JP2015173084A - 電力供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発光装置を面に沿って配置することを容易にするとともに、複数の発光装置をほぼ隙間なく配置しても各発光装置に電力を供給することを容易にする電力供給装置を提供する。【解決手段】電源レール200(電力供給装置)は、棒状の絶縁部材によって構成されている。この絶縁部材の表面には、溝212,214,216が形成されている。溝212,214,216の内両側面には、導電部材222,224,226がそれぞれ設けられている。発光モジュールユニット100(発光装置)は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166を有している。電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、導電部材222,224,226にそれぞれ挟まれる。これにより、導電部材222,224,226は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166とそれぞれ電気的に接続することができるとともに、これらの端子を保持することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、電力供給装置に関する。
有機EL(Organic Electro−Luminescence)素子又はLED(Light−Emitting Diode)に例示される光源を搭載した発光モジュールユニットが現在開発されている。このような発光モジュールユニットは、しばしば照明器具として用いられる。この場合、発光モジュールユニットを搭載するとともに、当該モジュールユニットを壁面(例えば、天井)に保持するための保持部材が必要となる。そこで現在、発光モジュールユニットとともに、このような保持部材も開発されている。
例えば、特許文献1では、保持部材は長尺状の形状を有しており、保持部材の表面には、第1凹部が形成されている。この第1凹部の側面には、保持部材の長手方向に沿って第2凹部がさらに形成されている。この第2凹部には、発光モジュールユニットに形成される凸部が差し込まれる。このようにして、発光モジュールユニットが保持部材に保持される。
さらに特許文献1では、第1凹部の底面には、保持部材の長手方向に沿って延在した導電部材が設けられている。さらに第1凹部の底面には、2つの凸部が形成されている。これら2つの凸部は、上記の導電部材を挟んで、保持部材の長手方向に沿って延在している。そしてこれら2つの凸部の間には、発光モジュールユニットに形成される端子が挟まれる。さらにこの状態において、発光モジュールユニットの端子は、上記した導電部材と接触する。このようにして発光モジュールユニットと保持部材の間において、電力及び信号の伝達が行われることになる。
特開2012−252982号公報
発光モジュールユニットに例示される発光装置に電力を供給する電力供給装置が現在種々開発されている。本発明者は、複数の発光装置をほぼ隙間なく配置することを容易にするとともに、複数の発光装置をほぼ隙間なく配置しても各発光装置に電力を供給することを容易にする電力供給装置を検討した。
本発明が解決しようとする課題としては、複数の発光装置をほぼ隙間なく配置することを容易にするとともに、複数の発光装置をほぼ隙間なく配置しても各発光装置に電力を供給することを容易にする電力供給装置の提供が一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
発光装置に電力を供給する電力供給装置であって、
第1方向に延在する絶縁部材と、
前記絶縁部材に設けられ、前記第1方向に延在する複数の導電部と、
を備え、
前記導電部は、
前記発光装置と電気的に接続し、
前記発光装置を物理的に保持する電力供給装置である。
実施形態に係る発光装置の構成を示す図である。 図1に示した発光モジュールユニットの反対側の面を示す図である。 図1に示した電源レールを拡大した図である。 図3のA−A断面図の一例である。 実施例1に係る電源レールの構成を示す図である。 実施例2に係る電源レールの構成を示す図である。 (a)は、実施例3に係る電源レールの構成を示す図であり、(b)は、(a)に示す2つの電源レールの接続部分の拡大図である。 (a)は、実施例4に係る電源レールの構成を示す図であり、(b)は、(a)に示す2つの電源レールの接続部分の拡大図である。 実施例5に係る電源レールの構成を示す図である。 実施例6に係る発光装置の構成を示す図である。 実施例7に係る電源レールの構成を示す図である 実施例7に係る発光モジュールユニットの構成を示す図である。 参考例に係る電源レールを示す図である。 参考例において発光モジュールユニットを電源レールに装着する方法を説明するための図である。 図14に示した溝の近傍の領域の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10の構成を示す図である。発光装置10は、発光モジュールユニット100(発光装置)、電源レール200(電力供給装置)、電源300、及び配線400を含んでいる。
発光モジュールユニット100は、板状の基材110及び光源140を有している。基材110は、その厚さ方向に互いに対向する面120,130を有している。本図に示す例では、面120,130の形状は矩形である。ただし、面120,130の形状は矩形に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。なお、基材110は、例えば、樹脂により形成されている。
基材110の面120には、複数の光源140が互いに離間してマトリクス状に配置されている。ただし、面120に配置される光源140の数は複数に限定されるものではなく、1つのみであってもよい。本図に示す例では、各光源140は、1又は複数の有機EL素子を含む面光源である。各光源140の裏面には、有機EL素子の駆動回路を有する回路基板(不図示)が設けられている。なお、光源140は面光源に限定されるものではなく、点光源であってもよい。さらに光源140に含まれる素子は、有機EL素子に限定されるものではなく、LEDであってもよい。また上記の駆動回路は、発光モジュールユニット100の外部に用意してもよい。
基材110の面130には、溝132が形成されている。溝132は、基材110の面130を横断しており、溝132の両端は、基材110の側面を貫通している。本図に示す例では、溝132は、矩形の面130のおおよそ中心を通過しつつ、この矩形の辺に沿って延在している。溝132は、電源レール200を覆う形状を有している。これにより、発光モジュールユニット100を電源レール200に装着する場合、溝132が電源レール200を覆うことができる。
電源レール200は、棒状の形状を有しており、その長手方向に垂直な断面において矩形となっている。本図に示す例では、電源レール200の長手方向の長さが、溝132の長さ方向における発光モジュールユニット100の幅よりも長い。ただし、電源レール200の長手方向の長さは、溝132の長さ方向における発光モジュールユニット100の幅とほぼ等しくてもよい。一方、電源レール200の短手方向の幅は、基材110の溝132の幅とほぼ等しい。
発光モジュールユニット100は、溝132が電源レール200を覆った状態で電源レール200に搭載される。本図に示す例では、電源レール200には、同一形状の複数の発光モジュールユニット100が搭載されている。そしてこのような発光モジュールユニット100が、電源レール200の長手方向に沿って、ほぼ等間隔にほぼ隙間なく繰り返し設けられている。ただし、電源レール200に設けられる発光モジュールユニット100の数は複数に限定されるものではなく、1つのみであってもよい。
発光装置10では、1つの電源レール200と、この電源レール200に上記のように設けられた1又は複数の発光モジュールユニット100によって1つのセットが構成されている。発光装置10は、このセットを複数含んでいる。そして複数のこのセットは、電源レール200の短手方向に沿ってほぼ等間隔に繰り返し設けられている。この場合において、複数の発光モジュールユニット100は、電源レール200の短手方向に沿ってほぼ同一直線上にほぼ隙間なく並んでいる。このようにして、複数の発光モジュールユニット100がマトリクス状に配置される。ただし、発光装置10に含まれるセットの数は複数に限定されるものではなく、1つのみであってもよい。
本図に示す例では、互いに隣接する発光モジュールユニット100において、光源140が設けられている面(面120)が段差を介さず滑らかに(例えば、面一に)繋がっている。すなわち、複数の発光モジュールユニット100の面120が、各面120よりも大きな1つの面を構成している。
各発光モジュールユニット100における複数の光源140は、電源レール200の長手方向及び短手方向に沿ってほぼ等間隔に配置されている。そしてこの間隔は、電源レール200の長手方向及び短手方向に沿って互いに隣接する発光モジュールユニット100の境界を介して互いに対向する光源140の間においても保たれている。このようにして1つの発光モジュールユニット100における複数の光源140の配列の周期性が、複数の発光モジュールユニット100の間においても成り立っている。
電源レール200は、配線400を介して電源300に電気的に接続している。本図に示す例では、複数の電源レール200が1つの電源300に対して電気的に並列に接続している。ただし、複数の電源レール200それぞれに別個の電源300を設けてもよい。
図2は、図1に示した発光モジュールユニット100の反対側の面(面130)を示す図である。上記したように、基材110の面130には、溝132が形成されている。溝132は、基材110の面130を横断しており、溝132の両端は、基材110の側面を貫通している。本図に示す例では、溝132は、溝132が面130を横断する方向に長手方向を有している。ただし、溝132は、この方向に交わる方向に長手方向を有していてもよい。
溝132の底面には、溝132の長さ方向のおおよそ中央において、端子160が設けられている。ただし、端子160は、溝132の底面ではなく、溝132の側面に設けてもよい。端子160は、配線(不図示)を介して、複数の光源140(図1)と電気的に接続している。すなわち、本図に示す例では、複数の光源140に対して、1つの端子160が設けられている。
端子160は、並列に配置された電源端子162、接地端子164、及び信号端子166を含んでいる。これらの端子は、板状(本図に示す例では、矩形の板状)の形状を有しており、その厚さ方向に互いに対向する表面が溝132の長さ方向に沿った状態で、溝132の底面に対して立てられている。
図3は、図1に示した電源レール200を拡大した図である。図4は、図3のA−A断面図の一例である。電源レール200は、棒状の絶縁部材によって構成されており、その長手方向に垂直な断面において矩形となっている。この絶縁部材は、例えば、樹脂によって形成されている。
電源レール200の長手方向に延在している側面の1つには、並列に配置された溝212,214,216がこの長手方向に沿って形成されている。溝212,214,216は、電源レール200の長手方向の一端から他端にかけて形成されている。本図に示す例では、溝212,214,216の両端が、電源レール200の長手方向に対向する側面の内側に位置しているが、これらの溝の一端又は両端がこの側面を貫通していてもよい。
溝212,214,216の間隔は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166(図2)の間隔とほぼ等しいものになっている。また、溝212,214,216の幅は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166の厚さとそれぞれほぼ等しいものになっている。さらに溝212,214,216の長さは、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166の幅よりもそれぞれ長いものになっている。このため、溝212,214,216に電源端子162、接地端子164、及び信号端子166をそれぞれはめ込むことができる。ただし、溝212,214,216と電源端子162、接地端子164、及び信号端子166との対応関係の順序はこれに限定されるものではない。なお、溝212,214,216の深さは特に限定されないが、例えば、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166の高さとほぼ等しくしてもよいし、又はこの高さよりも深いものとしてもよい。
本図に示す例では、溝212,214,216の長さは、基材110の溝132(図2)の長さ方向における発光モジュールユニット100の幅よりも長いものとなっている。この幅よりも長い範囲において溝212,214,216の長さを適宜調整することで、1組の溝212,214,216に対して、複数の発光モジュールユニット100の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166をはめ込むことができる。
溝212,214,216のそれぞれの内両側面には、導電部材222,224,226がそれぞれ設けられている。電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、それぞれ、溝212,214,216の内部において、導電部材222,224,226にそれぞれ挟まれる。このようにして、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が、それぞれ溝212,214,216に保持されるとともに、これらの溝の内部の導電部材222,224,226とそれぞれ電気的に接続することになる。本図に示す例では、導電部材222は、発光モジュールユニット100に電源電圧を与える。導電部材224は、接地されている。導電部材226は、発光モジュールユニット100に信号を送る。
本図に示す例では、導電部材222,224,226の各々は、各溝(溝212,214,216)の幅方向において互いに対向する対向部分262と、対向部分262に比して各溝の底面側で対向部分262を繋ぐ接続部分264と、を含んでいる。対向部分262の間には、発光モジュールユニット100の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166(図2)が差し込まれる。そして対向部分262は、接続部分264と繋がっている第1部分266と、第1部分266に比して各溝の開口側で第1部分266と繋がっている第2部分268と、を含んでいる。第1部分266では、対向部分262によって挟まれる領域の幅が各溝の底面側から各溝の開口側に向かうにつれて狭まっている。これに対して第2部分268では、対向部分262によって挟まれる領域の幅が各溝の底面側から各溝の開口側に向かうにつれて広がっている。
第1部分266から第2部分268にかけて対向部分262で挟まれる領域には、開口(開口270)が形成されている。開口270の幅は、発光モジュールユニット100の板状の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166の各々の厚さよりも狭いものとなっている。なお、開口270は閉じていてもよい。一方、開口270を介して第1部分266と反対側において対向部分262によって挟まれている領域の幅は、板状の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166の各々厚さよりも広いものとなっている。
導電部材222,224,226は、ある程度の剛性を有するとともに、溝132の幅方向に弾性を有している。例えば、導電部材222,224,226は、金属により形成されている。
この構造においては、発光モジュールユニット100の板状の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が、第2部分268の傾斜面に沿って第1部分266と第2部分268の間の開口(開口270)に案内される。この場合に、導電部材222,224,226の開口270の近傍の部分に上記端子の先端を介して溝132の底面側にある値以上の力を加える。これにより、導電部材222,224,226の形状が変形し、開口270の幅が広がる。そして上記端子の先端が開口270を通過して溝132の底部に達する。その後、導電部材222,224,226の弾性によって上記端子が導電部材222,224,226に挟まれることになる。
導電部材222,224,226は、溝212,214,216の長さ方向に垂直な断面において、上記のような断面形状を有している。そして導電部材222,224,226は、溝212,214,216の一端から他端にかけて、それぞれ延在している。このため、発光モジュールユニット100の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166を溝212,214,216の長さ方向においてこれらの溝のどの位置に差し込んでも、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、導電部材222,224,226とそれぞれ電気的に接続することができる。
溝212,214,216の内部における導電部材222,224,226は、図1に示した電源300と電気的に接続している。このため、発光モジュールユニット100の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、導電部材222,224,226をそれぞれ介して、電源300と電気的に接続することになる。
発光モジュールユニット100は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166(図2)が上記したように電源レール200の溝212,214,216(導電部材222,224,226)にそれぞれ物理的に保持されることで、電源レール200に装着される。
以上、本実施形態によれば、電源レール200は、棒状の絶縁部材によって構成されている。この絶縁部材の表面には、溝212,214,216が形成されている。溝212,214,216の内両側面には、導電部材222,224,226がそれぞれ設けられている。発光モジュールユニット100は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166を有している。電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、導電部材222,224,226にそれぞれ挟まれる。これにより、導電部材222,224,226は、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166とそれぞれ電気的に接続することができるとともに、これらの端子を保持することができる。
さらに本実施形態によれば、電源レール200の溝212,214,216の長さは、発光モジュールユニット100の幅よりも長い。このため、1つの電源レール200に複数の発光モジュールユニット100を設けることができる。この場合、複数の発光モジュールユニット100が電源レール200に沿って配置される。これにより、複数の発光モジュールユニット100を面に沿って配置することが容易になる。
また、隙間なく配置された発光モジュール100は設置と同時に自動的に電源300と導通されるために配線作業を省くことができ、各発光装置(発光モジュール100)に容易に電力を供給することができるようになっている。
(実施例1)
図5は、実施例1に係る電源レール200の構成を示す図である。本実施例に係る電源レール200は、溝212,214,216の配置を除いて、実施形態に係る電源レール200と同様の構成である。
本実施例において、電源レール200は、その長手方向に延在した側面に、矩形の面を有している。この矩形の面には、電源レール200の短手方向に互いに隣接する溝212,214,216が形成されている。溝212,214,216は、この矩形の面の長手方向に沿って延在しており、この矩形の面の短手方向に沿ってこの順に並んでいる。そして溝214と溝212の間の距離aと溝214と溝216の間の距離bが異なっている。本図に示す例では、a及びbはa>bを満たしている。
なお、溝212,214,216が形成される面の形状は矩形に限定されるものではない。また本図には、この面に形成される溝として3つの溝212,214,216を示しているが、これらの3つの溝に加えて、他の溝が形成されていてもよい。
本実施例において、発光モジュールユニット100の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166(図2)の配置は、溝212,214,216の配置とそれぞれほぼ一致している。このため、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、それぞれ、溝212,214,216にそれぞれ差し込むことができる。これに対して電源端子162及び信号端子166を溝216及び溝212にそれぞれ差し込もうとすると、接地端子164の位置と溝214の位置が合わないことになる。このようにして本実施例では、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166を意図しない溝に差し込むことを防止することができる。
(実施例2)
図6は、実施例2に係る電源レール200の構成を示す図である。本実施例に係る電源レール200は、以下の点を除いて、実施形態に係る電源レール200と同様の構成である。
本実施例では、電源レール200に溝216(図3)が形成されていない。電源レール200は、その長手方向に延在した側面に、矩形の面を有している。この矩形の面には、電源レール200の短手方向に互いに隣接する溝212,214が形成されている。溝212,214は、この矩形の面の長手方向に沿って延在しており、この矩形の面の短手方向に沿ってこの順に並んでいる。矩形の辺のうちこの短手方向に溝212に最も近い辺は、溝212と距離cだけ離れている。一方、矩形の辺のうちこの短手方向に溝214に最も近い辺は、溝214と距離dだけ離れている。そして距離cと距離dが異なっている。本図に示す例では、c及びdはc>dを満たしている。
なお、溝212,214が形成される面の形状は矩形に限定されるものではない。また本図には、この面に形成される溝として2つの溝212,214を示しているが、これらの2つの溝に加えて、他の溝が形成されていてもよい。
また本実施例では、電源レール200に溝216が形成されていないため、電源レール200は、導電部材226(図4)を有しない。導電部材226は、発光モジュールユニット100に信号を送るための部材であり、例えば発光モジュールユニット100の光源140(図1)のオン・オフを制御する。本実施例において電源レール200は導電部材226を有しないため、このような信号は、例えば電源レール200と異なる部材から発光モジュールユニット100に送られる。
本実施例において、発光モジュールユニット100(基材110)の裏面(面130)には、溝132が形成されている(図2)。溝132は、面130を横断している。そして溝132の底面には、電源端子162及び接地端子164が設けられている。なお本実施例では、信号端子166は設けられていない(図2)。そして電源端子162及び接地端子164の配置は、溝212,214の配置とそれぞれほぼ一致している。
溝132は、電源端子162及び接地端子164が溝212,214にそれぞれ差し込まれた場合に、電源レール200とほぼ合致する形状を有している。このため、電源端子162及び接地端子164は、それぞれ、溝212,214にそれぞれ差し込むことができる。これに対して、電源端子162及び接地端子164を溝214,212にそれぞれ差し込もうとしても、溝132が電源レール200と合致せず、電源レール200を覆うことができない。このため、電源端子162及び接地端子164を溝214,212に差し込むことができない。このようにして本実施例では、電源端子162及び接地端子164を意図しない溝に差し込むことを防止することができる。
なお、本図に示す例において溝212,214が形成された面は、溝212,214が並ぶ方向に対向している縁部がほぼ平行となっているが、この縁部の形状は、本図に示す例に限定されるものではない。例えば、この面に垂直な方向から見て、上記の縁部は、曲線であってもよいし、又は凹凸を有していてもよい。この場合においても、上記面が、溝212,214が並ぶ方向に沿った一直線上において溝212とこの溝212に隣接する縁部の間の距離と溝214とこの溝214に隣接する縁部の間の距離が異なる領域を有していれば、上記の例と同様にして電源端子162及び接地端子164を意図しない溝に差し込むことを防止することができる。
(実施例3)
図7(a)は、実施例3に係る電源レール200の構成を示す図である。図7(b)は、図7(a)に示す2つの電源レール200の接続部分の拡大図である。本実施例に係る電源レール200は、凸部232及び凹部234(接続部)が設けられている点を除いて、実施形態に係る電源レール200と同様の構成である。なお、説明のため、図7(b)には、溝212,214,216を示していない。
詳細には、電源レール200は、棒状の形状を有している。そして電源レール200の長手方向の一端には、複数の凸部232が設けられている。本図に示す例では凸部232は円柱状の形状を有している。ただし凸部232の形状はこれに限定されるものではない。一方、電源レール200の長手方向の他端には、複数の凹部234が設けられている。一の電源レール200の凸部232は、他の電源レール200の凹部234差し込まれる。これにより、複数の電源レール200を繋ぐことができる。なお、凸部232の数及び凹部234の数は、複数に限定されるものではなく、1つのみであってもよい。
凸部232の表面には導電膜(例えば、金属膜)が形成されている。ただし、凸部232の全体が導電部材(例えば、金属)により形成されていてもよい。一方、凹部234の内壁には導電膜(例えば、金属膜)が形成されている。このため、凸部232が凹部234に差し込まれると、凸部232及び凹部234は電気的に互いに接続することになる。
電源レール200の長手方向に延在した側面には、溝212,214,216が設けられている。溝212,214,216はこの側面の長手方向に沿って延在しており、この側面の短手方向に沿ってこの順に並んでいる。溝212,214,216の内部には、導電部材222,224,226(図4)がそれぞれ設けられている。導電部材222,224,226は、配線(不図示)を介して複数の凸部232とそれぞれ電気的に接続しているとともに、配線(不図示)を介して複数の凹部234とそれぞれ電気的に接続している。このため、1の電源レール200の導電部材222,224,226が、凸部232及び凹部234を介して、他の電源レール200の導電部材222,224,226とそれぞれ電気的に接続されることになる。
以上、本実施例によれば、凸部232及び凹部234を介して複数の電源レール200を繋ぐことができるとともに、電気的に接続することができる。
(実施例4)
図8(a)は、実施例4に係る電源レール200の構成を示す図である。図8(b)は、図8(a)に示す2つの電源レール200の接続部分の拡大図である。本実施例に係る電源レール200は、以下の点を除いて、実施例3に係る電源レール200と同様の構成である。なお、説明のため、図8(b)には、溝212,214,216を示していない。また本図は、実施例3の図7に対応する。
電源レール200は棒状の形状を有している。電源レール200の長手方向に延在した側面には、溝212,214,216が設けられている。溝212,214,216は、この側面の長手方向に延在し、この側面を横断している。すなわち、溝212,214,216は、この側面の縁部のうち電源レール200の長手方向に対向する部分を貫通している。
電源レール200の長手方向の一端には、複数の凸部232が設けられている。一方、電源レール200の長手方向の他端には、複数の凹部234が設けられている。一の電源レール200の凸部232は、他の電源レール200の凹部234に差し込まれる。ただし、凸部232の数及び凹部234の数は、複数に限定されるものではなく、1つのみであってもよい。
一の電源レール200及び他の電源レール200において、溝212,214,216の配置間隔がほぼ一致している。さらに、一の電源レール200の凸部232に対する一の電源レール200の溝212,214,216の相対的位置が、溝212,214,216の深さ方向及び幅方向において、他の電源レール200の凹部234に対する他の電源レール200の溝212,214,216の相対的位置とほぼ一致している。このため、一の電源レール200の凸部232を他の電源レール200の凹部234に差し込むと、一の電源レール200における溝212,214,216が、他の電源レール200における溝212,214,216と、それぞれ、繋がるとともにほぼ一直線上に位置することになる。これにより、複数の電源レール200によって1つの電源レール200よりも長い溝(溝212,214,216)を形成することができる。
(実施例5)
図9は、実施例5に係る電源レール200の構成を示す図であり、実施形態の図3に対応する。本実施例は、複数の部材500が設けられている点を除いて、実施形態と同様である。
本実施例では、凹凸を有さず滑らかな面(例えば、壁面又は天井)に棒状の同一形状の複数の部材500が設けられている。棒状のこれらの部材500は、その長手方向が上記の面にほぼ沿っている。なお、部材500の形状は棒状に限定されるものではなく、例えば、矩形の板状であってもよい。この場合、板状の部材500は、例えばその厚さ方向に上記の面と対向する。また複数の部材500の形状は互いに異なっていてもよい。
上記の面では、2つの棒状の部材500が、同じ方向に長手方向を有し、この方向に沿って間隙を介してほぼ一直線上に並んでいる。このようにして2つの棒状の部材500が1つのセットを構成している。そしてこれら2つの部材500の間の間隙は、溝212,214,216が設けられた面から見た場合の電源レール200の短手方向の幅とほぼ一致している。このため、上記のセットにおける2つの部材500によって、電源レール200を挟むことができる。この場合、このセットの配置にしたがって電源レール200の位置合わせを行うことができる。
本図に示す例では、上記の面に、部材500の上記のセットが2つ設けられている。これらの2つのセットは、部材500の短手方向に沿って間隙を介してほぼ一直線上に並んでいる。2つのセットによって、電源レール200を安定的に位置合わせすることができる。ただしこのセットの数は2つに限定されるものではなく、3つ以上のセットが部材500の短手方向に沿って間隙を介してほぼ一直線上に繰り返し並べられていてもよい。
なお、部材500は、電源レール200に取り付けられていてもよい。この場合、複数の電源レール200を適当な面(例えば、壁面又は天井)に設置する場合、部材500に基づいて電源レール200の短手方向の位置合わせを自動的に行うことができる。
(実施例6)
図10は、実施例6に係る発光装置10の構成を示す図である。本実施例は、以下の点を除いて、実施例5と同様である。なお、本図には、説明のため光源140(図1)を示していない。
本実施例では、2つの同一形状の棒状の部材500が、同じ方向に長手方向を有し、この方向に沿って間隙を介してほぼ一直線上に並んでいる。このようにして2つの棒状の部材500が1つのセットを構成している。そして凹凸を有さず滑らかな面(例えば、壁面又は天井)に複数の上記セットがマトリクス状に配置されている。
詳細には、複数の上記のセットが部材500の長手方向に沿ってほぼ一直線上に繰り返し並べられている。そして互いに隣接するセットにおいて、一方のセットの2つの部材500のうち他方のセットに隣接する部材500は、上記他方のセットの2つの部材500のうち上記一方のセットに隣接する部材500と間隙を介さず接している。この場合、各セットにおける2つの部材500の間の間隙が、部材500の長手方向に沿ってほぼ等間隔に配置されることになる。このため、この間隙にしたがって複数の電源レール200をほぼ等間隔にほぼ平行に配置することができる。なお、互いに隣接するセットにおいて、一方のセットの2つの部材500のうち他方のセットに隣接する部材500は、上記他方のセットの2つの部材500のうち上記一方のセットに隣接する部材500と繋がっていてもよい。
本図に示す例では、上記の面に、2つの上記セットが、部材500の短手方向に沿って間隙を介してほぼ一直線上に並んでいる。2つのセットによって、電源レール200を安定的に位置合わせすることができる。なお、3つ以上のセットが部材500の短手方向に沿って間隙を介してほぼ一直線上に繰り返し並べられていてもよい。
上記の面には、ほぼ同一形状の複数の発光モジュールユニット100(基材110)が設けられる。各基材110は、矩形の板状の形状を有している。各基材110の裏面(面130)には、溝132が形成されている。溝132は、矩形の面130の辺に沿って面130のほぼ中心を通過しつつ面130を横断している。発光モジュールユニット100は溝132が電源レール200を覆った状態で電源レール200に装着されている。
棒状の部材500の長さの2倍と電源レール200の短手方向の幅の和は、溝132の幅方向における発光モジュールユニット100の幅とほぼ等しくなっている。この場合、複数の発光モジュールユニット100を電源レール200の短手方向に沿って同一直線上に並べると、発光モジュールユニット100はこの方向にほぼ隙間なく並ぶことになる。
なお、部材500は、電源レール200に取り付けられていてもよい。この場合、複数の電源レール200を適当な面(例えば、壁面又は天井)に設置する場合、部材500に基づいて電源レール200の短手方向の位置合わせを自動的に行うことができる。
(実施例7)
図11は、実施例7に係る電源レール200の構成を示す図であり、実施形態の図3に対応する。本実施例に係る電源レール200は、溝240が設けられている点を除いて、実施形態に係る電源レール200と同様の構成である。
詳細には、電源レール200は、棒状の形状を有しており、その長手方向に垂直な断面において矩形の形状を有している。そして電源レール200の長手方向に延在する側面の1つ(第1側面)には、溝212,214,216が形成されている。溝212,214,216は、電源レール200の長手方向に延在している。
電源レール200の長手方向から見て電源レール200の残りの3つの側面のうち第1側面に繋がる2つの側面(第2側面)の少なくとも一方には、溝240が形成されている。溝240は、電源レール200の短手方向に延在している。そして溝240の一端は、第2側面の第1側面と接する縁部を貫通している。このため、第1側面に垂直な方向から見て、第1側面の縁部には、溝240により形成された凹部が形成されることになる。本図に示す例では、この凹部は半円状の形状となっている。ただし、この凹部の形状は、これに限定されるものではない。なお溝240の他端は、第2側面の縁部を貫通していてもよいし、貫通していなくてもよい。
なお、本図に示す例では、2つの第2側面のうち一方にのみ溝240が形成されているが、溝240が形成される領域はこれに限定されるものではない。例えば、溝240は、2つの第2側面のいずれにも設けられていてもよい。
本図に示す例では、複数の溝240が電源レール200の長手方向に沿って互いに離間して設けられている。ただし溝240の数は複数に限定されるものではなく、1つのみであってもよい。
図12は、本実施例に係る発光モジュールユニット100の構成を示す図であり、実施形態の図2に対応する。本実施例に係る発光モジュールユニット100は、凸部170が設けられている点を除いて、実施形態に係る発光モジュールユニット100と同様の構成である。
詳細には、矩形の板状の発光モジュールユニット100(基材110)の裏面(面130)には、溝132が形成されている。溝132は、矩形の面130の辺に沿って面130を横断している。
溝132の底面には、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が設けられている。これらの端子は、板状(本図に示す例では、矩形の板状)の形状を有しており、その厚さ方向に互いに対向する表面が溝132の長さ方向に沿った状態で、溝132の底面に対して立てられている。
溝132の底面には、凸部170が形成されている。凸部170は、溝132の底面に垂直な方向から見て、溝132の幅方向において、溝132の側面と端子160(電源端子162、接地端子164、及び信号端子166)の間に位置している。
凸部170の側面のうち溝132の幅方向に端子160と対向する部分の形状は、電源レール200の溝240(図11)とほぼ一致している。このため、凸部170を溝240にはめ込むことができる。本図に示す例では、凸部170のこの側面は円弧状となっている。ただし、凸部170のこの側面の形状はこれに限定されるものではない。
本図に示す例では、複数の凸部170が溝132の長さ方向に沿って互いに離間して設けられている。これらの凸部170の配置間隔は、電源レール200の複数の溝240(図11)の配置間隔とほぼ一致している。このため、複数の凸部170をそれぞれ複数の溝240にはめ込むことができる。
なお本図に示す例では、凸部170は、溝132の幅方向に凸部170を介して端子160と反対側の側面が溝132の側面と繋がっている。このため本図に示す例では、溝132の底面に垂直な方向から見て、凸部170は半円状となっている。ただし、凸部170のこの側面は溝132の側面と繋がっていなくてもよい。
以上、本実施例によれば、発光モジュールユニット100は、凸部170を有している。電源レール200は、溝240を有している。凸部170は溝240にはめ込むことができる。このため、凸部170を溝240にはめ込んで、電源レール200の位置合わせを行うことができる。これにより、電源レール200を所望の位置に確実に設けることができるようになる。
さらに本実施例では、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が溝212,214,216にそれぞれ差し込まれる場合に凸部170が溝240にはめ込まれる。すなわち、電源端子162及び信号端子166を溝216,212にそれぞれ差し込もうとしても、凸部170が電源レール200の側面に引っかかるため、電源端子162及び信号端子166を溝216,212にそれぞれ差し込むことができない。これにより、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166を意図しない溝に差し込むことを防止することができる。
なお、本図に示す例では、発光モジュールユニット100が凸部170を有し、電源レール200が溝240を有している。このため、発光モジュールユニット100の凸部170が凸部として機能し、電源レール200の溝240が凹部として機能し、この凸部が凹部にはめ込まれている。ただし、この凸部と凹部の配置は逆でもよい。すなわちこの場合、発光モジュールユニット100が溝240に相当する凹部を有し、電源レール200が凸部170に相当する凸部を有することになる。
(参考例)
図13は、参考例に係る電源レール200を示す図であり、実施形態の図3に対応する。本参考例に係る電源レール200は、以下の点を除いて、実施形態に係る電源レール200と同様の構成である。本参考例に係る電源レール200は、棒状の部材252、長尺状の部材254、及び導電部材222,224,226を有している。
棒状の部材252は、その長手方向に垂直な断面において矩形状となっている。ただし、部材252のこの断面における形状は矩形に限定されるものではなく、他の形状であってもよい。
長尺状の部材254は、部材252の長手方向に延在する側面の1つに取り付けられている。この場合において部材254は、棒状の部材252と同じ方向に長手方向を有している。部材254の幅は、部材252の短手方向の幅よりも広いものとなっている。本図に示す例において、部材252と部材254の長さは等しい。ただし、部材252と部材254の長さは異なっていてもよい。
部材254は、部材252と反対側の面が凹凸を有さず滑らかなものとなっている。そしてこの面には、長尺状の導電部材222,224,226が形成されている。導電部材222,224,226は、長尺状の部材254の長手方向に延在しており、部材254の短手方向に沿ってこの順で並んでいる。なお導電部材222,224,226は、例えば金属により形成されている。
図14は、本参考例において発光モジュールユニット100を電源レール200に装着する方法を説明するための図である。図15は、図14に示した溝132の近傍の領域の拡大図である。本参考例に係る発光モジュールユニット100は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光モジュールユニット100と同様の構成である。
板状の発光モジュールユニット100(基材110)の裏面(面130)には、溝132が形成されている。溝132は、矩形の面130の辺に沿って面130を横断している。
溝132の底面では、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が溝132の幅方向にこの順で並んでいる。これらの端子の配置間隔は、電源レール200の導電部材222,224,226の配置間隔とほぼ一致している。電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、溝132の長さ方向において、例えば、溝132のおおよそ中央に位置している。電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、板状の形状を有しており、その厚さ方向に溝132の底面と対向している。ただしこれらの端子の形状は板状に限定されるものではない。なお、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166は、溝132の底面から溝132の開口に向かってこれらの端子を付勢する付勢部材(例えば、バネ)を介して溝132の底面に接続していてもよい。
溝132の内両側面には、凸部180が形成されている。凸部180は、溝132の深さ方向において、端子160(電源端子162、接地端子164、及び信号端子166)と溝132の開口の間に位置している。本図に示す例では、凸部180は、溝132の開口に隣接している。
溝132の深さ方向から見て、凸部180は、溝132の側面に沿って、溝132の長さ方向に延在している。そして溝132の長さ方向における凸部180の両端は、溝132の両端に達している。ただし、凸部180が形成される範囲はこれに限定されるものではない。例えば、凸部180は、溝132の深さ方向から見て、溝132の長さ方向に沿って、端子160が設けられている領域及びその周辺領域のみに形成されていてもよい。
凸部180は、溝132の底面と対向する側面(第1側面182)が溝132の深さ方向と角度αに交わっている。さらに凸部180は、溝132の深さ方向に第1側面182と対向する側面(第2側面184)が溝132の底面側に傾いている。これにより、第2側面184は、溝132の深さ方向と角度β(鈍角)に交わっている。そして角度α,βは、α<βを満たしている。
本図に示す例では、第1側面182は、溝132の底面とほぼ平行になっている。これにより、角度αはほぼ90度となっている。ただし、角度αはこれに限定されるものではない。そして第1側面182は、電源レール200の長尺状の部材254の厚さとほぼ等しい距離だけ溝132の深さ方向に端子160(電源端子162、接地端子164、及び信号端子166)から離れている。これにより、部材254が溝132に差し込まれた場合に部材254を凸部180と端子160(溝132の底面)の間にはめ込むことができる。
本図に示す例では、第2側面184は、溝132の長さ方向から見て、第1側面182と鋭角に交わっている。ただし、第2側面184は、例えば、溝132の深さ方向に平行な面を介して第1側面182と繋がっていてもよい。
第2側面184によって溝132の幅方向に挟まれている領域には、溝132の底面に向かうにしたがって幅が狭くなる開口(開口134)が形成されている。開口134のうち溝132の底面から最も離れている部分の幅は、電源レール200の長尺状の部材254の幅よりも広いものとなっている。一方、開口134のうち溝132の底面から最も近い部分の幅は、部材254の幅よりも僅かだけ狭いものとなっている。開口134の底部の近傍の部材は、ある程度の剛性を有するとともに溝132の深さ方向に弾性を有している。
この構造においては、電源レール200の長尺状の部材254が開口134の傾斜面(第2側面184)に沿って開口134の底部に案内される。そして部材254が開口134の底部に達した場合、ある値以上の力を、部材254を介して開口134の底部の近傍の部材に加える。これにより、開口134の底部の近傍の部材の形状が変形して、開口134の底部の幅が部材254の幅よりも広がる。このため、部材254が開口134の底部を通過することができる。これにより、部材254を凸部180と溝132の底面の間の間隙に差し込むことができる。そして部材254がこの間隙に差し込まれた場合、開口134の底部の近傍の部材の形状がその弾性により元に戻る。これにより、部材254が凸部180と溝132の底面の間の間隙から離脱することが防止される。
溝132の長さ方向から見た場合の開口134の底部の中心に対する電源端子162、接地端子164、及び信号端子166の溝132の幅方向における相対的位置は、部材254の長手方向から見た場合の部材254の中心に対する導電部材222,224,226の部材254の幅方向における相対的位置と、ほぼ一致している。これにより、部材254が凸部180と溝132の底面の間の間隙に差し込まれた場合、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が導電部材222,224,226とそれぞれ対向することができる。
次に、発光モジュールユニット100を電源レール200に装着する方法について説明する。まず、図14(a)に示すように、電源レール200上において発光モジュールユニット100の位置合わせを行う。これにより、発光モジュールユニット100の裏面(面130)の溝132が電源レール200の長尺状の部材254を覆う領域に位置する。この場合、溝132の底面の電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が、部材254の導電部材222,224,226とそれぞれ対向する。
次に、発光モジュールユニット100を電源レール200に向けて移動させる。これにより、電源レール200の長尺状の部材254が溝132の開口(開口134)の傾斜面(第2側面184)に沿って開口134の底部に案内される。
次に、ある値以上の力を、部材254を介して開口134の底部の近傍の部材に加える。これにより、開口134の底部の近傍の部材の形状が変形する。そして開口134の底部の近傍の部材の形状が変形して、開口134の底部の幅が部材254の幅よりも広がる。このため、部材254が開口134の底部を通過することができる。
このようにして図14(b)に示すように、部材254が凸部180と溝132の底面の間の間隙に差し込まれる。そして部材254がこの間隙に差し込まれた場合、開口134の底部の近傍の部材の形状がその弾性により元に戻る。このようにして、発光モジュールユニット100が電源レール200に装着される。
以上、本参考例によれば、発光モジュールユニット100(基材110)の裏面には、溝132が形成されている、溝132の内両側面には、凸部180が形成されている。溝132の底面には、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が設けられている。電源レール200は、長尺状の部材254を有している。部材254には、導電部材222,224,226が設けられている。部材254は、凸部180と溝132の底面の間の間隙に差し込まれる。この場合、電源端子162、接地端子164、及び信号端子166が導電部材222,224,226とそれぞれ接続する。このようにして、発光モジュールユニット100を電源レール200に装着している。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 発光モジュールユニット
110 基材
120 面
130 面
132 溝
134 開口
140 光源
160 端子
162 電源端子
164 接地端子
166 信号端子
170 凸部
180 凸部
182 第1側面
184 第2側面
200 電源レール
212 溝
214 溝
216 溝
222 導電部材
224 導電部材
226 導電部材
232 凸部
234 凹部
240 溝
252 部材
254 部材
262 対向部分
264 接続部分
266 第1部分
268 第2部分
270 開口
300 電源
400 配線
500 部材

Claims (4)

  1. 発光装置に電力を供給する電力供給装置であって、
    第1方向に延在する絶縁部材と、
    前記絶縁部材に設けられ、前記第1方向に延在する複数の導電部と、
    を備え、
    前記導電部は、
    前記発光装置と電気的に接続し、
    前記発光装置を物理的に保持する電力供給装置。
  2. 請求項1に記載の電力供給装置において、
    前記絶縁部材は、互いに対向する第1縁部及び第2縁部を含む第1面を有し、
    前記複数の導電部は、
    前記第1縁部から前記第2縁部に向かう第2方向に沿って並べられており、
    前記第1縁部に最も近い前記導電部である第1導電部と、前記第2縁部に最も近い前記導電部である第2導電部とを含んでおり、
    前記第1面は、前記第2方向に沿った一直線上において前記第1導電部と前記第1縁部の間の距離と前記第2導電部と前記第2縁部の間の距離とが異なる領域を含んでいる電力供給装置。
  3. 請求項1に記載の電力供給装置において、
    前記複数の導電部が、互いに隣接する前記導電部である第1導電部、第2導電部、及び第3導電部を、前記第1方向に交わる第2方向に沿ってこの順に並べた状態で含んでおり、
    前記第2導電部と前記第1導電部の間の距離と、前記第2導電部と前記第3導電部の間の距離とが異なる電力供給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力供給装置において、
    他の電力供給装置と電気的に接続する接続部をさらに備える電力供給装置。
JP2014049344A 2014-03-12 2014-03-12 電力供給装置 Pending JP2015173084A (ja)

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