JP2015161888A - 歌唱対戦カラオケシステム - Google Patents

歌唱対戦カラオケシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2015161888A
JP2015161888A JP2014038383A JP2014038383A JP2015161888A JP 2015161888 A JP2015161888 A JP 2015161888A JP 2014038383 A JP2014038383 A JP 2014038383A JP 2014038383 A JP2014038383 A JP 2014038383A JP 2015161888 A JP2015161888 A JP 2015161888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
singing
song
user
value
karaoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014038383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6219750B2 (ja
Inventor
橘 聡
Satoshi Tachibana
聡 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Daiichikosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichikosho Co Ltd filed Critical Daiichikosho Co Ltd
Priority to JP2014038383A priority Critical patent/JP6219750B2/ja
Publication of JP2015161888A publication Critical patent/JP2015161888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6219750B2 publication Critical patent/JP6219750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 歌唱傾向が異なる歌唱者が歌唱対戦を行う場合に、歌まね歌唱者にとって不利とならず、聴者の感覚とも一致した歌唱採点値を算出する。【解決手段】 歌まね歌唱判定手段50により、各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上であり、かつ、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差が所定値以上であると判定された場合に、歌唱対戦楽曲について、歌唱採点値の低い利用者の歌唱採点履歴として記憶されている歌唱技法特徴と、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63に記憶されている原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出し、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合に、歌まね挑戦であると判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、一組の利用者が同一のカラオケ楽曲を歌唱して、それぞれの歌唱採点値を競う歌唱対戦カラオケシステムにおいて、利用者が歌まね歌唱を行っている場合に、当該歌まね歌唱を評価した歌唱採点値を算出するようにした歌唱対戦カラオケシステムに関するものである。
現在普及しているカラオケシステムでは、利用者の歌唱の巧拙を採点する歌唱採点機能を有しており、音程、テンポ、音量等だけではなく、ビブラート、シャクリ、フォール等、種々の歌唱技法を採点することができるようになっている。また、一組の利用者が同一のカラオケ楽曲を歌唱して、それぞれの歌唱採点値を競う歌唱対戦を行うカラオケシステムがある(特許文献1、特許文献2参照)。さらに、一般的な歌唱採点ではなく、原アーティストの歌唱技法をまねた歌唱について、原アーティストの歌唱技法との近似度を採点するカラオケシステムもある(特許文献3参照。)。
特許文献1に開示された技術は、歌唱対戦ゲームを実現するための通信カラオケシステムに関するものであり、通信カラオケ装置による演奏記録を記憶する演奏記録データベースと、歌唱対戦ゲームに参加を表明する通信カラオケ装置と演奏記録データベースに記憶された演奏記録とを選択源として歌唱対戦ゲームの対戦者を組み合わせる組合手段、各通信カラオケ装置による演奏及び演奏記録データベースから読み出された演奏記録に基づいて組合手段により組み合わされた対戦者を順位付する順位付手段とを備えている。そして、演奏記録データベースに記憶された演奏記録をあたかも通信カラオケ装置による演奏者と同等の対戦者として随意に選択できるようにして、歌唱対戦ゲームに参加を表明する通信カラオケ装置の数が不十分な場合であっても、好適な歌唱対戦ゲームを実行できるとしている。
特許文献2に開示された技術は、原アーティストの歌唱あるいはそれに近い歌唱に対して高得点を与えることが可能なカラオケ装置に関するものであり、楽曲データに基づき演奏曲を演奏する演奏手段と、利用者の音声を入力する音声入力手段と、利用者の歌唱に基づいて生成される歌唱データである歌声データを取得する歌声データ取得手段と、演奏曲の歌手の歌唱に基づいて生成された歌手の歌唱データと、歌声データ取得手段により取得された利用者の歌声データとを比較する歌声データ比較手段とを備えている。
特許文献3に開示された技術は、歌まね歌唱採点を行うことが可能なカラオケシステムに関するもので、カラオケ楽曲毎に歌唱基準リファレンスデータを記憶する歌唱基準リファレンスデータ記憶手段と、アーティスト毎にその歌唱技法特徴、発現位置及び発現区間を含んだ歌まねリファレンスデータを記憶する歌まねリファレンスデータ記憶手段と、利用者が任意のカラオケ楽曲を歌唱した際に、マイクロホンより入力された当該利用者の音声信号から抽出した歌唱評価データと、当該カラオケ楽曲の歌唱基準リファレンスデータと、当該カラオケ楽曲の原アーティストに対応した歌まねリファレンスデータとに基づいて、歌まねの巧拙を採点する歌唱採点手段とを備えている。
特開2007−9368公報 特開平10−149184号公報 特開2013−231881号公報
上述したように、カラオケ楽曲を歌唱する際に、当該カラオケ楽曲の原アーティスト(持ち歌歌手)の歌唱技法を取り入れて歌唱を行う場合がある(歌まね歌唱)。この歌まね歌唱が上手であると、聴者とってみれば、原アーティストの歌唱とよく似ているように聞こえるため、歌まね歌唱に対する評価は高くなる。しかし、原アーティストは、それぞれ特徴的な歌唱技法を用いて歌唱を行っているため、一般的な歌唱採点システムを使用して歌まね歌唱を採点した場合には、歌唱採点値が低くなり、実際に聴者が受ける印象とは異なった歌唱採点値となってしまう。このような問題に対して、特許文献2や特許文献3に開示された技術が存在する。
ところで、歌唱採点を行う場合の歌唱者を大別すると、高得点を出すのが得意な「高得点歌唱者」と、原アーティストの歌まねを行う「歌まね歌唱者」と、それ以外の「一般歌唱者」とが存在する。そして、歌唱対戦を行う場合に、歌唱傾向が同一の歌唱者が対戦すれば、同一の基準で採点しても、歌唱者自らにとっても、聴者にとっても納得できる歌唱採点値が算出されることになる。
しかし、一方の歌唱者が「高得点歌唱者」であり、他方の歌唱者が「歌まね歌唱者」である場合には、歌唱採点基準であるリファレンスデータの音高情報に対して、忠実に歌唱を行うことが得意な「高得点歌唱者」の歌唱採点値が高くなり、原アーティストの歌唱技法を取り入れることによりファレンスデータの音高情報から外れて歌唱することが多い「歌まね歌唱者」の歌唱採点値が低くなることがある。このような歌唱対戦では、歌唱者自らにとっても、聴者にとっても納得できる歌唱採点値が算出されないことになってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、歌唱傾向が異なる歌唱者が歌唱対戦を行う場合に、歌まね歌唱者にとって不利とならず、聴者の感覚とも一致した歌唱採点値を算出することが可能な歌唱対戦カラオケシステムを提供することを目的とする。
本発明の歌唱対戦カラオケシステムは、上述した事情に鑑み提案されたもので、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明の歌唱対戦カラオケシステムは、一組の利用者が同一のカラオケ楽曲を歌唱して、それぞれの歌唱採点値を競う歌唱対戦カラオケシステムにおいて、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段と、利用者別歌唱履歴記憶手段と、歌唱対戦楽曲設定手段と、歌唱採点値比較判定手段と、歌まね歌唱判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段は、各カラオケ楽曲の原曲アーティストの原歌唱技法特徴を、各カラオケ楽曲の楽曲IDと紐付けし、楽曲別原歌唱技法特徴データとして記憶するための手段である。利用者別歌唱履歴記憶手段は、各利用者が歌唱したカラオケ楽曲の楽曲IDと、歌唱技法特徴と、当該カラオケ楽曲の歌唱採点値とを紐付けし、利用者別歌唱履歴データとして記憶するための手段である。
歌唱対戦楽曲設定手段は、一組の利用者が任意のカラオケ楽曲について歌唱採点値を競うことを指定して選曲予約を行うと、歌唱採点値を競う任意のカラオケ楽曲の楽曲IDと、各利用者の利用者IDとを紐付けするとともに、歌唱対戦であることを示す情報を設定し、歌唱対戦楽曲データを生成するための手段である。歌唱採点値比較判定手段は、歌唱対戦であることを示す情報が設定されたカラオケ楽曲の演奏に際して、当該カラオケ楽曲の楽曲ID及び利用者IDに基づいて利用者別歌唱履歴データを参照し、当該楽曲IDに紐付けられた各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上か否か、各利用者の歌唱採点値の差が所定値以上か否かを判定するための手段である。
歌まね歌唱判定手段は、各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上であり、かつ、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差が所定値以上であると判定された場合に、歌唱対戦楽曲について、歌唱採点値の低い利用者の歌唱採点履歴として記憶されている歌唱技法特徴と、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段に記憶されている原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出し、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合に、歌まね挑戦であると判定するための手段である。
また、上述した構成に加えて、歌まね歌唱判定手段により、歌まね挑戦であると判定された場合に、特定された歌まね歌唱者の表示を制御する歌まね歌唱者表示制御手段を備えることが可能である。
また、上述した構成に加えて、歌まね歌唱判定手段により、歌まね挑戦であると判定された場合に、歌唱採点で用いる音高の採点基準値に関して、通常の採点基準値と比較してピッチ幅を広げた歌まね採点基準値を用いて、各利用者の歌唱採点を行うことが可能である。
また、上述した構成に加えて、歌まね採点基準値において、通常の採点基準値と比較して広げるピッチ幅は、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差に応じて変化させることが可能である。
このような構成からなる歌唱対戦カラオケシステムでは、予め、各カラオケ楽曲の原曲アーティストの原歌唱技法特徴をデータ化しておき、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段の機能により、当該原歌唱技法特徴と、各カラオケ楽曲の楽曲IDとを紐付けして、楽曲別原歌唱技法特徴データとして記憶する。楽曲別原歌唱技法特徴データとは、歌唱技法特徴、発現位置及び発現区間を含んだ、アーティスト毎楽曲別のリファレンスデータであり、例えば、原歌唱技法特徴データベースとして記憶する。
また、予め、利用者の歌唱技法特徴をカラオケ楽曲毎にデータ化しておき、利用者別歌唱履歴記憶手段の機能により、当該カラオケ楽曲の楽曲IDと、歌唱技法特徴と、当該カラオケ楽曲の歌唱採点値や歌唱採点平均値とを紐付けし、利用者別歌唱履歴データとして記憶する。利用者別歌唱履歴データとは、歌唱技法特徴、発現位置及び発現区間、歌唱採点値や歌唱採点平均値を含んだ、利用者毎楽曲別の歌唱履歴データであり、例えば、利用者別歌唱履歴データデータベースとして記憶する。
また、利用者が選曲予約を行う際に、歌唱対戦を指示すると、歌唱対戦楽曲設定手段の機能により、歌唱対戦の対象となるカラオケ楽曲の楽曲IDと、各利用者の利用者IDとを紐付けするとともに、歌唱対戦であることを示す情報(例えば、歌唱対戦フラグ)を設定し、歌唱対戦楽曲データを生成する。この歌唱対戦楽曲データは、選曲予約楽曲の演奏順番を記述した予約待ち行列の一態様としてもよい。
対戦カラオケ楽曲の演奏に際して、歌唱採点値比較判定手段の機能により、一方の歌唱者が高得点歌唱者であり、他方の歌唱者が歌まね歌唱者の可能性があるか否かを判定する。すなわち、歌唱対戦者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上であり、かつ、利用者の歌唱採点値の差が所定値以上か否かを判定する。
そして、歌唱対戦者の歌唱採点値のいずれか一つ以上が所定値以上であり、かつ、利用者の歌唱採点値の差が所定値以上である場合には、高得点歌唱者と歌まね歌唱者との歌唱対戦である可能性が高いため、歌まね歌唱判定手段の機能により、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴と原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出し、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合に、歌まね挑戦であると判定する。なお、歌まね挑戦とは、歌まね歌唱者と高得点歌唱者とが歌唱採点値を競う歌唱対戦のことである。
歌まね挑戦である場合には、歌まね歌唱者表示制御手段の機能により、歌まね歌唱者が誰であるかを表示するための制御を行い、聴者等に歌まね挑戦であることを報知することが好ましい。
歌まね挑戦である場合には、歌唱採点のリファレンスデータについて、音高の採点基準値を変更する。すなわち、通常の採点基準値と比較してピッチ幅を広げた歌まね採点基準値を用いて採点を行うことが好ましい。
この際、通常の採点基準値と比較して広げるピッチ幅は、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差に応じて変化させることができる。
本発明の歌唱対戦カラオケシステムでは、高得点歌唱者と歌まね歌唱者とが歌唱対戦を行うと判定した場合に、通常の採点基準値と比較してピッチ幅を広げた歌まね採点基準値を用いて採点を行うことにより、歌まね歌唱者にとって不利とならず、聴者の感覚とも一致した歌唱採点を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係る歌唱対戦カラオケシステムの構成を示すブロック図。 楽曲別原歌唱技法特徴データの構成を示す説明図。 利用者別歌唱履歴データの構成を示す説明図。 本発明の実施形態に係る歌唱対戦カラオケシステムにおける歌唱採点の手順を示すフローチャート。 歌唱対戦における採点結果表示の一例を示す模式図。
図面を参照して、本発明の歌唱対戦カラオケシステムの実施形態について説明する。図1〜図5は本発明の実施形態に係る歌唱対戦カラオケシステムに関するもので、図1は歌唱対戦カラオケシステムの構成を示すブロック図、図2は楽曲別原歌唱技法特徴データの構成を示す説明図、図3は利用者別歌唱履歴データの構成を示す説明図、図4は歌唱採点の手順を示すフローチャート、図5は歌唱対戦(歌まね挑戦)における採点結果表示の一例を示す模式図である。
<歌唱対戦カラオケシステムの概要>
本発明の実施形態に係る歌唱対戦カラオケシステム10は、図1に示すように、一組の利用者が同一のカラオケ楽曲を歌唱して、それぞれの歌唱採点値を競う歌唱対戦カラオケシステム10において、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63、利用者別歌唱履歴記憶手段64、歌唱対戦楽曲設定手段48、歌唱採点値比較判定手段49、歌まね歌唱判定手段50を備えている。また、これらの手段に加えて、歌まね歌唱者表示制御手段51を備えることが可能である。
なお、以下の説明において、プログラムとは、RAM等に記憶され、CPU等のハードウェアで実行されることにより、その機能を発揮するソフトウェアだけではなく、同等の機能を発揮することが可能な論理回路も含む概念である。
<カラオケ装置>
本発明の実施形態に係る歌唱対戦カラオケシステム10を適用するカラオケ装置30は、図1に示すように、カラオケ本体31、カラオケリモコン装置32、スピーカ33、マイクロホン34、表示装置35、ミキシングアンプ36を備えている。また、カラオケ装置30は、ルータ40及び伝送路20を介して、他のカラオケ装置30及びセンターサーバ60とネットワーク接続されている。
<伝送路>
伝送路20は、専用電話回線、汎用回線(一般電話回線)、インターネット、光通信網、LAN及びこれらを組み合わせた通信回線等を使用することができる。使用する伝送路20は、カラオケ装置30が設置された環境等に応じて、適宜選択することができる。
<センターサーバ>
センターサーバ60は、会員情報の管理、カラオケ装置30に対する楽曲データの配信等を行うとともに、楽曲別原歌唱技法特徴データベース65a、利用者別歌唱履歴データベース65bを格納したサーバである。センターサーバ60は、主要な構成要素として、サーバ制御手段61、サーバ通信制御手段62、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63、利用者別歌唱履歴記憶手段64、データ記憶手段65を備えている。また、単独のセンターサーバ60により、上述した複数の機能を実現するのではなく、各機能に特化したサーバを設け、各サーバにより各機能を実現してもよい。この際、仮想化技術により、1つのサーバに複数の機能を持たせることもできる。
<サーバ制御手段/サーバ通信制御手段/データ記憶手段>
サーバ制御手段61は、CPU等を備えてセンターサーバ60を総合的に制御するための電子回路からなり、ROM等に記憶された制御プログラムに従ってCPU等が動作することにより、センターサーバ60の動作を制御する。サーバ通信制御手段62は、伝送路20を介して、カラオケ装置30や他のサーバ等の間でデータを送受信する際に、データ通信の整合性を確保するための電子回路及びプログラムからなる。データ記憶手段65は、会員情報データ、楽曲データ等の各種のデータと、楽曲別原歌唱技法特徴データベース65a及び利用者別歌唱履歴データベース65bを記憶するHDD等の大容量記憶装置からなる。
<楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段>
楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63は、各カラオケ楽曲の原曲アーティストの原歌唱技法特徴を、各カラオケ楽曲の楽曲IDと紐付けし、楽曲別原歌唱技法特徴データとして記憶するためのプログラムからなる。
本実施形態の歌唱対戦カラオケシステム10では、予め、各カラオケ楽曲の原曲アーティストの原歌唱技法特徴をデータ化しておき、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63の機能により、当該原歌唱技法特徴と、各カラオケ楽曲の楽曲IDと紐付けして、楽曲別原歌唱技法特徴データベース65aとして記憶する。歌唱技法特徴とは、例えば、ビブラートタイプ(上昇型、下降型、ペナント型)、シャープ傾向(基準音高に対してシャープする傾向[弱][強])、フラット傾向(基準音高に対してフラットする傾向[弱][強])、基準伴奏に対する発音位置のずれ(伴奏に対して歌唱が遅い場合のタメ、伴奏に対して歌唱が早い場合の走り)、フォール(特定の歌唱位置及び区間で、発声の終わりの部分の音程を下げる)、シャクリ、ファルセット、コブシ、声質(ブレッシー、ハスキー、クリア等)等のことである。
楽曲別原歌唱技法特徴データとは、上述した歌唱技法特徴、発現位置及び発現区間を含んだ、アーティスト毎楽曲別のリファレンスデータであり、楽曲別原歌唱技法特徴データベース65aとして記憶される。楽曲別原歌唱技法特徴データは、図2に示すように、アーティスト毎楽曲別に、歌唱技法特徴の発現位置及び発現区間からなるデータである。
<利用者別歌唱履歴記憶手段>
利用者別歌唱履歴記憶手段64は、各利用者が歌唱したカラオケ楽曲の楽曲IDと、歌唱技法特徴と、当該カラオケ楽曲の歌唱採点値(図示しない)や歌唱採点平均値とを紐付けし、利用者別歌唱履歴データとして記憶するためのプログラムからなる。
本実施形態の歌唱対戦カラオケシステム10では、予め、各カラオケ楽曲に利用者の歌唱技法特徴をデータ化しておき、利用者別歌唱履歴記憶手段64の機能により、当該カラオケ楽曲の楽曲IDと、歌唱技法特徴と、当該カラオケ楽曲の歌唱採点値とを紐付けし、利用者別歌唱履歴データとして記憶する。
利用者別歌唱履歴データとは、歌唱技法特徴、発現位置及び発現区間、歌唱採点値や歌唱採点平均値を含んだ、利用者毎楽曲別の歌唱履歴データであり、利用者別歌唱履歴データデータベースとして記憶する。利用者別歌唱履歴データは、図3に示すように、利用者毎楽曲別に、歌唱技法特徴の発現位置及び発現区間と、歌唱採点値の平均値からなるデータである。なお、図3に示す例では、歌唱採点平均値を利用者別歌唱履歴データの構成データとしているが、歌唱毎の歌唱採点値、歌唱採点値の標準偏差等を構成データとしてもよい。
<カラオケリモコン装置>
カラオケリモコン装置32は、ユーザインタフェース機能を備えており、ルータ40を介して、カラオケ本体31のネットワーク送受信手段41との間でデータの送受信を行うようになっている。このカラオケリモコン装置32は、楽曲検索手段32aとして機能するプログラム、楽曲索引データベース32b、種々のデータを記憶するためのデータ記憶部32c、データの入出力を行うための入出力表示部32dを備えている。このカラオケリモコン装置32に付帯するスイッチ類や、入出力表示部32dに表示される各種のアイコン等を操作することにより、選曲操作等が行われる。
<楽曲検索手段/楽曲索引データベース>
楽曲検索手段32aは、利用者の指示に基づき、楽曲索引データベース32bを参照して楽曲を検索するためのプログラムからなる。楽曲索引データベース32bは、カラオケ装置30で演奏に供されるカラオケ楽曲について、その属性情報を記述したデータベースであり、例えば、楽曲番号・曲名・アーティスト名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・デュエット曲か否かなど、種々の属性情報がこれに含まれている。
<マイクロホン>
マイクロホン34は、歌唱音声の入力を行うための装置である。マイクロホン34から入力された歌唱音声信号は、ミキシングアンプ36により、音楽再生制御手段52から送出される演奏音声信号とミキシングされると共に増幅され、スピーカ33へ出力される。また、マイクロホン34から入力された歌唱音声信号を、A/Dコンバータ53によりデジタル変換して、歌唱採点手段47における歌唱採点処理等に使用する。
<表示装置>
表示装置35は、カラオケ楽曲に関連した背景映像や歌詞テロップ、通信デュエットの相手映像等を表示するための装置で、例えば、液晶ディスプレイ等により構成される。
<カラオケ本体>
カラオケ本体31は、ネットワーク送受信手段41、中央制御手段42、ROM43、RAM44、HDD45、予約管理手段46、歌唱採点手段47、歌唱対戦楽曲設定手段48、歌唱採点値比較判定手段49、歌まね歌唱判定手段50、歌まね歌唱者表示制御手段51、音楽再生制御手段52、A/Dコンバータ53、映像再生制御手段54を備えている。なお、歌まね歌唱者表示制御手段51は、歌まね歌唱者が誰であるかを表示する場合に必要となる手段であり、当該処理を行わない場合には、省略することができる。
<中央制御手段>
中央制御手段42は、カラオケ本体31を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM43等に記憶されたプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
<ROM/RAM>
ROM43は、カラオケ本体31を構成する各機器を制御するためのプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM44は、プログラムや各種データを一時的に記憶する一時記憶領域として機能するもので、例えば半導体メモリ等で構成される。
本実施形態では、RAM44に、予約待ち行列44aが記憶されるようになっている。なお、予約待ち行列44aは、選曲予約されたカラオケ楽曲について、演奏順に楽曲IDを並べて構成されたデータテーブルであり、選曲予約者の利用者ID等、他の識別データが紐付けされている場合もある。
<HDD>
HDD45は、大容量記憶装置として機能するもので、楽曲データベース45a、映像データベース45bが格納されている。なお、HDD45に替えて、あるいはHDD45と共に、データを書き替え可能なDVD等の大容量記憶装置を用いてもよい。
<楽曲データベース/映像データベース>
楽曲データベース45aは、演奏制御データ(MIDI規格のデータ)及び歌詞描出データが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ構成されたデータベースである。演奏制御データは、各楽曲の演奏を制御するためのデジタルデータであり、歌詞描出データは演奏に同期した歌詞文字の表示タイミングデータ及び色変わりデータを含んでいる。映像データベース45bは、演奏されるカラオケ楽曲に対応した背景映像を、当該カラオケ楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
<予約管理手段>
予約管理手段46は、任意の利用者が選曲予約する際に、当該選曲されたカラオケ楽曲の楽曲IDを含む予約待ち行列44aを作成して管理するためのプログラムからなる。すなわち、予約管理手段46は、利用者により楽曲検索手段32aの機能を用いて選曲された楽曲IDを演奏順に並べて予約待ち行列44aを作成し、この予約待ち行列44aをRAM44に格納して管理する。また、予約待ち行列44aに選曲者の利用者IDを含める場合には、利用者IDの取得が必要となる。さらに、予約待ち行列44aを歌唱対戦楽曲データとする場合には、対戦する各利用者の利用者IDと、歌唱対戦であることを示す情報(例えば、歌唱対戦フラグ)を構成データとする。
利用者IDは、利用者IDカードに記憶された利用者IDをカードリーダ(図示しない)により読み取り、あるいは、カラオケリモコン装置32の入出力表示部32dを用いて入力された利用者ID及びパスワードに基づいて取得すればよい。さらに、利用者が携帯する携帯情報端末を用いて予約を行う機能を有する場合には、当該携帯情報端末の機器IDに紐付けされた利用者IDを取得してもよい。また、カラオケ装置30を使用する際に、利用者に対して一時的に利用者IDを付与してもよい。
<音楽再生制御手段>
音楽再生制御手段52は、楽曲IDに基づいて演奏データから抽出された演奏制御データを用いて、音源データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ36に出力するための電子機器及びプログラムからなる。上述したように、ミキシングアンプ36は、マイクロホン34から入力された歌唱者の歌唱音声信号と、音楽再生制御手段52から送出される演奏音声信号とをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ33より出力するための装置である。
<映像再生制御手段>
映像再生制御手段54は、カラオケ楽曲の演奏中に、映像データベース45bから抽出した背景映像データと、演奏データに含まれる歌詞描出データに基づいて作成される歌詞文字とを、当該カラオケ楽曲の演奏データに同期させて表示装置35に出力するためのプログラムからなる。
<歌唱採点手段>
歌唱採点手段47は、利用者がカラオケ楽曲の歌唱を行う際に、マイクロホン33から入力された当該利用者の歌唱音声と、当該カラオケ楽曲の採点リファレンスデータとを所定の歌唱区間毎に比較して歌唱採点値を算出するためのプログラムからなる。
本実施形態の歌唱採点手段47では、歌唱対戦における特殊な歌唱採点を行うことができる。すなわち、高得点歌唱者と歌まね歌唱者とが歌唱対戦を行う場合には、歌唱採点のリファレンスデータについて、音高の採点基準値を変更し、通常の採点基準値と比較してピッチ幅を広げた歌まね採点基準値を用いて採点を行う。例えば、通常の採点基準では、リファレンスデータを基準値として、ピッチ幅を±35セントに設定している場合は、歌まね採点基準値では、ピッチ幅を±50〜60セントに広げる。さらに、歌まね採点基準値におけるピッチ幅を半音(±100セント)まで広げてもよい。これにより、通常の音高重視の採点基準から歌唱技法を重視した歌まね採点基準として採点を行うことができる。
また、通常の採点基準値と比較して広げるピッチ幅は、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差に応じて変化させてもよい。例えば、歌唱採点値の差に比例してピッチ幅を広げることにより、さらに一層、歌まね歌唱者の歌唱採点値が聴者の感覚と一致したものとなる。
<歌唱対戦楽曲設定手段>
歌唱対戦楽曲設定手段48は、一組の利用者が任意のカラオケ楽曲について歌唱採点値を競うことを指定して選曲予約を行うと、歌唱採点値を競う任意のカラオケ楽曲の楽曲IDと、各利用者の利用者IDとを紐付けするとともに、歌唱対戦であることを示す情報を設定し、歌唱対戦楽曲データを生成するためのプログラムからなる。
すなわち、利用者が選曲予約を行う際に、歌唱対戦を指示すると、歌唱対戦楽曲設定手段48の機能により、歌唱対戦の対象となるカラオケ楽曲の楽曲IDと、各利用者の利用者IDとを紐付けするとともに、歌唱対戦であることを示す情報を設定し、歌唱対戦楽曲データを生成する。この歌唱対戦楽曲データは、選曲予約楽曲の演奏順番データを記憶する予約待ち行列44aの一態様とすることができる。
<歌唱採点値比較判定手段>
歌唱採点値比較判定手段49は、歌唱対戦であることを示す情報が設定されたカラオケ楽曲の演奏に際して、当該カラオケ楽曲の楽曲ID及び利用者IDに基づいて利用者別歌唱履歴データを参照し、当該楽曲IDに紐付けられた各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上か否か、各利用者の歌唱採点値の差が所定値以上か否かを判定するためのプログラムからなる。
すなわち、対戦カラオケ楽曲の演奏に際して、歌唱採点値比較判定手段49の機能により、各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上であり、かつ、利用者の歌唱採点値の差が所定値以上か否かを判定することにより、一方の歌唱者が高得点歌唱者であり、他方の歌唱者が歌まね歌唱者の可能性があるか否かを判定する。なお、利用者の歌唱採点値の差を比較する場合には、正確な歌唱採点値の差を算出するために、各利用者の歌唱採点値の平均値を用いることが好ましい。
<歌まね歌唱判定手段>
歌まね歌唱判定手段50は、各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上であり、かつ、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差が所定値以上であると判定された場合に、歌唱対戦楽曲について、歌唱採点値の低い利用者の歌唱採点履歴として記憶されている歌唱技法特徴と、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63に記憶されている原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出し、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合に、歌まね歌唱者が高得点歌唱者に挑戦する歌まね挑戦であると判定するためのプログラムからなる。
すなわち、歌唱対戦者の歌唱採点値のいずれか一つ以上が所定値以上であり、かつ、利用者の歌唱採点値の差が所定値以上である場合には、高得点歌唱者と歌まね歌唱者との歌唱対戦である可能性が高い。これは、一般的に、歌まね歌唱者の歌唱採点値が高得点歌唱者の歌唱採点値よりも低くなるためである。そこで、歌まね歌唱判定手段50の機能により、歌唱採点値の低い利用者(歌まね歌唱者の可能性がある利用者)の歌唱技法特徴と原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出し、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合には、高得点歌唱者と、歌まね歌唱者との歌唱対戦(歌まね挑戦)であると判定する。歌唱技法特徴近似値の算出方法は、歌唱採点値の算出方法に準じて、各利用者の歌唱技法特徴と原歌唱技法特徴とを比較し、その近似度を数値化すればよい。
なお、歌まね歌唱を所定回数(例えば、5回)以上行っている場合に、歌まね歌唱者であると判定してもよい。これにより、偶然に歌まね歌唱と同様の歌唱を行った一般歌唱者と、自己の意志に基づいて歌まね歌唱を行った歌まね歌唱者とを区別することができる。
<歌まね歌唱者表示制御手段>
歌まね歌唱判定手段50により、歌まね挑戦であると判定された場合に、特定された歌まね歌唱者の表示を制御するための電子機器及びプログラムからなる。すなわち、図5に示すように、歌まね挑戦である場合には、歌まね歌唱者表示制御手段51の機能により、歌まね歌唱者が誰であるかを表示するための制御を行って、表示装置35の表示画面に歌まね歌唱や名を表示する等、聴者等に歌まね挑戦であることを報知する。これにより、歌唱対戦を行う利用者及び聴者が、高得点歌唱者と、歌まね歌唱者との歌唱対戦であることを認識することができるので、通常とは異なった歌唱採点が行われることが解る。
<歌唱採点の手順>
図4を用いて歌唱採点の手順を説明する。本実施形態の歌唱対戦カラオケシステム10で歌唱採点を行うには、まず、歌唱対戦であるか否か(歌唱対戦情報(歌唱対戦フラグ)が付加された選曲予約であるか否か)を判断し(S1)、歌唱対戦である場合には、当該楽曲IDに紐付けられた各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値(例えば、80点)以上か否かを判断し(S2)、さらに、各利用者の歌唱採点値(歌唱採点平均値)の差が所定値(例えば、15点)以上か否かを判断する(S3)。
そして、各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値(全国平均値等)以上であり、かつ、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値(歌唱採点平均値等)の差が所定値以上であると判断された場合に、歌唱対戦楽曲について、歌唱採点値の低い利用者の歌唱採点履歴として記憶されている歌唱技法特徴と、楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段63に記憶されている原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出する(S4)。続いて、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値(例えば、60点)以上であるか否かを判断し(S5)、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合に、歌まね挑戦であると判断する(S6)。
続いて、歌まね挑戦であると判断されたされた場合に、特定された歌まね歌唱者の表示を行い(S7)、聴者に歌まね歌唱者が誰であるかを認識させる(図5参照)。なお、当該ステップ(S7)は省略することができる。続いて、歌まね挑戦の歌唱採点において、歌唱採点のリファレンスデータについて、音高の採点基準値となるピッチ幅を広げて(例えば、標準のピッチ幅±50セント)、歌唱採点を行う(S8)。
<他の実施形態>
本発明のシステム及びその周辺装置を構成する機器や手段は上述したものに限定されず、その利用目的に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
10 歌唱対戦カラオケシステム
20 伝送路
30 カラオケ装置
31 カラオケ本体
32 カラオケリモコン装置
32a 楽曲検索手段
32b 楽曲索引データベース
32c データ記憶部
33d 入出力表示部
33 スピーカ
34 マイクロホン
35 表示装置
36 ミキシングアンプ
40 ルータ
41 ネットワーク送受信手段
42 中央制御手段
43 ROM
44 RAM
44a 予約待ち行列
45 HDD
45a 楽曲データベース
45b 映像データベース
46 予約管理手段
47 歌唱採点手段
48 歌唱対戦楽曲設定手段
49 歌唱採点値比較判定手段
50 歌まね歌唱判定手段
51 歌まね歌唱者表示制御手段
52 音楽再生制御手段
53 A/Dコンバータ
54 映像再生制御手段
60 センターサーバ
61 サーバ制御手段
62 サーバ通信制御手段
63 楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段
64 利用者別歌唱履歴記憶手段
65 データ記憶手段
65a 楽曲別原歌唱技法特徴データベース
65b 利用者別歌唱履歴データベース

Claims (4)

  1. 一組の利用者が同一のカラオケ楽曲を歌唱して、それぞれの歌唱採点値を競う歌唱対戦カラオケシステムにおいて、
    各カラオケ楽曲の原曲アーティストの原歌唱技法特徴を、各カラオケ楽曲の楽曲IDと紐付けし、楽曲別原歌唱技法特徴データとして記憶する楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段と、
    各利用者が歌唱したカラオケ楽曲の楽曲IDと、歌唱技法特徴と、当該カラオケ楽曲の歌唱採点値とを紐付けし、利用者別歌唱履歴データとして記憶する利用者別歌唱履歴記憶手段と、
    一組の利用者が任意のカラオケ楽曲について歌唱採点値を競うことを指定して選曲予約を行うと、歌唱採点値を競う任意のカラオケ楽曲の楽曲IDと、各利用者の利用者IDとを紐付けするとともに、歌唱対戦であることを示す情報を設定し、歌唱対戦楽曲データを生成する歌唱対戦楽曲設定手段と、
    前記歌唱対戦であることを示す情報が設定されたカラオケ楽曲の演奏に際して、当該カラオケ楽曲の楽曲ID及び利用者IDに基づいて利用者別歌唱履歴データを参照し、当該楽曲IDに紐付けられた各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上か否か、各利用者の歌唱採点値の差が所定値以上か否かを判定する歌唱採点値比較判定手段と、
    前記各利用者の歌唱採点値のいずれか一つが所定値以上であり、かつ、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差が所定値以上であると判定された場合に、前記歌唱対戦楽曲について、歌唱採点値の低い利用者の歌唱採点履歴として記憶されている歌唱技法特徴と、前記楽曲別原歌唱技法特徴記憶手段に記憶されている原歌唱技法特徴とを比較して歌唱技法特徴近似値を算出し、歌唱採点値の低い利用者の歌唱技法特徴近似値が所定値以上である場合に、歌まね挑戦であると判定する歌まね歌唱判定手段と、
    を備えたことを特徴とする歌唱対戦カラオケシステム。
  2. 前記歌まね歌唱判定手段により、歌まね挑戦であると判定された場合に、特定された歌まね歌唱者の表示を制御する歌まね歌唱者表示制御手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歌唱対戦カラオケシステム。
  3. 前記歌まね歌唱判定手段により、歌まね挑戦であると判定された場合に、歌唱採点で用いる音高の採点基準値に関して、通常の採点基準値と比較してピッチ幅を広げた歌まね採点基準値を用いて、各利用者の歌唱採点を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歌唱対戦カラオケシステム。
  4. 前記歌まね採点基準値において、通常の採点基準値と比較して広げるピッチ幅は、歌唱対戦を行う利用者の歌唱採点値の差に応じて変化させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の歌唱対戦カラオケシステム。
JP2014038383A 2014-02-28 2014-02-28 歌唱対戦カラオケシステム Active JP6219750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014038383A JP6219750B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 歌唱対戦カラオケシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014038383A JP6219750B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 歌唱対戦カラオケシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015161888A true JP2015161888A (ja) 2015-09-07
JP6219750B2 JP6219750B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=54184995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014038383A Active JP6219750B2 (ja) 2014-02-28 2014-02-28 歌唱対戦カラオケシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6219750B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110782908A (zh) * 2019-11-05 2020-02-11 广州欢聊网络科技有限公司 一种音频信号处理的方法及装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7259303B2 (ja) 2018-12-10 2023-04-18 三菱マテリアル株式会社 ヒートシンク付絶縁回路基板及び電子部品モジュール

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10149184A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Xing:Kk カラオケ装置
JP2000132176A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Sanyo Electric Co Ltd カラオケ歌唱評価装置
JP2006178249A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Daiichikosho Co Ltd カラオケ演奏装置
JP2007003897A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Toppan Printing Co Ltd カラオケシステム、装置およびプログラム
JP2011075708A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Xing Inc 動画コンテンツ検索装置及び動画コンテンツ検索方法
JP2013213907A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Yamaha Corp 評価装置
JP2013231881A (ja) * 2012-04-28 2013-11-14 Daiichikosho Co Ltd カラオケ採点システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10149184A (ja) * 1996-11-20 1998-06-02 Xing:Kk カラオケ装置
JP2000132176A (ja) * 1998-10-29 2000-05-12 Sanyo Electric Co Ltd カラオケ歌唱評価装置
JP2006178249A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Daiichikosho Co Ltd カラオケ演奏装置
JP2007003897A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Toppan Printing Co Ltd カラオケシステム、装置およびプログラム
JP2011075708A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Xing Inc 動画コンテンツ検索装置及び動画コンテンツ検索方法
JP2013213907A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Yamaha Corp 評価装置
JP2013231881A (ja) * 2012-04-28 2013-11-14 Daiichikosho Co Ltd カラオケ採点システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110782908A (zh) * 2019-11-05 2020-02-11 广州欢聊网络科技有限公司 一种音频信号处理的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6219750B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011095437A (ja) カラオケ採点システム
JP5428459B2 (ja) 歌唱評価装置
JP2007140165A (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP6219750B2 (ja) 歌唱対戦カラオケシステム
JP5457791B2 (ja) カラオケ採点システム
JP2016031394A (ja) リファレンス表示装置およびプログラム
JP6073618B2 (ja) カラオケ装置
JP6920135B2 (ja) カラオケ装置
JP4182782B2 (ja) カラオケ装置
JP5637169B2 (ja) カラオケ装置及びプログラム
JP6144593B2 (ja) 歌唱採点システム
JP4218064B2 (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP2007140163A (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP2016050974A (ja) カラオケ採点システム
JP6415136B2 (ja) カラオケ歌唱採点システム
JP6842356B2 (ja) カラオケ装置
JP2013231881A (ja) カラオケ採点システム
JP6144592B2 (ja) 歌唱採点システム
JP6944364B2 (ja) カラオケ装置
JP2018189735A (ja) カラオケ装置
JP6546834B2 (ja) カラオケ装置
JP2007233078A (ja) 評価装置、制御方法及びプログラム
JP4218065B2 (ja) カラオケ装置およびカラオケ装置用プログラム
JP6065827B2 (ja) 楽音演奏装置及び楽音演奏処理プログラム
JP2023051345A (ja) カラオケシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6219750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250