JP2015168215A - 枚葉印刷機用コータ装置 - Google Patents

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勝光 秋山
Katsumitsu Akiyama
勝光 秋山
虎 肖
Hu Xiao
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【課題】 印刷品にコータ処理を行わないときであって印刷品がコータユニットを通過する際に、コータ胴と印刷品が接触して発生する紙汚れなど印刷障害を回避して印刷効率を向上させることができる枚葉印刷機用コータ装置の提供。【解決手段】 エアーシリンダー3のハウジングを片側のフレーム50に取り付ける。シャフト11を印刷機の両サイドフレームの間に取り付ける。レバー6の回転センターはシャフト11の両端に連結し、その一方の先端とエアーシリンダー3のピストンロッドを連結する。連結ロッド4はレバー6のもう一方軸端と連結する。支持シャフト10は両サイドのフレームの外側面に固定する。ローラ掛けレバー7はコータ胴52の両端のメタル8に固定してセットする。ローラ掛けレバー7の一方の軸端は連結ロッド4と連結し、もう一方の軸端は支持シャフト10と連結する。エアーシリンダー3のピストンロッドの伸縮により、ローラ掛けレバー7はコータ胴52を駆動して、支持シャフト10の周りを回転する。【選択図】 図4

Description

本発明は、枚葉印刷機用コータ装置に関し、特に、印刷品にコータ処理を行わないときであって印刷品がコータユニットを通過する際に発生する紙汚れなどの印刷障害を回避して印刷効率を向上させることを図った枚葉印刷機用コータ装置に関する。
図1に示すように、従来、枚葉印刷機用コータ装置におけるコータ胴52と圧胴53の距離間隔の調整には、主にエキセン付軸受の機構が採用されている。
コータ胴52は、エキセン付軸受9’に取り付けられており、エキセン付軸受9’のセンター位置を変化させることでコータ胴52と圧胴53の間隔が変化し、コータ胴52と圧胴53の距離を適当に離して保つことができる。
印刷品55にコータを転写しない時には、印刷品55をコータユニットに通すが、コータ装置は、エキセン付軸受9’の偏心量の大きさに依存するため、コータ胴52と圧胴53の隙間L1が小さくなる。
しかしながら、従来の枚葉印刷機用コータ装置によれば、以下のような問題があった。
(1)印刷品にコータ処理を行わないときに印刷品をコータユニットに通す場合、隙間L1が小さいため、印刷品とコータ胴が接触しやすく、印刷品には紙汚れ等の印刷故障が発生するという問題があった。
(2)また、印刷済の印刷品はインキが完全に乾燥しないので、隙間L1が小さいと、印刷品とコータ胴が接触し、コータ胴の表面にインキが付いて、次に来る印刷品にはダブり等の印刷故障が発生するという問題があった。
(3)そうなると、常にコータ胴をきれいに清掃しておかなければならず、印刷機で連続して印刷を行うことができなくなり、印刷機による印刷効率に影響を与えるという問題があった。
従って、本発明の目的は、印刷品にコータ処理を行わないときであって印刷品がコータユニットを通過する際に、コータ胴と印刷品が接触して発生する紙汚れなど印刷障害を回避して印刷効率を向上させることができる枚葉印刷機用コータ装置を提供することにある。
本発明は、以上の目的を達成するために、印刷機におけるコータ胴と圧胴の間の距離間隔を調整して印刷効率を向上させるための枚葉印刷機用コータ装置であって、前記印刷機の片側のフレームの外側に位置し、該フレームに取り付けられるピストンロッド下向きのエアーシリンダーと、前記エアーシリンダーのピストンロッドに連結されるレバーと、前記印刷機の両側のフレーム間に取り付けられて前記レバーの回転の中心となるシャフトと、前記コータ胴の両側に固定されるローラ掛けレバーと、前記レバーと前記ローラ掛けレバーを連結する連結ロッドと、前記印刷機の両側のフレームの外側面に対応して固定されており、前記ローラ掛けレバーに連結される支持シャフトと、を備え、前記ローラ掛けレバーは、前記エアーシリンダーのピストンロッドの伸縮により前記コータ胴を駆動して前記支持シャフトの周りを回転することを特徴とする枚葉印刷機用コータ装置を提供するものである。
以上の構成において、前記枚葉印刷機用コータ装置は、前記エアーシリンダーと対応して前記片側のフレームに取り付けられたエキセン付軸を更に含み、該エキセン付軸は前記エアーシリンダーのハウジングと連結されていることが望ましい。
また、前記エアーシリンダーのピストンロッドの軸端は、前記レバーの一方の軸端と連結されていることが望ましい。
また、前記連結ロッドの両端は、前記レバーの一方の軸端および前記ローラ掛けレバーの一方の軸端と連結されていることが望ましい。
本発明は、コータ胴と圧胴の間にピッチを大幅に調整できる機構を利用する。この機構はエアーシリンダーより制御して、シリンダーと連結されたリンク機構を通って、コータ胴と圧胴の間の距離を適当に離して保つことができる。印刷品にコータ処理を行わない場合、シリンダーの長いストロークを伸ばし、コータ胴と圧胴は大きな距離で離れる。
印刷品がコータユニットを通過する際、コータ胴と圧胴間の芯間距離が少ないので、印刷品の表面がコータ胴に接触して発生する紙汚れなどの印刷障害を回避することができる。
また、コータ胴がきれいになるので、印刷機を連続して運転して印刷を行うことができる。このため、印刷機の印刷効率を向上させることができる。
従来の枚葉印刷機用コータ装置の機構を説明する説明図である。 本発明の枚葉印刷機用コータ装置の機構を説明する説明図である。 図2のAの断面図である。 本発明の枚葉印刷機用コータ装置がコータニスをコーティングしない状態の説明図である。
本発明をより良く理解するために、具体的な実施例及び図面に基づき詳細に説明する。
図2から図4は、本発明の枚葉印刷機用コータ装置を示すものであり、図2は、本発明の枚葉印刷機用コータ装置の機構を説明する説明図、図3は、図2のAの断面図、図4は、本発明の枚葉印刷機用コータ装置がコータニスをコーティングしない状態の説明図である。
これらの図に示すように、この枚葉印刷機用コータ装置は、コータ胴52と、エキセン付軸1と、エアーシリンダー3と、着脱用シャフト11と、1セットのレバー6と、1セットの連結ロッド4と、1セットのローラ掛けレバー7と、1セットの支持シャフト10と、を含む。
以上の構成において、コータ胴52の両サイドの軸端には、図3に示すように、それぞれベアリング9とメタル8が取り付けられている。
エキセン付軸1は、先端、尻部及び中間部の三段で構成されており、この算段で構成されるエキセン付軸1は印刷機の片側のフレーム50に取り付けられている。なお、エキセン付軸1の先端と尻部は同軸であり、中間部は先端及び尻部とは同軸ではない。
エアーシリンダー3は、比較的大きいストロークのピストンロッド下向き方式のシリンダーを採用しており、エキセン付軸1に対応する印刷機の片側のフレーム50の外側に位置している。エアーシリンダー3のハウジングの底部は、第1ジョイント2によってエキセン付軸1の中間部に連結されている。
着脱用シャフト11は、両サイドのフレーム50の間に取り付けられており、その両端はそれぞれフレーム50の外側に伸びている。
1セットのレバー6は、その回転センターがシャフト11の両端に対応して連結されている。このレバー6の一方の軸端は、連結ピン12によってエアーシリンダー3のピストンロッドの先端部の第2ジョイント5に連結されている。
1セットの連結ロッド4の一方の軸端は、連結ピン12で1セットのレバー6のもう一方の軸端にそれぞれ対応して連結されている。
1セットの支持シャフト10は、両サイドのフレーム50の外側に対応してそれぞれ固定されている。
1セットのローラ掛けレバー7は、コータ胴52の両端のメタル8に対応してそれぞれ固定してセットされている。1セットのローラ掛けレバー7の一方の軸端は、連結ピン12で1セットの連結ロッド4のもう一方の軸端とそれぞれと連結されている。1セットのローラ掛けレバー7のもう一方の軸端は、1セットの支持シャフト10に対応してそれぞれ連結されている。
この連結対応関係において、エアーシリンダー3のピストンロッドを伸縮させると、ローラ掛けレバー7がコータ胴52を駆動し、この駆動により、支持シャフト10を回転させる。
以下、本発明の枚葉印刷機用コータ装置の作動原理を説明する。
コータ胴52と圧胴53を離すための原動力はエアーシリンダー3である。印刷品55にコータ処理を行う場合、エアーシリンダー3のピストンロッドを縮めて、コータ胴52と圧胴53を接触させるようにする。印刷品55を送っている時は、印刷品はコータ胴52と接触し、同時にコータユニットと接触する。
印刷品55の異なる厚さに対応するため、エキセン付軸1でコータ胴52と圧胴53の接触圧力を調整することができる。
印刷品55にコータ処理を行わない場合、図4に示すように、エアーシリンダー3のピストンロッドを伸ばして、コータ胴52と圧胴53と離間させる。
本発明は比較的大きいストロークのエアーシリンダーを採用しているので、そのストロークでコータ胴52と圧胴53間に大きい逃げ量Lを発生させることができる。この逃げ量Lは、従来技術のコータ装置のコータ胴と圧胴間の逃げ量L1より大きい。
このように、エアーシリンダー3のストロークを変更することにより、コータ胴52と圧胴53間の芯間距離を変更することができる。
このコータ胴52と圧胴53間の芯間距離の変更は、中間胴54とインキ調量を行うアニロックスロール51には干渉されず、また、印刷品55がコータユニットを通過する際に、印刷品55の印刷面とコータ胴52が接触しないので、印刷品55表面に発生する紙汚れなどの印刷障害を回避することができる。
以上の実施例は本発明の説明のためのみであって、その範囲を制限するものではない。この技術分野の技術者は、本発明の精神と範囲を離れない状態で様々な変更や変形することもできる。そのため全ての同等な技術も本発明の範疇に属するべきであり、特許請求の範囲によって限定される。
1 エキセン付軸
2 ジョイント
3 エアーシリンダー
4 連結ロッド
5 ジョイント
6 レバー
7 ローラ掛けレバー
8 メタル
9 ベアリング
10 支持シャフト
11 シャフト
12 連結ピン
50 印刷機の片側のフレーム
51 アニロックスロール
52 コータ胴
53 圧胴
54 中間胴
55 印刷品
L、L1 逃げ量

Claims (4)

  1. 印刷機におけるコータ胴と圧胴の間の距離間隔を調整して印刷効率を向上させるための枚葉印刷機用コータ装置であって、
    前記印刷機の片側のフレームの外側に位置し、該フレームに取り付けられるピストンロッド下向きのエアーシリンダーと、
    前記エアーシリンダーのピストンロッドに連結されるレバーと、
    前記印刷機の両側のフレーム間に取り付けられて前記レバーの回転の中心となるシャフトと、
    前記コータ胴の両側に固定されるローラ掛けレバーと、
    前記レバーと前記ローラ掛けレバーを連結する連結ロッドと、
    前記印刷機の両側のフレームの外側面に対応して固定されており、前記ローラ掛けレバーに連結される支持シャフトと、を備え、
    前記ローラ掛けレバーは、前記エアーシリンダーのピストンロッドの伸縮により前記コータ胴を駆動して前記支持シャフトの周りを回転することを特徴とする枚葉印刷機用コータ装置。
  2. 前記枚葉印刷機用コータ装置は、前記エアーシリンダーと対応して前記片側のフレームに取り付けられたエキセン付軸を更に含み、該エキセン付軸は前記エアーシリンダーのハウジングと連結されていることを特徴とする請求項1に記載の枚葉印刷機用コータ装置。
  3. 前記エアーシリンダーのピストンロッドの軸端は、前記レバーの一方の軸端と連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の枚葉印刷機用コータ装置。
  4. 前記連結ロッドの両端は、前記レバーの一方の軸端および前記ローラ掛けレバーの一方の軸端と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の枚葉印刷機用コータ装置。
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CN106564280A (zh) * 2016-11-08 2017-04-19 重庆市国盛包装有限责任公司 避免粘纸的纸箱纸盒上光机

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