JP2015160091A - 医療用デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】生体表面に固定される本体部と、生体内に留置される留置部と、本体部及び留置部を接続するリード部を備える医療用デバイスにおいて、本体部や留置部の異常情報を視覚情報として確実に医療従事者に伝えることができるようにする。
【解決手段】リード部30の中途部に設けられ、本体部10及び留置部20の少なくとも一方の異常信号を表示する異常信号表示部40を備え、該異常信号表示部40が、留置部20を生体内に留置した状態で生体外に配される医療用デバイス1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体に取り付けて使用する医療用デバイスに関する。
従来の医療用デバイスには、生体内に留置される留置部、生体の外側に配される本体部、及び、留置部と本体部とを接続するリード部を備えたものがある。留置部は、例えば生体内の神経に電気刺激を印加するためのものであり、リード部は、電気刺激信号を留置部と本体部との間で伝達する役割を果たす。
また、引用文献1には、本体部が電気刺激等の設定やデバイスの状態を表示する表示部を備えること、及び、医療用デバイスを使用する際に本体部を生体の表面に張り付けて固定することが開示されている。
特表2009−537226号公報
ところで、この種の医療用デバイスでは、留置部や本体部に異常が発生した場合に、これらの異常情報を視覚情報として医療従事者に確実に伝える必要がある。
しかしながら、上記従来の医療用デバイスのように本体部を生体表面に固定する必要がある場合、デバイスの使用者が衣服を着用すると本体部が衣服によって覆われてしまう。このため、異常情報を本体部に設けられた表示部に表示しても、医療従事者が異常情報を視認できない虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、異常情報を視覚情報として確実に医療従事者に伝えることが可能な医療用デバイスを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の医療用デバイスは、生体の表面に固定される本体部と、生体内に留置される留置部と、前記本体部及び前記留置部を接続して、前記本体部と前記留置部との間で信号を伝達するリード部と、を備え、前記本体部が、前記本体部と前記留置部との間で伝達される信号を表示する表示部を備えてなる医療用デバイスであって、前記リード部の中途部に設けられ、前記本体部及び前記留置部の少なくとも一方の異常信号を表示する異常信号表示部を備え、該異常信号表示部が、前記留置部を生体内に留置した状態で生体外に配されることを特徴とする。
そして、前記医療用デバイスにおいては、前記異常信号表示部が、生体内に留置された前記留置部から生体の外側まで延びる前記リード部のうち、生体から突出する部位の近傍に配されると好ましい。
また、前記医療用デバイスにおいては、前記リード部が、前記本体部と前記留置部との間で信号を伝達する配線と、該配線を挿通させる筒状の被覆とを備え、前記異常信号表示部が、前記被覆内に設けられているとよい。
さらに、前記医療用デバイスにおいては、前記異常信号表示部が、前記被覆内に挿通された光ファイバの端部によって構成されていると、さらによい。
また、本発明の医療用デバイスは、生体の表面に固定される本体部と、生体内に留置される留置部と、前記本体部及び前記留置部を接続して、前記本体部と前記留置部との間で信号を伝達するリード部と、を備え、前記本体部が、前記本体部と前記留置部との間で伝達される信号を表示する表示部を備えてなる医療用デバイスであって、前記本体部から離間した位置に設けられ、前記本体部及び前記留置部の少なくとも一方の異常信号を表示する異常信号表示部と、前記異常信号を前記本体部から前記異常信号表示部に伝達する異常信号伝達手段と、前記異常信号表示部を前記生体の表面を覆う衣服に固定する固定手段と、を備えることを特徴とする。
そして、前記医療用デバイスにおいては、前記異常信号伝達手段及び前記固定手段が、前記本体部及び前記異常信号表示部の少なくとも一方に着脱自在に設けられ、前記本体部及び前記異常信号表示部を機械的かつ電気的に接続する棒状の導体ピンによって構成されることが好ましい。
また、前記医療用デバイスにおいては、前記異常信号伝達手段が、電磁誘導回路であってもよい。
本発明によれば、本体部や留置部の異常信号を表示する異常信号表示部が、リード部の中途部に設けられる、あるいは、固定手段によって本体部から離間した位置において衣服に固定できるため、異常信号を視覚情報として確実に医療従事者に伝えることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る医療用デバイスを患者に取り付けた状態を示す模式図である。 図1の医療用デバイスの機能ブロック図である。 図1の医療用デバイスに備える本体部を示す拡大図である。 図1におけるO部の拡大図である。 第一実施形態の医療用デバイスに備える異常信号表示部の変形例を示す拡大図である。 本発明の第二実施形態に係る医療用デバイスに備える異常信号表示部を本体部に固定した状態を示す拡大図である。 図6に示す異常信号表示部を本体部から取り外した状態を示す分解図である。 図6,7に示す本体部及び信号表示部を患者に取り付けた状態を示す拡大図である。 第二実施形態の医療用デバイスに備える異常信号伝達手段の変形例を示す拡大図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜4を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態の医療用デバイス1は、迷走神経を電気的に刺激して頻脈や慢性心不全等の治療に使用する神経刺激装置であり、本体部10と、留置部20と、リード部30と、異常信号表示部40を備える。
留置部20は、患者Paの血管(生体)内に留置され、神経刺激信号を生体組織に印加することで、神経への電気刺激を行う刺激電極部21を備える。また、留置部20は、患者Paの体内(生体内)の情報を取得する検知部22も備えている。検知部22において取得する体内の情報としては、例えば血管凝固に関する情報などがある。
リード部30は、本体部10及び留置部20を接続して、本体部10と留置部20との間で信号(神経刺激信号や生体情報信号)を伝達するものである。リード部30は、図4に示すように、本体部10と留置部20とを接続する配線31、及び、配線31を挿通させる絶縁性の被覆32を備える。なお、配線31の本数は、図示例のように二本に限らず、留置部20に設けられる刺激電極部21や検知部22の構成に応じて変更してよい。
図2,3に示すように、本体部10は、患者の皮膚(生体表面)に固定されるものであり、神経刺激信号を発生する刺激発生部11と、刺激発生部11や検知部22からの信号(神経刺激信号や生体情報信号)を表示する表示部12と、刺激発生部11の設定や、表示部12における表示内容の切り換え等のコマンドを入力する操作部13と、刺激発生部11、表示部12及び操作部13の動作を制御する制御部14を備える。
制御部14は、刺激発生部11や検知部22からの信号(神経刺激信号や生体情報信号)に異常があるか否かを判定し、この信号に異常があった際に、刺激発生部11や検知部22の異常信号を出力する判定部15を備える。判定部15における判定基準は、様々に設定することが可能である。なお、神経刺激信号の異常としては、例えば、刺激発生部11の不意の停止によるものや、神経刺激信号のパラメータ異常などが挙げられる。また、生体情報信号の異常としては、例えば血液凝固の発生等の患者Paの体内において発生する異常が挙げられる。
また、本体部10は、これを患者の皮膚に固定することで心電図のデータを取得する機能(心電図取得機能)を備えてもよい。
この場合、取得された心電図のデータを表示部12に表示させてもよい。また、判定部15は、心電図取得機能からの信号(心電図データ信号)に異常があるか否かを判定し、この信号に異常があった際に心電図取得機能の異常信号を出力してもよい。
図1,2に示すように、異常信号表示部40は、リード部30の中途部に設けられ、判定部15から出力された異常信号を表示するものである。
異常信号表示部40は、内留置部20を患者Paの血管内に留置した状態で、患者Paの身体の外側に位置するリード部30の部位に配される。具体的には、患者Paの血管内に留置された留置部20から患者Paの身体の外側まで延びるリード部30のうち、身体から突出する部位の近傍に配される。例えば、留置部20及びリード部30が、衣服3によって覆われることが少ない患者Paの首部から血管内に挿入される場合、異常信号表示部40は、患者Paの首部近傍に配される。
図4に示すように、異常信号表示部40は、リード部30の被覆32内に設けられている。本実施形態では、異常信号表示部40がリード部30の被覆32内に挿通された光ファイバ41の端部42によって構成されている。光ファイバ41は、異常信号表示部40から本体部10まで延びている。
本体部10には、判定部15から出力された異常信号に基づいて発光する光源(不図示)が設けられており、光源の光が光ファイバ41により伝送されることで異常信号表示部40をなす光ファイバ41の端部42に伝達される。すなわち、本実施形態では、リード部30に設けられた光ファイバ41によって異常信号を本体部10から異常信号表示部40に伝達する異常信号伝達手段が構成されている。
光ファイバ41の端部42は、光源から伝送された光を拡散するように構成されている。そして、光ファイバ41の端部42において拡散した光が、リード部30の被覆32を透過することで、異常信号が視覚情報として外部に報知される。
したがって、リード部30の被覆32は、光透光性の良好な材料によって構成されることが好ましい。
また、本実施形態では、異常信号表示部40を構成する光ファイバ41が複数(図示例では二本)設けられている。これにより、複数の光ファイバ41の端部42の色や輝度を互いに異ならせる等して、複数種類の異常信号を外部に報知することができる。また、異常信号表示部40を構成する複数の光ファイバ41の端部42は、リード部30の軸方向にずらして配されている。これにより、複数の光ファイバ41の端部42から出射される光が混ざり合うことを防いで、複数種類の異常信号を明確に区別して認識することが可能となる。
なお、複数種類の異常信号を報知する手法は、複数の光ファイバ41を利用したものに限らず、例えば一つの光ファイバ41において点滅の間隔を異ならせる等の手法であってもよい。
以上のように構成される医療用デバイス1の使用方法について説明する。
術者は、患者の首部に小切開を加えて血管内に通じる開口を形成した上で、筒状のイントロデューサー等を血管内に挿入した後、留置部20をイントロデューサーに挿入する。次いで、イントロデューサーの先端部を迷走神経に近い血管内の留置部位まで移動させ、イントロデューサーの先端から留置部20を突出させる。その後、イントロデューサーを、抜去するあるいは引き裂く等して取り除く。これにより、留置部20が患者の血管内の所定位置に留置される。
留置部20を血管内の所定位置に留置した後には、図1に示すように、本体部10を患者Paの体内に植え込む、あるいは、患者Paの皮膚に貼り付ける等して患者Paの皮膚に固定する。特に、本体部10が心電図取得機能を備える場合には、本体部10を衣服3によって覆われる患者Paの胸部に固定する。
上記のように医療用デバイス1を取り付けた状態では、刺激発生部11が、制御部14の指令により神経刺激信号を発生し、これにより、刺激電極部21による神経への電気刺激が行われる。また、検知部22が患者の体内の情報を取得する。さらに、本体部10の心電図取得機能が心電図のデータを取得する。
判定部15は、刺激発生部11からの神経刺激信号や、検知部22からの生体情報信号、心電図取得機能からの心電図データ信号に異常があるか否かを逐次判定する。そして、判定部15が、神経刺激信号や生体情報信号、心電図データ信号に異常があると判定した際には、異常信号を出力する、具体的には、本体部10に設けられた光源を発光させる。これにより、光源の光が被覆32内の光ファイバ41によってその端部42まで伝達され、光ファイバ41の端部42において拡散した光が、リード部30の被覆32を透過する。すなわち、異常信号が異常信号表示部40に表示される。
医療従事者が、異常信号表示部40の表示を視覚的に認識したら、医療用デバイス1を患者から取り外す、薬剤を投与する等の必要な処置を行って対応する。
以上説明したように第一実施形態の医療用デバイス1によれば、患者Paが衣服3を着用し、本体部10が衣服3によって覆われていても、留置部20や刺激発生部11からの異常信号を視覚情報として医療従事者に確実に伝えることができる。
すなわち、リード部30は、本体部10と比較して、患者Paに対する設置の自由度が高いため、その一部を衣服3によって覆われない位置に容易に配することが可能である。そして、このリード部30に異常信号表示部40が設けられることで、異常信号表示部40を衣服3によって覆われない位置に容易に配することができ、異常信号を確実に医療従事者に伝えることが可能となる。
また、リード部30のうち身体から突出する部位(例えば首部)は、衣服3によって覆われることが少ないため、異常信号表示部40がリード部30の突出部位の近傍に設けられていれば、異常信号表示部40を衣服3によって覆われない位置に容易に配することができる。
また、本実施形態の医療用デバイス1では、異常信号表示部40が被覆32内に設けられているため、被覆32の外側に設けられる場合と比較して、異常信号表示部40を含むリード部30をコンパクトに構成できる。
さらに、異常信号表示部40が光ファイバ41によって構成されるため、リード部30の径寸法の増大を大幅に抑えて、異常信号表示部40を含むリード部30をよりコンパクトに構成することができる。また、リード部30における異常信号表示部40の設置個所も自由に設定できる。
なお、上記第一実施形態の異常信号表示部40は、光ファイバ41を利用して構成されているが、例えば図5に示すように、LEDや電球等の発光体45によって構成されてもよい。この場合、本体部10と発光体45とをリード部30の被覆32内に挿通された導線46により接続すればよい。この構成では、判定部15から出力された異常信号がリード部30に設けられた導線46によって発光体45に伝達されることで発光体45が発光し、これにより、異常信号を視覚情報として外部に報知できる。
図示例では、発光体45がリード部30の中途部に設けられた保護ケース47内に配され、発光体45の光が保護ケース47の窓部48から外部に出射されるように構成されているが、これに限ることはない。例えば、光ファイバ41の場合と同様に、発光体45をリード部30の被覆32内に設け、発光体45の光が被覆32を透過するようにしてもよい。
この構成では、第一実施形態の場合と比較して、光ファイバ41用の光源を本体部10に設ける必要がないため、本体部10の小型化を図ることができる。
また、発光体45の光を保護ケース47の窓部48から外部に出射させる場合には、リード部30の被覆32と比較して、光を外部に出射させる領域を容易に拡大できる。すなわち、異常信号表示部における表示領域の拡大を容易に図ることができる。したがって、医療従事者は異常信号表示部の表示を視認しやすくなり、異常信号をより確実に医療従事者に伝えることが可能となる。また、患者にも異常信号を伝えることができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態について、図6〜8を参照して、第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態との主な相違点は、異常信号表示部の設置箇所である。なお、第一実施形態と共通する構成については、同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図6,7に示すように、本実施形態の医療用デバイスに備える異常信号表示部50は、第一実施形態と同様に判定部15から出力された異常信号を表示するものであるが、本体部10やリード部30から離間した位置に設けられる。異常信号表示部50は、図8に示すように、患者Paの皮膚Sk(生体表面)に固定された本体部10との間に、患者Paが着用して本体部10を覆う衣服3を挟み込む位置に設けられる。
図6,7に示すように、異常信号表示部50は、筐体51と、筐体51内部に配されたLEDや電球等の発光体52とを備えている。発光体52は、筐体51に設けられて光透過性を有する窓部53から外部を臨むように配されている。これにより、発光体52の光を筐体51の窓部53から外部に出射することができる。
発光体52は複数(図示例では二つ)設けられている。これにより、複数の発光体52の色や輝度を互いに異ならせる等して、複数種類の異常信号を視覚情報として外部に報知することが可能である。なお、複数種類の異常信号を報知する手法は、複数の発光体52を利用したものに限らず、例えば一つの発光体52において点滅の間隔を異ならせる等の手法であってもよい。
この異常信号表示部50は、棒状の導体ピン54によって本体部10と機械的かつ電気的に接続される。導体ピン54は、異常信号表示部50に設けられると共に筐体51から突出している。本体部10には、導体ピン54を着脱自在に接続するための接続コネクタ55が設けられている。
導体ピン54は、異常信号を本体部10の判定部15から異常信号表示部50の発光体52に伝達する異常信号伝達手段としての役割を果たす。また、導体ピン54は、本体部10と異常信号表示部50とを一体に固定する役割も果たす。さらに、導体ピン54は、図8に示すように、衣服3に貫通させることで、異常信号表示部50を衣服3に固定する固定手段としての役割も果たす。なお、導体ピン54の本数は、図示例のように二本に限らず、医療用デバイスの構成に応じて適宜変更してよい。
さらに、本実施形態では、異常信号表示部50が、図6〜8に示すように、本体部10の外面のうち表示部12や操作部13が設けられる面に重なるように、本体部10に固定される。また、異常信号表示部50は、表示部12が覆われないように本体部10に固定される。
以上のように構成される本実施形態の医療用デバイスの使用方法は、前述した第一実施形態と同様である。
ただし、本実施形態の医療用デバイスを患者に取り付ける際には、異常信号表示部50を導体ピン54によって本体部10に接続する。特に、留置部20を患者の血管内の所定位置に留置した上で、図8に示すように、本体部10を患者Paの皮膚Skに固定した後、患者Paが衣服3を着用する場合には、着用後に、異常信号表示部50を本体部10に接続する。具体的には、導体ピン54を衣服3に貫通させた上で、導体ピン54を本体部10の接続コネクタ55に差し込む。これにより、異常信号表示部50が、導体ピン54によって本体部10及び衣服3に固定され、衣服3の外側に配される。
本実施形態の医療用デバイスによれば、本体部10からの異常信号を表示する異常信号表示部50を、固定手段(導体ピン54)によって衣服3の外側において衣服3に固定できるため、留置部20や刺激発生部11からの異常信号を視覚情報として医療従事者や患者に確実に伝えることができる。
また、異常信号表示部50が、衣服3に貫通する導体ピン54により本体部10に電気接続されるため、固定手段とは別個の導線等によって本体部10に電気接続される場合と比較して、衣服3の内側から外側に至る異常信号伝達手段の経路が簡素化され、異常信号伝達手段によって患者Paの動きが阻害されることを防止できる。
さらに、異常信号表示部50が、導体ピン54によって本体部10に電気接続されると共に衣服3に対して固定されるため、本体部10及び衣服3に対する異常信号表示部50の着脱を容易に行うことができる。
また、棒状の導体ピン54は、衣服3の繊維の隙間を通じて衣服3に貫通させることができるため、衣服3の損傷を最小限に抑えることができる。
なお、上記第二実施形態では、導体ピン54が、異常信号表示部50に設けられて、本体部10に対して着脱自在とされているが、例えば、本体部10に設けられて、異常信号表示部50に対して着脱自在とされてもよいし、本体部10及び異常信号表示部50の両方に対して着脱自在とされてもよい。
また、第二実施形態では、異常信号を異常信号表示部50に伝達する異常信号伝達手段、及び、異常信号表示部50を衣服3に固定する固定手段が、導体ピン54によって構成されているが、これに限ることはない。
異常信号伝達手段は、例えば図9に示すように、電磁誘導回路60であってもよい。電磁誘導回路60は、本体部10に設けられた一次側コイル61及びコイル駆動部62と、異常信号表示部50に設けられた二次側コイル63及び信号処理部64と、を備える。コイル駆動部62は、本体部10の判定部15から出力された異常信号に基づいて一次側コイル61を駆動するものである。信号処理部64は、電磁誘導により一次側コイル61から二次側コイル63に伝達された信号を処理して発光体52(図6参照)に出力するものである。
この構成では、異常信号表示部50は、例えば図9に示すフック65やクリップ、面ファスナー等の任意の固定手段によって、本体部10と重ねて配されるように衣服3の側に固定されればよい。
上記構成では、上記第二実施形態と同様の効果を奏する。また、導体ピン54を用いる上記第二実施形態の場合と比較して、固定手段の構成を自由に選択できるため、衣服3の損傷を抑えることが可能となる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、留置部20は、血管内に留置されることに限らず、消化器官内など患者Paの体内の任意の箇所に留置されるものであってよい。
また、留置部20は刺激電極部21及び検知部22の少なくともいずれか一方を備えていればよい。すなわち、本発明の医療用デバイス1は、神経刺激装置のみに限らず、例えば生体の情報を取得する生体情報検知装置にも適用可能である。
1 医療用デバイス
10 本体部
12 表示部
20 留置部
30 リード部
31 配線
32 被覆
40 異常信号表示部
41 光ファイバ
42 端部
50 異常信号表示部
54 導体ピン(異常信号伝達手段、固定手段)
60 電磁誘導回路(異常信号伝達手段)
65 フック(固定手段)

Claims (7)

  1. 生体の表面に固定される本体部と、生体内に留置される留置部と、前記本体部及び前記留置部を接続して、前記本体部と前記留置部との間で信号を伝達するリード部と、を備え、
    前記本体部が、前記本体部と前記留置部との間で伝達される信号を表示する表示部を備えてなる医療用デバイスであって、
    前記リード部の中途部に設けられ、前記本体部及び前記留置部の少なくとも一方の異常信号を表示する異常信号表示部を備え、
    該異常信号表示部が、前記留置部を生体内に留置した状態で生体外に配されることを特徴とする医療用デバイス。
  2. 前記異常信号表示部が、生体内に留置された前記留置部から生体の外側まで延びる前記リード部のうち、生体から突出する部位の近傍に配されることを特徴とする請求項1に記載の医療用デバイス。
  3. 前記リード部が、前記本体部と前記留置部との間で信号を伝達する配線と、該配線を挿通させる筒状の被覆とを備え、
    前記異常信号表示部が、前記被覆内に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の医療用デバイス。
  4. 前記異常信号表示部が、前記被覆内に挿通された光ファイバの端部によって構成されていることを特徴とする請求項3に記載の医療用デバイス。
  5. 生体の表面に固定される本体部と、生体内に留置される留置部と、前記本体部及び前記留置部を接続して、前記本体部と前記留置部との間で信号を伝達するリード部と、を備え、
    前記本体部が、前記本体部と前記留置部との間で伝達される信号を表示する表示部を備えてなる医療用デバイスであって、
    前記本体部から離間した位置に設けられ、前記本体部及び前記留置部の少なくとも一方の異常信号を表示する異常信号表示部と、
    前記異常信号を前記本体部から前記異常信号表示部に伝達する異常信号伝達手段と、
    前記異常信号表示部を前記生体の表面を覆う衣服に固定する固定手段と、
    を備えることを特徴とする医療用デバイス。
  6. 前記異常信号伝達手段及び前記固定手段が、前記本体部及び前記異常信号表示部の少なくとも一方に着脱自在に設けられ、前記本体部及び前記異常信号表示部を機械的かつ電気的に接続する棒状の導体ピンによって構成されることを特徴とする請求項5に記載の医療用デバイス。
  7. 前記異常信号伝達手段が、電磁誘導回路であることを特徴とする請求項5に記載の医療用デバイス。
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