JP2015158056A - 旋回式建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回フレームよりも上の外装カバーに対向する高さ位置に障害物が存在する場合でも、外装カバーを障害物に接触しないように保護する。
【解決手段】本発明は、開閉扉8aを含む外装カバー8と、この外装カバー8を保護するガード構造10とを備えた後方超小旋回型油圧ショベルにおいて、ガード構造10は、平面視で外装カバー8の側面形状に沿う形状に形成され、外装カバー8に含まれる開閉扉8aの開閉に際しては開閉扉8aの開閉を可能に動かすことのできる扉ガード部12を含み、ガード構造10を旋回半径26によって描かれる軌跡27に略一致させるように配置し、このガード構造10を旋回フレーム8aに固定させるシートスクリュー13等、ボルト14,15などを含む固定手段を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、開閉扉を含む外装カバーと、この外装カバーを保護するガード構造とを備えた後方超小旋回型油圧ショベル等の旋回式建設機械に関する。
この種の従来の旋回式建設機械として特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、旋回体と、この旋回体の前側位置に取り付けられた作業装置と、旋回体の後側位置に取り付けられ、外表面に平面視形状が弧状を形成する弧状面を有するカウンタウェイトとを備えている。また、この従来技術は、旋回体の内部に収容された機器に対向する位置に形成された右中カバーを含む外装カバーと、この外装カバーを保護するガード構造とを備えている。上述した右中カバーは、旋回体の内部に収容された機器、すなわち熱交換器、作動油タンク、燃料タンク等の右側を覆うもので、熱交換器等の点検作業、メンテナンス作業等を行うときには取り外し可能となっている。すなわち、この右中カバーは、旋回体の内部に収容された機器に対向する位置に形成された開口部を開閉する開閉扉を兼ねている。
また、上述したガード構造は、右中カバーを含む外装カバーを、サイドフレームすなわち旋回フレームよりも内側に配置することによって構成されている。このようなガード構造を備えた従来技術にあっては、走行時や旋回時に周囲の壁面等に接触することがあっても、そのようなときにはサイドフレームすなわち旋回フレームが先に接触することにより、外装カバーが壁面等に接触して変形、破損しないように保護されるようになっている。
特開2005−336828号公報
上述した従来技術では、鉛直面を形成する壁面等への接触に際しての外装カバーの保護に対しては有効と考えられるものの、外装カバーに対向する高さ位置、すなわちサイドフレーム(旋回フレーム)よりも高い位置に、突出体を形成する障害物が存在していた場合には問題がある。このような場合には、当該旋回式建設機械が障害物方向へ移動した際に、サイドフレームが障害物に接触する前に外装カバーが障害物に接触して、外装カバーの変形、破損を招いてしまう虞がある。
本発明は、上述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、旋回フレームよりも上の外装カバーに対向する高さ位置に障害物が存在する場合でも、外装カバーを障害物に接触しないように保護することができる旋回式建設機械を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、旋回体と、上記旋回体の前側位置に取り付けた作業装置と、上記旋回体の後側位置に取り付けられ、外表面に平面視形状が弧状を形成する弧状面を有するカウンタウェイトと、上記旋回体上に設けた運転席と、上記旋回体の旋回フレームよりも上方に配置され、上記旋回体の内部に収容された機器に対向する位置に形成された開口部を開閉する開閉扉を含む外装カバーと、上記外装カバーを保護するガード構造とを備えた旋回式建設機械において、上記ガード構造は、平面視で上記外装カバーの側面形状に沿う形状に形成され、上記外装カバーに含まれる上記開閉扉の開閉に際しては上記開閉扉の開閉を可能に動かすことができる扉ガード部を含み、上記ガード構造を、上記旋回体の旋回中心を中心として、上記旋回中心から上記カウンタウェイトの上記弧状面に至るまでの距離に相当する旋回半径よって描かれる軌跡に略一致させるように配置し、上記ガード構造を、上記旋回フレームに固定させる固定手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ガード構造を、平面視で外装カバーの側面形状に沿う形状に形成したことから、ガード構造を外装カバーに接近させて配置でき、旋回フレームよりも上の外装カバーに対向する高さ位置に障害物が存在する場合でも、ガード構造によって外装カバーを障害物に接触しないように保護することができる。
また本発明は、旋回体の内部に収容された機器の点検作業、メンテナンス作業等に際しては、ガード構造を備えているにも拘わらず、このガード構造を動かして支障なく外装カバーに含まれる開閉扉を開いて開口部を開放させ、該当する機器の点検作業、メンテナンス作業を実施することができる。
また本発明は、ガード構造を、旋回半径によって描かれる軌跡に略一致させるように配置したことから、旋回体を旋回させた際にガード構造と周囲の障害物との干渉を最小限に抑えることができる。
また本発明は、ガード構造を固定手段によって旋回フレームに固定したことから、ガード構造が周囲の障害物に接触した際に、その接触によってガード構造に与えられる力を、大きな強度を有する旋回フレームによって受けさせることができる。
また本発明は、上記発明において、上記ガード構造は、上記外装カバーのうちの上記運転席に着座したオペレータから見て右側に位置し、上記開閉扉の前側に位置する右カバー部分に対向するように配置され、上記固定手段によって上記旋回フレームに固定されるガード基部を含み、上記ガード構造に含まれる上記扉ガード部を、上記ガード基部に水平方向の回動可能に連結し、この扉ガード部の下端を上記旋回フレームの外側に位置させたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、外装カバーのうちの右カバー部分に対向する位置に配置される旋回体の内部の機器をガード構造のガード基部で保護することができ、外装カバーに含まれる開閉扉をガード構造の扉ガード部で保護することができる。また、扉ガード部を水平方向に回動させることにより、開閉扉を開いて開口部を開放させ、旋回体の内部の機器に対して点検作業、メンテナンス作業を行うことができる。また、扉ガード部が周囲の障害物に接触した際に、その接触によって扉ガード部の下端が旋回フレームに押圧され、すなわち扉ガード部に対する押圧力を旋回フレームが受け、これによって扉ガード部に対する押圧力が開閉扉に与えられず、この開閉扉の損傷、変形を防ぐことができる。
また本発明は、上記開閉扉の近傍に上記機器のうちの1つであるバッテリを配置し、作動油タンク及び燃料タンクを、上記旋回体上にあって上記外装カバーの上記右カバー部分に対向するように配置し、上記作業装置は、左右方向に揺動可能に上記旋回体に取り付けられるものから成り、上記作業装置に最も近づく上記ガード基部の前端位置を、上記作業装置の揺動時にこの作業装置と干渉を生じさせない位置に設定したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、扉ガード部によって開閉扉の損傷、変形を防ぐことにより、開閉扉の近傍に位置するバッテリの損傷を防ぐことができ、ガード基部によって右カバー部分の損傷、変形を防ぐことにより、作動油タンク及び燃料タンクの損傷を防ぐことができる。また、作業装置に最も近づくガード基部の前端位置を、作業装置の揺動時にこの作業装置と干渉を生じさせない位置に設定したことから、ガード構造を外装カバーに対向し得る最長寸法に設定した場合でも、作業装置の揺動操作を行うことができ、作業装置による作業を支障なく実施することができる。
また本発明は、上記発明において、上記カウンタウェイトに装着される増量ウェイトを備え、上記カウンタウェイトに最も近づく上記ガード構造の後端位置を、上記増量ウェイトと干渉を生じさせない位置に設定したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ガード構造の設置に制約を受けることなく、増量ウェイトをカウンタウェイトに装着することができる。
また本発明は、上記発明において、当該旋回式建設機械は、後方超小旋回型油圧ショベルから成り、上記旋回体の下側に配置される走行体を備え、上記作業装置は、上記旋回体に取り付けられ、揺動可能なブームを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、後方超小旋回型油圧ショベルから成ることから、地下における掘削作業やトンネル内の掘削作業等のように作業空間に制約を受けやすい場合であっても、ガード構造によって外装カバーを保護しながら所望の掘削作業等を能率良く実施することができる。
本発明に係る旋回式建設機械によれば、ガード構造を外装カバーに接近させて配置できることから、旋回フレームよりも上の外装カバーに対向する高さ位置に障害物が存在する場合でも、外装カバーを障害物に接触しないように保護することができ、従来に比べて外装カバーに対する優れた保護機能を確保することができる。
また本発明は、ガード構造が周囲の障害物に接触した際に受ける力を、大きな強度を有する旋回フレームによって受けるようにしたことから、長期間にわたってガード構造の安定した形態を維持することができ、耐久性に優れたガード構造を有する旋回式建設機械を実現させることができる。
本発明に係る旋回式建設機械の第1実施形態を構成する後方超小旋回型油圧ショベルを示す側面図である。 第1実施形態の要部平面図である。 第1実施形態に備えられる旋回体の要部斜視図である。 図3のA部拡大図である。 第1実施形態の要部平面拡大図である。 第1実施形態に備えられる開閉扉を開いた状態を示す要部斜視図である。 旋回体内に配置される機器を含めて示した第1実施形態の要部平面拡大図である。 本発明の第2実施形態を構成する後方超小旋回型油圧ショベルを示す平面図である。 第2実施形態の側面図である。
以下、本発明に係る旋回式建設機械の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る旋回式建設機械の第1実施形態は、例えば図1,2に示すように後方超小旋回型油圧ショベルから成っている。この第1実施形態は、走行体1と、この走行体1の上に配置される旋回体2と、この旋回体2の前側位置に配置される作業装置3と、旋回体2の後側位置に配置され、作業装置3との間で重量バランスを確保するカウンタウェイト4とを備えている。
作業装置3は、旋回体2に取り付けられるブーム3aと、このブーム3aの先端に取り付けられるアーム3bと、このアーム3bの先端に取り付けられるバケット3cとを含み、土砂の掘削作業等を行う。旋回体2上には運転席5を設けてあり、この運転席5の背部及び上方には、運転席5を覆うように配置されるキャノピ6を備えている。
また、この第1実施形態は、旋回体2の旋回フレーム2aよりも上方に配置され、旋回体2の内部に配置された機器、例えば図7に示すバッテリ30、ラジエータ31、フィルタ32に対向する位置に形成された図6に示す開口部7を開閉する開閉扉8aを含む外装カバー8と、この外装カバー8を保護するガード構造10とを備えている。
ガード構造10は、図2に示すように、平面視で外装カバー8の側面形状に沿う形状に形成され、外装カバー8に含まれる開閉扉8aの開閉に際しては開閉扉8aの開閉を可能に動かすことができる図3,6に示す扉ガード部12を含んでいる。また、ガード構造10は、図5に示すように、旋回体2の旋回中心25を中心として、旋回中心25からカウンタウェイト4の弧状面4aに至るまでの距離に相当する旋回半径26によって描かれる軌跡27に略一致させるように、例えば軌跡27よりも外方に突出しないように配置してある。また、この第1実施形態は、ガード構造10を、旋回フレーム2aに回動させる固定手段を備えている。
また、ガード構造10は、図3,5等に示すように、外装カバー8のうちの運転席5に着座したオペレータから見て右側に位置するとともに、開閉扉8aの前側に位置する右カバー部分8bに対向するように位置し、上述した固定手段によって旋回フレーム2aに固定されるガード基部11を含んでいる。
上述したガード基部11は、図3に示すように、上端部11a1が水平方向に曲げ形成された脚部11aと、この脚部11aよりも低い高さ位置に設定され、上端部11b1が水平方向に曲げ形成されて脚部11aに連結された脚部11bとを有している。また、脚部11bの中央付近と脚部11aとは水平方向に延設させた桟11hによって連結させてある。
脚部11aの下端にはブラケット11cを一体に設けてあり、脚部11bの下端にはブラケット11dを一体に設けてある。脚部11aに設けたブラケット11cは、シートスクリュー13を介してボルト14によって旋回フレーム2aに固定してある。同様に、脚部11bに設けたブラケット11dは、シートスクリューを介してボルト15によって旋回フレーム2aに固定してある。上述したブラケット11c,11d、シートスクリュー13等、及びボルト14,15は、上述したガード構造10を旋回フレーム7aに固定させる固定手段を構成している。
上述した扉ガード部12は、図3に示すように枠部12aと、この枠部12a内に上下方向に配置され、それぞれ水平方向に延設する複数の桟12bとを有している。枠部12aの下端は同図3に示すように、旋回フレーム2aよりも外側に位置させてある。なお、枠部12aの平面視形状は図5に示すように、例えば直線形状となっている。扉ガード部12の枠部12aに設けたブラケット12cを挟むように、ガード基部11に取り付けた一対のブラケット11e,11fを配置してあり、これらのブラケット12c,11e,11fに連結軸16を挿通させてある。これによって扉ガード部12はガード基部11に回動可能に連結されている。
図3,4に示すように、ガード基部11の脚部11aの上端部11a1にはブラケット17を一体に取り付けてあり、扉ガード部12の枠部12aの上端部12a1にはブラケット18を一体に取り付けてある。また、これらのブラケット17とブラケット18に当接させるようにL字形のブラケット19を配置してある。このブラケット19をボルト20によってブラケット17に固定してあり、またブラケット19をボルト21によってブラケット18に固定してある。これらのブラケット17,18,19、及びボルト20,21は、扉ガード部12の回動を阻止する回動阻止手段を構成している。
図7に示すように、開閉扉8の近傍にバッテリ30及びフィルタ32を配置してあり、作動油タンク33及び燃料タンク34を、旋回体2上にあって外装カバー8の右カバー部分8bに対向するように配置してある。上述したように作業装置3は、左右方向に揺動可能に旋回体2に取り付けられるものから成り、作業装置3に最も近づくガード装置10のガード基部11の前端位置11gを、作業装置3の揺動時にこの作業装置3と干渉を生じさせない位置に設定してある。
このように構成した第1実施形態は、ガード構造10を、平面視で外装カバー8の側面形状に沿う形状に形成したことから、ガード構造10を外装カバー8に接近させて配置でき、旋回フレーム2aよりも上の外装カバー8に対向する高さ位置に障害物が存在する場合でも、ガード構造10によって外装カバー8を障害物に接触しないように保護することができる。これにより、外装カバー8に対する優れた保護機能を確保することができる。
また、この第1実施形態は、旋回体2の内部に収容された機器、例えばバッテリ30、ラジエータ31、及びフィルタ32等の点検作業、メンテナンス作業等に際しては、ガード構造10を備えているにも拘わらず、図4に示すボルト20,21を取り外すことにより、支障なく外装カバー8に含まれる開閉扉8aを開いて開口部7を開放させ、該当する機器の点検作業、メンテナンス作業を実施することができる。
また、この第1実施形態は、ガード構造10が、図5に示すように旋回半径26によって描かれる軌跡27よりも外方に突出しないことから、旋回体2を旋回させた際にガード構造10と周囲の障害物との干渉を最小限に抑えることができる。
また、この第1実施形態は、図3に示すようにガード構造10をシートスクリュー13等、ボルト14,15によって旋回フレーム2aに固定したことから、ガード構造10が周囲の障害物に接触した際に、その接触によってガード構造10に与えられる力を、大きな強度を有する旋回フレーム2aによって受ける構成となっている。これにより、長期間にわたってガード構造10の安定した形態を維持することができ、耐久性に優れたガード構造10を有する後方超小旋回型油圧ショベルを実現させることができる。
また、この第1実施形態は、外装カバー8のうちの右カバー部分8bに対向する位置に配置される旋回体2の内部の機器、例えば作動油タンク33と燃料タンク34をガード構造10のガード基部11で保護することができ、外装カバー8に含まれる開閉扉8aをガード構造10の扉ガード部12で保護することができる。また、扉ガード部12を水平方向に回動させることにより、開閉扉8aを開いて開口部7を開放させ、旋回体2の内部の機器、例えばバッテリ30、フィルタ32、作動油タンク33に対して点検作業、メンテナンス作業を行うことができる。また、扉ガード部12が周囲の障害物に接触した際に、その接触によって扉ガード部12下端が旋回フレーム2aに押圧され、すなわち扉ガード部12に対する押圧力を旋回フレーム2aが受け、これによって扉ガード部12に対する押圧力が開閉扉8aに与えられず、この開閉扉8aの損傷、変形を防ぐことができる。
また、この第1実施形態は、扉ガード部12によって開閉扉8aの損傷、変形を防ぐことにより、開閉扉8aの近傍に位置するバッテリ30、フィルタ32等の損傷を防ぐことができる。また、ガード基部11によって右カバー部分8bの損傷、変形を防ぐことにより、作動油タンク33及び燃料タンク34の損傷を防ぐことができる。また、作業装置3に最も近づくガード基部11の前端位置11gを、作業装置3の揺動時にこの作業装置3との干渉を生じさせない位置に設定したことから、ガード構造10を外装カバー8に対向し得る最長寸法に設定した場合でも、作業装置3の揺動操作を行うことができ、作業装置3による作業を支障なく実施することができる。
また、この第1実施形態は、後方超小旋回型油圧ショベルから成ることから、地下における掘削作業やトンネル内の掘削作業等のように作業空間に制約を受けやすい場合であっても、ガード構造10によって外装カバー8を保護しながら所望の掘削作業等を能率良く実施することができる。
図8,9に示す本発明の第2実施形態も、例えば第1実施形態と同様に後方超小旋回型油圧ショベルから成っている。この第2実施形態は、カウンタウェイト4に装着する増量ウェイト40を備え、ガード構造10のカウンタウェイト4に最も近づく後方位置を、増量ウェイト40と干渉を生じさせない位置に設定してある。その他の構成は上述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第2実施形態は、第1実施形態と同等の作用効果が得られる他、ガード構造10の設置による制約を受けることなく増量ウェイト40をカウンタウェイト4に装着することができる。すなわち、この第2実施形態は、増量ウェイト40の装着が可能な既設の旋回式建設機械においても、ガード構造10の設置が可能となる。
なお、上記第1,第2実施形態は、ガード構造10が、旋回半径26によって描かれる軌跡27よりも外方に突出しないように配置してあるが、当該後方超小旋回型油圧ショベルで実施される作業等を考慮して、このガード構造10を軌跡27上に設置し、あるいは軌跡27よりもわずかに外方に突出させて設置する構成にしてもよい。このような構成もガード構造10を軌跡27に略一致させる構成に含まれる。
また、上記第1,第2実施形態は、ガード構造10の扉ガード部12を平面視直線形状に設定してあるが、この扉ガード部12の平面視形状を、開閉扉8aの平面視形状に沿う弧状形状あるいは屈曲形状に形成してもよい。
また、上記第1,第2実施形態は、開閉扉8aを回動可能に設けてあるが、本発明は、このように構成せず、例えば開口部7の周縁部に一体に、あるいは別体に支柱を形成するブラケットを設け、このブラケットに開閉扉8aをボルトで締結し、旋回体2の内部の機器の点検作業、メンテナンス作業に際しては、ボルトを抜き取ることにより開閉扉8aを動かして開口部7を開放させる構成してもよい。
1 走行体
2 旋回体
2a 旋回フレーム
3 作業装置
4 カウンタウェイト
4a 弧状面
5 運転席
7 開口部
8 外装カバー
8a 開閉扉
8b 右カバー部分
10 ガード構造
11 ガード基部
11c ブラケット(固定手段)
11d ブラケット(固定手段)
11g 前端位置
12 扉ガード部
12d 後端位置
13 シートスクリュー(固定手段)
14 ボルト(固定手段)
15 ボルト(固定手段)
16 連結軸
25 旋回中心
26 旋回半径
27 軌跡
30 バッテリ(機器)
31 ラジエータ(機器)
32 フィルタ(機器)
33 作動油タンク
34 燃料タンク
40 増量ウェイト

Claims (5)

  1. 旋回体と、上記旋回体の前側位置に取り付けた作業装置と、上記旋回体の後側位置に取り付けられ、外表面に平面視形状が弧状を形成する弧状面を有するカウンタウェイトと、上記旋回体上に設けた運転席と、上記旋回体の旋回フレームよりも上方に配置され、上記旋回体の内部に収容された機器に対向する位置に形成された開口部を開閉する開閉扉を含む外装カバーと、上記外装カバーを保護するガード構造とを備えた旋回式建設機械において、
    上記ガード構造は、平面視で上記外装カバーの側面形状に沿う形状に形成され、上記外装カバーに含まれる上記開閉扉の開閉に際しては上記開閉扉の開閉を可能に動かすことができる扉ガード部を含み、
    上記ガード構造を、上記旋回体の旋回中心を中心として、上記旋回中心から上記カウンタウェイトの上記弧状面に至るまでの距離に相当する旋回半径よって描かれる軌跡に略一致させるように配置し、
    上記ガード構造を、上記旋回フレームに固定させる固定手段を備えたことを特徴とする旋回式建設機械。
  2. 請求項1に記載の旋回式建設機械において、
    上記ガード構造は、上記外装カバーのうちの上記運転席に着座したオペレータから見て右側に位置し、上記開閉扉の前側に位置する右カバー部分に対向するように配置され、上記固定手段によって上記旋回フレームに固定されるガード基部を含み、
    上記ガード構造に含まれる上記扉ガード部を、上記ガード基部に水平方向の回動可能に連結し、この扉ガード部の下端を上記旋回フレームの外側に位置させたことを特徴とする旋回式建設機械。
  3. 請求項2に記載の旋回式建設機械において、
    上記開閉扉の近傍に上記機器のうちの1つであるバッテリを配置し、
    作動油タンク及び燃料タンクを、上記旋回体上にあって上記外装カバーの上記右カバー部分に対向するように配置し、
    上記作業装置は、左右方向に揺動可能に上記旋回体に取り付けられるものから成り、
    上記作業装置に最も近づく上記ガード基部の前端位置を、上記作業装置の揺動時にこの作業装置と干渉を生じさせない位置に設定したことを特徴とする旋回式建設機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の旋回式建設機械において、
    上記カウンタウェイトに装着される増量ウェイトを備え、
    上記カウンタウェイトに最も近づく上記ガード構造の後端位置を、上記増量ウェイトと干渉を生じさせない位置に設定したことを特徴とする旋回式建設機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の旋回式建設機械において、
    当該旋回式建設機械は、後方超小旋回型油圧ショベルから成り、
    上記旋回体の下側に配置される走行体を備え、
    上記作業装置は、上記旋回体に取り付けられ、揺動可能なブームを含むことを特徴とする旋回式建設機械。
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