JP2015164705A - 水処理システム、制御装置、及び水処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における、水処理システム1の構成の第1例を示す図である。水処理システム1は、原水10が送水される着水井20と、活性炭接触池30と、混和池40(貯水部)と、フロック形成池50と、沈澱池60と、配水池70と、清澄水80が送水される調整機構90と、凝集剤注入装置100と、流量計110と、貯槽120と、濁度計130と、凝集剤140と、ポンプ150とを備える。
活性炭接触池30は、送水された原水10に対して、活性炭による吸着処理を施す。活性炭接触池30において、吸着処理が施された水は、送水機構(不図示)によって混和池40に一定の流量で送水される。活性炭接触池30の送水機構は、原水10の水質変動が大きく混和池40の水質が不安定である場合や、凝集剤140が混和池40に過剰に注入されている場合には、吸着処理が施された水を、貯槽120に送水してもよい。
沈澱池60では、フロックを含む水に沈降分離処理が施される。沈澱池60の送水機構(不図示)は、得られた清澄水を、配水池70に送水する。
調整機構90は、配水池70から流量計110に送水される清澄水80の流量を、凝集剤注入装置100による制御に応じて調整する。調整機構90は、例えば、調整弁である。
ポンプ150は、凝集剤注入装置100により決定された注入量の凝集剤140を、混和池40の水に注入する。
図2は、第1の実施形態における、凝集剤注入装置100の構成例を示す図である。凝集剤注入装置100は、流動電流計1100と、制御装置1200とを有する。流動電流計1100には、貯槽120の水が、例えば、毎分2〜20リットルの流量で注水される。流動電流計1100は、貯槽120の水の流動電流を測定し、貯槽120の水の流動電流値を制御装置1200に出力する。
ポンプ150は、決定部1230により決定された注入量の凝集剤140を、混和池40に注入する。
第1の実施形態に係る水処理システム1では、水処理システム1の運転員が頻繁にジャーテストを行う必要がなくなる。このため、第1の実施形態に係る水処理システム1、制御装置1200、及び水処理方法は、現場の運転員の負担を軽減することができる。
制御部1210は、希釈された水の流動電流値に基づいて、希釈倍率を決定する。
制御部1210は、流動電流計1100の状態に基づいて、希釈倍率を決定する。
制御部1210は、流動電流計1100の状態として、希釈された水の流動電流値が所定閾値以上のまま変化しない状態である場合、希釈倍率を上げる。
決定部1230は、記憶部1220に記憶された演算式(相関式)を希釈倍率に基づいて選択し、選択した演算式に基づいて凝集剤140の注入量を決定する。
第2実施形態では、混和池40から貯槽120への流路と、混和池40から流動電流計1100への流路とに、水が送水される流路が分岐している点が、第1の実施形態と相違する。以下、水処理システム1は、活性炭接触池30から貯槽120に送水するための流路を備えてもよいし、備えていなくてもよい。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
第3の実施形態では、混和池40から貯槽120に送水される水の流量が測定される点が、第1の実施形態、第2の実施形態と相違する。第3の実施形態では、第1〜第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。
これにより、第3の実施形態に係る水処理システム1、制御装置1200、及び水処理方法は、原水が高濁した場合でも、凝集剤140の注入量をより適切に決定することができる。
第3の実施形態に係る水処理システム1、制御装置1200、及び水処理方法は、凝集剤140の注入量を過不足なく適切に決定することで、処理水の水質を良好な状態に保ったまま、凝集剤140の使用量をより削減することができる。
第3の実施形態に係る水処理システム1では、水処理システム1の運転員が頻繁にジャーテストを行う必要がなくなる。このため、第3の実施形態に係る水処理システム1、制御装置1200、及び水処理方法は、現場の運転員の負担をより軽減することができる。
第4の実施形態では、水処理システム1が着水井20に濁度計190を備える点が、第1〜第3の実施形態と相違する。第4の実施形態では、第1〜第3の実施形態との相違点についてのみ説明する。
決定部1230は、着水井20の水の濁度と希釈倍率との相関式に基づいて、SCD補正値がSCD目標値と等しくなるように、凝集剤140の注入量を決定する。
Claims (12)
- 凝集剤が注入される貯水部又は前記貯水部の上流から採取された水が所定の希釈倍率で希釈され、前記希釈された水の流動電流値を測定する流動電流計と、
前記希釈倍率を決定し、前記採取された水を前記決定された希釈倍率で希釈するように、調整機構を制御する制御部と、
前記希釈された水の流動電流値に基づいて、前記凝集剤の注入量を決定する決定部と、
を備える水処理システム。 - 前記決定部は、前記希釈された水の流動電流値と、前記決定された希釈倍率又は前記希釈倍率を決定づける値とに基づいて、前記凝集剤の注入量を決定する、請求項1に記載の水処理システム。
- 前記制御部は、前記希釈された水の流動電流値に基づいて、前記希釈倍率を決定する、請求項1又は請求項2に記載の水処理システム。
- 前記制御部は、濁度計により測定された、前記採取された水の水質に基づいて、前記希釈倍率を決定する、請求項1又は請求項2に記載の水処理システム。
- 前記制御部は、前記流動電流計の状態に基づいて、前記希釈倍率を決定する、請求項1又は請求項2に記載の水処理システム。
- 前記制御部は、前記流動電流計の状態として、前記希釈された水の流動電流値が所定閾値以上のまま変化しない状態である場合、前記希釈倍率を上げる、請求項5に記載の水処理システム。
- 前記採取された水又は前記希釈された水のいずれを前記流動電流計に注水するかを切り替える切替機構
を備え、
前記流動電流計は、前記採取された水が前記切替機構を介して直接注水された場合には、前記希釈された水の流動電流値を測定する代わりに、前記採取された水の流動電流値を測定し、
前記制御部は、前記採取された水が前記切替機構を介して前記流動電流計に直接注水された場合には、前記採取された水の流動電流値に基づいて、前記希釈倍率を決定する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の水処理システム。 - 前記制御部は、前記採取された水を希釈するための水の流量の測定値に基づいて、前記調整機構を制御する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の水処理システム。
- 前記制御部は、前記採取された水の流量の測定値に基づいて、前記調整機構を制御する、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の水処理システム。
- 前記決定部は、記憶部に記憶された演算式を前記希釈倍率に基づいて選択し、選択した前記演算式に基づいて前記凝集剤の注入量を決定する、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の水処理システム。
- 凝集剤が注入される貯水部又は前記貯水部の上流から採取された水が所定の希釈倍率で希釈され、前記希釈倍率を決定し、前記採取された水を前記決定された希釈倍率で希釈するように調整機構を制御する制御部と、
前記希釈された水の流動電流値に基づいて、前記凝集剤の注入量を決定する決定部と、
を備える制御装置。 - 水処理システムにおける水処理方法であって、
凝集剤が注入される貯水部又は前記貯水部の上流から採取された水が所定の希釈倍率で希釈され、前記希釈された水の流動電流値を測定するステップと、
前記希釈倍率を決定し、前記採取された水を前記決定された希釈倍率で希釈するように調整機構を制御するステップと、
前記希釈された水の流動電流値に基づいて、前記凝集剤の注入量を決定するステップと、
を含む水処理方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7295598B1 (ja) * | 2023-02-15 | 2023-06-21 | 富士エンジニアリング株式会社 | 凝集剤添加量調整装置、および凝集剤添加量調整方法 |
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2014
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