JP2015146976A - 低温ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却環境が変化した場合にも正確な温度表示を行い、適切な温度管理を行うことができる低温ショーケースを提供する。【解決手段】オープンショーケース1は、商品を陳列する棚11、デッキパン6を有する陳列室8内に吹出口16から冷気を吹き出し、吸込口17から吸い込むことにより、陳列室内を冷却する。吹出口の冷気の吹出温度を検出する吹出温度検出器26と、吸込口の冷気の吸込温度を検出する吸込温度検出器27と、陳列室内の温度を表示する温度表示器22と、各温度検出器の検出値に基づいて表示部に温度を表示する制御装置を備える。制御装置は、吹出温度検出器が検出する吹出温度と、吸込温度検出器が検出する吸込温度と、所定の補正値とに基づいて棚、デッキパン上の温度を演算し、温度表示器にて表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、陳列室内に吹出口から冷気を吹き出し、吸込口から吸い込むことにより、陳列室内の商品陳列部に陳列された商品を冷却する低温ショーケースに関するものである。
従来よりこの種低温ショーケース、特にオープンショーケースとしては、陳列室の前面が開口した所謂縦型の低温ショーケースと、陳列室の上面が開口した所謂平型の低温ショーケースがある。縦型の低温ショーケースの場合は、開口の上縁(一側縁)に形成された吹出口から冷気を吹き出し、開口の下縁(他側縁)に形成された吸込口から吸い込む(例えば、特許文献1参照)。一方、平型の低温ショーケースでは、開口の奥側縁(一側縁)に形成された吹出口から冷気を吹き出し、手前側縁(他側縁)に形成された吸込口から吸い込むことにより、何れも開口にエアーカーテンを形成しながら、陳列室内に複数段架設された棚やデッキパン(何れも商品陳列部)上に陳列された商品を冷却するものであった(例えば、特許文献2参照)。
係る低温ショーケースの庫内温度の制御(陳列室内温度の制御)は、吹出口から吹き出される冷気の温度を検出する吹出温度検出器(吹出温度センサ)の検出値(吹出温度)に基づいて行われている。その際、吸込口に吸い込まれた冷気の温度を検出する吸込温度検出器(吸込温度センサ)を取り付け、この吸込温度検出器の検出値(吸込温度)も加味して制御するものもあった(例えば、特許文献3参照)。
他方、庫内温度を表示する場合は、陳列室内の天井部に庫内温度検出器(庫内温度センサ)を取り付け、この庫内温度検出器が検出する温度を表示器に表示していた。
特開2010−71612号公報 特開2000−245587号公報 実開昭62−152171号公報
しかしながら、特にオープンショーケースの場合には、陳列室内上部の温度が低く、下部の温度は外気の巻き込みにより高くなる傾向となる。そのため、陳列室内の天井部に取り付けられた庫内温度検出器が検出する温度は、その下方に位置する棚やデッキパン上の温度より低くなり、実際の商品の温度より低い値を表示することになる。
そこで、前記特許文献3を参考として吹出温度や吸込温度を加味した温度表示を行うことも考えられるが、低温ショーケースには前述したように縦型や平型と種々のケース形状があるため、実際の商品の温度(棚やデッキパン上の温度)を表示することは難しい。また、低温ショーケースには陳列室内を照明する照明装置や、閉店時に掛けて開口を閉じるナイトカバーが取り付けられており、これらの状態によっても陳列室内の冷却環境は大きく変化する。
従来の庫内温度や吹出温度、吸込温度のみに基づいた方法では、係る環境変化に追従して正確な温度表示を行うことが困難であった。そのため、使用者は誤った温度表示に基づいて庫内温度管理(庫内温度設定の調整等)を行っており、改善が望まれていた。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、冷却環境が変化した場合にも正確な温度表示を行い、適切な温度管理を行うことができる低温ショーケースを提供することを目的とする。
本発明の低温ショーケースは、商品を陳列する商品陳列部を有する陳列室内に吹出口から冷気を吹き出し、吸込口から吸い込むことにより、陳列室内を冷却して成るものであって、吹出口の冷気の吹出温度を検出する吹出温度検出器と、吸込口の冷気の吸込温度を検出する吸込温度検出器と、陳列室内の温度を表示するための表示部と、各温度検出器の検出値に基づいて表示部に温度を表示する制御装置とを備え、この制御装置は、吹出温度検出器が検出する吹出温度と、吸込温度検出器が検出する吸込温度と、所定の補正値とに基づいて商品陳列部上の温度を演算し、表示部にて表示することを特徴とする。
請求項2の発明の低温ショーケースは、上記発明において陳列室内に複数の商品陳列部を備え、制御装置は、各商品陳列部上の温度の平均値を演算して表示部にて表示することを特徴とする。
請求項3の発明の低温ショーケースは、上記各発明において陳列室は少なくとも一面が開口しており、この開口の一側縁に吹出口が形成され、他側縁に吸込口が形成されたオープンショーケースであることを特徴とする。
請求項4の発明の低温ショーケースは、上記発明において制御装置は、当該低温ショーケースのケース形状に応じて決定されるケース形状補正値と、陳列室内を照明する照明装置の点灯状態に応じて決定される照明補正値と、ナイトカバーが掛けられているか否かに応じて決定されるナイトカバー補正値、のうちの何れか、若しくは、それらの組み合わせ、或いは、それらの全てを補正値として用いることを特徴とする。
請求項5の発明の低温ショーケースは、上記発明において制御装置は、
表示部に表示する温度=吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値+照明補正値+ナイトカバー補正値・・(1)
上記式(1)により、表示部にて表示する温度を演算することを特徴とする。
請求項6の発明の低温ショーケースは、請求項4の発明において陳列室内の庫内温度を検出する庫内温度検出器を備え、制御装置は、
表示部に表示する温度={庫内温度+吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値}/2+照明補正値+ナイトカバー補正値・・(2)
上記式(2)により、表示部にて表示する温度を演算することを特徴とする。
請求項7の発明の低温ショーケースは、請求項5又は請求項6の発明においてケース形状補正値は、縦型の低温ショーケースの場合に1より小さく、平型の低温ショーケースの場合には、縦型の低温ショーケースの値より大きいことを特徴とする。
請求項8の発明の低温ショーケースは、請求項4乃至請求項7の発明において照明装置が点灯している場合、照明補正値は表示部に表示する温度を上げる方向に作用することを特徴とする。
請求項9の発明の低温ショーケースは、請求項4乃至請求項8の発明においてナイトカバーが掛けられている場合、ナイトカバー補正値は表示部に表示する温度を上げる方向に作用することを特徴とする。
請求項10の発明の低温ショーケースは、上記各発明において制御装置は、表示部に表示する温度を算出する際に、補正値を用いるか否かを切り換え可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、商品を陳列する商品陳列部を有する陳列室内に吹出口から冷気を吹き出し、吸込口から吸い込むことにより、陳列室内を冷却して成る低温ショーケースにおいて、吹出口の冷気の吹出温度を検出する吹出温度検出器と、吸込口の冷気の吸込温度を検出する吸込温度検出器と、陳列室内の温度を表示するための表示部と、各温度検出器の検出値に基づいて表示部に温度を表示する制御装置とを備え、この制御装置が、吹出温度検出器が検出する吹出温度と、吸込温度検出器が検出する吸込温度と、所定の補正値とに基づいて商品陳列部上の温度を演算し、表示部にて表示するようにしたので、例えば請求項4の発明の如く当該低温ショーケースのケース形状に応じて決定されるケース形状補正値と、陳列室内を照明する照明装置の点灯状態に応じて決定される照明補正値と、ナイトカバーが掛けられているか否かに応じて決定されるナイトカバー補正値、のうちの何れか、若しくは、それらの組み合わせ、或いは、それらの全てを補正値として用いることにより、冷却環境の変化に追従して商品陳列部上の温度を正確に表示することが可能となる。
これにより、特に請求項3の如きオープンショーケースにおいて、的確な温度管理を実現することができるようになる。また、陳列室内に複数の商品陳列部が設けられている場合には、請求項2の如く各商品陳列部上の温度の平均値を演算して表示部にて表示することで、商品陳列部上の温度を代表した温度を表示することができるようになる。
更に、請求項5の発明の如く、
表示部に表示する温度=吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値+照明補正値+ナイトカバー補正値・・(1)
上記式(1)により、表示部にて表示する温度を演算することにより、吹出口と吸込口の中間の温度を示す[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2]を、ケース形状補正値と照明補正値、及び、ナイトカバー補正値で補正した、より商品陳列部上の温度に近い温度を表示部に表示することができるようになる。
更にまた、請求項6の発明の如く陳列室内の庫内温度を検出する庫内温度検出器を備えているとき、
表示部に表示する温度={庫内温度+吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値}/2+照明補正値+ナイトカバー補正値・・(2)
上記式(2)により、表示部にて表示する温度を演算することにより、陳列室内の庫内温度と前記中間の温度にケース形状補正値を乗算した値との平均値[{庫内温度+吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値}/2]を用い、実際の庫内温度も加味したより正確な温度表示を実現することができるようになる。
この場合、請求項7の発明の如くケース形状補正値を、縦型の低温ショーケースの場合は1より小さくし、平型の低温ショーケースの場合には、縦型の低温ショーケースの値より大きくすることで、縦型の低温ショーケースでは表示する温度をより吹出温度に近づけて、下部での外気の巻き込みによる影響(吸込温度が高くなって表示温度が商品陳列部上の温度より高くなる影響)を排除し、商品陳列部上の温度を正確に表示することが可能となる。
他方、平型の低温ショーケースの場合には縦型の低温ショーケースよりも外気の巻き込みによる吸込温度の上昇が小さいので、ケース形状補正値をそれより大きくすることで対応できる。
また、請求項8の発明の如く照明装置が点灯している場合、照明補正値が表示部に表示する温度を上げる方向に作用するようにすれば、照明の影響で上昇する商品陳列部上の温度を正確に表示することが可能となる。
更に、請求項9の発明の如くナイトカバーが掛けられている場合、ナイトカバー補正値が表示部に表示する温度を上げる方向に作用するようにすれば、ナイトカバーが掛けられて外気の巻き込みが無くなり、吸込温度が低下する影響を排除して商品陳列部上の温度を正確に表示することが可能となる。
そして、請求項10の発明の如く表示部に表示する温度を算出する際に、補正値を用いるか否かを切り換え可能とすることにより、使用者による管理方法に応じて補正値を用いるか、吹出温度と吸込温度、或いは、それに加えて庫内温度のみで演算するかを切り換えられるようになり、利便性が向上するものである。
本発明を適用した一実施例の低温ショーケースの縦断側面図である。 図1の低温ショーケースの制御装置の温度表示制御に関する機能ブロック図である。 図1の低温ショーケースの場合の各補正値を示す図である。 図1の低温ショーケースのナイトカバーを掛けた状態の縦断側面図である。 本発明を適用可能な他の実施例の低温ショーケースの縦断側面図である。 本発明を適用可能なもう一つの他の実施例の低温ショーケースの縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は低温ショーケースの一実施例としてスーパーマーケット等の店舗に設置される縦型多段のオープンショーケース1の縦断側面図を示している。実施例のオープンショーケース1は、断面略コ字状の断熱壁2と、その両側の図示しない側板により前面が開口した本体3が構成されており、この断熱壁2の内側に間隔を存して設けられた仕切板4と底部に商品を陳列する商品陳列部としてのデッキパン6の内側が前面に開口7を有した陳列室8とされ、仕切板4及びデッキパン6と断熱壁2との間に一連のダクト9が構成されている。
陳列室8内には商品を陳列する商品陳列部としての棚11が上下複数段架設されており、各棚11の前部下面及び仕切板4の天井部には、各棚11上及びデッキパン6上の商品を照明するための照明装置(蛍光灯やLED)12が取り付けられている。また、この照明装置12は断熱壁2の天面から前方に突出したキャノピー13内面にも取り付けられ、外部から陳列室8内を照明できるように構成されている。
また、陳列室8の開口7の上縁には、ダクト9に連通した吹出口(実施例では内外二層)16が形成されており、開口7の下縁にはダクト9に連通した吸込口17が形成されている。更に、デッキパン6下側のダクト9内には冷気循環用の送風機18が配設されており、背部のダクト9内には冷凍装置の冷媒回路を構成する蒸発器19が縦設されている。
他方、キャノピー13の下面には巻き取り/引き出し自在の透明なナイトカバー21が取り付けられている。このナイトカバー21は後述する夜間モード(閉店時)の際に引き出されて開口7を塞ぐように掛けられるものである(図4参照)。更に、吹出口16前側の開口7上部には、陳列室8内の温度をデジタル表示する表示部としての温度表示器22が取り付けられている。
また、吹出口16より上流側の天井部のダクト9内には、吹出温度検出器(温度センサ)26が取り付けられており、デッキパン6下側のダクト9内には、吸込温度検出器(温度センサ)27が取り付けられている。更に、天井部の仕切板4の下側、即ち、陳列室8の天井部には、庫内温度検出器(温度センサ)28が取り付けられている。
吹出温度検出器26は、ダクト9を経て吹出口16から吹き出される冷気の温度(吹出温度と云う)を検出する。また、吸込温度検出器27は、吸込口17からダクト9に吸い込まれた冷気の温度(吸込温度と云う)を検出する。そして、庫内温度検出器28は陳列室8の天井部の温度(庫内温度と云う)を検出する。
蒸発器19には冷凍装置から冷媒が供給され、冷凍効果を発揮する。この蒸発器19と熱交換した冷気は送風機18によりダクト9内を吹き上げられ、吹出口16から開口に吹き出される。開口7上縁の吹出口16から吹き出された冷気は開口7にエアーカーテンを形成しながらその一部が陳列室8内に循環され、陳列室8内を冷却する。吹出口16から吹き出された冷気は開口下縁の吸込口17よりダクト9内に吸い込まれ、送風機18に吸引される循環を繰り返す。
後述する制御装置C(図2)は、吹出温度検出器26が検出する吹出温度に基づいて蒸発器19への冷媒供給を制御することにより、陳列室8内を所定の設定温度に維持する。また、ナイトカバー21は図4のように開口7に掛けられた状態で、エアーカーテンの外側に位置し、陳列室8への外気の侵入を阻止、又は、抑制する。
図4のようにナイトカバー21が掛けられると、外気の侵入が阻止されることから陳列室8内の熱負荷が軽くなる。そこで、制御装置Cはナイトカバー21が開口7に掛けられた状態では、陳列室8内の設定温度を所定値上げて制御する、所謂ナイトセットバック制御を実行する。
また、照明装置12は本体3に取り付けられた図示しないスイッチによって点/消灯される。この場合、一般的には店舗の開店時(昼間モード、調光モード)に照明装置12は点灯され、閉店時(夜間モード)には消灯されるが(ナイトカバー21も掛けられる)、開店時に省エネ等を目的として消灯される場合もある(照明OFFモード)。このスイッチの状態も制御装置Cに入力されて各モードが判定される構成とされている。
次に、図2及び図3を参照しながら、温度表示器22への制御装置Cによる温度表示制御について説明する。図2は制御装置Cの温度表示制御に関する機能ブロックを示している。制御装置Cはマイクロコンピュータにて構成されるものであるが、実施例の場合制御装置Cはその機能として温度演算手段31と、ケース形状補正手段32と、照明補正手段33と、ナイトカバー補正手段34を備えている。
このうち、ケース形状補正手段32は当該オープンショーケース1のケース形状補正値を保有している。このケース形状補正値は、当該オープンショーケース1のケース形状(この実施例の場合は縦型ケース)に応じて決定される固有の補正値であり、予め実験により求められ、縦型ケースの場合には、図3に示す如く前述した各モードにおいて「1」よりも小さい「0.8」と設定されている。
また、照明補正手段33は当該オープンショーケース1の照明補正値を保有している。この照明補正値は、照明装置12の点灯状態に応じて決定される補正値であり、照明装置12の数で数値は変化する。これも予め実験により求められ、縦型ケースの場合には、図3に示す如く昼間モード及び調光モードにおいて「1.2」と設定されている。尚、夜間モード及び照明OFFモードでは消灯されるため、照明補正値は「0」と設定されている。
また、ナイトカバー補正手段34は当該オープンショーケース1のナイトカバー補正値を保有している。このナイトカバー補正値は、ナイトカバー21が掛けられているか否かに応じて決定される補正値であり、予め実験により求められ、縦型ケースの場合には、図3に示す如く夜間モードにおいて「1.0」と設定されている。尚、夜間モード以外ではナイトカバー21は巻き取られているため、ナイトカバー補正値は「0」と設定されている。
そして、制御装置Cの温度演算手段31は、吹出温度検出器26が検出する吹出温度と、吸込温度検出器27が検出する吸込温度と、ケース形状補正手段32が保有するケース形状補正値と、照明補正手段33が保有する照明補正値と、ナイトカバー補正手段34が保有するナイトカバー補正値とに基づき、各棚11及びデッキパン6(何れも商品陳列部)上の温度の平均値を演算し、温度表示器22にて温度表示出力を行う。
その場合、制御装置Cの温度演算手段31は、下記式(1)を用いて温度表示器22で表示出力する温度を演算する。即ち、
温度表示器22に表示する温度=吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値+照明補正値+ナイトカバー補正値・・(1)
上記式(1)の[(吸込温度−吹出温度)/2]は、吸込温度と吹出温度の差の平均値であり、外気の巻き込みで吸込温度のほうが吹出温度より高くなることから、[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2]は、吹出口16における吹出温度を吸込口17における吸込温度に向けて上昇させた陳列室8の上下方向における中央の温度と云うことになる。この[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2]のうちの[(吸込温度−吹出温度)/2]にケース形状補正値を乗算するものであるが、実施例の縦型ケースの場合には、前述した如く「1」より小さい「0.8」と設定されているので、上下方向の中央よりも吹出口16の吹出温度に近づいた温度となる。
ここで、図1のような縦型ケースの場合、どうしても吸込口17からの外気の巻き込み量が多くなるため、吸込温度が高くなる。そのため、[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2]のみの場合(即ち、ケース形状補正値は「1」)には、演算される温度が実際の各棚11やデッキパン6上の温度よりも高くなる傾向となるが、実施例のようにケース形状補正値を「1」より小さい「0.8」とすることで、[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値]で演算される温度はより吹出温度に近づくように下げられ、各棚11やデッキパン6上の温度の平均値に近づけられることになる(前記「0.8」は演算される温度が各棚11やデッキパン6上の温度の平均値となるように実験により求められて決定される)。
また、照明装置12が点灯される昼間モードや調光モードでは、照明装置12が発生する熱の影響で各棚11やデッキパン6上の温度は上昇する。そのため、上記式(1)の[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値]のみでは、演算される温度が実際の各棚11及びデッキパン6上の温度の平均値よりも低くなってしまうが、式(1)では[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値]に「照明補正値」が加算され、更に昼間モード及び調光モードではこの照明補正値が「1.2」とされるので、演算される温度は高くなり、実際の各棚11及びデッキパン6上の温度の平均値に近づけられることになる(前記「1.2」は演算される温度が各棚11やデッキパン6上の温度の平均値となるように実験により求められて決定される)。
更に、ナイトカバー21が掛けられると、吸込口17への外気の巻き込みが無くなる(或いは、激減する)ために吸込温度が下がる。そのため、上記式(1)の[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値]及び照明補正値のみでは、演算される温度が実際の各棚11及びデッキパン6上の温度の平均値よりも低くなってしまうが、式(1)では[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値+照明補正値]に「ナイトカバー補正値」が加算され、更に夜間モードではこのナイトカバー補正値が「1.0」とされるので、演算される温度は高くなり、実際の各棚11及びデッキパン6上の温度の平均値に近づけられることになる(前記「1.0」は演算される温度が各棚11やデッキパン6上の温度の平均値となるように実験により求められて決定される)。
そして、制御装置Cは上記のようにして温度演算手段31が演算した温度を温度表示器22にて表示出力する。このように本発明では、制御装置Cが、吹出温度検出器26が検出する吹出温度と、吸込温度検出器27が検出する吸込温度と、予め決定されたケース形状補正値、照明補正値、ナイトカバー補正値とに基づいて各棚11やデッキパン6(商品陳列部)上の温度を演算し、温度表示器22にて表示するようにしたので、ケース形状や照明の点/消灯、ナイトカバーの有り無しなどの冷却環境の変化に追従して各棚11やデッキパン6上の温度を正確に表示することが可能となる。
これにより、特に実施例のようなオープンショーケース1において、的確な温度管理を実現することができるようになる。また、陳列室8内には複数の棚11やデッキパン6が設けられるが、制御装置Cは各棚11やデッキパン6上の温度の平均値を演算して温度表示器22にて表示するので、各棚11やデッキパン6上の温度を代表した温度を表示することができるようになる。
特に、前述した式(1)により、温度表示器22にて表示する温度を演算することにより、吹出口26と吸込口27の中間の温度を示す[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2]を、ケース形状補正値と照明補正値、及び、ナイトカバー補正値で補正した、より各棚11やデッキパン6上の温度に近い温度を温度表示器22に表示することができるようになる。
この場合、ケース形状補正値を、実施例のような縦型ケースの場合は1より小さくすることで、縦型ケースでは表示する温度をより吹出温度に近づけて、下部での外気の巻き込みによる影響(吸込温度が高くなって表示温度が各棚11やデッキパン6上の温度より高くなる影響)を排除し、各棚11やデッキパン6上の温度を正確に表示することが可能となる。
また、前述したように照明装置12が点灯している場合、照明補正値は温度表示器22に表示する温度を上げる方向に作用するので、照明の影響で上昇する各棚11やデッキパン6上の温度をより正確に表示することが可能となる。
更に、ナイトカバー21が掛けられている場合、ナイトカバー補正値が温度表示器22に表示する温度を上げる方向に作用するので、ナイトカバー21が掛けられて外気の巻き込みが無くなり、吸込温度が低下する影響を排除して各棚11やデッキパン6上の温度をより正確に表示することが可能となる。
尚、実施例の制御装置Cは温度表示器22に表示する温度を算出する際に、前述した各補正値を用いるか否かを切り換え可能とされている。これにより、使用者による管理方法に応じてケース形状補正値、照明補正値、ナイトカバー補正値を用いるか、吹出温度と吸込温度のみで演算するかを切り換えられるようになり、利便性が向上する。
次に、温度表示器22への制御装置Cによる温度表示制御の他の実施例について説明する。この場合の機能ブロックは図2中の破線を含んだものとなる。
この実施例の場合、制御装置Cの温度演算手段31は、下記式(2)を用いて温度表示器22で表示出力する温度を演算する。即ち、
温度表示器22に表示する温度={庫内温度+吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値}/2+照明補正値+ナイトカバー補正値・・(2)
上記式(2)のうち式(1)と異なる点は、{庫内温度+吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値}/2である。この{庫内温度+吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値}/2は、庫内温度検出器28が検出する[庫内温度]と、前記式(1)における[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値]との平均である。即ち、図1のオープンショーケース1の場合は、陳列室8の上下方向の中央から吹出口16の吹出温度に近づけられた温度と庫内温度との平均となる。
庫内温度検出器28が検出する庫内温度は、陳列室8内では他の部分よりも低い温度となるが、実際の陳列室8内の温度であることに変わりはない。そして、実際の陳列室8内の温度は、開口7からの外気の侵入や商品の納出などの影響(外乱)によって、吹出温度や吸込温度だけからでは把握できない変化を示す。
そのため、この実施例のように[庫内温度]と、[吹出温度+(吸込温度−吹出温度)/2×ケース形状補正値]との平均を用いて演算することにより、実際の庫内温度も加味したより正確な温度表示を実現することが可能となる。但し、その場合には照明補正値やナイトカバー補正値も、庫内温度を加味した場合に各棚11やデッキパン6上の温度の平均値を算出することができる数値を予め実験により決定しておくものとする。
次に、図5は本発明の低温ショーケースの他の実施例として所謂平型のオープンショーケース41の縦断側面図を示している。この実施例のオープンショーケース41は、上面に開口する断面略コ字状の断熱壁42と、その両側の図示しない側板により本体43が構成されており、この断熱壁42の内側に間隔を存して設けられた仕切板44と商品を陳列する商品陳列部としてのデッキパン46の内側が上面に開口47を有した陳列室48とされ、仕切板44と断熱壁42との間に一連のダクト49が構成されている。
また、陳列室48の開口47の奥側縁(一側)には、ダクト49に連通した吹出口56が形成されており、開口47の手前側縁(他側)にはダクト49に連通した吸込口57が形成されている。更に、底部のダクト49内には冷気循環用の送風機58と冷凍装置の冷媒回路を構成する蒸発器59が配設されている。更に、吹出口56上側の開口47奥部には、前述同様の温度表示器22が取り付けられている。
また、吹出口56より上流側の奥側のダクト49内には、前述の実施例と同様の吹出温度検出器(温度センサ)26が取り付けられており、底部のダクト49内には、前述同様の吸込温度検出器(温度センサ)27が取り付けられている。更に、奥側の仕切板44の前側、即ち、陳列室8内奥部には、前述同様の庫内温度検出器(温度センサ)28が取り付けられている。
この場合も蒸発器59には冷凍装置から冷媒が供給され、冷凍効果を発揮する。この蒸発器59と熱交換した冷気は送風機58により奥側のダクト49内を吹き上げられ、吹出口56から開口に吹き出される。開口47奥側縁の吹出口56から吹き出された冷気は開口47にエアーカーテンを形成しながらその一部が陳列室48内に循環され、陳列室48内を冷却する。吹出口56から吹き出された冷気は開口手前側縁の吸込口57よりダクト49内に吸い込まれ、送風機58に吸引される循環を繰り返す。
この場合の制御装置Cは前述と同様の制御装置である。即ち、制御装置Cは前述の実施例と同様に吹出温度検出器26が検出する吹出温度に基づいて蒸発器59への冷媒供給を制御する(この場合は内蔵する冷凍装置の圧縮機を制御する)ことにより、陳列室48内を所定の設定温度に維持する。
そして、この場合も制御装置Cの温度演算手段31は、吹出温度検出器26が検出する吹出温度、吸込温度検出器27が検出する吸込温度(及び、庫内温度検出器28が検出する庫内温度)と、ケース形状補正手段32が保有するケース形状補正値、照明補正手段33が保有する照明補正値、ナイトカバー補正手段34が保有するナイトカバー補正値に基づき、前述した式(1)又は式(2)により表示する温度を演算して温度表示器22にて表示出力する。
但し、この平型のオープンショーケース41の場合には、前述した縦型のオープンショーケースに比して外気の巻き込み量が少ないので、ケース形状補正値は縦型の場合(「0.8」)より大きく、「0.9」に設定されている。即ち、縦型の場合よりも吸込温度に近づいた温度が表示されることになる。
尚、実施例のオープンショーケース41は前述の実施例の照明装置やナイトカバーが取り付けられていないので、照明補正値及びナイトカバー補正値は何れも「0」と設定されている。
このように各補正値を設定することにより、縦型のオープンショーケースよりも外気の巻き込みによる吸込温度の上昇が小さくなる平型のオープンショーケース41の場合にも、商品陳列部としてのデッキパン46上の温度を正確に温度表示器22にて表示することが可能となる。
次に、図6は本発明の低温ショーケースの更に他の実施例として、平型の他の例としての所謂アイランドタイプのオープンショーケース61の縦断側面図を示している。この実施例のオープンショーケース61も、上面に開口する断面略コ字状の断熱壁62と、その両側の図示しない側板により本体63が構成されており、この断熱壁62の内側に間隔を存して設けられた仕切板64と、底部の前後に設けられて商品を陳列する商品陳列部としてのデッキパン66、66の内側が上面に開口67を有した陳列室68とされ、仕切板64及びデッキパン66と断熱壁62との間に一連のダクト69が構成されている。
この場合のオープンショーケース61は、陳列室68の前後方向の中央部に左右に渡って中央ダクト部材71が立設されており、これによって、陳列室68内は前後に仕切られている。また、この中央ダクト部材71の内部空間の下端はデッキパン66、66の間でダクト69に連通している。そして、この中央ダクト部材71の上部(開口67の中央部上縁)には、前後にこの中央ダクト部材71の内部空間に連通した吹出口76、76がそれぞれ形成されており、奥側と手前側の縁部には、ダクト69に連通した吸込口77、77がそれぞれ形成されている。
また、中央ダクト部材71の前後底部のダクト69内には冷凍装置の冷媒回路を構成する蒸発器79、79がそれぞれ配設されており、中央ダクト部材71の下方のダクト69内には冷気循環用の送風機78が設けられている。更に、中央ダクト部材71の上端前面には、前述同様の温度表示器22が取り付けられている。
また、送風機78の吐出側(即ち、吹出口76より上流側)のダクト69内には、前述の実施例と同様の吹出温度検出器(温度センサ)26が取り付けられており、手前側底部のダクト69内には、前述同様の吸込温度検出器(温度センサ)27が取り付けられている。更に、前側の陳列室68内奥部には、前述同様の庫内温度検出器(温度センサ)28が取り付けられている。
この場合も各蒸発器79には冷凍装置から冷媒が供給され、冷凍効果を発揮する。各蒸発器79と熱交換した冷気は送風機78により中央ダクト部材71の内部空間内を吹き上げられ、前後の吹出口76、76から前後の陳列室68の開口に吹き出される。中央ダクト部材71により仕切られた前後の開口67上縁の吹出口76、76から吹き出された冷気は各開口67にエアーカーテンを形成しながらその一部が各陳列室68内に循環され、陳列室68内を冷却する。各吹出口76から吹き出された冷気は開口奥側縁と手前側縁の各吸込口77よりダクト69内に吸い込まれ、各蒸発器79を経て送風機78に吸引される循環を繰り返す。
この場合の制御装置Cも前述と同様の制御装置である。即ち、制御装置Cは前述の実施例と同様に吹出温度検出器26が検出する吹出温度に基づいて各蒸発器79への冷媒供給を制御する(この場合も内蔵する冷凍装置の圧縮機を制御する)ことにより、陳列室68内を所定の設定温度に維持する。
そして、この場合も制御装置Cの温度演算手段31は、吹出温度検出器26が検出する吹出温度、吸込温度検出器27が検出する吸込温度(及び、庫内温度検出器28が検出する庫内温度)と、ケース形状補正手段32が保有するケース形状補正値、照明補正手段33が保有する照明補正値、ナイトカバー補正手段34が保有するナイトカバー補正値に基づき、前述した式(1)又は式(2)により表示する温度を演算して温度表示器22にて表示出力する。
但し、このアイランドタイプの平型オープンショーケース61の場合には、前述した平型のオープンショーケース(図5)よりも開口が分割されて、一つ当たりの面積は小さくなっており、より外気の巻き込み量が少なくなるので、ケース形状補正値は前述した平型の場合(「0.9」)よりも更に大きく、「1.1」に設定されている。即ち、平型(図5)の場合よりも吸込温度に近づいた温度(各陳列室68の中央よりも吸込口77寄りの温度)が表示されることになる。
尚、この実施例のオープンショーケース61の場合も照明装置やナイトカバーが取り付けられていないので、照明補正値及びナイトカバー補正値は何れも「0」と設定されている。
このように各補正値を設定することにより、通常の平型のオープンショーケースよりも更に外気の巻き込みによる吸込温度の上昇が小さくなるアイランドタイプの平型オープンショーケース61の場合にも、商品陳列部としてのデッキパン66上の温度を正確に温度表示器22にて表示することが可能となる。
尚、前記式(1)及び式(2)では、ケース形状補正値、照明補正値、ナイトカバー補正値の各補正値の全てを用いて温度表示器22に表示する温度を演算するようにしたが、それに限らず、それら補正値の何れか、又は、それらのうちの二つの組み合わせを用いて演算するようにしても吸込温度、吹出温度、或いは、庫内温度などのみによる演算よりもより正確な値を表示することが可能となるものである。
また、各実施例では庫内温度検出器28を設けているが、式(1)で演算する場合には削除しても差し支えないものである。
1、41、61 オープンショーケース(低温ショーケース)
2、42、62 断熱壁
4、44、64 仕切板
6、46、66 デッキパン(商品陳列部)
7、47、67 開口
8、48、68 陳列室
9、49、69 ダクト
11 棚(商品陳列部)
12 照明装置
16、56、76 吹出口
17、57、77 吸込口
18、58、78 送風機
19、59、79 蒸発器
21 ナイトカバー
22 温度表示器(表示部)
26 吹出温度検出器
27 吸込温度検出器
28 庫内温度検出器
31 温度演算手段
32 ケース形状補正手段
33 照明補正手段
34 ナイトカバー補正手段
C 制御装置

Claims (10)

  1. 商品を陳列する商品陳列部を有する陳列室内に吹出口から冷気を吹き出し、吸込口から吸い込むことにより、前記陳列室内を冷却して成る低温ショーケースにおいて、
    前記吹出口の冷気の吹出温度を検出する吹出温度検出器と、
    前記吸込口の冷気の吸込温度を検出する吸込温度検出器と、
    前記陳列室内の温度を表示するための表示部と、
    前記各温度検出器の検出値に基づいて前記表示部に温度を表示する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記吹出温度検出器が検出する吹出温度と、前記吸込温度検出器が検出する吸込温度と、所定の補正値とに基づいて前記商品陳列部上の温度を演算し、前記表示部にて表示することを特徴とする低温ショーケース。
  2. 前記陳列室内に複数の前記商品陳列部を備え、
    前記制御装置は、各商品陳列部上の温度の平均値を演算して前記表示部にて表示することを特徴とする請求項1に記載の低温ショーケース。
  3. 前記陳列室は少なくとも一面が開口しており、該開口の一側縁に前記吹出口が形成され、他側縁に前記吸込口が形成されたオープンショーケースであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の低温ショーケース。
  4. 前記制御装置は、当該低温ショーケースのケース形状に応じて決定されるケース形状補正値と、前記陳列室内を照明する照明装置の点灯状態に応じて決定される照明補正値と、ナイトカバーが掛けられているか否かに応じて決定されるナイトカバー補正値、のうちの何れか、若しくは、それらの組み合わせ、或いは、それらの全てを前記補正値として用いることを特徴とする請求項3に記載の低温ショーケース。
  5. 前記制御装置は、
    前記表示部に表示する温度=前記吹出温度+(前記吸込温度−前記吹出温度)/2×前記ケース形状補正値+前記照明補正値+前記ナイトカバー補正値・・(1)
    上記式(1)により、前記表示部にて表示する温度を演算することを特徴とする請求項4に記載の低温ショーケース。
  6. 前記陳列室内の庫内温度を検出する庫内温度検出器を備え、
    前記制御装置は、
    前記表示部に表示する温度={前記庫内温度+前記吹出温度+(前記吸込温度−前記吹出温度)/2×前記ケース形状補正値}/2+前記照明補正値+前記ナイトカバー補正値・・(2)
    上記式(2)により、前記表示部にて表示する温度を演算することを特徴とする請求項4に記載の低温ショーケース。
  7. 前記ケース形状補正値は、縦型の低温ショーケースの場合に1より小さく、平型の低温ショーケースの場合には、前記縦型の低温ショーケースの値より大きいことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の低温ショーケース。
  8. 前記照明装置が点灯している場合、前記照明補正値は前記表示部に表示する温度を上げる方向に作用することを特徴とする請求項4乃至請求項7のうちの何れかに記載の低温ショーケース。
  9. 前記ナイトカバーが掛けられている場合、前記ナイトカバー補正値は前記表示部に表示する温度を上げる方向に作用することを特徴とする請求項4乃至請求項8のうちの何れかに記載の低温ショーケース。
  10. 前記制御装置は、前記表示部に表示する温度を算出する際に、前記補正値を用いるか否かを切り換え可能とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のうちの何れかに記載の低温ショーケース。
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