JP2015156893A - 傾斜角計測方法、傾斜角計測装置、傾斜角計測システム及びプログラム - Google Patents

傾斜角計測方法、傾斜角計測装置、傾斜角計測システム及びプログラム Download PDF

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信行 今井
和宏 澁谷
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Abstract

【課題】計測する場所が大きく制限されることなく、ゴルフクラブのシャフトの地面に対する傾斜角を計測することが可能な傾斜角計測方法、傾斜角計測装置、傾斜角計測システム及びプログラムを提供すること。【解決手段】傾斜角計測方法は、ゴルフのスイングが行われる地面と基準面とのなす第1角度を計測する第1角度計測工程と、ゴルフクラブのシャフトに装着された第1慣性センサーの出力を用いて、シャフトの長軸と基準面とのなす第2角度を計測する第2角度計測工程と、第2角度の計測値から第1角度の計測値を引いて、シャフトの長軸の地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算工程と、を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、ゴルフクラブの傾斜角を計測する、傾斜角計測方法、傾斜角計測装置、傾斜角計測システム及びプログラムに関する。
ゴルフのプレーヤーによって、スイング時のゴルフクラブのシャフトと地面とのなすライ角(ダイナミックライ角)が異なり、このダイナミックライ角がゴルフクラブのライ角と合っていないと、打球がまっすぐに飛ばない等の弊害が生じる。そのため、自分に合ったライ角を有するゴルフクラブを選択するために、スイング時のライ角を正確に測定することが重要である。
特許文献1では、水平面部と起立壁面とを備える本体を用意し、ゴルフクラブのヘッドを水平面部に接触させたときにおける水平面部とグリップエンドとの距離を、プレーヤーの体系に合ったインパクト時のゴルフクラブのライ角値として測定する測定具が提案されている。
特開平9−38246号公報
しかしながら、特許文献1に記載の測定具では、大型の本体を用意する必要があり、計測する場所が大きく制限されるという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、計測する場所が大きく制限されることなく、ゴルフクラブのシャフトの地面に対する傾斜角を計測することが可能な傾斜角計測方法、傾斜角計測装置、傾斜角計測システム及びプログラムを提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る傾斜角計測方法は、ゴルフのスイングが行われる地面と基準面とのなす第1角度を計測する第1角度計測工程と、ゴルフクラブのシャフトに装着された第1慣性センサーの出力を用いて、前記シャフトの長軸と前記基準面とのなす第2角度を計測する第2角度計測工程と、前記第2角度の計測値から前記第1角度の計測値を引いて、前記シャフトの長軸の前記地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算工程と、を含む。
基準面は、例えば、水平面であってもよいし、ゴルフクラブのシャフトの長軸を水平面に投影した直線と直交する平面であってもよい。
シャフトは、ゴルフクラブの柄の部分であり、グリップ部を含んでもよい。
第1慣性センサーは、加速度や角速度等の慣性量を計測可能なセンサーであればよく、
例えば、加速度や角速度を計測可能な慣性計測ユニット(IMU:Inertial Measurement
Unit)でもよい。また、第1慣性センサーは、ゴルフクラブに対して脱着可能であってもよいし、例えば、ゴルフクラブに内蔵されるなど、ゴルフクラブに固定されていて取り外すことができないものでもよい。
本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、ゴルフクラブのシャフトの長軸と当該基準面とのなす第2角度の計測値から地面と基準面とのなす第1角度の計測値を引いて、シャフトの長軸の地面に対する傾斜角を計算するので、スイングが行われる地面が傾斜していても精度よく計測することができる。
また、本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、ゴルフクラブのシャフトに装着された第1慣性センサーの出力を用いて傾斜角を計算することができるので、大型の測定具を用意する必要がなく、計測する場所が大きく制限されない。
[適用例2]
上記適用例に係る傾斜角計測方法において、前記第1慣性センサーは着脱可能であり、前記第1角度計測工程において、前記第1慣性センサーの出力を用いて前記第1角度を計測してもよい。
本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、第1角度と第2角度を第1慣性センサーで計測するので、第1慣性センサーの計測分解能に応じた精度で傾斜角を計測することができる。
[適用例3]
上記適用例に係る傾斜角計測方法は、前記第1角度計測工程において、前記第1慣性センサーとは異なる第2慣性センサーの出力を用いて前記第1角度を計測してもよい。
第2慣性センサーは、加速度や角速度等の慣性量を計測可能な機器であればよく、慣性計測ユニット(IMU)でもよいし、スマートフォンのような電子機器でもよい。
本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、第1慣性センサーをゴルフクラブから外して地面に置いたり、第1慣性センサーが固定されたゴルフクラブを地面に置いたりする手間を軽減させることができる。
[適用例4]
上記適用例に係る傾斜角計測方法において、前記第1慣性センサーは、加速度センサーを含み、前記第2角度計測工程において、水平面を前記基準面として、前記加速度センサーの出力を用いて前記第2角度を計測してもよい。
本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、被験者が静止している時に、加速度センサーの出力から重力加速度の方向を特定することができるので、アドレス時におけるゴルフクラブのシャフトの長軸と水平面とのなす第2角度を計測することができる。従って、アドレス時におけるゴルフクラブのシャフトの長軸の地面に対する傾斜角を計測することができる。
[適用例5]
上記適用例に係る傾斜角計測方法において、前記第1慣性センサーは、前記加速度センサーの検出軸を前記シャフトの長軸方向に合わせて前記シャフトに装着されてもよい。
本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、被験者が静止している時(アドレス時)、ゴ
ルフクラブのシャフトの長軸と水平面とのなす第2角度をαとすると、加速度センサーは、重力加速度1G×sinαの加速度を検出するので、第2角度αの計算量を低減することができる。
[適用例6]
上記適用例に係る傾斜角計測方法において、前記第1慣性センサーは、角速度センサーを含み、前記第2角度計測工程において、前記角速度センサーの出力を用いて、前記スイングにおける打球時の前記第1慣性センサーの姿勢を計算し、当該姿勢に基づき打球時の前記第2角度を計測してもよい。
本適用例に係る傾斜角計測方法によれば、打球時の第1慣性センサーの姿勢からゴルフクラブのシャフトの長軸方向を特定することができるので、打球時におけるゴルフクラブのシャフトの長軸と水平面とのなす第2角度を計測することができる。従って、打球時におけるゴルフクラブのシャフトの長軸の地面に対する傾斜角を計測することができる。
[適用例7]
本適用例に係る傾斜角計測装置は、ゴルフのスイングが行われる地面と基準面とのなす第1角度を計測する第1角度計測部と、ゴルフクラブのシャフトに装着された慣性センサーの出力を用いて、前記シャフトの長軸と前記基準面とのなす第2角度を計測する第2角度計測部と、前記第2角度の計測値から前記第1角度の計測値を引いて、前記シャフトの長軸の前記地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算部と、を含む。
本適用例に係る傾斜角計測装置によれば、ゴルフクラブのシャフトの長軸と当該基準面とのなす第2角度の計測値から地面と基準面とのなす第1角度の計測値を引いて、シャフトの長軸の地面に対する傾斜角を計算するので、スイングが行われる地面が傾斜していても精度よく計測することができる。
また、本適用例に係る傾斜角計測装置によれば、ゴルフクラブのシャフトに装着された慣性センサーの出力を用いて傾斜角を計算することができるので、大型の測定具を用意する必要がなく、計測する場所が大きく制限されない。
[適用例8]
本適用例に係る傾斜角計測システムは、上記の傾斜角計測装置と、前記慣性センサーと、を含む。
本適用例に係る傾斜角計測システムによれば、計測する場所が大きく制限されることなく、ゴルフクラブのシャフトの地面に対する傾斜角を計測することができる。
[適用例9]
本適用例に係るプログラムは、ゴルフのスイングが行われる地面に置いた慣性センサーの出力を用いて、前記地面と基準面とのなす第1角度を計算する第1角度計算工程と、前記ゴルフクラブのシャフトに装着された慣性センサーの出力を用いて、前記シャフトの長軸と前記基準面とのなす第2角度を計算する第2角度計算工程と、前記第2角度の計算値から前記第1角度の計算値を引き算して、前記シャフトの長軸の前記地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算工程と、をコンピューターに実行させる。
本適用例に係るプログラムによれば、ゴルフクラブのシャフトの長軸と当該基準面とのなす第2角度の計算値から地面と基準面とのなす第1角度の計算値を引き算して、シャフトの長軸の地面に対する傾斜角を計算するので、スイングが行われる地面が傾斜していても精度よく計測することができる。
また、本適用例に係るプログラムによれば、ゴルフクラブのシャフトに装着された慣性センサーの出力を用いて傾斜角を計算することができるので、大型の測定具を用意する必要がなく、計測する場所が大きく制限されない。
第1実施形態の傾斜角計測システムの概要の説明図。 第1センサーユニットと第2センサーユニットの位置及び向きの一例を示す図。 第1実施形態において被験者が行う動作の手順を示す図。 ライ角について説明するための図。 第1実施形態の傾斜角計測システムの構成例を示す図。 第1実施形態におけるライ角計測処理の手順の一例を示すフローチャート図。 図7(A)はアドレス時の第1角度、第2角度及びライ角の関係を示す図、図7(B)は打球時の第1角度、第2角度及びライ角の関係を示す図。 被験者が打球したタイミングを検出する処理の手順の一例を示すフローチャート図。 図9(A)はスイング時の3軸加速度をグラフ表示した図、図9(B)は3軸加速度のノルムの計算値をグラフ表示した図、図9(C)は3軸加速度のノルムの微分の計算値をグラフ表示した図。 第1センサーユニットの姿勢を計算する処理の手順の一例を示すフローチャート図。 第2実施形態の傾斜角計測システムの概要の説明図。 第2実施形態において被験者が行う動作の手順を示す図。 第2実施形態の傾斜角計測システムの構成例を示す図。 第2実施形態におけるライ角計測処理の手順の一例を示すフローチャート図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
以下では、ゴルフスイングの解析を行う傾斜角計測システム(傾斜角計測装置)を例に挙げて説明する。
1.傾斜角計測システム
1−1.第1実施形態
[傾斜角計測システムの概要]
図1は、第1実施形態の傾斜角計測システムの概要について説明するための図である。第1実施形態の傾斜角計測システム1は、第1センサーユニット10(第1慣性センサーの一例)、第2センサーユニット12(第2慣性センサーの一例)及び傾斜角計測装置20を含んで構成されている。
第1センサーユニット10は、3軸の各軸方向に生じる加速度と3軸の各軸回りに生じる角速度を計測可能であり、ゴルフクラブ3のシャフトに装着される。シャフトは、ゴルフクラブ3のヘッドを除いた柄の部分であり、グリップ部も含まれる。
第2センサーユニット12は、3軸の各軸方向に生じる加速度を計測可能であり、被験
者2がスイングを行う地面に置かれる。第2センサーユニット12は、加速度計測機能を備える電子機器であればよく、加速度計測専用のセンサーユニットでもよいし、第1センサーユニット10と同様に加速度と角速度を計測可能なセンサーユニットであってもよいし、加速度計測機能を備える計算機(例えば、スマートフォン等)であってもよい。
本実施形態では、図2に示すように、第1センサーユニット10は、3つの検出軸(x1軸,y1軸,z1軸)のうちの1軸、例えばx1軸をシャフトの長軸方向に合わせるように装着される。また、第2センサーユニット12は、3つの検出軸(x2軸,y2軸,z2軸)のうちの1軸、例えばx2軸が、被験者2がアドレス姿勢をとったときのゴルフクラブ3のシャフトの長軸を地面に投影した直線と平行になるように、地面に置かれる。第2センサーユニット12をこのように置くことで、シャフトの長軸を地面に投影した直線を基準として、アドレス状態での第1センサーユニット10のx1軸と第2センサーユニット12のx2軸の方位を合わせる演算を行うことができる。
被験者2は、あらかじめ決められた手順に従って、ゴルフボール4を打球するスイング動作を行う。図3は、被験者2が行う動作の手順を示す図である。図3に示すように、被験者2は、まず、ゴルフクラブ3を握って、アドレスの姿勢をとり、所定時間以上(例えば、1秒以上)静止する(S1)。次に、被験者2は、スイング動作を行い、ゴルフボール4を打球する(S2)。
被験者2が図3に示す手順に従ってゴルフボール4を打球する前に、第2センサーユニット12は、重力加速度を計測し、各軸で計測した重力加速度のデータを傾斜角計測装置20に送信する。また、被験者2が図3に示す手順に従ってゴルフボール4を打球する動作を行う間、第1センサーユニット10は、所定周期(例えば1ms)で3軸加速度と3軸角速度を計測し、計測したデータを順次、傾斜角計測装置20に送信する。第1センサーユニット10及び第2センサーユニット12は、計測したデータをすぐに送信してもよいし、計測したデータを内部メモリーに記憶しておき、被験者2のスイング動作の終了後などの所望のタイミングで計測データを送信するようにしてもよい。あるいは、第1センサーユニット10及び第2センサーユニット12は、それぞれ、計測したデータをメモリーカード等の着脱可能な記録媒体に記憶しておき、傾斜角計測装置20は、当該記録媒体から計測データを読み出すようにしてもよい。
傾斜角計測装置20は、第1センサーユニット10が計測したデータ及び第2センサーユニット12が計測したデータを用いて、被験者2のアドレス時のライ角及び打球時のライ角を計測(計算)する。ライ角は、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸と地面とのなす角である。
なお、第1センサーユニット10と傾斜角計測装置20との間の通信は、無線通信でもよいし、有線通信でもよい。同様に、第2センサーユニット12と傾斜角計測装置20との間の通信は、無線通信でもよいし、有線通信でもよい。
図4(A)及び図4(B)は、それぞれ、アドレス時及び打球時のライ角について説明するための図である。被験者2がアドレス姿勢をとっているときのライ角は、図4(A)においてφ1で示されている。図4(A)に示すように、アドレス時に、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす角をα1、水平面と直交し、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸を含む平面上での地面PSと水平面PHとのなす角をβ1とすると、アドレス時のライ角φ1は、次の式(1)で計算される。
Figure 2015156893
同様に、被験者2による打球時(打球した瞬間)のライ角は、図4(B)においてφ2で示されている。図4(B)に示すように、打球時に、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす角をα2、水平面と直交し、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸を含む平面上での地面PSと水平面PHとのなす角をβ2とすると、打球時のライ角φ2は、次の式(2)で計算される。
Figure 2015156893
式(1)、(2)において、被験者2から見て地面PSが水平面PHに対して前上がり(つま先上がり)の傾斜の場合(図4(A)及び図4(B)の場合)にβ1(β2)<0、前下がり(つま先下がり)の傾斜の場合にβ1(β2)>0としている。
[傾斜角計測システムの構成]
図5は、第1センサーユニット10、第2センサーユニット12及び傾斜角計測装置20の構成例を示す図である。
図5に示すように、本実施形態では、第1センサーユニット10は、加速度センサー100、角速度センサー110、信号処理部120及び通信部130を含んで構成されている。
加速度センサー100は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を計測し、計測した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する。
角速度センサー110は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の軸回りの角速度を計測し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する。
信号処理部120は、加速度センサー100と角速度センサー110から、それぞれ加速度データと角速度データを受け取って時刻情報を付して不図示の記憶部に記憶し、記憶した計測データ(加速度データと角速度データ)に時刻情報を付して通信用のフォーマットに合わせたパケットデータを生成し、通信部130に出力する。
加速度センサー100及び角速度センサー110は、それぞれ3軸が、第1センサーユニット10に対して定義される直交座標系(センサー座標系)の3軸(x1軸、y1軸、z1軸)と一致するように第1センサーユニット10に取り付けられるのが理想的だが、実際には取り付け角の誤差が生じる。そこで、信号処理部120は、取り付け角誤差に応じてあらかじめ算出された補正パラメーターを用いて、加速度データ及び角速度データをx111座標系のデータに変換する処理を行う。
さらに、信号処理部120は、加速度センサー100及び角速度センサー110の温度補正処理を行う。なお、加速度センサー100及び角速度センサー110に温度補正の機能が組み込まれていてもよい。
なお、加速度センサー100と角速度センサー110は、アナログ信号を出力するものであってもよく、この場合は、信号処理部120が、加速度センサー100の出力信号と角速度センサー110の出力信号をそれぞれA/D変換して計測データ(加速度データと角速度データ)を生成し、これらを用いて通信用のパケットデータを生成すればよい。
通信部130は、信号処理部120から受け取ったパケットデータを傾斜角計測装置20に送信する処理や、傾斜角計測装置20から制御コマンドを受信して信号処理部120に送る処理等を行う。信号処理部120は、制御コマンドに応じた各種処理を行う。
図5に示すように、本実施形態では、第2センサーユニット12は、加速度センサー102、信号処理部122及び通信部132を含んで構成されている。
加速度センサー102は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を計測し、計測した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する。
信号処理部122は、加速度センサー102から加速度データを受け取って、時刻情報を付して不図示の記憶部に記憶し、記憶した計測データ(加速度データ)に時刻情報を付して通信用のフォーマットに合わせたパケットデータを生成し、通信部132に出力する。
加速度センサー102は、3軸が、第2センサーユニット12に対して定義される直交座標系(センサー座標系)の3軸(x2軸、y2軸、z2軸)と一致するように第2センサーユニット12に取り付けられるのが理想的だが、実際には取り付け角の誤差が生じる。そこで、信号処理部122は、取り付け角誤差に応じてあらかじめ算出された補正パラメーターを用いて、加速度データをx222座標系のデータに変換する処理を行う。
さらに、信号処理部122は、加速度センサー102の温度補正処理を行う。なお、加速度センサー102に温度補正の機能が組み込まれていてもよい。
なお、加速度センサー102は、アナログ信号を出力するものであってもよく、この場合は、信号処理部122が、加速度センサー102の出力信号をA/D変換して計測データ(加速度データ)を生成し、これらを用いて通信用のパケットデータを生成すればよい。
通信部132は、信号処理部122から受け取ったパケットデータを傾斜角計測装置20に送信する処理や、傾斜角計測装置20から制御コマンドを受信して信号処理部122に送る処理等を行う。信号処理部122は、制御コマンドに応じた各種処理を行う。
傾斜角計測装置20は、処理部200、通信部210、操作部220、ROM230、RAM240、記録媒体250、表示部260を含んで構成されており、例えば、パーソナルコンピューター(PC)やスマートフォンなどの携帯機器であってもよい。
通信部210は、第1センサーユニット10又は第2センサーユニット12から送信されたパケットデータを受信し、処理部200に送る処理や、処理部200からの制御コマンドを第1センサーユニット10や第2センサーユニット12に送信する処理等を行う。
操作部220は、ユーザーからの操作データを取得し、処理部200に送る処理を行う。操作部220は、例えば、タッチパネル型ディスプレイ、ボタン、キー、マイクなどであってもよい。
ROM230は、処理部200が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。
RAM240は、処理部200の作業領域として用いられ、ROM230から読み出されたプログラムやデータ、操作部220から入力されたデータ、処理部200が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する記憶部である。
記録媒体250は、処理部200の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶する不揮発性の記憶部である。また、記録媒体250は、処理部200が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶していてもよい。
表示部260は、処理部200の処理結果を文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示するものである。表示部260は、例えば、CRT、LCD、タッチパネル型ディスプレイ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などであってもよい。なお、1つのタッチパネル型ディスプレイで操作部220と表示部260の機能を実現するようにしてもよい。
処理部200は、ROM230あるいは記録媒体250に記憶されているプログラム、あるいはネットワークを介してサーバーから受信してRAM240や記録媒体250に記憶したプログラムに従って、第1センサーユニット10や第2センサーユニット12に制御コマンドを送信する処理や、第1センサーユニット10又は第2センサーユニット12から通信部210を介して受信したデータに対する各種の計算処理や、その他の各種の制御処理を行う。特に、本実施形態では、処理部200は、当該プログラムを実行することにより、データ取得部201、第1角度計測部202、第2角度計測部203、傾斜角計算部204、記憶処理部205及び表示処理部206として機能する。
データ取得部201は、通信部210が第1センサーユニット10又は第2センサーユニット12から受信したパケットデータを受け取り、受け取ったパケットデータから時刻情報及び計測データを取得し、記憶処理部205に送る処理を行う。
記憶処理部205は、データ取得部201から時刻情報と計測データを受け取り、これらを対応づけてRAM240に記憶させる処理を行う。
第1角度計測部202は、第2センサーユニット12が出力する計測データ(加速度データ)を用いて、ゴルフクラブ3を用いたスイングが行われる地面PSと基準面とのなす第1角度を計測(計算)する。具体的には、第1角度計測部202は、被験者2のアドレス時に加速度センサー102が出力する計測データ(加速度データ)を用いて、アドレス時の第1角度を計測(計算)する。また、第1角度計測部202は、被験者2のアドレス時から打球時までの第1センサーユニット10の姿勢変化に基づき、打球時の第1角度を計測(計算)する。第1角度計測部202は、例えば、水平面PHを基準面として、第1角度として、図4(A)に示したアドレス時の地面PSと水平面PHとのなす角β1や図4(B)に示した打球時の地面PSと水平面PHとのなす角β2を計測(計算)してもよい。
第2角度計測部203は、第1センサーユニット10が出力する計測データを用いて、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸と基準面とのなす第2角度を計測(計算)する処理を行う。具体的には、第2角度計測部203は、被験者2のアドレス時に加速度センサー100が出力する計測データ(加速度データと角速度データ)を用いてオフセット量を計算し、計測データ(加速度データ)からオフセット量を減算してバイアス補正し、バイアス補
正された計測データ(加速度データ)を用いて、アドレス時の第2角度を計測(計算)する。
また、第2角度計測部203は、角速度センサー110が出力する計測データ(角速度データ)からオフセット量を減算してバイアス補正し、バイアス補正された計測データ(角速度データ)を用いて、被験者2の打球時の第1センサーユニット10の姿勢を計算し、当該姿勢に基づき打球時の第2角度を計測(計算)する。例えば、第2角度計測部203は、第1センサーユニット10のy1軸をY軸、Y軸に垂直な水平面上の軸をX軸、鉛直上方向(重力方向と逆方向)をZ軸とするXYZ座標系(ワールド座標系)を定義し、このXYZ座標系における第1センサーユニット10の姿勢を計算する。被験者2のアドレス時(静止動作時)の第1センサーユニット10の姿勢を初期姿勢としてもよい。第2角度計測部203は、例えば、被験者2のアドレス時(静止動作時)の加速度データと重力加速度の方向から第1センサーユニット10の初期姿勢を計算することができる。第1センサーユニット10の姿勢は、例えば、X軸、Y軸、Z軸回りの回転角(ロール角、ピッチ角、ヨー角)、オイラー角、クオータ二オン(四元数)などで表現することができる。
第2角度計測部203は、例えば、水平面PHを基準面として、第2角度として、図4(A)に示したアドレス時のゴルフクラブ3のシャフトの長軸方向と水平面PHとのなす角α1や図4(B)に示した打球時のゴルフクラブ3のシャフトの長軸方向と水平面PHとのなす角α2を計測(計算)してもよい。
傾斜角計算部204は、第1角度計測部202による第1角度の計測値(計算値)と第2角度計測部203による第2角度の計測値(計算値)とを用いて、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸の地面PSに対する傾斜角(ライ角)を計算する処理を行う。具体的には、傾斜角計算部204は、アドレス時の第2角度から第1角度を引いて、アドレス時のライ角φ1を計算する。また、傾斜角計算部204は、打球時の第2角度から第1角度を引いて、打球時のライ角φ2を計算する。
なお、第1センサーユニット10の信号処理部120が、計測データのオフセット量を計算し、計測データのバイアス補正を行うようにしてもよいし、加速度センサー100及び角速度センサー110にバイアス補正の機能が組み込まれていてもよい。これらの場合は、第2角度計測部203による計測データのバイアス補正が不要となる。
記憶処理部205は、傾斜角計算部204が計算したライ角φ1,φ2をRAM240に記憶させ、あるいは、記録として残したい場合は記録媒体250に記憶させる処理も行う。
表示処理部206は、被験者2のスイング運動が終了した後、自動的に、あるいは、所定の入力操作が行われたときに、RAM240あるいは記録媒体250に記憶されているライ角φ1,φ2を読み出して表示部260に表示させる処理を行う。
[ライ角計測処理]
図6は、第1実施形態における処理部200によるライ角計測処理の手順の一例を示すフローチャート図である。また、図7(A)は、アドレス時の第1角度、第2角度及びライ角の関係を示す図であり、図7(B)は、打球時の第1角度、第2角度及びライ角の関係を示す図である。図7(A)及び図7(B)において、O1,O2は、それぞれ第1センサーユニット10の位置及び第2センサーユニット12の位置を示す。以下、図7(A)及び図7(B)を参照しながら、図6のフローチャートについて説明する。
図6に示すように、まず、処理部200は、第2センサーユニット12の計測データを取得する(S10)。
次に、処理部200は、第2センサーユニット12から取得した計測データを用いて、第2センサーユニット12の姿勢を計算する(S20)。
次に、処理部200は、第2センサーユニット12から取得した計測データを用いて、地面PSと水平面PHとのなす第1角度β1を計測(計算)する(S30)。図7(A)に示すように、第2センサーユニット12のx2軸方向の加速度x2(0)と重力加速度1Gの間には、次の式(3)の関係が成り立つので、処理部200は、式(3)を用いて第1角度β1を計算する。
Figure 2015156893
次に、処理部200は、第1センサーユニット10の計測データを取得する(S40)。処理部200は、工程S40において、被験者2のスイング運動(静止動作も含む)における最初の計測データを取得するとリアルタイムに工程S50以降の処理を行ってもよいし、第1センサーユニット10から被験者2のスイング運動における一連の計測データの一部又は全部を取得した後に、工程S50以降の処理を行ってもよい。
次に、処理部200は、第1センサーユニット10から取得した計測データを用いて被験者2の静止動作(アドレス動作)(図4のステップS1の動作)を検出する(S50)。処理部200は、リアルタイムに処理を行う場合は、静止動作(アドレス動作)を検出した場合に、例えば、所定の画像や音を出力し、あるいは、第1センサーユニット10又は第2センサーユニット12にLEDを設けておいて当該LEDを点灯させる等して、被験者2に静止状態を検出したことを通知し、被験者2は、この通知を確認した後にスイングを開始してもよい。
次に、処理部200は、第1センサーユニット10から取得した計測データを用いて、被験者2のアドレス時の第1センサーユニット10の姿勢(初期姿勢)を計算する(S60)。
次に、処理部200は、第1センサーユニット10から取得した計測データを用いて、アドレス時のゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす第2角度α1を計測(計算)する(S70)。図7(A)に示すように、第1センサーユニット10のx1軸方向の加速度x1(0)と重力加速度1Gの間には、次の式(4)の関係が成り立つので、処理部200は、式(4)を用いて第2角度α1を計算する。
Figure 2015156893
次に、処理部200は、第2角度α1と第1角度β1とを用いて、式(1)より、アドレス時のライ角φ1を計算する(S80)。
次に、処理部200は、第1センサーユニット10から取得した計測データを用いて、被験者2が打球したタイミングを検出する(S90)。
次に、処理部200は、打球時の第1センサーユニット10の姿勢を計算する(S100)。処理部200は、工程S60において計算した姿勢を初期姿勢とし、その後、第1センサーユニット10から取得した計測データを用いて、時刻と対応づけて第1センサーユニット10の姿勢を計算する。
次に、処理部200は、工程S20で計算した第2センサーユニット12の姿勢と工程S100で計算した打球時の第1センサーユニット10の姿勢を用いて、打球時の地面PSと水平面PHとのなす第1角度β2を計測(計算)する(S110)。図7(B)に示すように、第2センサーユニット12のx2軸方向から少しずれたx2’軸と水平面PHとのなす角が第1角度β2となるので、処理部200は、第2センサーユニット12の姿勢と打球時の第1センサーユニット10の姿勢から、打球時のx1軸とx2軸との方位(水平面PH内での向き)の差を計算し、この方位の差からx2’軸の向きを特定し、第1角度β2を計算する。
次に、処理部200は、工程S100で計算した打球時の第1センサーユニット10の姿勢を用いて、打球時のゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす第2角度α2を計測(計算)する(S120)。図7(B)に示すように、打球時の第1センサーユニット10のx1軸と水平面PHとのなす角が第2角度α2となるので、処理部200は、第1センサーユニット10の姿勢からx1軸の向きを特定し、第2角度α2を計算する。
最後に、処理部200は、第2角度α2と第1角度β2とを用いて、式(2)より、アドレス時のライ角φ2を計算する(S130)。
このように、工程S20及びS30(第1角度計測(計算)工程の一例)により第1角度β1が計測(計算)され、工程S50、S60及びS70(第2角度計測(計算)工程の一例)により第2角度α1が計測(計算)され、工程S80(傾斜角計算工程の一例)によりアドレス時のライ角φ1が(計算)される。また、工程S90、S100及びS110(第1角度計測(計算)工程の一例)により第1角度β2が計測(計算)され、工程S90、S100及びS120(第2角度計測(計算)工程の一例)により、第2角度α2が計測(計算)され、工程S130(傾斜角計算工程の一例)により、打球時のライ角φ2が計算される。
なお、図6のフローチャートにおいて、可能な範囲で各工程の順番を適宜変えてもよい。
[インパクト検出処理]
図8は、被験者2が打球したタイミングを検出する処理(図6の工程S90の処理)の手順の一例を示すフローチャート図である。
図8に示すように、まず、処理部200は、取得した角速度データ(時刻t毎の角速度データ)を用いて各時刻tでの角速度のノルムn0(t)の値を計算する(S200)。例えば、時刻tでの角速度データをx(t)、y(t)、z(t)とすると、角速度のノルムn0(t)は、次の式(5)で計算される。
Figure 2015156893
被験者2がスイングを行ってゴルフボール4を打ったときの3軸角速度データx(t)
、y(t)、z(t)の一例を、図9(A)に示す。図9(A)において、横軸は時間(msec)、縦軸は角速度(dps)である。
次に、処理部200は、各時刻tでの角速度のノルムn0(t)を所定範囲に正規化(スケール変換)したノルムn(t)に変換する(S210)。例えば、計測データの取得期間における角速度のノルムの最大値をmax(n0)とすると、次の式(6)により、角速度のノルムn0(t)が0〜100の範囲に正規化したノルムn(t)に変換される。
Figure 2015156893
図9(B)は、図9(A)の3軸角速度データx(t),y(t),z(t)から3軸角速度のノルムn0(t)を式(5)に従って計算した後に式(6)に従って0〜100に正規化したノルムn(t)をグラフ表示した図である。図9(B)において、横軸は時間(msec)、縦軸は角速度のノルムである。
次に、処理部200は、各時刻tでの正規化後のノルムn(t)の微分dn(t)を計算する(S220)。例えば、3軸角速度データの計測周期をΔtとすると、時刻tでの角速度のノルムの微分(差分)dn(t)は次の式(7)で計算される。
Figure 2015156893
図9(C)は、図9(B)の3軸角速度のノルムn(t)からその微分dn(t)を式(7)に従って計算し、グラフ表示した図である。図9(C)において、横軸は時間(msec)、縦軸は3軸角速度のノルムの微分値である。なお、図9(A)及び図9(B)では横軸を0〜5秒で表示しているが、図9(C)では、打球の前後の微分値の変化がわかるように、横軸を2秒〜2.8秒で表示している。
最後に、処理部200は、ノルムの微分dn(t)の値が最大となる時刻と最小となる時刻のうち、先の時刻を打球のタイミングとして検出する(S230)。通常のゴルフスイングでは、打球の瞬間にスイング速度が最大になると考えられる。そして、スイング速度に応じて角速度のノルムの値も変化すると考えられるので、一連のスイング動作の中で角速度のノルムの微分値が最大又は最小となるタイミング(すなわち、角速度のノルムの微分値が正の最大値又は負の最小値になるタイミング)を打球(インパクト)のタイミングとして捉えることができる。なお、打球によりゴルフクラブ3が振動するため、角速度のノルムの微分値が最大となるタイミングと最小となるタイミングが対になって生じると考えられるが、そのうちの先のタイミングが打球の瞬間と考えられる。従って、例えば、図9(C)のグラフでは、T1とT2のうち、T1が打球のタイミングとして検出される。
なお、被験者2がスイング動作を行う場合、トップ位置でゴルフクラブを静止し、ダウンスイングを行い、打球し、フォロースルーを行うといった一連のリズムが想定される。従って、処理部200は、図8のフローチャートに従って、被験者2が打球したタイミングの候補を検出し、検出したタイミングの前後の計測データがこのリズムとマッチするか
否かを判定し、マッチする場合には、検出したタイミングを被験者2が打球したタイミングとして確定し、マッチしない場合には、次の候補を検出するようにしてもよい。
また、図8のフローチャートでは、処理部200は、3軸角速度データを用いて打球のタイミングを検出しているが、3軸加速度データを用いて、同様に打球のタイミングを検出することもできる。
[センサーユニットの姿勢計算処理]
図10は、第1センサーユニット10の姿勢(時刻Nでの姿勢)を計算する処理(図6の工程S60及び工程S100の処理)の手順の一例を示すフローチャート図である。
図10に示すように、まず、処理部200は、時刻t=0として(S300)、静止時の3軸加速度データから重力加速度の向きを特定し、第1センサーユニット10の初期姿勢(時刻t=0の姿勢)を表すクォータニオンp(0)を計算する(S310)。
例えば、初期姿勢を任意のXYZ座標系のベクトル(X0,Y0,Z0)とすると、クォータニオンp(0)は、次の式(8)で表される。
Figure 2015156893
また、回転を表すクォータニオンqは次の式(9)で表される。
Figure 2015156893
式(9)において、対象とする回転の回転角をθ、回転軸の単位ベクトルを(rx,ry,rz)とすると、w,x,y,zは、次の式(10)で表される。
Figure 2015156893
時刻t=0では第1センサーユニット10は静止しているのでθ=0として、時刻t=0での回転を表すクォータニオンq(0)は、式(10)にθ=0を代入した式(9)より、次の式(11)のようになる。
Figure 2015156893
次に、処理部200は、時刻tをt+1に更新し(S320)、時刻tの3軸角速度データから、時刻tの単位時間あたりの回転を表すクォータニオンΔq(t)を計算する(S320)。
例えば、時刻tの3軸角速度データをω(t)=(ωx(t),ωy(t),ωz(t))とすると、時刻tで計測された1サンプルあたりの角速度の大きさ|ω(t)|は、次の式(12)で計算される。
Figure 2015156893
この角速度の大きさ|ω(t)|は、単位時間当たりの回転角度となっているため、時刻tの単位時間あたりの回転を表すクォータニオンΔq(t+1)は、次の式(13)で計算される。
Figure 2015156893
ここでは、t=1なので、処理部200は、時刻t=1の3軸角速度データω(1)=(ωx(1),ωy(1),ωz(1))から、式(13)により、Δq(1)を計算する。
次に、処理部200は、時刻0からtまでの回転を表すクォータニオンq(t)を計算する(S340)。クォータニオンq(t)は、次の式(14)で計算される。
Figure 2015156893
ここでは、t=1なので、処理部200は、式(11)のq(0)と工程S330で計算したΔq(1)から、式(14)により、q(1)を計算する。
次に、処理部200は、t=Nになるまで工程S320〜S340の処理を繰り返し、t=Nになると(S350のY)、工程S310で計算した初期姿勢を表すクォータニオンp(0)と直近の工程S340で計算した時刻t=0からNまでの回転を表すクォータニオンq(N)とから、次の式(15)により、時刻Nでの姿勢を表すクォータニオンp(N)を計算し(S360)、処理を終了する。
Figure 2015156893
式(15)において、q*(N)はq(N)の共役クォータニオンである。このp(N)は、次の式(16)のように表され、第1センサーユニット10の時刻Nの姿勢をXYZ座標系のベクトルで表記すると、(XN,YN,ZN)となる。
Figure 2015156893
処理部200は、被験者2が打球した時刻を時刻Nとして、打球時の第1センサーユニット10の姿勢を計算する。
[加速度センサーの分解能]
前述したように、アドレス時のライ角や第1センサーユニット10の初期姿勢は加速度センサー100の計測データを用いて計算され、打球時のライ角は第1センサーユニット10のアドレス時から打球時までの姿勢の変化により計算される。従って、加速度センサー100の計測の分解能によってアドレス時や打球時のライ角の計算精度が影響を受けることになる。ライ角の計測は0.5度の精度が必要とされるため、加速度センサー100は0.5度の傾きの変化を検出可能であることが要求される。
一般に、アイアンに対するライ角の調整が重要とされるため、アイアンのライ角である60°前後で0.5°の傾きの変化を検出するために加速度センサー100が計測する加速度データの必要ビット数について以下に考察する。
例えば、アドレス時のゴルフクラブ3と地面とのなすライ角が61°と61.5°の場合での重力加速度の差は、1000×(sin(π×61.0/180)−sin(π×61.5/180))=4.2(mG)である。
加速度センサー100が±24Gの範囲の加速度を計測可能な12ビット出力のセンサーであった場合、計測分解能は、24×2×1000/212=11.72(mG/bit)であり、4.2mGよりも大きいため0.5°の角度変化を検出することができない。
加速度センサー100を、12ビット出力のまま計測レンジを±6Gまで下げると、計測分解能は、6×2×1000/212=2.93(mG/bit)であり、4.2mGよりも小さいため0.5°の角度変化を検出することができる。
一方、加速度センサー100を、計測レンジを±24Gのまま16ビット出力にすると、計測分解能は、24×2×1000/216=0.73(mG/bit)であり、4.2mGよりも十分小さいため0.5°の角度変化を高精度に検出することができる。
さらに、加速度センサー100を、16ビット出力のまま計測レンジを±16Gまで下げると、計測分解能は、16×2×1000/216=0.49(mG/bit)であり、0.5°の角度変化をより高精度に検出することができる。
以上の考察により、加速度センサー100の計測レンジを±6G程度まで落とすか、16ビット以上の出力とすることで0.5°の角度計測を実現することができる。なお、第2センサーユニット12の加速度センサー102の分解能についても同様のことが言える。
以上に説明したように、第1実施形態の傾斜角計測システム1あるいは傾斜角計測装置20によれば、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす第2角度の計測値(計算値)から地面PSと水平面PHとのなす第1角度の計測値(計算値)を引いてライ角を計算するので、地面PSが傾斜していてもライ角を精度よく計測することができる。
また、第1実施形態の傾斜角計測システム1あるいは傾斜角計測装置20によれば、ゴ
ルフクラブ3のシャフトに装着された第1センサーユニット10の計測データと地面に置かれた第2センサーユニット12の計測データとを用いてライ角を計算することができるので、大型の測定具を用意する必要がなく、計測する場所が大きく制限されない。
1−2.第2実施形態
第2実施形態の傾斜角計測システムにおいて、第1実施形態の傾斜角計測システムと同じ構成には同じ符号を付加して共通する説明を省略し、以下では、第1実施形態と異なる内容を中心に説明する。
図11は、第2実施形態の傾斜角計測システムの概要について説明するための図である。第2実施形態の傾斜角計測システム1は、第1センサーユニット10(第1慣性センサーの一例)と傾斜角計測装置20を含んで構成されている。第1実施形態では、傾斜角計測装置20の処理部200(第1角度計測部202)は、第1センサーユニット10とは異なる第2センサーユニット12が出力する計測データ(加速度データ)を用いて、地面PSと基準面(水平面PH)とのなす第1角度β1を計測(計算)していたが、第2実施形態では、傾斜角計測装置20の処理部200(第1角度計測部202)は、第1センサーユニット10が出力する計測データ(加速度データ)を用いて第1角度β1を計測(計算)する。
第2実施形態では、被験者2は、例えば、図12に示す手順に従って、ゴルフボール4を打球するスイング動作を行う。図12に示すように、被験者2は、まず、第1センサーユニット10を地面に置く(S5)。次に、被験者2は、第1センサーユニット10をゴルフクラブ3に装着する(S6)。次に、被験者2は、ゴルフクラブ3を握って、アドレスの姿勢をとり、所定時間以上(例えば、1秒以上)静止する(S7)。次に、被験者2は、スイング動作を行い、ゴルフボール4を打球する(S8)。なお、例えば、被験者2は、ステップS5及びS6に代えて、ゴルフクラブ3に第1センサーユニット10を装着し、第1センサーユニット10が装着されたゴルフクラブ3を地面に置いてもよい。
図12のステップS6では、第1センサーユニット10は、3つの検出軸(x1軸,y1軸,z1軸)のうちの1軸、例えばx1軸をシャフトの長軸方向に合わせるように装着される。また、図12のステップS5では、第1センサーユニット10は、3つの検出軸(x1軸,y1軸,z1軸)のうちの1軸、例えばx1軸が、被験者2がアドレス姿勢をとったときのゴルフクラブ3のシャフトの長軸を地面に投影した直線と平行になるように、地面に置かれる。このようにすることで、ステップS5における第1センサーユニット10のx1軸と、ステップS7におけるアドレス状態での第1センサーユニット10のx1軸の方位を合わせることができる。
傾斜角計測装置20は、第1センサーユニット10が地面に置かれた状態で計測したデータ及び第1センサーユニット10がゴルフクラブ3に装着された状態で計測したデータを用いて、被験者2のアドレス時のライ角φ1及び打球時のライ角φ2を計測(計算)する。
図13は、第2実施形態における第1センサーユニット10及び傾斜角計測装置20の構成例を示す図である。図13に示すように、第2実施形態における第1センサーユニット10及び傾斜角計測装置20の構成は、第1実施形態と同様である。ただし、第2実施形態では、傾斜角計測装置20の処理部200によるライ角計測処理の手順が第1実施形態と一部異なる。
図14は、第2実施形態における処理部200によるライ角計測処理の手順の一例を示すフローチャート図である。
図14に示すように、まず、処理部200は、地面PSに置かれている第1センサーユニット10の計測データを取得する(S10)。
次に、処理部200は、取得した計測データを用いて、第1センサーユニット10の姿勢を計算する(S20)。
次に、処理部200は、取得した計測データを用いて、地面PSと水平面PHとのなす第1角度β1を計測(計算)する(S30)。
そして、処理部200は、ゴルフクラブ3に装着されている第1センサーユニット10の計測データを取得し(S40)、第1実施形態(図6)と同様に、工程S50〜S120の処理を行い、打球時のライ角φ2を計算する。なお、処理部200は、第1実施形態(図6)の工程S110では、第2センサーユニット12の姿勢を及び打球時の第1センサーユニット10の姿勢を用いて、打球時の第1角度β2を計測(計算)していたが、第2実施形態(図14)の工程S110では、第2センサーユニット12の姿勢に代えて、地面に置かれていた時の第1センサーユニット10の姿勢を用いる。
第2実施形態の傾斜角計測システム1のその他の構成及び処理は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
第2実施形態の傾斜角計測システム1あるいは傾斜角計測装置20によれば、ゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす第2角度の計測値(計算値)から地面PSと水平面PHとのなす第1角度の計測値(計算値)を引いてライ角を計算するので、地面PSが傾斜していてもライ角を精度よく計測することができる。
また、第2実施形態の傾斜角計測システム1あるいは傾斜角計測装置20によれば、第1センサーユニット10が地面に置かれた時の計測データとゴルフクラブ3のシャフトに装着された時の計測データとを用いてライ角を計算することができるので、大型の測定具を用意する必要がなく、計測する場所が大きく制限されない。
さらに、第2実施形態の傾斜角計測システム1あるいは傾斜角計測装置20によれば、地面PSと水平面PHとのなす第1角度とゴルフクラブ3のシャフトの長軸と水平面PHとのなす第2角度を1つの第1センサーユニット10の出力を用いて計測(計算)するので、第1センサーユニット10の計測分解能に応じた精度でライ角を計測することができる。
2.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、アドレス時と打球時でゴルフクラブ3の方位がわずかにずれる前提のもと、打球時のライ角φ2を精度よく計測するために、打球時の地面と水平面とのなす第1角度β2を計算している。これに対して、アドレス時と打球時でゴルフクラブ3の方位はほとんど変わらない、あるいは、方位が多少変わってもシャフトの長軸方向に対する地面の傾斜はほとんど変わらない前提のもと、打球時の第1角度β2はアドレス時の第1角度β1と一致するものとみなして、第1角度β2の計算を省いてもよい。
また、上述した各実施形態では、、シャフトの長軸を地面に投影した直線を基準として、第1センサーユニット10のx1軸と第2センサーユニット12のx2軸との方位を合わ
せる演算について説明したが、何等かの方法でx1軸とx2軸との方位の差を算出できれば、第2センサーユニット12を任意の向きに置くことができる。例えば、第1センサーユニット10と第2センサーユニット12にそれぞれ磁気センサーを搭載しておけば、アドレス時の2つの地磁気センサーの計測値の差からx1軸とx2軸との方位の差を計算することができる。
また、上述した各実施形態では第1センサーユニット10のx1軸がゴルフクラブ3のシャフトの長軸方向を向くようにしているため、ゴルフクラブ3がアイアンの場合は、アドレス時にx1軸が水平面に対して60°前後(重力加速度方向に対して30°前後)傾いた状態になるが、この傾きが45°前後の方が第1角度の計測分解能が向上し、結果としてライ角の計測精度が向上する。そこで、アドレス時にx1軸が水平面(重力加速度方向)に対して45°±10°となるように、x1軸をゴルフクラブ3のシャフトの長軸方向からずらして、第1センサーユニット10をゴルフクラブ3に装着するようにしてもよい。あるいは、加速度センサー100の3軸が第1センサーユニット10の3軸(x1軸、y1軸、z1軸)とずれるように、加速度センサー100を第1センサーユニット10の外縁に対して斜めに配置しておき、センサーユニットのx1軸をゴルフクラブ3のシャフトの長軸方向に合わせて装着すれば、アドレス時にx1軸が水平面(重力加速度方向)に対して45°±10°となるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態では、第1センサーユニット10と傾斜角計測装置20が別体であるが、これらを一体化してゴルフクラブのシャフトに装着可能な傾斜角計測装置であってもよい。
また、上述した各実施形態では、第2センサーユニット12と傾斜角計測装置20が別体であるが、傾斜角計測装置20が第2センサーユニット12を内蔵してもよい。
上述した各実施形態および各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 傾斜角計測システム、2 被験者、3 ゴルフクラブ、4 ゴルフボール、10 第1センサーユニット、12 第2センサーユニット、20 傾斜角計測装置、100 加速度センサー、102 加速度センサー、110 角速度センサー、120 信号処理部、130 通信部、200 処理部、201 データ取得部、202 第1角度計測部、203 第2角度計測部、204 傾斜角計算部、205 記憶処理部、206 表示処理部、210 通信部、220 操作部、230 ROM、240 RAM、250 記録媒体、260 表示部

Claims (9)

  1. ゴルフのスイングが行われる地面と基準面とのなす第1角度を計測する第1角度計測工程と、
    ゴルフクラブのシャフトに装着された第1慣性センサーの出力を用いて、前記シャフトの長軸と前記基準面とのなす第2角度を計測する第2角度計測工程と、
    前記第2角度の計測値から前記第1角度の計測値を引いて、前記シャフトの長軸の前記地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算工程と、を含む、傾斜角計測方法。
  2. 前記第1慣性センサーは着脱可能であり、
    前記第1角度計測工程において、
    前記第1慣性センサーの出力を用いて前記第1角度を計測する、請求項1に記載の傾斜角計測方法。
  3. 前記第1角度計測工程において、
    前記第1慣性センサーとは異なる第2慣性センサーの出力を用いて前記第1角度を計測する、請求項1に記載の傾斜角計測方法。
  4. 前記第1慣性センサーは、加速度センサーを含み、
    前記第2角度計測工程において、
    水平面を前記基準面として、前記加速度センサーの出力を用いて前記第2角度を計測する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の傾斜角計測方法。
  5. 前記第1慣性センサーは、前記加速度センサーの検出軸を前記シャフトの長軸方向に合わせて前記シャフトに装着される、請求項4に記載の傾斜角計測方法。
  6. 前記第1慣性センサーは、角速度センサーを含み、
    前記第2角度計測工程において、
    前記角速度センサーの出力を用いて、前記スイングにおける打球時の前記第1慣性センサーの姿勢を計算し、当該姿勢に基づき打球時の前記第2角度を計測する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の傾斜角計測方法。
  7. ゴルフのスイングが行われる地面と基準面とのなす第1角度を計測する第1角度計測部と、
    ゴルフクラブのシャフトに装着された慣性センサーの出力を用いて、前記シャフトの長軸と前記基準面とのなす第2角度を計測する第2角度計測部と、
    前記第2角度の計測値から前記第1角度の計測値を引いて、前記シャフトの長軸の前記地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算部と、を含む、傾斜角計測装置。
  8. 請求項7に記載の傾斜角計測装置と、前記慣性センサーと、を含む、傾斜角計測システム。
  9. ゴルフのスイングが行われる地面に置いた慣性センサーの出力を用いて、前記地面と基準面とのなす第1角度を計算する第1角度計算工程と、
    ゴルフクラブのシャフトに装着された慣性センサーの出力を用いて、前記シャフトの長軸と前記基準面とのなす第2角度を計算する第2角度計算工程と、
    前記第2角度の計算値から前記第1角度の計算値を引き算して、前記シャフトの長軸の前記地面に対する傾斜角を計算する傾斜角計算工程と、をコンピューターに実行させる、プログラム。
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