2から球を受継ぐ第2球受口32aと、これに連続する接続通路32bと、その出口32cから開放する球を転動させる前方側球レーン32dとから成る。32gは、前方側球レーン32dの終端で球を折返す壁体である。
前方側球レーン32dは、左右両端から一旦中央に向けて下り勾配となるが、中央部で上り勾配に転じると共に、全長にわたり前端が後端に対して若干低くなっている。このため、前方側球レーン32dに乗った大半の球はヘソ始動口Ahの直上から落下することができずに横からこぼれ落ちることが多いが、運良く中央の高い位置から落下することができた球或は横からこぼれ落ちても下方の遊技釘等に当って中央寄りに跳ね返った球等が、少なくともセンターステージ30に乗ることなくヘソ始動口Ahに入賞する確率よりも高確率となる10回のうち1回程度の約10%について、ヘソ始動口Ahに入賞することが期待できる。なお、前方側球レーン32dには、第2球受口32aからの球以外に、遊技釘等との干渉により遊技盤2から直接飛び込んでくる球も転動可能である。
第1球ルート31と第2球ルート32との間には、中央に向かう程に低位となる後方側球レーン31dと中央部で高位となる前方側球レーン32dとの間の段差が順次大きくなる構造により、第1球ルート31から第2球ルート32への球の進入をほぼ確実に阻止する進入阻止部61を構成している。また、全体的に高位の前方側球レーン32dのレーン後縁に沿って球の半径よりも低い所定高さのガード壁を設けることにより、イレギュラーバウンド等により稀に第2球ルート32から第1球ルート31に球が進入することは許容するが通常は第2球ルート32から第1球ルート31への球の容易な進入を妨げる進入低減部62を構成している。
もっとも、図34の構成に限らず、第1球ルート31の後方側球レーン31dを第2球ルート32の前方側球レーン32dよりも高くし、後方側球レーン31dのレーン前縁に沿って球の半径よりも高い等の所定高さのガード壁を設けると共に、後方側球レーン31dの中央部から球ブリッジ等により前方側球レーン32dの上を通って、ヘソ始動口Ahの真上から球を落下させる構造にしてもよい。
以上の第二球振分連結体SSmによれば、ヘソ始動口Ahに対して、第1球ルート31から分間3個の始動入賞を見込むことができると共に、第2球ルート32を含む第1球ルート31以外から例えば分間3個の始動入賞を見込むことができ、図24と同様な入賞スランプ抑制効果が得られる。
図35に示すように、遊技盤2の右領域に設ける球振分連結体Smは、役物始動口Bd及び又は下始動口Bgと共にユニット化した役物入賞装置本体800に一体的に設けている。
役物入賞装置本体800には、各段の球振分装置S1,S2,S3の右振分球を下方に案内する右側球ガイド壁851a,851b,851c及び左振分球を下方に案内する左側球ガイド壁852a,852b,852c、各羽根車Fを支持するベース853a,853b,853cを一体に設けている。初段球振分装置S1の入口INに通じる上部ベース8530は、初段球振分装置S1を含む各段のベース853a,853b,853cと一体的な共通のベース部材680を構成し、このベース部材680の上部に、役物始動口Bdと、球受入ルート6のルート構成部材となる左右の球導入体865NR,866NRを一体的に設けていると共に、ベース部材680の下部に下始動口Bgを一体的に設けている。なお、ヘソ始動口Ahの入口の左右の命釘に相当するものはなく、球受入ルート6のルート構成部材のうち左右の窓釘67N,68Nは遊技盤2に直接立設している。球受入ルート6から初段球受入装置S1に受入れる球数は、右打ちの分間球数100個に対して上記同様に24個程度を見込んでいる。
図36に示すように、共通のベース部材680に具備する各段のベース853a,853b,853cの後方には各羽根車Fの軸部Zの後方延長軸Jを支持する軸受856a,856b,856cを一体的に設けている。
以上の各例における確率や個数、時間、出玉等についての数値は一例示に過ぎない。
また、マックスタイプ以外にも、所謂ミドルタイプやライトタイプ、ライトミドルタイプ等の各種機種に適用できる。さらに、球通過ゲートGTへの球通過、普通図柄の変動、その当選による普通電動役物8の作動、開かれた可動片81,82を介しての始動入賞、この始動入賞に基づく特別図柄が特定図柄で大当り、無制限或は所定の多数回数についての時短への突入(所謂ラッシュ突入)といったスペックをもつ機種にも適用可能である。
主に、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第1項第7号のぱちんこ屋や同8号の店舗等の営業に供される遊技機の産業分野において有用である。
2;遊技盤
3;センターユニット
30;センターステージ
31;第1球ルート
32;第2球ルート
4,6;球受入ルート
5;球振分装置本体
60;入球ルート
61;進入阻止部
62;進入低減部
7;演出表示装置
8;普通電動役物
81;(左)可動片
82;(右)可動片
9;大入賞口
Ah;ヘソ始動口(一の抽選契機口、第三の抽選契機口)
Bd;役物始動口(一の抽選契機口)
Ag,Bg;下始動口(他の抽選契機口)
S;球振分装置
S1;初段球振分装置
S2;中段球振分装置
S3;終段球振分装置
Sm;球振分連結体
SSm;第二球振分連結体
IN;入口
O1;第1出口
O2;第2出口
F;羽根車
F0;垂直羽根
F1;右下り羽根
F2;左下り羽根
Z;軸部
GT;球通過ゲート

Claims (4)

  1. 遊技盤に、入球を契機に内部抽選を実行させる複数の抽選契機口を有する弾球遊技機において、
    前記遊技盤に、
    入口から受入れた球を受入毎に第1出口と第2出口とに交互に振分ける球振分装置を、上段の球振分装置の一の出口から出た球を下段の球振分装置の入口に受入させ且つ上段の球振分装置の他の出口から出た球を前記遊技盤に放出又は前記遊技盤から回収させる態様にて、複数段について連結した球振分連結体と、
    一の抽選契機口への入球を逃した球の一部を前記球振分連結体の最上段に位置する初段球振分装置の入口に向わせる球受入ルートと、
    前記球振分連結体の最下段に位置する終段球振分装置の一の出口から出た球を他の抽選契機口に入球させる入球ルートと
    を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記球振分装置は、軸部に対して放射状に延びる垂直羽根と右下り羽根及び左下り羽根を有し、かつ、前記垂直羽根の右側から受入れた球を前記右下り羽根から第1出口に振分ける右振分姿勢と、前記垂直羽根の左側から受入れた球を前記左下り羽根から第2出口に振分ける左振分姿勢とを交互に切換える羽根車を備え、
    少なくとも初段球振分装置の羽根車の軸部を支持するベース部材に、前記球受入ルートのルート構成部材を一体的に設けている請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 各段の球振分装置に備える羽根車の軸部を共通のベース部材に支持している請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 一の抽選契機口及び又は他の抽選契機口を前記共通のベース部材に設けている請求項3記載の弾球遊技機。
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