JP2015162939A - Dc/dcコンバータおよびdc/dcコンバータの制御方法 - Google Patents

Dc/dcコンバータおよびdc/dcコンバータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流検出回路に不具合があっても、過大電流に対する回路の保護機能を維持できるDC/DCコンバータを提供する。
【解決手段】本発明に係るDC/DCコンバータ100は、スイッチング素子4と、スイッチング素子のスイッチングを制御する制御部7とを備えるDC/DCコンバータであって、制御部は、DC/DCコンバータが有する回路素子4に流れる電流が検出される時間の遅延に基づき、スイッチングのデューティ比の上限を設定し、当該デューティ比の上限を超えないようにスイッチングを制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、過大電流に対する回路の保護機能を有するDC/DCコンバータおよびDC/DCコンバータの制御方法に関するものである。
様々な電子機器等に用いられるDC/DCコンバータには、コイル、スイッチング素子、ダイオードおよびコンデンサ等から構成されるチョッパ回路がよく用いられる。このチョッパ回路には、例えば特許文献1のように、回路を過大電流から保護し、オープン故障にも対応するための電流検出回路またはリミット検出回路などが設けられる。
特開2005−117873号公報
しかし、このように電流検出回路等を設けても、例えば電流検出回路自身に故障が発生すると、過大電流を検出することができない。このような場合、適切な回路停止がなされないために、DC/DCコンバータが故障に至るおそれがあった。
また、電流検出回路にフィルタを挿入したり、電流モニタ位置の回路上の制約により電流検出出力に時間遅れが生じると、過大電流を正確に検出することができない。このため回路停止が間に合わず、DC/DCコンバータが故障に至るおそれがあった。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、電流検出回路に不具合があっても、過大電流に対する回路の保護機能を維持できるDC/DCコンバータを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るDC/DCコンバータは、スイッチング素子と、前記スイッチング素子のスイッチングを制御する制御部とを備えるDC/DCコンバータであって、前記制御部は、前記DC/DCコンバータが有する回路素子に流れる電流が検出される時間の遅延に基づき、前記スイッチングのデューティ比の上限を設定し、当該デューティ比の上限を超えないように前記スイッチングを制御することを特徴とする。
また、コイルを備え、前記制御部は、前記コイルのインダクタンスに基づき前記デューティ比の上限を設定することが好ましい。
また、前記制御部は、前記コイルのインダクタンスを前記回路素子に流れる電流の関数として、前記デューティ比の上限を設定することが好ましい。
また、前記制御部は、前記スイッチングの周期ごとに前記デューティ比の上限を設定することが好ましい。
また、前記制御部は、前記スイッチングのデューティ比に基づき、前記スイッチングの制御を開始してから前記回路素子に流れる電流が所定の閾値を超えるまでの経過時間の上限を設定し、前記経過時間の上限を超えるときに前記スイッチングを停止させることが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るDC/DCコンバータの制御方法は、スイッチング素子のスイッチングをおこなうステップと、DC/DCコンバータが有する回路素子に流れる電流を検出するステップと、前記DC/DCコンバータが有する回路素子に流れる電流が検出される時間の遅延に基づき、前記スイッチングのデューティ比の上限を設定するステップと、前記デューティ比の上限を超えないように前記スイッチングを制御するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、電流検出機能に不具合がある場合であっても、DC/DCコンバータを構成する回路に過大電流が流れないように、回路の保護機能を維持することができる。
本発明の第1の実施形態に係る昇圧用DC/DCコンバータのブロック図である。 本発明の実施形態によるスイッチング動作により、コイルを流れる電流波形を示す。 本発明の第1の実施形態において、スイッチングのデューティ比とコイルを流れる電流の変化率との関係を示すグラフである。 コイルを流れる直流電流とインダクタンスとの関係を示すグラフである。 本発明の実施形態における、スイッチング素子の制御フロー(メインプログラム)を示す。 本発明の実施形態における、スイッチング素子の制御フロー(割り込みタイマにおける処理)を示す。 本発明の第2の実施形態に係る降圧用DC/DCコンバータのブロック図である。 本発明の第2の実施形態において、スイッチングのデューティ比とコイルを流れる電流の変化率との関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る昇圧用DC/DCコンバータ100のブロック図である。本実施形態に係るDC/DCコンバータ100は、昇圧用のコイル2と、電流センサ3と、電流のスイッチングをおこなうスイッチング素子4と、整流用ダイオード5と、コンデンサ6と、制御部7とを備える。電流センサ3は、コイル2を流れる電流を検出するセンサである。制御部7は、後述するようにスイッチング素子4等の制御をおこなう。また、電圧Vbを出力する定電圧電源1がDC/DCコンバータ100の入力側に接続される。そして、負荷8が、DC/DCコンバータ100の出力側に接続される。
コイル2は、昇圧用コイルであり、後述するスイッチング素子4のオン状態において電気エネルギーを蓄える役割を果たす。
電流センサ3は、コイル2に直列に設けられ、コイル2を流れる電流を測定可能に構成されている。電流センサ3には、抵抗での電圧降下を利用したもの、カレント・トランスを利用したもの、およびホール素子を利用したものなどを用いることができる。スイッチング素子4がオン状態にあるときは、コイル2を流れる電流とスイッチング素子4を流れる電流がほぼ等しくなる。そのため、制御部7は、電流センサ3の出力をモニタすることにより、スイッチング素子4を流れる過大電流を監視することができる。後述のように、制御部7は、電流センサ3の出力を取得することができる。
スイッチング素子4は、制御部7からの制御信号によりPWM(Pulse Width Modulation)駆動される。本実施形態において、スイッチング素子4には、MOS型FETを用いているが、他の種類のトランジスタを用いることもできる。
制御部7は、マイコン7a、PWMドライバ7b、およびAD(Analog-to-Digital)コンバータ7c〜7eから構成される。
マイコン7aは、内部にプログラム格納用およびデータ記憶用メモリを有する。マイコン7aは、ADコンバータ7c〜7eとバスを経由して接続され、各ADコンバータから入力電圧Vb,電流センサ3の出力および出力電圧Vcをデジタルデータとして取得する。また、マイコン7aは、PWMドライバ7bに制御信号を伝送する。
なお、本実施形態において、制御部7が、マイコン7a、PWMドライバ7b、およびADコンバータ7c〜7eを全て別の電子部品として有するように構成したが、本発明はこの形態に限定されない。マイコン7aがPWMドライバおよびAD(Analog-to-Digital)コンバータの機能を内部に有し、マイコン7aのみによって制御部7を構成してもよい。
次に、図1に示すDC/DCコンバータ100を用いた昇圧の原理について説明する。なお、本実施形態では、コイルに常に電流が流れる連続モードを仮定して説明をおこなうが、本発明の範囲が連続モードでの動作に限定されるものではない。
まず、制御部7は、スイッチング素子4をton時間の間オン状態にする。一般的にコイルの両端にかかる電圧Vと、コイルを流れる電流の時間変化di/dtと、コイルのインダクタンスLとの関係は、以下の数式(1)で表される。
Figure 2015162939
つまり、電流の変化率di/dtは以下の数式(2)で表される。
Figure 2015162939
スイッチング素子4をオン状態としている間、コイル2の両端にかかる電圧はVbである。従って、スイッチング素子4をオン状態としてからton時間経過したときのコイル2を流れる電流ipは以下の数式(3)で表される。
Figure 2015162939
ここで、iofsは、スイッチング素子4をオンしたときのコイル2を流れる電流である。なお、スイッチング素子4のオン抵抗は考慮していない。
次に、制御部7は、toff時間の間、スイッチング素子4がオフ状態となるように制御をおこなう。出力電圧Vcの方が入力電圧Vbよりも高いので、toff時間の間はコイル2に対して逆電圧Vc−Vbが印加され、コイル2を流れる電流iは減少する。時間toffを経過したときのコイル2を流れる電流ibは以下の数式(4)で表される。
Figure 2015162939
なお、数式(4)においてダイオードの順電圧は考慮していない。
ところで、コイルに常に電流が流れる連続モードを仮定しているから、ton時間とtoff時間の和は、スイッチング素子4を制御するパルス信号の周期Tに等しい。また、周期Tに対するton時間の割合はデューティ比となる。すなわち、以下の数式(5)および(6)が成り立つ。
Figure 2015162939
Figure 2015162939
なお、数式(6)においてdutyはデューティ比を表す。
ここまでの説明を基に、スイッチング素子4の駆動を開始した後の、コイル2に流れる電流波形の概略を図2に示す。ここでは、時間0においてコイル2に流れる電流をiofsとしている。スイッチング素子4をオンしてから時間tonが経過するまでの間は、数式(2)から分かるように単位時間あたり(Vb/L)の割合で電流が増加する。そして、時間tonでは、数式(3)で表される電流ipが流れる。tonの時間が経過後、更にtoffの時間が経過するまでの間は、数式(2)から分かるように単位時間あたり{(Vc−Vb)/L}の割合で電流が減少する。そして、時間toff経過後には、数式(4)で表される電流ibが流れる。
次に、周期Tの間における電流iの変化率di/dtについて考える。時間Tにおける電流値ibと時間0における電流値iofsとの差分を周期Tで割った値が、単位時間当たりの電流の変化、すなわち電流変化率となる。よって電流変化率は、以下の数式(7)で表される。
Figure 2015162939
上記の数式(7)を数式(5)および(6)を用いて変形すると以下の数式(8)が得られる。
Figure 2015162939
数式(8)をグラフに表したものが、図3である。図3は、横軸にデューティ比、縦軸に電流の変化率di/dtを示す。数式(8)および図3から分かるように、デューティ比が1−Vb/Vcよりも大きい場合には、電流の変化率が正の値となる。その場合、図2のように周期Tが経過したときの電流値はiofsまで下がり切らない。従って、1周期経過する度に電流値は増加していく。
一方、デューティ比が1−Vb/Vcよりも小さい場合には、電流の変化率が負の値となる。その場合、周期Tが経過したときの電流値はiofs以下まで下がる。従って、1周期経過する度に電流値は減少していく。
このように、制御部7は、デューティ比の値を変化させることにより、コイル2を流れる電流の変化率を制御することが可能となる。すなわち、制御部7は、デューティ比の値を変化させることにより、コンデンサ6に蓄積される電荷を制御することができ、従って出力電圧Vcを制御することができる。このように、制御部7は、出力電圧Vcを計測し、その値に基づいてデューティ比を増減させてVcを目標値へと導くPI(Proportional Integral)制御をおこなうことができる。
また、制御部7は、数式(8)から分かるように、計測された入力電圧Vbおよび出力電圧Vcと、現在のデューティ比とから、電流の変化率di/dtを算出できる。従って、電流センサ3の故障によって電流値の検出が出来なくなっても、制御部7は、以下の手順により電流値を予測することが出来る。
数式(8)に対して時間積分をおこなうと、数式(9)が得られる。また、数式(9)を時間tについて解くと数式(10)が得られる。
Figure 2015162939
Figure 2015162939
ここで、スイッチング素子4の制御を開始してから、スイッチング素子4を流れる電流がスイッチング素子4の最大許容電流imaxに到達するまでの時間tlimを考える。imaxは、スイッチング素子4の電気特性等から定まる最大許容電流である。また、スイッチング素子4の制御開始時は、iofs=0である。従って、電流がimaxに達すると予想される時間tlimは、数式(10)にi=imax、iofs=0をあてはめることにより、以下の数式(11)として表すことができる。
Figure 2015162939
従って、電流センサ3が故障して電流値を検出できない場合であっても、スイッチング素子4の駆動を開始してからの時間が上述のtlimを超えないように監視すれば、スイッチング素子4に過大電流が流れることを防止することができる。なお、このtlimを用いたスイッチング素子4の制御フローについては、後ほど詳しく説明する。
ところで、本実施形態において、ダイオード5のカソード側の電圧Vcの方がアノード側の電圧Vbよりも高い。そのため、スイッチング素子4がオン状態のときにダイオード5には電流が流れない。従って、数式(11)におけるimaxは、コイル2に流れる電流として定義しているものの、スイッチング素子4がオンのときには、スイッチング素子4を流れる電流と等しい。また、スイッチング素子4がオフのときは、スイッチング素子4には電流が流れない。従ってコイル2へ流れる電流がimaxを超えないように制御すれば、スイッチング素子4へ流れる電流もimax以下に抑えることが可能である。
なお、スイッチング素子4がオフになると、その時コイル2に流れている電流がそのままダイオード5の順方向に流れる。従って、ダイオード5の選定に際しては、imax以上の最大許容電流を有しているものを選択する必要がある。
本実施形態においては、imaxをスイッチング素子4の最大許容電流として定義し、コイル2を流れる電流がimaxを超えないように制御しているが、本発明はこの形式には限定されない。スイッチング素子4とダイオード5の最大許容電流のうち、小さい方の電流値をimaxと定めてスイッチング素子4の制御をおこなってもよい。
次に、電流センサ3の検出遅延時間を考慮したリミッタについて説明する。図1に示すDC/DCコンバータ100にはフィルタを挿入していないが、実使用時には、ノイズ除去のために回路中にフィルタを挿入することがある。また、回路上の制約により電流を観測する位置と、過大電流から保護したい回路素子の位置が一致しない場合も多い。更に、過渡的な高速の変化を検出できない電流センサを使用する場合も考えられる。このような場合、保護したい回路素子(本実施形態ではスイッチング素子4)に流れる電流に対して、電流センサ3で観測する出力に時間遅れtdlyが発生する。すなわち、この時間遅れtdlyの間は、電流センサ3により電流の増加分を観測することができない。
ここで、スイッチング素子4の電気特性等から定まる最大許容電流をimaxとする。そして、時間tdlyの間にコイル2に流れる電流iが最大許容電流imaxに達するようなデューティ比であるdutylimを考える。まず、数式(9)のi,duty,tにそれぞれimax,dutylim,tdlyを代入することにより数式(12)を得る。
Figure 2015162939
そして、数式(12)をdutylimについて解くと、数式(13)を得る。
Figure 2015162939
制御部7は、出力電圧VcをフィードバックしておこなうPI制御等により算出されたデューティ比に対して、上述のdutylimで制限をかける。これにより、電流センサ3による検出に時間遅れtdlyが生じても、スイッチング素子4にimax以上の電流が流れることはない。特にこのdutylimは、現在の電圧Vb,Vcおよび電流iofsに基づき動的に設定をおこなうため、速やかに目標電圧に追従させることができる。
なお、上述の説明において、コイル2のインダクタンスLは、固定値として記載しているが、コイル2に流れる直流電流の関数であるとしてもよい。図4に示すように、コイルに流れる直流電流の増加と共に、コイルのインダクタンスLが減少することが知られている。従って、コイル2のインダクタンスLをコイル2に流れる直流電流iofsの関数L(iofs)であるとして数式(13)によりdutylimを求めることができる。インダクタンスLを直流電流iofsの関数とすることにより、コイル2に流れる直流電流iofsが小さいときはインダクタンスLが相対的に大きくなる。従って、数式(13)から、PWM出力時により大きなデューティ比を用いることができる。これにより出力電圧Vcを速やかに目標電圧に追従させることができる。一方、コイル2に流れる直流電流iofsが大きいときは、インダクタンスLが相対的に小さくなる。従って、数式(13)から、PWM出力は小さなデューティ比に制限される。これによりスイッチング素子4に流れる電流の最大値を確実にimax以下に抑制することができる。
次に、上述のtlimおよびdutylimを用いた本発明のDC/DCコンバータ100の制御フローについて説明する。図5は、マイコン7aによって実行されるメインプログラムにおける、スイッチング素子4の制御に関連する処理を記載した制御フローである。
図5において、制御部7は、マイコン7aにメインプログラムを開始させ、各パラメータの初期化等をおこなった後(ステップS501)、PWM割り込みタイマを開始させる(ステップS502)。この割り込みタイマは、所定のサンプリング時間(本実施形態では50マイクロ秒)ごとに処理を実行し、各種パラメータの取得およびPWM出力等をおこなう。なお、割り込み処理の詳細な説明については後述する。
ステップS502において割り込みタイマを開始させた後、制御部7は、起動時チェックタイマを開始させる(ステップS503)。この起動時チェックタイマは、スイッチング素子4の制御を開始させた後、上述の時間tlimを超える前に、電流センサ3の出力が所定の電流値に達したか否かを判定するために設けられている。
ステップS503において起動時チェックタイマを開始させた後、制御部7は、起動時チェックタイマを開始させてからの経過時間が数式(11)で表されるtlimを超えたか否かを判定する(ステップS504)。制御部7は、ステップS504においてタイマ開始からの経過時間がtlimを超えたと判定すると、tlimエラー時の処理を実行し(ステップS510)、PWM出力を停止した後に(ステップS509)、処理を終了する。
なお、tlimエラー時の処理として、制御部7は、電流センサ3の故障が発生したと判断し、例えば重故障が発生した旨のエラー表示をおこなってもよい。
一方、ステップS504において、起動時チェックタイマを開始させてからの経過時間が数式(11)で表されるtlimを超えていないと判定すると、制御部7は、電流センサ3の出力が所定の閾値電流を超えたか否かを判定する(ステップS505)。このステップS505においては、電流センサ3が故障しておらず正常に出力していることを確認できればよい。そのため、ステップS505における閾値電流値としては、例えば、スイッチング素子4の電気特性等から定まる最大許容電流imaxの2分の1程度の値を選択することができる。
ステップS505において、電流センサ3の出力が閾値電流値に満たないと判定すると、制御部7は、ステップS504に戻り、経過時間がtlimを超えたか否かを再度判定する(ステップS504)。一方、制御部7は、ステップS505において電流センサ3の出力が閾値電流値以上であると判定すると、起動時チェックタイマを停止させる(ステップS506)。ステップS506以降はtlimを用いた処理をおこなわないため、これ以降も起動時チェックタイマを動作させておく必要がないからである。
ステップS506において起動時チェックタイマを停止させた後、制御部7は、電流センサ3の出力が過電流に達しているか否かを判定する(ステップS507)。ステップS507における過電流に達したか否かの閾値は、スイッチング素子4の電気特性等から定まる最大許容電流imaxである。なお、制御部7は、imaxよりも小さい電流閾値を設定し、この閾値を用いてステップS507において過電流か否かの判定をおこなってもよい。
ステップS507において、電流センサ3の出力が過電流に達していると判定すると、制御部7は、過電流エラー処理をおこなう(ステップS511)。その後に、制御部7は、PWM停止をおこない(ステップS509)、処理を終了する。なお、過電流エラー処理として、制御部7は、例えば軽微なエラーである旨の表示をおこなった後、一定時間経過後に自動的に回路を復帰させてもよい。
一方、制御部7は、ステップS507において、電流センサ3の出力が過電流に達していないと判定すると、次に運転停止すべきか否かを判定する(ステップS508)。なお、ここでいう運転停止とは、利用者により運転停止操作がおこなわれた場合のほか、制御部7が異常温度上昇等を検知して運転停止命令を実行した場合も含む。
制御部7は、運転停止すべきでないと判定すると、ステップS507に戻り、再度過電流検出をおこなう。一方、制御部7は、運転停止すべきであると判定すると、次にPWM停止をおこない(ステップS509)、処理を終了する。
次に割り込みタイマ処理について図6を用いて説明する。図5のステップS502において割り込みタイマを開始させた後、制御部7内のマイコン7aは、サンプリング時間として設定した50マイクロ秒ごとに出力電圧Vc,入力電圧Vbおよび現在の電流値iofsをそれぞれADコンバータ7e、7c、7dを経由して取得する(ステップS601)。次に制御部7は、ステップS601で取得した電流値iofsから、図4に示したような関数L(iofs)を用いて、インダクタンス値を算出する(ステップS602)。次に制御部7は、ステップS601において取得した出力電圧Vc等から、PI演算により、PWM出力におけるデューティ比を決定する(ステップS603)。更に、制御部7は、数式(13)に、ステップS601において取得したVc,Vb,iofsを代入することで求まるdutylim値を算出する(ステップS604)。最後に制御部7は、ステップS603において得られたデューティ比と、ステップS604において算出したdutylim値とを比較して、小さい方の値をデューティ比として採用して、PWM出力をおこなう(ステップS605)。そして制御部7は、PWMタイマ割り込み処理を終了し、メインプログラムに戻って処理を継続する。
以上述べたように、本発明の第1の実施形態は、昇圧用のDC/DCコンバータ100において、PWM出力開始から所定時間tlim内に所定の電流センサ出力が得られない場合にPWM出力を停止させるように構成した。この構成の採用により、電流センサ3の出力が得られない場合においてもスイッチング素子等の回路素子が過電流により破壊されてしまうのを防止することができる。
また、本発明の第1の実施形態は、入力電圧Vb、出力電圧Vc、デューティ比およびコイル2のインダクタンスLを用いて電流の変化率を予測し、上述の所定時間tlimの算出をおこなうように構成した。この構成の採用により、回路の動作状況に応じたより適切な所定時間tlimによりPWM出力の停止をおこなうことができる。
また、本発明の第1の実施形態は、スイッチング素子4を流れる電流に対する電流センサ3の出力の時間遅延に基づき、PWM出力のデューティ比の上限値dutylimを設定するように構成した。この構成の採用により、回路中にフィルタを挿入した場合、回路上の電流センサの配置に制約がある場合、または過渡的な高速の変化を検出できない電流センサを使用した場合など、電流センサ出力に時間遅延が発生しても、その遅延時間における電流の上昇を予測できる。そしてこの電流の上昇の予測値から、スイッチング素子4等の回路素子に過電流が流れないような適切なデューティ比でスイッチング素子4の制御をおこなうことができる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係る降圧用DC/DCコンバータ700のブロック図を示す。本実施形態に係るDC/DCコンバータ700は、降圧用のコイル72と、電流センサ3と、電流のスイッチングをおこなうスイッチング素子4と、整流用ダイオード5と、コンデンサ6と、制御部77とを備える。電流センサ3は、コイル72を流れる電流を検出するセンサである。制御部77は、後述するようにスイッチング素子4等の制御をおこなう。また、電圧Vcを出力する定電圧電源71がDC/DCコンバータ700の入力側に接続される。そして、負荷78が、DC/DCコンバータ700の出力側に接続される。
コイル72は、降圧用コイルであり、後述するスイッチング素子4のオン状態において電気エネルギーを蓄える役割を果たす。
電流センサ3は、コイル72に直列に設けられ、コイル72を流れる電流を測定可能に構成されている。スイッチング素子4がオン状態にあるときは、コイル72を流れる電流とスイッチング素子4を流れる電流がほぼ等しくなる。そのため、制御部77は、電流センサ3の出力をモニタすることにより、スイッチング素子4を流れる過大電流を監視することができる。後述のように、制御部77は、電流センサ3の出力を取得することができる。
スイッチング素子4は、制御部77からの制御信号によりPWM(Pulse Width Modulation)駆動される。本実施形態において、スイッチング素子4には、MOS型FETを用いているが、他の種類のトランジスタを用いることもできる。
制御部77は、マイコン77a、PWMドライバ77b、およびAD(Analog-to-Digital)コンバータ77c〜77eから構成される。
マイコン77aは、内部にプログラム格納用およびデータ記憶用メモリを有する。マイコン77aは、ADコンバータ77c〜77eとバスを経由して接続され、各ADコンバータから入力電圧Vc,電流センサ3の出力および出力電圧Vbをデジタルデータとして取得する。また、マイコン77aは、PWMドライバ77bに制御信号を伝送する。
次に、図7に示すDC/DCコンバータ700を用いた降圧の原理について説明する。なお、本実施形態においても、コイルに常に電流が流れる連続モードを仮定して説明をおこなうが、本発明の範囲が連続モードでの動作に限定されるものではない。
まず、制御部77は、スイッチング素子4をton時間の間オン状態にする。スイッチング素子4をオン状態としている間、コイル72の両端にかかる電圧はVc−Vbである。従って、スイッチング素子4をオン状態としてからton時間経過したときのコイル72を流れる電流ipは以下の数式(14)で表される。
Figure 2015162939
ここで、iofsは、スイッチング素子4をオンしたときのコイル72を流れる電流である。なお、スイッチング素子4のオン抵抗およびダイオード5の順電圧は考慮していない。
次に、制御部77は、toff時間の間、スイッチング素子4がオフ状態となるように制御をおこなう。toff時間の間はコイル72に対して逆電圧Vbが印加され、コイル72を流れる電流iは減少する。時間toffを経過したときのコイル72を流れる電流ibは以下の数式(15)で表される。
Figure 2015162939
ここまでの説明を基にした、スイッチング素子4をオンしてから周期Tの時間が経過するまでの、コイル72に流れる電流波形の概略は、第1の実施形態と同様に図2として表すことができる。
次に、周期Tの間における電流iの変化率di/dtについて考える。時間Tにおける電流値ibと時間0における電流値iofsとの差分を周期Tで割った値が、単位時間当たりの電流の変化、すなわち電流変化率となる。よって電流変化率は、以下の数式(16)で表される。
Figure 2015162939
コイルに常に電流が流れる連続モードを仮定しているから、上記の数式(16)を数式(5)および(6)を用いて変形すると以下の数式(17)が得られる。
Figure 2015162939
数式(17)をグラフに表したものが、図8である。図8は、横軸にデューティ比、縦軸に電流の変化率di/dtを示す。数式(17)および図8から分かるように、デューティ比がVb/Vcよりも大きい場合には、電流の変化率が正の値となる。その場合、図2のように周期Tが経過したときの電流値はiofsまで下がり切らない。従って、1周期経過する度に電流値は増加していく。
一方、デューティ比がVb/Vcよりも小さい場合には、電流の変化率が負の値となる。その場合、周期Tが経過したときの電流値はiofs以下まで下がる。従って、1周期経過する度に電流値は減少していく。
このように、制御部77は、デューティ比の値を変化させることにより、コイル72を流れる電流の変化率を制御することが可能となる。すなわち、制御部77は、デューティ比の値を変化させることにより、コンデンサ6に蓄積される電荷を制御することができ、従って出力電圧Vbを制御することができる。このように、制御部77は、出力電圧Vbを計測し、その値に基づいてデューティ比を増減させてVbを目標値へと導くPI(Proportional Integral)制御をおこなうことができる。
また、制御部77は、数式(17)から分かるように、計測された入力電圧Vcおよび出力電圧Vbと、現在のデューティ比とから、電流の変化率di/dtを算出できる。従って、電流センサ3の故障によって電流値の検出が出来なくなっても、制御部77は、以下の手順により電流値を予測することが出来る。
数式(17)に対して時間積分をおこなうと、数式(18)が得られる。また、数式(18)を時間tについて解くと数式(19)が得られる。
Figure 2015162939
Figure 2015162939
ここで、スイッチング素子4の制御を開始してから、スイッチング素子4を流れる電流がスイッチング素子4の最大許容電流imaxに到達するまでの時間tlimを考える。imaxは、スイッチング素子4の電気特性等から定まる最大許容電流である。また、スイッチング素子4の制御開始時は、iofs=0である。従って、電流がimaxに達すると予想される時間tlimは、数式(19)にi=imax、iofs=0をあてはめることにより、以下の数式(20)として表すことができる。
Figure 2015162939
従って、電流センサ3が故障して電流値を検出できない場合であっても、スイッチング素子4の駆動を開始してからの時間が上述のtlimを超えないように監視すれば、スイッチング素子4に過大電流が流れることを防止することができる。なお、このtlimを用いたスイッチング素子4の制御フローについては、後述する。
ところで、本実施形態において、ダイオード5のカソード側の電圧の方がアノード側の電圧よりも高い。そのため、スイッチング素子4がオン状態のときにダイオード5にはほとんど電流が流れない。従って、数式(20)におけるimaxは、コイル72に流れる電流として定義しているものの、スイッチング素子4がオンのときには、スイッチング素子4を流れる電流とほぼ等しい。また、スイッチング素子4がオフのときは、スイッチング素子4には電流が流れない。従ってコイル72へ流れる電流がimaxを超えないように制御すれば、スイッチング素子4へ流れる電流もimax以下に抑えることが可能である。
次に、電流センサ3の検出遅延時間を考慮したリミッタについて説明する。図7に示すDC/DCコンバータ700にはフィルタを挿入していないが、実使用時には、ノイズ除去のために回路中にフィルタを挿入することがある。また、回路上の制約により電流を観測する位置と、過大電流から保護したい回路素子の位置が一致しない場合も多い。更に、過渡的な高速の変化を検出できない電流センサを使用する場合も考えられる。このような場合、保護したい回路素子(本実施形態ではスイッチング素子4)に流れる電流に対して、電流センサ3で観測する出力に時間遅れtdlyが発生する。すなわち、この時間遅れtdlyの間は、電流センサ3により電流の増加分を観測することができない。
ここで、スイッチング素子4の電気特性等から定まる最大許容電流をimaxとする。そして、時間tdlyの間にコイル72に流れる電流iが最大許容電流imaxに達するようなデューティ比であるdutylimを考える。まず、数式(18)のi,duty,tにそれぞれimax,dutylim,tdlyを代入することにより数式(21)を得る。
Figure 2015162939
そして、数式(21)をdutylimについて解くと、数式(22)を得る。
Figure 2015162939
制御部77は、出力電圧VbをフィードバックしておこなうPI制御等により算出されたデューティ比に対して、上述のdutylimで制限をかける。これにより、電流センサ3による検出に時間遅れtdlyが生じても、スイッチング素子4にimax以上の電流が流れることはない。特にこのdutylimは、現在の電圧Vb,Vcおよび電流iofsに基づき動的に設定をおこなうため、速やかに目標電圧に追従させることができる。
なお、上述の説明において、コイル72のインダクタンスLは、固定値として記載しているが、図4に示したようなコイルに流れる直流電流の関数であるとしてもよい。コイル72のインダクタンスLをコイル72に流れる直流電流iofsの関数L(iofs)であるとして数式(22)によりdutylimを求めることができる。インダクタンスLを直流電流iofsの関数とすることにより、コイル72に流れる直流電流iofsが小さいときはインダクタンスLが相対的に大きくなる。従って、数式(22)から、PWM出力により大きなデューティ比を用いることができる。これにより出力電圧Vbを速やかに目標電圧に追従させることができる。一方、コイル72に流れる直流電流iofsが大きいときは、インダクタンスLが相対的に小さくなる。従って、数式(22)から、PWM出力は、小さなデューティ比に制限される。これによりスイッチング素子4に流れる電流の最大値を確実にimax以下に抑制することができる。
なお、上述のtlimおよびdutylimを用いた本発明のDC/DCコンバータ700の制御フローについては、第1の実施形態において図5を用いて説明した制御フローをほぼそのまま使用することができる。すなわち、図5のステップS504において、起動時チェックタイマを開始させてからの経過時間が数式(20)で表されるtlimを超えているか否かを判定すればよい。その他の制御フローは、第1の実施形態と同一であるから、ここでの再度の説明は省略する。
割り込みタイマ処理についても、第1の実施形態において図6を用いて説明した制御フローをほぼそのまま使用することができる。すなわち、図6のステップS604において、数式(13)を用いてdutylimを算出する代わりに、数式(22)を用いてdutylimの算出をおこなえばよい。その他の制御フローは、第1の実施形態と同一であるから、ここでの再度の説明は省略する。
以上述べたように、本発明の第2の実施形態は、降圧用のDC/DCコンバータ700において、PWM出力開始から所定時間tlim内に所定の電流センサ出力が得られない場合にPWM出力を停止させるように構成した。この構成の採用により、電流センサ3の出力が得られない場合においてもスイッチング素子等の回路素子が過電流により破壊されてしまうのを防止することができる。
また、本発明の第2の実施形態は、入力電圧Vc、出力電圧Vb、デューティ比およびコイル72のインダクタンスLを用いて電流の変化率を予測し、上述の所定時間tlimの算出をおこなうように構成した。この構成の採用により、回路の動作状況に応じたより適切な所定時間tlimによりPWM出力の停止をおこなうことができる。
また、本発明の第2の実施形態は、スイッチング素子4を流れる電流に対する電流センサ3の出力の時間遅延に基づき、PWM出力のデューティ比の上限値dutylimを設定するように構成した。この構成の採用により、回路中にフィルタを挿入した場合、回路上の電流センサの配置に制約がある場合、または過渡的な高速の変化を検出できない電流センサを使用した場合など、電流センサ出力に時間遅延が発生しても、その遅延時間における電流の上昇を予測できる。そしてこの電流の上昇の予測値から、スイッチング素子4等の回路素子に過電流が流れないような適切なデューティ比でスイッチング素子4の制御をおこなうことができる。
なお、上述した各実施形態において、スイッチング素子4を流れる電流を電流センサ3により監視し、その出力に基づきスイッチング素子4のデューティ比を制御するように構成したが、本発明はこの構成には限定されない。他の回路素子を流れる電流をセンサによって監視し、その出力に基づきスイッチング素子4のデューティ比を制御するように構成してもよい。
また、上述した各実施形態において、PWM制御によりスイッチング素子4を制御するように構成したが、本発明はこの形態には限定されない。PFM(Pulse Frequency Modulation)によりデューティ比を変えて制御するように構成してもよい。
また、上述した各実施形態において、スイッチング素子4のオン状態においてコイル2,72に電気エネルギーを蓄えるように構成したが、トランス等に蓄えるように構成してもよい。
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正をおこなうことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形または修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部およびステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1,71 定電圧電源
2 コイル
3 電流センサ
4 スイッチング素子
5 ダイオード
6 コンデンサ
7 制御部
7a マイコン
7b PWMドライバ
7c,7d,7e,77c,77d,77e ADコンバータ
8,78 負荷
100,700 DC/DCコンバータ

Claims (6)

  1. スイッチング素子と、
    前記スイッチング素子のスイッチングを制御する制御部と
    を備えるDC/DCコンバータであって、
    前記制御部は、前記DC/DCコンバータが有する回路素子に流れる電流が検出される時間の遅延に基づき、前記スイッチングのデューティ比の上限を設定し、当該デューティ比の上限を超えないように前記スイッチングを制御することを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. コイルを備え、
    前記制御部は、前記コイルのインダクタンスに基づき前記デューティ比の上限を設定する、請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記制御部は、前記コイルのインダクタンスを前記回路素子に流れる電流の関数として、前記デューティ比の上限を設定する、請求項2に記載のDC/DCコンバータ。
  4. 前記制御部は、前記スイッチングの周期ごとに前記デューティ比の上限を設定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のDC/DCコンバータ。
  5. 前記制御部は、前記スイッチングのデューティ比に基づき、前記スイッチングの制御を開始してから前記回路素子に流れる電流が所定の閾値を超えるまでの経過時間の上限を設定し、前記経過時間の上限を超えるときに前記スイッチングを停止させる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のDC/DCコンバータ。
  6. スイッチング素子のスイッチングをおこなうステップと、
    DC/DCコンバータが有する回路素子に流れる電流を検出するステップと、
    前記DC/DCコンバータが有する回路素子に流れる電流が検出される時間の遅延に基づき、前記スイッチングのデューティ比の上限を設定するステップと、
    前記デューティ比の上限を超えないように前記スイッチングを制御するステップと
    を含むことを特徴とするDC/DCコンバータの制御方法。
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