JP2015165377A - 入力装置 - Google Patents

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直博 菊川
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Shinsuke Aoshima
信介 青島
宜紀 佐野
Nobunori Sano
宜紀 佐野
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Abstract

【課題】信頼性向上を図ることが可能な入力装置を提供する。【解決手段】入力装置1は、基板10と、基板10の上面11に設けられた複数のX電極線22を有するX電極21と、基板10の下面12に設けられた複数のY電極線32を有するY電極31と、を備え、電極線22,32は、複数の単位形状40を連続的に繰り返して形成された繰返し形状をそれぞれ有し、X電極21は、単位形状40を含むと共にY方向に沿って延在して複数のX電極線22を電気的に接続するX中間接続線27を有し、Y電極31は、単位形状40を含むと共にX方向に沿って延在して複数のY電極線32を電気的に接続するY中間接続線37を有し、X電極21は、Y中間接続線37に対応するX電極線22が形成されていないX非形成部分23を有し、Y電極31は、X中間接続線27に対応するY電極線32が除去されたY非形成部分33を有する。【選択図】 図5

Description

本発明は、タッチパネルやタッチパッド等の入力装置に関するものである。
透明基板の両面に相互に直交するように形成された金属電極を備え、それぞれの金属電極は、平行に繰り返して配列された複数の単位電極線から構成され、単位電極線は所定間隔で形成された複数の折曲部を有する直線で形成されているタッチパネルが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−58180号公報
上記のタッチパネルでは、複数の単位電極が端部のみで並列接続されているため、単位電極線が途中で断線すると、その断線した単位電極線が延在方向の全域に亘って位置検出に寄与しなくなり、タッチパネルの信頼性が低下する、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、信頼性向上を図ることが可能な入力装置を提供することである。
[1]本発明に係る入力装置は、基板と、前記基板の一方の主面に設けられ、第1の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第1の電極線を有する少なくとも一つの第1の電極と、前記基板の他方の主面に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第2の電極線を有する少なくとも一つの第2の電極と、を備えた入力装置であって、前記第1及び前記第2の電極線は、複数の単位形状を連続的に繰り返して形成された繰返し形状をそれぞれ有しており、前記第1の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記第2の方向に沿って延在して複数の前記第1の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第1の中間接続線を有し、前記第2の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記第1の方向に沿って延在して複数の前記第2の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第2の中間接続線を有しており、前記第1の電極は、複数の前記第1の電極線の中で前記第2の中間接続線に対応する前記第1の電極線が形成されていない第1の非形成部分を有し、前記第2の電極は、複数の前記第2の電極線の中で前記第1の中間接続線に対応する前記第2の電極線が形成されていない第2の非形成部分を有していることを特徴とする。
[2]本発明に係る入力装置は、第1の基板と、前記第1の基板に対向する第2の基板と、前記第1の基板の主面に設けられ、第1の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第1の電極線を有する少なくとも一つの第1の電極と、前記第2の基板の主面に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第2の電極線を有する少なくとも一つの第2の電極と、を備えた入力装置であって、前記第1及び前記第2の電極線は、複数の単位形状を連続的に繰り返して形成された繰返し形状をそれぞれ有しており、前記第1の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記第2の方向に沿って延在して複数の前記第1の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第1の中間接続線を有し、前記第2の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記1の方向に沿って延在して複数の前記第2の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第2の中間接続線を有しており、前記第1の電極は、複数の前記第1の電極線の中で前記第2の中間接続線に対応する前記第1の電極線が形成されていない第1の非形成部分を有し、前記第2の電極は、複数の前記第2の電極線の中で前記第1の中間接続線に対応する前記第2の電極線が形成されていない第2の非形成部分を有していることを特徴とする。
[3]上記発明において、前記第1の中間接続線は、前記第1の方向における前記第1の電極線の一端と他端との間で複数の前記第1の電極線を電気的に接続しており、前記第2の中間接続線は、前記第2の方向における前記第2の電極線の一端と他端との間で複数の前記第2の電極線を電気的に接続していてもよい。
[4]上記発明において、前記単位形状は、直線状に折り曲がった折曲形状、又は、凸状円弧と凹状円弧からなる湾曲形状であり、前記繰り返し形状は、三角波型の繰り返し形状、又は、正弦波型の繰り返し形状であってもよい。
[5]上記発明において、前記第1の電極は、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の中間接続線の間の部分に対応するように前記第1の非形成部分に設けられ、前記第1の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第1の補助線を有し、前記第2の電極は、前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の中間接続線の間の部分に対応するように前記第2の非形成部分に設けられ、前記第2の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第2の補助線を有してもよい。
[6]上記発明において、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の中間接続線と、前記第1の補助線とは、平面視において前記繰返し形状を形成し、前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の中間接続線と、前記第2の補助線とは、平面視において前記繰返し形状を形成していてもよい。
[7]上記発明において、前記第1の補助線は、前記第1の中間接続線と交差しており、前記第2の補助線は、前記第2の中間接続線と交差していてもよい。
[8]上記発明において、前記第1の補助線は、前記第1の中間接続線と非交差であり、前記第2の補助線は、前記第2の中間接続線と非交差であってもよい
[9]上記発明において、前記入力装置は、複数の前記第1の電極と、複数の前記第2の電極と、を備え、下記の(1)〜(3)式を満たしてもよい。
=M×P … (1)
=N×P … (2)
=P … (3)
但し、上記の(1)〜(3)式において、Pは、前記第1の電極線間のピッチであり、Pは、前記第1の電極間のピッチであり、Pは、前記第2の電極線間のピッチであり、Pは、前記第2の電極間のピッチであり、Mは、2以上の自然数であり、Nは、2以上の自然数である。
[10]上記発明において、前記入力装置は、複数の前記第1の電極と、複数の前記第2の電極と、を備え、複数の前記第1の電極は、複数の前記第1の電極の間に第1のスペースが形成されるように、前記第2の方向に並べられ、複数の前記第2の電極は、複数の前記第2の電極の間に第2のスペースが形成されるように、前記第1の方向に並べられており、複数の前記第1の中間接続線は、前記第2のスペースに対応する少なくとも一つの第1の介在接続線を含み、複数の前記第2の中間接続線は、前記第1のスペースに対応する少なくとも一つの第2の介在接続線を含んでもよい。
[11]上記発明において、前記入力装置は、前記第1のスペースに配置され、前記第1の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第1のダミー線と、前記第2のスペースに配置され、前記第2の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第2のダミー線と、をさらに備えており、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の介在接続線と、前記第1のダミー電極とは、平面視において前記繰返し形状を形成しており、前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の介在接続線と、前記第2のダミー線とは、平面視において前記繰返し形状を形成していてもよい。
[12]上記発明において、前記入力装置は、複数の前記第1の電極と、複数の前記第2の電極と、を備え、複数の前記第1の電極は、複数の前記第1の電極の間に第1のスペースが形成されるように、前記第2の方向に並べられ、複数の前記第2の電極は、複数の前記第2の電極の間に第2のスペースが形成されるように、前記第1の方向に並べられており、前記入力装置は、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の補強線の間の部分に対応するように前記第2のスペースに設けられ、前記第1の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第3のダミー線を備えており、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の中間接続線と、前記第2の中間接続線の間に介在する前記第1の補助線及び前記第3のダミー線とは、平面視において前記繰返し形状を形成し、前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の中間接続線と、前記第2の補助線とは、平面視において前記繰返し形状を形成していてもよい。
本発明では、第2の方向に沿って延在する第1の中間接続線が複数の第1の電極線を電気的に接続しているため、第1の電極線が途中で断線しても、第1の中間接続線を介して当該第1の電極線の非断線部分を他の第1の電極線に電気的に接続することができる。同様に、本発明では、第1の方向に沿って延在する第2の中間接続線が複数の第2の電極線を電気的に接続しているため、第2の電極線が途中で断線しても、第2の中間接続線を介して当該第2の電極線の非断線部分を他の第2の電極線に電気的に接続することができる。このため、入力装置の信頼性の向上を図ることができる。
また、本発明では、第1の電極が第1の非形成部分を有しているため、第2の中間接続線が第1の電極線と重なることがない。同様に、本発明では、第2の電極が第2の非形成部分を有しているため、第1の中間接続線が第2の電極線と重なることがない。そのため、第1の電極線や第2の電極線が部分的に濃く見えてしまうことがないので、入力装置の良好な視認性を確保することもできる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるタッチパネルを示す平面図である。 図2は、図1に示すタッチパネルの部分断面図である。 図3は、本発明の他の実施形態におけるタッチパネルを示す部分断面図である。 図4は、図1に示すタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図5は、図4のV部の拡大図である。 図6(a)は、本発明の第1実施形態におけるX電極線を示す拡大平面図であり、図6(b)は、本発明の第1実施形態におけるX電極線の変形例を示す拡大平面図である。 図7は、図1に示すタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図8は、図7のVIII部の拡大図である。 図9は、図1のIX部の拡大図である。 図10(a)は、本発明の第1実施形態におけるX電極の第1変形例を示す平面図であり、図10(b)は、本発明の第1実施形態におけるY電極の第1変形例を示す平面図であり、図10(c)は、本発明の第1実施形態におけるXY電極の第1変形例を示す平面図である。 図11(a)は、本発明の第1実施形態におけるX電極の第2変形例を示す平面図であり、図11(b)は、本発明の第1実施形態におけるY電極の第2変形例を示す平面図であり、図11(c)は、本発明の第1実施形態におけるXY電極の第2変形例を示す平面図である。 図12(a)は、本発明の第1実施形態におけるX電極の第3変形例を示す平面図であり、図12(b)は、本発明の第1実施形態におけるY電極の第3変形例を示す平面図であり、図12(c)は、本発明の第1実施形態におけるXY電極の第3変形例を示す平面図である。 図13(a)は、本発明の第1実施形態におけるX電極の第4変形例を示す平面図であり、図13(b)は、本発明の第1実施形態におけるY電極の第4変形例を示す平面図であり、図13(c)は、本発明の第1実施形態におけるXY電極の第4変形例を示す平面図である。 図14Aは、本発明の第2実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図14Bは、本発明の第2実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図14Cは、本発明の第2実施形態におけるタッチパネルのXY電極を示す平面図である。 図15Aは、本発明の第3実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図15Bは、本発明の第3実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図16Aは、本発明の第4実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図16Bは、本発明の第4実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図16Cは、本発明の第4実施形態におけるタッチパネルのXY電極を示す平面図である。 図17Aは、本発明の第5実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図17Bは、本発明の第5実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図18Aは、本発明の第6実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図18Bは、本発明の第6実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図18Cは、本発明の第6実施形態におけるタッチパネルのXY電極を示す平面図である。 図19Aは、本発明の第7実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図19Bは、本発明の第7実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図20Aは、本発明の第8実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図20Bは、本発明の第8実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。 図21Aは、本発明の第9実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図である。 図21Bは、本発明の第9実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
≪第1実施形態≫
図1及び図2は本実施形態におけるタッチパネルの平面図及び部分断面図、図3は他の実施形態におけるタッチパネルを示す部分断面図、図4及び図5はそのタッチパネルのX電極を示す平面図、図6(a)はX電極線を示す拡大平面図、図6(b)はX電極線の変形例を示す拡大平面図、図7及び図8は本実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図、図9は本実施形態におけるタッチパネルのXY電極の平面図である。
なお、図1、図4〜図5、及び、図7〜図9はいずれもタッチパネルを上方から見た図であり、特に、図7〜図8は透明基板10を透過してY電極31を見た平面図である。
本実施形態におけるタッチパネル1は、パソコン、タブレット型情報端末、スマートフォン等の電子機器の入力手段として用いられる。こうした電子機器においてタッチパネル1は液晶ディスプレイ等の表示装置上に配置され、当該表示装置に表示された画面上の選択肢を操作者が指で直接触れたり、専用のペンを用いて触れたりすることで、当該選択肢を選択することが可能となっている。なお、本実施形態におけるタッチパネル1が、本発明における入力装置の一例に相当する。
このタッチパネル1は、図1及び図2に示すように、透明基板10と、透明基板10の上面11に設けられた複数の(本例では4つ)のX電極21からなるX電極群20と、透明基板10の下面12に設けられた複数(本例では4つ)のY電極31からなるY電極群30と、透明基板10の上面11を覆うカバー部材50と、を備えている。
なお、X電極群20を構成するX電極21の数やY電極群30を構成するY電極31の数は特に限定されない。また、X電極群20を透明基板10の下面12に設け、Y電極群30を透明基板10の上面11に設けてもよい。本実施形態における透明基板10が本発明における基板の一例に相当する。
透明基板10は、可視光線を透過可能な透明なガラス板から構成されており、図2に示すように、この透明基板10の両面11,12にX電極21及びY電極31がそれぞれ形成されている。なお、透明基板10を透明な樹脂基板で構成してもよく、具体的な樹脂材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、ビニル系樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリビニルアルコール(PVA)、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)等を例示することができる。
カバー部材50も、上述の透明基板10と同様に、可視光線を透過可能な透明なガラス板や透明な樹脂基板から構成されており、透明接着剤15を介して透明基板10の上面11を覆っており、操作者による入力時に指やペンが接触する入力面として機能する。透明接着層15の具体例としては、例えば、アクリル系粘着剤等を例示することができる。
図示は省略するが、このカバー部材50の下面51には、例えば、白色インクや黒色インク等を塗布することで形成された枠状の遮蔽部分が設けられており、この遮蔽部分は、後述する透明基板10の額縁領域14(図1参照)に対向している。これにより、透明基板10の額縁領域14が遮蔽されている。
なお、白色や黒色に加飾された加飾部材をカバー部材50の下面51に貼り合わせることで、遮蔽部分を形成してもよい。或いは、カバー部材50と略同じ大きさを有し、遮蔽部分に対応する部分のみが白色や黒色に着色された透明なシートを準備し、当該シートをカバー部材50の下面51に貼り付けることで、遮蔽部分を形成してもよい。
図3に示すように、X電極21をカバー部材50の下面51に形成すると共に、Y電極31を透明基板10の上面11に形成し、透明接着層15を介して透明基板10とカバー部材50を相互に積層してもよい。この場合には、カバー部材50が本発明における第1の基板の一例に相当し、透明基板10が本発明における第2の基板の一例に相当する。或いは、カバー部材50とは別に透明基板を準備して、カバー部材50にX電極21を形成せずに、当該別の透明基板にX電極21を形成すると共に、透明基板10にY電極31を形成してもよい。
図4及び図5に示すように、それぞれのX電極21は、複数(本例では9本)のX電極線22と、当該X電極線22をその両端で接続する一対のX端部接続線25と、X端部接続線25から導出するX引出線26と、を備えている。
それぞれのX電極線22は、X方向に沿って延在するように透明基板10の上面11に設けられており、複数の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されている。本実施形態では、図6(a)に示すように、個々の単位形状40が屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状を有しており、X電極線22は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。本実施形態では、単位形状40は屈曲点41において120度で折れ曲がっている(θ=120°)。
図4及び図5に示すように、これら複数のX電極線22は、屈曲点41がY方向において実質的に一致するように相互に実質的に平行に配列されており、すなわち、複数のX電極線22の屈曲点41が、Y方向に延在する同一の仮想直線上に位置している。また、本実施形態におけるX電極21は、後述するY中間接続線37に対応するX電極線22が形成されていないX非形成部分(X除去部分)23を有しており、換言すれば、このX非形成部分23では、当該Y中間接続線37に対応するX電極線22が除去されている。すなわち、本実施形態では、1つのX電極21は、第1のピッチ(中心間距離)Pで配置された3本のX電極線22からそれぞれ構成されたX電極線群24を3組備え、当該X電極線群24同士は、第1のピッチPの4倍のピッチで配置されており、当該X電極線群24の間にX非形成部分23が設けられている。
なお、X電極21を構成するX電極線22の数、X電極線22間のピッチ、X電極21を構成するX電極線群24の数、X電極線群24間のピッチ、並びに、X電極21におけるX非形成部分23の数及び配置等は、図4及び図5に示す例に限定されない。また、X電極線群24を構成するX電極線22の数が相互に異なっていてもよい。
また、上述のX電極線22を形成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった折曲形状に特に限定されない。例えば、図6(b)に示す単位形状40Bのように、中央に位置する凸状円弧42と、当該凸状円弧42の両端から連続的に広がる凹状円弧43と、から構成される湾曲形状であってもよい。この場合には、同図に示すように、X電極線22Bは、全体として、曲線凸形状と曲線凹形状を交互に繰り返す正弦波型の繰り返し形状を有する。
このX電極線22は、導電性ペーストを透明基板10の上面11に印刷して硬化させることで形成されている。以下に説明する配線25〜29,32,35〜39も同様に、導電性ペーストを透明基板10の上面11或いは下面12に印刷して硬化させることで形成されている。こうした導電性ペーストとしては、例えば、銀(Ag)や銅(Cu)等の金属粒子と、ポリエステルやポリフェノール等のバインダと、を混合したものを用いることができる。また、導電性ペーストを印刷する方法としては、例えば、スクリーン印刷、グラビアオフセット印刷、インクジェット印刷等を例示することができる。
なお、透明基板10の両面11,12に貼り付けられた金属層をエッチング等によりパターニングすることで、上述の配線22,25〜29,32,35〜39を形成してもよい。
図4に示すように、一対のX端部接続線25は、X方向に対して実質的に直交するY方向に沿って延在するように、透明基板10の上面11に設けられており、X電極21を構成する9本のX電極線22をその両端で電気的に並列接続している。X引出線26も、透明基板10の上面11上に設けられており、一方(本例では図中右側)のX端部接続線25から導出してタッチパネル駆動回路60に電気的に接続されている。
因みに、X端部接続線25やX引出線26は、透明基板10の額縁領域14(図1参照)に設けられている。これに対し、上述のX電極線22は、透明基板10の中央領域13(図1参照)に設けられている。額縁領域14は透明基板10において中央領域13を囲んだ枠状の領域であり、上述のように、カバー部材50の遮蔽部分により操作者が視認することのできなくなっているのに対し、透明領域13は、透明基板10の中央部分に位置しており、操作者が視認することが可能となっている。
以上に説明した複数(本例では4つ)のX電極21は、図4及び図5に示すように、下記の(4)式を満たす第2のピッチPでY方向に実質的に等間隔に並べられており、相互に隣り合うX電極21の間にはX電極スペース201が設けられている。但し、下記の(4)式において、Mは2以上の自然数であり、本実施形態ではMは12である(M=12)。
=M×P … (4)
なお、X電極21の間にX電極スペース201を設けなくてもよい。この場合には、上記の(4)式におけるMは11である(M=11)。
Y電極31も、図7及び図8に示すように、複数(本例では9本)のY電極線32と、当該Y電極線32をその両端で接続する一対のY端部接続線35と、Y端部接続線35から導出するY引出線36と、を備えている。
それぞれのY電極線32は、Y方向に沿って延在するように透明基板10の下面12に設けられており、複数の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されている。このY電極線32を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。このY電極線32は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。なお、このY電極線32を構成する単位形状40は、特に限定されず、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一でなくてもよい。
これら複数のY電極線32は、屈曲点41がX方向において実質的に一致するように相互に実質的に平行に配列されており、すなわち、複数のY電極線32の屈曲点41が、X方向に延在する同一の仮想直線上に位置している。また、本実施形態におけるY電極31は、後述のX中間接続線27に対応するY電極線32が形成されていないY非形成部分(Y除去部分)33を有しており、換言すれば、このY非形成部分33では、当該X中間接続線27に対応するY電極線32が除去されている。すなわち、本実施形態では、1つのY電極31は、第3のピッチPで配置された3本のY電極線32からなるY電極線群34を3組備え、当該Y電極線群34同士は、第3のピッチPの4倍のピッチで配置されており、当該Y電極線群34の間にY非形成部分33が設けられている。このY電極線32間の第3のピッチPと、上述のX電極線22間の第1のピッチPとは、下記の(5)式を満たしている。
=P … (5)
なお、Y電極31を構成するY電極線32の数、Y電極線32間のピッチ、Y電極31を構成するY電極群34の数、Y電極線群34間のピッチ、並びに、Y電極31におけるY非形成部分33の数及び配置等は、図7及び図8に示す例に限定されない。また、Y電極線群34を構成するY電極線32の数が相互に異なっていてもよい。
図7に示すように、一対のY端部接続線35は、X方向に沿って延在するように、透明基板10の下面12に設けられており、Y電極31を構成する9本のY電極線32をその両端で電気的に並列接続している。Y引出線36も、透明基板10の下面12に設けられており、一方(本例では図中下側)のY端部接続線35から導出してタッチパネル駆動回路60に電気的に接続されている。因みに、Y端部接続線35やY引出線36は、透明基板10の額縁領域14(図1参照)に設けられているのに対し、上述のY電極線32は、透明基板10の中央領域13(図1参照)に設けられている。
タッチパネル駆動回路60は、例えば、X引出線26及びY引出線36を介してX電極21とY電極31との間に所定電圧を周期的に印加し、X電極21及びY電極31の交点毎の静電容量の変化に基づいてタッチパネル1上の指の位置を検出する。なお、本実施形態では、上述のようにいわゆる静電容量方式を採用しているが、特にこれに限定されず、抵抗膜方式を採用してもよい。
以上に説明した複数(本例では4つ)のY電極31は、図7及び図8に示すように、下記の(6)式を満たす第4のピッチPでX方向に実質的に等間隔に並べられており、相互に隣り合うY電極31の間にはY電極スペース301が設けられている。但し、下記の(6)式において、Nは2以上の自然数であり、本実施形態ではNは12である(N=12)。すなわち、本実施形態では、X電極線22間の第1のピッチPとY電極線32間の第3のピッチPが同一であり(上記の(5)式を参照)、且つ、上述の自然数Mと自然数Nも同一であるので(M=N)、結果的に、X電極21間の第2のピッチPとY電極31間の第4のピッチPは同一となっている(P=P)。
=N×P … (6)
なお、Y電極31の間にY電極スペース301を設けなくてもよい。この場合には、上記の(2)式におけるNは11である(N=11)。また、X電極線22間の第1のピッチPとY電極線32間の第3のピッチPが同一である限り(上記の(5)式参照)、上述の自然数Mと自然数Nと異ならせてもよく、すなわち、X電極21間の第2のピッチPとY電極31間の第4のピッチPを異ならせてもよい(P≠P)。
本実施形態におけるX電極21は、図4及び図5に示すように、X電極線22同士を途中で電気的に接続する複数のX中間接続線27をさらに備えている。
それぞれのX中間接続線27は、Y方向に沿って延在するように透明基板10の上面11に設けられ、複数(本例では3つ)の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、X電極線22の一端から他端との間で、X電極21が有する複数のX電極線22を電気的に接続している。また、このX中間接続線27は、上述のY非形成部分33やY電極スペース301に対応するように透明基板10の上面11に設けられ、平面視において、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と相互に実質的に平行に配列されている。結果的に、図1や図9に示すように、X中間接続線27とY電極線32は、平面視において、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。なお、以下において、X中間接続線27の中でもY電極スペース301に対応するものを「X介在接続線27a」とも称する。
このX中間接続線27を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。このX中間接続線27は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。なお、このX中間接続線27を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
このX中間接続線27の数や配置は、図4及び図5に示す例に限定されない。また、X中間接続線27を構成する単位形状40の数も上記の数に特に限定されず、1つの単位形状40でX中間接続線27を構成してもよい。また、X中間接続線27が端部に完全な単位形状40を含んでいなくてもよく、例えば、1/3の単位形状40を含んでもよい。
また、図5に示す例では、X電極21が有する9本のX電極線22のうちの7本或いは8本のX電極線22が、X中間接続線27によって電気的に接続されているが、特にこれに限定されない。例えば、X電極21が有する9本全てのX電極線22を、X中間接続線27によって電気的に接続してもよい。また、X中間接続線27と交差しているX電極線22の中の少なくとも一本が、X端部接続線25に接続されていればよく、例えば、9本全てのX電極線22がX中間接続線27と交差している場合には、両端2本のX電極線22をX端部接続線25と接続しなくてもよい。
同様に、本実施形態におけるY電極31も、図7及び図8に示すように、Y電極線32同士を途中で電気的に接続する複数のY中間接続線37をさらに備えている。
それぞれのY中間接続線37は、X方向に沿って延在するように透明基板10の下面12に設けられ、複数(本例では3つ)の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、Y電極線32の一端から他端との間で、Y電極31が有する複数のY電極線32を電気的に接続している。また、このY中間接続線37は、上述のX非形成部分23やX電極スペース201に対応するように透明基板10の下面12に設けられており、平面視において、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と相互に実質的に平行に配列されている。結果的に、図1や図9に示すように、Y中間接続線27とX電極線22は、平面視において、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。なお、以下において、Y中間接続線37の中でもX電極スペース202に対応するものを「Y介在接続線37a」とも称する。
このY中間接続線37を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。このY中間接続線37は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。なお、このY中間接続線37を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
このY中間接続線37の数や配置は、図7及び図8に示す例に限定されない。また、Y中間接続線37を構成する単位形状40の数も上記の数に特に限定されず、1つの単位形状40でY中間接続線37を構成してもよい。また、Y中間接続線37が端部に完全な単位形状40を含んでいなくてもよく、例えば、1/3の単位形状40を含んでもよい。
また、図8に示す例では、Y電極31が有する9本のY電極線32のうちの7本或いは8本のY電極線32が、Y中間接続線37によって電気的に接続されているが、特にこれに限定されない。例えば、Y電極31が有する9本全てのY電極線32を、Y中間接続線37によって電気的に接続してもよい。また、Y中間接続線37と交差しているY電極線32の中の少なくとも1本が、Y端部接続線35に接続されていればよく、例えば、9本全てのY電極線32がY中間接続線37と交差している場合には、両端2本のY電極線32をY端部接続線35と接続しなくてもよい。
さらに、本実施形態におけるX電極21は、図4及び図5に示すように、X電極線22の間に介在している複数のX補助線28をさらに備えている。
それぞれのX補助線28は、X方向に延在するように透明基板10の上面11に設けられ、一つの単位形状40で形成されている。このX補助線28は、上述のX非形成部分23に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つのY中間接続線37の間に配置されている。
結果的に、図9に示すように、このX補助線28とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、このX補助線28は、平面視において、Y中間接続線37と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している。また、このX補助線28は、X介在接続線27aと交差しており、当該X介在接続線27aを介して、X電極線22に電気的に接続されている。
このX補助線28を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。なお、このX補助線28を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
このX補助線28の数や配置は、図4及び図5に示す例に限定されない。また、X補助線28を構成する単位形状40の数も上記の数に特に限定されず、複数の単位形状40でX補助線28を構成してもよい。また、X補助線28が、完全な単位形状40を含んでいなくてもよい。例えば、対応するY中間接続線37が端部に1/3の単位形状40を含んでいる場合に、X補助線28が、残りの2/3単位形状を有することで、X方向に沿った繰り返し形状が形成される。
同様に、本実施形態におけるY電極31も、図7及び図8に示すように、Y電極線32の間に介在している複数のY補助線38をさらに備えている。
それぞれのY補助線38は、Y方向に延在するように透明基板10の下面12に設けられ、一つの単位形状40で形成されている。また、このY補助線38は、上述のY非形成部分33に設けられており、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つのX中間接続線27の間に配置されている。
結果的に、図9に示すように、このY補助線38とY電極線32は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、このY補助線38は、平面視において、X中間接続線27と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している。また、このY補助線38は、Y介在接続線37aと交差しており、当該Y介在接続線37aを介して、Y電極線32に電気的に接続されている。
このY補助線38を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。なお、このY補助線38を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
このY補助線38の数や配置は、図7及び図8に示す例に限定されない。また、Y補助線38を構成する単位形状40の数も上記の数に特に限定されず、複数の単位形状40でY補助線38を構成してもよい。また、Y補助線38が、完全な単位形状40を含んでいなくてもよい。例えば、対応するX中間接続線27が端部に1/3の単位形状40を含んでいる場合に、対応するY補助線38が、残りの2/3単位形状を有することで、Y方向に沿った繰り返し形状が形成される。
さらに、本実施形態では、一つの単位形状40で形成され、X方向に沿って延在するXダミー線29が、透明基板10の上面11に設けられている。
このXダミー線29は、上述のX電極スペース201に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つのY中間接続線37の間に配置されている。結果的に、図9に示すように、このXダミー線29とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、このXダミー線29は、平面視において、Y介在接続線37aと共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している。
このXダミー線29を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。なお、このXダミー線29を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
このXダミー線29の数や配置は、図4及び図5に示す例に限定されない。また、Xダミー線29を構成する単位形状40の数も上記の数に特に限定されず、複数の単位形状40でXダミー線29を構成してもよい。また、Xダミー線29が、完全な単位形状40を含んでいなくてもよい。例えば、対応するY介在接続線37aが端部に1/3の単位形状40を含んでいる場合に、Xダミー線29が、残りの2/3単位形状を有することで、X方向に沿った繰り返し形状が形成される。
同様に、本実施形態では、一つの単位形状40で形成され、Y方向に沿って延在するYダミー線39が、透明基板10の下面12に設けられている。
このYダミー線39は、上述のY電極スペース301に設けられており、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つのX中間接続線27の間に配置されている。結果的に、図9に示すように、このYダミー線39とY電極線32は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、このYダミー線39は、平面視において、X介在接続線27aと共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している。
このYダミー線39を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。なお、このYダミー線39を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
このYダミー線39の数や配置は、図7及び図8に示す例に限定されない。また、Yダミー線39を構成する単位形状40の数も上記の数に特に限定されず、複数の単位形状40でYダミー線39を構成してもよい。また、Yダミー線39が、完全な単位形状40を含んでいなくてもよい。例えば、対応するX介在接続線27aが端部に1/3の単位形状40を含んでいる場合に、Yダミー線39が、残りの2/3単位形状を有することで、Y方向に沿った繰り返し形状が形成される。
以上に説明したX電極群20及びY電極群30は、図9に示すように、平面視において、複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、X中間接続線27が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線27を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線37が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線37を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネル1の信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、X電極21がX非形成部分23を有しているので、Y中間接続線37がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、X中間接続線27がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネル1の良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネル1の良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、Y中間接続線37とX補助線28が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、Y介在接続線37aとXダミー線29も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図9に示すように、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板10の中央領域11全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネル1の良好な視認性を確保することができる。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、X中間接続線27とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、X介在接続線27aとYダミー線39も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図9に示すように、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板10の中央領域11全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネル1の良好な視認性を確保することができる。
本実施形態におけるX方向が本発明における第1の方向の一例に相当し、本実施形態におけるX電極21が本発明における第1の電極の一例に相当し、本実施形態におけるX電極線22が本発明における第1の電極線の一例に相当し、本実施形態におけるX非形成部分23が本発明における第1の非形成部分の一例に相当し、本実施形態におけるX中間接続線27が本発明における第1の中間接続線の一例に相当し、本実施形態におけるX介在接続線27aが本発明における第1の介在接続線の一例に相当し、本実施形態におけるX補助線28が本発明における第1の補助線の一例に相当し、本実施形態におけるXダミー線29が本発明における第1のダミー線の一例に相当する。
また、本実施形態におけるY方向が本発明における第2の方向の一例に相当し、本実施形態におけるY電極31が本発明における第2の電極の一例に相当し、本実施形態におけるY電極線32が本発明における第2の電極線の一例に相当し、本実施形態におけるY非形成部分33が本発明における第2の非形成部分の一例に相当し、本実施形態におけるY中間接続線37が本発明における第2の中間接続線の一例に相当し、本実施形態におけるY介在接続線37aが本発明における第2の介在接続線の一例に相当し、本実施形態におけるY補助線38が本発明における第2の補助線の一例に相当し、本実施形態におけるYダミー線39が本発明における第2のダミー線の一例に相当する。
なお、上述の実施形態では、単位形状40の折れ曲がり角度θを120度としたが(θ=120°)、当該折れ曲がり角度θは特にこれに限定されず、任意に設定することができる。
図10(a)〜図10(c)はX電極、Y電極、及び、XY電極の第1変形例をそれぞれ示す平面図である。例えば、図10(a)〜図10(c)に示すように、単位形状40の折れ曲がり角度θを60度としてもよい(θ=60°)。
図11(a)〜図11(c)はX電極、Y電極、及び、XY電極の第2変形例をそれぞれ示す平面図である。例えば、図11(a)〜図11(c)に示すように、単位形状40の折れ曲がり角度θを75度としてもよい(θ=75°)。
図12(a)〜図12(c)はX電極、Y電極、及び、XY電極の第3変形例をそれぞれ示す平面図である。例えば、図12(a)〜図12(c)に示すように、単位形状40の折れ曲がり角度θを90度としてもよい(θ=90°)。
図13(a)〜図13(c)はX電極、Y電極、及び、XY電極の第4変形例をそれぞれ示す平面図である。例えば、図13(a)〜図13(c)に示すように、単位形状40の折れ曲がり角度θを105度としてもよい(θ=105°)。
≪第2実施形態≫
図14Aは本発明の第2実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図14Bは本発明の第2実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図、図14Cは本発明の第2実施形態におけるタッチパネルのXY電極を示す平面図である。なお、この図14A〜図14Cは、上述の図5,図8、図9と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第1実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第2実施形態におけるタッチパネルについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
図14Aに示すように、本実施形態におけるX電極21は、複数(本例では9本)のX電極線22を備えている。それぞれのX電極線22は、X方向に沿って延在するように透明基板10の上面11に設けられており、複数の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されている。本実施形態では、第1実施形態で説明した図6(a)に示すように、個々の単位形状40が屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状を有しており、X電極線22は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。
これら複数のX電極線22は、屈曲点41がY方向において実質的に一致するように相互に実質的に平行に配列されており、すなわち、複数のX電極線22の屈曲点41が、Y方向に延在する同一の仮想直線上に位置している。また、本実施形態におけるX電極21は、後述する第1のY中間接続線371に対応するX電極線22が形成されていないX非形成部分(X除去部分)23を有しており、換言すれば、このX非形成部分23では、第1のY中間接続線371に対応するX電極線22が除去されている。すなわち、本実施形態では、1つのX電極21は、第1のピッチ(中心間距離)Pで配置された3本のX電極線22からそれぞれ構成されたX電極線群24を3組備え、当該X電極線群24同士は、第1のピッチPの4倍のピッチで配置されており、当該X電極線群24の間にX非形成部分23が設けられている。
なお、X電極21を構成するX電極線22の数、X電極線22間のピッチ、X電極21を構成するX電極線群24の数、X電極線群24間のピッチ、並びに、X電極21におけるX非形成部分23の数及び配置等は、図14Aに示す例に限定されない。また、X電極線群24を構成するX電極線22の数が相互に異なっていてもよい。
また、上述のX電極線22を形成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった折曲形状に特に限定されない。例えば、第1実施形態で説明した図6(b)に示す単位形状40Bのように、中央に位置する凸状円弧42と、当該凸状円弧42の両端から連続的に広がる凹状円弧43と、から構成される湾曲形状であってもよい。この場合には、同図に示すように、X電極線22Bは、全体として、曲線凸形状と曲線凹形状を交互に繰り返す正弦波型の繰り返し形状を有する。
複数のX電極21は、図14Aに示すように、下記の(7)式を満たす第2のピッチPでY方向に実質的に等間隔に並べられており、相互に隣り合うX電極21の間にはX電極スペース201が設けられている。但し、下記の(7)式において、Mは2以上の自然数であり、本実施形態ではMは12である(M=12)。
=M×P … (7)
Y電極31も、図14Bに示すように、複数(本例では9本)のY電極線32を備えている。それぞれのY電極線32は、Y方向に沿って延在するように透明基板10の下面12に設けられており、複数の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されている。このY電極線32を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。このY電極線32は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。なお、このY電極線32を構成する単位形状40は、特に限定されず、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一でなくてもよい。
これら複数のY電極線32は、屈曲点41がX方向において実質的に一致するように相互に実質的に平行に配列されており、すなわち、複数のY電極線32の屈曲点41が、X方向に延在する同一の仮想直線上に位置している。また、本実施形態におけるY電極31は、後述の第1のX中間接続線271に対応するY電極線32が形成されていないY非形成部分(Y除去部分)33を有しており、換言すれば、このY非形成部分33では、第1のX中間接続線271に対応するY電極線32が除去されている。すなわち、本実施形態では、1つのY電極31は、第3のピッチPで配置された3本のY電極線32からなるY電極線群34を3組備え、当該Y電極線群34同士は、第3のピッチPの4倍のピッチで配置されており、当該Y電極線群34の間にY非形成部分33が設けられている。このY電極線32間の第3のピッチPと、上述のX電極線22間の第1のピッチPとは、下記の(8)式を満たしている。
=P … (8)
なお、Y電極31を構成するY電極線32の数、Y電極線32間のピッチ、Y電極31を構成するY電極群34の数、Y電極線群34間のピッチ、並びに、Y電極31におけるY非形成部分33の数及び配置等は、図14Bに示す例に限定されない。また、Y電極線群34を構成するY電極線32の数が相互に異なっていてもよい。
以上に説明した複数のY電極31は、図14Bに示すように、下記の(9)式を満たす第4のピッチPでX方向に実質的に等間隔に並べられており、相互に隣り合うY電極31の間にはY電極スペース301が設けられている。但し、下記の(9)式において、Nは2以上の自然数であり、本実施形態ではNは12である(N=12)。すなわち、本実施形態では、X電極線22間の第1のピッチPとY電極線32間の第3のピッチPが同一であり(上記の(8)式を参照)、且つ、上述の自然数Mと自然数Nも同一であるので(M=N)、結果的に、X電極21間の第2のピッチPとY電極31間の第4のピッチPは同一となっている(P=P)。
=N×P … (9)
なお、X電極線22間の第1のピッチPとY電極線32間の第3のピッチPが同一である限り(上記の(8)式参照)、上述の自然数Mと自然数Nと異ならせてもよく、すなわち、X電極21間の第2のピッチPとY電極31間の第4のピッチPを異ならせてもよい(P≠P)。
本実施形態におけるX電極21は、図14Aに示すように、X電極線22同士を途中で電気的に接続する2種類のX中間接続線271,272をさらに備えている。
第1及び第2のX中間接続線271,272は、いずれもY方向に沿って延在するように透明基板10の上面11に設けられ、X電極線22の一端から他端との間で、X電極21が有する複数のX電極線22を電気的に接続している。第1のX中間接続線271は、5/2の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、上述のY非形成部分33に対応するように透明基板10の上面11に設けられている。一方、第2のX中間接続線272は、1/2の単位形状40から構成されており、上述のY電極スペース301に対応するように透明基板10の上面11に設けられている。第1及び第2のX中間接続線271,272は、平面視において、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と相互に実質的に平行に配列されている。
第1及び第2のX中間接続線271,272を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。第1のX中間接続線271は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。一方、第2のX中間接続線272は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、第1及び第2のX中間接続線271,272を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1及び第2のX中間接続線271,272が本発明における第1の中間接続線の一例に相当し、本実施形態における第2のX中間接続線272が本発明における第1の介在接続線の一例に相当する。
同様に、本実施形態におけるY電極31も、図14Bに示すように、Y電極線32同士を途中で電気的に接続する2種類のY中間接続線371,372をさらに備えている。
第1及び第2のX中間接続線371,372は、いずれもX方向に沿って延在するように透明基板10の下面12に設けられ、Y電極線32の一端から他端との間で、Y電極31が有する複数のY電極線32を電気的に接続している。第1のY中間接続線371は、5/2の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、上述のX非形成部分23に対応するように透明基板10の下面12に設けられている。一方、第2のY中間接続線372は、1/2の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、上述のX電極スペース201に対応するように透明基板10の下面12に設けられている。第1及び第2のY中間接続線371,372は、平面視において、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と相互に実質的に平行に配列されている。
第1及び第2のY中間接続線371,372を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。第1のY中間接続線371は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。一方、第2のY中間接続線372は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、第1及び第2のY中間接続線371,372を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1及び第2のY中間接続線371,372が本発明における第2の中間接続線の一例に相当し、本実施形態における第2のY中間接続線372が本発明における第2の介在接続線の一例に相当する。
さらに、本実施形態におけるX電極21は、図14Aに示すように、X電極線22の間に介在している複数のX補助線28をさらに備えている。
それぞれのX補助線28は、X方向に延在するように透明基板10の上面11に設けられ、1/2の単位形状40で形成されている。このX補助線28は、上述のX非形成部分23に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第1のY中間接続線371の間に配置されている。
結果的に、図14Aに示すように、このX補助線28とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、このX補助線28は、平面視において、第1のY中間接続線371と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図14C参照)。
なお、本実施形態では、このX補助線28は、第2のX中間接続線(X介在接続線)272と交差していない。このように、X補助線28を第2のX中間接続線272と非交差とすることで、下側のY電極31からの電気力線がカバー部材50の上側に到達し易くなるので、タッチパネルの検出精度が向上する。
このX補助線28を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態におけるX補助線28は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、このX補助線28を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
同様に、本実施形態におけるY電極31も、図14Bに示すように、Y電極線32の間に介在している複数のY補助線38をさらに備えている。
それぞれのY補助線38は、Y方向に延在するように透明基板10の下面12に設けられ、1/2の単位形状40で形成されている。このY補助線38は、上述のY非形成部分33に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにY電極線32と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第1のX中間接続線271の間に配置されている。
結果的に、図14Bに示すように、このY補助線38とY電極線32は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、このY補助線38は、平面視において、第1のX中間接続線271と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図14C参照)。
なお、本実施形態では、このY補助線38は、第2のY中間接続線(Y介在接続線)372と交差していない。X電極21をY電極の下側に形成した場合には、Y補助線38を第2のY中間接続線372と非交差とすることで、X電極21からの電気力線がカバー部材50の上方に到達し易くなり、タッチパネル1の検出精度が向上する。
このY補助線38を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態におけるY補助線38は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、このY補助線38を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
さらに、本実施形態では、1/2の単位形状40で形成され、X方向に沿って延在するXダミー線29が、透明基板10の上面11に設けられている。
このXダミー線29は、上述のX電極スペース201に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第2のY中間接続線372の間に配置されている。結果的に、図14Aに示すように、このXダミー線29とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、このXダミー線29は、平面視において、第2のY中間接続線372と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図14C参照)。
このXダミー線29を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態におけるXダミー線29は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、このXダミー線29を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
同様に、本実施形態では、1/2の単位形状40で形成され、Y方向に沿って延在するYダミー線39が、透明基板10の下面12に設けられている。
このYダミー線39は、上述のY電極スペース301に設けられており、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第2のX中間接続線272の間に配置されている。結果的に、図14Bに示すように、このYダミー線39とY電極線32は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、このYダミー線39は、平面視において、第2のX中間接続線272と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図14C参照)。
このYダミー線39を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態におけるYダミー線39は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、このYダミー線39を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
以上に説明したX電極21及びY電極31は、図14Cに示すように、平面視において、複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、第1実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、第1実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371とX補助線28が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372とXダミー線29も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図14Cに示すように、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272とYダミー線39も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図14Cに示すように、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
≪第3実施形態≫
図15Aは本発明の第3実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図15Bは本発明の第3実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。なお、この図15A〜図15Bは、上述の図5,図8と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第2実施形態と相違するが、それ以外の構成は第2実施形態と同様である。以下に、第3実施形態におけるタッチパネルについて第2実施形態との相違点についてのみ説明し、第2実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図15Aに示すように、第1のX中間接続線271が、第2のX中間接続線272と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図15Bに示すように、Y方向に相互に隣り合う第1のX中間接続線271の間にY補助線38がそれぞれ介在するように、第2実施形態と比べてY補助線38が増設されている。
同様に、図15Bに示すように、第1のY中間接続線371が、第2のY中間接続線372と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図15Aに示すように、X方向に相互に隣り合う第1のY中間接続線371の間にX補助線28がそれぞれ介在するように、第2実施形態と比べてX補助線28が増設されている。
本実施形態では、第2実施形態と同様に、平面視において、X電極21及びY電極31が複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している(図14C参照)。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371とX補助線28が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372とXダミー線29も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図14C参照)。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272とYダミー線39も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図14C参照)。
≪第4実施形態≫
図16Aは本発明の第4実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図16Bは本発明の第4実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図、図16Cは本発明の第4実施形態におけるタッチパネルのXY電極を示す平面図である。なお、この図16A〜図16Bは、上述の図5,図8、図9と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第2実施形態と相違するが、それ以外の構成は第2実施形態と同様である。以下に、第4実施形態におけるタッチパネルについて第2実施形態との相違点についてのみ説明し、第2実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図16Aに示すように、X電極線群24を構成するX電極線22の本数が第2実施形態と相違している。具体的には、X電極線群24が2本のX電極線22から構成されている。
同様に、本実施形態では、図16Bに示すように、Y電極線群34を構成するY電極線32の本数が第2実施形態と相違している。具体的には、Y電極線群34が2本のY電極線32から構成されている。
本実施形態では、図16Cに示すように、平面視において、X電極21及びY電極31が複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371とX補助線28が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372とXダミー線29も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図16Cに示すように、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272とYダミー線39も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図16Cに示すように、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
≪第5実施形態≫
図17Aは本発明の第5実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図17Bは本発明の第5実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。なお、この図17A〜図17Bは、上述の図5,図8と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第4実施形態と相違するが、それ以外の構成は第4実施形態と同様である。以下に、第5実施形態におけるタッチパネルについて第4実施形態との相違点についてのみ説明し、第4実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図17Aに示すように、第1のX中間接続線271が、第2のX中間接続線272と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図17Bに示すように、Y方向に相互に隣り合う第1のX中間接続線271の間にY補助線38がそれぞれ介在するように、第4実施形態と比べてY補助線38が増設されている。
同様に、図17Bに示すように、第1のY中間接続線371が、第2のY中間接続線372と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図17Aに示すように、X方向に相互に隣り合う第1のY中間接続線371の間にX補助線28がそれぞれ介在するように、第4実施形態と比べてX補助線28が増設されている。
本実施形態では、第4実施形態と同様に、平面視において、X電極21及びY電極31が複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している(図16C参照)。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371とX補助線28が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372とXダミー線29も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図16C参照)。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272とYダミー線39も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図16C参照)。
≪第6実施形態≫
図18Aは本発明の第6実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図18Bは本発明の第6実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図、図18Cは本発明の第6実施形態におけるタッチパネルのXY電極を示す平面図である。なお、この図18A〜図18Cは、上述の図5,図8、図9と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第1実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第6実施形態におけるタッチパネルについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
図18Aに示すように、本実施形態におけるX電極21は、複数(本例では12本)のX電極線22を備えている。それぞれのX電極線22は、X方向に沿って延在するように透明基板10の上面11に設けられており、複数の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されている。本実施形態では、第1実施形態で説明した図6(a)に示すように、個々の単位形状40が屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状を有しており、X電極線22は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。
これら複数のX電極線22は、屈曲点41がY方向において実質的に一致するように相互に実質的に平行に配列されており、すなわち、複数のX電極線22の屈曲点41が、Y方向に延在する同一の仮想直線上に位置している。また、本実施形態におけるX電極21は、後述する第1のY中間接続線371に対応するX電極線22が形成されていないX非形成部分(X除去部分)23を有しており、換言すれば、このX非形成部分23では、第1のY中間接続線36に対応するX電極線22が除去されている。すなわち、本実施形態では、1つのX電極21は、第1のピッチ(中心間距離)Pで配置された3本のX電極線22からそれぞれ構成されたX電極線群24を4組備え、当該X電極線群24同士は、第1のピッチPの4倍のピッチで配置されており、当該X電極線群24の間にX非形成部分23が設けられている。
なお、X電極21を構成するX電極線22の数、X電極線22間のピッチ、X電極21を構成するX電極線群24の数、X電極線群24間のピッチ、並びに、X電極21におけるX非形成部分23の数及び配置等は、図18Aに示す例に限定されない。また、X電極線群24を構成するX電極線22の数が相互に異なっていてもよい。
また、上述のX電極線22を形成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった折曲形状に特に限定されない。例えば、第1実施形態で説明した図6(b)に示す単位形状40Bのように、中央に位置する凸状円弧42と、当該凸状円弧42の両端から連続的に広がる凹状円弧43と、から構成される湾曲形状であってもよい。この場合には、同図に示すように、X電極線22Bは、全体として、曲線凸形状と曲線凹形状を交互に繰り返す正弦波型の繰り返し形状を有する。
複数のX電極21は、図18Aに示すように、下記の(10)式を満たす第2のピッチPでY方向に実質的に等間隔に並べられており、相互に隣り合うX電極21の間にはX電極スペース201が設けられている。但し、下記の(10)式において、Mは2以上の自然数であり、本実施形態ではMは16である(M=16)。
=M×P … (10)
Y電極31も、図18Bに示すように、複数(本例では12本)のY電極線32を備えている。それぞれのY電極線32は、Y方向に沿って延在するように透明基板10の下面12に設けられており、複数の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されている。このY電極線32を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。このY電極線32は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。なお、このY電極線32を構成する単位形状40は、特に限定されず、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一でなくてもよい。
これら複数のY電極線32は、屈曲点41がX方向において実質的に一致するように相互に実質的に平行に配列されており、すなわち、複数のY電極線32の屈曲点41が、X方向に延在する同一の仮想直線上に位置している。また、本実施形態におけるY電極31は、後述の第1のX中間接続線271に対応するY電極線32が形成されていないY非形成部分(Y除去部分)33を有しており、換言すれば、このY非形成部分33では、第1のX中間接続線271に対応するY電極線32が除去されている。すなわち、本実施形態では、1つのY電極31は、第3のピッチPで配置された3本のY電極線32からなるY電極線群34を4組備え、当該Y電極線群34同士は、第3のピッチPの4倍のピッチで配置されており、当該Y電極線群34の間にY非形成部分33が設けられている。このY電極線32間の第3のピッチPと、上述のX電極線22間の第1のピッチPとは、下記の(11)式を満たしている。
=P … (11)
なお、Y電極31を構成するY電極線32の数、Y電極線32間のピッチ、Y電極31を構成するY電極群34の数、Y電極線群34間のピッチ、並びに、Y電極31におけるY非形成部分33の数及び配置等は、図18Bに示す例に限定されない。また、Y電極線群34を構成するY電極線32の数が相互に異なっていてもよい。
以上に説明した複数のY電極31は、図18Bに示すように、下記の(12)式を満たす第4のピッチPでX方向に実質的に等間隔に並べられており、相互に隣り合うY電極31の間にはY電極スペース301が設けられている。但し、下記の(12)式において、Nは2以上の自然数であり、本実施形態ではNは20である(N=20)。
=N×P … (12)
すなわち、本実施形態では、X電極線22間の第1のピッチPとY電極線32間の第3のピッチPが同一ではあるが(上記の(11)式を参照)、上述の自然数Mと自然数Nが異なるため(M≠N)、結果的に、X電極21間の第2のピッチPとY電極31間の第4のピッチPが異なっている(P≠P)。このため、本実施形態では、X電極スペース201のY方向に沿った幅Wが2×Pとなっているのに対し(W=2×P)、Y電極スペース301のX方向に沿った幅Wが6×Pとなっており(W=6×P)、Y電極スペース301がX電極スペース201よりも広くなっている。
本実施形態におけるX電極21は、図18Aに示すように、X電極線22同士を途中で電気的に接続する2種類のX中間接続線271,272をさらに備えている。
第1及び第2のX中間接続線271,272は、いずれもY方向に沿って延在するように透明基板10の上面11に設けられ、X電極線22の一端から他端との間で、X電極21が有する複数のX電極線22を電気的に接続している。第1のX中間接続線271は、7/2の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、上述のY非形成部分33に対応するように透明基板10の上面11に設けられている。一方、第2のX中間接続線272は、1/2の単位形状40から構成されており、上述のY電極スペース301に対応するように透明基板10の上面11に設けられている。第1及び第2のX中間接続線271,272は、平面視において、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と相互に実質的に平行に配列されている。
特に、本実施形態では、図18Aに示すように、上述のように、Y電極スペース301がX電極スペース201よりも広くなっているため、当該Y電極スペース301において、複数(本例では5つ)の第2のX中間接続線272が実質的に平行に配列されている。
第1及び第2のX中間接続線271,272を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。第1のX中間接続線271は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。一方、第2のX中間接続線272は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、第1及び第2のX中間接続線271,272を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1及び第2のX中間接続線271,272が本発明における第1の中間接続線の一例に相当し、本実施形態における第2のX中間接続線272が本発明における第1の介在接続線の一例に相当する。
同様に、本実施形態におけるY電極31も、図18Bに示すように、Y電極線32同士を途中で電気的に接続する2種類のY中間接続線371,372をさらに備えている。
第1及び第2のX中間接続線371,372は、いずれもX方向に沿って延在するように透明基板10の下面12に設けられ、Y電極線32の一端から他端との間で、Y電極31が有する複数のY電極線32を電気的に接続している。第1のY中間接続線371は、7/2の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、上述のX非形成部分23に対応するように透明基板10の下面12に設けられている。一方、第2のY中間接続線372は、1/2の単位形状40を連続的に繰り返すことで形成されており、上述のX電極スペース201に対応するように透明基板10の下面12に設けられている。第1及び第2のY中間接続線371,372は、平面視において、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と相互に実質的に平行に配列されている。
第1及び第2のY中間接続線371,372を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。第1のY中間接続線371は、全体として、三角凸形状と三角凹形状を交互に繰り返すジグザグな三角波型の繰り返し形状を有している。一方、第2のY中間接続線372は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、第1及び第2のY中間接続線371,372を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1及び第2のY中間接続線371,372が本発明における第2の中間接続線の一例に相当し、本実施形態における第2のY中間接続線372が本発明における第2の介在接続線の一例に相当する。
さらに、本実施形態におけるX電極21は、図18Aに示すように、X電極線22の間に介在している複数の第1のX補助線281をさらに備えている。
それぞれの第1のX補助線281は、X方向に延在するように透明基板10の上面11に設けられ、3/2の単位形状40で形成されている。この第1のX補助線281は、上述のX非形成部分23に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第1のY中間接続線371の間に配置されている。
結果的に、図18Aに示すように、この第1のX補助線281とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、この第1のX補助線281は、平面視において、第1のY中間接続線371と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図18C参照)。
なお、本実施形態では、この第1のX補助線281は、第2のX中間接続線(X介在接続線)272と交差していない。このように、第1のX補助線281を第2のX中間接続線272と非交差とすることで、下側のY電極31からの電気力線がカバー部材50の上側に到達し易くなるので、タッチパネルの検出精度が向上する。
この第1のX補助線281を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。なお、この第1のX補助線281を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1のX補助線281が、本発明における第1の補助線の一例に相当する。
同様に、本実施形態におけるY電極31も、図18Bに示すように、Y電極線32の間に介在している複数のY補助線38をさらに備えている。
それぞれのY補助線38は、Y方向に延在するように透明基板10の下面12に設けられ、1/2の単位形状40で形成されている。このY補助線38は、上述のY非形成部分33に設けられており、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第1のX中間接続線271の間に配置されている。
結果的に、図18Bに示すように、このY補助線38とY電極線32は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、このY補助線38は、平面視において、第1のX中間接続線271と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図18C参照)。
なお、本実施形態では、このY補助線38は、第2のY中間接続線(Y介在接続線)372と交差していない。X電極21をY電極の下側に形成した場合には、Y補助線38を第2のY中間接続線372と非交差とすることで、X電極21からの電気力線がカバー部材50の上方に到達し易くなり、タッチパネルの検出精度が向上する。
このY補助線38を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態におけるY補助線38は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、このY補助線38を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1のY補助線381が、本発明における第2の補助線の一例に相当する。
さらに、本実施形態では、X方向に沿って延在する2種類のXダミー線291,292が、透明基板10の上面11に設けられている。
第1及び第2のXダミー線291,292は、いずれも上述のX電極スペース201に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第2のY中間接続線372の間に配置されている。結果的に、図18Aに示すように、第1及び第2のXダミー線291,292とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、第1及び第2のXダミー線291,292は、平面視において、第2のY中間接続線372と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図18C参照)。
第1及び第2のXダミー線291,292を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。第1のXダミー線291は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されており、上述のY非形成部分33に対応するようにX電極スペース201に設けられている。一方、第2のXダミー線292は、3/2の単位形状40で形成されており、上述のY電極スペース301に対応するようにX電極スペース201に設けられている。なお、この第1及び第2のXダミー線29を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1及び第2のXダミー線291,292が、本発明における第1のダミー線の一例に相当する。
同様に、本実施形態では、1/2の単位形状40で形成され、Y方向に沿って延在する第1のYダミー線391が、透明基板10の下面12に設けられている。
この第1のYダミー線391は、上述のY電極スペース301に設けられており、屈曲点41がX方向において実質的に一致するようにY電極線32と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第2のX中間接続線272の間に配置されている。結果的に、図18Bに示すように、この第1のYダミー線391とY電極線32は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、この第1のYダミー線391は、平面視において、第2のX中間接続線272と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図18C参照)。
特に、本実施形態では、図18Bに示すように、上述のように、Y電極スペース301がX電極スペース201よりも広くなっているため、当該Y電極スペース301において、複数(本例では5つ)の第1のYダミー線391が実質的に平行に配列されている。
この第1のYダミー線391を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態における第1のYダミー線391は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、この第1のYダミー線391を構成する単位形状40は、上述のY電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1のYダミー線391が、本発明における第2のダミー線の一例に相当する。
以上に説明したX電極21及びY電極31は、図18Cに示すように、平面視において、複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371と第1のX補助線281が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372とXダミー線291,292も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図18Cに示すように、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272と第1のYダミー線391も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、図18Cに示すように、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
≪第7実施形態≫
図19Aは本発明の第7実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図19Bは本発明の第7実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。なお、この図19A〜図19Bは、上述の図5,図8と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第6実施形態と相違するが、それ以外の構成は第6実施形態と同様である。以下に、第7実施形態におけるタッチパネルについて第6実施形態との相違点についてのみ説明し、第6実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図19Aに示すように、第1のX中間接続線271が、第2のX中間接続線272と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図19Bに示すように、Y方向に相互に隣り合う第1のX中間接続線271の間にY補助線38がそれぞれ介在するように、第2実施形態と比べてY補助線38が増設されている。
一方、図19Bに示すように、第1のY中間接続線371が、第2のY中間接続線372と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図19Aに示すように、X方向に相互に隣り合う第1のY中間接続線371の間にそれぞれ介在するように、第2のX補助線282が透明基板10の上面11に設けられている。
それぞれの第2のX補助線282は、X方向に延在するように透明基板10の上面11に設けられ、1/2の単位形状40で形成されている。この第2のX補助線282は、上述のX非形成部分23に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第1のY中間接続線371の間に配置されている。
結果的に、図19Aに示すように、この第2のX補助線282とX電極線22は、第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されており、この第2のX補助線282は、平面視において、第1のY中間接続線371や第1のX補強線281と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している(図18C参照)。
第2のX補助線282を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態における第2のX補助線282は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、この第2のX補助線282を構成する単位形状40は、上述のX電極線32を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1及び第2のX補助線281,282が本発明における第1の補助線の一例に相当する。
本実施形態では、第6実施形態と同様に、平面視において、X電極21及びY電極31が複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している(図18C参照)。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371と第1及び第2のX補助線281,282が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372と第1及び第2のXダミー線291,292も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図18C参照)。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272と第1のYダミー線391も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図18C参照)。
≪第8実施形態≫
図20Aは本発明の第8実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図20Bは本発明の第8実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。なお、この図20A〜図20Bは、上述の図5,図8と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第6実施形態と相違するが、それ以外の構成は第6実施形態と同様である。以下に、第8実施形態におけるタッチパネルについて第6実施形態との相違点についてのみ説明し、第6実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図20Aに示すように、第1のX補助線281が、1/2の単位形状40から構成されていると共に、第2のXダミー線292が第1のXダミー線291に置き換えられている。また、これに伴って、図20Bに示すように、Y電極スペース301に、第1のYダミー線391に加えて、第2のYダミー線392が設けられている。この第2のYダミー線392は、X方向に相互に隣り合う第1のX補助線281の間(またはX方向に相互に隣り合う第2のXダミー線291の間)に介在するように設けられている。
この第2のYダミー線392は、上述のY電極スペース301に設けられており、屈曲点41がY方向において実質的に一致するようにX電極線22と実質的に平行に配列されていると共に、相互に隣り合う2つの第1のX補助線281の間(またはX方向に相互に隣り合う第1のXダミー線291の間)に配置されている。結果的に、図20Bに示すように、この第2のYダミー線392とX電極線22は、第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されている。また、この第2のYダミー線392は、平面視において、第1のY中間接続線371及び第1のX補助線281(または、第2のY中間接続線372及び第1のXダミー線291)と共にジグザグな三角波型の繰り返し形状を形成している。
この第2のYダミー線392を構成する単位形状40は、屈曲点41で直線状に折れ曲がった三角凸形状であり、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一の形状である。本実施形態における第2のYダミー線392は、2つの屈曲点41間を結ぶ直線形状のみで構成されている。なお、この第2のYダミー線392を構成する単位形状40は、上述のX電極線22を構成する単位形状40と同一であれば、特に限定されない。
なお、本実施形態における第1のX補助線281が本発明における第1の補助線の一例に相当し、本実施形態における第1のXダミー線291が本発明における第1のダミー線の一例に相当し、本実施形態における第1のYダミー線391が本発明における第2のダミー線の一例に相当し、本実施形態における第2のYダミー線392が本発明における第3のダミー線の一例に相当する。
本実施形態では、第6実施形態と同様に、平面視において、X電極21及びY電極31が複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している(図18C参照)。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371と第1のX補助線281と第2のYダミー線392が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372と第1のXダミー線291と第2のYダミー線392も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図18C参照)。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272と第1のYダミー線391も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図18C参照)。
≪第9実施形態≫
図21Aは本発明の第9実施形態におけるタッチパネルのX電極を示す平面図、図21Bは本発明の第9実施形態におけるタッチパネルのY電極を示す平面図である。なお、この図21A〜図21Bは、上述の図5,図8と同様に、いずれもタッチパネルの電極の一部を拡大した図である。
本実施形態では、XY電極の構成が第8実施形態と相違するが、それ以外の構成は第8実施形態と同様である。以下に、第9実施形態におけるタッチパネルについて第8実施形態との相違点についてのみ説明し、第8実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図21Aに示すように、第1のX中間接続線271が、第2のX中間接続線272と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図21Bに示すように、Y方向に相互に隣り合う第1のX中間接続線271の間にY補助線38がそれぞれ介在するように、第8実施形態と比べてY補助線38が増設されている。
同様に、図21Bに示すように、第1のY中間接続線371が、第2のY中間接続線372と同様に、1/2の単位形状40から構成されている。また、これに伴って、図21Aに示すように、X方向に相互に隣り合う第1のY中間接続線371の間に第1のX補助線281がそれぞれ介在するように、第8実施形態と比べて第1のX補助線281が増設されている。
本実施形態では、第8実施形態と同様に、平面視において、X電極21及びY電極31が複数種の多角形からなる格子状のパターンを形成している(図18C参照)。このように、本実施形態では、X電極線22の間隔やY電極線32の間隔は均等であるが、それらを重ね合わせることで形成される格子の種類は単一ではなく、格子の種類によって線の長さが変わるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができる。
本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X中間接続線271,272が複数のX電極線22を途中で電気的に接続しているため、X電極線22が断線しても、X中間接続線271,272を介して当該X電極線22の非断線部分を他のX電極線22に電気的に接続することができる。同様に、Y中間接続線371,372が複数のY電極線32を途中で電気的に接続しているため、Y電極線32が断線しても、Y中間接続線371,372を介して当該Y電極線32の非断線部分を他のY電極線32に電気的に接続することができる。このため、タッチパネルの信頼性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、X電極21がX非形成部分23を有しているので、第1のY中間接続線371がX電極線21と重なることがない。同様に、Y電極31がY非形成部分33を有しているので、第1のX中間接続線271がY電極線32と重なることがない。そのため、X電極線22やY電極線32が部分的に濃く見えてしまうことがないので、タッチパネルの良好な視認性を確保することもできる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等がX方向やY方向に延在すると共に相互に実質的に平行に配置されているので、三角格子、四角格子、又は、ハニカム格子のような単一種の格子を繰り返したメッシュパターンで構成された電極と比較して、X電極スペース201やY電極スペース301が視覚的に目立ってしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、電極線22,32等を構成する単位形状40が直線状に折り曲がった折曲形状であり、それにより形成される繰り返し形状が三角波型の繰り返し形状であるので、表示装置のカラーフィルタに形成されたブラックマトリクスとのモアレ現象の発生を抑制することができ、タッチパネル1の良好な視認性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、上述の実施形態と同様に、平面視において、X電極線22がX方向に沿って延在していると共に、第1のY中間接続線371と第1のX補助線281と第2のYダミー線392が一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のY中間接続線372と第1のXダミー線291と第2のYダミー線392も一体となってX方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、X方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第1のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図18C参照)。
同様に、本実施形態では、平面視において、Y電極線32がY方向に沿って延在していると共に、第1のX中間接続線271とY補助線38が一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成し、第2のX中間接続線272と第1のYダミー線391も一体となってY方向に沿った繰り返し形状を形成している。このため、平面視において、Y方向に沿った複数の繰り返し形状が、透明基板の中央領域全体に一様に第3のピッチPで実質的に等間隔に配置されるので、タッチパネルの良好な視認性を確保することができる(図18C参照)。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の第1〜第9実施形態では、本発明をタッチパネルに適用した例について説明したが、タッチパネル以外の入力装置に本発明を適用してもよい。本発明を適用することのできる入力装置の具体例としては、例えば、ノートパソコンのキーボードの近傍等に設けられたタッチパッドを例示することができる。
また、例えば、上述の第1実施形態と同様に、第2〜第9実施形態において、単位形状40の折れ曲げり角度θを60°、75°、90°、105°等の120度以外の角度としてもよい。
1…タッチパネル
10…透明基板
11…上面
12…下面
13…中央領域
14…額縁領域
15…透明接着剤
20…X電極群
201…X電極スペース
21…X電極
22…X電極線
23…X非形成部分
24…X電極線群
25…X端部接続線
26…X引出線
27…X中間接続線
27a…X介在接続線
271…第1のX中間接続線
272…第2のX中間接続線
28…X補助線
281…第1のX補助線
282…第2のX補助線
29…Xダミー線
291…第1のXダミー線
292…第2のXダミー線
30…Y電極群
301…Y電極スペース
31…Y電極
32…Y電極線
33…Y非形成部分
34…Y電極線群
35…Y端部接続線
36…Y引出線
37…Y中間接続線
37a…Y介在接続線
371…第1のY中間接続線
372…第2のY中間接続線
38…Y補助線
39…Yダミー線
391…第1のYダミー線
392…第2のYダミー線
40,40B…単位形状
41…屈曲点
42…凸状円弧
43…凹状円弧
50…カバー部材
51…下面
60…タッチパネル駆動回路

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板の一方の主面に設けられ、第1の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第1の電極線を有する少なくとも一つの第1の電極と、
    前記基板の他方の主面に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第2の電極線を有する少なくとも一つの第2の電極と、を備えた入力装置であって、
    前記第1及び前記第2の電極線は、複数の単位形状を連続的に繰り返して形成された繰返し形状をそれぞれ有しており、
    前記第1の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記第2の方向に沿って延在して複数の前記第1の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第1の中間接続線を有し、
    前記第2の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記第1の方向に沿って延在して複数の前記第2の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第2の中間接続線を有しており、
    前記第1の電極は、複数の前記第1の電極線の中で前記第2の中間接続線に対応する前記第1の電極線が形成されていない第1の非形成部分を有し、
    前記第2の電極は、複数の前記第2の電極線の中で前記第1の中間接続線に対応する前記第2の電極線が形成されていない第2の非形成部分を有していることを特徴とする入力装置。
  2. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向する第2の基板と、
    前記第1の基板の主面に設けられ、第1の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第1の電極線を有する少なくとも一つの第1の電極と、
    前記第2の基板の主面に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って延在すると共に相互に実質的に平行に配列された複数の第2の電極線を有する少なくとも一つの第2の電極と、を備えた入力装置であって、
    前記第1及び前記第2の電極線は、複数の単位形状を連続的に繰り返して形成された繰返し形状をそれぞれ有しており、
    前記第1の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記第2の方向に沿って延在して複数の前記第1の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第1の中間接続線を有し、
    前記第2の電極は、前記単位形状の少なくとも一部を含むと共に前記1の方向に沿って延在して複数の前記第2の電極線を電気的に接続する少なくとも一つの第2の中間接続線を有しており、
    前記第1の電極は、複数の前記第1の電極線の中で前記第2の中間接続線に対応する前記第1の電極線が形成されていない第1の非形成部分を有し、
    前記第2の電極は、複数の前記第2の電極線の中で前記第1の中間接続線に対応する前記第2の電極線が形成されていない第2の非形成部分を有していることを特徴とする入力装置。
  3. 請求項1又は2に記載の入力装置であって、
    前記第1の中間接続線は、前記第1の方向における前記第1の電極線の一端と他端との間で複数の前記第1の電極線を電気的に接続しており、
    前記第2の中間接続線は、前記第2の方向における前記第2の電極線の一端と他端との間で複数の前記第2の電極線を電気的に接続していることを特徴とする入力装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の入力装置であって、
    前記単位形状は、直線状に折り曲がった折曲形状、又は、凸状円弧と凹状円弧からなる湾曲形状であり、
    前記繰り返し形状は、三角波型の繰り返し形状、又は、正弦波型の繰り返し形状であることを特徴とする入力装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の入力装置であって、
    前記第1の電極は、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の中間接続線の間の部分に対応するように前記第1の非形成部分に設けられ、前記第1の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第1の補助線を有し、
    前記第2の電極は、前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の中間接続線の間の部分に対応するように前記第2の非形成部分に設けられ、前記第2の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第2の補助線を有していることを特徴とする入力装置。
  6. 請求項5に記載の入力装置であって、
    前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の中間接続線と、前記第1の補助線とは、平面視において前記繰返し形状を形成し、
    前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の中間接続線と、前記第2の補助線とは、平面視において前記繰返し形状を形成していることを特徴とする入力装置。
  7. 請求項5又は6に記載の入力装置であって、
    前記第1の補助線は、前記第1の中間接続線と交差しており、
    前記第2の補助線は、前記第2の中間接続線と交差していることを特徴とする入力装置。
  8. 請求項5又は6に記載の入力装置であって、
    前記第1の補助線は、前記第1の中間接続線と非交差であり、
    前記第2の補助線は、前記第2の中間接続線と非交差であることを特徴とする入力装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の入力装置であって、
    前記タッチパネルは、複数の前記第1の電極と、複数の前記第2の電極と、を備え、
    下記の(1)〜(3)式を満たすことを特徴とする入力装置。
    =M×P … (1)
    =N×P … (2)
    =P … (3)
    但し、上記の(1)〜(3)式において、Pは、前記第1の電極線間のピッチであり、Pは、前記第1の電極間のピッチであり、Pは、前記第2の電極線間のピッチであり、Pは、前記第2の電極間のピッチであり、Mは、2以上の自然数であり、Nは、2以上の自然数である。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の入力装置であって、
    前記入力装置は、複数の前記第1の電極と、複数の前記第2の電極と、を備え、
    複数の前記第1の電極は、複数の前記第1の電極の間に第1のスペースが形成されるように、前記第2の方向に並べられ、
    複数の前記第2の電極は、複数の前記第2の電極の間に第2のスペースが形成されるように、前記第1の方向に並べられており、
    複数の前記第1の中間接続線は、前記第2のスペースに対応する少なくとも一つの第1の介在接続線を含み、
    複数の前記第2の中間接続線は、前記第1のスペースに対応する少なくとも一つの第2の介在接続線を含むことを特徴とする入力装置。
  11. 請求項10に記載の入力装置であって、
    前記入力装置は、
    前記第1のスペースに配置され、前記第1の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第1のダミー線と、
    前記第2のスペースに配置され、前記第2の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第2のダミー線と、をさらに備えており、
    前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の介在接続線と、前記第1のダミー電極とは、平面視において前記繰返し形状を形成しており、
    前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の介在接続線と、前記第2のダミー線とは、平面視において前記繰返し形状を形成していることを特徴とする入力装置。
  12. 請求項5に記載の入力装置であって、
    前記入力装置は、複数の前記第1の電極と、複数の前記第2の電極と、を備え、
    複数の前記第1の電極は、複数の前記第1の電極の間に第1のスペースが形成されるように、前記第2の方向に並べられ、
    複数の前記第2の電極は、複数の前記第2の電極の間に第2のスペースが形成されるように、前記第1の方向に並べられており、
    前記入力装置は、前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の補強線の間の部分に対応するように前記第2のスペースに設けられ、前記第1の方向に沿って延在すると共に前記単位形状の少なくとも一部を含む少なくとも一つの第3のダミー線を備えており、
    前記第1の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第2の中間接続線と、前記第2の中間接続線の間に介在する前記第1の補助線及び前記第3のダミー線とは、平面視において前記繰返し形状を形成し、
    前記第2の方向に沿って相互に隣り合う2つの前記第1の中間接続線と、前記第2の補助線とは、平面視において前記繰返し形状を形成していることを特徴とする入力装置。
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