JP2015172565A - フィルム検査方法及びそれを用いたフィルム製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
樹脂フィルムの表面の凹凸を精度良く検査する方法、及びそれを用いた優れた表面品位の樹脂フィルムを得ることができるフィルム製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明のフィルム検査方法は、投光手段から樹脂フィルムに向かって光を投射し、この樹脂フィルムを透過した透過光またはこの樹脂フィルムの表面で反射した反射光をスクリーンに投影し、このスクリーンに投影された陰影像を受光手段に取り込み、この受光手段が取り込んだ陰影像から前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出するフィルム検査方法であって、前記投光手段の光源として点光源を用いる。
【選択図】図1
樹脂フィルムの表面の凹凸を精度良く検査する方法、及びそれを用いた優れた表面品位の樹脂フィルムを得ることができるフィルム製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明のフィルム検査方法は、投光手段から樹脂フィルムに向かって光を投射し、この樹脂フィルムを透過した透過光またはこの樹脂フィルムの表面で反射した反射光をスクリーンに投影し、このスクリーンに投影された陰影像を受光手段に取り込み、この受光手段が取り込んだ陰影像から前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出するフィルム検査方法であって、前記投光手段の光源として点光源を用いる。
【選択図】図1
Description
本発明は、樹脂フィルムの表面の凹凸を精度良く検査する方法、及びそれを用いた優れた表面品位の樹脂フィルムを得ることができるフィルム製造方法に関する。
樹脂フィルムは、各種産業用途に広く使用されており、包装材料、磁気記録材料、電気絶縁材料、光学材料等多岐に渡って生産されている。しかしながら、用途が多様化するにつれて、樹脂フィルムに要求される特性および品質、さらにコストダウンに関わる生産性は、それぞれの用途分野において益々厳しくなっており、解決すべき課題も数多く有る。例えば、樹脂フィルムを、液晶偏光板、位相差板等の液晶ディスプレイ構成部材、PDP部材、タッチパネル用部材、合わせガラス用部材等の各種光学用フィルムとして用いる場合には、優れた透明性及びフィルム表面品位が要求される。これらの課題に対して、樹脂フィルムの特性改善と共に、フィルム製造時におけるフィルム検査方法が重要であり、フィルム表面品位をチェックする様々なフィルム検査方法の提案がなされている。
そのような中で、フィルム表面に穏やかに波状に生じた、それぞれの幅が10mm以上である凹凸条に起因して生じるフィルムの厚みむらを精度良く検査することができる透明フィルムの検査方法及び透明フィルムが提案されている(特許文献1)。
また、シート長手方向に平行なキズを検出する際に、高感度かつシート幅方向に亘って均一な感度を有する欠点検査装置および欠点検査方法が提案されている(特許文献2)。
特許文献1記載の透明フィルムの検査方法は、フィルム表面に穏やかに波状に生じ且つ幅が10mm以上である凹凸条に起因して生じるフィルムの厚みむらを検出することができる。しかしながら、フィルム表面の口金スジやコーティングによる塗布スジ等の局所的な凹凸を検出する点については考慮されていない。また、フィルムの製造工程外で検査を行うため、フィルムの生産性については十分ではなかった。
特許文献2記載の欠点検査装置および欠点検査方法は、シート表面を検査する際に複数の点光源がライン状に並べられたライン状照射光源を用いることで、シート長手方向に平行なキズを検出することができる。しかしながら、フィルム表面の口金スジやコーティングによる塗布スジ等の局所的な凹凸を検出する点については、十分ではなかった。
本発明の課題は、樹脂フィルムの表面の凹凸を精度良く検査する方法、及びそれを用いた優れた表面品位の樹脂フィルムを得ることができるフィルム製造方法を提供することである。
本発明のフィルム検査方法は、投光手段から樹脂フィルムに向かって光を投射し、この樹脂フィルムを透過した透過光またはこの樹脂フィルムの表面で反射した反射光をスクリーンに投影し、このスクリーンに投影された陰影像を受光手段に取り込み、この受光手段が取り込んだ陰影像から前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出するフィルム検査方法であって、前記投光手段の光源として点光源を用いる。
本発明のフィルム製造方法は、樹脂を押し出し手段により溶融押し出し、この押し出された溶融樹脂を口金手段により所定の幅と厚みにした後、冷却手段により冷却および固化してフィルム状にし、この樹脂フィルムを巻き取り手段で巻き取るフィルム製造方法において、前記冷却手段により溶融樹脂を冷却および固化してから前記巻き取り手段により樹脂フィルムを巻き取るまでの工程で、本発明のフィルム検査方法で前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出し、この検出された凹凸の状態に応じて、前記押し出し手段の押し出し条件を変更する。
本発明の別態様のフィルム製造方法は、走行する樹脂フィルムの少なくとも片面に塗布手段を用いて塗液を塗布し、この塗布した塗液を乾燥手段で乾燥し、この塗布層が設けられた樹脂フィルムを巻き取り手段で巻き取るフィルム製造方法において、前記塗布手段により塗液を塗布してから前記乾燥手段で塗液を乾燥するまでの工程で、本発明のフィルム検査方法で前記樹脂フィルムに設けられた塗布層の表面の凹凸を検出し、この検出された凹凸の状態に応じて、前記塗布手段の塗液供給条件を変更する。
本発明により、樹脂フィルムの表面の凹凸を精度良く検査するフィルム検査方法、及びそれを用いた優れた表面品位の樹脂フィルムを得ることができるフィルム製造方法を提供することができる。より具体的には、フィルム検査において、投光手段の光源として点光源を用いることで、フィルム表面の口金スジやコーティングによる塗布スジ等の局所的な凹凸を精度良く検出することができるため、例えば、液晶偏光板、位相差板等の液晶ディスプレイ構成部材、PDP部材、タッチパネル用部材、合わせガラス用部材等の各種光学用フィルムのフィルム検査方法及びそれを用いたフィルム製造方法として好適に用いることができる。
以下に、本発明を実施するための望ましい形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明のフィルム検査方法は、投光手段から樹脂フィルムに向かって光を投射し、この樹脂フィルムを透過した透過光またはこの樹脂フィルムの表面で反射した反射光をスクリーンに投影し、このスクリーンに投影された陰影像を受光手段に取り込み、この受光手段が取り込んだ陰影像から前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出するフィルム検査方法であって、前記投光手段の光源として点光源を用いる。
本発明のフィルム検査方法は、透明度が高く光を透過するものであれば透過方式によるフィルム検査方法が適しており、表面の反射率の高いものであれば反射方式によるフィルム検査方法が適している。
本発明の具体的な透過方式によるフィルム検査方法の概略図を図1に示す。本発明はこれに限定されるものではない。
走行する樹脂フィルム1に投光手段である点光源2から光を照射し、この樹脂フィルムを透過した透過光をスクリーン3に投影し、投影された光の陰影を受光手段に取り込んで測定する。受光手段としてレンズ5を搭載したラインセンサーカメラ4を使用している。
本発明の具体的な反射方式によるフィルム検査方法の概略図を図7に示す。本発明はこれに限定されるものではない。
走行する樹脂フィルム1に投光手段である点光源2から光を照射し、この樹脂フィルムの表面で反射した反射光をスクリーン3に投影し、投影された光の陰影を受光手段に取り込んで測定する。受光手段としてレンズ5を搭載したラインセンサーカメラ4を使用している。
本発明における樹脂フィルム1の材質は特に制約は無く、非晶性の熱可塑性樹脂や結晶性の熱可塑性樹脂の非晶体が好ましく、非晶性の熱可塑性樹脂としては、例えば、メタクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、脂環式構造を有する重合体、セルロース系樹脂、塩化ビニル、ポリスルホン、ポリスルホンエーテル等を挙げることができる。結晶性の熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。これらを非晶体にすることで光の透過が可能となる。本発明では、樹脂の原料コストや機械的強度等で優れるポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
本発明における樹脂フィルム1の走行形態は特に制約は無く、ばたつきや、シワが入ることなく安定して走行していればよい。走行速度としては10m/分〜500m/分が考えられるが、50m/分〜200m/分が好ましい。また、樹脂フィルム1の厚みは特に制約は無く、1μm〜8,000μmが考えられるが、10μm〜1,000μmが好ましい。
本発明における点光源2は、光を放射する部分が点のように小さければよく、蛍光灯やハロゲンランプの場合、光を透過するピンホールを有した遮光手段を通して点光源とする構造が考えられるが、非常に狭い1対の電極間で形成されたアーク放電から光を放出する高圧放電灯であることが好ましい。
本発明におけるスクリーン3の材質や構造は特に制約は無いが、スクリーン3の表面に明度差が有ると測定結果に影響を及ぼすので、樹脂フィルム1を透過または反射した光の陰影がムラ無く投影されることが好ましい。
本発明におけるレンズ5は特に制約はないが、スクリーン3に投影された光の陰影をカメラに取り込むもので、スクリーン3に焦点を合わせるためのピント機能と、照度を合わせるための絞り機能とを有することが好ましい。
本発明におけるカメラ4は特に制約は無いが、レンズ5を通じて取り込んだ光の陰影を複数の光電変換素子によりデジタル信号に変換するもので、ラインセンサーカメラやエリアセンサーカメラなどが使用できる。走行する樹脂フィルム1を連続的に検査するためには、ラインセンサーカメラが好ましい。
一般的なフィルムの検査方法の概略図を図3に示す。ハロゲンランプ6からの光を、複数の光ファイバからなる光ファイバ束7で横一線状のライン光源として樹脂フィルム1に照射し、樹脂フィルム1の陰影をレンズ5を搭載したカメラ4で直接測定する。このとき、各光ファイバから出る各光源の照射光軸9は、カメラ4からずれたところで各光源の照射光軸交点8で交差し、これを実現するために光ファイバ束7のそれぞれの光ファイバは中央部と端部とで異なる角度を有する。
この方法によれば、例えば、樹脂フィルム1の表面や内部の異物等は検出できるものの、樹脂フィルム1の表面の凹凸は、光ファイバ束7の端部からの光による陰影と光ファイバ束7の中央部からの光による陰影とが、光の発射位置と角度とが異なるため、異なるパターンの陰影となり、それらを重ねて同時に測定すると各光ファイバからの陰影が平均化され、結局、樹脂フィルム1の表面の凹凸を測定することができなくなる。
別の一般的なフィルムの検査方法の概略図を図4に示す。樹脂フィルム1に、ハロゲンランプ6からの光を当ててスクリーン3に投影し、投影された光の陰影についてレンズ5を搭載したカメラ10で測定する。
この方法によれば、樹脂フィルム1の表面の凹凸は、ある程度光の陰影として投影されるものの、ハロゲンランプ6はコイル形状をしたタングステン製フィラメントに電流を流して発光させるものであり、フィラメントは大きさを有しているため、フィラメントの端部からの光による陰影と、フィラメントの中央部または他端部からの光による陰影とのずれが発生することとなり、フィルムのスジ21による陰影だけを特定することはできない。
本発明のフィルム製造方法は、樹脂を押し出し手段により溶融押し出し、この押し出された溶融樹脂を口金手段により所定の幅と厚みにした後、冷却手段により冷却および固化してフィルム状にし、この樹脂フィルムを巻き取り手段で巻き取るフィルム製造方法において、前記冷却手段により溶融樹脂を冷却および固化してから前記巻き取り手段により樹脂フィルムを巻き取るまでの工程で、上記で説明したフィルム検査方法で前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出し、この検出された凹凸の状態に応じて、前記押し出し手段の押し出し条件を変更する方法である。
本発明の具体的なフィルム製造方法の概略図を図2に示す。本発明はこれに限定されるものではない。
熱可塑性樹脂を原料とするフィルム製造方法の場合、原料の樹脂ペレットを押し出し手段である押出機11に供給し、融点からプラス70℃の温度範囲で溶融状態にしてギヤポンプで計量後、濾過装置で溶融した樹脂を濾過し、異物やゲル化物等を取り除く。次いで、該濾過装置を通過した樹脂の溶融体は、口金手段である口金12で目的の幅と厚みに成形された後、連続的に一定量のシート状溶融物として吐出される。次いで、押し出された該シート状溶融物へ上面又は下面より静電荷を析出させて、10℃から60℃の温度範囲で冷却手段である回転冷却体13(キャスティングドラムとも呼ばれる)の表面で冷却、固化して未延伸の樹脂フィルム1を得る。フィルムのキャスト方法としては、スリット状、スポット状、面状のエアー供給装置(エアーチャンバーとも呼ばれる)からエアーを吹き出し、回転冷却体に密着させて冷却、固化させる方法、ニップロールにて回転冷却体に密着させて冷却、固化させる方法も好ましい。次いで、延伸装置を用いて該未延伸の樹脂フィルム1の二軸延伸を行う。ここで、一般的に、フィルムに分子配向を与えて物理的強度等を向上させることを目的とする二軸延伸方法としては、未延伸フィルムを縦延伸機でフィルムの搬送方向、すなわち、縦方向に延伸した後、縦方向に延伸された一軸延伸フィルムをステンター中で搬送方向と垂直なフィルムの幅方向、すなわち横方向に延伸する逐次二軸延伸法や、未延伸フィルムをステンター中でフィルムの縦方向および横方向とを同時に延伸する同時二軸延伸法などが知られている。
本発明のフィルム製造方法の一例として、逐次二軸延伸法の場合について説明する。縦延伸機14を用いて、前記未延伸の樹脂フィルム1をフィルムの搬送方向、すなわち、縦方向に延伸を行う。搬送方向への延伸とは、フィルムの搬送方向に分子配向を与えるための延伸を言い、通常は、ロール周速差により施され、この延伸は1段階で行ってもよく、また、複数本のロール対を使用して多段階で行ってもよい。樹脂フィルム1の延伸倍率としては、2〜8倍が好ましく用いられる。また、延伸温度としてはフィルムを構成する樹脂のガラス転移温度からプラス90℃の温度範囲が好ましい。このようにして得られた一軸延伸された樹脂フィルム1に、必要に応じてコロナ処理やフレーム処理、プラズマ処理などの表面処理を施した後、易滑性、易接着性、帯電防止性などの機能を、フィルム製造工程中で、塗布手段である塗布装置15で塗液を塗布することで付与してもよい。
次いで、ステンター17を用いて、縦方向に一軸延伸された樹脂フィルム1を、ステンター予熱室で予熱し、ステンター延伸室で搬送方向と垂直なフィルムの幅方向、すなわち横方向に延伸を行う。幅方向の延伸とは、フィルムの幅方向に分子配向を与えるための延伸を言い、ステンター中のフィルムの幅方向の両側端部の位置に有するレールに沿って、ステンターの入口部から出口部に向かって移動する多数のクリップで、フィルムの幅方向の両側端部を把持しながら搬送し、フィルムの幅方向に延伸を行う。樹脂フィルム1の延伸倍率としては、2〜8倍が好ましく用いられる。また、延伸温度としてはフィルムを構成する樹脂のガラス転移温度からプラス90℃の温度範囲が好ましい。こうして二軸延伸された樹脂フィルム1は、平面性、寸法安定性を付与するために、ステンター熱固定室で150℃から250℃の温度範囲で熱処理を行う。このようにして熱処理された後、ステンター冷却室で幅方向に均一に冷却させながら室温まで冷却し、巻き取り手段である巻取機18で巻き取り、二軸延伸された樹脂フィルム1を得る。また、必要に応じて、熱処理から除冷の際に弛緩処理などを併用してもよい。
本発明におけるフィルム検査機16の設置位置としては、上記で説明したフィルム製造工程内の冷却手段である回転冷却体13と巻き取り手段である巻取機18との間に設置することが好ましい。無延伸フィルムを製造する場合、前記の設置位置が好ましい。また、二軸延伸フィルムを製造する場合、同様の設置位置であるが、詳しくは、逐次二軸延伸法では塗布装置15(塗布装置で塗布を行わない場合、縦延伸機14)とステンター17との間、同時二軸延伸法では塗布装置15(塗布装置で塗布を行わない場合、回転冷却体13)とステンター17との間に設置することが好ましい。二軸延伸フィルムを製造する場合、フィルムが二軸延伸されることで、口金スジ等の樹脂フィルム1の表面の凹凸部分が平滑化されて、本発明のフィルム検査方法で樹脂フィルム1の表面の凹凸を検出する際に、検出し難くなることがある。
本発明のフィルム製造方法により、フィルム検査機16で樹脂フィルム1の表面の凹凸を検出し、それをデータ処理装置19で解析し、その結果を押し出し手段の押し出し条件にフィードバックさせて制御することで、優れた表面品位の樹脂フィルム1を得ることができる。具体的には、口金スジの場合、本発明のフィルム検査方法で樹脂フィルム1の表面の凹凸を精度良く検査し、例えば、押し出し手段の押し出し条件として、樹脂を溶融させる押出機の温度を上げることで、押出機のシリンダーや短管の壁面に偏在的に滞留する劣化ポリマー等を排出させて、口金スジを解消させることができる。
本発明の別態様のフィルム製造方法は、走行する樹脂フィルムの少なくとも片面に塗布手段を用いて塗液を塗布し、この塗布した塗液を乾燥手段で乾燥し、この塗布層が設けられた樹脂フィルムを巻き取り手段で巻き取るフィルム製造方法において、前記塗布手段により塗液を塗布してから前記乾燥手段で塗液を乾燥するまでの工程で、上記で説明したフィルム検査方法で前記樹脂フィルムに設けられた塗布層の表面の凹凸を検出し、この検出された凹凸の状態に応じて、前記塗布手段の塗液供給条件を変更する方法である。
本発明におけるフィルム検査機16の設置位置としては、フィルム製造工程内において塗布装置15で塗布を行う場合、上記で説明した通りである。また、塗布ラインとして単独で塗布装置15で塗布を行う場合、塗布手段である塗布装置15と乾燥手段である図示していない乾燥装置との間に設置することが好ましい。乾燥装置の後にフィルム検査機16を設置すると、塗布スジ等の樹脂フィルム1の表面の凹凸部分が平滑化されて、本発明のフィルム検査方法で樹脂フィルムの表面1の凹凸を検出する際に、検出し難くなることがある。
本発明のフィルム製造方法により、フィルム検査機16で樹脂フィルムの表面の凹凸を検出し、それをデータ処理装置19で解析し、その結果を塗布手段の塗液供給条件にフィードバックさせて制御することで、優れた表面品位の樹脂フィルム1を得ることができる。
以下、実施例に沿って本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。なお、諸特性は以下の方法により測定した。
(フィルムのスジ検出)
樹脂フィルムの厚みを接触式の電子マイクロ(メーカー:Anritsu、型式:FILMTHICKNESS TESTER KG601A)で測定し、0.2μm以上の局所的な厚みムラが樹脂フィルムの走行方向長さが10m以上続くものを、フィルムのスジとした。また、点光源は外観検査用点光源(メーカー:セリック株式会社、型式MP−160)、受光手段はラインセンサーカメラ(メーカー:キーエンス、型式XG−HL08M、画素数8192、スキャン速度45μs/line)を用いた。
樹脂フィルムの厚みを接触式の電子マイクロ(メーカー:Anritsu、型式:FILMTHICKNESS TESTER KG601A)で測定し、0.2μm以上の局所的な厚みムラが樹脂フィルムの走行方向長さが10m以上続くものを、フィルムのスジとした。また、点光源は外観検査用点光源(メーカー:セリック株式会社、型式MP−160)、受光手段はラインセンサーカメラ(メーカー:キーエンス、型式XG−HL08M、画素数8192、スキャン速度45μs/line)を用いた。
樹脂フィルムの厚みムラの測定結果(口金スジ有り)を、図5に示す。樹脂フィルムの厚みムラの測定結果(口金スジ無し)を、図6に示す。(フィルムの厚みムラデータ20)。
フィルムのスジ21に相当する部分の陰影について、照度が他の部分と比べて15%以上差が出た時、検出したと判定する。
○:フィルムのスジ21に相当する部分の照度が、他の部分と比べて15%以上差が出る。
×:フィルムのスジ21に相当する部分の照度が、他の部分と比べて15%以上差が出ない。
×:フィルムのスジ21に相当する部分でない部分でも、照度が他の部分と比べて15%以上差が出る部分がある。
○:フィルムのスジ21に相当する部分の照度が、他の部分と比べて15%以上差が出る。
×:フィルムのスジ21に相当する部分の照度が、他の部分と比べて15%以上差が出ない。
×:フィルムのスジ21に相当する部分でない部分でも、照度が他の部分と比べて15%以上差が出る部分がある。
(実施例1)
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図1に記載の検査方法で検査した。図5に示す平均厚み75μmのフィルムの厚みムラデータ20の幅方向位置104と174と192の3本のフィルムのスジ21全てを検出することができた。
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図1に記載の検査方法で検査した。図5に示す平均厚み75μmのフィルムの厚みムラデータ20の幅方向位置104と174と192の3本のフィルムのスジ21全てを検出することができた。
(実施例2)
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図1に記載の検査方法で検査したところ、図5に示す平均厚み75μmのフィルムの厚みムラデータ20の幅方向位置104と174と192の3本のフィルムのスジ21を検出したので、図2に示す押出機11の樹脂温度を2℃上げた結果、図6のフィルム厚みデータ20に示す通り、口金スジ21は解消した。
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図1に記載の検査方法で検査したところ、図5に示す平均厚み75μmのフィルムの厚みムラデータ20の幅方向位置104と174と192の3本のフィルムのスジ21を検出したので、図2に示す押出機11の樹脂温度を2℃上げた結果、図6のフィルム厚みデータ20に示す通り、口金スジ21は解消した。
(実施例3)
図2に記載のフィルム製造方法で製造した樹脂フィルム1を図1に記載の検査方法で検査したところ、塗布スジを検出したので、塗液供給量を20%増量した結果、塗布スジは解消した。
図2に記載のフィルム製造方法で製造した樹脂フィルム1を図1に記載の検査方法で検査したところ、塗布スジを検出したので、塗液供給量を20%増量した結果、塗布スジは解消した。
(実施例4)
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図7に記載の検査方法で検査した。図8に示す平均厚み75μmのフィルムの厚みムラデータ20の幅方向位置27と153の2本のフィルムのスジ21全てを検出することができた。
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図7に記載の検査方法で検査した。図8に示す平均厚み75μmのフィルムの厚みムラデータ20の幅方向位置27と153の2本のフィルムのスジ21全てを検出することができた。
(比較例1)
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図3に記載の検査方法で検査した。光ファイバ束7からの光がそれぞれ平均化されて、フィルムのスジ21が陰影として検出できなかった。
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図3に記載の検査方法で検査した。光ファイバ束7からの光がそれぞれ平均化されて、フィルムのスジ21が陰影として検出できなかった。
(比較例2)
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図4に記載の検査方法で検査した。スクリーン3に陰影は写るもののフィルムのスジ21以外のフィルム厚みのうねりや、皺も陰影となり、どれがフィルムのスジ21か判別できなかった。
図2に記載のフィルム製造方法で図5に記載の樹脂フィルム1を図4に記載の検査方法で検査した。スクリーン3に陰影は写るもののフィルムのスジ21以外のフィルム厚みのうねりや、皺も陰影となり、どれがフィルムのスジ21か判別できなかった。
本発明により、樹脂フィルムの表面の凹凸を精度良く検査する方法、及びそれを用いた優れた表面品位の樹脂フィルムを得ることができるフィルム製造方法を提供することができる。例えば、液晶偏光板、位相差板等の液晶ディスプレイ構成部材、PDP部材、タッチパネル用部材、合わせガラス用部材等の各種光学用フィルムのフィルム検査方法及びそれを用いたフィルム製造方法として好適に用いることができる。
1:樹脂フィルム
2:点光源
3:スクリーン
4:ラインセンサーカメラ
5:レンズ
6:ハロゲンランプ
7:光ファイバ束
8:各光源の照射光軸交点
9:各光源の照射光軸
10:カメラ
11:押出機
12:口金
13:回転冷却体
14:縦延伸機
15:塗布装置
16:フィルム検査機
17:ステンター
18:巻取機
19:データ処理装置
20:フィルムの厚みムラデータ
21:フィルムのスジ
2:点光源
3:スクリーン
4:ラインセンサーカメラ
5:レンズ
6:ハロゲンランプ
7:光ファイバ束
8:各光源の照射光軸交点
9:各光源の照射光軸
10:カメラ
11:押出機
12:口金
13:回転冷却体
14:縦延伸機
15:塗布装置
16:フィルム検査機
17:ステンター
18:巻取機
19:データ処理装置
20:フィルムの厚みムラデータ
21:フィルムのスジ
Claims (5)
- 投光手段から樹脂フィルムに向かって光を投射し、この樹脂フィルムを透過した透過光またはこの樹脂フィルムの表面で反射した反射光をスクリーンに投影し、このスクリーンに投影された陰影像を受光手段に取り込み、この受光手段が取り込んだ陰影像から前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出するフィルム検査方法であって、前記投光手段の光源として点光源を用いる、フィルム検査方法。
- 前記点光源として高圧放電灯を用いる、請求項1のフィルム検査方法。
- 前記受光手段としてラインセンサーカメラを用いる、請求項1または2のフィルム検査方法。
- 樹脂を押し出し手段により溶融押し出し、この押し出された溶融樹脂を口金手段により所定の幅と厚みにした後、冷却手段により冷却および固化してフィルム状にし、この樹脂フィルムを巻き取り手段で巻き取るフィルム製造方法において、
前記冷却手段により溶融樹脂を冷却および固化してから前記巻き取り手段により樹脂フィルムを巻き取るまでの工程で、請求項1〜3のいずれかのフィルム検査方法で前記樹脂フィルムの表面の凹凸を検出し、この検出された凹凸の状態に応じて、前記押し出し手段の押し出し条件を変更する、フィルム製造方法。 - 走行する樹脂フィルムの少なくとも片面に塗布手段を用いて塗液を塗布し、この塗布した塗液を乾燥手段で乾燥し、この塗布層が設けられた樹脂フィルムを巻き取り手段で巻き取るフィルム製造方法において、
前記塗布手段により塗液を塗布してから前記乾燥手段で塗液を乾燥するまでの工程で、請求項1〜3のいずれかのフィルム検査方法で前記樹脂フィルムに設けられた塗布層の表面の凹凸を検出し、この検出された凹凸の状態に応じて、前記塗布手段の塗液供給条件を変更する、フィルム製造方法。
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