JP2015144323A - 放送録画システム、放送録画サーバおよび放送録画方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を損なうことなく、録画したユーザ数の多少に関わらず、放送録画サーバの蓄積媒体の効率的な利用を実現する。
【解決手段】管理サーバ11は、共有領域21に保存した録画コンテンツの保存期間を設定する保存期間設定部39と、録画コンテンツ情報を参照して、保存期間設定部39が設定した保存期間を経過して共有領域21に保存されている録画コンテンツが存在するか判定を行い、保存期間を経過して共有領域21に保存されていると判定された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末4の個別領域22に移動する、または当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末4の個別領域22に複製し、共有領域21に保存された録画コンテンツを削除する録画コンテンツ移動処理部37とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】管理サーバ11は、共有領域21に保存した録画コンテンツの保存期間を設定する保存期間設定部39と、録画コンテンツ情報を参照して、保存期間設定部39が設定した保存期間を経過して共有領域21に保存されている録画コンテンツが存在するか判定を行い、保存期間を経過して共有領域21に保存されていると判定された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末4の個別領域22に移動する、または当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末4の個別領域22に複製し、共有領域21に保存された録画コンテンツを削除する録画コンテンツ移動処理部37とを備える。
【選択図】図4
Description
この発明は、放送を受信し、録画する放送録画システム、放送録画サーバおよび放送録画方法に関するものである。
IP(Internet Protocol)ネットワークを利用して、TV(Tele−Vision)放送などの映像コンテンツ(番組)を配信するサービスとして、IPTVサービスがある。IPTVサービスは、コンテンツ配信サービスを行うサービス事業者がサービス事業者と契約した視聴者にIPTV端末を貸与または販売し、IPTV端末を介して視聴者に番組を提供するサービスである。IPTVサービスでは、番組の映像や音声などのデータはサービス事業者のIPTV配信サーバ内で映像符号化、音声符号化により圧縮され、IPパケットとして構成された後、IPネットワークを介してIPTV端末に配信される。IPTV端末は、視聴者がリモコンなどで選択したチャンネルに対応した映像や音声などのデータをIPネットワーク経由でIPTV配信サーバから受信し、デコードし、接続されたTVに映像や音声を出力する。また、IPTV端末としては、単に番組を受信して視聴するだけでなく、ハードディスクなどの蓄積媒体をIPTV端末に内蔵または接続し、受信した番組を蓄積媒体に録画し、再生する録画機能を備えるIPTV端末がある。
しかしながら、録画機能を備えるIPTV端末では、IPTV端末が同時に録画可能な番組数に制約があることや、IPTV端末の蓄積媒体の容量が不足することにより、視聴者が録画したい番組を録画できないという問題があった。
このような問題を解消する方法として、特許文献1にはネットワーク経由で視聴者から録画要求されたTV番組を代行録画し、代行録画された番組を視聴者に配信し、課金を行う代行録画システムが開示されている。
また、特許文献2には、視聴者から録画要求されたTV番組を録画するパーソナルビデオレコーダ(PVR:Personal Video Recorder)サーバにおいて、TV番組を録画した視聴者端末数および録画した視聴者端末が全体に占める割合を計測し、録画した視聴者端末数が少ない録画番組を録画した視聴者端末に録画番組の削除指示を行い、視聴者端末から一定期間内に録画番組の保存要求が行われなかった場合は録画番組を削除し、保存要求が行われた場合は保存要求を行った視聴者端末に個別の課金を行うことにより、PVRサーバの蓄積媒体を効率的に利用する方法が示されている。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、代行録画を行うサーバに保存された録画番組を削除する方法が考慮されていないため、ユーザからの録画要求により録画された番組がサーバに蓄積されるに従って、サーバの蓄積媒体の容量が不足し、新たにTV番組を録画することができなくなるという問題点やサーバの蓄積媒体の容量を増加させるための費用が掛かるという課題があった。
また、特許文献2に開示された技術では、録画したユーザ数が少ない録画番組をサーバから削除する方法は示されているが、録画したユーザ数が多い録画番組についてはサーバから削除する方法が考慮されていない。このため、多数のユーザが録画したTV番組がサーバに蓄積されるに従って、サーバの蓄積媒体の容量が不足し、新たにTV番組を録画することができなくなるという問題点やサーバの蓄積媒体の容量を増加させるための費用が掛かるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザの利便性を損なうことなく、録画したユーザ数の多少に関わらず、放送録画サーバの蓄積媒体の効率的な利用を実現することを目的とする。
この発明に係る放送録画システムにおいて、放送録画サーバは、録画要求に基づいて、当該録画要求を行ったユーザ端末と録画コンテンツとを対応付けた録画コンテンツ情報を生成して保存すると共に、録画指示を出力する管理サーバと、管理サーバから出力された録画指示に基づいて、放送コンテンツを録画コンテンツとして録画する蓄積サーバと、蓄積サーバが録画した録画コンテンツを保存する共有領域と、各ユーザ端末に個別に割り当てられた保存領域である個別領域とを備えた蓄積部と、再生要求に基づいて、蓄積部に蓄積された録画コンテンツをユーザ端末に配信する配信サーバとを備え、管理サーバは、共有領域に保存した録画コンテンツの保存期間を設定する保存期間設定部と、録画コンテンツ情報を参照して、保存期間設定部が設定した保存期間を経過して共有領域に保存されている録画コンテンツが存在するか判定を行い、保存期間を経過して共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に移動する、または当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に複製し、共有領域に保存された録画コンテンツを削除する録画コンテンツ移動処理部とを備えるものである。
この発明によれば、放送録画サーバの蓄積媒体を効率的に利用することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの構成を示すブロック図である。
放送録画システムは、番組放送サーバ1、放送録画サーバ2、ユーザ契約情報サーバ3、ユーザ端末4,4´,4´´、TV5,5´,5´´、IPネットワーク6、放送コンテンツ記憶部7およびユーザ契約情報記憶部8で構成されている。図1では一例として3台のユーザ端末4,4´,4´´およびTV5,5´,5´´が示されているが、ユーザ端末4とTV5の台数はこれに限定するものではない。以下では、ユーザ端末4,4´,4´´を総称する場合ユーザ端末4と称し、TV5,5´,5´´を総称する場合TV5と称する。番組放送サーバ1、放送録画サーバ2、ユーザ契約情報サーバ3およびユーザ端末4はIPネットワーク6を介して接続され、TV5はユーザ端末4に接続されている。
図1は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの構成を示すブロック図である。
放送録画システムは、番組放送サーバ1、放送録画サーバ2、ユーザ契約情報サーバ3、ユーザ端末4,4´,4´´、TV5,5´,5´´、IPネットワーク6、放送コンテンツ記憶部7およびユーザ契約情報記憶部8で構成されている。図1では一例として3台のユーザ端末4,4´,4´´およびTV5,5´,5´´が示されているが、ユーザ端末4とTV5の台数はこれに限定するものではない。以下では、ユーザ端末4,4´,4´´を総称する場合ユーザ端末4と称し、TV5,5´,5´´を総称する場合TV5と称する。番組放送サーバ1、放送録画サーバ2、ユーザ契約情報サーバ3およびユーザ端末4はIPネットワーク6を介して接続され、TV5はユーザ端末4に接続されている。
番組放送サーバ1は、放送コンテンツ記憶部7に記憶された放送コンテンツ(映像や音声などのデータ)を映像符号化、音声符号化により圧縮し、IPパケットとして構成した後、IPネットワーク6に送信することにより、放送録画サーバ2およびユーザ端末4に放送コンテンツを配信するサーバである。IPTVサービスでは放送コンテンツの配信にIPマルチキャストが使用されることが一般的であるが、IPマルチキャストに限定されるものではなく、UDPのユニキャストまたはHTTP(HyperText Transfer Protocol)のようなTCP/IPの通信プロトコルを使用してもよい。
放送録画サーバ2は、IPネットワーク6経由で番組放送サーバ1から放送コンテンツを受信し、ユーザ端末4からの録画要求に従って、受信した放送コンテンツを録画コンテンツとして保存し、ユーザ端末4からの再生要求に従って、保存した録画コンテンツを読み出し、IPネットワーク6経由でユーザ端末4に配信するサーバである。
放送録画サーバ2は、管理サーバ11、蓄積サーバ12、配信サーバ13、蓄積部14および録画コンテンツ情報記憶部15で構成されている。
管理サーバ11は、ユーザ端末4から録画要求および再生要求を受け付けるサーバであり、録画要求を受信すると、ユーザ端末4の録画要求と録画コンテンツの関係を録画コンテンツ情報として録画コンテンツ情報記憶部15に格納し、蓄積サーバ12に録画指示を出力し、当該録画指示に対応する再生要求を受信すると、配信サーバ13に対して配信指示を出力する。蓄積サーバ12は、管理サーバ11から入力される録画指示に従って、IPネットワーク6経由で番組放送サーバ1から受信した放送コンテンツを録画コンテンツとして蓄積部14に格納するサーバである。配信サーバ13は、管理サーバ11から入力される配信指示に従って、蓄積サーバ12を介して蓄積部14に保存されている録画コンテンツを読み出し、IPネットワーク6経由でユーザ端末4に配信するサーバである。
管理サーバ11は、ユーザ端末4から録画要求および再生要求を受け付けるサーバであり、録画要求を受信すると、ユーザ端末4の録画要求と録画コンテンツの関係を録画コンテンツ情報として録画コンテンツ情報記憶部15に格納し、蓄積サーバ12に録画指示を出力し、当該録画指示に対応する再生要求を受信すると、配信サーバ13に対して配信指示を出力する。蓄積サーバ12は、管理サーバ11から入力される録画指示に従って、IPネットワーク6経由で番組放送サーバ1から受信した放送コンテンツを録画コンテンツとして蓄積部14に格納するサーバである。配信サーバ13は、管理サーバ11から入力される配信指示に従って、蓄積サーバ12を介して蓄積部14に保存されている録画コンテンツを読み出し、IPネットワーク6経由でユーザ端末4に配信するサーバである。
ユーザ契約情報サーバ3は、各ユーザ端末4のサービス契約状況をユーザ契約情報としてユーザ契約情報記憶部8に格納し、管理するサーバである。放送録画サーバ2からユーザ契約照会が指示されると、ユーザのサービス契約状況を確認し、応答する。ユーザ端末4は、ユーザがリモコンなどを介して選択したチャンネルに対応した放送コンテンツを、IPネットワーク6を経由して番組放送サーバ1から受信し、受信した映像や音声などのデータを復号し、接続されたTV5に出力する端末である。また、ユーザ端末4はユーザがリモコンなどを介して録画または再生を指示する操作を受け付けると、IPネットワーク6経由で放送録画サーバ2に録画要求または再生要求を送信する。
図1では、管理サーバ11、蓄積サーバ12および配信サーバ13をそれぞれ1台ずつ備える構成を示したが、番組放送サーバ1が配信するチャンネル数やユーザ端末4の台数の規模に応じて、管理サーバ11、蓄積サーバ12および配信サーバ13の台数は適宜変更可能である。図2に、4台の蓄積サーバ12a,12b,12c,12dを用いて構成した放送録画サーバ2を示している。図2では、各蓄積サーバ12a,12b,12c,12dに蓄積部14a,14b,14c,14dが接続され、蓄積サーバ12a,12b,12c,12dは番組放送サーバ1から同一または異なるチャンネルの放送コンテンツを受信し、蓄積部14a,14b,14c,14dに録画コンテンツとして保存する。なお、以下の説明では、図1で示した1つの蓄積サーバ12および1つの蓄積部14を用いて構成した放送録画サーバ2について説明を行う。
図3は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの蓄積部の構成を示すブロック図である。
蓄積部14は、共有領域21および複数の個別領域22a,22b,・・・,22n(以下、総称する場合22と称する)で構成されている。共有領域21は、放送録画コンテンツの録画および生成に利用可能な領域である。個別領域22a,22b,・・・,22nは個々のユーザ端末4が専用に利用可能に割り当てられた領域である。
なお、個別領域22a,22b,・・・,22nは、ユーザ端末4の台数の増減に従って変化する。また、図2に示した構成の場合、蓄積部14a,14b,14c,14dのそれぞれが共有領域21と個別領域22a,22b,・・・,22nを備える。以下の説明では、蓄積部14が共有領域21および個別領域22を備えるものとして説明を行う。
蓄積部14は、共有領域21および複数の個別領域22a,22b,・・・,22n(以下、総称する場合22と称する)で構成されている。共有領域21は、放送録画コンテンツの録画および生成に利用可能な領域である。個別領域22a,22b,・・・,22nは個々のユーザ端末4が専用に利用可能に割り当てられた領域である。
なお、個別領域22a,22b,・・・,22nは、ユーザ端末4の台数の増減に従って変化する。また、図2に示した構成の場合、蓄積部14a,14b,14c,14dのそれぞれが共有領域21と個別領域22a,22b,・・・,22nを備える。以下の説明では、蓄積部14が共有領域21および個別領域22を備えるものとして説明を行う。
図4は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図である。
管理サーバ11は、ユーザ端末管理部31、蓄積サーバ管理部32、配信サーバ管理部33、録画コンテンツ管理部34、録画処理部35、再生処理部36、録画コンテンツ移動処理部37、チャンネル割当設定部38、保存期間設定部39および通信部40で構成されている。
ユーザ端末管理部31は、ユーザ契約照会を行う。蓄積サーバ管理部32は、ユーザ端末4からの録画要求に応じて録画指示を送信可能な蓄積サーバ12の情報を管理する。配信サーバ管理部33は、ユーザ端末4からの再生要求に応じて配信指示を送信可能な配信サーバ13の情報を管理する。
管理サーバ11は、ユーザ端末管理部31、蓄積サーバ管理部32、配信サーバ管理部33、録画コンテンツ管理部34、録画処理部35、再生処理部36、録画コンテンツ移動処理部37、チャンネル割当設定部38、保存期間設定部39および通信部40で構成されている。
ユーザ端末管理部31は、ユーザ契約照会を行う。蓄積サーバ管理部32は、ユーザ端末4からの録画要求に応じて録画指示を送信可能な蓄積サーバ12の情報を管理する。配信サーバ管理部33は、ユーザ端末4からの再生要求に応じて配信指示を送信可能な配信サーバ13の情報を管理する。
録画コンテンツ管理部34は、録画要求を行ったユーザ端末4と録画コンテンツの関係を管理する。録画処理部35は、ユーザ端末4からの録画要求を処理する。再生処理部36は、ユーザ端末4からの再生要求を処理する。録画コンテンツ移動処理部37は、蓄積サーバ12の共有領域21に保存された録画コンテンツを個別領域22に移動またはコピー(複製)をする。チャンネル割当設定部38は、蓄積サーバ12に録画対象のチャンネルを割り当て、蓄積サーバ12が受信するチャンネルを設定する。保存期間設定部39は、蓄積サーバ12の共有領域21に保存された録画コンテンツを保存する期間を設定する。通信部40は、IPネットワーク6を介してユーザ端末4などと通信を行う。
次に、実施の形態1の放送録画システムの動作について説明する。
まず、図5および図6を参照しながら、管理サーバ11が蓄積サーバ12に対して受信するチャンネルを設定する際の動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの受信チャンネルの設定処理を示すフローチャートである。
まず、管理サーバ11のチャンネル割当設定部38は、設定したチャンネル割当設定情報を読み込む(ステップST1)。
まず、図5および図6を参照しながら、管理サーバ11が蓄積サーバ12に対して受信するチャンネルを設定する際の動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの受信チャンネルの設定処理を示すフローチャートである。
まず、管理サーバ11のチャンネル割当設定部38は、設定したチャンネル割当設定情報を読み込む(ステップST1)。
チャンネル割当設定情報の一例を図6に示す。チャンネル割当設定情報は、番組放送サーバ1が配信する放送コンテンツの各チャンネルについて、どの時間にどの蓄積サーバ12に割り当てるかを示している。
図6に示すように、チャンネル割当設定情報は、項目「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「蓄積サーバ」で構成されている。図6の例では放送録画サーバ2が4台の蓄積サーバ12a,12b,12c,12dで構成される場合を示し、チャンネルch100が蓄積サーバ12a(st_svr1)、チャンネルch110が蓄積サーバ12b(st_svr2)、チャンネルch120が蓄積サーバ12c(st_svr3)、チャンネルch130およびチャンネルch140が蓄積サーバ12d(st_svr4)に割り当てられている。
図6に示すように、チャンネル割当設定情報は、項目「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「蓄積サーバ」で構成されている。図6の例では放送録画サーバ2が4台の蓄積サーバ12a,12b,12c,12dで構成される場合を示し、チャンネルch100が蓄積サーバ12a(st_svr1)、チャンネルch110が蓄積サーバ12b(st_svr2)、チャンネルch120が蓄積サーバ12c(st_svr3)、チャンネルch130およびチャンネルch140が蓄積サーバ12d(st_svr4)に割り当てられている。
次に、チャンネル割当設定部38は蓄積サーバ12にチャンネル割当設定を通知する(ステップST2)。チャンネル割当設定には番組放送サーバ1から配信される特定のチャンネルを受信するための番組放送サーバ1のIPアドレスおよびポート番号の情報が含まれる。なお、放送コンテンツ記憶部7に記憶された放送コンテンツがマルチキャスト配信される場合は、マルチキャストアドレスおよびポート番号の情報が含まれる。
蓄積サーバ12はチャンネル割当設定を受信すると、受信したチャンネル割当設定に基づき、番組放送サーバ1に番組配信要求を送信する(ステップST3)。番組放送サーバ1は番組配信要求を受信すると、蓄積サーバ12に対して指定されたチャンネルの番組配信を開始し(ステップST4)、蓄積サーバ12は番組受信を開始する(ステップST5)。なお、蓄積サーバ12は複数のチャンネルを同時に受信することが可能であり、1回の番組配信要求に複数のチャンネル情報を含めることにより複数のチャンネルの番組配信を要求するように構成してもよいし、番組配信要求を複数回繰り返すことにより複数のチャンネルの番組配信を要求するように構成してもよい。
管理サーバ11のチャンネル割当設定部38はチャンネル割当設定情報を再度読み込み(ステップST6)、チャンネル割当設定情報に変更があるか否か判定を行う(ステップST7)。チャンネル割当設定情報に変更がある場合(ステップST7;YES)、蓄積サーバ12にチャンネル割当変更を通知する(ステップST8)。一方、チャンネル割当設定情報に変更がない場合(ステップST7;NO)、ステップST6の処理に戻る。
チャンネル割当設定情報の変更には、番組放送サーバ1から配信される特定チャンネルの受信停止および受信開始を行うための番組放送サーバ1のIPアドレス(放送コンテンツがマルチキャスト配信される場合は、マルチキャストアドレス)およびポート番号の情報が含まれる。
チャンネル割当設定情報の変更には、番組放送サーバ1から配信される特定チャンネルの受信停止および受信開始を行うための番組放送サーバ1のIPアドレス(放送コンテンツがマルチキャスト配信される場合は、マルチキャストアドレス)およびポート番号の情報が含まれる。
蓄積サーバ12は、ステップST8で通知されたチャンネル割当変更を受信すると、チャンネル割当変更に基づき、これまで受信していたチャンネルのうち、受信を停止するチャンネルについて番組放送サーバ1に番組配信停止要求を送信し(ステップST9)、番組放送サーバ1はステップST9で指定されたチャンネルの番組配信を終了する(ステップST10)。さらに、蓄積サーバ12はチャンネル割当変更に基づき、新たに受信を開始するチャンネルについて番組放送サーバ1に番組配信要求を送信する(ステップST11)。番組放送サーバ1は番組配信要求を受信すると、蓄積サーバ12に対して指定されたチャンネルの番組配信を開始し(ステップST12)、蓄積サーバ12は番組受信を開始する(ステップST13)。
なお、管理サーバ11のチャンネル割当設定部38による、チャンネル割当設定情報に変更があるか否かの判定処理は継続して実行されているものとする。
なお、管理サーバ11のチャンネル割当設定部38による、チャンネル割当設定情報に変更があるか否かの判定処理は継続して実行されているものとする。
次に、図7から図15を参照しながら、放送録画サーバ2が放送を録画する際の動作について説明する。
図7は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの録画処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末4のユーザがリモコンなどを介して録画操作を入力すると、ユーザ端末4は録画要求を管理サーバ11に送信する(ステップST21)。
録画要求の一例を図8に示す。録画要求は、例えば項目「録画要求ID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」で構成され、録画要求1から録画要求5が示されている。ここで、例えばユーザID001、ユーザID002、ユーザID003を有効なユーザIDとし、ユーザID004を無効なユーザIDとする。
図7は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの録画処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末4のユーザがリモコンなどを介して録画操作を入力すると、ユーザ端末4は録画要求を管理サーバ11に送信する(ステップST21)。
録画要求の一例を図8に示す。録画要求は、例えば項目「録画要求ID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」で構成され、録画要求1から録画要求5が示されている。ここで、例えばユーザID001、ユーザID002、ユーザID003を有効なユーザIDとし、ユーザID004を無効なユーザIDとする。
管理サーバ11は、ステップST21で送信された録画要求を受信すると、ユーザ端末管理部31が録画要求に基づいたユーザ契約照会を生成し、ユーザ契約情報サーバ3に送信する(ステップST22)。
ユーザ契約照会の一例を図9に示す。ユーザ契約照会は、例えば項目「ユーザ契約照会ID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」で構成され、図8で示した録画要求1から録画要求5に対応したユーザ契約照会1からユーザ契約照会5が生成される。ユーザ契約照会IDは、ユーザ契約照合情報を一意に識別するために管理サーバ11が生成したIDであり、項目「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」および「終了日時」は、図8で示した録画要求の各項目に対応している。
ユーザ契約照会の一例を図9に示す。ユーザ契約照会は、例えば項目「ユーザ契約照会ID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」で構成され、図8で示した録画要求1から録画要求5に対応したユーザ契約照会1からユーザ契約照会5が生成される。ユーザ契約照会IDは、ユーザ契約照合情報を一意に識別するために管理サーバ11が生成したIDであり、項目「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」および「終了日時」は、図8で示した録画要求の各項目に対応している。
ユーザ契約情報サーバ3は、ステップST22で送信されたユーザ契約照会を受信すると、ユーザ契約照会に記載されたユーザIDに対応するユーザ端末4のサービス契約状況をユーザ契約情報記憶部8から取得し、ユーザ契約照会で指定された開始日時と終了日時の期間において、ユーザ端末4が指定されたチャンネルを契約していることを確認し、確認結果であるユーザ契約照会応答を送信する(ステップST23)。
ユーザ契約照会応答の一例を図10に示す。ユーザ契約照会応答は、例えば項目「ユーザ契約照会ID」、「結果(OK/NG)」で構成され、結果がOKの場合には契約が存在し、NGは契約が存在しないことを表す。図8において、ユーザID004を無効なユーザIDとしたため、図10においてユーザ契約照会応答5が「NG」との結果を応答し、ユーザ契約照会応答1からユーザ契約照会応答4が「OK」との結果を応答する。
ユーザ契約照会応答の一例を図10に示す。ユーザ契約照会応答は、例えば項目「ユーザ契約照会ID」、「結果(OK/NG)」で構成され、結果がOKの場合には契約が存在し、NGは契約が存在しないことを表す。図8において、ユーザID004を無効なユーザIDとしたため、図10においてユーザ契約照会応答5が「NG」との結果を応答し、ユーザ契約照会応答1からユーザ契約照会応答4が「OK」との結果を応答する。
管理サーバ11は、ステップST23で送信されたユーザ契約照会応答に基づいてユーザが契約中であることを確認すると、録画コンテンツ管理部34がステップST21で送信された録画要求に対応した録画コンテンツ情報を生成し、録画コンテンツ情報記憶部15に登録する(ステップST24)。
録画コンテンツ情報の一例を図11に示す。録画コンテンツ情報は、例えば項目「録画コンテンツID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「タイトル」、「蓄積サーバ」、「保存先」、「使用容量(GB)」、「録画状態」、「視聴フラグ」、「レジューム位置(秒)」で構成される。図11の例では、契約中であるユーザID001からユーザID004の4つの録画コンテンツ情報を示している。ユーザID004は無効なユーザIDであったため、録画コンテンツ情報から除外される。
録画コンテンツ情報の一例を図11に示す。録画コンテンツ情報は、例えば項目「録画コンテンツID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「タイトル」、「蓄積サーバ」、「保存先」、「使用容量(GB)」、「録画状態」、「視聴フラグ」、「レジューム位置(秒)」で構成される。図11の例では、契約中であるユーザID001からユーザID004の4つの録画コンテンツ情報を示している。ユーザID004は無効なユーザIDであったため、録画コンテンツ情報から除外される。
「録画コンテンツID」は、録画コンテンツを一意に識別するために録画コンテンツ管理部34が生成したIDであり、「タイトル」は、録画要求が行われた番組のタイトルである。「蓄積サーバ」は番組の録画を行う蓄積サーバ12の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)であり、図6で示したチャンネル割当設定情報により決定され、蓄積サーバ管理部32により管理される情報である。「保存先」は、録画コンテンツが保存される蓄積部14の領域を表し、「共有領域」と「個別領域」の2つがある。録画時には「共有領域」に保存され、その後、後述する方法により「共有領域」から「個別領域」に移動またはコピーされる。
「使用容量(GB)」は録画コンテンツを保存するために必要とする個別領域22の容量であり、保存先が「共有領域」の場合は「0」である。「録画状態」は録画コンテンツの状態を表し、「録画予約」、「録画中」、「録画済み」の3つの状態がある。「視聴フラグ」は録画コンテンツをユーザが視聴したか否かを表し、「未視聴」と「視聴済」の2つの状態がある。「レジューム位置(秒)」はユーザが録画コンテンツを最後に再生した際の再生停止位置を表し、ユーザが録画コンテンツを次に再生する際に前回の続きから再生する際に使用される。
次に、管理サーバ11の録画処理部35は蓄積サーバ12に録画指示を送信する(ステップST25)。
録画指示の一例を図12に示す。録画指示は、例えば項目「録画指示ID」、「蓄積サーバ」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」で構成される。図12の例では、録画指示1から録画指示4の4つの録画指示を示している。録画指示1から録画指示3はチャンネルch100の録画指示であり、図6でチャンネルch100が割り当てられている蓄積サーバ12a(st_svr1)が蓄積サーバとして指定されている。一方、録画指示4はチャンネルch110の録画指示であり、図6でチャンネルch110が割り当てられている蓄積サーバ12b(st_svr2)が蓄積サーバとして指定されている。これにより録画指示1から録画指示3は蓄積サーバ12aに送信され、録画指示4は蓄積サーバ12bに送信される。
録画指示の一例を図12に示す。録画指示は、例えば項目「録画指示ID」、「蓄積サーバ」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」で構成される。図12の例では、録画指示1から録画指示4の4つの録画指示を示している。録画指示1から録画指示3はチャンネルch100の録画指示であり、図6でチャンネルch100が割り当てられている蓄積サーバ12a(st_svr1)が蓄積サーバとして指定されている。一方、録画指示4はチャンネルch110の録画指示であり、図6でチャンネルch110が割り当てられている蓄積サーバ12b(st_svr2)が蓄積サーバとして指定されている。これにより録画指示1から録画指示3は蓄積サーバ12aに送信され、録画指示4は蓄積サーバ12bに送信される。
蓄積サーバ12は、ステップST25で送信された録画指示を受信すると、録画予約として登録し(ステップST26)、管理サーバ11に録画指示応答を送信する(ステップST27)。
録画指示応答の一例を図13に示す。録画指示応答は、例えば項目「録画指示ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図13の例では、図12で示した録画指示1から録画指示4に対応する、録画指示応答1から録画指示応答4を示している。
録画指示応答の一例を図13に示す。録画指示応答は、例えば項目「録画指示ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図13の例では、図12で示した録画指示1から録画指示4に対応する、録画指示応答1から録画指示応答4を示している。
管理サーバ11の録画処理部35は、ステップST23で送信されたユーザ契約照会応答およびステップST27で送信された録画指示応答の結果に基づいて、ユーザ端末4に録画要求応答を送信する(ステップST28)。
録画要求応答の一例を図14に示す。録画要求応答は、例えば項目「録画要求ID」、「結果(OK/NG)」で構成される。図14の例では、図8で示した録画要求1から録画要求5に対応する録画要求応答が示され、録画要求応答1から録画要求応答4が「OK」、録画要求応答5がユーザ契約照会応答の結果に基づいて「NG」と示されている。
録画要求応答の一例を図14に示す。録画要求応答は、例えば項目「録画要求ID」、「結果(OK/NG)」で構成される。図14の例では、図8で示した録画要求1から録画要求5に対応する録画要求応答が示され、録画要求応答1から録画要求応答4が「OK」、録画要求応答5がユーザ契約照会応答の結果に基づいて「NG」と示されている。
蓄積サーバ12は、現在時刻と登録済みの録画予約の開始日時を比較し、いずれかの録画予約の開始日時に到達したか否か判定を行う(ステップST29)。いずれかの録画予約の開始日時に到達した場合(ステップST29;YES)、管理サーバ11に録画開始通知を送信する(ステップST30)。一方、いずれの録画予約の開始日時にも到達していない場合(ステップST29;NO)、ステップST25で録画指示が入力される前の処理に戻り、録画予約登録の受付状態に戻る。
管理サーバ11の録画コンテンツ管理部34は、ステップST30で送信された録画開始通知を受信すると、録画コンテンツ情報記憶部15に記憶された対応する録画コンテンツ情報の録画状態を「録画予約」から「録画中」に更新する(ステップST31)。蓄積サーバ12は、ステップST30において録画開始通知を送信した後、蓄積部14の共有領域21に録画コンテンツファイルをオープンし、図5のステップST13で受信した番組の書き込みを開始することにより録画処理を行う(ステップST32)。
さらに蓄積サーバ12は、現在時刻と録画処理中の録画予約の終了日時とを比較し、録画処理中の録画予約の全ての終了時間を経過したか否か判定を行う(ステップST33)。録画処理中の録画予約の全ての終了時間を経過した場合(ステップST33;YES)、共有領域21の録画コンテンツファイルへの書き込みを終了し、録画コンテンツファイルをクローズする録画終了処理を行う(ステップST34)。その後、管理サーバ11に対して録画終了通知を送信する(ステップST35)。一方、録画処理中の録画予約の全ての終了時間を経過していない場合(ステップST33;NO)、ステップST32の処理に戻り、録画処理を継続する。
管理サーバ11は、ステップST35で送信された録画終了通知を受信すると、録画コンテンツ管理部34が録画コンテンツ情報記憶部15に記憶された対応する録画コンテンツ情報の録画状態を「録画中」から「録画済み」に更新し(ステップST36)、録画処理部35がユーザ端末4に録画終了通知を送信する(ステップST37)。
以上の動作により、ユーザ端末4から送信された録画要求に従って、放送録画サーバ2において放送が録画される。
以上の動作により、ユーザ端末4から送信された録画要求に従って、放送録画サーバ2において放送が録画される。
図15は、図8で示した録画要求に基づいて放送録画サーバ2が録画した録画コンテンツの一例を示す図である。図15の例では、図2で示した蓄積サーバ12a(st_svr1)の蓄積部14aの共有領域(不図示)にファイル名ch100_20111220_1800.tsの録画コンテンツが保存され、蓄積サーバ12b(st_svr2)の蓄積媒体14bの共有領域(不図示)にファイル名ch110_20111220_2000.tsの録画コンテンツが保存されたことを示している。
図8で示した録画要求において、3人のユーザ(ユーザID001,002,003)が録画要求1から録画要求3としてチャンネルch100の3つの重なり合う時間帯2011/12/20 18:00〜21:00、19:00〜20:00、19:30〜22:00の番組の録画をそれぞれ要求している。当該録画要求に基づいて、図15に示すように2011/12/20 18:00〜22:00の番組を1つの録画コンテンツとして蓄積部14aの共有領域に保存している。
管理サーバ11は、ユーザ端末4から送信された録画要求とチャンネル割当設定部38のチャンネル割当設定情報に基づいて、蓄積サーバ12aに録画指示1から録画指示3(図12参照)を送信し、蓄積サーバ12aが録画指示1から録画指示3の開始日時と終了日時に基づいて指定されたチャンネルの録画開始および録画終了の判定を行う。これにより複数のユーザ端末4から同一チャンネルの録画要求が入力された場合であっても、蓄積サーバ12aはユーザ端末4毎にそれぞれ異なる録画コンテンツを保存するのではなく、1つの録画コンテンツとして保存する。
次に、図16から図22を参照しながら、放送録画サーバ2が録画した録画コンテンツを再生する際の動作について説明する。
図16は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの録画コンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末4のユーザがリモコンなどを介して録画コンテンツを再生するために録画コンテンツ一覧画面を表示する操作を入力すると、ユーザ端末4は録画コンテンツ一覧取得要求を管理サーバ11に送信する(ステップST41)。録画コンテンツ一覧取得要求には、例えばユーザIDが含まれる。管理サーバ11は、ステップST41で送信された録画コンテンツ一覧取得要求を受信すると、ユーザ端末管理部31が録画コンテンツ一覧取得要求に含まれるユーザIDをユーザ契約照会としてユーザ契約情報サーバ3に送信する(ステップST42)。
図16は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの録画コンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
ユーザ端末4のユーザがリモコンなどを介して録画コンテンツを再生するために録画コンテンツ一覧画面を表示する操作を入力すると、ユーザ端末4は録画コンテンツ一覧取得要求を管理サーバ11に送信する(ステップST41)。録画コンテンツ一覧取得要求には、例えばユーザIDが含まれる。管理サーバ11は、ステップST41で送信された録画コンテンツ一覧取得要求を受信すると、ユーザ端末管理部31が録画コンテンツ一覧取得要求に含まれるユーザIDをユーザ契約照会としてユーザ契約情報サーバ3に送信する(ステップST42)。
ユーザ契約情報サーバ3は、ステップST42で送信されたユーザ契約照会を受信すると、ユーザIDに対応するユーザ端末4のサービス契約状況をユーザ契約情報記憶部8から取得し、ユーザ端末4が契約していることを確認し、確認結果であるユーザ契約照会応答を送信する(ステップST43)。管理サーバ11は、ステップST43で送信されたユーザ契約照会応答に基づいてユーザが契約中であることを確認すると、ユーザ端末管理部31が録画コンテンツ情報記憶部15からユーザIDに対応する録画コンテンツ情報を抽出することにより録画コンテンツ一覧を取得し(ステップST44)、取得した録画コンテンツ一覧を録画コンテンツ一覧取得応答としてユーザ端末4に送信する(ステップST45)。
録画コンテンツ一覧の一例を図17に示す。録画コンテンツ一覧は、例えば項目「録画コンテンツID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「タイトル」、「蓄積サーバ」、「保存先」、「使用容量(GB)」、「録画状態」、「視聴フラグ」、「レジューム位置(秒)」で構成される。図17の例では、図11で示した録画コンテンツ情報のうち、ユーザID001のユーザ端末4のユーザが録画要求を行った2つの録画コンテンツのみが抽出され、他のユーザが録画要求を行った録画コンテンツは含まれない。
ユーザ端末4は、ステップST45で送信された録画コンテンツ一覧取得応答を受信すると、録画コンテンツ一覧画面を表示する(ステップST46)。
録画コンテンツ一覧画面の一例を図18に示す。録画コンテンツ一覧画面には例えば、ユーザが録画した録画コンテンツの「番号」、「録画日時・チャンネル・タイトル」、個別領域22の「使用容量(GB)」が表示され、さらに画面の一番下にはユーザに割り当てられている個別領域22の全体の容量と使用中の容量が表示されている。
なお、図18で示した録画コンテンツ一覧画面の画面構成は一例であり、これに限定されるものではない。また、図18の例では番号1,2の録画コンテンツの「使用容量(GB)」が0と示されているが、これは録画コンテンツが共有領域21に保存されており、ユーザの個別領域22を使用していないためである。
録画コンテンツ一覧画面の一例を図18に示す。録画コンテンツ一覧画面には例えば、ユーザが録画した録画コンテンツの「番号」、「録画日時・チャンネル・タイトル」、個別領域22の「使用容量(GB)」が表示され、さらに画面の一番下にはユーザに割り当てられている個別領域22の全体の容量と使用中の容量が表示されている。
なお、図18で示した録画コンテンツ一覧画面の画面構成は一例であり、これに限定されるものではない。また、図18の例では番号1,2の録画コンテンツの「使用容量(GB)」が0と示されているが、これは録画コンテンツが共有領域21に保存されており、ユーザの個別領域22を使用していないためである。
ユーザ端末4のユーザが、ステップST46で表示された録画コンテンツ一覧画面を参照し、リモコンなどを介して録画コンテンツを選択し、再生を指示する操作を入力すると、ユーザ端末4は再生要求を管理サーバ11に送信する(ステップST47)。
再生要求の一例を図19に示す。再生要求は、例えば項目「再生要求ID」、「ユーザID」、「録画コンテンツID」、「再生開始位置(秒)」で構成される。図19の例では、図18で示した録画コンテンツ一覧から録画コンテンツID0010001の録画コンテンツが選択され、再生開始位置0(録画コンテンツの先頭)から再生するように要求された場合の再生要求1が示されている。「再生要求ID」は再生要求を一意に識別するためにユーザ端末4が生成したIDである。
再生要求の一例を図19に示す。再生要求は、例えば項目「再生要求ID」、「ユーザID」、「録画コンテンツID」、「再生開始位置(秒)」で構成される。図19の例では、図18で示した録画コンテンツ一覧から録画コンテンツID0010001の録画コンテンツが選択され、再生開始位置0(録画コンテンツの先頭)から再生するように要求された場合の再生要求1が示されている。「再生要求ID」は再生要求を一意に識別するためにユーザ端末4が生成したIDである。
管理サーバ11は、ステップST47で送信された再生要求を受信すると、再生処理部36が再生要求に基づいて配信指示を配信サーバ13に送信する(ステップST48)。
配信指示の一例を図20に示す。配信指示は、例えば項目「配信指示ID」、「配信サーバ」、「配信先」、「蓄積サーバ」、「保存先」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「再生開始位置(秒)」で構成される。図20の例では、図19の再生要求1に対応する配信指示1が示されている。「配信指示ID」は、配信指示を一意に識別するために管理サーバ11の再生処理部36が生成したID、「配信サーバ」は録画コンテンツをユーザ端末4に配信する配信サーバ13の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)、「配信先」はユーザ端末4の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)、蓄積サーバは放送コンテンツを録画した蓄積サーバ12の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)、「保存先」は録画コンテンツが保存される蓄積部14の領域を表し、「共有領域」および「個別領域」の2つがある。「開始日時」および「終了日時」は図11で示した録画コンテンツ情報の「開始日時」および「終了日時」に対応し、「再生開始位置(秒)」は図19で示した再生要求の「再生開始位置(秒)」に対応している。
配信指示の一例を図20に示す。配信指示は、例えば項目「配信指示ID」、「配信サーバ」、「配信先」、「蓄積サーバ」、「保存先」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「再生開始位置(秒)」で構成される。図20の例では、図19の再生要求1に対応する配信指示1が示されている。「配信指示ID」は、配信指示を一意に識別するために管理サーバ11の再生処理部36が生成したID、「配信サーバ」は録画コンテンツをユーザ端末4に配信する配信サーバ13の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)、「配信先」はユーザ端末4の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)、蓄積サーバは放送コンテンツを録画した蓄積サーバ12の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)、「保存先」は録画コンテンツが保存される蓄積部14の領域を表し、「共有領域」および「個別領域」の2つがある。「開始日時」および「終了日時」は図11で示した録画コンテンツ情報の「開始日時」および「終了日時」に対応し、「再生開始位置(秒)」は図19で示した再生要求の「再生開始位置(秒)」に対応している。
再生処理部36は、図11で示した録画コンテンツ情報から録画コンテンツID0010001の録画コンテンツを録画した蓄積サーバ12a(st_srv1)、保存先、チャンネル、開始日時、終了日時を取得し、配信サーバ管理部33から配信サーバ13の情報を取得し、配信指示の各項目を生成する。
配信サーバ13は、ステップST48で送信された配信指示を受信すると、受信した配信指示により指定された録画コンテンツが配信可能か否か判断し、判断結果を配信指示応答として管理サーバ11に送信する(ステップST49)。
配信指示応答の一例を図21に示す。配信指示応答は、例えば項目「配信指示ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図21の例では、図20で示した配信指示1に対して結果OKが示されている。
配信指示応答の一例を図21に示す。配信指示応答は、例えば項目「配信指示ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図21の例では、図20で示した配信指示1に対して結果OKが示されている。
管理サーバ11の再生処理部36は、ステップST49で送信された配信指示応答を受信すると、再生要求応答をユーザ端末4に送信する(ステップST50)。
再生要求応答の一例を図22に示す。再生要求応答は、例えば項目「再生要求ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図22の例では、図19の再生要求1に対して結果OKが示されている。
その後、ユーザ端末4、管理サーバ11、蓄積サーバ12および配信サーバ13は再生処理を行う(ステップST51)。
再生要求応答の一例を図22に示す。再生要求応答は、例えば項目「再生要求ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図22の例では、図19の再生要求1に対して結果OKが示されている。
その後、ユーザ端末4、管理サーバ11、蓄積サーバ12および配信サーバ13は再生処理を行う(ステップST51)。
次に、ステップST51の再生処理について、図23および図24を参照しながら説明する。
図23は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの再生処理を示すフローチャートである。
まず、配信サーバ13は、配信開始処理として蓄積サーバ12との接続処理および録画コンテンツ配信のための初期化処理を行う(ステップST61)。さらに配信サーバ13は、蓄積サーバ12に対して録画コンテンツ読出要求を送信する(ステップST62)。蓄積サーバ12は、ステップST62で送信された録画コンテンツ読出要求に基づいて、蓄積部14の共有領域21または個別領域22から対応する録画コンテンツを読み出し、録画コンテンツ読出応答として配信サーバ13に送信する(ステップST63)。なお、録画コンテンツが共有領域21あるいは個別領域22に保存されているかは、配信指示の項目「保存先」に記載されている。
図23は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの再生処理を示すフローチャートである。
まず、配信サーバ13は、配信開始処理として蓄積サーバ12との接続処理および録画コンテンツ配信のための初期化処理を行う(ステップST61)。さらに配信サーバ13は、蓄積サーバ12に対して録画コンテンツ読出要求を送信する(ステップST62)。蓄積サーバ12は、ステップST62で送信された録画コンテンツ読出要求に基づいて、蓄積部14の共有領域21または個別領域22から対応する録画コンテンツを読み出し、録画コンテンツ読出応答として配信サーバ13に送信する(ステップST63)。なお、録画コンテンツが共有領域21あるいは個別領域22に保存されているかは、配信指示の項目「保存先」に記載されている。
配信サーバ13は、ステップST63で入力された録画コンテンツ読出応答により受信した録画コンテンツを配信先であるユーザ端末4に配信する(ステップST64)。ユーザ端末4は、ステップST64で配信された録画コンテンツを受信すると、映像および音声などのデータの復号処理を行い、TV5に表示する(ステップST65)。ユーザ端末4のユーザがリモコンなどを介して、再生中の録画コンテンツの早送り、巻き戻し、一時停止、通常再生、停止などを指示する操作を入力すると、ユーザ端末4は入力された操作に基づいた再生制御要求を管理サーバ11に送信する(ステップST66)。管理サーバ11の再生処理部36は、ステップST66で送信された再生制御要求を受信すると、受信した再生制御要求を配信サーバ13に送信する(ステップST67)。
配信サーバ13は、入力された再生制御要求を参照して配信中の録画コンテンツが終端に到達したか否か、および再生制御要求を受信したか否か判定を行う(ステップST68)。録画コンテンツが終端に到達しておらず、再生制御要求による停止要求を受信していない場合(ステップST68;NO)、受信した再生制御要求に対応する処理を行い(ステップST69)、ステップST62の処理に戻る。一方、録画コンテンツが終端に到達した場合、または再生制御要求による停止要求を受信した場合(ステップST68;YES)、配信終了処理として配信終了処理として蓄積サーバ12との接続を切断する処理、および録画コンテンツ配信のリソース開放を行い(ステップST70)、管理サーバ11に配信終了通知を送信する(ステップST71)。
管理サーバ11の再生処理部36は、ステップST71で送信された配信終了通知を受信すると、ユーザ端末4に再生終了通知を送信すると共に(ステップST72)、再生した録画コンテンツの録画コンテンツ情報の視聴フラグを「視聴済」に変更し、レジューム位置(秒)を今回の再生停止位置に変更する(ステップST73)。
録画コンテンツ情報の更新を図24に示している。図24の例では、録画コンテンツ0010001の再生により、視聴フラグが「未視聴」から「視聴済」に更新され、レジューム位置(秒)が「0」から「3600」に更新されている。
録画コンテンツ情報の更新を図24に示している。図24の例では、録画コンテンツ0010001の再生により、視聴フラグが「未視聴」から「視聴済」に更新され、レジューム位置(秒)が「0」から「3600」に更新されている。
ユーザ端末4は、再生制御要求による再生停止および再生終了通知を受信したか否か判定を行う(ステップST74)。再生制御要求による再生停止がなく、再生終了通知を受信していない場合(ステップST74;NO)、ステップST65の処理に戻る。一方、再生制御要求による再生停止が行われた場合、または再生終了通知を受信した場合(ステップST74;YES)、再生終了処理を行う(ステップST75)。
以上の動作により、ユーザ端末4から送信された再生要求に従って、放送録画サーバ2から録画コンテンツが配信され、ユーザ端末4において再生が行われる。
以上の動作により、ユーザ端末4から送信された再生要求に従って、放送録画サーバ2から録画コンテンツが配信され、ユーザ端末4において再生が行われる。
次に、図25から図33を参照しながら、共有領域21に保存された録画コンテンツを個別領域22に移動またはコピーし、共有領域21から削除する際の動作について説明する。
図25は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの録画コンテンツの移動処理を示すフローチャートである。
まず、管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37は、保存期間設定部39で設定される保存期間設定情報を読み込む(ステップST81)。
保存期間設定情報の一例を図26に示す。保存期間設定情報は、例えば項目「蓄積サーバ」および「保存期間」で構成される。図26の例では、項目「蓄積サーバ」には蓄積サーバ12の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)が設定され、項目「保存期間」には、蓄積サーバ12a,12b,12c,12dの保存期間として1ヶ月が設定されている。
図25は、この発明の実施の形態1による放送録画システムの録画コンテンツの移動処理を示すフローチャートである。
まず、管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37は、保存期間設定部39で設定される保存期間設定情報を読み込む(ステップST81)。
保存期間設定情報の一例を図26に示す。保存期間設定情報は、例えば項目「蓄積サーバ」および「保存期間」で構成される。図26の例では、項目「蓄積サーバ」には蓄積サーバ12の識別情報(ホスト名、IPアドレスなど)が設定され、項目「保存期間」には、蓄積サーバ12a,12b,12c,12dの保存期間として1ヶ月が設定されている。
次に、録画コンテンツ移動処理部37は、録画コンテンツ情報記憶部15から録画コンテンツ情報を取得し(ステップST82)、取得した録画コンテンツ情報の中に保存期間設定情報(図26参照)で示した保存期間を経過した録画コンテンツが存在するか否か判定を行う(ステップST83)。保存期間を経過した録画コンテンツがない場合(ステップST83;NO)、録画コンテンツ移動処理を終了する。一方、保存期間を経過した録画コンテンツがある場合(ステップST83;YES)、ユーザ端末4に保存確認情報を送信する(ステップST84)。
保存確認情報の一例を図27に示す。保存確認情報は、例えば項目「保存確認ID」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「タイトル」、「視聴フラグ」、「サイズ(GB)」、「個別領域容量(空き/全体)」で構成される。図27の例では図24で示した録画コンテンツ情報に示された4つの録画コンテンツの保存期間が経過した場合の例として、保存確認情報1から保存確認情報4が示されている。
図27において、「保存確認ID」は保存確認を一意に識別するために管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37が生成したIDであり、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「タイトル」、「視聴フラグ」は録画コンテンツ情報の同じ項目に対応し、「サイズ(GB)」は録画コンテンツを開始日時から終了日時までコピーした場合のファイルサイズ、「個別領域容量(空き/全体)」はユーザ端末4に割り当てられている個別領域22の空き容量と全体の容量を表している。
ユーザ端末4は、ステップST84で送信された保存確認情報を受信すると、保存確認画面を表示する(ステップST85)。
図27で示した保存確認情報1に対応する保存確認画面の一例を図28に示す。保存確認画面には、例えば保存確認の対象となる録画コンテンツの録画開始日時、録画終了日時、タイトル、チャンネル、視聴フラグ、ユーザ端末4に割り当てられた個別領域22の空き容量と全体の容量、録画コンテンツを保存するために必要な容量と保存するか否かをユーザに質問するメッセージが表示される。
なお、図27で示した保存確認画面の画面構成は一例であり、これに限定されるものではない。
図27で示した保存確認情報1に対応する保存確認画面の一例を図28に示す。保存確認画面には、例えば保存確認の対象となる録画コンテンツの録画開始日時、録画終了日時、タイトル、チャンネル、視聴フラグ、ユーザ端末4に割り当てられた個別領域22の空き容量と全体の容量、録画コンテンツを保存するために必要な容量と保存するか否かをユーザに質問するメッセージが表示される。
なお、図27で示した保存確認画面の画面構成は一例であり、これに限定されるものではない。
ユーザ端末4のユーザが、リモコンなどを介して保存確認画面において録画コンテンツを保存する、または保存しないかを選択する入力を行うと、ユーザ端末4は管理サーバ11に保存確認応答を送信する(ステップST86)。
保存確認応答の一例を図29に示す。保存確認応答は、例えば項目「保存確認ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図29の例では、図27で示した保存確認情報1から保存確認情報4に対応する保存確認応答1から保存確認応答4が示されている。保存確認応答1,2,4がOK(録画コンテンツを保存する)であると示され、保存確認応答3がNG(録画コンテンツを保存しない)であると示されている。
保存確認応答の一例を図29に示す。保存確認応答は、例えば項目「保存確認ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図29の例では、図27で示した保存確認情報1から保存確認情報4に対応する保存確認応答1から保存確認応答4が示されている。保存確認応答1,2,4がOK(録画コンテンツを保存する)であると示され、保存確認応答3がNG(録画コンテンツを保存しない)であると示されている。
管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37は、ステップST86で送信された保存確認応答を受信すると、蓄積サーバ12に録画コンテンツ移動指示を送信する(ステップST87)。
録画コンテンツ移動指示の一例を図30に示す。録画コンテンツ移動指示は、例えば項目「移動指示ID」、「蓄積サーバ」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「処置種別」で構成される。「移動指示ID」は移動指示を一意に識別するために管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37が生成したIDであり、「蓄積サーバ」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」は録画コンテンツ情報から取得される情報であり、「処置種別」は蓄積サーバ12の蓄積部14の共有領域21に保存した録画コンテンツを個別領域22に移動する(なお、移動にはコピー後に削除する処理が含まれるものとする。)、コピーする、削除する、のいずれかを示す情報である。
録画コンテンツ移動指示の一例を図30に示す。録画コンテンツ移動指示は、例えば項目「移動指示ID」、「蓄積サーバ」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」、「処置種別」で構成される。「移動指示ID」は移動指示を一意に識別するために管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37が生成したIDであり、「蓄積サーバ」、「ユーザID」、「チャンネル」、「開始日時」、「終了日時」は録画コンテンツ情報から取得される情報であり、「処置種別」は蓄積サーバ12の蓄積部14の共有領域21に保存した録画コンテンツを個別領域22に移動する(なお、移動にはコピー後に削除する処理が含まれるものとする。)、コピーする、削除する、のいずれかを示す情報である。
図30では図27で示した保存確認情報1から保存確認情報4に対応する移動指示1から移動指示4の一例が示されており、移動指示1および移動指示2は蓄積サーバ12a(st_svr1)の共有領域に保存された録画コンテンツch100_20111220_1800.tsをユーザID001、ユーザID002のそれぞれの個別領域に各ユーザが録画した部分、すなわち移動指示1および移動指示2の開始日時から終了日時までの部分をコピーする移動指示である。同様に、移動指示3は蓄積サーバ12a(st_svr1)の共有領域に保存された録画コンテンツch100_20111220_1800.tsを削除する移動指示であり、移動指示4は蓄積サーバ12b(st_svr2)の共有領域に保存された録画コンテンツch110_20111220_2000.tsをユーザID001の個別領域に移動する移動指示である。
図30の例では、図28で示した保存確認画面においてユーザ001とユーザ002が録画コンテンツch100_20111220_1800.tsを保存する選択を行ったものとし、ユーザ001とユーザ002に対しては個別領域にコピーする。一方、ユーザ003は、図29で示した移動確認応答3で結果NGが返されたため、録画コンテンツch100_20111220_1800.tsを保存しない選択を行ったものとし、ユーザ3の個別領域には録画コンテンツのコピーを行っていない。また、共有領域の録画コンテンツch100_20111220_1800.tsは録画した全てのユーザの移動処理が完了したため、移動指示3により録画コンテンツを共有領域から削除している。また、録画コンテンツch110_20111220_2000.tsはユーザ001だけが録画した録画コンテンツであるため、処置種別を「移動」とすることにより、共有領域から個別領域に録画コンテンツをコピー後、共有領域から削除している。
蓄積サーバ12は、ステップST87で送信された録画コンテンツ移動指示を受信すると、受信した録画コンテンツ移動指示に従って、録画コンテンツを蓄積部14の共有領域21からユーザIDに対応するユーザ端末4に割り当てられた個別領域22に移動あるいはコピーする処理、または録画コンテンツを削除する処理を行う(ステップST88)。ステップST88の録画コンテンツ移動処理の終了後、蓄積サーバ12は管理サーバ11に録画コンテンツ移動指示応答を送信する(ステップST89)。
録画コンテンツ移動指示応答の一例を図31に示す。録画コンテンツ移動指示応答は、例えば項目「移動指示ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図31の例では、移動指示1から移動指示4の全てが正常に終了した結果を示している。なお、ユーザ端末4に割り当てられた個別領域22に充分な空き領域がなかったため、録画コンテンツの移動またはコピーができなかった場合には、録画コンテンツ移動指示応答の結果としてNGを返す。
管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37は、ステップST89で送信された録画コンテンツ移動指示応答を受信すると、移動した録画コンテンツに対応する録画コンテンツ情報を更新する(ステップST90)。
更新した録画コンテンツ情報の一例を図32に示している。各録画コンテンツを共有領域21から個別領域22に移動したことにより、保存先が「個別領域」に更新されている。
更新した録画コンテンツ情報の一例を図32に示している。各録画コンテンツを共有領域21から個別領域22に移動したことにより、保存先が「個別領域」に更新されている。
管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37は、ステップST87で入力された録画コンテンツ移動指示に対応する各ユーザ端末4に保存完了通知を送信し(ステップST91)、ステップST83の処理に戻る。ユーザ端末4は、ステップST91で送信された保存完了通知を受信すると、保存完了画面を表示する(ステップST92)。
保存完了画面の一例を図33に示している。図33に示すよう、保存完了画面には保存確認の対象となっていた録画コンテンツの録画開始日時、録画終了日時、タイトル、チャンネル、視聴フラグ、個別領域22の使用容量(GB)、ユーザに割当てられた個別領域22の空き容量と全体の容量が表示される。これらは管理サーバ11から通知される保存完了通知に含まれる情報である。
保存完了画面の一例を図33に示している。図33に示すよう、保存完了画面には保存確認の対象となっていた録画コンテンツの録画開始日時、録画終了日時、タイトル、チャンネル、視聴フラグ、個別領域22の使用容量(GB)、ユーザに割当てられた個別領域22の空き容量と全体の容量が表示される。これらは管理サーバ11から通知される保存完了通知に含まれる情報である。
また、録画コンテンツが共有領域21から個別領域22に移動したことにより、図18で示した録画コンテンツ一覧画面では2つの録画コンテンツの使用容量(GB)が「0」であったが、図33に示した保存完了画面では「18.0」,「9.0」に更新されている。
なお、図33で示した保存完了画面の画面構成は一例であり、これに限定されるものではない。
以上の動作により、管理サーバ11からの録画コンテンツ移動指示に従って、蓄積サーバ12の蓄積部14に保存された録画コンテンツが共有領域21から個別領域22に移動され、共有領域21から削除される。
なお、図33で示した保存完了画面の画面構成は一例であり、これに限定されるものではない。
以上の動作により、管理サーバ11からの録画コンテンツ移動指示に従って、蓄積サーバ12の蓄積部14に保存された録画コンテンツが共有領域21から個別領域22に移動され、共有領域21から削除される。
次に、図34から図36を参照しながら、ユーザ端末4から入力された録画コンテンツの保存要求または削除要求に基づいて、蓄積サーバ12の蓄積部14に保存された録画コンテンツを移動または削除する際の動作について説明する。
図34は、この発明の実施の形態1による放送録画システムのユーザ指示に基づく録画コンテンツの移動または削除処理を示すフローチャートである。
なお、図34のフローチャートにおいて、ユーザ端末4から録画コンテンツ一覧取得を要求する処理(ステップST41)から、録画コンテンツ一覧画面を表示する処理(ステップST46)までは、上述した図16のフローチャートと同一であるため、説明を省略する。
図34は、この発明の実施の形態1による放送録画システムのユーザ指示に基づく録画コンテンツの移動または削除処理を示すフローチャートである。
なお、図34のフローチャートにおいて、ユーザ端末4から録画コンテンツ一覧取得を要求する処理(ステップST41)から、録画コンテンツ一覧画面を表示する処理(ステップST46)までは、上述した図16のフローチャートと同一であるため、説明を省略する。
ユーザ端末4のユーザが、ステップST46で表示された録画コンテンツ一覧画面を参照し、リモコンなどを介して録画コンテンツを個別領域に保存させる操作、または録画コンテンツを削除する操作を行うと、ユーザ端末4は保存削除要求を管理サーバ11に送信する(ステップST101)。
保存削除要求の一例を図35に示す。保存削除要求は、例えば項目「保存削除要求ID」、「録画コンテンツID」、「処置種別」で構成される。「保存削除要求ID」は保存削除要求を一意に識別するためにユーザ端末4が生成したID、「録画コンテンツID」はユーザが録画コンテンツ一覧画面で選択した録画コンテンツの録画コンテンツID、「処置種別」はユーザ操作による保存要求または削除要求を示す。図35の例では、図17で示したユーザID001の録画コンテンツ一覧に含まれる2つの録画コンテンツに対する保存削除要求の例が示されている。
保存削除要求の一例を図35に示す。保存削除要求は、例えば項目「保存削除要求ID」、「録画コンテンツID」、「処置種別」で構成される。「保存削除要求ID」は保存削除要求を一意に識別するためにユーザ端末4が生成したID、「録画コンテンツID」はユーザが録画コンテンツ一覧画面で選択した録画コンテンツの録画コンテンツID、「処置種別」はユーザ操作による保存要求または削除要求を示す。図35の例では、図17で示したユーザID001の録画コンテンツ一覧に含まれる2つの録画コンテンツに対する保存削除要求の例が示されている。
管理サーバ11は、ステップST101で送信された保存削除要求を受信すると、管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37が保存削除要求の処置種別に基づき、蓄積サーバ12に録画コンテンツ移動指示を送信する(ステップST102)。
具体的には、保存削除要求の処理種別が「保存」であり、且つ録画コンテンツを録画したユーザが他に存在しない場合には、録画コンテンツを共有領域21から個別領域22に移動させるため、移動指示の処置種別を「移動」に設定する。また、保存削除要求の処理種別が「保存」であり、且つ録画コンテンツを録画したユーザが他に存在する場合には、録画コンテンツを共有領域21から個別領域22にコピーさせるため、移動指示の処置種別を「コピー」に設定する。
具体的には、保存削除要求の処理種別が「保存」であり、且つ録画コンテンツを録画したユーザが他に存在しない場合には、録画コンテンツを共有領域21から個別領域22に移動させるため、移動指示の処置種別を「移動」に設定する。また、保存削除要求の処理種別が「保存」であり、且つ録画コンテンツを録画したユーザが他に存在する場合には、録画コンテンツを共有領域21から個別領域22にコピーさせるため、移動指示の処置種別を「コピー」に設定する。
さらに、保存削除要求の処理種別が「削除」であり、且つ録画コンテンツを録画したユーザが他に存在しない場合には、録画コンテンツを共有領域21から削除させるため、移動指示の処置種別を「削除」に設定する。これに対して、保存削除要求の処理種別が「削除」であり、且つ録画コンテンツを録画したユーザが他に存在する場合には、移動指示を送信しない。
蓄積サーバ12は、ステップST102で送信された録画コンテンツ移動指示を受信すると、受信した録画コンテンツ移動指示に基づいて、対応する録画コンテンツの移動、コピーまたは削除の処理を行い(ステップST103)、管理サーバ11に録画コンテンツ移動指示応答を送信する(ステップST104)。管理サーバ11の録画コンテンツ移動処理部37は、ステップST104で送信された録画コンテンツ移動指示応答を受信すると、受信した録画コンテンツ移動指示応答に基づいて録画コンテンツ情報を更新する(ステップST105)。具体的には、録画コンテンツを削除した場合には録画コンテンツ情報から対応する録画コンテンツを削除する更新を行い、移動した場合には録画コンテンツの保存先を変更する更新を行う。
その後、管理サーバ11は、ユーザ端末4に保存削除応答を送信する(ステップST106)。
保存削除応答の一例を図36に示す。保存削除応答は、例えば項目「保存削除要求ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図36の例では、図35で示した保存削除要求1および保存削除要求2に対して結果OKが示されている。
ユーザ端末4は、ステップST106で送信された保存削除応答を受信すると、保存削除応答に基づいて録画コンテンツ一覧画面の内容を更新して表示する(ステップST107)。
保存削除応答の一例を図36に示す。保存削除応答は、例えば項目「保存削除要求ID」および「結果(OK/NG)」で構成される。図36の例では、図35で示した保存削除要求1および保存削除要求2に対して結果OKが示されている。
ユーザ端末4は、ステップST106で送信された保存削除応答を受信すると、保存削除応答に基づいて録画コンテンツ一覧画面の内容を更新して表示する(ステップST107)。
以上のように、この実施の形態1によれば、複数のユーザ端末4から同じチャンネルの重なり合う時間の録画要求があった場合でも、放送録画サーバ2は番組放送サーバ1が配信する放送コンテンツ記憶部7に記憶された放送コンテンツを蓄積部14の共有領域21に1つの録画コンテンツとして保存し、ユーザ端末4からの再生要求により、放送録画サーバ2に保存した録画コンテンツを配信サーバ13からユーザ端末4に配信し、ユーザ端末4で再生するように構成したので、録画要求を行うユーザ端末4毎に録画コンテンツを保存する必要がなく、録画コンテンツを複数のユーザ端末4で共有することができ、蓄積部14を効率的に利用することができる。
また、この実施の形態1によれば、放送録画サーバ2の共有領域21への保存期間を設定する保存期間設定部39と、保存期間が経過した録画コンテンツを共有領域21から録画コンテンツを録画したユーザ端末4に割り当てられた個別領域22に移動またはコピーし、共有領域21から削除する録画コンテンツ移動処理部37とを備えるように構成したので、放送録画サーバ2の蓄積部14の共有領域21には常に新しい録画コンテンツを保存するための空き領域を作り出すことができ、蓄積部14を効率的に利用することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、ユーザ端末4からの録画要求により、放送録画サーバ2の共有領域21に録画コンテンツとして保存し、設定された保存期間内は共有領域21に保存するように構成したので、ユーザは自端末に割り当てられた個別領域22の空き容量が少ない場合でも、放送録画サーバ2に録画し、録画コンテンツを自由に再生することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、ユーザが保存要求を行った録画コンテンツは直ちに対応するユーザ端末4の個別領域22にコピーするように構成したので、録画した全てのユーザが録画コンテンツの保存要求または削除要求を行った場合には、共有領域21への保存期間が経過する前の録画コンテンツであっても共有領域21から削除することが可能になり、蓄積部14を効率的に利用することができる。
なお、上述した実施の形態1では、図1で示したように、放送録画サーバ2の構成として、管理サーバ11、蓄積サーバ12および配信サーバ13をそれぞれ異なるサーバとする構成を示したが、1つまたは複数の放送録画サーバ2内に管理サーバに相当する管理部、蓄積サーバに相当する蓄積部、配信サーバに相当する配信部を設けるように構成してもよい。
また、上述した実施の形態1では、図1で示したように、ユーザ端末4,4´,4´´は、TV5,5´,5´´とは別の装置とする構成を示したが、TV5,5´,5´´がユーザ端末4,4´,4´´を内蔵する構成としてもよい。また、ユーザ端末4,4´,4´´が映像および音声などを出力する構成はTV5,5´,5´´に限定されるものではなく、DVDレコーダやブルーレイレコーダのような映像/音声記憶装置やその他の映像や音声などを提示できる装置であれば構成可能である。
また、上述した実施の形態1では、番組放送サーバ1が放送コンテンツ記憶部7に記憶された放送コンテンツをIPネットワーク6を経由して配信する構成を示したが、放送録画サーバ2が録画する番組はIPネットワーク6経由に限定させることなく、地上デジタル放送やBS放送などの放送波をアンテナで受信し、録画するように構成してもよい。
実施の形態2.
図37は、この発明の実施の形態2による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に参照情報管理部41を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図37は、この発明の実施の形態2による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に参照情報管理部41を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
管理サーバ11の参照情報管理部41は、録画コンテンツ移動処理部37による録画コンテンツの移動処理において、録画コンテンツへの参照情報の管理を行う。
上述した実施の形態1では、録画コンテンツの移動処理において、録画コンテンツ移動処理部37が、複数のユーザが録画した録画コンテンツについて共有領域から各ユーザ端末4に割り当てられた個別領域22にコピーする構成を示した。
一方この実施の形態2では、参照管理部41が録画コンテンツの参照情報、例えば録画コンテンツの移動先あるいはコピー先である個別領域の位置情報、具体的にはシンボリックリンクなど生成して管理することにより、共有領域21の録画コンテンツをユーザの個別領域(例えば、個別領域22mとする)の1つだけにコピーを行い、同じ録画コンテンツを録画した他のユーザの個別領域(例えば、個別領域22nとする)には録画コンテンツのコピーを行わず、コピーを行ったユーザの個別領域22mの位置情報を他のユーザの個別領域22nに参照情報として配置し、個別領域22nのユーザが録画コンテンツを再生する場合には配置された参照情報を利用して録画コンテンツの読み込みを行う。
上述した実施の形態1では、録画コンテンツの移動処理において、録画コンテンツ移動処理部37が、複数のユーザが録画した録画コンテンツについて共有領域から各ユーザ端末4に割り当てられた個別領域22にコピーする構成を示した。
一方この実施の形態2では、参照管理部41が録画コンテンツの参照情報、例えば録画コンテンツの移動先あるいはコピー先である個別領域の位置情報、具体的にはシンボリックリンクなど生成して管理することにより、共有領域21の録画コンテンツをユーザの個別領域(例えば、個別領域22mとする)の1つだけにコピーを行い、同じ録画コンテンツを録画した他のユーザの個別領域(例えば、個別領域22nとする)には録画コンテンツのコピーを行わず、コピーを行ったユーザの個別領域22mの位置情報を他のユーザの個別領域22nに参照情報として配置し、個別領域22nのユーザが録画コンテンツを再生する場合には配置された参照情報を利用して録画コンテンツの読み込みを行う。
録画コンテンツの参照情報を配置したユーザ端末4に対して提示する個別領域22bの使用容量は、参照情報を配置するために使用する容量ではなく、録画コンテンツを開始日時から終了日時までコピーした場合のファイルサイズとする。これにより、録画コンテンツの参照先となっているユーザ端末4のユーザが個別領域22mから録画コンテンツを削除した場合に、録画コンテンツが参照先の個別領域22mから自身の個別領域22nに移動された場合にも、ユーザが追加の録画を行っていない間に個別領域22nの使用容量が増加し、個別領域22nの容量が不足してしまい、結果としてユーザの利便性を損なうという不具合の発生を防止することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、録画コンテンツの移動処理において参照情報を生成して管理する参照情報管理部41を備えるように構成したので、複数のユーザが録画した録画コンテンツを各ユーザの個別領域にコピーすることなく、1つの個別領域にのみコピーすればよいため、蓄積部14を効率的に利用することができる。また、録画コンテンツのコピー処理回数を低減することが可能となり、管理サーバ11の処理負荷を軽減させることができる。
実施の形態3.
図38は、この発明の実施の形態3による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に録画要求計測部42を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図38は、この発明の実施の形態3による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に録画要求計測部42を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
録画要求計測部42は、ユーザ端末4から送信される録画要求をチャンネル毎および時間帯毎に計測し、録画要求を行ったユーザ端末4の数を計測し、計測したユーザ端末4の数を録画要求数とする。さらに計測した録画要求数に基づいて、録画要求数が多い番組の放送コンテンツを録画する蓄積サーバ12の数を増加させる指示を蓄積サーバ管理部32に出力すると共に、該当する録画コンテンツを蓄積サーバ12の共有領域21に保存させる期間を長く設定する指示を保存期間設定部39に出力する。
上述した実施の形態1では、ユーザ端末4から送信される録画要求に対する放送録画サーバ2の録画処理において、チャンネル割り当て設定情報に基づいて管理サーバ11が1つの蓄積サーバ12に対して録画指示を送信し、1つの蓄積サーバ12により録画を行う構成を示したが、この実施の形態3では、録画要求計測部42を設けることにより、録画要求数の多寡に応じて録画指示を送信する蓄積サーバ12の数が変更可能となり、録画要求数が多い放送コンテンツを録画する蓄積サーバ12の数を増加させることができる。
録画要求を行ったユーザ数が多い録画コンテンツほど、再生するユーザ数が多くなり、再生時に録画コンテンツを録画した蓄積サーバ12へのアクセスが集中する。そのため、録画要求計測部42を設け、録画要求数に応じて録画する蓄積サーバ12の数を増加させることにより、再生時においてアクセスが複数の蓄積サーバ12に分散するため、1つの蓄積サーバ12にアクセスが集中するのを軽減することができる。
図39は、実施の形態3による放送録画システムにおける録画要求数に応じた蓄積サーバ数の割り当て数の一例を示す図である。図39に示すように録画要求数の増加に伴って、蓄積サーバの割り当て数(図39における蓄積サーバ数)も段階的に増加させている。録画要求計測部42には、あらかじめ図39に示す割り当て数情報を保有しており、計測した録画要求数に応じて蓄積サーバ12の割り当て数を算出する。
一方、放送日、すなわち録画した日から時間が経過するのに伴い、複数のユーザが録画コンテンツを同時に再生する可能性は低くなると考えられる。このため、録画要求計測部42は、録画した日からの時間経過に応じて録画コンテンツを保存する蓄積サーバ12数を削減する。
図40は、実施の形態3による放送録画システムにおける録画経過時間に応じた蓄積サーバの保存率の一例を示す図であり、放送コンテンツを録画した日からの経過時間に応じて録画コンテンツの保存を継続させる蓄積サーバ12の割合を示している。図40において、例えば、録画した日から15〜21日経過した録画コンテンツの蓄積サーバ保存率40%であり、録画を行った蓄積サーバ12のうちの60%では録画コンテンツを削除し、残りの40%の蓄積サーバ12が録画コンテンツの保存を継続することを表している。
図40は、実施の形態3による放送録画システムにおける録画経過時間に応じた蓄積サーバの保存率の一例を示す図であり、放送コンテンツを録画した日からの経過時間に応じて録画コンテンツの保存を継続させる蓄積サーバ12の割合を示している。図40において、例えば、録画した日から15〜21日経過した録画コンテンツの蓄積サーバ保存率40%であり、録画を行った蓄積サーバ12のうちの60%では録画コンテンツを削除し、残りの40%の蓄積サーバ12が録画コンテンツの保存を継続することを表している。
録画要求計測部42には、あらかじめ図40に示す関係を保有しており、当該関係に応じて算出した蓄積サーバ数を蓄積サーバ管理部32に出力し、蓄積サーバ管理部32が保存不要となった蓄積サーバ12の制御を行う。録画コンテンツに対する再生要求が行われた場合には、配信サーバ13は録画コンテンツの保存が継続されている蓄積サーバ12から録画コンテンツを読み出し、ユーザ端末4に配信する。なお、図40では、録画した日からの経過時間に応じて蓄積サーバ12の数を削減する構成を示したが、録画コンテンツを視聴した視聴済みユーザ数の増加、すなわち未視聴ユーザの減少に応じて蓄積サーバ12の数を削減するように構成してもよい。
図41は、実施の形態3による放送録画システムにおける録画要求数と保存期間係数の関係の一例を示す図である。
保存期間係数は、実施の形態1の図26で示した保存期間設定情報に対して、録画要求数に応じて録画コンテンツを共有領域21に保存する期間を変化させる係数である。図41の例では、録画要求数2〜10の録画コンテンツの保存期間は1ヶ月×0.5=0.5ヶ月となり、録画要求数10001以上の録画コンテンツの保存期間は1ヶ月×3.0=3ヶ月となる。また、録画要求数1、すなわち1人のユーザだけが録画した録画コンテンツの保存期間は1ヶ月×0=0ヶ月となり、この場合は録画処理の時点で共有領域21ではなく、録画したユーザに割り当てられている個別領域22に録画される。
保存期間係数は、実施の形態1の図26で示した保存期間設定情報に対して、録画要求数に応じて録画コンテンツを共有領域21に保存する期間を変化させる係数である。図41の例では、録画要求数2〜10の録画コンテンツの保存期間は1ヶ月×0.5=0.5ヶ月となり、録画要求数10001以上の録画コンテンツの保存期間は1ヶ月×3.0=3ヶ月となる。また、録画要求数1、すなわち1人のユーザだけが録画した録画コンテンツの保存期間は1ヶ月×0=0ヶ月となり、この場合は録画処理の時点で共有領域21ではなく、録画したユーザに割り当てられている個別領域22に録画される。
以上のように、この実施の形態3によれば、ユーザ端末4からの録画要求数を計測し、計測した録画要求数に応じて録画を行う蓄積サーバ12の数を変化させる指示を出力する録画要求計測部42を設けるように構成したので、録画要求数が多い録画コンテンツの再生時に、特定の蓄積サーバ12にアクセスが集中するのを軽減することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、この実施の形態3によれば、録画要求計測部42は、録画要求数に基づいて複数の蓄積サーバ12に保存した録画コンテンツについて、録画した日からの経過時間に応じて録画コンテンツを継続して保存する蓄積サーバ12の割合を変化させる指示を出力するように構成したので、録画した日からの経過に伴って録画コンテンツの保存を継続する蓄積サーバ12の割合を低減させることができ、より効率的に蓄積部14を利用することができる。
さらに、この実施の形態3によれば、録画要求計測部42は、録画要求数に基づいて録画コンテンツを蓄積サーバ12の共有領域21に保存する期間を変化させる指示を出力するように構成したので、録画要求数が多い録画コンテンツをより長い期間蓄積サーバ12の共有領域21に保存し、録画要求数が少ない録画コンテンツは早急に蓄積サーバ12の個別領域22に移動することができる。これにより、蓄積部14を効率的に利用することができる。
実施の形態4.
図42は、この発明の実施の形態4による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に保存判定部43を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図42は、この発明の実施の形態4による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に保存判定部43を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
保存判定部43は、録画コンテンツ情報の再生属性を示す視聴フラグを参照し、当該視聴フラグが「未視聴」であるか、「視聴済」であるかに基づいて、蓄積サーバ12における録画コンテンツ移動指示を生成し、録画コンテンツ移動処理部に出力する。
上述した実施の形態1では、録画コンテンツ移動処理において、録画コンテンツ移動処理部37は蓄積サーバ12の録画コンテンツを共有領域21から個別領域22へ移動およびコピーする際、または共有領域21から削除する際に、ユーザ端末4に保存確認情報を送信し、ユーザ端末4からの保存確認応答に基づいて、録画コンテンツの移動、コピーまたは削除を決定し移動指示を行う構成を示した。
一方、この実施の形態4では、保存判定部43が、保存期間の経過した録画コンテンツが存在する場合に、当該録画コンテンツの再生属性を示す視聴フラグが「未視聴」である録画コンテンツをユーザ端末4に割り当てられた個別領域22にコピーする移動指示を生成し、視聴フラグが「視聴済」である録画コンテンツを個別領域22にコピーを行わない移動指示を生成する。
上述した実施の形態1では、録画コンテンツ移動処理において、録画コンテンツ移動処理部37は蓄積サーバ12の録画コンテンツを共有領域21から個別領域22へ移動およびコピーする際、または共有領域21から削除する際に、ユーザ端末4に保存確認情報を送信し、ユーザ端末4からの保存確認応答に基づいて、録画コンテンツの移動、コピーまたは削除を決定し移動指示を行う構成を示した。
一方、この実施の形態4では、保存判定部43が、保存期間の経過した録画コンテンツが存在する場合に、当該録画コンテンツの再生属性を示す視聴フラグが「未視聴」である録画コンテンツをユーザ端末4に割り当てられた個別領域22にコピーする移動指示を生成し、視聴フラグが「視聴済」である録画コンテンツを個別領域22にコピーを行わない移動指示を生成する。
以上のように、この実施の形態4によれば、録画コンテンツの保存期間が経過した場合に、録画コンテンツの再生属性を示す視聴フラグを参照し、視聴フラグが「未視聴」である録画コンテンツのみをユーザ端末4の個別領域22にコピーさせる移動指示を生成し、視聴フラグが「視聴済」である録画コンテンツは自動で削除される移動指示を生成する保存判定部43を備えるように構成したので、ユーザは録画コンテンツの保存期間が経過した時点で録画コンテンツを保存するか削除するかを意識することなく、未視聴の録画コンテンツだけを個別領域22に保存することができる。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、録画コンテンツの保存期間が経過した時点で全てのユーザが視聴済の録画コンテンツは共有領域21から個別領域22に移動またはコピーすることなく、共有領域21から自動的に削除することができ、蓄積部14を効率的に利用することができる。
また、録画コンテンツの保存期間が経過した時点で全てのユーザが視聴済の録画コンテンツは共有領域21から個別領域22に移動またはコピーすることなく、共有領域21から自動的に削除することができ、蓄積部14を効率的に利用することができる。
実施の形態5.
図43は、この発明の実施の形態5による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に課金処理部44を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図43は、この発明の実施の形態5による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11に課金処理部44を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
課金処理部44は、各ユーザ端末4に割り当てる個別領域22の容量を管理すると共に、当該容量に応じた課金情報の管理を行う。課金処理部44は、蓄積サーバ管理部32から個別領域22の容量を示す情報を取得し、各ユーザ端末4に割り当てられた個別領域22の容量を管理する。さらに容量に応じた課金情報の管理を行い、管理する課金情報は例えばIPネットワーク6を介して例えば課金サーバ(不図示)に出力され、ユーザからの料金徴収に利用される。
上述した実施の形態1では、蓄積サーバ12の蓄積部14内の個別領域22としてユーザ端末4毎に固定的な容量を割り当てる構成を示したが、課金処理部44は、ユーザ端末4毎に利用可能な個別領域の容量を管理し、個別領域の容量を課金情報に反映する処理を行う。
図44は、実施の形態5による放送録画システムの個別領域の容量と課金情報の関係の一例を示す図である。図44では、ユーザID001からユーザID003のユーザ端末4,4´,4´´に割り当てられた個別領域の容量と課金情報を示している。各ユーザ端末4,4´,4´´に割り当てられた個別領域22の容量に応じて料金が上昇する課金が行われている。
また、課金処理部44を設けることにより、保存期間が経過した録画コンテンツを、共有領域21から個別領域22に移動する際に、該当するユーザ端末4に割り当てられた個別領域22の容量が不足した場合に、ユーザに対する課金を増加することによりユーザ端末4に割り当てる個別領域22の容量を拡大することも可能である。この場合、課金を増加する前にユーザ端末4に個別領域22の拡大および課金の増加を通知し、ユーザの確認後に個別領域22を拡大するように構成してもよい。
以上のように、この実施の形態5によれば、ユーザ端末4に割り当てられた個別領域の容量に応じて課金情報を管理する課金処理部44を備えるように構成したので、ユーザ端末4の放送録画サーバ2の利用状況に応じて個別領域22の容量を割り当てることができる。
これにより、多くの番組を個別領域22に保存することを希望するユーザには大容量の個別領域22の割り当てと金額の高い課金を行い、個別領域22への保存頻度が低いユーザには小容量の個別領域22の割り当てと少額の課金を行うことができる。このように、ユーザの利用状態に合わせた個別領域の提供および課金を行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
これにより、多くの番組を個別領域22に保存することを希望するユーザには大容量の個別領域22の割り当てと金額の高い課金を行い、個別領域22への保存頻度が低いユーザには小容量の個別領域22の割り当てと少額の課金を行うことができる。このように、ユーザの利用状態に合わせた個別領域の提供および課金を行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、この実施の形態5によれば、ユーザの個別領域22が不足した場合に、課金を増加させることにより個別領域22の容量を増加可能とする課金処理部44を備えるように構成したので、ユーザは新たな録画コンテンツを保存するために既に保存されている録画コンテンツを削除する必要がなくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態6.
図45は、この発明の実施の形態6による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11にトランスコード管理部45を、蓄積サーバ12にトランスコード処理部51を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図45は、この発明の実施の形態6による放送録画システムの管理サーバの構成を示すブロック図であり、実施の形態1の管理サーバ11にトランスコード管理部45を、蓄積サーバ12にトランスコード処理部51を追加して設けている。なお以下では、実施の形態1による放送録画システムの構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
蓄積サーバ12のトランスコード処理部51は、蓄積サーバ12が番組配信サーバ100から受信した放送コンテンツ記憶部7に記憶された放送コンテンツを蓄積部14に録画コンテンツとして保存する際に、映像データを異なる形式に変換する処理を行う。管理サーバ11のトランスコード管理部45は、トランスコード処理部51が変換可能なトランスコード対応形式の管理を行う。
上述した実施の形態1では、蓄積サーバ12が放送コンテンツを蓄積部14に保存する際に、受信した映像データをそのままの形式で録画コンテンツとして保存する構成を示した。
一方、この実施の形態6では、ユーザ端末4が送信する録画要求内にトランスコード情報を追加し、トランスコード管理部45は管理するトランスコード処理部51が変換可能なトランスコード対応形式に基づいて、蓄積サーバ12を選択する。管理サーバ11から蓄積サーバ12に送信する録画指示にトランスコード情報を付加し、蓄積サーバ12のトランスコード処理部51が録画指示により指定されたトランスコード情報に基づいて映像データの変換を行う。
一方、この実施の形態6では、ユーザ端末4が送信する録画要求内にトランスコード情報を追加し、トランスコード管理部45は管理するトランスコード処理部51が変換可能なトランスコード対応形式に基づいて、蓄積サーバ12を選択する。管理サーバ11から蓄積サーバ12に送信する録画指示にトランスコード情報を付加し、蓄積サーバ12のトランスコード処理部51が録画指示により指定されたトランスコード情報に基づいて映像データの変換を行う。
図46は、実施の形態6による放送録画システムのトランスコード管理部が管理するトランスコード管理情報の一例を示す図である。各蓄積サーバ12のトランスコード処理部51が変換可能なトランスコード対応形式を示している。
以上のように、この実施の形態6によれば、ユーザ端末4から指定されたトランスコード情報に基づき、蓄積サーバ12を選択するトランスコード管理部45と、映像データを変換して録画コンテンツを保存するトランスコード処理部51とを備えるように構成したので、ユーザ端末4だけでなく、番組放送サーバ1が配信する放送コンテンツの映像データの形式の再生に対応していない端末、例えばタブレット端末やスマートフォンなどにおいても録画コンテンツ再生することが可能になる。
なお、上述した実施の形態6では、映像データを異なる形式に変換する構成を示したが、同様に音声データを異なる形式に変換するように構成してもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 番組放送サーバ、2 放送録画サーバ、3 ユーザ契約情報サーバ、4,4´,4´´ユーザ端末、5,5´,5´´ TV、6 IPネットワーク、7 放送コンテンツ記憶部、8 ユーザ契約情報記憶部、11 管理サーバ、12,12a,12b,12c,12d 蓄積サーバ、13 配信サーバ、14,14a,14b,14c,14d 蓄積部、15 録画コンテンツ情報記憶部、21 共有領域、22,22a,22b,・・・,22n 個別領域、31 ユーザ端末管理部、32 蓄積サーバ管理部、33 配信サーバ管理部、34 録画コンテンツ管理部、35 録画処理部、36 再生処理部、37 録画コンテンツ移動処理部、38 チャンネル割当設定部、39 保存期間設定部、40 通信部、41 参照情報管理部、42 録画要求計測部、43 保存判定部、44 課金処理部、45 トランスコード管理部、51 トランスコード処理部。
Claims (14)
- 放送コンテンツを配信する番組放送サーバと、前記番組放送サーバにより配信された放送コンテンツを受信するユーザ端末と、前記ユーザ端末を介して入力される録画要求に基づいて前記番組放送サーバにより配信された放送コンテンツを保存し、再生要求に基づいて前記保存した放送コンテンツを前記ユーザ端末に配信する放送録画サーバとをネットワークを介して接続した放送録画システムにおいて、
前記放送録画サーバは、
前記録画要求に基づいて、当該録画要求を行ったユーザ端末と録画コンテンツとを対応付けた録画コンテンツ情報を生成して保存すると共に、録画指示を出力する管理サーバと、
前記管理サーバから出力された録画指示に基づいて、前記放送コンテンツを録画コンテンツとして録画する蓄積サーバと、
前記蓄積サーバが録画した録画コンテンツを保存する共有領域と、前記各ユーザ端末に個別に割り当てられた保存領域である個別領域とを備えた蓄積部と、
前記再生要求に基づいて、前記蓄積部に蓄積された録画コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信サーバとを備え、
前記管理サーバは、
前記共有領域に保存した録画コンテンツの保存期間を設定する保存期間設定部と、
前記録画コンテンツ情報を参照して、前記保存期間設定部が設定した保存期間を経過して前記共有領域に保存されている録画コンテンツが存在するか判定を行い、保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に移動する、または当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に複製し、前記共有領域に保存された録画コンテンツを削除する録画コンテンツ移動処理部とを備えたことを特徴とする放送録画システム。 - 前記録画コンテンツ移動処理部は、前記保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末に対して、当該録画コンテンツを保存するか否かの選択を要求する保存確認情報を送信し、送信した保存確認情報に対して前記ユーザ端末から入力された保存確認応答に基づいて、前記保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを前記個別領域に移動または複製することを特徴とする請求項1記載の放送録画システム。
- 前記管理サーバは、前記保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツの移動先または複製先である個別領域の位置情報を示す参照情報を生成し、管理する参照情報管理部を備え、
複数の前記ユーザ端末から録画要求が入力された録画コンテンツを、前記共有領域から前記個別領域に移動または複製する場合に、
前記録画コンテンツ移動処理部は、前記保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを特定のユーザ端末の個別領域に移動または複製し、
前記参照情報管理部は、前記特定のユーザ端末の個別領域の位置情報を示す参照情報を生成し、生成した参照情報を前記特定のユーザ端末以外のユーザ端末の個別領域に配置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の放送録画システム。 - 前記管理サーバは、前記ユーザ端末から入力される録画要求の数を計測する録画要求計測部を備え、前記録画要求計測部の計測結果を参照し、放送コンテンツに対する録画要求数に応じて、前記録画指示を出力する蓄積サーバ数を増減させることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の放送録画システム。
- 前記管理サーバは、前記放送コンテンツの録画後の経過時間の増加に伴って、前記録画コンテンツを保存する蓄積サーバ数を削減する録画指示を前記蓄積サーバに出力することを特徴とする請求項4記載の放送録画システム。
- 前記管理サーバは、前記録画要求計測部の計測結果を参照し、放送コンテンツに対する録画要求数に応じて、前記録画コンテンツを前記共有サーバに保存する期間を設定する録画指示を前記蓄積サーバに出力することを特徴とする請求項4または請求項5記載の放送録画システム。
- 前記管理サーバは、
前記録画コンテンツ情報に記載された前記蓄積サーバの共有領域に保存された録画コンテンツが視聴済みであるか、未視聴であるかを示す再生属性を参照し、前記保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツが未視聴であると判定した場合のみ、前記共有領域に格納された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に移動または複製させる移動指示を前記録画コンテンツ移動処理部に出力する保存判定部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の放送録画システム。 - 前記管理サーバは、
前記各ユーザ端末に個別に割り当てる個別領域の容量と、当該容量に応じた課金情報を管理する課金処理部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の放送録画システム。 - 前記蓄積サーバは、前記放送コンテンツを録画コンテンツとして保存する際に、前記放送コンテンツを構成する映像データの形式を異なる形式に変換するトランスコード処理部を備え、
前記管理サーバは、前記トランスコード処理部が変換可能なトランスコード対応形式を管理し、管理するトランスコード対応形式を参照して前記録画コンテンツを保存する蓄積サーバを選択するトランスコード管理部を備え、
前記管理サーバは、前記トランスコード管理部が選択した蓄積サーバに対して出力する前記録画指示に、変換するトランスコード形式を示したトランスコード情報を付加し、
前記トランスコード処理部は、前記映像データを、前記録画指示に付加されたトランスコード情報に示されたトランスコード形式で変換することを特徴とする請求項1記載の放送録画システム。 - 前記ユーザ端末から、前記蓄積部に蓄積された録画コンテンツの一覧情報の取得を要求する録画コンテンツ一覧要求が入力されると、
前記管理サーバは、前記録画コンテンツ情報から前記録画コンテンツ一覧要求を入力したユーザ端末に対応する録画コンテンツ情報を抽出し、少なくとも前記録画コンテンツが前記蓄積部の共有領域と個別領域のいずれに保存されているかを示す情報と、前記個別領域の使用容量を示す情報とを備える録画コンテンツ一覧情報を取得することを特徴とする請求項1記載の放送録画システム。 - 前記録画コンテンツ移動処理部が前記ユーザ端末に対して送信する前記保存確認情報は、少なくとも前記録画コンテンツの録画開始日時、録画終了日時、チャンネル情報、番組タイトルおよび当該録画コンテンツを録画開始日時から録画終了日時まで移動または複製するために必要となる個別領域の容量を示す情報を備えることを特徴とする請求項2記載の放送録画システム。
- 前記録画コンテンツ移動処理部は、前記保存確認応答情報に基づいて保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを前記個別領域に移動または複製する処理を完了すると、前記保存確認応答情報を入力したユーザ端末に対して、少なくとも前記録画コンテンツの録画開始日時、録画終了日時、チャンネル情報、番組タイトルおよび前記個別領域の使用容量を示す情報を備える保存完了通知を送信することを特徴とする請求項2記載の放送録画システム。
- ネットワークを介して接続されたユーザ端末を介して入力される録画要求に基づいて配信された放送コンテンツを保存し、再生要求に基づいて前記保存した放送コンテンツを前記ユーザ端末に配信する放送録画サーバにおいて、
前記録画要求に基づいて、当該録画要求を行ったユーザ端末と録画コンテンツとを対応付けた録画コンテンツ情報を生成して保存すると共に、録画指示を出力する管理サーバと、
前記管理サーバから出力された録画指示に基づいて、前記放送コンテンツを録画コンテンツとして録画する蓄積サーバと、
前記蓄積サーバが録画した録画コンテンツを保存する共有領域と、前記各ユーザ端末に割り当てられた保存領域である個別領域とを備えた蓄積部と、
前記再生要求に基づいて、前記蓄積部に蓄積された録画コンテンツを前記ユーザ端末に配信する配信サーバとを備え、
前記管理サーバは、
前記共有領域に保存した録画コンテンツの保存期間を設定する保存期間設定部と、
前記録画コンテンツ情報を参照して、前記保存期間設定部が設定した保存期間を経過して前記共有領域に保存されている録画コンテンツが存在するか判定を行い、保存期間を経過して前記共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に移動する、または当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末の個別領域に複製し、前記共有領域に保存された録画コンテンツを削除する録画コンテンツ移動処理部とを備えたことを特徴とする放送録画サーバ。 - ネットワークを介して接続されたユーザ端末を介して入力される録画要求に基づいて配信された放送コンテンツを保存し、再生要求に基づいて前記保存した放送コンテンツを前記ユーザ端末に配信する放送録画方法において、
管理サーバが、前記録画要求に基づいて、当該録画要求を行ったユーザ端末と録画コンテンツとを対応付けた録画コンテンツ情報を生成して保存すると共に、録画指示を出力するステップと、
蓄積サーバが、前記管理サーバから出力された録画指示に基づいて、前記放送コンテンツを録画コンテンツとして蓄積部の共有領域に保存するステップと、
前記管理サーバの保存期間設定部が、前記蓄積部の共有領域に保存した録画コンテンツの保存期間を設定するステップと、
前記管理サーバの録画コンテンツ移動処理部が、前記録画コンテンツ情報を参照して、前記保存期間設定部が設定した保存期間が経過して前記蓄積部の共有領域に保存されている録画コンテンツが存在するか判定を行い、保存期間を経過して前記蓄積部の共有領域に保存されていると判定された録画コンテンツを、当該録画コンテンツの録画要求を行ったユーザ端末に割り当てられた固有の保存領域である前記蓄積部の個別領域に移動する、または固有領域に複製し、前記蓄積部の共有領域に保存された録画コンテンツを削除するステップと、
配信サーバが、前記再生要求に基づいて、前記蓄積部の共有領域および個別領域に蓄積された録画コンテンツを前記ユーザ端末に配信するステップとを備えたことを特徴とする放送録画方法。
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