JP2015160418A - 灯具用レンズの成形装置、成形装置の製造方法、灯具用レンズの成形方法および灯具用レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】側面が光出射面と交差する向きに比較的長く延びている灯具用レンズを成形する場合において、当該レンズによる配光制御の精度低下を抑制する。
【解決手段】第1金型21は、成形材料が注入されるキャビティの第1部分を区画する第1成形面21aを有している。第2金型22は、キャビティの第2部分を区画する第2成形面22aを有している。第1成形面21aは、第1成形部21a1と第2成形部21a2を含んでいる。第1成形部21a1は、灯具用レンズの光出射面を成形する。第2成形部21a2は、第1成形部21a1に連続して第1成形部21a1と交差する向きに延びている。第1金型21は、第1ブロック211と第2ブロック212を含んでいる。第1ブロック211は、第1成形部21a1を含む形状を有している。第2ブロック212は、第1ブロック211と結合されている。第1ブロック211と第2ブロック212の境界線Bは、第2成形部21a2に現れている。
【選択図】図2
【解決手段】第1金型21は、成形材料が注入されるキャビティの第1部分を区画する第1成形面21aを有している。第2金型22は、キャビティの第2部分を区画する第2成形面22aを有している。第1成形面21aは、第1成形部21a1と第2成形部21a2を含んでいる。第1成形部21a1は、灯具用レンズの光出射面を成形する。第2成形部21a2は、第1成形部21a1に連続して第1成形部21a1と交差する向きに延びている。第1金型21は、第1ブロック211と第2ブロック212を含んでいる。第1ブロック211は、第1成形部21a1を含む形状を有している。第2ブロック212は、第1ブロック211と結合されている。第1ブロック211と第2ブロック212の境界線Bは、第2成形部21a2に現れている。
【選択図】図2
Description
本発明は、灯具用レンズの成形装置に関する。また、本発明は、当該成形装置の製造方法に関する。さらに、本発明は、当該成形装置を用いた灯具用レンズの成形方法に関する。またさらに、本発明は、当該成形装置により成形された灯具用レンズに関する。
凹部を有する第1金型と凸部を有する第2金型により区画されるキャビティに樹脂などの成形材料を注入し、当該キャビティに対応する形状を有する灯具用レンズを成形する装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の成形装置により成形されたレンズは、有底の円筒形状を有している。当該レンズは、円筒の底面に対応する位置に光出射面を有している。当該光出射面は、第1金型の凹部の底面により成形される。また、当該レンズは、円筒の外周面に対応する位置に側面を有している。当該側面は、光出射面と交差する向きに延びており、第1金型の凹部の内周面により成形される。すなわち、成形されたレンズは、凹部の内周面の高さに対応する長さの外周壁を有している。外周壁の先端は、開口縁を形成している。
成形されたレンズは、灯具の光源から出射された光の進行方向の制御(すなわち配光制御)に用いられる。そのため、高い寸法精度で光出射面を形成することが求められる。高い寸法精度で光出射面を形成するためには、高い寸法精度で第1金型の凹部の底面を形成する必要がある。底面の形成には切削用工具が用いられる。
一方、レンズの用途によっては、外周壁の延長寸法(光出射面から開口縁までの距離)が長いものが存在する。このようなレンズを成形する場合、凹部の内周面の高さ寸法が大きくなる。換言すると、凹部の深さ寸法が大きくなる。深い凹部の底に切削用工具の先端を到達させるには、工具の長さ寸法を大きくする必要がある。この場合、切削中における工具のぶれが大きくなる傾向があり、工具の破断や加工精度低下の原因となる。加工精度の低下は、成形されたレンズによる配光制御の精度低下を意味する。
よって本発明は、側面が光出射面と交差する向きに比較的長く延びている灯具用レンズを成形する場合において、当該レンズによる配光制御の精度低下を抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第1の態様は、灯具用レンズの成形装置であって、
成形材料が注入されるキャビティの第1部分を区画する第1成形面を有している第1金型と、
前記キャビティの第2部分を区画する第2成形面を有している第2金型と、
を備えており、
前記第1成形面は、
灯具用レンズの光出射面を成形する第1成形部と、
前記第1成形部に連続して前記第1成形部と交差する向きに延びる第2成形部と、
を含んでおり、
前記第1金型は、
前記第1成形部を含む形状を有している第1ブロックと、
前記第1ブロックと結合されている第2ブロックと、
を含んでおり、
前記第1ブロックと前記第2ブロックの境界線が、前記第2成形部に現れている。
成形材料が注入されるキャビティの第1部分を区画する第1成形面を有している第1金型と、
前記キャビティの第2部分を区画する第2成形面を有している第2金型と、
を備えており、
前記第1成形面は、
灯具用レンズの光出射面を成形する第1成形部と、
前記第1成形部に連続して前記第1成形部と交差する向きに延びる第2成形部と、
を含んでおり、
前記第1金型は、
前記第1成形部を含む形状を有している第1ブロックと、
前記第1ブロックと結合されている第2ブロックと、
を含んでおり、
前記第1ブロックと前記第2ブロックの境界線が、前記第2成形部に現れている。
このような構成によれば、レンズの側面の成形に関与する第2ブロックを第1ブロックから分離した状態で、光出射面の成形に関与する第1成形部を第1ブロックに形成する切削加工を行なうことができる。すなわち、第1ブロックに形成される凹部のうち、レンズの側面の成形に関与する部分を必要最小限にできる。したがって、切削加工に使用する工具の寸法を短くできる。そのような工具を用いることにより、切削加工中に加わる負荷によって工具のぶれが生じにくく、加工精度の低下を抑制できる。したがって、側面が光出射面と交差する向きに比較的長く延びているレンズを成形する場合において、当該レンズによる配光制御の精度低下を抑制できる。また、工具の破断を回避しやすくなるため、製造コストの抑制も可能である。
したがって、上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第2の態様は、上記の成形装置の製造方法であって、
前記第1ブロックと前記第2ブロックが離間した状態で、前記第1成形部を灯具用レンズの光出射面に対応する形状に加工し、
前記加工の終了後に前記第1ブロックと前記第2ブロックを結合する。
前記第1ブロックと前記第2ブロックが離間した状態で、前記第1成形部を灯具用レンズの光出射面に対応する形状に加工し、
前記加工の終了後に前記第1ブロックと前記第2ブロックを結合する。
また、上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第3の態様は、上記の成形装置を用いた灯具用レンズの成形方法であって、
前記第1金型と前記第2金型の少なくとも一方を移動して前記キャビティを形成するキャビティ形成工程と、
前記キャビティに樹脂を注入し、灯具用レンズを成形する成形工程と、
前記第1金型と前記第2金型の少なくとも一方を移動して前記灯具用レンズを前記第1金型と前記第2金型から離型する離型工程と、
を備えている。
前記第1金型と前記第2金型の少なくとも一方を移動して前記キャビティを形成するキャビティ形成工程と、
前記キャビティに樹脂を注入し、灯具用レンズを成形する成形工程と、
前記第1金型と前記第2金型の少なくとも一方を移動して前記灯具用レンズを前記第1金型と前記第2金型から離型する離型工程と、
を備えている。
また、上記の目的を達成するために、本発明がとりうる第4の態様は、上記の成形装置により成形された灯具用レンズであって、
光出射面と、
前記光出射面と交差する向きに延びる側面と、
少なくとも一部が前記光出射面と対向している入射面と、
を備えており、
少なくとも前記光出射面の一部は配光制御面とされており、
前記側面における前記第1ブロックと前記第2ブロックの境界に対応する位置には、線痕が形成されている。
光出射面と、
前記光出射面と交差する向きに延びる側面と、
少なくとも一部が前記光出射面と対向している入射面と、
を備えており、
少なくとも前記光出射面の一部は配光制御面とされており、
前記側面における前記第1ブロックと前記第2ブロックの境界に対応する位置には、線痕が形成されている。
上記の成形装置において、前記第1ブロックと前記第2ブロックの間に、前記キャビティと前記第1金型の外部を連通する排気路が区画されている構成としてもよい。
成形材料がキャビティに注入される際に発生するガスは、成形されるレンズに曇りを生ずる原因となる。しかしながら、上記のような構成によれば、排気路を通じて発生したガスを第1金型の外部へ排出できる。したがって、レンズの曇りを防止するための排気路を、本発明において本来的に形成される第1ブロックと第2ブロックの境界部を有効活用して比較的容易に形成できる。
添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態例について以下詳細に説明する。なお以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明の一実施形態に係る成形装置により成形されたレンズ10を示している。レンズ10は、灯具の一部を構成し、当該灯具の光源より出射された光の進行方向を制御する部品である。灯具の例としては、車両の前照灯や船灯が挙げられる。図1の(a)は、レンズ10の外観を示す正面図である。図1の(b)は、レンズ10の外観を示す背面図である。図1の(c)は、レンズ10の外観を示す側面図である。図1の(d)は、図1の(b)における線ID−IDに沿う断面を示す図である。
レンズ10は、有底の円筒形状を有している。レンズ10は、円筒の底面に対応する位置に光出射面11を有している。光出射面11は、レンズ10の前方に向かって凸とされた面である。
レンズ10は、円筒の外周面に対応する位置に側面12を有している。側面12は、光出射面11と交差する向きに延びている。すなわち、レンズ10は、側面12を含み光出射面11と交差する向きに延びる外周壁13を有している。外周壁13の先端13aは、開口縁を形成している。
レンズ10は、外周壁13により区画された空間内に光入射面14を有している。光入射面14は、光出射面11に対向している。光入射面14は、レンズの後方に向かって凸とされた面である。
レンズ10は、鍔部15を有している。鍔部15は、レンズ10が灯具のハウジング(図示せず)に装着される際に、位置決め部材として機能する。
灯具の光源(図示せず)から出射された光は、光入射面14に入射する。光入射面14に入射した光は、レンズ10の内部を進行し、光出射面11から出射する。本実施形態においては、光入射面14と光出射面11がともに凸面(配光制御面の一例)とされている。光入射面14より入射し、光出射面11から出射される光は、所定の配光制御を受け、レンズ10の前方を照明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る成形装置20の一部を示す断面図である。成形装置20は、図1を参照して説明した構成を有するレンズ10を成形するための装置である。成形装置20は、第1金型21と第2金型22を備えている。
図3の(a)は、第1金型21と第2金型22が結合された状態の成形装置20を示している。第1金型21と第2金型22が結合されることにより、両者の間にキャビティ23が形成される。成形装置20は、キャビティ23の内外を連通するゲート24を備えている。ゲート24を通じてキャビティ23に溶融樹脂などの成形材料が注入される。当該成形材料が固化することにより、レンズ10が成形される。
図2に示すように、第1金型21は、第2金型22と対向する側に第1成型面21aを有している。第1成型面21aは、キャビティ23のうち、レンズ10の光出射面11、側面12、および鍔部15の一部を成形する部分(第1部分の一例)を区画する。
第1成型面21aは、第1成形部21a1と第2成形部21a2を含んでいる。第1成形部21a1は、レンズ10の光出射面11を成形する部分である。第2成形部21a2は、第1成形部21a1に連続して第1成形部21a1と交差する向きに延びている。第2成形部21a2は、レンズ10の側面12を成形する部分である。
第1金型21は、第1ブロック211と第2ブロック212を含んでいる。第1ブロック211は、第1成形部21a1を含む形状を有している。第2ブロック212は、第1ブロック211と結合されている。当該結合により形成される第1ブロック211と第2ブロック212の境界線Bは、第2成形部21a2に現れている。
第2金型22は、第1金型21と対向する側に第2成型面22aを有している。第2成型面22aは、キャビティ23のうち、レンズ10の光入射面11、外周壁13の内周面13b(図1参照)、および鍔部15の一部を成形する部分(第2部分の一例)を区画する。
次に図4を参照して、上記のような構成を有する成形装置20によるレンズ10の成形方法について説明する。先ず、図4の(a)に示すように、第1金型21と第2金型22が結合され、キャビティ23が形成される(キャビティ形成工程の一例)。本実施形態においては、第1金型21は固定金型であり、第2金型22は第1金型21に対して変位する可動金型である。
第1金型21と第2金型22が結合された状態で、ゲート24を通じて溶融樹脂などの成形材料がキャビティ23内に注入され、次いで固化されることにより、キャビティ23内でレンズ10が成形される(成形工程の一例)。
次いで第2金型22を変位させて第1金型21から引き離すことにより、成形されたレンズ10を取り出すことができる(離型工程の一例)。前述のように、第1金型21を構成する第1ブロック211と第2ブロック212の境界線Bが、第1成型面21aの第2成形部21a2に現れている。そのため、図1の(c)に示すように、成形されたレンズ10の側面12には、境界線Bに対応する位置に線痕16が形成される。すなわち、側面12に形成された線痕16は、レンズ10が本発明に係る成形装置20によって成形されたことを示す痕跡となりうる。
次に、図3と図5を参照しつつ、本発明に係る成形装置20を用いることの利点について説明する。図3の(a)は、前述の通り、本発明に係る成形装置20を示している。図3の(b)は、成形装置20により成形されるレンズ10と同一形状のレンズを成形するための比較例に係る成形装置120を示している。
成形装置120は、第1金型121と第2金型122を備えている。成形装置120は、第1金型121が単一のブロックからなる点において、成形装置20と相違している。第2金型122は、成形装置20の第2金型22と同一の構成を有している。
図5の(a)と(b)は、上記のような構成を有する成形装置20の第1金型21を製造する方法を説明する図である。図5の(c)は、上記のような構成を有する成形装置120の第1金型121を製造する方法を説明する図である。
先ず、図5の(a)に示すように、第1ブロック211と第2ブロック212が離間した状態で、レンズ10の光出射面11に対応する形状となるように、第1ブロック211に第1成形部21a1が形成される。第1成形部21a1の形成加工は、切削工具30により行なわれる。
第1成形部21a1の加工が終了すると、図5の(b)に示すように、第1ブロック211と第2ブロック212が結合され、第1金型21が完成する。
側面12が光出射面11と交差する向きに比較的長く延びているレンズ10を、比較例に係る成形装置120のように単一ブロックからなる第1金型121を用いて成形する場合、図5の(c)に示すように、深く窪んだ凹部121aを有することになる。凹部121aの内周面の高さ寸法H2は、側面12の長さに対応している。
このような凹部121aの底部に、光出射面11を成形するための成形部を、切削加工により形成しようとする場合、寸法H2よりも長い切削工具130を使用する必要がある。微細な加工を施そうとする場合、工具の径は小さい方が好ましいため、切削工具130のアスペクト比(径に対する長さの比)は大きくなる。アスペクト比の大きな切削工具130で切削加工を行なうと、加工中に加わる負荷によって工具がぶれやすく、工具の破断や加工精度低下の原因となる。加工精度の低下は、成形されたレンズによる配光制御の精度低下を意味する。
一方、本発明に係る成形装置20の金型21は、第1ブロック211と第2ブロック212を結合することにより形成されている。第1ブロック211と第2ブロック212の結合は、両者の境界線Bが側面12を成形するための第2成形部21a2に現れるようになされている。これにより、側面12の成形に関与する第2ブロック212を第1ブロック211から分離した状態で、光出射面11の成形に関与する第1成形部21a1を第1ブロック211に形成する切削加工を行なうことができる。すなわち、第1ブロック211に形成される凹部の内周面の高さ寸法H1を必要最小限にできる。
したがって、第1成形部21a1を切削加工により形成するための切削工具30の長さ寸法を短くできる。すなわち、比較例に係る切削工具130よりもアスペクト比の小さい切削工具を使用できる。アスペクト比の小さな切削工具30の場合、切削加工中に加わる負荷によって工具のぶれが生じにくく、加工精度の低下を抑制できる。したがって、側面12が光出射面11と交差する向きに比較的長く延びているレンズ10を成形する場合において、当該レンズ10による配光制御の精度低下を抑制できる。また、アスペクト比の小さな切削工具30を使用することによって工具の破断を回避しやすくなるため、製造コストの抑制も可能である。
図6は、変形例に係る製造装置20Aを示している。本例においては、第1ブロック211と第2ブロック212の間に、キャビティ23と第1金型21の外部を連通する排気路25が区画されている。
ゲート24を通じて成形材料をキャビティ23に注入する際に発生するガスは、成形されるレンズ10に曇りを生ずる原因となる。しかしながら、上記のような構成によれば、排気路25を通じて発生したガスを第1金型21の外部へ排出できる。したがって、レンズ10の曇りを防止するための排気路25を、本発明において本来的に形成される第1ブロック211と第2ブロック212の境界部を有効活用して比較的容易に形成できる。
上記の実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは明らかである。
レンズ10の形状は、その用途に応じて適宜に変更できる。上記の実施形態においては、レンズ10の光出射面11と光入射面14の双方が軸対称な凸面とされている。しかしながら、光出射面11の少なくとも一部が配光制御面とされていれば、光出射面11と光入射面14の形状は任意に定められうる。
ここで「配光制御面」とは、その面を通過する光を屈折させるものに限られず、その面を通過する光を散乱させるものや、内部反射を生じさせるものも含む。所望の配光制御が得られれば、光出射面11と光入射面14の形状や曲率は任意に定められうる。例えば、光出射面11と光入射面14の間の曲率や肉厚を緩やかに変化させることにより配光制御を実現してもよい。このような肉厚変化により配光制御がなされていれば、ハウジングとともに灯具が収容される灯室を区画する透光カバーも、本発明の適用対象である「灯具用レンズ」に含まれる。
上記の実施形態に係る成形装置20においては、第1金型21が固定金型であり、第2金型が可動金型である。しかしながら、第2金型22が固定金型とされ、第1金型21が可動金型とされてもよい。あるいは、第1金型21と第2金型22の双方が相対変位するように構成されてもよい。
10:レンズ、11:光出射面、12:側面、14:光入射面、16:線痕、20:成形装置、21:第1金型、21a:第1成型面、21a1:第1成形部、21a2:第2成形部、22:第2金型、22a:第2成形面、23:キャビティ、25:排気路、211:第1ブロック、212:第2ブロック、B:第1ブロックと第2ブロックの境界線
Claims (5)
- 灯具用レンズの成形装置であって、
成形材料が注入されるキャビティの第1部分を区画する第1成形面を有している第1金型と、
前記キャビティの第2部分を区画する第2成形面を有している第2金型と、
を備えており、
前記第1成形面は、
灯具用レンズの光出射面を成形する第1成形部と、
前記第1成形部に連続して前記第1成形部と交差する向きに延びる第2成形部と、
を含んでおり、
前記第1金型は、
前記第1成形部を含む形状を有している第1ブロックと、
前記第1ブロックと結合されている第2ブロックと、
を含んでおり、
前記第1ブロックと前記第2ブロックの境界線が、前記第2成形部に現れている、成形装置。 - 前記第1ブロックと前記第2ブロックの間に、前記キャビティと前記第1金型の外部を連通する排気路が区画されている、請求項1に記載の成形装置。
- 請求項1または2に記載の成形装置の製造方法であって、
前記第1ブロックと前記第2ブロックが離間した状態で、前記第1成形部を灯具用レンズの光出射面に対応する形状に加工し、
前記加工の終了後に前記第1ブロックと前記第2ブロックを結合する、製造方法。 - 請求項1または2に記載の成形装置を用いた灯具用レンズの成形方法であって、
前記第1金型と前記第2金型の少なくとも一方を移動して前記キャビティを形成するキャビティ形成工程と、
前記キャビティに樹脂を注入し、灯具用レンズを成形する成形工程と、
前記第1金型と前記第2金型の少なくとも一方を移動して前記灯具用レンズを前記第1金型と前記第2金型から離型する離型工程と、
を備えている。 - 請求項1または2に記載の成形装置により成形された灯具用レンズであって、
光出射面と、
前記光出射面と交差する向きに延びる側面と、
少なくとも一部が前記光出射面と対向している入射面と、
を備えており、
少なくとも前記光出射面の一部は配光制御面とされており、
前記側面における前記第1ブロックと前記第2ブロックの境界に対応する位置には、線痕が形成されている、灯具用レンズ。
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