JP2015163843A - 航空機用リベット検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機用リベットの外観検査を精度よく且つ効率よく行う。
【解決手段】リベットRを吸着ノズル56で吸着して吊り上げておき、そのリベットRの軸方向の下側から面型ライト44で面状の光を照射した状態で、リベットRの軸方向に直交する方向に配置された外周面カメラ45,46でリベットRの外周面を撮影し、撮影した画像に基づいてリベットRの外周面の検査を行う。これにより、リベットRの外周面に光を均一に照射して、曲面である外周面の光の反射ムラを防止することができるから、外周面に生じるごく微細な疵を画像に取り込んで検査することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、航空機用リベット検査装置に関する。
従来より、ネジやボルト、リベット等の検査対象をカメラで撮影し、撮影した画像に基づいて外観検査を行う検査装置が知られている。例えば、特許文献1には、検査対象であるネジの側面と頭部上面とをカメラで撮影し、撮影した側面画像に基づいてネジの頭部高さや軸部径、軸長などを検査し、撮影した頭部端面画像に基づいてネジの頭部端面の割れの有無などを検査する検査装置が記載されている。
特開2010−83628号公報
ところで、上述したような検査装置において、航空機用のリベットを検査対象とすることも考えられる。このようなリベットは、接合対象の部材にはめ込まれた状態で加圧するいわゆる加締めにより部材同士を接合するものである。このため、微細な疵であっても、加締め時にその疵を起点としてリベットが割れる場合があるから、疵の検査を精度よく行うことが求められる。このような微細な疵を自動検査する場合、通常は検査対象面に照明から直接光を当てた状態で検査対象面をカメラで撮影し、撮影した画像に基づいて検査することが行われる。しかし、例えばリベットの側面が検査対象面となる場合、検査対象面が曲面となるため、当てた光の反射が一様とはならず、撮影した画像の陰影差が大きくなって微細な疵を画像に取り込むのが困難となることがある。このため、曲面の微細な疵の検査を、精度よく行うように自動化するのは困難であった。また、航空機の機体は大きいことから、航空機に用いられるリベットの数も膨大なものとなるため、自動化によって迅速に検査できることも求められている。
本発明の航空機用リベット検査装置は、航空機用リベットの外観検査を精度よく且つ効率よく行うことを主目的とする。
本発明の航空機用リベット検査装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の航空機用リベット検査装置は、
頭部と丸棒状の軸部とを有する航空機用のリベットを検査する航空機用リベット検査装置であって、
前記リベットの端部で該リベットを保持する保持手段と、
前記保持手段により保持された前記リベットに対し、該リベットの軸方向から面状に光を照射可能な照射手段と、
前記リベットに面状の光が照射された状態で、該リベットの軸方向に交差する方向から該リベットの外周面を撮影可能な撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像に基づいて前記リベットの外周面の検査を行う検査手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の航空機用リベット検査装置では、端部で保持したリベットの軸方向から面状の光を照射した状態で、リベットの軸方向に交差する方向からリベットの外周面を撮影し、撮影した画像に基づいてリベットの外周面の検査を行う。このように、リベットの軸方向から面状の光を照射することにより、リベットの外周面に回り込んだ光で外周面を略均一に照らすことができる。このため、曲面であるリベットの外周面に正面から光を照射する場合に比べて、外周面における光の反射ムラを抑えることができる。これにより、リベットの外周面を撮影した画像において、画像の陰影差が大きくなるのを防止することができるから、ごく微細な疵を画像に取り込んで精度よく検査することができる。また、航空機用リベットは、大量に使用されるものであるから、検査者による目視検査ではなく検査装置による自動検査を可能とすることで、検査効率を大幅に向上させることができる。これらのことから、航空機用リベットの外観検査を精度よく且つ効率よく行うことができる。
ここで、リベットの外周面の検査としては、ごく微細な疵や割れ、欠けの有無などの疵検査や軸部のサイズ(径や長さ)や頭部のサイズなどの寸法検査を挙げることができる。また、リベットの外周面とは、頭部端面や軸部端面を除いた側面が該当する。
また、本発明の航空機用リベット検査装置において、前記保持手段は、前記リベットを保持した状態で該リベットを軸心回りに回転可能に構成され、前記撮影手段は、前記リベットが軸心回りに回る度に、該リベットの外周面を撮影し、前記検査手段は、前記リベットが回る度に前記撮影手段により撮影された各画像に基づいて前記リベットの外周面の検査を行うものとしてもよい。これにより、リベットの外周面の画像の撮影を効率よく行うことができるから、検査の効率化を図ることができる。
この態様の本発明の航空機用リベット検査装置において、前記撮影手段として、異なる角度から前記リベットの外周面の所定範囲を撮影可能な複数の撮影手段を備え、前記保持手段は、前記複数の撮影手段により前記リベットの外周面の全周を撮影可能となるよう、前記リベットを軸心回りに回すものとしてもよい。このように、複数の撮影手段を備えることにより、外周面の全周を撮影するためにリベットを回す回数を少なくすることができるから、リベットの外周面の画像の撮影をさらに効率よく行うことができる。
また、この態様の本発明の航空機用リベット検査装置において、前記複数の撮影手段として、前記リベットの外周面における撮影範囲が互いに隣接するよう配置され、隣接する撮影範囲を合わせると前記リベットの軸心回りに所定角度の範囲となる第1撮影手段と第2撮影手段とを備え、前記保持手段は、前記リベットを軸心回りに前記所定角度ずつ回すものとしてもよい。第1撮影手段と第2撮影手段との2つの撮影手段で構成することにより、1つの撮影手段で構成する場合に比べてリベットを回す回数を少なくして外周面の全周の撮影に要する時間を抑えることができる。また、3つ以上の多数の撮影手段で構成する場合に比べて設置すべき撮影手段の数を少なくすることができる。即ち、設備的な負担を抑えつつ、効率よく外観検査を行うことができる。
なお、例えば、リベットの外周面における第1撮影手段の撮影範囲と第2撮影手段の撮影範囲とをそれぞれ略60度の範囲として、所定角度を略120度とすることができる。こうすれば、リベットを軸心回りに2回(略120度、略240度)回すだけで、リベットの外周面の全周をちょうど撮影することができるから効率がよいものとなる。
また、本発明の航空機用リベット検査装置において、前記保持手段は、前記リベットの頭部端面を吸着して吊り上げることにより前記リベットを保持し、前記照射手段は、前記保持手段により吊り上げられた前記リベットに対し、該リベットの軸部端面側から面状に光を照射するよう構成されるものとしてもよい。これにより、リベットに照射した面状の光がリベット外周面に到達するまでにリベットの頭部で遮られることがないから、リベットの外周面をより均一に照らして、より精度よく検査を行うことができる。
また、本発明の航空機用リベット検査装置において、前記リベットの軸方向から軸部端面に光を照射する軸部端面照射手段と、前記リベットの軸部端面に光が照射された状態で、該リベットの軸方向から軸部端面を撮影可能な軸部端面撮影手段と、前記軸部端面撮影手段により撮影された画像に基づいて前記リベットの軸部端面の検査を行う軸部端面検査手段と、を備えるものとしてもよい。こうすれば、リベットの外周面だけでなく軸部端面も検査することができるから、検査効率を一層向上させることができる。
また、本発明の航空機用リベット検査装置において、前記リベットの軸方向から頭部端面に光を照射する頭部端面照射手段と、前記リベットの頭部端面に光が照射された状態で、該リベットの軸方向から頭部端面を撮影可能な頭部端面撮影手段と、前記頭部端面撮影手段により撮影された画像に基づいて前記リベットの頭部端面の検査を行う頭部端面検査手段と、を備えるものとしてもよい。こうすれば、リベットの外周面だけでなく頭部端面も検査することができるから、検査効率を一層向上させることができる。
なお、本発明の航空機用リベット検査装置において、前記リベットの頭部を支持して該リベットを載置可能となるよう外周を部分的に切り欠いた切欠部が形成された回転盤を有し、該回転盤に前記リベットを載置する位置と、前記保持手段が前記リベットを保持する位置と、検査が終了した前記リベットを排出する位置とに、前記回転盤を回すことにより前記リベットを移動させる移動手段と、前記回転盤の外周に沿って円弧状に形成された固定のガイド手段と、を備えるものとしてもよい。こうすれば、回転盤にリベットを載置して移動させる際に、回転盤の回転速度を上げても、リベットが遠心力により切欠部から脱落するのを防止することができる。このため、リベットの移動速度(搬送速度)を上げることができるから、ひいては検査時間の短縮を図ることができる。
本発明の航空機用リベット検査装置10の構成の概略を示す上面図である。 リベットRの外観を示す外観図である。 外周面検査ユニット40の構成の概略を示す上面図である。 外周面検査ユニット40の構成の概略を示す側面図である。 下端面検査ユニット60の構成の概略を示す側面図である。 リベットRの回転角度と外周面Rbにおける撮影範囲との関係を示す説明図である。 検査テーブル制御部92により実行される検査テーブル回転処理の一例を示すフローチャートである。 外周面検査制御部93により実行される外周面検査処理の一例を示すフローチャートである。 下端面検査制御部94により実行される下端面検査処理の一例を示すフローチャートである。 リベットRに発生する疵の一例を示す説明図である。 リベットRに発生する疵の一例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、航空機用リベット検査装置10の構成の概略を示す上面図である。本実施形態の航空機用リベット検査装置10は、航空機用リベットR(以下、リベットRとする)の外観検査を自動で行うための装置として構成されており、ベースプレート12a上に各種機器が設置された装置本体12と、装置の電源をオンオフする電源ボタンや装置の作動を開始させるスタートボタン、作動を停止させるストップボタンなどの各種ボタンが設けられた操作部14と、検査結果などの検査の状況を表示する表示部16と、装置各部の駆動制御や検査処理を司るコントローラ18と、を備える。
ここで、図2は、リベットRの外観を示す外観図である。図示するように、リベットRは、大径(例えば直径12mm)の頭部(鋲頭)と丸棒状の小径(例えば直径8mm)の軸部とからなる段付き軸状の部品であり、例えばチタンなどの金属製である。このリベットRの、図2中の上面(頭部端面)を上端面Ra、頭部の側面や軸部の側面を外周面Rb、図2中の下面(軸部端面)を下端面Rcと称する。このリベットRは、作業者の加締めにより航空機部材同士を装着するために用いられ、航空機1機当りに数万本使用されるものである。このリベットRにわずかな疵や割れ,欠けなどが生じていると、加締めにより航空機部材に装着された際に、その疵などを起点としてリベットRが割れる場合がある。その場合、一旦加締めたリベットRを作業者が除去しなければならず、作業負担が大きなものとなる。また、このようなリベットRは、通常は数千本単位で袋詰めされた状態で納入されるが、一袋の中に種類(寸法や形状)の異なるリベットRが混入していることもある。これらのことから、作業者がリベットRの加締め作業を行う前に、リベットRの疵などの有無や寸法・形状を確認するために、リベットRの外観検査が必要とされている。前述したように、リベットRのわずかな疵でも加締め時の割れに繋がることから、外観検査においては、検出が困難な微細な疵などでも精度よく検出することが求められる。
装置本体12は、図1に示すように、検査対象となるリベットRを1本ずつ供給する供給ユニット20と、供給ユニット20により供給されたリベットRを載せて検査位置へ移動させる検査テーブルユニット30と、リベットRの外周面Rbを撮影して外周面検査画像を取得する外周面検査ユニット40と、リベットRの下端面Rcを撮影して下端面検査画像を取得する下端面検査ユニット60と、リベットRの上端面Raを撮影して上端面検査画像を取得する上端面検査ユニット70と、検査の結果に基づいてリベットRを良品と不良品とに選別して排出する排出ユニット80と、を備える。ここで、図3は、外周面検査ユニット40の構成の概略を示す上面図であり、図4は、外周面検査ユニット40の構成の概略を示す側面図であり、図5は、下端面検査ユニット60の構成の概略を示す側面図である。なお、図3〜図5には、検査テーブルユニット30や排出ユニット80の一部の構成も図示した。
供給ユニット20は、袋から投入されたリベットRを上端面Raが上向きとなるよう向きを揃えるパーツフィーダ(ボウルフィーダ)22と、パーツフィーダ22により向きの揃ったリベットRを一列に整列させて検査テーブルユニット30に1本ずつ供給するストレートフィーダ24とにより構成されている。これらのパーツフィーダ22やストレートフィーダ24は、振動体の振動によりリベットRを搬送するよう構成された周知のものであるため、詳細な説明は省略する。
検査テーブルユニット30は、図1に示すように、リベットRが載置される円盤状の検査テーブル32と、検査テーブル32を図1中反時計回り(矢印方向)に所定角度(60度)ずつ回転可能なステッピングモータとしての回転モータ34(図4参照)とにより構成されている。
検査テーブル32には、検査テーブル32の外周を部分的に切り欠いた切欠孔が複数形成されており、その切欠孔の幅(径)をリベットRの軸部の径よりも大きく且つ頭部の径よりも小さく形成することで、切欠孔をリベットR(頭部)を受けるリベット受け部32a(図3参照)として機能させている。本実施形態では、リベット受け部32a(切欠孔)が、検査テーブル32の外周に所定角度(60度)の間隔で6つ形成されている。この6つのリベット受け部32aは、初期状態で図1中の1時、3時、5時、7時、9時、11時の6つの位置にある。このため、検査テーブル32が図1中反時計回りに所定角度(60度)ずつ回る度に、リベット受け部32aがそれらの6つの位置を順に移動するから、リベット受け部32aに載置されるリベットRも、それらの6つの位置を反時計回りに順に移動することになる。ここで、図1中の3時の位置P1は供給ユニット20からリベットRが供給される(検査テーブル32にリベットRを載置する)位置であり、1時の位置P2は外周面検査ユニット40で外周面Rbが検査される位置であり、11時の位置P3は下端面検査ユニット60で下端面Rcが検査される位置であり、9時の位置P4は上端面検査ユニット30で上端面Raが検査される位置であり、7時の位置P5は検査結果が良好であった良品(OK品)が排出ユニット80により排出される位置であり、5時の位置P6は検査結果が不良であった不良品(NG品)が排出ユニット80により排出される位置である。なお、図示は省略するが、検査テーブル32の位置P1には、位置P1におけるリベットRの有無を検出するリベット検出センサが設けられている。
また、検査テーブルユニット30には、図1に示すように、検査テーブル32よりも一回り大きな円弧状に形成され、検査テーブル32の外周に沿って配置されたガイドレール36が設けられている。ガイドレール36は、検査テーブル32の外周のうち、3時の位置P1の近傍(位置P1として機能する切欠孔の縁)から、反時計回りに、5時の位置P6の近傍(位置P6として機能する切欠孔の縁)までに亘って設けられている。また、排出ユニット80による7時の位置P5からのリベットRの排出を可能とするため、ガイドレール36は、7時の位置P5(位置P5として機能する切欠孔)に対向する部分が部分的に途切れている。このように、検査テーブル32の外周にガイドレール36を設けることにより、検査テーブル32を所定角度ずつ回す際の回転速度を高速なものとしても、遠心力によりリベットRがリベット受け部32aから脱落するのを防止することができる。
外周面検査ユニット40は、図3,図4に示すように、位置P2の真上の検査用位置P2’でリベットRの外周面(側面)画像を撮影する撮影部41と、位置P2に移動したリベットRを検査用位置P2’まで吊り上げる吊上部51とを備える。
外周面検査ユニット40の撮影部41は、検査テーブルユニット30の回転中心Oと位置P2とを水平に結ぶ直線L0上でベースプレート12aに固定された取付台42aと、位置P2を中心として直線L0から時計回りに30度ずれた直線L1上でベースプレート12aに固定された取付台42bと、位置P2を中心として直線L0から反時計回りに30度ずれた直線L2上でベースプレート12aに固定された取付台42cと、取付台42aに取り付けられ直線L0に沿って位置P2に向けてロッド43aを押し出し可能なシリンダ43と、ロッド43aに固定部材を介して固定され上方に向けて面状に光を発光する面型ライト44と、光軸が直線L1上となるように取付台42bに取り付けられる第1外周面カメラ45と、光軸が直線L2上となるように取付台42cに取り付けられる第2外周面カメラ46と、第1外周面カメラ45や第2外周面カメラ46に対し吊上部51の背後に位置するようベースプレート12aに固定されて検査テーブル32上に掛け渡された取付台47と、取付台47に取り付けられ直線L0に沿って位置P2に向けてロッド48aを押し出し可能なシリンダ48と、ロッド48aに固定されるレフ板49とを備える。なお、第1外周面カメラ45と第2外周面カメラ46とは、吊上部51に吊り上げられたリベットRの軸方向に直交する方向からリベットRの外周面Rbを撮影することになる。
面型ライト44は、複数のLED(チップLED)からの照射光を拡散板44aに通過させて面状に光を発光するよう構成されている。この面型ライト44としては、例えば、シーシーエス株式会社製の型番TH−160×120SWを用いることができる。この面型ライト44は、ロッド43aがシリンダ43に引き込まれた状態では、検査テーブル32上から外れた位置となり(図4中実線参照)、ロッド43aがシリンダ43から押し出された状態では、検査テーブル32上まで移動する(図4中点線参照)。面型ライト44は、検査テーブル32上まで移動すると、吊上部51により検査用位置P2’まで吊り上げられたリベットRの鉛直下方(リベットRの軸方向下方)に位置する。このため、面型ライト44は、リベットRの鉛直下方の位置から、リベットR(下端面Rc)に向けて発光することになる。また、レフ板49は、一つの面が白色などの反射率の高い色に塗装された平板(例えば金属板)を、その塗装面が内側となるように幅方向の中心で折り曲げて形成されており、その折り曲げの中心が直線L0上となるようにロッド48aに取り付けられている。また、レフ板49は、ロッド48aに取り付けられた状態で、折り曲げ後の塗装面の一方の面が直線L1に直交すると共に他方の面が直線L2に略直交するよう折り曲げるものとした。このレフ板49は、ロッド48aがシリンダ48に引き込まれた状態では、検査用位置P2’(位置P2)から遠ざかる位置となり(図4中実線参照)、ロッド48aがシリンダ48から押し出された状態では、検査用位置P2’に近付く位置となる(図4中点線参照)。レフ板49は折り曲げられた塗装面が位置P2側となるから、レフ板49が検査用位置P2’に近付くと、検査用位置P2’まで吊り上げられたリベットRの背後を囲むように位置することになる。
外周面検査ユニット40の吊上部51は、ベースプレート12aに固定された門型のフレーム52と、フレーム52の上部に取り付けられロッド53aを下方へ押し出し可能なシリンダ53と、ロッド53aに固定されてフレーム52を上下にスライド可能なスライド部54と、スライド部54に取り付けられ所定角度(120度)ずつ回転可能な中空円筒状の中空ロータリアクチュエータ55と、中空ロータリアクチュエータ55に取り付けられスライド部54よりも下方に配置される軸状の吸着ノズル56と、スライド部54に固定部材を介して固定されるロータリジョイント57と、中空ロータリアクチュエータ55内を通って吸着ノズル56に接続されると共にロータリジョイント57で回転可能とされるエア配管58a内を真空引きする真空ポンプ58とを備える。
吊上部51のスライド部54は、ロッド53aがシリンダ53が押し出された状態では、吸着ノズル56の先端(図4中下端)が、位置P2にあるリベットRの上端面Raに当接する位置まで移動し、ロッド53aがシリンダ53に引き込まれた状態では、吸着ノズル56に吸着されたリベットRが検査用位置P2’となる位置まで移動する。また、吊上部51は、吸着ノズル56でリベットRを検査用位置P2’まで吊り上げた状態で、中空ロータリアクチュエータ55を所定角度(120度)ずつ回すことにより、リベットRを軸心回りに所定角度(120度)ずつ回すことができる。
ここで、図6にリベットRの回転角度と外周面Rbにおける撮影範囲との関係を示す。前述したように、第1外周面カメラ45は光軸が直線L0から時計回りに30度ずれた直線L1上にあり、第2外周面カメラ46は光軸が直線L0から反時計回りに30度ずれた直線L2上にある。また、第1外周面カメラ45と第2外周面カメラ46との撮影範囲は、それぞれリベットRの外周面Rbの軸心回りに60度の範囲で、互いに隣接している(撮影範囲は太線で図示)。このため、第1外周面カメラ45で撮影した外周面画像と第2外周面カメラ46で撮影した外周面画像とを合わせると、リベットRの外周面Rbのうち直線L0を中心とする120度の範囲の外周面画像を取得することができる(図6(a)参照)。また、図6(b),(c)に示すように、中空ロータリアクチュエータ55を120度ずつ回してリベットRを軸心回りに120度ずつ回す度に、第1外周面カメラ45と第2外周面カメラ46とで外周面Rbを撮影することにより、リベットRを120度ずつ2回回すことで外周面Rbの全周の画像を取得することができる。
下端面検査ユニット60は、図5に示すように、ベースプレート12aに固定された取付台62と、位置P3の真下(同軸上)で取付台62に取り付けられLEDが環状に配置された周知のリングライト64と、取付台62に取り付けられ光軸が位置P3上を通る下端面カメラ66とを備える。下端面カメラ66は、リングライト64の中心孔を介して、位置P3にあるリベットRの下端面Rcを撮影可能である。
上端面検査ユニット70は、図1に示すように、ベースプレート12aに固定された取付台72と、位置P4の真上(同軸上)で取付台72に取り付けられLEDが環状に配置された周知のリングライト74と、取付台72に取り付けられ光軸が位置P4上を通る上端面カメラ76とを備える。上端面カメラ76は、リングライト74の中心孔を介して、位置P4にあるリベットRの上端面Raを撮影可能である。
排出ユニット80は、図1に示すように、ベースプレート12aに固定された図示しない取付台に取り付けられ位置P5にあるリベットRに向けてエアを吹き出すエアブロー82と、吹き出されたエアにより位置P5から排出される良品のリベットRを回収する良品回収ボックス84と、ベースプレート12aに固定された図示しない取付台に取り付けられ位置P6にあるリベットRに向けてエアを吹き出すエアブロー86と、吹き出されたエアにより位置P6から排出される不良品のリベットRを回収する不良品回収ボックス88とを備える。
コントローラ18は、中央演算処理装置としてのCPUと、各種処理プログラムや各種データなどを記憶するROMと、各種データを一時的に記憶するRAMなどとから構成されており、その機能ブロックとしては、供給ユニット20を制御する供給制御部91と、検査テーブルユニット30を制御する検査テーブル制御部92と、外周面検査ユニット40を制御して外周面検査処理を実行する外周面検査制御部93と、下端面検査ユニット60を制御して下端面検査処理を実行する下端面検査制御部94と、上端面検査ユニット70を制御して上端面検査処理を実行する上端面検査制御部95と、検査用画像を生成する際の画像補正に必要な各種補正パラメータや検査に用いる基準画像(マスター画像)、検査結果などを記憶する記憶部96と、排出ユニット80を制御する排出制御部97と、操作部14からの操作信号を入力する操作インタフェース(I/F)98と、表示部16に表示信号を出力する表示インタフェース(I/F)99とを備える。
供給制御部91は、供給ユニット20のパーツフィーダ22への駆動信号やストレートフィーダ24への駆動信号を出力する。検査テーブル制御部92は、検査テーブル32の回転モータ34への駆動信号を出力する。外周面検査制御部93は、ロッド43aを押し出して面型ライト44を移動させるシリンダ43への駆動信号やロッド48aを押し出してレフ板49を移動させるシリンダ48への駆動信号、ロッド53aを押し出してスライド部54を移動させるシリンダ53への駆動信号を出力したり、面型ライト44に発光信号を出力したり、第1外周面カメラ45や第2外周面カメラ46に撮影信号を出力したり、中空ロータリアクチュエータ55に駆動信号を出力したり、真空ポンプ58に駆動信号を出力したりする。また、外周面検査制御部93は、第1外周面カメラ45や第2外周面カメラ46で撮影された外周面画像を入力したりする。下端面検査制御部94は、リングライト64に発光信号を出力したり、下端面カメラ66に撮影信号を出力したり、下端面カメラ66で撮影された下端面画像を入力したりする。上端面検査制御部95は、リングライト74に発光信号を出力したり、上端面カメラ76に撮影信号を出力したり、上端面カメラ76で撮影された上端面画像を入力したりする。排出制御部97は、エアブロー82やエアブロー86に駆動信号を出力する。
次に、こうして構成された航空機用リベット検査装置10の動作について説明する。図7は、検査テーブル制御部92により実行される検査テーブル回転処理の一例を示すフローチャートであり、図8は、外周面検査制御部93により実行される外周面検査処理の一例を示すフローチャートであり、図9は、下端面検査制御部94により実行される下端面検査処理の一例を示すフローチャートである。これらの処理は、航空機用リベット検査装置10の電源がオンされて、航空機用リベット検査装置10が作動を開始したときに各制御部により実行される。
まず、図7の検査テーブル回転処理について説明する。この処理では、検査テーブル制御部92は、まず、位置P1に設けられた図示しないリベット検出センサからの検出信号を入力して位置P1にリベットRがあるか否かを判定する(ステップS100)。ステップS100で位置P1にリベットRがないと判定したときには、位置P1へのリベットRの供給を要求する供給要求信号を供給制御部91に送信して(ステップS110)、ステップS100に戻る。この供給要求信号を受信した供給制御部91は、供給ユニット20を制御して、検査テーブル32の位置P1にリベットRを供給する。なお、供給ユニット20のリベットRの残存状況によっては、供給すべきリベットRがない場合もあるから、供給要求信号の送信から所定時間が経過したときには、位置P1にリベットRがなくても、次のステップS120の処理に進んでもよい。
ステップS100で位置P1にリベットRがあると判定したときには、外周面検査や下端面検査、上端面検査のいずれかの検査を実行中であるか否かを判定し(ステップS120)、いずれかの検査を実行中であると判定したときには、いずれの検査も実行中でないと判定するのを待つ。検査を実行中であるか否かの判定は、外周面検査制御部93から送信される検査結果に関する信号と、下端面検査制御部94から送信される検査結果に関する信号と、上端面検査制御部95から送信される検査結果に関する信号とに基づいて行うことができる。これらの各信号を各検査制御部から受信するまでは、いずれかの検査を実行中であると判定し、各信号を受信すると、いずれの検査も実行中でないと判定する。なお、次のステップS130で検査テーブル32を回してから所定時間以上経過したときにも、ステップS120で検査を実行中でないと判定してもよい。
ステップS120でいずれの検査も実行中でないと判定したときには、検査テーブル32を60度回す(ステップS130)。これにより、検査テーブル32上にあるリベットRをそれぞれ反時計回りに1つ先の位置に移動させることができる。次に、リベットRが移動したことを示すリベット移動信号を各制御部(外周面検査制御部93や下端面検査制御部94、上端面検査制御部95、排出制御部97)に送信して(ステップS140)、ステップS100に戻り処理を繰り返す。
次に、図8の外周面検査処理について説明する。この処理では、外周面検査制御部93は、まず、検査タイミングとなるのを待つ(ステップS200)。ここで、検査タイミングとなったか否かは、検査テーブル制御部92が検査テーブル32を60度回したときに送信するリベット移動信号を受信したか否かに基づいて判定する。ステップS200で検査タイミングと判定すると、吊上部51によりリベットRを吸着して検査用位置P2’に移動(上昇)させる(ステップS210)。この処理は、ロッド53aを押し出してスライド部54を下方にスライドさせることにより、吸着ノズル56の先端を位置P2のリベットRの上端面Raに当接させてから、真空ポンプ58を駆動して吸着ノズル56で上端面Raを吸着し、ロッド53aを引き込んでスライド部54を上方にスライドさせることにより行う。
次に、シリンダ43とシリンダ48とを駆動制御して面型ライト44とレフ板49とを撮影位置(図4中点線参照)に移動させると共に(ステップS220)、面型ライト44に発光信号を出力して面型ライト44から面状の光をリベットRに照射させる(ステップS230)。そして、リベットRに面状の光が照射されている状態で、まず、無回転時の外周面画像を撮影し(ステップS240,図6(a)参照)、次にリベットRを120度回してから外周面画像を撮影し(ステップS250,図6(b)参照)、続いてリベットRをさらに120度回してから外周面画像を撮影する(ステップS260,図6(c)参照)。前述したように、第1外周面カメラ45と第2外周面カメラ46との撮影範囲を合わせると120度であるから、ステップS240〜S260の処理により、リベットRの外周面Rbの全周の画像を撮影することができる。
ここで、面型ライト44を用いてリベットRの鉛直下方から面状に光を発光した場合には、その光はリベットRの下端面Rcだけでなく、外周面Rbにも回り込んで外周面Rbの全体に均一に照射されることになる。また、リベットRの軸部が例えば直径8mmである場合、下端面Rcの面積は約50mm2となり、面型ライト44としてシーシーエス株式会社製の型番TH−160×120SWを用いる場合、拡散板44aの発光面(照射面)のサイズは160mm×120mmであるから発光面の面積は19,200mm2となる。このように、リベットRの下端面Rcに比べて、発光面の面積が大きい面型ライト44を用いることから、比較的光量の大きな光がリベットRに照射されて外周面Rbに多くの光を回り込ませることができる。また、本実施例では、レフ板49を折り曲げて形成し、レフ板49がリベットRの背後を囲むように位置するから、そのような光の回り込みを、より一層促すことができる。
こうして外周面Rbの全周の画像を撮影すると、シリンダ43とシリンダ48とを駆動制御して面型ライト44とレフ板49とを待機位置(図4中実線参照)に移動させると共に(ステップS270)、吊上部51によりリベットRを位置P2に移動(下降)させてリベットRの吸着を解除する(ステップS280)。続いて、撮影した外周面画像に必要な補正処理を施して外周面検査画像を生成し(ステップS290)、生成した外周面検査画像を用いて、外周面Rbの微細な疵などの有無を検査する疵検査やリベットRの頭部の外径や高さ,軸部の外径や長さのうち少なくとも一つの寸法が適正か否かを検査する周知の寸法検査を含む外周面検査を実行する(ステップS300)。
ここで、リベットRに発生する微細な疵などは、例えば、線状の模様や丸形状に近い打痕跡など様々なものがあるが、第1外周面カメラ45や第2外周面カメラ46で撮影されて生成された外周面検査画像において、周囲との明るさの異なる差異部分となって現れる。ステップS300の外周面検査画像の疵検査では、基準画像(疵のない正常なリベットRの外周面を撮影して生成した画像)と、外周面検査画像とを比較して、差異部分の有無を検出する。そして、差異部分が検出されたときには、疵が発生していると判断し、差異部分が検出されないときには、疵が発生していないと判断することにより行われる。
このように、周囲との明るさの異なる差異部分が現れることにより疵を検出するため、次のことがいえる。例えば、外周面Rbの正面(軸方向に直交する方向)からリングライトなどで光を当てた状態でリングライトの中心孔からカメラで撮影した場合、外周面Rbは曲面であるから、カメラの撮影範囲の中心に近い部分と撮影範囲の端に近い部分とで光の入射角度が異なるために光の反射状態が異なり、中心に近い部分では光の反射が強く、端に近い部分では光の反射が弱いことになる。そうなると、金属光沢を有する外周面Rbを撮影した画像において、光の反射が強すぎるために、画像の中心部分が部分的に真っ白になる(いわゆる白飛びが生じる)場合がある。その場合、撮影した画像から周囲との明るさの異なる差異部分を検出することが難しくなり、疵を精度よく検出することができないことになる。そのようなことを抑制するために、ライトの光量を落とすことも考えられるが、そうすると端に近い部分の光の反射が弱くなりすぎで、画像の端の部分が真っ黒になり(いわゆる黒つぶれが生じる)、この場合も差異部分を検出することが難しくなる。そこで、本実施形態では、リベットRの軸方向から面型ライト44の光を照射することで、外周面Rbに均一な光を照射して、曲面である外周面Rbの光の反射ムラを防止しているのである。また、面型ライト44を用いて大きな光量を照射することにより、面型ライト44から遠い側(リベットRの頭部側)まで十分な光を照射しているのである。ここで、図10,図11にリベットRに発生する疵の一例を示す。図示するように、本実施形態の航空機用リベット検査装置10では、図中点線で囲んだ部分に微細な疵を取り込むことができていることがわかる。このような疵は、外周面Rbの正面から光を当てた場合には、検出が非常に困難である。
こうして外周面検査を実行すると、実行した検査に異常がないか否かを判定する(ステップS310)。この判定は、検出した疵の大きさが許容範囲内であるか否かを判定したり、寸法が基準範囲内であるか否かを判定したりすることにより行う。異常がないと判定したときには、外周面検査OK信号を検査テーブル制御部92と下端面検査制御部94に送信する(ステップS320)。一方、異常があると判定したときには、外周面検査NG信号を検査テーブル制御部92と下端面検査制御部94に送信する(ステップS330)。なお、検査テーブル制御部92は、外周面検査OK信号や外周面検査NG信号を受信すると、前述した図7のステップS120で外周面検査は実行中ではないと判定する。そして、表示I/F94を介して外周面検査結果(外周面検査画像や検査がOKかNGかなど)を表示部16に表示して(ステップS340)、ステップS200に戻り処理を繰り返す。
次に、図9の下端面検査処理について説明する。この下端面検査処理では、下端面検査制御部94は、まず、検査タイミングとなるのを待つ(ステップS400)。この処理は、図8の外周面検査処理のステップS200と同様に行う。ステップS400で検査タイミングとなると、位置P3に移動してきたリベットRの外周面検査結果がOKであるか否かを判定する(ステップS410)。この判定は、外周面検査制御部93から送信された信号が外周面検査OK信号であるか否かに基づいて行う。送信された信号が外周面検査NG信号であるために、ステップS410で外周面検査結果がOKではないと判定すると、下端面Rcを検査する処理に代えて、下端面検査を省略する旨を示す検査省略信号を検査テーブル制御部92と上端面検査制御部95に送信して(ステップS420)、ステップS400に戻る。この理由は、外周面Rbに異常があると判断されている場合、そのリベットRは下端面検査の結果に拘わらずNGとなるから、無用な下端面検査を行うのを防止するためである。なお、検査テーブル制御部92は、ステップS420で送信される検査省略信号を受信すると、前述した図7のステップS120で下端面検査中ではないと判定する。
ステップS410で外周面検査結果がOKであると判定すると、リングライト64を発光させた状態で下端面カメラ66でリベットRの下端面Rcの画像を撮影し(ステップS430)、撮影した画像に必要な補正処理を施して下端面検査画像を生成する(ステップS440)。そして、生成した下端面検査画像を用いてリベットRの下端面Rcに微細な疵などの有無を検査する疵検査を含む下端面検査を実行する(ステップS450)。ステップS440,S450の下端面検査画像の生成や検査は、ステップS290,S300の外周面検査画像の生成や検査と同様に行うことができるため、詳細な説明は省略する。なお、下端面Rcは、外周面Rbほど曲面ではなく平坦面に近いから、下端面カメラ66とリングライト64とを同じ方向に配置しても、上述した白飛びなどの問題が起きにくいため、下端面検査画像に疵を取り込むことが可能である。また、ステップS450において、軸部(下端面Rc)の外径を検査する寸法検査を行うものとしてもよい。
こうして下端面検査を実行すると、実行した検査に異常がないか否かを判定し(ステップS460)、異常がないと判定したときには、下端面検査OK信号を検査テーブル制御部92と上端面検査制御部95に送信する(ステップS470)。一方、異常があると判定したときには、下端面検査NG信号を検査テーブル制御部92と上端面検査制御部95に送信する(ステップS480)。なお、検査テーブル制御部92は、下端面検査OK信号や下端面検査NG信号を受信すると、前述した図7のステップS120で下端面検査は実行中ではないと判定する。そして、表示I/F94を介して下端面検査結果(下端面検査画像や検査がOKかNGかなど)を表示部16に表示して(ステップS490)、ステップS400に戻り処理を繰り返す。
上端面検査制御部95が行う上端面検査処理のフローチャートの図示は省略するが、上端面検査処理は、下端面検査処理と同様に行うことができる。即ち、検査タイミングとなると、位置P4に移動してきたリベットRの下端面検査結果がOKであれば、リングライト74を発光させた状態で上端面カメラ76でリベットRの上端面Raの画像を撮影し、撮影した画像に必要な補正処理を施して生成した上端面検査画像を用いて上端面Raの疵検査を含む上端面検査を行う。なお、上端面Raは、外周面Rbほど曲面ではないから、上端面カメラ76とリングライト74とを同じ方向に配置しても、上述した白飛びなどの問題が起きにくいため、上端面検査画像に疵を取り込むことが可能である。そして、異常がなければ検査結果OK信号を排出制御部97に送信して、上端面検査結果を表示部16に表示し、異常があれば検査結果NG信号を排出制御部97に送信して、上端面検査結果を表示部16に表示する。また、位置P4に移動してきたリベットRの下端面検査結果がNGや検査省略であれば、検査結果NG信号を排出制御部97に送信する。
排出制御部97が行う排出処理のフローチャートの図示は省略するが、排出処理は次のように行うことができる。即ち、上端面検査制御部95から送信される検査結果OK信号を受信した場合には、検査結果OK信号を受信してから、検査テーブル制御部92から送信される1回目のリベット移動信号を受信したときに、エアを吹き出すようエアブロー82に駆動信号を出力し、上端面検査制御部95から送信される検査結果NG信号を受信した場合には、検査結果NG信号を受信してから、検査テーブル制御部92から送信される2回目のリベット移動信号を受信したときに、エアを吹き出すようエアブロー86に駆動信号を出力することにより行う。これにより、検査結果がOKの良品のリベットRを良品回収ボックス84で回収し、検査結果がNGの不良品のリベットRを不良品回収ボックス88で回収することができる。
以上説明した実施形態の航空機用リベット検査装置10によれば、リベットRの軸方向から面型ライト44で面状の光を照射した状態で、リベットRの軸方向に直交する方向からリベットRの外周面Rbを撮影し、撮影した画像に基づいて外周面Rbの検査を行う。これにより、外周面Rbに均一な光を照射して光の反射ムラを防止することができるから、撮影した画像に部分的に白飛びや黒つぶれが生じるのを防止して、ごく微細な疵を画像に取り込んで精度よく検査することができる。また、航空機用のリベットRは、大量に使用されるものであるから、検査者による目視検査ではなく検査装置による自動検査を高い精度で実現可能とすることで、検査効率を大幅に向上させることができる。
また、吊上部51がリベットRを軸心回りに回して外周面Rbの全周の画像を撮影するから、外周面Rbの全周の画像を効率よく撮影することができる。そのような外周面Rbの撮影を、2台の外周面カメラ45,46を用いて、リベットRを120度ずつ2回回すことにより行うから、外周面カメラの設置台数を抑えつつ且つリベットRを回す回数を少なくして、全周の画像を撮影することができる。このため、外周面検査に要する時間が長くなるのを防止することができる。さらに、リベットRの大径側である頭部端面(上端面Ra)を吸着ノズル56で吸着してリベットRを吊り上げ、吊り上げられたリベットRの下方から面状に光を照射するから、外周面Rbの全面に均一に光を照射することができる。また、外周面Rbだけでなく、上端面Raと下端面Rcも検査するから、リベットRの外観全体を自動検査することができ、検査効率を一層向上させることができる。なお、航空機用リベット検査装置10では、外周面検査に要する時間が長くなるのを防止することができ、下端面検査や上端面検査ではリベットRの吊り上げや回転を伴わないから検査時間を短くすることができる。また、検査テーブル32の外周に沿ってガイドレール36を配置することで、リベットRの搬送速度(検査テーブル32の回転速度)を上げて搬送に要する時間も短くすることができる。さらに、リベットRの排出はエアブロー82,84で行うから、排出にはほとんど時間を要さない。これらのことから、航空機用リベット検査装置10にリベットRが供給されてから排出されるまでの時間を短くすることができ、結果的に1時間当り約1100本のリベットRを自動検査することが可能となった。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、面型ライト44を用いてリベットR(外周面Rb)に面状に光を照射するものとしたが、これに限られず、バー型のライトを複数並べて配置してリベットR(外周面Rb)に面状に光を照射するものなど、面状に光を照射するものであれば如何なるライトを用いるものとしてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、外周面検査時に上端面Raを吸着ノズル56で吸着することによりリベットRを吊り上げるものとしたが、これに限られず、リベットRの頭部をチャックすることなどによりリベットRを吊り上げてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、レフ板49を折り曲げ後の塗装面の一方の面が直線L1に直交すると共に他方の面が直線L2に略直交するよう折り曲げるものとしたが、これに限られず、平面から僅かに折り曲げるものとしてもよいし、曲げのない平板状のレフ板としてもよい。また、第1外周面カメラ45に対して検査用位置P2’の真後ろとなる位置に、直線L1に略直交する第1のレフ板と、第2外周面カメラ46に対して検査用位置P2’の真後ろとなる位置に、直線L2に略直交する第2のレフ板とを設けるものなどとしてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、2台の外周面カメラ45,46を用いるものとしたが、2台に限られず、1台としてもよいし、3台以上としてもよい。また、2台の外周面カメラの撮影範囲をそれぞれ60度とし(2台合わせて120度)、リベットRを120度ずつ回すものとしたが、これらは一例であり、これに限られるものではない。例えば、2台の外周面カメラの撮影範囲をそれぞれ45度とし(2台合わせて90度)、リベットRを90度ずつ3回回すものなどとしてもよい。また、各外周面カメラの撮影範囲も隣接するものに限られず、離れているものとしてもよい。その場合、例えば、位置P2を挟んで対象となる位置(例えば、直線L0上)に、撮影範囲をそれぞれ60度とする外周面カメラを1台ずつ(計2台)配置しておき、リベットRを60度ずつ2回回すことにより外周面Rbの全周を撮影するものなどとしてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、上端面検査と下端面検査とを異なる検査位置で行ったが、これに限られず、同じ検査位置で行うものとしてもよい。例えば、位置P3の上方にリングライト74と上端面カメラ76とを配置しておき、位置P3で上端面検査と下端面検査とを行うものなどとしてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、外周面検査だけでなく上端面検査と下端面検査とを行うものとしたが、これに限られず、外周面検査だけを行うものとしてもよいし、外周面検査と上端面検査とを行うものとしてもよいし、外周面検査と下端面検査とを行うものとしてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、円盤状の検査テーブル32を回すことでリベットRを移動させたが、これに限られず、直線状に検査ユニットを配置してリベットRを直線状に移動させるものとしてもよい。また、テーブルに限られず、ロボットアームなど如何なるものでリベットRを移動させてもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、外周面検査結果がNGであれば下端面検査と上端面検査とを省略し、下端面検査結果がNGであれば上端面検査を省略するもの、即ち先の検査結果がNGであれば後の検査を省略するものとしたが、これに限られず、先の検査結果がNGであっても後の検査を省略することなく行うものとしてもよい。また、外周面検査、下端面検査、上端面検査の順に検査を行うものに限られず、如何なる順序で検査を行ってもよい。
実施形態の航空機用リベット検査装置10では、第1外周面カメラ45と第2外周面カメラ46とが吊上部51に吊り上げられたリベットRの軸方向に直交する方向から外周面Rbを撮影したが、これに限られず、リベットRの斜め上方や斜め下方など、リベットRの軸方向に交差する方向から外周面Rbを撮影するものであればよい。
ここで、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。本実施形態の外周面検査ユニット40の吊上部51が本発明の「保持手段」に相当し、面型ライト44が「照射手段」に相当し、第1外周面カメラ45と第2外周面カメラ46とが「撮影手段」に相当し、コントローラ18の外周面検査制御部93が「検査手段」に相当する。また、第1外周面カメラ45が「第1撮影手段」に相当し、第2外周面カメラ46が「第2撮影手段」に相当する。さらに、下端面検査ユニット60のリングライト64が「軸部端面照射手段」に相当し、下端面カメラ66が「軸部端面撮影手段」に相当し、コントローラ18の下端面検査制御部94が「軸部端面検査手段」に相当する。また、上端面検査ユニット70のリングライト74が「頭部端面照射手段」に相当し、上端面カメラ76が「頭部端面撮影手段」に相当し、コントローラ18の上端面検査制御部95が「頭部端面検査手段」に相当する。また、リベットRの外周面Rbが「外周面」であり、上端面Raが「頭部端面」であり、下端面Rcが「軸部端面」である。なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
10 航空機用リベット検査装置、12 装置本体、12a ベースプレート、14 操作部、16 表示部、18 コントローラ、20 供給ユニット、22 パーツフィーダ(ボウルフィーダ)、24 ストレートフィーダ、30 検査テーブルユニット、32 検査テーブル、32a リベット受け部、34 回転モータ、36 ガイドレール、40 外周面検査ユニット、41 撮影部,42a,42b,42c,47 取付台、43,48 シリンダ、43a,48a ロッド、44 面型ライト、44a 拡散板、45 第1外周面カメラ 46 第2外周面カメラ、49 レフ板、51 吊上部、52 フレーム、53 シリンダ、53a ロッド、54 スライド部、55 中空ロータリアクチュエータ、56 吸着ノズル、57 ロータリジョイント、58 真空ポンプ、58a エア配管、60 下端面検査ユニット、62 取付台、64 リングライト、66 下端面カメラ、70 上端面検査ユニット、72 取付台、74 リングライト、76 下端面カメラ、80 排出ユニット、82,86 エアブロー、84 OK品回収ボックス、88 NG品回収ボックス、91 供給制御部、92 検査テーブル制御部、93 外周面検査制御部、94 下端面検査制御部、95 上端面検査制御部、96 記憶部、97 排出制御部、98 操作インタフェース(操作I/F)、99 表示インタフェース(表示I/F)、R リベット、Ra 上端面、Rb 外周面(側面)、Rc 下端面。

Claims (7)

  1. 頭部と丸棒状の軸部とを有する航空機用のリベットを検査する航空機用リベット検査装置であって、
    前記リベットの端部で該リベットを保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持された前記リベットに対し、該リベットの軸方向から面状に光を照射可能な照射手段と、
    前記リベットに面状の光が照射された状態で、該リベットの軸方向に交差する方向から該リベットの外周面を撮影可能な撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像に基づいて前記リベットの外周面の検査を行う検査手段と、
    を備える航空機用リベット検査装置。
  2. 請求項1に記載の航空機用リベット検査装置であって、
    前記保持手段は、前記リベットを保持した状態で該リベットを軸心回りに回転可能に構成され、
    前記撮影手段は、前記リベットが軸心回りに回る度に、該リベットの外周面を撮影し、
    前記検査手段は、前記リベットが回る度に前記撮影手段により撮影された各画像に基づいて前記リベットの外周面の検査を行う
    航空機用リベット検査装置。
  3. 請求項2に記載の航空機用リベット検査装置であって、
    前記撮影手段として、異なる角度から前記リベットの外周面の所定範囲を撮影可能な複数の撮影手段を備え、
    前記保持手段は、前記複数の撮影手段により前記リベットの外周面の全周を撮影可能となるよう、前記リベットを軸心回りに回す
    航空機用リベット検査装置。
  4. 請求項3に記載の航空機用リベット検査装置であって、
    前記複数の撮影手段として、前記リベットの外周面における撮影範囲が互いに隣接するよう配置され、隣接する撮影範囲を合わせると前記リベットの軸心回りに所定角度の範囲となる第1撮影手段と第2撮影手段とを備え、
    前記保持手段は、前記リベットを軸心回りに前記所定角度ずつ回す
    航空機用リベット検査装置。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載の航空機用リベット検査装置であって、
    前記保持手段は、前記リベットの頭部端面を吸着して吊り上げることにより前記リベットを保持し、
    前記照射手段は、前記保持手段により吊り上げられた前記リベットに対し、該リベットの軸部端面側から面状に光を照射するよう構成される
    航空機用リベット検査装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の航空機用リベット検査装置であって、
    前記リベットの軸方向から軸部端面に光を照射する軸部端面照射手段と、
    前記リベットの軸部端面に光が照射された状態で、該リベットの軸方向から軸部端面を撮影可能な軸部端面撮影手段と、
    前記軸部端面撮影手段により撮影された画像に基づいて前記リベットの軸部端面の検査を行う軸部端面検査手段と、
    を備える航空機用リベット検査装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項に記載の航空機用リベット検査装置であって、
    前記リベットの軸方向から頭部端面に光を照射する頭部端面照射手段と、
    前記リベットの頭部端面に光が照射された状態で、該リベットの軸方向から頭部端面を撮影可能な頭部端面撮影手段と、
    前記頭部端面撮影手段により撮影された画像に基づいて前記リベットの頭部端面の検査を行う頭部端面検査手段と、
    を備える航空機用リベット検査装置。
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