JP2015153830A - 紫外線発光装置及びそれに用いるインタポーザ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の紫外線LEDチップの実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能な紫外線発光装置及びそれに用いるインタポーザを提供する。
【解決手段】実装基板3(インタポーザ10a)は、支持体30と、複数の第1表面電極31aと、導体部332と、第1端子部32と、第2端子部33と、ヒートシンク34と、を備える。導体部332は、複数の開口部333を備え、複数の紫外線LEDチップ2それぞれの第2電極28の直下にある各部位が、それぞれ第2表面電極31bを構成する。複数の第1表面電極31aの各々は、第1貫通配線35と、ヒートシンク34と、第2貫通配線36と、を介して第1端子部32に共通接続される。第2端子部33は、支持体30の表面30a上で導体部332と一体に形成されている。実装基板3は、導体部332の直下に、複数の金属部を備える。各金属部39は、第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の紫外線LEDチップ(ultraviolet light emitting diode chip)を備えた紫外線発光装置及びそれに用いるインタポーザ(interposer)に関するものである。
従来、発光装置としては、図8に示す構成の半導体装置100が提案されている(特許文献1)。
半導体装置100は、発光ダイオード、レーザダイオード等の半導体素子110と、半導体素子110を載置する実装基板101と、を備える。
実装基板101は、絶縁性の支持基板102と、第1上面電極104aと、第2上面電極104bと、第1下面電極105aと、第2下面電極105bと、を備える。また、実装基板101は、第1上面電極104a及び第2上面電極104bの下から支持基板102の厚み方向にそれぞれ第1貫通孔107a、第2貫通孔107bが設けられている。実装基板101は、第1貫通孔107a及び第2貫通孔107bの内部に導電性材料106が設けられている。実装基板101は、第1上面電極104aと第1下面電極105aとが、第1貫通孔107aの内部の導電性材料106により接続され、第2上面電極104bと第2下面電極105bとが、第2貫通孔107bの内部の導電性材料106により接続されている。また、実装基板101は、支持基板102の内部に埋設されたヒートシンク103を備えている。
特開2013−89732号公報
紫外線発光装置の分野においては、高出力化が望まれており、紫外線LEDチップを実装基板に高密度実装した紫外線発光装置の開発が望まれているが、特許文献1には複数の半導体素子を実装基板に実装することについて記載されていない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の紫外線LEDチップの実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能な紫外線発光装置及びそれに用いるインタポーザを提供することにある。
本発明の紫外線発光装置は、複数の紫外線LEDチップと、前記複数の紫外線LEDチップが実装された実装基板と、を備える。前記複数の紫外線LEDチップの各々は、厚さ方向の一面側に、第1電極と、第2電極と、を備える。前記実装基板は、平板状の支持体と、複数の第1表面電極と、導体部と、第1端子部と、第2端子部と、ヒートシンクと、を備える。前記複数の第1表面電極、前記導体部、前記第1端子部及び前記第2端子部は、前記支持体の表面に形成されている。前記ヒートシンクは、前記支持体の裏面に形成されている。前記複数の第1表面電極は、前記複数の紫外線LEDチップそれぞれの前記第1電極の直下にある。本発明の紫外線発光装置は、前記複数の第1表面電極それぞれが直上の前記第1電極と第1接合部を介して電気的に接続されている。前記導体部は、正面視において前記複数の紫外線LEDチップの一群を囲む外周形状であり、前記複数の第1表面電極それぞれが内側に離れて配置される複数の開口部を備える。前記導体部は、前記複数の紫外線LEDチップそれぞれの前記第2電極の直下にある各部位が、それぞれ第2表面電極を構成し、前記第2表面電極それぞれが直上の前記第2電極と第2接合部を介して電気的に接続されている。前記複数の第1表面電極の各々は、前記第1表面電極の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線と、前記ヒートシンクと、前記第1端子部の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線と、を介して前記第1端子部に共通接続されている。前記第2端子部は、前記支持体の前記表面上で前記導体部と一体に形成されている。前記実装基板は、前記支持体における前記導体部の直下に、前記支持体の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部を備える。各前記金属部は、柱状の形状である。前記実装基板は、各前記金属部の前記支持体の厚さ方向における第1端部と前記支持体の前記表面との間に前記支持体の一部が介在し、前記支持体の厚さ方向における第2端部が前記ヒートシンクと繋がっている。
この紫外線発光装置において、前記支持体は、シリコン基板と、前記シリコン基板の表面に形成された電気絶縁膜と、を備える。前記第1貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第1貫通孔に埋設されている。前記第2貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第2貫通孔に埋設されている。前記金属部は、前記支持体の裏面に形成された凹部に埋設されている。前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線は、前記金属部よりも幅が狭いのが好ましい。
この紫外線発光装置において、前記支持体は、シリコン基板と、前記シリコン基板の表面に形成された電気絶縁膜と、を備える。前記第1貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第1貫通孔に埋設されている。前記第2貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第2貫通孔に埋設されている。前記金属部は、前記支持体の裏面に形成された凹部に埋設されている。前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線は、前記金属部よりも、前記支持体の厚さ方向に直交する断面の面積が小さいのが好ましい。
この紫外線発光装置において、前記実装基板は、前記第1貫通配線と前記第2貫通配線と前記金属部とが、同じ材料により形成されているのが好ましい。
この紫外線発光装置において、前記紫外線LEDチップは、基板を備え、前記基板の第1面側において、前記第1面に近い側から順に、第1導電型半導体層、発光層、第2導電型半導体層が形成されている。前記紫外線LEDチップは、前記第1電極が、前記第1導電型半導体層の露出した表面上に形成され、前記第2電極が、前記第2導電型半導体層の表面上に形成されており、前記第2電極が前記第1電極よりも大きい。前記実装基板は、前記第2表面電極に重なる領域に複数の前記金属部を備えるのが好ましい。
この紫外線発光装置において、前記実装基板が実装される配線基板を備える。前記配線基板は、金属板と、前記金属板の表面に所定のパターンで形成された電気絶縁層と、前記電気絶縁層の表面に形成された第1配線部と、前記電気絶縁層の前記表面で前記第1配線部とは離れて形成された第2配線部と、を備える。この紫外線発光装置においては、前記ヒートシンクと前記金属板とを接合している第3接合部と、前記第1端子部と前記第1配線部とを電気的に接続している第1ワイヤと、前記第2端子部と前記第2配線部とを電気的に接続している第2ワイヤと、を備える。前記第3接合部は、金属と樹脂との混合材料、半田、共晶合金の群から選択される1つの材料により形成されているのが好ましい。
本発明のインタポーザは、平板状の支持体と、複数の第1表面電極と、導体部と、第1端子部と、第2端子部と、ヒートシンクと、を備える。前記複数の第1表面電極、前記導体部、前記第1端子部及び前記第2端子部は、前記支持体の表面に形成されている。前記ヒートシンクは、前記支持体の裏面に形成されている。前記導体部は、前記複数の第1表面電極それぞれが内側に離れて配置される複数の開口部を備える。前記複数の第1表面電極の各々は、前記第1表面電極の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線と、前記ヒートシンクと、前記第1端子部の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線と、を介して前記第1端子部に共通接続されている。前記第2端子部は、前記支持体の前記表面上で前記導体部と一体に形成されている。また、本発明のインタポーザは、前記支持体における前記導体部の直下に、前記支持体の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部を備える。各前記金属部は、柱状の形状である。本発明のインタポーザは、各前記金属部の前記支持体の厚さ方向における第1端部と前記支持体の前記表面との間に前記支持体の一部が介在し、前記支持体の厚さ方向における第2端部が前記ヒートシンクと繋がっている。
本発明の紫外線発光装置においては、前記複数の第1表面電極の各々が、前記第1表面電極の直下の第1貫通配線と、前記ヒートシンクと、前記第1端子部の直下の第2貫通配線と、を介して前記第1端子部に共通接続されている。また、本発明の紫外線発光装置においては、前記第2端子部が、前記支持体の前記表面上で前記導体部と一体に形成されている。また、本発明の紫外線発光装置においては、前記支持体における前記導体部の直下に、複数の金属部が形成され、各前記金属部の第2端部が前記ヒートシンクと繋がっている。よって、本発明の紫外線発光装置においては、並列接続する複数の紫外線LEDチップの実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能となる。
本発明のインタポーザにおいては、前記複数の第1表面電極の各々が、前記第1表面電極の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線と、前記ヒートシンクと、前記第1端子部の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線と、を介して前記第1端子部に共通接続されている。また、本発明のインタポーザにおいては、前記第2端子部が、前記支持体の前記表面上で前記導体部と一体に形成されている。また、本発明のインタポーザにおいては、前記支持体における前記導体部の直下に、前記支持体の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部を備え、各前記金属部の第2端部が前記ヒートシンクと繋がっている。よって、本発明のインタポーザにおいては、複数の紫外線LEDチップを実装することが可能であり、複数の紫外線LEDチップの実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能となる。
図1(a)は、実施形態1の紫外線発光装置の概略平面図である。図1(b)は、図1(a)のX−X概略断面図である。 図2は、実施形態1の紫外線発光装置の要部概略断面図である。 図3(a)は、実施形態1の紫外線発光装置における紫外線LEDチップの概略断面図である。図3(b)は、実施形態1の紫外線発光装置における紫外線LEDチップの概略下面図である。 図4(a)は、実施形態1の紫外線発光装置における実装基板(インタポーザ)の概略平面図である。図4(b)は、図4(a)のX−X概略断面図である。 図5は、実施形態1の紫外線発光装置における実装基板の模式的なレイアウト図である。 図6(a)は、実施形態2の紫外線発光装置の概略平面図である。図6(b)は、図6(a)のX−X概略断面図である。 図7は、実施形態2の紫外線発光装置を示し、図6(b)のZ−Z断面に対応する概略断面図である。 図8は、従来例の発光装置を示す半導体装置の概略断面図である。
(実施形態1)
以下では、本実施形態の紫外線発光装置1aについて、図1〜5に基づいて説明する。
紫外線発光装置1aは、実装基板3において複数の紫外線LEDチップ2が並列接続されている。
紫外線発光装置1aは、複数の紫外線LEDチップ2と、複数の紫外線LEDチップ2が実装された実装基板3と、を備える。複数の紫外線LEDチップ2の各々は、厚さ方向の一面側に、第1電極27と、第2電極28と、を備える。実装基板3は、平板状の支持体30と、複数の第1表面電極31aと、導体部332と、第1端子部32と、第2端子部33と、ヒートシンク34と、を備える。複数の第1表面電極31a、導体部332、第1端子部32及び第2端子部33は、支持体30の表面30aに形成されている。ヒートシンク34は、支持体30の裏面30bに形成されている。複数の第1表面電極31aは、複数の紫外線LEDチップ2それぞれの第1電極27の直下にある。紫外線発光装置1aは、複数の第1表面電極31aそれぞれが直上の第1電極27と第1接合部4を介して電気的に接続されている。導体部332は、正面視において複数の紫外線LEDチップ2の一群を囲む外周形状であり、複数の第1表面電極31aそれぞれが内側に離れて配置される複数の開口部333を備える。導体部332は、複数の紫外線LEDチップ2それぞれの第2電極28の直下にある各部位が、それぞれ第2表面電極31bを構成し、第2表面電極31bそれぞれが直上の第2電極28と第2接合部5を介して電気的に接続されている。複数の第1表面電極31aの各々は、第1表面電極31aの直下で支持体30の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線35と、ヒートシンク34と、第1端子部32の直下で支持体30の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線36と、を介して第1端子部32に共通接続されている。第2端子部33は、支持体30の表面30a上で導体部332と一体に形成されている。実装基板3は、支持体30における導体部332の直下に、支持体30の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部を備える。各金属部39は、柱状の形状である。実装基板3は、支持体30の厚さ方向における第1端部39aと支持体30の表面30aとの間に支持体30の一部(以下、「薄肉部303」ともいう。)が介在し、支持体30の厚さ方向における第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。
よって、紫外線発光装置1aは、複数の第1表面電極31aの各々が、第1表面電極31aの直下の第1貫通配線35と、ヒートシンク34と、第1端子部32の直下の第2貫通配線36と、を介して第1端子部32に共通接続されている。また、紫外線発光装置1aは、第2端子部33が、支持体30の表面30a上で導体部332と一体に形成され電気的に接続されている。また、紫外線発光装置1aは、支持体30における導体部332の直下に、複数の金属部39が形成され、各金属部39の第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。よって、紫外線発光装置1aにおいては、並列接続する複数の紫外線LEDチップ2の実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能となる。また、紫外線発光装置1aは、導体部332が、正面視において複数の紫外線LEDチップ2の一群を囲む外周形状であり、複数の開口部333を備えるので、導体部332の面積をより大きくすることが可能となり、放熱性を向上させることが可能となる。
実装基板3は、放熱性を向上させる観点から、支持体30において、金属部39の第1端部39aと支持体30の表面30aとの間に介在する薄肉部303の厚さが、薄いほうが好ましい。薄肉部303の厚さは、金属部39と第2表面電極31bとの電気絶縁性を確保できれば、より薄いほうが好ましい。
実装基板3は、導体部332の機能モデル(functional model)を、図5に示す模式的なレイアウト図で表すことができる。すなわち、導体部332は、複数の第2表面電極31bと、複数の第2表面電極31bのうち隣り合う第2表面電極31b同士を繋いでいる接続配線部37と、複数の第2表面電極31bと第2端子部33とを電気的に接続する引出配線部38と、を備える。導体部332の外周形状は、矩形状であるが、これに限らない。複数の開口部333は、2次元アレイ状にレイアウトされている。紫外線発光装置1aは、導体部332における複数の開口部333の配列ピッチを、紫外線LEDチップ2の配列ピッチに揃えてある。また、実装基板3は、紫外線LEDチップ2の直下にある第1表面電極31aと第2表面電極31bとで、その紫外線LEDチップ2が実装される実装部31を構成している。したがって、実装基板3は、複数の実装部31を備えている。複数の実装部31は、仮想の2次元アレイ状に並んでいる。
実装基板3は、各第1表面電極31aとヒートシンク34とを電気的に接続する複数の第1貫通配線35と、第1端子部32とヒートシンク34とを電気的に接続する第2貫通配線36と、を更に備える。実装基板3は、支持体30の表面30aに形成され、複数の第2表面電極31bのうち隣り合う第2表面電極31b同士を繋いでいる接続配線部37と、支持体30の表面30aに形成され、複数の第2表面電極31bと第2端子部33とを電気的に接続する引出配線部38と、を更に備える。実装基板3は、支持体30における各第2表面電極31bに重なる各領域の各々に、支持体30の厚さ方向に沿った柱状の金属部39が形成されている。各金属部39は、支持体30の厚さ方向における第1端部39aと支持体30の表面30aとの間に支持体30の一部(以下、「薄肉部303」ともいう。)が介在し、支持体30の厚さ方向における第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。
上述のように、紫外線発光装置1aにおいては、2次元アレイ状に配列された複数の実装部31の各々における第1表面電極31aが、第1貫通配線35とヒートシンク34と第2貫通配線36とを介して第1端子部32と電気的に接続されている。また、紫外線発光装置1aにおいては、実装基板3が、接続配線部37と、引出配線部38と、を備え、複数の実装部31の各々における第2表面電極31bが、引出配線部38を介して第2端子部33と電気的に接続されている。また、紫外線発光装置1aにおいては、支持体30における各第2表面電極31bに重なる各領域の各々に、支持体30の厚さ方向に沿った柱状の金属部39が形成され、各金属部39の第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。よって、紫外線発光装置1aにおいては、並列接続する複数の紫外線LEDチップ2の実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能となる。
実装基板3は、図4に示すように、各第2表面電極31bと、各接続配線部37と、引出配線部38と、第2端子部33と、が1つの導体部332により形成されており、見掛け上の境界がない。このため、実装基板3のレイアウトについては、図5に、模式的なレイアウト図を示してある。要するに、実装基板3は、導体部332が、各第2表面電極31bと、各接続配線部37と、引出配線部38と、第2端子部33と、を備える。第2表面電極31bは、導体部332のうち紫外線LEDチップ2の直下の部分により構成される。実装基板3は、外周形状が矩形状の導体部332に、複数の開口部333が2次元アレイ状に形成され、各開口部333それぞれに第1表面電極31aが導体部332から離れて配置されている。これにより、紫外線発光装置1aは、導体部332の面積をより大きくすることが可能となり、放熱性を向上させることが可能となり、また、各紫外線LEDチップ2に流れる電流のばらつきを抑制することが可能となる。紫外線発光装置1aは、導体部332における複数の開口部333の配列ピッチを、紫外線LEDチップ2の配列ピッチに揃えてある。
金属部39は、放熱性を向上させるサーマルビア(thermal via)とみなすこともできる。
紫外線発光装置1aは、実装基板3が実装される配線基板6を備えていてもよい。この場合、実装基板3は、複数の紫外線LEDチップ2と配線基板6とを中継するためのインタポーザ10aを構成する。複数の紫外線LEDチップ2と配線基板6とを中継するとは、複数の紫外線LEDチップ2と配線基板6とを電気的に接続する概念を含む。
紫外線発光装置1aの各構成要素については、以下に、詳細に説明する。
紫外線発光装置1aは、複数の紫外線LEDチップ2(以下、「UV−LED2」が並列接続されている。紫外線発光装置1aでは、9個のUV−LED2が並列接続されているが、UV−LED2の個数を特に限定するものではない。紫外線発光装置1aは、複数のUV−LED2が並列接続された並列回路に対して給電可能となっている。要するに、紫外線発光装置1aは、第1端子部32と第2端子部33との間に給電することにより、全てのUV−LED2に対して給電することができる。なお、紫外線発光装置1aは、複数の実装部31の全てに紫外線LEDチップ2が1つずつ実装されているが、紫外線LEDチップ2の実装されていない実装部31があってもよい。
UV−LED2は、紫外線を放射するように構成されている。UV−LED2は、第1電極27及び第2電極28が、このUV−LED2の厚さ方向の一面側に設けられている。これにより、UV−LED2は、実装基板3にフリップチップ実装することができるようになっている。
UV−LED2は、図3に示すように、基板20を備え、基板20の第1面20a側において、第1面20aに近い側から順に、第1導電型半導体層21、発光層22、第2導電型半導体層23が形成されている。UV−LED2は、第1電極27が、第1導電型半導体層21の露出した表面21a上に形成され、第2電極28が、第2導電型半導体層23の表面23a上に形成されている。UV−LED2は、第2電極28が第1電極27よりも大きいのが好ましい。
UV−LED2は、基板20が、発光層22で発光した紫外線を透過する材料により形成されており、基板20の第2面20bが、光取り出し面を構成している。UV−LED2は、発光層22で発光した紫外線が第2面20bから放射される。UV−LED2は、第1導電型半導体層21と発光層22と第2導電型半導体層23とを含む多層構造29が、エピタキシャル成長法により形成されている。エピタキシャル成長法としては、有機金属気相成長(metal organic vapor phase epitaxy:MOVPE)法を採用している。エピタキシャル成長法は、MOVPE法に限らず、例えば、ハイドライド気相成長(hydride vapor phase epitaxy:HVPE)法、分子線エピタキシー(molecular beam epitaxy:MBE)法等でもよい。
UV−LED2は、メサ構造(mesa structure)25を有している。メサ構造25は、多層構造29の一部を、多層構造29の表面29a側から第1導電型半導体層21の途中までエッチングすることで形成されている。多層構造29の表面29aは、第2導電型半導体層23の表面23aにより構成されている。
基板20は、例えば、サファイア基板により構成することができる。UV−LED2は、多層構造29が、基板20と第1導電型半導体層21との間に図示しないバッファ層(buffer layer)を備えているのが好ましい。バッファ層は、例えば、AlN層により構成することができる。第1導電型半導体層21は、例えば、n型AlGaN層により構成することができる。発光層22は、量子井戸構造を備えているのが好ましい。量子井戸構造は、第1のAlGaN層からなる障壁層と、第2のAlGaN層からなる井戸層と、を備えているのが好ましい。量子井戸構造は、多重量子井戸構造であるのが好ましいが、これに限らず、単一量子井戸構造でもよい。第2のAlGaN層は、第1のAlGaN層よりもバンドギャップが大きい。第2導電型半導体層23は、例えば、p型AlGaN層と、p型GaN層と、を備えているのが好ましい。p型GaN層は、第2電極28と良好なオーミック接触を得るためのp型コンタクト層として利用することができる。
紫外線発光装置1aは、例えば、殺菌等の用途に用いる場合、UV−LED2における発光層22の発光ピーク波長が260nm〜280nmの範囲にあるのが好ましい。この場合、UV−LED2は、UV−Cの波長域に発光ピーク波長を有する。UV−Cの波長域は、例えば国際照明委員会(CIE)における紫外線の波長による分類によれば、100nm〜280nmである。
UV−LED2は、第1導電型半導体層21の導電型(第1導電型)がn型であり、第2導電型半導体層23の導電型(第2導電型)がp型である場合、第1電極27が負電極を構成し、第2電極28が正電極を構成する。なお、UV−LED2は、第1導電型がp型であり、第2導電型がn型である場合、第1電極27が正電極を構成し、第2電極28が負電極を構成する。
UV−LED2は、第1電極27及び第2電極28それぞれの形状を限定するものではなく、例えば、複数の第1電極27を備えていてもよい。この場合、実装基板3は、UV−LED2の複数の第1電極27それぞれの直下に第1表面電極31aを備えた構成とすることができる。
UV−LED2のチップサイズは、400μm□(400μm×400μm)に設定してあるが、これに限らない。チップサイズは、例えば、200μm□(200μm×200μm)〜1mm□(1mm×1mm)程度の範囲で適宜設定することができる。また、UV−LED2の外周形状は、正方形状に限らず、例えば、長方形状等でもよい。
第1表面電極31aは、支持体30の表面30aにおいてUV−LED2の第1電極27に重なる領域の全域を含むように形成されているのが好ましい。紫外線発光装置1aは、支持体30の厚さ方向において互いに重なる第1電極27と第1表面電極31aとの間に、第1接合部4が介在している。
第2表面電極31bは、支持体30の表面30aにおいてUV−LED2の第2電極28に重なる領域の全域を含むように形成されているのが好ましい。紫外線発光装置1aは、支持体30の厚さ方向において互いに重なる第2電極28と第2表面電極31bとの間に、第2接合部5が介在している。
ヒートシンク34は、複数の第1表面電極31a、導体部332、第1端子部32及び第2端子部33それぞれの支持体30の厚さ方向への投影領域を含むように形成されている。ヒートシンク34は、支持体30の裏面30bの全面に形成されているのが好ましい。これにより、紫外線発光装置1aは、放熱性を更に向上させることが可能となる。ヒートシンク34の形状は、特に限定するものではない。
金属部39は、支持体30において第2表面電極31bの直下の領域に限らず、第2表面電極31bの直下の領域の周辺領域にも形成されているのが好ましい。これにより、紫外線発光装置1aは、放熱性を更に向上させることが可能となる。実装基板3は、金属部39が、導体部332の略全域において形成されているのが好ましい。これにより、紫外線発光装置1aは、支持体30の厚さ方向に直交する横方向(面内方向)に熱が伝熱されやすくなり、放熱性を向上させることが可能となり、また、実装基板3の裏面での温度むらを抑制することが可能となる。
金属部39は、上述のように柱状の形状であり、横断面が正方形状となっている。つまり、金属部39は、角柱状の形状に形成されている。金属部39の形状は、柱状であれば、角柱状の形状に限らず、例えば、円柱状の形状でもよい。この場合、金属部39は、横断面が円形状となる。
金属部39の材料としては、Cuを採用しているが、これに限らず、例えば、Al、Au等を採用してもよい。
支持体30は、シリコン基板301と、シリコン基板301の表面301aに形成された電気絶縁膜302と、を備えるのが好ましい。第1貫通配線35は、支持体30の厚さ方向に貫通した第1貫通孔311(図2参照)に埋設されている。第2貫通配線36は、支持体30の厚さ方向に貫通した第2貫通孔312(図2参照)に埋設されている。金属部39は、支持体30の裏面30bに形成された凹部313に埋設されている。第1貫通配線35及び第2貫通配線36は、金属部39よりも幅が狭いのが好ましい。言い換えれば、第1貫通孔311及び第2貫通孔312は、凹部313よりも開口幅が狭いのが好ましい。図2では、第1貫通配線35、第2貫通配線36及び金属部39それぞれの幅を、W1、W2及びW3としてある。第1貫通配線35、第2貫通配線36及び金属部39それぞれの幅は、縦断面における最大幅である。また、図2では、第1貫通孔311、第2貫通孔312及び凹部313それぞれの開口幅を、W11、W12及びW13としてある。よって、実装基板3では、W1<W3、且つ、W2<W3であるのが好ましい。また、実装基板3は、W1=W2であるのが好ましい。また、実装基板3では、W11<W13、且つ、W12<W13であるのが好ましい。また、実装基板3は、W11=W12であるのが好ましい。実装基板3では、W1=W11、W2=W12、W3=W13となる。
実装基板3は、第1貫通配線35及び第2貫通配線36が、金属部39よりも幅が狭いので、製造に際して、フォトリソグラフィ工程及びエッチング工程等を適用して、第1貫通孔311と第2貫通孔312と凹部313とを容易に形成することが可能となる。エッチング工程では、シリコン基板301を部分的にエッチングして、第1孔311a(図2参照)、第2孔312a(図2参照)及び凹部313を形成する。第1孔311aは、シリコン基板301の厚さ方向に貫通する孔であり、第1貫通孔311に対応する。第1貫通孔311は、シリコン基板301の第1孔311aと、電気絶縁膜302に形成され第1孔311aに連通する孔311b(図2参照)と、を含む。第2貫通孔312は、シリコン基板301の第2孔312aと、電気絶縁膜302に形成され第2孔312aに連通する孔312b(図2参照)と、を含む。エッチング工程では、ローディング効果(loading effect)を利用して、第1孔311aと第2孔312aと凹部313とを形成することが可能となる。ローディング効果とは、被エッチング部分の面積増加に伴ってエッチング速度が低下する現象を意味する。エッチング工程で用いるエッチング装置としては、例えば、誘導結合プラズマエッチング装置(induced combination plasma etching equipment)等のドライエッチング装置を採用することができる。
電気絶縁膜302は、例えば、シリコン酸化膜により構成することができる。この場合、電気絶縁膜302の各孔312a、312bは、例えば、シリコン酸化膜からなる電気絶縁膜302を熱酸化法等により形成する際に、自動的に形成することができる。実装基板3は、第1孔311aの内周面と第1貫通配線35との間にシリコン酸化膜が介在してもよい。また、実装基板3は、第2孔312aの内周面と第2貫通配線36との間にシリコン酸化膜が介在してもよい。また、実装基板3は、凹部313の内面と金属部39との間にシリコン酸化膜が介在してもよい。
第1貫通配線35及び第2貫通配線36は、金属部39よりも、支持体30の厚さ方向に直交する断面の面積が小さい。これにより、実装基板3は、製造に際して、フォトリソグラフィ工程及びエッチング工程等を適用して、第1貫通孔311と第2貫通孔312と凹部313とを容易に形成することが可能となる。
第1貫通配線35及び第2貫通配線36の材料としては、Cuを採用しているが、これに限らず、例えば、Al、Au等を採用してもよい。
実装基板3は、第1貫通配線35と第2貫通配線36と金属部39とが、同じ材料により形成されているのが好ましい。これにより、実装基板3の製造に際しては、金属部39、第1貫通配線35と第2貫通配線36と金属部39とを、例えば、めっき法等によって一度に形成することが可能となる。
支持体30は、シリコン基板301と、電気絶縁膜302と、を備える場合、支持体30の外周形状が矩形状に形成されているのが好ましい。これにより、シリコンウェハから実装基板3を製造する際に、低コスト化を図ることが可能となる。
実装基板3は、第1貫通孔311の開口形状を円形状とし、第1貫通配線35の、支持体30の厚さ方向に直交する断面形状を、円形状としてあるのが好ましい。これにより、実装基板3は、第1貫通孔311への第1貫通配線35の埋込性を向上させることが可能となり、ボイド(void)の発生や第1貫通配線35の断線の発生を抑制することが可能となる。
実装基板3は、第2貫通孔312の開口形状を円形状とし、第2貫通配線36の、支持体30の厚さ方向に直交する断面形状を、円形状としてあるのが好ましい。これにより、実装基板3は、第2貫通孔312への第2貫通配線36の埋込性を向上させることが可能となり、ボイドの発生や第2貫通配線36の断線の発生を抑制することが可能となる。
第1表面電極31a、導体部332、第1端子部32及び第2端子部33は、例えば、Au層により構成することができる。第1表面電極31a、導体部332、第1端子部32及び第2端子部33は、支持体30が電気絶縁膜302を備えている場合、Au層に加えて、Au層と電気絶縁膜302との間に、Au層に比べて電気絶縁膜302との密着性の良い層(以下、「密着層」という。)を備えるのが好ましい。密着層の材料としては、例えば、Tiを採用することができるが、これに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaN等を採用することができる。
ヒートシンク34の材料としては、Cuを採用しているが、これに限らず、例えば、Au、Al等でもよい。ヒートシンク34は、単層構造に限らず、多層構造でもよい。
なお、支持体30は、シリコン基板301を利用して形成されたものに限らず、例えば、セラミック基板により構成してもよい。
第1接合部4及び第2接合部5は、導電性を有するバンプにより構成されているのが好ましい。バンプの材料としては、Auを採用しているが、これに限らず、例えば、Al、Cu等を採用することもできる。紫外線発光装置1aは、第1接合部4及び第2接合部5が導電性のバンプの場合、第2接合部5の数が第1接合部4の数よりも多いのが好ましい。これにより、紫外線発光装置1aは、放熱性を向上させることが可能となる。
第1接合部4及び第2接合部5は、導電性を有するバンプに限らず、例えば、半田等により形成してもよい。
配線基板6は、金属板60と、金属板60の表面60aに所定のパターンで形成された電気絶縁層61と、電気絶縁層61の表面61aに形成された第1配線部62と、電気絶縁層61の表面61aで第1配線部62とは離れて形成された第2配線部63と、を備える。紫外線発光装置1aは、ヒートシンク34と金属板60とを接合している第3接合部7と、第1端子部32と第1配線部62とを電気的に接続している第1ワイヤ8と、第2端子部33と第2配線部63とを電気的に接続している第2ワイヤ9と、を備える。第3接合部7は、金属と樹脂との混合材料により形成されている。第3接合部7は、金属と樹脂との混合材料、半田、共晶合金の群から選択される1つの材料により形成されているのが好ましい。これにより、紫外線発光装置1aは、複数のUV−LED2から実装基板3へ伝熱された熱を、第3接合部7及び配線基板6を介して効率良く放熱させることが可能となる。よって、紫外線発光装置1aは、放熱性を更に向上させることが可能となる。金属と樹脂との混合材料からなる第3接合部7は、例えば、導電ペーストから形成することができる。導電ペーストとしては、例えば、銀ペースト、金ペースト、銅ペースト等を採用することができる。半田としては、例えば、AuSn、SnAgCu等の鉛フリー半田が好ましい。共晶合金としては、例えば、AuSn等を採用することができるこの場合は、製造時において、金属板60の表面60aにおける接合表面に、予めAu又はAgからなる金属層を形成する前処理が必要である。これにより、紫外線発光装置1aは、製造時に、ヒートシンク34と金属板60とを、共晶接合法により接合することが可能となる。
金属板60は、各種の金属のなかで、熱伝導率の高い金属により形成されているのが好ましい。金属板60は、アルミニウム基板により構成されているが、これに限らず、例えば、銅基板等を採用してもよい。
電気絶縁層61は、例えば、絶縁性樹脂により形成することができるが、これに限らず、無機酸化物等により形成してもよい。
なお、配線基板6は、金属板60の裏面60bに、電気絶縁層64が形成されていてもよい。
第1配線部62及び第2配線部63の材料としては、例えば、Cu等を採用することができる。第1配線部62及び第2配線部63は、単層構造に限らず、多層構造でもよい。
配線基板6は、例えば、金属ベースプリント配線板等により構成することができる。
第1ワイヤ8及び第2ワイヤ9としては、例えば、金ワイヤ、銀ワイヤ、銅ワイヤ、アルミニウムワイヤ等を採用することができる。
紫外線発光装置1aでは、上述のように、実装基板3がインタポーザ10aを構成している。
インタポーザ10aは、平板状の支持体30と、複数の第1表面電極31aと、導体部332と、第1端子部32と、第2端子部33と、ヒートシンク34と、を備える。複数の第1表面電極31a、導体部332、第1端子部32及び第2端子部33は、支持体30の表面30aに形成されている。ヒートシンク34は、支持体30の裏面30bに形成されている。導体部332は、複数の第1表面電極31aそれぞれが内側に離れて配置される複数の開口部333を備える。複数の第1表面電極31aの各々は、第1表面電極31aの直下で支持体30の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線35と、ヒートシンク34と、第1端子部32の直下で支持体30の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線36と、を介して第1端子部32に共通接続されている。第2端子部33は、支持体30の表面30a上で導体部332と一体に形成されている。また、インタポーザ10aは、支持体30における導体部332の直下に、支持体30の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部39を備える。各金属部39は、柱状の形状である。インタポーザ10aは、各金属部39の支持体30の厚さ方向における第1端部39aと支持体30の表面30aとの間に支持体30の一部が介在し、支持体30の厚さ方向における第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。
上述のように、インタポーザ10aは、複数の第1表面電極31aの各々が、第1表面電極31aの直下で支持体30の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線35と、ヒートシンク34と、第1端子部32の直下で支持体30の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線36と、を介して第1端子部32に共通接続されている。また、インタポーザ10aは、第2端子部33が、支持体30の表面30a上で導体部332と一体に形成されている。また、インタポーザ10aは、支持体30における導体部332の直下に、支持体30の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部39を備え、各金属部39の第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。よって、インタポーザ10aは、複数の紫外線LEDチップ2を実装することが可能であり、複数の紫外線LEDチップ2の実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能となる。
(実施形態2)
以下では、本実施形態の紫外線発光装置1bについて図6、7に基づいて説明する。
本実施形態の紫外線発光装置1bは、第1貫通配線35及び第2貫通配線36の幅が金属部39の幅よりも大きい点等が実施形態1の紫外線発光装置1aと相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同様の符号を付して説明を適宜省略する。
金属部39は、柱状の形状として、円柱状の形状を採用している。
紫外線発光装置1bは、紫外線発光装置1aと同様、複数の第1表面電極31aが、第1貫通配線35とヒートシンク34と第2貫通配線36とを介して第1端子部32と電気的に共通接続されている。また、紫外線発光装置1bは、第2端子部33が導体部332と一体に形成され電気的に接続されている。また、紫外線発光装置1bは、支持体30における導体部332に重なる領域に、複数の金属部39が形成されている。また、実装基板3は、各金属部39の第1端部39aと支持体30の表面30aとの間に支持体30の一部が介在し、各金属部39の第2端部39bがヒートシンク34と繋がっている。よって、紫外線発光装置1bは、並列接続する複数の紫外線LEDチップ2の実装密度を高めながらも放熱性を向上させることが可能となる。
紫外線発光装置1bでは、上述のように、実装基板3がインタポーザ10bを構成している。インタポーザ10bの基本構成は、実施形態1で説明したインタポーザ10aの基本構成と同じである。
上述の実施形態1、2等において説明した各図は、模式的なものであり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際のものの寸法比を反映しているとは限らない。また、実施形態1、2等に記載した材料、数値等は、好ましいものを例示しているだけであり、それに限定するものではない。更に、本願発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることが可能である。
1a 紫外線発光装置
1b 紫外線発光装置
2 紫外線LEDチップ
3 実装基板
4 第1接合部
5 第2接合部
6 配線基板
7 第3接合部
8 第1ワイヤ
9 第2ワイヤ
10a インタポーザ
10b インタポーザ
30 支持体
30a 表面
30b 裏面
31a 第1表面電極
31b 第2表面電極
32 第1端子部
33 第2端子部
34 ヒートシンク
35 第1貫通配線
36 第2貫通配線
39 金属部
39a 第1端部
39b 第2端部
60 金属板
60a 表面
61 電気絶縁層
61a 表面
62 第1配線部
63 第2配線部
301 シリコン基板
302 電気絶縁膜
311 第1貫通孔
312 第2貫通孔
313 凹部

Claims (7)

  1. 複数の紫外線LEDチップと、前記複数の紫外線LEDチップが実装された実装基板と、を備え、
    前記複数の紫外線LEDチップの各々は、厚さ方向の一面側に、第1電極と、第2電極と、を備え、
    前記実装基板は、平板状の支持体と、複数の第1表面電極と、導体部と、第1端子部と、第2端子部と、ヒートシンクと、を備え、
    前記複数の第1表面電極、前記導体部、前記第1端子部及び前記第2端子部は、前記支持体の表面に形成され、
    前記ヒートシンクは、前記支持体の裏面に形成され、
    前記複数の第1表面電極は、前記複数の紫外線LEDチップそれぞれの前記第1電極の直下にあり、前記複数の第1表面電極それぞれが直上の前記第1電極と第1接合部を介して電気的に接続され、
    前記導体部は、正面視において前記複数の紫外線LEDチップの一群を囲む外周形状であり、前記複数の第1表面電極それぞれが内側に離れて配置される複数の開口部を備え、
    前記導体部は、前記複数の紫外線LEDチップそれぞれの前記第2電極の直下にある各部位が、それぞれ第2表面電極を構成し、前記第2表面電極それぞれが直上の前記第2電極と第2接合部を介して電気的に接続され、
    前記複数の第1表面電極の各々は、前記第1表面電極の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線と、前記ヒートシンクと、前記第1端子部の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線と、を介して前記第1端子部に共通接続され、
    前記第2端子部は、前記支持体の前記表面上で前記導体部と一体に形成され、
    前記実装基板は、前記支持体における前記導体部の直下に、前記支持体の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部を備え、
    各前記金属部は、柱状の形状であり、
    前記実装基板は、各前記金属部の前記支持体の厚さ方向における第1端部と前記支持体の前記表面との間に前記支持体の一部が介在し、前記支持体の厚さ方向における第2端部が前記ヒートシンクと繋がっている、
    ことを特徴とする紫外線発光装置。
  2. 前記支持体は、シリコン基板と、前記シリコン基板の表面に形成された電気絶縁膜と、を備え、
    前記第1貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第1貫通孔に埋設され、
    前記第2貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第2貫通孔に埋設され、
    前記金属部は、前記支持体の裏面に形成された凹部に埋設され、
    前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線は、前記金属部よりも幅が狭い、
    ことを特徴とする請求項1記載の紫外線発光装置。
  3. 前記支持体は、シリコン基板と、前記シリコン基板の表面に形成された電気絶縁膜と、を備え、
    前記第1貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第1貫通孔に埋設され、
    前記第2貫通配線は、前記支持体の厚さ方向に貫通した第2貫通孔に埋設され、
    前記金属部は、前記支持体の裏面に形成された凹部に埋設され、
    前記第1貫通配線及び前記第2貫通配線は、前記金属部よりも、前記支持体の厚さ方向に直交する断面の面積が小さい、
    ことを特徴とする請求項1記載の紫外線発光装置。
  4. 前記実装基板は、前記第1貫通配線と前記第2貫通配線と前記金属部とが、同じ材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
  5. 前記紫外線LEDチップは、基板を備え、前記基板の第1面側において、前記第1面に近い側から順に、第1導電型半導体層、発光層、第2導電型半導体層が形成され、前記第1電極が、前記第1導電型半導体層の露出した表面上に形成され、前記第2電極が、前記第2導電型半導体層の表面上に形成されており、前記第2電極が前記第1電極よりも大きく、
    前記実装基板は、前記第2表面電極に重なる領域に複数の前記金属部を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
  6. 前記実装基板が実装される配線基板を備え、
    前記配線基板は、金属板と、前記金属板の表面に所定のパターンで形成された電気絶縁層と、前記電気絶縁層の表面に形成された第1配線部と、前記電気絶縁層の前記表面で前記第1配線部とは離れて形成された第2配線部と、を備え、
    前記ヒートシンクと前記金属板とを接合している第3接合部と、前記第1端子部と前記第1配線部とを電気的に接続している第1ワイヤと、前記第2端子部と前記第2配線部とを電気的に接続している第2ワイヤと、を備え、
    前記第3接合部は、金属と樹脂との混合材料、半田、共晶合金の群から選択される1つの材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
  7. 平板状の支持体と、複数の第1表面電極と、導体部と、第1端子部と、第2端子部と、ヒートシンクと、を備え、
    前記複数の第1表面電極、前記導体部、前記第1端子部及び前記第2端子部は、前記支持体の表面に形成され、
    前記ヒートシンクは、前記支持体の裏面に形成され、
    前記導体部は、前記複数の第1表面電極それぞれが内側に離れて配置される複数の開口部を備え、
    前記複数の第1表面電極の各々は、前記第1表面電極の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第1貫通配線と、前記ヒートシンクと、前記第1端子部の直下で前記支持体の厚さ方向に貫通して形成された第2貫通配線と、を介して前記第1端子部に共通接続され、
    前記第2端子部は、前記支持体の前記表面上で前記導体部と一体に形成され、
    前記支持体における前記導体部の直下に、前記支持体の厚さ方向に沿って形成された複数の金属部を備え、
    各前記金属部は、柱状の形状であり、
    各前記金属部の前記支持体の厚さ方向における第1端部と前記支持体の前記表面との間に前記支持体の一部が介在し、前記支持体の厚さ方向における第2端部が前記ヒートシンクと繋がっている、
    ことを特徴とするインタポーザ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018170439A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 大日本印刷株式会社 貫通電極基板及び貫通電極基板を備える実装基板並びに貫通電極基板の製造方法
CN112670816A (zh) * 2019-09-30 2021-04-16 优志旺电机株式会社 光源装置

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