JP2015144869A - 運動解析装置、運動解析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小な動きから、大きな動きまで正確に検出可能とする軌道解析装置および軌道解析方法を提供する。【解決手段】物体に固定され、角速度センサー50と、少なくとも2個の加速度センサー61、62とを備える慣性センサー10を備える姿勢検出部20と、検出データを増幅しA/D変換するデータI/F部30と、データを処理する演算部40と、演算結果に基づき、加速度センサーのどちらか一方の加速度センサーを選択するセンサー制御部80と、選択された加速度センサーを含む慣性センサーからの出力データから姿勢データを生成し、送出する姿勢データ生成部70と、を備える姿勢検出装置100と、姿勢検出装置からの姿勢データを解析する解析部220と、姿勢データおよび解析結果を保存する保存部と、解析結果を通知する通知部240と、を備える解析装置200と、姿勢検出装置と解析装置との通信手段90、210と、を含む軌道解析装置1000。【選択図】図1

Description

本発明は、物体の挙動を解析するための、軌道解析装置および軌道解析方法に関する。
従来、物体あるいは人間の運動を解析する方法として、モーションキャプチャが広く知られた方法であった。しかし、モーションキャプチャでは、その方式にも依るが専用のスタジオを必要とする場合、特殊な機器を必要とする場合、など制限された使用条件であった。また、対象物の計測したい部位に複数の加速度センサー、あるいは加速度センサーとジャイロセンサーを設け、計測部位の加速度、および角速度データから対象物の運動解析を行うことが、対象物をテニスラケットとして開示されている(特許文献1)。
特開2009−125499号公報
しかし、上述の特許文献1において用いられる加速度センサーでは、センサーが検出できるダイナミックレンジ、言い換えると最大加速度と、検出精度とは互いにトレードオフ(二律背反)的な関係にある。従って、例えば低ダイナミックレンジの加速度センサーを用いた場合には、緩やかの動きに対しては高精度で検出可能であるが、早い動きに対してはセンサーの特性が飽和状態となり正確な動きを捉えることができなくなってしまう。
反対に、高ダイナミックレンジのセンサーを用いた場合には、早い動きでも検出は可能であるが、緩やかな動きに対してはきめ細かなデータ取得ができないという課題がある。そのために、例えばテニスのような緩やかな動きと早い動きが伴うスポーツにおいて、特許文献1に開示されているセンサーを配置したテニスラケットを動作させても、ラケットの動作範囲全域での正確な動作データを取得することは困難となり、適切なフォームの改善や用具の適合性判断を行うことができず、使用者の身体的負担を軽減すること、技術的に上達すること、などを阻害していた。
そこで、微小な動きから、大きな動きまで正確に検出可能とする軌道解析装置および軌道解析方法を提供する。
本発明は、少なくとも上述の課題の一つを解決するように、下記の形態または適用例として実現され得る。
〔適用例1〕本適用例による軌道解析装置は、物体Aに固定され、角速度センサーと、ダイナミックレンジの異なる少なくとも2個の加速度センサーと、を備える慣性センサーを備える姿勢検出部と、前記姿勢検出部で取得した検出データを増幅しA/D変換するデータI/F部と、前記データI/F部からのデータを処理する演算部と、前記演算部からの演算結果に基づき、前記加速度センサーのどちらか一方の加速度センサーを選択する制御信号を生成するセンサー制御部と、前記センサー制御部からの制御データにより選択された前記加速度センサーを含む前記慣性センサーからの出力データから姿勢データを生成し、送出する姿勢データ生成部と、を備える姿勢検出装置と、前記姿勢検出装置からの前記姿勢データを解析する解析部と、前記姿勢データおよび解析結果を保存する保存部と、前記解析結果を通知する通知部と、を備える解析装置と、前記姿勢検出装置と前記解析装置との通信手段と、を含むことを特徴とする。
また、他の態様では、ダイナミックレンジが異なる第1加速度センサーおよび第2加速度センサーからの出力データの選択を行うセンサー制御部と、前記センサー制御部により選択された前記出力データを用いて解析データを生成することを特徴とする。前記センサー制御部は、加速度の大きさに基づき、前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーからの前記出力データの選択を行うことを特徴とする。前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーの出力データの切り替え時の不連続なデータを連続したデータに補正するレベル補正部を備えることを特徴とする。前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーを含み、前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーで取得した出力データをアナログ−デジタル変換するデータI/F部と、前記データI/F部からのデータを処理する演算部と、を含み、前記センサー制御部は、前記演算部からの演算結果に基づき前記出力データの選択を行うことを特徴とする。角速度センサーを備え、前記第1加速度センサー、前記第2加速度センサー、および前記角速度センサーの少なくとも2つの出力データを用いて姿勢データを生成することを特徴とする。
上述の適用例によれば、高、低ダイナミックレンジセンサーの最適な計測レンジ範囲で対象物の姿勢データを検出し、軌道解析データとすることで、緩やかな動きから早い動きまで、高い精度の姿勢データを得ることが可能となる。従って、この高い精度の姿勢データを軌道解析装置により解析し、高精度の解析結果を測定者に通知することができる。この通知される結果に基づき、例えばスポーツ用具を使用する場合のフォーム改善、用具の適合性判断などを行うことができる。
なお、物体Aとは、例えばテニス、スカッシュ、バトミントンなどのラケット、ゴルフクラブ、野球のバット、アイスホッケーのスティック、ビリヤードのキュー、ハンマー投げのハンマー、槍投げ競技の槍、カヌー、カヤックなどのオール、などプレーヤー(人間)が手に持つ用具が挙げられる。また、物体Aとして、例えばスキー、スノーボード、サーフィンボード、そり、など人が乗って操作する用具も挙げられる。更には、スカイダイビング、水泳、など人間自体も対象として挙げられる。
〔適用例2〕上述の適用例において、前記角速度センサーが3軸角速度センサーであり、前記加速度センサーが3軸加速度センサーであることを特徴とする。
上述の適用例によれば、複雑な対象物である物体Aの姿勢、軌道を正確に検出することができる。
〔適用例3〕上述の適用例において、前記加速度センサーは、+20G〜−20Gのダイナミックレンジを備える高ダイナミックレンジセンサーと、+5G〜−5Gのダイナミックレンジを備える低ダイナミックレンジセンサーと、であることを特徴とする。
上述の適用例によれば、低ダイナミックレンジセンサーでは、対象物の物体Aの静止状態から緩やかに動かす軌道範囲、および運動のピークを超えて運動を停止するまでの緩やかに動かす軌道範囲において、加速度の僅かな変化も正確に検出することが可能となる。また高ダイナミックレンジセンサーでは、運動のピーク時前後の早く対象物の物体Aを動かす軌道範囲においては、加速度のピーク値を確実に検出することができる。
〔適用例4〕本適用例の軌道解析方法は、物体Aに固定される慣性センサーに備える角速度センサーと、少なくとも2個の加速度センサーの内の相対的に低いダイナミックレンジを有する低ダイナミックレンジセンサーとによる前記物体Aの挙動を検出する初期運動検出手段と、前記初期運動検出手段における検出データが、前記低ダイナミックレンジセンサーのダイナミックレンジ領域を超えた時、前記加速度センサーの内の相対的に高いダイナミックレンジを有する高ダイナミックレンジセンサーに切り換えて、前記物体Aの挙動を検出する中期運動検出手段と、前記中期運動検出手段における検出データが、前記低ダイナミックレンジセンサーのダイナミックレンジ領域内に入った時、前記低ダイナミックレンジセンサーに切り換えて、前記物体Aの挙動を検出する後期運動検出手段と、を含むことを特徴とする。
また、他の態様では、少なくとも2個の加速度センサーのうち相対的に低いダイナミックレンジを備えた第1加速度センサーによる第1運動検出段階と、前記第1運動検出段階における前記第1加速度センサーの検出データが閾値を超えた場合に、前記少なくとも2個の加速度センサーのうち相対的に高いダイナミックレンジを有する第2加速度センサーに切り換えて検出する第2運動検出段階と、を含む運動解析方法であることを特徴とする。前記第2運動検出段階における前記第2加速度センサーの検出データが、前記第1加速度センサーのダイナミックレンジ領域内に入った場合に前記第1加速度センサーに切り換えて検出する第3運動検出段階と、を含むことを特徴とする。
上述の適用例によれば、対象物の物体Aの静止状態から緩やかに動かす軌道範囲、および運動のピークを超えて運動を停止するまでの緩やかに動かす軌道範囲において、加速度の僅かな変化も正確に検出する低ダイナミックレンジセンサーと、運動のピーク時前後の早く対象物の物体Aを動かす軌道範囲において、加速度のピーク値を確実に検出するまた高ダイナミックレンジセンサーとを、切り換えて正確な運動の軌道解析を可能とするデータを取得することができる。
〔適用例5〕上述の適用例において、前記初期運動検出手段における、前記高ダイナミックレンジセンサーに切り換えたときの前記低ダイナミックレンジセンサーの検出最終データに、切り換えられた前記高ダイナミックレンジセンサーの検出開始データを一致させ、前記中期運動検出手段における、前記低ダイナミックレンジセンサーに切り換えたときの前記低ダイナミックレンジセンサーの検出開始データに、切り換えられた前記高ダイナミックレンジセンサーの検出最終データを一致させるレベル補正工程を備えることを特徴とする。
また、他の態様では、前記第1加速度センサーから前記第2加速度センサーに切り換えた場合に、前記第1加速度センサーの検出最終データに切り換えられた前記第2加速度センサーの検出開始データを一致させる第1レベル補正工程を備えることを特徴とする。前記第2加速度センサーから前記第1加速度センサーに切り換えた場合に、前記第1加速度センサーの検出開始データに切り換えられた前記第2加速度センサーの検出最終データを一致させる第2レベル補正工程を備えることを特徴とする。
上述の適用例によれば、センサーの切り換えによって不連続データとなる検出データを、レベル補正によって連続データ化し、軌道解析結果を連続した軌道として通知することを可能とする。
第1実施形態に係る、基本システム構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る、テニスラケットの平面図。 テニスラケットの軌道を説明する概念図。 低ダイナミックレンジセンサーと高ダイナミックセンサーの特性を概念的に説明する検出データを表わすグラフ。 第2実施形態に係る、軌道解析方法のフロー説明図。 第2実施形態に係る、姿勢検出データを概念的に説明する検出データを表わすグラフ。 第2実施形態に係る、姿勢検出データを概念的に説明する検出データを表わすグラフ。 変形例に係る、姿勢検出データを概念的に説明する検出データを表わすグラフ。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の基本システム構成を示すブロック図である。本実施形態の軌道解析装置1000は被測定物に固定される姿勢検出装置100と、無線により姿勢検出装置100より送られるデータを受信し、解析と結果を通知する解析装置200と、を備える。本実施形態では図2に示すように、テニスラケット300のグリップ300aの端部300cに姿勢検出装置100を固定し、テニスラケット300の軌道解析を例に説明する。
周知の通り、テニスラケット300はグリップ300aをプレイヤーが握り、ボールをテニスラケット300のガット面300bで打ち返すスポーツである。この時、常にプレイヤーは狙った位置(相手コート内)に正確にボールを打ち返すことが要求され、そのためには安定したテニスラケット300のスイング軌道を描いてテニスラケット300をスイングすることができるか、に依る。この正確なスイングを行うには、プレイヤー自身の熟達度、テニスラケット300自体のバランス、プレイヤーとテニスラケット300の適合度(扱い易さ)等が関連してくる。これらの影響要因を、テニスラケット300が描く軌跡を検出、解析して定量的に評価できるようにするのが本発明に係る第1実施形態の目的機能である。
軌道解析装置1000に備える姿勢検出装置100は、上述の通りテニスラケット300に固定される。本実施例ではグリップ300aの端部300cに、姿勢検出装置100を固定したが、例えばテニスラケット300のほぼ中央部である位置300dに固定しても良い。しかし、プレイヤーにとって、僅かなテニスラケット300のバランスの違いが影響するため、本実施例のようにバランスへの影響の少ないグリップ300aの端部300cに姿勢検出装置100を固定するのが好ましい。
姿勢検出装置100は、テニスラケット300の姿勢および加速度を検出する慣性センサー10を備える姿勢検出部20と、姿勢検出部20から送られるアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換器を備えるデータI/F30と、データI/F30からのデータを演算するCPUを備える演算部40と、を含んでいる。
慣性センサー10は、テニスラケット300の姿勢を検出する3軸角速度センサー50(以下、角速度センサー50という)と、テニスラケット300のスイング時の加速度を検出する3軸加速度センサー61、62を備えている。3軸加速度センサー61、62は互いにダイナミックレンジ、いわゆる検出可能加速度領域が異なり、3軸加速度センサー61はダイナミックレンジが+5G〜−5G(G:重力加速度)の範囲の性能であり、3軸加速度センサー62はダイナミックレンジが+20G〜−20Gの範囲の性能を持つものを用いる。なお、以下の説明の中では、2個の3軸加速度センサー61、62の機能を明確にするために、3軸加速度センサー61を低ダイナミックレンジセンサー61といい、3軸加速度センサー62を高ダイナミックレンジセンサー62という。
姿勢検出装置100は、更に演算部40によって得られた演算結果から、後述する解析方法におけるセンサー制御のための制御データを作成する姿勢データ生成部70と、姿勢データ生成部70において生成された姿勢データに基づいて、慣性センサー10に備える低ダイナミックレンジセンサー61、高ダイナミックレンジセンサー62、および角速度センサー50を制御するセンサー制御部80を備えている。また、姿勢検出装置100から解析装置200へのデータの送信を、本実施形態では無線通信手段によって行うので、更に送信部90を備えている。
姿勢検出装置100によって検出されたテニスラケット300の軌道データは、送信部90より解析装置200に送信される。解析装置200は、送られたデータに基づき観測者に対して解析結果を通知するもので、解析装置200は姿勢検出装置100から送られる無線データを受信する受信部210と、受信したデータを解析するCPUと解析結果を保存するメモリーなどを備える解析部220と、解析部220における作業を指示する操作部230と、解析部220での解析結果を観測者へ通知する通知部240と、を含んでいる。
テニスラケットのスイングの軌跡を模式図的に示している図3において、テニスラケット300の軌道Aは、緩やかな動きのテイクバック時、すなわち初期運動検出時の軌道a1と、ボールを打撃するまでの早い動きの中期運動検出時の軌道a2、そしてボール打撃後の徐々に緩やかな動きになるフォローの後期運動検出時の軌道a3で構成される。この軌道Aを検出し解析するために、軌道解析装置1000では、姿勢検出装置100に低ダイナミックレンジセンサー61と高ダイナミックレンジセンサー62とを備え、緩やかな動きの軌道a1とa3との検出に適した低ダイナミックレンジセンサー61で計測し、早い動きの軌道a2の検出には高ダイナミックレンジセンサー62により計測することで、高い精度で軌道Aのデータを得ることが可能となる。
ここで、低ダイナミックレンジセンサー61、高ダイナミックレンジセンサー62の特性について、概要の説明をする。図4はセンサー特性を示す概念図であり図4(a)は、例えば図3における緩やかな動きの軌道a1での検出特性、図4(b)は早い動きの軌道a2での検出特性を示している。
図4(a)の穏やかな動きの時、計測可能レンジRLを持つ低ダイナミックレンジセンサー61の検出結果がL1、計測可能レンジRHを持つ高ダイナミックレンジセンサー62の検出結果がH1である。この図でも分かるように、L1は検出結果の細部に亘ってデータを取得することができ、小さい加速度の変化も捉えることができる。しかしH1では、同じ軌道a1の計測結果であっても、小さい加速度の変化を捉えることができず、全体のテータの傾向値としてしか捉えることができず、低精度の結果しか得られない。従って、緩やかな動きの軌道a1のデータを取得するには、低ダイナミックレンジセンサー61を用いて計測することが好適である。
しかし、早い動きの軌道a2になると、図4(b)に示すように低ダイナミックレンジセンサー61の検出結果L2は、計測可能レンジRLを越えると、飽和状態となり台形状の結果となってしまい、L2’部分のデータを捉えられず、真のピークデータを計測することができない。しかし、高ダイナミックレンジセンサー62の検出結果H2は、上述のように細かなデータの起伏を捕らえることは困難ではあるが、ピーク値を捕らえることが可能である。従って、早い動きの軌道a2のデータを取得するには、高ダイナミックレンジセンサー62を用いて計測することが好適である。
従って、計測対象物の運動速度の変化が大きくても、ダイナミックレンジの異なる加速度センサーを運動速度の大きさによって切り換えて用いることで、緩やかな動きの詳細データと、早い動きのピークデータを正確に捉えることが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態として、第1実施形態の軌道解析装置1000による軌道解析方法を説明する。図5は本実施形態に係る軌道解析方法における姿勢検出装置100での姿勢検出フロー説明図、図6及び図7は姿勢検出装置100において検出されるデータを模式的に示したグラフである。
第1実施形態のテニスラケット300に装着された姿勢検出装置100には、図6(a)に示す範囲のダイナミックレンジRLの性能を持つ低ダイナミックレンジセンサー61、およびダイナミックレンジRHの性能を持つ高ダイナミックレンジセンサー62の2個の3軸加速度センサーを備えている。
軌道解析が開始される、すなわちテニスラケット300がプレイヤーによってスイングが開始される図3に示す軌道a1の初期運動検出時は、初めに角速度センサー50と低ダイナミックレンジセンサー61とが計測が開始され、解析装置200に向けて検出データが送信される(S10)。S10では、図6(a)に示すように、低ダイナミックレンジセンサー61の検出データであるので、高い精度の検出データを取得することが可能となり、対象物体である本実施形態におけるテニスラケット300の想定軌道に対応する姿勢検出装置100の検出データを表わす仮想線D’とほぼ一致する検出データD1を取得できる。
低ダイナミックレンジセンサー61の検出データD1が、ダイナミックレンジRLを超えてしまうと上述した通り、低ダイナミックレンジセンサー61は飽和状態となってしまい、正確なデータ取得が困難となってしまう。そこで、ダイナミックレンジRLを超えない近傍に閾値として閾値±Xを設定する。閾値±Xを、低ダイナミックレンジセンサー61の検出データD1が超えたか、を判断する(S20)。S20において「No」と判断され、運動検出(S200)において、テニスラケット300が動いていると判断されている間は検出データD1が、閾値±Xを超えるまでは低ダイナミックレンジセンサー61による加速度データが取得される。
図3に示す軌道a2の中期運動検出時にラケット300の運動は早く動かされ、S20において検出データD1が閾値±Xを超えた時、すなわち「Yes」と判断されると、高ダイナミックレンジセンサー62による加速度の検出が開始される(S30)。S30の高ダイナミックレンジセンサー62の計測が開始されると、続いて低ダイナミックレンジセンサー61による加速度の計測が停止される(S40)。S30で計測を開始した高ダイナミックレンジセンサー62のデータは、図6(b)に示すように、ダイナミックレンジRHの範囲での検出値のピークを含む検出データD2を取得する。
次に、レベル補正1(S50)を行う。レベル補正1(S50)は、低ダイナミックレンジセンサー61の検出データD1を基準として、切り換えられた高ダイナミックレンジセンサー62の検出データD2を補正するものである。レベル補正1(S50)は、図6(b)のM部の部分拡大図に示すように、検出データD1が閾値Xを超える点p1においてS30の命令により高ダイナミックレンジセンサー62の計測に切り換えられ計測開始点p2までには、僅かではあるがt1時間が経過する。この経過時間t1により検出データD1と検出データD2とに不連続な部分が生じてしまう。この不連続なデータを連続したデータとするのがレベル補正1(S50)である。
レベル補正1(S50)の補正方法は、基準となる検出データD1のt1時間経過のデータ点p3に、検出データD2の開始点データ点p2を一致させるように補正し、補正データD2’を作成する。この間、高ダイナミックレンジセンサー62は計測を続け、図7(c)に示すように検出データD2は最大値を計測後、検出値が低下し、検出データD3を検出し、解析装置200に検出データを送信する(S60)。この時、上述のS20における低ダイナミックレンジセンサー61から高ダイナミックレンジセンサー62への切り換え判断と同様に、高ダイナミックレンジセンサー62から低ダイナミックレンジセンサー61への切り換え判断を行う(S70)。
S70では、ダイナミックレンジRLと同じ、もしくは僅かに超える閾値±Yが設定され、高ダイナミックレンジセンサー62の検出データD3が設定された閾値±Yの領域に入ったか、を判断する。S70において「No」と判断されている間、すなわち検出データD3が、閾値±Yの領域に入るまでは高ダイナミックレンジセンサー62による加速度データが取得される。
図3に示す軌道a3の後期運動検出時にはテニスラケット300は徐々に停止に向かって、緩やかに動き、S70において検出データD3が閾値±Yの範囲に入った、すなわち「Yes」と判断されると、低ダイナミックレンジセンサー61による加速度の検出が開始される(S80)。S80の低ダイナミックレンジセンサー61の計測が開始されると、続いて高ダイナミックレンジセンサー62による加速度の計測が停止される(S90)。S80で計測を開始した低ダイナミックレンジセンサー61のデータは、図7(c)に示すようにダイナミックレンジRLの範囲での検出値の検出データD4を取得する。
次に、レベル補正2(S100)を行う。レベル補正2(S100)も、レベル補正1(S50)と同様に低ダイナミックレンジセンサー61の検出データD4を基準として、切り換え前の高ダイナミックレンジセンサー62の検出データD3を補正するものである。レベル補正2(S100)は、図7(c)のN部の部分拡大図に示すように、検出データD3が閾値Yを超える点p4においてS80の命令により低ダイナミックレンジセンサー61の計測に切り換えられ計測開始点p5までには、僅かではあるがt2時間が経過する。この経過時間t2により検出データD3と検出データD4とに不連続な部分が生じてしまう。この不連続なデータを連続したデータとするのがレベル補正2(S100)である。
レベル補正2(S100)の補正方法は、基準となる検出データD4のt2時間経過後となる計測開始点p5に、検出データD3の計測停止点p6を一致させるように補正し、補正データD3’を作成する。この間、低ダイナミックレンジセンサー61は計測を継続するS10に移行する。引き続きS20で閾値±Xを超えているか判断し、「No」と判断され運動検出(S200)においても、テニスラケット300の運動を検出しない「No」と判断され、姿勢検出装置100の姿勢検出が終了する。
第1実施形態におけるテニスラケット300の場合、低ダイナミックレンジセンサー61のダイナミックレンジRLは+5G〜−5G程度、高ダイナミックレンジセンサー62のダイナミックレンジRHは+20G〜−20G程度のセンサーが好適に用いられる。このときの閾値Xは±4G、閾値Yは±5Gにとすることで、高い精度の検出データを得ることができる。
上述のように、S10〜S100のフローによって得られる姿勢検出装置100のデータは、図7(c)に示す、D1、D2’、D3’、D4の連続したデータとして得られる。このように、低ダイナミックレンジセンサーと高ダイナミックレンジセンサーを切り換えて、各センサーの特性と適合する加速度領域を計測するように、所定の閾値を設定し切り換えることで、緩やかな動きから早い動きまで高い精度で加速度の計測が可能となり、合わせて3軸角速度センサーの計測結果と共に、高精度の姿勢データを取得することができる。従って、正確な姿勢データを解析することで、精度の高い軌道解析を可能とし、プレイヤーにとって適切なフォームの改善や用具の適合性判断を行うことが可能となる。また、上述の実施形態に示したようにテニスラケット300のグリップ300aの端部300cに取り付けるだけで、軌道解析が可能となる構成としたことで、場所を選ばず、特殊な画像装置なども必要とせずに軌道解析を可能とするものである。
(変形例)
第1実施形態、ならびに第2実施形態では3軸加速度センサーを2個用いる形態を説明したが、例えば3個、あるいはそれ以上の3軸加速度センサーを備えることで、更に高い精度での軌道解析を可能とする。図8は、3軸加速度センサーを3個用いた場合の検出データのグラフを模式的に示したものである。図8に示すように、3軸加速度センサーは高ダイナミックレンジRH、中ダイナミックレンジRM、低ダイナミックレンジRLの性能を持つ3軸加速度センサーを3個用いている例である。この時、図5のフロー説明図のステップに対して閾値での判断が増えることとなる。
先ず低ダイナミックセンサーによる計測が閾値±X1まで行われ、検出データd1が得られる。閾値±X1を超えたところで、中ダイナミックレンジセンサーに切り換えられて、得られた検出データを第2実施形態と同様にしてレベル補正し補正後の検出データd2’を得る。補正後の検出データd2’が、次に閾値±X2を超えたところで、高ダイナミックレンジセンサーに切り換えられて、得られた検出データをレベル補正し補正後の検出データd3’を得る。
検出データd3’が最高値を超えて高ダイナミックレンジセンサーの計測値が閾値±Y2の範囲に入ったところで、中ダイナミックセンサーに切り換えられ、レベル補正によって補正データd4’が得られる。中ダイナミックレンジセンサーによる計測値が閾値±Y1の範囲に入ったところで、低ダイナミックレンジセンサーに切り換えられ、レベル補正により補正データd5’が得られる。そして、低ダイナミックレンジセンサーにより計測された検出データd6が得られ、計測が終了する。
このように、ダイナミックレンジを細分化することで、より高い精度の検出データを得ることができ、軌道解析結果の正確性をより高めることが可能となる。上記のように、計測と切り換え、そしてレベル補正を繰り返す工程によることで、加速度センサーは3個以上用いることも可能となる。
10…慣性センサー、20…姿勢検出部、30…データI/F、40…演算部、50…3軸角速度センサー、61,62…3軸加速度センサー、70…姿勢データ生成部、80…センサー制御部、90…送信部、100…姿勢検出装置、200…解析装置、210…受信部、220…解析部/保存部、230…操作部、240…通知部、1000…軌道解析装置。

Claims (9)

  1. ダイナミックレンジが異なる第1加速度センサーおよび第2加速度センサーからの出力データの選択を行うセンサー制御部と、
    前記センサー制御部により選択された前記出力データを用いて解析データを生成するデータ生成部と、
    前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーからの前記出力データの切り換え時の不連続なデータを連続したデータに補正するレベル補正部と、を備え、
    前記第1加速度センサーのダイナミックレンジは、前記第2加速度センサーのダイナミックレンジよりも低く、
    前記センサー制御部は、前記第1加速度センサーの出力データが閾値を超えた場合に、第2加速度センサーの出力データに切り換える処理を行い、
    前記レベル補正部は、切り換えた後の前記第2加速度センサーの前記出力データの最大値と、切り換えた後の前記第2加速度センサーの始点となる出力値とを結ぶ仮想線の傾きを補正して前記不連続なデータを連続したデータにすることを特徴とする運動解析装置。
  2. 前記センサー制御部は、加速度の大きさに基づき、前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーからの前記出力データの選択を行うことを特徴とする請求項1に記載の運動解析装置。
  3. 前記第1加速度センサーおよび前記第2加速度センサーからの前記出力データをアナログ−デジタル変換するデータI/F部と、
    前記データI/F部からのデータを処理する演算部と、を含み、
    前記センサー制御部は、前記演算部からの演算結果に基づき前記出力データの選択を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の運動解析装置。
  4. 前記第1加速度センサーは、+5G〜−5Gのダイナミックレンジを備え、
    前記第2加速度センサーは、+20G〜−20Gのダイナミックレンジを備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の運動解析装置。
  5. 角速度センサーを備え、
    前記第1加速度センサー、前記第2加速度センサー、および前記角速度センサーの少なくとも2つの出力データを用いて姿勢データを生成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の運動解析装置。
  6. 少なくとも2個の加速度センサーのうち相対的に低いダイナミックレンジを備えた第1加速度センサーによる第1運動検出段階と、
    前記第1運動検出段階における前記第1加速度センサーの検出データが閾値を超えた場合に、前記少なくとも2個の加速度センサーのうち相対的に高いダイナミックレンジを有する第2加速度センサーに切り換えて検出する第2運動検出段階と、を含み、
    前記第1加速度センサーから前記第2加速度センサーへの前記出力データの切り換え時の不連続なデータを連続したデータに補正するレベル補正工程を含み、
    前記レベル補正工程は、切り換えた後の前記第2加速度センサーの前記出力データの最大値と、切り換えた後の前記第2加速度センサーの始点となる出力値とを結ぶ仮想線の傾きを補正して前記不連続なデータを連続したデータにすることを特徴とする運動解析方法。
  7. 前記第2運動検出段階における前記第2加速度センサーの検出データが、前記第1加速度センサーのダイナミックレンジ領域内に入った場合に前記第1加速度センサーに切り換えて検出する第3運動検出段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の運動解析方法。
  8. 前記レベル補正工程は、前記第1加速度センサーから前記第2加速度センサーに切り換えた場合に、前記第1加速度センサーの検出最終データに前記第2加速度センサーの検出開始データを一致させる第1レベル補正工程を備えることを特徴とする請求項6に記載の運動解析方法。
  9. 前記レベル補正工程は、前記第2加速度センサーから前記第1加速度センサーに切り換えた場合に、前記第1加速度センサーの検出開始データに前記第2加速度センサーの検出最終データを一致させる第2レベル補正工程を備えることを特徴とする請求項7に記載の運動解析方法。
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