JP2015162501A - 樹脂封止半導体装置製造用離型フィルム、樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムの製造方法及び樹脂封止半導体装置の製造方法 - Google Patents

樹脂封止半導体装置製造用離型フィルム、樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムの製造方法及び樹脂封止半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂封止半導体装置を容易に離型でき、封止樹脂成形の時に穴が開かずかつ低コストで樹脂封止半導体装置を成形できる半導体装置製造用離型フィルム、半導体装置製造用離型フィルムの製造方法及びそれを用いた樹脂封止半導体装置の製造方法を提供する。【解決手段】半導体素子を含む半導体装置を供する工程、凹部を表面に有する型を供する工程、ポリアミド樹脂を含むクッション層とクッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層とを有する離型フィルムを少なくとも凹部に添うように型に固着する工程、凹部内を含む離型フィルム上に封止樹脂又は封止樹脂前駆体を供給する工程、封止樹脂内または封止樹脂前駆体内に半導体素子が浸漬されるように半導体装置と型とを配置する工程、半導体素子を封止樹脂又は上記封止樹脂前駆体に浸漬させた状態で、封止樹脂又は封止樹脂前駆体を硬化する工程を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂封止半導体装置製造用離型フィルム、樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムの製造方法及び樹脂封止半導体装置の製造方法に関する。
従来から、光デバイスの製造方法として、キャビティが形成された型に離型フィルムをキャビティに沿うように配設すると共に、キャビティ内に硬化性組成物を充填し、支持体上に設けられた光素子がキャビティ内の硬化性組成物に挿入されるように、支持体を型に圧接した状態で硬化性組成物を成形することにより硬化性組成物を一体化する方法が用いられている。この離型フィルムとしては、フッ素樹脂フィルム、ポリエステル樹脂フィルム及びポリオレフィン樹脂フィルムが用いられている(特許文献1)。
特開2010−245477号公報
しかし、フッ素樹脂フィルムでは、フィルムのコストが高くなるという欠点があった。また、ポリエステル樹脂フィルムでは、硬化性組成物の成形時に離型しにくいという欠点があった。また、ポリオレフィン樹脂フィルムでは硬化性組成物の成形時に穴が開くという欠点があった。
本発明の課題は、樹脂封止半導体装置を容易に離型することができ、封止樹脂成形の時に穴が開かず、かつ、低コストで樹脂封止半導体装置を成形できる半導体装置製造用離型フィルム、半導体装置製造用離型フィルムの製造方法、及び、それを用いた樹脂封止半導体装置の製造方法を提供することにある。
このような目的は、以下の(1)〜(6)に記載される本発明により達成される。
(1) 本発明の一側面としての樹脂封止半導体装置の製造方法は、半導体素子を含む半導体装置を供する工程と、凹部を表面に有する型を供する工程と、ポリアミド樹脂を含むクッション層と、上記クッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層と、を有する離型フィルムを、少なくとも上記凹部に添うように型に固着する工程と、上記凹部内を含む上記離型フィルム上に封止樹脂または封止樹脂前駆体を供給する工程と、上記封止樹脂内または上記封止樹脂前駆体内に上記半導体素子が浸漬されるように半導体装置と型とを配置する工程と、上記半導体素子を上記封止樹脂または上記封止樹脂前駆体に浸漬させた状態で、上記封止樹脂または上記封止樹脂前駆体を硬化する工程と、を備えることを特徴とする。
(2) 本発明の他側面としての樹脂封止半導体装置の製造方法は、上記樹脂封止半導体装置の製造方法において、上記離型フィルムは、突き刺し強度が5.5N以上であることを特徴とする。
(3) 本発明の他側面としての樹脂封止半導体装置の製造方法は、上記樹脂封止半導体装置の製造方法において、上記半導体素子は、光素子であることを特徴とする。
(4) 本発明の一側面としての樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムは、半導体装置を樹脂封止する樹脂封止半導体装置の封止樹脂成形プロセスにおいて、型と上記半導体装置との間に配される離型フィルムであって、ポリアミド樹脂を含むクッション層と、上記クッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層と、を備えることを特徴とする。
(5) 本発明の他側面としての樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムは、上記樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムであって、上記離型フィルムは、突き刺し強度が5.5N以上であることを特徴とする。
(6) 本発明の一側面としての樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムの製造方法は、半導体装置を樹脂封止する樹脂封止半導体装置の封止樹脂成形プロセスにおいて、型と上記半導体装置との間に配される離型フィルムの製造方法であって、ポリアミド樹脂を含むクッション層と、上記クッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層と、を押出成形する工程を備えることを特徴とする。
本発明の離型フィルムは、樹脂封止半導体装置を容易に脱型することができ、封止樹脂成形プロセスにおいて穴が開かず、かつ、低コストで樹脂封止半導体装置を成形することができる。本発明の離型フィルムの製造方法は、樹脂封止半導体装置を容易に脱型することができ、封止樹脂成形プロセスにおいて穴が開かない離型フィルムを製造することができる。さらにまた、本発明の樹脂封止半導体装置は、上記離型フィルムを用いることで、樹脂封止半導体装置を容易にかつ、低コストで成形することができる。
本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法を説明する側面図である。 本発明の実施形態に係る離型フィルムの縦断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る離型フィルム縦断面図である。 本発明の実施形態及びその変形例に係る離型フィルムの製造方法を説明するための離型フィルムの製造装置を示す概略図である。
<樹脂封止半導体装置の製造方法>
本発明の実施形態に係る樹脂封止半導体装置の製造方法について、図1乃至図7を用いて説明する。本実施形態に係る樹脂封止半導体の製造方法は、離型フィルム設置工程、封止樹脂等供給工程、半導体素子浸漬工程および封止樹脂等硬化工程を少なくとも備える封止樹脂成形プロセスを含む。
まず、図1に示すように、半導体装置100を供する。半導体装置100は、支持体110と、支持体110に固着された1個または複数個の半導体素子120と、を含む。半導体素子120としては、発光素子や受光素子などの光素子が例示される。発光素子としては、LEDチップ(発光ダイオード)が例示され、受光素子としては、イメージセンサが例示される。また、支持体110は、円形状或いは多角形状等の任意の形状で形成された基板である。支持体110としては、セラミックス基板、シリコーン基板、金属基板、エポキシ樹脂及びBTレジン等のリジット基板、又は、ポリイミド樹脂及びポリエチレン基板等のフレキシブル基板が例示される。半導体装置100は、支持体110に設けられた回路配線上の電極パッドと、半導体素子120に設けられた電極と、を電気的に接続したものである。この支持体110の電極パッドと半導体素子120の電極とは、図1に示すようにワイヤ130によってワイヤボンディングで接続されてもよいし、支持体110の電極パッドと半導体素子120の電極とを対向させて、それらを電気的に接続するフリップチップ実装で接続されてもよい。支持体110には、回路配線に電気的に接続された外部リード等が設けられてもよい。
LEDチップとしては、液相成長法、MOCVD法等の方法により基板上に窒化インジウム(InN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、セレン化亜鉛(ZnSe)、炭化ケイ素(SiC)、リン化ガリウム(GaP)、ヒ化ガリウム(GaAs)、ヒ化ガリウムアルミニウム(GaAlAs)、窒化ガリウムアルミニウム(GaAlN)、リン化アルミニウムインジウムガリウム(AlInGaP)、窒化インジウムガリウム(InGaN)、窒化アルミニウムインジウムガリウム(AlInGaN)等の半導体が発光部として形成されたものが好ましい。ワイヤ130としては、金線あるいはアルミニウム線などが挙げられる。
次に、離型フィルム設置工程について説明する。離型フィルム設置工程は、図2および図3に示されるように、型300の凹部310が設けられた表面に沿って離型フィルム200を配置するものである。型300には、金型及び樹脂性金型が例示される。型300には、外周に段差平面部340を有してもよい。離型フィルム200については、後に詳述する。離型フィルム設置工程を順に説明すると、図2に示すように、離型フィルム200を、型300の凹部310が設けられた面側に配置する。その後、図3に示すとおり、離型フィルム200が型300の少なくとも凹部310内の略全面に固着されるように、型300の凹部310を含む表面に沿って離型フィルム200を配置する。これは、図3に示すような通気孔320を介して、吸引装置(図示せず)により離型フィルム200と型300との間の空間にある空気・水分・ガス等を吸引排出して、離型フィルム200を型300の凹部310に引きこんで真空吸着することにより行われる。離型フィルム200は、型300の凹部310内および平面部330の表面に沿って配設されてもよい。さらに、離型フィルム200を型300にしっかりと固定するために、封止樹脂注入領域の外周部、離型フィルム200全体の外周部、又は、型300全体の外周部に対応する位置に配されたチャック機構によって、離型フィルム200を挟持してもよい。離型フィルム設置工程は、半導体装置100を供する工程と同時、半導体装置100を供する工程より前、または、半導体装置100を供する工程よりも後に行ってもよい。
離型フィルム設置工程の後に、封止樹脂等供給工程を行う。封止樹脂等供給工程では、図3および図4に示されるように、型300の少なくとも離型フィルム200が表面に沿って固着された離型凹部311上に封止樹脂または封止樹脂前駆体である封止樹脂等400が供給される。本明細書では、封止樹脂または封止樹脂前駆体を封止樹脂等400という。封止樹脂等400は、図4に示すように離型フィルム200を介した離型凹部311内および型300の平面部の上方に、または、型300の平面部を除く離型フィルム200を介した離型凹部311内のみに、供給される。封止樹脂等400には、封止樹脂として、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン変形エポキシ系樹脂等の1種またはこれらの混合物などが挙げられる。封止樹脂前駆体としては、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン変形エポキシ系樹脂等の硬化処理が施される前の各樹脂前駆体の1種またはこれらの混合物などが挙げられる。耐候性、耐熱性、電気絶縁性、化学安定性に優れ、かつ、可視光から紫外光領域まで高い光透過率を有するため、封止樹脂等400としては、シリコーン系樹脂又はシリコーン系樹脂前駆体を用いることが好ましい。また、半導体素子120がLEDチップである場合には、封止樹脂等400としては、シリコーン樹脂、シリコーン樹脂前駆体、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂前駆体、及び、それらの混合物が用いられることが好ましい。これらは、LEDチップからの光抽出を大きく向上させ、並びにレンズの役割を果たすのに十分な屈折率を有するためである。さらにまた、半導体素子120が光素子である場合には、封止樹脂等400としては、透光性樹脂又は透光性樹脂の前駆体を用いることが好ましい。これにより、封止樹脂等400によって形成される封止樹脂層401は、光素子の受光部または発光部まで光を透過することができる。封止樹脂等400は、顆粒状、液状又はシート状で供給してもよい。封止樹脂等400は、無機材料からなる微粒子をさらに含んでもよい。
封止樹脂等供給工程の後に、半導体素子浸漬工程を行う。半導体素子浸漬工程では、図4に示すように、半導体装置100の半導体素子120が設けられた面と、型300の凹部310が設けられた面と、を対向させて、半導体装置100と型300とを配置する。次に、図5に示すように、半導体装置100及び型300の少なくとも一方を移動して、型300に対して半導体装置100を圧接することで、半導体素子120と、ボンディングワイヤ130などの半導体素子120及び支持体110の電気的接続部と、を型300上方の封止樹脂等400で覆う。この際、半導体素子120の少なくとも一部は、凹部310内又は凹部310の上方に配置される。半導体素子120が光素子である場合には、この半導体素子120の少なくとも一部は、光素子の受光部または発光部である。型300に対して半導体装置100を圧接するときは、型300の段差平面部340に半導体装置100の支持体110が当接し、かつ、平面部330には支持体110に当接しないようにしてもよいし、又は、型300に段差平面部340を有さず、支持体110が平面部330に当接するようにしてもよい。
半導体素子浸漬工程の後に、封止樹脂等硬化工程を行う。封止樹脂等硬化工程では、図6に示されるように、半導体素子120と、ボンディングワイヤ130などの半導体素子120及び支持体110の電気的接続部と、を型300上方の封止樹脂等400で覆った状態で、封止樹脂等400が硬化されて封止樹脂層401が形成され、成形体101が作製される。なお、本工程において、封止樹脂等400は、冷却、加熱または活性エネルギー線照射されることにより硬化される。一方、封止樹脂等400が硬化性樹脂の前駆体である場合、封止樹脂等400は、加熱または活性エネルギー線照射により硬化される。活性エネルギー線としては、放射線、紫外線、可視光線及び電子線が例示される。
また、封止樹脂層401は、支持体110および半導体素子120の両方に接着していることが好ましい。封止樹脂層401は、少なくとも半導体素子120と、ボンディングワイヤ130などの半導体素子120及び支持体110の電気的接続部と、を覆うように設けられているが、隣接する半導体素子120間の支持体110の表面上には封止樹脂層401が設けられておらず、隣接する封止樹脂層401が離間配置されていてもよいし、または、隣接する半導体素子120間の支持体110の表面上が封止樹脂層401で被覆されていてもよい。この封止樹脂層401は、無色な樹脂であってもよいし、蛍光体等を含有した樹脂であってもよい。また、この封止樹脂層401の形状は、特に限定されず、一般的には、凸レンズ状、円すい台状、四角すい台状であるが、凸レンズ状または凹レンズ状であることが好ましい。封止樹脂層401を凸レンズ状または凹レンズ状とすることにより、封止樹脂層401を湿度や温度などの外部環境の変化から光素子を保護する封止樹脂としてだけでなく、光素子のレンズとしても用いることができる。
封止樹脂等硬化工程後に、成形体101の脱型工程を含む。図6および図7に示すように、成形体101の脱型工程は、通気孔320を通じて凹部310を含む部分に空気・水分・ガス等が供給されることにより、離型フィルム200が型300から剥がされると共に、成形体101が脱型される。離型フィルム200は成形体101から除去される。支持体110に設けられた半導体素子120が1つの場合、この成形体101が樹脂封止半導体装置となる。
一方、図7に示すように、支持体110に設けられた半導体素子120が複数の場合、成形体101の脱型工程の後に、成形体101の樹脂封止半導体装置への個片化工程を含んでもよい。個片化工程では、ダイシングソー、レーザー、バンドソー、ワイヤソーまたはウォータージェット等によって支持体110のみ、または、封止樹脂層401と支持体110とが切断または破断されることによって、成形体101を複数個の樹脂封止半導体装置に個片化する。
<離型フィルムの詳細>
本発明の実施の形態に係る離型フィルム200は、図8に示されるように、剥離層210およびクッション層220を備える。上記樹脂封止半導体装置の製造方法において、離型フィルム200は、剥離層210が半導体装置100側に配され、クッション層220が型300側に配されるように、型300に配置される。すなわち、離型フィルム200は、封止樹脂等400および封止樹脂層401が剥離層210上に設けられ、クッション層220が型300に接するように配置される。なお、本実施の形態において、離型フィルム200の厚みは25μm以上であって300μm以下であるのが好ましい。離型フィルム200の厚みが25μm未満であると封止樹脂成形プロセスにおいて穴が開きやすく、300μmより厚いと、型の上に離型フィルム200を置いて成形するため離型フィルム200の厚さ分だけ型が小さくなり、所望のサイズの成形品を得ることができない。
以下、これらの層それぞれについて詳述する。
<離型フィルムの構成層>
1.剥離層
剥離層210は、封止樹脂等400および封止樹脂層401に対して良好な剥離性を有する層であり、剥離層形成材料として、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)を主成分として含むものを用いることが好ましい。剥離層210としては、クッション層220より封止樹脂等400および封止樹脂層401に対する剥離性が高いものが好ましい。ポリ(4−メチル−1−ペンテン)を主成分として含む樹脂は、三井化学(株)から商品名TPX(登録商標)として市販されており、以下「TPX樹脂」と称する。なお、本実施の形態において、剥離層210の厚みは5μm以上295μm以下であるのが好ましく、10μm以上290μm以下であるのがより好ましい。剥離層210の厚みがこの範囲であれば、クッション層の効果を損なわず剥離性が良好な離型フィルム200となる。剥離層210としては、ポリアミド樹脂を含まないもの、または、実質的に含まないものが好ましい。
剥離層210において、剥離層形成材料全体の重量に対して、TPX樹脂は90重量%以上含有されているのが好ましく、95重量%以上含有されているのがより好ましい。TPX樹脂が90重量%以上含有されていることで、成形体101の剥離性が良好となる。なお、TPX樹脂は、TPX樹脂のメルトフローレート(MFR:測定規格/ASTM D1238、測定条件/260℃、5kg荷重)は30g/10min以上であって300g/10min以下であるのが好ましく、40g/10min以上であって200g/10min以下であるのがより好ましい。メルトフローレートがこの範囲であれば、離型フィルム200の平滑性が上がり、成形体101の外観が良好となる。
剥離層形成材料として、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)を含むTPX樹脂の他、各種の添加剤、例えば、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、核剤、帯電防止剤、プロセスオイル、可塑剤、離型剤、難燃剤、難燃助剤及び顔料等の少なくとも1つが配合されてもよい。
2.クッション層
クッション層220は、本実施の形態において、クッション層形成材料としてポリアミド樹脂を含む。ポリアミド樹脂としては、例えば、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド等が挙げられる。ポリアミド樹脂を用いることで、ポリアミド内のアミド基の水素結合によりクッション層220に強靭性が付与され、離型フィルム200の突き刺し強度が5.5N以上となる。これにより、樹脂封止半導体装置の製造方法において、封止樹脂成形プロセスにおいて離型フィルム200に穴が開かずに成形することができる。クッション層220の突き刺し強度は、剥離層210の突き刺し強度よりも高いことが好ましい。
脂肪族ポリアミドの具体例としては、ポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド6−6,6共重合体、ポリアミド11、ポリアミド12などが挙げられる。芳香族ポリアミドの具体例としては、ポリアミド61、ポリアミド66/6T、ポリアミド6T/6、ポリアミド12/6Tなどが挙げられる。これらの中でも脂肪族ポリアミドのポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド6−6,6共重合体、ポリアミド11、ポリアミド12はメルトフローレートがそれぞれ、ポリアミド6((MFR:測定方法/ASTM D1238、測定条件/230℃、2.16kg荷重)40g/10分)、ポリアミド6,6((MFR:ASTM D1238、測定条件/275℃、2.16kg荷重)52g/10分)、ポリアミド6−6,6共重合体((MFR:測定方法/ASTM D1238、測定条件/275℃、2.16kg荷重)60g/10分)、ポリアミド11((MFR:測定方法/ASTM D1238、測定条件/260℃、2.16kg荷重)42g/10分)、ポリアミド12((MFR:測定方法/ASTM D1238、測定条件/235℃、2.16kg荷重)20g/10分)であり、TPX樹脂((MFR:測定方法/ASTM D1238、測定条件/260℃、5kg荷重)100g/10分)であることから、TPX樹脂と、脂肪族ポリアミドのポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド6−6,6共重合体、ポリアミド11及びポリアミド12の少なくとも1つと、のメルトフローレートを合わせることが容易である。このため、剥離層210がポリ(4−メチル−1−ペンテン)を含む場合、クッション層220はポリアミド6、ポリアミド6,6、ポリアミド6−6,6共重合体、ポリアミド11、ポリアミド12の少なくとも1つを含むことが好ましい。
ポリアミド樹脂のメルトフローレート(MFR:測定方法/ASTM D1238、測定条件/230℃、2.16kg荷重)は20g/10min以上であって300g/10min以下であるのが好ましく、30g/10min以上であって200g/10min以下であるのがより好ましい。メルトフローレートがこの範囲にあれば、TPX樹脂とポリアミド樹脂の両者が混ざりやすくなり、良好な物性を有する離型フィルム200を得ることができる。
また、クッション層220には、オレフィン重合体及び/又はオレフィン共重合体を含むことが好ましい。オレフィン重合体としては、プロピレン系、ブテン系、ヘキセン系、オクテン系、デセン系の重合体及び/又は共重合体などが挙げられる。この中でも、クッション層220には、プロピレン系重合体とブテン系重合体を用いることがより好ましい。
これらにより、離型フィルム200の成形性が向上するからである。
オレフィン重合体またはオレフィン共重合体のメルトフローレート(測定方法/ASTM D1238、測定条件/190℃、2.16kg荷重)は、好ましくは0.01g/10min以上であって500g/10min以下、より好ましくは0.1g/10min以上であって100g/10min以下である。メルトフローレートが上記範囲にあると、クッション層220にポリ−4−メチル−1−ペンテンを含む場合に、ポリ−4−メチル−1−ペンテンとオレフィン重合体またはオレフィン共重合体とが混ざりやすくなる。
クッション層220には、剥離層形成材料に含まれる樹脂と同様の樹脂およびその変性樹脂の少なくとも一方と、ポリアミド樹脂と、を備えることが好ましい。例えば、剥離層形成材料がポリ−4−メチル−1−ペンテンを含む場合、クッション層形成材料は、ポリ−4−メチル−1−ペンテンおよび変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンの少なくとも一方と、ポリアミド樹脂と、を含むことが好ましい。これにより、剥離層とクッション層との剥離を低減することができる。ポリアミド樹脂のみをクッション層220として用いた離型フィルムでは、剥離層210との接着力が弱いため、脱型工程で剥離層210とクッション層220との間で剥離が起こりやすい。そこで、クッション層形成材料に剥離層形成材料をブレンドすることで、剥離層210とクッション層220との接着力が強くなり脱型する際にクッション層210と剥離層220との間で剥離が起こらず、封止樹脂成形プロセスにおいて離型フィルム200に穴が開かずに脱型することができる。
変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンは、ポリ−4−メチル−1−ペンテンにエチレン性不飽和結合含有モノマーを、有機過酸化物を用いてグラフト変性することにより得られる。
変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンが有する官能基の種類としては、ハロゲン原子、カルボキシル基、酸無水物基、エポキシ基、水酸基、アミノ基、アミド基、イミド基、エステル基、アルコキシシラン基、酸ハライド基およびニトリル基などが挙げられる。ポリアミドの反応性官能基と反応しうる官能基として、変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンが有する官能基には、カルボキシル基や酸無水物基またはこれらの誘導体を含むことが、ポリアミドとの反応性が高いことから好ましい。
エチレン性不飽和結合含有モノマーとしては、不飽和カルボン酸およびその誘導体、水酸基含有エチレン性不飽和化合物およびエポキシ基含有エチレン性不飽和化合物からなる群から選択される少なくともいずれか1種またはこれらの2種以上の組合せが挙げられる。なお、エチレン性不飽和結合含有モノマーのうち、ポリアミドの末端のアミノ基との反応性が高いという理由から無水マレイン酸が最も好ましい。
不飽和カルボン酸およびその誘導体としては、塩化マロニル、マレイミド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無水ナジック酸、(メタ)アクリル酸、ナジック酸、マレイン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸ジメチルおよび(メタ)アクリル酸メチルからなる群から選択される少なくともいずれか1種またはこれらの2種以上の組合せが挙げられる。
水酸基含有エチレン性不飽和化合物としては、10−ウンデセン−1−オール、1−オクテン−3−オール、2−メタノールノルボルネン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシスチレン、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、グリセリンモノアリルエーテル、アリルアルコール、アリロキシエタノール、2−ブテン−1,4−ジオールおよびグリセリンモノアルコールからなる群から選択される少なくともいずれか1種またはこれらの2種以上の組合せが挙げられる。
エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物としては、グリシジルアクリレートおよびグリシジルメタクリレートからなる群から選択される少なくともいずれか1種またはこれらの2種以上の組合せが挙げられる。
有機過酸化物としては、ポリ−4−メチル−1−ペンテンにエチレン性不飽和結合含有モノマーをグラフト変性できれば特に限定されず、公知のものを使用できる。有機過酸化物としては、t−ブチルペルオキシベンゾエート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエートおよびジクミルペルオキシドからなる群から選択される少なくともいずれか1種またはこれらの2種以上の組合せが挙げられる。
<変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンの製造方法>
変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンは、ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、エチレン性不飽和結合含有モノマーと、有機過酸化物と、を加熱条件下でグラフト変性反応させることにより製造される。
ポリ−4−メチル−1−ペンテンの変性方法としては、一軸または二軸押出機を用い、あらかじめ十分に予備混合したポリ−4−メチル−1−ペンテンと、エチレン性不飽和結合含有モノマーおよび/またはその誘導体と、有機過酸化物と、を押出機の供給口より供給して混練を行う方法が挙げられる。
混練機のうち混練を行う部分のシリンダ温度は、特に限定されないが、好ましくは200℃以上であって300℃以下であり、より好ましくは220℃以上であって290℃以下である。温度が200℃よりも低いと変性ポリ−4−メチル−1−ペンテン中のグラフト量が向上しない場合があり、温度が300℃よりも高いと、ポリ−4−メチル−1−ペンテンの分解が起こる場合がある。混練時間は特に限定されないが、好ましくは0.1分間以上であって30分間以下であり、より好ましくは0.5分間以上であって5分間以下である。混練時間が0.1分に満たないと十分なグラフト量は得られない場合があり、また、混練時間が30分を超えると変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンの分解が起こる場合がある。
変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンの製造方法において、溶融混練で製造する場合、各成分の配合割合としては、ポリ−4−メチル−1−ペンテン100重量%に対して、エチレン性不飽和結合含有モノマーを好ましくは0.1重量%以上であって20重量%以下、より好ましくは0.3重量%以上であって10重量%、さらに好ましくは0.5重量%以上であって5重量%以下含み、有機過酸化物を好ましくは0.001重量%以上であって10重量%以下、より好ましくは0.005重量%以上であって5重量%以下、さらに好ましくは0.01重量%以上であって4重量%以下含む。
上述のようにして得られた変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンは、用いるエチレン性不飽和結合含有モノマーの種類により、カルボキシル基、酸無水物基またはこれらの誘導体、エポキシ基、水酸基、アミノ基、アミド基、イミド基、エステル基、アルコキシシラン基、酸ハライド基、芳香族環およびニトリル基などを有し、好ましくはカルボキシル基、酸無水物基またはこれらの誘導体、アミド基、エステル基、酸ハライド基を有し、より好ましくはカルボキシル基、酸無水物基、アミド基、エステル基、酸ハライド基を有する。
<クッション層中の各成分の含有量>
ポリアミドと、ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、オレフィン重合体またはオレフィン共重合体と、変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、の合計を100重量%として、クッション層220のポリアミドの含有量は10重量%以上であって50重量%以下が好ましく、より好ましくは20重量%以上であって40重量%以下である。上記の範囲にあれば、剥離層210とクッション層220の接着を損なわず、かつ、突き刺し強度が5.5N以上となる。
ポリアミドと、ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、オレフィン重合体またはオレフィン共重合体と、変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、の合計を100重量%として、クッション層220のポリ−4−メチル−1−ペンテンの含有量は30重量%以上であって70重量%以下が好ましく、より好ましくは40重量%以上であって60重量%以下である。上記の範囲にあれば、突き刺し強度の低下をもたらさずに剥離層210とクッション層220との剥離を低減することができる。
ポリアミドと、ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、オレフィン重合体またはオレフィン共重合体と、変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、の合計を100重量%として、クッション層220のオレフィン重合体またはオレフィン共重合体の含有量は5重量%以上であって15重量%以下が好ましい。上記の範囲にあれば、クッション層220の耐熱性を損なわずに成形性の改良ができる。
ポリアミドと、ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、オレフィン重合体またはオレフィン共重合体と、変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンと、の合計を100重量%として、クッション層220の変性ポリ−4−メチル−1−ペンテンの含有量は2重量%以上であって8重量%以下が好ましい。上記の範囲にあれば、ポリアミドとポリ−4−メチル−1−ペンテンとオレフィン重合体またはオレフィン共重合体との相溶化が進み、ポリ−4−メチル−1−ペンテンが有する剥離性を保持したまま、ポリアミドが有する突き刺し強度を発現させ、オレフィン重合体またはオレフィン共重合体による成形性の改良を行うことが可能になる。
本実施の形態において、クッション層220の厚みは5μm以上であって295μm以下であるのが好ましく、10μm以上であって290μm以下であるのがより好ましい。クッション層220の厚みがこの範囲であれば、クッション層220の強靭性を損なわず剥離性が良好な離型フィルム200となる。
<離型フィルムの製造方法>
本実施の形態に係る離型フィルム200は、剥離層210とクッション層220とを、共押出法や押出ラミネート法等で押出成形する押出成形工程を含む方法で製造することができる。
共押出法では、フィードブロック、マルチマニホールドダイなどを使用して剥離層形成材料とクッション層形成材料とを同時に押し出すことにより離型フィルム200を製造する。なお、図10に示されるように、共押出法では、ダイス510を通過した剥離層形成材料とクッション層形成材料とが積層された融解物Mは、矢印で示されるフィルム送り方向に給送されて、第1ロール530に誘導されると共にタッチロール520によって第1ロール530に固定化され、第1ロール530から脱離するまでの間に第1ロール530により冷却され、離型フィルム200となる。その後、その離型フィルム200は、第2ロール540により矢印で示されるフィルム送り方向の更に下流側に給送され、巻取ロール(図示せず)に巻き取られる。なお、このとき、第1ロール530の温度は30℃〜100℃であるのが好ましく、タッチロール520の温度は30℃〜100℃であるのが好ましく、第1ロール530に対する第2ロール540の周速比は0.990〜0.998であるのが好ましい。
押出しラミネート法では、押出機シリンダの温度を200〜300℃に設定して剥離層形成材料を押出し、その剥離層フィルムFをクッション層フィルムと合流させることにより剥離層フィルムFとクッション層フィルムとを積層して離型フィルム200を製造する。なお、押出しラミネート法では、図10に示されるように、ダイス510を通過した剥離層形成材料の融解物Mは、第1ロール530に誘導されると共にタッチロール520によって第1ロール530に固定化され、第1ロール530から脱離するまでの間に第1ロール530により冷却されて剥離層フィルムFとなる。その後、その剥離層フィルムFは、第2ロール540により矢印で示されるフィルム送り方向の更に下流側に給送される。そして、フィルム送り方向下流側に送られた剥離層フィルムFに、クッション層形成材料により形成されたクッション層フィルムが合流されて剥離層フィルムFと一体化され、離型フィルム200が製造される。なお、このようにして製造された離型フィルム200は、さらにフィルム送り方向下流側に設けられる巻取ロール(図示せず)に巻き取られる。なお、このときも、第1ロール530の温度は30℃〜100℃であるのが好ましく、タッチロール520の温度は30℃〜100℃であるのが好ましく、第1ロール530に対する第2ロール540の周速比は0.990〜0.998であるのが好ましい。
なお、必要に応じて、上述のようにして得られた離型フィルム200中のTPX樹脂の結晶化度を公知の熱処理装置により調節してもかまわない。例えば、テンター装置を使用し乾燥機の中にて離型フィルム200を熱固定する方法や熱処理ロールを使用して50℃〜220℃近辺で熱処理を行えばよい。
<変形例>
先の実施の形態では、クッション層220の一方の面側にのみ剥離層210が設けられる離型フィルム200を説明したが、図9に示されるように、クッション層220の両側に剥離層210a、210bが設けられる離型フィルム200Aも本発明の一実施の形態に含まれる。なお、以下、符号210aの剥離層を「第1剥離層」と称し、符号210bの剥離層を「第2剥離層」と称する。離型フィルム200Aは、第1剥離層210aが半導体装置100側に配され、第2剥離層210bが型300側に配されるように、型300に被覆される。すなわち、離型フィルム200Aは、封止樹脂等400および封止樹脂層401が第1剥離層210a上に設けられ、第2剥離層210bが型300に接するように配置され、クッション層220は第1剥離層210aと第2剥離層210bとの間に配置される。第1剥離層210aとクッション層220との間および第2剥離層210bとクッション層220との間には、アンカー層やプライマー層(接着層)を更に有してもよい。
第1剥離層210aは、先の実施の形態に係る剥離層210と同一の構造を有する。その一方、第2剥離層210bは、第1剥離層210aと同一の構造を有していてもよいし、第1剥離層210aと異なる構造を有していてもよい。後者の場合、第2剥離層210bとクッション層220と接着力が低下するおそれがあるが、そのような場合には、第2剥離層210bとクッション層220との間にアンカー層やプライマー層(接着層)を介在させてもよい。
本発明の実施の形態に係る離型フィルム200Aは、突き刺し強度が5.5N以上であることが好ましく、突き刺し強度が5.7N以上20N以下であることがさらに好ましい。
離型フィルム200Aの突き刺し強度がこの範囲内であれば、樹脂封止半導体装置の製造方法において、封止樹脂成形プロセスにおいて、離型フィルム200Aに穴が開かずに成形することができる。
<実施例>
以下、実施例を示して本発明をより詳細に説明する。
(実施例1)
剥離層形成材料としては、TPX樹脂(三井化学株式会社製のTPX(登録商標)、DX310)を用いた。クッション層形成材料としては、以下の製造例に従い作製した樹脂組成物を用いた。ポリ−4−メチル−1−ペンテン(三井化学株式会社製)DX310を100重量%と、無水マレイン酸1重量%と、有機過酸化物として、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3を0.02重量%とを、2軸押出機(株式会社池貝、PCM45、φ=45mm,L/D=30)にて、シリンダ温度:270℃で、溶融混練を3分間行い、マレイン酸変性ポリ−4−メチル−1−ペンテン(D)(MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/260℃、5kg荷重)100g/10分)を得た。収率は90%であった。
ポリ−4−メチル−1−ペンテン(A)は、三井化学株式会社製DX310(MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/260℃、5kg荷重)100g/10分、融点(Tm)226℃)を用いた。また、ポリアミド(B)としては、宇部興産株式会社製1013B(ポリアミド6、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/230℃、2.16kg荷重)40g/10分)を使用した。また、オレフィン(共)重合体(C)としては、三井化学株式会社製BL4000(1−ブテン単独重合体、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/190℃、2.16kg荷重)1.8g/10分、融点(Tm)125℃)を使用した。
上記ポリ−4−メチル−1−ペンテン(A)、ポリアミド(B)、オレフィン(共)重合体(C)および変性ポリ4−メチル−1−ペンテン(D)をそれぞれ表1に記載の配合量で、二軸押出機(株式会社テクノベル製、KZW−15、スクリュー径15mm、L/D=30、温度270℃、回転数200rpm)にて溶融混練し、樹脂組成物を得た。次に、共押出法を利用して、クッション層の表裏に同一の剥離層を有する離型フィルム(図9参照)を作製した。なお、具体的には、フィードブロックと単層ダイスを使用してTPX樹脂、上記樹脂組成物およびTPX樹脂を同時に押し出して離型フィルムを作製した。なお、このときの第1ロール530の温度は30℃であり、タッチロール520の温度は30℃であり、第1ロール530に対する第2ロール540の周速比は0.990であった。この離型フィルムの剥離層の厚みは表裏共に15μmであり、クッション層の厚みは20μmであった。
(実施例2)
オレフィン(共)重合体(C)として三井化学株式会社製BL3450(ブテン・エチレン共重合体、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/190℃、2.16kg荷重)4g/10分、融点(Tm)104℃)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例3)
オレフィン(共)重合体(C)として三井化学株式会社製BL2481(ブテン・プロピレン共重合体、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/190℃、2.16kg荷重))4g/10分、融点(Tm)75℃)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例4)
オレフィン(共)重合体(C)として三井化学株式会社製XM7070(プロピレン・ブテン共重合体、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/230℃、2.16kg荷重))7g/10分、融点(Tm)70℃)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例5)
オレフィン(共)重合体(C)としてプライムポリマー株式会社製F327(プロピレン・エチレンランダム共重合体、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/230℃、2.16kg荷重))7g/10分、融点(Tm)138℃)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例6)
ポリアミド(B)として東レ社製CM3001−N(ポリアミド6,6、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/275℃、2.16kg荷重)52g/10分)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例7)
ポリアミド(B)として東レ社製CM3301(ポリアミド6−6,6共重合体、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/275℃、2.16kg荷重)60g/10分)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例8)
ポリアミド(B)としてARKEMA社製Rilsan BMNOP40D(ポリアミド11、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/230℃、2.16kg荷重)42g/10分)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例9)
ポリアミド(B)として宇部興産社製3020U(ポリアミド12、MFR(測定方法/ASTM D1238、測定条件/235℃、2.16kg荷重)20g/10分)を使用する他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例10)
剥離層厚みを裏表共に5μmとした他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例11)
剥離層厚みを裏表共に10μmとした他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例12)
剥離層厚みを裏表共に145μmとし、クッション層厚みを10μmとした他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例13)
クッション層厚みを5μmとした他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例14)
クッション層厚みを10μmとした他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例15)
クッション層厚みを290μmとし、剥離層厚みを裏表共に5μmとして他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例16)
ポリアミドの量を15重量%とし、ポリ−4−メチル−1−ペンテンを70.7重量%とした他は実施例1と同様にして作製した。
(実施例17)
ポリアミドの量を45重量%とし、ポリ−4−メチル−1−ペンテンを40.7重量%とした他は実施例1と同様にして作製した。
2.離型フィルムの評価
(1)離型フィルムの成形品外観の評価
先ず、型温度125℃の条件下、上述のようにして得られた離型フィルムを、100個の半球状凹部(半径1.0mm)を有する型に被せ、空気吸引機を用いて700Torrで空気孔から半球状凹部中の空気を排出し、離型フィルムを半球状凹部を有する型表面に沿わせた(図2および図3参照)。
また、上述の状態で、離型フィルムに覆われた半球状凹部に硬化性シリコーン組成物を注入した後、型に半導体装置を圧接しながら、その硬化性シリコーン組成物を125℃の温度下で5分間、熱硬化させた。そして、「硬化性シリコーン組成物の硬化物が半球状凹部に100個中100個が転写したもの」をA評価とし、「硬化性シリコーン組成物の硬化物が半球状凹部に100個中90〜99個が転写したもの」をB評価とし、「硬化性シリコーン組成物の硬化物が半球状凹部に100個中90個未満が転写したもの」をC評価とした。
なお、表1に示すように、本実施例に係る離型フィルムを用いて得られた硬化物(成形品)の外観はAおよびB評価であった。
(2)離型フィルムの穴開きの評価
脱型した後に、「離型フィルムに穴が開いていないもの」をA評価とし、「離型フィルムに1〜2個の穴が開いているもの」をB評価とし、「離型フィルムに2個以上穴が開いているもの」をC評価とした。なお、表1に示すように、本実施例に係る離型フィルムはAおよびB評価であった。
(3)離型フィルムの突き刺し強度
離型フィルムの突き刺し強度は、「島津製作所(株)製オートグラフAG−2000B」を用いて測定した。具体的には、離型フィルムを幅70mm、長さ500mmに切りだして試験片を作製した後、φ1mm、先端の曲率半径が0.5mmの針を用い、試験速度500mm/minとした以外は、JIS Z1707 7.4に記載されている方法に準拠して測定を行った。そして、「突き刺し強度が5.7N以上、20N以下の離型フィルム」をA評価とし、「突き刺し強度が5.5N以上、5.7N以下の離型フィルム」をB評価とし、「突き刺し強度が5.5N未満の離型フィルム」をC評価とした。なお、表1に示すように、本実施例に係る離型フィルムはAおよびB評価であった。
(比較例1)
押出法を利用して、TPX樹脂の単層型離型フィルムを作製した。なお、この単層型離型フィルムの厚みは50μmであった。そして、実施例1と同様にしてこの単層型離型フィルムの評価を行った。
表1に示すように、評価の結果、成形品外観はA評価であった。また、本比較例に係る単層型離型フィルムの穴開き評価はC判定であり、同単層型離型フィルムの突き刺し強度はC判定であった。
(比較例2〜6)
押出法を利用して、実施例1〜5で使用したクッション層樹脂の単層型フィルムを作製した。なお、この単層型離型フィルムの厚みは50μmであった。そして、実施例1と同様にしてこの単層型離型フィルムの評価を行った。
表1に示すように、評価の結果、成形品外観はC評価であった。また、本比較例に係る単層型離型フィルムの穴開き評価はA判定であり、同単層型離型フィルムの突き刺し強度はA判定であった。
Figure 2015162501
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100 半導体装置
101 成形体
110 支持体
120 半導体素子
130 ボンディングワイヤ
200 離型フィルム
200A 離型フィルム
210 剥離層
210a 第1剥離層
210b 第2剥離層
220 クッション層
300 型
310 凹部
311 離型凹部
320 空気孔
330 平面部
340 段差平面部
400 封止樹脂等(封止樹脂または封止樹脂前駆体)
401 封止樹脂層
510 ダイス
520 タッチロール
530 第1ロール
540 第2ロール

Claims (6)

  1. 半導体素子を含む半導体装置を供する工程と、
    凹部を表面に有する型を供する工程と、
    ポリアミド樹脂を含むクッション層と、前記クッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層と、を有する離型フィルムを、少なくとも前記凹部に添うように型に固着する工程と、
    前記凹部内を含む前記離型フィルム上に封止樹脂または封止樹脂前駆体を供給する工程と、
    前記封止樹脂内または前記封止樹脂前駆体内に前記半導体素子が浸漬されるように半導体装置と型とを配置する工程と、
    前記半導体素子を前記封止樹脂または前記封止樹脂前駆体に浸漬させた状態で、前記封止樹脂または前記封止樹脂前駆体を硬化する工程と、
    を備えることを特徴とする樹脂封止半導体装置の製造方法。
  2. 前記離型フィルムは、突き刺し強度が5.5N以上であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体素子は、光素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂封止半導体装置の製造方法。
  4. 半導体装置を樹脂封止する樹脂封止半導体装置の封止樹脂成形プロセスにおいて、型と前記半導体装置との間に配される離型フィルムであって、ポリアミド樹脂を含むクッション層と、前記クッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層と、を備えることを特徴とする樹脂封止半導体装置製造用離型フィルム。
  5. 前記離型フィルムは、突き刺し強度が5.5N以上であることを特徴とする請求項4に記載の樹脂封止半導体装置製造用離型フィルム。
  6. 半導体装置を樹脂封止する樹脂封止半導体装置の封止樹脂成形プロセスにおいて、型と前記半導体装置との間に配される離型フィルムの製造方法であって、ポリアミド樹脂を含むクッション層と、前記クッション層の少なくとも一方の面に設けられる剥離層と、を押出成形する工程を備えることを特徴とする樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムの製造方法。
JP2014035391A 2014-02-26 2014-02-26 樹脂封止半導体装置製造用離型フィルム、樹脂封止半導体装置製造用離型フィルムの製造方法及び樹脂封止半導体装置の製造方法 Active JP6398221B2 (ja)

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