JP2015167688A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の特別遊技のうち1つの遊技区間の上乗せが、他の特別遊技の遊技区間に変換されるかもしれないという期待感を持って遊技を進めることができ、変化に富んだ上乗せ遊技により、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】 所定の遊技区間の間、通常遊技より有利な複数の特別遊技の進行を制御する特別遊技制御手段310と、複数の特別遊技のうち1つの特別遊技の遊技区間の上乗せを決定する上乗せ抽選手段315と、上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技区間を、他の特別遊技の遊技区間に変換するか否か決定する特殊抽選手段316とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、複数の特別遊技のうち1つの特別遊技中に行われる特別遊技の上乗せ抽選結果を他方の特別遊技の上乗せ遊技数に反映させることができる遊技機に関するものである。
この種の遊技機、例えばスロットマシンにおいては、有利な状態として、当選役に関する情報を遊技者に報知して遊技者の獲得利益を増やすようにした特別遊技、例えばAT(アシストタイム)、ART(アシストリプレイタイム)を設けている。
そして、従来、上述したATやARTのゲーム数を上乗せする際に、上乗せするゲーム数を抽選するのではなく、上乗せするゲームセット数を抽選する遊技機が知られている(特許文献1の段落番号「0168」、並びに図25参照)。
特開2013−146465号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の発明は、ART遊技状態中に、当該ARTのゲーム数の上乗せセット数を抽選するものであり、ARTのゲーム数の上乗せに変化がなく、当該上乗せが単調なものになってしまい、遊技の興趣を増大させることができないという問題点がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、複数の特別遊技のうち1つの遊技区間の上乗せが、他の特別遊技の遊技区間に変換されるかもしれないという期待感を持って遊技を進めることができ、変化に富んだ上乗せ遊技により、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、他の特別遊技中に、当該他の特別遊技の遊技区間に変換するかを抽選させることで、当該他の特別遊技中に遊技区間の変換の結果を反映することができる遊技機を提供することを目的とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、上乗せ抽選により決定された上乗せ遊技数が少ない場合であっても、当該上乗せ遊技数を他の特別遊技のセット数に変換することで他の特別遊技の遊技数が増加される可能性があり、期待度を維持しつつ遊技させることができる遊技機を提供することを目的とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の目的に加え、上乗せ抽選により決定された上乗せ遊技数が少ない場合であっても、当該上乗せ遊技数を他の特別遊技のセット数に変換する確率が高くなるようにすることで、期待度を維持しつつ遊技させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本願発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本願発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、複数種類の図柄650を変動表示可能な複数のリール62と、遊技者の操作により、前記リール62の図柄650の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ40と、前記複数のリール62にそれぞれ対応して設けられ、前記リール62の図柄650の変動表示の開始後、遊技者の操作により、前記リール62の図柄の変動表示を個別に停止可能な複数のストップスイッチ50と、前記複数のリール62の駆動源、前記スタートスイッチ40及び前記複数のストップスイッチ50にそれぞれ接続され、遊技の進行及び演出を制御する遊技制御手段100と、を備える遊技機10において、前記遊技制御手段100には、通常遊技の進行を制御する通常遊技制御手段225と、所定の遊技区間の間、前記通常遊技より有利な複数の特別遊技の進行を制御する特別遊技制御手段310と、前記複数の特別遊技のうち1つの特別遊技の遊技区間の上乗せを決定する上乗せ抽選手段315と、前記上乗せ抽選手段315により決定された前記上乗せ遊技区間を、他の特別遊技の遊技区間に変換するか否か決定する特殊抽選手段316とを備えていることを特徴とする。
ここで、「特別遊技」には、いわゆるATやARTなどの、当選役に関する報知が行われる演出状態を含むが、これに限定されない。
本発明では、複数の特別遊技のうち1つの特別遊技の遊技区間の上乗せを、他の特別遊技の遊技区間に変換することができる。この結果、複数の特別遊技のうち1つの遊技区間の上乗せが、他の特別遊技に変換されるかもしれないという期待感を持って遊技を進めることができ、変化に富んだ上乗せ遊技により、興趣に富む遊技にすることができる。
(請求項2)
請求項2の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記特殊抽選手段316による抽選は、前記他の特別遊技中に行われることを特徴とする。
本発明では、他の特別遊技中に、当該他の特別遊技の遊技区間に変換するかを抽選させることで、当該他の特別遊技中に遊技区間の変換の結果を反映することができる。
(請求項3)
請求項3の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、前記1つの特別遊技の前記上乗せ遊技区間は、当該1つの特別遊技の前記所定の遊技区間に上乗せされる上乗せ遊技数であり、前記他の特別遊技の遊技区間は、所定遊技数を1セットとし、所定セット数の間、前記通常遊技より有利な遊技が行われる区間であり、前記遊技制御手段100には、前記特殊抽選手段316による抽選に当選した場合に、前記上乗せ抽選手段315により決定された前記上乗せ遊技数を、前記他の特別遊技のセット数に変換し、当該変換されたセット数を当該他の特別遊技のセット数として記憶させる上乗せ変換手段317を備えていることを特徴とする。
例えば、上乗せ抽選手段315により上乗せ遊技数として、5セットが決定されていた場合は、他の特別遊技が5セット分繰り返されることとなる。
本発明では、上乗せ抽選により決定された上乗せ遊技数が少ない場合であっても、当該上乗せ遊技数を他の特別遊技のセット数に変換することで他の特別遊技の遊技数が増加される可能性があり、期待度を維持しつつ遊技させることができる。
(請求項4)
請求項4の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、前記上乗せ抽選手段315により決定された前記上乗せ遊技数が少ないほど、前記特殊抽選手段316による変換に当選する確率が高くなるように設定されていることを特徴とする。
例えば、上乗せ遊技数が100回の場合より、10回の場合の方が、特殊抽選手段による変換に当選する確率が高くなっている。
本発明では、上乗せ抽選により決定された上乗せ遊技数が少ない場合であっても、当該上乗せ遊技数を他の特別遊技のセット数に変換する確率が高くなるようにすることができる。この結果、期待度を維持しつつ遊技させることができる遊技機を提供することができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、複数の特別遊技のうち1つの遊技区間の上乗せが、他の特別遊技の遊技区間に変換されるかもしれないという期待感を持って遊技を進めることができ、変化に富んだ上乗せ遊技により、興趣に富む遊技にすることが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、他の特別遊技中に、当該他の特別遊技の遊技区間に変換するかを抽選させることで、当該他の特別遊技中に遊技区間の変換の結果を反映することができる遊技機を提供することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、上乗せ抽選により決定された上乗せ遊技数が少ない場合であっても、当該上乗せ遊技数を他の特別遊技のセット数に変換することで他の特別遊技の遊技数が増加される可能性があり、期待度を維持しつつ遊技させることができる遊技機を提供することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の効果に加え、上乗せ抽選により決定された上乗せ遊技数が少ない場合であっても、当該上乗せ遊技数を他の特別遊技のセット数に変換する確率が高くなるようにすることで、期待度を維持しつつ遊技させることができる遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、各リールに設けてある図柄の配置を示す図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、ボーナス役の図柄組合せ等を示す図である。 本発明の実施の形態であって、再遊技役の図柄組合せ等を示す図である。 本発明の実施の形態であって、AT役の図柄組合せ等を示す図である。 本発明の実施の形態であって、チェリー役の図柄組合せ等を示す図である。 本発明の実施の形態であって、スイカ役の図柄組合せ等を示す図である。 本発明の実施の形態であって、チャンス役の図柄組合せ等を示す図である。 本発明の実施の形態であって、再遊技役における重複当選役(同時当選役)を示す図である。 本発明の実施の形態であって、再遊技役における重複当選役(同時当選役)の停止操作順を示す図である。 本発明の実施の形態であって、AT役における重複当選役(同時当選役)を示す図である。 本発明の実施の形態であって、AT役における重複当選役(同時当選役)の停止操作順を示す図である。 本発明の実施の形態であって、遊技進行制御手段の移行状態を示す図である。 本発明の実施の形態であって、演出制御手段の移行状態を示す図である。 本発明の実施の形態であって、遊技進行制御手段における遊技制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態であって、上乗せ抽選処理を示すフローチャートである。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前方向」とし、その逆方向を「後方向」とする。また、同様に、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個のリール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄650を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全てのリール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄650を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、リール62の正面側に設けられて、リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄650を視認するためのものである。リール62は、複数の図柄650を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の奥には、3個の駆動モータによってリール62を回転させるためのリールユニット60が配置されている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像で報知させる演出装置70(図1及び図3参照)が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されたスピーカー72(図1及び図3参照)と、画像表示部84(図1及び図3参照)と、ランプ78(図1及び図3参照)とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記画像表示部84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
前記ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38から予めメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応するリール62の回転を停止させるため、3個のリール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール62それぞれに対応して設けられ、複数のリール62の図柄650の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール62の図柄650の変動表示を個別に停止させるためのものである。このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又はベットスイッチの操作を条件にリール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作によりリール62の図柄650の変動表示を開始させるためのものである。このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。なお、本実施の形態では、後述するように有効ライン86は1本であるため、マックスベットスイッチ34の他に、クレジットしたメダルを1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けていないが、有効ラインを1本以外の2本以上の複数本設定されている場合は、投入枚数を遊技者が選択可能にするために、シングルベットスイッチを設けるようにしても良い。また、後述するCBB中には上記3枚投入が2枚投入に設定されている。
前記前扉14の下部の奥には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24(図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
そして、前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄650の組合せによって、当選した役を構成する図柄650の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄650の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
なお「有効ライン86」は後述の遊技結果判定手段220の判定対象となるラインを意味し、後述する小役の「入賞」等は有効ライン86上に役に対応した図柄650の組合せが揃うことを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、左リール64、中リール66の中段と、右リール68の下段とを結んだ1本のみからなるものである。また、有効ライン86は1本に限定されず、2本以上であっても良い。
図2に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「赤7」、「青7」、「白7」、「ベル(BEL)」、「リプレイ(REP)」、「チェリー1(CH1)」、「チェリー2(CH2)」、「スイカ1(WM1)」、「スイカ2(WM2)」、「BAR」等の複数の種々の図柄650が形成されている。
これら図柄650は、それぞれの絵柄がプリントされたテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、図2の図柄番号(コマ番号)は、リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄650の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄650を指定するためのものである。
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための遊技制御手段100が形成されている。前記遊技制御手段100は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技進行制御手段200と、この遊技進行制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御する演出制御手段300とを備えている。なお、遊技進行制御手段200と演出制御手段300との間は、遊技進行制御手段200への不正操作を防止するために、遊技進行制御手段200から演出制御手段300への一方向の通信により行われている。遊技進行制御手段200は、ベットスイッチ34、精算スイッチ36、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。演出制御手段300は、遊技進行制御手段200から信号を入力し、画像表示部84等の演出装置70の作動を制御する。演出制御手段300の出力側には、演出装置70としてのスピーカー72、画像表示部84、ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、特に図示していないが、遊技進行制御手段200を有するメイン基板と、演出制御手段300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、遊技進行制御手段200は、メイン基板ケースの内部に収納され、演出制御手段300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
遊技進行制御手段200、演出制御手段300のそれぞれは、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(遊技進行制御手段200)
遊技進行制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段215、遊技結果判定手段220、通常遊技制御手段225、特定遊技制御手段230、ボーナス遊技制御手段235、第2遊技回数管理手段240及びホッパー制御手段245の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段、特に、第2遊技回数管理手段240は、遊技進行制御手段200ではなく、演出制御手段300が有しても良い。
以上の構成をもって、遊技進行制御手段200は、役の抽選を行い、リール62の回転及び停止を制御し、リール62がすべて停止したときに停止図柄判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
遊技進行制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、メイン遊技を実行するためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべてのリール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(CBB)中のみ上記規定数が2に設定されている。
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサによりリール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応したリール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべてのリール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄650の組合せが揃うと、当該図柄650の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄650の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄650の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される(図6乃至9参照)。
また、本実施の形態では、通常に行われる通常遊技状態と、この通常遊技状態よりも遊技者へ付与される利益がより大きくなり得るボーナス遊技状態、特定遊技状態(RT遊技状態)及び特別遊技状態(AT遊技状態)が設けられている。前記ボーナス遊技状態は、いわゆるチャレンジボーナス(CBB))を実行可能なCBB遊技状態がある。前記特定遊技状態は、いわゆるリプレイタイム(RT)を実行可能なリプレイタイム遊技状態(RT遊技状態)がある。また、前記特別遊技状態は、いわゆるアシストタイム(AT)を実行可能なアシストタイム遊技状態(AT遊技状態)と、ATとRTとを組合せたいわゆるアシストリプレイタイム(ART)を実行可能なアシストリプレイタイム遊技状態(ART遊技状態)とがある。
また、本実施の形態では、特別遊技状態には、少なくとも第1遊技、例えばアシストタイム1(AT1)と第2遊技、例えばアシストタイム2(AT2)とが設定されており、第2遊技へは第1遊技中に行われる抽選により当選した場合に移行するように設定されている(図15参照)。
ここで、AT1とAT2とは、後述するように遊技回数や、移行条件が異なるATである。
なお、第2遊技へは第1遊技中に行われる抽選により当選した場合に移行するように設定されている場合に限定されず、後述するサブ通常状態中に、第1遊技へ移行するか及び第2遊技へ移行するかをそれぞれ抽選するようにして、第1遊技を経由しないで第2遊技に移行するようにしても良い。
前記リプレイタイム遊技状態(RT遊技状態)は、再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が通常遊技状態での遊技よりも高く(或いは低く)設定されたものである。このRT遊技状態は、メイン基板を有する特定遊技制御手段230により制御される。
前記アシストタイム(AT)は、ストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄等を報知することによって役に係る図柄650の組合せを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをする遊技状態である。このATは、演出(演出装置70を用いて実行する報知演出)に関するものであり、主に、演出制御手段300により制御されるものである。
前記アシストリプレイタイム遊技状態(ART遊技状態)は、AT遊技状態とRT遊技状態とを組合せたものである。
ボーナス遊技は、移行役としてのボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄の組合せ(例えば、図4に示す、「青7、青7、BAR」)が有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。なお、ボーナス移行役は、当選時の遊技で有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組合せが揃わなくても、次回の遊技以降、有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組合せが揃うまでボーナス移行役に当選した状態が有効である。その他の役は、当選時の遊技で有効ライン86上に役に対応する図柄の組合せが揃わなければ、次回の遊技以降は無効となる。ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態中に遊技者へ払い出したメダルの総枚数が予め設定された枚数を超えたときに終了する。
本実施の形態では、ボーナス遊技状態として、主に遊技進行制御手段200により制御されるチャレンジボーナス遊技状態(CBB)が設けられている。チャレンジボーナス遊技状態は、全ての小役を当選状態にすることで小役の入賞を容易にしているものである。なお、チャレンジボーナス遊技状態中は所定の場合にストップスイッチ50の操作時から75ms以内に停止させることになっており、通常遊技状態よりもいわゆる滑りコマ数が少なくなっている。具体的には、本実施の形態に係るチャレンジボーナス遊技状態では、右リール68は、右ストップスイッチRを停止操作したときのタイミングで表示位置にある図柄と、その図柄の1コマ上の図柄との2コマの範囲内の中から停止可能な、いわゆる「1コマすべり」の状態となっている。本実施の形態に係るチャレンジボーナス遊技状態は30枚を超える払出枚数で終了する。もちろん、この終了条件は30枚に限定されるものではなく、他の枚数でもよいものである。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選データを備えており、遊技進行制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップ113(図16参照)において行われる。
(リール制御手段215)
リール制御手段215は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、各リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段215は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段215は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段215による処理は、後述するステップ114(図16参照)において行われる。
(遊技結果判定手段220)
遊技結果判定手段220は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、すべてのリール62が停止した際における有効ライン86上の図柄の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、遊技結果判定手段220による処理は、後述するステップ115(図16参照)において行われる。
(通常遊技制御手段225)
通常遊技制御手段225は、通常遊技の進行を制御するものである。
ここで、通常遊技とは、後述する特定遊技制御手段230によるリプレイタイム(RT)や、ボーナス遊技制御手段235によるCBB以外の遊技状態をいう。
なお、通常遊技中は、再遊技役の当選確率は、リプレイタイム(RT)より低く設定されている。
(特定遊技制御手段230)
特定遊技制御手段230は、特定遊技、本実施の形態ではリプレイタイム「RT」の進行を制御するものである。
(ボーナス遊技制御手段235)
ボーナス遊技制御手段235は、ボーナス遊技、本実施の形態では「CBB」の進行を制御するものである。
なお、CBB中は、再遊技役の当選確率は「0」に設定されている。
(第2遊技回数管理手段240)
第2遊技回数管理手段240は、複数の特別遊技のうち第2遊技の所定の遊技区間を管理するものである。
具体的には、第2遊技のセット数にもとづいたゲーム数を管理している。
すなわち、第2遊技は、所定遊技数を1セットとし、所定セット数の間、通常遊技より有利な遊技が行われる区間であり、1セット当たり遊技回数として20回が設定されている場合には、当該20回分の第2遊技が行われることとなる。
そして、第2遊技回数管理手段240は、第2遊技の遊技数カウンタにより構成され、第2遊技が進むにつれ、セット数分の第2遊技の遊技回数が記憶されたカウンタ値を減算していくように設定されている。
なお、第2遊技の初期セット数としては、1セットが予め定められているが、抽選によりセット数を決定するようにしても良い。
また、第2遊技回数管理手段240による第2遊技のセット数にもとづいたゲーム数の管理は、所定の役、本実施の形態ではNRP2やNRP4(図10参照)に当選した場合に、所定の操作方法、例えば、右リール第1停止でストップスイッチ50が操作されたことを条件に行われるように設定されている。
これは、図3に示すように、遊技進行制御手段200の役抽選手段210が役抽選とストップスイッチ50の入力を管理しており、予め定められた役に当選した場合に、当該当選情報を演出制御手段300に送信し、当該当選情報を受信した演出制御手段300は、自らの遊技状態が第2遊技へ移行抽選に当選している場合に、ストップスイッチ50を右リール第1停止で操作させるナビを行うように設定されているためである。これにより、遊技進行制御手段200は、予め定められた役の当選情報を送信した後に、ストップスイッチ50が右リール第1停止で操作された場合は、遊技者がナビに従ってストップスイッチ50を操作したと判断して、演出制御手段300が次の遊技から第2遊技へ移行することが推測できる。
(ホッパー制御手段245)
ホッパー制御手段245は、遊技結果判定手段220の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。ホッパー制御手段245は、遊技結果判定手段220の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。
(演出制御手段300)
演出制御手段300は、特別遊技制御手段310の手段を有する。手段の詳細については後述する。なお、特別遊技制御手段310は、演出制御手段300ではなく、遊技進行制御手段200が有しても良い。
以上の構成をもって、演出制御手段300は、演出の有無、態様を決定し、遊技の状態に応じた演出を制御する手段として機能することとなる。
演出制御手段300は、所定の演出を実行することが決定された場合に演出を実行するためのものである。
具体的には、演出制御手段300は、ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、画像表示部84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
(特別遊技制御手段310)
特別遊技制御手段310は、所定の遊技区間の間、通常遊技より有利な複数の特別遊技の進行を制御するものである。
ここで、通常遊技より有利な特別遊技には、本実施の形態では上述したようにATが含まれ、複数の特別遊技には、第1遊技としてのAT1と第2遊技としてのAT2とが含まれる。
なお、特別遊技はATに限定されず、他の遊技であっても良い。
また、特別遊技制御手段310には、図3に示すように、操作態様報知手段311、第1遊技制御手段312、第2遊技制御手段314、上乗せ抽選手段315、特殊抽選手段316、上乗せ変換手段317の各手段を有する。
(操作態様報知手段311)
操作態様報知手段311は、特別遊技であるAT1、AT2中に、ストップスイッチ50の操作態様、例えば停止操作順を画像表示部84などを用いることにより報知するものである。
(第1遊技制御手段312)
第1遊技制御手段312は、第1遊技、本実施の形態ではAT1を制御、例えばAT1への移行抽選や、AT1への移行等、するためのものである。
また、第1遊技制御手段312には、図3に示すように、第1遊技回数制御手段313を備える。
(第1遊技回数制御手段313)
第1遊技回数制御手段313は、複数の特別遊技のうち第1遊技の所定の遊技区間を決定するものである。
具体的には、本実施の形態では、第1遊技の遊技回数を抽選により決定している。
また、第1遊技回数制御手段313による第1遊技の遊技回数の抽選は、第1遊技開始時にされるように設定されているが、第1遊技開始時に限定されず、後述する第1遊技準備状態中などの第1遊技開始前に決定しても良い。
また、第1遊技回数制御手段313には、図示しないが、第1遊技の遊技数カウンタを備え、第1遊技が進むにつれ、抽選により決定された第1遊技の遊技回数が記憶されたカウンタ値を減算していくように設定されている。
(第2遊技制御手段314)
第2遊技制御手段314は、第2遊技回数管理手段240により決定されたセット数の間、第2遊技、本実施の形態ではAT2を制御、例えばAT2への移行抽選や、AT2への移行等、するためのものである。
また、第2遊技制御手段314は、第2遊技回数管理手段240により決定されたセット数の他、後述する第1遊技状態中に当選した第2遊技当選のストック分のセット数や、後述する上乗せ変換手段317により変換されたセット数の第2遊技を制御している。
(上乗せ抽選手段315)
上乗せ抽選手段315は、第2遊技中に、第1遊技の遊技区間の上乗せをするか否か、及び上乗せする遊技区間、本実施の形態では、上乗せする遊技数を決定するものである。
なお、上乗せ抽選手段315は、第2遊技中の毎ゲーム、抽選を行っているが、所定の役に当選した場合にのみ抽選を行うようにしても良い。
また、上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技数は、後述する特殊抽選手段316により、第2遊技の遊技区間に変更するか否かが抽選され、特殊抽選手段316により第2遊技の遊技区間に変更することが決定されなかった場合及び第2遊技の遊技区間に変更することが決定された場合であっても後述する上乗せ変換手段317の変換条件である特定の役に当選しなかった場合は、そのまま上乗せ遊技数を第1遊技回数制御手段313の遊技数カウンタに記憶させる。なお、特殊抽選手段316により第2遊技の遊技区間に変更することが決定され、特定の役に当選した場合は、後述するように、上乗せ変換手段317による変換が行われる。
なお、上乗せ抽選手段315は、第1遊技中に、当該第1遊技の上乗せをするか否か、及び上乗せする遊技数を抽選するようにも設定されている。
そして、上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技数は、図示しないが第1遊技回数制御手段313の遊技数カウンタに加算される。
また、上乗せ遊技数は、画像表示部84に表示され、遊技者に報知される。
(特殊抽選手段316)
特殊抽選手段316は、特定の役に当選した場合に、上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技区間を、第2遊技の遊技区間に変換するか否かを決定するものである。
特殊抽選手段316による抽選は、第2遊技中に行われる。
そして、特殊抽選手段316による抽選は、第2遊技の残り回数が3回に到達するまで行われるが、残り回数が2回に到達した場合には、抽選をせず、特殊抽選手段316による処理を終了するように設定されている。
これは、例えば残り回数が2回に到達した際の遊技で変換をすることが決定された場合に、次の第2遊技の最後の遊技で、後述する上乗せ変換手段317の変換条件である特定の役に当選しているか否かを判断することから、当該第2遊技の遊技回数が上乗せされる演出などを実行することができなくなり、遊技者の興趣を増大させる演出をすることが困難になるからである。
なお、この場合においても、いったん第2遊技を終了して再度第2遊技が開始されるように演出を行うこと等により、第2遊技の最後の遊技まで抽選をするようにしても良い。
ここで、特定の役は、本実施の形態では、共通ベル(AT49、AT50)、スイカ(WM01乃至WM07)、チャンス目1(SP00乃至SP03)、チャンス目2(SP00乃至SP2、SP04、SP05)、弱チェリー(CH00乃至CH07)、強チェリー(AT34、AT41、AT42、CH00、CH02、CH04、CH08乃至CH16)、確定チェリー(AT06、AT07、AT32、AT34、AT37乃至AT42、AT46乃至AT48、CH00、CH02、CH04、CH17乃至CH25)、確定役(AT11、AT15、AT19、AT23、SP06乃至SP09)(図6乃至図9参照)が設定されており、当該役に当選している場合に特殊抽選手段316による抽選が行われるように設定されている。
また、上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技数が少ないほど、特殊抽選手段316による変換に当選する確率が高くなるように設定されている。
例えば、図示しないが、上乗せ遊技数が100回の場合より、10回の場合の方が、特殊抽選手段316による変換に当選する確率が高く設定されている。
また、特殊抽選手段316により第2遊技の遊技区間に変換することが決定されなかった場合は、後述する上乗せ変換手段317による変換を行わず、上述したように、そのまま第1遊技の遊技数として第1遊技回数制御手段313に記憶され、第2遊技終了後の第1遊技(図15参照)の遊技数等として加算される。
そして、上乗せ遊技数は、画像表示部84に表示され、遊技者に報知される。
(上乗せ変換手段317)
上乗せ変換手段317は、特殊抽選手段316による抽選に当選した場合に、上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技数を、第2遊技のセット数に変換し、当該変換されたセット数を第2遊技のセット数として記憶させるものである。
具体的には、上乗せ変換手段317は、変換された第2遊技のセット数を第2遊技制御手段314に記憶させ、第2遊技制御手段314は記憶されたセット数分の第2遊技を実行させることとなる。
例えば、上乗せ抽選手段315により上乗せ遊技数として、5セットが決定されていた場合は、第2遊技制御手段314により第2遊技が5セット分繰り返されることとなる。
また、上乗せ変換手段317による変換は、特殊抽選手段316により変換に当選した遊技の次の遊技で、役抽選手段210の抽選結果が、特定の役、本実施の形態では、NRP2やNRP4(図6乃至図9参照)に当選している場合に行われるように設定されている。
そして、特定の役に当選しなかった場合は、上乗せ変換手段317による変換を行わず、上述したように、そのまま第1遊技の遊技数として第1遊技回数制御手段313に記憶され、第2遊技終了後の第1遊技(図15参照)の遊技数等として加算される。
なお、特殊抽選手段316により変換に当選した遊技の次の遊技で特定の役に当選しなかった場合は、変換の権利が消滅するように設定されているが、これに限定されず、変換の権利を次の遊技以降に持ち越すことができるようにしても良い。
また、特殊抽選手段316により変換の条件は、特定の役に当選した場合に限定されず、他の条件、例えばストップスイッチ50を所定の操作方法で操作する等であっても良いし、又、特殊抽選手段316による抽選に当選した場合には、全て上乗せ変換手段317による変換を実行するようにしても良い。
図4に示すように、ボーナス移行役があり、その図柄組合せが、左リール64、中リール66、右リール68の順(以下同様)に(青7、青7、BAR)であり、配当(メダル払出枚数)は0枚となっている。
図5に示すように、RP00からRP29まで再遊技役があり、その図柄組合せが、RP00(赤7、赤7、BEL)、RP01(赤7、青7、BEL)、などであり、配当(メダル払出枚数)は、無し(但し次の遊技がメダル投入無しで遊技開始可能)となっている。
図6に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、AT役として、AT00からAT50までがあり、その図柄組合せが、AT00(赤7、赤7、WM1)、AT01(赤7、BAR、WM1)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時はAT32、AT45、AT46が8枚でその他は1枚となっている。
図7に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、小役(チェリー)として、CH00からCH25までがあり、その図柄組合せが、CH00(赤7、白7、BEL)、CH01(赤7、CH1、ANY)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時は1枚となっている。
なお、「ANY」は、どのような図柄が入賞ライン上に揃っても良いことを示す。
図8に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、小役(スイカ)として、WM00からWM07までがあり、その図柄組合せが、WM00(BEL、WM1、青7)、WM01(BEL、WM1、CH1)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時は3枚となっている。
図9に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、小役(チャンス役)として、SP00からSP09までがあり、その図柄組合せが、SP00(青7、BEL、BEL)、SP01(白7、CH1、ANY)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時は1枚となっている。
図10に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、RP02、RO03、RP06などが同時に当選(重複して当選)するNRP1、RP00〜RP19、RP21〜RP29が同時に当選(重複して当選)するNRP2などが設けられている。
図11に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、ストップスイッチの停止操作順序に応じて、成立する再遊技役が異なるように、(リール制御手段215が)停止制御を行う。
例えば、NRP2の場合は、順押し(左リール第1停止)・中押し(中リール第1停止)であれば中段にリプレイ図柄が揃う再遊技役である中段リプレイが成立し、逆押し(右リール第1停止)であれば、青7が揃う再遊技役である青7揃いリプレイが成立する停止制御が行われる。
図12に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、AT03、AT06、AT12、AT13、AT20、AT21、AT27、AT30、AT32、AT33、AT36が同時に当選(重複して当選)するPCL1などが設けられている。
そして、図13に示すように、RT1状態における役抽選の結果として、ストップスイッチの停止操作順序に応じて、成立するAT役が異なるように、停止制御を行う。
例えば、PRL1の場合は、順押し・中押しであれば1枚AT役が成立し、逆押しであれば、8枚AT役(AT32)が成立する停止制御が行われる。
(遊技進行制御手段200の移行状態)
図14は、遊技進行制御手段200側で管理している遊技状態の移行状態の一例を示している。
通常状態は、通常遊技制御手段225により制御される通常遊技が行われる遊技状態である。
通常状態における役抽選手段210による役抽選によりCBBに当選した場合に、通常状態からRT1状態に移行する。
移行は遊技進行制御手段200により行われる。
なお、本実施の形態において、通常状態中では数ゲーム以内にCBBに当選するように設定されており、遊技進行制御手段200の遊技状態は、RT1状態で遊技される割合が大きいように設定されている。
RT1状態は、特定遊技制御手段230により制御される再遊技が通常状態より高確率で当選する遊技状態である。
RT1状態において、CBBのボーナス移行役の図柄組合せ(青7、青7、BAR)が揃った場合に、RT1からCBBに移行する。
なお、RT1状態中はCBBが当選しないように、CBBを役抽選手段210の役抽選の対象外としている。
移行は遊技進行制御手段200により行われる。
CBB状態は、ボーナス遊技制御手段235により制御されるCBBが行われる遊技状態である。
CBB状態において所定枚数、例えば、28枚の払出がされた場合に、CBB状態から通常状態に移行する。
移行は遊技進行制御手段200により行われる。
(演出制御手段300の移行状態)
図15は、演出制御手段300側で管理している遊技状態の移行状態を示している。
サブ通常状態中に、第1遊技状態及び第1遊技高確率状態への移行抽選を行う。
移行抽選及び遊技の移行制御は、図3の第1遊技制御手段312により行われる。
なお、サブ通常状態の遊技を予め定められた回数実行すると、いわゆる天井として第1遊技へ移行するように設定されている。
(第1遊技高確率状態)
第1遊技高確率状態への移行に当選した場合は、第1遊技に移行する確率の高い状態である第1遊技高確率状態に移行する。
第1遊技高確率状態では、第1遊技高確率状態への移行抽選の当選時に決定されたゲーム数の間、後述する第1遊技状態への移行抽選が行われ、当該決定されたゲーム数に達する前に、第1遊技状態への移行抽選に当選した場合は、当選した次ゲーム、又は当該決定されたゲーム数に達した後に、第1遊技前兆状態へ移行する。また、第1遊技状態への移行抽選に当選しなかった場合は、サブ通常状態へ戻る。
なお、第1遊技状態への移行抽選に当選しない場合であっても、第1遊技前兆状態へ移行する場合があり、この場合には、当該第1遊技前兆状態終了後、第1遊技状態へ移行せず、サブ通常状態へ戻る、いわゆるガセ前兆が行われる。
(第1遊技前兆状態)
第1遊技状態への移行に当選した場合は、当該当選時に決定されたゲーム数の間、第1遊技状態への移行抽選に当選している可能性を示唆する前兆演出を行う第1遊技前兆状態へ移行する。
また、上述したように第1遊技前兆状態へ移行した場合であっても、第1遊技状態への移行抽選に当選している場合と、第1遊技状態への移行抽選に当選していない場合とが含まれ、第1遊技前兆状態への移行時に決定されたゲーム数に達した場合に、第1遊技状態への移行抽選に当選している場合は、後述する第1遊技状態へ移行し、第1遊技状態への移行抽選に当選していない場合は、サブ通常状態へ戻る。
(第1遊技状態)
第1遊技状態は、第1遊技としてAT1が実行される遊技状態であり、図3の第1遊技制御手段312により制御される。
第1遊技開始時に、第1遊技回数制御手段313により、ゲーム数抽選が行われ、第1遊技ゲーム数が決定される。
また、第1遊技中、上乗せ抽選手段315により上乗せゲーム数抽選が行われ、当該上乗せ抽選に当選した場合は、第1遊技回数が加算される。なお、かかる上乗せ抽選は、第1遊技の毎ゲーム行われても良いし、所定の役に当選した場合に行われるようにしても良い。
第1遊技中に、第2遊技制御手段314により毎ゲーム、第2遊技状態への移行抽選を行い、当選する毎に第2遊技当選をストックしていくように設定されている。
そして、最初の第2遊技状態への移行抽選の当選の際に、第2遊技制御手段314により第2遊技前兆状態のゲーム数抽選を行い、決定されたゲーム数が第2遊技前兆状態のゲーム数となる。また、決定されたゲーム数が所定のゲーム数(例えば255回)の場合は、第2遊技前兆状態を経由せず、第2遊技準備状態へ移行するように設定されている。すなわち、第2遊技前兆状態を経由するかしないかの抽選を実施している。
第2遊技状態への移行抽選に当選しなかった場合は、決定された第1遊技ゲーム数に達した後に、サブ通常状態に戻る。
なお、第2遊技状態への移行抽選に当選しない場合であっても、第2遊技前兆状態への移行抽選に移行する場合があり、この場合には、当該第2遊技前兆状態終了後、第2遊技準備状態へ移行せず、第1遊技状態へ戻る、いわゆるガセ前兆が行われる。
(第2遊技前兆状態)
第2遊技状態への移行に当選した場合は、第2遊技制御手段314により、当該当選時に決定されたゲーム数の間、第2遊技状態への移行抽選に当選している可能性を示唆する前兆演出を行う第2遊技前兆状態へ移行する。
また、上述したように第2遊技前兆状態へ移行した場合であっても、第2遊技状態への移行抽選に当選している場合と、第2遊技状態への移行抽選に当選していない場合とが含まれ、第2遊技前兆状態への移行時に決定されたゲーム数に達した場合に、第2遊技状態への移行抽選に当選している場合は、後述する第2遊技準備状態へ移行し、第2遊技状態への移行抽選に当選していない場合は、第1遊技準備状態へ戻る。
(第2遊技準備状態)
第2遊技準備状態は、第2遊技を実行するための準備状態であり、図3の第2遊技制御手段314により制御される。
第2遊技準備状態へ移行した後に、所定の契機、本実施の形態では、NRP2、NRP3に当選した際に、操作態様報知手段311により、当該当選時に予め定められた操作態様で特定の図柄(例えば、右リール第一停止で「青7」「赤7」)を狙うようにナビを表示させ、当該操作でストップスイッチ50が操作され、特定の図柄が停止表示された場合に、第2遊技制御手段314により第2遊技状態へ移行する。
これは、第2遊技準備状態中に予め定められた役が当選した場合には、予め定められた操作態様でストップスイッチ50を操作させるナビを表示させることが設定されており、予め定められた役の当選時に予め定められた操作態様でストップスイッチ50が操作された場合には、遊技進行制御手段200が、演出制御手段300の遊技状態が第2遊技状態に移行することを認識できるように設定されているためである。
そのため、上述したように、遊技進行制御手段200は演出制御手段300の遊技状態を推測して、第2遊技回数管理手段240により第2遊技のセット数を管理することができるようになっている。
(第2遊技状態)
第2遊技状態は、第2遊技としてAT2が実行される遊技状態であり、図3の第2遊技制御手段314により制御される。
第2遊技開始時に、第2遊技回数管理手段240により、第2遊技のセット数にもとづいたゲーム数の管理が開始される。
また、上述したように、第2遊技状態中に、毎ゲーム、上乗せ抽選手段315により第1遊技状態の上乗せ抽選が行われる。
そして、上乗せ抽選手段315による上乗せ抽選に当選した場合は、上述した特定の役(共通ベルやスイカなど)に当選することを条件に、特殊抽選手段315により第1遊技の上乗せ遊技数を第2遊技の遊技区間に変換するか否かの特殊抽選が行われる。
当該特殊抽選に当選し、次の遊技で上述した特定の役(NRP2やNRP4)に当選した場合は、上乗せ変換手段317により変換が行われ、変換の結果、第2遊技のセット数がストックされる。
また、第2遊技回数管理手段240により管理されている初期セット数の1セット分の遊技数を消化した後に、第1遊技状態中に抽選された第2遊技当選ストックがある場合及び上乗せ変換手段317により変換された第2遊技のセット数がストックされている場合は、第2遊技制御手段314により第2遊技準備状態に移行する。そして、両ストック数分の第2遊技準備状態と第2遊技とが実行されることとなる。
一方、第2遊技当選ストック及び上乗せ変換手段317により変換された第2遊技のセット数がない場合は第1遊技に戻る。
また、特殊抽選に当選しなかった場合や特定の役(NRP2やNRP4)に当選しなかった場合は、変換せず、第1遊技の遊技回数に加算される。
(メインフロー)
図16に示すフローチャートに基づいて、遊技進行制御手段200が1回の遊技毎に実行する遊技制御処理について説明する。
先ず、ステップ110において、賭け数設定処理が行われる。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、遊技進行制御手段200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数に達しているか否かの判定が行われる。本実施の形態では、規定の賭け数は、2枚又は3枚である。このため、所定数の賭け数が設定された場合に、次のステップ111に進む。所定数の賭け数が設定されていない場合には当該ステップにとどまることになる。
ステップ111において、遊技進行制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、遊技進行制御手段200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ112に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ111となる。
ステップ112において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果が遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップ113に進む。
ステップ113において、リールユニット60におけるリール62の回転変動処理が行われる。リール62が所定の回転速度に達した後、遊技進行制御手段200により、回転中のリール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段215により、各リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する停止操作順番は、遊技進行制御手段200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。ここで、第3番目のストップスイッチ50の停止操作が行われると、遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ全リール62の回転停止情報が送信される。そして、全てのリール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ114に進む。
ステップ114において、遊技結果判定手段220により、有効ライン86上の図柄の組合せに対して所定の役の図柄の組合せが有効ライン86上に揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップ115に進む。
ステップ115において、ホッパー制御手段245により、遊技結果判定手段220の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
図17に示すフローチャートに基づいて、上乗せ抽選処理について説明する。
先ず、ステップ210において、上乗せ抽選手段315による上乗せ抽選を実行し、当該抽選に当選した場合は、次のステップ211に進む。一方、上乗せ抽選に当選しなかった場合は、処理を終了する。
ステップ211において、上乗せ抽選手段315により、上乗せ遊技数を抽選する。そして、次のステップ212に進む。
ステップ212において、特殊抽選手段316により、第2遊技の残り遊技数が2より多いか否かが判定される。第2遊技の残り遊技数が2より多いと判定された場合は、次のステップ213に進む。一方、第2遊技の残り遊技数が2より多いと判定されなかった場合は、次のステップ216に進む。
ステップ213において、特殊抽選手段316により上乗せ遊技数を第2遊技のセット数に変換するか否かの特殊抽選を実行し、当該特殊抽選に当選した場合は、次のステップ214に進む。一方、特殊抽選に当選しなかった場合は、ステップ216に進む。
ステップ214において、上乗せ変換手段317により、役抽選手段210の抽選結果が特定の役の当選であるか否かが判定される。特定の役に当選したと判定された場合は、次のステップ215に進む。一方、特定の役に当選したと判定されなかった場合は、ステップ216に進む。
ステップ215において、上乗せ変換手段317により、ステップ211により抽選された上乗せ遊技数を第2遊技のセット数に変換する処理が行われる。そして、次のステップ216に進む。
ステップ216において、第2遊技回数管理手段240により、ステップ215において行われた変換分のセット数が第2遊技のセット数として記憶される。そして、上乗せ抽選処理を終了する。
また、ステップ217において、第1遊技回数制御手段313により、ステップ212により抽選された上乗せ遊技数が第1遊技の上乗せ遊技数として記憶される。そして、上乗せ抽選処理を終了する。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 ホッパーユニット 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
34 マックスベットスイッチ 36 精算スイッチ
38 メダル投入口 40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 62 リール
63 リールテープ 64 左リール
66 中リール 68 右リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 ランプ 80 上部ランプ
82 下部ランプ 84 表示手段
86 有効ライン
100 遊技制御手段 200 遊技進行制御手段
210 役抽選手段 215 リール制御手段
220 遊技結果判定手段 225 通常遊技制御手段
230 特定遊技制御手段 235 ボーナス遊技制御手段
240 第2遊技回数管理手段 245 ホッパー制御手段
300 演出制御手段 310 特別遊技制御手段
311 操作態様報知手段 312第1遊技制御手段
313 第1遊技回数制御手段 314 第2遊技制御手段
315 上乗せ抽選手段 316 特殊抽選手段
316 上乗せ変換手段
650 図柄
本願発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本願発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、複数種類の図柄650を変動表示可能な複数のリール62と、遊技者の操作により、前記リール62の図柄650の変動表示を開始させるためのスタートスイッチ40と、前記複数のリール62にそれぞれ対応して設けられ、前記リール62の図柄650の変動表示の開始後、遊技者の操作により、前記リール62の図柄の変動表示を個別に停止可能な複数のストップスイッチ50と、前記複数のリール62の駆動源、前記スタートスイッチ40及び前記複数のストップスイッチ50にそれぞれ接続され、遊技の進行及び演出を制御する遊技制御手段100と、を備える遊技機10において、前記遊技制御手段100には、通常遊技の進行を制御する通常遊技制御手段225と、所定の遊技区間の間、前記通常遊技より有利な複数の特別遊技の進行を制御する特別遊技制御手段310と、前記複数の特別遊技のうち1つの特別遊技の遊技区間の上乗せを、他の特別遊技の遊技区間中に決定する上乗せ抽選手段315と、前記上乗せ抽選手段315により決定された上乗せ遊技区間を、前記他の遊技状態の遊技区間中に、当該他の特別遊技の遊技区間に変換するか否か決定する特殊抽選手段316とを備えていることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄を変動表示可能な複数のリールと、
    遊技者の操作により、前記リールの図柄の変動表示を開始させるためのスタートスイッチと、
    前記複数のリールにそれぞれ対応して設けられ、前記リールの図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により、前記リールの図柄の変動表示を個別に停止可能な複数のストップスイッチと、
    前記複数のリールの駆動源、前記スタートスイッチ及び前記複数のストップスイッチにそれぞれ接続され、遊技の進行及び演出を制御する遊技制御手段と、
    を備える遊技機において、
    前記遊技制御手段には、
    通常遊技の進行を制御する通常遊技制御手段と、
    所定の遊技区間の間、前記通常遊技より有利な複数の特別遊技の進行を制御する特別遊技制御手段と、
    前記複数の特別遊技のうち1つの特別遊技の遊技区間の上乗せを決定する上乗せ抽選手段と、
    前記上乗せ抽選手段により決定された前記上乗せ遊技区間を、他の特別遊技の遊技区間に変換するか否か決定する特殊抽選手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特殊抽選手段による抽選は、前記他の特別遊技中に行われることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記1つの特別遊技の前記上乗せ遊技区間は、当該1つの特別遊技の前記所定の遊技区間に上乗せされる上乗せ遊技数であり、
    前記他の特別遊技の遊技区間は、所定遊技数を1セットとし、所定セット数の間、前記通常遊技より有利な遊技が行われる区間であり、
    前記遊技制御手段には、
    前記特殊抽選手段による抽選に当選した場合に、前記上乗せ抽選手段により決定された前記上乗せ遊技数を、前記他の特別遊技のセット数に変換し、当該変換されたセット数を当該他の特別遊技のセット数として記憶させる上乗せ変換手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記上乗せ抽選手段により決定された前記上乗せ遊技数が少ないほど、前記特殊抽選手段による変換に当選する確率が高くなるように設定されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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