JP2015170012A - 管理装置及び印刷加工システム - Google Patents

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Abstract

【課題】装置に対する設定をデータ管理して、各装置で設定データを使用可能にする管理装置及び印刷加工システムを提供する。
【解決手段】個別帳票を製造する製造システムが備える連続した複数の装置の各々に対して通信可能に接続された管理装置1であって、各装置の設定内容を含む設定データは、各装置を識別する装置IDにより各装置での設定内容を特定可能であり、通信可能に接続されたPC等の外部装置により作成されて送信された設定データを受信する設定データ受信部11と、受信した設定データを、装置IDに基づいて各装置で使用するデータになるようにデータを抽出する設定データ抽出部12と、抽出されたデータに対応する製造システムの装置に、抽出されたデータを送信する設定データ送信部14と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷加工を行う各装置を管理する管理装置及び印刷加工システムに関する。
大量の可変する個別データに基づいて請求書等の帳票を製造する場合、作業の効率化を図るために、可変の個別データを印刷出力するプリンタ工程と、個別データに対してミシン目を入れる等の加工等の工程とを、一連の工程で行うニーズが存在する。そして、プリンタや加工機等の各装置によって、一連の工程を行うシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−107712号公報
特許文献1に記載の管理サーバは、各装置を制御するものである。そして、印刷会社のように、大型の装置を用いてプリントや加工等の工程を行うものは、各々の工程に対応する装置に対して、用紙、インク、ミシン目の比率等の設定をしてから各工程を行う。従来は、これらの設定を、各装置の設置場所でオペレータが手作業にて行う必要があった。
本発明は、装置に対する設定をデータ管理して、各装置で設定データを使用可能にする管理装置及び印刷加工システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、個別の印刷加工物を製造する印刷加工部(8)が備える連続した複数の装置(80)の各々に対して通信可能に接続された管理装置(1)であって、各装置の設定内容を含む設定データは、各装置を識別する装置識別情報により各装置での設定内容を特定可能であり、通信可能に接続された外部装置(6)により作成されて送信された前記設定データを受信する設定データ受信部(11)と、前記設定データ受信部が受信した前記設定データを、前記装置識別情報に基づいて各装置で使用するデータになるようにデータを抽出する設定データ抽出部(12)と、前記設定データ抽出部により抽出されたデータに対応する前記印刷加工部の装置に、抽出された前記データを送信する設定データ送信部(14)と、を備えること、を特徴とする管理装置である。
第2の発明は、第1の発明の管理装置(1)において、前記設定データは、基準言語で作成されており、前記複数の装置(80)は、各々前記基準言語及び前記基準言語とは異なる言語のいずれかを解釈するものであり、前記基準言語と、各装置に対応した言語とを対応付けた言語変換テーブル(31)を記憶する記憶部(30)と、前記設定データ抽出部(12)により抽出されたデータを、前記言語変換テーブルを参照して各装置に対応した言語に変換する言語変換部(13)と、を備え、前記設定データ送信部(14)は、前記言語変換部により変換されたデータを、前記印刷加工部(8)のうち対応する装置に送信すること、を特徴とする管理装置である。
第3の発明は、第2の発明の管理装置において、前記設定データは、JDF(Job Definition Format)データであること、を特徴とする管理装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの管理装置(1)において、前記設定データ受信部(11)が受信した前記設定データが複数あり、複数の前記設定データのうち各装置(80)に対する設定内容が同一であるデータが存在する場合には、同一の設定内容である2以上の設定データを集約した集約データを作成するデータ集約部(15)を備えること、を特徴とする管理装置である。
第5の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの管理装置(1)において、前記印刷加工部(8)で製造中及び製造予定の前記設定データのデータ名を、管理画面(90)に出力させる画面出力部(21)を備え、前記画面出力部は、前記印刷加工部での製造状況と、前記データ名とを対応付けて出力させること、を特徴とする管理装置である。
第6の発明は、第5の発明の管理装置(1)において、オペレータによる操作を受け付ける操作受付部(23)と、前記操作受付部により前記画面出力部(21)に表示された前記管理画面(90)の前記データ名のうち複数のデータ名の選択を受け付けた場合に、選択された複数のデータ名に対応した前記設定データが所定の条件を満たす場合には、各設定データの内容を集約した集約データを作成するデータ集約部(15)と、を備えること、を特徴とする管理装置である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの管理装置(1)と、第1の発明から第6の発明までのいずれかの印刷加工部(8)と、加工内容の情報であり、前記装置(80)ごとに有する印刷加工データを記憶する印刷加工データ記憶装置(5)と、を備える印刷加工システム(100)であって、前記設定データは、この設定データに対応する前記印刷加工データの前記印刷加工データ記憶装置での格納位置を示す格納位置情報を含み、前記印刷加工部の各装置は、前記管理装置の前記設定データ送信部(14)が送信したデータを受信して解釈し、前記印刷加工データ記憶装置に対して前記格納位置情報によって特定した格納位置の印刷加工データの送信を要求すること、を特徴とする印刷加工システムである。
第8の発明は、第7の発明の印刷加工システム(100)において、前記管理装置又はこの管理装置に対して通信可能な外部記憶装置(6)は、前記設定データを記憶する設定データ記憶部を備え、前記外部装置は、前記設定データ記憶部に記憶された前記設定データを参照可能であること、を特徴とする印刷加工システムである。
本発明によれば、装置に対する設定をデータ管理して、各装置で設定データを使用可能にする管理装置及び印刷加工システムを提供することができる。
本実施形態に係る印刷加工システムの全体構成図である。 本実施形態に係る製造システムの一例を示す図である。 本実施形態に係る管理装置のブロック図である。 本実施形態に係る管理装置でのメイン処理のフローチャートである。 本実施形態に係る管理装置での表示例を示す図である。 本実施形態に係る管理装置での開始処理のフローチャートである。 本実施形態に係る製造システムの各装置が行う準備処理のフローチャートである。 本実施形態に係る管理装置でのエラー時処理のフローチャートである。 本実施形態に係る管理装置でのまとめ処理を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る印刷加工システム100の全体構成図である。
図2は、本実施形態に係る製造システム8の一例を示す図である。
図1に示す印刷加工システム100は、個別帳票(個別の印刷加工物)の作成に必要なデータの管理から、帳票の製造までを行うシステムである。
印刷加工システム100を運営するシステム管理会社(印刷会社等)は、依頼主(クレジットカード会社や金融機関等)から顧客情報が入ったデータを受領する。そして、システム管理会社は、受領したデータから顧客宛の個別帳票を製造する。
印刷加工システム100は、管理装置1と、印刷加工データ装置5(印刷加工データ記憶装置)と、設定データ装置6(外部記憶装置、設定データ記憶部)と、製造システム8(印刷加工部)とを備える。
管理装置1と、印刷加工データ装置5と、製造システム8とは、専用線N1を介して接続されている。また、管理装置1は、設定データ装置6に対しては、専用線N2を介して接続されている。
上記通信方法により、印刷加工データ装置5と、設定データ装置6とは、直接アクセスができないようになっている。後述するように、印刷加工データ装置5は、高セキュリティ性が要求される。
管理装置1は、製造システム8での製造の進行状況を監視し、製造システム8を制御して遠隔操作を行う。また、管理装置1は、製造システム8が備える各装置80(プリンタ80a、加工機80b、加刷機80c、検査機80d)の設定データを、各装置80で設定できる状態にして送信する。管理装置1は、設定データを含むジョブチケットを、設定データ装置6から受信する。ジョブチケットに含まれる設定データは、各装置80の全ての設定内容を含んだ1つのデータである。
印刷加工データ装置5は、印刷加工データを記憶する装置である。印刷加工データは、依頼主であるクレジットカード会社や金融機関等から受領したデータを、各装置80で加工等ができるように生成したデータである。受領したデータには、依頼主の顧客に関する個人情報(クレジットカード番号や氏名等)を含む。よって、印刷加工データ装置5は、高セキュリティである必要がある。印刷加工データ装置5は、製造システム8の各装置80から送信要求を受信することで、送信要求に対応する印刷加工データを、製造システム8の各装置80に送信する。
印刷加工データとは、プリント用データ、加工用データ、加刷用データ、検査用データ等を総称したものをいう。印刷加工データは、製造システム8の各装置80に合わせたフォーマットになっている。
プリント用データは、製造システム8のプリンタ80aで使用するデータであり、例えば、PDF(Portable Document Format)形式である。加工用データは、加工機80bで使用するデータであり、例えば、PDF形式である。加刷用データは、加刷機80cで使用するデータであり、複数のデータを圧縮したものである。検査用データは、検査機80dで使用するデータである。
上述のように、印刷加工データは、各装置80に対応して各々1つのデータになっている。よって、印刷加工データ装置5では、処理単位ごとに複数のデータを1つのフォルダにまとめて記憶している。
設定データ装置6は、設定データを含むジョブチケットを記憶する装置である。また、設定データ装置6は、ジョブチケットを、管理装置1に送信する。ジョブチケットは、設定データの他、実行タイミングの情報であるスケジュール情報を含む。設定データは、上述したように、各装置80の設定に関するデータであるが、印刷加工データに関する情報を含む。印刷加工データに関する情報は、印刷加工データのデータ名や、印刷加工データ装置5の格納位置を示す格納位置情報を含む。
各装置80の設定に関する情報は、例えば、印刷加工する紙については、厚さや大きさ、インクについては、温度設定、ミシン目加工については、早さ、移動速度、ミシン目の比率、レーザ加工については、レーザ光の強度、速度等のパラメータ情報である。各設定内容には、装置ID(IDentifier、装置識別情報)が関連付けられている。設定データは、JDF(Job Definition Format)(登録商標)データであってもよい。JDFとは、印刷物の各製造工程間で情報を共有するために設計された業界標準のデータ変換フォーマットをいう。
設定データ装置6は、設定データを設計する各部門のパソコン(PC、外部装置)に対して、例えば、イントラネット等の回線N3によって接続されている。このようにすることで、設計部門では、既に作成済の設定データを参照できるので、新たな設定データ作成の際に、その設定内容のパラメータ情報を参考にできる。
製造システム8は、帳票の印刷、加工、加刷等を行い、請求書、発送物、伝票等の個別帳票を製造するシステムである。
製造システム8は、プリンタ80aと、加工機80bと、加刷機80cと、検査機80dとを備える。図2の例では、加工機80bと、検査機80dとが各々2台ずつあり、X1方向からX2方向に帳票が流れることで連続加工ができるように、各装置80がインラインに接続されている。なお、加工は、加工機80bでの処理のみならず、プリンタ80a等を含む各装置80での処理を含む概念である。また、インラインとは、各装置80間が物理的に接続されて、連動することをいう。
各装置80は、図示しないコントローラに各々接続されている。コントローラは、各装置80と、管理装置1との間でデバイスパラメータの情報交換のためのインタフェースを制御する。
プリンタ80aと、加工機80bと、加刷機80cと、検査機80dとは、各々異なるメーカ製のものであってよい。また、図2の例では、加工機80bと、検査機80dとは、各々2台ずつあるが、この場合に、各加工機80bと、各検査機80dとは、各々異なるメーカ製のものであってよい。
印刷やレーザ加工等の装置80のメーカには、それぞれメーカ独自の特質がある。システム管理会社には、個別帳票を製造するのに際し、必要な加工を行う最適な装置80を採用したいニーズがある。そこで、印刷加工システム100のシステム管理会社が、ニーズに合った装置80を選択してインラインに接続する。
ところで、個別帳票を製造する際は、図2に示す各装置80の全てを使う場合があってもいいし、一部の装置80を使わない場合があってもいい。個別帳票は、その種類等に応じて一部不要な工程があり、全ての装置80を使用しない場合であっても、同じ製造システム8で製造できる。インラインに接続されている装置80を移動させるのは、大変な作業である。しかし、印刷加工システム100は、一部の装置80を使用しないことにすることで、装置80の移動作業を行う必要がなく、様々な種類の加工に使用できるので、準備時間を短縮できる。
プリンタ80aは、プリント用データを入力し、連続帳票に印刷をする装置である。
加工機80bは、加工用データを入力し、連続帳票に折り加工、レーザを用いたミシン目加工等の加工をする装置である。
加刷機80cは、加刷用データを入力し、機能性材料をインクジェットインク化し、帳票印刷後に、さらに情報をプリントする装置である。加刷機80cは、例えば、連続帳票に減感インクを塗布することで複写帳票を製造できる。
検査機80dは、加工が正しくされたか否かを検査する装置である。
各装置80は、各々受信した各装置80用の設定データである装置設定データにより、各装置80の設定を行う。その後、各装置80が印刷加工データを用いて処理を行うことで、製造システム8は、個別帳票を製造する。
次に、管理装置1について説明する。
図3は、本実施形態に係る管理装置1のブロック図である。
管理装置1は、制御部10と、記憶部30と、表示部41と、操作部45と、通信I/F(インタフェース)部49とを備える。
制御部10は、管理装置1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、設定データ受信部11と、設定データ抽出部12と、言語変換部13と、設定データ送信部14と、設定データ集約部15(データ集約部)と、照会データ送信部17と、状況データ受信部18と、装置指示部19と、画面出力部21と、操作受付部23とを備える。
設定データ受信部11は、設定データ装置6に記憶されているジョブチケットを、設定データ装置6から受信する。
設定データ抽出部12は、設定データ受信部11が受信したジョブチケットに含まれる設定データを、各装置80のデータに分けて、装置IDに基づいて各装置80の単位でデータを抽出する。
言語変換部13は、設定データ抽出部12により抽出されたデータを、言語変換テーブル31を参照して各装置80に対応した言語に変換する。
設定データ送信部14は、言語変換部13により変換された装置設定データを、そのデータに対応する装置80に送信する。
設定データ集約部15は、ジョブチケット記憶部32に記憶されている未実行の複数のジョブチケットのうち、各装置80に対する設定内容が同一である複数のジョブチケットを、所定の条件を満たす場合に集約して、集約データを作成する。
照会データ送信部17は、製造システム8の各装置80に対して、問合せのための照会データを送信する。
状況データ受信部18は、照会データ送信部17が送信した照会データに対する応答として各装置80から出力された進行状況に関するデータである状況データを受信する。
装置指示部19は、状況データ受信部18が受信した全ての装置80の状況データが準備完了である場合に、全ての装置80に対して製造開始を指示する。また、装置指示部19は、状況データ受信部18が受信した状況データにエラーを示すものがある場合に、製造中の全ての装置80に対して製造停止を指示する。
画面出力部21は、状況データ受信部18が受信した状況データに基づいて、製造システム8での進行状況を管理画面90(図8参照)に出力させる。
操作受付部23は、操作部45を操作するオペレータによる操作を受け付ける。
これらの処理の詳細については、後述する。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、言語変換テーブル31と、ジョブチケット記憶部32と、状況データ記憶部33とを備える。
言語変換テーブル31は、基準言語と、各装置80に対応した言語とを対応付けて記憶したテーブルである。基準言語とは、ジョブチケットに含まれる設定データを記載した言語であり、ある規則にしたがって作成されたものである。例えば、プリンタ80aであれば、設定データで用いられている用語と、プリンタ80aが解釈可能なその用語に対応するコマンドとを関連付けて記憶している。
ジョブチケット記憶部32は、設定データ装置6から受信したジョブチケットを記憶する。
状況データ記憶部33は、状況データ受信部18が受信した状況データを記憶する。
表示部41は、例えば、液晶パネル等で構成される表示装置である。表示部41は、後述する管理画面90を表示する。
操作部45は、例えば、キーボード、マウス等の入力装置である。操作部45は、オペレータが操作する装置である。
通信I/F部49は、印刷加工データ装置5、設定データ装置6及び製造システム8の間で通信を行うための通信インタフェースである。
次に、管理装置1の処理を説明する。
まずは、管理装置1のメイン処理について説明する。
図4は、本実施形態に係る管理装置1でのメイン処理のフローチャートである。
図5は、本実施形態に係る管理装置1での表示例を示す図である。
図6は、本実施形態に係る管理装置1での開始処理のフローチャートである。
図7は、本実施形態に係る製造システム8の各装置80が行う準備処理のフローチャートである。
図4の処理にあたり、管理装置1は、電源が投入されて起動されており、制御部10(設定データ受信部11)は、設定データ装置6で準備ができたジョブチケットを、設定データ装置6から都度受信して、ジョブチケット記憶部32に記憶するものとして説明する。なお、設定データ装置6では、設定データに対応する印刷加工データが生成された場合に、準備ができたと判断して、ジョブチケットを管理装置1に送信する。
図4のステップS(以下、「S」という。)10において、制御部10(画面出力部21)は、管理画面90を表示部41に出力する。
ここで、管理装置1の表示部41に表示される管理画面90について、図5に基づき説明する。
管理画面90は、オペレータが監視し、各装置80に対する遠隔操作を行う画面である。
管理画面90は、装置表示部91と、ジョブチケット部92と、ボタン部93とを含む。
装置表示部91は、各装置80の作業状況(状態)と、接続状況とを表す。
作業状況は、装置80の状態(例えば、準備中、実行待ち、実行中、エラー等)を表示する。
接続状況は、接続状態が有効か、又は無効かを示す。また、有効か無効かは、オペレータにより選択可能になっている。オペレータは、インライン接続された各装置80のうち一部を使用しない場合には、管理画面90から該当の装置80を選択して無効にする。そうすることで、その装置80では処理せず、帳票を次の装置80に送る紙送り処理のみを行う。
ジョブチケット部92は、ジョブチケット記憶部32に記憶されているジョブチケット名と、その状態(例えば、未実行、進行中、完了、エラー等)を表示する。状態が進行中の場合には、進捗度合い(パーセンテージ表示等)を表示してもよい。
ボタン部93は、オペレータが操作するボタンを表示する。ボタン部93は、開始指示、まとめ処理、ログ、終了等のボタンを備える。開始指示は、ジョブチケット部92のジョブチケットを1つ選択された状態にして選択することで、選択されたジョブチケットを使用したジョブの製造を開始させることができる。まとめ処理は、後述する。ログは、管理画面90でオペレータが操作を行った操作ログ、後述する管理装置1の各処理のログを表示させるものである。終了は、管理画面90を閉じて、管理装置1での処理を終了する際に用いるものである。
制御部10は、このような管理画面90を表示部41に出力し、随時更新するので、オペレータは、製造システム8での製造状況を把握できる。
図4に戻り、S11において、制御部10(照会データ送信部17)は、製造システム8の各装置80に対して照会データを送信する。
S12において、制御部10(状況データ受信部18)は、製造システム8の各装置80から照会データに対する応答である状況データを受信し、状況データ記憶部33に記憶する。
S13において、制御部10(画面出力部21)は、状況データによって管理画面90を更新する。
例えば、準備完了の旨の状況データである場合には、制御部10は、管理画面90の装置表示部91に表示された該当の装置80の作業状況を、「準備中」から「実行待ち」に変更する。また、ジョブが完了した旨の状況データである場合には、制御部10は、管理画面90の装置表示部91に表示された該当の装置80の作業状況を、「実行中」から「準備中」に変更する。
なお、制御部10が設定データ装置6からジョブチケットを受信して、ジョブチケット記憶部32に記憶した場合には、管理画面90のジョブチケット部92に記憶したジョブチケットのジョブチケット名を追加する。
S14において、制御部10は、ジョブチケット記憶部32記憶されたジョブチケットのうち製造開始前である未実行のジョブがあるか否かを判断する。未実行のジョブがある場合(S14:YES)には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、未実行のジョブがない場合(S14:NO)には、制御部10は、処理をS11に移す。
S15において、制御部10は、開始処理を行う。
ここで、開始処理について、図6に基づき説明する。
図6のS30において、制御部10は、ジョブチケットの内容に基づいて、未実行のジョブのうち次に実行すべきジョブを決定する。ジョブチケットには、スケジュール情報を含むので、スケジュール順に早いものを優先して実行する。なお、管理画面90において、優先順位になるようにジョブチケットをソートした状態で、表示させるようにしてもよい。
S31において、制御部10は、ジョブに関するオペレータからの開始指示を、操作部45を介して受け付ける。なお、制御部10は、S30で決定したジョブ以外の開始指示を、受け付けないようにしてもよい。また、制御部10は、未実行のジョブであれば、S30で決定したジョブ以外であっても開始指示を受け付けるようにしてもよい。
S32において、制御部10(設定データ抽出部12)は、開始指示を受け付けたジョブに対応する設定データから、各装置80の設定内容を含むように装置設定データを抽出する。設定データ抽出部12は、装置IDに基づいて、その装置80に対応する設定内容のパラメータ情報を抽出できる。よって、抽出した装置設定データは、各装置80に対応したものになっている。
S33において、制御部10(言語変換部13)は、抽出した装置設定データの各々を、言語変換テーブル31を用いて、各装置80において設定可能に変換する。
例えば、設定データはmm単位のデータであり、装置80がinch単位やピクセル単位のものを処理する場合には、言語変換部13は、mm単位からその装置80で処理可能な単位に変換する。また、言語変換部13は、各装置80に対するコマンドを、その装置80が解釈可能なコマンドに変換する。
S34において、制御部10(設定データ送信部14)は、変換後の装置設定データを、製造システム8の各装置80に送信する。
装置設定データを受信する製造システム8の各装置80では、後述する準備処理を行う。
S35において、制御部10(照会データ送信部17)は、一定時間ごと(例えば、60秒ごと)に、各装置80に対して照会データを送信する。
各装置80のコントローラは、照会データを受信したことに応じて、受信した際の各装置80の状況に関する状況データを送信する。
S36において、制御部10(状況データ受信部18)は、照会データに対する応答として、状況データを各装置80から受信して状況データ記憶部33に記憶する。
S37において、制御部10は、接続状態が有効である全ての装置80から受信した状況データが準備完了であるか否かを判断する。全ての装置80から準備完了の状況データを受信した場合(S37:YES)には、制御部10は、処理をS38に移す。他方、全ての装置80から準備完了の状況データを受信していない場合(S37:NO)には、制御部10は、処理をS35に移す。全ての装置80から準備完了の状況データを受信していない場合とは、少なくとも1つの装置80から準備完了の状況データを受信しなかった場合をいう。
S38において、制御部10(装置指示部19)は、全ての装置80に対して製造開始を指示する。その後、制御部10は、本処理を終了し、処理を図4のS16に移す。
次に、製造システム8の各装置80が行う準備処理について、図7に基づき説明する。
図7のS40において、各装置80のコントローラは、受信した装置設定データに基づいて、印刷加工データ装置5に対して印刷加工データを要求する。装置設定データには、印刷加工データ装置5内の格納位置に関する情報を含む。よって、各装置80のコントローラは、印刷加工データ装置5に対して印刷加工データを、格納位置を指定して要求できる。
S41において、各装置80のコントローラは、装置設定データを用いて各装置80を設定する設定作業を行う。この設定は、例えば、加工機80bがレーザ加工機の場合には、レーザ光の出射位置や出力量を特定したりするものをいう。また、プリンタ80aの場合には、製造する帳票に適するインクを選択したりすることをいう。また、加刷機80cの場合には、減感インクを乾燥させるためのヒータの温度を、設定温度に上昇させたりすることをいう。
S42において、各装置80のコントローラは、要求に対応した印刷加工データを適宜受信して、各装置80の記憶部(図示せず)に記憶させる。
S43において、各装置80のコントローラは、その装置80が製造開始可能な状態になったか、つまり、準備完了か否かを判断する。印刷加工データを受信し、装置設定データに基づいてその装置80の設定が完了した場合に、各装置80のコントローラは、準備完了であると判断できる。準備完了である場合(S43:YES)には、各装置80のコントローラは、処理をS44に移す。他方、準備完了ではない場合(S43:NO)には、各装置80のコントローラは、処理をS41に移し、準備完了になるまで処理を繰り返す。
S44において、各装置80のコントローラは、製造開始の指示を受信したか否かを判断する。上述の図6のS38において、管理装置1が製造開始の指示をした場合には、各装置80のコントローラは、製造開始の指示を受信できる。製造開始の指示を受信した場合(S44:YES)には、各装置80のコントローラは、処理をS45に移す。他方、製造開始の指示を受信していない場合(S44:NO)には、各装置80のコントローラは、S44の処理を繰り返す。
S45において、各装置80のコントローラは、各装置80を制御して、製造を開始して、加工処理を行う。その後、各装置80のコントローラは、本処理を終了する。
図4に戻り、S16において、制御部10(照会データ送信部17)は、製造システム8の各装置80に対して照会データを送信する。
S17において、制御部10(状況データ受信部18)は、製造システム8の各装置80から照会データに対する応答である状況データを受信し、状況データ記憶部33に記憶する。
S18において、制御部10(画面出力部21)は、状況データによって管理画面90を更新する。ここで、制御部10は、ジョブが進行中の場合に、進行度合い(パーセンテージ表示等)を更新してもよい。
S19において、制御部10は、受信した状況データから製造システム8での処理が終了し、ジョブが完了したか否かを判断する。ジョブが完了した場合(S19:YES)には、制御部10は、処理をS20に移す。他方、ジョブが完了していない場合(S19:NO)には、制御部10は、処理をS20aに移す。
S20において、制御部10は、受信した状況データに含む処理数が、予め処理数として把握している予定数に一致しているか否かの完了確認処理を行う。制御部10は、印刷加工データ装置5に対してアクセスすることで、予定数を把握できる。なお、完了確認処理の結果、処理数と予定数とが一致しない場合には、制御部10は、管理画面90に処理数不一致のメッセージを出力してもよい。そのようにすることで、オペレータは、処理数不一致に対する対処を行うことができる。
S21において、制御部10は、処理を終了するか否かを判断する。処理を終了する場合とは、ジョブチケット記憶部32に記憶されている全てのジョブチケットの処理が終わっており、オペレータが管理画面90から終了を選択する(図5参照)ことで、管理装置1の電源をオフにする場合等をいう。処理を終了する場合(S21:YES)には、制御部10は、本処理を終了する。他方、処理を終了しない場合(S21:NO)には、制御部10は、処理をS11に移す。
他方、S20aにおいて、制御部10は、受信した状況データのうち1つでもエラーを表すデータがあるか否かを判断する。受信した状況データのうち1つでもエラーを表すデータがあった場合には、接続状態が有効である全ての装置80を停止する必要がある。エラーを表すデータがある場合(S20a:YES)には、制御部10は、処理をS21aに移す。他方、エラーを表すデータがない場合(S20a:NO)には、制御部10は、処理をS16に移す。
S21aにおいて、制御部10は、エラー時処理を行う。その後、制御部10は、処理をS16に移す。
次に、エラー時処理について説明する。
図8は、本実施形態に係る管理装置1でのエラー時処理のフローチャートである。
S50において、制御部10(装置指示部19)は、接続状態が有効である全ての装置80に対して製造停止を指示する。これにより、製造停止の指示を受信した各装置80のコントローラは、製造を停止させる。
各装置80の停止後、オペレータは、エラー原因を調査する。そして、オペレータは、エラー原因に対する対処をして、再開のための準備を行う。例えば、紙詰まりの場合には、オペレータは、詰まった紙を取り除いて、新たな白紙の連続帳票を各装置80にセットする。
S51において、制御部10(照会データ送信部17)は、製造システム8の各装置80に対して照会データを送信する。
S52において、制御部10(状況データ受信部18)は、製造システム8の各装置80から照会データに対する応答である状況データを受信し、状況データ記憶部33に記憶する。
S53において、制御部10は、受信した状況データによって再開が可能か否かを判断する。例えば、エラーに対する対処が終わった後で受信した状況データが、装置80が未実行であることを示すものである場合には、再開が可能であると判断できる。再開が可能な場合(S53:YES)には、制御部10は、処理をS54に移す。他方、再開が可能ではない場合(S53:NO)には、制御部10は、処理をS51に移す。
S54において、制御部10は、再開に関するオペレータからの開始指示を、操作部45を介して受け付ける。
S55において、制御部10(装置指示部19)は、全ての装置80に対して製造の再開を指示する。その後、制御部10は、本処理を終了し、処理を図4のS16に移す。
次に、ジョブの実行前に管理画面90で行うまとめ処理について説明する。
図9は、本実施形態に係る管理装置1でのまとめ処理を説明するための図である。
ジョブチケットは、処理単位(ロット単位)ごとに作成される。処理単位は、業務によって異なるため、処理単位に含まれる印刷加工データは、様々なデータ量のものが存在する。例えば、業務が日本全国にある各地の拠点ごとになっている場合には、大都市を含む拠点のものはデータ量が多く、その他の拠点のものはデータ量が少ないという場合がある。
各製造終了時に各装置80が停止する際には、白紙帳票(損紙)が流れるので、オペレータは、紙をセパレートする作業を行う。処理単位ごとに製造を行う場合には、データ量が少ないものの処理が多くなると、装置80の停止頻度が高くなるので、送りの白紙帳票が無駄になる。また、オペレータが紙をセパレートする作業も煩雑である。そこで、同じ内容の業務が複数ある場合には、まとめ処理を事前に行うことで、無駄を防ぐことができる。まとめ処理は、複数のジョブチケットを選択することで、1つのジョブチケットにまとめるものである。
図9(a)に示す管理画面90は、複数のジョブチケットが選択され、まとめ処理のボタンが選択された態様を示す。ここでは、選択された複数のジョブチケットを、反転した状態で示す。
まとめ処理のボタンが選択されたことで、制御部10(操作受付部23)は、まとめ処理を行う旨を受け付ける。そして、制御部10(設定データ集約部15)は、選択された複数のジョブチケットの設定データの内容を比較する。まとめ処理を行うことができる条件(所定の条件)は、以下のとおりである。
・ジョブチケットが未実行であること。
・設定データの内容のうち、各装置80の設定に関する情報が一致していること。
・印刷加工データに関する情報が異なること。
制御部10は、まとめ処理を行うことができると判断した場合には、図9(b)に示すメッセージボックス95を、管理画面90に表示する。そして、オペレータから「OK」の選択を受け付けたことで、制御部10(設定データ集約部15)は、まとめ処理を行う。制御部10(設定データ集約部15)は、各ジョブチケットに含まれる印刷加工データに関する情報を抽出して、それら複数の印刷加工データに関する情報を記載した設定データを新たに作成し、ジョブチケット部92に追加する。まとめ処理を行った後のジョブチケットは、図9(c)のレコード92aに示すように、まとめ処理をしたものであることがわかるように、そのジョブ名の先頭に「M」が付されたものになる。
なお、図9(c)では、まとめ処理を行う前に選択された複数のジョブチケットも、ジョブチケット部92に表示するようにしているが、まとめ処理後は、表示しないようにしてもよい。また、図9(c)に示すように表示していても、まとめ処理を行う前に選択された複数のジョブチケットを実行できないようにしてもよい。さらに、まとめ処理後のジョブチケットを実行する前は、まとめ処理を行う前に選択された複数のジョブチケットの各々を実行できるようにし、それらのうち1つでも実行した際には、まとめ処理後のジョブチケットを実行できないようにしてもよい。いずれにしても、同一内容の個別帳票を1回だけ製造できるように制御できればよい。
このように、本実施形態によれば、印刷加工システム100は、以下のような効果がある。
(1)管理装置1が製造システム8の複数の装置80に対して、製造開始までの処理を制御するので、遠隔で各装置80に対する設定及び操作ができる。そして、各装置80は、管理装置1からの指示によって製造を開始できる。よって、開始オペレーション等のオペレーションが単純化できる。また、管理装置1によって、インライン接続された複数の装置80を一元的に管理できる。
(2)管理装置1が状況データを受信して記憶することで、各装置80の動作ログ等を管理できる。よって、ログの管理が一元化でき、トレーサビリティが向上する。
また、状況データに基づいて製造に関する進行状況を、管理画面90に出力するので、オペレータが製造システム8での進行状況を簡単に把握できる。
(3)管理装置1が主体となって照会データを送信して、各装置80から状況データを受信するので、各装置80は、受信した照会データに対して応答すればよく、各装置80の負荷を低減できる。また、照会データを適宜送信することで、状況データを受信し、その結果を管理画面90に反映させるので、製品の進行状況を随時把握できる。
(4)製造システム8の複数の装置80のうち1つでもエラーになった場合には、管理装置1が製造システム8の全ての装置80を停止させることができる。よって、オペレータが各装置80を停止するために、各装置80の前まで行く、という労力を削減できる。
(5)製造システム8の各装置80は、受信した装置設定データの内容を解釈して、必要な印刷加工データを取得できる。よって、各装置80が主体となって、加工に必要な印刷加工データを、印刷加工データ装置5から取得できる。
(6)オペレータが管理画面90を参照して、次に製造するジョブを指定できる。
オペレータは、管理画面90を見て、指示するだけで、一連の個別帳票を製造システム8で製造できる。
(7)管理装置1は、設定データのうち各装置80に対応する部分を抽出し、抽出した装置設定データを対応する装置80に送信する。よって、各装置80では、その装置80で使用する装置設定データのみを受信でき、各装置80でその装置設定データを使用して設定ができる。
設定内容がデータ化されているので、設定内容をデータとして管理ができる。
(8)言語変換テーブル31を有するので、例えば、各装置80が異なるメーカ製のものであるために言語が異なる場合であっても、その装置80が解釈可能な言語で装置設定データを送信できる。
よって、製造システム8にて異なるメーカ製の装置80をインライン接続したものであっても、メーカの差異を意識することなく各装置80を使用できる。また、設定データに基づき各装置80で設定作業を行えるので、オペレータが各装置80の設置位置で設定をするという煩雑さを解消できる。
(9)複数のジョブチケットに含まれる設定データのうち各装置80に対する設定内容が同一である場合には、それらのジョブチケットを集約できる。よって、例えば、小ロットの個別帳票を製造するものである場合に、条件が合えば複数ロットを連続して製造できるので、各個別帳票を製造するごとに行われる紙送りによる紙の無駄を省いたりできる。
しかも、オペレータが自ら集約対象のジョブチケットを選択することで、選択したジョブチケットを集約できる。
(10)管理画面90を表示するので、オペレータは、その画面を見れば製造システム8での製造状況や、製造予定のものを確認できる。
(11)設定データ装置6に設定データを含むジョブチケットを記憶するデータ記憶部を備えるので、開発部門のPC等、外部装置から設定データを参照可能にできる。よって、外部装置において、例えば、新たに設定データを作成する際に、既にある設定データを参考にでき、設定データの作成に関する労力が削減できる。また、設定データを1ヶ所で集中管理ができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、まとめ処理は、オペレータが指定した複数のジョブチケットに対して行うものであった。しかし、管理装置の制御部がジョブチケットを常に監視しており、設定データが同一のものがあった場合に自動でまとめ処理を行うものであってもよい。
(2)本実施形態では、言語変換テーブル31を1つ有するものとして説明した。しかし、装置ごとの変換テーブルを有してもよい。
(3)本実施形態では、設定データ装置6が全ての設定データを記憶するものとして説明した。しかし、管理装置が備えてもよい。
(4)本実施形態では、印刷加工データとして、プリント用データ、加工用データ、加刷用データ、検査用データを例に説明した。しかし、印刷加工データは、これらのデータのうち、一部のデータ(例えば、プリント用データ、加工用データのみ)であってもよい。これにより、印刷のみのもの、印刷と加工のみのもの、印刷と加刷のみのもの等、依頼主の様々なニーズに対応した個別帳票を作成するためのデータを対象にできる。
また、製造システム8を、プリンタ80a、加工機80b、加刷機80c、検査機80dを備えるのものとして説明した。しかし、製造システムは、連続用紙から個別帳票の作成に係る他の工程のための装置があってもよいし、ない装置があってもよい。
さらに、本実施形態の製造システム8の構成も一例にすぎない。
1 管理装置
5 印刷加工データ装置
6 設定データ装置
8 製造システム
10 制御部
11 設定データ受信部
12 設定データ抽出部
13 言語変換部
14 設定データ送信部
15 設定データ集約部
17 照会データ送信部
18 状況データ受信部
19 装置指示部
21 画面出力部
23 操作受付部
30 記憶部
31 言語変換テーブル
32 ジョブチケット記憶部
33 状況データ記憶部
41 表示部
80 装置
80a プリンタ
80b 加工機
80c 加刷機
80d 検査機
90 管理画面
100 印刷加工システム

Claims (8)

  1. 個別の印刷加工物を製造する印刷加工部が備える連続した複数の装置の各々に対して通信可能に接続された管理装置であって、
    各装置の設定内容を含む設定データは、各装置を識別する装置識別情報により各装置での設定内容を特定可能であり、
    通信可能に接続された外部装置により作成されて送信された前記設定データを受信する設定データ受信部と、
    前記設定データ受信部が受信した前記設定データを、前記装置識別情報に基づいて各装置で使用するデータになるようにデータを抽出する設定データ抽出部と、
    前記設定データ抽出部により抽出されたデータに対応する前記印刷加工部の装置に、抽出された前記データを送信する設定データ送信部と、
    を備えること、
    を特徴とする管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置において、
    前記設定データは、基準言語で作成されており、
    前記複数の装置は、各々前記基準言語及び前記基準言語とは異なる言語のいずれかを解釈するものであり、
    前記基準言語と、各装置に対応した言語とを対応付けた言語変換テーブルを記憶する記憶部と、
    前記設定データ抽出部により抽出されたデータを、前記言語変換テーブルを参照して各装置に対応した言語に変換する言語変換部と、
    を備え、
    前記設定データ送信部は、前記言語変換部により変換されたデータを、前記印刷加工部のうち対応する装置に送信すること、
    を特徴とする管理装置。
  3. 請求項2に記載の管理装置において、
    前記設定データは、JDF(Job Definition Format)データであること、
    を特徴とする管理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の管理装置において、
    前記設定データ受信部が受信した前記設定データが複数あり、複数の前記設定データのうち各装置に対する設定内容が同一であるデータが存在する場合には、同一の設定内容である2以上の設定データを集約した集約データを作成するデータ集約部を備えること、
    を特徴とする管理装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の管理装置において、
    前記印刷加工部で製造中及び製造予定の前記設定データのデータ名を、管理画面に出力させる画面出力部を備え、
    前記画面出力部は、前記印刷加工部での製造状況と、前記データ名とを対応付けて出力させること、
    を特徴とする管理装置。
  6. 請求項5に記載の管理装置において、
    オペレータによる操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部により前記画面出力部に表示された前記管理画面の前記データ名のうち複数のデータ名の選択を受け付けた場合に、選択された複数のデータ名に対応した前記設定データが所定の条件を満たす場合には、各設定データの内容を集約した集約データを作成するデータ集約部と、
    を備えること、
    を特徴とする管理装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の管理装置と、
    請求項1から請求項6までのいずれかに記載の印刷加工部と、
    加工内容の情報であり、前記装置ごとに有する印刷加工データを記憶する印刷加工データ記憶装置と、
    を備える印刷加工システムであって、
    前記設定データは、この設定データに対応する前記印刷加工データの前記印刷加工データ記憶装置での格納位置を示す格納位置情報を含み、
    前記印刷加工部の各装置は、前記管理装置の前記設定データ送信部が送信したデータを受信して解釈し、前記印刷加工データ記憶装置に対して前記格納位置情報によって特定した格納位置の印刷加工データの送信を要求すること、
    を特徴とする印刷加工システム。
  8. 請求項7に記載の印刷加工システムにおいて、
    前記管理装置又はこの管理装置に対して通信可能な外部記憶装置は、前記設定データを記憶する設定データ記憶部を備え、
    前記外部装置は、前記設定データ記憶部に記憶された前記設定データを参照可能であること、
    を特徴とする印刷加工システム。
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