JP2015161489A - データセンタ、制御装置の制御プログラムおよびデータセンタの制御方法 - Google Patents

データセンタ、制御装置の制御プログラムおよびデータセンタの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電子装置の各々に対応する空調装置が複数設けられたデータセンタにおいて、空調装置が停止した場合でも容易に電子装置の処理を継続させる。【解決手段】複数の空調装置20の各々の冷却能力を制御するとともに、前記複数の空調装置20のうち第1の空調装置20に故障が発生した場合、前記複数の空調装置20のうち第2の空調装置20に、前記第1の空調装置20の冷却能力を予め定められた設定情報133aに基づいて分担させる制御装置13を有する。【選択図】図4

Description

本件は、データセンタ、制御装置の制御プログラムおよびデータセンタの制御方法に関する。
サーバ等の情報処理装置、ストレージ装置や通信装置等の電子装置が複数設置されたデータセンタには、電子装置等を冷却するための空調装置が設置されることが多い。
図13及び図14は、それぞれコンテナ型データセンタ(以下、単にデータセンタともいう)100の構成例を示す図であり、図13は側面図を、図14は平面図をそれぞれ示す。なお、図14ではダクト114の図示を省略する。
近年、図13及び図14に例示する、サーバ112が搭載される複数のラック111を収容するコンテナ110と、複数の空調装置120とをユニットとした、コンテナ型のデータセンタ100が知られている。
コンテナ110は、例えば貨物輸送用のコンテナ等をベースとしており、内部は、複数のラック111を境にコールドアイル及びホットアイルの2つの領域に区画される。
ラック111は、コールドアイル及びホットアイルの境界に設置され、各々が1以上のサーバ112を搭載する。サーバ112は、吸気を行なう前面をコールドアイル側に、排気を行なう背面をホットアイル側にそれぞれ向けてラック111に搭載される。また、サーバ112は、コールドアイルから冷却風(冷気)を吸入して、ホットアイル側の背面からサーバ112内部を通過した冷却風(熱気)を排出する。
なお、コンテナ110のホットアイルの領域の上部には、サーバ112を通過した冷却風(熱気)を複数の空調装置120の各々へ導く1以上のダクト114が設置される。
空調装置120は、コンテナ110内のラック111に搭載される1以上のサーバ112を通過(冷却)する冷却風を生成する装置である。複数の空調装置120の各々は、冷却部121と1以上のファン122とをそなえ、ダクト114を介して導入されるホットアイルからの空気を冷却部121により冷却し、冷却した空気をファン122により冷却風(冷気)としてコールドアイルへ送出する。
このような構成により、各ラック111に搭載されるサーバ112は、複数の空調装置120により前面に吹き付けられた冷却風(冷気)をコールドアイル側から吸気し、背面からホットアイル側へ排気することができる。これにより、コンテナ型データセンタ100では、効率的にサーバ112を冷却することができる。
なお、関連する技術として、仮想化技術により、様々な稼働状況の複数のサーバについて、サーバの負荷を一部のサーバ(物理サーバ)に移動する技術が知られている。例えば、冷却供給容易度が高い位置に配置されているICT(Information and Communication Technology)装置に、優先的にデータ処理負荷を分配する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、データセンタ内の空気流の再循環指標値を判定するためのシステムにおいて、空気再循環の指標値に応答して、作業負荷分配を変更する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−104576号公報 特表2007−505285号公報
空調装置120の設置台数や個々の冷却能力等は、データセンタ100内部に搭載される電子装置の台数や消費電力、配置等に応じて設計又は選定されることが多い。このようにして設計又は選定された空調装置120が複数設けられたデータセンタ100では、複数の空調装置120のうちの一部の空調装置120が故障等により停止すると、残りの空調装置120は全ての電子装置を十分に冷却することができない場合がある。この場合、電子装置では内部の温度が上昇し、最悪の場合、故障のために(又は故障回避のために)、電子装置が停止してしまうこともある。
そこで、データセンタ100は、電子装置の通常稼働時に全ての電子装置を冷却するのに十分な台数よりも多くの空調装置120を搭載し、空調装置120に冗長性を持たせることがある。しかし、空調装置120に冗長性を持たせると、冗長性を維持するために不要な空調装置120を稼働させることになり、空調装置120は、データセンタ100内部を過度に冷却し、余計な電力を消費してしまう。
上述した関連する技術では、複数の空調装置120のうちの一部の空調装置120が故障等により停止した場合については考慮されていない。
このように、データセンタ100では、複数の空調装置120のうちの一部の空調装置120が停止した場合、電子装置の処理を継続させることが難しい場合があるという課題がある。
ここまで、データセンタとして、図13及び図14に示すコンテナ型データセンタ100を例に挙げて説明したが、上述した課題は、1以上のサーバ112が搭載されるラック111を複数収容する種々のデータセンタにおいても、同様に生じ得る。例えば、データセンタには、コンテナ型データセンタ100のほか、建物や空調装置等の要素単位で柔軟な構築が可能なモジュラー型データセンタ、空調装置をそなえたサーバラック等も含まれる。また、データセンタには、IDC(Internet Data Center)等の施設型の種々のデータセンタも含まれる。
1つの側面では、本発明は、複数の電子装置の各々に対応する空調装置が複数設けられたデータセンタにおいて、空調装置が停止した場合でも電子装置の処理を継続させることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
本件のデータセンタは、複数の電子装置と、前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置と、制御装置とを有する。前記制御装置は、複数の空調装置の各々の冷却能力を制御する。また、前記制御装置は、前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させる。
一実施形態によれば、複数の電子装置の各々に対応する空調装置が複数設けられたデータセンタにおいて、空調装置が停止した場合でも電子装置の処理を継続させることができる。
一実施形態に係るコンテナ型データセンタの構成例を示す側面図である。 一実施形態に係るコンテナ型データセンタの構成例を示す平面図である。 図1に示すサーバのハードウェア構成例を示す図である。 図1に示す管理サーバの機能構成例を示す図である。 図4に示す管理サーバが保持する冷却能力管理テーブルの一例を示す図である。 (a)及び(b)は、それぞれ冷却能力管理テーブルを説明するための図である。 図2に示す複数の空調装置に配分される冷却能力の一例を示す図である。 図2に示す複数の空調装置に配分される冷却能力の一例を示す図である。 図2に示す空調装置が複数台故障したときの空調装置への冷却能力の配分の手法を説明する図である。 図1に示すデータセンタにおける空調装置の制御処理の一例を説明するフローチャートである。 図1に示すデータセンタにおける空調装置の制御処理の一例を説明するフローチャートである。 図4に示す管理サーバによる空調装置が停止したときの処理手順を説明する図である。 コンテナ型データセンタの構成例を示す側面図である。 コンテナ型データセンタの構成例を示す平面図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。
〔1〕一実施形態
〔1−1〕データセンタの構成
以下、図1及び図2を参照して、一実施形態の一例としてのデータセンタ1の構成について説明する。
図1及び図2は、それぞれコンテナ型データセンタ(以下、単にデータセンタともいう)1の構成例を示す図であり、図1は側面図を、図2は平面図をそれぞれ示す。なお、図2ではダクト14の図示を省略する。
図1及び図2に示すように、一実施形態に係るデータセンタ1の一例としてのコンテナ型データセンタ1は、コンテナ10及び複数(図2では4台)の空調装置20−1〜20−4をそなえる。以下、任意の空調装置20−1〜20−4を示す場合には単に空調装置20と表記する。
コンテナ10は、例えば貨物輸送用のコンテナ等をベースとしており、複数(図2では8台)のラック11を収容する。コンテナ10の内部は、図1に示すように、ラック11を境にコールドアイル及びホットアイルの2つの領域に区画される。また、コンテナ10は、コールドアイルにおいて、空調装置20から気流が流入する位置に、コンテナ10と空調装置20(ファン22の吹き出し口)とを連通する開口をそなえる。
ラック11は、コールドアイル及びホットアイルの境界に設置され、各々が1以上(図1の例では複数)のサーバ12(電子装置)を搭載する。
サーバ12は、吸気を行なう前面をコールドアイル側に、排気を行なう背面をホットアイル側にそれぞれ向けてラック11に搭載される。また、サーバ12は、コールドアイルから冷却風(冷気)を吸入して、ホットアイル側の背面からサーバ12内部を通過した冷却風(熱気)を排出する。
なお、コンテナ10のホットアイルの領域の上部には、サーバ12を通過した冷却風(熱気)を複数の空調装置20の各々へ導く1以上のダクト14が設置される。
サーバ12としては、PC(Personal Computer)サーバ、UNIX(登録商標)サーバ、メインフレーム等、種々のアーキテクチャのコンピュータ(情報処理装置)が挙げられる。また、コンテナ10はサーバ12等の情報処理装置のみならず、情報処理装置のデータを記憶するストレージ装置や、情報処理装置をネットワークに接続するスイッチ、ルータ等の通信装置、UPS(Uninterruptible Power Supply;無停電電源装置)等の電源装置等の種々の電子装置を搭載し得る。これらの電子装置は、ラック11に搭載されてもよいし、コンテナ10内の任意の位置に設置されてもよい。さらに、サーバ12の筐体は、ラックマウント型のほか、タワー型又はブレード型等、種々の形態が用いられてよい。
以下、説明の簡略化のため、コンテナ10は、電子装置として複数のサーバ12をラック11内にそなえるものとして説明する。なお、以下の説明において、サーバ12が行なう処理又はサーバ12に対して行なわれる処理は、コンテナ10がそなえ得る上述した種々の電子装置に対しても同様に適用することができる。
また、データセンタ1としては、図1及び図2に示すコンテナ型データセンタ1のほかに、例えば、上述したモジュラー型データセンタ、空調装置をそなえたサーバラック、IDC等の施設型のデータセンタ等、種々のデータセンタが挙げられる。
ここで、図1及び図2に示す複数のラック11内の複数のサーバ12のうち、少なくとも1つは、データセンタ1を制御する管理サーバ13として機能する。
管理サーバ(制御装置)13は、空調装置20及びサーバ12の各々と、信号の送受信が行なえるように接続され、各サーバ12を管理するとともに、空調装置20を制御する。具体的には、管理サーバ13は、複数の空調装置20の各々と制御線1aにより接続され、制御線1aを介して空調装置20(冷却部21及びファン22)の制御を行なう。また、管理サーバ13は、複数のラック11内のサーバ12(及びラック11内/外の電子装置)の各々と通信線1bにより接続され、通信線1bを介して各サーバ12の動作等の管理を行なうとともに、各サーバ12の発熱量や内部の温度等の各種状態を取得する。なお、図1に示す例では、図の簡略化のため、制御線1a及び通信線1bの一部の図示を省略する。
サーバ12(管理サーバ13)の詳細については、後述する。
空調装置20は、コンテナ10のラック11内のサーバ12(及びラック11内/外の電子装置)を通過(冷却)する冷却風を生成する装置である。複数の空調装置20の各々は、冷却部21と1以上のファン22とをそなえ、ダクト14を介して導入されるホットアイルからの空気を冷却部21により冷却し、冷却した空気をファン22により冷却風(冷気)としてコールドアイルへ送出する。なお、空調装置20は、冷却部21及びファン22の少なくとも一方を制御する冷却制御部(図示省略)をそなえてもよい。
なお、冷却部21は、例えば熱交換器等の装置であり、ファン22は、サーバ12への気流(サーバ12を通過(冷却)する気流)を生成して開口から送出するファシリティファンである。図1及び図2では、ファン22は、コンテナ10において、例えばコンテナ10の壁部に形成された開口(図示省略)に配置され、ラック11内のサーバ12の前面におおよそ対向する位置に設けられる。なお、ファン22は、ラック11外に設置される電子装置を冷却できる位置にさらに設けられてもよい。
〔1−2〕サーバの構成
次に、サーバ12(管理サーバ13)の詳細について説明する。
〔1−2−1〕ハードウェア構成
図3は、図1に示すサーバ12のハードウェア構成例を示す図である。
管理サーバ13を含むサーバ12は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)12a、メモリ12b、記憶部12c、インタフェース部12d、入出力部12e、記録媒体12f、及び読取部12gをそなえる。なお、図1に示す複数のサーバ12は、互いに同様のハードウェアをそなえることができるため、以下、代表して、管理サーバ13がそなえるハードウェアについて説明する。
CPU12aは、図3における対応する各ブロック12b〜12gと接続され、種々の制御や演算を行なう演算処理装置(プロセッサ)である。CPU12aは、メモリ12b、記憶部12c、記録媒体12fや12h、又は図示しないROM(Read Only Memory)等に格納されたプログラムを実行することにより、管理サーバ13における種々の機能を実現することができる。なお、CPU12aに限らず、プロセッサとしては、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路が用いられてもよい。
メモリ12bは、種々のデータやプログラムを格納する記憶装置である。CPU12aは、プログラムを実行する際に、メモリ12bにデータやプログラムを格納し展開する。なお、メモリ12bとしては、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリが挙げられる。
記憶部12cは、種々のデータやプログラム等を格納するハードウェアである。記憶部12cとしては、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)等の半導体ドライブ装置、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等の各種デバイスが挙げられる。
インタフェース部12dは、有線又は無線による、ネットワーク(図示省略)や他のサーバ12との間の接続及び通信の制御等を行なう。なお、インタフェース部12dは、制御線1a及び通信線1bを介して、管理サーバ13に接続される空調装置20及びサーバ12との間の接続及び通信の制御を行なうこともできる。インタフェース部12dとしては、例えば、LAN(Local Area Network)、ファイバチャネル(Fibre Channel;FC)等のほか、周辺機器の制御に用いられるI2C(Inter-Integrated Circuit)等に準拠したアダプタが挙げられる。
入出力部12eは、マウスやキーボード等の入力装置及びディスプレイやプリンタ等の出力装置の少なくとも一方を含むことができる。例えば、入出力部12eは、サーバ12(管理サーバ13)のユーザ又は管理者等による種々の作業に用いられる。
記録媒体12fは、例えばフラッシュメモリやROM等の記憶装置であり、種々のデータやプログラムを記録することができる。読取部12gは、コンピュータ読取可能な記録媒体12hに記録されたデータやプログラムを読み出す装置である。
記録媒体12f及び12hの少なくとも一方には、一実施形態に係る管理サーバ13の機能を実現する制御プログラムが格納されてもよい。すなわち、CPU12aは、記録媒体12f、又は読取部12gを介して記録媒体12hから読み出された制御プログラムを、メモリ12b等の記憶装置に展開して実行することができる。これにより、サーバ12としてのコンピュータ(CPU12a,電子装置,情報処理装置,各種端末を含む)は、管理サーバ13の機能を実現することができる。
なお、記録媒体12hとしては、例えばフレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク等の光ディスクや、USB(Universal Serial Bus)メモリやSDカード等のフラッシュメモリが挙げられる。なお、CDとしては、CD−ROM、CD−R(CD-Recordable)、CD−RW(CD-Rewritable)等が挙げられる。また、DVDとしては、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等が挙げられる。
なお、上述した各ブロック12a〜12g間はバスで相互に通信可能に接続される。また、サーバ12(管理サーバ13)の上述したハードウェア構成は例示である。すなわち、サーバ12内のハードウェアの増減(例えば任意のブロック12a〜12gの省略)や分割、任意の組み合わせでの統合等は適宜行なわれてもよい。また、管理サーバ13として用いられるサーバ12のハードウェアと、他のサーバ12のハードウェアとが異なる構成であってもよい。さらに、サーバ12以外の電子装置も、図3に示す少なくとも一部の構成をそなえてもよい。
〔1−2−2〕管理サーバの機能構成
図4は、図1に示す管理サーバ13の機能構成例を示す図である。
ここで、空調装置20の設置台数や個々の冷却能力等は、データセンタ1内部に搭載される電子装置の台数や消費電力、配置等に応じて設計又は選定される。このようにして設計又は選定された空調装置20が複数設けられたデータセンタ1では、上述のように、複数の空調装置20のうちの一部の空調装置20が故障等により停止すると、残りの空調装置20は全ての電子装置を十分に冷却することができない場合がある。従って、上述のように電子装置が停止してしまう場合がある。
そこで、管理サーバ13は、複数の空調装置20の各々の冷却能力を制御して、複数の空調装置20のうちの停止した空調装置(第1の空調装置)20を除いた稼働する(稼働中の)空調装置(第2の空調装置)20に、停止した空調装置20の冷却能力を分担させる。このとき、管理サーバ13は、上記制御を予め定められたテーブル(図5参照)に基づいて行なう。これにより、停止した空調装置20が行なう分のサーバ12の冷却を、他の空調装置20に代わりに行なわせることができるため、空調装置20が故障してもサーバ12の処理を継続させることができる。
なお、冷却能力とは、空調装置20の冷却部21における吸気温度及び排気温度の温度差と、ファン22における風量とに基づき求められる、空調装置20による冷却の強度を示す情報(指標)である。例えば冷却能力は、温度差と風量との積に比例する値であり、単位をワット(W)、すなわち空調装置20に供給する電力(空調装置20の消費電力)として表すことができる。管理サーバ13は、空調装置20の風量及び温度差の少なくとも一方を調整することにより、空調装置20の冷却能力を制御することができる。
例えば、管理サーバ13は、冷却部21の設定温度(冷却のための電力)を下げる(供給電力を上げる)ことで温度差を大きくし冷却能力を高める一方、冷却部21の設定温度を上げる(消費電力を下げる)ことで温度差を小さくし冷却能力を低下させる。また、管理サーバ13は、ファン22に供給される電力を上げてファン22の回転数を増加させることで風量を増加させ冷却能力を高める一方、ファン22に供給される電力を下げてファン22の回転数を低下させることで風量を減少させ冷却能力を低下させる。
なお、管理サーバ13は、冷却部21及びファン22の少なくとも一方を直接制御することにより空調装置20の風量及び温度差を変化させてもよい。また、空調装置20が冷却部21及びファン22の少なくとも一方を制御する冷却制御部をそなえる場合、管理サーバ13は、制御線1aを介して冷却制御部に風量及び温度差の制御を指示してもよい。
以下、管理サーバ13の構成を説明する。管理サーバ13は、図4に示すように、状態取得部131、冷却能力制御部132、保持部133、及びVM(Virtual Machine;仮想マシン)管理部134をそなえる。
状態取得部131は、通信線1bを介して複数のサーバ12(電子装置)の状態に関する状態情報を取得する。状態情報には、複数のサーバ12の総発熱量(例えば消費電力)及び各サーバ12の温度(例えばCPU12aの温度等の内部の温度)等が含まれる。
例えば、状態取得部131は、定期的に又は所定のタイミングで、各サーバ12へ消費電力及びCPU温度の取得要求を送信する。そして、状態取得部131は、取得要求を送信したサーバ12から所定のアプリケーション等によって取得された消費電力及びCPU温度を含む取得応答を受信する。取得応答を受信すると、状態取得部131は、取得応答に含まれる消費電力を冷却能力制御部132へ通知する。また、状態取得部131は、取得応答に含まれるCPU温度をサーバ12に対応付けてVM管理部134へ通知する。なお、状態取得部131は、CPU温度をさらに冷却能力制御部132に通知してもよい。
なお、状態取得部131は、消費電力の取得要求及びCPU温度の取得要求を別々に異なるタイミングでサーバ12へ送信してもよい。また、状態取得部131は、CPU温度に代えて、又は、CPU温度とともに、各サーバ12の吸気/排気温度,サーバ12稼働率(例えばCPU負荷率)等を取得し、VM管理部134(及び冷却能力制御部132)へ通知してもよい。
また、状態取得部131は、制御線1aを介して複数の空調装置20の各々が故障等により停止したことを検出する。この検出は、空調装置20に対する定期的な通信(ハートビート等)により行なわれてもよいし、空調装置20から故障等による停止を示す信号の受信等により行なわれてもよく、既知の種々の手法により行なうことが可能であり、その詳細な説明は省略する。状態取得部131は、空調装置20が停止したことを検出すると、停止した空調装置20の情報を冷却能力制御部132へ通知する。
保持部133は、冷却能力管理テーブル133aを保持する記憶領域であり、例えば上述したメモリ12bにより実現される。図5は、図4に示す管理サーバ13が保持する冷却能力管理テーブル133aの一例を示す図であり、図6(a)及び(b)は、それぞれ冷却能力管理テーブル133aを説明するための図である。
図5に示すように、冷却能力管理テーブル(設定情報)133aは、稼働する空調装置20の各々に故障(停止)した空調装置20の冷却能力を分担させるように稼働する空調装置20の各々に配分する冷却能力の割合を示す情報である。具体的には、冷却能力管理テーブル133aは、複数の空調装置20の台数及び故障した空調装置20の設置位置のパターン(組み合わせ)を複数含み、パターンごとに稼働する空調装置20の各々に配分する(割り振る)冷却能力の割合が設定される。
例えば、図5では、冷却能力管理テーブル133aは、空調装置20が6台,5台,4台,3台(“空調6台”〜“空調3台”と表記)のそれぞれの場合を示す。また、冷却能力管理テーブル133aは、空調装置20の台数ごとに、停止した空調装置20が左から1番目〜3番目(“空調1”〜“空調3”と表記;“空調3”は空調装置20が6台,5台の場合のみ)のそれぞれの場合における、冷却能力の割合を示す。なお、図5に示す冷却能力管理テーブル133aに設定された値は、割合(比率)の算出において有効桁数を削っているために誤差が生じているが、割合(比率)の合計が“10”になるように設定されている。
以下、図6(a)及び(b)を参照して、冷却能力管理テーブル133aの詳細を説明する。図5において“空調4台”の1行目のエントリには、図6(a)に示すように、4台の空調装置20のうちの左端の空調装置20−1(図5の“空調1”)が故障した場合に、稼働する空調装置20−2〜20−4に配分される冷却能力の割合が設定される。この場合の冷却能力の割合(比率)は、空調装置20−2〜20−4の順に、“3.8”,“3.1”,“3.0”となる。また、図5において“空調4台”の2行目のエントリには、図6(b)に示すように、左から2番目の空調装置20−2(図5の“空調2”)が故障した場合の、稼働する空調装置20−1,20−3,20−4に配分される冷却能力の割合が設定される。この場合の冷却能力の割合(比率)は、空調装置20−1,20−3,20−4の順に、“3.3”,“3.6”,“3.1”となる。
なお、図5に示す冷却能力管理テーブル133aは、表の中央から左側の各空調装置20(“空調1”〜“空調3”)が停止した場合を示す。例えば中央から右側の各空調装置20(“空調4”〜“空調6”)が停止した場合には、冷却能力管理テーブル133aの表の中央で鏡面対象とすればよい。
冷却能力管理テーブル133aは、サーバ12を使用するユーザ、又は、データセンタ1若しくは管理サーバ13の管理者等により作成/更新され、保持部133に格納される。冷却能力管理テーブル133aの作成/更新のタイミングとしては、データセンタ1の構築の際や、ラック11が増減又は移動した場合、ラック11へのサーバ12の搭載状況が変化した場合等が挙げられる。
ここで、冷却能力管理テーブル133aは、例えば以下の情報(パラメータ)の少なくとも1つに基づいて、ユーザ又は管理者等により作成される。
・空調装置20及びラック11間の距離(例えば“800mm”)
・ラック11及びコンテナ10の高さ(例えば“ラック 2220mm,コンテナ 3000mm”)
・コンテナ10の容量(例えば“高さ 3000mm,幅 2240mm,長さ5100mm)
・ラック11の台数及び空調装置20の台数(例えば“ラック 8台,空調 4台”)
・空調装置20の開口(ファン22の吹き出し口)の大きさ及び配置(例えば“寸法 960mm×1520mm,配置:対向するラック11の中央部”)
・ホットアイルの暖気排気口(ダクト14とホットアイルとの接続箇所)の大きさ(例えば“350mm×1000mm”)
なお、データセンタ1(サーバ12等の電子装置や空調装置20)等が上述したパラメータの少なくとも1つを種々のセンサ等の検出機能により取得可能である場合、管理サーバ13は、自身で冷却能力管理テーブル133aを作成/更新してもよい。
冷却能力制御部132は、空調装置20の故障が発生していない通常稼働時、状態取得部131から通知される複数のサーバ12の消費電力(総発熱量)を用いて、複数の空調装置20に配分する冷却能力を決定することができる。そして、冷却能力制御部132は、決定した冷却能力を各空調装置20に配分することができる。
また、冷却能力制御部132は、複数の空調装置20のうちの第1の空調装置20に故障が発生した場合、複数の空調装置20のうちの当該第1の空調装置20を除いた第2の空調装置20の各々に配分する冷却能力を、上記総発熱量に基づいて決定することができる。そして、冷却能力制御部132は、決定した冷却能力を第2の空調装置20の各々に設定する。なお、冷却能力制御部132は、第1の空調装置20の故障(停止)を、状態取得部131からの通知により検知することができる。
ここで、冷却能力制御部132は、第1の空調装置20に故障が発生した場合、第2の空調装置20に、第1の空調装置20の冷却能力を予め定められた冷却能力管理テーブル133aに基づいて分担させる。具体的には、冷却能力制御部132は、冷却能力管理テーブル133aが示す冷却能力の割合で第2の空調装置20に冷却能力を配分するように、上記総発熱量に基づいて第2の空調装置20の各々に配分する冷却能力を決定し、配分する。
すなわち、状態取得部131及び冷却能力制御部132は、状態情報を取得するとともに、設定情報に基づく割合で第2の空調装置20に冷却能力を配分するように、取得した状態情報に含まれる複数の電子装置12の総発熱量に基づいて第2の空調装置20の各々に配分する冷却能力を決定する冷却能力決定部130の一例である。
以下、図7及び図8を参照して冷却能力制御部132の処理を説明する。図7及び図8は、それぞれ図2に示す複数の空調装置20に配分される冷却能力の一例を示す図である。なお、図7及び図8では、複数のラック11に搭載される全サーバ12(電子装置)の総発熱量(総消費電力)が75kWであるとする。この場合、冷却能力制御部132は、状態取得部131から複数のサーバ12の消費電力として75kWを通知される。
図7に示すように、冷却能力制御部132は、空調装置20の通常稼働時、消費電力の75kWを例えば空調装置20の台数である4で除算した冷却容量18.75kWを複数の空調装置20に配分する冷却能力として決定する。そして、冷却能力制御部132は、決定した冷却能力を空調装置20−1〜20−4の各々に均等に配分する。
一方、空調装置20−1が故障した場合、冷却能力制御部132は、空調装置20の台数、及び複数の空調装置20における第1の空調装置20と第2の空調装置20の各々との設置位置の関係に応じて、適用する冷却能力管理テーブル133aのエントリを決定する。なお、図8の例では、図5の“空調4台”の1行目のエントリが適用される。次いで、冷却能力制御部132は、空調装置20−2〜20−4の3台に配分する冷却能力として、総発熱量の75kWにそれぞれ“3.8:3.1:3.0”の比率で30kW,23kW,22kWを得る。そして、冷却能力制御部132は、決定した冷却能力を空調装置20−2〜20−4に配分する。
このように、管理サーバ13は、空調装置20の故障が発生すると、冷却能力管理テーブル133aに基づく割合で、稼働する空調装置20に冷却能力を配分することができる。従って、空調装置20に最低限の(最適な)電力を供給しながら、空調装置20の故障時にも通常稼働時と同様にサーバ12を稼働させることができる。また、管理サーバ13は、稼働する空調装置20に配分する冷却能力を、予め定められた冷却能力管理テーブル133aに基づき決定する。これにより、空調装置20の故障時にセンサ等による温度検出を用いて冷却能力を決定するよりも、迅速に空調装置20に冷却能力を配分することできる。
また、冷却能力制御部132は、故障位置に応じた冷却能力管理テーブル133aの比率に従って、サーバ12の総発熱量(総発熱量を相殺(十分に冷却)する基準冷却能力)を、稼働する空調装置20の各々の冷却能力として配分する。換言すれば、稼働する空調装置20の冷却能力の総和が少なくとも基準冷却能力以上であれば、複数のサーバ12を冷却することが可能である。
しかし、コンテナ型データセンタ1のように、狭い空間に電子装置と空調装置20とがおおよそ対向するような構造になっている場合(図2参照)、停止した空調装置20に対向する電子装置を他の空調装置20に冷却させることが難しい場合がある。そこで、冷却能力管理テーブル133aは、複数の空調装置20における故障した空調装置20の設置位置に近いほど、稼働する空調装置20に配分する冷却能力の割合が大きくなるように設定される。また、冷却能力制御部132は、空調装置20が停止した場合、稼働する空調装置20全体で少なくとも基準冷却能力以上になるように、稼働する空調装置20に冷却能力を配分する。これにより、稼働する空調装置20は、停止した空調装置20に近い空調装置20ほど高い冷却能力で冷却を行なうため、最小限の消費電力で、効率よく停止した空調装置20におおよそ対向する電子装置についても冷却することができる。
また、状態取得部131により、予め最低限の冷却能力(基準冷却能力)を把握できるため、ユーザや管理者等は、最低限の冗長性で空調装置20を設置することができる。
なお、冷却能力制御部132は、稼働する空調装置20に冷却能力を配分した後、状態取得部131から通知される複数のサーバ12の各々のCPU温度(サーバ12の温度)が所定値よりも高いか否かを判断してもよい。所定値よりもCPU温度が高いサーバ12がある場合、冷却能力制御部132は、当該サーバ12に近い位置に設置された稼働する空調装置20の冷却能力を所定量だけ増加させるように、稼働する空調装置20の冷却能力を再配分してもよい。なお、所定値とは、サーバ12の冷却が不十分であるか否かを判断するための基準値である。例えば状態取得部131から通知される状態情報がCPU温度(又は各サーバ12の吸気/排気温度,CPU負荷率等)の場合、所定値は、CPU12aが過熱の状態であるとみなすための閾値である。
このように、冷却能力制御部132は、稼働する空調装置20に冷却能力を配分した後、温度が所定値よりも高いサーバ12の設置位置に基づいて稼働する空調装置20に配分した冷却能力を調整することができる。なお、冷却能力制御部132は、後述するVM管理部134によるサーバ12の負荷移動の後にも、上記の冷却能力の調整を行なうことができる。これにより、管理サーバ13は、冷却能力管理テーブル133aの割合に基づく制御では追従しきれない各サーバ12の負荷やラック11内でのサーバ12の配置等の、実際の電子装置の発熱状態にも柔軟に対応でき、電子装置を確実に冷却することができる。なお、冷却能力制御部132による冷却能力の調整は、空調装置20の通常稼働時、空調装置20に冷却能力を均等に配分した後に行なわれてもよい。
また、冷却能力管理テーブル133aには、図5に示す割合が予め算出され設定されるため、冷却能力制御部132は、データセンタ1に所定の台数(図5では6台)までの空調装置20が設置される場合、図5に示す割合をそのまま用いることができる。一方、冷却能力制御部132は、空調装置20が所定の台数よりも多い場合、例えば以下のいずれかの手法により冷却能力を決定することができる。
・停止した空調装置20に最も近い空調装置20の冷却能力を他の空調装置20の冷却能力に比べて所定の割合(例えば約10%)だけ高く設定し、他の空調装置20の冷却能力は、全てほぼ等しくなるように配分する。
・冷却能力管理テーブル133aにおける所定の台数の場合の比率を、実際の空調装置20の台数の場合の比率に変換して用いる。
これにより、冷却能力管理テーブル133aは、データセンタ1に搭載され得る空調装置20の台数及び故障した空調装置20の配置位置の全ての組み合わせが設定されなくてもよく、管理サーバ13のメモリ12bの使用量を抑えることができる。
なお、冷却能力管理テーブル133aは、図5に示すように故障した空調装置20の台数が1台である場合を示している。しかし、管理サーバ13は、複数の空調装置20のうちの複数台の空調装置20が故障した場合であっても、冷却能力管理テーブル133aに基づき稼働する空調装置20の冷却能力を配分することができる。図9は、図2に示す空調装置20が複数台(例えば2台)故障したときの空調装置20への冷却能力の配分の手法を説明する図である。
冷却能力制御部132は、空調装置20が複数台故障した場合、冷却能力管理テーブル133aのエントリを組み合わせることで、稼働する空調装置20に冷却能力を配分することができる。
例えば、図9に示すように、6台の空調装置20のうち、左から2番目及び4番目(“空調2”及び“空調4”)が故障した場合、冷却能力制御部132は、空調装置20の並びにおいて左端又は右端のいずれかから近い設置位置の第1の空調装置20を特定する。図9の例では、左から2番目の“空調2”が特定される。
次いで、冷却能力制御部132は、空調装置20の全台数に対応する、冷却能力管理テーブル133aの“空調6台”の複数のエントリを参照する。そして、冷却能力制御部132は、“空調6台”の複数のエントリにおける停止した空調装置20の位置が、特定した第1の空調装置20の位置となるエントリ(第1エントリ)を特定する。図9の例では、冷却能力管理テーブル133aにおける“空調6台”且つ“空調2”が停止した場合のエントリ(第1エントリ)が特定される。
また、冷却能力制御部132は、特定した第1エントリにおいて、隣り合う空調装置20が連続して稼働する領域(連続稼働領域)及びその台数を取得する。図9の例では、第1エントリにおける“空調3”〜“空調6”の領域が連続稼働領域であり、台数は4台である。
次に、冷却能力制御部132は、特定した連続稼働領域の台数に対応する、冷却能力管理テーブル133aの“空調4台”の複数のエントリを参照する。そして、冷却能力制御部132は、“空調4台”の複数のエントリにおける停止した空調装置20の位置が、当該エントリをエントリ1の連続稼働領域に当てはめたときに“空調4”の位置となるエントリ(第2エントリ)を特定する。図9の例では、冷却能力管理テーブル133aにおける“空調4台”且つ“空調2”が停止した場合のエントリ(第2エントリ)が特定される。
最後に、冷却能力制御部132は、第1エントリの連続稼働領域に、第2エントリを当てはめて、連続稼働領域内の稼働する空調装置20(第1エントリの“空調3”,“空調5”,“空調6”)それぞれの比率を算出する。例えば、冷却能力制御部132は、第1エントリの連続稼働領域内の割合の合計値を第1エントリ内の割合の合計値で除算し、除算結果と、連続稼働領域に当てはめる第2エントリ内の各空調装置20の割合とを乗算することで、冷却能力の割合を算出することができる。
図9の例では、冷却能力制御部132は、連続稼働領域内の割合の合計値(“2.1”+“1.9”+“1.9”+“1.9”=“7.8”)を、第1エントリ内の割合の合計値(“2.1”+“7.8”=“9.9”)で除算し、除算結果として“0.78”を得る。そして、冷却能力制御部132は、除算結果“0.78”と、連続稼働領域の“空調3”,“空調5”,“空調6”に当てはめる第2エントリ内の各空調装置20の割合(“3.3”,“3.6”,“3.1”)とを乗算する。これにより、冷却能力制御部132は、連続稼働領域の“空調3”,“空調5”,“空調6”の比率(冷却能力の割合)として、“2.6”,“2.8”,“2.4”を算出することができる。なお、冷却能力管理テーブル133a及び図9に示す表の値には上述のように誤差があるため、上記の算出結果にも多少の誤差(変動)がある。
このように、冷却能力制御部132は、複数の第1の空調装置20が故障した場合にもサーバ12の処理を継続させることができる。つまり、冷却能力制御部132は、複数の第1の空調装置20の各々と第2の空調装置20の各々との設置位置の関係に応じた冷却能力管理テーブル133aにおける2以上の組み合わせに基づいて、第2の空調装置20の各々に配分する冷却能力の割合を決定できる。これにより、管理サーバ13は、冷却能力管理テーブル133aの設定内容にかかわらず、任意の空調台数及び任意の故障空調台数で、冷却能力の配分を行なうことができる。
なお、図9では、2台の空調装置20が故障した場合に、冷却能力管理テーブル133aの2つのエントリの割合を混合する例を示したが、これに限定されるものではない。冷却能力制御部132は、故障した空調装置20の台数に応じて、冷却能力管理テーブル133aの3以上のエントリの割合を混合することもできる。なお、3以上のエントリの割合を混合する手法については、2つのエントリの割合の混合結果に、3つ目のエントリの割合を混合するといった手法により実現できるため、詳細な説明は省略する。
上述した管理サーバ13による制御は、ラック11の外部に設置された電子装置、並びに、当該電子装置に対応する空調装置20に対しても同様に行なうことができる。
次に、VM管理部134について説明する。
複数のサーバにVMを実行させる仮想化技術では、複数のサーバ間で、負荷を一部の特定のサーバに移動させ、負荷がないサーバをアイドリング又は停止させることで、サーバ全体の消費電力を低減させることができる。
以下、一実施形態に係る複数のサーバ12の各々が、上述したVMを実行するものとして説明する。
VM管理部(負荷移動部)134は、サーバ12で実行されるVM等の負荷を他のサーバ12へ移動させる負荷移動機能をそなえる。
具体的には、VM管理部134は、状態取得部131から通知される複数のサーバ12の各々のCPU温度(サーバ12の温度)が所定値よりも高いか否かを判断する。所定値よりもCPU温度が高いサーバ12(第1サーバ12;第1の電子装置)がある場合、VM管理部134は、第1サーバ12が実行する処理を、複数のサーバ12のうちの第1サーバ12とは異なる第2サーバ12(第2の電子装置12)に実行させる。ここで、第2サーバ12は、十分な冷却能力を持つ空調装置20に対向するサーバ12であることが好ましい。なお、VM管理部134は、サーバ12の負荷の移動を通信線1bを介して行なう。
VM管理部134は、上述したサーバ12の負荷の移動を、空調装置20の通常稼働時に実行してもよいし、空調装置20が停止したときに実行してもよい。
例えばVM管理部134は、冷却能力制御部132による冷却能力管理テーブル133aの割合に基づく冷却能力の配分が行なわれた後に、状態取得部131から通知される状態情報に基づき上述したサーバ12の負荷移動を実行してもよい。
つまり、空調装置20が故障した場合、管理サーバ13は、はじめに、冷却能力制御部132により稼働する空調装置20に上述の如く冷却能力の配分の制御を行なう。次いで、管理サーバ13は、第1サーバ12のCPU温度が規定値よりも高い場合、当該第1サーバ12の負荷を停止した空調装置20から遠い第2サーバ12へ移動する。
なお、サーバ12の負荷移動は、ネットワークの状態によって時間がかかる場合がある。また、サーバ12の負荷を移動させることで、さらに当該サーバ12の電力を消費し、よりサーバ12が発熱することになる。しかし、上述のように管理サーバ13は、空調装置20が故障した場合、空調装置20の制御を先に行ない、サーバ12の負荷移動を次の手段として、空調装置20の冷却能力(ファシリティ)とサーバ12の負荷とを一体制御することができる。これにより、サーバ12の負荷移動によるサーバ12の発熱を抑えることができる。また、VM管理部134は通信線1bを介してサーバ12と通信を行なうため、負荷移動のためのネットワークを使用せずに済む。従って、サーバ12の処理速度を通常稼働時と比べて低下させずに、サーバ12を継続して稼働させることができる。
以上のように、一実施形態に係る管理サーバ13によれば、複数の電子装置の各々に対応する空調装置20が複数設けられたデータセンタ1において、空調装置20が停止した場合でも電子装置の処理を継続させることができる。
ところで、データセンタ1は、電子装置の通常稼働時に全ての電子装置を十分に冷却できる数よりも多くの空調装置20を搭載し、冗長性を持たせることもできる。しかし、本来は不要である空調装置20を稼働させることにより、空調装置20は、データセンタ1内部を過度に冷却することになり、余計な電力を消費してしまうことになる。このような場合でも、管理サーバ13によれば、サーバ12の総発熱量を受信し、空調装置20の冷却能力を制御することで、空調装置20の通常稼働時には最低限の電力を空調装置20へ供給することができる。つまり、一実施形態に係る管理サーバ13によれば、空調装置20の冗長性を維持しつつ、最低限の消費電力で空調装置20を動作させることができる。
〔1−3〕動作例
次に、図10〜図12を参照して、上述の如く構成された一実施形態の一例としてのデータセンタ1における空調装置20の制御を説明する。図10及び図11は、それぞれ図1に示すデータセンタ1における空調装置20の制御処理の一例を説明するフローチャートであり、図12は、図4に示す管理サーバ13による空調装置20が停止したときの処理手順を説明する図である。
はじめに、図10を参照して空調装置20の通常稼働時における管理サーバ13の処理を説明する。
図10に示すように、状態取得部131により、通信線1bを介して、コンテナ10内の各サーバ12の状態情報(例えば消費電力)が取得され、冷却能力制御部132により総消費電力から個々の空調装置20の冷却能力が決定される(ステップS1)。なお、ステップS1では、冷却能力制御部132は、総消費電力を複数の空調装置20の数で除算して冷却能力を算出する。そして、冷却能力制御部132により、決定した冷却能力が各空調装置20に設定される(ステップS2)。
次いで、状態取得部131により、通信線1bを介して、コンテナ10の各サーバ12の状態情報(例えばCPU温度)が取得され、冷却能力制御部132により、いずれかのサーバ12の温度(CPU温度)が所定値より高いか否かが判断される(ステップS3)。CPU温度が所定値より高いサーバ12がない場合(ステップS3のNoルート)、管理サーバ13による処理が終了する。
一方、CPU温度が所定値より高いサーバ12がある場合(ステップS3のYesルート)、冷却能力制御部132により、当該サーバ12に対向する(又は近傍の)空調装置20の冷却能力が調整(増加)される。そして、冷却能力制御部132により、調整結果に基づき再配分された冷却能力が複数の空調装置20に設定され(ステップS4)、処理がステップS3に移行する。なお、ステップS3及びS4の処理は、ステップS3においてCPU温度が所定値より高いサーバ12がないと判断されるまで繰り返し実行される。
次に、図11及び図12を参照して空調装置20が故障した場合における管理サーバ13の処理を説明する。
図11に示すように、状態取得部131により、通信線1bを介して、コンテナ10内の各サーバ12の状態情報(例えば消費電力)が取得される(ステップS11)。また、状態取得部131により、空調装置20の故障が検出される(ステップS12)。
次に、冷却能力制御部132により、総消費電力から稼働中の個々の空調装置20の冷却能力が決定される(ステップS13)。なお、ステップS13では、冷却能力制御部132は、総消費電力と冷却能力管理テーブル133aの割合とに基づいて、稼働する空調装置20に分担させる停止した空調装置20の冷却能力を決定する。そして、冷却能力制御部132により決定した冷却能力が各空調装置20に設定される(ステップS14;図12の(1)参照)。
次いで、状態取得部131により、通信線1bを介して、コンテナ10の各サーバ12の状態情報(例えばCPU温度)が取得され、VM管理部134により、いずれかのサーバ12の温度(CPU温度)が所定値より高いか否かが判断される(ステップS15)。CPU温度が所定値より高いサーバ12がない場合(ステップS15のNoルート)、管理サーバ13による処理が終了する。
一方、CPU温度が所定値より高いサーバ12がある場合(ステップS15のYesルート)、VM管理部134により、当該サーバ12で実行される負荷が、停止した空調装置20から遠いサーバ12に移動される(ステップS16;図12の(2)参照)。そして、処理がステップS17に移行する。
ステップS17では、状態取得部131により、通信線1bを介して、コンテナ10の各サーバ12の状態情報(例えばCPU温度)が取得され、冷却能力制御部132により、いずれかのサーバ12の温度(CPU温度)が所定値より高いか否かが判断される。CPU温度が所定値より高いサーバ12がない場合(ステップS17のNoルート)、管理サーバ13による処理が終了する。
一方、CPU温度が所定値より高いサーバ12がある場合(ステップS17のYesルート)、冷却能力制御部132により、当該サーバ12に対向する(又は近傍の)空調装置20の冷却能力が調整(増加)される。そして、冷却能力制御部132により、調整結果に基づき再配分された冷却能力が複数の空調装置20に設定され(ステップS18;図12の(3)参照)、処理がステップS15に移行する。なお、ステップS15〜S18の処理は、ステップS15又はS17においてCPU温度が所定値より高いサーバ12がないと判断されるまで繰り返し実行される。
以上により、一実施形態に係るデータセンタ1における空調装置20の制御処理が終了する。
なお、管理サーバ13は、図10及び図11に示す空調装置20の制御処理を、定期的に又は所定のタイミングで実行することができる。
また、図11のステップS11及びS12の実行順序は逆であってもよい。さらに、ステップS15及びS16の処理は省略してもよい。また、ステップS18の完了後、処理がステップS15ではなくステップS17に移行してもよい。
さらに、ステップS15及びS16、並びに、ステップS17及びS18の実行順序は逆であってもよい。この場合、ステップS16の完了後、処理がステップS17ではなくステップS15に移行してもよい。
〔2〕その他
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
例えば、一実施形態に係る管理サーバ13として、サーバ12の少なくとも1つが用いられるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ12とは別に、管理サーバ13の機能をそなえる情報処理装置(制御装置)をコンテナ10内に設置してもよい。この場合においても、情報処理装置は、制御線1a及び通信線1bを介して、サーバ12を含む電子装置及び複数の空調装置20の各々と接続される。なお、この情報処理装置は、CPU等のプロセッサをそなえ、プロセッサが制御プログラムを実行することにより、管理サーバ13としての機能を実現する。
これにより、ユーザが使用するサーバ12の一部が管理サーバ13として用いられずに済み、サーバ12の使用効率を高めることができる。また、データセンタ1の運用/管理を行なう作業者は、ユーザが使用するサーバ12を間借りして管理サーバ13を構築せずに済み、作業性や保守性が向上する。さらに、管理サーバ13としての機能をそなえる情報処理装置を事前にコンテナ10に搭載することができるため、データセンタ1のサービス提供時に管理サーバ13を構築するよりも、ユーザ及び作業者双方の利便性を向上させることができる。
また、図1に示すコンテナ型データセンタ1はダクト14をそなえるとともに、空調装置20が冷却部21をそなえ、冷却風を循環させるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、空調装置20は、外部から外気を導入する開口をそなえ、外部から開口を介して導入した気流を冷却風としてコンテナ10のコールドアイルへ導いてもよい。この場合、コンテナ10は、ホットアイルにおいてサーバ12等の電子装置からの排気(熱気)をコンテナ10の外部に排出する開口をそなえることができる。
さらに、管理サーバ13は、VM管理部134を省略してもよい。
また、冷却能力管理テーブル133aは、空調装置20の台数及び故障した空調装置20の設置位置の組み合わせについて、1つのエントリが設定されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、冷却能力管理テーブル133aに、空調装置20の台数及び故障した空調装置20の設置位置の組み合わせが同一のエントリを複数設け、且つ、当該複数のエントリ間で異なる比率を設定してもよい。この場合、管理サーバ13による空調装置20の制御は例えば以下のように行なわれる。
はじめに、冷却能力制御部132が稼働する空調装置20に上述の如く冷却能力の配分の制御を行なう。次いで、冷却能力制御部132は、第1サーバ12のCPU温度が規定値よりも高い場合、はじめに(以前に)用いたエントリとは異なるエントリに設定された比率を用いて、空調装置20の冷却能力の配分を行なう。このように、異なる比率のエントリを複数設けることで、サーバ12のCPU温度が規定値よりも高い場合、VM管理部134によるサーバ12の負荷移動よりもサーバ12の処理負荷の増加を抑えることができるとともに、高速に冷却能力を改善することができる。
〔3〕付記
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の電子装置と、
前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置と、
複数の空調装置の各々の冷却能力を制御するとともに、前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させる制御装置とを有することを特徴とするデータセンタ。
(付記2)
前記設定情報は、
前記第1の空調装置の冷却能力を前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を示す情報であり、
前記制御装置は、
前記設定情報が示す冷却能力の割合で、前記第2の空調装置に冷却能力を配分することを特徴とする付記1記載のデータセンタ。
(付記3)
前記設定情報は、
前記複数の空調装置における第1の空調装置の設置位置に近いほど、前記第2の空調装置に配分する冷却能力の割合が大きくなるように設定されることを特徴とする付記2記載のデータセンタ。
(付記4)
前記設定情報は、
前記複数の空調装置の台数及び第1の空調装置の設置位置の組み合わせを複数含み、前記組み合わせごとに前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合が設定され、
前記制御装置は、
前記複数の空調装置のうち複数の第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置における前記複数の第1の空調装置の各々と前記第2の空調装置の各々との設置位置の関係に応じた前記設定情報における2以上の前記組み合わせに基づき、前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を決定することを特徴とする付記2又は付記3記載のデータセンタ。
(付記5)
前記制御装置は、
前記複数の電子装置から前記複数の電子装置の状態に関する状態情報を取得するとともに、前記設定情報に基づく割合で前記第2の空調装置に冷却能力を配分するように、取得した前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の総発熱量に基づいて前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力を決定する冷却能力決定部を有することを特徴とする付記2〜4のいずれか1項記載のデータセンタ。
(付記6)
前記制御装置は、
前記第2の空調装置に冷却能力を配分した後、前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちのいずれかの電子装置の温度が所定値よりも高いと判断した場合、温度が前記所定値よりも高い電子装置の設置位置に基づいて前記第2の空調装置に配分した冷却能力を調整することを特徴とする付記5記載のデータセンタ。
(付記7)
前記制御装置はさらに、
前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちの第1の電子装置の温度が所定値よりも高い場合、前記第1の電子装置が実行する処理を、前記複数の電子装置のうち第2の電子装置に実行させる負荷移動部を有することを特徴とする付記5又は付記6記載のデータセンタ。
(付記8)
複数の電子装置と、前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置とを有するデータセンタを制御する制御装置の制御プログラムにおいて、
前記制御装置に、
複数の空調装置の各々の冷却能力を制御させ、
前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させることを特徴とする制御装置の制御プログラム。
(付記9)
前記設定情報は、
前記第1の空調装置の冷却能力を前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を示す情報であり、
前記制御装置に、
前記設定情報が示す冷却能力の割合で、前記第2の空調装置に冷却能力を配分させることを特徴とする付記8記載の制御装置の制御プログラム。
(付記10)
前記設定情報は、
前記複数の空調装置の台数及び第1の空調装置の設置位置の組み合わせを複数含み、前記組み合わせごとに前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合が設定され、
前記制御装置に、
前記複数の空調装置のうち複数の第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置における前記複数の第1の空調装置の各々と前記第2の空調装置の各々との設置位置の関係に応じた前記設定情報における2以上の前記組み合わせに基づき、前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を決定させることを特徴とする付記9記載の制御装置の制御プログラム。
(付記11)
前記制御装置に、
前記複数の電子装置から前記複数の電子装置の状態に関する状態情報を取得させ、
前記設定情報に基づく割合で前記第2の空調装置に冷却能力を配分するように、取得した前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の総発熱量に基づいて前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力を決定させることを特徴とする付記9又は付記10記載の制御装置の制御プログラム。
(付記12)
前記制御装置に、
前記第2の空調装置に冷却能力を配分した後、前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちのいずれかの電子装置の温度が所定値よりも高いか否かを判断させ、
温度が前記所定値よりも高い電子装置があると判断した場合、当該電子装置の設置位置に基づいて前記第2の空調装置に配分した冷却能力を調整させることを特徴とする付記11記載の制御装置の制御プログラム。
(付記13)
前記制御装置に、
前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちの第1の電子装置の温度が所定値よりも高い場合、前記第1の電子装置が実行する処理を、前記複数の電子装置のうち第2の電子装置に実行させることを特徴とする付記11又は付記12記載の制御装置の制御プログラム。
(付記14)
複数の電子装置と、前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置と、前記複数の空調装置を制御する制御装置とを有するデータセンタの制御方法において、
前記制御装置が、
複数の空調装置の各々の冷却能力を制御し、
前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させることを特徴とするデータセンタの制御方法。
(付記15)
前記設定情報は、
前記第1の空調装置の冷却能力を前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を示す情報であり、
前記制御装置が、
前記設定情報が示す冷却能力の割合で、前記第2の空調装置に冷却能力を配分することを特徴とする付記14記載のデータセンタの制御方法。
(付記16)
前記設定情報は、
前記複数の空調装置の台数及び第1の空調装置の設置位置の組み合わせを複数含み、前記組み合わせごとに前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合が設定され、
前記制御装置が、
前記複数の空調装置のうち複数の第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置における前記複数の第1の空調装置の各々と前記第2の空調装置の各々との設置位置の関係に応じた前記設定情報における2以上の前記組み合わせに基づき、前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を決定することを特徴とする付記15記載のデータセンタの制御方法。
(付記17)
前記制御装置が、
前記複数の電子装置から前記複数の電子装置の状態に関する状態情報を取得し、
前記設定情報に基づく割合で前記第2の空調装置に冷却能力を配分するように、取得した前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の総発熱量に基づいて前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力を決定することを特徴とする付記15又は付記16記載のデータセンタの制御方法。
(付記18)
前記制御装置が、
前記第2の空調装置に冷却能力を配分した後、前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちのいずれかの電子装置の温度が所定値よりも高いか否かを判断し、
温度が前記所定値よりも高い電子装置があると判断した場合、当該電子装置の設置位置に基づいて前記第2の空調装置に配分した冷却能力を調整することを特徴とする付記17記載のデータセンタの制御方法。
(付記19)
前記制御装置が、
前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちの第1の電子装置の温度が所定値よりも高い場合、前記第1の電子装置が実行する処理を、前記複数の電子装置のうち第2の電子装置に実行させることを特徴とする付記17又は付記18記載のデータセンタの制御方法。
(付記20)
複数の電子装置と、
前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置と、
前記複数の空調装置を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、
プロセッサを有し、
前記プロセッサが、
複数の空調装置の各々の冷却能力を制御し、
前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させることを特徴とするデータセンタ。
1,100 コンテナ型データセンタ(データセンタ)
1a 制御線
1b 通信線
10,110 コンテナ
11,111 ラック
12 サーバ(電子装置,情報処理装置)
12a CPU(プロセッサ)
12b メモリ
12c 記憶部
12d インタフェース部
12e 入出力部
12f,12h 記録媒体
12g 読取部
13 管理サーバ(制御装置,情報処理装置)
130 冷却能力決定部
131 状態取得部
132 冷却能力制御部
133 保持部
133a 冷却能力管理テーブル
134 VM管理部(負荷移動部)
14,114 ダクト
20,20−1〜20−4,120 空調装置
21,121 冷却部
22,122 ファン

Claims (8)

  1. 複数の電子装置と、
    前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置と、
    複数の空調装置の各々の冷却能力を制御するとともに、前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させる制御装置とを有することを特徴とするデータセンタ。
  2. 前記設定情報は、
    前記第1の空調装置の冷却能力を前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を示す情報であり、
    前記制御装置は、
    前記設定情報が示す冷却能力の割合で、前記第2の空調装置に冷却能力を配分することを特徴とする請求項1記載のデータセンタ。
  3. 前記設定情報は、
    前記複数の空調装置の台数及び第1の空調装置の設置位置の組み合わせを複数含み、前記組み合わせごとに前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合が設定され、
    前記制御装置は、
    前記複数の空調装置のうち複数の第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置における前記複数の第1の空調装置の各々と前記第2の空調装置の各々との設置位置の関係に応じた前記設定情報における2以上の前記組み合わせに基づき、前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力の割合を決定することを特徴とする請求項2記載のデータセンタ。
  4. 前記制御装置は、
    前記複数の電子装置から前記複数の電子装置の状態に関する状態情報を取得するとともに、前記設定情報に基づく割合で前記第2の空調装置に冷却能力を配分するように、取得した前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の総発熱量に基づいて前記第2の空調装置の各々に配分する冷却能力を決定する冷却能力決定部を有することを特徴とする請求項2又は請求項3記載のデータセンタ。
  5. 前記制御装置は、
    前記第2の空調装置に冷却能力を配分した後、前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちのいずれかの電子装置の温度が所定値よりも高いと判断した場合、温度が前記所定値よりも高い電子装置の設置位置に基づいて前記第2の空調装置に配分した冷却能力を調整することを特徴とする請求項4記載のデータセンタ。
  6. 前記制御装置はさらに、
    前記状態情報に含まれる前記複数の電子装置の各々の温度から前記複数の電子装置のうちの第1の電子装置の温度が所定値よりも高い場合、前記第1の電子装置が実行する処理を、前記複数の電子装置のうち第2の電子装置に実行させる負荷移動部を有することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のデータセンタ。
  7. 複数の電子装置と、前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置とを有するデータセンタを制御する制御装置の制御プログラムにおいて、
    前記制御装置に、
    複数の空調装置の各々の冷却能力を制御させ、
    前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させることを特徴とする制御装置の制御プログラム。
  8. 複数の電子装置と、前記複数の電子装置の各々に対応する複数の空調装置と、前記複数の空調装置を制御する制御装置とを有するデータセンタの制御方法において、
    前記制御装置が、
    複数の空調装置の各々の冷却能力を制御し、
    前記複数の空調装置のうち第1の空調装置に故障が発生した場合、前記複数の空調装置のうち第2の空調装置に、前記第1の空調装置の冷却能力を予め定められた設定情報に基づいて分担させることを特徴とするデータセンタの制御方法。
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