JP2013137149A - 空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リトライ運転の長い短いに影響されることなく、室内温度が上昇する事態を回避することができる空気調和システムを提供する。
【解決手段】サーバルームなど、室内温度を一定に保つことが要求される環境に複数の空気調和装置が設置される空気調和システムにおいて、異常を検出した空気調和装置が、リトライ運転を実行するか否かに拘わらず直ちに異常発報を管理装置に出力し(S304)、異常発報を受け付けた管理装置が、リトライ運転を実行した際に生じる空調能力の不足を補うように他の空気調和装置に対して制御指令を出力する。
【選択図】図6

Description

本発明は、同一の被冷却空間に設置された複数の空気調和装置が、自らの異常を検出した場合、瞬時的に運転を停止した後再起動を行うリトライ運転を実行し、異常発報を管理装置に出力するようにされている空気調和システムに関する。
従来、空気調和装置は、自らの運転状態から異常を検出した場合、空調運転を完全に停止(異常停止処理)し、自らが備える表示灯又は通信可能な管理装置の監視モニタを介して異常状態であることを出力する。
しかし、検出した異常の中には、例えば、制御用センサのノイズなどによる瞬間的な異常範囲の誤検出や、過渡的な冷媒の偏在により圧縮機の吐出冷媒圧力が一時的に上昇する状態を異常状態と誤検出する場合など、運転再開時には制御用センサが正常値を検出する場合や、冷媒偏在が解消することで適正な運転が可能となる場合など含まれる。
従って、このような異常状態の誤検出の場合にまで空調運転を異常停止することは、被冷却空間の効率的な空調を妨げることとなる。
そこで、従来、このような異常状態の誤検出による空調運転の異常停止を防止するため、異常状態を検出した場合、空調運転を瞬時的に停止し、数秒乃至数十秒経過した後、再起動を試みる「リトライ運転」を実行し、所定の「異常猶予時間」内に同一の異常状態を再検出した場合にのみ完全停止する空気調和システムが提案されている(例えば、非特許文献1及び特許文献1)。
三菱電機株式会社、「設備インバーターエアコンサービスハンドブック」、2007年4月作成、p.190及び199
特許第3445904号公報
しかしながら、非特許文献1及び特許文献1に記載される発明にあっても、異常状態が正しく検出された場合、例えば、制御用センサが断線して適正な検出が不可能となる場合や、圧縮機の吐出冷媒圧力が冷媒配管の詰まりにより上昇する場合などには、リトライ運転を実行しても確実に完全停止となる。その結果、空気調和装置は、異常検出した後にリトライ運転を実行して再度異常を検出し、完全停止して異常発報するまでの間、停止及び再起動を繰り返すのみであるから、空調能力の不足に陥り、被冷却空間への空調が充分でなくなる。
特に、サーバルームなど、室内温度を一定に保つことが要求される環境に設置される空気調和システムにあっては、以下のような問題を有する。このようなシステムは、一般に、複数の空気調和装置と、場合によっては空気調和装置を制御する管理装置(上位コントローラ)とを備え、例え一台の空気調和装置が異常停止することになっても、管理装置が、空気調和装置から出力された異常発報を受信することにより、自らの判断又は外部からの指令に応じて他の空気調和装置をバックアップ機として起動させ、室内全体への供給能力を確保するようにしてある。
しかしながら、このようなシステムが、非特許文献1に記載される構成を備える場合には、異常検出してから異常発報するまでの間が長時間に及ぶに従い、バックアップ機の起動が遅くなり、結果的に、室内温度が上昇して被冷却対象であるサーバ群に悪影響を及ぼすおそれがある。また、特許文献1に記載される構成を備える場合には、異常発報するまで1回から複数回の再起動を試みることとなるため、バックアップ機の起動が遅くなり、結果的に、室内温度が上昇して被冷却対象であるサーバ群に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、サーバルームなど、室内温度を一定に保つことが要求される環境に複数の空気調和装置が設置される空気調和システムにおいて、異常を検出した空気調和装置が、リトライ運転を実行するか否かに拘わらず直ちに異常発報を管理装置に出力し、異常発報を受け付けた管理装置が、リトライ運転を実行した際に生じる空調能力の不足を補うように他の空気調和装置に対して制御指令を出力することにより、リトライ運転の長い短いに影響されることなく、室内温度が上昇する事態を回避することができる空気調和システムを提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、同一の被冷却空間に設置された複数の空気調和装置と、これらを制御する管理装置とを備え、前記空気調和装置は、自らの運転状態から異常を検出した場合、瞬時的に運転を停止した後再起動を行うリトライ運転を実行し、異常発報を前記管理装置に出力するようにしてある空気調和システムにおいて、前記空気調和装置は、異常を検出した場合、リトライ運転を実行するか否かに拘わらず直ちに異常発報を出力する異常発報手段を備え、前記管理装置は、前記空気調和装置がリトライ運転を実行した場合に生じる空調能力の不足を補うために必要な目標値を予め記憶する目標値記憶手段と、異常発報を受付けた場合、他の前記空気調和装置に対して、記憶してある目標値に基づく空調能力で運転させる制御指令を出力する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、異常を検出した管理調和装置が、リトライ運転を実行するか否かに拘わらず直ちに異常発報を管理装置に出力し、異常発報を受け付けた管理装置が、リトライ運転を実行した際に生じる空調能力の不足を補うように他の空気調和装置に対して制御指令を出力するように構成したので、リトライ運転の長い短いに影響されることなく、室内温度が上昇する事態を回避することができ、被冷却対象に悪影響を及ぼすおそれがない、という効果を有する。
本発明に係る空気調和システムを同一の被冷却空間に設置する一例を示す平面模式図である。 本システムが備える空気調和装置の構成を示す図である。 本システムが備える管理装置の構成を示すブロック図である。 空気調和装置が実行する異常検出時の一般的な処理の手順を示すフローチャートである。 管理装置が実行する異常検出時の一般的な処理の手順を示すフローチャートである。 空気調和装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。 管理装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。 いずれかの空気調和装置が異常停止した場合の各空気調和装置の供給能力の一例を示すグラフである。 いずれかの空気調和装置が異常停止した場合にその他の空気調和装置の供給能力を向上させた一例を示すグラフである。 図9とは異なる、いずれかの空気調和装置が異常停止した場合にその他の空気調和装置の供給能力を向上させた一例を示すグラフである。 異常停止した空気調和装置とこれに対応して供給能力を向上させる空気調和装置との関係を示す表である。 図1とは異なる被冷却空間に本発明に係る空気調和システムを設置する一例を示す平面模式図である。 図12の被冷却空間における各空気調和装置の設置場所の一例を示す表である。 図6とは異なる、空気調和装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。 図7とは異なる、管理装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。 図7とは異なる、管理装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。
実施の形態1.
本発明について本実施の形態を示す図面に基づいて以下説明する。図1は本発明に係る空気調和システムを同一の被冷却空間に設置する一例を示す平面模式図であり、図2は本システムが備える空気調和装置の構成を示す図であり、図3は本システムが備える管理装置の構成を示すブロック図である。
(空気調和システムの構成について)
図1において、1は、サーバルームなどの被冷却空間である。2は、非冷却対象となるサーバ群である。3は、同一の被冷却空間1に設置された複数(第1乃至第8)の空気調和装置であり、個々に独立した冷媒回路30を備える。4は、複数の空気調和装置3を集中管理する管理装置であり、通信線5を介して空気調和装置3と通信することができる。複数の空気調和装置3は、被冷却空間1を空気調和することに対して充分な供給能力を備えており、いずれか一台又は複数の空気調査装置3がバックアップ機として待機状態とされている。なお、本実施の形態は、第8の空気調和装置3をバックアップ機として待機させている一例を説明する。
(空気調和装置3について)
空気調和装置3は、例えば、冷媒回路30と、送風ユニット31と、冷媒回路30などの各部の変化を検出する制御用センサ32と、制御用センサ32で検出された変化が異常状態にある旨を報知する表示ユニット33と、異常発報などの通信を行う通信ユニット34と、手動操作を受け付ける操作ユニット35と、異常猶予時間などを計時するタイマ36と、これらを制御する制御部37とを備える一体型ユニットである。なお、空気調和装置3には、セパレート型など、その他の形態が存在するが、本実施の形態にあっては、一体型ユニットを一例として説明する。
冷媒回路30は、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁、利用側熱交換器などを備え、これらを冷媒配管を介して順次環状に接続されることで空気調和の運転を行う。
送風ユニット31は、空気を送風するファン310と、ファン310を回転駆動させるモータ311と、空気の送風方向を決定する吹出し羽根312とを備える。送風ユニット31は、ファン310を回転駆動させて空気調和装置3の取込口から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を冷媒回路30に送る。送られた空気は、冷媒回路30により冷やされ、送風ユニット31に送り返される。送風ユニット31は、ファン310を回転駆動させて空気調和装置3の吹出口から調和空気を被冷却空間1へ吹き出す。送風ユニット31は、ファン310の回転数に応じて調和空気の風量を変化させる。ファン310の回転数は、モータ311の回転数に応じて変化する。モータ311は、例えば、インバータ装置(図示せず)から出力されたインバータ周波数値に基づいて回転数が制御される。送風ユニット31は、吹出し羽根312が上下左右方向に揺動し、吹出口から吹き出される空気の風向きを変化させる。モータ311及び吹出し羽根312は、制御部37から出力される指令信号に基づいて制御される。
制御用センサ32は、空気調和装置3の各部に取り付けられ、空気調和装置3の各部に生じた様々な変化を検出し、検出データを制御部37に出力する。制御用センサ32は、例えば、電力検出器、温度検出器、圧力検出器などが該当する。
表示ユニット33は、例えば、空気調和装置3の外装に取り付けられた表示灯(図示せず)であり、制御部37から出力される指令信号に基づいて報知動作を行う。
通信ユニット34は、通信線5を介して管理装置4の制御系統に接続し、制御部37からの「異常発報」を管理装置4の制御系統に送信し、管理装置4の制御系統から送信された「運転指令」などの指令信号を受信する。
操作ユニット35は、例えば、空気調和装置3の外装に設けられた操作パネルとその操作基板であり、手動操作を操作パネルを介して受け付け、受け付けた操作に対応する信号に変換して制御部37に出力する。操作ユニット35は、例えば、表示ユニット33を介して報知された異常状態を視認した操作者が入力した起動指令を受け付ける。
タイマ36は、異常猶予時間及びリトライ運転時の再起動のタイミングなどの計時し、計時した時間データを制御部37に出力する。
制御部37は、マイクロコンピュータにより構成され、内部にROM370、RAM371及び汎用のCPU372を備え、これらがデータバス373を介して接続されている。ROM370は、CPU372が自らを制御処理のためのプログラムを含む各種プログラムが記憶されている。RAM371は、CPU372が各種プログラムを実行する際の作業領域となる。CPU372は、ROM370から読み出したプログラムに従い各種処理を実行し、異常発報手段374と、リトライ運転手段375と、異常停止手段376と、制御選択手段377として機能する。
(管理装置4について)
管理装置4は、異常発報などの通信を行う通信ユニット40と、自ら及び各空気調和装置3を制御する制御部41(制御系統)と、空気調和装置3の制御に関する目標値を記憶するデータベース42と、監視モニタ43とを備える。
通信ユニット40は、通信線5を介して各空気調和装置3に接続し、空気調和装置3から送信された異常発報を受信して制御部41に出力し、制御部41の指令信号を空気調和装置3に送信する。
制御部41は、マイクロコンピュータからなり、内部にROM410と、RAM411と、汎用のCPU412とを備え、これらがデータバス413を介して接続されている。ROM410は、CPU412が複数の空気調和装置3の制御処理のためのプログラムを含む各種プログラムが記憶されている。RAM411は、CPU412が各種プログラムを実行する際の作業領域となる。CPU412は、ROM410から読み出したプログラム及び後述するデータベース42から読み出した目標値などに従い各種処理を実行し、制御手段414として機能する。
データベース42は、異常を検出した空気調和装置3がリトライ運転を実行した場合に生じた空調能力の不足を補うために必要な目標値などを記憶する目標値記憶手段である。目標値は、例えば、後述する図8〜13に示す内容に従うものが挙げられ、空気調和装置3を据え付ける際に予め設定入力される。
(従来の一般的な異常検出時の動作について)
次に動作について説明する。まず、空気調和装置3が異常状態であることを検出した場合の従来の一般的な動作について以下説明する。図4は空気調和装置が実行する異常検出時の一般的な処理の手順を示すフローチャートであり、図5は管理装置が実行する異常検出時の一般的な処理の手順を示すフローチャートである。
空気調和装置3の制御部37は、各部に指令信号を出力して通常運転を行い(S101)、通常運転中の各部の変化を制御用センサ32に検出させる。制御部37は、検出した変化が異常状態であるか否かを判定し(S102)、異常状態でないと判定した場合(S102でNO)、ステップS101に戻り、通常運転を含む処理を繰り返す。
一方、制御部37は、異常状態であると判定した場合(S101でYES)、各部に「停止指令」の指令信号を出力し、通常運転を一旦停止させ(S103)、タイマ36が所定時間(例えば、数秒乃至数十秒間)を計時する都度「再起動指令」の指令信号を各部に出力するリトライ運転を実行する(S104)。
制御部37は、異常猶予時間(例えば、30分程度)をタイマ36に別途計時させ、再検出した変化が異常状態であるか否かを判定する(S105)。ここで判定する異常状態は、ステップS102で検出した異常状態と同一のものである。制御部37は、異常状態でないと判定した場合(S105でNO)、タイマ36の計時が異常猶予時間と超過しているか否かを判定し(S106)、異常猶予時間を超過していないと判定した場合(S106でNO)、ステップS104に戻り、リトライ運転を含む処理を繰り返す。
一方、制御部37は、異常猶予時間を超過していると判定した場合(S106でYES)、異常猶予時間中に異常状態が再検出されなかったと判断し、ステップS101に戻り、通常運転に移行し、処理を繰り返す。
一方、制御部37は、ステップS105の判定において、異常状態であると判定して場合(S105でYES)、異常猶予時間中に異常状態を再検出したと判断し、各部に対して「停止指令」の指令信号を出力して空気調和装置3を異常停止(完全停止)させる(S107)。制御部37は、通信ユニット34を介して異常信号及び自らの識別符号を管理装置4に発報し(S108)、処理を終了する。なお、異常発報を受信した管理装置4の処理手順については、後述にて説明する。また、制御部37は、異常猶予時間中のリトライ運転を1回実行するとは限らず、異常状態を再検出するまで複数回実行する場合がある(S104〜S106)。
異常発報を受信した管理装置4の制御部41は、受信した識別符号が示す空気調和装置3が異常である旨の表示を監視モニタ43に出力する(S201)。制御部41は、データベース42から読み出した目標値に従い、待機状態にある第8の空気調和装置3に「起動指令」の指令信号を送信し(S202)、処理を終了する。指令信号を受信した第8の空気調和装置3は、バックアップ機として起動して供給能力の不足を補う。
(本発明に係る異常検出時の動作について)
次に、空気調和装置3が異常状態であることを検出した場合の本発明に係る動作について以下説明する。図6は空気調和装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートであり、図7は管理装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。
空気調和装置3の制御部37は、通常運転を行い(S301)、通常運転中に各部の変化を制御用センサ32に検出させ、検出した変化が異常状態であるか否かを判定する(S302)。その結果、制御部37は、異常状態でないと判定した場合(S302でNO)、ステップS301に戻り、通常運転を含む処理を繰り返す。
一方、制御部37は、異常状態であると判定した場合(S302でYES)、各部に「停止指令」の指令信号を出力し、通常運転を停止させ(S303)、異常信号及び自らの識別情報を管理装置4に発報し(S304)、処理を終了する。このように、制御部37は、異常を検出した場合、リトライ運転を実行することなく直ちに異常発報を出力する。
異常発報を受信した管理装置4の制御部41は、受信した識別符号が示す空気調和装置3が異常である旨を監視モニタ43に表示し(S401)、データベース42から読み出した目標値に従い、待機状態にある第8の空気調和装置3に「起動指令」の指令信号を送信し(S402)、処理を終了する。指令信号を受信した第8の空気調和装置3は、バックアップ機として起動し、目標値に従う運転により供給能力の不足を補う。
以上のように、サーバルームなどの室内温度を一定に保つことが要求される環境に複数の空気調和装置3が設置されている場合において、いずれかの空気調和装置3が異常可能性を有する状態に陥ったとき、速やかに、異常発報を行い、バックアップ機を起動させるなどの対応を行うことにより、被冷却空間1への供給能力の低下を防止し、室温の変動を小さくすることができる。
実施の形態2.
次に、上述した実施の形態1のように、被冷却空間1に複数の空気調和装置3が配置されているが、全ての空気調和装置3が運転状態にあり、いずれかの空気調和装置3をバックアップ機として待機させていない場合について説明する。
(異常停止状態の空気調和装置3以外の全ての空気調和装置3を用いて支援する形態)
図8はいずれかの空気調和装置が異常停止した場合の各空気調和装置の供給能力の一例を示すグラフであり、図9はいずれかの空気調和装置が異常停止した場合にその他の空気調和装置の供給能力を向上させた一例を示すグラフである。
室内の各サーバーの配置や発熱量の違いにより、室内に空気調和の負荷分布に差異が生じることが一般的である。空気調和装置3は、室内全体への空気調和の負荷が最大供給能力(供給能力100%)に対して余裕を持って設計されているため、通常運転時においては常に100%未満の供給能力で運転している(図8参照)。
ここで、例えば、図8に示すように、第1の空気調和装置3が通常運転(例えば供給能力70%)から異常停止状態(供給能力0%)となる場合、管理装置4は、第1の空気調和装置3から異常発報を受信する。異常発報を受信した管理装置4は、データベース42から読み出した設定情報に従い、残りの空気調和装置3(第2乃至第8の空気調和装置3)に対し、第1の空気調和装置3の停止に伴い不足すると推定される供給能力を補うように「能力向上指令」の指令信号を送信する。管理装置4は、データベース42から読み出した目標値に従い、例えば、図8の状態から図9の状態に変化するように、第1の空気調和装置3の通常運転時の供給能力を等分し、これに基づいて第2乃至第8の空気調和装置3の供給能力を10%向上させるように制御する。
指令信号を受信した第2乃至第8の空気調和装置3の各制御部37は、例えば、インバータ周波数値の上げることによりファン310の回転数を増速させ、供給能力を上げる。各制御部37は、タイマ36に計時させ、タイマ36の計時が予め設定された時間(例えば5分程度)に達するまで、指令に従い、供給能力を上げた状態で運転する。その後、各制御部37は、通常運転時の供給能力に戻り(図8参照)、個別に供給能力の制御を行う。
以上のように、いずれかの空気調和装置3をバックアップ機として待機させていない場合であっても、いずれかの空気調和装置3が異常可能性を有する状態に陥ったときには、この空気調和装置3の停止に伴い供給能力が不足すると推定して他の空気調和装置3の供給能力を向上させるようにしていることにより、被冷却空間1への供給能力の低下を防止し、室温の変動を抑制することができる。
(異常停止状態の空気調和装置3の近くに設置された空気調和装置3を用いて支援する形態)
また、上述する形態の他、異常停止状態の空気調和装置3の近くに設置された空気調和装置3のみを用いて供給能力の不足分を補うようにしてもよい。図10は図9とは異なる、いずれかの空気調和装置が異常停止した場合にその他の空気調和装置の供給能力を向上させた一例を示すグラフであり、図11は異常停止した空気調和装置とこれに対応して供給能力を向上させる空気調和装置との関係を示す表である。
例えば、図8に示すように、第1の空気調和装置3が通常運転(例えば供給能力70%)から異常停止状態(供給能力0%)となる場合、管理装置4は、第1の空気調和装置3から異常発報を受信する。異常発報を受信した管理装置4は、データベース42から読み出した目標値に従い(図11参照)、第1の空気調和装置3の近くに設置されている第2、第3、第5及び第6の空気調和装置3を選び出し、これらに対し、第1の空気調和装置3の停止に伴い不足すると推定される供給能力を補うように「能力向上指令」の指令信号を送信する。管理装置4は、データベース42から読み出した目標値に従い、図8の状態から図10の状態に変化するように、第1の空気調和装置3の通常運転時の供給能力に基づき、第2、第3、第5及び第6の空気調和装置3の供給能力を向上させるように制御する。
指令信号を受信した空気調和装置3の各制御部37は、各部の能力を上げるとともに、タイマ36の計時が予め設定された時間に達するまで、指令に従い、能力を上げた状態で運転する。その後、各制御部37は、通常運転時の供給能力に戻り(図8参照)、個別に供給能力の制御を行う。なお、異常停止した空気調和装置3とこれに対応して供給能力を向上させるべき空気調和装置3との関係について、図11に示すような目標値が操作者により予め入力されてデータベース42に記憶される。
(異常停止状態の空気調和装置3と同じ区域に設置された空気調和装置3を用いて支援する形態)
また、上述する形態の他、異常停止状態の空気調和装置3と同じ区域に設置された空気調和装置3を用いて供給能力の不足分を補うようにしてもよい。図12は図1とは異なる被冷却空間に本発明に係る空気調和システムを設置する一例を示す平面模式図であり、図13は図12の被冷却空間における各空気調和装置の設置場所の一例を示す表である。
例えば、図12に示すように、壁6により複数の区域に仕切られた被冷却空間1に本発明に係る空気調和システムを設置して1台の管理装置4により集中制御する場合、各空気調和装置3の設置場所について、図13に示すような目標値が操作者により予め入力されてデータベース42に記憶される。
異常発報を受信した管理装置4の制御部41は、データベース42から読み出した目標値に従い、異常発報した空気調和装置3と同じ区域に設置されている空気調和装置3を選び出し、これらに対し、空気調和装置3の異常停止に伴い不足する供給能力を補うように「能力向上指令」の指令信号を送信する。
指令信号を受信した空気調和装置3の各制御部37は、各部の能力を上げるとともに、タイマ36の計時が予め設定された時間に達するまで、指令に従い、能力を上げた状態で運転する。その後、各制御部37は、通常運転時の供給能力に戻り、個別に供給能力の制御を行う。
なお、実施の形態2において、空気調和装置3の供給能力の向上とは、上述するように、ファン310の回転数を増速させることにより、調和空気の風量を増やす場合に限らず、吹出し羽根312を揺動することにより調和空気の吹き出し方向を、異常停止となった空気調和装置3が冷却していた被冷却対象(サーバ群2)を向くように風向調整する場合であってもよい。
また、実施の形態2において、空気調和装置3が異常停止し、異常信号を管理装置4に発報する処理の手順については、図4乃至図7に示す処理の手順に従うようにしてもよい。
実施の形態3.
次に、上述した実施の形態1とは異なり、空気調和装置3は、異常猶予の段落で直ちに異常発報してバックアップ機の起動を要請しておき、その後異常猶予時間中に異常状態が一時的なものであるか否かを判断するようにしてもよい。
空気調和システムが備える構成は、上述する実施の形態1及び2と同様であるから、対応する箇所の同一の符号を付してその説明を省略する。
次に動作について説明する。図14は図6とは異なる、空気調和装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートであり、図15及び図16は図7とは異なる、管理装置が実行する異常検出時の処理の手順を示すフローチャートである。
空気調和装置3の制御部37は、通常運転を行い(S501)、通常運転中に各部の変化を制御用センサ32に検出させ、検出した変化が異常状態であるか否かを判定する(S502)。その結果、空気調和装置3は、異常状態でないと判定した場合(S502でNO)、ステップS501に戻り、通常運転を含む処理を繰り返す。
一方、制御部37は、異常状態であると判定した場合(S502でYES)、各部に「停止指令」の指令信号を出力し、通常運転を一旦停止させ(S503)、異常信号及び自らの識別情報を管理装置4に発報する(S504)。制御部37は、タイマ36が所定時間(例えば、数秒乃至数十秒間)を計時する都度「再起動指令」の指令信号を各部に出力してリトライ運転を実行する(S505)。
制御部37は、リトライ運転の実行時間となる異常猶予時間をタイマ36に別途計時させ、再度検出した変化が異常状態であるか否かを判定する(S506)。ここで判定する異常状態は、ステップS502で検出した異常状態を同一のものである。制御部37は、異常状態でないと判定した場合(S506でNO)、タイマ36の計時が異常猶予時間を超過しているか否かを判定し(S507)、異常猶予時間を超過していないと判定した場合(S507でNO)、ステップS505に戻り、リトライ運転を含む処理を繰り返す。
一方、制御部37は、異常猶予時間を超過していると判定した場合(S507でYES)、異常猶予時間中に異常状態が再度検出されなかったと判断し、異常猶予を解除した旨を管理装置4に送信し(S508)、ステップS501に戻り、通常運転に移行し、処理を繰り返す。
一方、制御部37は、ステップS506の判定において、異常状態であると判定した場合(S506でYES)、異常猶予時間中に異常状態を再度検出したと判断し、各部に対して「停止指令」の指令信号を出力して空気調和装置3を異常停止(完全停止)させ(S509)、処理を終了する。
異常発報を受信した管理装置4の制御部41は、受信した識別符号が示す空気調和装置3が異常である旨を監視モニタ43に表示し(S601)、データベース42から読み出した目標値に従い、待機状態にある空気調和装置3に「起動指令」の指令信号を送信し(S602)、処理を終了する。指令信号を受信した空気調和装置3は、バックアップ機として起動して供給能力の不足を補う。
また、異常猶予を解除した旨を受信した管理装置4の制御部41は、異常である旨の表示をクリアにし(S701)、起動指令を行ったバックアップ機に対して「停止指令」の指令信号を送信し(S702)、処理を終了する。指令信号を受信した空気調和装置3は、指令に従い運転を停止して待機状態に戻る。
以上のように、従来の目的であるリトライ運転機能を設けることで異常の誤検出を防止しつつ、異常猶予の段階で管理装置4へ直ちに異常発報してバックアップ機の起動させるなどの対応を行うことにより、被冷却空間1への供給能力の低下を極力抑制することができる。
実施の形態4.
ところで、上述した実施の形態1及び3において、空気調和装置3は、図6のステップS304及び図14のステップS504のタイミングで異常発報を行うが、ディップスイッチ(DIPSW)を設けて制御部37を制御選択手段377として機能させ、図4に示す従来の一般的な処理と切り換えることができるようにしてもよい。こうすることで、空気調和システムが備える複数の空気調和装置3のうちのいずれか一台の空気調和装置3のみを従来の一般的な処理で運転することができ、設置の自由度を増やすことができる。
1 被冷却空間
2 サーバ群
3 空気調和装置
30 冷媒回路
31 送風ユニット
310 ファン
311 モータ
312 吹出し羽根
32 制御用センサ
33 表示ユニット
34 通信ユニット
35 操作ユニット
36 タイマ
37 制御部
370 ROM
371 RAM
372 CPU
373 データバス
374 異常発報手段
375 リトライ運転手段
376 異常停止手段
377 制御選択手段
4 管理装置
40 通信ユニット
41 制御部
410 ROM
411 RAM
412 CPU
413 データバス
414 制御手段
42 データベース
43 監視モニタ
5 通信線
6 壁

Claims (4)

  1. 同一の被冷却空間に設置された複数の空気調和装置と、これらを制御する管理装置とを備え、前記空気調和装置は、自らの運転状態から異常を検出した場合、瞬時的に運転を停止した後再起動を行うリトライ運転を実行し、異常発報を前記管理装置に出力するようにしてある空気調和システムにおいて、
    前記空気調和装置は、
    異常を検出した場合、リトライ運転を実行するか否かに拘わらず直ちに異常発報を出力する異常発報手段を備え、
    前記管理装置は、
    前記空気調和装置がリトライ運転を実行した場合に生じる空調能力の不足を補うために必要な目標値を予め記憶する目標値記憶手段と、
    異常発報を受付けた場合、他の前記空気調和装置に対して、記憶してある目標値に基づく空調能力で運転させる制御指令を出力する制御手段と
    を備えることを特徴とする空気調和システム。
  2. 他の前記空気調和装置として、待機状態にしてある空気調和装置を用いることを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記空気調和装置は、
    前記異常発報手段により異常発報を出力した後にリトライ運転を実行するリトライ運転手段と、
    リトライ運転中に異常を再度検出した場合、運転を完全停止する異常停止手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和システム。
  4. 前記空気調和装置は、
    前記異常発報手段をするか否かを選択的に制御することができる制御選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和システム。
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