JP2015145555A - かつら用毛髪の染色方法、及び、かつらの製造方法 - Google Patents

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【課題】かつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法において、段階的に異なる色となるように染色したかつら用毛髪が不自然に見えるのを防ぐ。【解決手段】かつら用毛髪の染色方法は、かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色する多段染色工程(S4)と、多段染色されたかつら用毛髪の全体を同時に染色する仕上げ染色工程(S5)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色するかつら用毛髪の染色方法と、この染色方法により染色された毛髪をかつらベースに植毛してかつらを製造するかつらの製造方法とに関する。
従来、かつら用の毛髪を段階的に異なる色となるように染色する染色方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1記載の染色方法では、脱色工程の後、毛髪の染色しない部分を密封し包んで毛髪の染色しようとする部分を露出させ、この状態の毛髪を染色剤の水溶液の中に入れて染色するという手法をとっている。
特許第3860819号公報
ところで、毛髪を段階的に異なる色に染色する場合、各段階で色が違うため、不自然に見えてしまうという問題がある。
かつらは、薄毛を隠すなどの用途に用いられるため、自然に見えることが非常に重要である。
本発明の目的は、段階的に異なる色となるように染色したかつら用毛髪が不自然に見えるのを防ぐことができるかつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法を提供することである。
本発明のかつら用毛髪の染色方法は、かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色する多段染色工程と、多段染色された上記かつら用毛髪の全体を同時に染色する仕上げ染色工程と、を備える。
また、上記かつら用毛髪の染色方法において、上記かつら用毛髪を脱色する脱色工程と、脱色された上記かつら用毛髪の全体を染色する予備染色工程と、を更に備え、上記多段染色工程では、上記予備染色工程で予備染色された上記かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色するようにしてもよい。
また、上記かつら用毛髪の染色方法において、上記多段染色工程では、上記かつら用毛髪の染色をしない部分に被覆部を設け、この被覆部の領域を変更しながら上記かつら用毛髪を染色することで、このかつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色し、上記仕上げ染色工程では、上記被覆部を取り外してから、上記かつら用毛髪の全体を同時に染色するようにしてもよい。
また、上記かつら用毛髪の染色方法において、上記多段染色工程では、上記被覆部の領域を増やしながら上記かつら用毛髪を染色するようにしてもよい。
また、上記かつら用毛髪の染色方法において、上記多段染色工程及び上記仕上げ染色工程のうち少なくとも一方では、上記かつら用毛髪の毛束の内部に棒状部材を配置した状態で、上記かつら用毛髪を染色するようにしてもよい。
また、上記かつら用毛髪の染色方法において、上記棒状部材は、複数の孔が形成された筒状を呈するようにしてもよい。
また、上記かつら用毛髪の染色方法において、上記棒状部材は、上記毛束を染料に沈めるための錘になるようにしてもよい。
本発明のかつらの製造方法は、上記かつら用毛髪の染色方法により染色されたかつら用毛髪をかつらベースに植毛する植毛工程を備える。
また、上記かつらの製造方法において、上記かつら用毛髪の染色方法の上記多段染色工程では、上記かつら用毛髪の長さ方向の中央部分を挟んだ一端側と他端側とで色が対称となるよう、上記かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色し、上記植毛工程では、上記中央部分又はその近傍において上記かつら用毛髪を上記かつらベースに植毛するようにしてもよい。
本発明によれば、段階的に異なる色となるように染色したかつら用毛髪が不自然に見えるのを防ぐことができる。
本発明の一実施の形態に係るかつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるかつら(かつら用毛髪は省略)を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における棒状部材を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における棒状部材が配置されたかつら用毛髪の毛束を示す説明図(その1)である。 本発明の一実施の形態における棒状部材が配置されたかつら用毛髪の毛束を示す説明図(その2)である。 本発明の一実施の形態における棒状部材が配置されたかつら用毛髪の毛束を示す説明図(その3)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施の形態に係るかつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るかつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法を示すフローチャートである。
図2は、本実施の形態におけるかつら(かつら用毛髪は省略)を示す斜視図である。
図3は、本実施の形態における棒状部材を示す斜視図である。
図4A〜図4Cは、本実施の形態における棒状部材が配置されたかつら用毛髪の毛束を示す説明図である。
図5は、本実施の形態に係るかつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法を説明するための概略図である。
図1に示すように、かつら用毛髪の染色方法は、表面処理工程(S1)と、脱色工程(S2)と、予備染色工程(S3)と、多段染色工程(S4)と、仕上げ染色工程(S5)と、を備える。
また、かつらの製造方法は、かつら用毛髪の染色方法の各工程(S1〜S5)に加え、更に植毛工程(S6)を備える。
以下、各工程を順に説明するが、事前に、例えば人毛であるかつら用毛髪の色、毛長、毛絡み、厚さ、引っ張り強度・伸び度等を測定する測定工程、白髪等の異なる色の毛髪を除去して毛長ごとに選別する選別工程などを行ってもよい。
表面処理工程(S1)では、かつら用毛髪の表面処理を行う。本実施の形態の表面処理は、毛髪表面のキューティクルや汚れの除去である。表面処理としては、コーティング等の加工を施すものであってもよい。
まず、水10kgに対して、工業塩250g、塩酸150g、硫酸ナトリウム40gを加え、これにかつら用毛髪を24時間浸漬し、水洗いする。
洗浄の後、ネットでかつら用毛髪を包み、釜に敷き詰める。そして、例えば、100kgの40℃の温水に、2500gの工業塩、700gのバソランDC(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)、400gのリン酸、1000gの硫酸を加え、かつら用毛髪を例えば5時間かき混ぜる。取り出したかつら用毛髪は水で洗い流す。
上述の処理により、毛髪表面のキューティクル及び汚れが取り除かれる。また、かつら用毛髪が水分を含んでいても櫛どおりが良く絡みにくくなる。但し、キューティクルを取り除きすぎると、表面に光沢感が出て外観を損なうおそれがある。そのため、キューティクルを取り除きすぎないように、硫酸等の濃度や処理時間を調整するとよい。
そして、100kgの50℃の温水に、800gのソーダ灰(無水炭酸ナトリウム)、300gの洗剤(洗濯石鹸)、400gのアンモニアを加え、かつら用毛髪を30分かき混ぜる。
その後、かつら用毛髪を水で3回洗い、10分シャンプーした後、再度水で3回洗う。そして、かつら用毛髪を洗濯機にて脱水し、毛絡みを解き、網の上で一晩(数時間〜1日)乾燥させる。
次に、脱色工程(S2)では、表面処理工程(S1)で表面処理されたかつら用毛髪を脱色する。
まず、ネットでかつら用毛髪を包み、釜に敷き詰める。そして、例えば、100kgの60℃の温水に、100gのハイドロキノン、30gの洗剤、1000gの炭酸ナトリウム、500gのチオ硫酸ナトリウム、1000gのメチルセルロース、2000gの硫酸アンモニウム、6000gの過酸化水素水溶液、2000gのアンモニアを加えて、かつら用毛髪を1時間かけて脱色する。
そして、かつら用毛髪の毛色をチェックした後、かつら用毛髪を水で3回洗い、100kgの水に30gの亜硫酸水素ナトリウムを加え、かつら用毛髪を30分かき混ぜて中和する。その後、かつら用毛髪を水で2回洗う。
なお、脱色する濃さは、後述する多段染色工程(S4)において濃い色に染色する場合は濃くし、薄い色に染色する場合は薄くするとよい。
次に、予備染色工程(S3)では、脱色されたかつら用毛髪の全体を染色する。
まず、100kgの60℃の温水に、200gの工業塩(均染・浸透剤)、500gの酢酸(ph調整・色止め)、300gのアルコールベンジン(分散剤)、200gのポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル(柔軟剤)、200gのヒドロキシエチル化脂肪酸アミン誘導体(均染剤)と、例えば酸性染料である染料とを加え、染色する色に応じて30分〜4時間かけて染色する。
その後、かつら用毛髪を水で3回洗い、10分シャンプーした後、再度水で3回洗う。そして、かつら用毛髪を洗濯機にて脱水し、網の上で一晩(数時間〜1日)乾燥させる。
次に、多段染色工程(S4)では、かつら用毛髪の染色をしない部分に被覆部を設け、この被覆部の領域を増やしながら(変更しながら)かつら用毛髪を染色することで、予備染色されたかつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色する。
まず、かつら用毛髪を50gずつに束ね、かつら用毛髪の両端から5cmの部分に防染剤を塗布する。そして、オーブンにより10分間80℃でかつら用毛髪を乾燥させる。また、防染剤を塗布した部分を図4Aに示すように被覆部の一例であるラップ5で包み、ゴム6で縛る。
そして、図4Bに示すように毛束の内部に棒状部材4を挿入し、図4Cに示すようにかつら用毛髪3が棒状部材4の周囲で染料に浸かりやすいようにする。
なお、図3に示すように、本実施の形態の棒状部材4は、複数の孔4aが形成された円筒状(筒状)を呈する。また、棒状部材4は、毛束を染料に沈めるための錘になるように、金属等の比重の大きい材料からなるようにするとよい。
そして、棒状部材4を内部に挿入したかつら用毛髪3の毛束を、100kgの60℃〜70℃の温水に入れ、10分間かき混ぜ、一旦取り出す。この温水には、70gの工業塩、170gの酢酸、100gのアルコールベンジン、70gのポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル、70gのヒドロキシエチル化脂肪酸アミン誘導体が加えられている。
その後、かつら用毛髪を取り出した後の温水に、例えば酸性染料である染料を加え、90℃〜100℃に加熱してかつら用毛髪を25分浸漬する。
この多段染色工程(S4)では、かつら用毛髪の長さ方向の中央部分を挟んだ一端側と他端側とで色が対称となるよう、かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色する。
そのため、ラップ部分を両端から2cmずつ増やし、再度かつら用毛髪を25分浸漬するという処理を繰り返す。なお、本実施の形態では、最初にラップした部分以外は、一度染色された後であるため、防染剤を塗布していない。また、図4A〜図4Cに示す最初のラップ5の部分であるゴム6,6の外側の部分は、多段染色を行っていないため、多段染色工程(S4)以降に切り落としてもよい。
次に、仕上げ染色工程(S5)では、被覆部を取り外してから、多段染色されたかつら用毛髪の全体を同時に染色する。
まず、全てのラップを外し、流水により防染剤及び余分な染料を落とす。
そして、30kgの60℃の温水にかつら用毛髪を入れ、10分間かき混ぜて予備洗いし、一旦取り出す。この温水には、20gの工業塩、50gの酢酸、30gのアルコールベンジン、20gのポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル、20gのヒドロキシエチル化脂肪酸アミン誘導体が加えられている。
その後、かつら用毛髪を取り出した後の温水に、例えば酸性染料である染料を加え、90℃〜100℃に加熱してかつら用毛髪を25分浸漬する。
これにより、上述の多段染色工程(S4)により段階的に染色された色を残しつつ、各段階の色の違いをわかりづらくして、かつら用毛髪を自然に見えるようにする。
例えば、図5に示す、かつらベース2に植毛されたかつら用毛髪3のように、左半分3−1及び右半分3−2において、最初に被覆された部分(即ち、予備染色のみされた部分)である先端側の第1の色C1から、第2の色C2(2回目の被覆部分)、第3の色C3(被覆されない部分)の順に濃くなるように染色される。なお、3回以上被覆して染色を行う場合には、第4の色以降も染色されることになる。
仕上げ染色後、かつら用毛髪を洗濯機にて脱水し、毛絡みを解き、網の上で一晩(数時間〜1日)乾燥させる。
そして、シリコーンコーティングなどの後処理が行われる。
次に、植毛工程(S6)では、多段染色された毛髪を図2に示すかつら1のかつらベース2に図5に示すように植毛する。
例えば、図5に示すように、かつら用毛髪3は、長さ方向の中央部分を挟んだ一端側3−1と他端側3−2とで色が対称となるように染色されているため、植毛工程(S6)では、かつら用毛髪3を上記中央部分又はその近傍においてかつらベース2に植毛する。本実施の形態では、かつら用毛髪3を結びつけてかつらベース2に植毛するため、結び目3aが上記中央部分又はその近傍に位置することになる。
以上説明した本実施の形態では、かつら用毛髪の製造方法は、かつら用毛髪3を段階的に異なる色となるように染色する多段染色工程(S4)と、多段染色されたかつら用毛髪3の全体を染色する仕上げ染色工程(S5)と、を備える。
そのため、段階的に染色された色を残しつつ、各段階の色の違いがわかりづらくなる。よって、本実施の形態によれば、段階的に異なる色となるように染色したかつら用毛髪が不自然に見えるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、かつら用毛髪3を脱色する脱色工程(S2)と、脱色されたかつら用毛髪3の全体を染色する予備染色工程(S3)と、を更に備える。そのため、予備染色工程(S3)において、多段染色工程(S4)で多段染色するそれぞれの色と同程度の色に染色することで、多段染色工程(S4)及び仕上げ染色工程(S5)において、染色する量(濃さ等)を少なくすることができる。
また、本実施の形態の多段染色工程(S4)では、かつら用毛髪3の染色をしない部分に被覆部を設け、この被覆部の領域を変更しながらかつら用毛髪3を染色することで、かつら用毛髪3を段階的に異なる色となるように染色し、仕上げ染色工程(S5)では、被覆部を取り外してから、かつら用毛髪の全体を同時に染色する。そのため、簡単かつ確実にかつら用毛髪3の染色を行うことができる。
また、本実施の形態の多段染色工程(S4)では、被覆部の領域を増やしながらかつら用毛髪3を染色する。そのため、被覆部の領域を減らしながらかつら用毛髪3を染色するよりも、簡単に多段染色を行うことができる。但し、被覆部の領域を減らしながらかつら用毛髪を染色するようにしてもよい。
また、本実施の形態の多段染色工程(S4)(多段染色工程及び仕上げ染色工程のうち少なくとも一方)では、かつら用毛髪3の毛束の内部に棒状部材4を配置した状態で、かつら用毛髪3を染色する。そのため、かつら用毛髪3が染料に浸かりやすくなり、かつら用毛髪3を確実に染色することができる。
また、本実施の形態では、棒状部材4は、複数の孔4aが形成された筒状を呈する。そのため、棒状部材4の内部に染料を行き渡らせたり、棒状部材4の内部の空気を抜き出したりことができる。
また、本実施の形態では、棒状部材4は、かつら用毛髪3の毛束を染料に沈めるための錘になるようにした場合、かつら用毛髪3の毛束が浮力により染料の中から浮き上がるのを防止し、かつら用毛髪3を確実に染色することができる。
また、本実施の形態のかつら1の製造方法は、上記染色方法により染色されたかつら用毛髪3をかつらベース2に植毛する植毛工程(S6)を備える。そして、多段染色工程(S4)では、かつら用毛髪3の長さ方向の中央部分を挟んだ一端側3−1と他端側3−2とで色が対称となるよう、かつら用毛髪3を段階的に異なる色となるように染色し、植毛工程(S6)では、上記中央部分又はその近傍においてかつら用毛髪3をかつらベース2に植毛する。そのため、簡単かつ確実に多段染色を行ってかつら1を製造することができる。
なお、本実施の形態では、かつら用毛髪の染色方法及びかつらの製造方法は、表面処理工程(S1)を含むが、表面処理工程(S1)、脱色工程(S2)、及び予備染色工程(S3)を省略してもよい。
また、各工程(S1〜S6)の具体的処理については、特に限定されず、例えば、溶液の材料や濃度等を変更するなど、適宜変更可能である。
また、かつらベース2としては、ネットではなく人工樹脂からなる人工皮膚やそれ以外のものであってもよい。
また、本実施の形態では、多段染色工程(S4)においてのみ棒状部材4を用いているが、多段染色工程(S4)及び仕上げ染色工程(S5)の少なくとも一方で棒状部材4を用いるという条件を満たすことが望ましい。更には、脱色工程(S2)及び予備染色工程(S3)においても棒状部材4を用いるとよい。
また、本実施の形態では、円筒状の棒状部材4を用いているが、多角筒状、柱状などのその他の棒状部材を用いてもよいし、棒状部材4が毛束を染料に沈めるための錘にならなくともよい。なお、棒状部材4を錘にするという観点では、筒状よりも柱状であることが望ましい。
1 かつら
2 かつらベース
3 かつら用毛髪
3a 結び目
4 棒状部材
4a 孔
5 ラップ
6 ゴム

Claims (9)

  1. かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色する多段染色工程と、
    多段染色された前記かつら用毛髪の全体を同時に染色する仕上げ染色工程と、
    を備えることを特徴とするかつら用毛髪の染色方法。
  2. 前記かつら用毛髪を脱色する脱色工程と、
    脱色された前記かつら用毛髪の全体を染色する予備染色工程と、
    を更に備え、
    前記多段染色工程では、前記予備染色工程で予備染色された前記かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色する、
    ことを特徴とする請求項1記載のかつら用毛髪の染色方法。
  3. 前記多段染色工程では、前記かつら用毛髪の染色をしない部分に被覆部を設け、該被覆部の領域を変更しながら前記かつら用毛髪を染色することで、該かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色し、
    前記仕上げ染色工程では、前記被覆部を取り外してから、前記かつら用毛髪の全体を同時に染色する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のかつら用毛髪の染色方法。
  4. 前記多段染色工程では、前記被覆部の領域を増やしながら前記かつら用毛髪を染色することを特徴とする請求項3記載のかつら用毛髪の染色方法。
  5. 前記多段染色工程及び前記仕上げ染色工程のうち少なくとも一方では、前記かつら用毛髪の毛束の内部に棒状部材を配置した状態で、前記かつら用毛髪を染色することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載のかつら用毛髪の染色方法。
  6. 前記棒状部材は、複数の孔が形成された筒状を呈することを特徴とする請求項5記載のかつら用毛髪の染色方法。
  7. 前記棒状部材は、前記毛束を染料に沈めるための錘になることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のかつら用毛髪の染色方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項記載のかつら用毛髪の染色方法により染色されたかつら用毛髪をかつらベースに植毛する植毛工程を備えることを特徴とするかつらの製造方法。
  9. 前記かつら用毛髪の染色方法の前記多段染色工程では、前記かつら用毛髪の長さ方向の中央部分を挟んだ一端側と他端側とで色が対称となるよう、前記かつら用毛髪を段階的に異なる色となるように染色し、
    前記植毛工程では、前記中央部分又はその近傍において前記かつら用毛髪を前記かつらベースに植毛する、
    ことを特徴とする請求項8記載のかつらの製造方法。
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