JP2015144731A - 眼底撮影装置および広角レンズアタッチメント - Google Patents

眼底撮影装置および広角レンズアタッチメント Download PDF

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Abstract

【課題】 広角レンズアタッチメントを介して眼底の画像を良好に撮像できる新規な眼底撮影装置および広角レンズアタッチメントを提供すること。
【解決手段】 眼底撮影装置1は、検査窓17を有する眼底撮影装置1の被検者側筐体面に装着されることによって、眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメント3を有する。この広角レンズアタッチメント3は、第2対物光学系31が設けられている。第2対物光学系31は、広角レンズアタッチメント3が眼底撮影装置1の被検者側筐筐体面に装着された装着状態において、第1旋回点Pを通過した測定光が走査部15の動作に伴って更に旋回される第2旋回点Qを形成すると共に、検査窓17における測定光の主光線高さよりも高い位置にて第2対物光学系31の光軸L3に向けて測定光を折り曲げるために配置されたレンズ31a,31b,31cを少なくとも含む。
【選択図】 図3

Description

眼底の画像を撮像する眼底撮影装置および眼底撮影装置に装着可能な広角レンズアタッチメントに関する。
従来から、眼底撮影装置として、被検眼の眼底にて測定光を走査することによって眼底の画像を得るものが知られている。このような装置において、検査窓の近傍に広角レンズアタッチメントを装着することによって、眼底の画像の撮像画角を広角化させる手法が知られている。例えば、特許文献1には、複数の凸メニスカスレンズを持つ広角レンズアタッチメントがその凹側を被検眼側にして配置される例が開示されている。この広角レンズアタッチメントは、走査部を経たレーザ光が旋回される唯一の旋回点と検査窓との間に配置される。よって、凸メニスカスレンズには、装置本体の検査窓を通過するときよりも主光線高さが低くなった測定光が入射する。
特開2009−11381号公報
ところで、眼底の画像を広角化させるためのレンズに入射する測定光の主光線高さが低いほど、装置の作動距離は短くなる。このため、唯一の旋回点と検査窓との間にレンズアタッチメントが配置される構成では、被検眼とレンズアタッチメントとの間隔が確保されにくい場合があった。その結果、例えば、広角画像を撮像する場合に、被検者の開瞼作業が難しくなる等の問題があった。
また、特許文献1の装置では、広角アタッチメントが装着された場合であっても、旋回点が一つであり、生成される画像の方向については、変化がなかった。
本発明は、上記従来技術の少なくとも一つの問題点に鑑みてなされたものであり、広角レンズアタッチメントを介して眼底の画像を良好に撮像できる新規な眼底撮影装置および広角レンズアタッチメントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る眼底撮影装置は、光源から発せられた測定光を眼底上で走査するために測定光の進行方向を変える走査部と、被検眼と前記走査部との間に配置され、前記走査部から導かれた測定光が前記走査部の動作に伴って旋回される第1旋回点を形成する第1対物光学系と、を含み、前記第1旋回点を通過して被検眼眼底に導かれた測定光による眼底からの光を用いて被検眼の眼底の画像を撮像する眼底撮影装置において、検査窓を有する前記眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着されることによって、前記眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメントを有し、前記広角レンズアタッチメントには、該アタッチメントが前記筐体面に装着された装着状態において、前記第1旋回点を通過した測定光が前記走査部の動作に伴って更に旋回される第2旋回点を形成する第2対物光学系が設けられており、前記第2対物光学系は、前記装着状態において、前記検査窓における測定光の主光線高さよりも高い位置にて前記第2対物光学系の光軸に向けて測定光を折り曲げるために配置されたレンズを少なくとも含む。
また、本発明の第二態様に係る広角レンズアタッチメントは、光源から発せられた測定光を眼底上で走査するために測定光の進行方向を変える走査部と、被検眼と前記走査部との間に配置され、前記走査部から導かれた測定光が前記走査部の動作に伴って旋回される第1旋回点を形成する第1対物光学系と、を含み、前記第1旋回点を通過して被検眼眼底に導かれた測定光による眼底からの光を用いて被検眼の眼底の画像を撮像する眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着される、前記眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメントであって、検査窓を有する前記筐体面に該アタッチメントが装着された装着状態において、前記第1旋回点を通過した測定光が前記走査部の動作に伴って更に旋回される第2旋回点を形成する第2対物光学系が設けられており、前記第2対物光学系は、前記装着状態において、前記検査窓における測定光の主光線高さよりも高い位置にて前記第2対物光学系の光軸に向けて測定光を折り曲げるために配置されたレンズを少なくとも含む。
また、本発明の第三態様に係る眼底撮影装置は、光源から発せられた測定光を眼底上で走査するために測定光の進行方向を変える走査部と、被検眼と前記走査部との間に配置され、前記走査部から導かれた測定光が前記走査部の動作に伴って旋回される第1旋回点を形成する第1対物光学系と、を含み、前記第1旋回点を通過して被検眼眼底に導かれた測定光による眼底からの光を用いて被検眼の眼底の画像を撮像する眼底撮影装置において、前記眼底撮影装置は、検査窓を有する前記眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着されることによって、前記眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメントであって、前記第1旋回点を通過した測定光が前記走査部の動作に伴って更に旋回される第2旋回点を形成する第2対物光学系が設けられた広角レンズアタッチメントを、前記眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着可能であって、前記広角レンズアタッチメントの非装着状態において撮像される前記眼底の画像とは、前記走査部の走査順序と対応する画素配置が上下左右反転された前記眼底の画像を生成する反転処理を行う反転処理手段と、前記反転処理手段によって反転処理された眼底の画像をライブ画像として表示する表示制御手段と、を備える。
本発明によれば、広角レンズアタッチメントを介して良好に眼底の画像を撮像できる。
本実施形態における眼底撮影装置の外観を示す概略構成図である。 眼底撮影装置の装置本体における光学系を示す模式図である。 被検眼と第1対物光学系との間に広角レンズアタッチメントを配置させたときの図である。 眼底撮影装置の制御系を示すブロック図である。 広角レンズアタッチメントの装着状態および非装着状態における眼底画像Iにおける画素と走査部の走査順序との対応関係を示す模式図である。 広角レンズアタッチメントの変容例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の典型的な実施形態を説明する。はじめに、図1を参照し、本実施形態における眼底撮影装置1の概略構成を説明する。本実施形態では、眼底撮影装置1として、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)が用いられる場合を説明する。
図1に示すように、眼底撮影装置1は、本体部(装置本体)2と、広角レンズアタッチメント3と、を備える。本実施形態において、本体部2は、眼底撮影装置1が眼底画像を撮像するうえで主要な光学系(図2参照)と制御系(図4参照)とを有する。また、本実施形態において、広角レンズアタッチメント3は、本体部2の被検者側筐体面に対し着脱可能に構成される。広角レンズアタッチメント3は、本体部2に装着されることによって、本体部2にて得られる眼底画像の撮像画角を広角化させる。
本実施形態において、本体部2は、測定部4、位置あわせ機構5、基台6、顔支持ユニット7、およびセンサ8を有する。測定部4には、被検眼Eを撮像するための光学系が格納されている。この光学系については、図2を参照して後述する。
位置あわせ機構5は、装置を被検眼Eに対して位置あわせするために用いられる。本実施形態の位置あわせ機構5は、基台6に対して測定部4を三次元的に移動させる。即ち、Y方向(上下方向)、X方向(左右方向:)、及び、Z方向(前後方向)の各方向に移動させる。
顔支持ユニット7は、図1に示すように、被検眼を測定部に対向させた状態で被験者の顔を支持する。なお、本実施形態において、顔支持ユニット7は、基台6に設けられている。
センサ8は、広角レンズアタッチメント3の装着を検出する検出手段である。センサ8は、広角レンズアタッチメント3の装着状態に応じた電気信号を出力する。例えば、センサ8は、本体部2に広角レンズアタッチメント3が装着される場合と、本体部2に広角レンズアタッチメント3が装着されていない場合とで、電圧値の異なる電気信号を継続的に出力するものであってもよい。このようなセンサ3としては、マイクロスイッチ等の接触センサであってもよく、また、例えば、光電センサ、磁気センサ等の非接触センサであってもよい。
なお、眼底撮影装置1は、光干渉断層計(OCT:Optical Coherence Tomography)、視野計などの他の眼科装置と一体化された装置であってもよい。
次に、図2を参照して、本体部2が有する光学系を説明する。なお、ここでは、広角レンズアタッチメント3が装着されていない状態の本体部2を示す。
本実施形態において、本体部2は、投光光学系10と、受光光学系20と、を有している。投光光学系10は、被検眼Eの眼底Erにおける撮像範囲の各位置へレーザ光(測定光)を投光する。本実施形態において、投光光学系10には、レーザ光出射部11、穴開きミラー12、レンズ13、レンズ14、走査部15、および、第1対物光学系16が含まれる。
レーザ光出射部11は、投光光学系10の光源である。説明の便宜上、本実施形態において、レーザ光出射部11は、単色光のみを出射するものとして説明する。
レーザ光出射部11からのレーザ光は、穴開きミラー12の開口を通り、レンズ13およびレンズ14を介した後、走査部15に向かう。走査部15によって反射された光束は、第1対物光学系16を通過した後、被検眼Eの眼底Erで集光する。その結果、眼底Erで散乱・反射された光(以下、眼底反射光という)が瞳孔から出射される。
なお、本実施形態において、レンズ13は、駆動機構13a(図4参照)によって、光軸方向L1方向へ移動可能に構成されている。レンズ13の位置に応じて、投光光学系10および受光光学系20の視度が変わる。このため、本実施形態では、被検眼Eの視度の誤差が、レンズ13の位置が調節されることによって矯正(軽減)される。勿論、レンズ14を変位させることによって、被検眼Eの視度の誤差が矯正されてもよい。
走査部15は、レーザ光を眼底上で走査するためにレーザ光出射部11から導かれたレーザ光の進行方向を変える(レーザ光を偏向する)ユニットである。本実施形態において、走査部15は、レゾナントスキャナ15aと、ガルバノミラー15bと、を有している。
なお、走査部15としては、例えば、反射ミラー(ガルバノミラー、ポリゴンミラー、レゾナントスキャナ)の他、光の進行(偏向)方向を変化させる音響光学素子(AOM)等が用いられてもよい。
本実施形態において、レゾナントスキャナ15aは、被検眼Eの眼底に投光されるレーザ光を所定の方向へ偏向する。図2に示すように、レゾナントスキャナ15aを経た光は、ガルバノミラー15bへ向かう。本実施形態では、モータ15c(図4参照)によってレゾナントスキャナ15aが回転させられることで、眼底Erにおけるレーザ光の照射位置(スキャン位置)が水平方向(即ち、X方向)に移動する。本実施形態では、レゾナントスキャナ15aによってX方向の主走査が行われる。
また、本実施形態において、ガルバノミラー15bは、レゾナントスキャナ15aを経たレーザ光を、更に、レゾナントスキャナ15aとは異なる方向に偏向する。図2に示すように、ガルバノミラー15bを経た光は、第1対物光学系16へ向かう。本実施形態では、モータ15d(図4参照)によってガルバノミラー15bが回転させられることで、眼底Erにおけるレーザ光の照射位置が、垂直方向(即ち、Y方向)に移動する。本実施形態では、ガルバノミラー15bによってY方向の副走査が行われる。本実施形態では、レゾナントスキャナ15aによるX方向の主走査と、ガルバノミラー15bによるY方向の副走査とが、予め定められた走査順序で行われることによって、眼底Er上でレーザ光が二次元的に走査される。
第1対物光学系16は、本体部2に広角レンズアタッチメント3が装着されていない状態において、走査部15を経たレーザ光に被検眼Eの瞳位置を通過させる。第1対物光学系16は、正のパワーを持つ。例えば、本実施形態の第1対物光学系16は、直列的に配置された2枚の凸レンズ(第1凸レンズ16a、および第2凸レンズ16b)を含む。なお、第1対物光学系16に含まれるレンズの数は、上記構成に限定されるものではない。例えば、第1対物光学系16は、1枚のレンズを有する構成であってもよい。また、3枚以上のレンズを有する構成であってもよい。また、第1対物光学系16の各レンズは、収差補正の必要に応じて、非球面レンズ、および、複数のレンズで構成される複合レンズ等であってもよい。また、第1対物光学系16には、レンズ以外の光学部材(例えば、反射ミラー等)が含まれてもよい。
本実施形態において、第1対物光学系16は、第1対物光学系16の光軸L3上に、走査部15を経たレーザ光(より詳細には、レーザ光の主光線)が旋回される第1旋回点Pを形成する。本実施形態において、第1旋回点Pは、第1対物光学系16を介して走査部15(例えば、レゾナントスキャナ15aとガルバノミラー15bとの中間点)と光学的に共役な位置に形成される。走査部15を経たレーザ光は、第1対物光学系16を通過することによって、第1旋回点Pを経て、眼底Erに照射される。このため、第1対物光学系16を通過したレーザ光の主光線は、走査部15の動作に伴って第1旋回点Pを中心に旋回される。その結果として、図2の例では、眼底Er上でレーザ光が二次元的に走査される。レーザ光の第1旋回点Pと被検眼Eの瞳位置とが予め一致されていることによって、虹彩でのケラレが抑制され、レーザ光が眼底に良好に導光される。結果として、眼底画像が良好に撮像される。
次に、受光光学系20について説明する。受光光学系20は、投光光学系10からのレーザ光に伴って瞳孔から出射される眼底反射光を、受光素子25で受光する。本実施形態の受光光学系20は、投光光学系10の光路上において、穴開きミラー12から第1対物光学系16までに配置された各部材を、投光光学系10と共用している。また、本実施形態の受光光学系20は、レンズ22、ピンホール板23、レンズ24、および、受光素子25、を含む。
被検眼Eの眼底にレーザ光が照射される場合、レーザ光の眼底反射光は、前述した投光光学系10を逆に辿り、穴開きミラー12で反射され、レンズ22へ導かれる。なお、被検眼Eの瞳位置と穴開きミラー12の開口部とは、光学的に共役な関係である。レンズ22の下流側では、眼底Erからの光は、ピンホール板23のピンホールにおいて焦点を結び、レンズ24を介して受光素子25によって受光される。なお、本実施形態では、受光素子25として、可視域及び赤外域に感度を持つAPD(アバランシェフォトダイオード)が用いられている。
このようにして、本実施形態の本体部2における光学系が形成される。本実施形態では、レーザ光による1フレーム分の眼底Erの走査に基づいて、1フレームの眼底画像が得られる。
次に、図3を参照して、本体部2に広角レンズアタッチメント3が装着された状態における光学系を説明する。
なお、図3において、17は、本体部2の検査窓である。また、30は、広角レンズアタッチメント3の検査窓であり、33は、広角レンズアタッチメント3の入射窓である。便宜上、検査窓および入射窓をレンズ面と離して図示しているが、レンズ面が、検査窓等を兼ねていてもよい。例えば、レンズ16aが本体部2の検査窓17を兼用してもよい。また、レンズ31aが広角レンズアタッチメント3の検査窓を兼用してもよい。また、本実施形態において、各検査窓および入射窓には、防塵のためにカバーガラスがはめ込まれてもよい。
本実施形態において、広角レンズアタッチメント3は、後述の第2対物光学系31がレーザ光の光路中に配置されるように、本体部2の被検者側筐体面に装着される。例えば、第1対物光学系16と第1旋回点Pとの間に位置する検査窓17の近傍に配置される。
図3に示すように、広角レンズアタッチメント3は、主に、第2対物光学系31を有している。また、本実施形態の広角レンズアタッチメント3は、視度補正レンズ32(視度補正レンズ光学系)を有している。本体部2に広角レンズアタッチメント3が装着された装着状態において、広角レンズアタッチメント3に含まれる上記の光学系が、本体部2の検査窓17と被検眼Eとの間に配置される。
本実施形態では、広角レンズアタッチメント3の装着状態において、第2対物光学系31および視度補正レンズ32は、レーザ光の光路中に配置される。広角レンズアタッチメント3の装着状態において、本体部2の第1対物光学系16、及び検査窓17を経て入射窓33から入射されたレーザ光は、視度補正レンズ32および第1旋回点Pを経て、第2対物光学系31を通過する。詳細は後述するが、本実施形態において、視度補正レンズ32は、第1対物光学系16によって形成される第1旋回点Pにて配置される。その結果、視度補正レンズ32の中心付近にレーザ光が通過される。よって、レーザ光の傾き及び高さは、視度補正レンズ32のパワーの影響を受け難い。
第2対物光学系31は、広角レンズアタッチメント3の装着状態において、第2旋回点Qを形成する。第2旋回点Qは、第1旋回点Pを通過したレーザ光(より詳細には、レーザ光の主光線)が走査部15の動作に伴って更に旋回される点である。本実施形態において、第2旋回点Qは、第2対物光学系31を介して走査部15(例えば、レゾナントスキャナ15aとガルバノミラー15bとの中間点)と光学的に共役な位置に形成される。なお、第2旋回点Qは、第2対物光学系31の光軸上に形成される。
本実施形態において、第2対物光学系31は、被検眼の近くに配置されるものから順に、第1対物レンズ31a、第2対物レンズ31b、および、第3対物レンズ31cを有する。本実施形態において、第2対物光学系31は、検査窓17を通過するレーザ光における主光線高さh1の最大値(h1max)に対し、有効口径の大きなレンズ光学系が用いられてもよい。例えば、第1対物レンズ31a、および、第2対物レンズ31bには、第1凸レンズ16aに対して、有効径の大きなレンズが使用される。また、第3対物レンズ31cについても、第1凸レンズ16aに対して、有効径の大きなレンズが使用されてもよい。但し、本実施形態において、h1は、第1対物光学系16の光軸(本実施形態では、光軸L3)に対する主光線高さを示す。
第2対物光学系31(各レンズ31a〜31c)は、図3に示すように、第1旋回点Pよりも被検眼E側に配置される。より具体的には、本実施形態の第2対物光学系31は、検査窓17から第1旋回点Pまでの間隔よりも大きな間隔を、最も光源側のレンズ面(本実施形態では、第3対物レンズ31cの光源側のレンズ面)と第1旋回点Pとの間に空けて配置される。結果として、本実施形態では、第2対物光学系31の最も光源側のレンズ面には、検査窓17を通過するレーザ光に対し主光線高さの高いレーザ光が入射される。
また、本実施形態において、各対物レンズ31a〜31cは、いずれも正のパワーを持つ。但し、必ずしもこれに限られるものではなく、第2対物光学系31全体が正のパワーを有していればよい。第2対物光学系31には、検査窓17におけるレーザ光の主光線高さh1よりも高い位置にて第2対物光学系31の光軸に向けてレーザ光を折り曲げるために配置されたレンズ(例えば、本実施形態では、各対物レンズ31a,b,c)が、少なくとも含まれる。このレンズによって、第1旋回点Pを通過した後のレーザ光が折り曲げられる。測定光を折り曲げるために配置されたレンズは、例えば、光軸から離れる方向に向かう主光線を、光軸に近づく方向に向けて折り曲げる。本実施形態において、第3対物レンズ31cおよび第2対物レンズ31bによって曲げられたレーザ光は、第1対物レンズ31aに入射され、更に、光軸に対して急角度に曲げられる。よって、第2旋回点Qを中心に旋回されるレーザ光の旋回角度は、第1旋回点Pを中心に旋回されるレーザ光に対し、大きな角度で旋回される。その結果、眼底撮影装置1は、広角レンズアタッチメント3の装着状態において、非装着状態に対し撮像画角が広角化される。例えば、広角レンズアタッチメント3の非装着状態における撮影画角が30°から60°程度である場合に、装着状態における撮影画角は、90°から150°程度に広角化できる。
ここで、図3に示すように、最も被検眼E側のレンズ面(本実施形態では、第1対物レンズ31aの被検眼側レンズ面)を通過するレーザ光の主光線高さをh2(但し、h2は、第2対物光学系31の光軸L3に対する主光線高さ)として表した場合、眼底撮影装置1におけるおよその作動距離WDは、次の式(1)によって示される。
WD=h2max/tan(θ/2)・・・(1)
但し、作動距離WDは、瞳が置かれる旋回点から被検眼に最も近いレンズ面までの距離である。h2maxは、被検眼に最も近いレンズ面におけるレーザ光の主光線高さh2の最大値である。θは、旋回角(旋回範囲の角度)である。式(1)の通り、h2maxが大きい場合ほど、作動距離WDが長くなる。ここで、従来の広角レンズアタッチメント(特許文献1参照)は、測定光の主光線高さが装置本体の検査窓を通過するときよりも低くなっている位置に、撮影画角を広角化させるためのレンズが配置されていた。結果、従来の装置では、被検眼に最も近いレンズ面におけるレーザ光(測定光)の主光線高さが、例えば、装置本体の検査窓におけるレーザ光の主光線高さに対して必ず低くなった。一方、本実施形態の眼底撮影装置1は、レーザ光の主光線高さが検査窓17における主光線高さh1よりも高くなっている位置に各レンズ31a〜31cが配置されている。その結果、本実施形態では、被検眼に最も近いレンズ面におけるレーザ光の主光線高さが、従来の装置に比べて確保されやすい。例えば、図3に示すように、被検眼Eに最も近いレンズ面におけるレーザ光の主光線高さh2が、検査窓17におけるレーザ光の主光線高さh1よりも高くなる設計も可能となる。従って、本実施形態の眼底撮影装置1は、広角レンズアタッチメント3が本体部2に装着された場合において、被検眼と広角レンズアタッチメント3との間の間隔が確保されやすい。
ところで、眼底画像の撮影画角を広角化させるためには、装置本体の対物レンズを、広角撮影用のレンズと交換する方法も考えられる。しかし、この方法では、眼底画像の撮影画角を変更する場合に、装置本体の対物レンズを一度取り外す必要が生じてしまう。また、対物レンズが取り外されたときに、装置本体の内部が露出してしまう。これに対し、本実施形態の眼底撮影装置1は、装置本体の対物レンズを取り外すことなく広角レンズアタッチメント3を着脱して、眼底画像の撮影画角を切り替えることができる。よって、本実施形態の眼底撮影装置1によれば、検者等がより簡単な手順で撮影画角を切り替えることができる。また、本実施形態の眼底撮影装置1は、広角レンズアタッチメント3が着脱される際にも装置本体の防埃性が保たれる。
なお、第2対物光学系31は、上記構成に限定されるものではない。例えば、第2対物光学系31は、非球面レンズ、および、複数のレンズで構成される複合レンズ等を含む構成であってもよい。また、第2対物光学系31は、1枚のレンズ(例えば、非球面レンズ)を有する構成であってもよい。また、2枚、あるいは4枚以上のレンズを有する構成であってもよい。
視度補正レンズ32は、第2対物光学系31による視度変化を相殺する(即ち、視度変化の一部又は全部を打ち消す)。より具体的には、視度補正レンズ32は、広角レンズアタッチメント3の装着状態と、非装着状態とにおいて被検眼Eに入射する光の視度の差を抑制する。本実施形態では、正のパワーを持つレンズ(より詳細には、凸面を被検眼E側に向けた平凸レンズ)が、視度補正レンズ32として用いられる。
ここで、例えば、第2対物光学系31による視度変化が、本体部2の光学系における視度の調節幅(例えば、レンズ13の移動による視度の調節幅)に対して大きな場合(例えば、数十ディオプタ程度である場合)が考えられる。これに対し、本実施形態では、視度補正レンズ32によって、第2対物光学系31に起因する視度変化が相殺される。よって、第2対物光学系31による視度変化が本体部2の光学系における視度の調節幅よりも大きな場合であっても、広角の眼底画像を良好に撮像できる。また、視度補正レンズ32によれば、広角レンズアタッチメント3の装着状態と、非装着状態とにおける被検眼Eに入射する光の視度の差を低減されるので、本体部2に対する広角レンズアタッチメント3の着脱に伴う装置の視度の調節が簡便化される、又は、調節が不要となる。
また、図3に示すように、本実施形態において、視度補正レンズ32は、第2対物光学系31に対し光源側に配置される。より具体的には、本実施形態の視度補正レンズ32は、第1旋回点Pにて配置される。その結果、視度補正レンズ32の中心付近にレーザ光が通過される。よって、視度補正レンズ32として小さな径のレンズを使用できる。また、本実施形態において、視度補正レンズ32は正のパワーを持つ。しかし、レーザ光は、視度補正レンズ32の中心付近を通過する。よって、レーザ光の傾き及び高さは、視度補正レンズ32のパワーの影響を受け難い。その結果、検査窓17と、第1旋回点Pを経た後のレーザ光の主光線高さがh1よりも高くなる位置との間隔が離れてしまうことが抑制される。即ち、第2対物光学系31と、検査窓17との間隔が抑制される。よって、広角レンズアタッチメント3の長大化を抑制できる。なお、本実施形態では、視度補正レンズ32が第1旋回点Pに位置するものとして説明するが、必ずしもこれに限られるものではなく、広角レンズアタッチメント3内の他の位置に視度補正レンズ32が配置されていてもよい。但し、アタッチメント内でレーザ光が集光される集光点(例えば、図3にて、中間像fが形成される位置)への配置は、避けるべきである。
また、本実施形態において、視度補正レンズ32が第1旋回点Pに位置する状態には、視度補正レンズ32の位置と第1旋回点Pの位置とが完全に一致する場合だけでなく、視度補正レンズ32が第1旋回点Pに対してある程度前後にズレて配置される場合が含まれるものとする。許容されるズレ量は、必要とされる精度との関係で適宜設定され得る。
次に、図4を参照して、眼底撮影装置1の制御系について説明する。眼底撮影装置1の主な制御は、制御部100によって行われる。制御部100は、眼底撮影装置1の各部の制御処理と、測定結果の演算処理とを行う電子回路を有する処理装置である。
本実施形態において、制御部100は、位置あわせ機構5、センサ8、モータ15c、15d、受光素子25、および、モニタ50と接続される。
制御部100は、CPU101と、ROM102と、RAM103とを備える。CPU101は、眼底撮影装置1に関する各種の処理を実行するための処理装置である。ROM102は、各種の制御プログラムおよび固定データが格納された不揮発性の記憶装置である。RAM103は、書き換え可能な揮発性の記憶装置である。RAM103には、例えば、被検眼Eの撮影および測定に用いられる一時データが格納される。
ところで、本実施形態の広角レンズアタッチメント3によれば、第2対物光学系31によってレーザ光が折り曲げられることによって、レーザ光の向きが、第2対物光学系31を通過する前後で上下左右反転される。つまり、第1旋回点Pにおけるレーザ光の傾きと、第2旋回点Qにおけるレーザ光の傾きとが、光軸L3を挟んで反転される。その結果、例えば、広角レンズアタッチメント3の装着状態と非装着状態とにおいて、撮影方法および画像の生成方法が同じである場合は、広角レンズアタッチメント3の装着状態と非装着状態とのうち一方では、眼底の上下左右と画像の上下左右とが一致する正立画像が得られ、他方では眼底の上下左右と画像の上下左右とが反転する倒立画像が得られる。例えば、本実施形態の眼底撮影装置1では、広角レンズアタッチメント3の非装着状態においては正立画像が取得され、広角レンズアタッチメント3の装着状態においては倒立画像が取得される。
これに対し、本実施形態の制御部100は、広角レンズアタッチメント3の非装着状態において撮像される眼底画像とは、走査部15の走査順序と対応する画素配置が上下左右反転された眼底の画像を生成する画像処理を行う。本実施形態では、この画像処理は、センサ8から制御部100へ出力される広角レンズアタッチメント3の装着状態に応じた検出信号の入力に基づいて行われる。即ち、広角レンズアタッチメント3の装着状態において撮像された倒立画像が処理される。
ここで、広角レンズアタッチメント3の装着状態および非装着状態における眼底画像Iにおける画素と走査部15の走査順序との対応関係を、一例として図5にて示す。なお、図5において、画像上の矢印は、走査部15における主走査の順序を示し、矢印に付された数字は、走査部15における副走査の順序を示す。広角レンズアタッチメント3の非装着状態において得られる眼底画像(図5(a)参照)では、受光素子25における各タイミングの受光信号に基づいて形成された画素が時系列順に(即ち、主走査の順序と対応して)、左から右へ一列ずつ並べられる。また、各列は、時系列順(即ち、副走査の順序と対応して)に、上から下へ並べられる。一方、制御部100による上記の反転処理が行われることによって、広角レンズアタッチメント3の装着状態では、受光素子25における各タイミングの受光信号に基づいて形成された画素が、時系列順に(即ち、主走査の順序と対応して)、右から左へ一列ずつ並べられる。また、各列は、時系列順(即ち、副走査の順序と対応して)に、下から上へ並べられる。処理の結果として、広角レンズアタッチメント3の装着状態と、非装着状態とにおいて、画像の上下左右と眼底の上下左右との対応関係を一致させることができる。
本実施形態では、広角レンズアタッチメントの装着状態で得られる倒立の眼底画像に対して、画像の上下左右を反転させる画像処理が行われる。また、本実施形態では、センサ8による検出結果に応じて画像処理が行われる。前述したように、センサ8は、本体部2に対する広角レンズアタッチメント3の装着の有無を検出する。例えば、広角レンズアタッチメント3が装着されることでセンサ8から出力される信号を制御部100が受信する場合に、画像の上下左右を反転させる画像処理が、制御部100によって行われる。本実施形態では、画像処理の結果、広画角で撮像された眼底画像についても正立画像が得られる。従って、広角レンズアタッチメント3の装着の有無に関わらず、眼底画像の正立画像を得ることができる。
なお、本実施形態では、反転処理として上記の画像処理が行われる場合について説明するが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、一旦形成された眼底画像の上下左右を反転するのではなく、予め上下左右が反転された状態の眼底画像が生成されてもよい。また、反転処理は、ソフトウェアによる反転処理であってもよいし、ハードウェア(例えば、電気回路を用いた反転処理回路)による反転処理であってもよい。
また、制御部100は、逐次生成される眼底画像を、ライブ画像としてモニタ50へ表示させる表示制御を行う。例えば、本実施形態において、広角レンズアタッチメント3が本体部2へ装着されている場合には、制御部100は、上記の画像処理によって反転処理された眼底画像をライブ画像としてモニタ50上に表示する。一方、広角レンズアタッチメント3が非装着の場合には、制御部100は、反転処理を経ていない眼底画像を、ライブ画像としてモニタ上へ表示する。なお、反転処理は、ライブ画像だけでなく、装置本体2にて生成された眼底の静止画像を表示する場合に行われてもよい。
以上、実施形態に基づいて説明したが、上記実施形態は種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、測定光として単色のレーザ光(赤外光)を用いて眼底画像を撮像する場合について説明したが、複数色のレーザ光を用いて眼底画像が撮像されてもよい。例えば、赤、緑、及び青の3種類の単色光が合成された光線が、レーザ光出射部11から出力されることによって、眼底撮影装置1において眼底のカラー画像が撮像される構成であってもよい。しかしながら、この場合、装置の光学系に含まれるレンズの倍率色収差が問題となる。
これに対し、図6に示す広角レンズアタッチメント3の変容例には、広角レンズアタッチメント3に、倍率色収差補正レンズ133が設けられている。倍率色収差補正レンズ133は、少なくとも第2対物光学系31によって生じるレーザ光の倍率色収差を抑制する。倍率色収差補正レンズ133は、屈折率および光の分散(アッベ数)の異なる2枚以上のレンズが張り合わせられることによって形成される色消しレンズであってもよい。例えば、図6の例においては、フリントガラス製の凹レンズ133aと、クラウンガラス凸レンズ133bとを張り合わせて倍率色収差補正レンズ133が形成される。倍率色収差補正レンズ133を形成するレンズの数は、レーザ光に含まれる色の数に応じて定められてもよい。例えば、図6の倍率色収差補正レンズ133は、レーザ光に含まれる3色中2色の光の集光位置を、他の1色の集光位置に揃えることができる。従って、図6の例においては、装置によって得られる眼底画像に対する倍率色収差の影響が抑制される。
なお、倍率色収差補正レンズ133には、パワーが0(即ち、凹レンズ133aおよび凸レンズ133bのパワーの和が0)となるものが用いられるとよい。この場合、倍率色収差補正レンズ133は、光線の傾き及び高さ等に影響を与え難い。よって、倍率色収差補正レンズ133の有無が、第2対物光学系31の設計に影響し難い。
また、図6の例においては、倍率色収差補正レンズ133は、広角レンズアタッチメント3の装着状態において、本体部2の検査窓17と第1旋回点Pの間に配置されると共に、広角レンズアタッチメント3におけるレーザ光の入射窓を形成する。これにより、広角レンズアタッチメント3の入射窓としてカバーガラス等を設けなくても広角レンズアタッチメント3を防塵できる。
また、上記実施形態では、センサ8によって検出される広角レンズアタッチメント3の装着状態に応じて、眼底画像の上下左右を反転させる画像処理が行われる場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、画像の上下左右を反転させる画像処理が行われた画像を用いてライブ画像を表示する第1の制御モードと、該画像処理が行われていない画像を用いて画像を表示する第2の制御モードとが、検者からの指示に基づいて切り替えられるように構成されてもよい。例えば、図示なき操作部に対するモード切替操作に基づいて出力されるモード切替信号を受信した場合に、制御部100は、モード切替信号に応じた制御モードでライブ画像を表示してもよい。
なお、上記実施形態では、走査レーザ検眼鏡の撮影画角が、広角レンズアタッチメントによって広角化される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、実施形態に開示された技術は、例えば、眼底撮影装置の一種である光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)にも適用できる。光干渉断層計は、光源から出射された光束を測定光束と参照光束に分割し、測定光束を被検眼の所定部位に導き、参照光束を参照光学系に導いた後、被検眼の所定部位で反射した測定光束と参照光束との合成により得られる干渉光を受光素子に受光させる干渉光学系を持つ。また、光干渉断層計は、測定光束を眼底上で走査する走査部を持つ。
1 眼底撮影装置
2 本体部
3 広角レンズアタッチメント
8 センサ
15 走査部
16 第1対物光学系
17 検査窓
31 第2対部光学系
32 視度補正光学系
33 倍率色収差補正光学系
100 制御部
E 被検眼
P 第1旋回点
Q 第2旋回点

Claims (9)

  1. 光源から発せられた測定光を眼底上で走査するために測定光の進行方向を変える走査部と、被検眼と前記走査部との間に配置され、前記走査部から導かれた測定光が前記走査部の動作に伴って旋回される第1旋回点を形成する第1対物光学系と、を含み、前記第1旋回点を通過して被検眼眼底に導かれた測定光による眼底からの光を用いて被検眼の眼底の画像を撮像する眼底撮影装置において、
    検査窓を有する前記眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着されることによって、前記眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメントを有し、
    前記広角レンズアタッチメントには、該アタッチメントが前記筐体面に装着された装着状態において、前記第1旋回点を通過した測定光が前記走査部の動作に伴って更に旋回される第2旋回点を形成する第2対物光学系が設けられており、
    前記第2対物光学系は、前記装着状態において、前記検査窓における測定光の主光線高さよりも高い位置にて前記第2対物光学系の光軸に向けて測定光を折り曲げるために配置されたレンズを少なくとも含むことを特徴とする眼底撮影装置。
  2. 前記広角レンズアタッチメントの非装着状態において撮像される前記眼底の画像とは、前記走査部の走査順序と対応する画素配置が上下左右反転された前記眼底の画像を生成する反転処理手段を備えることを特徴とする請求項1記載の眼底撮影装置。
  3. 前記広角レンズアタッチメントは、前記第2対物光学系による視度変化を相殺する視度補正レンズ光学系を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼底撮影装置。
  4. 前記視度補正レンズ光学系は、前記第1旋回点に位置されることを特徴とする請求項3記載の眼底撮影装置。
  5. 前記広角レンズアタッチメントは、少なくとも前記第2対物光学系による倍率色収差を抑制する倍率色収差補正レンズ光学系を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の眼底撮影装置。
  6. 前記倍率色収差補正レンズ光学系は、前記装着状態において第1対物光学系と前記第1旋回点の間に配置されると共に、最も前記検査窓側のレンズ面によって前記広角レンズアタッチメントにおける測定光の入射窓が形成されることを特徴とする請求項5記載の眼底撮影装置。
  7. 光源から発せられた測定光を眼底上で走査するために測定光の進行方向を変える走査部と、被検眼と前記走査部との間に配置され、前記走査部から導かれた測定光が前記走査部の動作に伴って旋回される第1旋回点を形成する第1対物光学系と、を含み、前記第1旋回点を通過して被検眼眼底に導かれた測定光による眼底からの光を用いて被検眼の眼底の画像を撮像する眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着される、前記眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメントであって、
    検査窓を有する前記筐体面に該アタッチメントが装着された装着状態において、前記第1旋回点を通過した測定光が前記走査部の動作に伴って更に旋回される第2旋回点を形成する第2対物光学系が設けられており、
    前記第2対物光学系は、前記装着状態において、前記検査窓における測定光の主光線高さよりも高い位置にて前記第2対物光学系の光軸に向けて測定光を折り曲げるために配置されたレンズを少なくとも含むことを特徴とする広角レンズアタッチメント。
  8. 光源から発せられた測定光を眼底上で走査するために測定光の進行方向を変える走査部と、被検眼と前記走査部との間に配置され、前記走査部から導かれた測定光が前記走査部の動作に伴って旋回される第1旋回点を形成する第1対物光学系と、を含み、前記第1旋回点を通過して被検眼眼底に導かれた測定光による眼底からの光を用いて被検眼の眼底の画像を撮像する眼底撮影装置において、
    前記眼底撮影装置は、
    検査窓を有する前記眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着されることによって、前記眼底の画像の撮像画角を広角化させる広角レンズアタッチメントであって、前記第1旋回点を通過した測定光が前記走査部の動作に伴って更に旋回される第2旋回点を形成する第2対物光学系が設けられた広角レンズアタッチメントを、前記眼底撮影装置の被検者側筐体面に装着可能であって、
    前記広角レンズアタッチメントの非装着状態において撮像される前記眼底の画像とは、前記走査部の走査順序と対応する画素配置が上下左右反転された前記眼底の画像を生成する反転処理を行う反転処理手段と、
    前記反転処理手段によって反転処理された眼底の画像をライブ画像として表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼底撮影装置。
  9. 前記検査窓の前記広角レンズアタッチメントの装着を検出するための検出手段を備え、
    前記反転処理手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記反転処理を行うことを特徴とする請求項8記載の眼底撮影装置。
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