JP2015145312A - 搬送装置 - Google Patents

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JP2015145312A JP2014019277A JP2014019277A JP2015145312A JP 2015145312 A JP2015145312 A JP 2015145312A JP 2014019277 A JP2014019277 A JP 2014019277A JP 2014019277 A JP2014019277 A JP 2014019277A JP 2015145312 A JP2015145312 A JP 2015145312A
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雄彦 伊藤
Katsuhiko Ito
雄彦 伊藤
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Ezawa Jimuki Co Ltd
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Abstract

【課題】搬送物を一定姿勢に維持して搬送することが可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】本発明の搬送装置10では、第1と第2のベルト21,22が、同形状で互いに平行な回転軸を中心に同一回転速度で回転する。また、第1と第2のベルト21,22が、回転軸方向と直行する方向で特定ズレ長Lだけずれた位置関係に配置され、それら第1及び第2のベルト21,22において特定ズレ長Lだけ離れた2位置にベルト連結部材25がヒンジ連結されて第1と第2のベルト21,22の間に架け渡されている。これにより、第1及び第2のベルト21,22が回転したときにベルト連結部材25は一定姿勢を維持して平行移動し、ベルト連結部材25の搬送支持部13が下方から支持した搬送物を一定姿勢に維持して搬送することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトを使用して搬送物を搬送する搬送装置に関する。
従来、この種の搬送装置として、ベルトコンベアのベルトから複数の荷物支持突片を垂直に突出させておき、その荷物支持突片上に搬送物を載せて搬送する搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−298195号公報(図1参照)
ところで、搬送物の種類によっては、一定姿勢に維持した搬送が要請されることがあるが、上記した従来の搬送装置では、上記要請に応えることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、搬送物を一定姿勢に維持して搬送することが可能な搬送装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る搬送装置は、平行な回転軸を有する複数の第1回転車に架け渡された第1ベルトと、第1回転車の回転軸と平行な回転軸を有する複数の第2回転車に架け渡され、第1及び第2の回転車の回転軸方向から見ると第1ベルトと同一形状でかつ第1ベルトから特定ズレ長だけずれた位置に配置された第2ベルトと、第1及び第2のベルトを同一回転速度で回転駆動する回転駆動源と、第1及び第2のベルトのうち特定ズレ長だけ離れた2位置にヒンジ連結されてそれら第1及び第2のベルトを連結するベルト連結部材と、ベルト連結部材に設けられ、搬送物を下方から支持する搬送支持部とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の搬送装置において、第1及び第2のベルトは、上下に延びた直線部を有する共に、第1及び第2の回転車の回転軸方向で互いにずれかつ回転軸方向から見て互いに一部が重なるように配置され、ベルト連結部材は、第1及び第2の回転車の回転軸方向で第1と第2のベルトの間に配置され、回転軸方向から見て搬送支持部が直線部から側方に張り出すように形成されたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の搬送装置において、第1又は第2のベルトの直線部を直動可能に受容したガイド溝を有するベルトガイドが備えられたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の搬送装置において、ベルト連結部材を、第1及び第2のベルトの周方向に複数備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2乃至4のいずれか1の請求項に記載の搬送装置において、第1及び第2のベルトとベルト連結部材とからなるツインベルト機構を対にして、それらを前ツインベルト機構と後ツインベルト機構として備え、第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て、前後の両ツインベルト機構の搬送支持部同士が常に重なり合うように構成したところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項2乃至4のいずれか1の請求項に記載の搬送装置において、第1及び第2のベルトとベルト連結部材とからなるツインベルト機構を対にして、それらを左ツインベルト機構と右ツインベルト機構として備え、それら左右のツインベルト機構の間で、第1及び第2の回転車の回転軸同士が平行でかつ直線部同士が対向するように配置されると共に、第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て、左右の両ツインベルト機構の間で搬送支持部同士が常に左右対称になるように配置されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の搬送装置において、左ツインベルト機構を対にして、それらを左前ツインベルト機構と左後ツインベルト機構として備えると共に、右ツインベルト機構を対にして、それらを右前ツインベルト機構と右後ツインベルト機構として備え、第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て、左前と左後の両ツインベルト機構の間で搬送支持部同士が常に重なり合うと共に、右前と右後の両ツインベルト機構の間で搬送支持部同士が常に重なり合うように構成したところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載の搬送装置において、左右の両ツインベルト機構の間隔を任意に変更可能とするスライド調整機構を備えたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項6乃至8の何れか1の請求項に記載の搬送装置において、複数のカットシートを積み上げたカットシート束が搬送ベルト上に載置されて、その搬送ベルトを回転駆動してカットシート束の下端部からカットシートを1枚ずつ抜き取って搬送するカットシート搬送装置のうち搬送ベルトを跨いで左右対称に配置される左右のツインベルト機構と、搬送ベルト上のカットシート束の上方位置で、別のカットシート束を下方から支持して待機する複数の搬送支持部と、搬送ベルト上のカットシート束が、予め決められた基準残量まで減ったか否かを検出する残量検出手段と、残量検出手段の検出結果を受け、搬送ベルト上のカットシート束が基準残量まで減った場合に、カットシートを支持している複数の搬送支持部を降下させて、基準残量まで減ったカットシート束の上に新たな1つのカットシート束を積み上げるように回転駆動源を制御する制御部とを備えたところに特徴を有する。
請求項1の搬送装置では、第1と第2のベルトが、同形状で互いに平行な回転軸を中心に同一回転速度で回転する。また、第1と第2のベルトが、回転軸方向と直行する方向で特定ズレ長だけずれた位置関係に配置され、それら第1及び第2のベルトにおいて特定ズレ長だけ離れた2位置にベルト連結部材がヒンジ連結されて第1と第2のベルトの間に架け渡されている。これにより、第1及び第2のベルトが回転したときにベルト連結部材は一定姿勢を維持して平行移動し、ベルト連結部材の搬送支持部が下方から支持した搬送物を一定姿勢に維持して搬送することができる。
ここで、第1及び第2のベルトは、同一平面内に配置されていてもよいし、請求項2の構成のように、第1及び第2の回転車の回転軸方向で互いにずれて異なる平面内に配置されていてもよい。また、請求項2の構成のように、第1及び第2のベルトを、第1及び第2の回転車の回転軸方向で互いにずらし、第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て第1及び第2のベルトの一部が重なるように配置すれば、第1及び第2のベルトを同一平面内に配置したものに比べてコンパクトになる。さらに、請求項2の構成では、第1と第2のベルトの間にベルト連結部材を配置したので、この点においてもコンパクトになる。そして、ベルト連結部材の搬送支持部が、第1又は第2のベルトのうち上下方向に延びた直線部から側方に張り出しているので、搬送支持部で支持した搬送物を、上昇させるか降下させるようにして搬送することができる。
また、請求項3の構成のように、第1又は第2のベルトの直線部を直動可能に受容したガイド溝を備えれば、直線部の変形が防がれて、搬送物におけるベルト連結部材の搬送支持部の姿勢が安定し、搬送物の姿勢も安定する。
請求項4の構成によれば、ベルト連結部材を第1及び第2のベルトの周方向に複数備えたので効率が良い搬送が可能になる。
請求項5,6,7の搬送装置では、2つ又は4つの複数の搬送支持部で搬送物を下方から支持するので搬送物の姿勢が安定すると共に、各搬送支持部の負担が軽減される。また、請求項8の搬送装置では、左右の両ツインベルト機構の間隔を任意に変更することができるので、横幅が異なる複数種類の搬送物に容易に対応することができる。
請求項9の搬送装置は、搬送ベルト上に載置されたカットシート束の下端部からカットシートを1枚ずつ抜き取って搬送するカットシート搬送装置にカットシート束を搬送することができる。具体的には、カットシート搬送装置は、搬送ベルト上にカットシート束を高く積み上げておくと、そのカットシート束の重量により下端部のカットシート同士の摩擦力が高くなり過ぎて、カットシートを1枚ずつ抜き取る事ができなくなる。このため、搬送ベルト上のカットシート束を適度な高さに積み上げ、そのカットシート束の残量が減ったら次のカットシート束を継ぎ足す必要がある。これに対し、請求項9の搬送装置は、カットシート搬送装置の搬送ベルトを跨いで左右対称に配置される左右のツインベルト機構を備え、搬送ベルト上のカットシート束の上方位置で別のカットシート束を複数の搬送支持部を下方から支持して待機する。そして、搬送ベルト上のカットシート束が、予め決められた基準残量まで減ったことを残量検出手段が検出すると、カットシートを支持している複数の搬送支持部が降して、基準残量まで減ったカットシート束の上に新たな1つのカットシート束を積み上げる。これにより、カットシート搬送装置の無人運転時間を長くすることができる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置の後断面図 図1のA−A切断面における搬送装置の平断面図 ツインベルト機構の斜視図 ベルト及びベルト連結部材の側面図 ベルトの円弧部を移動するベルト連結部材の側面図 ツインベルト機構の平断面図 ベルトガイドの平断面図 図1のB−B切断面における搬送装置の側断面図 搬送装置の側断面図 カットシート搬送装置に組み付けられて搬送装置の側断面図 本発明の変形例1に係るツインベルト機構の斜視図 本発明の変形例2に係るツインベルト機構の斜視図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1には、本発明に係る搬送装置10を縦断面を後側から見た状態が示されている。搬送装置10は、鉛直に起立する1対のタワー部11,11を左右対称に備えている。両タワー部11,11の間には、搬送物を搬送するための搬送空間12が備えられ、両タワー部11,11の互いの対向面から搬送空間12内に向かって複数の搬送支持部13が突出している。各搬送支持部13は、水平に延びた片持ち梁状をなし、そのような搬送支持部13を上下に等間隔に並べてなる搬送支持部13群の列が、各タワー部11の搬送空間12側の側面に2列ずつ設けられている。そして、搬送空間12のうち上下方向で等間隔となる複数の各位置で、図2に示すように4つずつの搬送支持部13が同一平面に配置されて搬送物を下方から支持することができる。また、搬送装置10を作動させると、搬送空間12内の搬送支持部13群が鉛直下方に降下し、搬送空間12の下端部まで移動した搬送支持部13群が、各タワー部11,11の下端部に水平姿勢を維持しながら引き込まれ、それらに代わり新たな搬送支持部13群が水平姿勢を維持しながら各タワー部11,11の上端寄り位置から搬送空間12に進入する。搬送支持部13群にこのような動作を行わせるために、搬送装置10は以下の構成になっている。なお、以下、説明の便宜上、タワー部11,11同士が対向する水平方向を水平横方向H1といい、その水平横方向H1と直交する水平方向を水平前後方向H2(図2参照)ということとする。
図2に示すように、本実施形態の搬送装置10には、各タワー部11にツインベルト機構20が1対ずつ備えられ、図3に示すように、各ツインベルト機構20には、同一形状に張られた第1ベルト21と第2ベルト22とが設けられている。第1ベルト21は、例えば、上下に間隔を空けて並べられた同一構造の1対の第1スプロケット23,23(本発明の「第1回転車」に相当する)の間に張られた長円形をなし、これと同様に、第2ベルト22は、1対の第2スプロケット24,24(本発明の「第2回転車」に相当する)の間に張られた長円形をなしている。
第1及び第2のスプロケット23,24の回転軸は、水平前後方向H2と並行になっている。また、第1と第2のベルト21,22は、第1及び第2のスプロケット23,24の回転軸方向(即ち、水平前後方向H2)で互いにずれかつその回転軸方向から見ると第1と第2のベルト21,22の一部が重なり合うように配置されている。具体的には、水平前後方向H2から見て第1と第2のベルト21,22を完全に重ね合わせた状態(図示せず)を基準状態とすると、その基準状態から第2ベルト22を第1ベルト21に対して搬送空間12(図2参照)から離れる側に特定ズレ長L(図3参照)だけずらした位置関係に第1及び第2のベルト21,22が配置されている。また、その特定ズレ長Lは、例えば、例えば第1スプロケット23の直径の1/4程度になっている。
第1及び第2のベルト21,22のうち各周方向を復数等分した位置同士の間には、それぞれベルト連結部材25が架け渡されている。図4に示すように、各ベルト連結部材25は、水平横方向H1に延びた棒体25Aの長手方向のうち搬送空間12から離れた側の一端部と中間部との下方に1対のブロック25B,25Bを備えた構造をなし、棒体25Aのうち中間部のブロック25Bより搬送空間12側が前記した搬送支持部13群になっている。また、各ベルト連結部材25は、図6に示すように、第1及び第2のスプロケット23,24の回転軸方向(即ち、水平前後方向H2)で第1ベルト21と第2ベルト22とに挟まれる位置に配置されている。そして、各ベルト連結部材25の1対のブロック25B,25Bが第1及び第2のベルト21,22にそれぞれヒンジピン25P,25Pにてヒンジ連結されている。また、各ベルト連結部材25の1対のヒンジピン25P,25Pの軸間距離は、丁度、第1及び第2のベルト21,22同士のズレ量である前記した特定ズレ長Lになっている。
ベルト連結部材25を取り付けるために、第1及び第2のベルト21,22には、複数の取付片101が備えられている。具体的には、図4に示すように、第1及び第2のベルト21,22は、チェーン構造をなしたチェーンベルトであって、そのチェーンを構成する複数のチェーンピース100は、第1及び第2のスプロケット23,24の歯に係合する複数のピン103で連結されている。また、図7に示すように、各チェーンピース100は、1対のピン103,103で2箇所を連結された対向板104,104を備えた構造になっていて、図4に示すように、対向板104,104同士の間隔が大小異なるチェーンピース100が交互に並べられ、隣り合ったチェーンピース100,100同士が1つのピン103で共有して連結されている。図6に示すように、取付片101は、チェーンピース100のうちベルト連結部材25側に位置する一方の対向板104から延設され、第1及び第2のベルト21,22の外側へと突片状に張り出している。そして、図7に示すように、対向板104とブロック25Bとに貫通形成されたピン孔102にヒンジピン25Pが通されて、ブロック25Bと第1及び第2のベルト21,22とがヒンジ連結されている。
図6に示すように、第1ベルト21のうち搬送空間12側の直線部は、ベルトガイド35によって支持されている。ベルトガイド35は、1対の第1スプロケット23,23の間で上下方向に延びたレール状をなし、第1ベルト21の直線部のうち取付片101の反対側に配置されている。また、図7に示すように、ベルトガイド35には、第1ベルト21側を向いて開放した横向きの溝開口35Bと上下両方向とに開放した端部開口(図示せず)とを有したガイド溝35Aが備えられ、ガイド溝35Aの奥部より溝開口35Bの開口幅が段付状に狭くなっている。そして、ベルトガイド35のうち溝開口35Bの両側の開口縁35C,35Cが、第1ベルト21のうちピン103を挟んて対向した対向板104,104の内側に係合して、ピン103に摺接可能に係合している。これにより、第1ベルト21の直線部が直線状態に維持されて上下方向にのみ移動できるように支持されている。
ツインベルト機構20に関する説明は以上である。図2に示すように、ツインベルト機構20は、前述の如く各タワー部11に2つずつ備えられている。各タワー部11においては、両ツインベルト機構20,20が水平前後方向H2に並べられ、それら両ツインベルト機構20,20の1対の第1ベルト21,21が1対の第2ベルト22,22に水平前後方向H2で挟まれ、第1ベルト21,21が、第2ベルト22,22より搬送空間12側に位置した状態でカバー38で覆われている。
カバー38の外郭部分は、上下方向に延びた概ね角筒構造をなし、搬送空間12側を向いた面には、上下方向延びたスリット38A,38Aが形成されている。そして、各ツインベルト機構20,20のベルト連結部材25,25が、第1及び第2のベルト21,22における搬送空間12側の直線部に配置されたときに、それらベルト連結部材25,25のうちの搬送支持部13,13がスリット38A,38Aを通して搬送空間12内に突出する。なお、カバー38において搬送空間12側を向いた面と水平前後方向H2の後方を向いた面とが交差する角部には、その角部を斜めにショートカットする面取部38Bがカバー38の上下方向全体に亘って延びた状態に形成されている。
図8に示すように、カバー38内のうち第1及び第2のベルト21,22より上側部分には、水平前後方向H2に延びた中継シャフト28が回転可能に支持され、その中継シャフト28には、長手方向の両端部と中央部とにそれぞれプーリ27が一体回転可能に取り付けられる共に、中継シャフト28の後端寄り位置には、ウォームホイール29が一体回転可能に取り付けられている。また、図2に示すように、両ツインベルト機構20,20の1対の第1スプロケット23,23の間には回転シャフト23Sが差し渡され、その回転シャフト23Sの中間部分に取り付けられたプーリ26と両第1スプロケット23,23とが一体回転するようになっている。さらに、前側の第2スプロケット24からは前側に回転シャフト24Sが突出し、その回転シャフト24Sに取り付けられた回転シャフト24Sと前側の第2スプロケット24とが一体回転し、後側の第2スプロケット24からは後側に回転シャフト24Sが突出し、その回転シャフト24Sに取り付けられた回転シャフト24Sと後側の第2スプロケット24とが一体回転するようになっている。そして、図9に示すように、プーリ26群と中継シャフト28のプーリ27群とがタイミングベルト26Tによってそれぞれ連結されて、各タワー部11の全て第1及び第2のベルト21,22が一体回転する。
図1に示すように、タワー部11におけるウォームホイール29の上方には、ウォームギヤ30が回転可能に支持されてて、ウォームホイール29に噛合している。より具体的には、ウォームギヤ30は、水平横方向H1に延びた筒状をなして両端部をタワー部11の壁部に回転可能に支持されている。また、ウォームギヤ30の内周面には、スプラインが加工されている。即ち、ウォームギヤ30の内周面には、軸方向に延びた溝と突条とが周方向に交互に並べて形成され、断面が概ね内歯ギヤのような構造になっている。
図1に示すように、タワー部11,11は、前述の如く搬送空間12を挟んで左右対称に配置され、図8に示されたスライド調整機構36Kによって連結されている。スライド調整機構36Kは、両タワー部11,11の前面同士の間を連絡しかつ任意に伸縮する伸縮部36,36と、ネジ操作部37,37とからなる。各伸縮部36は、水平横方向H1に延びた1対のレール部材36A,36Aをスライド可能に係合してなる。また、ネジ操作部37は、一方のレール部材36Aに回転可能に取り付けられ、締め込むと他方のレール部材36Aに押し付けられる構造になっている。これにより、タワー部11,11の間を任意の間隔に調整してからネジ操作部37を締め付けて、搬送空間12の幅を所望の大きさに調整することができる。
図1に示すように、タワー部11,11の上端部の間には、スプラインシャフト33が架け渡されて、そのスプラインシャフト33の両端部がタワー部11,11のウォームギヤ30,30の内側にスプライン係合している。即ち、スプラインシャフト33の外周面には、スプラインシャフト33の内周面に対応したスプラインが加工されて、これによりスプラインシャフト33とウォームギヤ30,30とがスプライン係合している。また、スプラインシャフト33の一端部は、図1における左側のタワー部11に回動を許容した状態で直動不能に固定されていて、タワー部11,11の間隔を変更すると、右側のタワー部11のウォームギヤ30内をスプラインシャフト33が直動する。さらに、図1における左側のタワー部11における搬送空間12側の側面には、モータ34(本発明の「回転駆動源」に相当する)が取り付けられている。そして、そのモータ34の出力回転軸に取り付けられた傘歯車31と、スプラインシャフト33の軸方向の中間位置に取り付けられた傘歯車32とが噛合している。これにより、モータ34にて両タワー部11,11のスプラインシャフト33,33を回転駆動し、搬送装置10を動作させることができる。
本実施形態の搬送装置10の構成に関する説明は以上である。上記したように本実施形態の搬送装置10では、第1と第2のベルト21,22が、同形状で互いに平行な回転軸を中心に同一回転速度で回転する。また、第1と第2のベルト21,22が、回転軸方向と直行する方向で特定ズレ長Lだけずれた位置関係に配置され、それら第1及び第2のベルト21,22において特定ズレ長Lだけ離れた2位置にベルト連結部材25がヒンジ連結されて第1と第2のベルト21,22の間に架け渡されている。これにより、第1及び第2のベルト21,22が回転したときにベルト連結部材25は一定姿勢を維持して平行移動し、ベルト連結部材25の搬送支持部13が下方から支持した搬送物を一定姿勢に維持して搬送することができる。
具体的には、例えば、搬送装置10は、以下のようにカットシート搬送装置40にカットシート束200を供給するために使用される。カットシート束200は、複数のカットシート201を積み上げたものであり、カットシート搬送装置40は、カットシート束200の下端部からカットシート201を1枚ずつ抜き取って搬送するものである。具体的には、カットシート搬送装置40は、水平前後方向H2に延びた搬送ベルト41をその水平前後方向H2に複数並べて備え、それら搬送ベルト41群の上面が略面一になっている。また、最後尾の搬送ベルト41の後方には、搬送ベルト41群の上面と略面一の上面を有する載置板42が備えられている。そして、載置板42から搬送ベルト41に跨る範囲がシート載置部43になっていて、そのシート載置部43の前方には、カットシート201が2枚重ねになって抜け取られないようにするための重送規制部材44が設けられている。重送規制部材44は、例えば、円柱体の外周面に複数のOリングを装着した構造になっている。なお、カットシート搬送装置40の基本原理等は、特許第4424692号公報に開示されている。
このカットシート搬送装置40を使用するには、シート載置部43にカットシート束200を載置し、搬送ベルト41群を回転駆動する。すると、カットシート束200の自重に応じた摩擦力が、カットシート201同士の間と、最下部のカットシート201と搬送ベルト41との間に作用する。そして、最下部のカットシート201と搬送ベルト41とに間に作用する摩擦力F1が、カットシート201と重送規制部材44との間の摩擦力F3とより大きく、その摩擦力F3が、最下部とその上に重なるカットシート201,201同士の間の摩擦力F2より大きいときに、つまり、下記(1)の式が成り立つときに、最下部のカットシート201のみがカットシート束200から抜き取られて、重送規制部材44と搬送ベルト41との間の隙間から前方に移動する。
F1>F3>F2 ・・・・・(1)
ここで、例えば、カットシート束200を高く積み上げ過ぎるとF2>F3になり、カットシート束200の積み上げ量が少な過ぎるとF3>F1になって、共に上記式(1)が成り立たず、カットシート束200の最下部のカットシート201を抜き取れなかったり、カットシート201が二枚重ねになって抜き取られる事態が生じ得る。このため、適量なカットシート束200をシート載置部43上に載置する必要があり、そのために、図10に示すように、本実施形態の搬送装置10をカットシート搬送装置40に組み付ける。
搬送装置10は、タワー部11,11がシート載置部43を跨いだ状態になってシート載置部43の上方に搬送空間12が配置される。また、搬送装置10の一方のタワー部11には、面取部38Bの下端部に残量検出センサ45が取り付けられている。そして、シート載置部43上にカットシート束200が載置され、そのカットシート束200の上方で複数段に配置された各搬送支持部13群上にもカットシート束200が載置される。この状態で、カットシート搬送装置40が起動されると、シート載置部43上のカットシート束200の下端部から順次カットシート201が引き抜かれる。これに伴い、カットシート束200が低くなっていき、基準高さより低くなったことが残量検出センサ45にて検出されると搬送装置10が作動し、搬送空間12内の搬送支持部13群が降下する。そして、シート載置部43上で低くなったカットシート束200の上に1つのカットシート束200を継ぎ足したところで搬送装置10が停止する。このようにして、シート載置部43上のカットシート束200を自動で適量の範囲に保ってカットシート搬送装置40を無人で長時間に亘って連続運転することができる。また、本実施形態の搬送装置10によれば、搬送支持部13群で支持しているカットシート束200を一定姿勢を維持して搬送するのでカットシート束200の上に次のカットシート束200を載せたときのズレを抑えることができる。また、カットシート束200を載せ終わった搬送支持部13群は姿勢を変えず搬送空間12から待避する。つまり、図5に示すように、搬送支持部13を有するベルト連結部材25は第1と第2のスプロケット23,24の円弧に沿って移動するときに、第1と第2のスプロケット23,24より下方に大きく張り出さない。これにより、カットシート搬送装置40と搬送装置10とからなるシステムをコンパクトにすることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、第1及び第2のベルト21,22が共に長円形に張られていて、その長円形の短手方向に第1及び第2のベルト21,22が相互にずらされていたが、図11に示すように長円形の長手方向に第1及び第2のベルト21,22を相互にずらした構造にしてもよい。
(2)前記実施形態では、第1及び第2のベルト21,22が回転軸方向にずらされ、それら第1及び第2のベルト21,22の間にベルト連結部材25が配置されていたが、図12に示すように、第1及び第2のベルト21,22を同一平面内で特定ズレ長Lだけずらした配置にして、それら第1及び第2のベルト21,22の特定ズレ長Lだけずれた2位置にベルト連結部材25をヒンジ連結した構成にしてもよい。
(3)前記実施形態では、第1及び第2のベルト21,22は、長円形であったが、第1及び第2のベルトが同形状で同一回転速度で回転するのであれば、第1及び第2のベルトは長円形以外の例えば、四角形、台形等に張られていてもよい。
(4)前記実施形態では、搬送支持部13を降下させて搬送物を高い位置から低い位置に搬送していたが、それとは逆に搬送支持部13を上昇させて搬送物を低い位置から高い位置に搬送する構成としてもよい。
(5)前記実施形態では、本発明に係る「ベルト」及び「回転車」としてチェーンベルトとスプロケットを使用した例を示したが、本発明に係る「ベルト」及び「回転車」としてタイミングベルトとプーリを使用してもよい。
10 搬送装置
12 搬送空間
13 搬送支持部
20 ツインベルト機構
21 第1ベルト
22 第2ベルト
23 第1スプロケット(第1回転車)
24 第2スプロケット(第2回転車)
25 ベルト連結部材
34 モータ(回転駆動源)
35 ベルトガイド
40 カットシート搬送装置
41 搬送ベルト
42 載置板
43 シート載置部
44 重送規制部材
45 残量検出センサ
200 カットシート束
201 カットシート
L 特定ズレ長

Claims (9)

  1. 平行な回転軸を有する複数の第1回転車に架け渡された第1ベルトと、
    前記第1回転車の回転軸と平行な回転軸を有する複数の第2回転車に架け渡され、前記第1及び第2の回転車の回転軸方向から見ると前記第1ベルトと同一形状でかつ前記第1ベルトから特定ズレ長だけずれた位置に配置された第2ベルトと、
    前記第1及び第2のベルトを同一回転速度で回転駆動する回転駆動源と、
    前記第1及び第2のベルトのうち前記特定ズレ長だけ離れた2位置にヒンジ連結されてそれら第1及び第2のベルトを連結するベルト連結部材と、
    前記ベルト連結部材に設けられ、搬送物を下方から支持する搬送支持部とを備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記第1及び第2のベルトは、上下に延びた直線部を有する共に、前記第1及び第2の回転車の回転軸方向で互いにずれかつ前記回転軸方向から見て互いに一部が重なるように配置され、
    前記ベルト連結部材は、前記第1及び第2の回転車の回転軸方向で前記第1と第2のベルトの間に配置され、前記回転軸方向から見て前記搬送支持部が前記直線部から側方に張り出すように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1又は第2のベルトの前記直線部を直動可能に受容したガイド溝を有するベルトガイドが備えられたことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記ベルト連結部材を、前記第1及び第2のベルトの周方向に複数備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送装置。
  5. 前記第1及び第2のベルトと前記ベルト連結部材とからなるツインベルト機構を対にして、それらを前ツインベルト機構と後ツインベルト機構として備え、
    前記第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て、前記前後の両ツインベルト機構の前記搬送支持部同士が常に重なり合うように構成したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1の請求項に記載の搬送装置。
  6. 前記第1及び第2のベルトと前記ベルト連結部材とからなるツインベルト機構を対にして、それらを左ツインベルト機構と右ツインベルト機構として備え、
    それら左右のツインベルト機構の間で、前記第1及び第2の回転車の回転軸同士が平行でかつ前記直線部同士が対向するように配置されると共に、前記第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て、前記左右の両ツインベルト機構の間で前記搬送支持部同士が常に左右対称になるように配置されたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1の請求項に記載の搬送装置。
  7. 前記左ツインベルト機構を対にして、それらを左前ツインベルト機構と左後ツインベルト機構として備えると共に、前記右ツインベルト機構を対にして、それらを右前ツインベルト機構と右後ツインベルト機構として備え、
    前記第1及び第2の回転車の回転軸方向から見て、前記左前と左後の両ツインベルト機構の間で前記搬送支持部同士が常に重なり合うと共に、前記右前と右後の両ツインベルト機構の間で前記搬送支持部同士が常に重なり合うように構成したことを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 前記左右の両ツインベルト機構の間隔を任意に変更可能とするスライド調整機構を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の搬送装置。
  9. 複数のカットシートを積み上げたカットシート束が搬送ベルト上に載置されて、その搬送ベルトを回転駆動して前記カットシート束の下端部から前記カットシートを1枚ずつ抜き取って搬送するカットシート搬送装置のうち前記搬送ベルトを跨いで左右対称に配置される左右の前記ツインベルト機構と、
    前記搬送ベルト上の前記カットシート束の上方位置で、別の前記カットシート束を下方から支持して待機する複数の前記搬送支持部と、
    前記搬送ベルト上の前記カットシート束が、予め決められた基準残量まで減ったか否かを検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段の検出結果を受け、前記搬送ベルト上の前記カットシート束が前記基準残量まで減った場合に、前記カットシートを支持している前記複数の搬送支持部を降下させて、前記基準残量まで減った前記カットシート束の上に新たな1つのカットシート束を積み上げるように前記回転駆動源を制御する制御部とを備えたことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1の請求項に記載の搬送装置。
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