JP2015149199A - 埋込型照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付バネの周方向の位置と個数を変更可能とするともに、作業者一人でも取付バネによる取付作業を容易に行うことができる埋込型照明器具を提供する。【解決手段】取付壁部の取付穴Hに埋め込まれて設置される埋込型照明器具100であって、灯具本体11と、前記灯具本体11を前記取付穴Hに取り付ける取付バネ71と、前記灯具本体11の外周に設けられ、前記取付バネ71を支持するための取付バネ支持部54と、を備え、前記取付バネ支持部54は、前記灯具本体11の周方向に略等角度間隔で5カ所以上設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、埋込型照明器具に関する。
従来、天井等に形成された取付穴に埋め込まれて取り付けられるダウンライト型の埋込型照明器具が知られている。この種の埋込型照明器具は、取付穴において照射方向に向けて配置される光源部と、該光源部を有する灯具本体と、該灯具本体から延設される電源部と、灯具本体を取付穴に固定する固定手段として取付バネを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、円柱形状の枠体の下端に鍔部材が取り付けられ、枠体の側面には複数個(特許文献1の図1では、3個)の取付バネが放射状に外側へ張り出して設けられた照明器具が開示されている。この照明器具は、天井の下面に鍔部材を当接させ、取付バネが天井の上面(天井裏)を下方へ押圧することにより、鍔部材と取付バネとで天井を挟んで取り付けられる。
特開2013−114813号公報
特許文献1に開示された埋込型照明器具のように、取付バネの周方向の位置や個数は、あらかじめ設定されている。すなわち、従来の埋込型照明器具では、埋込型照明器具の大きさや重量、天井等の取付箇所の仕様に応じて、あらかじめ取付バネの周方向の位置や個数が決定されて製造される。しかしながら、あらかじめ取付バネの周方向の位置や個数が設定された埋込型照明器具では、天井等の取付箇所の厚さや強度等の実際の取付箇所の状況に応じて取付バネの周方向の位置や本数を変更することは困難である。また、特許文献1に開示された埋込型照明器具のように円柱形状の灯具の場合、灯具の径方向の大きさが大きくなると、取付バネの間隔が広くなり、作業者一人ですべての取付バネを弾性変形させて取付穴に取り付ける作業が難しくなり、作業性が悪化する。そのため、取付バネの周方向の位置と個数を任意に変更可能とするともに、作業者一人でも取付バネによる取付作業を容易に行うことができる埋込型照明器具が望まれる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、取付バネの周方向の位置と個数を変更可能とするともに、作業者一人でも取付バネによる取付作業を容易に行うことができる埋込型照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本願に開示する埋込型照明器具は、
取付壁部の取付穴に埋め込まれて設置される埋込型照明器具であって、
灯具本体と、
前記灯具本体を前記取付穴に取り付ける取付バネと、
前記灯具本体の外周に設けられ、前記取付バネを支持するための取付バネ支持部と、を備え、
前記取付バネ支持部は、前記灯具本体の周方向に略等角度間隔で5カ所以上設けられるものである。
本願に開示する埋込型照明器具において、
前記取付バネ支持部は、前記灯具本体の周方向に略60°間隔で設けられることが好ましい。
前記略60°間隔で配置された取付バネ支持部は、少なくとも2組有することが好ましい。
本願に開示する埋込型照明器具において、
前記取付バネ支持部のうち4カ所において4つの前記取付バネが支持され、
当該4つの取付バネは、前記灯具本体の周方向において近接する2つの取付バネが前記灯具本体を中心に対向して配置されることが好ましい。
また、本願に開示する埋込型照明器具は、
取付壁部の取付穴に埋め込まれて設置される埋込型照明器具であって、
灯具本体と、
前記灯具本体を前記取付穴に取り付ける取付バネと、
前記灯具本体の外周に設けられ、前記取付バネを支持するための取付バネ支持部と、
前記取付バネが配置された前記灯具本体の外周面から出没する出没部材を備え、
前記取付バネは、前記出没部材を出没させることで前記取付バネの延出方向に伸縮するものである。
また、本願に開示する埋込型照明器具は、
取付壁部の取付穴に埋め込まれて設置される埋込型照明器具であって、
灯具本体と、
前記灯具本体を回動自在に支持する内枠と、
前記灯具本体及び前記内枠を回転自在に支持する外枠と、
前記外枠に径方向内側に向かって一部が突出する屈曲板バネと、を備え、
前記内枠は、その外周面において前記屈曲板バネに当接可能な位置にバネ係止部を備え、
前記バネ係止部は、前記内枠が所定位置まで回転するのを規制する位置に配置されている。
本発明によれば、取付バネの周方向の位置と個数を変更可能とするともに、作業者一人でも取付バネによる取付作業を容易に行うことができる。
本発明の実施例1に係る埋込型照明器具を斜め下方から見た斜視図。 実施例1の灯具本体を斜め上方から見た斜視図。 実施例1の灯具本体を示す平面図。 埋込型照明器具を取付穴に取り付けた状態を示す側面一部断面図。 取付バネ調整部を説明するための断面図であり、(a)はビスが無い状態を示す図、(b)はビスを取り付けた状態を示す図。 本発明の実施例2に係る埋込型照明器具を斜め下方から見た斜視図。 実施例2の灯具本体を斜め下方から見た斜視図。 内枠を示す斜視図であり、(a)は内枠を斜め上方から見た斜視図、(b)は内枠を斜め下方から見た斜視図。 内枠を示す平面図。 外枠を示す斜視図であり、(a)は外枠を斜め上方から見た斜視図、(b)は内枠を斜め下方から見た斜視図。 外枠を示す平面図。 図11におけるA−A線断面図。 図9におけるB−B線断面図。 外枠に内枠が嵌合した状態を示す断面図。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。本実施形態では、埋込型照明器具の実施例として、ダウンライト及びユニバーサルダウンライトを挙げて説明する。
本発明の実施例1に係る埋込型照明器具100について、図1から図5を用いて説明する。実施例1の埋込型照明器具100は、取付壁部としての天井面Cに形成された丸型の取付穴Hに埋め込まれて設置されるダウンライトである。以下の説明では、上下方向は、埋込型照明器具100が天井面Cに設置された状態における上下方向として説明する。また、上下方向に直交する方向を径方向として説明する。また、灯具本体11の中心側を内側とし、その反対側を外側とする。また、本実施形態の説明において、上方から埋込型照明器具100等を視た状態を平面視とする。上下方向に対して直交方向から埋込型照明器具100等を視た状態を側面視とする。埋込型照明器具100等の断面形状を視た状態を断面視とする。
埋込型照明器具100は、図1に示すように、灯具本体11と、該灯具本体11に電線20を介して電気的に接続される電源部91とを備える。
なお、電源部91及び電線20については、図1、図6に図示し、他の図では図示を省略する。
灯具本体11は、図1に示すように、光源部21、反射部31、ヒートシンク41、枠体51、及び取付バネ71を有している。
光源部21は、埋込型照明器具100の照射面側に向けて光を出射する部分である。光源部21は、ヒートシンク41の下方であって枠体51内に設けられている。光源部21は、基板(図示せず)、パネル24等を有している。
基板は、平板状に加工された基板面に、点光源である複数のLED素子を備えたLEDモジュールである。光源部21は、ヒートシンク41の下部に当接して配置され、ネジやソケット等の取付部材により取り付けられる。基板は、電線20によって電源部91と電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、光源としてCOB型発光モジュールを用いたが、光源の種類はCOB型発光モジュールに限定されず、例えばLED素子(表面実装タイプのLED素子)や有機EL素子(OLED)などであっても実現可能である。
また、基板は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介してヒートシンク41に取り付けてもよく、これにより、光源部21のより高い放熱性を得ることができる。
パネル24は、光源部21のLED素子に対向して配置され、反射部31の上方側の上開口部32を閉塞し、LED素子からの光を透過及び拡散させて、平面状の照射面を形成する部材である。パネル24は、透光性を有する半透明の樹脂素材等(例えば、アクリル樹脂)で形成される。パネル24は、反射部31の上端に位置決めされた状態で、LED素子に対向する位置に保持される。
なお、本実施例では、パネル24が略平面状のものを説明したが、パネル24は略平面状のものに限られない。例えば、パネル24が上方又は下方に向けて湾曲した形状であってもよい。
反射部31は、パネル24を中心にして下方に向かって椀状に開いた形状の光源用リフレクターである。反射部31は、図4に示すように、上開口部32、断面視略ハ字状の周壁部33、下開口部34及びフランジ部35を有している。反射部31は、中央部において円形状の上開口部32が形成され、該上開口部32から延設される周壁部33が下方に行くに従って広がる放物面状に形成される。周壁部33の内周面は、光源部21から発光される光を反射させる反射面となっている。反射部31は、樹脂素材や金属素材等を用いて形成されている。反射部31は、図4に示すように、その断面形状において上面側に上開口部32及び下面側に下開口部34が開口形成されている。
ヒートシンク41は、熱伝導性が高いアルミニウム等の金属素材からなる放熱部材である。ヒートシンク41は、基部42、放熱フィン43等を有している。ヒートシンク41の外径は、枠体51の円筒部53の外径よりも小さく形成されている。基部42は、略円柱状である部分である。放熱フィン43は、基部42上に配置され、複数の板状部材が交差して形成されている。すなわち、放熱フィン43は、平面視において四方に延設される4つ板状部材からなる幹部と、各幹部から斜めに分岐される複数の板状部材により形成されている。ヒートシンク41の下部には、枠体51と、光源部21とが装着される。
枠体51は、取付穴Hに埋め込まれて設置され、取付穴Hに当接するものである。枠体51は、熱伝導性が高いアルミニウム等の金属素材を用いて形成されている。枠体51は、ヒートシンク41の基部42に、ネジ等の取付部材によって固定されるとともに、内部に光源部21及び反射部31が配置される部分である。枠体51は、平面視略リング状の上板部52、該上板部52に連設される略円筒状に形成された円筒部53、該円筒部53の外周面に設けられる複数の取付バネ支持部54、及び円筒部53の下部周縁から外側に突出するフランジ部55、及び、取付バネ調整部81(図5参照)を有している。
取付バネ支持部54は、取付バネ71を枠体51の外周に設けられ、取付バネ71を支持する部分である。取付バネ支持部54は、取付バネ71における基端部71aの上下方向の中途部をガイドする一対の平板状突起である第1ガイド部材56と、取付バネ71における基端部71aの上部をガイドして保持する一対の溝状部分である第2ガイド部材57と、取付バネ71の被係止部72が係止される突起状のバネ係止部58を有している。取付バネ支持部54は、取付バネ71の基端部71aを第1ガイド部材56及び第2ガイド部材57により保持するとともにバネ係止部58に取付バネ71の被係止部72を係止することにより固定することができる。取付バネ支持部54は、取付バネ71の被係止部72を取付バネ支持部54のバネ係止部58への係止や該係止を解除することで、取付バネ支持部54に対して取付バネ71を容易に着脱することが可能である。
取付バネ支持部54は、枠体51の周方向に略等角度間隔で5カ所以上(本実施例では、5カ所)設けられる。本実施例では、図3に示すように、取付バネ支持部54は、枠体51の周方向に60°間隔で設けられる。具体的には、取付バネ支持部54は、位置Bに配置された取付バネ支持部54を基点とすると、この基点となる取付バネ支持部54から周方向に60°間隔で(時計回り方向に60°ずつ位相をずらして)5カ所設けられている。すなわち、この5カ所の取付バネ支持部54は、枠体51(円筒部53)の直径方向に対向する一対の取付バネ支持部54が60°間隔で交差するように配置された2組のものと、円筒部53の直径方向に対となる取付バネ支持部54を有さない一個の取付バネ支持部54とから構成される。
なお、本実施の形態では、位置Bに配置された取付バネ支持部54と位置Dに配置された取付バネ支持部54との間隔のみ120°である。
また、本実施の形態では、取付バネ支持部54は、枠体51の周方向に略等角度間隔に配置されている構成としたが、完全に等間隔に配置されたものを含むことは勿論、多少角度が不均等になっている構成も含む。
また、本実施の形態では、取付バネ支持部54は、枠体51の周方向に60°間隔で設けられる構成としたが、配置角度は60°に限定されるものではなく、50〜70°など多少の範囲を含むこととする。また、取付バネ支持部54が略等間隔に6ヵ所以上設けられる場合は、配置角度が60°未満になることがある。例えば、器具本体の外径が小さい場合は、設置作業者の手の大きさを考慮すると、配置角度が60°よりも大きい方が設置作業がしやすくなる場合がある。一方、器具本体の外径が大きい場合は、配置角度が60°よりも小さい方が設置作業がしやすくなる場合がある。したがって、本実施の形態における「60°」は、完全な60°だけでなく多少の数値範囲を含む「略60°」と換言することができる。
また、取付バネ支持部54は、灯具本体11の周方向に略60°間隔で設けられる2ヵ所の取付バネ支持部を含み、略60°間隔で配置された取付バネ支持部は少なくとも2組有する構成とした。本実施の形態では、2組の取付バネ支持部54は、位置A・Bに配置された取付バネ支持部の組と、位置C・Dに配置された取付バネ支持部の組に該当する。
なお、取付バネ支持部54の形状、位置、配置数等については、本実施例のものに限定されない。
フランジ部55は、円筒部53の下部の外周縁部から外側に突出して環状に形成される鍔部である。フランジ部55は、灯具本体11を天井面Cの取付穴Hに設置した状態で天井面Cに接触する部分である。
取付バネ71は、灯具本体11を天井面Cの取付穴Hに埋め込んで取り付けるための固定手段である。取付バネ71は、枠体51の周方向に配置された複数の取付バネ支持部54において任意のバネ取付部48に配設される。取付バネ71は、ステンレス素材等からなる板状金属部材の中途部を複数箇所屈曲及び湾曲させて形成された板バネである。取付バネ71は、図4に示すように、略V字状に形成された板バネである。取付バネ71は、基端部71aに設けられた被係止部72が枠体51に設けられた取付バネ支持部54のバネ係止部58に係合することにより取付バネ支持部54に固定されるとともに、自由端部71bが灯具本体11側方に延出されるものである。具体的には、取付バネ71は、基端部71aが第1ガイド部材56及び第2ガイド部材57によりガイドされるとともに、基端部71aに設けられた被係止部72が取付バネ支持部54のバネ係止部58に係止されることにより固定される。取付バネ71を屈曲(弾性変形)した状態で埋込型照明器具100を天井面Cの取付穴Hに設置した場合、取付バネ71は、取付バネ71が広がろうとする弾性力によって取付穴Hの周縁を押圧することでフランジ部55との間で天井面Cを挟持し、埋込型照明器具100を天井面Cに固定することができる。
なお、取付バネの形状、取付位置、本数等については、本実施形態のものに限定されない。
取付バネ調整部81は、図5に示すように、取付バネ71が配置された灯具本体11(枠体51)の外周面から出没する出没部材であるビス83を備える。取付バネ調整部81は、出没部材であるビス83を径方向へ出没させることで、取付バネ71を延出方向に伸縮または変位させることができる。すなわち、取付バネ調整部81は、取付バネ支持部54に支持された取付バネ71を枠体51の径方向外側に移動させて、枠体51に対する取付バネ71の位置を調整するものである。取付バネ調整部81は、取付バネ71における枠体51との対向面71c(図5(b)参照)を径方向外側に押し出して取付バネ71を枠体51の径方向外側に移動させる手段である。取付バネ調整部81は、取付バネ支持部54が有する一対の第1ガイド部材56間の中央に設けられるビス取付部82と、該ビス取付部82に螺合可能な出没部材であるビス83と、から構成される。取付バネ調整部81では、図5に示すように、ビス取付部82にビス83を螺合することでビス83先端が枠体51の円筒部53の表面から突出し、取付バネ71の対向面71cを押し出すことが可能である。すなわち、取付バネ調整部81では、ビス取付部82に取り付けたビス83の螺合により、枠体51に対する取付バネ71の径方向の位置を調整することができる。
なお、取付バネ調整部81が有するビス83は、調整が必要な場合に用いればよく、調整の必要がない場合は、図5(a)に示すようにビス83をビス取付部82に取り付けなくてもよい。
電源部91は、光源部21が有するLED素子に給電を行って、LED素子を点灯させるための電源装置である。電源部91は、箱状の電源ケース92内に直方形状に加工されたプリント配線板上に複数の電子部品が実装された電源回路が収容されたものである。電源部91は、外部商用電源から供給される交流電流を所定の直流電流に変換し、変換後の電流を基板に実装された複数のLED素子に供給するためのものである。電源部91は、配線(図示せず)を介して端子台93に電気的に接続されている。端子台93は、電源部91(電源ケース92)の一端側(電線20が挿通されている側の反対側)に配置されている。埋込型照明器具100を天井面Cに取り付ける際、電源線(図示せず)により端子台93と天井裏側の外部商用電源(図示せず)とを接続することで、電源部91は外部商用電源と電気的に接続される。電源部91と光源部21の基板は電線(図示せず)によって電気的に接続されている。また、電源部91において端子台93と電源回路(図示せず)は、電線(図示せず)によって電気的に接続されている。
次に、埋込型照明器具100を天井面Cに設置する手順について説明する。まず、図3に示すように、5カ所の取付バネ支持部54のうち4カ所の取付バネ支持部54に取付バネ71が取り付けられる。この場合、取付バネ支持部54のうち4カ所において4つの取付バネ71が支持され、当該4つの取付バネ71は、灯具本体11(枠体51)の周方向に近接する2つの取付バネ71が灯具本体11(枠体51)を中心に対向して配置される。すなわち、図3において、位置Aに配置された取付バネ71と位置Bに配置された取付バネ71との直線距離ABは、位置Aに配置された取付バネ71と位置Cに配置された取付バネ71との直線距離ACに比べて小さい(直線距離AB<直線距離AC)。このように4つの取付バネ71のうち枠体51の両側(図5においては左右両側)に近接した2つの取付バネ71、71が対向して配置された場合、埋込型照明器具100を作業者が取付穴Hに取り付ける際に、取付バネ71の弾性力に抗して左手で位置A、Bに配置された2つの取付バネ71、71を灯具本体11側に弾性変形させるとともに、右手で位置C、Dに配置された2つの取付バネ71、71を灯具本体11側に弾性変形させることが容易にできる。この状態で灯具本体11と各取付バネ71とを取付穴Hに挿入する。そこで各取付バネ71を弾性変形させていた両手を取付バネ71から離すと、各取付バネ71は元の形状に戻ろうとして取付穴Hの縁部に当接する。さらに灯具本体11を上方に押し上げていくと、各取付バネ71が取付穴Hの縁部に当接しながら、各取付バネ71は弾性的に復元して拡開していく。そして、各取付バネ71が更に拡開しようとする弾性的な付勢力により、灯具本体11は上方に引き上げられることとなり、フランジ部55が天井面C(取付穴Hの周縁)に当接した状態となって、埋込型照明器具100が天井面Cの取付穴Hに設置されるのである。このように、本実施例の埋込型照明器具100は、作業者一人で天井面Cの取付穴Hに容易に設置することができる。
以上のように、実施例1に係る埋込型照明器具100によれば、取付バネ支持部54は、灯具本体11の周方向に略等角度間隔で5カ所以上設けられる。これにより、取付バネ71の周方向の位置と個数を変更可能とするともに、作業者一人でも取付バネ71による取付作業を容易に行うことができる。取付バネ支持部54では、取付バネ71の取付バネ71の周方向の位置及び個数を任意に設定することができる。例えば、埋込型照明器具100では、天井等の取付箇所の厚さや強度等の実際の取付箇所の状況に応じて取付バネ71の周方向の位置や個数(本数)を変更することが可能である。また、図3に示すように取付バネ支持部54を、前記灯具本体11の周方向に60°間隔で設けた場合は、取付バネ71を灯具本体11(枠体51)の周方向に取付バネ71を2〜5本の範囲で任意の位置の取付バネ支持部54に設置することが可能である。
また、取付バネ支持部54のうち4カ所において4つの取付バネ71が支持され、当該4つの取付バネ71は、灯具本体11の周方向に近接する2つの取付バネ71が灯具本体11を中心に対向して配置される。これにより、例えば、従来のように等間隔(90°の等角度間隔)で4方に取付バネが配置された埋込型照明器具に比べて、一部の取付バネ(位置A・B間、C・D間)の間隔を小さくすることが可能となる。したがって、例えば作業者が左手人指し指で位置Aの取付バネ71を灯具本体11側へ押して弾性変形させ、左手親指で位置Bの取付バネ71を灯具本体11側へ押して弾性変形させ、右手人指し指で位置Cの取付バネ71を灯具本体11側へ押して弾性変形させ、右手親指で位置Dの取付バネ71を灯具本体11側へ押して弾性変形させることができるので、作業者は片手で2つの取付バネ71を弾性変形させることができる。これにより、作業者一人ですべての取付バネ71を弾性変形させて取付穴Hに取り付ける作業が容易になり、作業性が向上する。つまり、埋込型照明器具100によれば、作業者一人でも取付穴Hへの取付作業を容易に行うことができる。
また、実施例1に係る埋込型照明器具100では、取付バネ71が配置された灯具本体11(枠体51)の外周面から出没する出没部材であるビス83を備え、該ビス83を、取付バネ71の内側面(枠体51に対向する面)に接触させ、出没させることで取付バネ71の延出方向に伸縮させる。これにより、灯具本体11の重量が重い場合であっても、取付バネ調整部81のビス83を螺合することにより取付バネ71を灯具本体11(枠体51)の外周面からより径方向外側に延出させて、灯具本体11が自重により取付穴Hから下降することを防ぐことができる。特に、埋込型照明器具100を薄い天井ボードに設置する場合に有効である。なぜなら、天井ボードが厚い場合は、灯具本体11をネジ等の固定部材で天井ボードに固定することができるが、天井ボードが薄い場合はネジ等の固定部材を天井ボード打ち込むことができないからである。このように、埋込型照明器具100では、灯具本体11の設置強度を向上することができるとともに、高重量の灯具本体11であっても安定して取付可能である。
なお、灯具本体11が高重量になるのは、ヒートシンク41が大型化することが主な原因である。ヒートシンク41が大型化すると表面積が増えて放熱性が高まる。LEDは高輝度になるほど素子温度が上昇するため、ヒートシンク41を大型化することでより高輝度のLEDを搭載することが可能となる。したがって本実施の形態では、高輝度LEDを搭載しながら、照明器具の設置強度を向上させることができる。
本発明の実施例2に係る埋込型照明器具200について、図6から図13を用いて説明する。実施例2の埋込型照明器具200は、取付壁部としての天井面Cに形成された丸型の取付穴Hに埋め込まれて設置されるユニバーサルダウンライトである。以下の説明では、上下方向は、天井面Cに設置された状態における上下方向として説明する。また、上下方向に直交する方向を径方向として説明する。また、灯具本体111の中心側を内側とし、その反対側を外側とする。また、本実施形態の説明において、上方から埋込型照明器具200等を視た状態を平面視とする。上下方向に対して直交方向から埋込型照明器具200等を視た状態を側面視とする。埋込型照明器具100等の断面形状を視た状態を断面視とする。
なお、実施例2に係る埋込型照明器具200の説明において、実施例1に係る埋込型照明器具100と実質的に同じ機能を有する部分は、図1から図5に示した埋込型照明器具100と同じ符号を用いて詳しい説明を省略する場合がある。
実施例2の埋込型照明器具200は、灯具本体111を、外枠112を介して天井面Cに形成された丸型の取付穴Hに埋め込んで取り付ける点が、主に実施例1と異なるところである。埋込型照明器具200を取付穴Hに取り付ける場合、先ず外枠112を取付穴Hに取り付けてから、該取付穴Hに取り付けた外枠112の内側部分に灯具本体111が取り付けられる。
埋込型照明器具200は、図6に示すように、灯具本体111と、該灯具本体111に電線20を介して電気的に接続される電源部91と、取付バネ171を有する外枠112を備える。
なお、電源部91及び電線20については、図1、図6に図示し、他の図では図示を省略する。
灯具本体111は、図6に示すように、光源部21、反射部131、ヒートシンク41、円筒状の灯具主体151、及び内枠161を有している。
光源部21は、埋込型照明器具200の照射面側に向けて光を出射する部分である。光源部21は、ヒートシンク41の下方であって灯具主体151内に設けられている。光源部21は、基板(図示せず)、パネル24等を有している。
パネル24は、光源部21のLED素子に対向して配置され、反射部131の上方側の上開口部132を閉塞し、LED素子からの光を透過及び拡散させて、平面状の照射面を形成する部材である。パネル24は、透光性を有する半透明の樹脂素材等(例えば、アクリル樹脂)で形成される。パネル24は、反射部131の上端に位置決めされた状態で、LED素子に対向する位置に保持される。
なお、本実施例では、パネル24が略平面状のものを説明したが、パネル24は略平面状のものに限られない。例えば、パネル24が上方又は下方に向けて湾曲した形状であってもよい。
反射部131は、パネル24を中心にして下方に延設された円筒状の光源用リフレクターである。反射部131は、図7に示すように、上開口部132、略円筒状の周壁部133、下開口部134及び反射部131の先端側の外周を筒状に覆う先端枠135を有している。周壁部133の内周面は、光源部21から発光される光を反射させる反射面となっている。反射部131は、樹脂素材や金属素材等を用いて形成されている。
ヒートシンク41は、熱伝導性が高いアルミニウム等の金属素材からなる放熱部材である。ヒートシンク41は、基部42、放熱フィン43等を有している。ヒートシンク41の外径は、内枠161の外径よりも小さく形成されている。基部42は、略円柱状である部分である。放熱フィン43は、基部42上に配置され、複数の板状部材が交差して形成されている。すなわち、放熱フィン43は、平面視において四方に延設される4つ板状部材からなる幹部と、各幹部から斜めに分岐される複数の板状部材により形成されている。ヒートシンク41の下部は、灯具主体151と、光源部21とが装着される。
灯具主体151は、光源部21の外装となる部分である。灯具主体151は、熱伝導性が高いアルミニウム等の金属素材を用いて形成されている。灯具主体151は、ヒートシンク41の基部42の下部に、ネジ等の取付部材によって固定されるとともに、内部に光源部21が配置される部分である。灯具主体151は、上部周縁から径方向外側に突出するフランジ部152、該フランジ部152に連設される略円筒状に形成された円筒部153、及びフランジ部152の直径方向における両端と反射部131における直径方向の両端とが連結されるとともに下端部が内枠161の軸支部165に軸支される2つの連結部154を有している。
内枠161は、灯具主体151及び反射部131を回動自在に軸支するものである。内枠161は、略円筒状で熱伝導性が高いアルミニウム等の金属素材を用いて形成されている。内枠161は、図8に示すように、略円筒状の円筒部162と、該円筒部162の外周面の周方向に沿って設けられる複数の係止突起部163と、下部周縁から径方向外側に突出する内枠フランジ部164を有している。複数の係止突起部163と内枠フランジ部164とは、上下方向に所定の間隔を有して配置されている。内枠161の内径は、反射部131の外径より大きい。内枠161には、内枠161上端において径方向に対向して配置される2つの軸支部165を有している。軸支部165には、反射部131(先端枠135)の上端が回動可能に軸支される。内枠161は、外枠112と嵌合する際に複数の係止突起部163によって外枠112の内側へとガイドされる。内枠フランジ部164は、内枠161を外枠112に嵌合した際に、外枠112の第2環状部115の下面に当接する。
内枠161の係止突起部163は、内枠161を外枠112に嵌合する際に内枠161を外枠112の内側にガイドするとともに外枠112の第2環状部115の上部に係止される部分である。係止突起部163は、後述する凹部118に対応する箇所に設けられている。具体的には、係止突起部163は、上下方向に沿って板状のバネ係止部166を上部に備えた係止突起部163a、該係止突起部163aに対して平面視において反時計周り方向に55°の角度間隔で配置される係止突起部163b、同じく係止突起部163aに対して115°の角度間隔で配置される係止突起部163c、係止突起部163aに対して内枠161の直径方向に対向して配置される係止突起部163d、係止突起部163aに対して平面視において時計周り方向に110°の角度間隔で配置される係止突起部163e、同じく75°の角度間隔で配置される係止突起部163fにより構成されている。係止突起部163aと係止突起部163dが内枠161の直径方向に対向して配置されるのに対して、軸支部165、165は、該直径方向に直交する位置に配置される。内枠フランジ部164の下端面には、係止突起部163a及びバネ係止部166に対応する位置に目印となる突起169が形成されている。バネ係止部166は、内枠161の外周面において後述する屈曲板バネ160に当接可能な位置に設けられる。なお、突起169は必須ではない。
外枠112は、略円筒状であって、天井面Cの取付穴Hに取り付けられるとともに、内枠161を嵌合することで、灯具本体111が装着される構成となっている。外枠112は、略円筒状の内筒部113と、該内筒部113の下端周縁から径方向外側に突出して形成される第1環状部114と、内筒部113の内周面から径方向内側に突出して形成される第2環状部115と、屈曲板バネ160(図6参照)が取り付けられる板バネ取付部116と、取付バネ171を支持する複数の取付バネ支持部117とを有している。第1環状部114は、天井面Cに形成された取付穴Hの周縁に当接される部分である。第1環状部114の外径は、取付穴Hの内径よりも大きく形成される。また、内筒部113の外径は、取付穴Hの内径よりも小さく、内筒部113の内径は、灯具本体111の外径よりも大きく形成されている。
第1環状部114は、内筒部113の下部の外周縁部から径方向外側に突出して環状に形成される鍔部である。第1環状部114は、埋込型照明器具200を天井面Cの取付穴Hに設置した状態において天井面Cに接触する部分である。第1環状部114の内側には、図10(b)に示すように段差部114aを有する。段差部114aの上下方向の寸法は、内枠フランジ部164の上下方向の寸法と略同じである。
第2環状部115は、平面視略リング状の部分であり、内筒部113の内周面において内筒部113の下端近傍に設けられる。第2環状部115は、灯具本体111を下方に抜けないように複数の係止突起部163を支持するためのものである。第2環状部115は、灯具本体111における内枠161の係止突起部163に対応する位置となる複数箇所(本実施形態では、6箇所)が切り欠かれて、複数の凹部118が形成されている。
凹部118は、灯具本体111が有する内枠161を外枠112に嵌合する際に、灯具本体111が有する内枠161の外周面から径方向外側に複数突出する係止突起部163を所定の位置で上下方向に挿通可能であり、灯具本体111を外枠112の所定の位置で位置決めするために係止突起部163をガイドするものである。
なお、本実施例においては、凹部118は、係止突起部163に対向する箇所を切り欠いて構成しているが、凹部118の形状はこれに限定されるものではない。すなわち、凹部118の形状は、係止突起部163を上下方向にガイド可能であれば良い。
複数の凹部118は、複数の係止突起部163に対応する箇所に設けられている。具体的には、凹部118は、図11に示すように、凹部118a〜118fを含む。凹部118aは、係止突起部163aを上下方向にガイドするとともに、内枠161を外枠112に嵌合する際の目印となる突起119が形成された位置に配置される。凹部118bは、係止突起部163bを上下方向にガイドするとともに、凹部118aに対して平面視において反時計周り方向に55°の角度間隔で配置される。凹部118cは、係止突起部163cを上下方向にガイドするとともに、凹部118aに対して平面視において反時計周り方向に115°の角度間隔で配置される。凹部118dは、係止突起部163dを上下方向にガイドするとともに、凹部118aに対して平面視において反時計周り方向に180°の角度間隔で配置される(該凹部118dは、凹部118aに対して直径方向に対向する位置に配置される)。凹部118eは、係止突起部163eを上下方向にガイドするとともに、凹部118aに対して平面視において反時計周り方向に250°の角度間隔で配置される。凹部118fは、係止突起部163fを上下方向にガイドするとともに、凹部118aに対して平面視において時計周り方向に75°の角度間隔で配置される。なお、図11において符号120で示す凹部は、内枠161の軸支持部165に取付けるビス150(図7参照)が第2環状部115に干渉することを防ぐためのものである。
板バネ取付部116は、内筒部113の上部が側面視略長方形状に切り欠かれた切欠き部であり、屈曲板バネ160が取り付けられる。屈曲板バネ160は、外枠112の内面側に向けてV字状に屈曲した屈曲板バネである。屈曲板バネ160は、板バネ取付部116から径方向内側に一部が突出する形状であり、内枠161が外枠112に嵌合した状態で内枠161が外枠112に対して回動させた場合に、内枠161の外周面に設けられた突起であるバネ係止部166に当接することで内枠161の回動が規制され、内枠161が外枠112に対して容易に外れないようにロックされて、嵌合する。内枠161を外枠112から外す際は、バネ係止部166に当接した状態から内枠161を回動させることで、バネ係止部166で屈曲板バネ160を径方向外側へ押して弾性変形させ、バネ係止部166が屈曲板バネ160を乗り越える位置まで内枠161を回動させる。つまり、バネ係止部166は、内枠161の外周面において、内枠161が外枠112に対して所定位置まで回転するのを規制する位置に配置されている。
取付バネ支持部117は、外枠112を取付穴Hに固定する固定具である断面山形状の取付バネ171を取り付ける部分である。取付バネ支持部117は、内筒部113の円周上の4箇所に、直径方向に対向するように、90°間隔で立設されている。取付バネ支持部117には、上下方向に縦穴121が形成されている。取付バネ171は、天井面Cに外枠112を固定するための固定手段であり、例えば作業者が取付バネ171の上端部を手指で押さえるとともに手指を縦穴121に挿通しながら下方に下げることで、上下方向に移動可能となるように、取付バネ支持部117に支持されている。取付バネ171の上端部は、外枠112を天井面Cの取付穴Hに取り付ける際に、手指の先を掛けて取付バネ171を引き下げるための部分である。取付バネ171は、一端側が取付バネ支持部117に固定され、他端側が取付バネ支持部117の外側において天井ボードに当接して、天井ボードを押さえる構成となっており、取付バネ171の他端側と外枠112の第1環状部114とで天井ボードを挟むことで、外枠112が天井ボードに固定される構成となっている。
取付バネ支持部117の縦穴121は、作業者が取付バネ171の上端部を手指で下方に下げた場合でも、指が入る程度の幅寸法を有している。これにより、作業者は、取付バネ171の上端を指で押圧しながら取付バネ支持部117の下方へと容易に下げていくことができる。
次に、埋込型照明器具200を天井面Cに設置する手順について説明する。先ず、天井面Cの取付穴Hに外枠112を設置する。すなわち、取付穴Hへの外枠112の設置は、取付バネ171が取付バネ支持部117に対して上下移動可能に支持された状態で、外枠112を取付穴Hに挿入する。そして、天井面Cの取付穴Hに外枠112を嵌合し、この状態で取付バネ171の一端側を手指で押し下げるとともに、取付バネ171の他端側を天井面Cの上側(天井裏側)に当接させる。これにより、外枠112が取付バネ171により天井面Cの取付穴Hに固定される。続いて、外枠112に灯具本体111を取り付ける。すなわち、取付穴Hに固定された外枠112の内筒部113に灯具本体111に取り付けられた内枠161が挿通される。内枠161を適宜回動して内枠161に形成された目印である突起169を、外枠112に形成された目印である突起119(取付可能位置)に合わせると、係止突起部163aが凹部118aに上下方向において重なる。この位置では、複数の係止突起部163と複数の凹部118の各位置が一致する。この位置において内枠161を少し上方に上げると係止突起部163は凹部118にガイドされて係止突起部163が第2環状部115の上側に配置されるとともに、内枠161の内枠フランジ部164が外枠112の段差部114aに当接する。この状態で内枠161を平面視において反時計回りに回すと内枠161に設けたバネ係止部166が屈曲板バネ160の弾性力に抗って回動すると該弾性力が解除され、内枠161が時計回りに容易に回らないようにロックされる。このロック状態は、内枠161が外枠112に対して回動した際に、内枠161の目印である突起169が、外枠112の目印である突起119に一致した位置から突起122へと移動したことでも確認可能である。また、図11に示すように、凹部118aの時計回り側に微小突起123を設けている。この微小突起123は、係止突起部163が凹部118にガイドされて係止突起部163が第2環状部115の上側に配置された後、内枠161の平面視における時計回りの回動を防止するためのものである。この場合、内枠161を時計回りに回動しようとしても凹部118aの端部が微小突起123と干渉するので、内枠161が時計回りに回動することを防止できる。
一方、内枠161が外枠112に嵌合した状態から内枠161を取り外す場合は、上述した手順の逆の手順になり、内枠161の目印である突起169を、外枠112の目印である突起119(取り外し可能位置)に一致した位置まで回動させ、屈曲板バネ160を乗り越えさせる。これにより、灯具本体111を外枠112から取り外すことができる。このように、屈曲板バネ160によるロック機構を備えているため、屈曲板バネ160部分以外は、内枠161は外枠112からの規制を受けない。そのため、灯具本体111の回転時(向きを変える時)は、灯具本体111に対して回転負荷がかからずにスムーズに回転できる。また、内枠161の取り外し可能位置を突起119で示しているため、作業者が、不意に取り外し可能位置まで内枠161を回転させてしまうことを防ぐことができる。
また、本実施例では、外枠112が有する取付バネ支持部117の縦穴121を、指が入る大きさ(幅寸法)及び形状とした。これにより、施工性を向上させることができる。
また、内枠161が有する係止突起部163と外枠112が有する凹部118との配置においては、周方向の配置を本実施例のような角度間隔とすることで嵌合完了後(バネ係止部166が屈曲板バネ160を乗り越えた後)は、外枠112に対して係止突起部163が常に3点支持する状態となり、内枠161を回動しても外枠112から外れることがない。すなわち、外枠112は、嵌合完了後(バネ係止部166が屈曲板バネ160を乗り越えた後)、灯具本体111及び内枠161を回転自在に支持することができる。本実施例では、係止突起部163を6個設ける構成としているが、特に限定するものでない。係止突起部163を設ける数は、灯具の重量や口径に応じて設定することができる。
11 灯具本体
51 枠体
54 取付バネ支持部
71 取付バネ
100 埋込型照明器具
C 天井面(取付壁部)
H 取付穴

Claims (6)

  1. 取付壁部の取付穴に埋め込まれて設置される埋込型照明器具であって、
    灯具本体と、
    前記灯具本体を前記取付穴に取り付ける取付バネと、
    前記灯具本体の外周に設けられ、前記取付バネを支持するための取付バネ支持部と、を備え、
    前記取付バネ支持部は、前記灯具本体の周方向に略等角度間隔で5カ所以上設けられる、埋込型照明器具。
  2. 請求項1に記載の埋込型照明器具であって、
    前記取付バネ支持部は、前記灯具本体の周方向に略60°間隔で設けられる、埋込型照明器具。
  3. 請求項2に記載の埋込型照明器具であって、
    前記略60°間隔で配置された取付バネ支持部は、少なくとも2組有する、埋込型照明器具。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の埋込型照明器具であって、
    前記取付バネ支持部のうち4カ所において4つの前記取付バネが支持され、
    当該4つの取付バネは、前記灯具本体の周方向において近接する2つの取付バネが灯具本体を中心に対向して配置される、埋込型照明器具。
  5. 取付壁部の取付穴に埋め込まれて設置される埋込型照明器具であって、
    灯具本体と、
    前記灯具本体を前記取付穴に取り付ける取付バネと、
    前記灯具本体の外周に設けられ、前記取付バネを支持するための取付バネ支持部と、
    前記取付バネが配置された前記灯具本体の外周面から出没する出没部材を備え、
    前記取付バネは、前記出没部材を出没させることで前記取付バネの延出方向に伸縮する、埋込型照明器具。
  6. 取付壁部の取付穴に埋め込まれて設置される埋込型照明器具であって、
    灯具本体と、
    前記灯具本体を回動自在に支持する内枠と、
    前記灯具本体及び前記内枠を回転自在に支持する外枠と、
    前記外枠に径方向内側に向かって一部が突出する屈曲板バネと、を備え、
    前記内枠は、その外周面において前記屈曲板バネに当接可能な位置にバネ係止部を備え、
    前記バネ係止部は、前記内枠が所定位置まで回転するのを規制する位置に配置されている、埋込型照明器具。
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