JP2015155176A - 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド - Google Patents

液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2015155176A
JP2015155176A JP2014031364A JP2014031364A JP2015155176A JP 2015155176 A JP2015155176 A JP 2015155176A JP 2014031364 A JP2014031364 A JP 2014031364A JP 2014031364 A JP2014031364 A JP 2014031364A JP 2015155176 A JP2015155176 A JP 2015155176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin member
supply port
substrate
manufacturing
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014031364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6373013B2 (ja
Inventor
弘司 笹木
Hiroshi Sasaki
弘司 笹木
謙児 藤井
Kenji Fujii
謙児 藤井
純 山室
Jun Yamamuro
純 山室
浅井 和宏
Kazuhiro Asai
和宏 浅井
松本 圭司
Keiji Matsumoto
圭司 松本
邦仁 魚橋
Kunihito Uohashi
邦仁 魚橋
誠一郎 柳沼
Seiichiro Yaginuma
誠一郎 柳沼
正久 渡部
Masahisa Watabe
正久 渡部
遼太郎 村上
Ryotaro Murakami
遼太郎 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014031364A priority Critical patent/JP6373013B2/ja
Publication of JP2015155176A publication Critical patent/JP2015155176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6373013B2 publication Critical patent/JP6373013B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14403Structure thereof only for on-demand ink jet heads including a filter

Abstract

【課題】本発明の目的は、フィルター部材の強度を容易に向上させることができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することである。【解決手段】本発明は、液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を第一の面上に有し、かつ前記第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口を有する基板を備える液体吐出ヘッドの製造方法であって、前記基板の前記第二の面上及び前記供給口上に、樹脂部材を該樹脂部材の一部が前記供給口に入り込むように配置する工程と、前記樹脂部材に、前記供給口に通じるフィルター開口を形成する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッドに関する。
インクジェット記録ヘッド等の液体吐出ヘッドにおいて、ノズルの詰まりによる不吐出(ノズルよりインクが吐出されない)と呼ばれる現象が発生する場合がある。この現象の一般的な原因としては、インクの吐出口付近における固化や、ノズル内への異物の進入によるインク供給の遮断等が挙げられる。これに対する対策としては、製造工程やその環境での管理を厳密に行うことや、液体吐出ヘッドの供給口の近傍にフィルターを設けること等の工夫が行われている。
特許文献1では、フィルター開口を有する耐エッチングマスクをシリコン基板に設けて供給口を異方性エッチングによって形成することで、異物の進入を防止するメンブレンフィルターを供給口と同時に形成する液体吐出ヘッドの製造方法が記載されている。
特開2000−94700号公報
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法では、メンブレンフィルターが全面に亘って同じ膜厚に形成されるため、フィルターの強度を向上させることが難しい場合がある。
そこで、本発明の目的は、フィルター部材の強度を向上させることができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することである。
本発明の一形態は、
液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を第一の面上に有し、かつ前記第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口を有する基板を備える液体吐出ヘッドの製造方法であって、
前記基板の前記第二の面上及び前記供給口上に、樹脂部材を該樹脂部材の一部が前記供給口に入り込むように配置する工程と、
前記樹脂部材に、前記供給口に通じるフィルター開口を形成する工程と、
を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法である。
また、本発明の一形態は、
液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を第一の面上に有し、かつ前記第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口を有する基板を備える液体吐出ヘッドであって、
前記基板の前記第二の面上及び前記供給口上に、前記供給口に通じるフィルター開口を有するフィルター部材を備え、
前記フィルター部材の一部が前記供給口に入り込んでいることを特徴とする液体吐出ヘッドである。
本発明の製造方法により、フィルター部材の強度を向上させることができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することができる。
本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法の工程例を示す工程断面図である。 本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法の工程例を示す工程断面図である。 本実施形態で得られる液体吐出ヘッドの構成例を説明するための模式的斜視図である。 フィルター部材におけるフィルター開口の配置例を示す模式的平面図である。
本発明により得られる液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、更には各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッド装置を用いることによって、紙、糸、繊維、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックなど種々の被記録媒体に記録を行うことができる。尚、本発明において「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味する。さらに、「液体」とは、広く解釈されるべきものであり、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、記録媒体の加工、或いはインク、または記録媒体の処理に供される液体を言うものとする。ここで、インクまたは記録媒体の処理としては、例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化による定着性の向上や、記録品位ないし発色性の向上、画像耐久性の向上などのことを言う。
また、以下の説明では、本発明の主な適用例としてインクジェット記録ヘッドを挙げて説明するが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。また、液体吐出ヘッドとしては、インクジェット記録ヘッドの他、バイオッチップ作製や電子回路印刷用途の液体吐出ヘッドの製造方法にも適用できる。液体吐出ヘッドとしては、他にも例えばカラーフィルターの製造用途等も挙げられる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、同一の機能を有する構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する場合がある。
図3は、液体吐出ヘッドの模式的斜視図である。図3に示すように、液体吐出ヘッドは、液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子5を第一の面(表面とも称す)上に有する基板4を備える。基板4には、流路20に液体を供給するための供給口11が形成されている。供給口11の第一の面側の開口は、エネルギー発生素子の2つの列の間に開口するように形成されている。
図3において、エネルギー発生素子5は所定のピッチで並んで基板上に形成されている。エネルギー発生素子5は、基板に接触するように形成されていても良い。また、エネルギー発生素子は、流路に宙空状態となるように形成されていてもよく、すなわち基板4に対して宙に浮いていてもよい。基板4は例えばシリコン基板である。
供給口11は、基板4の第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面(図3において下側の面、裏面とも称す)に開口している。供給口11は、例えば、異方性エッチングによって形成することができる。
また、基板4の第一の面の上には、液体を吐出する吐出口10及び該吐出口に連通する流路20を形成する流路形成部材13が形成されている。吐出口10はエネルギー発生素子5に対応するようにエネルギー発生素子5の上方に形成されている。流路形成部材13は、一層で形成されていてもよく、複数層で形成されていてもよい。例えば、流路形成部材13は、流路20の側壁を形成する流路側壁形成部材14と吐出口10を形成する吐出口形成部材15(図1参照)を含んで構成されていてもよい。
本実施形態において、基板4の第二の面(裏面)及び供給口11の上には、フィルター部材(不図示)が配置されている。該フィルター部材は、前記供給口の上に該供給口を跨ぐように配置されており、また、該フィルター部材の一部が供給口に入り込むように供給口上及び第二の面上に配置されている。図4は、フィルター部材を裏面側から見た模式的な平面図である。図4において、符号21はフィルター開口を示し、符号12は供給口の裏面側開口を示す。
液体吐出ヘッドでは、供給口11を介して流路20内に液体が充填され、エネルギー発生素子5が発生する圧力を充填された液体に加えることによって液体が吐出口10から吐出される。そして、吐出された液体が被記録媒体に付着することにより、記録が行われる。
基板4としては、例えば、結晶軸(100)のSiウエハを用いることができる。
以下に、図1を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、図3の点線A−A’による基板面に垂直方向の断面を示す模式的断面図であり、本実施形態の製造工程例を説明するための工程断面図である。
(実施形態1)
まず、図1(A)に示すように、エネルギー発生素子5を第一の面(表面とも称す)上に有し、該第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口11を有する基板(例えばシリコン基板)4を用意する。
供給口11は、特に制限されるものではないが、例えば、エッチングにより形成することができる。エッチング方法としては、例えば、TMAHやKOHなどのエッチング液を用いた結晶異方性エッチングや、RIE(リアクティブイオンエッチング)などのドライエッチング、レーザーアブレーション、サンドブラストなどが挙げられる。
なお、基板の第一の面上に流路形成部材が設けられている場合、供給口を形成する際に流路形成部材へのダメージを防ぐため、保護層を流路形成部材に付けてもよい。
エネルギー発生素子5としては、例えば、電気熱変換素子や圧電素子を用いることができる。電気熱変換素子が用いられる場合には、この素子が素子近傍の液体を加熱することで液体に状態変化を起こさせることにより、吐出エネルギーが発生する。
また、図1に示すように、エネルギー発生素子5を保護する保護膜(パッシベーション膜とも称す)3を形成してもよい。
次に、図1(B)に示すように、支持体1と、該支持体1の上に形成されたフィルム状の樹脂部材2とを含む積層体を用意する。樹脂部材2は、1層で構成されていてもよく、2層以上で形成されていてもよい。
なお、本実施形態では、樹脂部材2としてネガ型の感光性樹脂を用いているが、本発明は特にこの構成に限定されない。
樹脂部材2を支持体1上に形成する方法としては、例えば、スピンコート法やスリットコート法を用いることができる。
樹脂部材2の厚さは、2〜80μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。樹脂部材2の厚さが2μm以上である場合、フィルター部材の強度を容易に確保することができる。また、樹脂部材2の厚さが80μm以下である場合、樹脂部材2の応力による基板の反りを容易に低減することができる。
樹脂部材に用いる樹脂材料を溶かす溶媒としては、例えば、有機溶媒を用いることができる。有機溶媒としては、例えば、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、又はキシレン等を挙げることができる。
樹脂部材2は、供給口11というインクが流れる空間の上に配置されるので、高い機械的強度や耐インク性が要求される。そのため、樹脂部材2の樹脂材料としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂又はウレタン樹脂などが好ましい。エポキシ樹脂としては、例えば、ビズフェノールA型やクレゾールノボラック型などのエポキシ樹脂が挙げられる。アクリル樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレートなどが挙げられる。ウレタン樹脂としては、例えば、ポリウレタンなどが挙げられる。樹脂材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
支持体1としては、例えば、樹脂フィルム、ガラス又はシリコンウエハなどが挙げられる。支持体1としては、後で容易に剥離できるため、樹脂フィルムが好ましい。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)フィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミド(アラミド)フィルムなどが挙げられる。また、支持体1には、樹脂部材から剥離しやすくするために、離型処理を施してもよい。
次に、図1(C)に示すように、樹脂部材2の一部が供給口11に入り込むように、前記積層体を基板の第二の面上及び供給口上(第二の面側の供給口上)に配置する。ここで、樹脂部材側が基板の第二の面を向くように積層体を基板上に配置する。すなわち、支持体1上に形成された樹脂部材2を基板4の第二の面上に、樹脂部材2が供給口11を跨ぐように配置させる。
なお、樹脂部材2と基板との接着性を向上させるために、基板の第二の面上に密着性を向上させる層を設けてもよい。
ここで、樹脂部材2の一部が供給口11に入り込ませるために、積層体を基板に圧着させることが好ましい。
また、樹脂部材2の軟化点以上の温度で、樹脂部材2を基板に圧着させることが好ましい。樹脂部材2の軟化点以上の温度で、すなわち樹脂部材2がその軟化点以上となる温度で、樹脂部材2を第二の面に圧着させることで、樹脂部材2の一部を容易に供給口11に入り込ませ易くすることができる。つまり、樹脂部材2の温度を軟化点以上とすることで、樹脂部材が変形しやすくなり、樹脂部材の一部が供給口内に流れやすくなる。これにより、基板4の第二の面上に位置する樹脂部材部分の厚さと供給口11上に位置する樹脂部材部分の厚さを容易に異ならせることができる。つまり、供給口11上に位置するフィルター部材部分の厚さを基板4の第二の面上に位置するフィルター部材部分の厚さよりも大きくすることができる。
樹脂部材の軟化点は、例えば、熱機械的分析装置(SII社製TMASS6100)を用いて測定することができる。樹脂部材の軟化点は、30〜100℃であることが好ましく、40〜60℃であることがより好ましい。
なお、圧力や時間によっても、樹脂部材2の一部が供給口に入り込む量を調整することができる。
供給口に入り込んだ樹脂部材部分の厚さ、つまり、供給口の第二の面側の開口面から供給口に面する樹脂部材の面(樹脂部材の面のうち第一の面に近い側の面)までの厚さは、0.5〜10μmであることが好ましく、0.8〜5μmであることがより好ましい。また、基板4の第二の面上に位置する樹脂部材部分の厚みは、2〜80μmであることが好ましく、10〜30μmであることがより好ましい。また、供給口に入り込んだ樹脂部材部分の厚さは、第二の面上に位置する樹脂部材部分の厚さに対して1%以上の厚みであることが好ましく、5%以上の厚みであることがより好ましい。また、50%以下の厚みであることが好ましく、30%以下の厚みであることがより好ましい。
樹脂部材の一部が供給口11に入り込んでいると、樹脂部材と供給口の側壁との接着が得られるため、フィルター部材が基板から剥がれにくくなり、フィルター部材の強度が向上する。また、液体の流れの負荷が掛かる箇所のフィルター部材の厚さを大きくすることができるため、フィルター部材の強度が向上する。
樹脂部材2を基板に圧着させる方法としては、ローラー方式又は一括面押し方式などが挙げられる。転写する際における気泡の排出性を考慮して、ローラー方式を採用することが好ましい。また、圧着は真空下で行うことが好ましい。
また、本実施形態では、支持体1と、該支持体1の上に形成された樹脂部材2とを含む積層体を用いて樹脂部材2を基板上に転写しているが、本発明はこの構成に限定されない。とくに支持体を用いないで、樹脂部材2を基板の第二の面上に配置してもよい。この場合、樹脂部材2としてはドライフィルムを用いることが好ましい。
次に、図1(D)に示すように、対応する開口パターンを有するマスク6を用いて、感光性を有する樹脂部材2に光を照射し、フィルター開口の潜像パターンを樹脂部材2に形成する。
本実施形態では、樹脂部材がネガ型感光性樹脂であるため、後工程で未露光部が除去され、フィルター開口が形成される。
フィルター開口は、供給口の大きさよりも小さく、少なくとも1つ以上形成される。
フィルター開口は、供給口に繋がる位置に形成され、その位置及び大きさは任意に設定することができる。フィルター開口の大きさや数により、インク等の液体の供給量を調整することもできる。
次に、図1(E)に示すように、露光処理後の樹脂部材2を現像液に浸すことで、未露光部8を取り除き、フィルター部材9を形成する。
現像液には、例えば、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)、テトラハイドロフラン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、又はキシレンなどを用いることができる。現像液は、1種を単独で用いてもよく、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。
次に、図1(F)に示すように、別工程で作製した流路側壁形成部材14及び吐出口形成部材15からなる流路形成部材を基板の第一の面上に張り合わせる。
なお、流路形成部材の形成方法は、他の方法を採用してもよい。
その後、流路形成部材と基板との密着性や流路形成部材の耐久性を向上させるために、熱処理を行う。
以上の工程により作製された液体吐出ヘッドに、インク供給のためのインク供給部材を取り付け、電気熱変換素子を駆動するための電気配線部材の電気的接合(図示せず)を行う。
本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法により、ゴミ等の異物の進入を防止するフィルター部材の強度を容易に向上することができる。また、本実施形態では、供給口上に位置する部分のフィルター部材を厚く形成でき、さらにフィルター部材を供給口の側壁の一部にも密着させることができるので、フィルター部材の強度が向上される。
(実施形態2)
実施形態1では、フィルター部材を基板の裏面側に形成した後に、基板表面に流路形成部材を設ける製造工程について説明した。しかし、本発明において、流路形成部材を設ける順序は限定されるものではなく、例えば、図2に示す工程図のように、供給口11及びフィルター部材9を形成する前に、基板表面上に流路形成部材を設けてもよい。
流路形成部材の形成方法としては、例えば、基板上にフォトリソ技術を利用して形成する方法や、別体として作製した流路形成部材を基板に張り合わせる方法などが挙げられる。
(実施形態3)
実施形態1では、図1(D)の工程で露光した樹脂部材を図1(E)の工程で現像してフィルター部材9を形成してから、図1(F)の工程で流路形成部材を設けた。しかし、本実施形態のように、図1(E)の工程で露光された樹脂部材2を現像せずに未露光部を潜像状態で維持して次の工程に進み、図1(F)の工程で吐出口の潜像を有する流路形成部材と樹脂部材2の現像処理を一括で行ってもよい。これにより、吐出口とフィルター開口を同時に形成することができる。
本実施形態の場合、流路形成部材の露光時に、供給口を通過する透過光が樹脂部材2に影響を与えないようにするため、樹脂部材2の露光感度を流路形成部材露光感度よりも低くすることが好ましい。
本実施形態の構成とすることで、工程数を削減することができる。
(実施形態4)
本実施形態に示すように、図2(A)で流路形成部材の吐出口の潜像を現像せずに未露光部を潜像状態で維持して次の工程に進み、図2(F)の工程で、吐出口の潜像を有する流路形成部材と樹脂部材2の現像処理を一括で行ってもよい。これにより、吐出口とフィルター開口を同時に形成することができる。
本実施形態の場合、樹脂部材2の露光時に、透過光が流路形成部材に影響を与えないようにするため、樹脂部材2の露光感度を流路形成部材の露光感度よりも高くすることが好ましい。
本実施形態の構成とすることで、工程数を削減することができる。
(実施例1)
まず、図1(A)に示すように、エネルギー発生素子5を第一の面上に有し、該第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口を有するシリコン基板4を用意した。供給口11は、エッチング液としてのTMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)の22%水溶液(80℃)にシリコン基板を20時間浸すことにより形成した(エッチングマスクは不図示)。なお、図1(A)において、シリコン基板4の第一の面上には、エネルギー発生素子5を保護する保護膜3が形成されている。
次に、図1(B)に示すように、支持体1と樹脂部材2との積層体を用意した。
該積層体は、支持体1となるPETフィルム上に、樹脂部材2となる感光性樹脂(エポキシ樹脂、東京応化社製、TMMF)を溶剤(PGMEA)に溶解させて調製した溶液を、スリットコート法で塗布・乾燥することにより作製した。得られた樹脂部材2はネガ型感光性樹脂である。熱機械的分析装置(SII社製TMASS6100)を用い、8mm×8mmに切断したサンプル針入プローブで該樹脂部材の軟化点を測定したところ、44℃であった。
樹脂部材2の厚みは21μmであった。
次に、図1(C)に示すように、樹脂部材2の一部が供給口11に入り込むように、前記積層体を基板の第二の面上に配置した。ここで、樹脂部材側が第二の面を向くように積層体を基板上に配置した。
積層体は、ロール式ラミネーター(タカトリ社製、VTM−200)を使用して、樹脂部材のうち基板の第二の面上に位置する部分の厚みが20μmとなるように、70℃、圧力0.4MPaの条件で、基板上に配置した。本実施例において、樹脂部材のうち供給口に入り込んだ部分の厚さ(第二の面から供給口に面する樹脂部材の面までの厚さ)は、5μmであった。
その後、常温下で支持体1を樹脂部材2から剥離した。
次に、図1(D)に示すように、感光性を有する樹脂部材2をパターン露光する。該パターン露光は、未露光部が後工程で除去されてフィルター開口となるように行った。
樹脂部材2のパターン露光は、露光機(キヤノン社製、FPA−3000i5+)を使用し、露光波長365nmの光を用いて、5000J/mの露光量で、対応するパターンを有するマスク6を介して行った。その後、50℃で5分間のPost Exposure Bake(以下、PEBとも称する)を行った。
なお、本実施例において、樹脂部材2の未露光部8にフィルター開口が形成され、露光部7がフィルター部材となる。
次に、図1(E)に示すように、現像液(PGMEA)を用いて、樹脂部材2の未露光部8を取り除き、フィルター部材9を形成した。
フィルター部材9のフィルター開口の径について、フィルター部材を通るゴミのサイズが吐出口10の開口面積の1/2以下のサイズである場合は、そのゴミはインクと一緒に吐出口から容易に排出される。そのため、吐出口10や流路20を詰まらせる原因とはならない。そこで、本実施例のフィルター部材9では、フィルター開口の径を5μmとし、隣り合う開口の間隔も5μmとしてフィルター開口を等間隔で配置した。なお、フィルター開口の径が小さいとフィルターとしての能力は高くなるが、インク通過時の圧損(流抵抗)も高くなるため、開口径を小さくしすぎることは好ましくない。
次に、図1(F)に示すように、シリコン基板4の第一の面上に、流路側壁形成部材14及び吐出口形成部材(オリフィスプレート)15を形成した。これらの材料としてはエポキシ樹脂を用いた。
その後、200℃で1時間、熱処理を行った。
以上の工程により、液体吐出ヘッドを作製した。
得られた液体吐出ヘッドを用いて印字を行った結果、フィルター部材9が剥がれることなく、ゴミ等の異物の進入を防止することができたため、フィルター部材の強度の向上を確認できた。
(実施例2)
実施例1では、樹脂部材2としてエポキシ樹脂を用いたが、実施例2では樹脂部材2としてアクリル樹脂(日立化成社製、KA−606L)を用いた。熱機械的分析装置(SII社製TMASS6100)を用い、8mm×8mmに切断したサンプル針入プローブで該樹脂部材の軟化点を測定したところ、48℃であった。該アクリル樹脂を樹脂部材として用い、かつ下記の露光・現像条件で樹脂部材を露光したこと以外は、実施例1と同様にして液体吐出ヘッドを作製した。
露光処理は、露光機(キヤノン社製、FPA−3000i5+)を使用し、露光波長365nmの光を用いて、4000J/mの露光量で、マスク6を介して行った。その後、95℃で3分間のPEBを行い、PGMEAを用いて現像を行った。
得られた液体吐出ヘッドを用いて印字を行った結果、フィルター部材9が剥がれることなく、ゴミ等の異物の進入を防止することができたため、フィルター強度の向上を確認できた。
(実施例3)
本実施例では、流路形成部材を基板上に形成した後に、フィルター部材を形成した。
まず、図2(A)に示すように、エネルギー発生素子5を第一の面上に有するシリコン基板4の上に、エポキシ樹脂からなる流路形成部材を形成した。流路形成部材は、流路20の側壁を形成する流路側壁形成部材14及び吐出口10を形成する吐出口形成部材(オリフィスプレート)15を含む。
次に、図2(B)に示すように、エッチング液としてTMAH(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)の22%水溶液(80℃)に20時間シリコン基板4を浸すことで、シリコン基板4に供給口11を形成した。
次に、図2(C)に示すように、支持体1となるPETフィルム上に樹脂部材2となるエポキシ樹脂(東京応化社製、TMMF)を溶剤(PGMEA)に溶解させて調製した溶液をスリットコート法で塗布・乾燥することにより積層体を作製した。樹脂部材2の厚みは21μmであった。
次に、図2(D)に示すように、樹脂部材2の一部が供給口11に入り込むように、積層体を基板の第二の面上に配置した。
積層体は、ロール式ラミネーター(タカトリ社製、VTM−200)を使用して、樹脂部材のうち基板の第二の面上に位置する部分の厚みが20μmとなるように、50℃、圧力0.4MPaの条件で、基板上に配置した。本実施例において、樹脂部材のうち供給口に入り込んだ部分の厚さは、3μmであった。
その後、常温下で支持体1を樹脂部材2から剥離した。
次に、図2(E)に示すように、露光機(キヤノン社製、FPA−3000i5+)を使用して、露光波長365nmの光を用いて、5000J/mの露光量で、対応するパターンを有するマスク6を介して樹脂部材2を露光した。その後、50℃で5分間のPEBを行った。
なお、本実施例において、樹脂部材2の未露光部8にフィルター開口が形成され、露光部7がフィルター部材となる。
次に、図2(F)に示すように、現像液(PGMEA)を用いて、樹脂部材2の未露光部8を取り除き、フィルター部材9を形成した。
その後、200℃1時間、熱処理を行った。
以上の工程により、液体吐出ヘッドを作製した。
得られた液体吐出ヘッドを用いて印字を行った結果、フィルター部材9が剥れることなくゴミや異物等の進入を防止することができたため、フィルター強度の向上を確認した。
1 支持体
2 樹脂部材
3 保護膜
4 基板
5 エネルギー発生素子
6 マスク
7 露光部
8 未露光部
9 フィルター部材
10 吐出口
11 供給口
13 流路形成部材
14 流路側壁形成部材
15 吐出口形成部材(オリフィスプレート)
20 流路
21 フィルター開口

Claims (13)

  1. 液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を第一の面上に有し、かつ前記第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口を有する基板を備える液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記基板の前記第二の面上及び前記供給口上に、樹脂部材を該樹脂部材の一部が前記供給口に入り込むように配置する工程と、
    前記樹脂部材に、前記供給口に通じるフィルター開口を形成する工程と、
    を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記樹脂部材は、前記第二の面上に圧着されて配置される請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記樹脂部材は、該樹脂部材の軟化点以上の温度で前記基板に圧着される請求項2に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記樹脂部材は、ローラー方式又は一括面押し方式により前記基板に圧着される請求項2又は3に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記樹脂部材は、該樹脂部材が形成された支持体を用いて前記基板に転写される請求項1乃至4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記樹脂部材はフィルム状である請求項1乃至5のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記樹脂部材は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂又はウレタン樹脂である請求項1乃至6のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  8. 前記樹脂部材のうち前記供給口に入り込んだ部分の厚さが0.5〜10μmである請求項1乃至7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  9. 前記樹脂部材のうち前記第二の面上に位置する部分の厚さが2〜80μmである請求項8に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  10. 前記樹脂部材は感光性樹脂であり、
    前記樹脂部材に露光処理及び現像処理を行うことにより、前記フィルター開口を形成する、請求項1乃至9のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  11. 前記基板の前記第一の面上に、前記供給口に連通する流路及び該流路に連通する吐出口を形成する流路形成部材を形成する工程を有し、
    前記吐出口は、前記流路形成部材の現像処理によって形成され、
    前記樹脂部材の現像処理と前記流路形成部材の現像処理を一括に行う、請求項10に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  12. 液体を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子を第一の面上に有し、かつ前記第一の面及び該第一の面と反対側の面である第二の面に通じる供給口を有する基板を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記基板の前記第二の面上及び前記供給口上に、前記供給口に通じるフィルター開口を有するフィルター部材を備え、
    前記フィルター部材の一部が前記供給口に入り込んでいることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  13. 前記供給口上に位置する前記フィルター部材部分の厚さが前記基板の前記第二の面上に位置する前記フィルター部材部分の厚さよりも大きい請求項12に記載の液体吐出ヘッド。
JP2014031364A 2014-02-21 2014-02-21 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド Active JP6373013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031364A JP6373013B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031364A JP6373013B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155176A true JP2015155176A (ja) 2015-08-27
JP6373013B2 JP6373013B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=54774818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031364A Active JP6373013B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6373013B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11129482A (ja) * 1997-09-10 1999-05-18 Xerox Corp インクジェットプリントヘッド及びフィルタ要素の製造方法
US20040179073A1 (en) * 2003-03-10 2004-09-16 Valley Jeffrey M. Integrated fluid ejection device and filter
JP2004338401A (ja) * 2003-04-30 2004-12-02 Hewlett-Packard Development Co Lp インクジェットプリントヘッド
JP2005205888A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Canon Inc インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP2006130766A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Canon Inc 液体吐出ヘッド用基板及びその製造方法
JP2012101364A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Canon Inc 吐出素子基板の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11129482A (ja) * 1997-09-10 1999-05-18 Xerox Corp インクジェットプリントヘッド及びフィルタ要素の製造方法
US20040179073A1 (en) * 2003-03-10 2004-09-16 Valley Jeffrey M. Integrated fluid ejection device and filter
JP2004338401A (ja) * 2003-04-30 2004-12-02 Hewlett-Packard Development Co Lp インクジェットプリントヘッド
JP2005205888A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Canon Inc インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP2006130766A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Canon Inc 液体吐出ヘッド用基板及びその製造方法
JP2012101364A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Canon Inc 吐出素子基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6373013B2 (ja) 2018-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10625506B2 (en) Method for manufacturing liquid discharge head
JP4981491B2 (ja) インクジェットヘッド製造方法及び貫通電極の製造方法
US9873255B2 (en) Liquid ejection head and method of manufacturing the same
JP2003145780A (ja) インクジェットプリントヘッドの製造方法
US10894409B2 (en) Method of manufacturing a liquid ejection head
US9809027B2 (en) Method of manufacturing structure and method of manufacturing liquid ejection head
JP6719911B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
US8481249B2 (en) Method for manufacturing recording head
JP6478741B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP7134831B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2006281715A (ja) 液体吐出ヘッドおよびその製造方法
JP6373013B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法及び液体吐出ヘッド
US10894410B2 (en) Method of manufacturing liquid ejection head and method of forming resist
US8323519B2 (en) Method for manufacturing liquid discharge head
JP2017193166A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
KR101376402B1 (ko) 액체 토출 헤드의 제조 방법
JP2010260233A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
US20120139998A1 (en) Liquid ejection head and method of producing the same
JP6305035B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
US11465418B2 (en) Manufacturing method for structure and manufacturing method for liquid ejection head
US10744771B2 (en) Method of manufacturing liquid ejection head and method of manufacturing structure
JP2014198386A (ja) インク吐出ヘッドの製造方法
JP2009255415A (ja) インクジェット記録ヘッドの製造方法
JP7182975B2 (ja) 液体吐出ヘッド用基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180717

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6373013

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151