JP2015154659A - 回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスターの破壊による過電流を検出可能な回路装置及び電子機器等を提供すること。【解決手段】回路装置200は、ハイサイド側のトランジスターQ1、Q2とローサイド側のトランジスターQ3、Q4とを有するブリッジ回路210と、ローサイド側のトランジスターQ4及びハイサイド側のトランジスターQ1の少なくとも一方である検出対象トランジスターのドレインノードとソースノードの間の電圧である検出電圧VD1が、所与の比較電圧VP1を超えたか否かを検出する故障検出回路230と、故障検出回路230からの検出結果に基づいて、チャージ期間が完了するまでに検出電圧VD1が所与の比較電圧VP1を超えなかったと判断した場合に、故障を検出する制御回路240と、を含む。【選択図】 図5

Description

本発明は、回路装置及び電子機器等に関する。
モーターのトルクを制御する手法として、Hブリッジ回路のトランジスターをPWM制御する手法が知られている。この手法では、Hブリッジ回路の出力電流が増加するチャージ期間と、Hブリッジ回路の出力電流が減少するディケイ期間とを繰り返し、それらの期間の長さを制御することでモーターの駆動電流を制御する。
このような制御を行う場合、モーターやHブリッジを過電流による故障から守るために、故障検出回路が設けられる。例えば特許文献1には、Hブリッジの電源側に第1のセンス抵抗を設け、Hブリッジのグランド側に第2のセンス抵抗を設け、第1のセンス抵抗の両端の電圧と、第2のセンス抵抗の両端の電圧とを検出することで、過電流を検出する技術が開示されている。
特開2007−74794号公報
特許文献1では、センス抵抗に過電流が流れた場合に、そのセンス抵抗の両端の電圧が上昇したことを故障として検出する。しかしながら、センス抵抗とは別の電流経路が発生した場合には、過電流を正しく検出できなくなってしまう。例えば、Hブリッジのトランジスターのドレインとサブストレートとの間が過電圧により破壊された場合、過電流の一部がサブストレートに流れ、センス抵抗の電圧上昇が小さくなる。
このように、抵抗に過電流が流れたときの電圧上昇を検出する手法では、トランジスターが破壊した場合に、その破壊によって流れる過電流を故障として検出できないという課題がある。
本発明の幾つかの態様によれば、トランジスターの破壊による過電流を検出可能な回路装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、ハイサイド側のトランジスターとローサイド側のトランジスターとを有するブリッジ回路と、前記ローサイド側のトランジスター及び前記ハイサイド側のトランジスターの少なくとも一方である検出対象トランジスターのドレインノードとソースノードの間の電圧である検出電圧が、所与の比較電圧を超えたか否かを検出する故障検出回路と、前記故障検出回路からの検出結果に基づいて、前記ブリッジ回路の出力電流を増加させるチャージ期間が完了するまでに前記検出電圧が前記所与の比較電圧を超えなかったと判断した場合に、故障を検出する制御回路と、を含む回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、チャージ期間が完了するまでに、検出対象トランジスターのドレインノードとソースノードの間の電圧である検出電圧が所与の比較電圧を超えなかった場合に、故障が検出される。故障がなければチャージ期間が完了するまでに検出電圧が所与の比較電圧を超えると予想されるので、本発明の一態様によればトランジスターの破壊による過電流を検出することが可能である。
また本発明の一態様では、前記所与の比較電圧は、前記チャージ期間が完了するときの前記ブリッジ回路の出力電流であるチョッピング電流の設定値に応じて変化する電圧であってもよい。
ブリッジ回路は例えば直流モーターを駆動する。この場合、チョッピング電流の設定値を変更することで直流モーターのトルクを制御できる。このような場合に、チョッピング電流の設定値に連動して所与の比較電圧を設定することで、チョッピング電流の設定値から予想される、達するべき下限の電圧を設定できる。そして、その電圧に達しなかった場合に故障であると判断できる。
また本発明の一態様では、前記制御回路は、モニターした過去の前記チャージ期間又は予め設定された期間が経過したときに、前記故障検出回路からの前記検出結果に基づいて前記検出電圧が前記所与の比較電圧を超えているか否かを判断してもよい。
チャージ期間は、例えばブリッジ回路の出力電流がチョッピング電流の設定値に達したことが検出されたときに完了する。しかしながら、故障がある場合にはチョッピング電流の設定値に達しないので、チャージ期間の完了を知ることができない。そのため、モニターした過去のチャージ期間又は予め設定された期間が経過したときをチャージ期間の完了とみなすことで故障検出を行うことができる。
また本発明の一態様では、前記故障検出回路は、電流源回路と、ドレインに前記電流源回路からの電流が入力され、ソースが前記検出対象トランジスターのソースに接続される電圧出力用トランジスターと、を有し、前記電圧出力用トランジスターのドレイン電圧を前記所与の比較電圧として出力してもよい。
このように電流源回路からの電流を電圧出力用トランジスターのドレインに入力することで、その電流をオン抵抗により電圧変換して所与の比較電圧として出力できる。トランジスターを用いることで検出対象トランジスターとのオン抵抗の比が決まるので、検出電圧と所与の比較電圧との関係を電流の関係に置き換えて設定することができる。
また本発明の一態様では、前記電流源回路からの電流は、前記チャージ期間が完了するときの前記ブリッジ回路の出力電流であるチョッピング電流の設定値に応じて設定されてもよい。
上述のように、検出電圧と所与の比較電圧との関係を電流の関係に置き換えることができるので、チョッピング電流の設定値に対して電流源回路からの電流を設定することで、チョッピング電流の設定値に応じた適切な所与の比較電圧を設定できる。
また本発明の一態様では、前記故障検出回路は、前記電圧出力用トランジスターと前記検出対象トランジスターとのサイズ比を1/n(nは2以上の自然数)とする場合に、前記電流源回路からの電流は、前記チョッピング電流の前記設定値の1/n以下に設定されてもよい。
電圧出力用トランジスターと検出対象トランジスターとのサイズ比により、オン抵抗の比が1/nとなる。このオン抵抗の比によって、チョッピング電流の設定値と電流源回路の出力電流との関係を決めることができる。即ち、チョッピング電流の設定値の1/n以下に設定することで、チャージ期間が完了するまでにチョッピング電流の設定値に達したか否かを判断し、故障を検出できる。
また本発明の一態様では、前記故障検出回路は、第1の耐圧のトランジスターにより構成され、前記検出電圧と前記所与の比較電圧を比較するコンパレーターを有し、前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターは、前記第1の耐圧より高い第2の耐圧のトランジスターであってもよい。
このようにコンパレーターを設けることで検出電圧と所与の比較電圧を比較でき、チャージ期間が完了するまでに検出電圧が所与の比較電圧を超えたか否かを判断できる。
また本発明の一態様では、前記故障検出回路は、前記第2の耐圧のトランジスターにより構成され、前記検出対象トランジスターの前記ドレインノードと前記コンパレーターの前記検出電圧の入力端子との間に設けられるスイッチ回路を有し、前記スイッチ回路は、前記ブリッジ回路の前記出力電流を減少させるディケイ期間ではオフになってもよい。
上述のようにブリッジ回路のトランジスターは第1の耐圧より高い第2の耐圧である。ディケイ期間では検出対象トランジスターのドレイン電圧が第1の耐圧を超えるため、スイッチ回路を設けることで、第1の耐圧のトランジスターで構成されるコンパレーターを保護できる。
また本発明の一態様では、前記制御回路は、前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターをオン・オフ制御し、前記故障を検出した場合には、前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターの前記オン・オフ制御を停止してもよい。
故障を検出したときにブリッジ回路のオン・オフ制御を停止することで、ブリッジ回路から過電流が出力されることを抑制できる。これにより、ブリッジ回路の駆動対象が過電流により破壊されることを抑制できる。
また本発明の一態様では、前記チャージ期間において、前記ブリッジ回路に流れる電流がチョッピング電流の設定値に達したか否かを検出する検出回路と、前記ブリッジ回路に流れる電流が前記チョッピング電流の設定値に達したことが検出された場合に、前記チャージ期間から、前記ブリッジ回路の前記出力電流を減少させるディケイ期間に切り替える制御回路と、を含んでもよい。
このようにすれば、チョッピング電流の設定値を変更することでブリッジ回路の出力を制御できる。本発明の一態様によれば、チャージ期間が完了するまでに達すべきチョッピング電流の設定値に達したか否かを検出できるので、それにより故障を判断できる。
また本発明の一態様では、前記検出対象トランジスターは、前記ローサイド側のトランジスターであり、前記回路装置の基板は、グランド電圧に設定されるP型基板であり、前記ローサイド側のトランジスターの前記ドレインノードは、前記P型基板に形成されるN型領域に接続されてもよい。
グランド電圧に設定されるP型基板と、そのP型基板に形成されるN型領域に接続されたドレインノードの間はPN接合となる。このPN接合が例えば静電破壊等された場合、ローサイド側のトランジスターのドレインからグランド電圧へ電流経路が発生する。この電流経路は、ローサイド側のトランジスターのドレイン−ソース間電圧を低下させる。本発明の一態様によれば、この電圧低下を所与の比較電圧と比較して検出することで、故障を検出できる。
また本発明の一態様では、前記検出対象トランジスターは、前記ハイサイド側のトランジスターであり、前記回路装置の基板はP型基板であり、前記P型基板に形成されるN型領域は電源電圧に設定され、前記ハイサイド側のトランジスターのドレインノードは、前記N型領域に形成されるP型領域に接続されてもよい。
電源電圧に設定されるN型領域と、そのN型領域に形成されるP型領域に接続されるドレインノードとの間はPN接合となる。このPN接合が例えば静電破壊等された場合、電源電圧からハイサイド側のトランジスターのドレインへ電流経路が発生する。この電流経路は、ハイサイド側のトランジスターのドレイン−ソース間電圧を低下させる。本発明の一態様によれば、この電圧低下を所与の比較電圧と比較して検出することで、故障を検出できる。
また本発明の一態様では、前記N型領域は、前記P型基板の上に形成されたN型埋め込み層と、前記N型埋め込み層の上に形成されたN型ウェルとにより形成されてもよい。
このような構造は、例えば半導体基板に形成されたDMOS(Double-Diffused MOSFET)トランジスターに用いられる。このような半導体基板上のトランジスターでは、上述のような電流経路が発生する可能性がある。本発明の一態様によれば、このような半導体基板上のトランジスターでブリッジ回路を形成した場合に発生するトランジスターの破壊を検出できる。
また本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載された回路装置を含む電子機器に関係する。
故障検出回路の比較例。 本実施形態の回路装置の構成例。 本実施形態の回路装置の動作説明図。 本実施形態の故障検出動作の説明図。 故障検出回路の詳細な構成例。 故障検出回路の詳細な構成例が行う故障検出動作のタイミングチャート。 故障検出回路の変形構成例。 電流源回路の詳細な構成例。 故障検出回路の第2の詳細な構成例。 電流源回路の第2の詳細な構成例。 N型のDMOSトランジスターの断面図。 P型のDMOSトランジスターの断面図。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.比較例
図1に、本実施形態の故障検出回路の比較例を示す。故障検出回路230は、基準電圧Vref1を出力する基準電圧生成回路232と、基準電圧Vref1とトランジスターQ4のドレイン電圧VD1+VSとを比較するコンパレーター231と、を含む。ここで、VD1はトランジスターQ4のソース−ドレイン間電圧である。
図3で後述するように、チャージ期間ではブリッジ回路210のトランジスターQ1、Q4がオンし、モーター280に流れる電流Idが上昇する。電流Idは、ディケイ期間に切り替わるときに最大となり、その最大値をチョッピング電流Ichgと呼ぶ。ブリッジ回路210に何らかの故障(例えば端子の短絡やトランジスターQ1〜Q4の破壊等)があった場合には、予定したチョッピング電流Ichgを超える電流がモーター280やブリッジ回路210に流れることになる。このような過電流はモーター280を破損させる原因となるため、所定値を超える過電流が流れた場合にはブリッジ回路210の駆動を停止し、モーター280の破損を防ぐ。
図1の比較例では、トランジスターQ4のドレイン電圧VD1+VSが基準電圧Vref1を超えた場合に、コンパレーター231が信号QD1をアクティブにし、それを受けて制御回路240がブリッジ回路210の駆動を停止させる。基準電圧Vref1は、駆動を停止させる過電流の電流値に対応した電圧である。即ち、電流値Imaxで駆動を停止させたい場合、Vref1=Imax・(Ron4+Rsens)に設定する。Ron4はトランジスターQ4のオン抵抗をRon4であり、Rsensはセンス抵抗290の抵抗値である。
このように、比較例ではVD1+VS>Vref1となったときに故障を検出するが、これは過電流がトランジスターQ4のドレイン−ソース間に流れ、そのオン抵抗Ron4によりドレイン電圧VD1+VSが上昇することを前提としている。そのため、別の電流経路に過電流の一部が分岐した(又は過電流の全部が流れた)場合、ドレイン電圧VD1+VSの上昇が抑えられ、所定値以上の過電流がモーター280に流れるという課題がある。
例えば、別の電流経路としてトランジスターQ4のドレイン−サブストレート間が静電破壊されることが考えられる。図11で後述するように、半導体基板にブリッジ回路210を集積した場合、N型のトランジスターQ4のドレインと基板の間には寄生ダイオードDp1が存在する。このPN接合が破壊された場合、基板はグランドに接続されているためトランジスターQ4のドレインからグランドに電流経路が発生する。この経路に過電流が分岐すると、トランジスターQ4のドレイン−ソース間に流れる過電流は減少してしまう。
また、上記のような電流経路が発生した場合にはトランジスターQ4の故障として検出できないという課題がある。具体的には、トランジスターQ1のドレイン電圧VBB−VD2を同様の故障検出回路で検出することで、トランジスターQ1に流れる過電流についても検出可能である。このとき、トランジスターQ4の寄生ダイオードDp1が破壊した場合、それによって過電流がトランジスターQ1に流れる。そのため、トランジスターQ4が破壊されたにも関わらず、トランジスターQ1側の故障検出回路により過電流が検出される。この故障検出の結果からは、過電流が流れた原因までは分からないため、トランジスターQ4が破壊したことまでは不明である。
2.回路装置
図2に、上記の課題を解決できる本実施形態の回路装置の構成例を示す。回路装置200は、ブリッジ回路210と、検出回路220と、故障検出回路230と、制御回路240と、レジスター部250と、プリドライバー260と、を含む。
まず、モーター280を駆動するための基本的な構成及び動作について説明する。
ブリッジ回路210は、モーター280(例えば、直流モーター、ステッピングモーター)に駆動電流を供給する回路である。具体的には、ブリッジ回路210は、高電位電源(電源電圧VBB)側に接続されるハイサイド側のトランジスターQ1、Q2と、低電位電源(グランド電圧)側に接続されるローサイド側のトランジスターQ3、Q4と、を含む。
トランジスターQ1〜Q4はMOSトランジスターであり、例えば、トランジスターQ1、Q2はP型トランジスターであり、トランジスターQ3、Q4はN型トランジスターである。これらのトランジスターQ1〜Q4はHブリッジに構成される。即ち、トランジスターQ1、Q2のソースノードは電源電圧VBBのノードに接続され、トランジスターQ3、Q4のソースノードは、第3の端子RNFに接続された第1のノードN1に接続される。第3の端子RNFには、センス抵抗290の一端が接続される。トランジスターQ1、Q3のドレインノードは、モーター280の一端が接続された端子OUT1に接続される。トランジスターQ2、Q4のドレインノードは、モーター280の他端が接続された端子OUT2に接続される。
ここで、上記ではトランジスターQ1、Q2をP型トランジスターで構成する場合を例に説明したが、トランジスターQ1〜Q4を全てN型のMOSトランジスターで構成してもよい。
検出回路220は、ブリッジ回路210が出力する電流Idを、センス抵抗290の一端の電圧VSに基づいて検出する。具体的には、検出回路220は、基準電圧VRを出力するD/A変換回路222と、基準電圧VRとセンス抵抗290の一端の電圧VSとを比較するコンパレーター221と、を含む。
制御回路240は、コンパレーター221からの比較結果の信号CQ1に基づいてPWM信号S1〜S4(制御信号)を出力し、そのPWM信号S1〜S4によりトランジスターQ1〜Q4のオン・オフ制御を行う。
プリドライバー260は、バッファー261〜264を含む。バッファー261〜264は、PWM信号S1〜S4をバッファリングし、駆動信号G1〜G4としてトランジスターQ1〜Q4のゲートに出力する。
図3を用いて、モーター280を駆動する動作を説明する。チャージ期間TCでは、制御回路240はブリッジ回路210のトランジスターQ1、Q4をオンにし、トランジスターQ2、Q3をオフにする。このとき、モーター280を流れる電流Id(チャージ電流)は増加するため、電圧VSが上昇していく。コンパレーター221は、電圧VSが基準電圧VRに達したことを検出して信号CQ1をアクティブにし、制御回路240は、アクティブになった信号CQ1を受けて、チャージ期間TCからディケイ期間TDに切り替える。電圧VSが基準電圧VRに達したときの電流をチョッピング電流Ichgと呼ぶ。
ディケイ期間TDでは、制御回路240はブリッジ回路210のトランジスターQ2、Q3をオンにし、トランジスターQ1、Q4をオフにする。このとき、モーター280を流れる電流Id(ディケイ電流)は減少していく。制御回路240は、例えばカウンターにより所定時間の経過をカウントして、ディケイ期間TDからチャージ期間TCに切り替える。
このようにして、モーター280を流れる電流Idがチョッピング電流Ichgを上限として上下し、その平均がモーター280の駆動電流となる。チョッピング電流Ichgは基準電圧VRによって決まるので、例えば外部の処理部(図13の処理部300)からレジスター部250にチョッピング電流Ichgの設定値を書き込み、その設定値に対応した基準電圧VRをD/A変換回路222が出力することによって、モーター280のトルクを制御できる。
次に、ブリッジ回路210の故障を検出する構成及び動作について説明する。図4に、故障検出回路230の動作説明図を示す。
故障検出回路230は、ローサイド側のトランジスターQ4を検出対象トランジスターとして、そのドレインノードとソースノードの間の電圧VD1(検出電圧)が、所与の比較電圧VP1を超えたか否かを検出する。そして、制御回路240は、故障検出回路230からの検出結果(信号QD1)に基づいて、チャージ期間TCが完了するまでに検出電圧VD1が所与の比較電圧VP1を超えなかったと判断した場合に、故障と判断する。制御回路240は、故障と判断した場合、ブリッジ回路210の駆動を停止し、モーター280に電流が流れないようにする。
具体的には、所与の比較電圧VP1は、チョッピング電流Ichgに対応する電圧であり、トランジスターQ4のオン抵抗をRon4として、VP1<Ichg・Ron4に設定する。
チョッピング電流Ichgが全てトランジスターQ4のドレイン−ソース間に流れた場合、ドレイン−ソース間の電流IQ4=Ichgとなるので、ドレイン−ソース間の電圧VD1=Ichg・Ron4となる。この場合、チャージ期間TCが終わるまでにVD1>VP1となるので、故障は検出されない。
一方、チョッピング電流Ichgの一部がトランジスターQ4のドレインからサブストレートに流れた場合、ドレイン−ソース間の電流IQ4<Ichgとなるので、ドレイン−ソース間の電圧VD1<Ichg・Ron4となる。この場合には、VD1<VP1となり得る。即ち、チャージ期間が完了するときにVD1<VP1である場合、トランジスターQ4が故障していると判断する。
なお、所与の比較電圧VP1=Ichg・Ron4に設定すれば、ちょうどVD1=VP1を検出できることになるが、実際にはチョッピング電流Ichgが多少ばらつくため、所与の比較電圧をVP1<Ichg・Ron4に設定する。例えば、事前にシミュレーションや測定により、チョッピング電流Ichgのばらつきと、トランジスターQ4が破壊したときの電圧VD1を求め、それらの結果から適切な比較電圧VP1を設定すればよい。
以上のように、トランジスターQ4のドレイン間の電圧VD1が所与の比較電圧VP1を超えなかった場合に故障を検出することで、トランジスターQ4のドレイン−ソース間とは別の電流経路が発生するような故障を検出できる。また、比較例では、このような別の電流経路が発生した場合にはハイサイド側のトランジスターQ1に対応する故障検出回路で検出されていたが、本実施形態によれば、トランジスターQ4の故障は、そのトランジスターQ4に対応する故障検出回路で検出できる。これにより、どのトランジスターが故障したのかを明確に検出できる。
図9で後述のように、ハイサイド側のトランジスターQ1についても同様の故障検出回路を行うことが可能である。即ち、トランジスターQ1及びQ4の少なくとも一方(Q1、又はQ4、又はQ1及びQ4)を検出対象トランジスターとすることができる。
さて、上述のように、所与の比較電圧VP1はチョッピング電流Ichgに達したか否かを判断するための電圧である。即ち、所与の比較電圧VP1は、チョッピング電流Ichgの設定値に応じて変化する電圧である。
具体的には、D/A変換回路222は例えばラダー抵抗で構成され、レジスター部250に設定されたコード値に対応してラダー抵抗のタップを選択し、そのタップの電圧を基準電圧VRとして出力し、チョッピング電流Ichgが決まる。故障検出回路230は、レジスター部250に設定されたD/A変換回路222のコード値に応じて所与の比較電圧VP1を設定する。
図1の比較例では、超えてはいけない上限の電圧Vref1を決めていたので、その電圧Vref1は固定でよく、チョッピング電流Ichgに連動する必要はない。一方、本実施形態では、チョッピング電流Ichgの設定値に連動して比較電圧VP1を設定することで、チョッピング電流Ichgの設定値から予想される、達するべき下限の電圧VP1を設定することができる。チョッピング電流Ichgはモーター280のトルクに応じて変更されるが、そのトルクの設定に関わらずブリッジ回路210の故障を検出できる。
3.故障検出回路の詳細
図5に、ローサイド側のトランジスターQ4を検出対象とする場合の故障検出回路230の詳細な構成例を示す。故障検出回路230は、コンパレーター233(比較回路)と、電流源回路234と、電圧出力用トランジスターQP1と、スイッチ回路235と、を含む。
電流源回路234は、チョッピング電流Ichgの設定値に応じて電流IP1を設定し、その電流IP1を出力する。電圧出力用トランジスターQP1は、N型のMOSトランジスターであり、そのドレインに電流源回路234からの電流IP1が入力され、そのソースは検出対象トランジスターQ4のソースに接続される。そして、電圧出力用トランジスターQP1は、そのドレイン電圧を所与の比較電圧VP1として出力する。なお、トランジスターQP1のドレイン電圧は実際にはVP1+VSであるが、そのソースはトランジスターQ4のソースと共通の電圧VSのノードに接続される。そのため、検出電圧VD1と比較されるべき所与の比較電圧としてはVP1となる。
より具体的には、レジスター部250は、チョッピング電流Ichgを設定するための電流設定レジスター251を含む。電流源回路234は、電流設定レジスター251に書き込まれた設定値に対応する電流IP1を出力する。トランジスターQP1のオン抵抗をRonP1とすると、比較電圧として、チョッピング電流Ichgの設定値に対応したVP1=IP1・RonP1が出力される。トランジスターQP1は、トランジスターQ4と同様にバッファー264からの駆動信号G4によりオン・オフされる。即ち、チャージ期間において上記の比較電圧VP1が出力されることになる。
このように、電流源回路234がチョッピング電流Ichgの設定値に応じた電流IP1を出力することで、所与の比較電圧VP1をチョッピング電流Ichgに連動させることができ、各設定値において最適な比較電圧VP1を得ることができる。また、電圧出力用トランジスターQP1に電流IP1を入力することで、そのオン抵抗により電流電圧変換を行い、電流IP1に対応した比較電圧VP1を出力できる。
電流IP1とトランジスターQP1のオン抵抗RonP1は、次のように設定する。即ち、電圧出力用トランジスターQP1と検出対象トランジスターQ4とのサイズ比を1/n(nは2以上の自然数)とする。そして、電流源回路234からの電流IP1は、チョッピング電流Ichgの設定値の1/n以下に設定される。
具体的には、トランジスターQP1、Q4のゲート長Lを同じにし、トランジスターQP1のゲート幅WをトランジスターQ4のゲート幅Wの1/nにする。そうすると、オン抵抗はRonP1=n・Ron4となる。比較電圧は、VP1=RonP1・IP1≦n・Ron4・(1/n)・Ichg=Ron4・Ichgとなり、チョッピング電流Ichgの設定値に応じた正しい比較電圧VP1を設定できる。
コンパレーター233は、以上のようにして設定された比較電圧VP1と、トランジスターQ4のドレイン電圧である検出電圧VD1=Ron4・Idとを比較する。具体的には、電圧VP1+VSがコンパレーター233の非反転入力端子に入力され、電圧VD1+VSがコンパレーター233の反転入力端子に入力される。VD1+VS>VP1+VS、即ちVD1>VP1の場合にはコンパレーター233はHレベルの信号QD1を出力する。
コンパレーター233や電流源回路234は、第1の耐圧のトランジスターで構成される。第1の耐圧は、いわゆる低耐圧であり、例えば5V程度の電源電圧(アナログ回路用の電源電圧Vana)で用いる耐圧である。一方、ブリッジ回路210を構成するトランジスターQ1〜Q4や、電圧出力用トランジスターQP1は、第1の耐圧よりも高い第2の耐圧のトランジスターである。第2の耐圧は、いわゆる高耐圧であり、例えば42V程度の電源電圧(電源電圧VBB)で用いる耐圧である。ディケイ期間では、ブリッジ回路210のトランジスターQ2がオンになるため、電圧VD1+VSは電源電圧VBBと同じ42V程度の電圧となる。そのため、スイッチ回路235を設け、コンパレーター233の破壊を防止している。
具体的には、スイッチ回路235は、コンパレーター233の検出電圧VD1+VSの入力端子と、トランジスターQ4のドレインノードとの間に設けられる。スイッチ回路235は第2の耐圧のN型のMOSトランジスターQS1で構成され、ドレイン(又はソース)はトランジスターQ4のドレインに接続され、ソース(又はドレイン)はコンパレーター233の非反転入力端子に接続される。トランジスターQS1のゲートには制御回路240からのオン・オフ制御信号が入力され、制御回路240は、チャージ期間ではトランジスターQS1をオンにし、ディケイ期間ではトランジスターQS1をオフにする。
なお、レジスター部250や制御回路240に用いるロジック回路用の電源電圧と、アナログ回路用の電源電圧Vanaが異なる場合には、レジスター部250と電流源回路234との間、及びコンパレーター233と制御回路240との間に、レベルシフト回路を設けてもよい。
4.故障検出動作
次に、上記の故障検出回路230を用いた場合の故障検出動作について説明する。図5に示すように、制御回路240は、コンパレーター233からの信号QD1に基づいて故障の判断を行う判断部241と、チャージ期間をモニターするモニター部242と、モニターしたチャージ期間を記憶するチャージ期間記憶部243と、を含む。
図6に、故障検出動作のタイミングチャートを示す。制御回路240は、クロック信号生成部270からのクロック信号CLKに基づいて動作する。クロック信号生成部270は、図2では図示を省略しているが回路装置200に含まれる。
トランジスターQ4のドレイン−サブストレート間のダイオードDp1が破壊されておらず、ドレイン−ソース間の電流IQ4=Idである場合には、電流IQ4はチョッピング電流の設定値を超える。そのとき、チョッピング電流検出用のコンパレーター221の出力信号CQ1はLレベル(非アクティブ)からHレベル(アクティブ)となる。
判断部241は、A1に示すクロック信号CLKの立ち上がりで、信号CQ1がHレベルであることを確認した場合、その同じ立ち上がりで故障検出用のコンパレーター233の出力信号QD1を確認する。故障検出の電流設定値はチョッピング電流Ichgより低いので、信号QD1は、正常を示すHレベル(非アクティブ)である。判断部241は、信号QD1がHレベルであることを確認すると正常の判断結果を出力し、制御回路240は、その判断結果に基づいて、A2に示すクロック信号CLKの立ち下がり(A1の立ち上がりの次の立ち下がり)でディケイ期間に切り替える。
このように、チョッピング電流Ichgに達したことを検出できた場合には、チョッピング電流検出用のコンパレーター221の出力からチャージ期間の完了を知ることができるので、そのタイミングで故障検出を行うことができる。
一方、トランジスターQ4のドレイン−サブストレート間のダイオードDp1が破壊され、ドレイン−ソース間の電流IQ4<Idである場合には、電流IQ4はチョッピング電流の設定値を超えない。この場合、チャージ期間の完了を知る別の手法が必要である。本実施形態では、モニターした過去のチャージ期間が経過したときに、故障の判断を行う。
具体的には、モニター部242は不図示のカウンターを有し、ディケイ期間からチャージ期間に切り替わったときにカウントを開始する。モニター部242は、チョッピング電流検出用のコンパレーター221の出力信号CQ1がアクティブになった場合、そのタイミングでのカウント値をチャージ期間記憶部243に記憶する。このモニター動作を各チャージ期間で行い、モニター結果を更新していく。なお、複数回のモニター結果の平均値を、チャージ期間記憶部243に記憶してもよい。
図6のA3に示すクロック信号CLKの立ち上がりで、チャージ期間記憶部243に記憶されたチャージ期間が経過したとする。判断部241は、その立ち上がりで故障検出用コンパレーター233の出力信号QD1を確認し、出力信号QD1が異常を示すLレベル(アクティブ)であった場合には、異常の判断結果を出力する。その結果を受けて制御回路240は、A4に示すクロック信号CLKの立ち下がり(A3の立ち上がりの次の立ち下がり)でブリッジ回路210のトランジスターQ1〜Q4のオン・オフ制御を停止する。例えば、トランジスターQ1〜Q4を全てオフにし、モーター280への駆動電流をゼロにする。
チャージ期間は基本的には毎回同じ長さとなるので、仮に正常な状態であれば、モニターした過去のチャージ期間が経過したときにはチョッピング電流Ichgに達しているはずである。即ち、モニターした過去のチャージ期間をチャージ期間の完了とみなすことが可能であり、そのタイミングにおいて所与の比較電圧VP1を超えたか否かを検出することで、故障検出が可能となる。
なお、モニターした過去のチャージ期間に限らず、予め設定されたチャージ期間が経過したときに故障検出を行ってもよい。図7に、その場合のレジスター部250及び制御回路240の構成例を示す。
レジスター部250は、電流設定レジスター251と、チャージ期間設定レジスター252と、を含む。制御回路240は、判断部241を含む。
チャージ期間設定レジスター252には、外部の処理部(図13の処理部300)から、故障検出用のチャージ期間が可変に設定される。判断部241は、チャージ期間に切り替わってから、チャージ期間設定レジスター252に設定された期間が経過したときに、故障検出回路230からの検出結果に基づいて故障を判断する。
例えば、チョッピング電流Ichgの各設定値でモーター280を駆動して予めチャージ期間を測定しておき、その測定結果に基づいて、チョッピング電流Ichgの設定値に応じた故障検出用のチャージ期間を設定すればよい。
5.電流源回路
図8に、電流源回路234の詳細な構成例を示す。電流源回路234は、P型のMOSトランジスターである第1〜第nのトランジスターMA1〜MAnを含む。なお、図8にはトランジスターMA1〜MA4のみを図示している。
トランジスターMA1〜MAnのソースはアナログ回路用の電源電圧Vanaのノードに接続され、ドレインは電圧出力用トランジスターQP1のドレインに共通接続される。トランジスターMA1〜MAnは、電流設定レジスター251に設定されたチョッピング電流Ichgの設定値に応じてオン・オフ制御される。例えば、トランジスターMA1〜MAnは異なるゲートサイズである(例えばチャネル長Lは共通であり、チャネル幅Wが異なる)。そして、電流設定レジスター251に設定されたD/A変換回路222のコード値に対応して、トランジスターMA1〜MAnのいずれかがオンになり、そのオンになったトランジスターに応じた電流IP1が出力される。
6.故障検出回路の第2構成例
上述のように、ハイサイド側のトランジスターQ1についても故障検出を行うことができる。図9に、この場合の故障検出回路の詳細な構成例を示す。
故障検出回路230は、コンパレーター236(比較回路)と、電流源回路237と、電圧出力用トランジスターQP2と、スイッチ回路238と、レベルシフト回路LS1、LS2と、を含む。
電流源回路237は、チョッピング電流Ichgの設定値に応じて電流IP2を設定し、その電流IP2を出力する。電圧出力用トランジスターQP2は、P型のMOSトランジスターであり、そのドレインに電流源回路237からの電流IP2が入力され、そのソースは検出対象トランジスターQ1のソース(電源電圧VBBのノード)に接続される。そして、電圧出力用トランジスターQP2は、そのドレイン電圧を所与の比較電圧VP2として出力する。ここで、トランジスターQP2のオン抵抗をRonP2とすると、VP2=IP2・RonP2である。なお、トランジスターQP2のドレイン電圧は実際にはVBB−VP2であるが、そのソースはトランジスターQ1のソースと共通の電圧VBBのノードに接続される。そのため、検出電圧VD2と比較されるべき所与の比較電圧としてはVP2となる。
トランジスターQP2は、トランジスターQ1と同様にバッファー261からの駆動信号G1によりオン・オフされる。即ち、チャージ期間において上記の比較電圧VP2が出力されることになる。
コンパレーター236は、所与の比較電圧VP2と、トランジスターQ1のドレイン−ソース間電圧である検出電圧VD2とを比較する。ここで、トランジスターQ1のオン抵抗をRon1とすると、VD2=Ron1・Idである。例えば、電圧VBB−VP2がコンパレーター236の非反転入力端子に入力され、電圧VBB−VD2がコンパレーター236の反転入力端子に入力される。VBB−VD2>VBB−VP2、即ちVD2<VP2の場合にはコンパレーター236はHレベルの信号QD2を出力する。コンパレーター236は、電源電圧VBB(例えば42V)とアナログ回路用の電源電圧VanaH=VBB−Vana(例えば42V−5V=37V)で動作するので、信号QD2の電圧レベルはVBB又はVanaHである。レベルシフト回路LS2は、その信号QD2の電圧レベルを、制御回路240の信号電圧レベル(ロジック回路用の電源電圧(例えば3V、0V))に変換し、信号QD2’を出力する。制御回路240は、信号QD2’に基づいて故障を検出する。なお、検出動作は、ローサイド側のトランジスターQ4の場合と同様である。
スイッチ回路238は、コンパレーター236の検出電圧VBB−VD2の入力端子と、トランジスターQ1のドレインノードとの間に設けられる。スイッチ回路238はP型のMOSトランジスターQS2で構成され、ドレイン(又はソース)はトランジスターQ1のドレインに接続され、ソース(又はドレイン)はコンパレーター236の非反転入力端子に接続される。トランジスターQS2のゲートには制御回路240からのオン・オフ制御信号が入力され、制御回路240は、チャージ期間ではトランジスターQS2をオンにし、ディケイ期間ではトランジスターQS2をオフにする。
コンパレーター236や電流源回路237は、第1の耐圧(低耐圧)のトランジスターで構成される。一方、電圧出力用トランジスターQP2、スイッチ回路238のトランジスターQS2は、第2の耐圧(高耐圧)のトランジスターである。
図10に、電流源回路237の詳細な構成例を示す。電流源回路237は、N型のMOSトランジスターである第1〜第nのトランジスターMB1〜MBnを含む。なお、図10にはトランジスターMB1〜MB4のみを図示している。
トランジスターMB1〜MBnのソースは、アナログ回路用の電源電圧VanaH(例えば37V)のノードに接続され、ドレインは電圧出力用トランジスターQP2のドレインに共通接続される。トランジスターMB1〜MBnは、電流設定レジスター251に設定されたチョッピング電流Ichgの設定値に応じてオン・オフ制御される。例えば、トランジスターMB1〜MBnは異なるゲートサイズである(例えば、チャネル長Lは共通であり、チャネル幅Wが異なる)。そして、電流設定レジスター251に設定されたD/A変換回路222のコード値に対応して、トランジスターMB1〜MBnのいずれかがオンになり、そのオンになったトランジスターに応じた電流IP2が出力される。なお、レベルシフト回路LS2は、電流設定レジスター251の信号電圧レベル(ロジック回路用の電源電圧(例えば3V、0V))を、トランジスターMB1〜MBnのゲート信号の電圧レベル(VBB、VanaH)に変換する。
7.ブリッジ回路のトランジスター
ブリッジ回路のトランジスターQ1〜Q4は、ドレイン−サブストレート間の寄生ダイオードを有することを上述した。このような寄生ダイオードを有するトランジスターの構成例を以下に示す。
図11に、ローサイド側のトランジスターQ3、Q4の断面構造の例を示す。この例では、P型のシリコン基板上に、DMOS(Double-Diffused MOSFET)構造のN型トランジスターが形成される。
具体的には、P型基板(Psub)にN型埋め込み層(NBLA)を形成し、その埋め込み層の上にP型エピタキシャル層を形成し、そのエピタキシャル層にN型ウェル(NWLC)を形成する。N型ウェルの上にN型拡散層を形成してドレインを形成する。また、N型ウェルの上にP型ウェル(PBDA)を形成し、そのP型ウェルの上にN型拡散層を形成してソースを形成する。
P型基板は、グランド電圧に設定(グランド電圧のノードに接続)される。ドレインはN型領域(N型拡散層)に接続され、その下のN型層(NWLC、NBLA)を介してP型基板に接するので、ドレインとP型基板との間には寄生ダイオードDp1が生じている。この寄生ダイオードDp1が例えばモーター駆動時の過電圧サージ等によって破壊された場合、ドレインからグランド電圧へ電流経路が発生することになる。
図12に、ハイサイド側のトランジスターQ1、Q2の断面構造の例を示す。この例では、P型のシリコン基板上に、DMOS(Double-Diffused MOSFET)構造のP型トランジスターが形成される。
具体的には、P型基板(Psub)にN型埋め込み層(NBLA)を形成し、その埋め込み層の上にP型エピタキシャル層を形成し、そのエピタキシャル層にN型ウェル(NWLC)を形成する。N型ウェルの上にP型ウェル(PDPM)を形成し、そのP型ウェルの上にP型拡散層を形成してドレインを形成する。また、N型ウェルの上に更にN型ウェル(NWLB)を形成し、そのN型ウェルの上にN型拡散層とP型拡散層を形成してソースを形成する。
P型基板はグランド電圧に設定される。その上のN型領域(N型層NWLC、NBLA)は、ソースのN型ウェル(NWLB)を介して電源電圧VBBに設定(電源電圧VBBのノードに接続)される。ドレインはP型領域(P型拡散層)に接続され、その下のP型層(PDPM)を介してN型領域に接するので、ドレインとN型領域との間には寄生ダイオードDp2が生じている。この寄生ダイオードDp2が例えばモーター駆動時の過電圧サージ等によって破壊された場合、電源電圧VBBからドレインへ電流経路が発生することになる。
8.電子機器
図13に、本実施形態の回路装置200が適用された電子機器の構成例を示す。電子機器は、処理部300、記憶部310、操作部320、入出力部330、回路装置200、これらの各部を接続するバス340、モーター280を含む。回路装置200は、例えば集積回路装置により実現できる。
以下ではモーター駆動により印刷ヘッドの移動や紙送りを制御するプリンターを例にとり説明するが、本実施形態はこれに限定されず、種々の電子機器に適用可能である。
入出力部330は例えばUSBコネクターや無線LAN等のインターフェースで構成され、画像データや文書データが入力される。入力されたデータは、例えばDRAM等の内部記憶装置である記憶部310に記憶される。操作部320により印刷指示を受け付けると、処理部300は、記憶部310に記憶されたデータの印刷動作を開始する。処理部300は、データの印刷レイアウトに合わせて回路装置200に指示を送り、回路装置200は、その指示に基づいてモーター280を回転させ、印刷ヘッドの移動や紙送りを行う。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また故障検出回路、検出回路、制御回路、ブリッジ回路、プリドライバー、回路装置、電子機器の構成・動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
200 回路装置、210 ブリッジ回路、220 検出回路、
221 コンパレーター、222 D/A変換回路、230 故障検出回路、
231 コンパレーター、232 基準電圧生成回路、233 コンパレーター、
234 電流源回路、235 スイッチ回路、236 コンパレーター、
237 電流源回路、238 スイッチ回路、240 制御回路、241 判断部、
242 モニター部、243 チャージ期間記憶部、250 レジスター部、
251 電流設定レジスター、252 チャージ期間設定レジスター、
260 プリドライバー、261〜264 バッファー、270 クロック信号生成部、
280 モーター、290 センス抵抗、300 処理部、310 記憶部、
320 操作部、330 入出力部、340 バス、
CLK クロック信号、Dp1,Dp2 寄生ダイオード、
IP1,IP2 電流源回路の出力電流、Ichg チョッピング電流、
Id ブリッジ回路の出力電流、Q1〜Q4 トランジスター、
QP1,QP2 電圧出力用トランジスター、TC チャージ期間、
TD ディケイ期間、VBB 電源電圧、VD1,VD2 検出電圧、
VP1,VP2 所与の比較電圧

Claims (14)

  1. ハイサイド側のトランジスターとローサイド側のトランジスターとを有するブリッジ回路と、
    前記ローサイド側のトランジスター及び前記ハイサイド側のトランジスターの少なくとも一方である検出対象トランジスターのドレインノードとソースノードの間の電圧である検出電圧が、所与の比較電圧を超えたか否かを検出する故障検出回路と、
    前記故障検出回路からの検出結果に基づいて、前記ブリッジ回路の出力電流を増加させるチャージ期間が完了するまでに前記検出電圧が前記所与の比較電圧を超えなかったと判断した場合に、故障を検出する制御回路と、
    を含むことを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記所与の比較電圧は、
    前記チャージ期間が完了するときの前記ブリッジ回路の出力電流であるチョッピング電流の設定値に応じて変化する電圧であることを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記制御回路は、
    モニターした過去の前記チャージ期間又は予め設定された期間が経過したときに、前記故障検出回路からの前記検出結果に基づいて前記検出電圧が前記所与の比較電圧を超えているか否かを判断することを特徴とする回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記故障検出回路は、
    電流源回路と、
    ドレインに前記電流源回路からの電流が入力され、ソースが前記検出対象トランジスターのソースに接続される電圧出力用トランジスターと、
    を有し、
    前記電圧出力用トランジスターのドレイン電圧を前記所与の比較電圧として出力することを特徴とする回路装置。
  5. 請求項4において、
    前記電流源回路からの電流は、前記チャージ期間が完了するときの前記ブリッジ回路の出力電流であるチョッピング電流の設定値に応じて設定されることを特徴とする回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記故障検出回路は、
    前記電圧出力用トランジスターと前記検出対象トランジスターとのサイズ比を1/n(nは2以上の自然数)とする場合に、
    前記電流源回路からの電流は、前記チョッピング電流の前記設定値の1/n以下に設定されることを特徴とする回路装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    前記故障検出回路は、
    第1の耐圧のトランジスターにより構成され、前記検出電圧と前記所与の比較電圧を比較するコンパレーターを有し、
    前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターは、
    前記第1の耐圧より高い第2の耐圧のトランジスターであることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項7において、
    前記故障検出回路は、
    前記第2の耐圧のトランジスターにより構成され、前記検出対象トランジスターの前記ドレインノードと前記コンパレーターの前記検出電圧の入力端子との間に設けられるスイッチ回路を有し、
    前記スイッチ回路は、
    前記ブリッジ回路の前記出力電流を減少させるディケイ期間ではオフになることを特徴とする回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記制御回路は、
    前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターをオン・オフ制御し、前記故障を検出した場合には、前記ハイサイド側のトランジスター及び前記ローサイド側のトランジスターの前記オン・オフ制御を停止することを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記チャージ期間において、前記ブリッジ回路に流れる電流がチョッピング電流の設定値に達したか否かを検出する検出回路を含み、
    前記制御回路は、
    前記ブリッジ回路に流れる電流が前記チョッピング電流の設定値に達したことが検出された場合に、前記チャージ期間から、前記ブリッジ回路の前記出力電流を減少させるディケイ期間に切り替えることを特徴とする回路装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記検出対象トランジスターは、前記ローサイド側のトランジスターであり、
    前記回路装置の基板は、グランド電圧に設定されるP型基板であり、
    前記ローサイド側のトランジスターの前記ドレインノードは、前記P型基板に形成されるN型領域に接続されることを特徴とする回路装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記検出対象トランジスターは、前記ハイサイド側のトランジスターであり、
    前記回路装置の基板はP型基板であり、
    前記P型基板に形成されるN型領域は電源電圧に設定され、
    前記ハイサイド側のトランジスターのドレインノードは、前記N型領域に形成されるP型領域に接続されることを特徴とする回路装置。
  13. 請求項11又は12において、
    前記N型領域は、前記P型基板の上に形成されたN型埋め込み層と、前記N型埋め込み層の上に形成されたN型ウェルとにより形成されることを特徴とする回路装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載された回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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