JP6584265B2 - 導光体,同導光体の成形方法および金型装置 - Google Patents

導光体,同導光体の成形方法および金型装置 Download PDF

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Description

本発明は、配光形成用の樹脂製光学部材である導光体,同導光体を射出成形する方法および同導光体を射出成形する金型装置に係り、特に、光出射面に配光制御ステップが形成された導光体,同導光体の成形方法および同導光体を成形する金型装置に関する。
自動車用灯具を構成する配光形成用の光学部材である導光体は、例えば、下記特許文献1に示すように、全体が平板状に形成され、後面から入射した光源光を配光制御ステップが形成された前面から出射させるように構成されており、灯室内の光源の前方に配置される。
この種の導光体は、金型によって射出成形されるが、配光制御ステップ成形用の成形面を高精度に加工し易いという点で、ステップ成形用の成形面を有する入れ子を内蔵した金型(図8参照)が一般に採用されている。
図8に示す金型は、配光制御ステップ(例えば、魚眼ステップ)成形用の成形面2aを有する入れ子2を組み付け一体化した固定側金型1と、固定側金型1に対し接近離反動作可能な可動側金型3を備え、金型1,3を型閉めすることで画成された導光体成形用のキャビティに樹脂が射出されることで、配光制御ステップ(例えば、魚眼ステップ)5aを前面に形成した導光体5が成形される。符号PLは、金型1,3の分割面を示す。なお、入れ子2は、図の左から右に向って、金型1の成形面1aに連通する入れ子挿入孔1a’に所定位置まで挿入し、図示しない固定手段によって金型1に固定される。
そして、入れ子2の入れ子挿入孔1a’への挿入方向前面側(以下、入れ子2前面という)には、図9に示すように、配光制御ステップ5a成形用の成形面2aが切削加工によって設けられているが、入れ子2の成形面2a周縁部が所定の断面矩形状(d×d1)に切り欠かれて、成形面2a周縁部に環状の段差部端面2bが設けられている。
即ち、入れ子2前面の周縁部を含む全面に成形面2aを切削加工すること、詳しくは、入れ子2前面の周縁に成形面2aの薄肉の尖ったエッジ2a1が一致するように正確に切削加工することは、非常に難しい。そして、切削加工された成形面2aの尖ったエッジ2a1にはバリが発生し、たとえバリを除去したとしても、成形面2aの周縁に沿ったエッジ2a1の稜線は凹凸の多い不連続線となる。
このため、入れ子2を挿入孔1a’に挿入する際、成形面2aの尖ったエッジ2a1が孔1a’の内周面と干渉して、入れ子2のスムーズな挿入が妨げられる。
また、キャビティのコーナ部となる、金型1の成形面1aと入れ子2の成形面2a(成形面2aの周縁に沿ったエッジ2a1)間の密着性も悪く、配光制御ステップ5aの特に周縁部における成形性が低下する。
そこで、従来では、図9に示すように、まず、入れ子2前面の周縁に沿って所定幅の仕上げ代dが残るように、成形面2aを切削加工した後、仮想線で示すように、入れ子2の前面周縁部の外周面を所定幅d1で仕上げ代d相当の深さに仕上げ切削加工することで、成形面2aの周縁に沿ったエッジ2a1の稜線が滑らかな連続線となる。このため、成形面2a周縁部には、仕上げ代d相当の環状の段差部端面2bが設けられている。
そして、従来の入れ子2では、挿入孔1a’への挿入方向前面側の大きさが、入れ子2の外形よりも全周にわたって段差部端面2bの幅dだけ狭められている分、入れ子2を挿入孔1a’に挿入する際に、孔1a’の内周面と干渉させることなく、スムーズに挿入できる。
また、金型1,3を型閉めした際、キャビティを画成する金型1の成形面1aと入れ子2の成形面2a間には、断面矩形状(d×d1)の環状の間隙s(図8参照)が形成され、射出成形の際に、この間隙sに樹脂が充填されることで、入れ子2の成形面2aに樹脂が確実に密着するように保持されて、配光制御ステップ5aの成形性が確保される。特に、この配光制御ステップ5aの成形性を確保するためには、間隙sに樹脂が確実に充填されるように、間隙sは、大きめ(例えば、1mm×1mm)に設定されていた。
特開2014-75331号(請求項1、段落0032〜0041、図1,2,3)
しかし、前記した従来の金型(図8,9参照)を用いた射出成形では、成形品である導光体5の前面周縁部に、配光制御ステップ5aを取り囲む断面矩形状(例えば、1mm×1mm)の「入れ子棚」と称される帯状部5bが成形される。
そして、成形品である導光体5を組み付けた灯具を点灯させると、配光制御ステップ5aを取り囲むように延在する帯状部5bが点光りして、灯具の所望の配光が得られず、被視認性も悪い、という新たな問題が発生した。
そこで発明者は、「入れ子棚」と称される断面矩形状の帯状部5bを実質的になくすことができれば、灯具点灯時の帯状部5bの点光りがなくなって、灯具の所望の配光および被視認性が得られる、と考えた。
一方、従来の金型では、金型1に組み付ける入れ子2は、成形面2aを設けた入れ子2前面の周縁部が、断面矩形状(例えば、1mm×1mm)に切り欠かれており、即ち、入れ子2の成形面2a周縁部に、断面矩形状(例えば、1mm×1mm)の切欠に対応する段差部端面2bが帯状に設けられている。
この段差部端面2bは、入れ子2に高精度の成形面2aを形成するために、また、入れ子2を挿入孔1a’にスムーズに挿入させるとともに、配光制御ステップ5aの成形性を確保するためにも、必要不可欠なもので、段差部端面2bそのものをなくすことはできない。
しかし、この段差部端面2bの幅をできる限り微小値にすれば、段差部端面2bの幅で特定される、金型1,3によって画成されるキャビティの帯状部5bに対応する部分の間隙sも同様に微小値となって、射出成形の際、この間隙sに樹脂が充填されず、「入れ子棚」と称される帯状部5bを欠肉させることができる、即ち、成形された導光体の光出射面周縁部に従来形成されていた断面矩形状の帯状部5bを実質的になくすことができる、と考えた。
そして、入れ子2に設ける段差部端面2bの幅を種々変えて、導光体を射出成形する検証を重ねた結果、成形された導光体の光出射面周縁部に「入れ子棚」と称される断面矩形状の帯状部5bが形成されないためには、段差部端面2bの幅(キャビティの入れ子棚に対応する部分の間隙寸法)dを所定の範囲にすることが有効であることが確認されたことで、今回の特許出願に至ったものである。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、所望の灯具の配光および被視認性が得られ、外観性も良好な導光体,同導光体の成形方法および金型装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明(導光体)は、入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させるように構成され、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する金型を用いて射出成形された導光体において、
前記導光体の光出射面周縁部に、前記金型の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応し、前記段差部端面に接触しないで成形された非成形面である帯状部が形成されたことを特徴とする。
具体的には、入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させるように構成され、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する入れ子を内蔵した金型を用いて射出成形された導光体であって、
前記導光体の光出射面周縁部に、前記入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が形成された導光体において、
前記段差部端面の幅が所定値以下に設定されて、前記導光体の光出射面周縁部に、前記段差部端面と同幅の非成形面で構成された帯状部が前記配光制御ステップ形成位置と面一に形成されたことを特徴とする。
請求項2においては、請求項1に記載の発明において、前記帯状部の幅は、0.1mm〜0.5mmの範囲であることを特徴とする。
前記目的を達成するために、請求項3に係る発明(導光体の成形方法)は、入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させる導光体を、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する金型を用いて射出成形する際に、
前記導光体の光出射面周縁部に、前記金型の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が成形される導光体の成形方法において、
射出成形の際、前記金型に設けた前記導光体成形用のキャビティに射出された樹脂が該キャビティの前記段差部端面に接触しないで成形されることを特徴とする。
具体的には、入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させる導光体を、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する入れ子を内蔵した金型を用いて射出成形する際に、前記導光体の光出射面周縁部に、前記入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が成形される、導光体の成形方法において、
前記段差部端面の幅が所定値以下の微小幅に設定されて、射出成形の際、前記金型に設けた前記導光体成形用キャビティの前記帯状部に対応する部分に樹脂が侵入できないように構成されたことを特徴とする。
前記目的を達成するために、請求項4に係る発明(金型装置)は、入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させる導光体を、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する入れ子を内蔵した金型を用いて射出成形することで、前記導光体の光出射面周縁部に、前記入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が成形されるように構成された金型装置において、
射出成形の際、前記金型に設けた前記導光体成形用のキャビティに射出された樹脂が該キャビティの前記段差部端面に接触しないで成形されることを特徴とする。
具体的には、入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させる導光体を、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する入れ子を内蔵した金型を用いて射出成形することで、前記導光体の光出射面周縁部に、前記入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が成形されるように構成された金型装置において、
前記段差部端面の幅が所定値以下の微小幅に設定されて、射出成形の際、前記金型に設けた前記導光体成形用キャビティの前記帯状部に対応する部分に樹脂が侵入できないように構成されたことを特徴とする。
そして、請求項3(4)では、前記金型(前記入れ子)の前記成形面周縁部に設けた段差部端面の幅は、0.1mm〜0.5mmの範囲であることが望ましい。
(作用)従来は、射出成形の際、金型に設けた導光体成形用のキャビティに樹脂が充填されることで、光出射面に配光制御ステップが形成された導光体が成形されるが、金型の配光制御ステップ成形用の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する厚さをもつ「入れ子棚」と称される横断面矩形状の帯状部(図8の符号5b参照)が成形される。
詳しくは、金型の成形面と入れ子の成形面周縁部間の微小間隙(入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の幅に等しい間隙)に樹脂が充填されることで、導光体の光出射面周縁部には、入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の幅に対応する厚さをもつ「入れ子棚」と称される横断面矩形状の帯状部(図8の符号5b参照)が成形される。
然るに、本発明に係る方法および装置では、金型(入れ子)の配光制御ステップ成形用の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の幅が所定値以下の微小幅に設定されて、射出成形の際、金型に設けた導光体成形用のキャビティの帯状部に対応する部分(=入れ子に設けた帯状の段差部端面の微小幅相当の間隙)に樹脂が侵入できないため、該間隙は、樹脂が充填されない欠肉した状態となる。
そして、金型に設けたキャビティの帯状部に対応する部分の入り口に樹脂が一部膨出した形態(入り口に樹脂が凸面状に盛り上がった形態)で保圧・冷却される。
したがって、成形された導光体の光出射面周縁部に、従来形成されていた「入れ子棚」と称される横断面矩形状の帯状部は形成されず、帯状部(入れ子棚)が点光りするという従来の不具合が解消される。
また、成形された導光体の光出射面周縁部には、「入れ子棚」と称される横断面矩形状の帯状部に代わり、入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面と同幅の帯状部が配光制御ステップ形成位置と面一に形成される。
この帯状部の幅は、非常に狭い(例えば、0.1〜0.5mm)ため、帯状部から出射する光は非常に微少で弱い。しかも帯状部の表面は、平滑な成形面とは異なり、樹脂素材が金型や入れ子と接触することなく冷却して硬化した、滑らかとは到底いえない非成形面で構成され、さらには、帯状部の表面は前方凸の断面円弧状に形成されているので、帯状部から出射する光は拡散する。したがって、導光体の光出射面周縁部の帯状部が点光りすることもない。
なお、導光体の光出射面周縁部に形成される帯状部の幅は、金型(入れ子)の成形面周縁部に設ける帯状の段差部端面の幅で特定されるので、帯状部の幅が0.5 mmを越えると、金型(入れ子)の成形面周縁部に設ける帯状の段差部端面の幅が0.5 mmを越えて、射出成形の際、金型に設けた導光体成形用のキャビティの帯状部に対応する部分(間隙)に樹脂が侵入し、同間隙を欠肉させることができない。
一方、帯状部の幅が0.1 mm未満では、金型(入れ子)の成形面周縁部に設ける帯状の段差部端面の幅が0.1 mm未満で、これは、入れ子前面に成形面を切削加工する際に、入れ子前面の側縁に沿って残す仕上げ代dが0.1 mm未満、即ち、仕上げ代dを設けないに等しく、入れ子前面の側縁に成形面の尖ったエッジが一致するように正確に切削加工することは、非常に難しい。即ち、入れ子前面に高精度の成形面を形成することができない。
したがって、帯状部の幅は、0.1〜0.5mmの範囲にあることが望ましい。
また、導光体の光出射面周縁部に配光制御ステップ形成位置と面一に形成されている、非成形面で構成された微小幅の帯状部によって、導光体の光出射面に形成されている配光制御ステップと導光体外周面との境界がぼかされて、導光体の側方からの外観性も良好となる。
なお、入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の幅は、従来の段差部端面の幅(1mm)に比べて微小値(0.1mm以上0.5mm未満)に設定されているが、従来の入れ子の成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の種々の機能が損なわれるわけではない。
即ち、第1には、入れ子前面に成形面を切削加工する際に、入れ子前面に仕上げ代(0.1mm以上)が残るように成形面を切削加工した後に、入れ子前面の外周面を仕上げ代相当切削加工することで、入れ子前面に高精度の成形面を形成することができる。
第2には、入れ子の挿入孔への挿入方向前面側の大きさが、入れ子の外形よりも全周にわたって段差部端面の幅(0.1mm以上)だけ狭められている分、入れ子を挿入孔に挿入する際に、孔の内周面と干渉させることなく、スムーズに挿入できる。
第3には、金型を型閉めした際、キャビティを画成する金型の成形面と入れ子の成形面間には、断面矩形状(0.1mm以上0.5mm未満)の環状の非常に狭い間隙Sが形成されて、射出成形の際に、この間隙Sに樹脂が充填されることはないが、金型の成形面と入れ子の成形面が離間(0.1mm以上0.5mm未満)している分、入れ子の成形面に樹脂が確実に密着するように充填されて、配光制御ステップの成形性が確保される。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る導光体によれば、帯状部が点光りせず適正な配光を形成できるので、灯具に組み込むことで、灯具点灯時に所望の配光および被視認性が得られる導光体を提供できる。
また、導光体の光出射面の配光制御ステップと導光体外周面との境界が非成形面で構成された微小幅の帯状部によってぼかされて、導光体の側方からの外観性が良好となる。
また、本発明に係る導光体の成形方法および金型装置によれば、帯状部が点光りしない適正な配光を形成できる導光体を製造できる。
本発明の第1の実施形態に係る金型装置の縦断面図である。 同金型装置の要部拡大断面図で、(a)はキャビティに樹脂が充填される前の状態を示し、(b)はキャビティに樹脂が充填された状態を示す。 同金型装置によって成形された導光体を示し、(a)は同導光体の要部拡大断面図、(b)は同導光体の背面斜視図である。 同金型装置によって成形された導光体を備えた車両用灯具の水平断面図である。 導光体の縦断面図(図4に示す線V-Vに沿う断面図)である。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る金型装置の断面図、(b)は同金型装置によって成形された導光体の断面図(図7に示す線VI-VIに沿う断面図)である。 同金型装置によって成形された導光体を備えた車両用灯具の水平断面図である。 従来の金型装置の要部縦断面図である。 同金型装置に内蔵された入れ子の要部縦断面図である。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る金型装置の縦断面図、図2は、同金型装置の要部拡大断面図で、(a)はキャビティに樹脂が充填される前の状態を示し、(b)はキャビティに樹脂が充填された状態を示し、図3は、同金型装置によって成形された導光体を示し、(a)は同導光体の要部拡大断面図、(b)は同導光体の背面斜視図である。
これらの図において、金型装置10は、入れ子12を内蔵する固定側金型20と、固定側金型20に対し、接近離反方向(左右方向)に移動可能な可動側金型30を備え、金型20,30の対向する分割面21,31には、入れ子12に設けられたステップ成形用の成形面12aと協働して、導光体40(図3参照)成形用のキャビティCを画成する成形面20a,30aが形成されている。そして、金型20,30を型閉めすることで形成されたキャビティCに、図示しないゲートを介して溶融樹脂(ポリカーボネート樹脂)が射出されて、成形品である導光体40が成形される。
固定側金型20には、該金型20を前後方向(図1の左右方向)に貫通する入れ子係合孔24が設けられ、入れ子係合孔24における金型20の分轄面21側の開口内周面は、金型30の成形面30aに整合する金型20の成形面20aを構成している。金型20の分轄面21と反対側(以下、背面側という)には、入れ子12後端のフランジ部16が係合できる、入れ子係合孔24に連通する一回り大きい開口部25が設けられており、金型20の背面側から入れ子12を入れ子係合孔24に挿入し、開口部25に係合したフランジ部16をボルト17で固定することで、入れ子12を金型20に一体化できる。
キャビティCは、導光体40の横断面に整合する偏平な矩形状に形成されており、一方、入れ子12の横断面も、導光体40,成形面20a,入れ子係合孔24の横断面形状に整合する偏平な矩形状に形成されている。
そして、入れ子12の前面は、後述する導光体40の平面視左右方向に傾斜する光出射面である前面40a(図4参照)に整合する、左右方向に傾斜した形状に形成されるとともに、該前面には、導光体40の前面(光出射面)40aに設ける魚眼ステップ42を成形するための成形面12aが設けられている。
成形面12aは、入れ子12の前面に切削加工によって設けられるとともに、成形面12a周縁部(成形面12a形成領域12bの周り)には、帯状の段差部端面13が設けられている。
即ち、図2(a)に示すように、断面矩形状の入れ子12前面の上下左右の側縁に沿って所定幅(0.3mm)の仕上げ代d’が残るように、成形面12aを切削加工した後、入れ子12の成形面12a周縁部を所定幅wで仕上げ代d’相当の深さに仕上げ切削加工することで、入れ子12の前面に高精度の成形面12aが設けられている。
また、入れ子12の挿入孔24への挿入方向前面側の、成形面12a形成領域12bの大きさが、入れ子12の上下左右の側面よりも段差部端面13の幅(0.3mm)だけ内側に小さく構成されて、入れ子12を挿入孔24に挿入する際に、成形面12aの尖ったエッジ12a1を孔24の内周面と干渉させることなくスムーズに挿入できる。
また、金型20,30を型閉めした際、キャビティCを画成する金型20の成形面20aと入れ子12の成形面12a間には、断面矩形状(0.3mm×w)の環状の非常に狭い間隙Sが形成されて、金型20の成形面20aと入れ子12の成形面12aが離間(0.3mm)している分、射出成形の際に、入れ子12の成形面12aに樹脂が確実に密着するように充填・保持されて、魚眼ステップ44の成形性が確保されている。
また、導光体成形用のキャビティCに樹脂が充填されることで、前面40aに魚眼ステップ42が形成された導光体40が成形される。しかし、図2(a)に示すように、金型20の成形面20aと入れ子12の成形面12a形成領域12b間には、入れ子12に設けた段差部端面13の幅(0.3mm)相当の環状の間隙Sが形成されるが、間隙Sの間隔が0.3mmと狭すぎて、図2(b)に示すように、キャビティCに射出された樹脂がこの間隙Sに侵入できず、該間隙Sは、樹脂が充填されない欠肉した状態となる。そして、間隙Sの入り口に樹脂が一部膨出した形態(入り口に樹脂が凸面状に盛り上がった形態)で保圧・冷却される。
この結果、図3(a)に示すように、成形された導光体40の前面周縁部に、従来形成されていた「入れ子棚」と称される帯状部5b(図8参照)は形成されず、入れ子棚5bに代わり、入れ子12に設けた帯状の段差部端面13と同幅(0.3mm)の帯状部44が魚眼ステップ42形成面(形成位置)42aと面一に形成される。
そして、射出成形品であるポリカーボネート樹脂製の透明な導光体40は、図3,4,5に示すように、後面40bから入射した光源光を魚眼ステップ42が形成された前面(光出射面)40aから出射させるように構成されている。
しかし、導光体40の前面(光出射面)40aに設けられた帯状部44の幅は、非常に狭い(0.3mm)ため、帯状部44から出射する光は非常に微少で弱い。しかも帯状部44の表面は、平滑な成形面とは異なり、樹脂素材が金型20や入れ子12と接触することなく冷却して硬化した、滑らかとは到底いえない非成形面で構成され、さらには、帯状部44の表面は前方凸の断面円弧状に形成されているので、帯状部44から出射する光は拡散する。したがって、導光体40の前面周縁部に設けられている帯状部44が点光りすることもない。
また、導光体40の成形面12a周縁部に魚眼ステップ42形成面(形成位置)42aと面一に形成されている、非成形面で構成された微小幅の帯状部44によって、導光体40の光出射面に設けた魚眼ステップ42と導光体40の上下左右側面との境界がぼかされて、導光体40の側方からの外観性も良好となる。
なお、入れ子12の前面に設けた成形面12aの周縁部(成形面12a形成領域12bの周り)には、帯状の段差部端面13が設けられているが、図2(a),(b)を参照して既に説明したように、導光体40成形用のキャビティCにおける、入れ子12の成形面12a周縁部の切削されたd’×wの断面矩形状領域には、射出された樹脂が全く充填されず欠肉することから、成形面12aを設けた入れ子12の前面から段差部端面13までの距離(仕上げ切削加工の幅)wは、成形面12aを切削加工した後、入れ子12の成形面12a周縁部外周を仕上げ代d’相当の深さに仕上げ切削加工することが可能な如何なる値であってもかまわない。
しかし、例えば、断面矩形状の入れ子12前面の左右いずれか一方の側縁に沿って所定幅(0.3mm)の仕上げ代d’が残るように、成形面12aを切削加工した際に、成形面12aの凹面領域12a2(図2(a)参照)が他方の側縁位置となって、他方の側縁に沿って仕上げ代d’が残らないこともあり得る。このように仕上げ代d’を残せない他方の側縁に沿っても、仕上げ代d’相当の深さを切削加工して、成形面12a周縁部全周に上下左右の側縁に沿って連続する段差部端面13を形成できるように、段差部端面13の位置(成形面12aを設けた入れ子12前面からの距離w)は、少なくとも、成形面12aの凹面領域12a2の深さhを越える値(w>h)であることが望ましい。
そして、図4,5に、導光体40を車両左前端部に設ける灯具であるデイタイムランニングライト100に適用した実施例を示す。
デイタイムランニングライト100は、ランプボディ112と前面カバー114で画成された灯室と、灯室背面側に左右方向等間隔に配置された3個の光源であるLED116と、LED116の前方に配置された平板形状の導光体40を備えて構成されている。前面カバー114は、車両左前端部形状に倣うように、その左端部から右端部に向けて後方側に回り込むように形成されている。
導光体40は、前面カバー114に沿って左端部から右端部に向けて後方側に周り込むように形成され、その光出射面である前面40aには、図3(a),図5に示すように、配光制御ステップである魚眼ステップ42が上下2段に設けられている。
一方、導光体40の後面40bには、図4示すように、各LED116からの出射光を制御する光制御部40Aが左右方向等間隔に形成されている。詳しくは、光制御部40Aは、光源光を前方側に屈折させるようにして入射させる第1入射部40A1と、第1入射部40A1の両側において光源光を側方側へ屈折させるようにして入射させる左右一対の第2入射部40A2と、第2入射部40A2から入射した光源光を前方へ向けて全反射により内面反射させる左右一対の反射部40A3を備えている。第1入射部40A1は、図5に示すように、上下方向には光源光を軸線と平行な光として入射させる曲面であって、その表面には、縦縞状にシリンドリカル凹ステップ40A1sが形成されている。
また、導光体40の前面40aの周縁部には、既に図3(a),5を参照して説明したように、導光体40の上下左右側面に沿って延在する、非成形面で構成された微小幅(0.3mm)の帯状部44が魚眼ステップ42と面一に形成されている。
この帯状部44は点光りすることがなく、導光体40によって適正な配光が形成されることから、デイタイムランニングライト100としての所望の配光が得られる。
図6(a)は、本発明の第2の実施形態に係る金型装置の断面図、図6(b)は、(b)は同金型装置によって成形された導光体の断面図(図7に示す線VI-VIに沿う断面図)、図7は、同金型装置によって成形された導光体を備えた車両用灯具の水平断面図である。
図7において、符号200は、車両右後端部に設けられる灯具であるクリアランスランプで、ランプボディ202と前面カバー204によって画成された灯室に配置された光源であるバルブ206と、灯室の側方に配置されて、入射した光源光を導光し車両後端部の側方に向けて配光する導光体210で構成されている。
詳しくは、ランプボディ202と前面カバー204によって画成された灯室は、全体が上下方向に扁平な形状に形成されるとともに、バルブ206を収容する奥行きのある灯室領域と、車体形状に倣うように後方に湾曲する奥行きの小さい第2灯室領域で構成されている。
導光体210は、横断面矩形状(図6(b)参照)で、全体が灯室の湾曲形状に倣うように湾曲した形状に形成されて、導光体210の側面210cが光源であるバルブ206に正対するように配設されている。また、前面カバー204に正対する導光体210の前面210a側には、配光制御ステップである魚眼ステップ212が形成されるとともに、導光体210の背面210b側には、例えば円錐型の点刻216が多数設けられている。このため、導光体210の側面210cから入射した光源光は、導光体210の背面側に設けられた点刻216で内面反射して、導光体210の前面210a側に形成されている魚眼ステップ212から拡散光として車両後端部の側方に配光される。なお、図7の符号Aは、魚眼ステップ212形成領域、符号Bは、魚眼ステップ212非形成領域を示す。
導光体210を成形する金型装置10Aは、図6(a)に示すように、入れ子12Aを内蔵する固定側金型20Aと、固定側金型20Aに対し、接近離反方向(左右方向)に移動可能な可動側金型30Aを備え、金型20A,30Aの対向する分割面21A,31Aには、入れ子12Aの前面に設けた、導光体210の前面210a成形用の成形面12a’と協働して、導光体210(図6(b),図7参照)成形用のキャビティC1を画成する成形面20a1,30a1が形成されている。そして、金型20A,30Aを型閉めすることで形成されたキャビティC1に、図示しないゲートを介して溶融樹脂が射出されて、成形品である導光体210が成形される。
入れ子12Aの成形面12a’の左右方向所定の範囲には、導光体210の前面210a所定の範囲(符号Aで示す範囲)に魚眼ステップ212を成形するための成形面12a”が切削加工によって設けられるとともに、成形面12a”の左右に延びる上下の側縁部には、所定幅d’の帯状の段差部端面13Aが設けられている。
即ち、前記した第1の実施の形態と同様、断面矩形状の入れ子12A前面の成形面12a’の左右方向所定の範囲には、左右に延びる上下の側縁に沿って所定幅(0.3mm)の仕上げ代d’が残るように、成形面12a”を切削加工した後、成形面12a”の左右に延びる上下の側縁部を所定幅wで仕上げ代d’相当の深さに仕上げ切削加工することで、入れ子12A前面の所定の範囲に高精度の魚眼ステップ212成形用の成形面12a”が設けられ、成形面12a”の上下の左右に延びる側縁部には、側縁部に沿って延びる幅d’の帯状の段差部端面13Aが設けられている。
この第2の実施形態に係る金型装置10Aにおいても、型閉めした金型20A,30Aに形成されるキャビティC1の、入れ子12Aの成形面12a”と金型20Aの成形面20a1との間には、入れ子12Aに設けた段差部端面13Aの幅(0.3mm)相当の間隙S1が形成されるが、間隙S1の間隔(0.3mm)が狭すぎて、キャビティC1に射出された樹脂がこの間隙S1に侵入できず、該間隙S1は、樹脂が充填されない欠肉した状態となる。
この結果、成形された導光体210の魚眼ステップ212の上下の側縁部には、図6(b)に示すように、入れ子12Aに設けた帯状の段差部端面13Aと同幅(0.3mm)の非成形面で構成された帯状部214が魚眼ステップ212と面一に形成される。
この帯状部214は点光りすることがなく、導光体210によって適正な配光が形成されることから、クリアランスランプ200の所望の配光が得られる。
その他は、前記した第1の実施形態に係る金型装置10と同一であるので、同一の符号を付すことで、その重複する説明は省略する。
なお、前記した実施例では、入れ子12の成形面12a周縁部に設ける帯状の段差部端面13の幅(導光体40の光出射面周縁部に設ける帯状部44の幅)、および入れ子12Aの成形面12a”の上下の側縁部に設ける帯状の段差部端面13Aの幅(導光体210の魚眼ステップ212の上下の側縁部に設ける帯状部214の幅)がそれぞれ0.3mmであると説明したが、この幅は、0.3mmに限るものではなく、0.1〜0.5mmの範囲であればよい。
即ち、帯状部44,214の幅は、入れ子12,12Aに設ける帯状の段差部端面13,13Aの幅で特定されるので、帯状部44,214の幅が0.5 mmを越えると、入れ子12,12Aに設ける帯状の段差部端面13,13Aの幅が0.5 mmを越えて、射出成形の際、金型に設ける導光体成形用のキャビティC,C1の入れ子12,12Aの段差部端面13,13Aに対応する部分の間隙S,S1に樹脂が侵入し、間隙S,S1を欠肉させることができない。
一方、帯状部44,44Aの幅が0.1 mm未満では、入れ子12,12Aに設ける帯状の段差部端面13,13Aの幅が0.1 mm未満で、これは、入れ子12,12A前面に成形面12a,12a”を切削加工する際に、入れ子12,12A前面の側縁に沿って残す仕上げ代d’が0.1 mm未満、即ち、仕上げ代を設けないに等しく、入れ子12,12A前面の側縁に成形面の尖ったエッジが一致するように正確に切削加工することは、非常に難しい。即ち、入れ子前面12,12Aに高精度の成形面を形成することがでない。
したがって、帯状部44,44Aの幅(入れ子12,12Aに設ける帯状の段差部端面13,13Aの幅)は、0.1〜0.5mmの範囲にあることが望ましい。
また、前記した実施の形態では、導光体40,210の前面側には、配光制御ステップである魚眼ステップ42,212が設けられているが、魚眼ステップ42,212に限るものではなく、魚眼ステップ42,212以外の配光制御ステップであってもよい。
また、前記した実施の形態では、本発明を適用した灯具の光源(導光体を発光させる光源)として、LED16(第1の実施の形態)とバルブ206(第2の実施の形態)を説明したが、第1の実施の形態でバルブを、第2の実施の形態でLEDをそれぞれ光源として用いてもよい。また、灯具の光源としては、これらに限られるものではなく、有機EL,レーザーダイオード等も使用できる。
また、前記した実施の形態では、本発明に係る導光体をデイタイムランニングライトとクリアランスランプに適用した灯具について説明したが、テールランプ,ストップランプ,ターンシグナルランプその他の標識灯についても広く適用できる。
10,10A 金型装置
C,C1 導光体成形用のキャビティ(導光体に対応するキャビティ)
12,12A 入れ子
12a,12a” 魚眼ステップ成形用の成形面
13,13A 帯状の段差部端面
d’ 帯状の段差部端面の幅
16 光源であるLED
17 入れ子固定ボルト
20,20A 固定側金型
20a,20a1 固定側金型の成形面
21,31,21A,31A 金型の分轄面
24 入れ子係合孔
30,30A 可動側金型
30a,30a1 可動側金型の成形面
40,210 導光体
40a,210a 光が出射する導光体の前面
40b,210b 光が入射する導光体の後面
42,212 配光制御ステップである魚眼ステップ
42a 魚眼ステップ形成面(形成位置)
44,44A 非成形面で構成された帯状部
100 デイタイムランニングライト
200 クリアランスランプ
206 光源であるバルブ
210c 光が入射する導光体の側面
S,S1 キャビティの帯状部に対応する部分の間隙

Claims (4)

  1. 入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させるように構成され、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する金型を用いて射出成形された導光体において、
    前記導光体の光出射面周縁部に、前記金型の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応し、前記段差部端面に接触しないで成形された非成形面である幅0.1mm〜0.5mmの帯状部が形成されたことを特徴とする導光体。
  2. 入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させる導光体を、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する金型を用いて射出成形する際に、
    前記導光体の光出射面周縁部に、前記金型の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が成形される導光体の成形方法において、
    前記金型の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の幅が0.1mm〜0.5mmの範囲に設定されて、
    射出成形の際、前記金型に設けた前記導光体成形用のキャビティに射出された樹脂が該キャビティの前記段差部端面に接触しないで成形されることを特徴とする導光体の成形方法
  3. 入射した光を配光制御ステップが形成された光出射面から出射させる導光体を、前記配光制御ステップ成形用の成形面を有する入れ子を内蔵した金型を用いて射出成形することで、前記導光体の光出射面周縁部に、前記入れ子の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面に対応する帯状部が成形されるように構成された金型装置において、
    前記入れ子の前記成形面周縁部に設けた帯状の段差部端面の幅が0.1mm〜0.5mmの範囲に設定されて、
    射出成形の際、前記金型に設けた前記導光体成形用のキャビティに射出された樹脂が該キャビティの前記段差部端面に接触しないで成形されることを特徴とする金型装置。
  4. 前記配光制御ステップ成形用の成形面の形成された前記入れ子前面から前記帯状の段差部端面までの距離wは、前記配光制御ステップ成形用の成形面の深さhより大きい(w>h)ことを特徴とする請求項3に記載の金型装置
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