JP2015148579A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータの昇温効率の低下や温度センサの故障などの異常を早期に発見する。【解決手段】加熱制御回路400Aに状態判定部402Aを設ける。状態判定部402Aは、温度センサ14からの計測温度Tpvとクローズドループ温度制御部401Aからのヒータ出力Poutとクローズドループ温度制御部401Aへの設定温度Tspとを入力とし、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時(高温到達時)のヒータ出力Poutを監視し、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに対して閾値α以上高い場合、加熱用ヒータ90に変形の兆候が生じているものと判断し、加熱用ヒータ90に異常が発生している旨の判定結果をアラーム等信号送信部403Aへ送る。【選択図】 図3

Description

この発明は、被測定流体の圧力を受けて撓むダイアフラム(隔膜)の変化を静電容量の変化として検出する静電容量型圧力センサに関するものである。
従来より、被測定流体の圧力を受けて撓むダイアフラムの変化を静電容量の変化として検出する静電容量型圧力センサは広く知られている。例えば、半導体製造装置などにおける薄膜形成プロセス中の真空状態の圧力を計測するために静電容量型圧力センサが利用されており、この真空状態の圧力を計測するための静電容量型圧力センサを隔膜真空計と呼んでいる。
この隔膜真空計は、被測定流体の導入部を有するハウジングと、このハウジングの導入部を通して導かれてくる被測定流体の圧力を受けて撓むダイアフラムの変化を静電容量の変化として検出するセンサチップと、センサチップを内部に収容したハウジングの本体を覆うセンサケースとを有している。
この隔膜真空計は、基本的に、そのダイアフラムにプロセス対象の薄膜と同じ物質やその副生成物等が堆積する。以下、この堆積する物質を汚染物質と呼ぶ。この汚染物質がダイアフラムに堆積すると、それらによる応力によりダイアフラムの撓みが生じて、センサの出力信号にシフト(零点ドリフト)を生じる。また、堆積した汚染物質により見かけ上ダイアフラムが厚くなるので、ダイアフラムが撓みにくくなり、圧力印加に伴う出力信号の変化幅(スパン)も本来の出力信号の変化幅よりも小さくなってしまう。
そこで、隔膜真空計には、導入部とダイアフラムとの間に、被測定流体の通過方向にその板面を直交させて、被測定流体に含まれる汚染物質のダイアフラムへの堆積を防止するバッフルが設けられている。また、ヒータによって加熱することにより、センサケース内の温度を汚染物質が析出することのない高温度に保つようにしている(例えば、特許文献1参照)。
なお、特許文献1ではセンサケース内にヒータを設けているが、例えば特許文献2,3に示されるように、センサケースの外周壁にヒータを巻き付けたり、すり割り状のヒータを外側から締め付けて取り付けるなどの方法も考えられる。
特開2007−155500号公報 特開平5−281073号公報 特開2007−002986号公報 特開2002−111011号公報
しかしながら、例えば、シースヒータ(金属パイプの中央にスパイラル発熱体を熱伝導の良い高絶縁粉末で充填した電気ヒータ)をセンサケースの外周壁にコイル状に巻き付けるように構成した場合、加熱冷却の繰り返しに伴う膨張・収縮によりヒータが変形して被加熱物との接触面積が減少し、昇温効率の低下を招き、最終的にはセンサケース内の温度が目標温度に到達しない虞がある。さらに、目標温度に到達しないなど制御不能状態に陥らない限り問題に気づくことができず、昇温効率が低下した状態が放置されてしまうことがある。また、温度センサの故障などの異常を見逃してしまうこともある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ヒータの昇温効率の低下や温度センサの故障などの異常を早期に発見することが可能な静電容量型圧力センサを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、被測定流体の導入部を有するハウジングと、導入部を通して導かれてくる被測定流体の圧力を受けて撓むダイアフラムの変化を静電容量の変化として検出するセンサチップと、センサチップを内部に収容したハウジングの本体を覆うセンサケースと、センサケース内を加熱するヒータと、センサケース内の温度を測定する温度センサと、センサケース内の温度が予め定められた温度となるようにヒータへの出力を制御するヒータ制御部とを備えた静電容量型圧力センサにおいて、温度センサが測定するセンサケース内の温度の推移およびヒータ制御部からのヒータへの出力の推移に基づいて異常が発生しているか否かを判定する状態判定部を備えることを特徴とする(請求項1)。
例えば、本発明では、温度センサが測定するセンサケース内の温度を計測温度Tpvとし、予め定められた温度を設定温度Tspとし、計測温度Tpvが設定温度Tspと等しくなるようにヒータへの出力(ヒータ出力)をクローズドループ制御する場合、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時のヒータ出力に基づいてヒータに関する異常が発生しているか否かを判定するようにする(請求項2)。
クローズドループ制御の場合、例えば、ヒータの接触面積が減少すると、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時(高温到達時)のヒータ出力は大きくなる。この場合、高温到達時のヒータ出力を正常値(標準値)と比較することにより、ヒータの接触面積が減少しているか否かを判断することが可能である。
また、本発明では、温度センサが測定するセンサケース内の温度を計測温度Tpvとし、予め定められた温度を設定温度Tspとし、計測温度Tpvが設定温度Tspと等しくなるようにヒータへの出力(ヒータ出力)をクローズドループ制御する場合、ヒータへの出力が予め定められている上限値に達している時の計測温度Tpvに基づいて温度センサに関する異常が発生しているか否かを判定するようにする(請求項3)。
クローズドループ制御の場合、例えば、計測温度Tpvが異常低下すると、ヒータ出力が大きくなり、上限値に達する。この場合、ヒータ出力が上限値に達している時(最大ヒータ出力時)の計測温度Tpvと設定温度Tspとを比較することにより、温度センサに異常が生じているか否かを判断することが可能である。
また、本発明では、予め定められた温度を目標温度Ttpとし、センサケース内の温度が目標温度Ttpとなるようにヒータへの出力をオープンループ制御する場合、温度センサが測定するセンサケース内の温度を計測温度Tpvとして取り込み、ヒータへの出力(ヒータ出力)が目標温度Ttpに対応する正常な値に達している時の計測温度Tpvに基づいてヒータもしくは温度センサに関する異常が発生しているか否かを判定するようにする(請求項4)。
オープンループ制御の場合、例えば、ヒータの接触面積が減少すると、ヒータへの出力が目標温度Ttpに対応する標準値に達している時の計測温度Tpvは低下する。この場合、ヒータへの出力が目標温度Ttpに対応する正常値(標準値)に達している時(高温到達時)の計測温度Tpvと目標温度Ttpとを比較することにより、ヒータの接触面積が減少しているか否かを判断することが可能である。
また、オープンループ制御の場合、例えば、計測温度Tpvが異常低下しても、ヒータへの出力は変わらない。この場合、ヒータへの出力が目標温度Ttpに対応する正常値(標準値)に達している時(高温到達時)の計測温度Tpvと目標温度Ttpとを比較することにより、温度センサに異常が生じているか否かを判断することが可能である。
本発明によれば、温度センサが測定するセンサケース内の温度の推移およびヒータ制御部からのヒータへの出力の推移に基づいて異常が発生しているか否かを判定するようにしたので、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時のヒータ出力に基づいてヒータに関する異常が発生しているか否かを判定するようにしたり、ヒータへの出力が予め定められている上限値に達している時の計測温度Tpvに基づいて温度センサに関する異常が発生しているか否かを判定するようにしたり、ヒータへの出力が目標温度Ttpに対応する正常な値に達している時の計測温度Tpvに基づいてヒータもしくは温度センサに関する異常が発生しているか否かを判定するようにしたりして、ヒータの昇温効率の低下や温度センサの故障などの異常を早期に発見することが可能となる。これにより、静電容量型圧力センサの不具合発生の確率が低くない状態を検出し、静電容量型圧力センサ自体の健常性を向上させることができるようになる。
本発明に係る静電容量型圧力センサの一実施の形態の要部を示す縦断面図である。 この隔膜真空計に用いるバッフルの平面図である。 この隔膜真空計における加熱制御回路の第1例の要部を示す図である。 加熱制御回路の第1例の動作を説明するためのタイムチャートである。 この隔膜真空計における加熱制御回路の第2例の要部を示す図である。 加熱制御回路の第2例の動作を説明するためのタイムチャートである。 この隔膜真空計における加熱制御回路の第3例の要部を示す図である。 加熱制御回路の第3例の動作を説明するためのタイムチャートである。 この隔膜真空計における加熱制御回路の第4例の要部を示す図である。 加熱制御回路の第4例の動作を説明するためのタイムチャートである。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る静電容量型圧力センサの一実施の形態の要部を示す縦断面図である。
この静電容量型圧力センサ(隔膜真空計)1は、ハウジング10と、ハウジング10内に収容された台座プレート20と、同じくハウジング10内に収容され台座プレート20に接合されたセンサチップ30と、ハウジング10に直接取付けられハウジング10内外を導通接続する電極リード部40とを備えている。
また、台座プレート20は、第1の台座プレート21と第2の台座プレート22とから構成され、ハウジング10に対して隔間しており、支持ダイアフラム50のみを介してハウジング10に支持されている。
ハウジング10は、ロアハウジング11、アッパハウジング12、及びカバー13から構成されている。なお、ロアハウジング11、アッパハウジング12、及びカバー13は、耐食性の金属であるインコネルからなり、それぞれ溶接により接合されている。
ロアウジング11は、径の異なる円筒体を連結した形状を備え、その大径部11aは支持ダイアフラム50との接合部を有し、その小径部11bは被測定流体が流入する導入部10Aをなしている。
アッパハウジング12は略円筒体形状を有し、カバー13、支持ダイアフラム50、台座プレート20、及びセンサチップ30を介してハウジング10内に独立した真空の基準真空室10Bを形成している。なお、基準真空室10Bにはいわゆるゲッター(図示せず)と呼ばれる気体吸着物質が備わり、真空度を維持している。
また、カバー13は円形のプレートからなり、カバー13の所定位置には電極リード挿通孔13aが形成されており、ハーメチックシール60を介して電極リード部40が埋め込まれ、この部分のシール性が確保されている。
一方、支持ダイアフラム50はハウジング10の形状に合わせた外形形状を有するインコネルの薄板からなり、第1の台座プレート21と第2の台座プレート22との間に挟まれた状態で、その外周部(周囲縁部)が上述したロアハウジング11とアッパハウジング12の縁部に挟まれて溶接等により接合されている。
なお、支持ダイアフラム50の厚さは、例えば本実施形態の場合数十ミクロンであって、各台座プレート21,22より充分薄い厚さとなっている。また、支持ダイアフラム50の中央部には、第1の台座プレート21と第2の台座プレート22との間にスリット状の空間(キャビティ)20Aを作る大径の孔50aが形成されている。
第1の台座プレート21および第2の台座プレート22は、酸化アルミニウムの単結晶体であるサファイアからなり、第1の台座プレート21はハウジング10の内面から離間させた状態で支持ダイアフラム50の上面に接合され、第2の台座プレート22はハウジング10の内面から離間させた状態で支持ダイアフラム50の下面に接合されている。
また、第1の台座プレート21には、スリット状の空間(キャビティ)20Aに連通する被測定流体の導入孔21aがその中央部に形成されており、第2の台座プレート22には、スリット状の空間(キャビティ)20Aに連通するとともにセンサチップ30のセンサダイアフラム32への導出孔22aが複数(この例では、4つ)形成されている。
なお、各台座プレート21,22は、支持ダイアフラム50の厚さに対して上述の通り十分に厚くなっており、かつ支持ダイアフラム50を両台座プレート21,22でいわゆるサンドイッチ状に挟み込む構造を有している。これによって、支持ダイアフラム50と台座プレート20の熱膨張率の違いによって発生する熱応力でこの部分が反るのを防止している。
また、第2の台座プレート22には酸化アルミニウムの単結晶体であるサファイアでできた上面視矩形状のセンサチップ30が酸化アルミニウムベースの接合材を介して接合されている。なお、このセンサチップ30の接合方法については、特許文献4に詳しく記載されているのでここでの説明は省略する。
センサチップ30は上面視で1cm角以下の大きさを有し、四角角型の薄板からなるスペーサ31と、スペーサ31に接合されかつ圧力の印加に応じてひずみが生じるセンサダイアフラム32と、センサダイアフラム32に接合して真空の容量室(リファレンス室)30Aを形成するセンサ台座33を有している。また、真空の容量室30Aと基準真空室10Bとはセンサ台座32の適所に穿設された図示しない連通孔を介して共に同一の真空度を保っている。
なお、スペーサ31、センサダイアフラム32、及びセンサ台座33はいわゆる直接接合によって互いに接合され、一体化したセンサチップ30を構成している。このセンサチップ30の構成要素とされるセンサダイアフラム32が本発明でいうダイアフラムに相当する。
また、センサチップ30の容量室30Aには、センサ台座33の内面に金又は白金等の導体でできた固定電極(図示せず)が形成されているとともに、これと対向するセンサダイアフラム32の内面(裏面)上に金又は白金等の導体でできた可動電極(図示せず)が形成されている。また、センサチップ30の上面には金又は白金からなるコンタクトパッド35,36が形成され、容量室30A内の固定電極や可動電極はコンタクトパッド35,36と図示しない配線によって接続されている。
一方、電極リード部40は電極リードピン41と金属製のシールド42とを備え、電極リードピン41は金属製のシールド42にガラスなどの絶縁性材料からなるハーメチックシール43によってその中央部分が埋設され、電極リードピン41の両端部間で気密状態を保っている。そして、電極リードピン41の一端はハウジング10の外部に露出して図示しない配線によって隔膜真空計1の出力を外部の信号処理部に伝達するようになっている。なお、シールド42とカバー13との間にも上述の通りハーメチックシール60が介在している。また、電極リードピン41の他方の端部には導電性を有するコンタクトバネ45,46が接続されている。
コンタクトバネ45,46は、導入部10Aから被測定流体が急に流れ込むことで発生する急激な圧力上昇により支持ダイアフラム50が若干変移しても、コンタクトバネ45,46の付勢力がセンサチップ30の測定精度に影響を与えない程度の十分な柔らかさを有している。
この隔膜真空計1において、センサチップ30のセンサダイアフラム32と導入部10Aとの間には、導入部10Aからの被測定流体の出口に、被測定流体の通過方向Fにその板面を直交させて、インコネルからなるバッフル70が配置されている。
図2にバッフル70の平面図を示す。バッフル70には、その外周部に所定の角度間隔でタブ70aが形成されており、このタブ70a間の隙間70bを被測定流体が通過して、センサダイアフラム32へと送られる。
また、この隔膜真空計1において、ハウジング10は、その被測定流体の導入部(導圧管)10Aを外部(下方)に引き出すようにして、円筒状のセンサケース80の内部に設けられている。センサケース80の上部は、このセンサケース80の一部をなす蓋80aで塞がれており、すなわちセンサチップ30を内部に収容したハウジング10の本体がセンサケース80によって覆われており、このセンサケース80の蓋80aに設けられた導出孔(図示せず)を通して、電極リードピン41に接続された配線が外部の信号処理部に導かれている。
また、この隔膜真空計1において、センサケース80の外周壁には、その周囲を囲むように加熱用ヒータ90が設けられている。この例では、加熱用ヒータ90としてシースヒータが用いられているが、すり割り状のヒータを用いるなどしてもよい。また、加熱用ヒータ90に対しては、この加熱用ヒータ90の外表面を押さえ込むようにして金属製のブロック100が設けられている。
一方、この隔膜真空計1には、加熱用ヒータ90を加熱制御する加熱制御回路400が設けられている。この加熱制御回路400は、センサケース80内の温度の計測値(計測温度)Tpvと、予め定められた温度(フィードバック制御の場合は設定温度Tsp、オープンループ制御の場合は目標温度Ttp)とを入力とし、加熱用ヒータ90への出力(ヒータ出力)を制御する。
なお、この例では、ハウジング10の外側に温度センサ14が設けられており、この温度センサ14が検出するセンサ温度がセンサケース80内の計測温度Tpvとして、センサケース80の蓋80aに設けられた導出孔(図示せず)を通して、加熱制御回路400に送られてくるものとされている。
また、加熱制御回路400において、設定温度Tsp(目標温度Ttp)は、例えば300℃以上の値として定められている 。この加熱制御回路400は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。
また、この隔膜真空計1において、操作者は、被測定流体の圧力の測定に際し、加熱制御回路400への指令をONとして被測定流体の圧力の測定を行い、被測定流体の圧力の測定を行った後は省エネルギーのために加熱制御回路400への指令をOFFとする。
〔加熱制御回路の第1例(実施の形態1):クローズドループ制御、ヒータの異常判定〕
図3に加熱制御回路400の第1例の要部を示す。この加熱制御回路400(400A)は、クローズドループ温度制御部401Aと、状態判定部402Aと、アラーム等信号送信部403Aとを備えている。
クローズドループ温度制御部401Aは、操作者からのON/OFFの指令を受けて動作し、操作者からのONの指令を受けると、温度センサ14からの計測温度Tpvが設定温度Tspと等しくなるように加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutをクローズドループ制御し、操作者からのOFFの指令を受けると、加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを0とする。なお、この例において、クローズドループ制御としては、PID制御などのフィードバック制御が採用されている。
状態判定部402Aは、温度センサ14からの計測温度Tpvとクローズドループ温度制御部401Aからのヒータ出力Poutと設定温度Tspとを入力とし、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時のヒータ出力Poutに基づいて加熱用ヒータ90に関する異常が発生しているか否かを判定する。
なお、状態判定部402Aには、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時のヒータ出力Poutの正常値(標準値)がPstとして設定されており、加熱用ヒータ90に関する異常の発生の有無の判定に際して用いられる閾値がαとして設定されている。
アラーム等信号送信部403Aは、状態判定部402Aからの加熱用ヒータ90に関する異常の発生の有無の判定結果を受けて、その判定結果を上位装置(図示せず)へ送信する。
以下、図4に示すタイムチャートを用いて、加熱制御回路400Aの動作について具体的に説明する。図4に示すタイムチャートにおいて、図4(a)は計測温度Tpvの変化を示し、図4(b)はヒータ出力Poutの変化を示す。
図4に示すt1点では、加熱制御回路400Aへの操作者からの指令がOFFとされており、この指令を受けてクローズドループ温度制御部401Aは加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを0とする。これにより、それまで設定温度Tspに合わせ込まれていた計測温度Tpvは低下して行く。
なお、この例において、t1点までは、加熱用ヒータ90の変形は生じておらず、t1点以降、加熱用ヒータ90が徐々に変形し、センサケース80との接触面積が徐々に減少し、昇温効率の低下が生じ始めているものとする。
次の回の圧力測定に際し、加熱制御回路400Aへの操作者からの指令がONとされると(図4に示すt2点)、クローズドループ温度制御部401Aは、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しくなるように加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを制御(クローズドループ制御)し始める。
この例では、加熱用ヒータ90の変形により、センサケース80との接触面積が少し減少している。このため、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達しても計測温度Tpvと設定温度Tspとは等しくならず、正常値(標準値)Pstを少し超えた所で計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しくなっている(図4に示すt3点)。この場合、被測定流体の圧力の測定は、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている状態で行われる。
加熱用ヒータ90の変形により、センサケース80との接触面積が徐々に減少して行くと、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時のヒータ出力Poutの正常値(標準値)Pstに対する超過分が増大して行く。
状態判定部402Aは、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時のヒータ出力Poutを監視し、このヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに対して閾値α以上高い場合、加熱用ヒータ90に変形の兆候が生じているものと判断し、加熱用ヒータ90に異常が発生している旨の判定結果をアラーム等信号送信部403Aへ送る。アラーム等信号送信部403Aは、この状態判定部402Aからの判定結果を上位装置へ送信する。
このようにして、この加熱制御回路400Aでは、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている時(高温到達時)のヒータ出力Poutをデータ処理(正常値(標準値)Pstとの差異を検出)することで、加熱用ヒータ90の変形の経時変化(的なもの)を簡易的に推定し、ヒータの昇温効率の低下を早期に発見することが可能となる。これにより、隔膜真空計1の不具合発生の確率が低くない状態を検出し、隔膜真空計1自体の健常性を向上させることができるようになる。
〔加熱制御回路の第2例(実施の形態2):クローズドループ制御、温度センサの異常判定〕
図5に加熱制御回路400の第2例の要部を示す。この第2例の加熱制御回路400(400B)は、クローズドループ温度制御部401Bと、状態判定部402Bと、アラーム等信号送信部403Bとを備えている。
この加熱制御回路400Bにおいて、クローズドループ温度制御部401Bおよびアラーム等信号送信部403Bの機能は、第1例の加熱制御回路400Aにおけるクローズドループ温度制御部401Aおよびアラーム等信号送信部403Aと同じである。この第2例の加熱制御回路400Bでは、状態判定部402Bの機能のみが第1例の加熱制御回路400Aにおける状態判定部402Aとは異なっている。
この加熱制御回路400Bにおいて、状態判定部402Bには、ヒータ出力Poutの上限値がPmaxとして設定されており、温度センサ14に関する異常の発生の有無の判定に際して用いられる閾値がβとして設定されている。
以下、図6に示すタイムチャートを用いて、加熱制御回路400Bの動作について具体的に説明する。図6に示すタイムチャートにおいて、図6(a)は計測温度Tpvの変化を示し、図6(b)はヒータ出力Poutの変化を示す。
図6に示すt1点では、加熱制御回路400Bへの操作者からの指令がOFFとされており、この指令を受けてクローズドループ温度制御部401Bは加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを0とする。これにより、それまで設定温度Tspに合わせ込まれていた計測温度Tpvは低下して行く。
次の回の圧力測定に際し、加熱制御回路400Bへの操作者からの指令がONとされると(図6に示すt2点)、クローズドループ温度制御部401Bは、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しくなるように加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを制御(クローズドループ制御)し始める。
このクローズドループ制御によって、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しくなり(図6に示すt3点)、ヒータ出力Poutは正常値(標準値)Pstを維持する。この場合、被測定流体の圧力の測定は、計測温度Tpvと設定温度Tspとが等しく制御されている状態で行われる。
ここで、例えば温度センサ14に異常が生じ、センサケース80内の温度が設定温度Tspとなっているにも拘わらず、温度センサ14からの計測温度Tpvが低下(異常低下)し始めたとする(図6に示すt4点)。
このような場合、クローズドループ温度制御部401Bは、温度センサ14からの計測温度Tpvを設定温度Tspに一致させようとして、ヒータ出力Poutを大きくする。しかし、ヒータ出力Poutをいくら大きくしても、温度センサ14からの計測温度Tpvは高くならない。
状態判定部402Bは、ヒータ出力Poutを監視し、このヒータ出力Poutが上限値Pmaxに達している時(最大ヒータ出力時)の計測温度Tpvを取り込み、この計測温度Tpvが設定温度Tspに対して閾値β以上低い場合、温度センサ14に故障などの異常が発生している旨の判定結果をアラーム等信号送信部403Bへ送る。アラーム等信号送信部403Bは、この状態判定部402Bからの判定結果を上位装置へ送信する。
このようにして、この加熱制御回路400Bでは、最大ヒータ出力時(ヒータ出力Poutが上限値Pmaxに達している時)の計測温度Tpvをデータ処理(設定温度Tspとの差異を検出)することで、温度センサ14の不具合を簡易的に推定し、温度センサ14の故障などの異常を早期に発見することが可能となる。これにより、隔膜真空計1の不具合発生の確率が低くない状態を検出し、隔膜真空計1自体の健常性を向上させることができるようになる。
〔加熱制御回路の第3例(実施の形態3):オープンループ制御、ヒータの異常判定〕
図7に加熱制御回路400の第3例の要部を示す。この第3例の加熱制御回路400(400C)は、オープンループ温度制御部401Cと、状態判定部402Cと、アラーム等信号送信部403Cとを備えている。
この加熱制御回路400Cにおいて、オープンループ温度制御部401Cは、操作者からのON/OFFの指令を受けて動作し、操作者からのONの指令を受けると、センサケース80内の温度が目標温度Ttpとなるように加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutをオープンループ制御し、操作者からのOFFの指令を受けると、加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを0とする。加熱制御回路400Cにおけるオープンループ制御としては、フィードフォワード制御が採用されている。
状態判定部402Cは、温度センサ14からの計測温度Tpvとオープンループ温度制御部401Cからのヒータ出力Poutとを入力とし、ヒータ出力Poutが目標温度Ttpに対応するヒータ出力Poutの正常値(標準値)に達している時の計測温度Tpvに基づいて加熱用ヒータ90に関する異常が発生しているか否かを判定する。
なお、状態判定部402Cには、目標温度Ttpに対応するヒータ出力Poutの正常値(標準値)がPstとして設定されており、加熱用ヒータ90に関する異常の発生の有無の判定に際して用いる閾値がγとして設定されている。
アラーム等信号送信部403Cは、状態判定部402Cからの加熱用ヒータ90に関する異常の発生の有無の判定結果を受けて、その判定結果を上位装置(図示せず)へ送信する。
以下、図8に示すタイムチャートを用いて、加熱制御回路400Cの動作について具体的に説明する。図8に示すタイムチャートにおいて、図8(a)は計測温度Tpvの変化を示し、図8(b)はヒータ出力Poutの変化を示す。
図8に示すt1点では、加熱制御回路400Cへの操作者からの指令がOFFとされており、この指令を受けてオープンループ温度制御部401Cは加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを0とする。これにより、それまで目標温度Tspに達していた計測温度Tpvは低下して行く。
なお、この例において、t1点までは、加熱用ヒータ90の変形は生じておらず、t1点以降、加熱用ヒータ90が徐々に変形し、センサケース80との接触面積が徐々に減少し、昇温効率の低下が生じ始めているものとする。
加熱制御回路400Cへの操作者からの指令がONとされると(図8に示すt2点)、オープンループ温度制御部401Cは、センサケース80内の温度が目標温度Ttpとなるように加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを制御(オープンループ制御)し始める。すなわち、センサケース80内の温度を目標温度Ttpとするべく、加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを目標温度Ttpに対応する正常値(標準値)Pstまで上昇させ始める。
この例では、加熱用ヒータ90の変形により、センサケース80との接触面積が少し減少している。このため、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達してもセンサケース80内の温度すなわち計測温度Tpvは目標温度Ttpとならず、目標温度Ttpよりも少し低い温度で落ち着く(図8に示すt3点)。この場合、被測定流体の圧力の測定は、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している状態で行われる。
加熱用ヒータ90の変形により、センサケース80との接触面積が徐々に減少して行くと、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している時の目標温度Ttpに対する計測温度Tpvの不足分が増大して行く。
状態判定部402Cは、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している時の計測温度Tpvを監視し、この計測温度Tpvが目標温度Ttpに対して閾値γ以上低い場合、加熱用ヒータ90に変形の兆候が生じているものと判断し、加熱用ヒータ90に異常が発生している旨の判定結果をアラーム等信号送信部403Cへ送る。アラーム等信号送信部403Cは、この状態判定部402Cからの判定結果を上位装置へ送信する。
このようにして、この加熱制御回路400Cでは、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している時(高温到達時)の計測温度Tpvをデータ処理(目標温度Ttpとの差異を検出)することで、加熱用ヒータ90の変形の経時変化(的なもの)を簡易的に推定し、ヒータの昇温効率の低下を早期に発見することが可能となる。これにより、隔膜真空計1の不具合発生の確率が低くない状態を検出し、隔膜真空計1自体の健常性を向上させることができるようになる。
〔加熱制御回路の第4例(実施の形態4):オープンループ制御、温度センサの異常判定〕
図9に加熱制御回路400の第4例の要部を示す。この第4例の加熱制御回路400(400D)は、オープンループ温度制御部401Dと、状態判定部402Dと、アラーム等信号送信部403Dとを備えている。
この加熱制御回路400Dにおいて、オープンループ温度制御部401D、状態判定部402Dおよびアラーム等信号送信部403Dの機能は、第3例の加熱制御回路400Cにおけるオープンループ温度制御部401C、状態判定部402Cおよびアラーム等信号送信部403Cと同じであるが、状態判定部402Dには、温度センサ14に関する異常の発生の有無の判定に際して用いる閾値としてδが設定されている。
以下、図10に示すタイムチャートを用いて、加熱制御回路400Dの動作について具体的に説明する。図10に示すタイムチャートにおいて、図10(a)は計測温度Tpvの変化を示し、図10(b)はヒータ出力Poutの変化を示す。
図10に示すt1点では、加熱制御回路400Dへの操作者からの指令がOFFとされており、この指令を受けてオープンループ温度制御部401Dは加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを0とする。これにより、それまで目標温度Ttpに達していた計測温度Tpvは低下して行く。
次の回の圧力測定に際し、加熱制御回路400Dへの操作者からの指令がONとされると(図10に示すt2点)、オープンループ温度制御部401Dは、センサケース80内の温度が目標温度Ttpとなるように加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを制御(オープンループ制御)し始める。すなわち、センサケース80内の温度を目標温度Ttpとするべく、加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutを目標温度Ttpに対応する正常値(標準値)Pstまで上昇させ始める。
このオープンループ制御によって、加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutが目標温度Ttpに対応する正常値(標準値)Pstになり(図10に示すt3点)、計測温度Tpvは目標温度Ttpに達した状態を維持する。この場合、被測定流体の圧力の測定は、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している状態で行われる。
ここで、例えば温度センサ14に異常が生じ、センサケース80内の温度が目標温度Ttpとなっているにも拘わらず、温度センサ14からの計測温度Tpvが低下(異常低下)し始めたとする(図10に示すt4点)。
この場合、オープンループ温度制御部401Dは、加熱用ヒータ90へのヒータ出力Poutとして正常値(標準値)Pstを維持し続ける。このため、センサケース80内の温度は上昇しない。
状態判定部402Dは、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している時の計測温度Tpvを監視し、この計測温度Tpvが目標温度Ttpに対して閾値δ以上低い場合、温度センサ14に故障などの異常が発生している旨の判定結果をアラーム等信号送信部403Dへ送る。アラーム等信号送信部403Dは、この状態判定部402Dからの判定結果を上位装置へ送信する。
このようにして、この加熱制御回路400Dでは、ヒータ出力Poutが正常値(標準値)Pstに達している時(高温到達時)の計測温度Tpvをデータ処理(目標温度Ttpとの差異を検出)することで、温度センサ14の不具合を簡易的に推定し、温度センサ14の故障などの異常を早期に発見することが可能となる。これにより、隔膜真空計1の不具合発生の確率が低くない状態を検出し、隔膜真空計1自体の健常性を向上させることができるようになる。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…隔膜真空計(静電容量型圧力センサ)、10…ハウジング、10A…導入部、11…ロアハウジング、12…アッパハウジング、13…カバー、14…温度センサ、20…台座プレート、21…第1の台座プレート、22…第2の台座プレート、30…センサチップ、31…センサプレート、32…センサダイアフラム、33…センサ台座、50…支持ダイアフラム、70…バッフル、80…センサケース、90…加熱用ヒータ、400(400A〜400D)…加熱制御回路、401A,401B…クローズドループ温度制御部、401C,401D…オープンループ温度制御部、402A〜402D…状態判定部、403A〜403D…アラーム等信号送信部。

Claims (4)

  1. 被測定流体の導入部を有するハウジングと、
    前記導入部を通して導かれてくる被測定流体の圧力を受けて撓むダイアフラムの変化を静電容量の変化として検出するセンサチップと、
    前記センサチップを内部に収容した前記ハウジングの本体を覆うセンサケースと、
    前記センサケース内を加熱するヒータと、
    前記センサケース内の温度を測定する温度センサと、
    前記センサケース内の温度が予め定められた温度となるように前記ヒータへの出力を制御するヒータ制御部とを備えた静電容量型圧力センサにおいて、
    前記温度センサが測定する前記センサケース内の温度の推移および前記ヒータ制御部からの前記ヒータへの出力の推移に基づいて異常が発生しているか否かを判定する状態判定部
    を備えることを特徴とする静電容量型圧力センサ。
  2. 請求項1に記載された静電容量型圧力センサにおいて、
    前記ヒータ制御部は、
    前記温度センサが測定する前記センサケース内の温度を計測温度Tpvとし、前記予め定められた温度を設定温度Tspとし、計測温度Tpvが設定温度Tspと等しくなるように前記ヒータへの出力をクローズドループ制御し、
    前記状態判定部は、
    前記計測温度Tpvと前記設定温度Tspとが等しく制御されている時の前記ヒータ制御部からの前記ヒータへの出力に基づいて前記ヒータに関する異常が発生しているか否かを判定する
    ことを特徴とする静電容量型圧力センサ。
  3. 請求項1に記載された静電容量型圧力センサにおいて、
    前記ヒータ制御部は、
    前記温度センサが測定する前記センサケース内の温度を計測温度Tpvとし、前記予め定められた温度を設定温度Tspとし、計測温度Tpvが設定温度Tspと等しくなるように前記ヒータへの出力をクローズドループ制御し、
    前記状態判定部は、
    前記ヒータへの出力が予め定められている上限値に達している時の前記計測温度Tpvに基づいて前記温度センサに関する異常が発生しているか否かを判定する
    ことを特徴とする静電容量型圧力センサ。
  4. 請求項1に記載された静電容量型圧力センサにおいて、
    前記ヒータ制御部は、
    前記予め定められた温度を目標温度Ttpとし、前記センサケース内の温度が目標温度Ttpとなるように前記ヒータへの出力をオープンループ制御し、
    前記状態判定部は、
    前記温度センサが測定する前記センサケース内の温度を計測温度Tpvとして取り込み、前記ヒータへの出力が前記目標温度Ttpに対応する正常な値に達している時の前記計測温度Tpvに基づいて前記ヒータもしくは前記温度センサに関する異常が発生しているか否かを判定する
    ことを特徴とする静電容量型圧力センサ。
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