JP2015181776A - 神経刺激装置 - Google Patents

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洋 岡部
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Abstract

【課題】表示部の視覚的情報を視認しやすい神経刺激装置を提供する。
【解決手段】本発明の神経刺激装置は、刺激発生装置と刺激電極とリード部とを備えている。刺激発生装置2は、表示部17を備えた刺激発生装置本体20と、刺激発生装置本体20の表示部17と重ならない位置に配置された固定部材21と、を備え、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に衣服F(被固定物)が挟持された形態で、刺激発生装置2が衣服Fに保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、神経刺激装置、より詳しくは、迷走神経を刺激して治療を行う神経刺激装置に関する。
電気による神経刺激治療は従来から知られている。例えば心疾患に対する頻脈治療の一つの方法として、副交感神経の一つである迷走神経に電気的な刺激を与え、心拍数を調整することが知られている。このような神経刺激治療を行うための装置は、体内に留置される電極部、電極部に供給する刺激出力信号を生成する信号生成部、刺激出力信号を制御し、電極部が検出した生体情報信号を処理する制御部、等を備えている。
下記の特許文献1には、治療装置の各種情報を視覚的に伝えるための表示部を備えた神経刺激システムが開示されている。神経刺激システムは、患者の皮膚の下に埋め込まれる電極を先端に有するリードと、リードに供給する電流パターンを発生させる電子ポッドと呼ばれる信号発生器と、を備えている。電子ポッドは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display, 以下、LCDと記す)、発光ダイオード(Light Emitting Diode, 以下、LEDと記す)表示等からなる表示部により表示を行うことができ、視覚的出力を用いて装置の設定レベルを患者や医療従事者に容易に知らせることができる、と記載されている。
特表2009−537226号公報
特許文献1の神経刺激システムにおいては、表示部を備えた信号発生器を粘着テープや粘着剤によって皮膚の表面に貼り付ける構成としている。そのため、患者が着衣した状態では衣服の下に表示部が隠れてしまい、患者や医療従事者が視覚的情報を視認しにくい、という問題があった。
また、信号発生器を粘着テープによって皮膚に貼り付けた場合、例えば汗をかいたときなどに粘着テープが剥がれ、信号発生器が身体から外れるおそれがあった。さらに、信号発生器が衣服の下に隠れていると、信号発生器が身体に確実に固定されているか、粘着テープが剥がれていないかといった点を確認しにくい、という問題もあった。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、表示部の視覚的情報を視認しやすい神経刺激装置の提供を目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、信号発生部を確実に固定し得る神経刺激装置の提供を目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の神経刺激装置は、神経刺激信号を生成する刺激発生装置と、体内に留置された状態で前記神経刺激信号を生体組織に印加する刺激電極と、前記刺激発生装置と前記刺激電極とを電気的に接続し、前記神経刺激信号を前記刺激発生装置から前記刺激電極に伝達するリード部と、を備え、前記刺激発生装置は、情報を表示する表示部を備えた刺激発生装置本体と、前記刺激発生装置本体の前記表示部と重ならない位置に配置された固定部材と、を備え、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に被固定物が挟持された形態で、前記刺激発生装置が前記被固定物に保持されることを特徴とする。
本発明の一つの態様の神経刺激装置においては、前記刺激発生装置本体と前記固定部材とが支点を中心として開閉可能とされ、前記刺激発生装置が、前記刺激発生装置本体と前記固定部材とが閉じる方向に付勢されていてもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置においては、前記刺激発生装置が、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に前記被固定物が存在しているか否かを検出する検出手段をさらに備え、前記検出手段が、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に前記被固定物が存在していないことを検出したときに、安全動作が実行される構成としてもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置において、前記安全動作は、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に前記被固定物が存在していないことを警告する警告動作であってもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置において、前記安全動作は、前記刺激発生装置が前記神経刺激信号を前記刺激電極に向けて出力することを停止する出力停止動作であってもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置は、前記リード部が前記固定部材に接続された構成であってもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置においては、前記リード部が、前記リード部と前記刺激発生装置とを電気的に接続する接続部材を備え、外力を受けたときに前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱可能に構成されていてもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置においては、前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱したときに、前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱したことを警告する警告動作が実行される構成としてもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置においては、前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱したときに、前記刺激発生装置が前記神経刺激信号を前記刺激電極に向けて出力することを停止する出力停止動作が実行される構成としてもよい。
本発明の一つの態様の神経刺激装置においては、前記刺激発生装置が、前記被固定物からの前記刺激発生装置の落下を防止する落下防止手段を備えていてもよい。
本発明の一つの態様によれば、表示部の視覚的情報を視認しやすい神経刺激装置を実現することができる。本発明の一つの態様によれば、刺激発生装置を確実に固定し得る神経刺激装置を実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る神経刺激装置の全体構成を示す模式図である。 第1実施形態の神経刺激装置における刺激発生装置の構成を示すブロック図である。 刺激発生装置の斜視図である。 刺激発生装置の側面図である。 本発明の第2実施形態の神経刺激装置における刺激発生装置の斜視図である。 刺激発生装置の側面図である。 リード部に備えられたコネクタの斜視図である。 本発明の第3実施形態の神経刺激装置における刺激発生装置の斜視図である。 刺激発生装置の側面図である。 固定部材の斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。
以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、第1実施形態の神経刺激装置の全体構成を示す模式図である。
図1に示すように、神経刺激装置1は、迷走神経Vnを電気的に刺激して頻脈、慢性心不全等の治療を行うための装置である。神経刺激装置1は、刺激発生装置2と、刺激電極3A,3Bと、リード部4と、を備えている。刺激発生装置2は、神経刺激信号を生成する機能を有する。刺激電極3A,3Bは、体内に留置された状態で刺激発生装置2が生成した神経刺激信号を生体組織に印加し、迷走神経Vnへの電気刺激を行う機能を有する。リード部4は、刺激発生装置2と刺激電極3A,3Bとを電気的に接続し、神経刺激信号を刺激発生装置2から刺激電極3A,3Bに伝達する機能を有する。
リード部4の先端には、血管内の所定の位置に保持される留置部5が設けられている。留置部5は、複数の付勢部6と、一つの付勢部6に取り付けられた一対の刺激電極3A,3Bと、を備えている。付勢部6は、血管壁の変形に抗して一定の形状を保持できる程度の剛性を有する材料で構成されている。付勢部6は、例えばニッケルチタン製の超弾性ワイヤ等を用いて好適に形成できる。付勢部6の表面は、ポリウレタン等の生体適合性樹脂(図示せず)で被覆され、血管壁を傷つけにくく構成されている。付勢部6の表面には、血栓防止のためのコーティングや薬剤等がさらに配置されていてもよい。複数の付勢部6の基端側はリード部4に接続され、複数の付勢部6の先端側は互いに接続されている。
一対の刺激電極3A,3Bは、迷走神経Vnに隣接する血管壁Kに接触するように患者の体内に留置される。一対の刺激電極3A,3Bは、複数の付勢部6のうち、一つの付勢部6の長手方向中央部に配置され、外周面の少なくとも一部に導電性の電極面を露出させている。刺激電極3A,3Bの材料としては、生体適合性に優れた金属材料が好ましく、例えば、白金イリジウム合金等の貴金属材料を用いることができる。本実施形態では、付勢部6の先端側の刺激電極3Aが負極、基端側の刺激電極3Bが正極となっている。刺激電極3A,3Bの各々は、配線(図示せず)によって刺激発生装置2と接続されている。刺激電極3A,3Bの数は、一対に限られず、複数設けられてもよい。
図2は、刺激発生装置2の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、刺激発生装置2は、心拍数計測部11と、刺激信号発生部12と、制御部13と、インターフェース部14と、を備えている。制御部13は、心拍数計測部11と刺激信号発生部12とインターフェース部14とに接続されている。
心拍数計測部11は、刺激電極3A,3Bが取得した電気的情報を所定のタイミングでサンプリングし、当該電気的情報に基づいて心拍数を計測する。刺激信号発生部12は、所定のパルス幅および電圧値を有する神経刺激信号を、制御部13に指令された所定のタイミングで発生する。刺激信号発生部12から発せられた神経刺激信号は、リード部4を通して刺激電極3A,3Bに送られ、迷走神経Vnに印加される。
刺激電極3A,3Bには、刺激信号発生部12で生成された神経刺激信号が印加されるとともに、一対の刺激電極3A,3B間の電位差が心電波形(電気的情報)として心拍数計測部11に取得される。心拍数計測部11は、心電波形をA/D変換し、R−R間隔を算出することで心拍数を計測する。すなわち、刺激電極3A,3Bは、患者の生体情報を取得する機能、神経刺激信号を印加する機能の2種類の機能を兼ね備えている。
一対の刺激電極3A,3Bが上述の2つの機能を好適に発揮するためには、一対の刺激電極3A,3B間の距離を5mm以上、10mm以下に設定するのが好ましい。一対の刺激電極3A,3B間の距離が5mm未満となると、一対の刺激電極3A,3B間の電位差が小さく、電気的情報として不充分となる。一対の刺激電極3A,3B間の距離が10mmを超えると、神経刺激信号の印加の観点から好ましくない。
心拍数計測部11と刺激信号発生部12とは、一対の刺激電極3A,3Bに対して並列に接続されている。心拍数計測部11に生じる電圧は数mV程度であり、刺激信号発生部12が生成可能な信号の電圧は20V程度である。そのため、心拍数計測部11は、公知の入力保護回路(図示せず)を備えている。心拍数計測部11は、入力信号に含まれるノイズ成分を除去するための公知のフィルター回路も備えている。
制御部13は、CPU等の演算手段(図示せず)とメモリ等の記憶手段(図示せず)とを有している。制御部13は、記憶手段に記憶されたプログラム等に従い、心拍数計測部11が電気的情報を取得するタイミング、刺激信号発生部12が神経刺激信号を発生するタイミング等を所定の態様で設定し、心拍数計測部11および刺激信号発生部12に指令を送ることにより制御を行う。
インターフェース部14は、表示部17と、操作スイッチ18と、を備えている。本実施形態の場合、表示部17はLCDで構成されている。表示部17は、心拍数計測部11が計測した心拍数等を含む生体情報、または刺激発生装置2の各種パラメータの設定情報等を表示する。表示部17は、単に表示を行うだけでなく、タッチパネルを備え、使用者の入力を受け付ける構成としてもよい。操作スイッチ18は、刺激発生装置2の電源オン・オフ操作等を含む使用者の入力を受け付けて制御部13に送信する。
リード部4は、絶縁性被覆の内部に導線を備えた公知の構成を有している。リード部4は、一対の刺激電極3A,3Bと刺激発生装置2内の心拍数計測部11、および一対の刺激電極3A,3Bと刺激発生装置2内の刺激信号発生部12を導線により電気的に接続する。リード部4は、コネクタ15により刺激発生装置2に固定されている。リード部4のうち、一対の刺激電極3A,3Bが配置された側の一部は例えば患者の首等の部位から体内に挿入される一方、刺激発生装置2に接続された側の一部は体外に露出している。
図3は、刺激発生装置2を衣服Fに装着した状態を示す斜視図である。
図3に示すように、刺激発生装置2は、刺激発生装置本体20と、固定部材21と、を備えている。刺激発生装置本体20の表面20Aに、各種情報を表示する表示部17と、操作スイッチ18と、が設けられている。固定部材21は、刺激発生装置本体20の裏面20B側に配置されている。刺激発生装置本体20と固定部材21とは、ヒンジ部22(支点)を中心として開閉可能とされている。なお、図2で示した心拍数計測部11、刺激信号発生部12、制御部13等の構成要素は、基本的に刺激発生装置本体20に内蔵されるものとするが、必ずしも刺激発生装置本体20に内蔵されていなくてもよく、一部が固定部材21に内蔵されていてもよい。
刺激発生装置2は、刺激発生装置本体20と固定部材21とが常に閉じる方向に付勢するバネ材(図示せず)をさらに備えている。すなわち、刺激発生装置本体20と固定部材21とは、バネ材を内包したクリップを構成する。以上の構成により、刺激発生装置2は、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に被固定物である衣服Fを挟んだ状態で衣服Fに固定される。
本実施形態の目的の一つは、表示部17の表示を見やすくすることにあるため、刺激発生装置2は、表示部17が衣服Fの外側に露出し、固定部材21の一部が衣服Fの内側に隠れるように衣服Fに固定される。したがって、説明の便宜上、刺激発生装置本体20の表示部17が配置された側の面を表面20A、表示部17が配置された側と反対側の面を裏面20B、と称する。面の呼称については、刺激発生装置本体20以外の部材も同様とする。
リード部4は、固定部材21の側面のうち、ヒンジ部22が設けられた側の側面21Cに接続されている。リード部4は、必ずしも固定部材21に接続される必要はなく、刺激発生装置本体20に接続されてもよい。しかしながら、リード部4が固定部材21に接続されている場合、リード部4は身体に近い位置に配置され、リード部4が身体からあまり浮き上がらない点で好ましい。
使用者が刺激発生装置2を衣服Fに装着する動作を実際に行う場合、刺激発生装置本体20と固定部材21とを開いた状態にして固定部材21を衣服Fの縁から内側に挿入し、刺激発生装置本体20を上から閉じる方法が一般的である。この場合、刺激発生装置本体20と固定部材21とを閉じる動作に関しては、固定部材21は動かさず、刺激発生装置本体20のみを回動させることになる。このとき、仮にリード部4が刺激発生装置本体20に接続されていたとすると、刺激発生装置2の開閉動作を行う際に刺激発生装置本体20の回転に伴ってリード部4に力が加わり、刺激電極の位置ズレが生じるおそれがある。これに対し、リード部4が固定部材21に接続されていれば、刺激発生装置2の開閉動作を行ってもリード部4には力が加わらない点で好ましい。
図4は、刺激発生装置2の側面図である。
図4に示すように、刺激発生装置本体20の裏面20Bと固定部材21の表面21A、すなわち、刺激発生装置本体20と固定部材21との互いに対向する面には、電気接点23A,23Bがそれぞれ設けられている。これら電気接点23A,23Bは、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に被固定物である衣服Fが存在しているか否かを検出する検出手段として機能する。一対の電気接点23A,23Bからの出力は制御部13に送られる。
すなわち、電源オン状態において一対の電気接点23A,23Bが電気的に非導通の状態であると、制御部13は、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に衣服Fが存在しており、刺激発生装置2が衣服Fに正常に固定されている、と判断する。一方、電源オン状態において一対の接点23A,23Bが電気的に導通した状態であると、制御部13は、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に衣服Fが存在しておらず、刺激発生装置2が衣服Fから脱落した、と判断する。
一対の電気接点23A,23Bからなる検出手段が刺激発生装置本体20と固定部材21との間に衣服Fが存在していないことを検出したとき、制御部13はこのままの状態が続くと危険と判断し、安全を確保するための動作を実行する。例えば安全を確保する動作の一例として、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に衣服Fが存在していないことを警告する警告動作を行う。より具体的には、表示部17による表示や音を用いた警告動作を行う。もしくは、安全を確保する動作の他の例として、刺激発生装置2が神経刺激信号を刺激電極3A,3Bに向けて出力することを停止する出力停止動作を行う。
本実施形態の神経刺激装置1によれば、刺激発生装置本体20の表示部17が衣服Fの外側に露出しているため、使用者自身や医療従事者が表示部17に表示される生体情報や装置情報を容易に確認することができる。また、粘着材を用いて刺激発生装置を皮膚に直接貼り付けていた従来の装置では、例えば汗をかいたときなどに粘着材が剥がれ、刺激発生装置が身体から外れるおそれがあった。これに対し、本実施形態の神経刺激装置1の場合、刺激発生装置2を衣服Fに装着できるため、刺激発生装置2が確実に保持される。
特に本実施形態の場合、刺激発生装置本体20と固定部材21とがヒンジ部22を中心として開閉可能とされ、刺激発生装置本体20と固定部材21とが閉じる方向に付勢するバネ材を備えている。そのため、使用者が刺激発生装置2を衣服Fに簡単に装着することができ、刺激発生装置2が衣服Fに確実に固定される。
本実施形態の神経刺激装置1は、刺激発生装置本体20と固定部材21との間に衣服Fが存在しているか否かを検出する検出手段を備え、衣服Fが存在していないときには警告や出力停止等の安全動作が実行される。これにより、安全性の高い神経刺激装置を実現することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図5〜図7を用いて説明する。
第2実施形態の神経刺激装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、刺激発生装置本体と固定部材の構成が第1実施形態と異なる。
図5は、本実施形態の刺激発生装置を衣服に装着した状態を示す斜視図である。図6は、刺激発生装置の側面図である。図7は、リード部に備えられたコネクタの斜視図である。
図5〜図7において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5、図6に示すように、本実施形態の刺激発生装置31は、刺激発生装置本体32と、固定部材33と、を備えている。刺激発生装置本体32の表面32Aに表示部34が設けられ、刺激発生装置本体32の側面32Cに操作スイッチ35が設けられている。本実施形態の表示部34は、複数のLEDランプ36で構成されている。固定部材33は、刺激発生装置本体32の裏面32Bに配置されている。
刺激発生装置本体32と固定部材33とは、ヒンジ部22(支点)を中心として開閉可能とされている。刺激発生装置31は、刺激発生装置本体32と固定部材33とが常に閉じる方向に付勢するバネ材(図示せず)を備えている。以上の構成により、刺激発生装置31は、刺激発生装置本体32と固定部材33との間に衣服Fを挟んだ形態で衣服Fに保持される。第1実施形態と同様、表示部34を備えた刺激発生装置本体32は衣服Fの外側に配置され、固定部材33は衣服Fの内側に配置される。
リード部4は、ヒンジ部22が設けられた側の固定部材33の側面に接続されている。リード部4の一端に、図7に示すようなコネクタ37(接続部材)が設けられている。コネクタ37は、電気接点38とマグネット39とを備えている。リード部4と刺激発生装置31とは、電気接点38を介して電気的に接続される。コネクタ37は、固定部材33の所定の接続箇所(図示せず)にマグネット39が吸着することで刺激発生装置31に接続される。このような接続形態により、コネクタ37が外れる方向に一定以上の外力を受けたとき、コネクタ37は刺激発生装置31から離脱する構成となっている。
従来の装置では、身体の表面に粘着材を用いて刺激発生装置を固定していたが、例えば使用者が汗をかいたときに粘着材の粘着力が弱まる、使用者が体位を変えた際に衝撃が加わって刺激発生装置が落下する、等の不具合が生じることがあった。このような場合、リード部に不要な力が加わり、刺激電極の位置が適切な治療部位からずれたときにも刺激信号が発生し続けるおそれがあった。
これに対し、本実施形態の場合、刺激発生装置31が衣服Fから外れたとき、あるいは使用者が体位を変えたときなどに、リード部4やコネクタ37に不要な外力が加わると、コネクタ37が刺激発生装置31から外れ、刺激発生装置31とリード部4との電気的導通が途絶える。このとき、安全動作が実行される。安全動作の一つの例として、刺激発生装置31は、コネクタ37が外れていることを警告する警告動作、例えばLEDランプ36が点滅する、警告音を鳴らす等の警告動作を行う。もしくは、安全動作の他の例として、刺激発生装置31は、神経刺激信号を刺激電極に向けて出力することを停止する出力停止動作を行う。
本実施形態においても、使用者や医療従事者が表示部34を容易に視認できる、刺激発生装置31を確実に固定できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。特に本実施形態の場合、コネクタ37が刺激発生装置31から外れる構成となっているため、リード部4に無理な力が加わりにくく、刺激電極の位置ズレが生じにくくなる。さらに、コネクタ37が刺激発生装置31から外れたときに警告動作や出力停止動作が実行されるため、安全性の高い神経刺激装置を実現できる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図8〜図10を用いて説明する。
第3実施形態の神経刺激装置の基本構成は第1実施形態と同様であり、刺激発生装置本体と固定部材の構成が第1実施形態と異なる。
図8は、本実施形態の刺激発生装置を衣服に装着した状態を示す斜視図である。図9は、刺激発生装置の側面図である。図10は、固定部材の斜視図である。
図8〜図10において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8、図9に示すように、本実施形態の刺激発生装置41は、刺激発生装置本体42と、固定部材43と、を備えている。刺激発生装置本体42は、円柱状の形状を有している。刺激発生装置本体42の表面に表示部44が設けられている。本実施形態の表示部44は、複数のLEDランプ36で構成されている。複数のLEDランプ36は、刺激発生装置本体42の形状をなす円柱の長手方向に沿って配置されている。操作スイッチ45は、刺激発生装置本体42の長手方向の一端に設けられている。刺激発生装置本体42には円周方向に沿う溝42Mが設けられている。溝42Mの内部に電気接点46が設けられている。
図10に示すように、固定部材43は、環状部47と棒状部48とを備えている。環状部47は、円周方向の一部が途切れ、断面がC字状の部材である。環状部47の内壁面に、電気接点49が設けられている。棒状部48は、一端が環状部47に連結され、他端が環状部47の幅方向に延び、弾性を有する棒状の部材である。棒状部48は、例えばボールペン等の筆記具を留めるためのクリップのように機能する。
図8に示すように、環状部47が刺激発生装置本体42の溝42Mに挿入された状態で、固定部材43は刺激発生装置本体42に対して円周方向(矢印Yで示す)に回転可能、かつ着脱可能に取り付けられている。固定部材43の棒状部48の先端にはリード部4が接続されている。
環状部47が刺激発生装置本体42の溝42Mに挿入された状態で、刺激発生装置41は、刺激発生装置本体42と固定部材43の棒状部48との間に衣服Fを挟んだ形態で衣服Fに保持される。第1実施形態と同様、表示部44を備えた刺激発生装置本体42は衣服Fの外側に配置され、固定部材43は衣服Fの内側に配置される。環状部47の電気接点49と刺激発生装置本体42の電気接点46とが接触することにより、刺激発生装置本体42とリード部4とが電気的に接続される。
固定部材43の環状部47は弾性を有しており、刺激発生装置本体42や固定部材43に一定以上の外力が加わったとき、固定部材43の環状部47は刺激発生装置本体42の溝42Mから外れる構成となっている。本実施形態の場合、例えば刺激発生装置41が衣服Fから外れたとき、使用者が体位を変えたときなどに、固定部材43が刺激発生装置本体42から外れ、刺激発生装置本体42とリード部4との電気的導通が途絶える。このとき、刺激発生装置41は、安全を確保するための動作を実行する。例えば安全を確保する動作の一例として、刺激発生装置41は、固定部材43が外れていることを警告する警告動作、例えばLEDランプ36が点滅する、警告音を鳴らす等の警告動作を行う。または、安全を確保する動作の他の例として、刺激発生装置41は、神経刺激信号を刺激電極に向けて出力することを停止する出力停止動作を行う。
刺激発生装置本体42の操作スイッチ45が設けられた側と反対側の端部に、ネックストラップ用孔42Hが設けられている。ネックストラップ用孔42Hには、紐状のネックストラップ50が挿通されている。ネックストラップ50は、使用者の首にかけた状態で刺激発生装置41の落下防止手段として機能する。
本実施形態の構成においても、使用者や医療従事者が表示部44を容易に視認できる。本実施形態の場合、固定部材43は刺激発生装置本体42に対して回転する構成となっているため、固定部材43が常に表示部44の反対側に位置しているとは限らない。その場合でも、使用者が刺激発生装置本体42を回転させれば、表示部44を見やすくすることが容易に可能である。
また、固定部材43が刺激発生装置41から外れたときに警告動作や出力停止動作が行われるため、安全性の高い神経刺激装置を実現することができる。さらに、刺激発生装置本体42にネックストラップ50が備えられているため、刺激発生装置本体42が衣服Fから外れたとしても、床や地面に落下することはない。これにより、刺激発生装置41の汚損を防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、刺激発生装置本体と固定部材とが常に閉じる方向に付勢されることで被固定物を挟み込む構成とした。この構成に代えて、刺激発生装置本体と固定部材とが被固定物を挟み込んで固定される具体例として、固定部材を例えばマグネット、安全ピン、面ファスナー、吸盤等で構成してもよい。
上記実施形態では、固定部材が刺激発生装置本体の表示部の裏面側に位置する構成を採用したが、固定部材は必ずしも表示部と反対側に配置されなくてもよく、表示部と重ならない位置にありさえすればよい。
その他、神経刺激装置の各構成要素の形状、数、配置、構成材料等については、上記実施形態に限ることなく適宜変更が可能である。
上記実施形態では、被固定物として使用者の衣服を想定しているが、被固定物は衣服に限るものではなく、例えば使用者がバンドを腕に巻き、そのバンドを被固定物としてもよい。
本発明は、迷走神経を刺激して治療を行う神経刺激装置に利用可能である。
1…神経刺激装置
2,31,41…刺激発生装置
3A,3B…刺激電極
4…リード部
17,34,44…表示部
20,32,42…刺激発生装置本体
21,33,43…固定部材
22…ヒンジ部(支点)
23A,23B…電気接点(検出手段)
37…コネクタ(接続部材)
50…ネックストラップ(落下防止手段)
F…衣服(被固定物)

Claims (10)

  1. 神経刺激信号を生成する刺激発生装置と、
    体内に留置された状態で前記神経刺激信号を生体組織に印加する刺激電極と、
    前記刺激発生装置と前記刺激電極とを電気的に接続し、前記神経刺激信号を前記刺激発生装置から前記刺激電極に伝達するリード部と、を備え、
    前記刺激発生装置は、情報を表示する表示部を備えた刺激発生装置本体と、前記刺激発生装置本体の前記表示部と重ならない位置に配置された固定部材と、を備え、
    前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に被固定物が挟持された形態で、前記刺激発生装置が前記被固定物に保持されることを特徴とする神経刺激装置。
  2. 前記刺激発生装置本体と前記固定部材とが支点を中心として開閉可能とされ、
    前記刺激発生装置本体と前記固定部材とが閉じる方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の神経刺激装置。
  3. 前記刺激発生装置が、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に前記被固定物が存在しているか否かを検出する検出手段をさらに備え、
    前記検出手段が、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に前記被固定物が存在していないことを検出したときに、安全動作が実行されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の神経刺激装置。
  4. 前記安全動作は、前記刺激発生装置本体と前記固定部材との間に前記被固定物が存在していないことを警告する警告動作であることを特徴とする請求項3に記載の神経刺激装置。
  5. 前記安全動作は、前記刺激発生装置が前記神経刺激信号を前記刺激電極に向けて出力することを停止する出力停止動作であることを特徴とする請求項3に記載の神経刺激装置。
  6. 前記リード部が前記固定部材に接続されたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の神経刺激装置。
  7. 前記リード部が、前記リード部と前記刺激発生装置とを電気的に接続する接続部材を備え、
    外力を受けたときに前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の神経刺激装置。
  8. 前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱したときに、前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱したことを警告する警告動作が実行されることを特徴とする請求項7に記載の神経刺激装置。
  9. 前記接続部材が前記刺激発生装置から離脱したときに、前記刺激発生装置が前記神経刺激信号を前記刺激電極に向けて出力することを停止する出力停止動作が実行されることを特徴とする請求項7に記載の神経刺激装置。
  10. 前記刺激発生装置が、前記被固定物からの前記刺激発生装置の落下を防止する落下防止手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の神経刺激装置。
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