JP2015144980A - 気液接触装置及びそれを備えたco2回収装置 - Google Patents

気液接触装置及びそれを備えたco2回収装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低液流量条件での洗浄水の均一分散性が確保されると共に、飛沫同伴が抑制できる気液接触装置及びそれを備えたCO2回収装置を提供する。
【解決手段】気体である排ガス11Aが上昇して通過する接触充填部110の上方に設置され、液体である洗浄水20aを鉛直軸方向と直交する方向に供給するヘッダパイプ101と、このヘッダパイプ101に所定間隔を持って、上向きに設置されると共に、噴出水105を噴出する噴出ノズル102とを備えてなるものである。そして、噴出ノズル102から噴出した噴出水105を低液流量で供給させると共に、噴出した噴出水105が液膜105aとなって、ヘッダパイプ101の表面に沿って下方落下し、その後接触充填部110に落下させて拡がり、接触充填部110内を上昇する気体(排ガス11A)と液体(洗浄水20a)とを接触させ、排ガス11A中に含まれる水溶性物質を洗浄水20aにより洗浄・除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、気液接触装置及びそれを備えたCO2回収装置に関するものである。
地球の温暖化現象の原因の一つとして、CO2による温室効果が指摘され、地球環境を守る上で国際的にもその対策が急務となってきた。CO2の発生源としては、化石燃料を燃焼させるあらゆる人間の活動分野に及び、その排出抑制への要求が一層強まる傾向にある。これに伴い、大量の化石燃料を使用する火力発電所などの動力発生設備を対象に、ボイラの排ガスをアミン化合物水溶液などのアミン系吸収液と接触させ、排ガス中のCO2を除去し回収する方法が精力的に研究されている。
このような吸収液を用いて排ガスからCO2を回収する場合、CO2が回収された脱炭酸排ガスにアミン化合物が同伴してしまう。そして、アミン化合物による大気汚染が発生する事態を防ぐため、脱炭酸排ガスと共に放出されるアミン化合物の放出量を低減する必要がある。
従来、特許文献1では、吸収液との気液接触によりCO2が吸収除去された脱炭酸排ガスに対して洗浄水を気液接触させることで、脱炭酸排ガスに同伴されたアミン化合物を回収する水洗部を複数段設け、この複数段の水洗部にて、順次、脱炭酸排ガスに同伴するアミンの回収処理を行うことが示されている。この特許文献1の洗浄水は、CO2を吸収したアミン系吸収液からCO2を除去してアミン系吸収液を再生する処理において、CO2に含まれる水分を凝縮して分離した凝縮水が用いられている。
また、従来、特許文献2では、吸収液との気液接触によりCO2が吸収除去された脱炭酸排ガスを冷却する冷却部と、冷却部で凝縮した凝縮水と脱炭酸排ガスとを向流接触させる接触部を設けたものが示されている。さらに、特許文献2では、吸収液との気液接触によりCO2が吸収除去された脱炭酸排ガスに対して洗浄水を気液接触させることで、脱炭酸排ガスに同伴されたアミン化合物を回収する水洗部を設けたものが示され、洗浄水は、CO2が回収される前の排ガスを冷却する冷却塔で凝縮された凝縮水が用いられている。
特開2002−126439号公報 特開平8−80421号公報
しかしながら、近年では、環境保全の見地から、脱炭酸排ガスに残存して放出される吸収液成分の濃度をより一層低減することが望まれている。特に、将来予想される処理ガス流量の多い火力発電所などの排ガスに対して、CO2回収装置を設置する場合、排ガスの放出量が多量であることから、脱炭酸排ガスに残存して放出される吸収液成分の放出量が増加する傾向にあり、放出される塩基性アミン化合物類(吸収液成分)の濃度をより一層低減することが必要である。
特に、洗浄水で循環洗浄する本水洗部の前後において、予備洗浄や仕上げ洗浄を行う場合においては、洗浄水の流量が極めて低い流量(例えば3m3/m2・h以下)の場合では、洗浄水の液分散や、ガスによって飛沫同伴されるという、問題がある。
このため、スプレー方式の場合では、液滴の微細化による飛沫同伴を防ぐため、通常の流量条件(例えば10m3/m2・h以上)と同等の液滴径の基準での仕様では、噴霧液滴の拡がりが小さくなり、液分散が不良となる、という問題がある。
また、通常のトラフ方式の場合では、液流下ポイントを確保することができず、少数のポイントから液を流下させることとなり、さらに液分散が不良となる、という問題がある。
よって、排ガスと洗浄水とを接触させて洗浄する気液接触装置において、洗浄水が低液流量(例えば3m3/m2・h以下)条件での均一分散性が確保されると共に、飛沫同伴が抑制できる気液接触装置の出現が切望されている。
本発明は上述した課題を解決するものであり、低液流量条件での洗浄水の均一分散性が確保されると共に、飛沫同伴が抑制できる気液接触装置及びそれを備えたCO2回収装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、気体が上昇して通過する接触充填部の上方に設置され、液体を鉛直軸方向と直交する方向に供給するヘッダパイプと、前記ヘッダパイプに所定間隔を持って、上向きに設置されると共に、噴出水を噴出する噴出ノズルと、を備えてなり、前記噴出水を低液流量で供給させ、噴出した噴出水が液膜となって、ヘッダパイプの表面に沿って落下し、その後前記接触充填部に落下させて拡がり、前記接触充填部内を上昇する前記気体と前記液体とを接触させ、気体中に含まれる水溶性物質を洗浄・除去することを特徴とする気液接触装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記ヘッダパイプの底部の軸方向に沿って、分散板を一体に設けることを特徴とする気液接触装置にある。
第3の発明は、第2の発明において、前記分散板の下端部が、前記接触充填部の上面に接触することを特徴とする気液接触装置にある。
第4の発明は、第1乃至3のいずれか一つの発明において、前記ヘッダパイプに設けた噴出ノズルを仕切る仕切部を、井桁状に有することを特徴とする気液接触装置にある。
第5の発明は、第4の発明において、前記仕切部に対応する充填用仕切部を、前記接触充填部に有することを特徴とする気液接触装置にある。
第6の発明は、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を熱交換により再生する吸収液再生塔と、前記吸収塔から前記リッチ溶液を抜出すと共に、前記吸収液再生塔側に導入するリッチ溶液供給ラインと、前記吸収液再生塔で再生されたCO2が放散されたリーン溶液を前記吸収液再生塔から抜出すと共に、前記吸収塔に導入し、リーン溶液を前記吸収塔でCO2吸収液として再利用するリーン溶液供給ラインと、を備えると共に、前記吸収塔が、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させて前記排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部と、前記CO2回収部の上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガスを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水により回収する本水洗部と、
前記本水洗部の下方側に配設され、前記本水洗部内の凝縮水を回収する凝縮水受部と、前記凝縮水受部の下段側に設けられ、CO2除去排ガスの予備水洗を行う第1乃至5のいずれか一つの発明の気液接触装置とを有することを特徴とするCO2回収装置にある。
第7の発明は、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を熱交換により再生する吸収液再生塔と、前記吸収塔から前記リッチ溶液を抜出すと共に、前記吸収液再生塔側に導入するリッチ溶液供給ラインと、前記吸収液再生塔で再生されたCO2が放散されたリーン溶液を前記吸収液再生塔から抜出すと共に、前記吸収塔に導入し、リーン溶液を前記吸収塔でCO2吸収液として再利用するリーン溶液供給ラインと、を備えると共に、前記吸収塔が、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させて前記排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部と、前記CO2回収部の上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガスを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水により回収する本水洗部と、前記本水洗部の下方側に配設され、前記本水洗部内の凝縮水を回収する凝縮水受部と、前記本水洗部の上段側に設けられ、本水洗部通過後のCO2除去排ガスの仕上げ水洗を行う第1乃至5のいずれか一つの発明の気液接触装置とを有することを特徴とするCO2回収装置にある。
第8の発明は、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、CO2を吸収したリッチ溶液を熱交換により再生する吸収液再生塔と、前記吸収塔から前記リッチ溶液を抜出すと共に、前記吸収液再生塔側に導入するリッチ溶液供給ラインと、前記吸収液再生塔で再生されたCO2が放散されたリーン溶液を前記吸収液再生塔から抜出すと共に、前記吸収塔に導入し、リーン溶液を前記吸収塔でCO2吸収液として再利用するリーン溶液供給ラインと、を備えると共に、前記吸収塔が、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させて前記排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部と、前記CO2回収部の上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガスを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水により回収する本水洗部と、前記本水洗部の下方側に配設され、前記本水洗部内の凝縮水を回収する凝縮水受部と、前記凝縮水受部の下段側に設けられ、CO2除去排ガスの予備水洗を行う第1乃至5のいずれか一つの発明の気液接触装置と、前記本水洗部の上段側に設けられ、本水洗部通過後のCO2除去排ガスの仕上げ水洗を行う第1乃至5のいずれか一つの発明の気液接触装置とを有することを特徴とするCO2回収装置にある。
本発明によれば、上方に流出した洗浄水をヘッダパイプの表面を濡れ壁状態で拡がりながら流下するため、液膜を形成し、この液膜が充填部の上面に徐々に落下するので、低液流量条件でも、充填部への良好な液分散性を確保することができる。
図1は、実施例1に係る気液接触装置の斜視図である。 図2は、実施例1に係る気液接触装置の断面図である。 図3は、実施例1に係る他の気液接触装置の斜視図である。 図4は、実施例1に係る気液接触装置をCO2吸収塔に配置した平面図である。 図5は、実施例2に係る気液接触装置をCO2吸収塔に配置した平面図である。 図6は、実施例2に係る気液接触装置の断面図である。 図7は、実施例3に係るCO2回収装置の概略図である。 図8は、実施例4に係るCO2回収装置の概略図である。 図9は、実施例5に係るCO2回収装置の概略図である。 図10は、実施例1に係る気液接触装置を用いた排ガス中の吸収剤の回収率比を示す図である。 図11は、実施例2に係る気液接触装置を用いた排ガス中の吸収剤の回収率比を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、実施例1に係る気液接触装置の斜視図である。図2は、実施例1に係る気液接触装置の断面図である。図3は、実施例1に係る他の気液接触装置の斜視図である。図4は、実施例1に係る気液接触装置をCO2吸収塔に配置した平面図である。図1及び2に示すように、本実施例に係る気液接触装置100Aは、気体である排ガス11Aが上昇して通過する接触充填部110の上方に設置され、液体である洗浄水20aを鉛直軸方向と直交する方向に供給するヘッダパイプ101と、このヘッダパイプ101に所定間隔を持って、上向きに設置されると共に、噴出水105を噴出する噴出ノズル102とを備えてなるものである。そして、噴出ノズル102から噴出した噴出水105を低液流量で供給させると共に、噴出した噴出水105が液膜105aとなって、ヘッダパイプ101の表面に沿って下方落下し、その後接触充填部110に落下させて拡がり、接触充填部110内を上昇する気体(排ガス11A)と液体(洗浄水20a)とを接触させ、排ガス11A中に含まれる水溶性物質を洗浄水20aにより洗浄・除去するものである。
本実施例の気液接触装置100Aでは、ヘッダパイプ101の底部の軸方向に沿って、分散板104を一体に設けて、充填部110の表面側に液膜105aから落下する洗浄水20aを均一に落下させるようにしているが、ヘッダパイプ101の底部を充填部110の上面110aに近接して設ける場合には、不要としてもよい。
この液膜105aとなった洗浄水20aは、図2に示すように、充填部110の上面110aに順次落下し、この落下地点から洗浄水の拡がり105bが発生して、接触充填部110内を均一に濡らす均一分散が可能となる。この洗浄水20aの均一分散により、充填部110内を通過する排ガス11Aと良好な気液接触状態を確保することができる。この結果、気液接触が良好となり、洗浄効率が向上することが可能となる。
ここで、本実施例では、噴出水105を低液流量で供給しているが、この低液流量とは、通常のCO2吸収塔での洗浄に用いる流量条件(例えば10m3/m2・h以上)よりもきわめて遅い流量の例えば3m3/m2・h以下、よりこの好ましくは例えば1m3/m2・h以下である。このように低流速の場合には、下方から上昇する排ガス11Aの流れ(流速:例えば3m/s)によって、供給された洗浄水20aが飛沫同伴され、洗浄に寄与しないものとなるが、上方に流出された液がヘッダパイプ101の表面上を濡れ壁状態の液膜105aとして拡がりながら流下するため、低液流量条件でも、ガスによって飛沫同伴することなく、下方側の充填部110への液分散性を確保することができる。
すなわち、例えば従来のように下向きのスプレーノズルで洗浄水20aを下方に噴霧する場合では、噴霧された洗浄水が充填部110の上端で跳ね返って浮遊し、ガスへの飛沫同伴が増加していた。これに対し、本実施例の気液接触装置100Aは、上方に流出した洗浄水20aをヘッダパイプ101及びその下端側に設けた分散板104を順次濡れ壁状態で流下させつつ、充填部110の上面110aに滴下させるように、徐々に分散させるため、飛沫同伴を抑制することができる。
また、従来のトラフ式の供給の場合では、流下孔の直下の限定されたポイントにしか液が流下しないので、充填部110内で拡がりがないので、充填部110内の液分散性が低下していた。これに対し、本実施例では、上方に流出された噴出水105がヘッダパイプ101の表面を濡れ壁状態で拡がりながら流下するため、液膜105aを形成し、この液膜105aが充填部110の上面110aに徐々に落下するので、低液流量条件でも、充填部110への良好な液分散性を確保することができる。
本実施例の分散板104は、その下端部104aと充填部110の上面110aとの間は、所定の間隔の隙間dを有しており、その隙間dは、50mm以下程度とするのが好ましい。これは50mm以上となると、分散効果が低減して好ましくないからである。
また、図3に示す気液接触装置100Bに示すように、この隙間dを設けずに、分散板104の下端部104aを充填部110の上面110aに当接させ、液膜105aを直接上面110aに供給させ、直接洗浄水20aを充填部110に接触点から流下させて、洗浄水20aが拡がるようにしてもよい。
本実施例に係る気液接触装置100Aを、CO2回収装置の排ガス中CO2を吸収する吸収塔内に配置した平面図を図4に示す。図4に示すように、吸収塔13の本体の内部に配置された充填部110の上方には、複数のヘッダパイプ101A〜101Eが所定間隔で配置され、この各ヘッダパイプ101A〜101Eには、その軸方向に沿って噴出ノズル102が所定間隔を持って配置されている。なお、洗浄水20aは、導入部101aから導入され、各々の分岐されたヘッダパイプ101A〜101Eに導入されている。
そして、洗浄水20aが低流速で供給され、噴出水105を噴出ノズル102から噴出させるようにしている。噴出した洗浄水20aは、図2に示すように、各ヘッダパイプ101A〜101Eの表面にそって流下しつつ液膜105aを形成しつつ、分散板104により充填部110の上面110aに順次落下する。
この落下地点から洗浄水の拡がり105bが発生して、充填部110内を均一に濡らし、均一分散が可能となる。この洗浄水20aの均一分散により、充填部110内を下方側から通過する排ガス11Aと良好な気液接触状態を確保することができる。この結果、気液接触が良好となり、排ガス中に同伴される吸収剤を洗浄水20aで除去する洗浄効率が向上することとなる。
図5は、実施例2に係る気液接触装置をCO2吸収塔に配置した平面図である。図6は、実施例2に係る気液接触装置の断面図である。なお、実施例1の装置と同一部材については、同一符号を付して重複する説明は省略する。図5及び6に示すように、本実施例に係る気液接触装置100Cは、複数のヘッダパイプ101A〜101Eに所定間隔で噴出ノズル102が配置されていると共に、この噴出ノズル102を仕切るような井桁状の仕切部120が配置されている。また、図6に示すように、この仕切部120は、ヘッダパイプ101A〜101Cのみならず、充填部110内も同様に仕切るようにしている。なお、仕切部は連続していても、充填部110のみ別部材の仕切部120としてもよい。
本実施例では、仕切部120を設置することにより、仕切部120で仕切られた空間内で洗浄水20aが拡がるので、仕切られた各充填部110内を下方側から通過する排ガス11Aと良好な気液接触状態を確保することができる。この結果、実施例1よりもさらに気液接触が良好となり、排ガス中に同伴される吸収剤を洗浄水20aで除去する洗浄効率が向上することとなる。
本実施例では、実施例1又は2の気液接触装置を、CO2回収装置の吸収塔内に設置する適用例を説明する。図7は、実施例3に係るCO2回収装置の概略図である。図7に示すように、本実施例に係るCO2回収装置10Aは、閉鎖系で循環するCO2吸収液12を用いてCO2を含む排ガス11AからCO2ガスの吸収を行う吸収塔13と、この吸収塔13でCO2ガスを吸収したCO2吸収液であるリッチ溶液12AからCO2ガスを放出する吸収液再生塔14と、吸収塔13でCO2ガスを吸収した吸収液をリッチ溶液12Aとして吸収塔13の底部13bから抜出すと共に、吸収液再生塔14側に導入するリッチ溶液供給ラインL1と、吸収液再生塔14で再生された吸収液をリーン溶液12Bとして、吸収液再生塔14の底部14bから抜出すと共に、吸収塔13に導入するリーン溶液供給ラインL2と、を備えている。そして、この吸収塔13が、CO2を含有する排ガス11AとCO2吸収液12とを接触させて排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部13Aと、CO2吸収部13Aの上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガス11Bを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水20により回収する本水洗部13Cと、この本水洗部13Cの下方側に配設され、本水洗部13C内の凝縮水を回収する凝縮水受部21とを備えており、この凝縮水受部21の下段側に、CO2除去排ガス11Bの予備水洗を行う予備水洗部13Bとして気液接触装置100Aを適用するものである。
このCO2を含む排ガス11のCO2回収装置10Aでは、吸収塔13に導入される前に、ガス冷却塔70に送られ、この冷却塔70内において、冷却部73で冷却された冷却水71により冷却され、所定の温度に調整されて吸収塔13に導入される。
吸収塔13は、塔内部にCO2吸収部13Aが設けられ、このCO2回収部13Aを通過する際、排ガス11Aと吸収液であるリーン溶液12Bとの対向接触効率を向上させている。なお、気液接触する充填部は複数設けてもよく、充填法以外に、例えばスプレー法、液柱法、棚段法等により排ガス11AとCO2吸収液12とを対向流接触させるようにしている。
吸収塔13において、排ガス11は例えばアミン系の吸収液であるリーン溶液12Bと対向流接触し、排ガス11中のCO2は、化学反応により吸収液側に吸収され、CO2が除去されたCO2吸収剤除去排ガス11Dは塔頂部13aから系外に放出される。
本実施例では、CO2吸収部13Aの上方(ガス流れ後流側)に、洗浄水20aにより、排ガス11Aを予備洗浄する予備水洗部13Bが設けられ、排出ガス11Aに同伴される吸収液を予備洗浄除去している。
この予備洗浄の際、実施例1又は実施例2の気液接触装置100A(100B)を適用することで、気液接触が確実となり、予備水洗が確実となる。
この予備洗浄された洗浄水は、そのままCO2吸収部13A側に落下させて、リッチ溶液12Aとして、吸収液再生塔14に排出される。
この予備水洗部13Bを通過したCO2除去排ガス11Cは、洗浄水20が循環ラインL11を循環する本水洗部13Cで本洗浄が実施される。
本水洗部13Cでは、循環ラインL11を循環する洗浄水20が循環ポンプP1により循環されると共に、熱交換部22で冷却水により冷却されており、外部に放出する排出ガス11Aを本洗浄している。
この予備水洗及び本水洗により、CO2が除去された排ガス11Cは、外部にCO2吸収剤除去排ガス11Dとして、放出される。
なお、予備水洗部13Bでの洗浄水20aは、循環ラインL11から一部分岐された分岐ラインL12から供給され、熱交換部23で冷却水により冷却された後、気液接触装置100A(100B)のヘッダパイプ101に導入されている。この分岐された洗浄水20aは、バルブ24の調整により低流速で予備水洗部13Bに供給される。
この吸収塔13内でCO2が吸収されたCO2濃度が高いリッチ溶液12Aは、リッチ溶液供給ラインL1を介してリッチソルベントポンプ51にて、吸収液再生塔14側へ供給され、充填部を有する吸収液再生塔14の塔頂部14a近傍から塔内に導入され、塔内を流下する際に、リボイラ61で飽和水蒸気62により間接的に加熱された水蒸気による吸熱反応を生じて、大部分のCO2を放出し、再生される。なお、加熱後の飽和水蒸気62は水蒸気凝縮水63となる。
また、吸収液再生塔14の塔頂部14aからは、塔内においてリッチ溶液12Aから放出された水蒸気を伴ったCO2ガス41が導出される。そして、水蒸気を伴ったCO2ガス41がガス排出ラインL21により導出され、ガス排出ラインL21に介装されたコンデンサ42により水蒸気が凝縮され、分離ドラム43にて凝縮水44が分離され、CO2ガス45が系外に放出されて、別途圧縮回収等の後処理がなされる。
分離ドラム43にて分離された凝縮水44は凝縮水ラインL22に介装された凝縮水循環ポンプ46にて吸収液再生塔14の上部に供給され、CO2ガスの洗浄に使用される。
この吸収液再生塔14で再生されたCO2濃度が低いリーン溶液12Bは、リッチ・リーン溶液熱交換器52にてリッチ溶液12Aと熱交換されて冷却され、つづいてリーンソルベントポンプ54にて昇圧され、さらにリーンソルベントクーラ55にて冷却された後、再び吸収塔13に供給され、吸収液として循環再利用される。
ここで、吸収液12は、CO2回収装置10A内の閉鎖系で循環再利用されており、吸収塔13でCO2ガスを吸収した後は、リッチ溶液12Aと称し、吸収液再生塔14でCO2を放出した後は、リーン溶液12Bと称している。劣化状況に応じて、リクレーミング装置で再生すると共に、必要に応じて、吸収液の補充がなされている。
本実施例では、本水洗部13Cに導入する前段階において、本水洗部13Cで洗浄に用いた洗浄水20の一部を用いて予備洗浄の際、実施例1の気液接触装置100Aを適用することで、気液接触が確実となり、予備水洗が確実となる。
なお、本水洗部13Cでは、外部より洗浄水20を供給するものではないが、予備水洗部13Bを通過したCO2除去排ガス11Cを循環する冷却された洗浄水20で洗浄する際に凝縮された水分を洗浄水として利用することが可能となる。
この本水洗部13Cで洗浄に用いた洗浄水20を予備水洗部13Bで適用する際、洗浄水20はまだ吸収剤を吸収する能力が残っているが、少ない液流量でも均一な液分散性を確保し、気液接触面積を高めることにより、気液接触効果が増大する。
よって、本実施例のような気液接触装置100A(100B)を適用することで、低流速の液を供給した場合でも洗浄効果が発揮できるようにしている。
この予備洗浄された洗浄水は、そのままCO2吸収部13A側に落下させて、リッチ溶液12Aとして、吸収液再生塔14側に排出される。
このように、予備水洗部13Bにおいて、CO2除去排ガス11B中に同伴される吸収剤を吸収する能力が残っている洗浄水20a(例えば吸収剤濃度2〜3重量%)を用いて予備水洗することで、例えばCO2吸収部13Aで用いる吸収液(リーン溶液12B)12の濃度が30重量%のものを用いる場合、この濃度まで予備水洗部13Bで排ガス中の同伴吸収剤を吸収除去できることとなる。この結果、本水洗部13Cに導入するCO2除去排ガス11C中の吸収剤濃度が、予備水洗部13Bを設置しない場合に較べて大幅に低減することとなる。よって、本水洗部13Cでの吸収剤の回収負荷が低減するので、さらに吸収剤除去効率が向上する。
本実施例では、実施例1又は2の気液接触装置を、CO2回収装置の吸収塔内に設置する適用例を説明する。図8は、実施例4に係るCO2回収装置の概略図である。図8に示すように、本実施例に係るCO2回収装置10Bは、実施例3で設置した予備水洗部の代わりに、本水洗部13Cの後流側に、仕上水洗部13Dを設置すると共に、この仕上水洗部13Dに、実施例1又は実施例2の気液接触装置100A(100B)を適用することで、気液接触が確実となり、仕上水洗を確実としている。
仕上水洗部13Dに供給する洗浄水としては、吸収液再生塔14の頭頂部から排出された水蒸気を伴ったCO2ガス41から凝縮されて、分離ドラム43で凝縮水44として分離した一部44aを導入ラインL23を介して用いている。この分離ドラム43で分離された凝縮水44は吸収液再生塔14で再生されているので、CO2ガス濃度が薄いものとなり、仕上洗浄に適している。
すなわち、凝縮水の一部44aを仕上水洗部13Dにおいて適用する際、吸収液再生塔14から排出された水蒸気を伴ったCO2ガス41からの凝縮水44は吸収剤濃度が薄い(例えば吸収剤濃度1重量%以下)ので、少ない液流量でも均一な液分散性を確保し、気液接触面積を高めることにより、気液接触効果が増大する。
よって、仕上水洗部13Dに、本実施例のような気液接触装置100A(100B)を適用することで、低流速の液を供給した場合でも洗浄効果を発揮できることとなる。なお、この仕上洗浄された洗浄水は、そのまま本水洗部13C側に落下させて、本水洗の洗浄に寄与される。
本実施例では、実施例1又は2の気液接触装置を、CO2回収装置の吸収塔内に設置する適用例を説明する。図9は、実施例5に係るCO2回収装置の概略図である。図9に示すように、本実施例に係るCO2回収装置10Cは、実施例3で設置した予備水洗部13Bと、実施例4で設置した仕上水洗部13Dとを、本水洗部13Cの前流側と後流側とに、各々設置している。
この実施例3で設置した予備水洗部13Bと、実施例4で設置した仕上水洗部13Dとを、本水洗部13Cの前流側と後流側とに、各々設置することで、予備水洗の効果と、仕上水洗の効果を併合した洗浄の相乗効果が発揮され、外部に排出するCO2吸収剤除去排ガス11D中のCO2吸収剤の残存比率を大幅に低減することができる。
図10及び図11は、実施例1及び実施例2に係る気液接触装置を用いた排ガス中の吸収剤の回収率比を示す図である。
図10に示すように、従来例のスプレー方式を基準(1)とした場合、実施例4の仕上洗浄部13Dに、実施例1に係る図1の気液接触装置100Aを用いることで、排ガス中の吸収剤の回収比率は、約1.2の増加を図ることができた。
また、図11に示すように、従来例のスプレー方式を基準(1)とした場合、実施例4の仕上洗浄部13Dに、実施例1に係る図3に示す他の気液接触装置100Bを用いて、仕切部120を配置した場合には、さらに回収率比が増加し、約1.3倍の増加を図ることができた。
10A〜10C CO2回収装置
11A CO2含有排ガス(排ガス)
12 CO2吸収液
12A リッチ溶液
12B リーン溶液
13 CO2吸収塔(吸収塔)
13A CO2吸収部
13B 予備水洗部
13C 本水洗部
100A〜100C 気液接触装置
101 ヘッダパイプ
102 噴出ノズル
104 分散板
105 噴出水
105a 液膜
110 充填部
120 仕切部

Claims (8)

  1. 気体が上昇して通過する接触充填部の上方に設置され、
    液体を鉛直軸方向と直交する方向に供給するヘッダパイプと、
    前記ヘッダパイプに所定間隔を持って、上向きに設置されると共に、噴出水を噴出する噴出ノズルと、を備えてなり、
    前記噴出水を低液流量で供給させ、噴出した噴出水が液膜となって、ヘッダパイプの表面に沿って落下し、その後前記接触充填部に落下させて拡がり、前記接触充填部内を上昇する前記気体と前記液体とを接触させ、気体中に含まれる水溶性物質を洗浄・除去することを特徴とする気液接触装置。
  2. 請求項1において、
    前記ヘッダパイプの底部の軸方向に沿って、分散板を一体に設けることを特徴とする気液接触装置。
  3. 請求項2において、
    前記分散板の下端部が、前記接触充填部の上面に接触することを特徴とする気液接触装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つにおいて、
    前記ヘッダパイプに設けた噴出ノズルを仕切る仕切部を、井桁状に有することを特徴とする気液接触装置。
  5. 請求項4において、
    前記仕切部に対応する充填用仕切部を、前記接触充填部に有することを特徴とする気液接触装置。
  6. CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、
    CO2を吸収したリッチ溶液を熱交換により再生する吸収液再生塔と、
    前記吸収塔から前記リッチ溶液を抜出すと共に、前記吸収液再生塔側に導入するリッチ溶液供給ラインと、
    前記吸収液再生塔で再生されたCO2が放散されたリーン溶液を前記吸収液再生塔から抜出すと共に、前記吸収塔に導入し、リーン溶液を前記吸収塔でCO2吸収液として再利用するリーン溶液供給ラインと、を備えると共に、
    前記吸収塔が、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させて前記排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部と、
    前記CO2回収部の上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガスを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水により回収する本水洗部と、
    前記本水洗部の下方側に配設され、前記本水洗部内の凝縮水を回収する凝縮水受部と、
    前記凝縮水受部の下段側に設けられ、CO2除去排ガスの予備水洗を行う請求項1乃至5のいずれか一つの気液接触装置とを有することを特徴とするCO2回収装置。
  7. CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、
    CO2を吸収したリッチ溶液を熱交換により再生する吸収液再生塔と、
    前記吸収塔から前記リッチ溶液を抜出すと共に、前記吸収液再生塔側に導入するリッチ溶液供給ラインと、
    前記吸収液再生塔で再生されたCO2が放散されたリーン溶液を前記吸収液再生塔から抜出すと共に、前記吸収塔に導入し、リーン溶液を前記吸収塔でCO2吸収液として再利用するリーン溶液供給ラインと、を備えると共に、
    前記吸収塔が、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させて前記排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部と、
    前記CO2回収部の上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガスを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水により回収する本水洗部と、
    前記本水洗部の下方側に配設され、前記本水洗部内の凝縮水を回収する凝縮水受部と、
    前記本水洗部の上段側に設けられ、本水洗部通過後のCO2除去排ガスの仕上げ水洗を行う請求項1乃至5のいずれか一つの気液接触装置とを有することを特徴とするCO2回収装置。
  8. CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させてCO2を除去する吸収塔と、
    CO2を吸収したリッチ溶液を熱交換により再生する吸収液再生塔と、
    前記吸収塔から前記リッチ溶液を抜出すと共に、前記吸収液再生塔側に導入するリッチ溶液供給ラインと、
    前記吸収液再生塔で再生されたCO2が放散されたリーン溶液を前記吸収液再生塔から抜出すと共に、前記吸収塔に導入し、リーン溶液を前記吸収塔でCO2吸収液として再利用するリーン溶液供給ラインと、を備えると共に、
    前記吸収塔が、CO2を含有する排ガスとCO2吸収液とを接触させて前記排ガス中のCO2を吸収するCO2吸収部と、
    前記CO2回収部の上段側に配設され、CO2を除去したCO2除去排ガスを冷却すると共に、同伴するCO2吸収液を洗浄水により回収する本水洗部と、
    前記本水洗部の下方側に配設され、前記本水洗部内の凝縮水を回収する凝縮水受部と、
    前記凝縮水受部の下段側に設けられ、CO2除去排ガスの予備水洗を行う請求項1乃至5のいずれか一つの気液接触装置と、
    前記本水洗部の上段側に設けられ、本水洗部通過後のCO2除去排ガスの仕上げ水洗を行う請求項1乃至5のいずれか一つの気液接触装置とを有することを特徴とするCO2回収装置。
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