JP2008078013A - 照明器具構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 発光素子が実装される回路基板12と、上記回路基板を固定保持する金属台13と、上記回路基板を覆うカバー部材14と、上記金属台の下面に固定されるコネクタ15,16と、から成る照明器具構造10であって、上記コネクタが、絶縁材料から構成され、上記金属台及び回路基板に設けられた貫通孔12c,13cを貫通する突出部15cと、一端がこの突出部の頂面に露出するようにインサート成形された給電端子17と、を備え、上記突出部が上記金属台及び回路基板の貫通孔に挿入された状態で、上記一端のネジ孔に螺合される給電用ネジ18により、上記金属台及び回路基板に対して固定されると共に、回路基板の貫通孔周囲の回路パターンと電気的に接続されるように、構成する。
【選択図】 図1
Description
このような構成の車両用灯具においては、組立の際には、まずLED素子を基板に実装した後、基板の給電部に対してリード線をハンダ付けしてから、基板をヒートシンクに固定し、さらに基板に対してカバーを装着することにより、車両用灯具が完成する。
このような構成のLED信号灯具においては、組立の際には、まずLED素子を基板に実装した後、基板を樹脂プレートを挟んでヒートシンクに固定し、基板に取り付けられたコネクタに対してリード線側のコネクタを装着することにより、LED信号灯具が完成する。
そして、上記金属台の上面側から、上記突出部の頂面に露出する給電端子の一端のネジ孔内に上記給電用ネジを螺合させ、締め付ける。
これにより、上記コネクタが上記金属台そして上記回路基板に対して相対的に機械的に固定される。
最後に、上記金属台上にカバー部材を取り付けることにより、照明器具構造が完成することになる。
また、コネクタの給電レール等に対する着脱の際に、応力が回路基板や発光素子に伝達されるようなことがないので、このような応力による接続不良の発生が抑制され得ることになる。
この第二の態様では、給電端子の一端をナットで構成することにより、容易に且つ低コストでネジ孔を設けることができる。
この第三の態様では、上記コネクタが、上記突出部の金属台及び回路基板への給電用ネジによる機械的固定だけでなく、この固定部によっても上記金属台及び回路基板に対して機械的に固定されるので、上記コネクタが上記金属台及び回路基板に対してより強固に固定され得ることになる。
この第四の態様では、上記コネクタの突出部が、上記金属台及び回路基板の貫通孔内に挿入された状態で、給電用ネジが締め込まれたとき、この給電用ネジの頭部の周縁が、上記回路基板の貫通孔の周囲に直接に係合することにより、コネクタが金属台及び回路基板に対して機械的に固定され、電気的に接続されることになる。
この第五の態様では、上記金属台及び回路基板の貫通孔が、上記給電用ネジの頭部の径に対して比較的大きい場合であっても、上記給電用ネジが、ワッシャを介して上記金属台及び回路基板の貫通孔の周囲に係合するので、給電用ネジによる機械的固定がより確実に行なわれ得ることになる。
この第五の態様では、照明器具構造を使用する場合には、上記コネクタを給電レールに装着することにより、上記コネクタの給電端子の他端が、上記給電レールに当接して、上記給電端子の他端が給電レールに対して電気的に接続されると共に、上記コネクタの給電端子の他端が、上記給電レールに係合することによって、上記給電レールに対して機械的に固定され得る。
従って、上記コネクタを上記給電レールに装着するだけの簡単な作業によって、照明器具の電気的接続及び機械的固定がワンタッチで容易に行なわれ得ることになると共に、別途取付手段を用意する必要がない。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1において、照明器具構造10は、三個の発光素子としてのLED素子11が実装される回路基板12と、金属台13と、カバー部材14と、コネクタ15及び16と、から構成されている。
尚、上記LED素子実装部12eは、各LED素子11が実装されることにより、各LED素子11に対して給電が行なわれるように、適宜の形状に形成されている。
図示の場合には、上記LED素子実装部12eは、三個のLED素子11が上記電極部12f,12gに対して、互いに直列に接続されるように、形成されている。
尚、上記金属台13は、そのベース部13aの下面の両端付近にて、後述するコネクタ15が取り付けられるスペースを確保するために、これらの領域には放熱フィン部13bが備えられていない。
これらの貫通孔13c及び固定孔13dは、それぞれ上記回路基板12の貫通孔12c及び固定孔12dとほぼ同じ直径、またはこれより僅かに大きい直径を有するように、形成されている。
この係止部14aは、上記金属台13上に上記回路基板12が載置され固定された状態にて、上記金属台13の四隅付近に設けられた切欠部13eに係合すると共に、先端が内側に折曲げられることにより、上記金属台13に対して固定されるようになっている。
尚、上記カバー部材14は、その上面中央付近に、比較的大きな円形の光を透過する樹脂等による透光窓14bを備えており、組立状態にてLED素子11から出射した光がこの透光窓14bを通って外部に出射するようになっている。
そして、この透光窓14b以外は、光を透過しない樹脂等により形成されている。
ここで、上記コネクタ15及び16は、上記コネクタ15が二本の脚部を備えているのに対して、上記コネクタ16が一本の脚部を備えている点でのみ異なる構成になっている。
ここで、上記コネクタ15は、上記フランジ部15bの上面が、上記金属台13の下面に当接した状態で、上記金属台13に対して取り付けられるようになっている。
この給電端子17は、図3(B)から明らかであるように、その上端17aが突出部15cの頂面付近まで延びていると共に、下端が本体15a内で二つに分岐して、分岐した双方の脚部17b,17cが、それぞれ本体15aの下端の両側付近から下方に垂直に延びている。
ここで、これらの脚部17b,17cは、図3(B)に示すように、それぞれ板状に形成されており、互いに平行になっている。
このナット17dは、上記コネクタ15の上記金属台13及び回路基板12への取付の際に、上記回路基板12の貫通孔12c及び上記金属台13の貫通孔13cを介して、給電用ネジ18が螺合され、締め付けられることにより、上記コネクタ15が上記金属台13及び回路基板12に対して機械的に固定されると共に、上記回路基板12の導体部12bが、給電端子17に対して電気的に接続されるようになっている。
これにより、上記給電用ネジ18がナット17dに螺合され、締め込まれたとき、ワッシャ18aの外縁が、上記回路基板12の導体部12bの各電極部12f,12gに当接するので、上記給電用ネジ18が上記ワッシャ18aを介して、各電極部12f,12gと電気的に接続され得ることになる。
これらのネジ孔は、上記フランジ部15b内にインサート成形等により埋め込まれたナット15d,15eから構成されている。
これらのナット15d,15eは、上記コネクタ15の上記金属台13及び回路基板12への取付の際に、上記回路基板12の固定孔12d及び上記金属台13の固定孔13dを介して、固定用ネジ19が螺合され、締め付けられることにより、上記コネクタ15が上記金属台13及び回路基板12に対して機械的に固定されるようになっている。
即ち、まず、上記回路基板12の導体部12bのLED素子実装部12eに対して、各LED素子11が実装される。
次に、上記金属台13のベース部13aの下面の両端付近に対して、それぞれ上記コネクタ15及び16が持ち来たされ、これらの突出部15cが、対応する上記金属台13の貫通孔13c及び回路基板12の貫通孔12c内に挿入され、上記コネクタ15,16のフランジ部15bの上面が、上記金属台13の下面に当接される。
その際、各コネクタ15,16の給電端子17の上端は、絶縁材料から成る突出部15cにより周囲が包囲されているので、上記金属台13と接触することがない。
これにより、上記固定用ネジ19の頭部が、上記回路基板12の各固定孔12dの周縁に当接することにより、上記コネクタ15,16が上記回路基板12及び金属台13に対して機械的に固定される。
これにより、上記給電用ネジ18の頭部がワッシャ18aを介して、上記回路基板12の各貫通孔12cの周縁に当接することにより、上記コネクタ15,16が上記回路基板12及び金属台13に対して機械的に固定されると共に、各コネクタ15,16の給電端子17が、給電用ネジ18及びワッシャ18aを介して、上記回路基板12の各電極部12f,12gに対して電気的に接続されることになる。
ここで、給電レール20は、図5に示すように、全体が長尺の棒状に構成されていると共に、その上面にて三本の平行に延びる溝状の給電部21,22,23を備えている。
これらの給電部21,22,23は、例えば両側の給電部21,23が、+側に設定され、また中央の給電部22が、−側に設定されている。
尚、+側に関して、実際には、一方の給電部21または23のみが通電されるようにしてもよい。
これにより、上記給電レール20の給電部21,23または22が、各コネクタ15,16の給電端子17の脚部17b,17cまたは17eを介して、上記回路基板12の各電極部12f,12gに対して、電気的に接続されることになり、各LED素子11に対して給電が行なわれる。
従って、各LED素子11が駆動されて発光し、各LED素子11から出射した光は、上記カバー部材14の透光窓14bを介して外部に出射することになる。
そして、本発明による面光源装置は、光源としてLED素子を使用した各種照明灯具や、LED素子を使用した非常用灯具等として利用することができる。
11 LED素子(発光素子)
12 回路基板
12a 基板本体
12b 導体部
12c 貫通孔
12d 固定孔
12e LED素子実装部
12f,12g 電極部
13 金属台
13a ベース部
13b 放熱フィン部
13c 貫通孔
13d 固定孔
13e 切欠部
14 カバー部材
14a 係止部
14b 透光窓
15,16 コネクタ
15a 本体
15b フランジ部
15c 突出部
15d,15e ナット
17 給電端子
17a 上端
17b,17c,17e 脚部
17d ナット(ネジ部)
18 給電用ネジ
19 固定用ネジ
20 給電レール
21,22,23 給電部
Claims (6)
- 少なくとも一つの発光素子と、この発光素子が実装される回路パターンを備えた回路基板と、その上面に載置された上記回路基板を固定保持する金属台と、この金属台の上面にて各発光素子及び上記回路基板を覆うカバー部材と、上記金属台の下面に対して固定されるコネクタと、から成る照明器具構造であって、
上記コネクタが、絶縁材料から構成されていると共に、上記金属台及び回路基板に設けられた貫通孔を貫通する突出部と、一端がこの突出部の頂面に露出するようにインサート成形された給電端子と、を備えており、
上記突出部が上記金属台及び回路基板の貫通孔に挿入された状態で、上記給電端子の一端のネジ孔に螺合される給電用ネジにより、上記金属台及び回路基板に対して固定されると共に、回路基板の貫通孔周囲の回路パターンと電気的に接続される
ことを特徴とする、照明器具構造。 - 上記給電端子の突出部の頂面に露出する一端が、上記コネクタ内に埋め込まれたナットにより構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の照明器具構造。
- 上記コネクタが、突出部に隣接して、上記金属台及び回路基板に対する固定のためのネジ孔またはボス等の固定部を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の照明器具構造。
- 上記コネクタの上面が上記金属台の下面に当接した状態にて、上記突出部の頂面が、上記回路基板の貫通孔内にて、この回路基板の上面とほぼ同じ高さ位置に位置していることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の照明器具構造。
- 上記給電端子の突出部の頂面に露出する一端が、上記給電用ネジにより共締めされるワッシャを介して、上記回路基板の貫通孔周囲の回路パターンと電気的に接続されることを特徴とする、請求項1から4の何れかに記載の照明器具構造。
- 上記コネクタが、上記給電端子の他端を給電レールに対して装着することにより、電気的に接続すると共に機械的に固定するように、構成されていることを特徴とする、請求項1から5の何れかに記載の照明器具構造。
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