JP2015158993A - 蓄電装置 - Google Patents

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厚志 南形
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元章 奥田
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Abstract

【課題】正極電極の未塗工部と負極電極の活物質層とが短絡することを抑制すること。【解決手段】二次電池の電極組立体を構成する正極電極21は、矩形状であり、正極金属箔22に正極活物質層23を有する。正極電極21は、四辺のうちの一辺である上縁部21aに沿って正極活物質層23を有さない正極金属箔22からなる未塗工部22bを有する。正極電極21の上縁部21aからは正極タブ24が突出している。正極電極21のうち、未塗工部22bの全体と正極活物質層23の全体とにセラミックスコーティングが施されている。【選択図】図3

Description

この発明は、蓄電装置に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。例えば、特許文献1に記載の二次電池は、金属箔に活物質層を有する矩形状の正極電極と負極電極とが、セパレータを介在させて積層した電極組立体を有する。
特開平09−120836公報
ところで、正極電極の活物質層は、製造誤差によりその形成領域にずれが生じることがある。このため、例えば正極電極において、製造誤差によって活物質層が正極タブにまで形成される場合には、正極タブの活物質層が無駄となるおそれがある。さらにこの場合には、電極組立体の積層方向において、正極電極の正極タブの活物質層を負極電極の活物質層に対向させるために、負極電極を拡張する必要が生じる。
そこで、仮に製造誤差によって正極電極の活物質層の形成領域にずれが生じても、活物質層が正極タブにまで形成されないように、正極電極における正極タブが突出する一辺に沿って活物質層を有しない金属箔からなる未塗工部を位置させることが考えられる。こうして正極電極の活物質層を形成することにより、負極電極の拡張を抑制することができる。
しかしながら、上記のように正極電極の表面に活物質層と未塗工部とを有する場合では、セパレータの溶融等に伴って正極電極の未塗工部と負極電極の活物質層とが短絡すると、二次電池としての内部抵抗値と、短絡箇所における抵抗値とが近いことから、当該短絡箇所における発熱が大きくなるおそれがある。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、正極電極の未塗工部と負極電極の活物質層とが短絡することを抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する蓄電装置は、金属箔に活物質層を有する矩形状の正極電極と負極電極とが、セパレータを介在させて積層された電極組立体を備える蓄電装置である。そして、蓄電装置では、正極電極が、活物質層を有さない未塗工部を有し、未塗工部が、正極電極の四辺のうちの少なくとも一辺に沿い、かつ正極電極の端部から活物質層の縁部まで形成されており、正極電極が、さらに未塗工部の縁部から突出する正極タブを有し、正極電極のうち、少なくとも未塗工部の全体にセラミックスコーティングが施されている。
上記構成によれば、電極組立体における正極電極の未塗工部と負極電極の活物質層との間にセラミックスコーティングによるセラミックス層を介在させることができる。このため、正極電極の未塗工部をセラミックス層によって覆うことができ、正極電極の未塗工部と負極電極の負極活物質層とが短絡することを抑制することができる。
負極電極は、例えばその活物質層のうち、少なくとも正極電極の未塗工部と対向する部分にセラミックスコーティングが施されていることが好ましい。
上記構成によれば、電極組立体における正極電極の未塗工部と負極電極の活物質層との間に、正極電極のセラミックス層に加えて負極電極のセラミックス層を介在させることができる。したがって、正極電極の未塗工部と負極電極の負極活物質層とが短絡することをより適切に抑制することができる。
セラミックスコーティングは、例えば正極電極における未塗工部の全体及び活物質層の全体と、負極電極における活物質層の全体と、に施されていることが好ましい。
上記構成によれば、正極電極の未塗工部のみや、負極電極の活物質層のうちで正極電極の未塗工部と対向する部分のみにセラミックスコーティングを施す場合と比較して、セラミックスコーティングの作業の作業性を向上させることができる。
例えば、四辺全てに沿って未塗工部を有する正極電極を採用する場合では、正極電極のうち、四辺全ての未塗工部にセラミックスコーティングが施されていることが好ましい。
上記構成によれば、電極組立体における正極電極の四辺全ての未塗工部と負極電極の活物質層との間に、正極電極のセラミックス層を介在させることができる。したがって、正極電極の未塗工部と負極電極の負極活物質層とが短絡することをより適切に抑制することができる。
上記蓄電装置において、前記蓄電装置の好適な例としては、二次電池を挙げることができる。
本発明によれば、正極電極の未塗工部と負極電極の活物質層とが短絡することを抑制できる。
本実施形態における二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 正極電極の平面図。 図3の4−4線断面図。 負極電極の平面図。 別の実施形態における正極電極の平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10には、ケース11に電極組立体12が収容されている。ケース11は、矩形筒状のケース本体13と、ケース本体13の開口部を閉塞する矩形平板状の蓋体14とからなる。ケース本体13と蓋体14とは、いずれも金属製(例えば、ステンレス製やアルミニウム製)である。また、本実施形態の二次電池10は、その外郭が角型のケース11からなる角型電池である。そして、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
電極組立体12には、電極組立体12との間で電気を授受する正極端子15と負極端子16とが電気的に接続されている。これら正極端子15及び負極端子16は、蓋体14からケース11の外部に露出されている。また、正極端子15及び負極端子16には、ケース11から絶縁するためのリング状の絶縁部材15a,16aがそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、電極組立体12は、矩形状の正極電極21及び負極電極25を備える。正極電極21は、矩形状の正極金属箔22と、その両面に正極活物質を塗工してなる正極活物質層23とを有する。正極金属箔22は、アルミニウム箔である。正極電極21の一辺を構成する上縁部21aの一部には、正極金属箔22からなる正極タブ24が突出している。負極電極25は、矩形状の負極金属箔26と、その両面に負極活物質を塗工してなる負極活物質層27とを有する。負極金属箔26は、銅箔である。負極電極25の一辺を構成する上縁部25aの一部には、負極金属箔26からなる負極タブ28が突出している。
図3に示すように、正極電極21の両面の正極活物質層23は、正極電極21を構成する四辺のうち上縁部21aと対向する一辺を構成する下縁部21bを含み、当該下縁部21bから一定幅で正極活物質が塗工されることにより形成されている。また、正極電極21の両面の正極活物質層23は、正極電極21を構成する四辺のうち、上縁部21aと下縁部21bとを繋ぐ二辺を構成する縁部21cから縁部21dまで位置している。本実施形態では、正極電極21の正極金属箔22のうち、その表面に正極活物質層23が形成された領域が、正極活物質が塗工された塗工部22aとなる。
また、正極電極21の両面では、正極電極21の上縁部21aを含み、当該上縁部21aに沿って上縁部21aから一定幅で正極活物質が塗工されていない未塗工部22bが位置している。未塗工部22bは、正極電極21の両面のうち、上縁部21aの一端から他端に、すなわち縁部21cから縁部21dまでの範囲に位置している。また、未塗工部22bは、正極活物質層23を有さない正極金属箔22からなる。そして、正極電極21の両面には、塗工部22aと未塗工部22bとの境界22cが位置している。すなわち、正極電極21における未塗工部22bは、正極電極21の端部に相当する上縁部21aから正極活物質層23の縁部に相当する境界22cまで形成されている。
正極電極21において、下縁部21bから上縁部21aまでの長さL1は、下縁部21bから境界22cまでの長さL2より大きい。そして、境界22cは、正極電極21における上縁部21aよりも下縁部21b側に位置している。なお、本実施形態の正極電極21において、上縁部21a及び下縁部21bと、境界22cとは、略平行である。
正極電極21の両面は、セラミックスコーティングが施されることにより、セラミックス層31を有している。セラミックス層31は、正極電極21のうち、正極活物質層23、すなわち塗工部22aの全体と、未塗工部22bの全体とに位置している。
図4に示すように、正極電極21のセラミックス層31は、極めて微細な空孔構造をなしており、その表面が滑らかな形状である。正極電極21のセラミックス層31のうち、塗工部22aに位置するセラミックス層31aは正極金属箔22上の正極活物質層23の表面に形成されている一方、未塗工部22bに位置するセラミックス層31bは正極金属箔22の表面に形成されている。このため、セラミックス層31bをセラミックス層31aよりも厚く形成することにより、正極電極21のセラミックス層31の表面を滑らかな形状としている。なお、正極電極21へのセラミックス層31の形成は、例えば、正極電極21の塗工部22a及び未塗工部22bにセラミックスペーストを塗工し、その表面を均すことにより可能である。
図5に示すように、負極電極25の両面の負極活物質層27は、負極電極25を構成する四辺のうち上縁部25aと対向する一辺を構成する下縁部25bを含み、当該下縁部25bから上縁部25aの範囲で負極活物質が塗工されることにより形成されている。すなわち、本実施形態の負極電極25の両面のうち、負極タブ28以外の部分の全体が負極活物質層27を有している。また、負極電極25の両面の負極活物質層27は、負極電極25を構成する四辺のうち、上縁部25aと下縁部25bとを繋ぐ二辺を構成する縁部25cから縁部25dまで位置している。本実施形態では、負極電極25の負極金属箔26のうち、その表面に負極活物質層27が形成された領域が、負極活物質が塗工された塗工部26aとなる。
負極電極25の両面は、セラミックスコーティングが施されることにより、セラミックス層32を有している。セラミックス層32は、負極電極25のうち、負極活物質層27の全体、すなわち塗工部26aの全体に位置している。また、セラミックス層32は、正極電極21のセラミックス層31と同様に、極めて微細な空孔構造である。
図3及び図5に示すように、正極電極21の縁部21cから縁部21dまでの長さL3は、負極電極25の縁部25cから縁部25dまでの長さL4よりも小さい。また、負極電極25における下縁部25bから上縁部25aまでの長さL5は、正極電極21における下縁部21bから上縁部21aまでの長さL1より突出するように大きい。
また、負極電極25における下縁部25bから上縁部25aまでの長さL5は、正極電極21における下縁部21bから境界22cまでの長さL2よりも大きい。このため、正極電極21と負極電極25とを積層した状態では、負極電極25の両面のうちで上縁部25aの近傍の位置で上縁部25aに沿う部分が、正極電極21の未塗工部22bと対向する対向部25eとなる。すなわち、負極電極25では、その両面の負極タブ28以外の部分のうち、対向部25eを含む全体にセラミックスコーティングが施されている。
また、図5に示すように、セパレータ29は、絶縁性を有する樹脂材料からなり、極めて微細な空孔構造をなす矩形状の多孔性シートとされている。セパレータ29が正極電極21及び負極電極25と積層した状態で、セパレータ29を構成する4辺のうち、上縁部29aが正極電極21の上縁部21a及び負極電極25の上縁部25aに沿う。セパレータ29の下縁部29bが正極電極21の下縁部21b及び負極電極25の下縁部25bに沿う。セパレータ29の縁部29cが正極電極21の縁部21c及び負極電極25の縁部25cに沿う。セパレータ29の縁部29dが正極電極21の縁部21d及び負極電極25の縁部25dに沿う。そして、セパレータ29における下縁部29bから上縁部29aまでの長さL6は、負極電極25における下縁部25bから上縁部25aまでの長さL5より大きい。また、正極電極21における縁部29cから縁部29dまでの長さL7は、負極電極25の縁部25cから縁部25dまでの長さL4より大きい。
電極組立体12は、正極電極21と負極電極25との間にセパレータ29を介在させて層状をなす積層構造とされている。電極組立体12は、複数の正極電極21と複数の負極電極25とを積層して構成される。また、電極組立体12では、正極電極21の上縁部21aと負極電極25の上縁部25aとセパレータ29の上縁部29aとが電極組立体12における同一縁部側に位置している。
そして、正極タブ24及び負極タブ28は、正極電極21及び負極電極25が積層された状態で、正極タブ24と負極タブ28とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。正極タブ24は、複数枚集められた状態で正極端子15と電気的に接続されている。負極タブ28は、複数枚集められた状態で負極端子16と電気的に接続されている。
電極組立体12では、正極電極21の上縁部21a及び下縁部21bが負極電極25の上縁部25a及び下縁部25bよりも内側に位置している。正極電極21の両縁部21c,21dが負極電極25の両縁部25c,25dよりも内側に位置している。このため、本実施形態の電極組立体12では、電極組立体12の積層方向において、正極電極21の塗工部22aが負極電極25の塗工部26aに含まれている。
また、電極組立体12では、セパレータ29の上縁部29a及び下縁部29bが、正極電極21の上縁部21a及び下縁部21bよりも外側であって、かつ負極電極25の上縁部25a及び下縁部25bよりも外側に位置している。セパレータ29の両縁部29c,29dが、正極電極21の両縁部21c,21dよりも外側であって、かつ負極電極25の両縁部25c,25dよりも外側に位置している。このため、本実施形態の電極組立体12では、電極組立体12の積層方向において、正極電極21の塗工部22a及び負極電極25の塗工部26aがセパレータ29に含まれている。
次に、本実施形態の二次電池10の作用について説明する。
正極電極21のうち、塗工部22aの全体と未塗工部22bの全体とにセラミックスコーティングが施されている。負極電極25のうち、正極電極21の未塗工部22bと対向する対向部25eを含む、塗工部26aの全体にセラミックスコーティングが施されている。このため、電極組立体12では、正極電極21の未塗工部22bと負極電極25の塗工部26aとの間にセラミックス層31,32が介在することとなる。
なお、仮に正極電極21の未塗工部22bにテープを貼り付けて当該未塗工部22bをテープで覆うと、電極組立体12における正極電極21の未塗工部22bと負極電極25の塗工部26aとの間にテープを介在させることができる。しかしながら、こうした場合では、テープの厚みによって正極電極21の正極活物質層23の表面に段差が生じることとなり、電極組立体12として積層された状態で正極電極21に作用する押圧力にむらが生じるおそれがある。本実施形態では、正極電極21のセラミックス層31を表面が滑らかな形状としている。このため、上記のような正極電極21の正極活物質層23の表面での段差を抑制することができ、電極組立体12として積層された状態で正極電極21に作用する押圧力にむらが生じることを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば以下に示す効果を得ることができる。
(1)正極電極21のうち、未塗工部22bの全体にセラミックスコーティングが施されている。このため、正極電極21の未塗工部22bをセラミックス層31によって覆うことができ、正極電極21の未塗工部22bと負極電極25の負極活物質層27とが短絡することを抑制することができる。
(2)負極電極25のうち、正極電極21の未塗工部22bと対向する対向部25eにセラミックスコーティングが施されている。このため、電極組立体12では、正極電極21の未塗工部22bと負極電極25の塗工部26aとの間に、正極電極21のセラミックス層31に加えて負極電極25のセラミックス層32を介在させることができる。したがって、正極電極21の未塗工部22bと負極電極25の負極活物質層27とが短絡することをより適切に抑制することができる。
(3)正極電極21のうち、未塗工部22bの全体と正極活物質層23の全体とにセラミックスコーティングが施されている。負極電極25のうち、対向部25eを含む負極活物質層27の全体にセラミックスコーティングが施されている。このため、正極電極21の未塗工部22bのみや負極電極25の対向部25eのみにセラミックスコーティングを施す場合と比較して、セラミックスコーティングの作業の作業性を向上させることができる。
(4)セラミックス層31,32が極めて微細な空孔構造であるため、セラミックス層31,32の空孔によって電解液を保持することができ、二次電池10の寿命を長くすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
○ 図6に示すように、正極電極として、その四辺全て、すなわち上縁部21a、下縁部21b、縁部21c、及び縁部21dに沿って未塗工部22bを有する正極電極121を採用しても良い。この形態においても、正極電極121における上縁部21a、下縁部21b、縁部21c、及び縁部21dの全てに沿う未塗工部22bにセラミックスコーティングを施すことにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
○ 負極電極25とセパレータ29とを同一の大きさとしても良い。
○ 正極電極21,121と負極電極25とを同一の大きさとしても良い。
○ 正極金属箔22として、アルミニウム以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 負極金属箔26として、銅以外の金属からなる箔を採用してもよい。
○ 正極電極21,121のセラミックス層31は、表面に多少の段差が生じる形状であっても良い。ただし、電極組立体12として積層された状態で正極電極21,121に作用する押圧力のむらを最小限に抑えるためには、セラミックス層31の表面の段差をできるだけ小さく抑えることが望ましい。
○ 負極電極25のうち、少なくとも正極電極21,121の未塗工部22bと対向する対向部25eにセラミックスコーティングが施されていれば、負極電極25に施すセラミックスコーティングの範囲を縮小させても良い。
○ 負極電極25の片面のみが負極活物質を塗工してなる負極活物質層27を有するものであってもよい。この形態においても、負極電極25の両面のうち、少なくとも負極活物質が塗工される塗工面における対向部25eにセラミックスコーティングを施すようにすれば、正極電極21,121の未塗工部22bと負極電極25の負極活物質層27との短絡を抑制することができる。
○ 負極電極25へのセラミックスコーティングを省略しても良い。この形態においても、正極電極21,121の未塗工部22bの全体にセラミックスコーティングを施せば、正極電極21,121の未塗工部22bと負極電極25の負極活物質層27との短絡を抑制することができる。
○ 正極電極21,121の塗工部22aや未塗工部22bに加えて、正極電極21,121の正極タブ24の一部にセラミックスコーティングを施しても良い。
○ 正極電極21,121の塗工部22aに施すセラミックスコーティングの範囲を縮小させて、塗工部22aの一部にセラミックスコーティングを施すようにしても良い。また、正極電極21,121の塗工部22aへのセラミックスコーティングを省略しても良い。この形態においても、正極電極21,121の未塗工部22bの全体にセラミックスコーティングを施せば、正極電極21,121の未塗工部22bと負極電極25の負極活物質層27との短絡を抑制することができる。
○ 正極電極21,121の片面のみが正極活物質を塗工してなる正極活物質層23を有するものであってもよい。この形態においても、正極電極21,121の両面のうち、少なくとも正極活物質の塗工される塗工面における未塗工部と、正極活物質の塗工されない未塗工面の全体である未塗工部とにセラミックスコーティングを施すようにすれば、正極電極21,121の未塗工部と負極電極25の負極活物質層27との短絡を抑制することができる。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要するに、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 二次電池10は、電極組立体12において正極タブ24と負極タブ28を異なる縁部に設けた二次電池でもよい。例えば、電極組立体12において、正極タブ24を設けた縁部とは反対側の縁部に負極タブを設けてもよい。
○ ケース11の形状を変更してもよい。例えば、ケース11は円筒型でもよい。
○ 本発明を、電気二重層キャパシタ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…二次電池、11…ケース、12…電極組立体、13…ケース本体、14…蓋体、21,121…正極電極、21a,25a…上縁部、21b,25b…下縁部、21c,21d,25c,25d…縁部、22…正極金属箔、22a,26a…塗工部、22b…未塗工部、23…正極活物質層、24…正極タブ、25…負極電極、25e…対向部、26…負極金属箔、27…負極活物質層27、28…負極タブ、29…セパレータ、31,32…セラミックス層。

Claims (5)

  1. 金属箔に活物質層を有する矩形状の正極電極と負極電極とが、セパレータを介在させて積層された電極組立体を備える蓄電装置であって、
    前記正極電極は、前記活物質層を有さない未塗工部を有し、
    前記未塗工部は、前記正極電極の四辺のうちの少なくとも一辺に沿い、かつ前記正極電極の端部から前記活物質層の縁部まで形成されており、
    前記正極電極は、さらに前記未塗工部の縁部から突出する正極タブを有し、
    前記正極電極のうち、少なくとも前記未塗工部の全体にセラミックスコーティングが施されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記負極電極の前記活物質層のうち、少なくとも前記正極電極の前記未塗工部と対向する部分にセラミックスコーティングが施されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記正極電極における前記未塗工部の全体及び前記活物質層の全体と、前記負極電極における前記活物質層の全体と、にセラミックスコーティングが施されている請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記正極電極は、四辺全てに沿って前記未塗工部を有し、
    前記正極電極のうち、前記四辺全ての前記未塗工部にセラミックスコーティングが施されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の蓄電装置。
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