JP2015172694A - ズームレンズ、光学装置、ズームレンズの製造方法 - Google Patents

ズームレンズ、光学装置、ズームレンズの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズ等を提供する。
【解決手段】物体側から順に、負の第1レンズ群G1と、正の第2レンズ群G2と、負の第3レンズ群G3と、正の第4レンズ群G4とを有し、第2レンズ群G2が、物体側から順に、正の第1部分群G2aと、負の第2部分群G2bと、開口絞りSと、第3部分群G2cとを有し、変倍に際して、第1〜第3レンズ群G1〜G3が光軸に沿って移動し、第4レンズ群G4の位置が固定であり、合焦に際して、第3レンズ群G3の少なくとも一部が光軸に沿って移動し、第1部分群G2a又は第2部分群G2bが可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に好適なズームレンズ、光学装置、ズームレンズの製造方法に関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮像素子は高画素化が進んでいる。そして、高画素の撮像素子を備えた撮像装置に用いられる撮影レンズには、高い光学性能を有することが求められている。
斯かる背景の下、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とからなり、隣り合うレンズ群どうしの間隔を変化させて変倍を行い、第3レンズ群を光軸に沿って移動させて合焦を行う構成のズームレンズが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2001−343584号公報
しかしながら上述のような従来のズームレンズは、十分に小型化が図られていないという問題があった。また、所定のレンズを光軸に垂直な方向へ移動させて防振を行おうとすれば、光学性能が劣化してしまうという問題もあった。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズ、光学装置及びズームレンズの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、
前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有し、
変倍に際して、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第4レンズ群の位置が固定であり、
合焦に際して、前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動し、
前記第2レンズ群における前記第1部分群又は前記第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズを提供する。
0.15<|fw/fvr|<0.50
ただし、
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
fvr:前記可動群の焦点距離
また本発明は、
前記ズームレンズを有することを特徴とする光学装置を提供する。
また本発明は、
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、
前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有するようにし、
変倍に際して、前記第4レンズ群の位置が固定で、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群が光軸に沿って移動するようにし、
合焦に際して、前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動するようにし、
前記第2レンズ群における前記第1部分群又は前記第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動するようにし、
前記可動群が以下の条件式を満足するようにすることを特徴とするズームレンズの製造方法を提供する。
0.15<|fw/fvr|<0.50
ただし、
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
fvr:前記可動群の焦点距離
本発明によれば、小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズ、光学装置及びズームレンズの製造方法を提供することができる。
図1(a)、及び図1(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。 図2(a)、及び図2(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。 図3(a)、及び図3(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に防振を行った際のコマ収差図である。 図4(a)、及び図4(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における近距離物体合焦時の諸収差図である。 図5(a)、及び図5(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。 図6(a)、及び図6(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。 図7(a)、及び図7(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に防振を行った際のコマ収差図である。 図8(a)、及び図8(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における近距離物体合焦時の諸収差図である。 図9は本願のズームレンズを備えたカメラの構成を示す図である。 図10は本願のズームレンズの製造方法の概略を示す図である。
以下、本願のズームレンズ、光学装置及びズームレンズの製造方法について説明する。
本願のズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有し、変倍に際して、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第4レンズ群の位置が固定であり、合焦に際して、前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動し、前記第2レンズ群における前記第1部分群又は前記第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、以下の条件式(1)を満足することを特徴としている。
(1) 0.15<|fw/fvr|<0.50
ただし、
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
fvr:前記可動群の焦点距離
上記のように本願のズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有する。この構成により、本願のズームレンズは高変倍比と長焦点距離を有しながら良好な光学性能を達成することができる。
また、上記のように本願のズームレンズは、第2レンズ群における第1部分群又は第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動する。これにより、手ぶれ等に起因する像ぶれの補正、即ち防振を行うことができる。
条件式(1)は、可動群の屈折力を規定するものである。本願のズームレンズは、条件式(1)を満足することにより、小型化を図りながら防振時の光学性能の劣化を良好に抑えることができる。
本願のズームレンズの条件式(1)の対応値が下限値を下回ると、防振時の可動群の移動量が大きくなり過ぎる。このため、本願のズームレンズが大型化してしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の下限値を0.20とすることがより好ましい。
一方、本願のズームレンズの条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、可動群の屈折力が大きくなり過ぎる。このため、防振時に偏芯コマ収差、倍率色収差及び像面湾曲が悪化してしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の上限値を0.40とすることがより好ましい。
以上の構成により、小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズを実現することができる。
また本願のズームレンズは、前記第3部分群が正の屈折力を有することが望ましい。この構成により、正の第2レンズ群の主な屈折力を第3部分群が担うことにより、良好な収差補正を実現することができる。
また本願のズームレンズは、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2) 0.50<fw/f2<0.90
ただし、
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
条件式(2)は、第2レンズ群の屈折力を規定するものである。本願のズームレンズは、条件式(2)を満足することにより、良好な収差補正と小型化とを実現することができる。
本願のズームレンズの条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、第2レンズ群の屈折力が小さくなり過ぎて、所望の変倍を行うための移動量が大きくなり、大型化を招いてしまう。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の下限値を0.60とすることがより好ましい。
一方、本願のズームレンズの条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群の屈折力が大きくなり過ぎて、小型化には有利であるが、球面収差の発生や偏芯による敏感度の増大を招いてしまう。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の上限値を0.80とすることがより好ましい。
また本願のズームレンズは、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3) 0.20<|f2/fvr|<0.60
ただし、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
fvr:前記可動群の焦点距離
条件式(3)は、第2レンズ群の屈折力と可動群の屈折力の比を規定するものである。本願のズームレンズは、条件式(3)を満足することにより、小型化を図りながら防振時の光学性能の劣化を良好に抑えることができる。
本願のズームレンズの条件式(3)の対応値が下限値を下回ると、防振時の可動群の移動量が大きくなり過ぎる。このため、本願のズームレンズが大型化してしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(3)の下限値を0.30とすることがより好ましい。
一方、本願のズームレンズの条件式(3)の対応値が上限値を上回ると、可動群の屈折力が大きくなり過ぎる。このため、防振時に偏芯コマ収差、倍率色収差及び像面湾曲が悪化してしまうので好ましくない。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(3)の上限値を0.50とすることがより好ましい。
また本願のズームレンズは、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群及び前記第4レンズ群が、それぞれ少なくとも1つの非球面を備えていることが望ましい。この構成により、球面収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
本願の光学装置は、上述した構成のズームレンズを有することを特徴としている。これにより、小型で、防振時の光学性能が良好な光学装置を実現することができる。
本願のズームレンズの製造方法は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有するようにし、変倍に際して、前記第4レンズ群の位置が固定で、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群が光軸に沿って移動するようにし、合焦に際して、前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動するようにし、前記第2レンズ群における前記第1部分群又は前記第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動するようにし、前記可動群が以下の条件式(1)を満足するようにすることを特徴としている。これにより、小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズを製造することができる。
(1) 0.15<|fw/fvr|<0.50
ただし、
fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
fvr:前記可動群の焦点距離
以下、本願の数値実施例に係るズームレンズを添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1(a)、及び図1(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。なお、図1及び後述する図5中の矢印は、広角端状態から望遠端状態への変倍時の各レンズ群の移動軌跡を示している。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。なお、負メニスカスレンズL12は物体側及び像側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群G2aと、負の屈折力を有する第2部分群G2bと、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3部分群G2cとから構成されている。
第1部分群G2aは、両凸形状の正レンズL21からなる。
第2部分群G2bは、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22からなる。なお、負メニスカスレンズL22は物体側のレンズ面が非球面である。
第3部分群G2cは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と両凸形状の正レンズL24との接合レンズからなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31からなる。なお、負メニスカスレンズL31は物体側及び像側のレンズ面が非球面である。
第4レンズ群G4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL41からなる。なお、正メニスカスレンズL41は像側のレンズ面が非球面である。
以上の構成の下、本実施例に係るズームレンズでは、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増加し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1が光軸に沿って移動し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿って物体側へ移動する。なお、第4レンズ群G4の位置は変倍時に固定である。また、第2レンズ群G2の第1部分群G2a、第2部分群G2b、開口絞りS及び第3部分群G2cは変倍時に一体で移動する。
また本実施例に係るズームレンズでは、第3レンズ群G3を光軸に沿って像側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また本実施例に係るズームレンズでは、第2レンズ群G2における第2部分群G2bを可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表1に、本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
表1において、fは焦点距離、BFはバックフォーカス(最も像側のレンズ面と像面Iとの光軸上の距離)を示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えた光学面の順番、rは曲率半径、dは面間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との間隔)、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、物面は物体面、可変は可変の面間隔、絞りSは開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示している。非球面は面番号に*を付して曲率半径rの欄に近軸曲率半径の値を示している。空気の屈折率nd=1.0000の記載は省略している。
[非球面データ]には、[面データ]に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の非球面係数及び円錐定数を示す。
x=(h/r)/[1+{1−κ(h/r)1/2
+A4h+A6h+A8h+A10h10
ここで、hを光軸に垂直な方向の高さ、xを高さhにおける非球面の頂点の接平面から当該非球面までの光軸方向に沿った距離(サグ量)、κを円錐定数、A4,A6,A8,A10を非球面係数、rを基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)とする。なお、「E−n」(nは整数)は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。2次の非球面係数A2は0であり、記載を省略している。
[各種データ]において、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位は「°」)、Yは像高、TLは本実施例に係るズームレンズの全長(第1面から像面Iまでの光軸上の距離)、dnは第n面と第n+1面との可変の間隔をそれぞれ示す。なお、Wは広角端状態、Mは中間焦点距離状態、Tは望遠端状態をそれぞれ示す。
[レンズ群データ]には、各レンズ群の始面と焦点距離を示す。
[防振データ]において、Zは可動群のシフト量即ち光軸に直交する方向への移動量、θは本実施例に係るズームレンズの回転ぶれの角度(傾き角度、単位は「°」)、Kは防振係数をそれぞれ示す。
[条件式対応値]には、本実施例に係るズームレンズの各条件式の対応値を示す。
ここで、表1に掲載されている焦点距離f、曲率半径r及びその他の長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞

1 78.892 0.80 1.7450 52.4
2 10.034 1.71
*3 17.452 1.00 1.8512 40.0
*4 9.307 0.98
5 12.455 2.27 2.0007 25.5
6 26.745 可変

7 15.912 1.59 1.6380 61.0
8 -36.986 1.13
*9 -14.015 0.80 1.4978 82.6
10 -36.732 1.15
11(絞りS) ∞ 0.90
12 13.073 0.80 1.6133 35.8
13 5.489 2.81 1.4978 82.6
14 -33.124 可変

*15 -32.118 0.80 1.5452 63.7
*16 43.926 可変

17 -77.198 2.73 1.6263 60.3
*18 -16.492 BF

像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
3 0.000E+00 1.232E-04 -1.192E-06 9.574E-09 -1.191E-11
4 0.000E+00 -9.802E-06 -1.437E-06 -1.507E-08 -7.874E-11
9 0.000E+00 2.704E-05 3.771E-06 -1.175E-07 0.000E+00
15 0.000E+00 4.690E-04 3.430E-05 -9.148E-07 0.000E+00
16 0.000E+00 6.793E-04 3.487E-05 -8.133E-07 0.000E+00
18 0.000E+00 5.620E-05 -1.305E-06 4.685E-09 7.830E-12

[各種データ]
W T
f 10.20 29.40
FNO 3.6 6.35
2ω 77.6° 31.2°
Y 8.20 8.20
TL 58.03 58.47
BF 12.89 12.89

(無限遠物体合焦時)
W M T
f 10.20 18.60 29.40
d6 18.13 6.61 1.45
d14 2.12 7.29 13.58
d16 5.41 8.01 11.16
BF 12.89 12.89 12.89

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -16.57
2 7 14.62
3 15 -33.90
4 17 32.92

[防振データ]
W M T
f 10.20 18.60 29.40
Z 0.18 0.25 0.30
θ 0.5 0.5 0.5
K -0.50 -0.65 -0.84

[条件式対応値]
fvr = -46.06
(1) |fw/fvr| = 0.22
(2) fw/f2 = 0.70
(3) |f2/fvr| = 0.32
図2(a)、及び図2(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。図3(a)、及び図3(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態における無限遠物体合焦時に0.5°の回転ぶれに対して防振を行った際のコマ収差図、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に0.5°の回転ぶれに対して防振を行った際のコマ収差図である。図4(a)、及び図4(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における近距離物体合焦時の諸収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高をそれぞれ示す。dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)における収差をそれぞれ示し、d、gの記載のないものはd線における収差を示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。コマ収差図は、各像高Yにおけるコマ収差を示す。なお、後述する各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
各収差図より、本実施例に係るズームレンズは、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差が良好に補正され高い光学性能を有しており、さらに防振時にも高い光学性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
図5(a)、及び図5(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における断面図である。
本実施例に係るズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4とから構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。なお、負メニスカスレンズL12は像側のレンズ面が非球面である。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群G2aと、負の屈折力を有する第2部分群G2bと、開口絞りSと、正の屈折力を有する第3部分群G2cとから構成されている。
第1部分群G2aは、両凸形状の正レンズL21からなる。なお、正レンズL21は物体側のレンズ面が非球面である。
第2部分群G2bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23との接合レンズからなる。
第3部分群G2cは、両凸形状の正レンズL24からなる。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL31からなる。なお、負メニスカスレンズL31は像側のレンズ面が非球面である。
第4レンズ群G4は、物体側に凸面を向けた平凸形状の正レンズL41からなる。なお、正レンズL41は像側のレンズ面が非球面である。
以上の構成の下、本実施例に係るズームレンズでは、広角端状態から望遠端状態への変倍時に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との空気間隔が増加し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との空気間隔が増加するように、第1レンズ群G1が光軸に沿って移動し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿って物体側へ移動する。なお、第4レンズ群G4の位置は変倍時に固定である。また、第2レンズ群G2の第1部分群G2a、第2部分群G2b、開口絞りS及び第3部分群G2cは変倍時に一体で移動する。
また本実施例に係るズームレンズでは、第3レンズ群G3を光軸に沿って像側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
また本実施例に係るズームレンズでは、第2レンズ群G2における第1部分群G2aを可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表2に、本実施例に係るズームレンズの諸元の値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞

1 65.074 1.00 1.7678 49.7
2 10.582 2.22
3 21.472 1.00 1.7766 48.7
*4 9.015 0.60
5 11.386 2.67 2.0006 25.5
6 22.956 可変

*7 15.422 1.20 1.4978 82.6
8 -460.710 1.48
9 9.744 0.60 1.8081 22.7
10 6.869 1.20 1.8830 40.8
11 7.816 2.11
12(絞りS) ∞ 1.50
13 14.686 1.63 1.4978 82.6
14 -19.110 可変

15 10.782 0.80 1.6908 36.5
*16 7.017 可変

17 ∞ 2.50 1.7007 56.3
*18 -28.026 BF

像面 ∞

[非球面データ]
面番号 κ A4 A6 A8 A10
4 0.000E+00 -1.642E-04 -1.853E-07 -1.249E-08 -2.299E-10
7 0.000E+00 -1.148E-04 9.544E-07 -2.877E-08 -5.249E-10
16 0.000E+00 -2.139E-05 1.247E-06 -5.518E-08 0.000E+00
18 0.000E+00 4.282E-05 -1.969E-06 1.391E-08 -3.253E-11

[各種データ]
W T
f 10.2 29.40
FNO 3.6 6.35
2ω 77.6° 31.2°
Y 8.20 8.20
TL 59.06 59.06
BF 12.58 12.58

(無限遠物体合焦時)
W M T
f 10.20 19.99 29.40
d6 17.84 5.24 1.15
d14 1.61 7.63 12.53
d16 6.50 9.11 12.31
BF 12.58 12.58 12.58

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -15.4661
2 7 14.4691
3 15 -31.8519
4 17 40.0000

[防振データ]
W M T
f 10.20 19.99 29.40
Z 0.07 0.10 0.12
θ 0.3 0.3 0.3
K 0.80 1.04 1.27

[条件式対応値]
fvr = 30.00
(1) |fw/fvr| = 0.34
(2) fw/f2 = 0.70
(3) |f2/fvr| = 0.48
図6(a)、及び図6(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時の諸収差図である。図7(a)、及び図7(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態における無限遠物体合焦時に0.3°の回転ぶれに対して防振を行った際のコマ収差図、及び望遠端状態における無限遠物体合焦時に0.3°の回転ぶれに対して防振を行った際のコマ収差図である。図8(a)、及び図8(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係るズームレンズの広角端状態、及び望遠端状態における近距離物体合焦時の諸収差図である。
各収差図より、本実施例に係るズームレンズは、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差が良好に補正され高い光学性能を有しており、さらに防振時にも高い光学性能を有していることがわかる。
上記各実施例によれば、レンズ全長が短く小型軽量で、良好な光学性能を備え、防振時の光学性能の劣化が小さなズームレンズを実現することができる。なお、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。以下の内容は、本願のズームレンズの光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本願のズームレンズの数値実施例として4群構成のものを示したが、本願はこれに限られず、その他の群構成(例えば、5群等)のズームレンズを構成することもできる。具体的には、本願のズームレンズの最も物体側や最も像側にレンズ又はレンズ群を追加した構成でも構わない。
また、本願のズームレンズは、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としてもよい。特に、第3レンズ群の少なくとも一部を合焦レンズ群とすることが好ましい。斯かる合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等による駆動にも適している。
また、本願のズームレンズにおいて、いずれかのレンズ群全体又はその一部を、防振レンズ群として光軸に対して垂直な方向の成分を含むように移動させ、又は光軸を含む面内方向へ回転移動(揺動)させることにより、防振を行う構成とすることもできる。特に、本願のズームレンズでは第2レンズ群の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
また、本願のズームレンズを構成するレンズのレンズ面は、球面又は平面としてもよく、或いは非球面としてもよい。レンズ面が球面又は平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、レンズ加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を防ぐことができるため好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないため好ましい。レンズ面が非球面の場合、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)或いはプラスチックレンズとしてもよい。
また、本願のズームレンズにおいて開口絞りは第2レンズ群中に配置されることが好ましく、開口絞りとして部材を設けずにレンズ枠でその役割を代用する構成としてもよい。
また、本願のズームレンズを構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
次に、本願のズームレンズを備えたカメラを図9に基づいて説明する。
図9は、本願のズームレンズを備えたカメラの構成を示す図である。
図9に示すようにカメラ1は、撮影レンズ2として上記第1実施例に係るズームレンズを備えたレンズ交換式の所謂ミラーレスカメラである。なお、撮影レンズ2である上記第1実施例に係るズームレンズは、レンズ収納時に第1レンズ群と第2レンズ群との間隔を狭めて縮筒する構造とすることが好ましい。
本カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、不図示のOLPF(Optical low pass filter:光学ローパスフィルタ)を介して撮像部3の撮像面上に被写体像を形成する。そして、撮像部3に設けられた光電変換素子によって被写体像が光電変換されて被写体の画像が生成される。この画像は、カメラ1に設けられたEVF(Electronic view finder:電子ビューファインダ)4に表示される。これにより撮影者は、EVF4を介して被写体を観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部3で生成された被写体の画像が不図示のメモリに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
ここで、本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した上記第1実施例に係るズームレンズは、小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズである。したがって本カメラ1は、小型化を図りながら、防振時の良好な光学性能を実現することができる。なお、上記第2実施例に係るズームレンズを撮影レンズ2として搭載したカメラを構成しても、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。また、クイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに上記各実施例に係るズームレンズを搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
最後に、本願のズームレンズの製造方法の概略を図10に基づいて説明する。
図10に示す本願のズームレンズの製造方法は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、以下のステップS1〜S5を含むものである。
ステップS1:第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有するようにし、第1〜第4レンズ群をレンズ鏡筒内に物体側から順に配置する。
ステップS2:レンズ鏡筒に公知の移動機構を設ける等することで、変倍に際して、第4レンズ群の位置が固定で、第1〜第3レンズ群が光軸に沿って移動するようにする。
ステップS3:レンズ鏡筒に公知の移動機構を設ける等することで、合焦に際して、第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動するようにする。
ステップS4:レンズ鏡筒に公知の移動機構を設ける等することで、第2レンズ群における第1部分群又は第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動するようにする。
ステップS5:可動群が以下の条件式(1)を満足するようにする。
(1) 0.15<|fw/fvr|<0.50
ただし、
fw:広角端状態におけるズームレンズの焦点距離
fvr:可動群の焦点距離
斯かる本願のズームレンズの製造方法によれば、小型で、防振時の光学性能が良好なズームレンズを製造することができる。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G2a 第1部分群
G2b 第2部分群
G2c 第3部分群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
S 開口絞り
I 像面

Claims (7)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有し、
    前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有し、
    変倍に際して、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群が光軸に沿って移動し、前記第4レンズ群の位置が固定であり、
    合焦に際して、前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動し、
    前記第2レンズ群における前記第1部分群又は前記第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    0.15<|fw/fvr|<0.50
    ただし、
    fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
    fvr:前記可動群の焦点距離
  2. 前記第3部分群が正の屈折力を有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
    0.50<fw/f2<0.90
    ただし、
    fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    0.20<|f2/fvr|<0.60
    ただし、
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    fvr:前記可動群の焦点距離
  5. 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群及び前記第4レンズ群が、それぞれ少なくとも1つの非球面を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のズームレンズを有することを特徴とする光学装置。
  7. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを有するズームレンズの製造方法であって、
    前記第2レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第1部分群と、負の屈折力を有する第2部分群と、開口絞りと、第3部分群とを有するようにし、
    変倍に際して、前記第4レンズ群の位置が固定で、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群が光軸に沿って移動するようにし、
    合焦に際して、前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸に沿って移動するようにし、
    前記第2レンズ群における前記第1部分群又は前記第2部分群が可動群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動するようにし、
    前記可動群が以下の条件式を満足するようにすることを特徴とするズームレンズの製造方法。
    0.15<|fw/fvr|<0.50
    ただし、
    fw:広角端状態における前記ズームレンズの焦点距離
    fvr:前記可動群の焦点距離
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